JP2003282493A - 研磨装置および研磨方法 - Google Patents
研磨装置および研磨方法Info
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- JP2003282493A JP2003282493A JP2002029108A JP2002029108A JP2003282493A JP 2003282493 A JP2003282493 A JP 2003282493A JP 2002029108 A JP2002029108 A JP 2002029108A JP 2002029108 A JP2002029108 A JP 2002029108A JP 2003282493 A JP2003282493 A JP 2003282493A
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Abstract
くことなく、凸部を選択的に除去することにより被研磨
表面の均一性の向上を図る。 【解決手段】 被研磨材料(基板21)の被研磨面22
に研磨パッド11が接触し、相対的に摩擦運動すること
により被研磨面22を研磨する研磨装置1において、研
磨パッド11は複数備えられ、各研磨パッド11は、回
動可能なもので、回動する該研磨パッド11の周面12
を研磨面とするものからなり、各研磨パッド11の周面
12を被研磨面22の一部に接触させて研磨するもので
ある。
Description
磨方法に関し、詳しくは被研磨面の一部分に接触する複
数の研磨パッドで研磨する研磨装置および研磨方法に関
する。
MPはChemical Mechanical Polishingの略)は、半導
体装置の製造プロセスにおいて絶縁膜表面を平坦化する
とき、銅配線、タングステンプラグ等を形成する際の余
剰な材料を除去するとき等に用いられている。
特開2000−218514号公報の図5およびその関
連記載(従来の技術)に開示されており、研磨パッドの
研磨面は平面状であり、ウエハの被研磨面と研磨パッド
の研磨面とが平行に配置されて、お互いが回転しながら
接触することにより研磨を行うものである。
の図6およびその関連記載、および特開平11−221
755号公報に開示されているようなベルト式のCMP
装置、特開2000−218514号公報に開示されて
いる直線揺動式のCMP装置、特開平11−31671
号公報に記載されているリング状研磨パッドを有するC
MP装置、特公開8−359号公報に開示されているロ
ーラ式のCMP装置が知られている。上記いずれの研磨
装置も被研磨面に接触する研磨パッドの研磨面は平面状
となっている。
CMP装置では、平坦性を研磨パッドの硬度によって実
現する方式である。そのため、硬質の研磨パッドを用い
ることにより、被研磨表面の均一性の悪化、スクラッチ
(傷)の増加という課題が生じていた。これらの課題を
克服するとともに平坦度を高めることが課題となってい
る。今までに、これらの課題を両立させようとして、さ
まざまな形式の研磨装置が考案されてきている。
平坦化できるサイズは2mm〜3mm以下であり、これ
以上大きいサイズの凹凸に対しては急激に効果が低下し
ていた。もはや、このような大きなサイズの平坦化は、
パッドの硬質化に頼らずに、ウエハの凹凸情報を基にし
て、凸部のみを選択的に除去することによってしか実現
できないと考えられる。凸部を選択的に除去するために
は、被研磨面に対し、除去したい凸部の大きさよりも小
さい領域で研磨パッドが接触する必要がある。
ッドを有するCMP装置以外のCMP装置は、被研磨面
であるウエハ表面のほぼ全面に対し同時に研磨パッドが
接触するタイプであり、凸部の選択的除去は非常に困難
である。
は、ウエハ表面の一部に研磨パッドが接触する構造では
あるが、接触面積を小さくした場合、スループットが著
しく低下するという課題があった。また、この方式で
は、研磨パッドが被研磨面と平行に回転するため、接触
面積を小さくすることが困難であり、研磨中に研磨面を
ドレッシングするドレッシング装置を備えることも難し
かった。さらに研磨パッドを複数個備えることは困難で
あった。
決するためになされた研磨装置および研磨方法である。
面に研磨パッドが接触し、相対的に摩擦運動することに
より被研磨面を研磨する研磨装置において、前記研磨パ
ッドは複数備えられ、前記各研磨パッドは、回動可能な
もので、回動する該研磨パッドの周面を研磨面とするも
のからなり、前記研磨パッドの周面を前記被研磨面の一
部に接触させて研磨するものである。
可能なもので、回動する該研磨パッドの周面を研磨面と
するものからなることから、研磨パッドの周面が被研磨
面の一部に接触して研磨する。そのため、研磨面積を小
さくすることができるので、被研磨面の凸部を選択的に
除去することができる。また、被研磨面に対して研磨パ
ッドの周面を接触させて研磨するように研磨パッドが配
置されていることから、被研磨面に対する研磨パッドの
投影面積が小さく、研磨パッドを複数備えることも容易
になる。そして研磨パッドを複数備えることにより、1
個あたりの研磨パッドが被研磨面に接触する面積が小さ
くても、複数の研磨パッドにより被研磨面に対する接触
面積が大きくなるのでスループットの低下が抑えられ
る。
被研磨面に対してほぼ垂直に回動するものでは、被研磨
面に対する投影面積が最も小さくなる。
の回転数を独立して制御する回転制御装置を備えたもの
では、被研磨面の凹凸に合わせて研磨レートの調整が可
能になり、均一性の高い研磨が実現される。
の被研磨面に対する圧力を独立に制御する圧力制御装置
を備えたものでは、被研磨面の凹凸に合わせて研磨レー
トの調整が可能になり、均一性の高い研磨が実現され
る。
相互間の間隔を調整する移動制御装置を備えたものであ
る。一般に、半導体装置製造のウエハでは、ウエハ上に
チップ単位で繰り返しパターンが並んでおり、ウエハ上
の凹凸もこの繰り返しの周期となっている。また、チッ
プの凹凸のピッチはデバイス毎に異なっている。そのた
め、各研磨パッド相互間の間隔を調整する移動制御装置
を備えたものでは、この繰り返しピッチに合わせて、研
磨パッドの間隔を調整することができるので、研磨が必
要な凸部に研磨パッドを配置して研磨することが可能に
なり、研磨の均一性の向上が図られる。
磨パッドとが相対的に移動する移動装置を備えたもので
は、ウエハの全面を均一性良く研磨することが可能にな
る。
の研磨面をドレッシングするドレッシング装置を備えた
ものでは、研磨中に研磨パッドのドレッシングが可能に
なり、常に均一な条件で研磨するこが可能になるととも
に研磨スループットの向上が図れる。
近傍に少なくとも1個のスラリー供給部を備えたもので
ある。本発明の研磨装置では、研磨パッドが被研磨面上
を回転することから、スラリーを跳ね飛ばす。そこで、
スラリー供給部を研磨パッドの近傍に少なくとも一つを
配置することにより、スラリーが研磨パッドと被研磨面
間に入り込みやすくなり、その結果、スラリーの供給効
率が向上され、スラリーの使用量の抑制が可能となる。
囲に、被研磨面上にスラリーを保持するための囲い壁が
設けられているものである。本発明の研磨装置では、研
磨パッドが被研磨材料の被研磨面上を回転することか
ら、スラリーを跳ね飛ばす。そこで、被研磨面上にスラ
リーを保持するための囲い壁を設けることにより、その
囲い壁によって被研磨面上にスラリーを保持しやすくな
る。その結果、スラリーの供給効率が向上され、スラリ
ーの使用量の抑制が可能となる。
固定砥粒を含むものでは、上述したスラリーの飛散はほ
とんど無く、安定した研磨が行えるようになる。
真空で吸着する吸着手段を有するものでは、高速で回転
する研磨パッドにより被研磨材料は大きな力を受ける。
そこで、この研磨装置では被研磨材料を真空で吸着する
吸着手段を有することから、被研磨材料を確実に安定し
て保持することができる。一方、被研磨材料をリテーナ
で保持するものでは、本発明の研磨装置のように被研磨
材料の一方側の全面を抑えるものではないので、安定が
悪い。
格で研磨パッドの硬度が90以上98以下のものでは、
被研磨面の平坦性が向上される。
研磨面に溝が形成されているものでは、その溝内を伝っ
てスラリーが被研磨部に効率良く供給されるようにな
る。また溝の端部で圧力が上昇することにより化学的研
磨性が向上する。
裏面から流体による加圧を加える加圧手段を備えたもの
では、流体による加圧のため、全域にわたって均一の圧
力で加圧される。そのため、研磨の均一性が向上する。
また、研磨パッド側の圧力印加構造が簡略化される。
温度を制御する温度制御手段を備えたものでは、化学的
研磨性が安定するため、被研磨面は均一に研磨される。
研磨面に研磨パッドが接触し、相対的に摩擦運動するこ
とにより被研磨面を研磨する研磨装置において、前記研
磨パッドは、回動可能なもので、回動する該研磨パッド
の周面を研磨面とするものからなり、前記研磨パッドの
周面を被研磨面の一部に接触させて研磨する研磨装置で
あって、前記被研磨面と前記研磨パッドとを相対的に移
動させることによって、前記被研磨面と前記研磨パッド
との接触部分を前記被研磨面内で移動させるものであ
る。
ドが回動可能なものであってその研磨パッドの周面を研
磨面とすることから、研磨パッドの周面の一部が被研磨
面の一部に接触して被研磨面を研磨する。そのため、研
磨面積が小さくなるので、被研磨面に生じている凸部の
みを選択的に研磨して除去することができる。また、被
研磨面と研磨パッドの周面との接触部分が移動すること
から、その接触面積よりも大きな面積を研磨することが
可能になる。
磨面と研磨パッドとを相対的に移動させる移動装置を備
え、この移動装置が被研磨面の段差情報に基づいて動作
速度が制御されるものでは、被研磨面に生じている凸部
に研磨パッドの周面が接触している時に、接触部分の移
動速度を相対的に遅くすることにより、凸部のみを選択
的に研磨することができる。また、研磨する必要が無い
部分はすばやく通り過ぎることにより、研磨スループッ
トを向上させることが可能になる。
磨面と研磨パッドとを相対的に移動させる移動装置を備
え、この移動装置が被研磨面の膜厚分布情報に基づいて
動作速度が制御されるものでは、被研磨面の膜厚が厚い
部分に研磨パッドの周面が接触している時に、接触部分
の速度を相対的に遅くすることにより、膜厚が厚い部分
を選択的に研磨することができるので、膜厚の均一性を
向上させることができる。
パッドが被研磨面を圧する圧力を制御する圧力制御装置
を備え、圧力制御装置は被研磨面の段差情報に基づいて
動作するものでは、被研磨面に生じている凸部に研磨パ
ッドの周面が接触している時に、被研磨面に押し付ける
研磨パッドの圧力を高めることにより、凸部のみを選択
的に研磨することができる。また、研磨圧力は、接触部
分の移動速度や研磨パッドの回転数制御と比較して応答
が速いので、すばやい制御を行うことができる。また、
研磨する必要が無い部分では、研磨圧力を0にすること
により、被研磨面に生じている凹部に対して研磨は進行
しなくなる。
パッドが被研磨面を圧する圧力を制御する圧力制御装置
を備え、圧力制御装置は被研磨面の膜厚分布情報に基づ
いて動作するものでは、被研磨面の膜厚が厚い部分に研
