JP2003282912A - 電気部品付き基材集合体及び太陽光発電システム - Google Patents
電気部品付き基材集合体及び太陽光発電システムInfo
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- F24S—SOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
- F24S25/00—Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules
- F24S25/10—Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules extending in directions away from a supporting surface
- F24S25/11—Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules extending in directions away from a supporting surface using shaped bodies, e.g. concrete elements, foamed elements or moulded box-like elements
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 太陽電池等の屋外で使用される電気部品を設
置した構造体における架台の原材料費、及び設置工事費
の削減を図りつつ、雨水等が長時間とどまることがな
く、電食を効果的に防止できるようにする。 【解決手段】 第1の基材102上の電気部品と第2の
基材103上の電気部品とが電気的に接合され、第1の
基材と第2の基材とが絶縁性接着剤からなる接着部材1
04で接続され、この接着部材104による接続部に水
が通り抜けられる貫通孔108を設けたことを特徴す
る。
置した構造体における架台の原材料費、及び設置工事費
の削減を図りつつ、雨水等が長時間とどまることがな
く、電食を効果的に防止できるようにする。 【解決手段】 第1の基材102上の電気部品と第2の
基材103上の電気部品とが電気的に接合され、第1の
基材と第2の基材とが絶縁性接着剤からなる接着部材1
04で接続され、この接着部材104による接続部に水
が通り抜けられる貫通孔108を設けたことを特徴す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外に設置される
電気部品付き基材集合体、及び太陽光発電システムに関
する。
電気部品付き基材集合体、及び太陽光発電システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、屋外で使用する電気部品が増加し
てきており、降雨時の雨の処理やその防水方法に注目が
集まってきている。
てきており、降雨時の雨の処理やその防水方法に注目が
集まってきている。
【0003】屋外で使用される電気部品の代表例として
は、太陽電池が挙げられる。以下、太陽電池を代表例と
して、屋外で使用される電気部品における従来例を説明
する。
は、太陽電池が挙げられる。以下、太陽電池を代表例と
して、屋外で使用される電気部品における従来例を説明
する。
【0004】図2は、従来の架台設置型太陽電池を使用
した太陽電池構造体の概略図である。図において、20
01は太陽電池モジュール、2002はコンクリート基
礎、2003は枠体、2004はアンカーである。
した太陽電池構造体の概略図である。図において、20
01は太陽電池モジュール、2002はコンクリート基
礎、2003は枠体、2004はアンカーである。
【0005】このタイプの太陽電池構造体の特徴は、太
陽電池をアルミフレームなどの枠体に組み込むことによ
って構造上の強度を保たせ、表面をガラス、裏面を樹脂
などによって光起電力素子を充填封止することで十分な
電気絶縁性、耐候性を確保している点にあり、現在最も
一般的なものとして広く普及している。
陽電池をアルミフレームなどの枠体に組み込むことによ
って構造上の強度を保たせ、表面をガラス、裏面を樹脂
などによって光起電力素子を充填封止することで十分な
電気絶縁性、耐候性を確保している点にあり、現在最も
一般的なものとして広く普及している。
【0006】一方、架台や太陽電池の基材として、近
年、安価性からコンクリート部材が注目されている。
年、安価性からコンクリート部材が注目されている。
【0007】従来の骨組み枠架台ではなく、コンクリー
ト部材を架台や太陽電池の基材として使用したものとし
て、図3、図4に示すようなものが知られている。
ト部材を架台や太陽電池の基材として使用したものとし
て、図3、図4に示すようなものが知られている。
【0008】図3は、特開平7−131050号公報に
記載されたアモルファス太陽電池パネルが一体になった
コンクリート部材の例である。図3において、3001
は太陽電池パネル、3002はコンクリート架台、30
03はアンカー部材である。この構成によれば、建材と
して扱われるコンクリート部材に予め太陽電池パネルが
一体化されているので、太陽電池パネル専用の架台が不
要となり、またコンクリート部材を配置すると同時に太
陽電池パネルの設置も完了するため作業性が向上すると
いうものである。
記載されたアモルファス太陽電池パネルが一体になった
コンクリート部材の例である。図3において、3001
は太陽電池パネル、3002はコンクリート架台、30
03はアンカー部材である。この構成によれば、建材と
して扱われるコンクリート部材に予め太陽電池パネルが
一体化されているので、太陽電池パネル専用の架台が不
要となり、またコンクリート部材を配置すると同時に太
陽電池パネルの設置も完了するため作業性が向上すると
いうものである。
【0009】図4は、実開平5−57857号公報に記
載された太陽電池専用の軽量気泡コンクリートからなる
架台の例である。図4において、4001は太陽電池モ
ジュール、4002は軽量発泡コンクリート架台、40
03は係止具である。この構成によれば、コンクリート
架台上に釘などで取り付け具を固定でき、また架台その
ものは大地に置くだけで太陽電池設置面が傾斜を形成し
ており、作業性が向上するというものである。
載された太陽電池専用の軽量気泡コンクリートからなる
架台の例である。図4において、4001は太陽電池モ
ジュール、4002は軽量発泡コンクリート架台、40
03は係止具である。この構成によれば、コンクリート
架台上に釘などで取り付け具を固定でき、また架台その
ものは大地に置くだけで太陽電池設置面が傾斜を形成し
ており、作業性が向上するというものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の太陽電池設置構
造物では、十分な電気絶縁性、耐候性を確保するため
に、太陽電池の活電部が環境に対して露出しないように
絶縁被覆されている。また、太陽電池には、隣接する太
陽電池と電気的に接続するためのケーブル及びコネクタ
ーが設けられており、電気接続部が雨水等で濡れた際に
リーク電流が発生しないようにコネクターは防水タイプ
のものが用いられている。
造物では、十分な電気絶縁性、耐候性を確保するため
に、太陽電池の活電部が環境に対して露出しないように
絶縁被覆されている。また、太陽電池には、隣接する太
陽電池と電気的に接続するためのケーブル及びコネクタ
ーが設けられており、電気接続部が雨水等で濡れた際に
リーク電流が発生しないようにコネクターは防水タイプ
のものが用いられている。
【0011】このように、従来から太陽電池設置構造物
のように屋外で使用する電気部品は、活電部を雨水等か
ら厳重に保護しており、リーク電流が発生しないように
している。
のように屋外で使用する電気部品は、活電部を雨水等か
ら厳重に保護しており、リーク電流が発生しないように
している。
【0012】しかしながら、電気部品の活電部を厳重に
保護することは高コストにつながる。例えば太陽電池の
場合、前記従来例に使用されている太陽電池は、受光面
側、非受光面側がガラス等で完全に被覆された構造であ
り、太陽電池自体のコストが非常に高い。
保護することは高コストにつながる。例えば太陽電池の
場合、前記従来例に使用されている太陽電池は、受光面
側、非受光面側がガラス等で完全に被覆された構造であ
り、太陽電池自体のコストが非常に高い。
【0013】さらに、太陽電池同士を接続する配線部材
にも厳重な防水を施す必要があるため、接続部材自体が
高コストになるのはもちろん、施工時に接続部等を防水
処理する必要があり、施工性が悪く、施工コストも高く
なるという問題があった。
にも厳重な防水を施す必要があるため、接続部材自体が
高コストになるのはもちろん、施工時に接続部等を防水
処理する必要があり、施工性が悪く、施工コストも高く
なるという問題があった。
【0014】このように従来型の架台設置型太陽電池構
造体はもちろんのこと、従来のコンクリート部材を架台
や太陽電池の基材として使用した太陽電池構造体であっ
ても、コスト削減には限界があった。
造体はもちろんのこと、従来のコンクリート部材を架台
や太陽電池の基材として使用した太陽電池構造体であっ
ても、コスト削減には限界があった。
【0015】そこで本発明者は、柵等により、電気的に
高度な知識を有する電気工事者以外の者には侵入が不可
