JP2003282464A - 半導体基板およびその製造方法 - Google Patents

半導体基板およびその製造方法

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JP2003282464A JP2002089827A JP2002089827A JP2003282464A JP 2003282464 A JP2003282464 A JP 2003282464A JP 2002089827 A JP2002089827 A JP 2002089827A JP 2002089827 A JP2002089827 A JP 2002089827A JP 2003282464 A JP2003282464 A JP 2003282464A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、シリコン基板上にシリコンとは格
子定数が異なる元素を含む結晶層を形成するに際し、簡
単なプロセスで、格子定数の違いから生じる結晶層の歪
みを十分に緩和することができる半導体基板およびその
製造方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 シリコン基板1と、シリコン基板1の表
面に形成された多孔質層2と、多孔質層2の表面に形成
されたゲルマニウムが含まれた再結晶層3と、再結晶層
3上にエピタキシャル成長させたゲルマニウム膜もしく
はシリコンゲルマニウム混晶膜であるエピタキシャル成
長層4とからなり、再結晶層3は、シリコン単結晶膜よ
りも格子定数が大きくなると共に、再結晶層3の歪み
は、多孔質層2に解放されている。従って、再結晶層3
は、再結晶層3と同じゲルマニウム組成のシリコンゲル
マニウム混晶膜を直接シリコン単結晶層上にエピタキシ
ャル成長させた場合に比べ、歪みが緩和されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板および
その製造方法に関し、特にシリコン基板上にゲルマニウ
ム若しくはシリコンゲルマニウム混晶等のシリコンとは
格子定数が異なる元素を含む半導体結晶を形成する半導
体基板およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコン基板上にゲルマニウム
(Ge)もしくはシリコンゲルマニウム(SiGe)混
晶の半導体結晶膜をエピタキシャル成長させた場合に
は、シリコンとゲルマニウムとの格子定数の差により、
エピタキシャル成長させたゲルマニウム層もしくはシリ
コンゲルマニウム混晶膜は、歪みを含んだ層となってし
まう。
【0003】そこで、シリコン基板上のシリコンゲルマ
ニウム混晶のゲルマニウム組成を段階的に変化させ、徐
々に歪みを解放していくバッファ層を設けることによ
り、歪みが緩和されたゲルマニウム膜もしくはシリコン
ゲルマニウム混晶膜を形成する技術が知られている。
【0004】また、SOI基板上にシリコンゲルマニウ
ム混晶膜をエピタキシャル成長させた後に、窒素雰囲気
中で5時間熱処理(900℃)を行うことにより、シリ
コンゲルマニウム混晶膜の歪みを緩和させる技術も知ら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ゲルマニウム組成を段階的に変化させたバッファ層を形
成して歪みを緩和させる技術では、形成するシリコンゲ
ルマニウム混晶膜のゲルマニウム組成が大きくなると、
厚いバッファ層を形成する必要があり、プロセス時間が
非常に長くなると共に、ゲルマニウム組成を段階的に変
化させたバッファ層では、シリコンゲルマニウム混晶膜
の歪みを十分に緩和することができないという問題点が
あった。
【0006】また、従来のSOI基板を使用して熱処理
を行って歪みを緩和させる技術では、結晶性回復のため
に高温で長時間の熱処理を施す必要があり、プロセス時
間が非常に長くなると共に、シリコンゲルマニウム混晶
膜の歪みを十分に緩和することができないという問題点
があった。
【0007】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、シリコン基板上に
シリコンとは格子定数が異なる元素を含む結晶層を形成
するに際し、簡単なプロセスで、格子定数の違いから生
じる結晶層の歪みを十分に緩和することができる半導体
