JP2003283278A - 自動利得制御装置 - Google Patents

自動利得制御装置

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JP2003283278A JP2002079131A JP2002079131A JP2003283278A JP 2003283278 A JP2003283278 A JP 2003283278A JP 2002079131 A JP2002079131 A JP 2002079131A JP 2002079131 A JP2002079131 A JP 2002079131A JP 2003283278 A JP2003283278 A JP 2003283278A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信レベルの変動の大きさにかかわらず、効
率的で精度の良い自動利得制御ができるようにする。 【解決手段】 入力信号xは、乗算器2で利得係数Ag
が乗算されて利得制御され、A/D変換器2でデジタル
出力信号zとなる。この出力信号zは、二乗平均回路3
でシンボル単位で平均化され、メモリ4に順次格納され
る。判定回路7は二乗平均化回路3の二乗平均化された
シンボルをもとに受信レベルの変動状況を判定してお
り、制御回路8は、この判定回路7の判定結果に応じた
情報をテーブルROM9から読み取り、利得係数発生回
路5で平均化処理するシンボル数や利得係数Agの更新
間隔を設定する。利得係数発生回路5は、この設定条件
のもとに、利得係数Agの更新間隔でメモリ4に格納さ
れた二乗平均化シンボルを読み取り、これを平均化処理
するなどして利得係数Agを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信レベルを自動
的に制御する自動利得制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動利得制御は、演算増幅器を用
いたアナログ回路によって行なわれてきたが、近年のデ
ィジタル処理技術の発展により、ディジタル回路によっ
て行なわせることが可能となってきている。
【0003】図8はかかる従来の自動利得制御装置の一
例を示すブロック図であって、1は演算増幅器、2はA
/D(アナログ/ディジタル)変換器、3は二乗平均回
路、4はメモリ、5は利得係数発生回路である。
【0004】同図において、受信信号の受信電界レベル
であるアナログ入力信号xは演算増幅器1に供給され、
利得係数発生回路5からの利得係数Agが乗算されて、
一定のレベルに自動利得制御されたアナログ出力信号y
(=Ag・x)が得られる。このアナログ出力信号y
は、A/D変換器2に供給されてディジタル信号に変換
され、自動利得制御されたディジタル出力信号zが得ら
れる。このディジタル出力信号zは、この自動利得制御
装置から出力されるとともに、自動利得制御のためのフ
ィードバックループにも送られる。
【0005】このフィードバックループでは、A/D変
換器2から得られるディジタル出力信号zが二乗平均回
路3に供給され、シンボル単位で二乗平均化されてメモ
リ4に格納される。利得係数発生回路5は、メモリ4か
ら二乗平均化されたシンボル単位(以下、二乗平均化シ
ンボルという)のデータを順次読み出し、二乗平均化シ
ンボルのN個(但し、Nは2以上の整数)ずつ平均化処
理してその平均値を求め、予め設定されたこの自動利得
制御装置の出力レベル(以下、基準出力レベルという)
をこの平均値で除算することにより、上記の利得係数A
gを求める。これにより、Nシンボル単位の周期毎に利
得係数Agが更新され、演算増幅器1に供給される。
【0006】図9は従来の自動利得制御装置の他の例を
示すブロック図であって、図8に対応する部分には同一
符号を付けている。
【0007】図8に示した従来例がフィードバックルー
プを構成するのに対し、この従来例はフィードフォワー
ドループを構成するものである。
【0008】図9において、受信信号の受信電界レベル
であるアナログ入力信号xは、演算増幅器1に供給され
るとともに、フィードバックループにも送られる。演算
増幅器1では、利得係数発生回路5からの利得係数Ag
がこのアナログ入力信号xに乗算されて、一定レベルに
自動利得制御されたアナログ出力信号y(=Ag・x)
が得られる。このアナログ出力信号yはA/D変換器2
に供給されてディジタル信号に変換され、自動利得制御
されたディジタル出力信号zとして自動利得制御装置か
ら出力される。
【0009】このフィードフォワードループでは、受信
信号の受信電界レベルであるRSSI(Recieved Signa
l Strength Indecation)が二乗平均回路3に供給さ
れ、シンボル単位で二乗平均されてメモリ4に格納され
る。利得係数発生回路5は、メモリ4から二乗平均され
たシンボル単位を順次読み出し、N個(但し、Nは2以