能な環境を構築し、その管理環境下で可能な限り、太陽
光発電システムのコストを下げる検討を行い、以下のよ
うな構造体を考えた。
高度な知識を有する電気工事者以外の者には侵入が不可
能な環境を構築し、その管理環境下で可能な限り、太陽
光発電システムのコストを下げる検討を行い、以下のよ
うな構造体を考えた。
【0016】第一に、太陽電池を架台(設置体)に直接
接着剤で貼り付けることで、太陽電池自体の強度ではな
く、架台の強度を利用して機械的強度を出すとともに、
架台上で活電部が露出した金属体により配線を行うこと
で、施工を容易にすると同時に、大幅なコスト削減を図
る。
接着剤で貼り付けることで、太陽電池自体の強度ではな
く、架台の強度を利用して機械的強度を出すとともに、
架台上で活電部が露出した金属体により配線を行うこと
で、施工を容易にすると同時に、大幅なコスト削減を図
る。
【0017】第二に、太陽電池を支える架台として、板
状基材を用い、なおかつその板状基材を部分的に重ねる
ことによって、太陽電池の設置に必要な傾斜を設けるこ
とで、架台の原材料費、及び設置工事費の削減を図る。
状基材を用い、なおかつその板状基材を部分的に重ねる
ことによって、太陽電池の設置に必要な傾斜を設けるこ
とで、架台の原材料費、及び設置工事費の削減を図る。
【0018】通常、板状基材に貼り付けた太陽電池を傾
斜させて、屋外に設置するときは、図5のように、太陽
電池5003をとりつけて傾斜させる板状基材5001
と、その板状基材5001を傾斜させるために支持する
支持部材5002が必要となる。しかし、図5のよう
に、板状基材5001をそれぞれ独立で設置した場合、
板状基材1つに対して1つの支持部材が必要となり、原
材料費、及び設置工事費が高くなる。
斜させて、屋外に設置するときは、図5のように、太陽
電池5003をとりつけて傾斜させる板状基材5001
と、その板状基材5001を傾斜させるために支持する
支持部材5002が必要となる。しかし、図5のよう
に、板状基材5001をそれぞれ独立で設置した場合、
板状基材1つに対して1つの支持部材が必要となり、原
材料費、及び設置工事費が高くなる。
【0019】そこで本発明者は、図1に示すように、太
陽電池101を取り付ける基材102同士を部分的に重
ねて設置することにより、1つの支持部材105で複数
の基材を同じ傾斜角で傾けることが可能となり、架台の
原材料費、及び設置工事費の削減が可能であると考え
た。
陽電池101を取り付ける基材102同士を部分的に重
ねて設置することにより、1つの支持部材105で複数
の基材を同じ傾斜角で傾けることが可能となり、架台の
原材料費、及び設置工事費の削減が可能であると考え
た。
【0020】しかしながら、上記のように基材を重ねて
太陽電池用架台を作成した場合、以下のような問題点が
存在することが判明した。
太陽電池用架台を作成した場合、以下のような問題点が
存在することが判明した。
【0021】(風圧力による基材のずれ)図6に示すよ
うに板状基材6001を設置した場合、板状基材600
1に矢印6002の向きの風があたると、風のあたる面
と垂直な方向にも力が働く。つまり、太陽電池の設置面
6004、及びその裏面6006には、板状基材600
1を上方に揚げようとする力(揚力)、側面6005に
は、板状基材6001を横に動かそうとする力(抗力)
が働く。一般的にその力は、風力係数(表面性状、傾斜
角に依存)、受風面積、速度圧(風速の2乗に比例)の
積で計算され、風速の2乗に比例して、各板状基材に働
く揚力、抗力が増す。
うに板状基材6001を設置した場合、板状基材600
1に矢印6002の向きの風があたると、風のあたる面
と垂直な方向にも力が働く。つまり、太陽電池の設置面
6004、及びその裏面6006には、板状基材600
1を上方に揚げようとする力(揚力)、側面6005に
は、板状基材6001を横に動かそうとする力(抗力)
が働く。一般的にその力は、風力係数(表面性状、傾斜
角に依存)、受風面積、速度圧(風速の2乗に比例)の
積で計算され、風速の2乗に比例して、各板状基材に働
く揚力、抗力が増す。
【0022】太陽電池を貼り付けてある板状基材が横に
ずれるか否かは、基材の自重、基材に働く揚力、設置場
所の静止摩擦係数による摩擦力[(自重−揚力)×静止
摩擦係数]と基材に働く抗力の大小関係で計算され、風
速が大きくなった場合、とくに、最も風下の基材は他の
基材に比べて動く確率が高い。
ずれるか否かは、基材の自重、基材に働く揚力、設置場
所の静止摩擦係数による摩擦力[(自重−揚力)×静止
摩擦係数]と基材に働く抗力の大小関係で計算され、風
速が大きくなった場合、とくに、最も風下の基材は他の
基材に比べて動く確率が高い。
【0023】そのため、せっかく重ね合わせた板状基材
にずれが生じる恐れがあり、これが配線等の切断を引き
起こす恐れがあった。
にずれが生じる恐れがあり、これが配線等の切断を引き
起こす恐れがあった。
【0024】(電路露出部分の電食の問題)電気的に高
度な知識を有する電気工事者以外の者には侵入が不可能
な管理環境下においては、活電部を厳重に保護すること
は必要ではなく、コスト的に有利な活電部の一部が環境
に対して露出した太陽電池を用いることが可能である。
度な知識を有する電気工事者以外の者には侵入が不可能
な管理環境下においては、活電部を厳重に保護すること
は必要ではなく、コスト的に有利な活電部の一部が環境
に対して露出した太陽電池を用いることが可能である。
【0025】図6に示したように基材同士を部分的に重
ねて配置した架台上で活電部の一部が環境に対して露出
した太陽電池の直列接続体を形成すると、降雨後の晴天
時(発電時)に基材の重なり部を通じて、太陽電池間に
リーク電流が発生する場合がある。但し、隣接する複数
の太陽電池間に生じる電位差は、数ボルト程度であり、
このリーク電流は非常に小さいため発電量にはほとんど
影響を与えない。また、晴天が続けば短時間の内に乾燥
してしまうため、リーク電流の発生は短時間で解消され
る。
ねて配置した架台上で活電部の一部が環境に対して露出
した太陽電池の直列接続体を形成すると、降雨後の晴天
時(発電時)に基材の重なり部を通じて、太陽電池間に
リーク電流が発生する場合がある。但し、隣接する複数
の太陽電池間に生じる電位差は、数ボルト程度であり、
このリーク電流は非常に小さいため発電量にはほとんど
影響を与えない。また、晴天が続けば短時間の内に乾燥
してしまうため、リーク電流の発生は短時間で解消され
る。
【0026】しかしながら、基材の重なり部に雨水が溜
まりリーク電流が発生した場合、なかなか乾燥しないた
め、一方の太陽電池の活電部や露出した接続ケーブル等
が、他方の太陽電池の活電部や露出した接続ケーブルの
対向電極となり、活電部間の電圧発生に伴い、該活電部
間で電気化学反応が起こりえる。そうした場合、太陽電
池の活電部や、屋外に露出したケーブルの金属から金属
イオンが溶出し、電食が進行し、太陽電池や接続ケーブ
ルの露出部等の寿命を短くすることが考えられる。
まりリーク電流が発生した場合、なかなか乾燥しないた
め、一方の太陽電池の活電部や露出した接続ケーブル等
が、他方の太陽電池の活電部や露出した接続ケーブルの
対向電極となり、活電部間の電圧発生に伴い、該活電部
間で電気化学反応が起こりえる。そうした場合、太陽電
池の活電部や、屋外に露出したケーブルの金属から金属
イオンが溶出し、電食が進行し、太陽電池や接続ケーブ
ルの露出部等の寿命を短くすることが考えられる。
【0027】さらに、太陽電池を構成する裏面電極層や
裏面反射層等が施工時の事故等により露出してしまった
場合、降雨直後の晴天時に前記活電部と同様に電気化学
反応が起こり、裏面電極層や裏面反射層等から金属が溶
け出してしまう可能性が非常に高い。その結果、太陽電
池の膜剥がれを急速に進行させて、太陽電池の寿命を著
しく短くしてしまうという問題も発生することが判っ
た。
裏面反射層等が施工時の事故等により露出してしまった
場合、降雨直後の晴天時に前記活電部と同様に電気化学
反応が起こり、裏面電極層や裏面反射層等から金属が溶
け出してしまう可能性が非常に高い。その結果、太陽電
池の膜剥がれを急速に進行させて、太陽電池の寿命を著
しく短くしてしまうという問題も発生することが判っ
た。
【0028】つまり、絶縁被覆されている太陽電池にお
いても、施工時にあやまって端部を傷つけてしまう可能
性があり、この傷を介して水が浸入すれば、裏面電極層
や裏面反射層からの金属イオン溶出問題が発生する可能
性がある。
いても、施工時にあやまって端部を傷つけてしまう可能
性があり、この傷を介して水が浸入すれば、裏面電極層
や裏面反射層からの金属イオン溶出問題が発生する可能
性がある。
【0029】上記課題を解決するための最も有効な手段
として、各太陽電池の端部を厚く封止する方法が挙げら
れる。しかし、施工中に生じる傷にまで対応するには、
非常に厚く被覆材を設ける必要がありコスト低減を図る
うえで大きな障害となる。
として、各太陽電池の端部を厚く封止する方法が挙げら
れる。しかし、施工中に生じる傷にまで対応するには、
非常に厚く被覆材を設ける必要がありコスト低減を図る
うえで大きな障害となる。
【0030】そこで本発明は、太陽電池等の屋外で使用
される電気部品を設置する基材同士を部分的に重ねるこ
とによって、架台の原材料費、及び設置工事費の削減を
図りつつ、重ね合わせた基材のずれを防止して配線等の
切断事故を防止すると共に、基材の重なり部に溜まった
