JP4392321B2 - スロットアレイアンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、複数のスロットアレイ導波管によって周波数が異なる電磁波の送受信を行うとともに、複数のスロットアレイ導波管の間の周波数分離を行うスロットアレイアンテナに関する。
レーダ装置用アンテナは、レーダ装置の低消費電力化および高感度化の観点から、高効率であることが望ましい。そこで、高効率を実現するアンテナとして、導波管に複数のスロットを設けることで構成されたスロットアレイアンテナが広く用いられる。
図4にスロットアレイアンテナの一般的な構成を示す。このアンテナでは、電磁波を放射する複数のスロット60が管内波長のおよそ半分の距離を隔てて導波管のE面に設けられている。各スロット60から放射され合成された電磁波は、スロットアレイアンテナ2を構成する導波管のH面と平行な平面内に、複数のスロット60の配置によって定まる指向性を形成する。
レーダ装置においては、スロットアレイアンテナ2を、H面が水平となるように設置することで、水平面内において所望の指向性を得る。しかしながら、このままの構成では垂直面内において所望の指向性を得ることは困難である。そこで、図5に示すように、電磁ホーン部80を設けて指向性を調整する構成が従来から採用されている。図5の電磁ホーン付きスロットアレイアンテナ3の放射素子として機能するスロットアレイ導波管70は、図4のスロットアレイアンテナ2と同様の構造を有し、それ自身がアンテナとしても機能するものである。ここでは、これを図4のスロットアレイアンテナ2と区別して、「スロットアレイ導波管」と称することとしている。以下、図4のスロットアレイアンテナ2と同一の構成部分をアンテナを構成する放射素子として捉える場合についても同様とする。
図5の電磁ホーン付きスロットアレイアンテナ3において、スロットアレイ導波管70から放射された電磁波は、接続導波部72および垂直偏波抑圧板76を介して電磁ホーン部80へと導かれる。スロットアレイ導波管70から放射された電磁波の垂直偏波成分は、垂直偏波抑圧板76によって抑圧されるため、電磁ホーン部80から放射される電磁波はほぼ水平偏波となる。電磁ホーン付きスロットアレイアンテナ3の垂直面内の指向性は、電磁ホーン部80を構成する導体板82および導体板84の大きさ、配置などによって決定される。なお、ここでは放射の際の電磁波の振る舞い、すなわち送信の際の電磁波の振る舞いに着目しているが、アンテナの相反性により受信指向性は送信指向性と一致し、受信動作は送信動作の際の信号の流れを逆にしたものとして説明することができる。
レーダ装置は、あらゆる方向に存在する物標の測位が可能でなければならないため、用いられるアンテナはその指向性が駆動できることが好ましい。ところが、一般にスロットアレイアンテナの指向性は固定されているため、レーダ装置用アンテナとしてこれを用いる場合には、駆動装置によってアンテナ本体を駆動させる構成とすることが必要である。したがって、駆動装置への負担が軽減されるよう、スロットアレイアンテナは小型かつ軽量であることが望まれる。
さて、レーダ装置の性能としては、不要受信信号成分を除去する能力、探知可能な最小限の物標の大きさを決定する空間分解能などがある。これらの性能は、海面反射や雨滴反射による妨害の中でも海面上の小物標を探知することが要求される、船舶レーダ装置などにおいても特に重要である。
レーダ装置の性能は、レーダ信号として使用される電磁波の周波数に左右される。周波数を高くすると電磁波の波長が短くなるため、空間分解能を向上させることができるが、海面反射や雨滴反射による不要信号成分をより多く認識してしまう。一方、周波数を低くすると認識するこれらの不要信号成分を低減させることはできるが、電磁波の波長が長くなるため空間分解能が低下してしまう。
そこで、2種類の周波数帯の電磁波を用いることで各周波数帯における性能の劣化を填補する周波数ダイバーシティ処理を行うレーダ装置の構成が考えられる。この構成では、周波数の異なる2つの同一偏波の電磁波を、同一時刻に同一方向へ送信し、同一時刻に同一方向から到来する反射波を受信する。レーダ装置は、受信された不要受信信号成分の大きさに応じて電磁波の周波数を選択する選択ダイバーシティ処理や、周波数の異なる2種類の受信信号を所定の演算によって合成し、最適なレーダ受信信号を取得する合成ダイバーシティ処理を行う。
