JP2003281350A - 商品群別顧客価値分析による顧客管理コストの低減方法 - Google Patents

商品群別顧客価値分析による顧客管理コストの低減方法

Info

Publication number
JP2003281350A
JP2003281350A JP2002076958A JP2002076958A JP2003281350A JP 2003281350 A JP2003281350 A JP 2003281350A JP 2002076958 A JP2002076958 A JP 2002076958A JP 2002076958 A JP2002076958 A JP 2002076958A JP 2003281350 A JP2003281350 A JP 2003281350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
customer
product group
purchase
value
customers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002076958A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Watarai
会 公 士 渡
Tetsuya Kawai
井 徹 也 川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dentsu Tec Inc
Original Assignee
Dentsu Tec Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dentsu Tec Inc filed Critical Dentsu Tec Inc
Priority to JP2002076958A priority Critical patent/JP2003281350A/ja
Publication of JP2003281350A publication Critical patent/JP2003281350A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小売店舗において、売上に影響を与えるキー
商品群(キーカテゴリー)を抽出し、全体顧客の中から
キー商品群の購買層の顧客に的を絞った顧客管理を行な
う方法を提供する。 【解決手段】 小売店舗の顧客管理システムにおいて、
顧客を会員として識別し、来店時期、来店時の購入金額
に加えて、その小売店舗の商品群(カテゴリー)区分毎
の購入金額情報を収集し、商品群別の顧客価値の評価
と、一定期間毎の顧客価値変化を分析し、優良顧客層の
維持率と、商品群別の購入量増加と優良顧客層への変化
成長率を測定し、優良顧客層維持率と、優良顧客層への
変化成長率が店舗平均を上回り且つ最上位のキー商品群
(カテゴリー)を抽出して、キー商品群購入顧客層を重
点的に顧客プロモーションすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客に直接販売す
る小売店舗の顧客管理方法に関し、詳しくは、商品群別
顧客価値分析による顧客管理コストの低減方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、顧客に直接販売する小売店舗にお
いては、顧客の再来店促進、固定客化を図るため、会員
カードを発行して、固定顧客の特典報償などを行なって
いた。また、会員顧客に関しては、店頭のPOS端末
で、来店情報と購入商品、購入金額情報を収集して顧客
分析情報を蓄積していた。また、会員以外の来店客の高
額購入者については、会員入会の特典などのインセンテ
ィブを与えて会員登録を促進し顧客の囲い込みを行なっ
ていた。
【0003】前述の顧客囲い込みの結果、会員顧客の登
録数は、累積的に増加する。このため、会員対象のプロ
モーションコストは累進的に増加する。しかし、このよ
うな会員顧客全部に対して販売促進費用をかけても、相
応の促進効果が得られない問題があった。
【0004】また、従来は、小売店舗全体の売上に占め
る優良顧客層に対して販売促進プロモーションを行なっ
ていたが、購買動機が異なる複数の商品群(カテゴリ
ー)顧客に対して同一のプロモーションを行なっていた
ため、プロモーション効果が発揮されない問題があっ
た。
【0005】また、顧客管理システムの運用について
も、対象が数百万の顧客動向の分析のためには相応の設
備・運用体制を整えねばならない問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の問題