雨水がリーク電流の経路となり、電気化学反応が起こる
のを防止し得る電気部品付き基材の集合体、及び太陽光
発電システムを提供することを目的とする。
される電気部品を設置する基材同士を部分的に重ねるこ
とによって、架台の原材料費、及び設置工事費の削減を
図りつつ、重ね合わせた基材のずれを防止して配線等の
切断事故を防止すると共に、基材の重なり部に溜まった
雨水がリーク電流の経路となり、電気化学反応が起こる
のを防止し得る電気部品付き基材の集合体、及び太陽光
発電システムを提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記目的を達
成するために鋭意研究開発を重ねた結果、次のような電
気部品付き基材集合体が最良であることを見いだした。
成するために鋭意研究開発を重ねた結果、次のような電
気部品付き基材集合体が最良であることを見いだした。
【0032】すなわち、本発明は、基材上に電気部品を
有する複数の電気部品付き基材を屋外に配設してなる電
気部品付き基材集合体であって、第1の基材上の電気部
品と第2の基材上の電気部品とが電気的に接合され、該
第1の基材と該第2の基材とが絶縁性接着剤からなる接
着部材で接続され、該接着部材による接続部には水が通
り抜けられる貫通孔が形成されていることを特徴として
いるものである。
有する複数の電気部品付き基材を屋外に配設してなる電
気部品付き基材集合体であって、第1の基材上の電気部
品と第2の基材上の電気部品とが電気的に接合され、該
第1の基材と該第2の基材とが絶縁性接着剤からなる接
着部材で接続され、該接着部材による接続部には水が通
り抜けられる貫通孔が形成されていることを特徴として
いるものである。
【0033】本発明の太陽電池モジュールアレイは、さ
らなる特徴として、「前記第1の基材の電気部品が設け
られた面と前記第2の基材の電気部品が設けられた面の
反対側の面との間に前記接着部材を有すること」、「前
記第1の基材の電気部品が設けられた面上に、前記第2
の基材の電気部品が設けられた面の反対側の面を前記接
着部材により固定してなること」、「前記第1の基材の
電気部品が設けられた面と前記第2の基材の電気部品が
設けられた面が水平でないこと」、「前記貫通孔の幅が
5mm以上であること」、「前記電気部品が、前記基材
に接着剤で固定されていること」、「前記接着剤は弾性
接着剤であること」、「前記電気部品が、前記基材に両
面テープで固定されていること」、「前記電気部品は、
その周縁部において前記基材に固定されていること」、
「前記基材が、コンクリートから成ること」、「前記電
気部品が太陽電池であること」、「前記太陽電池が可撓
性を有すること」、を含む。
らなる特徴として、「前記第1の基材の電気部品が設け
られた面と前記第2の基材の電気部品が設けられた面の
反対側の面との間に前記接着部材を有すること」、「前
記第1の基材の電気部品が設けられた面上に、前記第2
の基材の電気部品が設けられた面の反対側の面を前記接
着部材により固定してなること」、「前記第1の基材の
電気部品が設けられた面と前記第2の基材の電気部品が
設けられた面が水平でないこと」、「前記貫通孔の幅が
5mm以上であること」、「前記電気部品が、前記基材
に接着剤で固定されていること」、「前記接着剤は弾性
接着剤であること」、「前記電気部品が、前記基材に両
面テープで固定されていること」、「前記電気部品は、
その周縁部において前記基材に固定されていること」、
「前記基材が、コンクリートから成ること」、「前記電
気部品が太陽電池であること」、「前記太陽電池が可撓
性を有すること」、を含む。
【0034】また本発明は、前記電気部品が太陽電池で
ある本発明の電気部品付き基材集合体とパワーコンディ
ショナから構成された太陽光発電システムを包含する。
ある本発明の電気部品付き基材集合体とパワーコンディ
ショナから構成された太陽光発電システムを包含する。
【0035】本発明によれば、第1の基材と第2の基材
とを絶縁性接着剤によって接続しているため、それぞれ
の基材に固定されている電気部品の非絶縁部間の電圧に
よって生ずるリーク電流の経路が遮断され、前述の電食
を防止することができる。
とを絶縁性接着剤によって接続しているため、それぞれ
の基材に固定されている電気部品の非絶縁部間の電圧に
よって生ずるリーク電流の経路が遮断され、前述の電食
を防止することができる。
【0036】また、絶縁性接着剤からなる接着部材によ
る接続部には水が通り抜けられる貫通孔を設けてあるの
で、雨水等が長時間、基材接着部(基材重なり部)にと
どまることがなく、電食を効果的に防止することができ
る。
る接続部には水が通り抜けられる貫通孔を設けてあるの
で、雨水等が長時間、基材接着部(基材重なり部)にと
どまることがなく、電食を効果的に防止することができ
る。
【0037】また、基材同士を接着していることによ
り、基材が風荷重等によってずれるのを防止でき、これ
による配線等の切断を防止して、より信頼性の高い電気
部品付き基材集合体が実現される。
り、基材が風荷重等によってずれるのを防止でき、これ
による配線等の切断を防止して、より信頼性の高い電気
部品付き基材集合体が実現される。
【0038】また、1つの支持部材で複数の基材を傾斜
させることができるので、電気部品として所望の傾斜角
度で設置する必要がある太陽電池を用いる場合にも、架
台の原材料費、及び設置工事費の削減を図ることができ
る。
させることができるので、電気部品として所望の傾斜角
度で設置する必要がある太陽電池を用いる場合にも、架
台の原材料費、及び設置工事費の削減を図ることができ
る。
【0039】また、電気部品を基材に接着剤や両面テー
プで固定することによって、風荷重による電気部品の引
き剥がしの心配がなく、特に弾性接着剤や弾性のある両
面テープで固定した場合には、太陽電池と基材の熱膨張
率の差を接着層が吸収するので信頼性が向上する。ま
た、電気部品をその周縁部において基材に固定すること
で、電気部品の張替え交換が容易になる。
プで固定することによって、風荷重による電気部品の引
き剥がしの心配がなく、特に弾性接着剤や弾性のある両
面テープで固定した場合には、太陽電池と基材の熱膨張
率の差を接着層が吸収するので信頼性が向上する。ま
た、電気部品をその周縁部において基材に固定すること
で、電気部品の張替え交換が容易になる。
【0040】また、基材がコンクリート部材であること
によって、架台のコストアップを極力抑えることができ
ると同時に、特に軽量な空洞コンクリートを使用すれ
ば、設置作業性、施工性が向上し、結果としてコストダ
ウンを図ることができる。
によって、架台のコストアップを極力抑えることができ
ると同時に、特に軽量な空洞コンクリートを使用すれ
ば、設置作業性、施工性が向上し、結果としてコストダ
ウンを図ることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明の電気部品付き基材集合体
に用いる電気部品は、屋外で使用する電気部品であれば
特に限定されるものではないが、太陽電池が好ましく、
特に一部活電部が露出した太陽電池が好適に用いられ
る。
に用いる電気部品は、屋外で使用する電気部品であれば
特に限定されるものではないが、太陽電池が好ましく、
特に一部活電部が露出した太陽電池が好適に用いられ
る。
【0042】以下に、本発明の構成要件を具体的に説明
する。
する。
【0043】〔太陽電池〕本発明の電気部品付き基材集
合体に用いられる太陽電池は、基材上に簡易に取り付け
られるように、接着等により固定できるものが好まし
い。そのため、取り付け作業性、及び長期信頼性を考慮
すると太陽電池は薄くて軽量、そしてフレキシブルな構
造のものが都合がよい。
合体に用いられる太陽電池は、基材上に簡易に取り付け
られるように、接着等により固定できるものが好まし
い。そのため、取り付け作業性、及び長期信頼性を考慮
すると太陽電池は薄くて軽量、そしてフレキシブルな構
造のものが都合がよい。
【0044】太陽電池の光起電力層は単結晶シリコン、
多結晶シリコン等の結晶系、アモルファスシリコン、C
IGS、CISなどの化合物半導体など使用できる。
多結晶シリコン等の結晶系、アモルファスシリコン、C
IGS、CISなどの化合物半導体など使用できる。
【0045】太陽電池の好適な具体例としては、例えば
ステンレス基板上に形成されたアモルファスシリコンか
ら構成される光起電力素子を使用できる。この構成であ
れば、薄型、軽量の太陽電池モジュールを作製する上で
非常に都合がよい。またフレキシブルな構造なため、例
えば架台面が曲面状であっても貼り付け固定できる。
ステンレス基板上に形成されたアモルファスシリコンか
ら構成される光起電力素子を使用できる。この構成であ
れば、薄型、軽量の太陽電池モジュールを作製する上で
非常に都合がよい。またフレキシブルな構造なため、例
えば架台面が曲面状であっても貼り付け固定できる。
【0046】ステンレス基板上に形成されたアモルファ
スシリコンから構成される光起電力素子を用いた太陽電
池について図7及び図8を用いて説明する。
スシリコンから構成される光起電力素子を用いた太陽電
池について図7及び図8を用いて説明する。
【0047】図7(a)は光起電力素子の平面図であ
り、図7(b)は図7(a)中のA−A’面における断
面図である。図8は図7の光起電力素子の受光面および
裏面を樹脂封止した状態を示す例であり、図8(a)は
