JP2003283212A - 高周波モジュールおよびアンテナ装置 - Google Patents

高周波モジュールおよびアンテナ装置

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JP2003283212A JP2002083248A JP2002083248A JP2003283212A JP 2003283212 A JP2003283212 A JP 2003283212A JP 2002083248 A JP2002083248 A JP 2002083248A JP 2002083248 A JP2002083248 A JP 2002083248A JP 2003283212 A JP2003283212 A JP 2003283212A
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尚史 米田
Moriyasu Miyazaki
守▲やす▼ 宮▲ざき▼
Satoru Owada
哲 大和田
Hidemasa Ohashi
英征 大橋
Koji Yamanaka
宏治 山中
Kazutomi Mori
一富 森
Yukio Ikeda
幸夫 池田
Sosuke Horie
聡介 堀江
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明夫 飯田
Yutaka Ozaki
裕 尾崎
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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  • Microwave Amplifiers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナ装置の小形化および軽量化を可能と
し、かつ、構成回路の配置の自由度を高める高周波モジ
ュール及び、小型及び軽量化のアンテナ装置を得るこ
と。 【解決手段】 第1の主導波管1と、これに接続された
T分岐回路3と、これに接続された第1の低域通過フィ
ルタ5と、第1のT分岐回路3に接続された帯域通過フ
ィルタ7と、第1の低域通過フィルタ5に接続され、導
波管とマイクロ波集積回路との間で伝送線路の変換を行
う第1の変換器8と、第1の変換器に接続されマイクロ
波集積回路により構成された増幅器10と、これに接続
され導波管とマイクロ波集積回路との間で伝送線路の変
換を行う第2の変換器9と、これに接続された第2の低
域通過フィルタ6と、第2の低域通過フィルタと帯域通
過フィルタ7とに接続された第2のT分岐回路4と、第
2のT分岐回路に接続された第2の主導波管2とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主としてVHF
帯、UHF帯、マイクロ波帯およびミリ波帯で用いられ
る高周波モジュール、および、これを用いたアンテナ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は、例えば、Takashi Kitsuregaw
a, “Advanced Technology in Satellite Communicatio
n Antennas: Electrical & Mechanical Design”, ARTE
CH HOUSE INC., pp.193-195, 1990.に示された左右旋円
偏波および2周波数帯共用のアンテナ装置の構成を示す
図である。
【0003】図において、61は主反射鏡あるいは副反
射鏡へ第1の周波数帯の左右両旋円偏波を送信し、か
つ、主反射鏡あるいは副反射鏡より第2の周波数帯の左
右両旋円偏波を受信する一次放射器、62は円偏波発生
器、63は偏分波器、64aおよび64bは分波器、P
1は一次放射器61から左旋円偏波にて送信される第1
の周波数帯の電波の入力端子、P2は一次放射器61よ
り左旋円偏波にて受信される第2の周波数帯の電波の出
力端子、P3は一次放射器61から右旋円偏波にて送信
される第1の周波数帯の電波の入力端子、P4は一次放
射器61より右旋円偏波にて受信される第2の周波数帯
の電波の出力端子である。
【0004】次に動作について説明する。今、入力端子
P1より入力された第1の周波数帯の直線偏波の電波
は、分波器64aを通過して、偏分波器63に入力され
垂直偏波として出力された後、円偏波発生器62により
垂直偏波から左旋円偏波に変換され、一次放射器61を
介して反射鏡より空中に放射される。また、反射鏡が受
信した第2の周波数帯の左旋円偏波の電波は、一次放射
器61を介して円偏波発生器62により左旋円偏波から
垂直偏波に変換され、偏分波器63に入力された後、分
波器64aに伝送され、出力端子P2より直線偏波とし
て抽出される。
【0005】一方、入力端子P3より入力された第1の
周波数帯の直線偏波の電波は、分波器64bを通過し
て、偏分波器63に入力され水平偏波として出力された
後、円偏波発生器62により水平偏波から右旋円偏波に
変換され、一次放射器61を介して反射鏡より空中に放
射される。また、反射鏡が受信した第2の周波数帯の右
旋円偏波の電波は、一次放射器61を介して円偏波発生
器62により右旋円偏波から水平偏波に変換され、偏分
波器63に入力された後、分波器64bに伝送され、出
力端子P4より直線偏波として抽出される。
【0006】ここで、入力端子P1およびP3から入力
された第1の周波数帯の電波は、分波器64aおよび6
4bのアイソレーション特性により出力端子P2および
P4へはほとんど漏洩しない。また、偏分波器63によ
り各電波は互いに直交する偏波に変換されるため、両電
波間ではほとんど干渉しない。従って、同一の周波数帯
を使い、かつ、左右両旋の円偏波の2つの送信波が効率
的に一次放射器61から放射されることになる。
【0007】更に、一次放射器61にて受信された同一
の周波数帯を使い、かつ、左右両旋の円偏波の2つの電
波は、円偏波発生器62および偏分波器63により互い
に干渉することなく直交する2つの直線偏波に変換さ
れ、分離される。また、分離された各電波は分波器64
aおよび64bのアイソレーション特性により端入力子
P1およびP3へはほとんど漏洩しない。従って、同一
の周波数帯を使い、かつ、旋回方向の異なる円偏波をも
つ2つの送信波が効率的に端子2および端子4から出力
されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のアンテナ装置で
は、反射鏡にて受信した電波を効率的に抽出し、出力端
子P2およびP4に接続された受信器へ伝送するため
に、一次放射器61から受信器までの伝送損失を極力小
さく抑える必要があった。このため、一次放射器61、
円偏波発生器62、偏分波器63、分波器64a、64
bおよび受信器を近接して配置しなければならず、これ
らの回路の配置の自由度が制約されるという問題点があ
った。
【0009】また、一般に、アンテナビームの機械駆動
走査のために一次放射器61、円偏波発生器62および
偏分波器63は反射鏡とともに回転する。この場合、上
述の伝送損失低減の必要性から、分波器64a、64b
および受信器も反射鏡とともに回転するところに配置し
なければならず、このため、アンテナ装置の機械駆動部
分が大形化および重量化し、その回転機構および回転支
持機構が大形化および重量化するという問題点があっ
た。
【0010】この発明は上述のような問題点を解決する
ためになされたものであり、アンテナ装置の小形化およ
び軽量化を可能とし、かつ、構成回路の配置の自由度を
高める高周波モジュール及び、小型及び軽量化のアンテ
ナ装置を得ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る高周波モ