を解決するため、小売店舗において、売上に影響を与え
るキー商品群(キーカテゴリー)を抽出し、全体顧客の
中からキー商品群の購買層の顧客に的を絞った顧客管理
を行なう方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の商品群別顧客価値分析による顧客管理コス
トの低減方法は、顧客に直接販売する小売店舗の顧客管
理システムにおいて、顧客を会員として識別し、来店時
期、来店時の購入金額に加えて、その小売店舗の商品群
(カテゴリー)区分毎の購入金額情報を収集し、商品群
別の顧客価値の評価と、一定期間毎の顧客価値変化を分
析し、優良顧客層の維持率と、商品群別の購入量増加と
優良顧客層への変化成長率を測定し、優良顧客層維持率
と、優良顧客層への変化成長率が店舗平均を上回り且つ
最上位のキー商品群(カテゴリー)を抽出して、キー商
品群購入顧客層を重点的に顧客プロモーションすること
を特徴とする。
【0008】この発明によれば、小売店舗のキー商品群
(カテゴリー)を抽出して顧客プロモーションを行なう
ことができる。このため、全顧客の数分の一または数十
分の一の対象顧客にプロモーション費用を重点的に投資
して、顧客維持と、売上増進、顧客価値成長を図ること
ができる。
【0009】また、その小売店舗の売上維持・増進に貢
献するキー商品群(カテゴリー)を抽出把握することに
より、顧客毎の生活ステージの変化やその生活ステージ
でのニーズを購買パターンから察知して、顧客に対する
最適な提案(アプローチ)を行なうことができる。
【0010】また、前記顧客価値の評価は、購入金額の
上位顧客順に、店舗または商品群或いは両者における、
総売上の上位から所定の範囲を占める顧客層を優良顧客
(ヘビーユーザ)、残りの売上の上位から所定の範囲を
占める顧客層を有望顧客(ミドルユーザ)、さらに残っ
た売上を構成する顧客を一般顧客(ライトユーザ)の3
階層区分とし、前記一定期間毎の顧客価値変化は、顧客
層維持率、成長変化率に加えて、新規購入顧客率、購入
中止顧客率を各顧客層及び前記商品群購入区分別に測定
することを特徴とする。
【0011】この発明によれば、商品群別に、顧客層維
持率、成長変化率、新規購入顧客率、購入中止顧客率を
把握し、何れの商品群の顧客が固定客となり、上位の購
入層になりうるかを正確に判断することができる。
【0012】また、前記顧客プロモーションは、キー商
品群購入顧客層(キーカテゴリー購入顧客)に対して重
点的にダイレクトメール・電話/eメール等を含む直接
・個別的な販売促進活動を行なうことを特徴とする。
【0013】この発明によれば、最も効果的なプロモー
ションを、的を絞って最少の費用で行なうことができ
る。特に、キーカテゴリー購入顧客の優良顧客層に的を
絞ったプロモーションを行なうことで売上の増進・維持
効果を上げることができる。
【0014】また、前記顧客管理システムは、店舗内に
設置されたPOS端末機と、LANで接続された情報収
集分析業務処理を行なうアプリケーションサーバと、顧
客情報とその購買履歴情報データを記録管理するデータ
ベースサーバと、管理者端末機とから少なくとも構成さ
れ、前記アプリケーションサーバは、顧客登録手段と、
商品群登録手段と、購入履歴情報登録手段と、顧客層分
類記録手段と、顧客価値変化記録手段と、重点顧客抽出
記録手段と、プロモーション実行手段を少なくとも備
え、会員カード読取装置付きのPOS端末機から販売時
点情報を収集し顧客購入履歴テーブルに記録し、前記顧
客価値の評価を定期的に行ない集計分析テーブルに記録
し、キー商品群を抽出し重点顧客テーブルに記録し、そ
のキー顧客層の顧客名と顧客層維持率及びその成長変化
率、新規顧客率、購入中止率を重点的に管理することを
特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の商品群別顧客価値分析に
よる顧客管理コストの低減方法に用いる顧客管理システ
ムの構成を示す模式図である。
【0017】顧客管理システム100は、店舗内に設置
されたPOS端末1(販売時点情報収集装置)と、LA
N2で接続された情報収集分析業務処理を行なうアプリ
ケーションサーバ10と、顧客情報とその購買履歴情報
データを記録管理するデータベースサーバ20と、管理
者端末機5とから構成する。
【0018】前記POS端末機1には、顧客を識別する
会員カード(磁気カード、ICカードなど)を読取るカ
ード読取装置を備え、販売時点で、顧客毎の購入商品、
購入金額情報を収集し、前記アプリケーションサーバ1
0に送信する。
【0019】前記データベースサーバ20は、顧客マス