周波数ダイバーシティ処理を行うレーダ装置には、2種類の周波数帯の電磁波を同一方向に同一偏波で送受信するアンテナが必要である。しかしながら、スロットアレイアンテナは、使用する周波数帯のみに対して設計され、また、使用する導波管にも周波数範囲があるため、使用する周波数帯域外では放射指向性や効率、および入力インピーダンス等のアンテナ性能を維持することは困難である。
そこで、図6のように、それぞれ異なる周波数帯に対して設計されたアンテナを配置することで、2周波数帯スロットアレイアンテナ6を構成することが考えられる。この2周波数帯スロットアレイアンテナ6は、第1の周波数帯の電磁波の送受信を行う第1の電磁ホーン付きスロットアレイアンテナ4と、第2の周波数帯の電磁波の送受信を行う第2の電磁ホーン付きスロットアレイアンテナ5を備える。ここで第1の周波数帯の低域端周波数は第2の周波数帯の低域端周波数よりも高いものとし、第1の電磁ホーン付きスロットアレイアンテナ4は第1のスロットアレイ導波管10、垂直偏波抑圧板16、電磁ホーン部90、および電磁ホーン部90と第1のスロットアレイ導波管10とを接続する接続導波部12から構成される。同様に、第2の電磁ホーン付きスロットアレイアンテナ5は第2のスロットアレイ導波管50、垂直偏波抑圧板56、電磁ホーン部100、および電磁ホーン部100と第2のスロットアレイ導波管50とを接続する接続導波部52から構成される。第1の電磁ホーン付きスロットアレイアンテナ4と第2の電磁ホーン付きスロットアレイアンテナ5は、電磁ホーン部90および電磁ホーン部100において積み重なるよう配置される。
また、第1のスロットアレイ導波管10および第2のスロットアレイ導波管50に設けられた複数のスロット60の配置や、電磁ホーン部90および電磁ホーン部100の構成は、第1の電磁ホーン付きスロットアレイアンテナ4と第2の電磁ホーン付きスロットアレイアンテナ5で、指向性最大方向が一致するように決定される。
図6のように2周波数帯で使用可能なスロットアレイアンテナを構成する場合、2系統の電磁ホーン部が必要とされるため、体積および重量がかさんでしまうという問題がある。また、上述のように、駆動装置に搭載して本体を駆動させる構成とする場合には、体積および重量がかさむことにより駆動装置への機械的負担が大きくなり、駆動装置を強化する必要が生ずるという問題がある。
そこで、接続導波部12および接続導波部52を共用の電磁ホーンに接続し、2種類の周波数帯で使用可能な、小型かつ軽量のスロットアレイアンテナを構成することが考えられる。例えば、特公昭61−42883号公報においては、2系統のスロットアレイアンテナ導波管から放射された電磁波が同一の電磁ホーン部から放射されるスロットアレイアンテナが開示されている。このアンテナは、2系統のスロットアレイ導波管のうち片方から放射される電磁波の偏波を90度回転させて垂直偏波に変換し、他方のスロットアレイ導波管から放射される水平偏波の電磁波と合成して放射する。そして、2系統のスロットアレイ導波管に入射する電磁波の振幅および位相の関係を調整することで、電磁ホーン部から放射される電磁波の偏波方向を任意に調整する構成としている。特公昭61−42883号公報に開示されているスロットアレイアンテナは、同一周波数帯で、かつ直交する偏波を取り扱う故に成立する構造であり、同一偏波では使用できない。
特公昭61−42883号公報
2つの異なる周波数帯、かつ同一偏波で電磁ホーンを共用することとした場合、次のような問題が生じる。
第1の周波数帯の電磁波が、第2の周波数帯の放射素子側に回り込んでしまう、あるいは、第2の周波数帯の電磁波が、第1の周波数帯の放射素子側に回り込んでしまうという、放射素子間の周波数分離がなされない。そのため、それぞれの周波数帯の放射素子の給電端における電圧定在波比が増加する。また、それぞれの周波数帯の電磁波を送受信する無線機間で干渉が生じ、変調積によって不要波が発生してしまう。
