JP2003280373A - 現像装置用軸受シール構造及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置用軸受シール構造及び画像形成装置

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JP2003280373A
JP2003280373A JP2002082142A JP2002082142A JP2003280373A JP 2003280373 A JP2003280373 A JP 2003280373A JP 2002082142 A JP2002082142 A JP 2002082142A JP 2002082142 A JP2002082142 A JP 2002082142A JP 2003280373 A JP2003280373 A JP 2003280373A
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JP
Japan
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bearing
seal member
annular groove
developing device
seal structure
Prior art date
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Application number
JP2002082142A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Oya
一誠 大宅
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール部材のテーパ面、軸受内への異物の侵
入を防止し、それに伴う軸の摺動部の摺動性を向上さ
せ、摺動部の耐久性向上を図ることができ、摺動部ロッ
クを防止することができる現像装置用軸受シール構造及
び画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 磁性現像剤、トナー漏れ防止機能をもっ
た環状のシール部材が、挿入される軸の外周面と摺接可
能に保持部材で保持されて軸受内に配設され、このシー
ル部材と対向する軸受の内周面に環状溝が、該対向側を
開口して形成された現像装置用軸受シール構造であっ
て、シール部材1の環状溝5を向いた面が外向きに傾斜
したテーパ面7となっており、該テーパ面と軸受4の環
状溝5間に形成される空隙に滑剤12が充填されている
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、ファク
シミリ、プリンタなどの画像形成装置に用いられる現像
装置用軸受シール構造及び画像形成装置に関するもので
あり、現像装置あるいは該現像装置を備えた画像形成装
置において、軸受側への異物侵入を防止し、摺動部の耐
久性のアップ、ロックを防止するものに係る。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の現像装置用軸受シール構造
を示す。この軸受シール構造においては、磁性現像剤、
トナー漏れ防止機能をもった環状のシール部材1が、挿
入される現像スリーブ、搬送スクリュの軸2の外周面と
摺接可能に保持部材3で保持されて軸受4内に配設さ
れ、このシール部材1と対向する軸受4の内周面に環状
溝5がシール部材との対向側を開口して形成されてい
る。保持部材3は金属製で、軸受4の一側に形成した環
状凹所6内に配設されている。シール部材1は例えばゴ
ム材からなり、保持部材3の内向き側面に固定されてい
る。シール部材1の外周縁部にはリップ部1aが形成さ
れ、該リップ部の環状溝5を向いた面は外向き拡開状に
傾斜したテーパ面7に形成されている。保持部材3とシ
ール部材1には軸2を挿入するための孔8,9が形成さ
れている。
【0003】しかし、前記の現像装置は、磁性現像剤、
トナー漏れによる摺動部ロック防止、摺動部耐久性アッ
プのため、リップ部1aのテーパ面7に滑剤を塗布して
いるケースが非常に多くなっている。現状では、トナー
の粒径は数μmと微細なものとなり、テーパ面7への滑
剤塗布は現像剤、トナー漏れなどの不具合対処に重要な
役割を果たしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現在、多用さ
れている筆による滑剤塗布やディスペンサーのノズルに
よる滑剤塗布では、磁性現像剤、トナー漏れを防止する
シール部材1を軸受4にセットする際に滑剤を掻き取り
ながらセットするため、テーパ面7にしか滑剤が塗布で
きず、磁性現像剤、磁性トナーを保持するユニット内に
余分な滑剤が進入することになり、異常画像(ホタル画
像)を誘発する原因となっている。また、テーパ面7に
滑剤が充填されていないため、磁性現像剤、トナー漏れ
による摺動部ロックの原因となり、軸受の耐久性に影響
を及ぼしている。実際に摺動部がロックした現像装置を
分解解析すると、磁性現像剤、トナー漏れを防止するシ
ール部材1のリップ部1aのテーパ面7と軸受4の環状
溝5とで形成される空隙内に図のように磁性現像剤、ト
ナーなどの異物11が滞積、固着し、摺動できない状態
となり、ロック状態になってしまっている。
【0005】そこでこの発明は、前記のような従来のも
のが有する問題点を解決し、シール部材のテーパ面、軸
受内への異物の侵入を防止し、それに伴う軸の摺動部の
摺動性を向上させ、摺動部の耐久性向上を図ることがで
き、摺動部ロックを防止することができる現像装置用軸
受シール構造及び画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、磁性現像剤、トナー漏れ