ターテーブル21と、商品群マスターテーブル22と、
顧客購入履歴テーブル23と、集計分析履歴テーブル2
4と、重点顧客テーブル25とを少なくとも備える。
【0020】前記アプリケーションサーバは、顧客登録
手段11と、商品群登録手段12と、購入履歴情報登録
手段13と、顧客層分類記録手段14と、顧客価値変化
記録手段15と、重点顧客抽出記録手段16と、プロモ
ーション実行手段17とを少なくとも備える。
【0021】前記顧客マスターテーブル21は、顧客
名、性別、年令、連絡先情報などの個人属性情報に加
え、所定期間毎の顧客価値の評価記録が記録される。
【0022】前記商品群マスターテーブル22は、商品
マスター情報とその商品が属する商品群が記録され、商
品群の所定期間毎の、購入回数、購入金額の集計が記録
される。
【0023】前記顧客購入履歴テーブル23は、前記P
OS端末機からの販売時点情報を記録するテーブルであ
って、購入日、購入顧客名(IDコードなど)、購入品
目、品目別購入金額が記録されるテーブルである。
【0024】前記集計分析履歴テーブル24は、所定期
間毎に前記顧客層分類記録手段14により集計分類され
た顧客価値評価結果を記録するテーブルである。
【0025】前記重点顧客テーブル25は、膨大な顧客
マスターテーブル21の中から、キー商品群(キーカテ
ゴリー)購入層であって、さらに、優良顧客層の顧客情
報を抽出して記録するテーブルである。
【0026】次に、本発明の商品群別顧客価値分析によ
る顧客管理コストの低減方法を実現するための手段につ
いて詳細に説明する。
【0027】先ず、顧客価値分析を行なう前提として、
前記顧客マスターテーブル21に、顧客会員登録を行な
い、来店購入時に、POS端末機1からの販売時点情報
の顧客IDカードを発行する手段を備える。その手段
が、前記顧客登録手段11である。顧客登録手段11
は、店頭で受付けて管理者端末機5から登録する方法の
他、図示しないが、インターネットを介して顧客パソコ
ンや、携帯電話機で登録を受付けてもよい。
【0028】前記商品群登録手段12は、商品マスター
情報とその商品が属する商品群区分を記録する手段であ
る。新規販売商品の発生都度登録する。
【0029】購入履歴情報登録手段13は、前記POS
端末機1からの販売時点情報を受信して、顧客別の購入
記録を顧客購入履歴テーブル23に記録する手段であ
る。
【0030】前記顧客層分類記録手段14は、所定期間
毎に顧客購入履歴テーブル23を読込み所定期間の総売
上と、顧客別の購入額を集計し、購入額の高い顧客順の
顧客リストを一時記憶テーブルに作成して、上位順に総
売上の所定範囲を占める優良顧客、有望顧客、一般顧客
を区分して、その顧客区分を顧客マスターテーブル21
に記録する手段である。店舗の総売上に対する顧客価値
分類を行なう店舗売上分類手段14aと、商品群の総売
上に対する顧客価値分類を行なう商品群売上分類手段2
4bとを備える。
【0031】また、顧客層分類記録手段14は、店舗の
総売上に対する顧客価値分類を行なう店舗売上分類手段
14aと、商品群の総売上に対する顧客価値分類を行な
う商品群売上分類手段24bとを備える。
【0032】この手段により、顧客価値評価は、店舗全
体における顧客価値(優良顧客、有望顧客、一般顧客の
区分)と、商品群毎の購入者全体にしめる顧客価値との
2つの評価記録が顧客マスターテーブル21に記録され
る。
【0033】図2は、顧客マスターテーブル21に記録
される顧客情報の模式図である。顧客マスターテーブル
21は、顧客氏名、性別、年令、住所、電話番号、メー
ルアドレス、趣味その他の顧客属性情報部31、と顧客
価値評価部32とを備え、顧客価値評価部32は、少な
くとも前期評価33と、今期評価34との二つの評価記
録からなり、評価記録は、店舗全体評価35と商品群別
評価36について顧客価値(優良顧客H、有望顧客M、
一般顧客Lの区分)と、来店(購入)回数、購入金額合
計が記録される。
【0034】前記顧客価値変化記録手段15は、前記顧
客層分類記録手段14で顧客価値評価が記録された顧客
マスターテーブル21を読込み、店舗全体及び商品群或
いはその両者について前期評価と今期評価の変動(評価
維持、評価向上)、新規購入、購入中止の発生を集計し
集計分析履歴テーブル24に記録する手段である。
【0035】前記重点顧客抽出記録手段16は、前記集
計分析履歴テーブル24の今期集計結果から、商品群の
中で他の商品群に比べて顧客維持率が高く、顧客価値の
成長率(一般、有望顧客層が優良顧客層に成長する度合
い)が高く、新たに購入する顧客の増加を示す新規顧客
率が高く、購入中止顧客率が少ない相対評価と共に、店
舗全体での購入中止との相関関係の強い商品群をキー商