受光面側からみた図、図8(b)は図8(a)中のB−
B’面における断面図である。
り、図7(b)は図7(a)中のA−A’面における断
面図である。図8は図7の光起電力素子の受光面および
裏面を樹脂封止した状態を示す例であり、図8(a)は
受光面側からみた図、図8(b)は図8(a)中のB−
B’面における断面図である。
【0048】図7、図8において、7001はステンレ
ス鋼基板、7002は半導体光活性層、7003は集電
電極、7004は正極銅タブ、7005は絶縁両面テー
プ、7006は負極銅タブ、7007は耐候性塗膜、7
008は裸銅単線、8001はEVA樹脂、8002は
ETFE樹脂である。
ス鋼基板、7002は半導体光活性層、7003は集電
電極、7004は正極銅タブ、7005は絶縁両面テー
プ、7006は負極銅タブ、7007は耐候性塗膜、7
008は裸銅単線、8001はEVA樹脂、8002は
ETFE樹脂である。
【0049】図7、図8に示したような太陽電池は、例
えば以下のようにして作製できる。
えば以下のようにして作製できる。
【0050】まず洗浄したステンレス鋼基板7001上
に、スパッタ法で裏面側の金属電極層(あるいは光反射
層)としてAl層とZnO層を順次形成する。ついで、
プラズマCVD法によりa−Siの半導体層を形成す
る。次に、透明導電層として、In2O3薄膜を抵抗加熱
法で蒸着する事によって半導体光活性層7002を形成
する。そしてスクリーン印刷などにより銀ペーストを形
成することで集電電極7003を形成する。
に、スパッタ法で裏面側の金属電極層(あるいは光反射
層)としてAl層とZnO層を順次形成する。ついで、
プラズマCVD法によりa−Siの半導体層を形成す
る。次に、透明導電層として、In2O3薄膜を抵抗加熱
法で蒸着する事によって半導体光活性層7002を形成
する。そしてスクリーン印刷などにより銀ペーストを形
成することで集電電極7003を形成する。
【0051】さらに、集電電極7003はステンレス鋼
基板の両側にある正極銅タブ7004に接続される。正
極銅タブはステンレス鋼基板に絶縁両面テープ7005
で固定されており、裏面の負極銅タブ7006はステン
レス鋼基板にレーザー溶接されている。そして受光面側
のみに、耐候性塗膜7007を塗布してある。
基板の両側にある正極銅タブ7004に接続される。正
極銅タブはステンレス鋼基板に絶縁両面テープ7005
で固定されており、裏面の負極銅タブ7006はステン
レス鋼基板にレーザー溶接されている。そして受光面側
のみに、耐候性塗膜7007を塗布してある。
【0052】次に、太陽電池同士の直列接続用の裸銅単
線7008を略コの字形状に加工して、正極タブ700
4、負極タブ7006に電気的に接合している。
線7008を略コの字形状に加工して、正極タブ700
4、負極タブ7006に電気的に接合している。
【0053】最後に、図8に示すように、受光面側にE
TFE樹脂8002とEVA樹脂8001の積層体を、
非受光面にEVA樹脂8001を真空ラミネーターによ
りラミネーションしている。つまり、この太陽電池で
は、活電部である裸銅単線7008が露出している。
TFE樹脂8002とEVA樹脂8001の積層体を、
非受光面にEVA樹脂8001を真空ラミネーターによ
りラミネーションしている。つまり、この太陽電池で
は、活電部である裸銅単線7008が露出している。
【0054】〔太陽電池付き基材集合体〕以下、前述し
た一部活電部が露出している太陽電池を用いた本発明の
太陽電池付き基材集合体の実施の形態について説明す
る。
た一部活電部が露出している太陽電池を用いた本発明の
太陽電池付き基材集合体の実施の形態について説明す
る。
【0055】図1(a)は本発明の太陽電池付き基材集
合体を説明するための概略図である。図1(b)は、図
1(a)の基材接着部をAの方向から見た場合の図であ
る。図において、101は太陽電池、102は最端部の
板状基材、103は板状基材、104は接着部材、10
5は支持部材、106は接続ケーブル、107は水流れ
方向、108は貫通孔である。
合体を説明するための概略図である。図1(b)は、図
1(a)の基材接着部をAの方向から見た場合の図であ
る。図において、101は太陽電池、102は最端部の
板状基材、103は板状基材、104は接着部材、10
5は支持部材、106は接続ケーブル、107は水流れ
方向、108は貫通孔である。
【0056】最端部の板状基材102は、支持部材10
5によって、所望の傾斜が形成され、他の板状基材10
3も同様の傾斜角が形成されている。
5によって、所望の傾斜が形成され、他の板状基材10
3も同様の傾斜角が形成されている。
【0057】太陽電池101は板状基材102、103
に密着固定されている。太陽電池を基材上へ固定するに
は、接着剤や両面テープを用いることができ、これらに
求められる品質としては、耐候性、耐水性、耐アルカリ
性、耐光性、弾性、電気絶縁性等が挙げられる。接着剤
としては、例えばエポキシ系接着剤、シリコン系接着剤
等が使用できる。また、両面テープとしては、例えばア
クリル系両面テープ、ブチル系粘着テープ等が使用でき
る。
に密着固定されている。太陽電池を基材上へ固定するに
は、接着剤や両面テープを用いることができ、これらに
求められる品質としては、耐候性、耐水性、耐アルカリ
性、耐光性、弾性、電気絶縁性等が挙げられる。接着剤
としては、例えばエポキシ系接着剤、シリコン系接着剤
等が使用できる。また、両面テープとしては、例えばア
クリル系両面テープ、ブチル系粘着テープ等が使用でき
る。
【0058】そして適当な接着力をもつ接着剤もしくは
両面テープを使用して太陽電池101を板状基材10
2、103に密着固定することによって、接着面積が大
きくなくても十分、引き剥がし力に耐えることができ
る。太陽電池を基材に接着固定するときには、太陽電池
の周囲にのみ接着剤が配置されていると都合がよい。理
由は、後々に太陽電池を交換する場合に、周りからカッ
ターナイフ等で接着部を切断すれば比較的容易に太陽電
池を取り外せるからである。
両面テープを使用して太陽電池101を板状基材10
2、103に密着固定することによって、接着面積が大
きくなくても十分、引き剥がし力に耐えることができ
る。太陽電池を基材に接着固定するときには、太陽電池
の周囲にのみ接着剤が配置されていると都合がよい。理
由は、後々に太陽電池を交換する場合に、周りからカッ
ターナイフ等で接着部を切断すれば比較的容易に太陽電
池を取り外せるからである。
【0059】また、現場に運ぶ前に太陽電池に両面テー
プ等の接着手段をはりつけてプリアセンブリさせておけ
ば、さらに施工性は向上する。
プ等の接着手段をはりつけてプリアセンブリさせておけ
ば、さらに施工性は向上する。
【0060】太陽電池付き基材を多数用いてシステム化
する場合などは、太陽電池同士を予め直列化し、直列体
としておけば、現場での接続作業が少なくすむので、コ
ストを下げることが可能となる。
する場合などは、太陽電池同士を予め直列化し、直列体
としておけば、現場での接続作業が少なくすむので、コ
ストを下げることが可能となる。
【0061】〔基材〕基材102、103としては、電
気部品を設置できて、ある程度の厚みをもち、構造強度
を有するものなら、何でも使用可能であるが、材料とし
てコンクリートが有用である。
気部品を設置できて、ある程度の厚みをもち、構造強度
を有するものなら、何でも使用可能であるが、材料とし
てコンクリートが有用である。
【0062】電気部品が太陽電池の場合、太陽電池を固
定できる面を有するコンクリート製の構造物であれば何
でもよい。設置現場で型枠を組んで、打設、硬化して作
製してもいいが、現場作業は、季節、天候、養生方法な
どにより硬化条件が変動する場合があるので、予め工場
で作製したものを設置現場に運び入れるほうがよい。一
般的には太陽光発電システムの発電規模が決まると、太
陽電池付き設置構造体(太陽電池付き基材集合体)のサ
イズが決まるので、大量作製する上でもコンクリート架
台は工場で予め作製したほうが都合がよい。その際、設
置現場に運び入れるためコンクリート架台は人力で運搬
できる程度の重量を有する板であればより作業性がよ
く、また運搬効率が高いのでより好ましい。
定できる面を有するコンクリート製の構造物であれば何
でもよい。設置現場で型枠を組んで、打設、硬化して作
製してもいいが、現場作業は、季節、天候、養生方法な
どにより硬化条件が変動する場合があるので、予め工場
で作製したものを設置現場に運び入れるほうがよい。一
般的には太陽光発電システムの発電規模が決まると、太
陽電池付き設置構造体(太陽電池付き基材集合体)のサ
イズが決まるので、大量作製する上でもコンクリート架
台は工場で予め作製したほうが都合がよい。その際、設
置現場に運び入れるためコンクリート架台は人力で運搬
できる程度の重量を有する板であればより作業性がよ
く、また運搬効率が高いのでより好ましい。
【0063】さらに言えば、図9の(a)に示される空
洞コンクリート9001や、図9の(b)に示される横
筋用コンクリート9002は、低価格、重量、高強度な
どの理由から非常に有用である。
洞コンクリート9001や、図9の(b)に示される横
筋用コンクリート9002は、低価格、重量、高強度な
どの理由から非常に有用である。
【0064】(空洞コンクリート)コンクリートは、セ
メントと粗骨材、細骨材、水を練り混ぜて、型に流しこ