基板およびその製造方法を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべく、以下に掲げる構成とした。請求項1記載の発明
の要旨は、シリコン基板上にシリコンとは格子定数が異
なる元素を含む結晶層を形成する半導体基板であって、
前記シリコン基板上に形成された多孔質層と、該多孔質
層上に形成された前記元素を含む再結晶層と、該再結晶
層上に形成された前記結晶層とを具備することを特徴と
する。また請求項2記載の発明の要旨は、請求項1記載
の半導体基板であって、前記結晶層は、ゲルマニウム
膜、シリコンゲルマニウム混晶膜、III族およびV族
元素による化合物を含む半導体膜もしくはIII族元素
の窒化物を含む半導体膜であることを特徴とする。また
請求項3記載の発明の要旨は、請求項1又は2記載の半
導体基板であって、前記結晶層の前記元素の組成は、前
記再結晶の前記元素の組成と同一であることを特徴とす
る。また請求項4記載の発明の要旨は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の半導体基板であって、前記多孔質層
は、前記シリコン基板の垂直方向に多孔度が連続的もし
くは段階的に異なっていることを特徴とする。また請求
項5記載の発明の要旨は、請求項1乃至4のいずれかに
記載の半導体基板であって、前記多孔質層は、前記元素
を含み、前記元素の組成がそれぞれ異なる複数の層から
なることを特徴とする。また請求項6記載の発明の要旨
は、シリコン基板上にシリコンとは格子定数が異なる元
素を含む結晶層を形成する半導体基板の製造方法であっ
て、陽極化成により前記シリコン基板の表面に多孔質層
を形成する多孔質層形成工程と、前記元素を含む還元雰
囲気中での熱処理によって前記多孔質層の表面に前記元
素を含む再結晶層を形成する再結晶層形成工程と、前記
再結晶上に前記元素を含む前記結晶層を形成する結晶層
形成工程とを有することを特徴とする。また請求項7記
載の発明の要旨は、請求項6記載の半導体基板の製造方
法であって、前記結晶層形成工程では、前記再結晶層の
前記元素の組成と同一である前記結晶層を形成すること
を特徴とする。また請求項8記載の発明の要旨は、請求
項6記載の半導体基板の製造方法であって、前記結晶層
形成工程では、前記再結晶層の前記元素の組成とは異な
る前記結晶層を形成し、熱処理により前記結晶層の歪み
を前記多孔質層に解放する歪み解放工程を有することを
特徴とする。また請求項9記載の発明の要旨は、シリコ
ン基板上にシリコンとは格子定数が異なる元素を含む結
晶層を形成する半導体基板の製造方法であって、前記シ
リコン基板上に前記元素を含む第1結晶層を形成する第
1結晶層形成工程と、陽極化成により前記第1結晶層を
多孔質層に形成する多孔質層形成工程と、前記元素を含
む還元雰囲気中での熱処理によって前記多孔質層の表面
に前記元素を含む再結晶層を形成する再結晶層形成工程
と、前記再結晶上に前記元素を含む前記第2結晶層を形
成する第2結晶層形成工程とを有することを特徴とす
る。また請求項10記載の発明の要旨は、請求項9記載
の半導体基板の製造方法であって、前記第1結晶層形成
工程では、前記シリコン基板の垂直方向に前記元素の組
成の異なる複数の層を形成することを特徴とする。また
請求項11記載の発明の要旨は、請求項9又は10記載
の半導体基板の製造方法であって、前記多孔質層形成工
程では、前記シリコン基板の垂直方向に多孔度が連続的
もしくは段階的に異なる前記多孔質層を形成することを
特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0010】(第1の実施の形態)図1は、本発明に係
る半導体基板の第1の実施の形態の構成を示す断面図で
ある。
【0011】第1の実施の形態は、図1を参照すると、
シリコン基板1と、シリコン基板1の表面に形成された
多孔質層2と、多孔質層2の表面に形成されたゲルマニ
ウムが含まれた再結晶層3と、再結晶層3上にエピタキ
シャル成長させたゲルマニウム膜もしくはシリコンゲル
マニウム混晶膜であるエピタキシャル成長層4とからな
る。
【0012】エピタキシャル成長層4を構成する結晶
は、シリコンとは格子定数が異なる結晶であり、ゲルマ
ニウムもしくはシリコンゲルマニウム混晶以外に、II
I族およびV族元素による化合物を含む半導体、III
族元素の窒化物を含む半導体であっても良い。
