JP2003280572A - 温度特性に追従したプラズマディスプレイ装置 - Google Patents

温度特性に追従したプラズマディスプレイ装置

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JP2003280572A
JP2003280572A JP2002079021A JP2002079021A JP2003280572A JP 2003280572 A JP2003280572 A JP 2003280572A JP 2002079021 A JP2002079021 A JP 2002079021A JP 2002079021 A JP2002079021 A JP 2002079021A JP 2003280572 A JP2003280572 A JP 2003280572A
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display panel
panel
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Koichi Kariya
幸一 假屋
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Nippon Electric Kagoshima Ltd
NEC Kagoshima Ltd
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Nippon Electric Kagoshima Ltd
NEC Kagoshima Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高温によるプラズマディスプレイ装置の表示動
作異常をなくし、書込み、誤灯などの不具合の発生を防
止できるようにする。 【解決手段】環境温度またはプラズマディスプレイパネ
ル1の温度を検出する温度センサ2,2aと、この温度
センサ2,2aの温度が所定動作範囲を外れた時にプラ
ズマディスプレイパネルの表示駆動条件を変更する駆動
条件切替回路4と、この駆動条件切替回路4に従ってプ
ラズマディスプレイパネルのデータ駆動、走査駆動およ
び共通駆動を駆動しリアルタイムに最適点灯表示可能に
する駆動回路5とを備え、温度センサ2,2aが、所定
温度範囲より高くなった時、駆動条件切替回路4が、走
査パルスが印加されデータパルスの入力される走査時間
を長くするようにプラズマディスプレイパネルの表示駆
動条件を変更し、温度に応じてリアルタイムに最適な点
灯表示可能な状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイ装置に関し、特に温度特性に追従して最適な表示動
作をするプラズマディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラズマディスプレイ装置は、
その使用温度により影響の受けて、その表示状態に誤灯
などの異常を生じたり、表示劣化を生じたりしている。
このプラズマディスプレイ装置は、環境温度が温度制御
された室内のみならず、環境温度が季節あるいは1日の
なかで変化する屋外に設置される場合が想定されるが、
それぞれの環境に応じで最適な動作が行われ、書込み不
良や誤灯などの表示異常が発生しないプラズマディスプ
レイ装置、PDPモジュールが求められている。
【0003】このプラズマディスプレイ装置として、例
えば、特開2000―194319号公報(従来例)に
示された交流放電・メモリ型で面放電型のプラズマ・デ
ィスプレイ装置がある。この例を、図3〜図5を参照し
て説明する。なお、図3はプラズマ・ディスプレイのデ
ィスプレイ・パネルを駆動回路とともに示す模式図、図
4はプラズマ・ディスプレイの表示セルの構造を示す分
解斜視図、図5は各電極に印加される各種パルスの関係
を示す波形図である。また、ここでは説明を簡略化する
ため、走査電極と維持電極との連通方向を行方向、デー
タ電極の連通方向を列方向と規定する。
【0004】このプラズマ・ディスプレイは、図3に示
すように、プラズマディスプレイパネル1aと駆動回路
5aとを備え、ディスプレイパネル1aの各種の電極は
各々対応する駆動回路5aと接続されている。ディスプ
レイパネル1aは、図4に示すように、前面側に透明な
絶縁基板15が配置され、後面側に別の絶縁基板16が
配置されている。前面側の透明な絶縁基板15の内表面
には、並行する走査電極11と維持電極12からなるm
個の面放電電極対10が、行方向と平行な行電極として
列方向に連設されている。
【0005】後面側の絶縁基板16の内表面には、n個
のデータ電極14が列方向と平行な列電極として行方向
に連設されており、このような一対の絶縁基板15,1
6の間隙には、Xeを含む希ガスが封入された放電空間
13が形成されている。
【0006】なお、走査電極11と維持電極12とは光