ジュールは、第1の主導波管と、この第1の主導波管に
接続された第1のT分岐回路と、この第1のT分岐回路
に接続され第1の周波数帯を透過させるとともに第2の
周波数帯を反射させる第1の低域通過フィルタと、上記
第1のT分岐回路に接続され第2の周波数帯を透過させ
るとともに第1の周波数帯を反射させる帯域通過フィル
タと、上記第1の低域通過フィルタに接続され、導波管
とマイクロ波集積回路との間で伝送線路の変換を行う第
1の変換器と、この第1の変換器に接続され、かつ、マ
イクロ波集積回路により構成された増幅器と、この増幅
器に接続され、導波管とマイクロ波集積回路との間で伝
送線路の変換を行う第2の変換器と、この第2の変換器
に接続され第1の周波数帯を透過させるとともに第2の
周波数帯を反射させる第2の低域通過フィルタと、上記
第2の低域通過フィルタと上記帯域通過フィルタとに接
続された第2のT分岐回路と、この第2のT分岐回路に
接続された第2の主導波管とを備えたことを特徴とする
高周波モジュール。
【0012】この発明に係る高周波モジュールは、第1
の主導波管と、この第1の主導波管に接続された第1の
T分岐回路と、この第1のT分岐回路に接続され第1の
周波数帯を透過させるとともに第2の周波数帯を反射さ
せる第1の低域通過フィルタと、上記第1のT分岐回路
に接続され、かつ、管軸が部分的に湾曲し第2の周波数
帯を透過させるとともに第1の周波数帯を反射させる第
1の帯域通過フィルタと、上記第1の低域通過フィルタ
に接続され、導波管とマイクロ波集積回路との間で伝送
線路の変換を行う第1の変換器と、この第1の変換器に
接続され、かつ、マイクロ波集積回路により構成された
増幅器と、この増幅器に接続され、導波管とマイクロ波
集積回路との間で伝送線路の変換を行う第2の変換器
と、この第2の変換器に接続され第1の周波数帯を透過
させるとともに第2の周波数帯を反射させる第2の低域
通過フィルタと、上記第1の帯域通過フィルタに接続さ
れた第1のベンドと、この第1のベンドに接続された第
2のベンドと、この第2のベンドに接続され、かつ、管
軸が部分的に湾曲し第2の周波数帯を透過させるととも
に第1の周波数帯を反射させる第2の帯域通過フィルタ
と、上記第2の低域通過フィルタと上記第2の帯域通過
フィルタとに接続された第2のT分岐回路と、この第2
のT分岐回路に接続された第2の主導波管とを備えたも
のである。
【0013】この発明に係る高周波モジュールは、第1
の主導波管と、この第1の主導波管に接続された第1の
T分岐回路と、この第1のT分岐回路に接続され第1の
周波数帯を透過させるとともに第2の周波数帯を反射さ
せる第1の帯域通過フィルタと、上記第1のT分岐回路
に接続され第2の周波数帯を透過させるとともに第1の
周波数帯を反射させる第2の帯域通過フィルタと、上記
第1の帯域通過フィルタに接続され、導波管とマイクロ
波集積回路との間で伝送線路の変換を行う第1の変換器
と、この第1の変換器に接続され、かつ、マイクロ波集
積回路により構成され、導波管とマイクロ波集積回路と
の間で伝送線路の変換を行う増幅器と、この増幅器に接
続された第2の変換器と、この第2の変換器に接続され
た第1の周波数帯を透過させるとともに第2の周波数帯
を反射させる第3の帯域通過フィルタと、上記第3の帯
域通過フィルタと上記第2の帯域通過フィルタとに接続
された第2のT分岐回路と、この第2のT分岐回路に接
続された第2の主導波管とを備えたものである。
【0014】この発明に係る高周波モジュールは、第1
の主導波管と、この第1の主導波管に接続された第1の
T分岐回路と、この第1のT分岐回路に接続され第1の
周波数帯を透過させるとともに第2の周波数帯を反射さ
せる第1の帯域通過フィルタと、上記第1のT分岐回路
に接続され、かつ、管軸が部分的に湾曲し第2の周波数
帯を透過させるとともに第1の周波数帯を反射させる第
2の帯域通過フィルタと、上記第1の帯域通過フィルタ
に接続され、導波管とマイクロ波集積回路との間で伝送
線路の変換を行う第1の変換器と、この第1の変換器に
接続され、かつ、マイクロ波集積回路により構成された
増幅器と、この増幅器に接続され、導波管とマイクロ波
集積回路との間で伝送線路の変換を行う第2の変換器
と、この第2の変換器に接続された第1の周波数帯を透
過させるとともに第2の周波数帯を反射させる第3の帯
域通過フィルタと、上記第2の帯域通過フィルタに接続
された第1のベンドと、この第1のベンドに接続された
第2のベンドと、この第2のベンドに接続され、かつ、
管軸が部分的に湾曲し第2の周波数帯を透過させるとと
もに第1の周波数帯を反射させる第4の帯域通過フィル
タと、上記第3の帯域通過フィルタと上記第4の帯域通
過フィルタとに接続された第2のT分岐回路と、この第
2のT分岐回路に接続された第2の主導波管とを備えた
ものである。
【0015】また、上記導波管形低域通過フィルタとし
て、片側コルゲート方形導波管形低域通過フィルタを設
けたものである。
【0016】また、上記導波管形帯域通過フィルタとし
て、誘導性アイリス結合方形導波管形帯域通過フィルタ
を設けたものである。
【0017】また、上記T分岐回路は、分岐点に整合用
のステップを設けたものである。
【0018】また、上記主導波管と、上記T分岐回路
と、上記低域通過フィルタあるいは上記導波管形帯域通
過フィルタと、上記帯域通過フィルタあるいは上記管軸
が一部湾曲した帯域通過フィルタおよび上記ベンドと、
上記変換器の導波管部分とを掘削加工された2体の金属
ブロックを組み合わせることにより構成したものであ
る。
【0019】また、上記増幅器の上に1枚の金属板を設
け、この金属板と上記増幅器の外壁幅広面に挟まれた隙
間に、上記金属板および上記増幅器の外壁幅広面を導波
管内壁とする片側容量性アイリス結合方形導波管形帯域
通過フィルタを設けたものである。
【0020】また、上記増幅器の上に1枚の金属板を設
け、この金属板と上記増幅器の外壁幅広面に挟まれた隙
間に、上記金属板および上記増幅器の外壁幅広面を導波
管内壁とする片側コルゲート方形導波管形低域通過フィ
ルタを設けたものである。
【0021】この発明に係るアンテナ装置は、一次放射
器と、この一次放射器に接続された偏分波器と、この偏
分波器に接続された請求項1乃至10のいずれかに記載
の第1の高周波モジュールと、この第1の高周波モジュ
ールに接続された第1の分波器と、上記偏分波器に接続
された請求項1乃至10のいずれかに記載の第2の高周
波モジュールと、この第2の高周波モジュールに接続さ
れた第2の分波器とを備えたものである。
【0022】この発明に係るアンテナ装置は、一次放射
器と、この一次放射器に接続された円偏波発生器と、こ
の円偏波発生器に接続された偏分波器と、この偏分波器
に接続された請求項1乃至10のいずれかに記載の第1
の高周波モジュールと、この第1の高周波モジュールに
接続された第1の分波器と、上記偏分波器に接続された
請求項1乃至10のいずれかに記載の第2の高周波モジ
ュールと、この第2の高周波モジュールに接続された第
2の分波器とを備えたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1におけ
る高周波モジュールの構成を示す上面図、図2(a)は
図1におけるA方向から見た側面図、(b)は図1にお
けるB方向から見た低雑音増幅器の側面図、(c)は図
1におけるC方向から見た内側面図である。各図におい
て、1は後述する入出力端子P5から高周波の電波が入
出力する方形主導波管(第1の主導波管)、2は後述す
る入出力端子P6から電波高周波が入出力する方形主導
波管(第2の主導波管)、3は方形導波管のE面がT字
形状であり分岐部(分岐点)に整合用ステップが設けら
れたステップ付き方形導波管のE面T分岐回路(第1の
T分岐回路)、4は方形導波管のE面がT字形状であり
分岐部(分岐点)に整合用ステップが設けられたステッ