品群(キーカテゴリー)として、そのキー商品群の優良
顧客層情報を重点顧客テーブル25に記録する手段であ
る。
【0036】前記プロモーション実行手段17は、前記
重点顧客テーブル25を読込み、別途計画されたプロモ
ーション業務コンテンツに対して対象者の宛名・宛先を
供給する手段である。具体的には、郵送宛名シールの提
供や、eメールに対する送信先テーブルデータ提供や、
電話応対システムに対する宛先データ提供、販売統計処
理システムに対する対象者データ提供などを行なう手段
である。
【0037】次に、本発明の顧客階層区分実施の形態
と、顧客価値変化記録の実施の形態について図3を参照
して説明する。
【0038】図3(a)は、顧客階層区分実施の形態を
示す。この実施の形態では、一定期間の顧客購入実績金
額の多い順に並べ、上位から総購入金額の50%までを
占める顧客層を優良顧客層(ヘビーユーザー)、残り5
1%から80%までを占める顧客層を有望顧客層(ミド
ルユーザー)、残り81%〜100%までを占める顧客
層(ライトユーザー)と区分した例である。実際の店舗
売上についてこの範囲で区分した場合、顧客人数構成比
は、優良顧客層が10%、有望顧客層が20%、一般顧
客層が70%との結果( )内数字を得た。顧客人数の
少ない優良顧客層が売上の大半を左右しているといえ
る。
【0039】次に、図3(b)顧客価値変化記録の実施
の形態を参照して前記顧客価値変化記録手段15の動作
を説明する。
【0040】顧客価値変化記録手段15は、顧客マスタ
ーテーブル21を読込み、顧客の前記と今期の変化を店
舗全体と、商品群別に集計分析履歴テーブル24に記録
する。
【0041】顧客層維持人数は、前期に優良顧客層で
あった顧客が、今期も優良顧客層に留まった人数であ
る。顧客維持率は、前期の人数に対して今期何人いたか
の比率で示す。同様に、有望顧客層、一般顧客層に対し
てもの人数を集計分析履歴テーブル24に集計(加
算)する。
【0042】成長変化人数は、前期に有望顧客層また
は一般顧客層であった顧客が、今期優良顧客層に成長、
または一般から有望顧客層に成長した人数である。
【0043】は、前期購入していた顧客が、今期購入
を中止した人数である。どの層の顧客が購入を中止した
か、どの商品群の顧客が購入を中止したか、その顧客が
店舗全体で見ても購入を中止したかを判断するため、商
品群中止で店舗全体中止の人数の集計を行なう。
【0044】新規購入顧客数は、前期購入がなく、今
期新規に購入した人数である。新規購入者の記録は前期
初めて購入を開始して、今期どのような挙動(顧客層維
持か、成長か、中止か)をとるか、商品群別に特徴が出
るので分析上、重要である。
【0045】図4は、本発明の顧客価値分析方法で、実
際の店舗の顧客分析を行なったキーカテゴリーの影響度
を示す説明図(1)である。半期前と、今期の各顧客層
での顧客評価の変化(態度変容率)を商品群A、商品群
B、商品群C(カテゴリーA,B,C)に区分して行な
った結果である。なお、優良顧客層をH(ヘビーユーザ
ー)、有望顧客層をM(ミドルユーザー)一般顧客層を
L(ライトユーザー)の略記号H,M,Lで示す。前記
商品群(カテゴリー)区分とは、店舗がドラッグストア
であればベビー・ケア商品群、ビューティー・ケア商品
群、ウェルネス・ケア商品群のようなカテゴリーに区分
する。
【0046】このデータによれば、商品群Aの優良顧客
維持率95%は、店舗全体での優良顧客層維持率60%
に対して非常に高い。また、有望顧客層Mから優良顧客
層Hに成長した成長率90%は、店舗全体のM−H成長
率20%に対して非常に高い。同様にL−Mへの成長率
90%は、店舗全体のL−Mへの成長率10%に対して
非常に高い。
【0047】さらに、他の商品群B,Cの、H維持率、
成長率と比較しても、商品群Aが優良顧客維持、新規顧
客の成長率の両面で優れていることが示されている。こ
れらのデータから、キーとなる商品群の顧客層に対して
プロモーションを行なえば、店舗全体の売上増加を図る
効果が一番高いことがわかる。
【0048】図5は、本発明の顧客価値分析方法で、実
際の店舗の顧客分析を行なったキーカテゴリーの影響度
を示す説明図(2)である。この図は、商品群(カテゴ
リー)の購入を中止した顧客(図ではカテ中止と表示)
比率と、その顧客が来店を中止した(図ではスト中止と
表示)比率を示す。
【0049】先ず、店舗全体(ストア全体)での半期後
の非来店者の比率は、30%であった、商品群A、B、
C(カテゴリーA、B、C)のそれぞれの顧客では、そ
のカテゴリーの商品群の購入を中止した(カテ中止)比
率は、40%、40%、60%であった。商品群Aの購