防止機能をもった環状のシール部材が、挿入される軸の
外周面と摺接可能に保持部材で保持されて軸受内に配設
され、このシール部材と対向する軸受の内周面に環状溝
が、該対向側を開口して形成された現像装置用軸受シー
ル構造であって、シール部材の環状溝を向いた面が外向
きに傾斜したテーパ面となっており、該テーパ面と軸受
の環状溝間に形成される空隙に滑剤が充填されているこ
とを特徴とする軸受シール構造である。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1の現像
装置用軸受シール構造が現像装置に設置されていること
を特徴とする画像形成装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図面に
従って説明する。図1は現像装置用軸受シール構造を示
し、図2は軸受に軸が挿入された状態を示す。両図にお
いて、従来と同様の部分には同一符号を付して説明を簡
略する。この実施の形態では図1に示すようにシール部
材1のリップ部1aのテーパ面7と軸受4の環状溝5間
に形成される空隙に図のような滑剤12が塗布され充填
されている。
【0009】図3で15は前記空隙に滑剤12を塗布す
る滑剤塗布治具で、塗布治具15は先端が閉塞され、基
端が開口した筒状本体16を具え、該本体の先端部外面
が先細の円錐状となったテーパ面17に形成されてい
る。テーパ面17の傾斜角(X°)は2.5°±1.5
°となっている。テーパ面17の基端には滑剤12を筒
状本体16の中心軸線と直交する方向へ吐出するための
吐出口18が内空19と連通して複数個設けられてい
る。20は筒状本体16の基端に設けられたフランジ部
である。
【0010】前記構成において、テーパ面17に形成さ
れた筒状本体16の先端部はシール部材1を軸受4内に
セットするときのガイドとしての機能をもち、筒状本体
16の外面はシール部材1を保持するための機能をも
ち、フランジ部20は図示しない汎用ディスペンサーに
セットする際のガイドとしての機能をもつ。そして、塗
布に際しては、塗布治具15を先端側から軸受4内に挿
入してやり、吐出口18が被塗布部と対応した位置とな
つたときに塗布を開始することになる。
【0011】作用を説明する。図1に示すように軸受4
におけるシール部材1のリップ部1aのテーパ面7と軸
受4の環状溝5間に形成される空隙に滑剤塗布治具15
を用いて滑剤12を塗布して充填したのち、この軸受4
に図2のように軸2を挿入すると、図1のシール部材1
の前記空隙に充填された滑剤が図2の斜線部のように軸
2の外周面とシール部材1のテーパ面7の隙間に広が
り、広がった滑剤は、軸2とテーパ面7の隙間に保持さ
れる。
【0012】前記のようであるから、シール部材1のテ
ーパ面7、軸受4内への磁性現像剤、トナーなどの異物
の侵入を防止し、摺動部への経時トルク負荷を低減させ
ることができ、また、軸受4の耐久性アップ、軸2の摺
動部ロックを防止することができる。
【0013】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、シール
部材のテーパ面と軸受の環状溝間に形成される空隙に滑
剤が充填されているので、摺動性を向上させ、摺動部耐
久性を向上させることができる。また、軸受側への異物
侵入を防止し、それに伴う軸の摺動部耐久性をアップさ
せるとともに、摺動部ロックを防止することができる。
請求項2に記載の発明に係る画像形成装置に適用したも
のにあっては、回転部摺動性を安定させることができ、
安定した画像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す、軸受シール構
造の断面図である。
【図2】同上の軸受内に軸が挿通された状態の断面図で
ある。
【図3】滑剤を塗布するための滑剤塗布治具の断面図で
ある。
【図4】従来例の図2と対応する断面図である。
【符号の説明】
1 シール部材 1a リップ部 2 軸 3 保持部材 4 軸受 5 環状溝 6 環状凹所 7 テーパ面 8,9 孔 12 滑剤 15 滑剤塗布治具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性現像剤、トナー漏れ防止機能をもっ
    た環状のシール部材が、挿入される軸の外周面と摺接可
    能に保持部材で保持されて軸受内に配設され、このシー
    ル部材と対向する軸受の内周面に環状溝が、該対向側を
    開口して形成された現像装置用軸受シール構造であっ
    て、 前記シール部材の環状溝を向いた面が外向きに傾斜した
    テーパ面となっており、該テーパ面と軸受の環状溝間に
    形成される空隙に滑剤が充填されていることを特徴とす
    る軸受シール構造。
  2. 【請求項2】 請求項1の現像装置用軸受シール構造が
    現像装置に設置されていることを特徴とする画像形成装
    置。
JP2002082142A 2002-03-22 2002-03-22 現像装置用軸受シール構造及び画像形成装置 Pending JP2003280373A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110471270A (zh) * 2018-05-09 2019-11-19 京瓷办公信息系统株式会社 定影装置和图像形成装置

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CN110471270A (zh) * 2018-05-09 2019-11-19 京瓷办公信息系统株式会社 定影装置和图像形成装置

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