プ付き方形導波管のE面T分岐回路(第2のT分岐回
路)、5は方形導波管のH面のうち後述する低域通過フ
ィルタ6に対向する面にコルゲートが形成された片側コ
ルゲート方形導波管形の低域通過フィルタ(第1の低域
通過フィルタ)、6は方形導波管のH面のうち低域通過
フィルタ5に対向する面にコルゲートが形成された片側
コルゲート方形導波管形低域通過フィルタ(第2の低域
通過フィルタ)、7は方形導波管のE面の内面にアイリ
スが形成された誘導性アイリス結合方形導波管形の帯域
通過フィルタ、8は高周波の電波の伝送線路を方形導波
管からMIC(Microwave Intergra
ted Circuit、マイクロ波集積回路)に、あ
るいはMICから方形導波管に変換する方形導波管−M
IC変換器(第1の変換器)、9は高周波の伝送線路を
方形導波管からMICに、あるいはMICから方形導波
管に変換する方形導波管−MIC変換器(第2の変換
器)、10はMICにより構成された低雑音増幅器(増
幅器)、P5は方形主導波管1の一端に設けられた入出
力端子、P6は方形主導波管2の一端に設けられた入出
力端子である。尚、上述の整合用ステップは、導波管内
のE面に階段状のステップを設けた整合用方形導波管片
側E面ステップである。
【0024】尚、E面T分岐回路3の第1ポートに入出
力端子P5が設けられ、この第1ポートに対向する第2
ポートに帯域通過フィルタ7が設けられ、第1ポートと
第2ポートの間の分岐部(分岐点)から分岐された第3
ポートに低域通過フィルタ5が設けられている。すなわ
ち、入出力端P5と帯域通過フィルタ7は直線上に配置
されることとなる。
【0025】同様に、E面T分岐回路4の第1ポートに
入出力端子P6が設けられ、この第1ポートに対向する
第2ポートに帯域通過フィルタ7が設けられ、第1ポー
トと第2ポートの間の分岐部(分岐点)から分岐された
第3ポートに低域通過フィルタ6が設けられている。す
なわち、入出力端P6と帯域通過フィルタ7は直線上に
配置されることとなる。
【0026】尚、低域通過フィルタ5及び6は、第1の
周波数帯の電波は透過し、かつ、第1の周波数帯よりも
高い周波数帯である第2の周波数帯の電波を反射するよ
うに設計されている。また、帯域通過フィルタ7は第2
の周波数帯の電波は透過し、かつ、第1の周波数帯の電
波を反射するように設計されている。
【0027】更に、E面T分岐回路3は第1の周波数帯
の電波が主導波管1側から入射したときの反射波と第2
の周波数帯の電波が帯域通過フィルタ7側から入射した
ときの反射波が各々小さくなるように設計された整合用
ステップが分岐部(分岐点)に設けられている。また、
E面T分岐回路4は第1の周波数帯の電波が低域通過フ
ィルタ6側から入射したときの反射波と第2の周波数帯
の電波が主導波管1側から入射したときの反射波が各々
小さくなるように設計された整合用ステップが分岐部
(分岐点)に設けられている。
【0028】次に動作について説明する。まず、第1の
周波数帯の電波の基本モード(方形導波管TE01モー
ド)が入出力端子P5から入力されると、この電波は主
導波管1、E面T分岐回路3および低域通過フィルタ5
を伝播して、変換器8より低雑音増幅器10に入る。そ
して、低雑音増幅器10内にて増幅された後変換器9よ
り出て、低域通過フィルタ6、E面T分岐回路4および
主導波管2を伝播して、入出力端子P6から方形導波管
の基本モードとして出力される。一方、第1の周波数帯
の電波の基本モードはE面T分岐回路3から帯域通過フ
ィルタ7に入射しても帯域通過フィルタ7によって反射
するため、E面T分岐回路3、帯域通過フィルタ7、E
面T分岐回路3の経路は伝播しない。
【0029】次に、第1の周波数帯よりも高い周波数帯
の第2の周波数帯の電波の基本モード(方形導波管TE
01モード)が入出力端子P6から入力されたとする
と、この電波は主導波管2、E面T分岐回路4、帯域通
過フィルタ7、E面T分岐回路2および主導波管1を伝
播して、入出力端子P5から方形導波管の基本モードと
して出力される。一方、第2の周波数帯の電波の基本モ
ードはE面T分岐回路4から低域通過フィルタ6に入射
しても低域通過フィルタ6によって反射するため、E面
T分岐回路4、低域通過フィルタ6、変換器9、低雑音
増幅器10、変換器8、低域通過フィルタ5及びE面T
分岐回路3の経路は伝播しない。
【0030】このため、入出力端子P5から入力された
第1の周波数帯の電波は、入出力端子P5への反射およ
びE面T分岐回路4側への直接漏洩を抑えつつ、低雑音
増幅器10へ効率的に入力される。更に、低雑音増幅器
10により増幅された第1の周波数帯の電波は、E面T
分岐回路3側へ回帰することなく効率的に入出力端子P
6から出力される。また、入出力端子P5から入力され
た第2の周波数帯の電波は、入出力端子P6への反射お
よび低雑音増幅器10側への漏洩を抑えつつ、効率的に
入出力端子P5から出力される。
【0031】このように、この実施の形態1によれば、
方形導波管E面T分岐回路3に低域通過フィルタ5と帯
域通過フィルタ7を接続し、低域通過フィルタ5に方形
導波管−MIC変換器8を接続し、方形導波管−MIC
変換器8に低雑音増幅器10を接続し、低雑音増幅器1
0に方形導波管−MIC変換器9を接続し、方形導波管
−MIC変換器9に低域通過フィルタ6を接続し、低域
通過フィルタ6と帯域通過フィルタ7を方形導波管E面
T分岐回路4に接続しているため、入出力端子P5から
入力した第1の周波数帯の電波を発振させることなく効
率的に増幅して通過させ、同時に、入出力端子P6から
入力した第2の周波数帯の電波をほとんど損失すること
なく通過させることができるという効果が得られる。
【0032】また、帯域通過フィルタ7の共振器段数を
適宜少なくすれば入出力端子P5から入出力端子P6の
距離が短くなり、小形化および軽量化が可能で、かつ、
高性能な高周波モジュールを得ることができるという効
果が得られる。
【0033】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2による高周波モジュールの構成を示す上面図、図
4(a)は図3におけるA方向から見た側面図、(b)
は図3におけるB方向から見た低雑音増幅器の側面図、
(c)は図3におけるC方向から見た内側面図である。
【0034】上述した実施の形態1では、方形導波管の
E面T分岐回路3、4に帯域通過フィルタ7を接続した
ものを示したが、図3に示すように、帯域通過フィルタ
7に代えて、E面T分岐回路3に接続され、かつ、管軸
が部分的に湾曲した誘導性アイリス結合方形導波管形帯
域通過フィルタ11(第1の帯域通過フィルタ)と、帯
域通過フィルタ11に接続された方形導波管E面ベンド
13(第1のベンド)と、方形導波管E面ベンド13に
接続された方形導波管E面ベンド14(第2のベンド)
と、方形導波管E面ベンド14に接続され、かつ、管軸
が部分的に湾曲した誘導性アイリス結合方形導波管形帯
域通過フィルタ12(第2の帯域通過フィルタ)とを設
けている。尚、動作については、実施の形態1と同様あ
るので説明を省略する。
【0035】このように、本実施の形態における高周波
モジュールは上述の構成をしているので、実施の形態1
と同様の効果が得られる。また、帯域通過フィルタ1
1、12を構成する共振器段数を図3中上方向、すなわ
ち、低雑音増幅器10が設置されている方向に増加すれ
ば、入出力端子P5から入出力端子P6までの距離を変
えることなく、第1の周波数帯の電波がE面T分岐回路
3からE面T分岐回路4に直接漏れ込む量を大きく抑圧
することができるという効果が得られる。
【0036】更に、帯域通過フィルタ11、12とE面
ベンド13、14の距離を適宜決めることにより、入出
力端子P5から入出力端子P6までの距離を変えること
なく、第2の周波数帯においてより優れた反射特性を得
