JP2003279209A - 製氷装置及びこの製氷装置を備えた冷蔵庫 - Google Patents

製氷装置及びこの製氷装置を備えた冷蔵庫

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JP2003279209A
JP2003279209A JP2002084114A JP2002084114A JP2003279209A JP 2003279209 A JP2003279209 A JP 2003279209A JP 2002084114 A JP2002084114 A JP 2002084114A JP 2002084114 A JP2002084114 A JP 2002084114A JP 2003279209 A JP2003279209 A JP 2003279209A
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ice making
tray
water
making
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JP2002084114A
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Rikio Tadano
力雄 但野
Hideo Shiraishi
秀雄 白石
Motoyuki Murakoso
基幸 村社
Hiroshi Kibe
宏 木部
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C2700/00Sensing or detecting of parameters; Sensors therefor
    • F25C2700/12Temperature of ice trays

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製氷状態をより正確に検知して透明な氷を製
氷できるようにする。 【解決手段】 製氷皿の下部から上部に向けて徐々に製
氷させ、製氷終了の判断がなされると、水面に供給され
る温風より温度の高い温風あるいは水を供給して氷の上
部の一部を溶かした後排水し、再度製氷皿を前記冷気で
冷却して製氷完了と判断している製氷装置において、前
記製氷皿の温度を検知する製氷センサを備え、前記製氷
終了の判断条件を、前記製氷センサの検知値が所定温度
以下であり、且つ、所定時間経過とし、前記製氷完了の
条件を、前記所定温度以下であり、且つ、前記所定時間
より短い第2所定時間の経過としたので、製氷皿の温度
を直接検知し、製氷の状態をほぼ直接検知して製氷の終
了や完了の判断をすることができる。このため、冷却し
過ぎや、冷却不足を極力防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、より透明な氷がで
きる製氷装置、及びこの製氷装置を備えた冷蔵庫に関す
る。
【0002】
【従来の技術】製氷装置を備えた冷蔵庫に関する従来技
術としては、特開2001−289544号公報に記載
されたものがある。この公報に記載のものは、その製氷
皿に複数の製氷ブロックの上部水面に温風を供給すると
共に、製氷皿の下部に冷風を供給し、製氷ブロックの下
部から上部へと徐々に製氷させ、この下部側ほど透明な
氷を作ることのできるものである。
【0003】そして、前記公報に記載の冷蔵庫では、氷
の上部、特に表面に白濁部が生じやすいため、この白濁
部を温風で溶かしたりして除去し、再び製氷皿を冷気で
冷却し、製氷させているものであった。このように制御
すると、白濁部が除去されて、全体がほとんど透明とな
る氷が得られるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の公報に記載の冷
蔵庫では、その製氷が終了したと判断する条件や、白濁
部を除去した後の製氷が完了したと判断する条件が記載
されておらず、不明である。冷蔵庫では、予め冷却の仕
方や冷え方のデータが測定されており、この測定データ
に基いて、冷却時間を決定しているのが一般的な制御で
ある。すなわち、製氷の終了や、製氷の完了を経過時間
で判断していた。このため、負荷の小さいときには必要
以上に冷却し、負荷の大きいときには、冷却不足になり
やすい傾向がある。
【0005】この発明は、製氷状態をより正確に検知し
て透明な氷を製氷できる製氷装置、及びこの製氷装置を
備えた冷蔵庫を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、0℃未満の冷気が供給される製氷室に製氷皿
を配置し、この製氷皿の水面に0℃を越える温風を供給
するブロー機構を備え、前記製氷皿の下部に前記冷気を
供給すると共に、この製氷皿の上部の水面に温風を供給