点より前方に位置するため、ITOなどの光透過性に優
れた導電材料で形成されるが、それだけでは導電性が不
足するので金属製の幅狭のトレース電極17,18が積
層されている。さらに上層の全域には、誘電体19と保
護層20とが順番に積層されており、これらを介して各
電極11,12が放電空間13に対向している。
【0007】後面側の絶縁基板16の表面には、前述の
ようにデータ電極14が形成されており、このデータ電
極14の表面には誘電体22が成膜されている。さら
に、各データ電極14の間には、放電の伝搬を遮断する
とともに絶縁基板15,16の間隔を規制するために隔
壁21が突設されており、誘電体22の表面と隔壁21
の側面には蛍光体(層)23が位置している。
【0008】上述のようにm個の面放電電極対10とn
個のデータ電極14とは放電空間13を介して交差して
いるので、その行方向と列方向とに連続するm×n個の
交点の各々により、画素として個々に発光する表示セル
24が形成されている。図3に示すように、m個の走査
電極11の各々は、その左端にm個の走査配線25が個
々に結線されており、これらm個の走査配線25の各々
に、m個の走査ドライバ6aが個々に接続されている。
m個の維持電極12の各々は、その右端に一個の維持配
線26が共通に結線されており、この一つの維持配線2
6に一個の維持ドライバ8aが接続されている。n個の
データ電極14の各々には、n個のデータドライバ6a
が個々に接続されており、このような各種のドライバ6
a〜8aにより駆動回路5aが形成されている。
【0009】上述のような構造の交流放電型で面放電型
のプラズマ・ディスプレイは、上下左右に配列されたm
×n個の表示セル24の発光の有無を個々に制御するこ
とにより、所望の画像をドットマトリクス方式で表示す
ることができる。ここで、このようなプラズマ・ディス
プレイの駆動方法を、図5を参照して以下に順次説明す
る。
【0010】なお、同図の“Wu”は一個の維持ドライ
バ8aからm個の維持電極12に共通に印加される維持
パルス、“Ws1〜Wsm”はm個の走査ドライバ7a
からm個の走査電極11に個々に印加される走査パル
ス、“Wd”は壁電荷を書き込む表示セル24に対して
n個のデータドライバ6aからn個のデータ電極14に
個々に印加されるデータパルスである。
【0011】まず、図2のプライミング期間Aにおい
て、全部の維持電極12と全部の走査電極11に予備放
電パルスPp1,Pp2が各々印加され、放電空間13
に活性粒子と壁電荷とが生成される。つぎに、走査電極
11に予備放電消去パルスPpeが印加されて余分な壁
電荷が消去され、壁電荷の書き込みが安定に実行できる
ような状態となる。
【0012】次に、走査期間Bにおいて、m個の走査ド
ライバ7aがベースパルスPbwを一様に印加した状態
でタイミングが順次シフトされた走査パルスPwをm個
の走査電極11に個々に印加し、このタイミングに同期
してn個のデータドライバ6aが表示する画像に対応し
た特定のデータ電極14にデータパルスPdを印加す
る。
【0013】これで走査電極11とデータ電極14とに
放電閾値を超過したパルス電圧が印加された表示セル2
4では放電が発生し、走査電極11上の誘電体19,2
2の表面に壁電荷が書き込まれる。この壁電荷の成長と
ともに表示セル24の内部の実効電圧は低下し、おおむ
ね走査パルスPwとデータパルスPdとの電位差と蓄積
分の静電容量とで規制される利一定の電荷が蓄積される
ことになる。
【0014】なお、走査期間B中に走査電極11にベー
スパルスPbwが印加されるのは、形成された壁電荷に
より反対方向の放電が発生して壁電荷が消失することを
防止するためである。
【0015】そこで、維持期間Cにおいては、維持電極
12の全部と走査電極11の全部とに交互に維持パルス
Pu,Psが印加される。このとき、壁電荷が書き込ま
ている表示セル24においては、維持パルスPu,Ps
に壁電荷の電圧が重畳されるので、維持パルスPu,P
sの電圧振幅が低くても表示セル24の内部には放電閾
値を超過した放電が発生し、この放電は維持パルスP
u,Psの印加を継続することで維持される。なお、維
持期間Cの最初の維持パルスPu,Psは、放電により
走査電極11上に形成された壁電荷が維持電極12側に
移るように設定される。
【0016】そして図2に示すように、走査電極11に
印加される維持パルスPsと維持電極12に印加される
維持パルスPuとは発生タイミングが相反するので、走
査電極11から維持電極12に電流が通電される状態
と、維持電極12から走査電極11に電流が通電される
状態(図示せず)とが交互に発生する。
【0017】これらの状態が交互に発生することで面放
電電極対10に通電される維持パルスの方向が反転する
ので、これで壁電荷が書き込まれた表示セル24の位置
のみ放電が発生し、その表示セル24の蛍光体層23の
み発光して画像が表示されることになる。
【0018】そして消去期間Dでは、m個の走査ドライ