み、固めることによって、構造体として用いることがで
きる。一般的に最も使用されるポルトランドセメント
は、クリンカー(C3S(エーライト)、C2S(ビーラ
イト)、C3A(アルミネート相)、C4AF(フェライ
ト相)、CaS4・2H2O(二水石膏))から構成され
ており、それに粗骨材(砂利)、細骨材(砂)、水を加
えて水和反応を起こし、水和生成物(カルシウムシリケ
ート水和物(C−S−H)、水酸化カルシウム等を形成
し、セメント粒子間、骨材間を相互に結び付け、固ま
る。尚、上記のCはCaO、SはSiO2、AはAl2O
3、FはFe2O3、HはH2Oである。
メントと粗骨材、細骨材、水を練り混ぜて、型に流しこ
み、固めることによって、構造体として用いることがで
きる。一般的に最も使用されるポルトランドセメント
は、クリンカー(C3S(エーライト)、C2S(ビーラ
イト)、C3A(アルミネート相)、C4AF(フェライ
ト相)、CaS4・2H2O(二水石膏))から構成され
ており、それに粗骨材(砂利)、細骨材(砂)、水を加
えて水和反応を起こし、水和生成物(カルシウムシリケ
ート水和物(C−S−H)、水酸化カルシウム等を形成
し、セメント粒子間、骨材間を相互に結び付け、固ま
る。尚、上記のCはCaO、SはSiO2、AはAl2O
3、FはFe2O3、HはH2Oである。
【0065】骨材には、天然骨材(川砂、海砂、山砂な
ど)と人工骨材がある。
ど)と人工骨材がある。
【0066】〔接着部材〕接着部材104は絶縁性接着
剤からなり、基材同士を接続するために用いられる。こ
の接着部材104に求められる品質としては、電気絶縁
性の他に、耐候性、耐水性、耐アルカリ性、耐光性、弾
性等が挙げられる。材料としては、エポキシ系接着剤、
シリコン系接着剤等が使用できる。
剤からなり、基材同士を接続するために用いられる。こ
の接着部材104に求められる品質としては、電気絶縁
性の他に、耐候性、耐水性、耐アルカリ性、耐光性、弾
性等が挙げられる。材料としては、エポキシ系接着剤、
シリコン系接着剤等が使用できる。
【0067】〔支持部材〕支持部材105は、板状基材
の太陽電池を貼り付ける面を傾斜面とするために使用す
る部材のことである。一般的にコンクリート架台は板状
のものを使用すると都合がいいので、そのコンクリート
架台下の地面上に支持部材を置き、その上からもたれか
けるように基材を配置してコンクリート架台面を傾斜さ
せる。この支持部材105としては、コンクリートブロ
ックなどの安価で、高強度のものが好適に用いられる。
の太陽電池を貼り付ける面を傾斜面とするために使用す
る部材のことである。一般的にコンクリート架台は板状
のものを使用すると都合がいいので、そのコンクリート
架台下の地面上に支持部材を置き、その上からもたれか
けるように基材を配置してコンクリート架台面を傾斜さ
せる。この支持部材105としては、コンクリートブロ
ックなどの安価で、高強度のものが好適に用いられる。
【0068】[水流れ方向]水流れ方向107とは、降
雨などが板状基材表面を流れる際に、水が自然に流れ落
ちる方向をいう。
雨などが板状基材表面を流れる際に、水が自然に流れ落
ちる方向をいう。
【0069】[接続ケーブル]接続ケーブル106は、
電流の大きさによって線径が選ばれる。材料は一般的に
銅が好適である。
電流の大きさによって線径が選ばれる。材料は一般的に
銅が好適である。
【0070】接続ケーブルは、絶縁被覆が施されている
もの、施されていないもの、どちらでも有用であるが、
絶縁被覆が施されているものは、接続部(半田、リング
スリーブなどによる接続)に関しては、被覆を剥く必要
がある。
もの、施されていないもの、どちらでも有用であるが、
絶縁被覆が施されているものは、接続部(半田、リング
スリーブなどによる接続)に関しては、被覆を剥く必要
がある。
【0071】[貫通孔]貫通孔108は、基材重ね部に
雨水が長期間滞留しないように設けるものであり、この
貫通孔の大きさは、幅5mm以上が好ましい。
雨水が長期間滞留しないように設けるものであり、この
貫通孔の大きさは、幅5mm以上が好ましい。
【0072】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明す
る。
る。
【0073】〔実施例1〕図10乃至図12は本実施例
の太陽電池付き設置構造体を説明するための概略図であ
る。図10は、設置構造体を側面から見た図である。図
11は、設置構造体の一部を太陽電池受光面側方向から
見た図である。図12は、設置構造体の基材重なり部を
示す図である。
の太陽電池付き設置構造体を説明するための概略図であ
る。図10は、設置構造体を側面から見た図である。図
11は、設置構造体の一部を太陽電池受光面側方向から
見た図である。図12は、設置構造体の基材重なり部を
示す図である。
【0074】図において、1001は太陽電池、100
2は第一の基材、1009は第二の基材、1010は第
三の基材、1011は第四の基材、1003は絶縁性接
着剤からなる接着部材、1004は支持部材、1005
は接続ケーブル、1006は基材重なり部、1007は
リングスリーブ、1008は水流れ方向、1012は貫
通孔である。
2は第一の基材、1009は第二の基材、1010は第
三の基材、1011は第四の基材、1003は絶縁性接
着剤からなる接着部材、1004は支持部材、1005
は接続ケーブル、1006は基材重なり部、1007は
リングスリーブ、1008は水流れ方向、1012は貫
通孔である。
【0075】以下に、本実施例の太陽電池付き設置構造
体を構成する各部材について詳しく説明する。
体を構成する各部材について詳しく説明する。
【0076】(太陽電池)図13は本実施例で使用する
太陽電池の概略図である。同図において、(a)は太陽
電池の平面図、(b)は(a)におけるA−A’断面図
である。
太陽電池の概略図である。同図において、(a)は太陽
電池の平面図、(b)は(a)におけるA−A’断面図
である。
【0077】太陽電池1101は、裏面電極でもある金
属製基板1106に形成された半導体光活性層1107
を有し、半導体光活性層1107にて発生した電流を収
集するための集電電極1105が受光面側に配されてい
る。金属製基板1106としては、ここでは0.15m
m厚のステンレス鋼を用い、半導体光活性層1107と
しては、アモルファスシリコンと微結晶シリコンのタン
デム構造を、さらに集電電極1105としては、100
μmφの銅線を導電性ペーストを用いて半導体光活性層
1107上に固定している。
属製基板1106に形成された半導体光活性層1107
を有し、半導体光活性層1107にて発生した電流を収
集するための集電電極1105が受光面側に配されてい
る。金属製基板1106としては、ここでは0.15m
m厚のステンレス鋼を用い、半導体光活性層1107と
しては、アモルファスシリコンと微結晶シリコンのタン
デム構造を、さらに集電電極1105としては、100
μmφの銅線を導電性ペーストを用いて半導体光活性層
1107上に固定している。
【0078】また、集電電極1105は100μm厚の
銅製の正極タブ1102に接続される。また、正極タブ
1102と、金属製基板1106とを確実に絶縁するた
めに、ポリエステル製の絶縁部材1104が配されてい
る。
銅製の正極タブ1102に接続される。また、正極タブ
1102と、金属製基板1106とを確実に絶縁するた
めに、ポリエステル製の絶縁部材1104が配されてい
る。
【0079】更に集電電極1105の上から、耐候性を
持たせるために、アクリルシリコン系の耐候性塗料11
08を形成することにより、太陽電池を作製している。
持たせるために、アクリルシリコン系の耐候性塗料11
08を形成することにより、太陽電池を作製している。
【0080】最後に、本太陽電池は、直並列作業を現場
で容易に行うため、φ1.6mmの裸銅単線1109を
略コの字形状に加工して、正極タブ1102、負極タブ
1103に予め無鉛はんだで電気的に接合している。
で容易に行うため、φ1.6mmの裸銅単線1109を
略コの字形状に加工して、正極タブ1102、負極タブ
1103に予め無鉛はんだで電気的に接合している。
【0081】本例の太陽電池の寸法は、金属製基板11
06の寸法は、240mm×360mmである。また、
本太陽電池のIpmは9.21Aである。
06の寸法は、240mm×360mmである。また、
本太陽電池のIpmは9.21Aである。
【0082】(基材、支持部材)基材、及び支持部材
は、JIS A5406建築用コンクリートブロックに
規定されている空洞コンクリートブロック390mm×
190mm×100mm厚C種を使用した。
は、JIS A5406建築用コンクリートブロックに
規定されている空洞コンクリートブロック390mm×
190mm×100mm厚C種を使用した。
【0083】(施工方法)次に上記の材料を使用した本
実施例の太陽電池付きコンクリート設置構造体の作製手
順を説明する。
実施例の太陽電池付きコンクリート設置構造体の作製手
順を説明する。
【0084】(太陽電池の直並列数の決定)本実施例で
は、太陽電池を4並列し、それを10直列することによ
って、ひとつの太陽電池付き設置構造体とすることにし
た。よって、使用する基材の寸法、太陽電池の寸法か
ら、コンクリートブロック(基材)を10個重ねて固定
し(尚、図10はその一部分を示している)、それを奥
行き方向(図10の紙面奥行き方向)に8個並べること