【0013】再結晶層3に含まれる元素は、エピタキシ
ャル成長層4を構成する結晶に含まれる元素と同一のも
のであり、第1の実施の形態では、エピタキシャル成長
層4がゲルマニウム膜もしくはシリコンゲルマニウム混
晶膜であるため、再結晶層3にもゲルマニウムが含まれ
る構成となっている。
【0014】シリコンゲルマニウム混晶膜である再結晶
層3は、シリコン単結晶膜よりも格子定数が大きくなる
と共に、再結晶層3の歪みは、多孔質層2に解放されて
いる。従って、再結晶層3は、再結晶層3と同じゲルマ
ニウム組成のシリコンゲルマニウム混晶膜を直接シリコ
ン単結晶層上にエピタキシャル成長させた場合に比べ、
歪みが緩和されている。
【0015】エピタキシャル成長層4のゲルマニウム組
成は、再結晶層3のゲルマニウム組成と同一であって
も、異なっていても良いが、エピタキシャル成長層4の
ゲルマニウム組成が再結晶層3のゲルマニウム組成と異
なっている場合には、エピタキシャル成長層4を形成
後、熱処理によりエピタキシャル成長層4に生じた歪み
が多孔質層2に解放されている。
【0016】次に、第1の実施の形態の半導体基板の製
造方法について図2を参照して詳細に説明する。図2
は、図1に示す半導体基板の製造方法を説明するための
製造工程図である。
【0017】まず、シリコン基板1の表面に、図2
(a)に示すように、陽極化成により多孔質層2を形成
する。陽極化成に使用する電解液としては、フッ化水素
とエチルアルコールとの混合液を用いる。また、陽極化
成では、流す電気の電流密度を変化させることによっ
て、連続的に又は段階的に多孔度の異なる多孔質層を形
成することもでき、電流密度を高くすると多孔度が大き
くなり、電流密度を低くすると多孔度は小さくなる。
【0018】多孔質層2を形成した後に、ゲルマンなど
ゲルマニウム原料ガス5を含んだ水素等の還元雰囲気中
にて例えば900℃から1100℃の熱処理を施す。当
該熱処理により、多孔質層2の表面付近に、ゲルマニウ
ムを含んだ、すなわちシリコンゲルマニウム混晶の再結
晶層3が、図2(b)に示すように形成される。ゲルマ
ニウム原料ガスの流量をコントロールすることにより、
再結晶層3のゲルマニウム組成を以降に形成するエピタ
キシャル成長層4のゲルマニウム組成と同一にすると好
適である。
【0019】次に、例えばCVD法により再結晶層3と
同じゲルマニウム組成のシリコンゲルマニウム混晶膜を
エピタキシャル成長させてエピタキシャル成長層4を形
成することにより、図1に示す第1の実施の形態の半導
体基板を得ることができる。エピタキシャル成長層4
は、再結晶層3により歪みが緩和されるため、高品質を
維持した状態で以下に数式1で示す臨界膜厚hcよりも
厚く形成することができる。
【0020】
【数式1】
【0021】また、再結晶膜3とゲルマニウム組成の異
なるシリコンゲルマニウム混晶膜もしくはゲルマニウム
膜をエピタキシャル成長させた場合、エピタキシャル成
長層4は、歪みを含んだ膜となる。しかし、エピタキシ
ャル成長させた後、熱処理を施すことでエピタキシャル
成長層4の歪みは、多孔質層3へ解放され、歪みの緩和
したエピタキシャル成長膜4を得ることができる。
【0022】(第2の実施の形態)図3は、本発明に係
る半導体基板の第2の実施の形態の構成を示す断面図で
ある。
【0023】第2の実施の形態は、図3を参照すると、
シリコン基板1と、シリコン基板1上に形成されたシリ
コンゲルマニウム混晶の第1多孔質層6と、第1多孔質
層6上に形成された第1多孔質層6とはゲルマニウム組
成が異なるシリコンゲルマニウム混晶の第2多孔質層7
と、第2多孔質層7の表面に形成されたゲルマニウムが
含まれた再結晶層8と、再結晶層8上にエピタキシャル
成長させたゲルマニウム膜であるエピタキシャル成長層
4とからなる。
【0024】エピタキシャル成長層4を構成する結晶
は、シリコンとは格子定数が異なる結晶であり、ゲルマ
ニウムもしくはシリコンゲルマニウム混晶以外に、II
I族およびV族元素による化合物を含む半導体、III
族元素の窒化物を含む半導体であっても良い。
【0025】再結晶層8に含まれる元素、すなわち第1
多孔質層6および第2多孔質層7に含まれる元素は、エ
ピタキシャル成長層4を構成する結晶に含まれる元素と
同一のものであり、本実施の形態では、エピタキシャル
成長層4がゲルマニウム膜もしくはシリコンゲルマニウ
ム混晶膜であるため、再結晶層8にもゲルマニウムが含
