JP2002152246A - 電子メール送信受信方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】復数のメールアドレスを所有することができな
い端末装置であっても，匿名の発信者メールアドレスを
送受信可能にする電子メールサーバシステムを提供する
こと。 【解決手段】端末装置より、送信先メールアドレスを一
部変換し指定アドレスを付加した送信先、または別名メ
ールアドレスで電子メールを送信し、受信した電子メー
ルをメールアドレス照合部６は、メールアドレスでデー
夕べース７を検索し、処理部８は、メールアドレスがデ
ータベース７で一致した場合、指定アドレスで送られて
きた電子メールは送信先を復元し発信者メールアドレス
をデータベース７の別名メールアドレスに変換、電子メ
ール送受信制御部５より電子メールを送信、別名メール
アドレスで送られてきた電子メールは、送信先をデータ
ベース７の利用者メールアドレスに変換、発信者アドレ
スは指定アドレスを付加し一部変換したメールアドレス
に変換、電子メール送受信制御部５より電子メールを送
信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、発信元のメールア
ドレスを変えるという方法に関し、送信時は送信先に受
信時には送信元に指定のアドレスと記号を付加すること
を用いるという機能と、送受信の電子メールアドレスを
変換するという機能を有し、復数の電子メールアドレス
を持つこととを実現するための電子メール送受信に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】一般的に電子メールシステムは、複数の
メールアドレスを所有する場合メールの発信者が電子メ
ールの送信の時、メールアドレスを送り先によって選択
しなければならない。また、送信先の電子メールアドレ
スと送信元メールアドレスを関連付けて記憶することは
困難である。

【０００３】また、インターネット対応の携帯電話（移
動体通信）等は、端末装置自体に復数の電子メールアド
レスを所有ことが困難な場合、ＷＥＢメールを使う方法
がある。しかしＷＥＢメールは、インターネットに接続
しＷＥＢ上でメールを作成して送信、受信したメールを
ＷＥＢ上で確認又は携帯電話等へ転送する方法があるが
受信メールを携帯電話等へ転送した場合返信が出来な
い。

【０００４】従来、このようなＷＥＢメールでは送信先
に関するデータベースはＷＥＢ上に新たに作る必要があ
りデータ量が多い場合入力が煩雑である。

【０００５】また、携帯電話等をＷＥＢに接続してメー
ルを作成し送信、受信したメールをＷＥＢ上で確認しな
ければいけないためＷＥＢに毎回接続する必要があるた
め通信費等がかかってしまう。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】近年、インターネット
対応の携帯電話等の普及により、電子メールを使用する
ケースが増えているが、携帯電話等の一部の機器には端
末装置自体に複数のメールアドレスを持つことが出来な
い機器もある。上述したＷＥＢメールは、ＷＥＢに毎回
接続する必要があるため通信費等がかかってしまう。ま
た、送信先に関するデータベースをＷＥＢ上に新たに作
る必要がある。本発明は、これらの欠点を解決するため
になされたものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、送信先メールアドレスに指定アドレスを付加し
て一部記号を変換して電子メールを作成するステップ
と、前記電子メールの送信動作を開始するステップと、
指定アドレスに送られてきた前記電子メールの利用者メ
ールアドレスでデータベースを検索するステップと、予
めデータベースに前記電子メールの利用者メールアドレ
スに対応する利用者メールアドレス、ユーザーが決めた
別名メールアドレスと別名が格納されたテーブルを取り
寄せるステップと、発信者メールアドレスと前記アドレ
ステーブルのユーザーが決めた電子メールアドレスとユ
ーザ名を変換するステップと、上記送信先メールアドレ
スに付加された指定アドレスを削除し一部記号変換して
復元するステップと、この送信先で前記電子メールを送
信するステップからなる電子メールの送信方法。

【０００８】送信先メールアドレスに上記の別名メール
アドレスで電子メールを作成するステップと、前記電子
メールの送信動作を開始するステップと、サーバーに受
信した前記電子メールの送信先メールアドレスである別
名メールアドレスでデータベースからテーブルを取り寄
せるステップと、前記電子メールの送信元メールアドレ
スに指定アドレスを付加し一部記号を変換したメールア
ドレスにするステップと、テーブルの利用者メールアド
レスに送信し端末装置で受信するステップから実現する
電子メールの受信方法。