特公昭61−42883号公報に開示されているアンテナは、偏波方向を任意に設定することができることを特徴とし、同一の周波数の電磁波をそれぞれのスロットアレイ導波管から入射し、一方の電磁波の偏波を90度変更させることを前提としている。したがって、それぞれのスロットアレイ導波管の間の偏波分離を行う手段は具備しているが、周波数分離を行う手段を具備していないため、これを周波数ダイバーシティ処理を行うレーダ装置に適用することはできない。
本発明はこのような課題に対してなされたものであり、2系統のスロットアレイ導波管によって、周波数が異な2種類の電磁波の送受信を同時に行うとともに、2系統のスロットアレイ導波管の間の周波数分離を行う、小型かつ軽量のスロットアレイアンテナを提供する。
本発明に係るスロットアレイアンテナは、互いに異なる周波数の電磁波を放射する第1および第2のスロットアレイ導波管と、前記第1および第2のスロットアレイ導波管に対して共用され、放射特性を調整する電磁ホーンと、前記第1のスロットアレイ導波管および前記第2のスロットアレイ導波管のそれぞれから放射された電磁波を、前記電磁ホーンへと導く導波部と、を備え、前記導波部は、延伸方向を揃えて対向する第1の辺および第2の辺をそれぞれが有し、第1の辺および第2の辺の方向を揃えて壁面が対向する2つの導体壁と、前記2つの導体壁のうち一方の導体壁に設けられ、前記第1および第2の辺の延伸方向に沿って延伸する隙間と、を備え、前記第1のスロットアレイ導波管は、前記第1の辺の延伸方向に沿って延伸するスロット配列面を有し、前記第1の辺の側から前記2つの導体壁に挟まれた領域に電磁波を放射し、前記第2のスロットアレイ導波管は、前記隙間の延伸方向に沿って延伸するスロット配列面を有し、前記隙間から前記2つの導体壁に挟まれた領域に電磁波を放射し、前記導波部は、前記第1および第2のスロットアレイ導波管から前記2つの導体壁に挟まれた領域に放射された電磁波を、前記第2の辺の側から前記電磁ホーンへと導き、前記導波部は、さらに、板面が前記2つの導体壁の各壁面に沿うよう、前記2つの導体壁の間に挟まれて配置される導体隔壁板を備え、前記導体隔壁板および前記2つの導体壁は、前記導体隔壁板と各導体壁との間に形成される領域が、前記隙間から導かれた電磁波に対する遮断導波路となり、前記隙間から導かれた電磁波を前記電磁ホーンへと導くよう配置されることを特徴とする。
また、本発明に係るスロットアレイアンテナは、互いに異なる周波数の電磁波を放射する第1および第2のスロットアレイ導波管と、前記第1および第2のスロットアレイ導波管に対して共用され、放射特性を調整する電磁ホーンと、前記第1のスロットアレイ導波管および前記第2のスロットアレイ導波管のそれぞれから放射された電磁波を、前記電磁ホーンへと導く導波部と、を備え、前記導波部は、延伸方向を揃えて対向する第1の辺および第2の辺をそれぞれが有し、第1の辺および第2の辺の方向を揃えて壁面が対向する2つの導体壁と、前記2つの導体壁のうち一方の導体壁に設けられ、前記第1および第2の辺の延伸方向に沿って延伸する隙間と、を備え、前記第1のスロットアレイ導波管は、前記第1の辺の延伸方向に沿って延伸するスロット配列面を有し、前記第1の辺の側か前記2つの導体壁に挟まれた領域に電磁波を放射し、前記第2のスロットアレイ導波管は、前記隙間の延伸方向に沿って延伸するスロット配列面を有し、前記隙間から前記2つの導体壁に挟まれた領域に電磁波を放射し、前記導波部は、前記第1および第2のスロットアレイ導波管から前記2つの導体壁に挟まれた領域に放射された電磁波を、前記第2の辺の側から前記電磁ホーンへと導き、前記導波部は、さらに、前記隙間を塞ぐ誘電体板を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るスロットアレイアンテナにおいては、前記導波部は、さらに、板面が前記2つの導体壁の各壁面に沿うよう、前記2つの導体壁の間に挟まれて配置される導体隔壁板を備え、前記導体隔壁板および前記2つの導体壁は、前記導体隔壁板と各導体壁との間に形成される領域が、前記隙間から導かれた電磁波に対する遮断導波路となり、前記隙間から導かれた電磁波を前記電磁ホーンへと導くよう配置されることが好適である。