上の整数)ずつ平均化処理してその平均値を求め、この
自動利得制御装置の基準出力レベルをこの平均値で除算
することにより、上記の利得係数Agを求める。これに
より、この従来例においても、Nシンボル単位の周期毎
に利得係数Agが更新され、演算増幅器1に供給され
る。
【0010】図10は従来の自動利得制御装置のさらに
他の例を示すブロック図であって、6は乗算器であり、
図8及び図9に対応する部分には同一符号を付けてい
る。
【0011】同図において、受信信号の受信電界レベル
であるアナログ入力信号xは、A/D変換器2に供給さ
れてディジタル入力信号x’に変換される。このディジ
タル入力信号x’は乗算器6に供給され、利得係数発生
回路5からの利得係数Agが乗算されて、一定レベルに
自動利得制御されたディジタル出力信号z(=Ag・
x)が得られる。このディジタル出力信号zは、この自
動利得制御装置から出力されるとともに、フィードバッ
クループにも送られる。
【0012】このフィードバックループでは、図8に示
した従来例と同様、乗算器6から得られるディジタル出
力信号zが二乗平均回路3に供給され、シンボル単位で
二乗平均されてメモリ4に格納される。利得係数発生回
路5は、メモリ4から二乗平均化シンボルを順次読み出
し、N個(但し、Nは2以上の整数)ずつ平均化処理し
てその平均値を求め、この自動利得制御装置の基準出力
レベルをこの平均値で除算することにより、上記の利得
係数Agを求める。これにより、Nシンボル単位の周期
毎に利得係数Agが更新され、乗算器6に供給される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
自動利得制御装置では、いずれにおいても、利得係数発
生回路5で平均化処理する二乗平均化シンボルの個数N
が予め決められており、また、これらシンボルのデータ
に重み付けなどをせずに均一に平均化するため、次のよ
うな問題があった。
【0014】即ち、例えば、携帯電話機や携帯情報端末
などの移動無線端末では、受信信号がフェージングなど
に影響されて、その受信レベルが急激に変化する場合が
ある。しかし、上記従来の自動利得制御装置では、利得
係数発生回路5で平均化処理する二乗平均化シンボル数
Nを一定に設定しているため、特に、このシンボル数N
が多い場合、利得係数Agをかかる急激な受信レベルの
変動に追従して変化させることができず、従って、受信
信号の自動利得制御をかかる受信レベルの急激な変動に
追従させることができない。
【0015】かかる問題を解消するためには、利得係数
発生回路5で平均化処理する二乗平均化シンボル数Nを
少なくすればよいが、このようにすると、利得係数Ag
の更新処理が頻繁に行なわれることになり、特に、利得
係数Agの更新を頻繁に行なう必要がない受信レベルの
変動が緩やかな場合や受信レベルの変動がほとんどない
場合には、あまり意味がない利得係数Agの発生処理が
行なわれることになる。このような不必要な更新のため
にも、利得係数Agの生成処理が行なわれてその分電力
が無駄に消費されることになる。
【0016】また、二乗平均化シンボルのデータは全て
均等に平均化されるため、このシンボル数Nを少なく設
定しているときには、突発的なデータが発生すると、利
得係数Agがこれに大きく影響されてしまうことにな
る。
【0017】本発明の目的は、かかる問題を解消し、効
率的な処理のもとに、受信レベルの急激な変動にも追従
できるようにした自動利得制御装置を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、受信信号を一定レベルの信号に増幅する
演算増幅器と、該演算増幅器の出力をディジタル信号に
変換するA/D変換器と、該A/D変換器から得られる
ディジタル出力信号をシンボル単位で二乗平均化処理す
る二乗平均回路と、該二乗平均回路から得られる二乗平
均化シンボルを記憶するメモリと、予め設定された基準
出力レベルを、該メモリに記憶された該二乗平均化シン
ボル値を平均した値で除算することにより、該演算増幅
器の増幅率である利得係数を発生させる利得係数発生回
路と、フェージングなどによる受信レベルの変動を算出
する判定回路と、該判定回路から得られる受信レベルの
変動から、該利得係数発生回路で平均化処理される二乗
平均化シンボル数を決定する手段と、該判定回路から得
られる受信レベルの変動から、該利得係数発生回路での
利得係数の更新間隔を決定する手段と、該判定回路から
得られる受信レベルの変動に対応する利得係数発生回路
で平均化処理される二乗平均化シンボル数と利得係数の
更新間隔が記憶されたテーブルROMと、該テーブルR
OMを照合して、利得係数発生回路で平均化処理される
二乗平均化シンボル数と利得係数の更新間隔を設定する
制御回路とを備えたものである。
【0019】また、本発明は、受信信号を一定レベルの
信号に増幅する演算増幅器と、受信した信号の受信電界
レベルであるRSSI(Recieved Signal Indecation)を