してこの製氷皿の下部から上部に向けて徐々に製氷さ
せ、製氷終了の判断がなされると、前記水面に前記温風
より温度の高い温風あるいは水を供給して氷の上部の一
部を溶かした後排水し、再度製氷皿を前記冷気で冷却し
て製氷完了させている製氷装置において、前記製氷皿の
温度を検知する製氷センサを備え、前記製氷終了の判断
条件を、前記製氷センサの検知値が所定温度以下であ
り、且つ、所定時間経過とし、前記製氷完了の条件を、
前記所定温度以下であり、且つ、前記所定時間より短い
第2所定時間の経過としたものである。
【0007】また、前記製氷皿に複数の製氷ブロックを
形成し、この製氷ブロックが徐々に低位置になるように
配置したものである。
【0008】また、前記製氷皿に、その側方に突出し、
且つ、前記溶かされた水を排出するための排水部を形成
したものである。
【0009】また、前記所定時間を20分以上とし、且
つ、前記第2所定時間を5分以上としたものである。
【0010】また、前記何れかの製氷装置を冷蔵庫に備
えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き説明する。
【0012】図1乃至図3は本発明の実施の形態を示
し、図1は本発明の冷蔵庫において扉を外した状態を示
す正面図、図2は本発明の冷蔵庫の製氷装置に使用され
る製氷皿の斜視図、図3は本発明の冷蔵庫の製氷装置を
示す断面図である。
【0013】図1に示す1は家庭用の冷蔵庫で、その本
体を構成する前面開口の断熱箱体2と、これら各開口を
閉じる扉(図示せず)とで構成されている。
【0014】3は冷蔵室で、約3℃程度に制御される。
4は、この冷蔵室内下部に形成されたチルド室で、約1
℃に制御されるもので、調節つまみなどの設定により、
1〜2℃の調節が可能な室である。
【0015】5は野菜室で、冷蔵室3の下方に配置され
ており、野菜の貯蔵に適した温度、例えば約5℃に制御
されるものである。
【0016】6は約−18℃に制御される製氷室で、自
動製氷機の一部である製氷皿7や、製氷された氷を貯め
ておくための貯氷箱8などが配置されている。9は温度
切替室で、−18℃〜3℃までの任意の温度に設定可能
な室である。10は約−18℃に制御される冷凍室であ
る。
【0017】11は給水タンクで、水道水が貯められる
と共に、給水管12を介して製氷皿7にこの水道水を供
給するものである。また、野菜室5には野菜室用容器1
3が、温度切替室9には切替室用容器14が、冷凍室1
0には冷凍室用容器15がそれぞれ配置されている。
【0018】尚、前述したように、冷蔵室3、野菜室
5、製氷室6、温度切替室9、冷凍室10の開口を塞ぐ
扉を図示しないが、冷蔵室3を閉じる扉だけが回動式の
扉であり、残りの扉は引出し式の扉である。
【0019】尚、冷蔵室3等を冷却するための冷蔵室用
蒸発器、冷蔵室3やチルド室4に冷気を循環させるため
の循環ファン、製氷室や冷凍室等を冷却するための冷凍
室用蒸発器、製氷室6や温度切換室9、冷凍室10に冷
気を循環させるための循環ファン、冷媒回路を構成する
ための冷媒圧縮機、各種機器を制御するためのもので、
製氷終了や製氷完了などの判断をする制御装置が、冷蔵
庫1に組込まれているが、図示しない。
【0020】また、この冷蔵庫1においては、冷媒圧縮
機、凝縮器、減圧装置、前記冷蔵室用蒸発器、前記冷凍
室用蒸発器を順次冷媒管で接続して冷媒回路を構成して
おり、この回路を備えているものの、図示しない。
【0021】図2や図3に示す7A、7B、7C、7D
は製氷皿7に一列に並べて形成された製氷ブロックで、
製氷ブロック7Dが一端側であり、製氷ブロック7Aが
他端側である。また、これら製氷ブロック7D、7C、
7B、7Aはこの順に徐々に低位置になるように配置し
ている。そして、給水管12の先端12Aからの給水
は、最も上部に位置し、一端側となるこの製氷ブロック
7Dに行われる。また、製氷ブロックの上部には水路7
E、7F、7Gが形成されており、製氷ブロック7Dに
供給された水は、この水路7E、7F、7Gを流れて製
氷ブロック7C、7B、7Aに供給される。この製氷ブ
ロック7Dへの給水量は、各製氷ブロック7D〜7Aに
溜まる水量の総和プラスアルファの量に設定されてい
る。このため、プラスアルファ分の水量が、他端側の製
氷ブロック7Aに形成された排水部7Hから排出され
る。
【0022】21は排水部7Hからの水を冷蔵庫外に排
出するための排出パイプで、例えば蒸発皿(図示せず)
に水を導くものである。22は排水部からの水を受ける
受水部、23は排水パイプ21を加熱して、このパイプ
内21の水が凍結しないようにするヒータ、24はヒー
タの電源である。尚、このヒータ23は、給水時と、排
水時に、所定時間通電されるものである。
【0023】図3に示すように、各製氷ブロック7A、