また、本発明に係るスロットアレイアンテナにおいては、前記第1のスロットアレイ導波管と前記第2のスロットアレイ導波管は、前記第1のスロットアレイ導波管から放射され前記電磁ホーンから放射される電磁波の偏波方向と、前記第2のスロットアレイ導波管から放射され前記電磁ホーンから放射される電磁波の偏波方向とが一致するよう配置されることが好適である。
本発明によれば、2種類の周波数帯で使用可能な、小型かつ軽量のスロットアレイアンテナを実現できる。また、好適な一実施形態として、周波数ダイバーシティ処理を行うレーダ装置のアンテナ系統を小型かつ軽量に構成することができる。また、スロットアレイアンテナを駆動装置に搭載する場合には、駆動装置への機械的負担を低減することができる。また、第1の周波数の電磁波と第2の周波数の電磁波は、本発明に係るスロットアレイアンテナ内部において分離されるため、それぞれの周波数の電磁波を送受信する無線機間の干渉、変調積による不要波の発生などを低減することができる。
本発明の実施形態につき説明する。図1は本発明の一実施形態である2周波数帯スロットアレイアンテナ1の斜視図である。このアンテナ1は、第1のスロットアレイ導波管10に入力された第1の周波数帯の電磁波および第2のスロットアレイ導波管50に入力された第2の周波数帯の電磁波を、電磁ホーン部40から水平偏波の電磁波として送信する。また、電磁ホーン部40に到来した水平偏波の電磁波を、周波数帯に応じて第1のスロットアレイ導波管10あるいは第2のスロットアレイ導波管50のいずれかに導く。
2周波数帯スロットアレイアンテナ1は、水平偏波の電磁波を送受信するため、第1のスロットアレイ導波管10のH面が水平になるように配置される。また、第1の周波数帯の低域端周波数が第2の周波数帯の低域端周波数よりも高域周波数側にあるものとしているため、第1のスロットアレイ導波管10のH面の幅は、第2のスロットアレイ導波管50のそれよりも狭い。
ここで、2周波数帯スロットアレイアンテナ1から電磁波が送信される場合の、各周波数帯の電磁波の伝搬について図を参照して説明する。図2は、第1のスロットアレイ導波管10を構成する導波管の伝搬方向に垂直な断面で2周波数帯スロットアレイアンテナ1を切断した場合の断面図である。アンテナの相反性により、電磁波が受信される場合については、電磁波が送信される場合の伝搬方向を逆にしたものとして説明することができる。
まず、第1のスロットアレイ導波管10から放射される第1の周波数帯の電磁波の伝搬について説明する。入力端I1から入射した第1の周波数帯の電磁波は、第1のスロットアレイ導波管10から放射された後、接続導波部12、垂直偏波抑圧板16、傾斜部20を介して共用導波部30へと導かれる。接続導波部12は、第1のスロットアレイ導波管10と傾斜部20とを機械的に接続するとともに、第1のスロットアレイ導波管10から放射された電磁波の指向性を形成しつつ、当該電磁波を垂直偏波抑圧板16に導く。垂直偏波抑圧板16は、第1のスロットアレイ導波管10のE面方向電界と平行な方向に導体格子を設けたものであり、導体格子に平行な電界成分を短絡し、導体格子に垂直な電界成分を傾斜部20へ導く。傾斜部20は導体板22および導体板24によって構成され、垂直偏波抑圧板16から伝搬した電磁波を垂直偏波抑圧板16の側に反射させることなく共用導波部30へ導く。また、共用導波部30は、導体板32、導体板34、および誘電体板54によって構成され、図2の記載面に垂直な方向に電界成分を有する伝搬姿態で電磁波を伝搬させる。
傾斜部20および共用導波部30には、垂直偏波抑圧板16から伝搬した電磁波の偏波面と平行に導体隔壁板36が設けられている。この導体隔壁板36によって傾斜部20および共用導波部30に形成される分岐路P1および分岐路P2は、第1の周波数帯の電磁波に対しては伝搬導波路となり、第2の周波数帯の電磁波に対しては遮断導波路となる。ここで、伝搬導波路とは、電磁波を導波路伝搬方向の波長が定義された電磁波として導くことが可能な導波路をいい、遮断導波路とは、導波路内での波長が定義されず、導波路内においてリアクタンス回路のような減衰をもたらす導波路をいう。