シンボル単位で二乗平均化処理する二乗平均回路と、該
二乗平均回路から得られる二乗平均化シンボルを記憶す
るメモリと、予め設定された基準出力レベルを、該メモ
リに記憶された該二乗平均化シンボル値を平均した値で
除算することにより、該演算増幅器の増幅率である利得
係数を発生させる利得係数発生回路と、フェージングな
どによる受信レベルの変動を算出する判定回路と、該判
定回路から得られる受信レベルの変動から、該利得係数
発生回路で平均化処理される二乗平均化シンボル数を決
定する手段と、該判定回路から得られる受信レベルの変
動から、該利得係数発生回路での利得係数の更新間隔を
決定する手段と、該判定回路から得られる受信レベルの
変動に対応する利得係数発生回路で平均化処理される二
乗平均化シンボル数と利得係数の更新間隔が記憶された
テーブルROMと、該テーブルROMを照合して、利得
係数発生回路で平均化処理される二乗平均化シンボル数
と利得係数の更新間隔を設定する制御回路と、該演算増
幅器の出力をディジタル信号に変換するA/D変換器と
を備えたものである。
【0020】さらに、本発明は、アナログ入力信号をデ
ィジタル入力信号に変換するA/D変換器と、該ディジ
タル入力信号と利得係数との乗算処理を行なう乗算回路
と、該乗算器から得られるディジタル出力信号をシンボ
ル単位で二乗平均化処理する二乗平均回路と、該二乗平
均回路から得られる二乗平均化シンボルを記憶するメモ
リと、予め設定された基準出力レベルを、該メモリに記
憶された該二乗平均化シンボル値を平均した値で除算す
ることにより、該演算増幅器の増幅率である利得係数を
発生させる利得係数発生回路と、フェージングなどによ
る受信レベルの変動を算出する判定回路と、該判定回路
から得られる受信レベルの変動から、該利得係数発生回
路で平均化処理される二乗平均化シンボル数を決定する
手段と、該判定回路から得られる受信レベルの変動か
ら、該利得係数発生回路での利得係数の更新間隔を決定
する手段と、該判定回路から得られる受信レベルの変動
に対応する利得係数発生回路で平均化処理される二乗平
均化シンボル数と利得係数の更新間隔が記憶されたテー
ブルROMと、該テーブルROMを照合して、利得係数
発生回路で平均化処理される二乗平均化シンボル数と利
得係数の更新間隔を設定する制御回路とを備えたもので
ある。
【0021】さらに、本発明は、上記の利得係数発生回
路が、平均化処理する前記二乗平均化シンボルを、夫々
に前記判定回路から得られる受信レベルの変動に応じた
重み付け処理を行なってから、平均化処理して、該平均
化処理によって得られた値で予め設定した前記基準出力
レベルを除算することにより、前記利得係数を発生させ
る利得係数発生回路を備えたものである。
【0022】即ち、受信レベルの変動に応じて、つま
り、受信レベルが安定であったり、フェージングなどに
よって急変したりするのに応じて、利得係数発生回路で
利得係数を生成するために平均化処理する二乗平均化シ
ンボル数や利得係数の更新間隔を制御し、効率的な処理
のもとで受信レベルの変動に利得係数を追従させるもの
である。
【0023】受信レベルの変動が急なときには、利得係
数発生回路で平均化処理する二乗平均化シンボル数や利
得係数の更新間隔が大きいと、古いデータ(受信レベ
ル)も利得係数に反映してしまう。そこで、本発明は、
受信レベルの急激な変動に対しては、これに利得係数を
即座に反映させるために、上記の二乗平均化シンボル数
や利得係数の更新間隔を小さくする。
【0024】また、受信レベルの傾きが緩やかな場合に
は、つまり、受信レベルが安定している場合には、頻繁
に利得係数を更新する必要がない。そこで、この発明で
は、利得係数発生回路で平均化処理する二乗平均化シン
ボル数や利得係数の更新間隔を大きくし、または、一定
の時間は利得係数の更新を行なわず、利得制御ループを
休止させることにより、セービング(主にハードウェア
で処理した場合)もしくは別の処理(ソフトウェアで処
理した場合)を行なうようにする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明による自動利得制御装置の
第1の実施形態を示すブロック構成図であって、7は判
定回路、8は制御回路、9はテーブルROMであり、図
8に対応する部分には同一符号を付けている。
【0026】同図において、受信信号の受信電界レベル
であるアナログ入力信号xは演算増幅器1に供給され、
利得係数発生回路5からの利得係数Agが乗算されて、
一定のレベルに自動利得制御されたアナログ出力信号y
(=Ag・x)が得られる。このアナログ出力信号y
は、A/D変換器2に供給されてディジタル信号に変換
され、自動利得制御されたディジタル出力信号zが得ら
れる。このディジタル出力信号zは、この自動利得制御
装置から出力されるとともに、自動利得制御のためのフ
ィードバックループにも送られる。
【0027】このフィードバックループでは、A/D変
換器2から得られるディジタル出力信号zが二乗平均回