磨パッドの周面が接触している時に、被研磨面に押し付
ける研磨パッドの圧力を高めることにより、膜厚が厚い
部分を選択的に研磨することができるので、膜厚の均一
性を向上させることができる。
パッドの回転数を制御する回転制御装置を備え、回転制
御装置が被研磨面の段差情報に基づいて動作するもので
は、被研磨面に生じている凸部に研磨パッドの周面が接
触している時に、研磨パッドの回転速度を上げることに
より、凸部のみを選択的に研磨することができる。ま
た、研磨パッドの回転速度を変化させることは、研磨パ
ッドを回動させる駆動手段、例えばモータの駆動電流を
制御することにより実施できるので、比較的簡便なシス
テムで実現することが可能になる。そのため、装置コス
トを抑制することが可能になる。また、研磨する必要が
無い部分では、研磨パッドの回転数を0にすることによ
り、被研磨面に生じている凹部に対して研磨は進行しな
くなる。
パッドの回転数を制御する回転制御装置を備え、回転制
御装置が前記被研磨面の膜厚分布情報に基づいて動作す
るものでは、被研磨面の膜厚が厚い部分に研磨パッドの
周面が接触している時に、研磨パッドの回転数を上げる
ことにより、膜厚が厚い部分を選択的に研磨することが
できるので、膜厚の均一性を向上させることができる。
面に研磨パッドが接触し、被研磨面と研磨パッドとが相
対的に摩擦運動することにより被研磨面を研磨する研磨
方法において、前記研磨パッドは、回動可能なものであ
ってその研磨パッドの周面を研磨面とするものからな
り、前記研磨パッドの周面の一部を被研磨面の一部に接
触させて研磨するとともに、前記被研磨面と前記研磨パ
ッドとを相対的に移動させることによって前記被研磨面
と前記研磨パッドとの接触部分を前記被研磨面内で移動
させる研磨方法である。
なものであってその研磨パッドの周面を研磨面とするこ
とから、研磨パッドの周面の一部が被研磨面の一部に接
触して被研磨面を研磨する。そのため、研磨面積が小さ
くなるので、被研磨面に生じている凸部のみを選択的に
研磨して除去することができる。また、被研磨面と研磨
パッドの周面との接触部分が移動することから、その接
触面積よりも大きな面積を研磨することが可能になる。
被研磨面の段差を測定し、その段差情報に基づいて接触
部分の移動速度を制御する研磨方法である。このような
研磨方法では、被研磨面に生じている凸部に研磨パッド
の周面が接触している時に、接触部分の移動速度を相対
的に遅くすることにより、凸部のみを選択的に研磨する
ことができる。また、研磨する必要が無い部分はすばや
く通り過ぎることにより、研磨スループットを向上させ
ることが可能になる。
被研磨面の段差を測定し、その段差情報に基づいて、研
磨パッドを被研磨面に押し付ける圧力を制御する研磨方
法である。このような研磨方法では、被研磨面に生じて
いる凸部に研磨パッドの周面が接触している時に、被研
磨面に押し付ける研磨パッドの圧力を高めることによ
り、凸部のみを選択的に研磨することができる。また、
研磨圧力は、接触部分の移動速度や研磨パッドの回転数
制御と比較して応答が速いので、すばやい制御を行うこ
とができる。また、研磨する必要が無い部分では、研磨
圧力を0にすることにより、被研磨面に生じている凹部
に対して研磨は進行しなくなる。
被研磨面の段差を測定し、その段差情報に基づいて、研
磨パッドの回転数を制御する研磨方法である。このよう
な研磨方法では、被研磨面に生じている凸部に研磨パッ
ドの周面が接触している時に、研磨パッドの回転速度を
上げることにより、凸部のみを選択的に研磨することが
できる。また、研磨パッドの回転速度を変化させること
は、研磨パッドを回動させる駆動手段、例えばモータの
駆動電流を制御することにより実施できるので、比較的
簡便なシステムで実現することが可能になる。そのた
め、装置コストを抑制することが可能になる。また、研
磨する必要が無い部分では、研磨パッドの回転数を0に
することにより、被研磨面に生じている凹部に対して研
磨は進行しなくなる。
被研磨面を構成する膜の膜厚を測定し、その膜厚情報に
基づいて、被研磨面と研磨パッドとの接触部分の移動速
度を制御する研磨方法である。このような研磨方法で
は、被研磨面の膜厚が厚い部分に研磨パッドの周面が接
触している時に、接触部分の速度を相対的に遅くするこ
とにより、膜厚が厚い部分を選択的に研磨することがで
きるので、膜厚の均一性を向上させることができる。
被研磨面を構成する膜の膜厚を測定し、その膜厚情報に
基づいて、被研磨面に押し付ける研磨パッドの圧力を制
御する研磨方法である。このような研磨方法では、被研
磨面の膜厚が厚い部分に研磨パッドの周面が接触してい
る時に、被研磨面に押し付ける研磨パッドの圧力を高め
ることにより、膜厚が厚い部分を選択的に研磨すること
ができるので、膜厚の均一性を向上させることができ
る。
被研磨面を構成する膜の膜厚を測定し、その膜厚情報に
基づいて、研磨パッドの回転数を制御する研磨方法であ
る。このような研磨方法では、被研磨面の膜厚が厚い部
分に研磨パッドの周面が接触している時に、研磨パッド
の回転数を上げることにより、膜厚が厚い部分を選択的
に研磨することができるので、膜厚の均一性を向上させ
ることができる。
施の形態を、図1、図2によって説明する。図1の
(1)では研磨パッドの配列をレイアウト図で示し、
(2)では任意に着目した研磨パッド列を概略構成図で
示す。また、図2の(1)では研磨ユニットの概略構成
正面図を示し、(2)ではその主要部平面図を示す。
軸方向およびY軸方向に配置した複数の研磨ユニット5
で構成されている。この研磨ユニット5には、円盤状を
成しその周面12を研磨面とする研磨パッド11が例え
ば矢印方向に回動可能に備えられている。以下、周面1
2を研磨面12として説明する。上記研磨ユニット5
は、研磨パッド11を高速回転させることができる構成
であればよく、基板21の被研磨面22のX方向および
Y方向に所定(例えば2cm)のピッチで配置されてい
る。上記研磨ユニット5の一構成例を、図2の(1)の
研磨ユニットの概略構成正面図および(2)の主要部平
面図により説明する。
研磨ユニット5は、筐体31下部側に加圧部32が取り
付けられている。上記加圧部32の加圧部分32pには
パッド支持部材33の一端側が回動自在に取り付けら
れ、このパッド支持部材33の他端側は筐体31に設け
られた回動支持部34に回動自在に取り付けられてい
る。上記加圧部32は、例えば空気圧シリンダで構成さ
れているが、被研磨面(図示せず)に対して研磨パッド
11を押し付ける圧力を考慮したものであればよく、空
気以外のガス圧シリンダ、液体圧(例えば油圧)シリン
ダ、ばね(例えばコイルばね、板ばね等)等を用いるこ
ともできる。
部32が取り付けられている下部側には、例えば、高速
回転(例えば10000rpm〜30000rpm程度
の回転数)に対応する軸受35を介して研磨パッド11
を固定して支持する回動軸36が回動自在に取り付けら
れている。この回動軸36はステンレス製の軸からな
り、例えば上記研磨パッド11が固定されている部分の
直径が例えば1cmを有している。上記研磨パッド11
は、一例として、ポリウレタン(ここでは一例としてロ
デールニッタ製のIC1000を用いた)からなるもの
で、大きさは、例えば直径が1.5cm、幅が5mm、
厚さが2.5mmのものである。また、上記回動軸36
にはこれを回転させるための動力を受けるベルト車37
が固定され、そのベルト車37にはモータ38からの回
動力を伝達する伝達手段39が設けられている。この伝
達手段39には例えばベルトが用いられている。上記モ
ータ38の回動力は、例えばモータ軸40、このモータ
軸40に取り付けたベルト車41、上記伝達手段39、
上記ベルト車37を介して、回動軸36に伝達される。
の回動支持部34側に固定されている。なお、モータ3
8の振動がパッド支持部材33に伝達されないようにす
るために、モータ38とパッド支持部材33との間に防
振器(図示せず)を設置してもよい。防振器の一例とし
ては、板ゴムがあげられる。
モータ軸として、モータの回動力をモータ軸(パッド
軸)を介して直接的に研磨パッド11に伝達する構成と
してもよい。この場合、回動中にモータ軸が軸ぶれを起
こさないような高精度モータを用いることが望ましい。
ドレッシングするドレッシング装置51が上記筐体31
に設置されている。
に、かつドレッシング装置51のドレッシング部52が
上記研磨パッド11の研磨面12に接触できるように、
ドレッシング部52がリンク53を介して筐体31に対
して回動自在に設置されている。このドレッシング部5
2は、例えば平均粒径が200μmのダイヤモンド砥粒
が密集してニッケル電着された5mm四方のステンレス
台からなり、上記ドレッシング部52のドレッシング側
とは反対側には、筐体31の支持部42に固定されたも
ので、ドレッシング部52を研磨パッド11の研磨面1
2に押し当てる押し圧手段54が設けられている。この
押し圧手段54には例えばばねが用いられている。な
お、ドレッシングが不必要な場合には、上記ドレッシン
グ部52は上記研磨パッド11の研磨面12より離間さ
れるようになっていてもよい。
12をドレッシングするドレッシング装置を備えたもの
では、研磨中に研磨パッドのドレッシングが可能にな
り、常に均一な条件で研磨することが可能になるととも
に研磨スループットの向上が図れる。
れ、各研磨パッド11の研磨面12が基板21の被研磨
面22に接触するように研磨ユニット5を縦横に配列し
て研磨装置1が構成されている。
は、その周面が研磨面12となっており、また回動可能
なものとなっていることから、研磨パッド11の周面の
一部が被研磨面22の一部に接触して研磨する。そのた
め、研磨面積を小さくすることができるので、被研磨面
22の凸部を選択的に除去することができる。また、被
研磨面22に対して研磨パッド11の周面を接触させて
研磨するように研磨パッド11が配置されていることか
ら、被研磨面22に対する研磨パッド11の投影面積が
小さく、研磨パッド11を複数備えることも容易にな
る。そして研磨パッド11を複数備えることにより、1
個あたりの研磨パッド11が被研磨面22に接触する面
積が小さくても、複数の研磨パッド11により被研磨面
22に対する接触面積が大きくなるのでスループットの
低下が抑えられる。
は、図3に示すように、円盤状の研磨パッドであり、そ
の研磨パッド11の周面(円周面)12において研磨を
行うものである。したがって、回動軸36は、基板21
の被研磨面22に対して周面12が常に幅方向に接触す
るように、研磨パッド11の回転対称軸xに回動軸36
の回転軸が重なるように、研磨パッド11に取り付けら
れている。なお、図3の(1)は研磨パッドの正面図を
示し、(2)は研磨パッドの側面図を示し、(3)は研
磨状態を示す。
磨を行うものであれば、図4の(1)、(4)に示すよ
うな形状であってもよい。図4の(1)は研磨パッドの
正面図を示し、(2)は研磨パッドの側面図を示し、
(3)は研磨状態を示す。また図4の(4)は研磨パッ
ドの正面図を示し、(5)は研磨パッドの側面図を示
し、(6)は研磨状態を示す。
パッド11は円錐台形状を成しており、その周面12を