入中止者40%の顧客が店舗への来店を中止した比率は
55%(×表示の後の数字)であった。
【0050】これに対し、商品群Cは、来店を中止した
比率が30%であった。このことから、商品群Aと、商
品群Cを比較した場合、商品群Aの購入者を逃すこと
は、店舗来店者を失う割合が高いことがわかる。
【0051】次に優良顧客層の動向を見ると、半期後の
非来店率は、5%であり、カテゴリー別には、商品群A
は10%、商品群Bは10%、商品群Cは20%であっ
た。しかし、商品群Aでは、その商品群購入中止者の8
0%が店舗に来店中止(スト中止)となっていた。対し
て、商品群Cでは、その商品群購入中止者の30%が店
舗に来店中止(スト中止)となっていた。このことか
ら、商品群Aと、商品群Cを比較した場合、商品群Aの
優良顧客層を逃すことは、店舗来店者を失う割合が高い
ことがわかる。
【0052】同様なことは、商品群Bについてもいえ
る。また、有望顧客層、一般顧客層においても、商品群
(カテゴリー)別に一定の傾向・特徴が認められる。こ
の顧客価値分析方法によりキー商品群(キーカテゴリ
ー)を特定し、プロモーション対象を絞り込むことによ
り顧客管理コストの低減を図ることができる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば以下に示す効果を呈す
る。
【0054】すなわち、小売店舗のキー商品群(カテゴ
リー)を抽出して顧客プロモーションを行なうことがで
きる。このため、全顧客の数分の一または数十分の一の
対象顧客にプロモーション費用を重点的に投資して、顧
客維持と、売上増進、顧客価値成長を図ることができ
る。
【0055】また、商品群別に、顧客層維持率、成長変
化率、新規購入顧客率、購入中止顧客率を把握し、何れ
の商品群の顧客が固定客となり、上位の購入層になりう
るかを正確に判断することができる。
【0056】さらに、最も効果的なプロモーションを、
的を絞って最少の費用で行なうことができる。特に、キ
ーカテゴリー購入顧客の優良顧客層に的を絞ったプロモ
ーションを行なうことで売上の増進・維持効果を上げる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の商品群別顧客価値分析による顧客管理
コストの低減方法に用いる顧客管理システムの構成を示
す模式図である。
【図2】顧客マスターテーブルに記録される顧客情報の
模式図である。
【図3】本発明の実施の形態の説明図であり、(a)は
顧客階層区分実施の形態、(b)は顧客価値変化記録の
実施の形態の説明図である。
【図4】本発明の顧客価値分析方法で、実際の店舗の顧
客分析を行なったキーカテゴリーの影響度を示す説明図
(1)である。
【図5】本発明の顧客価値分析方法で、実際の店舗の顧
客分析を行なったキーカテゴリーの影響度を示す説明図
(2)である。
【符号の説明】
1 POS端末機 2 LAN 5 管理者端末機 10 アプリケーションサーバ 11 顧客登録手段 12 商品群登録手段 13 購入履歴情報登録手段 14 顧客層分類記録手段 15 顧客価値変化記録手段 16 重点顧客抽出記録手段 17 プロモーション実行手段 20 データベースサーバ 21 顧客マスターテーブル 22 商品群マスターテーブル 23 顧客購入履歴テーブル 24 集計分析履歴テーブル 25 重点顧客テーブル 31 顧客属性情報部 32 顧客価値評価部 33 前期評価 34 今期評価 35 店舗全体評価 36 商品群別評価

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客に直接販売する小売店舗の顧客管理
    システムにおいて、 顧客を会員として識別し、来店時期、来店時の購入金額
    に加えて、その小売店舗の商品群区分毎の購入金額情報
    を収集し、 商品群別の顧客価値の評価と、一定期間毎の顧客価値変
    化を分析し、優良顧客層の維持率と、商品群別の購入量
    増加と優良顧客層への変化成長率を測定し、優良顧客層
    維持率と、優良顧客層への変化成長率が店舗平均を上回
    り且つ最上位のキー商品群を抽出して、キー商品群購入
    顧客層を重点的に顧客プロモーションすることを特徴と
    する商品群別顧客価値分析による顧客管理コストの低減
    方法。
  2. 【請求項2】 前記顧客価値の評価は、購入金額の上位
    顧客順に、店舗または商品群或いは両者における、総売
    上の上位から所定の範囲を占める顧客層を優良顧客、残
    りの売上の上位から所定の範囲を占める顧客層を有望顧
    客、さらに残った売上を構成する顧客を一般顧客の3階