ることができるという効果が得られる。また、設計の自
由度が増加するという効果がある。
【0037】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3による高周波モジュールの構成を示す上面図、図
6(a)は図5におけるA方向から見た側面図、(b)
は図5におけるB方向から見た低雑音増幅器の側面図、
(c)は図5におけるC方向から見た側面図である。上
述した実施の形態1では、方形導波管E面T分岐回路
3、4に低域通過フィルタ5、6を接続したものを示し
たが、図5に示すように、低域通過フィルタ5、6に代
えて、誘導性アイリス結合方形導波管形の帯域通過フィ
ルタ15、16(第1の帯域通過フィルタ、第3の帯域
通過フィルタ)を設けている。尚、帯域通過フィルタ7
が第2の帯域通過フィルタに相当する。
【0038】ここで、実施の形態3で使用した誘導性ア
イリス結合方形導波管形の帯域通過フィルタ15、16
の構造は、実施の形態1で使用した誘導性アイリス結合
方形導波管形の帯域通過フィルタ7と同様である。尚、
動作については実施の形態1と同様であるので省略す
る。
【0039】このように、本実施の形態における高周波
モジュールは上述の構成をしているので、実施の形態1
と同様な効果が得られ、更に、第1の周波数帯と第2の
周波数帯の間隔が狭い場合でも、第2の周波数帯の電波
が低雑音増幅器10側に漏れ込む量を大きく抑圧するこ
とができるという効果が得られる。
【0040】実施の形態4.図7は、この発明の実施の
形態4による高周波モジュールの構成を示す上面図、図
8(a)は図7におけるA方向から見た側面図、(b)
は図7におけるB方向から見た低雑音増幅器の側面図、
(c)は図7におけるC方向から見た側面図である。上
述の実施の形態1では、方形導波管のE面T分岐回路
3、4に低域通過フィルタ5、6および帯域通過フィル
タ7を接続したものを示したが、図7に示すように、低
域通過フィルタ5、6に代えて、誘導性アイリス結合方
形導波管形の帯域通過フィルタ15、16(第1の帯域
通過フィルタ、第3の帯域通過フィルタ)を設け、更
に、帯域通過フィルタ7に代えて、E面T分岐回路3に
接続され、かつ、管軸が部分的に湾曲した誘導性アイリ
ス結合方形導波管形帯域通過フィルタ11(第2の帯域
通過フィルタ)と、帯域通過フィルタ11に接続された
方形導波管E面ベンド13と、方形導波管E面ベンド1
3に接続された方形導波管のE面ベンド14と、方形導
波管のE面ベンド14に接続され、かつ、管軸が部分的
に湾曲した誘導性アイリス結合方形導波管形の帯域通過
フィルタ12(第4の帯域通過フィルタ)とを設けてい
る。
【0041】このように、本実施の形態における高周波
モジュールは上述の構成をしているので、実施の形態1
と同様な効果が得られ、更に、第1の周波数帯と第2の
周波数帯の間隔が狭い場合でも、第2の周波数帯の電波
が低雑音増幅器10側に漏れ込む量を大きく抑圧するこ
とができるという効果が得られる。
【0042】また、帯域通過フィルタ11、12を構成
する共振器段数を図7中上方向、すなわち、低雑音増幅
器10が設置されている方向に増加すれば、入出力端子
P5から入出力端子P6までの距離を変えることなく、
第1の周波数帯の電波がE面T分岐回路3からE面T分
岐回路4に直接漏れ込む量を大きく抑圧することができ
るという効果が得られる。
【0043】更に、帯域通過フィルタ11、12とE面
ベンド13、14の距離を適宜決めることにより、入出
力端子P5から入出力端子P6までの距離を変えること
なく、第2の周波数帯においてより優れた反射特性を得
ることができるという効果が得られる。
【0044】実施の形態5.図9は、この発明の実施の
形態5による上述の発明の実施の形態2の高周波モジュ
ールの組立構成を示す上面図、図10(a)は図8にお
けるA方向から見た側面図、(b)は図8におけるB方
向から見た側面図、(c)は図8におけるC方向から見
た側面図である。各図において、17は、主導波管1、
2とT分岐回路3、4と低域通過フィルタ5、6と導波
管−MIC変換器8、9の導波管部分と帯域通過フィル
タ11、12と導波管ベンド13、14とをE面対称分
割したものの上部を1つの金属ブロックを掘削加工する
ことにより一体構造にて実現した2分割導波管金属ブロ
ック、18は、主導波管1、2とT分岐回路3、4と低
域通過フィルタ5、6と導波管−MIC変換器8、9の
導波管部分と帯域通過フィルタ11、12と導波管ベン
ド13、14とをE面対称分割したものの下部を1つの
金属ブロックを掘削加工することにより一体構造にて実
現した2分割導波管金属ブロック、19は低雑音増幅器
10を金属ブロック17、18内に配置し、かつ、支持
するための金属板である。尚、動作については、実施の
形態2と同様あるので説明を省略する。
【0045】このように、この実施の形態5によれば、
主導波管1、2とT分岐回路3、4と低域通過フィルタ
5、6と導波管−MIC変換器8、9の導波管部分と帯
域通過フィルタ11、12と導波管ベンド13、14と
を一体形成した金属ブロック17、18を組合せること
により構成しているので、実施の形態2の効果に加え、
更に、通常導波管回路間を接続するために必要となるフ
ランジ等の接続支持機構が大幅に削減され、より小形か
つ軽量かつ高性能な高周波モジュールを得ることができ
るという効果が得られる。
【0046】実施の形態6.図11は、この発明の実施
の形態6による高周波モジュールの構成を示す上面図、
図12(a)は図11におけるA方向から見た側面図、
(b)は図11におけるB方向から見た側面図、(c)
は図11におけるC方向から見た側面図である。上述の
実施の形態5では、低雑音増幅器10の幅の広い面が金
属ブロック17、18の組合せ面に接地されているもの
を示したが、本実施の形態では、図11に示すように、
低雑音増幅器10の幅の狭い面が金属ブロック17、1
8の組合せ面に設置されている。尚、動作については、
実施の形態2と同様あるので説明を省略する。
【0047】このように、本実施の形態における高周波
モジュールは上述の構成をしているので、実施の形態5
と同様に、通常導波管回路間を接続するために必要とな
るフランジ等の接続支持機構が大幅に削減され、より小
形かつ軽量かつ高性能な高周波モジュールを得ることが
できるという効果が得られる。
【0048】実施の形態7.図13は、この発明の実施
の形態7による高周波モジュールの構成を示す断面図、
図14(a)は図13におけるA方向から見た側面図、
(b)は図13におけるB方向から見た側面図、(c)
は図13におけるC方向から見た側面図である。上述の
実施の形態5では、低雑音増幅器10の上に支持用の金
属板19を設けたが、通常、低雑音増幅器10の外壁幅
広面と金属板19の接地面の間には組立上避け得ない隙
間が出来ることがある。この場合、この隙間を擬似的な
導波管モードが伝送するため導波管−MIC変換器8、
9間に不要結合が励起され、その結果、特性劣化が引き
起こされる。
【0049】本実施の形態では、図13に示すように、
意図的に低雑音増幅器10の外壁幅広面と金属板20の
接地面の間に隙間を設け、かつ、上述の金属板および上
述の低雑音増幅器の外壁幅広面を導波管幅広面とする片
側容量性アイリス結合方形導波管形の帯域通過フィルタ
21を設けている。尚、動作については、実施の形態2
と同様あるので説明を省略する。
【0050】このように、本実施の形態における高周波
モジュールは上述の構成をしているので、実施の形態5
の効果に加え、更に、上述した不要結合が抑圧され、特
性劣化を回避することができるという効果が得られる。
【0051】実施の形態8.図15は、この発明の実施
の形態8による高周波モジュールの構成を示す上面図、
図16(a)は図15におけるA方向から見た側面図、
(b)は図15におけるB方向から見た側面図、(c)