研磨面としたものである。したがって、(3)に示すよ
うに、回動軸36は、例えば矢印方向に回転するととも
に、基板21の被研磨面22に対して周面12が常に幅
方向に接触するように、円錐台の回転対称軸xに回動軸
36の回転軸が重なるように、研磨パッド11に取り付
けられている。円錐台形状の研磨パッドを用いること
で、研磨面に対して回転軸をオフセットして配置するこ
とができる。これによって、研磨パッドのスペースを省
き研磨パッドを密に配置することができる。
に、研磨パッド11は円錐形状を成しており、その周面
12を研磨面としたものである。したがって、(6)に
示すように、回動軸36は、例えば矢印方向に回転する
とともに、基板21の被研磨面22に対して周面12が
常に幅方向に接触するように、円錐の回転対称軸xに回
動軸36の回転軸が重なるように、研磨パッド11に取
り付けられている。円錐形状の研磨パッドを用いること
で、研磨面に対して回転軸をオフセットして配置するこ
とができる。これによって、研磨パッドのスペースを省
き研磨パッドを密に配置することができる。
磨パッド11においては、研磨面となる周面12が厚さ
方向に例えば凸状の曲率を有する曲面に形成されたもの
を用いることも可能である。
段として、図5に示すように、基板21を載置するステ
ージ61が搭載されている。このステージ61は、例え
ば、基板21表面にそって平行にX軸方向に移動可能な
Xステージ63と、基板21表面にそって平行にY軸方
向に移動可能なYステージ65とからなる。このよう
に、被研磨面12と研磨パッド11とが相対的に移動す
る移動装置としてのステージ61を備えたものでは、基
板21の全面を均一性良く研磨することが可能になる。
なお、ステージの基板載置部分の構成に関しては後に詳
細を説明する。
に、一例として、各研磨パッド11〔前記図2参照〕の
回転数を独立に制御する回転制御装置71を備えること
も可能である。例えば、各研磨ユニット5に備えられて
いるモータ38には、各モータ38の回転数を制御する
回転制御装置71が接続されている。この回転制御装置
71では、例えばモータ38に供給する電力を調整する
ことによりモータ38の回転数を変えて、研磨速度を変
更する。そのため、被研磨面(図示せず)の凹凸に合わ
せて研磨レートの調整が可能になり、均一性の高い研磨
が実現される。
に、各研磨パッド11〔前記図2参照〕の被研磨面に対
する圧力を独立に制御する圧力制御装置81を備えるこ
とも可能である。例えば、加圧部32が空気圧シリンダ
で構成されている場合には、各研磨ユニット5に備えら
れている加圧部32には、各加圧部32の加圧力を制御
する圧力制御弁83が接続されている。この圧力制御弁
83は、加圧源85より個々の加圧部32に加えられる
圧力を調整する。各加圧部32へ加える圧力値は、例え
ば制御部87より圧力制御弁83へ指示して行う。この
ように加圧部32への加圧力を変えることにより研磨速
度が変更されるため、被研磨面(図示せず)の凹凸に合
わせて研磨レートの調整が可能になり、均一性の高い研
磨が実現される。
に、各研磨パッド11〔前記図1参照〕相互間の間隔を
調整する移動制御装置91を備えることも可能である。
例えば、各研磨ユニット5には移動手段93が備えられ
ていて、各移動手段93は例えばレール95に沿って矢
印方向に移動可能になっている。また各移動手段93は
研磨ユニット5の移動位置を制御する移動制御部97に
接続されていて、移動位置が制御されている。この移動
制御装置91によって各研磨ユニット5の位置を選択す
ることによって、片道1回の研磨動作によって、もしく
は1往復の研磨動作によって、被研磨面の全面を研磨す
るように各研磨ユニット5を配置することも可能にな
る。
1)では、ウエハ上にチップ単位で繰り返しパターンが
並んでおり、ウエハ上の凹凸もこの繰り返しの周期とな
っている。また、チップの凹凸のピッチはデバイス毎に
異なっている。そのため、各研磨パッド11相互間の間
隔を調整する移動制御装置91を備えたものでは、この
繰り返しピッチに合わせて、研磨パッド11の間隔を調
整することができるので、研磨が必要な凸部に研磨パッ
ド11を配置して研磨することが可能になり、研磨の均
一性の向上が図られる。
明する。上記研磨装置1では、図示はしていないが、各
研磨パッド11の近傍に配置されたスラリー供給手段よ
りスラリーの供給を受けつつ研磨パッド11を回動させ
るとともに、上記各研磨ユニット5の研磨パッド11の
研磨面12が所定の圧力で基板21の被研磨面22に接
触するように、加圧部32で研磨圧を調整して研磨を行
う。例えば、研磨パッド11を0.392Nの力で加圧
した場合、研磨パッド11の被研磨面12に対する接触
面積は、研磨パッド11の周方向に2mm、幅方向に5
mmとなった。
21の研磨について説明する。まず研磨される基板21
の断面を図9の模式的断面図により説明する。
23上には500nmの厚さの酸化シリコン膜24が形
成されている。この酸化シリコン膜24上には厚さが5
00nmのアルミニウムからなる1cm四方のアルミニ
ウムパターン25が2cmピッチ(1cm間隔)で形成
されている。さらに、アルミニウムパターン25を覆う
酸化シリコン膜26が2μmの厚さに、例えばプラズマ
CVD法により形成されている。したがって、酸化シリ
コン膜26表面の段差の高さHbはおよそ500nmと
なっている。このように基板21が構成されている。
磨装置1を用いて、上記基板21の酸化シリコン膜26
表面(被研磨面22)を研磨した。スラリーには、KO
H(水酸化カリウム)ベースのシリカを用い(ここで
は、一例としてCabot社製のSS−25を用い)、
研磨パッド11には、上記説明したものを用いた。そし
て研磨パッド11により0.392Nの力で被研磨面2
2を加圧し、研磨パッド11を450rpmで回転させ
ながら、研磨パッド11が酸化シリコン膜26の段差部
を研磨するように、基板21を載置したステージ(図示
せず)を前記図1中のY軸方向に1cmの幅でかつ3c
m/minの速度で揺動させながら、前記図1中のX軸
方向に0.1cm/minの速度で移動させて、研磨を
行った。したがって、ウエハ1枚を10分で研磨した。
膜25の表面状態を図10の模式的断面図によって説明
する。図10の(1)は研磨前を示し、(2)は研磨後
を示す。
化シリコン膜26に生じている段差の高さHbは、全段
差の平均で503.5nmであった。図10の(2)に
示すように、研磨後の酸化シリコン膜26に生じている
最大段差の高さHmは121.0nmであり、研磨後の
段差中央部の高さHcは82nmであった。また、Hb
−Hcで表す研磨量のばらつきδは±21nmであり、
δ/(Hb−Hc)×100%で表す研磨の均一性は±
5.0%であった。したがって、本発明の研磨装置1で
研磨を行うことにより、良好な研磨結果が得られること
がわかった。
の形態を、図11によって説明する。図11の(1)で
は研磨パッドの配列のレイアウト図を示し、(2)では
任意の研磨パッドに着目した概略構成図を示す。
示しない筐体に軸受(図示せず)を介して回動軸121
が回動自在に設置されている。この回動軸121の側周
には、複数の研磨ホイール13が例えば5mmピッチ
(隙間無く)で固定されて配置されている。上記研磨ホ
イール13の側周には研磨パッド11が摩擦により固定
されている。この研磨パッド11は、一例として、ポリ
ウレタン(ここでは一例としてロデールニッタ製のIC
1000)からなるもので、大きさは直径が15cm、
幅が5mm、厚さが2.5nmのものからなる。上記回
動軸121には例えば直径3cmのステンレス軸が用い
られている。
応して被研磨面を押圧しながら回動するローラ131が
設けられているローラ軸132が例えば軸受(図示せ
ず)を介して回動自在に支持されている。各ローラ軸1
32には、回転力を伝達する伝達手段(例えばベルト)
(図示せず)が巻かれており、この伝達手段によってロ
ーラ軸132に回動力を付与する回動手段(例えばモー
タ)が上記筐体に取り付けられている。もしくは、ロー
ラ軸132をモータ軸としてモータを設置してもよい。
なお、モータの振動が筐体に伝達されないようにするた
めに、モータと筐体との間に防振器(図示せず)を設置
してもよい。防振器の一例としては、板ゴムがあげられ
る。
21の被研磨面22に押圧する加圧部(図示せず)が取
り付けられている。上記加圧部には、例えば空気圧シリ
ンダを用いているが、被研磨面に対して研磨パッド11
を押し付ける圧力を考慮したものであればよく、空気以
外のガス圧シリンダー、液体圧(例えば油圧)シリン
ダ、ばね(例えばコイルばね、板ばね等)等を用いるこ
ともできる。したがって、研磨パッド11、ローラ13
1および回動手段(モータ)(図示せず)は同一ユニッ
トに設置され、基板21の被研磨面22に対して、例え
ば空気圧シリンダで一律に加圧される構造になってい
る。
をモータ軸として、モータの回動力をモータ軸(回動軸
121)を介して直接的に研磨パッド11に伝達する構
成としてもよい。この場合、回動中にモータ軸の軸ぶれ
が起こらないような高精度モータを用いることが望まし
い。
面)12をドレッシングするドレッシング装置(図示せ
ず)が上記筐体に設置されている。このドレッシング装
置の構成は、前記図2によって説明したドレッシング装
置と同様である。
る。
下に説明する。上記研磨装置2では、上記研磨パッド1
1が所定の圧力で基板21の被研磨面22に接触するよ
うに、押し圧手段で研磨圧が調整され、図示はしていな
いが、各研磨パッド11の近傍に配置されたスラリー供
給手段よりスラリーの供給を受けつつ研磨パッド11を
回動させて研磨を行う。例えば、研磨パッド11を押圧
力0.392Nの力で加圧した場合、1個の研磨パッド
11の被研磨面22に対する接触面積は、研磨パッド1
1の周方向に2mm、幅方向に5mmであった。
記図3によって説明したのと同様の基板21の研磨を行
った。
置2を用いて、前記図9により説明した上記基板21の
酸化シリコン膜26表面を研磨した。スラリーは、KO
H(水酸化カリウム)ベースのシリカを用い(ここで
は、一例としてCabot社製のSS−25を用い)、
研磨パッド11には、上記説明したものを用いた。そし
て0.392Nの力で各研磨パッド11を加圧し研磨パ
ッド11による被研磨面への圧力が39.2kPaとな
るようにして、段差部エッジに研磨パッド11が当たる
部分からウエハの直径分の20cmを2cm/minで
動かして研磨を行った。この際、研磨パッド11の境界
が段差の境界と同じになるように研磨パッド11を動か
し、研磨パッド11が段差を通過するときのみ450r
pmで研磨パッドを回転させ、それ以外のときの研磨パ
ッド11は無回転とした。したがって、1枚のウエハを
10分で研磨することができた。
の表面状態は、前記図10と同様である。よって、前記
図10を用いて説明する。
差の高さHbは、全段差の平均で503.5nmであっ
た。図10の(2)に示すように、研磨後の最大段差の
高さHmは158.0nmであり、研磨後の段差中央部
の高さHcは136.0nmであった。また、Hb−H
cで表す研磨量のばらつきδは±16nmであり、δ/
(Hb−Hc)×100%で表す研磨の均一性は±4.