バ7aがm個の走査電極11に電圧が徐々に上昇する幅
広の維持消去パルスPeを印加することにより、上述の
維持放電が停止されて画像表示が終了されることにな
る。これでプラズマ・ディスプレイによる一つの画面の
表示が完了するので、上述の動作を繰り返して複数の画
面を順次表示すれば動画を表示することも可能である。
【0019】なお、上述のプラズマ・ディスプレイでカ
ラー画像を表示する場合には、データ電極14の配列密
度を三倍としてRGB用の三個の縦長の表示セル24を
組み合わせ、一個の画素を形成するように配列すれば良
い。また、プラズマ・ディスプレイでは、表示セル24
の点灯と消灯とを選択することは容易であるが、その輝
度をアナログ的に調整することは困難である。このた
め、プラズマ・ディスプレイで画像を多階調に表示する
場合には、発光輝度が相違する複数のサブフィールドを
組み合わせて所望の階調を表現する、いわゆるサブフィ
ールド法が利用される。
【0020】つまり、プラズマ・ディスプレイの表示セ
ル24は、上述のように壁電荷が書き込まれた状態で維
持パルスが印加されると発光するので、サブフィールド
法では、維持パルスの印加個数を制御することで表示セ
ル24の発光輝度を発光時間として視認の積分効果によ
り調整する。
【0021】例えば、256階調の映像信号を8ビット
のバイナリ階調で表示する場合には“1:2:4:…:
128”なる比率の維持パルス数を有する8つのサブフ
ィールドで順次駆動することにより、所望の表示セル2
4の表示階調を任意に制御することが可能である。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】これら従来のプラズマ
ディスプレイ装置においては、温度に対する考慮がなさ
れていないので、例えば室温やパネル温度が高温になっ
た時、その高温により書込み不良や誤灯などの表示動作
異常が生じ、プラズマディスプレイ装置の表示品質が低
下するという問題が生ずる。
【0023】本発明の目的は、このような高温によるプ
ラズマディスプレイ装置の表示動作異常をなくし、書込
み、誤灯などの不具合の発生を防止できるようにしたプ
ラズマディスプレイ装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマディス
プレイ装置の構成は、プラズマディスプレイパネルの温
度に応じてリアルタイムに最適な表示駆動条件を設定し
直して、そのプラズマディスプレイパネル上に表示させ
る駆動手段を備え、点灯表示可能な状態を維持すること
を特徴とする。
【0025】本発明において、プラズマディスプレイパ
ネルの温度の代りに、環境温度、またはこれらプラズマ
ディスプレイパネルの温度および環境温度に応じて最適
な駆動条件を設定することができ、また、プラズマディ
スプレイパネルの温度または環境温度が、所定動作温度
範囲外の異常温度範囲にあることことを検知して表示駆
動条件を変更し消灯させることができる。
【0026】さらに、本発明のプラズマディスプレイ装
置の他の構成は、環境温度またはプラズマディスプレイ
パネルの温度を検出する温度センサと、この温度センサ
の温度が所定動作範囲を外れて別の動作範囲になった時
にプラズマディスプレイパネルの表示駆動条件を変更す
る駆動条件切替回路と、この駆動条件切替回路に従って
前記プラズマディスプレイパネルのデータ駆動、走査駆
動および共通駆動を駆動しリアルタイムに最適点灯表示
可能にする駆動回路とを備えることができ、また、温度
センサが、プラズマディスプレイパネル裏面温度と環境
温度とをモニタすることにより、電源投入後の環境温度
に追従したパネル表面温度に最適な表示駆動条件を設定
するようにできると共に、温度センサが、所定温度範囲
より高くなったことを検出した時、駆動条件切替回路
が、走査パルスが印加されデータパルスの入力される走
査期間走査時間を、長くするようにプラズマディスプレ
イパネルの駆動条件を変更することが出来る。
【0027】本発明の構成によれば、温度センサにより
パネル裏面温度や環境温度をモニターして、電源投入後
の環境温度に追従したパネル表面温度に最適な表示駆動
条件を設定するが出来ることにより、表示動作異常をな
くし、書込み、誤灯などの不具合の発生を防止すること
ができる。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、図面により本発明の実施の
形態を詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態を説
明するブロック図、図2はその動作を説明する波形図で
ある。本実施形態は、プラズマディスプレイ(PDP)
の特に環境温度に左右されやすい場所に設置されたモジ
ュール装置に関して、電源投入直後からパネル表面温度
が低温状態から高温状態まで変化するような場合におい
て、常にパネル温度特性に追従した最適な駆動を行うこ
とにより、パネルの表示特性を常に維持することを特徴
とする。
