JP2003278926A - 弁 - Google Patents

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JP2003278926A
JP2003278926A JP2002088290A JP2002088290A JP2003278926A JP 2003278926 A JP2003278926 A JP 2003278926A JP 2002088290 A JP2002088290 A JP 2002088290A JP 2002088290 A JP2002088290 A JP 2002088290A JP 2003278926 A JP2003278926 A JP 2003278926A
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Japan
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valve
valve body
seal member
fluid flow
elastic seal
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Application number
JP2002088290A
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English (en)
Inventor
Yosuke Ueda
陽介 植田
Hisao Onishi
久男 大西
Mitsuji Kimura
充志 木村
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】火災等により高温に加熱されても流体の流通を
抑制することができる、耐火性が向上された弁を提供す
る。 【解決手段】その回動軸芯に直交する断面が円形又はほ
ぼ円形の弁体1が回動操作自在に弁箱3の弁室2内に収
容され、前記弁体1を回動操作させることで、前記弁室
2に設けられるリング状の弾性シール部材5及び前記弁
体1の外周面11により流体流路Fが封止遮断される閉
弁状態を形成可能に構成される弁Aであって、前記閉弁
状態にて、前記弾性シール部材5が加熱溶融されるにと
もなって前記弁体1を前記流体流路Fに沿う方向に押し
付け可能な押し付け機構20を設け、前記弁体1が前記
弁室2内にて流体流路Fに沿う方向にスライド移動自在
に設けると共に、そのスライド移動する弁体1の外周面
11を流体流路を閉じるように接触支持可能な受け止め
部40が前記弁箱3に設けられ、前記弁体1及び前記弁
箱3が耐火性を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁に関し、更に詳
しくは、その回動軸芯に直交する断面が円形又はほぼ円
形の弁体が回動操作自在に弁箱の弁室内に収容され、前
記弁体を回動操作させることで、前記弁室に設けられる
弾性シール部材及び前記弁体の外周面により流体流路が
封止遮断される閉弁状態を形成可能に構成される弁に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の弁は、液体や気体等の各種流体
の流通制御等に利用され、従来、閉弁状態にて高いシー
ル性を確保することが可能なことなどから、前記弾性シ
ール部材としては、ゴムやフッ素樹脂等の各種樹脂から
なるものがよく用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように樹脂製の弾性シール部材を用いると確かに高いシ
ール性を確保することができるものの、かかる弾性シー
ル部材は高温に加熱されると溶融してしまうため(例え
ばポリテトラフルオロエチレン樹脂製の弾性シール部材
のとき約327℃で溶融)、例えば、この弁をガス配管
に利用している場合、火災等が起こったときには、その
弾性シール部材及び前記弁体の外周面によって流体流路
が密封遮断される閉弁状態であったとしても、加熱によ
り弾性シール部材が溶融して、かかる流体流路の密封遮
断状況が解除され、ガス配管内のガスの流通が抑制され
ず、ガスが弁を通過してしまい、二次災害等が起こるお
それもあり、何らかの改善策が望まれている。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、火災等により高温に加熱されて
も流体の流通を抑制することができる、耐火性が向上さ
れた弁を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の特