4%であった。したがって、本発明の研磨装置1で研磨
を行うことにより、良好な研磨結果が得られることがわ
かった。
の形態を、図12によって説明する。図12の(1)で
は研磨パッドの配列のレイアウト図を示し、(2)では
任意の研磨パッド列に着目した概略構成図を示す。
パッド11を有する複数の研磨ユニット6で構成されて
いる。上記研磨ユニット6は、研磨パッド11を高速回
転させることができる構成であればよく、基板21の被
研磨面22のX方向およびY方向に例えば2cmピッチ
で配置されている。上記研磨ユニット6の一構成例を、
図13(1)の研磨ユニットの概略構成正面図および
(2)の要部側面断面図により説明する。
には、筐体31下部側に加圧部32が取り付けられてい
る。上記加圧部32の加圧部分32pには、上記筐体3
1の案内部31Gに図面上下方向に案内されるパッド支
持部材33が取り付けられている。このパッド支持部材
33は加圧部分32pに対して回動自在に取り付けられ
ていても良い。上記加圧部32には、例えば空気圧シリ
ンダを用いているが、被研磨面に対して研磨パッド11
を押し付ける圧力を考慮したものであればよく、空気以
外のガス圧シリンダ、液体圧(例えば油圧)シリンダ、
ばね(例えばコイルばね、板ばね等)等を用いることも
できる。
り付けられている側とは反対側には、例えば、高速回転
(例えば10000rpm〜30000rpm程度の回
転数)に対応する軸受35を介して研磨パッド11を固
定して支持する回動軸36が回動自在に取り付けられて
いる。この回動軸36は、ステンレス製の軸からなり、
研磨パッド11が固定される部分が例えば1cmの直径
を有している。上記回動軸36にはこれとともに回動す
る研磨パッド11が固定されている。この研磨パッド1
1は、一例として、ポリウレタン(ここでは一例として
ロデールニッタ製のIC1000)からなるもので、大
きさは直径が1.5cm、幅が5mm、厚さが2.5m
mのものである。
るための動力を受けるベルト車37が固定され、そのベ
ルト車37にはモータ38の回動力を伝達する伝達手段
39が設けられている。この伝達手段39には例えばベ
ルトが用いられている。上記モータ37の回動力は、例
えばモータ軸40の回動力をモータ軸40に取り付けた
ベルト車41、上記伝達手段39、上記ベルト車37を
介して、回動軸36に伝達される。
の加圧部32側に固定されている。なお、モータ37の
振動がパッド支持部材33に伝達されないようにするた
めに、モータ37とパッド支持部材32との間に防振器
(図示せず)を設置してもよい。防振器の一例として
は、板ゴムがあげられる。
モータ軸として、モータの回動力をモータ軸(パッド
軸)を介して直接的に研磨パッド11に伝達する構成と
してもよい。この場合、回動中にモータ軸の軸ぶれが起
こらないような高精度モータを用いることが望ましい。
ッシングするドレッシング装置51が上記筐体31に設
置されている。
グ装置51のドレッシング部52が上記研磨パッド11
の周面(研磨面)12接触できるように、ドレッシング
部52設置されている。このドレッシング部52は、例
えば平均粒径が200μmのダイヤモンド砥粒が密集し
てニッケル電着された5mm四方のステンレス台からな
り、上記ドレッシング部52のドレッシング側とは反対
側には、筐体31に固定されたもので、ドレッシング部
52を研磨パッド11の研磨面12に押し当てる押し圧
手段53が設けられている。この押し圧手段53には例
えばばねが用いられている。なお、ドレッシングが不必
要な場合には、上記ドレッシング部52は上記研磨パッ
ド11の研磨面12より離間されるようになっていても
よい。
れ、前記図12に示すように、各研磨パッド11が基板
21の被研磨面22に接触するようにして研磨方向(例
えばX軸方向)に研磨を進めた場合、各研磨パッド11
によって被研磨面22の全てが研磨されるように、研磨
ユニット6を縦横に配列して研磨装置3が構成されてい
る。
明する。
6の研磨パッド11が所定の圧力で基板21の被研磨面
22に接触するように、加圧部32で研磨圧が調整さ
れ、図示はしていないが、各研磨パッド11の近傍に配
置されたスラリー供給手段よりスラリーの供給を受けつ
つ研磨パッド11を回動させて研磨を行う。例えば、研
磨パッド11を0.392Nの力で加圧した場合、研磨
パッド11の被研磨面22に対する接触面積は、研磨パ
ッド11の周方向に2mm、幅方向に5mmであった。
21の研磨について説明する。
って説明したものと同様である。
磨装置3を用いて、前記図9によって説明した上記基板
21の酸化シリコン膜26表面を研磨した。スラリー
は、KOH(水酸化カリウム)ベースのシリカを用い
(ここでは、一例としてCabot社製のSS−25を
用い)、研磨パッド11には、上記説明したものを用い
た。そして各研磨パッド11を1800rpmで回転さ
せ、X方向にウエハの直径分の20cmを2cm/mi
nで動かして研磨を行った。この際、研磨パッド11の
境界が段差の境界と同じになるように研磨パッド11を
動かし、研磨パッド11が段差を通過するときのみ0.
98Nの力で加圧し、それ以外のときには加圧をせずに
研磨を行った。したがって、1枚のウエハを10分で研
磨することができた。
の表面状態は、前記図10と同様である。よって、前記
図10を用いて説明する。
差の高さHbは、全段差の平均で503.5nmであっ
た。図10の(2)に示すように、研磨後の最大段差の
高さHmは115.0nmであり、研磨後の段差中央部
の高さHcは96.0nmであった。また、Hb−Hc
で表す研磨量のばらつきδは±18nmであり、δ/
(Hb−Hc)×100%で表す研磨の均一性は±4.
4%であった。したがって、本発明の研磨装置3で研磨
を行うことにより、良好な研磨結果が得られることがわ
かった。
研磨パッド11の周面12が被研磨面22に接触して、
被研磨面22を研磨することから、研磨パッド11の接
触面積を小さくすることができる。そのため、被研磨面
22の凸部を選択的に除去することができる。また被研
磨面22に対する研磨パッド11の投影面積が小さくな
るので、複数個の研磨パッド11を備えることが容易に
なっている。また、複数の研磨パッド11を設けること
によって。スループットの低下は最小限に抑えられる。
の形態を、図14によって説明する。図14の(1)で
は研磨パッドの配列のレイアウト図を示し、(2)では
任意の研磨パッド列に着目した概略構成図を示す。この
第4の実施の形態では、スラリーの供給について着目し
ている。
図11によって説明した研磨装置2において、各研磨パ
ッド11に対応して少なくとも1個のスラリー供給部1
41が備えられているものである。したがって、研磨装
置4は、スラリー供給部141以外の構成は研磨装置2
と同様な構成である。
て回動軸121が回動自在に設置されている。この回動
軸121の側周には、複数の研磨ホイール13が固定さ
れて配置されている。上記研磨ホイール13の側周には
研磨パッド11が摩擦により固定されている。この研磨
パッド11は、一例として、ポリウレタン(ここでは一
例としてロデールニッタ製のIC1000)からなるも
ので、大きさは直径が15cm、幅が5mm、厚さが
2.5nmのものからなる。上記回動軸121には例え
ば直径3cmのステンレス軸が用いられている。
応して被研磨面を押圧しながら回動するローラ131が
設けられているローラ軸132が例えば軸受(図示せ
ず)を介して回動自在に支持されている。各ローラ軸1
32には、回転力を伝達する伝達手段(例えばベルト)
(図示せず)が巻かれており、この伝達手段によってロ
ーラ軸132に回動力を付与する回動手段(例えばモー
タ)が上記筐体に取り付けられている。また、上記研磨
パッド11の周面(研磨面)12をドレッシングするド
レッシング装置(図示せず)が設けられている。
研磨パッド11と基板21の被研磨面22との間に向け
て射出されるように、例えば、各研磨パッド11の幅方
向の中央部と被研磨面22との間に向けて射出されるよ
うに、研磨パッド11と被研磨面22との接触部から2
0mm〜100mm程度の距離に配置されている。した
がって、スラリーの射出角度αはスラリーが研磨パッド
11と被研磨面22との間に向けて射出されるように調
整されている。また、スラリー供給部141の射出口の
口径は、スラリーに含まれる砥粒径および流量にもよる
が、砥粒に例えば50nm径のコロイダルシリカを用い
た場合には口径が0.5mm〜5mmとすることが好ま
しい。
ー供給部141を備えた研磨装置4を用いて研磨を行っ
た(実施例1)。
コン基板上に酸化シリコン膜を形成したものをサンプル
(基板21)とした。この基板21は、200mm径の
シリコン基板上に2μmの厚さの酸化シリコン膜をプラ
ズマCVD(CVDは Chemical Vapor Deposition の
略)法により成膜したものである。
(水酸化カリウム)ベースのシリカを用い(ここでは、
一例としてCabot社製のSS−25を用い)、50
cm3/minで各スラリー供給部141に供給した。
研磨パッド11には、ポリウレタン(ここでは一例とし
てロデールニッタ製のIC1000)を用いた。
2kPaになるように各研磨パッド11に対して0.3
92Nの力で加圧しながら、研磨パッド11が設置され
ている回動軸121方向(Y軸方向)には揺動させず、
基板21のエッジに研磨パッド11が当たる部分から、
上記Y軸に対して直角方向でかつ基板21の被研磨面2
2に対して平行な方向(X軸方向)に、基板21の直径
分(例えば20cm)を2cm/minなる速度で移動
させた。この際、研磨パッド11は一律に矢印ア方向に
450rpmで回転させた。したがって、基板1枚当た
り研磨は10分間で終了した。
置4に対する比較例を図15によって説明する。
説明した研磨装置2において、回動軸121の側周には
複数のホイール13が設けられ、各ホイール13の周面
には研磨パッド11が取り付けられている。この研磨パ
ッド11の周面12は回転しながら基板21の被研磨面
22の一部に接触するようになっている。また、スラリ
ーの供給部141が基板21の被研磨面22上に4箇所
設けられている。個々のスラリー供給部141は、前記
図14によって説明したものと同様のものを用いた。す
なわち、スラリー供給部141は、基板21の直径方向
におけるエッジからの距離で、2.5cm、7.5c
m、12.5cm、17.5cmの位置に示すように、
5cmの間隔を置いて配置されている。
研磨パッド11と被研磨面22との間に向けて射出され
るように、研磨パッド11と被研磨面22との接触部か
ら20mm〜100mm程度の距離に配置されている。
141を備えた研磨装置2を用いて研磨を行った(比較
例1)。
1を用い、スラリーには、前記実施例1と同様のものを
用いた。そして、前記実施例1と総量が同様になるよう
に各スラリー供給部141にスラリーを250cm3 /
minで供給した。その他の研磨条件は前記実施例1と
同様とし、研磨を行った。
たサンプルを、その研磨前後において、ウエハ面内、X
方向およびY方向に等間隔で20点の測定点における膜
厚を測定し、研磨量を調べた。その結果を図16によっ
て説明する。
性は±1.8%となり、Y方向の分布も改善された。ま
た平均研磨量は397.1nmであった。一方、比較例
では、均一性は6.6%であった。特にY方向の分布が
大きかった。スラリーの供給口から遠い部分であり、特
に研磨速度が遅いことが明らかになった。なお、平均の
研磨量は379.9nmであった。したがって、実施例
1のほうが比較例1よりも研磨の安定性、被研磨面の均
一性に優れ、また研磨速度も改善された。
た研磨装置2では、研磨パッド11が基板21の被研磨
面22上を回転することから、スラリーを跳ね飛ばす。
そこで、スラリー供給部141を各研磨パッド11の近
傍に少なくとも一つを配置することにより、スラリーが
各研磨パッド11と被研磨面22との間に入り込みやす
くなり、その結果、スラリーの供給効率が向上され、均
一性が向上し、スラリーの使用量の抑制が可能となる。
図17に示すようなステージ151を用いている。ステ
ージ151は、ステージ本体152と、このステージ本
体152上に設置されたもので基板21が載置されるバ
ッキングフィルム153と、ステージ本体152の側周
にそって設けたもので、載置される基板21とほぼ同様