路3に供給され、シンボル毎に二乗平均化されてメモリ
4に格納される。利得係数発生回路5は、制御回路8の
制御のもとに、メモリ4から二乗平均化されたシンボル
単位、即ち、二乗平均化シンボルのデータを順次読み出
し、かかるシンボルをN個(但し、Nは2以上の整数)
ずつ平均化処理してその平均値を求め、この自動利得制
御装置の基準出力レベルをこの平均値で除算することに
より、上記の利得係数Agを求める。
【0028】ここで、二乗平均回路3で得られる二乗平
均化シンボルは判定回路7にも供給され、受信レベルの
変動が算出されて受信信号に生ずるフェージングのピッ
チが判定される。テーブルROM9には、かかるフェー
ジングピッチに応じた利得係数発生回路5で平均化処理
する二乗平均化シンボル数Nや利得係数Agの更新間隔
に関する情報が予め格納されている。制御回路8は、判
定回路7のかかる判定結果に対応した情報を読み取り、
この情報に応じて利得係数発生回路5での二乗平均化シ
ンボル数Nや利得係数Agの更新間隔を制御する。
【0029】このようにして、利得係数発生回路5で平
均化処理される二乗平均化シンボル数Nや利得係数Ag
の更新間隔が受信レベルの変動状況に応じて制御される
ことになり、受信レベルが急変するような状況が判定回
路7によるフェージングピッチの判定によって検出され
ると、利得係数発生回路5では、制御回路8により、二
乗平均化シンボル数Nや利得係数Agの更新間隔が小さ
くなるように制御され、また、受信レベルがほとんど変
動しないような状況あるいは受信レベルの変動が穏やか
な状況が判定回路7によるフェージングピッチの判定に
よって検出されると、利得係数発生回路5では、制御回
路8により、二乗平均化シンボル数Nや利得係数Agの
更新間隔が大きくなるように制御される。これにより、
受信レベルの変動状況に応じて効果的に追従して自動利
得制御が行なわれることになる。
【0030】また、受信レベルがほとんど変動しないよ
うな状況あるいは受信レベルの変動が穏やかな状況の場
合には、制御回路8が二乗平均化シンボル数Nや利得係
数Agの更新間隔を小さくするように利得係数発生回路
5を制御するものであるから、利得係数Agの次の更新
があるまでの期間、利得係数発生回路5の処理を休止さ
せる期間を長くすることができ、その間制御回路8を別
の処理に当てることができる。
【0031】図2は本発明による自動利得制御装置の第
2の実施形態を示すブロック構成図であって、図9及び
図1に対応する部分には同一符号を付けている。
【0032】同図において、受信信号の受信電界レベル
であるアナログ入力信号xは、演算増幅器1に供給され
るとともに、フィードバックループにも送られる。演算
増幅器1では、利得係数発生回路5からの利得係数Ag
がこのアナログ入力信号xに乗算されて、一定レベルに
自動利得制御されたアナログ出力信号y(=Ag・x)
が得られる。このアナログ出力信号yはA/D変換器2
に供給されてディジタル信号に変換され、自動利得制御
されたディジタル出力信号zとして自動利得制御装置か
ら出力される。
【0033】このフィードフォワードループでは、受信
信号の受信電界レベルであるRSSIが二乗平均回路3
に供給され、シンボル毎に二乗平均化されてメモリ4に
格納される。利得係数発生回路5は、制御回路8の制御
のもとに、メモリ4から二乗平均化シンボルを順次読み
出し、かかるシンボル単位のN個(但し、Nは2以上の
整数)ずつ平均化処理してその平均値を求め、この自動
利得制御装置の基準出力レベルをこの平均値で除算する
ことにより、上記の利得係数Agを求める。
【0034】ここで、二乗平均回路3で得られる二乗平
均化シンボルは判定回路7にも供給され、受信レベルの
変動が算出されて受信信号に生ずるフェージングのピッ
チが判定される。テーブルROM9には、かかるフェー
ジングピッチに応じた利得係数発生回路5で平均化処理
される二乗平均化シンボル数Nや利得係数Agの更新間
隔に関する情報が予め格納されている。制御回路8は、
判定回路7のかかる判定結果に対応した情報を読み取
り、この情報に応じて利得係数発生回路5で平均化処理
する二乗平均化シンボル数Nや利得係数Agの更新間隔
を制御する。
【0035】このようにして、この第2の実施形態にお
いても、上記第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0036】図3は本発明による自動利得制御装置の第
3の実施形態を示すブロック構成図であって、図10及
び図1に対応する部分には同一符号を付けている。
【0037】同図において、受信信号の受信電界レベル
であるアナログ入力信号xは、A/D変換器2に供給さ
れてディジタル入力信号x’に変換される。このディジ
タル入力信号x’は乗算器6に供給され、利得係数発生
回路5からの利得係数Agが乗算されて、一定レベルに
自動利得制御されたディジタル出力信号z(=Ag・
x)が得られる。このディジタル出力信号zは、この自