7B、7C、7Dに溜まる水の高さはそれぞれ同じに設
定されている。すなわち、図3のA、B、C、Dの関係
をA=B=C=Dの関係に設定している。また、各製氷
ブロック7A、7B、7C、7Dの水の溜まる部分の形
状を同一に設定しているので、各製氷ブロック7A、7
B、7C、7Dで製氷される氷の形状がほぼ同一であ
る。当然、氷の容量もほぼ同一であり、氷の大きさや形
状が不揃いになるようなことはほとんどない。
【0024】尚、製氷皿7の下部の背面にこの製氷皿の
温度を検知する製氷センサを配置しているが図示しな
い。また、製氷皿の素面に約5℃あるいは約20℃の温
風を供給するためのブロー機構を備えているがこれも図
示しない。
【0025】このように構成された冷蔵庫1では、その
製氷装置等は次のように動作する。
【0026】給水管12の先端12Aから一端側の製氷
ブロック7Dに、各製氷ブロック7A〜7Dに溜められ
る総水量プラスアルファの水が給水される。プラスアル
ファの水はオーバーフローして排水部7Hから排水パイ
プ21に排水される。
【0027】このように、オーバーフローするほど多く
の水を供給しているので、特定の製氷ブロックに水が少
量しか入っていないことによる氷の大きさの不揃いを防
止できる。
【0028】特に、オーバーフローする程の水を供給し
ているので、製氷皿に多少の傾きが生じていた場合にお
いても、各製氷ブロック7A〜7Dの氷の大きさや形状
をほぼ揃えることができる。
【0029】この給水開始時から、ヒータ23は所定時
間通電されているので、排水パイプ21が加熱され、水
がパイプ内で凍結して流れなくなることを防止してい
る。
【0030】また、この給水時には、図示しない冷却フ
ァンが停止されており、オーバーフローし排水パイプ2
1で排水される水を冷気で冷却しにくいように制御して
いる。
【0031】給水が完了すると、冷却ファンを運転して
製氷皿7の下部に冷気(例えば、約−18℃)を送ると
共に、図示しないブロー機構から温風(例えば、約5
℃)を水面に送る。このため、製氷ブロック7A〜7D
の上下で温度差が生じ、下部側から徐々に上部に向かっ
て製氷が進む。製氷は、不純物を含まない純水の方が速
く製氷するので、ミネラル成分やガス成分を含む水は上
部に押されるように移動する。しかも、水が氷になる際
には、体積が約8〜10%膨張するので、更に前記ミネ
ラル成分やガス成分を含む水が上部に押されるように移
動すると共に、下部側の製氷ブロックへとオーバーフロ
ーする。このとき、製氷ブロック7Aから溢れ出た水
は、排水部7Hから、製氷皿7外に排水される。
【0032】このように冷風や温風を供給して製氷され
ると、製氷ブロック7A〜7Dの下部側から上部側へと
製氷が進む。このため、上部まで製氷すると、下部側ほ
ど透明な氷になっている。
【0033】製氷が上面まで進み、製氷ブロック7A〜
7Dでの製氷が終了したと判断されると、各製氷ブロッ
ク7A〜7Dの上部を少し溶かし、排水部7Hから排出
する。
【0034】前記製氷終了の判断は、製氷センサの検知
温度が−11℃以下であり、且つ、20分(所定時間)
以上経過する、すなわち−11℃以下が積算20分以上
検知されると、製氷終了であるとの判断を制御装置が行
う。このような低温が所定の積算時間検知されると、製
氷皿内の水は、全て製氷していると判断して良く、これ
は、製氷の実験によって確認されている。
【0035】製氷終了の判断がなされると、ブロー機構
から前述した約5℃の温風より温度の高い温風(例えば
約20℃の温風)が供給され、氷の上部表面を溶かす。
【0036】また、このとき、水を約20℃に加熱し、
製氷ブロック7Dに供給しても良い。このように温風や
温水が供給されると、表面の白濁部を溶かし、下部の製
氷ブロック7C、7B、7Aへと流れ、排水部7Hから
排水パイプ21を通って冷蔵庫1外に排水される。
【0037】このように下部側から製氷させると、氷の
上部には、コロイダルシリカが結晶化していたり、極め
て微細なガス成分が閉じこめられて白濁部が形成された
りしやすいいものの、この発明の製氷装置では、この上
部を温風や温水によって溶かし、排出させるものであ
る。このように制御すると、白濁部を有することの多い
上部の部分を除去することができるので、製氷ブロック
の氷をほぼ透明にすることができる。
【0038】また、この排水時にも、ヒータ23の通電
を所定時間行い、排水パイプ21内の水が凍結しないよ
うにしている。
【0039】温風が所定時間供給され、氷の上部を一部
溶かして排水すると、次に、冷却ファンの運転を再開し
て冷気を供給すると共に、前記温風の供給を停止させ
る。このように温風の供給を停止すると、製氷ブロック
7A〜7D上部の溶けた部分や上部に残った水が早く製
氷する。
【0040】そして、再度製氷が終了すると、製氷が完
了したと判断して、冷却ファンの運転も停止する。この