な高さを有するリテーナ154とからなる。このリテー
ナ154は、例えば幅1.0mmに形成されている。
の形態を、図18の概略構成図によって説明する。この
第5の実施の形態では、基板21を載置するステージに
ついて着目している。
ステージ本体152を有し、このステージ本体152上
には、基板21が載置されるバッキングフィルム153
が設けられている。上記バッキングフィルム153上に
は、載置される基板21の側周にそって、載置される基
板21とほぼ同様な高さを有するリテーナ154が設け
られている。このリテーナ154は、例えば幅1.0m
mに形成されている。上記リテーナ154の外側周に
は、載置される基板21よりも高い囲い壁155が設け
られている。この囲い壁155は、例えば幅が15mm
で被研磨面22からの高さが5mmの壁状体からなる。
は、研磨パッド11が基板21の被研磨面22上を回転
することから、スラリーを跳ね飛ばす。しかしながら、
囲い壁155によって跳ね飛ばされたスラリーが被研磨
面22上に戻り、被研磨面22上にスラリーが存在しや
すくなるる。そのため、スラリーの供給効率が向上され
るとともに、スラリーの使用量の抑制が可能となる。
置2に、上記図18によって説明した構成のステージ1
51を用いて、基板21の研磨を行った。この基板21
は、200mm径のシリコン基板上に2μmの厚さの酸
化シリコン膜をプラズマCVD法により成膜したもので
ある。研磨条件は、前記比較例1と同様の条件とした。
その結果、研磨速度は390.3nmとなり、研磨速度
に改善効果が見られた。
1は、前記図14によって説明した研磨装置2に用いれ
ば、さらなる研磨速度の向上が期待できる。
の形態を、図19の概略構成図によって説明する。この
第6の実施の形態では、前記ステージ151の改良した
ステージについて説明する。
ステージ本体162を有し、このステージ本体162上
には、凹部163が形成されている。この凹部163内
には、加圧手段として隙間0.5mmの一様な空間16
4を介して基板載置板165がそのエッジ部分で上記凹
部163の側壁に設置されている。上記空間164には
ステージ本体に形成された加圧のための加圧用経路16
6が接続されている。この加圧用経路166には加圧源
(図示せず)が接続されている。このように、ステージ
161には、基板載置板165上に載置される基板21
の裏面側より基板21を加圧する加圧手段が構成されて
いる。
mの樹脂(例えば塩化ビニル)からなり、上記基板載置
板165の基板載置側には真空引き用の溝171が形成
されている。この溝171は、例えば同心円状に形成し
た溝と放射状に形成した溝とによって連続した状態に構
成されている。そして、上記溝171にはステージ本体
に形成された真空引きのための排気経路172が接続さ
れている。この排気経路172には真空排気装置(図示
せず)が接続されている。このようにステージ161に
は真空を利用して基板載置板165に基板21を吸着す
る吸着手段が構成されている。
21の側周にそって、載置される基板21とほぼ同様な
高さを有するリテーナ169が形成されている。このリ
テーナ169は、例えば幅1.0mmに形成されてい
る。上記リテーナ169の外側周には、載置される基板
21よりも高い囲い壁170が設けられている。この囲
い壁170は、例えば幅が15mmで被研磨面22から
の高さが5mmの壁状体からなる。
本体162内には、温度調節用の流体を流すための配管
181が埋設されている。この配管181には温度調節
された流体を配管181に送り出す温調流体送出部(図
示せず)が接続されている。このように、ステージ16
1には載置される基板21の温度を調節する温度制御手
段が構成されている。
は、被研磨材料である基板21の裏面側に流体による加
圧を加える加圧手段を備えたことから、流体による加圧
のため、全域にわたって均一の圧力で加圧される。その
ため、研磨の均一性が向上する。また、研磨パッド11
側の圧力構造が簡略化される。
は、高速で回転する研磨パッド11(例えば図1参照)
により被研磨材料の基板21は大きな力を受ける。そこ
で、基板21をリテーナ169で保持してもよいが、全
面を抑えるものではないので、安定が悪い。そこで、本
発明のステージ161に示すように、基板21を真空で
吸着する吸着手段を有することから、基板21を確実に
安定して保持することができる。よって、基板の安定保
持、研磨の安定性、均一性の向上が図れる。
は、被研磨材料の基板21の温度を制御する温度制御手
段(温度調節用の流体を流すための配管181)を備え
たことから、安定的に研磨が行える。よって、研磨の安
定性、均一性の向上が図れる。
置2に、上記図19によって説明した構成のステージ1
61を用いて、基板21の研磨を行った。この基板21
は、200mm径のシリコン基板上に2μmの厚さの酸
化シリコン膜をプラズマCVD法により成膜したもので
ある。
し、研磨パッド11を基板21の中央部に配置し、各研
磨パッド11に対して、0.392Nの力で加圧しなが
ら回転数を徐々に上げて行った。その他の条件は上記図
15によって説明した研磨条件と同様である。その結
果、上記ステージ161を用いた研磨では研磨パッド1
1の回転数を1000rpmにあげても基板21が回転
したり、基板21が飛び出したりすることはなかった。
説明したステージ151を用いて、研磨を行った。その
結果、このステージ151上における研磨パッド11の
回転数が700rpm以上で基板21は回転方向にすべ
り出し、研磨パッド11の回転数が1000rpm以上
で基板21はステージ151の外に飛び出した。
き、配管181に何も流さない場合には、基板21の温
度が60℃まで上昇したのに対し、配管181に水温2
5℃の水を十分な流量で流したところ、基板21の表面
温度は40℃に抑制された。これにより基板21の温度
の制御ができていることがわかる。温度の制御は化学反
応性の高いスラリーを使用するときに重要となってく
る。
リー供給部141を各研磨パッド11に対して一つずつ
配置し、各50cc/minでスラリーを供給し、加圧
手段を用いて空気により29.2kPaの加圧を行った
状態で研磨を行ったところ、均一性は±1.2%と非常
に良好な均一性が得られた。第2の実施の形態で得られ
た均一性である±1.8%と比較しても更なる均一性の
改善の効果があった。
の形態を、図20の概略構成図によって説明する。この
第7の実施の形態では、前記研磨パッドについて説明す
る。
て平均粒径が10μmのアルミナ粒を密な状態(例えば
体積で20%含有する程度)にして樹脂により固めたも
のを用いた。そして前記第2の実施の形態と同条件で研
磨を行った。なおスラリーの代わりにpH10のKOH
水溶液を50cc/minで全てのスラリー供給部14
1から供給した。その結果、研磨量は1.40μmが得
られた。固定砥粒による研磨により、高速研磨が行える
ことがわかる。
1を備えた研磨装置により研磨を行うことから、スラリ
ーの飛散はほとんど無く、安定した研磨が高速で行える
ようになる。
の形態を説明する。この第8の実施の形態では、前記研
磨パッドの硬度について説明する。
S―A規格で硬度が90以上98以下のものからなる。
A規格で硬度が90以上98以下のものを用いることか
ら、被研磨面の平坦性が向上される。
の形態を、図21によって説明する。この第9の実施の
形態では、前記研磨パッドの溝について説明する。
の研磨パッド周面の部分展開図に示すように、研磨パッ
ド11の研磨面となる周面12には、1mm幅で深さが
0.6mmの溝17を、研磨パッド11の周面12の回
転方向に対して斜め45°にかつ平行に等間隔で形成さ
れている。溝の傾斜角は一例であって、45°に限定さ
れることはなく、例えば研磨パッド11の周面12の回
転方向に対して例えば斜め20°〜90°にかつ平行に
等間隔で形成されていることが好ましい。
いた研磨装置では、研磨パッド11の研磨面となる周面
12に溝17が形成されていることから、その溝17内
を伝ってスラリーが被研磨部に効率良く供給されるよう
になる。また溝17の端部で圧力が上昇することにより
化学的研磨性が向上する。
いた研磨装置で、前記第2の実施の形態と同様なる条件
で研磨を行ったところ、研磨速度が440nm/min
が得られた。これは溝17によってスラリーが十分に供
給されたためと考えられる。
研磨パッド周面の部分展開図に示すように、種々の形状
を採ることができる。(3)に示すように、周面12に
は、溝の形成方向が交互に異なっている溝17が形成さ
れている。この溝17の長さ、傾き等は被研磨材、研磨
速度等により適宜選択される。また(4)に示すよう
に、周面12には、曲線状の溝17が例えば等間隔に形
成されている。この曲線状の溝17の曲率、傾き等は被
研磨材、研磨速度等により適宜選択される。
〜(8)の拡大断面図に示すように、U字形断面の溝1
7、半円形断面の溝17、V字形断面の溝17、矩形断
面の溝17のような各種断面形状を採ることができる。
スラリーの流れ易さおよび加工性からは、(5)に示し
たU字形断面の溝17が好ましい。
実施の形態を、図22および前記図2によって説明す
る。図22の(1)では被研磨面を有する基板に対する
研磨パッドの位置関係を平面図で示し、(2)では被研
磨面を有する基板に対する研磨パッドの位置関係を側面
図で示す。また、前記図2の(1)では、前述したよう
に、研磨ユニットの概略構成正面図を示し、(2)では
その主要部平面図を示す。
図2によって説明したような一つの研磨ユニット5もし
くは前記図13によって説明したような一つの研磨ユニ
ット6で構成されている。なお、研磨ユニットの構成は
前記図2、図13によって説明した構成に限定されるこ
とはなく、研磨パッドが回動され、その周面が被研磨面
に接触する構成であればよい。
明する。研磨ユニット5には、円盤状を成しその周面1
2を研磨面とする研磨パッド11が例えば矢印方向に回
動可能に備えられている。以下の説明においても、周面
12を研磨面12として説明する。上記研磨ユニット5
は、前記図2によって説明したように研磨パッド11を
高速回転させることができる構成となっている。
は、前記図3によって説明した構成の円盤状の研磨パッ
ドからなる。もしくは、前記図4に示すような円錐台形
状もしくは円錐形状の研磨パッドであってもよい。もし
くは、前記図4によって説明した各研磨パッド11にお
いて、研磨面となる周面12が厚さ方向に例えば凸状の
曲率を有する曲面に形成されたものを用いることも可能
である。
ドが回動可能なものであってその研磨パッドの周面を研
磨面とすることから、研磨パッドの周面の一部が被研磨
面の一部に接触して被研磨面を研磨する。そのため、研
磨面積が小さくなるので、被研磨面に生じている凸部の
みを選択的に研磨して除去することができる。また、被
研磨面と研磨パッドの周面との接触部分が移動すること
から、その接触面積よりも大きな面積を研磨することが
可能になる。
面)を移動させる手段の移動装置として、前記図5によ
って説明した構成の基板21を載置するステージ61が
備えられている。
に基づいてステージ61の動作速度が制御されるもので
ある。この構成では、被研磨面に生じている凸部に研磨
パッド11の周面12〔前記図2参照〕が接触している
時に、接触部分の移動速度を相対的に遅くすることによ
り、凸部のみを選択的に研磨することができる。また、
研磨する必要が無い部分はすばやく通り過ぎることによ
り、研磨スループットを向上させることが可能になる。
厚分布情報に基づいてステージ61の動作速度が制御さ
れるものである。この構成では、被研磨面の膜厚が厚い
部分に研磨パッドの周面が接触している時に、接触部分
の速度を相対的に遅くすることにより、膜厚が厚い部分
を選択的に研磨することができるので、膜厚の均一性を
向上させることができる。
ように、一例として、研磨パッド11〔前記図2参照〕
の回転数を独立に制御する回転制御装置71を備えるこ
とも可能である。例えば、各研磨ユニット5に備えられ
ているモータ38には、各モータ38の回転数を制御す
る回転制御装置71が接続されている。この回転制御装
置71では、例えばモータ38に供給する電力を調整す
ることによりモータ38の回転数を変えて、研磨速度を
変更する。そのため、被研磨面(図示せず)の凹凸に合
わせて研磨レートの調整が可能になり、均一性の高い研
磨が実現される。
情報に基づいて動作するものである。このような構成の