徴構成は、その回動軸芯に直交する断面が円形又はほぼ
円形の弁体が回動操作自在に弁箱の弁室内に収容され、
前記弁体を回動操作させることで、前記弁室に設けられ
る弾性シール部材及び前記弁体の外周面により流体流路
が封止遮断される閉弁状態を形成可能に構成される弁で
あって、前記閉弁状態にて、前記弾性シール部材が加熱
溶融されるにともなって前記弁体を前記流体流路に沿う
方向に押し付け可能な押し付け機構を設け、前記弁体が
前記弁室内にて流体流路に沿う方向にスライド移動自在
に設けると共に、そのスライド移動する弁体の外周面を
流体流路を閉じるように接触支持可能な受け止め部が前
記弁箱に設けられ、前記弁体及び前記弁箱が耐火性を備
えるところにある。
【0006】〔作用及び効果〕本特徴構成によれば、仮
に、火災時等に弾性シール部材が加熱溶融したときであ
っても、流体流路における流体の流通が抑制されるよう
になり、二次災害等が防止され安全性を向上させること
ができるようになる。つまり、本特徴構成によれば、前
記閉弁状態にて、前記弾性シール部材が高温に加熱され
溶融されるにともなって、前記押し付け機構によって、
前記弁体が前記流体流路に沿う方向に押し付けられ、そ
の弁体は、前記閉弁状態における姿勢をほぼ維持した状
態にて、弁室内にて流体流路に沿う方向にスライド移動
し、その外周面が、流体流路を閉じるように、前記弁箱
に設けられる受け止め部にて接触支持されるようにな
り、その結果、その弁体の外周面と受け止め部との接触
箇所により、流体流路が遮断され、流体流路における流
体の流通が抑制されるようになる。尚、前記弁体及び前
記弁箱は耐火性を備えるので、高温に加熱されても上述
のような作用を確実に奏する。従って、流体流路におけ
る流体の流通が抑制されるようになり、二次災害等が防
止され安全性を向上させることができる、耐火性が向上
された弁を提供することが可能となるのである。
【0007】請求項2記載の発明の特徴構成は、上記請
求項1記載の特徴構成に加えて、前記押し付け機構を構
成するに、前記弁体に向けて熱膨張可能な熱膨張部材
が、前記弁箱に配設してあるところにある。
【0008】〔作用及び効果〕熱膨張部材を前記弁体に
向けて熱膨張可能に配設しておけばよいので、簡易に押
し付け機構を設けることができる。しかも、弁体が加熱
されれば弁箱も加熱され、自ずと熱膨張部材が加熱され
弁体に向けて熱膨張するので、より迅速に、流体流路に
おける流体の流通が抑制され、安全性が確保されること
を期待できる。
【0009】請求項3記載の発明の特徴構成は、上記請
求項1記載の特徴構成に加えて、前記押し付け機構を構
成するに、前記弁体を前記流体流路に沿う方向に付勢す
る弾性具が、前記弁箱に配設してあるところにある。
【0010】〔作用及び効果〕弾性具を、前記弁体が前
記流体流路に沿う方向にスライド移動すべく付勢するよ
うに、弁箱に配設しておけばよいので、簡便である。し
かも、弾性具の付勢力によって弁体が移動するので、弁
体の外周面が受け止め部にて接触支持されるように弁体
を確実にスライド移動させることができ、より確実に、
流体流路における流体の流通が抑制され、安全性が確保
されることを期待できる。
【0011】請求項4記載の発明の特徴構成は、その回
動軸芯に直交する断面が円形又はほぼ円形の弁体が回動
操作自在に弁箱の弁室内に収容され、前記弁体を回動操
作させることで、前記弁室に設けられる弾性シール部材
及び前記弁体の外周面により流体流路が封止遮断される
閉弁状態を形成可能に構成される弁であって、前記弁箱
に前記弾性シール部材とは別の熱膨張性シール部材を備
えさせ、前記閉弁状態にて、前記弾性シール部材が加熱
溶融されるにともなって、熱膨張する熱膨張性シール部
材及び前記弁体の外周面によって、流体流路が遮断可能
に構成され、前記弁体及び前記弁箱が耐火性を備えると
ころにある。
【0012】〔作用及び効果〕本特徴構成によれば、仮
に、火災時等に弾性シール部材が加熱溶融したときであ
っても、流体流路における流体の流通が抑制されるよう
になり、二次災害等が防止され安全性を向上させること
ができるようになる。つまり、本特徴構成によれば、前
記閉弁状態にて、前記弾性シール部材が高温に加熱され
溶融されるにともなって、熱膨張性シール部材が熱膨張
することにより、前記弁体の外周面や前記弁室内周に接
触するようになり、その結果、その熱膨張する熱膨張性
シール部材及び弁体の外周面によって、流体流路が遮断
され、流体流路における流体の流通が抑制されるように
なる。尚、前記弁体及び前記弁箱は耐火性を備えるの
で、高温に加熱されても上述のような作用を確実に奏す