電界の方向が図2の記載面に垂直である伝搬姿態の場合、導体板34から導体隔壁板36までの距離a2が電磁波の自由空間波長の半分よりも小さいときは、導体板34と導体隔壁板36との間に形成される空間はその電磁波に対しては遮断導波路となり、電磁波の自由空間波長の半分よりも大きいときは、当該空間はその電磁波に対しては伝搬導波路となる。また、同様に、導体隔壁板36から誘電体板54までの距離a1と電磁波の自由空間波長との関係によって、導体隔壁板36と誘電体板54との間に形成される空間が伝搬導波路となるか遮断導波路となるかが定まる。また、傾斜部20内に形成されている分岐路P1および分岐路P2についても、傾斜部20の伝搬断面内の形状に基づいて、遮断導波路であるか伝搬導波路であるかが定まることとなる。したがって、2周波数帯スロットアレイアンテナ1の分岐路P1および分岐路P2の幅は、第1の周波数帯の電磁波の自由空間波長の半分以上であり、かつ、第2の周波数帯の電磁波の自由空間波長の半分以下となるよう決定される。
このように、分岐路P1および分岐路P2は、第1の周波数帯の電磁波に対しては伝搬導波路となるよう構成されているので、垂直偏波抑圧板16から伝搬した電磁波は伝搬電磁波として電磁ホーン部40へと導かれる。
なお、導体隔壁板36によって形成される分岐路P1および分岐路P2の端面Aおよび端面A’は、第1の周波数帯の電磁波に対しては伝搬不連続面として作用するため、垂直偏波抑圧板16へ向かう反射波が生じることが懸念される。しかしながら、このような反射波は、傾斜部20を構成する導体板22若しくは導体板24の配置、大きさ、形状など(以下、設計変数とする。)、共用導波部30を構成する導体板32若しくは誘電体板54の設計変数、および導体隔壁板36の設計変数を調整することで低減することができる。
また、共用導波部30には、第2のスロットアレイ導波管50から放射された電磁波を導く接続導波部52が接続されており、第1の周波数帯の電磁波が接続導波部52に回り込むことが懸念される。しかしながら、接続導波部52と共用導波部30との間の接続面には、垂直偏波抑圧板56とともに誘電体板54が設けられているため、共用導波部30に導かれて接続導波部52に回り込む第1の周波数帯の電磁波のエネルギーは無視できるほど小さい。これは、第1の周波数帯の電磁波は、誘電体板54に大きな入射角を以て入射するため、誘電体板54の表面を伝搬することから、接続導波部52に回り込まないことによる。
第1のスロットアレイ導波管10から放射され電磁ホーン部40へ導かれた電磁波は、第1のスロットアレイ導波管10に設けられている複数スロット60の配置によって水平面内の指向性が決定されているが、電磁ホーン部40に導かれる直前においては垂直面内の指向性は定まっていない。そこで、電磁ホーン部40は、共用導波部30から出力された第1の周波数帯の電磁波を導体板42および導体板44によって反射することで、垂直面内の指向性を形成しつつ自由空間に放射する。
次に、第2のスロットアレイ導波管50から放射される第2の周波数帯の電磁波の伝搬について説明する。入力端I2から入射した第2の周波数帯の電磁波は、第2のスロットアレイ導波管50から放射された後、接続導波部52、誘電体板54、および垂直偏波抑圧板56を介して共用導波部30へと導かれる。接続導波部52は、第2のスロットアレイ導波管50と共用導波部30とを機械的に接続するとともに、第2のスロットアレイ導波管50から放射された電磁波の指向性を形成しつつ、当該電磁波を誘電体板54および垂直偏波抑圧板56に導く。誘電体板54は、上述のように第1の周波数帯の電磁波を伝搬路側へ反射するために設けられているものであるが、第2の周波数帯の電磁波に対しては十分な透過性を有する。そのため、第2のスロットアレイ導波管50から放射された電磁波は、誘電体板54で反射および減衰することなく共用導波部30に導かれる。このように、誘電体板54は、第1の周波数帯の電磁波と第2の周波数帯の電磁波のそれぞれに対する伝搬路を周波数分離するよう作用する。また、垂直偏波抑圧板56は、第2のスロットアレイ導波管50のE面方向電界と平行な方向に導体格子を設けたものであり、導体格子に平行な電界成分を短絡し、導体格子に垂直な電界成分を共用導波部30に導く。
共用導波部30は、傾斜部20および垂直偏波抑圧板16を介して接続導波部12に接続されているが、共用導波部30内の分岐路P1および分岐路P2は、第2の周波数帯の電磁波に対しては遮断導波となっており周波数選択性を有するため、第1のスロットアレイ導波管10の側に第2の周波数帯の電磁波が回り込むことはない。