ものでは、被研磨面に生じている凸部に研磨パッド11
の周面12〔前記図2参照〕が接触している時に、研磨
パッド11の回転速度を上げることにより、凸部のみを
選択的に研磨することができる。また、研磨パッド11
の回転速度を変化させることは、研磨パッド11を回動
させる駆動手段、例えばモータの駆動電流を制御するこ
とにより実施できるので、比較的簡便なシステムで実現
することが可能になる。そのため、装置コストを抑制す
ることが可能になる。また、研磨する必要が無い部分で
は、研磨パッド11の回転数を0にすることにより、被
研磨面に生じている凹部に対して研磨は進行しなくな
る。
の膜厚分布情報に基づいて動作するものである。このよ
うな構成のものでは、被研磨面の膜厚が厚い部分に研磨
パッド11の周面12〔前記図2参照〕が接触している
時に、研磨パッド11の回転数を上げることにより、膜
厚が厚い部分を選択的に研磨することができるので、膜
厚の均一性を向上させることができる。
は、研磨パッド11〔前記図2参照〕の被研磨面22に
対する圧力を独立に制御する圧力制御装置81が備えら
れている。例えば、研磨装置7(研磨ユニット5)の加
圧部32が空気圧シリンダで構成されている場合には、
加圧部32に、その加圧力を制御する圧力制御弁83を
接続する。この圧力制御弁83は、加圧源85より加圧
部32に加えられる圧力を調整する。加圧部32へ加え
る圧力値は、例えば制御部87より圧力制御弁83へ指
示して行う。このように加圧部32への加圧力を変える
ことにより研磨速度を変更することができるので、被研
磨面22(前記図23参照)の凹凸に合わせて研磨レー
トの調整が可能になる。
情報に基づいて動作するものである。このような構成の
ものでは、被研磨面に生じている凸部に研磨パッド11
の周面12〔前記図2参照〕が接触している時に、被研
磨面に押し付ける研磨パッド11の圧力を高めることに
より、凸部のみを選択的に研磨することができる。ま
た、研磨圧力は、接触部分の移動速度や研磨パッド11
の回転数制御と比較して応答が速いので、すばやい制御
を行うことができる。また、研磨する必要が無い部分で
は、研磨圧力を0にすることにより、被研磨面に生じて
いる凹部に対して研磨は進行しなくなる。
の膜厚分布情報に基づいて動作するものである。このよ
うな構成のものでは、被研磨面の膜厚が厚い部分に研磨
パッド11の周面12〔前記図2参照〕が接触している
時に、被研磨面に押し付ける研磨パッド11の圧力を高
めることにより、膜厚が厚い部分を選択的に研磨するこ
とができるので、膜厚の均一性を向上させることができ
る。
明する。上記研磨装置7では、図示はしていないが、各
研磨パッド11の近傍に配置されたスラリー供給手段よ
りスラリーの供給を受けつつ研磨パッド11を回動させ
るとともに、上記各研磨ユニット5の研磨パッド11の
研磨面12が所定の圧力で基板21の被研磨面22に接
触するように、加圧部32で研磨圧を調整して研磨を行
う。例えば、研磨パッド11を0.392Nの力で加圧
した場合、研磨パッド11の被研磨面12に対する接触
面積は、研磨パッド11の周方向に2mm、幅方向に5
mmとなった。
のいわゆるベタ膜表面(被研磨面22)を研磨する場合
には、スラリーには、KOH(水酸化カリウム)ベース
のシリカ(ここでは、一例としてCabot社製のSS
−25)を用いる。そして研磨パッド11により0.3
92Nの力で被研磨面を加圧し、研磨パッド11を、4
50rpmで回転させながら酸化シリコン膜の段差部を
研磨するように移動して研磨を行う。
の形態を、前記図22によって説明する。この研磨方法
は、一例として、前記図22によって説明した研磨装置
7を用いた。
いて、基板21の被研磨面22の研磨を行う。この研磨
方法では、被研磨材料である基板21の被研磨面22に
研磨装置7の研磨パッド11の研磨面12を接触させ、
被研磨面22と研磨パッド11の研磨面12とが相対的
に摩擦運動することにより被研磨面22を研磨する。こ
の研磨パッド11は、回動可能なものであり、この研磨
パッド11の周面を研磨面12とするものである。
回動するとともに矢印イ方向に移動する研磨パッド11
の周面(研磨面12)を被研磨面22の一部、特に、被
研磨面22に生じている凸部21Aに接触させて、その
凸部21Aを研磨するとともに、被研磨面22と研磨パ
ッド11とを相対的に移動させることによって、被研磨
面22と研磨パッド11との接触部分を被研磨面22内
で移動させて、被研磨面22を平坦化する。被研磨面2
2の全面にわたってこの被研磨面22に生じている凸部
21Aを研磨すれば、被研磨面22の全面を平坦化する
ことが可能になる。
ッド11には、前記図3に示すような円盤状の研磨パッ
ドを用い、その研磨パッド11の周面(円周面)12を
利用して研磨を行う。また、上記研磨パッド11には、
その周面12で研磨を行うものであれば、前記図4の
(1)〜(3)に示すような円錐台形状を成していて、
その周面12を研磨面としたものであってもよい。もし
くは、図4の(4)、(5)に示すような円錐形状を成
していて、その周面12を研磨面としたものであっても
よい。
明した各研磨パッド11においては、研磨面となる周面
12が厚さ方向に例えば凸状の曲率を有する曲面に形成
されたものを用いることもできる。
の周面が研磨面12となり、また回動可能なものとなっ
ていることから、研磨パッド11の周面(研磨面12)
の一部が被研磨面22の一部に接触して研磨が行われ
る。そのため、研磨面積を小さくすることができるの
で、被研磨面22に生じている凸部が微小な凸部であっ
ても、その凸部のみを選択的に除去することができる。
また、被研磨面22と研磨パッド11の周面(研磨面1
2)との接触部分を移動させることから、その接触面積
よりも大きな面積を研磨することもできる。
磨パッド11の研磨面12をドレッシングするドレッシ
ング装置を備えたものを用いた研磨では、研磨中に研磨
パッドのドレッシングが可能になり、常にドレッシング
された研磨面で研磨することが可能になるので、均一な
条件で研磨することができるとともに研磨スループット
の向上が図れる。
した研磨方法において、研磨を行う前に、被研磨面22
の段差を測定し、その段差情報に基づいて接触部分の移
動速度を制御することも可能である。
磨面22の表面段差を段差測定器により測定して、被研
磨面22の段差情報を得ておく。
上記研磨装置7に対する基板21の移動手段として、基
板21を載置するステージ61を用いる。このステージ
61は、例えば、基板21表面にそって平行にX軸方向
に移動可能なXステージ63と、基板21表面にそって
平行にY軸方向に移動可能なYステージ65とからな
る。このように、被研磨面12と研磨パッド11とが相
対的に移動する移動装置としてのステージ61を備える
ことによって、研磨パッド11と基板21の被研磨面2
2とを相対的に移動させることが可能になる。
の段差情報に基づいて、上記ステージ61を駆動する制
御装置(図示せず)により、研磨パッド11を被研磨面
22に生じている凸部21Aに移動して、この凸部21
Aを選択的に研磨する。
基板21の被研磨面内のX−Y方向に移動可能な移動手
段に設置し、基板21の被研磨面22面の凸部に研磨装
置7の研磨パッド11が接触するように当該研磨装置を
移動可能にした構成を用いても、上記研磨方法を実現す
ることが可能である。
1Aに研磨パッド11の周面(研磨面12)が接触して
いる時に、接触部分の移動速度を遅くすることにより、
凸部21Aを選択的に研磨することができる。よって、
基板21の被研磨面22の全面を均一性良く研磨するこ
とが可能になる。また、研磨する必要が無い部分はすば
やく通り過ぎることができるので、研磨のスループット
を向上させることが可能になる。
した研磨方法において、研磨を行う前に、被研磨面22
の段差を測定し、その段差情報に基づいて研磨パッド1
1を被研磨面22に押し付ける圧力を制御することも可
能である。
磨面22の表面段差を段差測定器により測定して、被研
磨面22の段差情報を確保しておく。
2参照〕の被研磨面22に対する圧力を独立に制御する
圧力制御装置81〔前記図24参照〕を備えたものを用
いる。例えば、研磨装置7(研磨ユニット5)の加圧部
32が空気圧シリンダで構成されている場合には、加圧
部32に、その加圧力を制御する圧力制御弁83を接続
する。この圧力制御弁83は、加圧源85より加圧部3
2に加えられる圧力を調整する。加圧部32へ加える圧
力値は、例えば制御部87より圧力制御弁83へ指示し
て行う。このように加圧部32への加圧力を変えること
により研磨速度を変更することができるので、被研磨面
22(前記図25参照)の凹凸に合わせて研磨レートの
調整が可能になる。
の段差情報に基づいて、上記圧力制御装置81により、
研磨パッド11を被研磨面22に押し付ける圧力を調整
して、被研磨面22に生じている凸部21Aのみを選択
的に研磨する。
研磨パッド11の周面が接触している時に、研磨パッド
11を被研磨面22に押し付ける圧力を高めることによ
り、被研磨面22に生じている凸部21Aを選択的に研
磨することができる。また、研磨圧力は、移動速度や回
転数制御と比較して応答が速いので、すばやい制御を行
うことができる。また、研磨する必要が無い部分では、
研磨圧力を0にすることにより、被研磨面22の凹部に
対して研磨は進行しなくなる。均一性の高い研磨が実現
される。
した研磨方法において、研磨を行う前に、被研磨面22
の段差を測定し、その段差情報に基づいて、研磨パッド
の回転数を制御することも可能である。
磨面22の表面段差を段差測定器により測定しておき、
被研磨面22の段差情報を確保しておく。
2、図22参照〕の回転数を制御する回転制御装置71
〔前記図23参照〕を備えたものを用いる。例えば、研
磨ユニット5に備えられているモータ38に、このモー
タ38の回転数を制御する回転制御装置71を接続す
る。そして回転制御装置71によって、例えばモータ3
8に供給する電力を調整することによりモータ38の回
転数を変えて、研磨パッド11の回転数を変えることに
より研磨速度を変更する。
の段差情報に基づいて、上記回転制御装置71により研
磨パッド11の回転数を調整して、被研磨面22に生じ
ている凸部のみを選択的に研磨する。
いる凸部21aに研磨パッド11の周面(研磨面12)
が接触している時に、研磨パッド11の回転速度を上げ
ることにより、凸部21Aを選択的に研磨することがで
きる。また、研磨パッド11の回転速度を変化させるこ
とは、研磨パッド11を回動させる駆動手段、例えばモ
ータの駆動電流を制御することにより実施できるので、
比較的簡便なシステムで実現することが可能になる。そ
のため、装置コストを抑制することが可能になる。ま
た、研磨する必要が無い部分では、研磨パッド11の回
転数を0にすることにより、被研磨面22の凹部に対し
て研磨は進行しなくなる。そのため、被研磨面22の凹
凸に合わせて研磨レートの調整が可能になり、均一性の
高い研磨が実現される。
触位置の移動速度の制御、研磨パッドを被研磨面に押し
付ける圧力の制御、研磨パッドの回転数の制御等は、同
時に行うことも可能であり、もしくはそのうちの2つを
組み合わせて行うことも可能である。
した研磨方法において、研磨を行う前に、被研磨面22
を構成する膜の膜厚を測定し、その膜厚情報に基づい
て、研磨パッド11と被研磨面22との接触部分の移動
速度を制御することも可能である。
磨面22を構成する膜の膜厚を膜厚測定器により測定し
て、被研磨面22の膜厚情報を確保しておく。
して、基板21を載置するステージ61〔前記図5参
照〕を用いる。このステージ61は、前記説明した構成
のものと同様のものからなる。このように、被研磨面1
2と研磨パッド11とが相対的に移動する移動装置とし
てのステージ61を備えることによって、研磨パッド1
1と基板21の被研磨面22とを相対的に移動させるこ
とが可能になる。
を構成する膜の膜厚情報に基づいて、上記ステージ61
を駆動する制御装置(図示せず)により、膜厚の厚い部
分の被研磨面22に研磨パッド11を移動して、この部
分のみを選択的に研磨することにより膜厚を所定の厚さ
にする。
基板21の被研磨面内のX−Y方向に移動可能な移動手
段に設置し、膜厚の厚い部分の被研磨面22に研磨装置
7の研磨パッド11が接触するように当該研磨装置を移
動可能にした構成を用いても、上記研磨方法を実現する