動利得制御装置から出力されるとともに、フィードバッ
クループにも送られる。
【0038】このフィードバックループでは、図1に示
した第1の実施形態と同様、乗算器6から得られるディ
ジタル出力信号zが二乗平均回路3に供給され、シンボ
ル毎に二乗平均されてメモリ4に格納される。利得係数
発生回路5は、制御回路8の制御のもとに、メモリ4か
ら二乗平均化シンボルを順次読み出し、かかるシンボル
をN個(但し、Nは2以上の整数)ずつ平均化処理して
その平均値を求め、この自動利得制御装置の基準出力レ
ベルをこの平均値で除算することにより、上記の利得係
数Agを求める。
【0039】ここで、二乗平均回路3で得られる二乗平
均化シンボルは判定回路7にも供給され、受信レベルの
変動が算出されて受信信号に生ずるフェージングのピッ
チが判定される。テーブルROM9には、かかるフェー
ジングピッチに応じた利得係数発生回路5で平均化処理
される二乗平均化シンボル数Nや利得係数Agの更新間
隔に関する情報が予め格納されている。制御回路8は、
判定回路7のかかる判定結果に対応した情報を読み取
り、この情報に応じて利得係数発生回路5で平均化処理
される二乗平均化シンボル数Nや利得係数Agの更新間
隔を制御する。
【0040】このようにして、この第3の実施形態にお
いても、上記第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0041】図4は図1〜図3における利得係数発生回
路5の一具体例の要部とその動作説明のための図であっ
て、10a〜10hは遅延素子、11a〜11hは乗算
回路、12a〜12gは加算回路である。
【0042】同図において、8個の遅延素子10a〜1
0hが直列に接続されており、これら遅延素子10a〜
10hの遅延量はメモリ4から読み出されるのシンボル
単位の周期に等しく設定されている。また、これら遅延
素子10a,10b,10c,10d,10e,10
f,10g,10hの出力は夫々乗算回路11a,11
b,11c,11d,11e,11f,11g,11h
に供給され、これら夫々に設定されている重み係数が乗
算される。これら乗算回路11a〜11hの出力は全て
加算回路12a,12b,12c,12d,12e,1
2f,12gによって加算され、その加算値DOUT
が、図示しない除算回路により、乗算回路11a〜11
hの重み係数の総和によって除算されて利得係数Agが
生成される。
【0043】乗算回路11a〜11hの重み係数は、図
1〜図3における判定回路7の判定結果に応じて制御回
路8がテーブルROM9から取り込む情報に応じたもの
であり、図4(a)は受信レベルがほとんど変動しない
場合あるいは穏やかに変動する場合のこの具体例の一動
作例を示すものであって、ここでは、平均化処理する二
乗平均化シンボル数Nを8とするものである。
【0044】図4(a)において、この場合には、乗算
回路11a〜11hの全てに0以外の重み係数が設定さ
れ、これら全てが使用されることになる。メモリ4(図
1〜図3)からの二乗平均化シンボルDINが上記の周
期で入力されるが、乗算回路11a〜11hはこれらシ
ンボルDINのデータに重み付けをするものであって、
この重み付けも新しい(即ち、後から入力される)シン
ボルDIN程大きな重み係数が乗算される。ここでは、
一例として、乗算回路11aの重み係数を8m(但し、
mは0を含む任意の整数)とし、乗算回路11bの重み
係数を7mとし、以下、乗算回路11c,11d,11
e,11f,11g,11hの重み係数を夫々6m,5
m,4m,3m,2m,1mとしている。そして、加算
回路12gから得られる加算データDOUTは、図示し
ない除算回路により、36m(=8m+7m+6m+5
m+4m+3m+2m+1m)の値で除算されて利得係
数Agが得られる。
【0045】このときのこの具体例の動作は、8個のシ
ンボルDINが入力され、これら8個のシンボルDIN
が夫々上記の重み付けがなされて加算回路12gから出
力されるタイミングとなると、上記のようにして、この
出力DOUTから利得係数Agが生成される。従って、
この場合の利得係数Agの更新間隔は、受信信号のシン
ボル単位の周期の8倍となる。
【0046】図4(b)は受信レベルが急変する場合の
この具体例の一動作例を示すものであって、ここでは、
平均化処理する二乗平均化シンボル数Nを2とするもの
である。
【0047】図4(b)において、この場合には、乗算
回路11aに重み係数2mが、乗算回路11bに重み係
数1mが夫々設定され、これら以外の乗算回路11c〜
11hの全てに0の重み係数が設定されたものであり、
乗算回路11a,11bのみが有効となる。
【0048】そこで、かかる状態では、2つの二乗平均
化シンボルDINが入力される毎に、これらが夫々乗算
回路11a,11bで重み係数2m,1mが乗算されて
加算されたデータDOUTが加算回路12gから出力さ
れ、これが3mの値で除算されて利得係数Agが得られ
る。この場合の利得係数Agの更新間隔は、受信信号の