    層区分とし、 前記一定期間毎の顧客価値変化は、顧客層維持率、成長
    変化率に加えて、新規購入顧客率、購入中止顧客率を各
    顧客層及び前記商品群購入区分別に測定することを特徴
    とする請求項1に記載の商品群別顧客価値分析による顧
    客管理コストの低減方法。
  3. 【請求項3】 前記顧客プロモーションは、キー商品群
    購入顧客層に対して重点的にダイレクトメール・電話/
    eメール等を含む直接・個別的な販売促進活動を行なう
    ことを特徴とする請求項1に記載の商品群別顧客価値分
    析による顧客管理コストの低減方法。
  4. 【請求項4】 前記顧客管理システムは、店舗内に設置
    されたPOS端末機と、LANで接続された情報収集分
    析業務処理を行なうアプリケーションサーバと、顧客情
    報とその購買履歴情報データを記録管理するデータベー
    スサーバと、管理者端末機とから少なくとも構成され、 前記アプリケーションサーバは、顧客登録手段と、商品
    群登録手段と、購入履歴情報登録手段と、顧客層分類記
    録手段と、顧客価値変化記録手段と、重点顧客抽出記録
    手段と、プロモーション実行手段を少なくとも備え、会
    員カード読取装置付きのPOS端末機から販売時点情報
    を収集し顧客購入履歴テーブルに記録し、前記顧客価値
    の評価を定期的に行ない集計分析テーブルに記録し、キ
    ー商品群を抽出し重点顧客テーブルに記録し、そのキー
    顧客層の顧客名と顧客層維持率及びその成長変化率、新
    規顧客率、購入中止率を重点的に管理することを特徴と
    する請求項1に記載の商品群別顧客価値分析による顧客
    管理コストの低減方法。
JP2002076958A 2002-03-19 2002-03-19 商品群別顧客価値分析による顧客管理コストの低減方法 Pending JP2003281350A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002076958A JP2003281350A (ja) 2002-03-19 2002-03-19 商品群別顧客価値分析による顧客管理コストの低減方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002076958A JP2003281350A (ja) 2002-03-19 2002-03-19 商品群別顧客価値分析による顧客管理コストの低減方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003281350A true JP2003281350A (ja) 2003-10-03

Family

ID=29227861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002076958A Pending JP2003281350A (ja) 2002-03-19 2002-03-19 商品群別顧客価値分析による顧客管理コストの低減方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003281350A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006209446A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 I & A:Kk 優良顧客抽出システム、優良顧客抽出方法およびコンピュータプログラム
JP2009087002A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Mazda Motor Corp 市場分析支援方法
JP2009086998A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Mazda Motor Corp 市場分析支援方法
JP2011134356A (ja) * 2003-12-26 2011-07-07 Dentsu Inc キャンペーン動的適正化システム及びその方法又はその方法を記録した記録媒体及びその方法を伝送する伝送媒体
WO2012147374A1 (ja) * 2011-04-28 2012-11-01 楽天株式会社 情報処理システム、情報処理方法、プログラム及び情報記録媒体
CN105589911A (zh) * 2014-12-31 2016-05-18 中国银联股份有限公司 客户价值评估方法及系统