ことが可能である。
厚い部分に研磨パッド11の周面(研磨面12)が接触
している時に、接触部分の移動速度を相対的に遅くする
ことにより、膜厚が厚い部分を選択的に研磨することが
できるので、膜厚の均一性を向上させることができる。
した研磨方法において、研磨を行う前に、被研磨面を構
成する膜の膜厚を測定し、その膜厚情報に基づいて、研
磨パッドを被研磨面に押し付けるの圧力を制御すること
も可能である。
磨面22を構成する膜の膜厚を膜厚測定器により測定し
て、被研磨面22の膜厚情報を確保しておく。
2参照〕の被研磨面に対する圧力を制御する圧力制御装
置81〔前記図24参照〕を備えたものを用いる。例え
ば、研磨装置7(研磨ユニット5)の加圧部32が空気
圧シリンダで構成されている場合には、加圧部32に、
その加圧力を制御する圧力制御弁83を接続する。この
圧力制御弁83は、加圧源85より加圧部32に加えら
れる圧力を調整する。加圧部32へ加える圧力値は、例
えば制御部87より圧力制御弁83へ指示して行う。こ
のように加圧部32への加圧力を変えることにより研磨
速度を変更することができるので、被研磨面22〔前記
図25参照〕の凹凸に合わせて研磨レートの調整が可能
になる。
を構成する膜の膜厚情報に基づいて、上記圧力制御装置
81により、被研磨面22に押し付ける研磨パッド11
の圧力を調整して、被研磨面22の凸部21Aのみを選
択的に研磨する。
を構成する膜の膜厚が厚い部分に研磨パッドの周面(研
磨面12)が接触している時に、被研磨面22に押し付
ける研磨パッド11の圧力を高めることにより、膜厚が
厚い部分を選択的に研磨することができる。また研磨圧
力は、移動速度や研磨パッドの回転数制御と比較して応
答が速いので、すばやい制御を行うことができる。ま
た、研磨する必要が無い部分では、研磨圧力を0とする
ことにより、被研磨面22の研磨は進行しなくなる。こ
のようにして、例えば膜厚の厚い部分のみを研磨するこ
とにより膜厚の均一性を向上させることができる。
した研磨方法において、研磨を行う前に、被研磨面22
を構成する膜の膜厚を測定し、その膜厚情報に基づい
て、研磨パッド11の回転数を制御することも可能であ
る。
磨面22を構成する膜の膜厚を膜厚測定器により測定し
ておき、被研磨面22の段差情報を確保しておく。
2、図22参照〕の回転数を制御する回転制御装置71
〔前記図23参照〕を備えたものを用いる。例えば、研
磨ユニット5に備えられているモータ38に、このモー
タ38の回転数を制御する回転制御装置71を接続す
る。そしてこの回転制御装置71によって、例えばモー
タ38に供給する電力を調整することによりモータ38
の回転数を変えて、研磨パッド11の回転数を変え、研
磨速度を変更する。
を構成する膜の膜厚情報に基づいて、上記回転制御装置
71により研磨パッド11の回転数を調整して、被研磨
面22を選択的に研磨する。
て被研磨面22の所定の位置に研磨パッド11の周面が
接触している時に、研磨パッド11の回転速度を上げる
ことにより、被研磨面22の所定の位置を選択的に研磨
することができる。また、研磨パッド11の回転速度を
変化させることは、研磨パッド11を回動させる駆動手
段、例えばモータの駆動電流を制御することにより実施
できるので、比較的簡便なシステムで実現することが可
能になる。そのため、装置コストを抑制することが可能
になる。また、研磨する必要が無い部分では、研磨パッ
ド11の回転数を0にすることにより、被研磨面22の
研磨は進行しなくなる。そのため、被研磨面22を構成
する膜の膜厚に対応させて研磨レートの調整が可能にな
る。よって、膜厚の均一性を向上させることができる。
ド11と被研磨面22との接触位置の移動速度の制御、
研磨パッドを被研磨面に押し付ける圧力の制御、研磨パ
ッドの回転数の制御等を、同時に行うことも可能であ
り、もしくはそのうちの二つを組み合わせて行うことも
可能である。
る。
は、図示はしていないが、研磨パッド11の近傍に配置
されたスラリー供給手段よりスラリーの供給を受けつつ
研磨パッド11を回動させるとともに、上記研磨ユニッ
ト5の研磨パッド11の研磨面12が所定の圧力で基板
21の被研磨面22に接触するように、押し圧手段53
で研磨圧を調整して研磨を行う。例えば、研磨パッド1
1を0.392Nの力で加圧した場合、研磨パッド11
の被研磨面12に対する接触面積は、研磨パッド11の
周方向に2mm、幅方向に5mmとなった。
動速度、研磨圧力、研磨パッド11の回転数等を変化さ
せることによる研磨量の制御性を調べた。その手段とし
て、研磨時間、研磨圧力、研磨パッドの回転数を変化さ
せて研磨量を調べた。上記研磨量を調べる試料には、シ
リコン基板上にプラズマSiO2 膜を2μmの厚さに成
膜したものを用いた。測定は、光学式膜厚計により研磨
前の膜厚と研磨後の膜厚とを測定し、その差を算出して
研磨量とした。その結果を表1に示す。
N、研磨パッドの回転数を450rpmとして研磨時間
を0.5分、1分、2分、3分、4分としたときの研磨
量は、205nm、402nm、796nm、1180
nm、1601nmとなった。したがって、研磨圧力と
研磨パッドの回転数を一定にしたときの研磨時間と研磨
量とはほぼ正比例関係にあることがわかった。
分、研磨パッドの回転数を450rpmとして研磨圧力
を0.196N、0.784N、1.176N、1.5
68Nとしたときの研磨量は、198nm、799n
m、1207nm、1603nmとなった。したがっ
て、研磨時間と研磨パッドの回転数を一定にしたときの
研磨圧力と研磨量とはほぼ正比例関係にあることがわか
った。
研磨圧力を0.392Nとして研磨パッドの回転数を2
25rpm、900rpm、1350rpm、1800
rpmとしたときの研磨量は、199nm、799n
m、1208nm、1580nmとなった。したがっ
て、研磨時間と研磨圧力を一定にしたときの研磨パッド
の回転数と研磨量とはほぼ正比例関係にあることがわか
った。
磨圧力を0.392Nとして、研磨パッドの回転数を1
800rpm、9000rpmとしたときの研磨量は3
20nm、1550nmとなり、この場合もほぼ正比例
関係が保たれていることがわかった。したがって、研磨
速度をR、研磨圧力をP、研磨パッドの回転数をrとす
ると、研磨速度は下記式のように表すことができる。た
だし、kは定数とする。
研磨量は下記式のように表すことができる。
と研磨パッドの研磨圧力、研磨パッドの回転数を変化さ
せることにより、研磨量を正比例的に制御することがで
きることがわかった。
の移動速度を制御することにより研磨量を制御すること
ができる。このことを以下に説明する。
意の点aにおける研磨パッドの研磨面12(前記図22
参照)と被研磨面22との接触面積がΔx・Δyで表さ
れる研磨パッドを用いて研磨するとする。ここで、接触
部分の移動速度vyはy方向には可変であり、x方向に
はあるピッチx1でピッチ送りされるとする。
向に1回通り過ぎる時の点a上の研磨面12の滞在時間
t1は以下の式で表すことができる。
研磨パッド12が通過する回数nは以下の式で表され
る。
触部分が滞在する総滞在時間をt2とすると、t2は以
下の式で表される。
は前記(1)式より下記(2)式のように表される。
により研磨量Aを制御することができる。
板21を研磨する方法について説明する。
断面図によって説明したものと同様のものである。以下
の説明では、図9を参照されたい。
研磨装置7を用いて、前記図9によって説明した構成の
基板21の酸化シリコン膜26表面(被研磨面22)を
研磨した。スラリーには、KOH(水酸化カリウム)ベ
ースのシリカを用い(ここでは、一例としてCabot
社製のSS−25を用い)、研磨パッド11には、上記
説明したものを用いた。そして0.392Nの力で研磨
パッド11を加圧し、研磨パッド11を450rpmで
回転させながら、研磨パッド11が酸化シリコン膜26
の段差部を研磨するように、基板21を載置したステー
ジ(図示せず)を前記図22中のY軸方向に20cmの
幅でかつvy(cm/min)の速度で揺動させなが
ら、前記図22中のX軸方向に0.033cm/ピッチ
で移動させて、研磨を行った。
ウト模式図を図27に示す。図27に示すように、パタ
ーン上の領域をSA 、それ以外の領域をSB 、SC とす
る。
実施例を以下に説明する。
ステージの移動速度vyを次のように設定した。研磨パ
ッドが被研磨面に接触している領域の中心が上記領域S
A 上にあるときvy=3cm/minとし、研磨パッド
が被研磨面に接触している領域の中心が上記領域SB お
よび上記領域SC 上にあるときvy=30cm/min
とした。また、研磨圧力は0.392Nで一定とし、研
磨パッドの回転数は450rpmで一定とした。
研磨圧力を次のように設定した。研磨パッドが被研磨面
に接触している領域の中心が上記領域SA 上にあるとき
は0.392Nとし、研磨パッドが被研磨面に接触して
いる領域の中心が上記領域S B および上記領域SC 上に
あるときは0Nとした。また、研磨パッドの回転数は4
50rpmで一定とし、ステージの移動速度はvy=3
cm/minで一定とした。
研磨パッドの回転数を次のように設定した。研磨パッド
が被研磨面に接触している領域の中心が上記領域SA 上
にあるとき450rpmとし、研磨パッドが被研磨面に
接触している領域の中心が上記領域SB および上記領域
SC 上にあるときは0rpmとした。また、研磨パッド
の圧力は0.392Nで一定とし、ステージの移動速度
はvy=3cm/minで一定とした。
結果、前記図10の(1)の研磨前の模式的断面図に示
すように、研磨前の酸化シリコン膜26に生じている段
差の高さHbは、全段差の平均で503.5nmであっ
た。そして前記図10の(2)の研磨後の模式的断面図
に示すように、研磨後の酸化シリコン膜26に生じてい
る最大段差の高さHmは131nmであり、研磨後の段
差中央部の高さHcは80nmであった。また、Hb−
Hcで表す研磨量のばらつきδは±21nmであり、δ
/(Hb−Hc)×100%で表す研磨の均一性は±
4.9%であった。したがって、本発明の研磨装置7で
研磨を行うことにより、良好な研磨結果が得られること
がわかった。
行った結果、前記図10の(1)の研磨前の模式的断面
図に示すように、研磨前の酸化シリコン膜26に生じて
いる段差の高さHbは、全段差の平均で504.2nm
であった。そして前記図10の(2)の研磨後の模式的
断面図に示すように、研磨後の酸化シリコン膜26に生
じている最大段差の高さHmは109nmであり、研磨
後の段差中央部の高さHcは85nmであった。また、
Hb−Hcで表す研磨量のばらつきδは±18nmであ
り、δ/(Hb−Hc)×100%で表す研磨の均一性
は±4.3%であった。したがって、本発明の研磨装置
7で研磨を行うことにより、良好な研磨結果が得られる
ことがわかった。
結果、前記図10の(1)の研磨前の模式的断面図に示
すように、研磨前の酸化シリコン膜26に生じている段
差の高さHbは、全段差の平均で501.8nmであっ
た。そして前記図10の(2)の研磨後の模式的断面図
に示すように、研磨後の酸化シリコン膜26に生じてい
る最大段差の高さHmは125nmであり、研磨後の段
差中央部の高さHcは82nmであった。また、Hb−
Hcで表す研磨量のばらつきδは±24nmであり、δ
/(Hb−Hc)×100%で表す研磨の均一性は±
5.7%であった。したがって、本発明の研磨装置7で
研磨を行うことにより、良好な研磨結果が得られること
がわかった。
導体製造工程における化学的機械研磨(CMP)工程に
適用する場合の一例を、図28、図29のフローチャー
トによって説明する。
る1チップの被研磨面の表面状態を把握」により、被研
磨面に生じている凹凸の位置と高さを測定して測定デー
タを作成する。
定値以下のものを削除」により、例えば凹部および凸部
の長さが5mm以下のもののデータは上記測定データよ
り削除する。
面内の凹凸分布を算出」により、予め設計データ等によ
り得ていたチップ配列の情報に基づいて基板の被研磨面
の凹凸分布を求める。
を決定」により、求めた凹凸分布に対応する最適な研磨
条件を決定する。この決定方法は、例えば各測定点の高
さに対し、前記説明した(1)式および(2)式を用い
て必要な研磨量を算出する。そして、各測定点に対応す
る算出した研磨量に基づいて「研磨」を行う。