【0029】本実施形態は、PDPパネル1の裏面温度
をモニターする温度センサ2と、周囲温度をモニターす
る温度センサ2aと、これら記温度センサ2,2aの温
度情報に基づいて駆動条件を切り替える為の温度条件を
決定し、温度条件が決定された後に温度条件決定信号3
aを出力する温度条件決定回路3と、あらかじめ最適化
された駆動条件を格納している駆動条件格納メモリ4〜
6と、前記温度条件決定信号3aより最適な駆動条件を
選択するセレクタ7から構成される駆動条件切換回路4
と、決定された駆動条件に基づいて駆動する駆動回路5
と、この駆動回路5によりPDPパネル1が駆動される
高電圧の走査信号、維持信号およびデータ信号を出力す
るデータ駆動部6、走査駆動部7および共通駆動部8と
から構成されている。
【0030】この場合の動作波形は、図5と同様な図2
に示される。すなわち、同図の“Wu”は一個の共通駆
動部8からm個の維持電極12に共通に印加される維持
パルス、“Ws1〜Wsm”はm個の走査駆動部(ドラ
イバ)7からm個の走査電極11に個々に印加される走
査パルス、“Wd”は壁電荷を書き込む表示セル24に
対してn個のデータ駆動部(ドライバ)6からn個のデ
ータ電極14に個々に印加されるデータパルスである。
【0031】この図2のプライミング期間Aにおいて、
全部の維持電極12と全部の走査電極11に予備放電パ
ルスPp1,Pp2が各々印加され、放電空間に活性粒
子と壁電荷とが生成され、次に、走査電極11に予備放
電消去パルスPpが印加されて余分な壁電荷が消去さ
れ、壁電荷の書き込みが安定に実行できる状態となる。
【0032】次に、走査期間Bにおいて、m個の走査ド
ライバ7がベースパルスPbwを一様に印加した状態で
タイミングが順次シフトされた走査パルスPwをm個の
走査電極11に個々に印加し、このタイミングに同期し
てn個のデータドライバ6が表示する画像に対応した特
定のデータ電極14にデータパルスPdを印加する。な
お、走査期間B中に走査電極11にベースパルスPbw
が印加されるのは、形成された壁電荷により反対方向の
放電が発生して壁電荷が消失することを防止するためで
ある。
【0033】さらに維持期間Cにおいては、維持電極1
2の全部と走査電極11の全部とに交互に維持パルスP
u,Psが印加される。このとき、壁電荷が書き込まて
いる表示セル24においては、維持パルスPu,Psに
壁電荷の電圧が重畳されるので、維持パルスPu,Ps
の電圧振幅が低くても表示セル24の内部には放電閾値
を超過した放電が発生し、この放電は維持パルスPu,
Psの印加を継続することで維持される。なお、維持期
間Cの最初の維持パルスPu,Psは、放電により走査
電極11上に形成された壁電荷が維持電極12側に移る
ように設定される。
【0034】そして図2に示すように、走査電極11に
印加される維持パルスPsと維持電極12に印加される
維持パルスPuとは発生タイミングが相反するので、走
査電極11から維持電極12に電流が通電される状態
と、維持電極12から走査電極11に電流が通電される
状態(図示せず)とが交互に発生する。これらの状態が
交互に発生することで面放電電極対10に通電される維
持パルスの方向が反転するので、これで壁電荷が書き込
まれた表示セル24の位置のみ放電が発生し、その表示
セル24の蛍光体(層)23のみ発光して画像が表示さ
れる。
【0035】そして消去期間Dでは、m個の走査ドライ
バ7がm個の走査電極11に電圧が徐々に上昇する幅広
の維持消去パルスPeを印加することにより、上述の維
持放電が停止されて画像表示が終了されることになる。
【0036】特に、PDPパネル1は高温になると、P
DPパネルの壁電荷が出来やすくなるので、その壁電荷
を補償する方向に、駆動条件を変える必要がある。すな
わち、PDPパネル1が高温になると、壁電荷が出来や
すくなるので、図示されるのように、各駆動信号の走査
パルスが印加されデータパルスの入力される走査期間B
を長くする方向(矢印)に駆動条件を変えなければなら
ない。
【0037】図1について、その動作を説明する。本実
施形態は、パネル1は表示側の表示基板と蛍光体が塗布
され発光する側の裏面基板で構成されており、裏面基板
の温度を温度センサ2でモニターし、環境温度を温度セ
ンサ2aでモニターする。これら温度センサ2,2aは
温度条件決定回路3に接続されており、温度センサ2,
2aの温度に従って、温度条件決定信号3aを出力す
る。温度決定条件信号3aは駆動条件切換回路4に入力
され、設定されている温度条件に応じて、駆動条件格納
メモリ4a〜4cからセレクタ4dにより最適条件が選
択される。選択された最適駆動条件は、駆動回路5送ら
れる。この駆動回路5は伝えられた駆動条件に基づい
て、データ駆動部6、走査駆動部7、共通駆動部8を動
作させ、パネル1を最適条件で点灯させる。
【0038】第1の実施形態では、パネル裏面の温度セ
ンサーは1つであったが、1つに限定する必要がなく、
複数でも設置可能である。同様に環境温度センサーにつ