【０００９】

【発明の実施の形態】図１は本発明の実施形態を示すブ
ロック構成図である。通信ネットワーク１にはそれぞれ
電子メールの送受信を行う復数の端末装置（ここでは端
末装置、２、３のみを示す）が接続され、さらに、複数
のサーバー（ここではサーバー４のみを示す）等とが接
続される。サーバー４は、端末装置からの電子メールを
通信ネットワーク１を介して受信し、所定の処理を行っ
た後、通信ネットワーク１を介して送信先メールアドレ
スの端末装置または、サーバーのメールボックスに送信
する。

【００１０】次に、サーバー４の構成について説明す
る。このサーバー４は電子メール送受信制御部５、メー
ルアドレス照合部６、データベース７、処理部８、電子
メール送出制御部９を備える。データベース７にはアド
レステーブル１０を備える。電子メール送受信制御部５
は、通信ネットワーク１に接続され、さらに、メールア
ドレス照合部６、電子メール送出制御部９さらに、処理
部８が接続される。メールアドレス照合部６にはデー夕
べース７、処理部８および電子メール送出制御部９が接
続される。

【００１１】電子メール送受信制御部５は、通信ネット
ワーク１との間で電子メールの送受信を行う。

【００１２】メールアドレス照合部６は、電子メール送
受信制御部５より受け取った電子メールのメールアドレ
スをデー夕べース７で検索し一致しない場合にはその電
子メールを電子メール送出制御部９に出力する。また、
電子メールアドレスが一致した電子メールについは、ア
ドレステーブルデータと処理部８へ出力する。

【００１３】電子メール送出制御部９は、メールアドレ
ス照合部５が、メールアドレスが一致しない場合にはエ
ラーメールを、電子メール送受信制御部５から通信ネッ
トワーク１を介して電子メールを発信者へ返信する。

【００１４】処理部８は、電子メールのメールアドレス
がアドレステーブルと一致した場合、指定アドレスで送
られてきた電子メールと別名アドレスで送られてきたメ
ールで処理が分かれる。

【００１５】処理部８は、指定アドレスで送られてきた
電子メールの送信先の指定アドレスを削除し一部記号を
変換したメールアドレス復元し、発信者メールアドレス
をアドレステーブルの別名メールアドレスに書き換え、
発信者名も別名に書き換えて電子メール送受信制御部５
へ出力し、電子メール送受信制御部５は、通信ネットワ
ーク１へを介してし、端末装置または、メールボックス
へ電子メールを送信する。

【００１６】処理部８は、別名メールアドレスで送られ
てきた電子メールは、送信先をアドレステーブルの利用
者メールアドレスに書き換えて、発信者メールアドレス
は、指定アドレスを付加し一部記号を変換したメールア
ドレスにに書き換えて、アドレステーブルデータと一緒
に電子メール送受信制御部５へ出力し、電子メール送受
信制御部５は、通信ネットワーク１へを介してし、端末
装置または、メールボックスへ電子メールを送信する。

【００１７】ここで、端末装置から指定アドレスと記号
を使った電子メールの送信先メールアドレスの記述方法
について説明する。一般的にメールアドレスは、ユーザ
ー名と区切り記号＜＠＞（アット）とドメイン名を順に
並べて構成されている。ユーザー名は、ユーザーの名
前、ドメイン名はユーザーの所属を示す。本発明でいう
指定アドレスは、メールアドレスの＜＠＞（アット）と
ドメインの部分のアドレスである。（ここでは仮に［
＠ｄ．ｎｅ．ｊｐ ］とする）相手先メールアドレス
（ここでは仮に［ ａ＠ａ．ｎｅ．ｊｐ ］とする）に
指定アドレスを付加し、相手先メールアドレスの＜＠＞
（アット）を別の記号（ここでは仮に［／（スラッシ
ュ）］を使う）に変換して記述する。（［ ａ／ａ．ｎ
ｅ．ｊｐ＠ｄ．ｎｅ．ｊｐ ］左記の形になる。）ま
た、端末装置のデータベースに前記述方法で登録してお
けばメールアドレスを毎回入力する必要がなくなる。

【００１８】また、アドレステーブル１２は、利用者メ
ールアドレス、別名メールアドレス、別名によって構成
され、利用者メールアドレス、別名メールアドレスをつ
かい検索することができる。