は図15におけるC方向から見た側面図である。上述の
実施の形態7では、低雑音増幅器10の外壁幅広面と金
属板20の接地面の間に隙間を設け、そこに導波管形帯
域通過フィルタ23を設けたものを示したが、図8に示
すように、低雑音増幅器10の外壁幅広面と金属板22
の接地面の間に隙間を設け、そこに片側コルゲート方形
導波管形低域通過フィルタ23を設置している。尚、動
作については、実施の形態2と同様あるので説明を省略
する。
【0052】このように、本実施の形態における高周波
モジュールは上述の構成をしているので、実施の形態7
と同様の効果が得られる。
【0053】実施の形態9.図17は、この発明の実施
の形態9によるアンテナ装置の構成を示すブロック図で
ある。図において、24は主反射鏡あるいは副反射鏡へ
第1の周波数帯の垂直水平両直線偏波を送信し、かつ、
主反射鏡あるいは副反射鏡より第2の周波数帯の垂直水
平両直線偏波を受信する一次放射器、25は偏分波器、
26aは偏分波器24に接続された上述の実施の形態5
における高周波モジュール、26bは偏分波器24に接
続された上述の実施の形態5における高周波モジュー
ル、27aは高周波もモジュール26a、後述する分波
器、P1は一次放射器24から垂直偏波にて送信される
第1の周波数帯の電波の入力端子、P2は一次放射器2
4より垂直偏波にて受信される第2の周波数帯の電波の
出力端子、P3は一次放射器24から水平偏波にて送信
される第1の周波数帯の電波の入力端子、P4は一次放
射器24より水平偏波にて受信される第2の周波数帯の
電波の出力端子である。
【0054】次に動作について説明する。まず、入力端
子P1より入力された第1の周波数帯の直線偏波の電波
は、分波器27aおよび高周波モジュール26aを通過
して、偏分波器25に入力され垂直偏波として出力され
た後、一次放射器24を介して反射鏡より空中に放射さ
れる。また、反射鏡が受信した第2の周波数帯の垂直偏
波の電波は、一次放射器24を介して偏分波器25に入
力された後、高周波モジュール26aにより増幅されて
分波器27aに伝送され、出力端子P2より直線偏波と
して抽出される。
【0055】次に、入力端子P3より入力された第1の
周波数帯の直線偏波の電波は、分波器27bおよび高周
波モジュール26bを通過して、偏分波器25に入力さ
れ水平偏波として出力された後、一次放射器24を介し
て反射鏡より空中に放射される。また、反射鏡が受信し
た第2の周波数帯の水平偏波の電波は、一次放射器24
を介して偏分波器25に入力された後、高周波モジュー
ル26bにより増幅されて分波器27bに伝送され、出
力端子P4より直線偏波として抽出される。
【0056】ここで、入力端子P1および入力端子P3
から入力された第1の周波数帯の電波は、分波器27a
および27bのアイソレーション特性により出力端子P
2および出力端子P4へはほとんど漏洩しない。また、
偏分波器25により各電波は互いに直交する偏波に変換
されるため、両電波間ではほとんど干渉しない。従っ
て、同一の周波数帯を使い、かつ、垂直水平両偏波の2
つの送信波が効率的に一次放射器24から放射されるこ
とになる。
【0057】また、一次放射器24にて受信された同一
の周波数帯を使い、かつ、垂直水平両偏波の2つの電波
は、偏分波器25により互いに干渉することなく分離さ
れる。また、分離された各電波は分波器27aおよび2
7bのアイソレーション特性により入力端子P1および
入力端子P3へはほとんど漏洩しない。従って、同一の
周波数帯を使い、かつ、旋回方向の異なる円偏波をもつ
2つの送信波が効率的に出力端子2および出力端子4か
ら出力されることになる。
【0058】このように、この実施の形態9によれば、
反射鏡にて受信した電波を出力端子P2および出力端子
P4に接続された受信器へ伝送する間に高周波モジュー
ル26aおよび26bにて1度増幅するため、偏分波器
25、分波器27a、27bおよび受信器を近接して配
置する必要がなく、これらの回路の配置の自由度を高め
ることができるという効果が得られる。また、アンテナ
ビームを機械駆動操作する場合、反射鏡とともに回転す
るところに分波器27a、27bおよび受信器を配置す
る必要がなく、このため、その回転機構および回転支持
機構の小形化および軽量化が可能で、かつ、高性能なア
ンテナ装置を得ることができるという効果が得られる。
【0059】実施の形態10.図18は、この発明の実
施の形態10によるアンテナ装置の構成を示すブロック
図である。図において、24は主反射鏡あるいは副反射
鏡へ第1の周波数帯の左右両旋円偏波を送信し、かつ、
主反射鏡あるいは副反射鏡より第2の周波数帯の左右両
旋円偏波を受信する一次放射器、25は後述する円偏波
発生器28に接続された偏分波器、26aは偏分波器2
5に接続された上述の実施の形態5における高周波モジ
ュール、26bは偏分波器25に接続された上述の実施
の形態5における高周波モジュール、27aは高周波モ
ジュール26aに接続された分波器、27bは高周波モ
ジュール26bに接続された分波器、28は一次放射器
24と偏分波器25との間に設けられた円偏波発生器、
P1は分波器27aに接続され、一次放射器24から左
旋円偏波にて送信される第1の周波数帯の電波の入力端
子、P2は分波器27aに接続され、一次放射器24よ
り左旋円偏波にて受信される第2の周波数帯の電波の出
力端子、P3は分波器27bに接続され、一次放射器2
4から右旋円偏波にて送信される第1の周波数帯の電波
の入力端子、P4は分波器27bに接続され、一次放射
器24より右旋円偏波にて受信される第2の周波数帯の
電波の入力端子である。
【0060】次に動作について説明する。まず、入力端
子P1より入力された第1の周波数帯の直線偏波の電波
は、分波器27aおよび高周波モジュール26aを通過
して、偏分波器25に入力され垂直偏波として出力され
た後、円偏波発生器28により垂直偏波から左旋円偏波
に変換され、一次放射器24を介して反射鏡より空中に
放射される。また、反射鏡が受信した第2の周波数帯の
左旋円偏波の電波は、一次放射器24を介して円偏波発
生器28により左旋円偏波から垂直偏波に変換され、偏
分波器25に入力された後、高周波モジュール26aに
より増幅されて分波器27aに伝送され、出力端子P2
より直線偏波として抽出される。
【0061】次に、入力端子P3より入力された第1の
周波数帯の直線偏波の電波は、分波器27bおよび高周
波モジュール26bを通過して、偏分波器25に入力さ
れ水平偏波として出力された後、円偏波発生器28によ
り水平偏波から右旋円偏波に変換され、一次放射器24
を介して反射鏡より空中に放射される。また、反射鏡が
受信した第2の周波数帯の右旋円偏波の電波は、一次放
射器24を介して円偏波発生器28により右旋円偏波か
ら水平偏波に変換され、偏分波器25に入力された後、
高周波モジュール26bにより増幅されて分波器27b
に伝送され、出力端子P4より直線偏波として抽出され
る。
【0062】ここで、入力端子P1および入力端子P3
から入力された第1の周波数帯の電波は、分波器27a
および27bのアイソレーション特性により出力端子P
2および出力端子P4へはほとんど漏洩しない。また、
偏分波器25により各電波は互いに直交する偏波に変換
されるため、両電波間ではほとんど干渉しない。従っ
て、同一の周波数帯を使い、かつ、左右両旋の円偏波の
2つの送信波が効率的に一次放射器24から放射される
ことになる。
【0063】また、一次放射器24にて受信された同一
の周波数帯を使い、かつ、左右両旋の円偏波の2つの電
波は、円偏波発生器28および偏分波器25により互い
に干渉することなく直交する2つの直線偏波に変換さ
れ、分離される。また、分離された各電波は分波器27
aおよび27bのアイソレーション特性により出力端子
P1および出力端子P3へはほとんど漏洩しない。従っ