る。従って、流体流路における流体の流通が抑制される
ようになり、二次災害等が防止され安全性を向上させる
ことができる、耐火性が向上された弁を提供することが
可能となるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】〔第1実施形態〕本発明に係る弁の一例と
してボール弁Aの一実施形態について、閉弁状態の縦断
面図を図1に、開弁状態の縦断面図を図2に示す。図
1,2に示すように、前記ボールAでは、ステンレス製
のボール弁体(弁体の一例、以下同様)1を回動操作自
在に収容する弁室2を成形してあるステンレス製の弁箱
3に、弁室2に連通する二つの弁孔4(4a,4b)
と、それら弁孔4(4a,4b)毎の弾性シール部材5
(5a,5b)とを設け、ボール弁体1に、そのボール
弁体1の回動軸芯Xに対して直交する方向に沿う貫通孔
6を設けるとともに、弁孔4(4a,4b)の各々を回
動軸芯Xに対して直交する方向に沿って互いに同心状に
設けて、弁棒7によるボール弁体1の回動操作で、その
ボール弁体1を弾性シール部材5(5a,5b)に対し
て摺接移動させながら、ボール弁体1の外周面11が弾
性シール部材5(5a,5b)に対してその全周にわた
って接触し、弁孔4(4a,4b)どうしの連通が遮断
され、その結果、弾性シール部材5(5a,5b)及び
ボール弁体1の外周面により流体流路が封止遮断される
閉弁状態と、弁孔4(4a,4b)どうしがボール弁体
1の貫通孔6を介して連通する開弁状態と、切替操作自
在に構成してあり、そして、一方の弾性シール部材5b
のボール弁体1に臨まない方の板面に対面するようにリ
ング状に成形された熱膨張部材20を弁箱3に配設して
ある。
【0015】前記ボール弁体1は、図1〜4に示すよう
に、球状の外周面11を備えるほぼ球状に成形してあ
り、貫通孔6の両端が開口する部分は、回動軸芯Xに沿
う方向に互いに平行な扁平面12に成形してある。そし
て、ボール弁体1の回動軸芯Xに沿う方向の一端側に
は、前記扁平面12に沿い回動軸芯Xに直交する方向が
長手方向となる凹溝13を成形してあり、その凹溝13
に弁棒7の先端部7Aの一部を遊嵌状態で嵌入すること
で、弁棒7によりボール弁体1を回動操作自在に、且
つ、前記閉弁状態にて、前記弾性シール部材5(5a,
5b)が加熱溶融した際ボール弁体1が弁室2内にて流
体流路Fに沿う方向にスライド移動自在となるように構
成してある。尚、本実施形態では、前記弾性シール部材
5(5a,5b)が加熱溶融した際、ボール弁体1のス
ライド移動がより円滑に行われるように、前記凹溝13
は、前記扁平面12に沿い回動軸芯Xに直交する方向に
縦断面視で円弧状に切り欠かれた形状に成形してあり、
扁平面12に平行な2つの平面13a,13bと縦断面
視で円弧状の曲面13cとで囲まれた空間からなる。ま
た、ボール弁体1は、ステンレス製に限らず、その他の
耐火材料から形成するなどして、任意の方法により耐火
性を備えさせてあればよい。
【0016】前記弁箱3は、前記弁棒7を挿通するため
の弁棒挿通孔37及び前記弁孔4のうちの一方4aを備
える縦断面視ほぼL字状の第一管部材31と、前記弁孔
4のうちの他方4bを備える断面視ほぼ筒状の第二管部
材32とから、回動軸芯Xに直交する流体流路Fに沿う
方向に螺着により分割形成可能に構成され、ほぼ円筒状
の弁室2が形成される。尚、前記弁室2は、閉弁状態に
て、弾性シール部材5(5a,5b)が加熱溶融した際
には、ボール弁体1が流体流路Fに沿う方向にスライド
移動できるような大きさに成形してある。
【0017】そして、前記第一管部材31及び第二管部
材32夫々に環状に成形してある段付き部33,34に
ポリテトラフルオロエチレン樹脂(各種樹脂の一例)製
の弾性シール部材5(5a,5b)を装着して、ボール
弁体1の流体流路Fに沿う方向の両端側が2つの弾性シ
ール部材5(5a,5b)により挟持され、本実施形態
では、弁棒7による回動操作でボール弁体1を弾性シー
ル部材5(5a,5b)に対して摺接移動させながら、
閉弁状態にて、ボール弁体1の外周面11が弾性シール
部材5(5a,5b)に対してその全周にわたって気密
に接触し、弁孔4(4a,4b)どうしの連通が遮断さ
れ、その結果、弾性シール部材5(5a,5b)及びボ
ール弁体1の外周面11により流体流路が密封遮断され
るように構成してある。尚、本実施形態では、前記開弁
状態においても、貫通孔6の両端が開口する部分のボー
ル弁体1の外周面11を、それら弾性シール部材5(5
a,5b)に対してその全周にわたって気密に接触させ
るように構成してあるが、開弁状態においては、弁孔4