CN105931065A (zh) * 2015-09-22 2016-09-07 中国银联股份有限公司 客户群特征数据的处理方法及装置
JP2019082865A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 株式会社日立製作所 販売促進装置、販売促進方法及び販売促進プログラム
CN111160768A (zh) * 2019-12-28 2020-05-15 镇江新一代信息技术产业研究院有限公司 一种电子商务数据管理系统
CN112036960A (zh) * 2020-09-11 2020-12-04 杭州米雅信息科技有限公司 数据获取方法、装置、设备及介质
CN112365295A (zh) * 2020-12-01 2021-02-12 杭州拼便宜网络科技有限公司 一种下单概率预测方法、装置、设备及可读存储介质
CN113139857A (zh) * 2021-05-17 2021-07-20 武汉阿杜拉电子商务有限公司 电子商务平台商家店铺智能管理方法、系统、设备和计算机存储介质
KR20230095869A (ko) * 2021-12-22 2023-06-29 주식회사 라플라스테크놀로지스 인공지능 기반으로 비즈니스 문제점을 진단하고 비즈니스 전략을 제공하는 비즈니스 분석 정보 제공 방법, 장치, 및 프로그램

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011134356A (ja) * 2003-12-26 2011-07-07 Dentsu Inc キャンペーン動的適正化システム及びその方法又はその方法を記録した記録媒体及びその方法を伝送する伝送媒体
JP2006209446A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 I & A:Kk 優良顧客抽出システム、優良顧客抽出方法およびコンピュータプログラム
JP2009087002A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Mazda Motor Corp 市場分析支援方法
JP2009086998A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Mazda Motor Corp 市場分析支援方法
WO2012147374A1 (ja) * 2011-04-28 2012-11-01 楽天株式会社 情報処理システム、情報処理方法、プログラム及び情報記録媒体
JP2012234368A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Rakuten Inc 情報処理システム、情報処理方法、プログラム及び情報記録媒体
CN105589911A (zh) * 2014-12-31 2016-05-18 中国银联股份有限公司 客户价值评估方法及系统
WO2016107416A1 (zh) * 2014-12-31 2016-07-07 中国银联股份有限公司 客户价值评估方法及系统
CN105589911B (zh) * 2014-12-31 2019-05-10 中国银联股份有限公司 客户价值评估方法及系统
CN105931065B (zh) * 2015-09-22 2019-12-06 中国银联股份有限公司 客户群特征数据的处理方法及装置
CN105931065A (zh) * 2015-09-22 2016-09-07 中国银联股份有限公司 客户群特征数据的处理方法及装置
JP2019082865A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 株式会社日立製作所 販売促進装置、販売促進方法及び販売促進プログラム
CN111160768A (zh) * 2019-12-28 2020-05-15 镇江新一代信息技术产业研究院有限公司 一种电子商务数据管理系统
CN112036960A (zh) * 2020-09-11 2020-12-04 杭州米雅信息科技有限公司 数据获取方法、装置、设备及介质
CN112036960B (zh) * 2020-09-11 2022-08-02 杭州米雅信息科技有限公司 数据获取方法、装置、设备及介质
CN112365295A (zh) * 2020-12-01 2021-02-12 杭州拼便宜网络科技有限公司 一种下单概率预测方法、装置、设备及可读存储介质
CN112365295B (zh) * 2020-12-01 2024-05-31 杭州拼便宜网络科技有限公司 一种下单概率预测方法、装置、设备及可读存储介质