て、同一の周波数帯を使い、かつ、旋回方向の異なる円
偏波をもつ2つの送信波が効率的に出力端子2および端
子4から出力されることになる。
【0064】このように、この実施の形態10によれ
ば、反射鏡にて受信した電波を出力端子P2および出力
端子P4に接続された受信器へ伝送する間に高周波モジ
ュール26aおよび26bにて1度増幅するため、偏分
波器25、分波器27a、27bおよび受信器を近接し
て配置する必要がなく、これらの回路の配置の自由度を
高めることができるという効果が得られる。また、アン
テナビームを機械駆動操作する場合、反射鏡とともに回
転するところに分波器27a、27bおよび受信器を配
置する必要がなく、このため、その回転機構および回転
支持機構の小形化および軽量化が可能で、かつ、高性能
なアンテナ装置を得ることができるという効果が得られ
る。
【0065】
【発明の効果】この発明に係る高周波モジュールは、第
1の主導波管と、この第1の主導波管に接続された第1
のT分岐回路と、この第1のT分岐回路に接続され第1
の周波数帯を透過させるとともに第2の周波数帯を反射
させる第1の低域通過フィルタと、上記第1のT分岐回
路に接続され第2の周波数帯を透過させるとともに第1
の周波数帯を反射させる帯域通過フィルタと、上記第1
の低域通過フィルタに接続され、導波管とマイクロ波集
積回路との間で伝送線路の変換を行う第1の変換器と、
この第1の変換器に接続され、かつ、マイクロ波集積回
路により構成された増幅器と、この増幅器に接続され、
導波管とマイクロ波集積回路との間で伝送線路の変換を
行う第2の変換器と、この第2の変換器に接続され第1
の周波数帯を透過させるとともに第2の周波数帯を反射
させる第2の低域通過フィルタと、上記第2の低域通過
フィルタと上記帯域通過フィルタとに接続された第2の
T分岐回路と、この第2のT分岐回路に接続された第2
の主導波管とを備えたものなので、第1の周波数帯の電
波を発振させることなく効率的に増幅して通過させると
ともに、第1の周波数帯の電波と対向して入力される第
2の周波数帯の電波の損失を少なく通過させることがで
きるという効果が得られる。
【0066】この発明に係る高周波モジュールは、第1
の主導波管と、この第1の主導波管に接続された第1の
T分岐回路と、この第1のT分岐回路に接続され第1の
周波数帯を透過させるとともに第2の周波数帯を反射さ
せる第1の低域通過フィルタと、上記第1のT分岐回路
に接続され、かつ、管軸が部分的に湾曲し第2の周波数
帯を透過させるとともに第1の周波数帯を反射させる第
1の帯域通過フィルタと、上記第1の低域通過フィルタ
に接続され、導波管とマイクロ波集積回路との間で伝送
線路の変換を行う第1の変換器と、この第1の変換器に
接続され、かつ、マイクロ波集積回路により構成された
増幅器と、この増幅器に接続され、導波管とマイクロ波
集積回路との間で伝送線路の変換を行う第2の変換器
と、この第2の変換器に接続され第1の周波数帯を透過
させるとともに第2の周波数帯を反射させる第2の低域
通過フィルタと、上記第1の帯域通過フィルタに接続さ
れた第1のベンドと、この第1のベンドに接続された第
2のベンドと、この第2のベンドに接続され、かつ、管
軸が部分的に湾曲し第2の周波数帯を透過させるととも
に第1の周波数帯を反射させる第2の帯域通過フィルタ
と、上記第2の低域通過フィルタと上記第2の帯域通過
フィルタとに接続された第2のT分岐回路と、この第2
のT分岐回路に接続された第2の主導波管とを備えたも
のなので、第1の周波数帯の電波を発振させることなく
効率的に増幅して通過させるとともに、第1の周波数帯
の電波と対向して入力される第2の周波数帯の電波の損
失を少なく通過させることができるという効果が得られ
る。
【0067】この発明に係る高周波モジュールは、第1
の主導波管と、この第1の主導波管に接続された第1の
T分岐回路と、この第1のT分岐回路に接続され第1の
周波数帯を透過させるとともに第2の周波数帯を反射さ
せる第1の帯域通過フィルタと、上記第1のT分岐回路
に接続され第2の周波数帯を透過させるとともに第1の
周波数帯を反射させる第2の帯域通過フィルタと、上記
第1の帯域通過フィルタに接続され、導波管とマイクロ
波集積回路との間で伝送線路の変換を行う第1の変換器
と、この第1の変換器に接続され、かつ、マイクロ波集
積回路により構成され、導波管とマイクロ波集積回路と
の間で伝送線路の変換を行う増幅器と、この増幅器に接
続された第2の変換器と、この第2の変換器に接続され
た第1の周波数帯を透過させるとともに第2の周波数帯
を反射させる第3の帯域通過フィルタと、上記第3の帯
域通過フィルタと上記第2の帯域通過フィルタとに接続
された第2のT分岐回路と、この第2のT分岐回路に接
続された第2の主導波管とを備えたものなので、第1の
周波数帯の電波を発振させることなく効率的に増幅して
通過させるとともに、第1の周波数帯の電波と対向して
入力される第2の周波数帯の電波の損失を少なく通過さ
せることができるという効果が得られる。
【0068】この発明に係る高周波モジュールは、第1
の主導波管と、この第1の主導波管に接続された第1の
T分岐回路と、この第1のT分岐回路に接続され第1の
周波数帯を透過させるとともに第2の周波数帯を反射さ
せる第1の帯域通過フィルタと、上記第1のT分岐回路
に接続され、かつ、管軸が部分的に湾曲し第2の周波数
帯を透過させるとともに第1の周波数帯を反射させる第
2の帯域通過フィルタと、上記第1の帯域通過フィルタ
に接続され、導波管とマイクロ波集積回路との間で伝送
線路の変換を行う第1の変換器と、この第1の変換器に
接続され、かつ、マイクロ波集積回路により構成された
増幅器と、この増幅器に接続され、導波管とマイクロ波
集積回路との間で伝送線路の変換を行う第2の変換器
と、この第2の変換器に接続された第1の周波数帯を透
過させるとともに第2の周波数帯を反射させる第3の帯
域通過フィルタと、上記第2の帯域通過フィルタに接続
された第1のベンドと、この第1のベンドに接続された
第2のベンドと、この第2のベンドに接続され、かつ、
管軸が部分的に湾曲し第2の周波数帯を透過させるとと
もに第1の周波数帯を反射させる第4の帯域通過フィル
タと、上記第3の帯域通過フィルタと上記第4の帯域通
過フィルタとに接続された第2のT分岐回路と、この第
2のT分岐回路に接続された第2の主導波管とを備えた
ものなので、第1の周波数帯の電波を発振させることな
く効率的に増幅して通過させるとともに、第1の周波数
帯の電波と対向して入力される第2の周波数帯の電波の
損失を少なく通過させることができるという効果が得ら
れる。
【0069】また、上記導波管形低域通過フィルタとし
て、片側コルゲート方形導波管形低域通過フィルタを設
けたものなので、第1の周波数帯の電波を発振させるこ
となく効率的に増幅して通過させるとともに、第1の周
波数帯の電波と対向して入力される第2の周波数帯の電
波の損失を少なく通過させることができるという効果が
得られる。
【0070】また、上記導波管形帯域通過フィルタとし
て、誘導性アイリス結合方形導波管形帯域通過フィルタ
を設けたものなので第1の周波数帯の電波を発振させる
ことなく効率的に増幅して通過させるとともに、第1の
周波数帯の電波と対向して入力される第2の周波数帯の
電波の損失を少なく通過させることができるという効果
が得られる。
【0071】また、上記T分岐回路は、分岐点に整合用
のステップを設けたものなので、第1の周波数帯の電波
と第2の周波数帯の電波を効率的に入出力を行うことが
できる。
【0072】また、上記主導波管と、上記T分岐回路
と、上記低域通過フィルタあるいは上記導波管形帯域通
過フィルタと、上記帯域通過フィルタあるいは上記管軸
が一部湾曲した帯域通過フィルタおよび上記ベンドと、
上記変換器の導波管部分とを掘削加工された2体の金属