(4a,4b)どうしが貫通孔6を介して連通すればよ
く、ボール弁体1の外周面11が弾性シール部材5(5
a,5b)とは接触しないように構成してあってもよ
い。
【0018】さらに、本実施形態では、図1,2,4に
示すように、第二管部材32の段付き部34の、流体流
路Fに沿う方向でボール弁体1に対面しない端部側に、
環状溝35を成形してあり、この環状溝35にリング状
の熱膨張部材20を装着することで、熱膨張部材20が
一方の弾性シール部材5bのボール弁体1に臨まない方
の板面に対面するよう配設される。一方、第一管部材3
1は、後述するように、閉弁状態にて弾性シール部材5
が加熱溶融した際、ボール弁体1が弁室2内にて流体流
路Fに沿う方向にスライド移動して弁孔4a内に嵌合す
るように構成され、段付き部33の環状の内周端部33
aが、ボール弁体1の外周面11を流体流路Fを閉じる
ように接触支持可能な受け止め部40に相当し、この内
周端部33aにて、ボール弁体1の外周面11が弁孔4
aのまわり全周にわたって接触支持される。
【0019】また、前記弁棒7は、回動軸芯Xに直交す
る方向が長手方向となる板状の先端部7Aが弁室2に突
出するように、弁棒挿通孔37に配設され、シール用O
リング38を挟んで抜け止め状態で回動操作自在に保持
させてある。尚、前記先端部7Aの形状は、前記凹溝1
3に対応する形状に成形してあればよいが、本実施形態
では、その下端面が円弧状の曲面に形成し、閉弁状態に
て弾性シール部材5が加熱溶融した際、ボール弁体1が
より円滑にスライド移動できるように構成してある。
【0020】上記ボール弁Aの組立方法の一例を簡単に
説明する。図4の分解縦断面図に示すように、前記第一
管部材31に弁棒7を配設するとともに、その先端部7
Aの長手方向が流体流路Fに沿う方向となるように調整
しておき、段付き部33に弾性シール部材5aを装着し
ておく。そして、ボール弁体1を、その凹溝13に前記
先端部7Aの一部が遊嵌状態で嵌入されるようにしなが
ら、弁室2内に挿入し、その後、第二管部材32の環状
溝35に熱膨張部材20を装着すると共に、段付き部3
4に弾性シール部材5bを装着して、第二管部材32を
第一管部材31に対して螺着する。
【0021】このように構成されるボール弁Aでは、閉
弁状態にて、弾性シール部材5(5a,5b)が加熱溶
融するにともなって、熱膨張部材20がボール弁体1に
向けて熱膨張し、その結果、図5の説明断面図に例示す
るように、熱膨張部材20の熱膨張により弾性シール部
材5bを介しあるいは直接ボール弁体1が流体流路Fに
沿う方向に押し付けられ、ボール弁体1が弁室2内にて
流体流路Fに沿う方向にスライド移動して弁孔4a内に
嵌合し、その外周面11が段付き部33の環状の内周端
部33a(受け止め部40に相当)にて全周にわたって
接触支持され、そのボール弁体1の外周面11と受け止
め部40との接触箇所により、流体流路Fが遮断され、
流体流路Fにおける流体の流通が抑制されるようにな
る。
【0022】〔第2実施形態〕図6は、第1実施形態で
示したボール弁Aの変形例を示し、第二管部材32の弁
室2に臨む側の端部側に、弾性シール部材5bのまわり
を取り囲むように、形成された環状溝36にリング状に
成形された熱膨張部材20を装着して構成してある。こ
のため、閉弁状態にて、弾性シール部材5(5a,5
b)が加熱溶融するにともなって、熱膨張部材20がボ
ール弁体1に向けて熱膨張し、熱膨張部材20の熱膨張
によりボール弁体1の流体流路Fに沿う一端寄り側部分
が、流体流路Fにほぼ直交する方向に挟圧され、その結
果、ボール弁体1が流体流路F方向に押し付けられる。
その他の構成は第一実施形態と同様である。尚、第一実
施形態と同等部分は、第一実施形態と同一の符号で示し
てある。
【0023】〔第3実施形態〕図7は、第1実施形態で
示したボール弁Aの変形例を示し、第二管部材32に成
形される段付き部34に、リング状の弾性シール部材5
bの外周にリング状の熱膨張部材20を外嵌させた状態
にて装着可能に構成してある。その他の構成は第一実施
形態と同様である。尚、第一実施形態と同等部分は、第
一実施形態と同一の符号で示してある。
【0024】〔第4実施形態〕図8は、第1実施形態で
示したボール弁Aの変形例を示し、流体流路Fに沿う方
向でボール弁体1に向けて付勢力が働くように弾性具2
1を配設してあり、一例として、第二管部材32の段付
き部34と弾性シール部材5bとの間に、弾性具21を
設けてある。図8に示す例では、弾性シール部材5bと
ほぼ同径の円筒状の金属製コイルバネ22単数を圧縮さ