製氷完了の判断は、製氷センサの検知温度が−11℃以
下であり、且つ、5分(第2所定時間)以上経過する、
すなわち−11℃以下が積算5分以上検知されると、製
氷完了の判断を制御装置が行う。
【0041】氷の上部を少し溶かし、再び製氷する場合
は、−11℃以下が5分以上継続するような条件で、ほ
ぼ製氷が完了するものであると予め実験などにより確認
されているため、製氷完了の条件としてこの条件を決め
たものである。
【0042】このように製氷すると、上部の白濁部を除
去できるので、より一層透明であり、かつ、大きさや形
状がほぼ同一の氷を得ることができる。
【0043】また、このように構成された製氷装置を冷
蔵庫1に備えたので、適正量に近い冷却量で製氷された
ほぼ透明の氷を貯氷することができ、冷蔵庫をより便利
なものとすることができる。
【0044】次に、第2の実施の形態について説明す
る。
【0045】前述したに実施の形態と異る点は、主に製
氷皿の形状と、貯氷箱との形状とが異る点である。
【0046】図4、図5に第2の実施の形態を示し、図
4は本発明の冷蔵庫に使用される異る製氷装置の平面
図、図5は同じく製氷装置の側断面図である。
【0047】図4等に示す17Aは製氷ブロックで、製
氷皿17に複数形成されている。17Bは製氷皿17の
一方の側部に形成した排水部で、氷の上部を、溶かして
排出するためのものである。31は排水部17Bからの
水を排水するための排水パイプで、例えば、図示しない
蒸発皿に水を導くものである。32は排水部17Bから
の水を受けるための水受け部で、排水用の孔17Cから
の水をこぼさないようにするためにこの排水用の孔17
Cより大きめに形成している。尚、排水部17Bは、孔
17Cに向かって水が流れやすくなるように、孔17C
に向かって滑らかに傾斜した形状に形成されている。
【0048】33は製氷皿17を回動させるための駆動
装置で、その内部に駆動用のモータや、ギアなどを備え
ているが図示しない。
【0049】18Aは貯氷箱18に形成された切欠部
で、排水パイプ31を避けるように形成されている。こ
のため、貯氷箱18の容量を比較的大きくすることがで
きるものである。尚、前記排水パイプ31には、その内
部の水が凍結しないようにするために加熱する加熱ヒー
タ34が取付けられている。また、35はこのヒータの
電源である。
【0050】17Dは駆動軸で、駆動装置33の駆動軸
に嵌り合っており、この駆動軸によって駆動(回動)さ
れる。17Eは支持されているだけの支持軸である。
【0051】このため、排水時には製氷皿17が反時計
回りに約45度回動し、その後製氷皿を元に戻し製氷皿
17を時計回りに約180度回動させるものである。こ
のとき、支持軸17E側は約135度でストッパにより
止められるため、駆動軸17D側の製氷皿17が約45
℃分捻られて離氷しやすくなっている。
【0052】前記製氷皿17には、1箇所から給水され
て全ての製氷ブロック7Aに水が流れるように製氷ブロ
ック17Aの上部に水路が形成されているが、図示は省
略する。また、製氷ブロック17Aの水面に温風を供給
するブロー機構や、製氷皿17の下部の温度を検知する
製氷センサを備えているが、これらの図示も省略する。
【0053】このように構成された製氷装置を備えた冷
蔵庫では、製氷皿17に給水されると、製氷皿17の下
部に−18℃の冷気が供給されると共に、水面に5℃の
温風が供給される。
【0054】製氷皿17の温度を検知する製氷センサを
備えているので、間接的ではあるがほぼ直接的に製氷皿
17内の水温、あるいは氷の温度を検知している。製氷
センサの検知温度が、−11℃以下を検知し、この検知
時間の積算時間が20分以上になると、製氷装置は製氷
終了と判断し、5℃の温風の温度を上昇させて20℃の
温風を供給すると共に、冷気の供給を停止させる。20
℃の温風が供給されると、氷の上部がやや溶けるので、
上部が溶けて水になったものを、製氷皿17を、水受け
部32側に回動させることにより、排水部17Bから排
水する。
【0055】この排水時、ヒータ34を所定時間通電さ
せ、排水パイプ31内の水が凍結しないようにしてい
る。
【0056】排水後は、製氷皿17を元の水平状態に戻
し、温風の供給を停止すると共に、冷風の供給を再開す
る。
【0057】そして、製氷センサが−11℃以下を検知
し、この検知時間の積算時間が5分以上になると、製氷
完了と判断し、冷気の供給を停止する。
【0058】このように制御すると、製氷センサで製氷
の状態を検知しているので、負荷が増減したときにも、
製氷皿17の冷却量を適切に近づけることができるの
で、冷却し過ぎや、冷却不足を防止することができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、製氷装置において、前記製氷皿の温度を