シンボル単位の周期の2倍となる。
【0049】かかる具体例では、入力されるシンボルD
INが新しい程(即ち、後から入力されるシンボルDI
N程)重み係数を大きくして利得係数Agに大きく反映
させるするものである。そこで、フェージンングなどに
より、新しく入力されるシンボルDINが突発的に変動
するものである場合には、これによる影響が大きくなる
ため、それを乗算処理する乗算回路の重み係数を小さく
する。かかる突発的なシンボルDINは判定回路7の判
定結果から検出することができ、制御回路8は、かかる
検出結果から、図4における該当する乗算回路の重み係
数を小さくする。この場合、このように重み係数を相対
的に小さくする対象となる乗算回路を、新しく入力され
るシンボルDINに対して重み付けする乗算回路のみに
してもよいし(例えば、利得係数Agを生成するタイミ
ングであるとき、相対的に小さい重み係数が設定される
乗算回路11f〜11hに突発的なシンボルが供給され
るような場合には、これら乗算回路11f〜11hの重
み係数は、テーブルROM9からの情報に応じた値のま
まとする)、全ての乗算回路11a〜11hとしてもよ
い。
【0050】また、図4に示す具体例では、最大8個の
入力シンボルDINを重み付けして平均化するものとし
たが、これに限らず、その個数は適宜決めることができ
るものである。
【0051】図5は受信レベルの変動に対する利得係数
発生回路5で平均化する二乗平均化シンボル数Nの変化
の一具体例を示す図であり、横軸に受信レベルの変動
(dB)を表わし、縦軸にこの二乗平均化シンボル数N
を表わしている。かかる情報が図1〜図3でのテーブル
ROM9に格納されている。
【0052】同図において、受信レベルの変動が10d
B未満と少なく、比較的良好な伝搬条件のもとでは、二
乗平均化シンボル数Nを最大の8N0(但し、N0は2以
上の整数)とし、受信レベルの変動が40dBを越えて
急変する伝搬条件のもとでは、二乗平均化シンボル数N
を最小の1Nとし、受信レベルの変動が10dB以上,
40dB以下の伝搬条件のもとでは、受信レベルの変動
の絶対値が5dB増す毎に二乗平均化シンボル数Nを1
Nずつ減ずるようにするものである。
【0053】図6は受信レベルの変動に対する利得係数
Agの更新間隔の変化の一具体例を示す図であり、横軸
に受信レベルの変動(dB)を表わし、縦軸に利得係数
Agの更新間隔Tを表わしている。かかる情報が図1〜
図3でのテーブルROM9に格納されている。
【0054】同図において、受信レベルの変動が20d
B未満と少なく、比較的良好な伝搬条件のもとでは、利
得係数Agの更新間隔Tを最大の1000T0(但し、
0は受信信号でのシンボル単位の周期)とし、受信レ
ベルの変動が40dBを越えて急変する伝搬条件のもと
では、利得係数Agの更新間隔Tを最小のT0とし、受
信レベルの変動が20dB以上,40dB以下の伝搬条
件のもとでは、受信レベルの変動の絶対値が10dB増
す毎に利得係数Agの更新間隔Tを1000T0から1
00T0に、100T0からT0に減ずるようにするもの
である。
【0055】図7は以上の実施形態での自動利得制御に
よる演算処理のアルゴリズムの一具体例を示す図であ
る。ここでは、二乗平均回路3での二乗平均化処理の際
には、各シンボル単位のデータをn倍オーバサンプリン
グし、利得係数発生回路5では、N個の二乗平均化シン
ボルを平均化するものである。
【0056】同図において、信号の受信に先立ち、デー
タの初期化を行なう。この初期化では、オーバサンプリ
ング数をn、平均化処理する二乗平均化シンボル数を
N、係数値i,j(但し、i,j=0,1,2,……)
を0とする(ステップ100)。
【0057】そして、シンボルデータが受信されると
(ステップ101)、二乗平均回路3では、これがn倍
オーバサンプリングされ、そのi番目のサンプルデータ
S(i)が取得されて(ステップ102)、その二乗演
算Sq=S(i)2がなされる(ステップ103)。これ
で最初のサンプルデータの二乗演算が行なわれたことに
なり、フラグiが1だけインクリメントされる(ステッ
プ104)。そして、i=n−1となるまでサンプルデ
ータS(i)毎にかかるステップ102〜104の動作
が繰り返される(ステップ105)。
【0058】1シンボル単位のサンプルデータS(i)
が二乗演算し終えてi=n−1となると(ステップ10
5)、シンボル単位の平均化処理、即ち、かかるn個の
二乗処理されたサンプルデータSq(i)の平均化処理
がなされて二乗平均値Ave(j)、即ち、二乗平均化
シンボルが得られ(ステップ106)、これとともに、
1つのシンボル単位の二乗平均化処理が終了したとし
て、フラグiを0にし(ステップ107)、二乗平均値
Ave(j)がメモリ4に格納される(ステップ10
8)。そして、j<N−1であって、利得係数Agの更
新タイミングになっていないときには(ステップ10
9)、フラグjを1だけインクリメントして(ステップ