ブロックを組み合わせることにより構成したものなの
で、各部の接続支持機構が削減することができる。
【0073】また、上記増幅器の上に1枚の金属板を設
け、この金属板と上記増幅器の外壁幅広面に挟まれた隙
間に、上記金属板および上記増幅器の外壁幅広面を導波
管内壁とする片側容量性アイリス結合方形導波管形帯域
通過フィルタを設けたものなので、不要結合が抑圧する
ことができる。
【0074】また、上記増幅器の上に1枚の金属板を設
け、この金属板と上記増幅器の外壁幅広面に挟まれた隙
間に、上記金属板および上記増幅器の外壁幅広面を導波
管内壁とする片側コルゲート方形導波管形低域通過フィ
ルタを設けたものなので、不要結合が抑圧することがで
きる。
【0075】この発明に係るアンテナ装置は、一次放射
器と、この一次放射器に接続された偏分波器と、この偏
分波器に接続された請求項1乃至10のいずれかに記載
の第1の高周波モジュールと、この第1の高周波モジュ
ールに接続された第1の分波器と、上記偏分波器に接続
された請求項1乃至10のいずれかに記載の第2の高周
波モジュールと、この第2の高周波モジュールに接続さ
れた第2の分波器とを備えたものなので、小型及び軽量
化を図ることができる。
【0076】この発明に係るアンテナ装置は、一次放射
器と、この一次放射器に接続された円偏波発生器と、こ
の円偏波発生器に接続された偏分波器と、この偏分波器
に接続された請求項1乃至10のいずれかに記載の第1
の高周波モジュールと、この第1の高周波モジュールに
接続された第1の分波器と、上記偏分波器に接続された
請求項1乃至10のいずれかに記載の第2の高周波モジ
ュールと、この第2の高周波モジュールに接続された第
2の分波器とを備えたものなので、小型及び軽量化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における高周波モジ
ュールの構成を示す上面図である。
【図2】 (a)は図1におけるA方向から見た側面
図、(b)は図1におけるB方向から見た低雑音増幅器
の側面図、(c)は図1におけるC方向から見た内側面
図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による高周波モジュ
ールの構成を示す上面図である。
【図4】 (a)は図3におけるA方向から見た側面
図、(b)は図3におけるB方向から見た低雑音増幅器
の側面図、(c)は図3におけるC方向から見た内側面
図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による高周波モジュ
ールの構成を示す上面図である。
【図6】 (a)は図5におけるA方向から見た側面
図、(b)は図5におけるB方向から見た低雑音増幅器
の側面図、(c)は図5におけるC方向から見た側面図
である。
【図7】 この発明の実施の形態4による高周波モジュ
ールの構成を示す上面図である。
【図8】 (a)は図7におけるA方向から見た側面
図、(b)は図7におけるB方向から見た低雑音増幅器
の側面図、(c)は図7におけるC方向から見た側面図
である。
【図9】 この発明の実施の形態5による上述の発明の
実施の形態2の高周波モジュールの組立構成を示す上面
図である。
【図10】 (a)は図8におけるA方向から見た側面
図、(b)は図8におけるB方向から見た側面図、
(c)は図8におけるC方向から見た側面図である。
【図11】 この発明の実施の形態6による高周波モジ
ュールの構成を示す上面図である。
【図12】 (a)は図11におけるA方向から見た側
面図、(b)は図11におけるB方向から見た側面図、
(c)は図11におけるC方向から見た側面図である。
【図13】 この発明の実施の形態7による高周波モジ
ュールの構成を示す断面図である。
【図14】 (a)は図13におけるA方向から見た側
面図、(b)は図13におけるB方向から見た側面図、
(c)は図13におけるC方向から見た側面図である。
【図15】 この発明の実施の形態8による高周波モジ
ュールの構成を示す上面図である。
【図16】 (a)は図15におけるA方向から見た側
面図、(b)は図15におけるB方向から見た側面図、
(c)は図15におけるC方向から見た側面図である。
【図17】 この発明の実施の形態9によるアンテナ装
置の構成を示すブロック図である。
【図18】 この発明の実施の形態10によるアンテナ
装置の構成を示すブロック図である。
【図19】 従来のアンテナ装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1、2 方形主導波管、3、4 方形導波管E面T分岐
回路、5、6 片側コルゲート方形導波管形低域通過フ
ィルタ、7 誘導性アイリス結合方形導波管形帯域通過
フィルタ、8、9 方形導波管−MIC変換器、10
低雑音増幅器、11、12 誘導性アイリス結合方形導
波管形帯域通過フィルタ、13、14 方形導波管E面
ベンド、15、16 誘導性アイリス結合方形導波管形
帯域通過フィルタ、17、18 金属ブロック、19
金属板、20 金属板、21 片側容量性アイリス結合
方形導波管形帯域通過フィルタ、22 金属板、23
片側コルゲート方形導波管形低域通過フィルタ、24
一次放射器、25 偏分波器、26a、26b 高周波
モジュール、27a、27b 分波器、28 円偏波発
生器、61 一次放射器、62 円偏波発生器、63
偏分波器、64a、64b 分波器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大和田 哲 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 大橋 英征 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 山中 宏治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 森 一富 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 池田 幸夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 堀江 聡介 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 飯田 明夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 尾崎 裕 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J006 JA01 JA03 JB02 JB05 KA03 KA13 PB01 5K011 DA02 DA27 JA04 KA18

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の主導波管と、この第1の主導波管
    に接続された第1のT分岐回路と、この第1のT分岐回
    路に接続され第1の周波数帯を透過させるとともに第2
    の周波数帯を反射させる第1の低域通過フィルタと、上
    記第1のT分岐回路に接続され第2の周波数帯を透過さ
    せるとともに第1の周波数帯を反射させる帯域通過フィ
    ルタと、上記第1の低域通過フィルタに接続され、導波
    管とマイクロ波集積回路との間で伝送線路の変換を行う
    第1の変換器と、この第1の変換器に接続され、かつ、
    マイクロ波集積回路により構成された増幅器と、この増
    幅器に接続され、導波管とマイクロ波集積回路との間で
    伝送線路の変換を行う第2の変換器と、この第2の変換
    器に接続され第1の周波数帯を透過させるとともに第2
    の周波数帯を反射させる第2の低域通過フィルタと、上