タに基づいて1チップ内の研磨前における被研磨面の表
面状態を予測」により、例えば、設計のCADデータか
ら得られる配線の密度や配線の幅、長さ等の情報に基づ
いて、研磨前における1チップ内の被研磨面の表面状
態、すなわち被研磨面に生じている凹凸の位置と高さを
把握する。
面内の凹凸分布を算出」により、予め設計データ等によ
り得ていたチップ配列の情報に基づいて基板の被研磨面
の凹凸分布を求める。
を決定」により、求めた凹凸分布に対応する最適な研磨
条件を決定する。この決定方法は、例えば予測した位置
に対応する研磨前の被研磨面の高さに対し、前記説明し
た(1)式および(2)式を用いて必要な研磨量を算出
する。そして、算出した研磨量に基づいて「研磨」を行
う。
れの方法を用いても、被研磨面に生じている凸部を選択
的に研磨することができる。そのため、基板の被研磨面
は良好な平坦性を得ることができる。
した研磨条件で研磨した基板を、通常の研磨装置を用い
て、いわゆるベタ膜に換算して100nm相当の研磨を
行った事例を説明する。
前記第1実施例の研磨条件で研磨した基板では、前記図
10の(2)の研磨後の模式的断面図に示すように、研
磨後の酸化シリコン膜26に生じている最大段差の高さ
Hmは85nmであり、研磨後の段差中央部の高さHc
は72nmであった。
基板では、前記図10の(2)の研磨後の模式的断面図
に示すように、研磨後の酸化シリコン膜26に生じてい
る最大段差の高さHmは90nmであり、研磨後の段差
中央部の高さHcは80nmであった。
た基板では、前記図10の(2)の研磨後の模式的断面
図に示すように、研磨後の酸化シリコン膜26に生じて
いる最大段差の高さHmは95nmであり、研磨後の段
差中央部の高さHcは75nmであった。
磨方法で研磨した後に、さらに通常の化学的機械研磨を
行うことによって、段差はさらに縮小する方向に改善さ
れ、平坦性が高められることがわかった。
によれば、各研磨パッドは、回動可能なもので、回動す
る該研磨パッドの周面を研磨面とするものからなること
から、研磨パッドの周面が被研磨面の一部に接触して研
磨する。そのため、研磨面積を小さくすることができる
ので、被研磨面の凸部を選択的に除去することができ
る。
を接触させて研磨するように研磨パッドが配置されてい
ることから、被研磨面に対する研磨パッドの投影面積が
小さく、研磨パッドを複数備えることも容易になる。そ
して研磨パッドを複数備えるものでは、1個あたりの研
磨パッドが被研磨面に接触する面積が小さくても、複数
の研磨パッドにより被研磨面に対する接触面積が大きく
なるのでスループットの低下が抑えられる。
磨面に生じている凸部を選択的に除去することができる
ので、従来困難であった高精度な平坦性を実現すること
ができる。
は、回動可能なもので、回動する該研磨パッドの周面を
研磨面とするものを用いることから、研磨パッドの周面
の一部が被研磨面の一部に接触して研磨が進行する。そ
のため、研磨面積を小さくすることができるので、被研
磨面の凸部を選択的に除去することができる。よって、
従来は実現が困難であった高精度な平坦性を実現するこ
とができる。
す図であって、(1)は研磨パッドの配列のレイアウト
図であり、(2)は任意の研磨パッド列に着目した概略
構成図である。
す図であって、(1)は研磨ユニットの概略構成正面図
であり、(2)はその主要部平面図である。
図である。
ロック図である。
である。
ク図である。
る。
り、(1)は研磨前の表面状態であり、(2)は研磨後
の表面状態である。
示す図であって、(1)は研磨パッドの配列のレイアウ
ト図であり、(2)は任意の研磨パッドに着目した概略
構成図である。
示す図であって、(1)は研磨パッドの配列のレイアウ
ト図であり、(2)は任意の研磨パッド列に着目した概
略構成図である。
示す図であって、(1)は研磨ユニットの概略構成正面
図であり、(2)はその要部側面断面図である。
示す図であって、(1)は研磨パッドの配列のレイアウ
ト図であり、(2)は任意の研磨パッドに着目した概略
構成図である。
ドの配列のレイアウト図であり、(2)は任意の研磨パ
ッドに着目した概略構成図である。
ある。
断面図である。
断面図である。
構成図である。
状を説明する図であり、(1)〜(4)は研磨パッド周
面における溝形状を示す平面図であり、(5)〜(8)
は溝の断面形状を示す研磨パッドの部分断面図である。
示す図であって、(1)は被研磨面を有する基板に対す
る研磨パッドの位置関係を示す平面図であり、(2)は
被研磨面を有する基板に対する研磨パッドの位置関係を
示す側面図である。
図である。
ブロック図である。
明する概略構成図である。
接触領域の移動状態を説明する平面図である。
る一例を示すフローチャートである。
る一例を示すフローチャートである。
面)
Claims (33)
- 【請求項1】 被研磨材料の被研磨面に研磨パッドが接
触し、相対的に摩擦運動することにより被研磨面を研磨
する研磨装置において、 前記研磨パッドは複数備えられ、 前記各研磨パッドは、回動可能なもので、回動する該研
磨パッドの周面を研磨面とするものからなり、 前記各研磨パッドの周面を被研磨面の一部に接触させて
研磨することを特徴とする研磨装置。 - 【請求項2】 前記各研磨パッドは、前記被研磨面に対
してほぼ垂直に回動することを特徴とする請求項1記載
の研磨装置。 - 【請求項3】 前記各研磨パッドの回転数を独立して制
御する回転制御装置を備えたことを特徴とする請求項1
記載の研磨装置。 - 【請求項4】 前記研磨パッドが前記被研磨面を圧する
圧力を各研磨パッドごとに制御する圧力制御装置を備え
たことを特徴とする請求項1記載の研磨装置。 - 【請求項5】 前記各研磨パッド相互間の間隔を調整す
る移動制御装置を備えたことを特徴とする請求項1記載
の研磨装置。 - 【請求項6】 前記被研磨面と前記各研磨パッドとが相
対的に移動する移動装置を備えたことを特徴とする請求
項1記載の研磨装置。 - 【請求項7】 前記研磨パッドの研磨面をドレッシング
するドレッシング装置を備えたことを特徴とする請求項
1記載の研磨装置。 - 【請求項8】 前記研磨パッドの近傍に少なくとも1個
のスラリー供給部を備えたことを特徴とする請求項1記
載の研磨装置。 - 【請求項9】 前記被研磨面の周囲に、前記被研磨面上
にスラリーを保持するための囲い壁が設けられているこ
とを特徴とする請求項1記載の研磨装置。 - 【請求項10】 前記研磨パッドは固定砥粒を含むこと
を特徴とする請求項1記載の研磨装置。 - 【請求項11】 前記被研磨材料を真空で吸着する吸着
手段を有することを特徴とする請求項1記載の研磨装
置。 - 【請求項12】 前記研磨パッドはJIS−A規格で硬
度が90以上98以下のものからなることを特徴とする
請求項1記載の研磨装置。 - 【請求項13】 前記研磨パッドは研磨面に溝が形成さ
れていることを特徴とする請求項1記載の研磨装置。 - 【請求項14】 前記被研磨材料の裏面から流体による
加圧を加える加圧手段を備えたことを特徴とする請求項
1記載の研磨装置。 - 【請求項15】 前記被研磨材料の温度を制御する温度
制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の研磨
装置。 - 【請求項16】 被研磨材料の被研磨面に研磨パッドが
接触し、相対的に摩擦運動することにより被研磨面を研
磨する研磨装置において、 前記研磨パッドは、回動可能なもので、回動する該研磨
パッドの周面を研磨面とするものからなり、 前記研磨パッドの周面を被研磨面の一部に接触させて研
磨する研磨装置であって、 前記被研磨面と前記研磨パッドとを相対的に移動させる
ことによって、前記被研磨面と前記研磨パッドとの接触
部分を前記被研磨面内で移動させることを特徴とする研
磨装置。 - 【請求項17】 前記被研磨面と前記研磨パッドとを相
対的に移動させる移動装置を備えたことを特徴とする請
求項16記載の研磨装置。 - 【請求項18】 前記移動装置は前記被研磨面の段差情
報に基づいて動作速度が制御されるものからなることを
特徴とする請求項17記載の研磨装置。 - 【請求項19】 前記移動装置は前記被研磨面の膜厚分
布情報に基づいて動作速度が制御されるものからなるこ
とを特徴とする請求項17記載の研磨装置。 - 【請求項20】 前記研磨パッドが前記被研磨面を圧す
る圧力を制御する圧力制御装置を備えたことを特徴とす
る請求項16記載の研磨装置。 - 【請求項21】 前記圧力制御装置は前記被研磨面の段
差情報に基づいて動作することを特徴とする請求項20
記載の研磨装置。 - 【請求項22】 前記圧力制御装置は前記被研磨面の膜
厚分布情報に基づいて動作することを特徴とする請求項
20記載の研磨装置。 - 【請求項23】 前記研磨パッドの回転数を制御する回
転制御装置を備えたことを特徴とする請求項16記載の
研磨装置。 - 【請求項24】 前記回転制御装置は前記被研磨面の段
差情報に基づいて動作することを特徴とする請求項23
記載の研磨装置。 - 【請求項25】 前記回転制御装置は前記被研磨面の膜
厚分布情報に基づいて動作することを特徴とする請求項
23記載の研磨装置。 - 【請求項26】 被研磨材料の被研磨面に研磨パッドが
接触し、被研磨面と研磨パッドとが相対的に摩擦運動す
ることにより被研磨面を研磨する研磨方法において、 前記研磨パッドは、回動可能なものであってその周面を
研磨面とするものからなり、 前記研磨パッドの周面の一部を被研磨面の一部に接触さ
せて研磨するとともに、 前記被研磨面と前記研磨パッドとを相対的に移動させる
ことによって前記被研磨面と前記研磨パッドとの接触部
分を前記被研磨面内で移動させることを特徴とする研磨
方法。 - 【請求項27】 前記研磨を行う前に、前記被研磨面の
段差を測定し、その段差情報に基づいて前記接触部分の
移動速度を制御することを特徴とする請求項26記載の
研磨方法。 - 【請求項28】 前記研磨を行う前に、前記被研磨面の
段差を測定し、その段差情報に基づいて、前記被研磨面
に押し付ける前記研磨パッドの圧力を制御することを特
徴とする請求項26記載の研磨方法。 - 【請求項29】 前記研磨を行う前に、前記被研磨面の
段差を測定し、その段差情報に基づいて、前記研磨パッ
ドの回転数を制御することを特徴とする請求項26記載
の研磨方法。 - 【請求項30】 前記研磨を行う前に、前記被研磨面を
構成する膜の膜厚を測定し、その膜厚情報に基づいて、
前記接触部分の移動速度を制御することを特徴とする請
求項26記載の研磨方法。 - 【請求項31】 前記研磨を行う前に、前記被研磨面を
構成する膜の膜厚を測定し、その膜厚情報に基づいて、
前記被研磨面に押し付ける前記研磨パッドの圧力を制御
することを特徴とする請求項26記載の研磨方法。 - 【請求項32】 前記研磨を行う前に、前記被研磨面を
構成する膜の膜厚を測定し、その膜厚情報に基づいて、
前記研磨パッドの回転数を制御することを特徴とする請
求項26記載の研磨方法。 - 【請求項33】 前記研磨を行った後に、通常の研磨装
置で前記被研磨面の研磨を行うことを特徴とする請求項
26記載の研磨方法。
Priority Applications (1)
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JP2001-245892 | 2001-08-14 | ||
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JP2002-8333 | 2002-01-17 | ||
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Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20190092187A (ko) * | 2018-01-30 | 2019-08-07 | 주식회사 케이씨텍 | 기판 처리 장치 |
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-
2002
- 2002-02-06 JP JP2002029108A patent/JP2003282493A/ja active Pending
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