にした。支持部材1004は、4個用意した。
は、太陽電池を4並列し、それを10直列することによ
って、ひとつの太陽電池付き設置構造体とすることにし
た。よって、使用する基材の寸法、太陽電池の寸法か
ら、コンクリートブロック(基材)を10個重ねて固定
し(尚、図10はその一部分を示している)、それを奥
行き方向(図10の紙面奥行き方向)に8個並べること
にした。支持部材1004は、4個用意した。
【0085】上記は、太陽電池の幅が360mm、コン
クリートブロックの幅が190mmよりコンクリートブ
ロック2個でひとつの太陽電池が設置できることから、
2×4=8で奥行き方向に8個並べる。次にこれを10
直列するために、それが10列必要なので、コンクリー
トブロックは10個重ねて配置することになる。支持部
材は、コンクリートブロックを横に置くことによって、
基材2個を支えることができる(190×2=380m
m よって390mm幅部を横に使えばいい)ので、8
÷2で4個になる。
クリートブロックの幅が190mmよりコンクリートブ
ロック2個でひとつの太陽電池が設置できることから、
2×4=8で奥行き方向に8個並べる。次にこれを10
直列するために、それが10列必要なので、コンクリー
トブロックは10個重ねて配置することになる。支持部
材は、コンクリートブロックを横に置くことによって、
基材2個を支えることができる(190×2=380m
m よって390mm幅部を横に使えばいい)ので、8
÷2で4個になる。
【0086】(基材の傾斜角度の決定と、位置決め、配
置(接着剤の塗布方法))本実施例では、基材の傾斜角
を16°に設定した。よって、基材であるコンクリート
ブロックの重ね幅は約40mmである。設置する順序を
図10を用いて説明する。
置(接着剤の塗布方法))本実施例では、基材の傾斜角
を16°に設定した。よって、基材であるコンクリート
ブロックの重ね幅は約40mmである。設置する順序を
図10を用いて説明する。
【0087】まず、支持部材1004を置く。次に第一
の基材1002を支持部材1004に立てかけて設置
し、勾配計を用いて、設置面が16°になるように設置
する。次に基材重なり部1006に絶縁性接着剤(体積
抵抗率4×1012(Ωcm))を図12に示すように基
材の端2点に塗布し、第二の支持部材1009を設置し
た。
の基材1002を支持部材1004に立てかけて設置
し、勾配計を用いて、設置面が16°になるように設置
する。次に基材重なり部1006に絶縁性接着剤(体積
抵抗率4×1012(Ωcm))を図12に示すように基
材の端2点に塗布し、第二の支持部材1009を設置し
た。
【0088】同様にして、第三の基材1010、第四の
基材1011という順序で配置し、第十の基材まで設置
した。
基材1011という順序で配置し、第十の基材まで設置
した。
【0089】次にこれを奥行き方向(図10の紙面奥行
き方向)に更に7個配置した。一列目に基材、支持部材
が所望の傾斜角で設置済みなので、これにならって配置
していけばよいので、作業性が非常に良い。
き方向)に更に7個配置した。一列目に基材、支持部材
が所望の傾斜角で設置済みなので、これにならって配置
していけばよいので、作業性が非常に良い。
【0090】以上によって、基材10×8=80個、支
持部材4個、計84個の空洞コンクリートブロックを配
置した。
持部材4個、計84個の空洞コンクリートブロックを配
置した。
【0091】(太陽電池の貼り付け、貼り付け位置、貼
り付ける順番)次に設置済みの基材上に太陽電池を弾性
接着剤によって貼り付けた。接着剤は、太陽電池の裏面
金属基板全体に塗布するのではなく、裏面金属基板の四
隅と中心、計5点に適当量を盛って押圧し、基材である
コンクリートブロックに貼り付けた。
り付ける順番)次に設置済みの基材上に太陽電池を弾性
接着剤によって貼り付けた。接着剤は、太陽電池の裏面
金属基板全体に塗布するのではなく、裏面金属基板の四
隅と中心、計5点に適当量を盛って押圧し、基材である
コンクリートブロックに貼り付けた。
【0092】太陽電池の貼り付け位置は図10、図11
に示すように、設置した際の基材の上端と太陽電池の上
端が面一になるように設置した。このように設置したの
は、ブロック重なり部1006によって、セル上に落ち
る影の面積を極力避け、発電量のロスを防ぐためであ
る。
に示すように、設置した際の基材の上端と太陽電池の上
端が面一になるように設置した。このように設置したの
は、ブロック重なり部1006によって、セル上に落ち
る影の面積を極力避け、発電量のロスを防ぐためであ
る。
【0093】貼り付ける順番としては、10個の基材の
うち、第五、第六の基材にまず太陽電池を4枚ずつ貼り
接続作業をおこない、次に第四、第七の基材に4枚貼
り、接続、次に第三、第八の基材に貼り、接続、次に第
二、第九の基材に貼り、接続、最後に第一、第十の基材
に貼り付け、接続した。このような順序で設置を行う理
由は、基材集合体の端側から設置していくと、中央に進
むに従って設置作業者の足の踏み場がなくなり、設置し
にくいからである。上記のように設置していけば、作業
者には常に太陽電池を貼る際に足場があるので、作業し
やすい。
うち、第五、第六の基材にまず太陽電池を4枚ずつ貼り
接続作業をおこない、次に第四、第七の基材に4枚貼
り、接続、次に第三、第八の基材に貼り、接続、次に第
二、第九の基材に貼り、接続、最後に第一、第十の基材
に貼り付け、接続した。このような順序で設置を行う理
由は、基材集合体の端側から設置していくと、中央に進
むに従って設置作業者の足の踏み場がなくなり、設置し
にくいからである。上記のように設置していけば、作業
者には常に太陽電池を貼る際に足場があるので、作業し
やすい。
【0094】(太陽電池同士の並列接続作業)次に、太
陽電池同士の並列接続作業を図11を用いて説明する。
図に示すように、隣り合う太陽電池の正極タブ、負極タ
ブに半田で接続されている銅単線φ1.6mm同士を横
方向に、リングスリーブ1007を専用圧着工具でかし
めていくことによって、並列作業が完了する。リングス
リーブはJIS C2806銅線用裸圧着スリーブE−
小を使用した。
陽電池同士の並列接続作業を図11を用いて説明する。
図に示すように、隣り合う太陽電池の正極タブ、負極タ
ブに半田で接続されている銅単線φ1.6mm同士を横
方向に、リングスリーブ1007を専用圧着工具でかし
めていくことによって、並列作業が完了する。リングス
リーブはJIS C2806銅線用裸圧着スリーブE−
小を使用した。
【0095】さらに、図14に示すように、太陽電池並
列群1202の両端の接続ケーブル1201を、次列の
太陽電池並列群1203の接続線1204とリングスリ
ーブで接続することによって、太陽電池並列群の直列接
続が完了する。
列群1202の両端の接続ケーブル1201を、次列の
太陽電池並列群1203の接続線1204とリングスリ
ーブで接続することによって、太陽電池並列群の直列接
続が完了する。
【0096】(バイパスダイオードの接続)バイパスダ
イオードは、太陽電池並列群2直列につき1個並列に接
続した。バイパスダイオードは、最大9.21×4並列
=36.84A流れることを考慮して、定格100Aの
ものを選択し、接続した。
イオードは、太陽電池並列群2直列につき1個並列に接
続した。バイパスダイオードは、最大9.21×4並列
=36.84A流れることを考慮して、定格100Aの
ものを選択し、接続した。
【0097】〔実施例2〕実施例1と同様、図10乃至
図12に示したような太陽電池付き設置構造体を構築し
た。但し、本実施例では、実施例1の太陽電池から、耐
候性被覆を若干変更した。以下に説明する。
図12に示したような太陽電池付き設置構造体を構築し
た。但し、本実施例では、実施例1の太陽電池から、耐
候性被覆を若干変更した。以下に説明する。
【0098】(太陽電池)図13は本実施例で使用する
太陽電池の概略図である。同図において、(a)は太陽
電池の平面図、(b)は(a)におけるB−B’断面図
である。
太陽電池の概略図である。同図において、(a)は太陽
電池の平面図、(b)は(a)におけるB−B’断面図
である。
【0099】太陽電池1301は、裏面電極でもある金
属製基板1306に形成された半導体光活性層1307
を有し、半導体光活性層1307にて発生した電流を収
集するための集電電極1305が受光面側に配されてい
る。金属製基板1306としては、ここでは0.15m
m厚のステンレス鋼を用い、半導体光活性層1307と
しては、アモルファスシリコンと微結晶シリコンのタン
デム構造を、さらに集電電極1305としては、100
μmφの銅線を導電性ペーストを用いて半導体光活性層
1307上に固定している。
属製基板1306に形成された半導体光活性層1307
を有し、半導体光活性層1307にて発生した電流を収
集するための集電電極1305が受光面側に配されてい
る。金属製基板1306としては、ここでは0.15m
m厚のステンレス鋼を用い、半導体光活性層1307と
しては、アモルファスシリコンと微結晶シリコンのタン
デム構造を、さらに集電電極1305としては、100
μmφの銅線を導電性ペーストを用いて半導体光活性層
1307上に固定している。
【0100】また、集電電極1305は100μm厚の
銅製の正極タブ1302に接続される。また、正極タブ
1302と、金属製基板1306とを確実に絶縁するた
めに、ポリエステル製の絶縁部材1304が配されてい