まれる構成となっている。
【0026】第1多孔質層6と第2多孔質層7とのシリ
コンゲルマニウム混晶のゲルマニウム組成は、異なって
おり、第1多孔質層6と第2多孔質層7との多孔度も異
なる。
【0027】次に、第2の実施の形態の半導体基板の製
造方法について図4を参照して詳細に説明する。図4
は、図3に示す半導体基板の製造方法を説明するための
製造工程図である。
【0028】まず、例えばCVD法により、図4(a)
に示すように、シリコン基板1上にシリコンゲルマニウ
ム混晶膜9を形成し、さらに、シリコンゲルマニウム混
晶膜9上にシリコンゲルマニウム混晶膜9とはゲルマニ
ウム組成が異なるシリコンゲルマニウム混晶膜10を形
成する。第2の実施の形態では、シリコンゲルマニウム
混晶膜9、10の2層を積層する構成としたが、さら
に、ゲルマニウム組成の異なるシリコンゲルマニウム混
晶膜を積層しても良い。
【0029】その後、陽極化成によりシリコンゲルマニ
ウム混晶膜9、10を多孔質化し、第1多孔質層6と第
2多孔質層7とを形成する。陽極化成に使用する電解液
としては、フッ化水素とエチルアルコールとの混合液を
用いる。ゲルマニウム組成の異なるシリコンゲルマニウ
ム混晶膜9、10を多孔質化することにより、図4
(b)に示すように、シリコン基板1に垂直方向で多孔
度の異なる第1多孔質層6と第2多孔質層7とを形成す
る。
【0030】この多孔度の異なる第1多孔質層6と第2
多孔質層7とを形成した後に、水素などの還元雰囲気中
にて例えば900℃から1100℃の熱処理を施す。こ
の熱処理により、第2多孔質層7の表面付近は、再結晶
化し、図4(c)に示すように、高品質な再結晶層8が
形成される。また、この熱処理度にジシランなどのシリ
コン原料ガスもしくはゲルマンなどゲルマニウム原料ガ
スもしくはその両方を微量に供給することにより、より
高品質な結晶膜を形成する場合もある。
【0031】次に、例えばCVD法によりゲルマニウム
結晶膜をエピタキシャル成長させてエピタキシャル成長
4を形成することにより、図3に示す第2の実施の形態
の半導体基板が得られる。形成されたゲルマニウム結晶
膜であるエピタキシャル成長4は、歪みを含んだ膜とな
るが、エピタキシャル成長後、熱処理を施すことによ
り、ゲルマニウム結晶膜の歪みは、第1多孔質層6およ
び第2多孔質層7に解放され、歪みの緩和したゲルマニ
ウム結晶膜であるエピタキシャル成長4を得ることがで
きる。
【0032】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、多孔質層の表面に設けた再結晶層によってエピタキ
シャル成長層の歪みが緩和されるように構成したため、
シリコン基板上にシリコンとは格子定数が異なる元素を
含む結晶層を形成するに際し、簡単なプロセスで、格子
定数の違いから生じる結晶層の歪みを十分に緩和するこ
とができるという効果を奏する。
【0033】なお、本発明が上記各実施の形態に限定さ
れず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形
態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記
構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定さ
れず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等に
することができる。なお、各図において、同一構成要素
には同一符号を付している。
【0034】
【発明の効果】本発明の半導体基板およびその製造方法
は、多孔質層の表面に設けた再結晶層によってエピタキ
シャル成長層の歪みが緩和されるように構成したため、
シリコン基板上にシリコンとは格子定数が異なる元素を
含む結晶層を形成するに際し、簡単なプロセスで、格子
定数の違いから生じる結晶層の歪みを十分に緩和するこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る半導体基板の第1の実施の形態
の構成を示す断面図である。
【図2】 図1に示す半導体基板の製造方法を説明する
ための製造工程図である。
【図3】 本発明に係る半導体基板の第2の実施の形態
の構成を示す断面図である。
【図4】 図3に示す半導体基板の製造方法を説明する