共用導波部30に導かれた第2の周波数帯の電磁波は、その後伝搬方向が変わり、電磁ホーン部40へと伝搬する。すなわち、導体隔壁板36および共用導波部30は、第2の周波数帯の電磁波に対していわゆるHコーナーとして作用しているわけである。一般に、導波路は電磁波の伝搬方向を変更するためにその形状を変更すると、形状が変更された部分において反射波が生じて伝搬特性を劣化させる。しかしながら、その反射波を相殺するような別の形状変更によって伝搬特性を改善することができる。本実施形態においては、伝搬方向の変更に起因する伝搬特性の劣化を、傾斜部20を構成する導体板22若しくは導体板24の設計変数、共用導波部30を構成する導体板32若しくは誘電体板54の設計変数、および導体隔壁板36の設計変数を調整することで低減することとしている。
第2のスロットアレイ導波管50から放射され電磁ホーン部40へと導かれた電磁波は、第2のスロットアレイ導波管50に設けられている複数のスロット60の配置によって水平面内の指向性が決定されているが、電磁ホーン部40に導かれる直前においては垂直方向への指向性は定まっていない。そこで、電磁ホーン部40は、共用導波部30から出力された第2の周波数帯の電磁波を導体板42および導体板44によって反射することで、垂直面内の指向性を形成しつつ自由空間に放射する。
次に、電磁ホーン部40から放射される電磁波の指向性の調整について説明する。
第1の周波数帯の電磁波は、共用導波部30の導体板32と誘電体板54の間を反射しながら電磁ホーン部40へと伝搬する。これは、平面波が共用導波部30の内部を反射しながら伝搬していくという観点から共用導波部30の内部での伝搬現象を捉えたものである。この伝搬現象を、共用導波部30を伝搬する無数の平面波を合成した波、すなわち共用導波部30における基本伝搬モードの伝搬であるとして捉えると、その電磁界の等位相面は誘電体の比誘電率によって定まる角度で傾いたものとして表され、図3にその様子を示す。このように、伝搬方向に対して電磁界の等位相面が傾くのは、誘電体板54と共用導波部30とでは誘電率が異なり電磁波の伝搬速度が異なるためである。電磁ホーン部40から放射される電磁波の指向性に直接関係があるのは、共用導波部30における基本モードの電磁界分布である。図3に示すように基本モードの電磁界の等位相面が傾いていると、電磁ホーン部40から放射される電磁波の最大放射方向は、共用導波部30において等位相面が傾いていた方向に傾いてしまう。
本実施形態においては、誘電体板54の誘電率、厚み等を最適設計することで、このような第1の周波数帯の電磁波の指向性の偏向を調整することとしている。したがって、誘電体板54の設計変数の決定に際しては、第1の周波数帯の電磁波を共用導波部30側へ反射する特性、第2の周波数帯の電磁波を透過する特性のみならず、電磁ホーン部40から放射される第1の周波数帯の電磁波の指向性をも考慮しなければならない。
導体隔壁板36によって形成される分岐路P1および分岐路P2の端面Aおよび端面A’は、第1の周波数帯の電磁波に対しては伝搬不連続面として作用し、この伝搬不連続面の影響は、傾斜部20を構成する導体板22若しくは導体板24の設計変数、共用導波部30を構成する導体板32若しくは誘電体板54の設計変数、および導体隔壁板36の設計変数を調整することで低減することが可能であることは上述のとおりである。上記においては、端面Aおよび端面A’の影響としては、垂直偏波抑圧板16へ向かう反射波の発生をとりあげたが、その他に、端面Aおよび端面A’における高次モードの発生があげられる。端面Aおよび端面A’おいては電磁界境界条件を満たすように高次モードが発生し、電磁ホーン部40から放射される第1の周波数帯の電磁波の指向性を乱す要因となる。そこで、本実施形態においては、傾斜部20を構成する導体板22若しくは導体板24の設計変数、共用導波部30を構成する導体板32若しくは誘電体板54の設計変数、および導体隔壁板36の設計変数を決定するに際しては、反射波の発生を低減するという点のみならず、高次モードを低減して指向性を最適化するという点についても考慮しなければならない。