【００１９】また、アドレステーブル１２は、ユーザー
がＷＷＷサーバに接続し登録する。

【００２０】ここで図１の端末装置２を使う利用者Ａ、
端末装置３を使う利用者Ｂと仮定して、電子メールの送
信動作について動作フローを示す図３で説明する。

【００２１】利用者Ａが、端末装置でメール本文と題名
を作成し、利用者ＢのメールアドレスであるアドレスＢ
（これを以下［アドレスＢ］という）と、指定アドレス
を付加し，アドレスＢの＜＠＞（アット）の部分を別の
記号に変換した送信先メールアドレスであるアドレスＣ
（これを以下［アドレスＣ］という）で電子メールを作
成する。（ステップＳ１）

【００２２】次にユーザーは端末装置の画面上に表示さ
れている電子メールの送信ボ夕ンを押してメール送信を
行う。（ステップＳ２）

【００２３】指定アドレスで電子メールをサーバーに受
信する。（ステップＳ３）

【００２４】受信した電子メールの発信者メールアドレ
スである利用者Ａのメールアドレス、アドレスＡ（これ
を以下［アドレスＡ］という）でデータベースを検索す
る。（ステップＳ４）

【００２５】すると、予めデータベースにアドレスＡに
一致する、利用者アドレスであるアドレスＡと別名メー
ルアドレスであるアドレスＤ（これを以下［アドレス
Ｄ］という）と別名が格納されたアドレステーブルを送
出する。（ステップＳ５）

【００２６】一致しなければ、アドレスＡへエラーメー
ルを送信する。（ステップＳ９）

【００２７】一致した場合、発信者メールアドレスであ
るアドレスＡと発信者名をアドレステーブルのアドレス
Ｄと別名に変換する。（ステップＳ７）

【００２８】前記アドレスＣの指定アドレスを削除し、
別の記号に変換した部分を＜＠＞（アット）にしたアド
レスＢに復元する（ステップＳ８）

【００２９】復元された送信先で前記電子メールを利用
者Ｂへ送信する。（ステップＳ９）

【００３０】次に、上記利用者Ａが、利用者Ｂからの電
子メールの受信動作について動作フローを示す図４で説
明する。

【００３１】利用者Ｂは、端末装置で本文と題目を作成
し、送信先メールアドレスに上記アドレスＤで電子メー
ルを作成する（ステップＳ１０）

【００３２】利用者Ｂは、端末装置の画面上の表示され
ている電子メールの送信ボタンを押してメールを送信す
る。（ステップＳ１１）

【００３３】サーバーに届いた電子メールの送信先メー
ルアドレスであるアドレスＤでデータベースを検索す
る。（ステップＳ１３）

【００３４】データベースにアドレスＤに一致する、利
用者Ａの別名メールアドレスであるアドレスＤと利用者
アドレスであるアドレスＡと別名が格納されたアドレス
テーブルを送出する。（ステップＳ１４）

【００３５】一致しなければ、アドレスＢへエラーメー
ルを送信する。（ステップＳ１８）

【００３６】一致した場合、送信先メールアドレスであ
るアドレスＤをアドレステーブルのアドレスＡの送信先
する（ステップＳ１６）

【００３７】発信者メールアドレスであるアドレスＢに
指定アドレスを付加し＜＠＞（アット）の部分を別の記
号に変換したアドレスＣに書き換える。（ステップＳ１
７）

【００３８】電子メールを利用者Ａに送信する。（ステ
ップＳ１８）

【００３９】また、送信時の利用者メールアドレス、受
信時の送信先メールアドレスである別名アドレスと一致
するアドレステーブルは、インターネットでのＷＷＷの
リソースを特定するための文字列であるＵＲＬ（Unifor
m Resource Locator）に表示されており、利用者は端末
装置２においてこのＵＲＬを使いアクセスできる。

【００４０】このように、アドレステーブルをＷＷＷサ
ーバ上で変更できることによって、プロバイダが変りメ
ールアドレスがかわっても、アドレステーブルの利用者
メールアドレスを変更することに継続して使うことがで
きる。また、ＵＲＬ上へのアクセスはパスワード等を使
用してアドレステーブルを保護することも可能である。

【発明の効果】以上、詳述したように、本発明に係る電
子メール送受信方法によれば、携帯電話等で復数の電子
メールアドレスを持つことができ、携帯電話等の端末装
置で直接メールを作成し送受信、返信が可能となる。メ
ールアドレスが端末装置に既に登録してあるものを簡単
な修正をして登録することによって使用でき、複数の相
手に送信する場合も発信者メールアドレスを選択するこ
となく一度に送信できるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る電子メール送受信方法を適用した
電子メール送受信システムを示す図である。