110)、次のシンボル単位について、ステップ102
からの動作を行なう。
【0059】その後、N個のシンボル単位の二乗平均化
処理が終了して利得係数Agの更新タイミングとなると
(j=N−1:ステップ109)、上記のように、制御
回路8の制御のもとに、図4で説明したようにして、利
得係数発生回路5がメモリ4に格納されたN個の二乗平
均化シンボルを取り込んで平均化処理し(ステップ11
1)、さらに、この平均化処理によって得られた平均値
Vrで自動利得制御装置の基準出力レベル(基準値)を
割算し、利得係数Agを算出する(ステップ112)。
【0060】以上の動作と並行して、判定回路7によ
り、ステップ106で得られたシンボル単位の二乗平均
値Ave(j)(即ち、二乗平均化シンボル)をその1
つ前にステップ106で得られたシンボル単位の二乗平
均値Ave(j−1)で割算して受信レベルの変動(微分
演算値)ΔAveを算出する(ステップ113)。Nシ
ンボルの二乗平均値Ave(j)が得られるまでステッ
プ113で得られた微分演算値ΔAveが順次制御回路
8に供給される。制御回路8は、利得係数Agの更新タ
イミングとなって利得係数発生回路5がステップ11
1,112の演算を終了すると、判定回路7から取り込
んだN個の微分演算値ΔAveをもとに(例えば、これ
らの平均値などをもとに)、テーブルROM9から該当
する情報を取り込み(ステップ114)、次の利得係数
Agを求めるための二乗平均化シンボル数Nや利得係数
Agの更新タイミング(更新間隔)の決定を行なう(ス
テップ115)。勿論、このとき、フラグi,jを0に
初期化する。そして、次の利得係数Agを得るために、
ステップ102に戻る。
【0061】以上のようにして、この実施形態では、フ
ェージングによる受信レベルの急激な変動に対しても、
これに効果的に追従して利得係数の更新を行なうことが
できる。
【0062】なお、以上の説明で用いた数値は、説明の
都合上、一例を示したものであって、本発明はかかる数
値に限定されるものではない。
【0063】また、受信レベルの変動が緩やかで安定し
た期間が所定時間続く場合には、利得係数の更新期間で
決まる次の利得係数更新時期までの期間、二乗平均回路
3などを休止させることにより、セービング(主にハー
ドウェアで処理した場合)もしくは別の処理(ソフトウ
ェアで処理した場合)を行なうようにする。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信レベルの変動を監視し、この変動に応じて受信レベ
ルの二乗平均化するシンボル単位数や利得係数の更新間
隔を変化させるものであり、また、取得したシンボル単
位を重み付けして平均化するものであるから、受信レベ
ルが安定してその変動が緩やかなときには、受信レベル
の平均化時間を長くし、利得制御の更新間隔を長くして
無駄な処理をなくし、消費電力の低減を可能となるし、
また、フェージングなどによる受信レベルの急峻な変動
に対しても、これに効果的に追従して精度良く利得制御
を行なうことが可能となる。従って、効率的、かつ高精
度の自動利得制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動利得制御装置の第1の実施形
態を示すブロック構成図である。
【図2】本発明による自動利得制御装置の第2の実施形
態を示すブロック構成図である。
【図3】本発明による自動利得制御装置の第3の実施形
態を示すブロック構成図である。
【図4】図1〜図3における利得係数発生回路の一具体
例の要部とその動作説明のための図である。
【図5】受信レベルの変動に対する図1〜図3における
利得係数発生回路での平均化するシンボル数の変化の一
具体例を示す図である。
【図6】受信レベルの変動に対する図1〜図3における
利得係数発生回路での利得係数の更新間隔の変化の一具
体例を示す図である。
【図7】図1〜図3に示す実施形態での自動利得制御に
よる演算処理のアルゴリズムの一具体例を示す図であ
る。
【図8】自動利得制御装置の一従来例を示すブロック構
成図である。
【図9】自動利得制御装置の他の従来例を示すブロック
構成図である。
【図10】自動利得制御装置のさらに他の従来例を示す
ブロック構成図である。
【符号の説明】
1 演算増幅器 2 A/D変換器 3 二乗平均回路 4 メモリ 5 利得係数発生回路 6 乗算回路 7 判定回路 8 制御回路 9 テーブルROM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信レベルに応じた利得係数を自動設定
    して、一定レベルの信号を出力する自動利得制御装置で
    あって、 受信信号を一定レベルの信号に増幅する演算増幅器と、 該演算増幅器の出力をディジタル信号に変換するA/D
    変換器と、 該A/D変換器から得られるディジタル出力信号をシン
    ボル単位で二乗平均化処理する二乗平均回路と、 該二乗平均回路から得られる二乗平均化シンボルを記憶