レーダ装置では、垂直面内の探知範囲を広げるため、垂直面内の指向性の電力半値幅はある程度大きいことが好ましい。例えば、航海用船舶レーダ装置では船舶の揺れを許容するため、垂直面内の指向性の電力半値幅は20度以上と規定されている。しかしながら、指向性の電力半値幅を大きくし過ぎると、単位面積当たりの放射電力が低下してレーダ装置の性能が低下してしまう。したがって、電力半値幅は垂直面内の探知範囲と単位面積当たりの放射電力の両者を鑑みて設定する必要がある。なお、以下の説明では、指向性の電力半値幅を小さくすることを、指向性を鋭くすると表現するものとする。
本実施形態の2周波数帯スロットアレイアンテナ1から放射される第1の周波数帯の電磁波の垂直面内の指向性は、第2の周波数帯の電磁波のそれよりも鋭い。それは、第1の周波数帯の電磁波は、傾斜部20および共用導波部30を経て電磁界分布が整えられた状態で電磁ホーン部40に至るのに対し、第2の周波数帯の電磁波は、共用導波部30において伝搬方向が変更され、高次遮断モードの存在などにより電磁界分布が整っていない状態で電磁ホーンに至るためである。
ここで、第2の周波数帯の電磁波のみに着目して垂直面内の指向性を決定してしまうと、第1の周波数帯の電磁波の垂直面内の指向性が鋭くなり過ぎてしまうおそれがある。そこで、第1の周波数帯の電磁波について所望の垂直面内の指向性を得るため、誘電体板54の比誘電率、厚み等を最適設計することで、第1の周波数帯の電磁波の垂直面内の指向性の偏向を調整し、第1の周波数帯の電磁波の垂直面内の指向性を調整することが好適である。
以上説明してきたように、2周波数帯スロットアレイアンテナ1の電磁ホーン部40は、第1のスロットアレイ導波管10から放射された電磁波と、第2のスロットアレイ導波管50から放射された電磁波の両者について垂直面内の指向性を形成しつつ自由空間に放射している。したがって、これらの電磁波の垂直面内の指向性を容易に一致させることができる。
また、第1のスロットアレイ導波管10および第2のスロットアレイ導波管50に設けられている複数のスロット60の配置を調整することにより、第1のスロットアレイ導波管10から放射される電磁波の水平面内の指向性と第2のスロットアレイ導波管50から放射される電磁波の水平面内の指向性を容易に一致させることができる。
したがって、第1のスロットアレイ導波管10の入力端I1から電磁ホーン部40の開口面に至るまでの伝搬時間と、第2のスロットアレイ導波管50の入力端I2から電磁ホーン部40の開口面に到るまでの伝搬時間との差を考慮しさえすれば、本実施形態の2周波数帯スロットアレイアンテナ1を、周波数ダイバーシティ処理を行うレーダ装置に適用することができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。本発明はこの実施形態になんら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限りにおいて様々な実施形態が可能であることはいうまでもない。
本発明の実施形態の2周波数帯スロットアレイアンテナの斜視図である。 本発明の実施形態の2周波数帯スロットアレイアンテナの断面図である。 共用導波部を伝搬する基本伝搬モードの等位相面の様子を示す図である。 スロットアレイアンテナの一般的な構成を示す図である。 従来技術に係る電磁ホーン付きスロットアレイアンテナの構成を示す図である。 従来技術に係る電磁ホーン付きスロットアレイアンテナを2系統配置することによって構成された、2周波数帯スロットアレイアンテナを示す図である。
符号の説明
1,6 2周波数帯スロットアレイアンテナ、2 スロットアレイアンテナ、3,4,5 電磁ホーン付きスロットアレイアンテナ、10,50,70 スロットアレイ導波管、12,52,72 接続導波部、16,56,76 垂直偏波抑圧板、20 傾斜部、22,24,32,34,42,44,82,84 導体板、30 共用導波部、36 導体隔壁板、40,80,90,100 電磁ホーン部、54 誘電体板、60 スロット。

Claims (4)

  1. 互いに異なる周波数の電磁波を放射する第1および第2のスロットアレイ導波管と、
    前記第1および第2のスロットアレイ導波管に対して共用され、放射特性を調整する電磁ホーンと、