検知する製氷センサを備え、前記製氷終了の判断条件
を、前記製氷センサの検知値が所定温度以下であり、且
つ、所定時間経過とし、前記製氷完了の条件を、前記所
定温度以下であり、且つ、前記所定時間より短い第2所
定時間の経過としたので、製氷皿の温度を直接検知し、
製氷の状態をほぼ直接検知して製氷の終了や完了の判断
をすることができる。このため、冷却し過ぎや、冷却不
足を極力防止することができる。
【0060】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記製氷皿に複数の製氷ブロックを形成し、この製氷ブロ
ックが徐々に低位置になるように配置したので、氷の表
面を温風や水で溶かすと、徐々に下部側の製氷ブロック
に流れ、排水を容易にすることができる。
【0061】また、請求項3に記載の発明によれば、前
記製氷皿に、その側方に突出し、且つ、前記溶かされた
水を排出するための排水部を形成したので、この排水部
から、温風や水で溶かされた水を容易に処理することが
できる。
【0062】また、請求項4に記載の発明によれば、前
記所定時間を20分以上とし、且つ、前記第2所定時間
を5分以上としたので、製氷に要する冷却時間、冷却量
を適正に近づけることができ、冷却し過ぎや、冷却不足
を極力防止することができる。
【0063】また、請求項5に記載の発明によれば、請
求項1乃至4に記載の製氷装置を冷蔵庫に備えたので、
適正量に近い冷却量で製氷されたほぼ透明の氷を貯氷す
ることができ、冷蔵庫をより便利なものとすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫において扉を外した状態を示す
正面図である。
【図2】同じく本発明の冷蔵庫の製氷装置に使用される
製氷皿の斜視図である。
【図3】同じく本発明の冷蔵庫の製氷装置を示す断面図
である。
【図4】本発明の冷蔵庫に使用される異る製氷装置の平
面図である。
【図5】同じく異る製氷装置の側断面図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 6 製氷室 7 製氷皿 7A、7B、7C、7D 製氷ブロック 7H 排水部 8 貯氷箱 17 製氷皿 17A 製氷ブロック 17B 排水部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村社 基幸 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 木部 宏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L110 AC01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0℃未満の冷気が供給される製氷室に製
    氷皿を配置し、この製氷皿の水面に0℃を越える温風を
    供給するブロー機構を備え、前記製氷皿の下部に前記冷
    気を供給すると共に、この製氷皿の上部の水面に温風を
    供給してこの製氷皿の下部から上部に向けて徐々に製氷
    させ、製氷終了の判断がなされると、前記水面に前記温
    風より温度の高い温風あるいは水を供給して氷の上部の
    一部を溶かした後排水し、再度製氷皿を前記冷気で冷却
    して製氷完了させている製氷装置において、前記製氷皿
    の温度を検知する製氷センサを備え、前記製氷終了の判
    断条件を、前記製氷センサの検知値が所定温度以下であ
    り、且つ、所定時間経過とし、前記製氷完了の条件を、
    前記所定温度以下であり、且つ、前記所定時間より短い
    第2所定時間の経過としたことを特徴とする製氷装置。
  2. 【請求項2】 前記製氷皿は複数の製氷ブロックが形成
    され、この製氷ブロックが徐々に低位置になるように配
    置されていることを特徴とする請求項1に記載の製氷装
    置。
  3. 【請求項3】 前記製氷皿は、その側方に突出し、且
    つ、前記溶かされた水を排出するための排水部が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1または2に記載の製
    氷装置。
  4. 【請求項4】 前記所定時間を20分以上とし、且つ、
    前記第2所定時間を5分以上としたことを特徴とする請
    求項1乃至3の何れかに記載の製氷装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1乃至4の何れかに記載の製
    氷装置を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
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