【図２】本発明に係る電子メール送受信方法のアドレス
テーブル内容を示す図である。

【図３】本発明に係る電子メール送信方法を示す図であ
る。

【図４】本発明に係る電子メール受信方法を示す図であ
る。

【符号の説明】

１ 通信ネットワーク ２、３ 端末装置 ４ サーバー ５ 電子メール送受信制御部 ６ メールアドレス照合部 ７ データベース ８ 処理部 ９ 電子メール送出制御部 １０ アドレステーブル Ｓ１ 端末装置で指定アドレスを使った送信先で電
子メールの作成 Ｓ２ 端末装置からの電子メール送信 Ｓ３ サーバーの指定アドレスに受信 Ｓ４ データベースを検索 Ｓ５ アドレステーブルを送出 Ｓ６ アドレステーブルの有無の判別 Ｓ７ 発信者メールアドレスを別名メールアドレス
に変換 Ｓ８ 送信先メールアドレスの復元 Ｓ９ 復元された送信先に電子メールを送信 Ｓ１０ 端末装置で送信先に別名メールアドレスの電
子メールの作成 Ｓ１１ 端末装置からの電子メール送信 Ｓ１２ サーバーに受信 Ｓ１３ データベースを検索 Ｓ１４ アドレステーブルを送出 Ｓ１５ アドレステーブルの有無の判別 Ｓ１６ 送信先メールアドレスを利用者メールアドレ
スに変換 Ｓ１７ 発信者メールアドレスの変換 Ｓ１８ 変換された送信先に電子メールを送信

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 通信ネットワークを介して接続された端
   末装置からの電子メールの利用者メールアドレスを変え
   る電子メール送受信方法において、送信先に対しての指
   定アドレスを付加し記号を一部変えたアドレスに送信、
   送られてきた電子メールのメールアドレスとの対応を示
   すテーブルをサーバーに設け、指定アドレスに送られて
   きた電子メールについては、前記テーブルを参照して、
   対応するメールアドレスに書き換え、送信先メールアド
   レスの指定アドレスをはずして一部変換し元に復元をし
   送信する送信手段を備えたことを特徴とする電子メール
   送受信方法。
2. 【請求項２】 以下の用件を満たしたことを特徴とする
   請求項目１記載の電子メール送信システム （イ）サーバーに指定アドレスを作り、指定アドレスを
   送信先メールアドレス付加して記号を一部変換し指定ア
   ドレスに電子メールを送信する機能 （ロ）指定アドレスに送られてきた電子メールの発信者
   （利用者）メールアドレスまたは、指定アドレスからデ
   ータベースを検索する機能 （ハ）上記データベースに、利用者メールアドレス、別
   名メールアドレス、別名をテーブルに登録してあり検素
   されたテーブルを取り寄せる機能 （ニ）データベースのテーブルを使い、電子メールの発
   信者（利用者）メールアドレスと別名メールアドレスを
   書き換え、発信者名も別名に書き換える機能 （ホ）前記電子メールの送信先メールアドレスに付加さ
   れた指定アドレスを削除し記号を変換し元に復元したメ
   ールアドレスに書き換える機能 （ヘ）前記送信先へ電子メールを送信する機能
3. 【請求項３】 通信ネットワークを介して接続された端
   末装置からの電子メールの利用者メールアドレスを変え
   る電子メール送受信方法において、上記別名メールアド
   レスで相手よりサーバーに送られてきた電子メールは、
   前記テーブルを参照して、対応するメールアドレスを送
   信先とし、送信者メールアドレスに指定アドレスを付加
   して送信し、端末装置で受信する受信手段とを備えたこ
   とを特徴とする電子メール送受信方法。
4. 【請求項４】 以下の用件を満たしたことを特徴とする
   請求項目３記載の電子メール送信システム （イ）電子メールを送信先メールアドレスに別名メール
   アドレスで送信する機能 （ロ）サーバーに届いた前記電子メールの送信先メール
   アドレスである別名メールアドレスで上記データベース
   を検索する機能 （ハ）データベースからテーブルを取り寄せる機能 （ニ）データベースのテーブルを使い送信先メールアド
   レスである別名メールアドレスを変換し利用者メールア
   ドレスを送信先にする機能 （ホ）電子メールの発信者メールアドレスに指定アドレ
   スを付加し一部記号を変換する機能 （ヘ）電子メールを利用者メールアドレスに送信する機
   能