ための製造工程図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 多孔質層 3、8 再結晶層 4 エピタキシャル成長層 5 ゲルマニウム原料ガス 6 第1多孔質層 7 第2多孔質層 9、10 シリコンゲルマニウム混晶膜

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上にシリコンとは格子定数
    が異なる元素を含む結晶層を形成する半導体基板であっ
    て、 前記シリコン基板上に形成された多孔質層と、 該多孔質層上に形成された前記元素を含む再結晶層と、 該再結晶層上に形成された前記結晶層とを具備すること
    を特徴とする半導体基板。
  2. 【請求項2】 前記結晶層は、ゲルマニウム膜、シリコ
    ンゲルマニウム混晶膜、III族およびV族元素による
    化合物を含む半導体膜もしくはIII族元素の窒化物を
    含む半導体膜であることを特徴とする請求項1記載の半
    導体基板。
  3. 【請求項3】 前記結晶層の前記元素の組成は、前記再
    結晶の前記元素の組成と同一であることを特徴とする請
    求項1又は2記載の半導体基板。
  4. 【請求項4】 前記多孔質層は、前記シリコン基板の垂
    直方向に多孔度が連続的もしくは段階的に異なっている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の半
    導体基板。
  5. 【請求項5】 前記多孔質層は、前記元素を含み、前記
    元素の組成がそれぞれ異なる複数の層からなることを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体基
    板。
  6. 【請求項6】 シリコン基板上にシリコンとは格子定数
    が異なる元素を含む結晶層を形成する半導体基板の製造
    方法であって、 陽極化成により前記シリコン基板の表面に多孔質層を形
    成する多孔質層形成工程と、 前記元素を含む還元雰囲気中での熱処理によって前記多
    孔質層の表面に前記元素を含む再結晶層を形成する再結
    晶層形成工程と、 前記再結晶上に前記元素を含む前記結晶層を形成する結
    晶層形成工程とを有することを特徴とする半導体基板の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 前記結晶層形成工程では、前記再結晶層
    の前記元素の組成と同一である前記結晶層を形成するこ
    とを特徴とする請求項6記載の半導体基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記結晶層形成工程では、前記再結晶層
    の前記元素の組成とは異なる前記結晶層を形成し、 熱処理により前記結晶層の歪みを前記多孔質層に解放す
    る歪み解放工程を有することを特徴とする請求項6記載
    の半導体基板の製造方法。
  9. 【請求項9】 シリコン基板上にシリコンとは格子定数
    が異なる元素を含む結晶層を形成する半導体基板の製造
    方法であって、 前記シリコン基板上に前記元素を含む第1結晶層を形成
    する第1結晶層形成工程と、 陽極化成により前記第1結晶層を多孔質層に形成する多
    孔質層形成工程と、 前記元素を含む還元雰囲気中での熱処理によって前記多
    孔質層の表面に前記元素を含む再結晶層を形成する再結
    晶層形成工程と、 前記再結晶上に前記元素を含む前記第2結晶層を形成す
    る第2結晶層形成工程とを有することを特徴とする半導
    体基板の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1結晶層形成工程では、前記シ
    リコン基板の垂直方向に前記元素の組成の異なる複数の
    層を形成することを特徴とする請求項9記載の半導体基
    板の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記多孔質層形成工程では、前記シリ
    コン基板の垂直方向に多孔度が連続的もしくは段階的に
    異なる前記多孔質層を形成することを特徴とする請求項
    9又は10記載の半導体基板の製造方法。
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