る。
銅製の正極タブ1302に接続される。また、正極タブ
1302と、金属製基板1306とを確実に絶縁するた
めに、ポリエステル製の絶縁部材1304が配されてい
る。
【0101】更に集電電極1305の上から、耐候性を
持たせるために、アクリルシリコン系の耐候性塗料13
08を形成した。
持たせるために、アクリルシリコン系の耐候性塗料13
08を形成した。
【0102】本太陽電池は、直並列作業を現場で容易に
行うため、φ1.6mmの裸銅単線1309を略コの字
形状に加工して、正極タブ1302、負極タブ1303
に予め無鉛はんだで電気的に接合している。
行うため、φ1.6mmの裸銅単線1309を略コの字
形状に加工して、正極タブ1302、負極タブ1303
に予め無鉛はんだで電気的に接合している。
【0103】さらに、受光面側にETFE樹脂1311
とEVA樹脂1310の積層体を、非受光面に460μ
m厚のEVA樹脂1310を真空ラミネーターによって
封止することによって太陽電池を作製した。
とEVA樹脂1310の積層体を、非受光面に460μ
m厚のEVA樹脂1310を真空ラミネーターによって
封止することによって太陽電池を作製した。
【0104】本例の太陽電池の寸法は、金属製基板13
06の寸法は、240mm×360mmであり、被覆材
(EVA1310)の寸法は、260mm×370mm
である。また、本太陽電池のIpmは9.21Aであ
る。
06の寸法は、240mm×360mmであり、被覆材
(EVA1310)の寸法は、260mm×370mm
である。また、本太陽電池のIpmは9.21Aであ
る。
【0105】(基材、支持部材)実施例1と同様である
ので説明は省略する。
ので説明は省略する。
【0106】(施工方法)次に上記の材料を使用した本
実施例の太陽電池付きコンクリート設置構造体の作製手
順を説明する。
実施例の太陽電池付きコンクリート設置構造体の作製手
順を説明する。
【0107】(太陽電池の直並列数の決定)実施例1と
同様であるので説明は省略する。
同様であるので説明は省略する。
【0108】(基材の傾斜角度の決定と、位置決め、配
置(接着剤の塗布方法))実施例1と同様であるので説
明は省略する。
置(接着剤の塗布方法))実施例1と同様であるので説
明は省略する。
【0109】(太陽電池の貼り付け、貼り付け位置、貼
り付ける順番)次に設置済みの基材上に太陽電池を弾性
接着剤によって貼り付けた。接着剤は、太陽電池の裏面
EVA全面に塗布するのではなく、四隅と中心、計5点
に適当量を盛って押圧し、基材に貼り付けた。
り付ける順番)次に設置済みの基材上に太陽電池を弾性
接着剤によって貼り付けた。接着剤は、太陽電池の裏面
EVA全面に塗布するのではなく、四隅と中心、計5点
に適当量を盛って押圧し、基材に貼り付けた。
【0110】貼り付ける際には、まずEVAの表面改質
のためにプライマー(下塗り剤)を塗布し、その上に弾
性接着剤を塗布した。
のためにプライマー(下塗り剤)を塗布し、その上に弾
性接着剤を塗布した。
【0111】太陽電池の貼り付け位置は図14に示すよ
うに、設置した際の基材1002の上端と太陽電池13
01の被覆材(EVA1310)の上端が面一になるよ
うに設置した。このように設置したのは、ブロック重な
り部1006によって、セル上に落ちる影の面積を極力
さけ、発電量のロスを防ぐためである。
うに、設置した際の基材1002の上端と太陽電池13
01の被覆材(EVA1310)の上端が面一になるよ
うに設置した。このように設置したのは、ブロック重な
り部1006によって、セル上に落ちる影の面積を極力
さけ、発電量のロスを防ぐためである。
【0112】太陽電池を貼り付ける順番は、実施例1と
同様である。
同様である。
【0113】(太陽電池同士の並列接続作業)実施例1
と同様であるので説明は省略する。
と同様であるので説明は省略する。
【0114】(バイパスダイオードの接続)実施例1と
同様であるので説明は省略する。
同様であるので説明は省略する。
【0115】〔実施例3〕実施例2の太陽電池付き設置
構造体(4並列10直列)を使用して太陽光発電システ
ムを構築した例である。図17は本実施例の太陽電池ア
レイ概略図である。本実施例では、実施例2の太陽電池
付き設置構造体を4つ用意し、接続箱内で4並列した例
である。
構造体(4並列10直列)を使用して太陽光発電システ
ムを構築した例である。図17は本実施例の太陽電池ア
レイ概略図である。本実施例では、実施例2の太陽電池
付き設置構造体を4つ用意し、接続箱内で4並列した例
である。
【0116】図17において、1501は太陽電池付き
設置構造体、1502は配線、1503は接続箱(ペデ
スタルボックス)、1504は絶縁トランス、1505
はパワーコンディショナ、1506は接地点、1507
はバイパスダイオード、1508は開閉器、1509は
逆流防止ダイオードである。
設置構造体、1502は配線、1503は接続箱(ペデ
スタルボックス)、1504は絶縁トランス、1505
はパワーコンディショナ、1506は接地点、1507
はバイパスダイオード、1508は開閉器、1509は
逆流防止ダイオードである。
【0117】図のように配線することで本発明の太陽電
池付き設置構造体を使用した太陽光発電システムを構築
することができる。本システムでは、まず太陽電池付き
設置構造体1501で発生した電力は接続箱1503に
まとめられ、パワーコンディショナ1505によって直
交流変換され、電力使用される。
池付き設置構造体を使用した太陽光発電システムを構築
することができる。本システムでは、まず太陽電池付き
設置構造体1501で発生した電力は接続箱1503に
まとめられ、パワーコンディショナ1505によって直
交流変換され、電力使用される。
【0118】本システムにおいて、正極端を接地し、太
陽電池及び接続線等の露出金属部分の対地電圧を負にす
ることによって、カソード防食を施した。
陽電池及び接続線等の露出金属部分の対地電圧を負にす
ることによって、カソード防食を施した。
【0119】
【発明の効果】本発明によれば、第1の基材と第2の基
材とを絶縁性接着剤によって接続しているため、それぞ
れの基材に固定されている電気部品の非絶縁部間の電圧
によって生ずるリーク電流の経路が遮断され、前述の電
食を防止することができる。
材とを絶縁性接着剤によって接続しているため、それぞ
れの基材に固定されている電気部品の非絶縁部間の電圧
によって生ずるリーク電流の経路が遮断され、前述の電
食を防止することができる。
【0120】また、絶縁性接着剤からなる接着部材によ
る接続部には水が通り抜けられる貫通孔を設けてあるの
で、雨水等が長時間、基材接着部(基材重なり部)にと
どまることがなく、電食を効果的に防止することができ
る。
る接続部には水が通り抜けられる貫通孔を設けてあるの
で、雨水等が長時間、基材接着部(基材重なり部)にと
どまることがなく、電食を効果的に防止することができ
る。
【0121】また、基材同士を接着していることによ
り、基材が風荷重等によってずれるのを防止でき、これ
による配線等の切断を防止して、より信頼性の高い電気
部品付き基材集合体が実現される。
り、基材が風荷重等によってずれるのを防止でき、これ
による配線等の切断を防止して、より信頼性の高い電気
部品付き基材集合体が実現される。
【0122】また、1つの支持部材で複数の基材を傾斜
させることができるので、電気部品として所望の傾斜角
度で設置する必要がある太陽電池を用いる場合にも、架
台の原材料費、及び設置工事費の削減を図ることができ
る。
させることができるので、電気部品として所望の傾斜角
度で設置する必要がある太陽電池を用いる場合にも、架
台の原材料費、及び設置工事費の削減を図ることができ
る。
【0123】また、電気部品を基材に接着剤や両面テー
プで固定することによって、風荷重による電気部品の引
き剥がしの心配がなく、特に弾性接着剤や弾性のある両
面テープで固定した場合には、太陽電池と基材の熱膨張
率の差を接着層が吸収するので信頼性が向上する。ま
た、電気部品をその周縁部において基材に固定すること
で、電気部品の張替え交換が容易になる。
プで固定することによって、風荷重による電気部品の引
き剥がしの心配がなく、特に弾性接着剤や弾性のある両
面テープで固定した場合には、太陽電池と基材の熱膨張
率の差を接着層が吸収するので信頼性が向上する。ま
た、電気部品をその周縁部において基材に固定すること
で、電気部品の張替え交換が容易になる。
【0124】また、基材がコンクリート部材であること
によって、架台のコストアップを極力抑えることができ
ると同時に、特に軽量な空洞コンクリートを使用すれ
ば、設置作業性、施工性が向上し、結果としてコストダ
ウンを図ることができる。
によって、架台のコストアップを極力抑えることができ
ると同時に、特に軽量な空洞コンクリートを使用すれ
ば、設置作業性、施工性が向上し、結果としてコストダ
ウンを図ることができる。
【図1】本発明の実施形態の太陽電池付き基材集合体を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図2】従来の架台設置型光起電力素子付き設置構造体
の概略図である。
の概略図である。
【図3】従来の太陽電池パネル一体型コンクリート部材
の概略図である。
の概略図である。
【図4】従来の太陽電池専用のコンクリート架台の概略
図である。
図である。