    記第2の低域通過フィルタと上記帯域通過フィルタとに
    接続された第2のT分岐回路と、この第2のT分岐回路
    に接続された第2の主導波管とを備えたことを特徴とす
    る高周波モジュール。
  2. 【請求項2】 第1の主導波管と、この第1の主導波
    管に接続された第1のT分岐回路と、この第1のT分岐
    回路に接続され第1の周波数帯を透過させるとともに第
    2の周波数帯を反射させる第1の低域通過フィルタと、
    上記第1のT分岐回路に接続され、かつ、管軸が部分的
    に湾曲し第2の周波数帯を透過させるとともに第1の周
    波数帯を反射させる第1の帯域通過フィルタと、上記第
    1の低域通過フィルタに接続され、導波管とマイクロ波
    集積回路との間で伝送線路の変換を行う第1の変換器
    と、この第1の変換器に接続され、かつ、マイクロ波集
    積回路により構成された増幅器と、この増幅器に接続さ
    れ、導波管とマイクロ波集積回路との間で伝送線路の変
    換を行う第2の変換器と、この第2の変換器に接続され
    第1の周波数帯を透過させるとともに第2の周波数帯を
    反射させる第2の低域通過フィルタと、上記第1の帯域
    通過フィルタに接続された第1のベンドと、この第1の
    ベンドに接続された第2のベンドと、この第2のベンド
    に接続され、かつ、管軸が部分的に湾曲し第2の周波数
    帯を透過させるとともに第1の周波数帯を反射させる第
    2の帯域通過フィルタと、上記第2の低域通過フィルタ
    と上記第2の帯域通過フィルタとに接続された第2のT
    分岐回路と、この第2のT分岐回路に接続された第2の
    主導波管とを備えたことを特徴とする高周波モジュー
    ル。
  3. 【請求項3】 第1の主導波管と、この第1の主導波管
    に接続された第1のT分岐回路と、この第1のT分岐回
    路に接続され第1の周波数帯を透過させるとともに第2
    の周波数帯を反射させる第1の帯域通過フィルタと、上
    記第1のT分岐回路に接続され第2の周波数帯を透過さ
    せるとともに第1の周波数帯を反射させる第2の帯域通
    過フィルタと、上記第1の帯域通過フィルタに接続さ
    れ、導波管とマイクロ波集積回路との間で伝送線路の変
    換を行う第1の変換器と、この第1の変換器に接続さ
    れ、かつ、マイクロ波集積回路により構成され、導波管
    とマイクロ波集積回路との間で伝送線路の変換を行う増
    幅器と、この増幅器に接続された第2の変換器と、この
    第2の変換器に接続された第1の周波数帯を透過させる
    とともに第2の周波数帯を反射させる第3の帯域通過フ
    ィルタと、上記第3の帯域通過フィルタと上記第2の帯
    域通過フィルタとに接続された第2のT分岐回路と、こ
    の第2のT分岐回路に接続された第2の主導波管とを備
    えたことを特徴とする高周波モジュール。
  4. 【請求項4】 第1の主導波管と、この第1の主導波管
    に接続された第1のT分岐回路と、この第1のT分岐回
    路に接続され第1の周波数帯を透過させるとともに第2
    の周波数帯を反射させる第1の帯域通過フィルタと、上
    記第1のT分岐回路に接続され、かつ、管軸が部分的に
    湾曲し第2の周波数帯を透過させるとともに第1の周波
    数帯を反射させる第2の帯域通過フィルタと、上記第1
    の帯域通過フィルタに接続され、導波管とマイクロ波集
    積回路との間で伝送線路の変換を行う第1の変換器と、
    この第1の変換器に接続され、かつ、マイクロ波集積回
    路により構成された増幅器と、この増幅器に接続され、
    導波管とマイクロ波集積回路との間で伝送線路の変換を
    行う第2の変換器と、この第2の変換器に接続された第
    1の周波数帯を透過させるとともに第2の周波数帯を反
    射させる第3の帯域通過フィルタと、上記第2の帯域通
    過フィルタに接続された第1のベンドと、この第1のベ
    ンドに接続された第2のベンドと、この第2のベンドに
    接続され、かつ、管軸が部分的に湾曲し第2の周波数帯
    を透過させるとともに第1の周波数帯を反射させる第4
    の帯域通過フィルタと、上記第3の帯域通過フィルタと
    上記第4の帯域通過フィルタとに接続された第2のT分
    岐回路と、この第2のT分岐回路に接続された第2の主
    導波管とを備えたことを特徴とする高周波モジュール。
  5. 【請求項5】 上記導波管形低域通過フィルタとして、
    片側コルゲート方形導波管形低域通過フィルタを設けた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の高周波モジュ
    ール。
  6. 【請求項6】 上記導波管形帯域通過フィルタとして、
    誘導性アイリス結合方形導波管形帯域通過フィルタを設
    けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
    の高周波モジュール。
  7. 【請求項7】 上記T分岐回路は、分岐点に整合用のス
    テップを設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れかに記載の高周波モジュール。
  8. 【請求項8】 上記主導波管と、上記T分岐回路と、上
    記低域通過フィルタあるいは上記導波管形帯域通過フィ
    ルタと、上記帯域通過フィルタあるいは上記管軸が一部
    湾曲した帯域通過フィルタおよび上記ベンドと、上記変
    換器の導波管部分とを掘削加工された2体の金属ブロッ
    クを組み合わせることにより構成したことを特徴とする
    請求項1乃至7のいずれかに記載の高周波モジュール。
  9. 【請求項9】 上記増幅器の上に1枚の金属板を設け、
    この金属板と上記増幅器の外壁幅広面に挟まれた隙間
    に、上記金属板および上記増幅器の外壁幅広面を導波管
    内壁とする片側容量性アイリス結合方形導波管形帯域通
    過フィルタを設けたことを特徴とする請求項8記載の高
    周波モジュール。
  10. 【請求項10】 上記増幅器の上に1枚の金属板を設
    け、この金属板と上記増幅器の外壁幅広面に挟まれた隙
    間に、上記金属板および上記増幅器の外壁幅広面を導波
    管内壁とする片側コルゲート方形導波管形低域通過フィ
    ルタを設けたことを特徴とする請求項8記載の高周波モ
    ジュール。
  11. 【請求項11】 一次放射器と、この一次放射器に接続
    された偏分波器と、この偏分波器に接続された請求項1
    乃至10のいずれかに第1の記載の高周波モジュール
    と、この第1の高周波モジュールに接続された第1の分
    波器と、上記偏分波器に接続された請求項1乃至10の
    いずれかに第2の記載の高周波モジュールと、この第2
    の高周波モジュールに接続された第2の分波器とを備え
    たことを特徴とするアンテナ装置。
  12. 【請求項12】 一次放射器と、この一次放射器に接続
    された円偏波発生器と、この円偏波発生器に接続された
    偏分波器と、この偏分波器に接続された請求項1乃至1
    0のいずれかに第1の高周波モジュールと、この第1の
    高周波モジュールに接続された第1の分波器と、上記偏
    分波器に接続された請求項1乃至10のいずれかに第2
    の高周波モジュールと、この第2の高周波モジュールに
    接続された第2の分波器とを備えたことを特徴とするア
    ンテナ装置。
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