    するメモリと、 予め設定された基準出力レベルを、該メモリに記憶され
    た該二乗平均化シンボル値を平均した値で除算すること
    により、該演算増幅器の増幅率である利得係数を発生さ
    せる利得係数発生回路と、 フェージングなどによる受信レベルの変動を算出する判
    定回路と、 該判定回路から得られる受信レベルの変動から、該利得
    係数発生回路で平均化処理される二乗平均化シンボル数
    を決定する手段と、 該判定回路から得られる受信レベルの変動から、該利得
    係数発生回路での利得係数の更新間隔を決定する手段
    と、 該判定回路から得られる受信レベルの変動に対応する利
    得係数発生回路で平均化処理される二乗平均化シンボル
    数と利得係数の更新間隔が記憶されたテーブルROM
    と、 該テーブルROMを照合して、利得係数発生回路で平均
    化処理される二乗平均化シンボル数と利得係数の更新間
    隔を設定する制御回路とを備えたことを特徴とする自動
    利得制御装置。
  2. 【請求項2】 受信レベルに応じた利得係数を自動設定
    して、一定レベルの信号を出力する自動利得制御装置で
    あって、 受信信号を一定レベルの信号に増幅する演算増幅器と、 受信した信号の受信電界レベルであるRSSI(Recieve
    d Signal Indecation)をシンボル単位で二乗平均化処理
    する二乗平均回路と、 該二乗平均回路から得られる二乗平均化シンボルを記憶
    するメモリと、 予め設定された基準出力レベルを、該メモリに記憶され
    た該二乗平均化シンボル値を平均した値で除算すること
    により、該演算増幅器の増幅率である利得係数を発生さ
    せる利得係数発生回路と、 フェージングなどによる受信レベルの変動を算出する判
    定回路と、 該判定回路から得られる受信レベルの変動から、該利得
    係数発生回路で平均化処理される二乗平均化シンボル数
    を決定する手段と、 該判定回路から得られる受信レベルの変動から、該利得
    係数発生回路での利得係数の更新間隔を決定する手段
    と、 該判定回路から得られる受信レベルの変動に対応する利
    得係数発生回路で平均化処理される二乗平均化シンボル
    数と利得係数の更新間隔が記憶されたテーブルROM
    と、 該テーブルROMを照合して、利得係数発生回路で平均
    化処理される二乗平均化シンボル数と利得係数の更新間
    隔を設定する制御回路と、 該演算増幅器の出力をディジタル信号に変換するA/D
    変換器とを備えたことを特徴とする自動利得制御装置。
  3. 【請求項3】 受信レベルに応じた利得係数を自動設定
    して、一定レベルの信号を出力する自動利得制御装置で
    あって、 アナログ入力信号をディジタル入力信号に変換するA/
    D変換器と、 該ディジタル入力信号と利得係数との乗算処理を行なう
    乗算回路と、 該乗算器から得られるディジタル出力信号をシンボル単
    位で二乗平均化処理する二乗平均回路と、 該二乗平均回路から得られる二乗平均化シンボルを記憶
    するメモリと、 予め設定された基準出力レベルを、該メモリに記憶され
    た該二乗平均化シンボル値を平均した値で除算すること
    により、該演算増幅器の増幅率である利得係数を発生さ
    せる利得係数発生回路と、 フェージングなどによる受信レベルの変動を算出する判
    定回路と、 該判定回路から得られる受信レベルの変動から、該利得
    係数発生回路で平均化処理される二乗平均化シンボル数
    を決定する手段と、 該判定回路から得られる受信レベルの変動から、該利得
    係数発生回路での利得係数の更新間隔を決定する手段
    と、 該判定回路から得られる受信レベルの変動に対応する利
    得係数発生回路で平均化処理される二乗平均化シンボル
    数と利得係数の更新間隔が記憶されたテーブルROM
    と、 該テーブルROMを照合して、利得係数発生回路で平均
    化処理される二乗平均化シンボル数と利得係数の更新間
    隔を設定する制御回路とを備えたことを特徴とする自動
    利得制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の自
    動利得制御装置であって、 前記利得係数発生回路は、平均化処理する前記二乗平均
    化シンボルを、夫々に前記判定回路から得られる受信レ
    ベルの変動に応じた重み付け処理を行なってから、平均
    化処理して、該平均化処理によって得られた値で予め設
    定した前記基準出力レベルを除算することにより、前記
    利得係数を発生させる利得係数発生回路を備えたことを
    特徴とする自動利得制御装置。
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