【図5】太陽電池設置構造体の一例を示す模式図であ
る。
る。
【図6】基材集合体にかかる風荷重を説明するための概
念図である。
念図である。
【図7】本発明の電気部品付き基材集合体に好適に用い
られる太陽電池の一例を示す模式図である。
られる太陽電池の一例を示す模式図である。
【図8】本発明の電気部品付き基材集合体に好適に用い
られる太陽電池の一例を示す模式図である。
られる太陽電池の一例を示す模式図である。
【図9】本発明の電気部品付き基材集合体に好適に用い
られるコンクリート部材の一例を示す模式図である。
られるコンクリート部材の一例を示す模式図である。
【図10】実施例1の太陽電池付き設置構造体の一部を
模式的に示す側面図である。
模式的に示す側面図である。
【図11】実施例1の太陽電池付き設置構造体の一部を
模式的に示す平面図である。
模式的に示す平面図である。
【図12】実施例1の太陽電池付き設置構造体における
基材重なり部を示す模式図である。
基材重なり部を示す模式図である。
【図13】実施例1の太陽電池付き設置構造体に用いた
太陽電池の模式図である。
太陽電池の模式図である。
【図14】実施例1の太陽電池付き設置構造体における
太陽電池の設置状態を示す模式図である。
太陽電池の設置状態を示す模式図である。
【図15】実施例2の太陽電池付き設置構造体に用いた
太陽電池の模式図である。
太陽電池の模式図である。
【図16】実施例2の太陽電池付き設置構造体における
太陽電池の設置状態を示す模式図である。
太陽電池の設置状態を示す模式図である。
【図17】実施例3の太陽光発電システムの概略図であ
る。
る。
101、1001 太陽電池
102、103 板状基材
104、1003 接着部材
105、1004 支持部材
106、1005 接続ケーブル
107 水流れ方向
108 貫通孔
1002 第一の基材
1006 基材重なり部
1007 リングスリーブ
1008 水流れ方向
1009 第二の基材
1010 第三の基材
1011 第四の基材
1012 貫通孔
1101、1301 太陽電池
1102、1302 正極タブ
1103、1303 負極タブ
1104、1304 絶縁部材
1105、1305 集電電極
1106、1306 金属製基板
1107、1307 半導体光活性層
1108、1308 耐候性塗料
1109、1309 裸銅単線
1201、1204 接続ケーブル
1202、1203 太陽電池並列群
1310 EVA樹脂
1311 ETFE樹脂
1501 太陽電池付き設置構造体
1502 配線
1503 接続箱(ペデスタルボックス)
1504 絶縁トランス
1505 パワーコンディショナ
1506 接地点
1507 バイパスダイオード
1508 開閉器
1509 逆流防止ダイオード
3001 太陽電池パネル
3002 コンクリート架台
3003 アンカー部材
4001 太陽電池モジュール
4002 軽量発泡コンクリート架台
4003 係止具
5001 板状基材
5002 支持部材
5003 太陽電池
6001 板状基材
6003 支持部材
6004 太陽電池の設置面
6005 板状基材の側面
6006 板状基材の裏面
7001 ステンレス鋼基板
7002 半導体光活性層
7003 集電電極
7004 正極銅タブ
7005 絶縁両面テープ
7006 負極銅タブ
7007 耐候性塗膜
7008 裸銅単線
8001 EVA樹脂
8002 ETFE樹脂
9001 空洞コンクリート
9002 横筋用コンクリート
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 糸山 誠紀
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 松下 正明
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 向井 隆昭
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
Fターム(参考) 5F051 AA05 BA03 BA18 CA15 FA14
FA15 JA02 JA05 JA07 JA08
JA09
Claims (13)
- 【請求項1】 基材上に電気部品を有する複数の電気部
品付き基材を屋外に配設してなる電気部品付き基材集合
体であって、第1の基材上の電気部品と第2の基材上の
電気部品とが電気的に接合され、該第1の基材と該第2
の基材とが絶縁性接着剤からなる接着部材で接続され、
該接着部材による接続部には水が通り抜けられる貫通孔
が形成されていることを特徴とする電気部品付き基材集
合体。 - 【請求項2】 前記第1の基材の電気部品が設けられた
面と前記第2の基材の電気部品が設けられた面の反対側
の面との間に前記接着部材を有することを特徴とする請
求項1に記載の電気部品付き基材集合体。 - 【請求項3】 前記第1の基材の電気部品が設けられた
面上に、前記第2の基材の電気部品が設けられた面の反
対側の面を前記接着部材により固定してなることを特徴
とする請求項1又は2に記載の電気部品付き基材集合
体。 - 【請求項4】 前記第1の基材の電気部品が設けられた
面と前記第2の基材の電気部品が設けられた面が水平で
ないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に
記載の電気部品付き基材集合体。 - 【請求項5】 前記貫通孔の幅が5mm以上であること
を特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電
気部品付き基材集合体。 - 【請求項6】 前記電気部品が、前記基材に接着剤で固
定されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
か一項に記載の電気部品付き基材集合体。 - 【請求項7】 前記接着剤は弾性接着剤であることを特
徴とする請求項6に記載の電気部品付き基材集合体。 - 【請求項8】 前記電気部品が、前記基材に両面テープ
で固定されていることを特徴とする請求項1乃至5のい
ずれか一項に記載の電気部品付き基材集合体。 - 【請求項9】 前記電気部品は、その周縁部において前
記基材に固定されていることを特徴とする請求項6乃至
8のいずれか一項に記載の電気部品付き基材集合体。 - 【請求項10】 前記基材が、コンクリートから成るこ
とを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の
電気部品付き基材集合体。 - 【請求項11】 前記電気部品が太陽電池であることを
特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の電
気部品付き基材集合体。 - 【請求項12】 前記太陽電池が可撓性を有することを
特徴とする請求項11に記載の電気部品付き基材集合
体。 - 【請求項13】 少なくとも請求項11又は12に記載
の電気部品付き基材集合体とパワーコンディショナから
構成された太陽光発電システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002082461A JP2003282912A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | 電気部品付き基材集合体及び太陽光発電システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002082461A JP2003282912A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | 電気部品付き基材集合体及び太陽光発電システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003282912A true JP2003282912A (ja) | 2003-10-03 |
Family
ID=29230636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002082461A Withdrawn JP2003282912A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | 電気部品付き基材集合体及び太陽光発電システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003282912A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010080872A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Sharp Corp | 太陽電池装置 |
JP2016531537A (ja) * | 2013-07-10 | 2016-10-06 | サン−ゴバン グラス フランス | 電気絶縁モジュール支持体を備えたソーラーモジュールおよびこれの製造方法 |
-
2002
- 2002-03-25 JP JP2002082461A patent/JP2003282912A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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