    前記第1のスロットアレイ導波管および前記第2のスロットアレイ導波管のそれぞれから放射された電磁波を、前記電磁ホーンへと導く導波部と、
    を備え、
    前記導波部は、
    延伸方向を揃えて対向する第1の辺および第2の辺をそれぞれが有し、第1の辺および第2の辺の方向を揃えて壁面が対向する2つの導体壁と、
    前記2つの導体壁のうち一方の導体壁に設けられ、前記第1および第2の辺の延伸方向に沿って延伸する隙間と、
    を備え、
    前記第1のスロットアレイ導波管は、
    前記第1の辺の延伸方向に沿って延伸するスロット配列面を有し、前記第1の辺の側から前記2つの導体壁に挟まれた領域に電磁波を放射し、
    前記第2のスロットアレイ導波管は、
    前記隙間の延伸方向に沿って延伸するスロット配列面を有し、前記隙間から前記2つの導体壁に挟まれた領域に電磁波を放射し、
    前記導波部は、
    前記第1および第2のスロットアレイ導波管から前記2つの導体壁に挟まれた領域に放射された電磁波を、前記第2の辺の側から前記電磁ホーンへと導き、
    前記導波部は、さらに、
    板面が前記2つの導体壁の各壁面に沿うよう、前記2つの導体壁の間に挟まれて配置される導体隔壁板を備え、
    前記導体隔壁板および前記2つの導体壁は、
    前記導体隔壁板と各導体壁との間に形成される領域が、前記隙間から導かれた電磁波に対する遮断導波路となり、前記隙間から導かれた電磁波を前記電磁ホーンへと導くよう配置されることを特徴とするスロットアレイアンテナ。
  2. 互いに異なる周波数の電磁波を放射する第1および第2のスロットアレイ導波管と、 前記第1および第2のスロットアレイ導波管に対して共用され、放射特性を調整する電磁ホーンと、
    前記第1のスロットアレイ導波管および前記第2のスロットアレイ導波管のそれぞれから放射された電磁波を、前記電磁ホーンへと導く導波部と、
    を備え、
    前記導波部は、
    延伸方向を揃えて対向する第1の辺および第2の辺をそれぞれが有し、第1の辺および第2の辺の方向を揃えて壁面が対向する2つの導体壁と、
    前記2つの導体壁のうち一方の導体壁に設けられ、前記第1および第2の辺の延伸方向に沿って延伸する隙間と、
    を備え、
    前記第1のスロットアレイ導波管は、
    前記第1の辺の延伸方向に沿って延伸するスロット配列面を有し、前記第1の辺の側から前記2つの導体壁に挟まれた領域に電磁波を放射し、
    前記第2のスロットアレイ導波管は、
    前記隙間の延伸方向に沿って延伸するスロット配列面を有し、前記隙間から前記2つの導体壁に挟まれた領域に電磁波を放射し、
    前記導波部は、
    前記第1および第2のスロットアレイ導波管から前記2つの導体壁に挟まれた領域に放射された電磁波を、前記第2の辺の側から前記電磁ホーンへと導き、
    前記導波部は、さらに、
    前記隙間を塞ぐ誘電体板を備えることを特徴とするスロットアレイアンテナ。
  3. 請求項2に記載のスロットアレイアンテナであって、
    前記導波部は、さらに、
    板面が前記2つの導体壁の各壁面に沿うよう、前記2つの導体壁の間に挟まれて配置される導体隔壁板を備え、
    前記導体隔壁板および前記2つの導体壁は、
    前記導体隔壁板と各導体壁との間に形成される領域が、前記隙間から導かれた電磁波に対する遮断導波路となり、前記隙間から導かれた電磁波を前記電磁ホーンへと導くよう配置されることを特徴とするスロットアレイアンテナ。
  4. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載のスロットアレイアンテナであって、
    前記第1のスロットアレイ導波管と前記第2のスロットアレイ導波管は
    前記第1のスロットアレイ導波管から放射され前記電磁ホーンから放射される電磁波の偏波方向と、前記第2のスロットアレイ導波管から放射され前記電磁ホーンから放射される電磁波の偏波方向とが一致するよう配置されることを特徴とするスロットアレイアンテナ。
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