いても複数個設置可能である。また、本実施形態では、
環境温度センサーとの併用で構成したが、パネル裏面セ
ンサーのみでも実現可能である。
【0039】さらに、本実施形態から温度センサーが、
パネル表面のパネル割れを生ずるような異常温度を検出
する機能を追加することにより、ユーザの設定によっ
て、パネル割れ防止対策も実現可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明の構成によれ
ば、環境温度、または、パネル点灯時、あるいは、パネ
ル温度が安定した後など、温度特性によりパネル特性が
変化するPDPモジュールについて、その温度特性に対
応して表示駆動条件をその時々に応じて最適化すること
により、PDPの書込み、誤灯などの不具合の発生を防
止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を説明するPDPの制
御装置のブロック図。
【図2】図1のPDPの表示動作を説明する波形図。
【図3】従来例のPDPの制御装置のブロック図。
【図4】図3の表示部の部分断面を示す斜視図。
【図5】図3のPDPの表示動作を説明する波形図。
【符号の説明】
1,1a プラズマディスプレイパネル 2,2a 温度センサ 3 温度条件決定回路 4 駆動条件切換回路 4a〜4c 駆動条件格納メモリ 4d セレクタ 5 駆動回路 6,6a データ駆動部 7,7a 走査駆動部 8,8a 共通駆動部 10 面放電電極 11 走査電極 12 維持電極 13 放電空間 14 データ電極 15,16 絶縁基板 17,18 トレース電極 21 隔壁 23 蛍光体 24 表示セル 25〜26 走査、維持配線
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/66 101 G09G 3/28 H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマディスプレイパネルの温度に応
    じてリアルタイムに最適な表示駆動条件を設定し直して
    そのプラズマディスプレイパネル上に表示させる駆動手
    段を備え、点灯表示可能な表示状態を維持することを特
    徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 プラズマディスプレイパネルの温度の代
    りに、環境温度、またはこれらプラズマディスプレイパ
    ネルの温度および環境温度に応じて最適な表示駆動条件
    を設定する請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 プラズマディスプレイパネルの温度また
    は環境温度が、所定動作温度範囲外の異常温度範囲にあ
    ることを検知して表示駆動条件を変更し消灯させる請求
    項1または2記載のプラズマディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 駆動手段が、環境温度またはプラズマデ
    ィスプレイパネルの温度を検出する温度センサと、この
    温度センサの温度が所定動作範囲を外れて別の動作範囲
    になった時にプラズマディスプレイパネルの表示駆動条
    件を変更する駆動条件切替回路と、この駆動条件切替回
    路に従って前記プラズマディスプレイパネルのデータ駆
    動、走査駆動および共通駆動を駆動しリアルタイムに最
    適点灯表示可能にする駆動回路とを備える請求項1,2
    または3記載のプラズマディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 温度センサが、プラズマディスプレイパ
    ネル裏面温度と環境温度とをモニタすることにより、駆
    動回路が、電源投入後の環境温度に追従したパネル表面
    温度に最適な表示駆動条件を設定するようにした請求項
    4記載のプラズマディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 温度センサが、所定温度範囲より高くな
    ったことを検出した時、駆動条件切替回路は、走査パル
    スが印加されデータパルスの入力される走査期間を、長
    くするようにプラズマディスプレイパネルの表示駆動条
    件を変更する請求項4または5記載のプラズマディスプ
    レイ装置。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1530192A2 (en) * 2003-11-04 2005-05-11 Lg Electronics Inc. Apparatus and method for driving a plasma display panel
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