CN113139857A (zh) * 2021-05-17 2021-07-20 武汉阿杜拉电子商务有限公司 电子商务平台商家店铺智能管理方法、系统、设备和计算机存储介质
CN113139857B (zh) * 2021-05-17 2022-05-17 上海读客数字信息技术有限公司 电子商务平台商家店铺智能管理方法、系统、设备和计算机存储介质
KR20230095869A (ko) * 2021-12-22 2023-06-29 주식회사 라플라스테크놀로지스 인공지능 기반으로 비즈니스 문제점을 진단하고 비즈니스 전략을 제공하는 비즈니스 분석 정보 제공 방법, 장치, 및 프로그램
KR20230095867A (ko) * 2021-12-22 2023-06-29 주식회사 라플라스테크놀로지스 인공지능 기반으로 비즈니스 문제점을 진단하고 비즈니스 전략을 제공하는 비즈니스 분석 정보 제공 방법, 장치, 및 프로그램
KR102593124B1 (ko) 2021-12-22 2023-10-24 주식회사 라플라스테크놀로지스 인공지능 기반으로 비즈니스 문제점을 진단하고 비즈니스 전략을 제공하는 비즈니스 분석 정보 제공 방법, 장치, 및 프로그램
KR102593123B1 (ko) 2021-12-22 2023-10-24 주식회사 라플라스테크놀로지스 인공지능 기반으로 비즈니스 문제점을 진단하고 비즈니스 전략을 제공하는 비즈니스 분석 정보 제공 방법, 장치, 및 프로그램

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100712711B1 (ko) 3지표축에 의해 표현된 고객가치를 기준으로 한 매상 예측
JP2002329055A (ja) 顧客資産価値評価システム
US20070114279A1 (en) System and method for capturing and storing rfid/serialized item tracking information in a relational database system
JPH11312273A (ja) 顧客サービス装置、方法、カード並びに顧客サービス処理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP2003281350A (ja) 商品群別顧客価値分析による顧客管理コストの低減方法
JPH08505247A (ja) 販売時点情報管理データをフィルタするための方法および装置
KR20180059167A (ko) 빅데이터 기반의 소비자의 비정형 정보와 소비자 소비 행태(구매 상관도) 분석을 통한 마케팅 및 캠페인 플랫폼 모델
JP6576043B2 (ja) 商品需要予測システム
JP2006185293A (ja) 顧客情報収集システム
JP2004127017A (ja) 販売管理装置及び方法
JP2003077067A (ja) 販売促進方法、販売促進システム、特典付与プログラム及び特典告知プログラム
JP2001216369A (ja) 商品購入データ処理システム及び商品購入データ処理方法
JP7487732B2 (ja) 情報処理装置、表示システム、情報処理方法およびプログラム
JP2006244066A (ja) 商品販売データ処理装置
JP6143930B1 (ja) マーケティング支援方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及びマーケティング支援システム
JP2000251001A (ja) 訪問スケジュールと連動した最適商品抽出方法
JP2008217222A (ja) 販売促進システム及びプログラム
JP2003091632A (ja) 会員管理システム
JP2007102481A (ja) マーケティングシステム
JP4334831B2 (ja) ダイレクトメール配布管理システム
JPH09120420A (ja) 顧客情報の分析方法
JP2022077860A (ja) 分析プログラム、分析方法及び分析装置
KR20200103144A (ko) 소비자의 소비 행태 및 비정형적 정보를 활용한 빅데이터 기반의 마케팅 캠페인 플랫폼
JP2004220426A (ja) 特典付与管理システム
JP7097031B1 (ja) 販売員評価装置、販売員評価方法および販売員評価用プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040825

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041102