せた状態で弾性シール部材5bの背面に配設してある。
このため、閉弁状態にて弾性シール部材5bが加熱溶融
した際、前記コイルバネ22が弾性シール部材5bをボ
ール弁体1に向けて押圧したり、または、前記コイルバ
ネ22がボール弁体1を直接押圧したりすることで、そ
の結果、ボール弁体1が流体流路F方向に押し付けられ
る。尚、図示しないが、前記弾性具21としてのコイル
バネ22は、弾性シール部材5bとほぼ同径のものに限
らず、弾性シール部材5bより小径のものを用いてもよ
く、そして、単数に限らず、複数や多数設けてあっても
よい。その他の構成は第一実施形態と同様である。尚、
第一実施形態と同等部分は、第一実施形態と同一の符号
で示してある。
【0025】〔第5実施形態〕図9は、第1実施形態で
示したボール弁Aの変形例を示し、流体流路Fにほぼ直
交する方向でボール弁体1に向けて付勢力が働くように
弾性具21を配設してあり、一例として、第二管部材3
2の段付き部34に配設される弾性シール部材5bの外
周面24と、弁室2の内周面25との間に、弾性具21
を配設してある。図9,10に示す例では、弾性具21
として平面視ほぼC字状の金属製縮径リングバネ23を
用い、図10(イ)に示すように、その縮径リングバネ
23をその径方向におしひろげた状態にて、図9及び図
10(ロ)に示すように、弾性シール部材5bの外周面
24と弁室2の内周面25との間に配設してある。この
ため、弾性シール部材5bが加熱溶融する際、前記縮径
リングバネ23がもとの状態の径に縮径しようとし、弾
性シール部材5bを介してあるいは直接、ボール弁体1
の流体流路Fに沿う一端寄り側部分が、流体流路Fにほ
ぼ直交する方向に挟圧され、その結果、ボール弁体1が
流体流路F方向に押し付けられる。尚、図示しないが、
縮径リングバネ23に限らず、前記弾性具21としてコ
イルバネを複数設けて、流体流路Fにほぼ直交する方向
でボール弁体1に向けて付勢力が働くようにしてあって
もよい。その他の構成は第一実施形態と同様である。
尚、第一実施形態と同等部分は、第一実施形態と同一の
符号で示してある。
【0026】〔第6実施形態〕図11は、第4実施形態
の変形例を示し、弾性シール部材5b自体に弾性具21
を装着してある。このため、弾性シール部材5が加熱溶
融されない平常時においては、弾性具21の付勢力が弾
性シール部材5にて受け止められ、ボール弁体1や弁箱
3自体には作用せず、ボール弁体1の回動操作をするた
めの操作トルクが軽くなり、好適である。図11に示す
例では、弾性シール部材5bの外周面に環状の溝26を
成形し、その環状の溝26にコイルバネ22を装着して
ある。その他の構成は第一実施形態と同様である。尚、
第一実施形態と同等部分は、第一実施形態と同一の符号
で示してある。また、図示しないが、第5実施形態につ
いても同様に、弾性シール部材5b自体に弾性具21を
装着してある変形が可能である。
【0027】〔第7実施形態〕図12(イ)に、弁箱3
に弾性シール部材5とは別の熱膨張性シール部材28を
備えさせてある構成の一例を示すが、弾性シール部材5
(5a,5b)各々の外周に、熱膨張性の材質からなる
リング状の熱膨張性シール部材28(28a,28b)
各々を外嵌させたものを、段付き部33,34に装着し
て、構成してある。このため、図12(ロ)に示すよう
に、閉弁状態にて、弾性シール部材5が加熱溶融される
にともなって、熱膨張する熱膨張性シール部材28及び
ボール弁体1の外周面11によって、流体流路Fが遮断
可能となる。その他の構成は第一実施形態と同様であ
る。尚、第一実施形態と同等部分は、第一実施形態と同
一の符号で示してある。
【0028】〔別実施形態〕以下に他の実施形態を説明
する。 〈1〉 第1,2,3実施形態では、熱膨張部材とし
て、リング状に成形されたものが配設してある例を示し
たが、そのような形状のものに限らず、熱膨張部材が、
前記ボール弁体に向けて熱膨張可能に配設してあればよ
い。
【0029】〈2〉 また、第1〜6実施形態では、段
付き部の環状の内周端部が受け止め部として成形してあ
る構成を例示したが、ボール弁体の外周面を流体流路を
閉じるように接触支持可能に設けてあれば、その他、弁
箱の如何なる箇所に受け止め部を設けてあってもよい。
【0030】〈3〉 以上の実施形態では、開弁状態に
て流体が直線状に流通する形式の弁を例示したが、その
ような形式のものに限定されるものではなく、開弁状態
にて流体が屈曲状に流通する形式の弁でもよく、例え
ば、図13(イ)の縦断面図に示すように、流体が、弁
の下方から流入し90°方向を変えて流出するように構
成される弁でもよい。第1〜7の実施形態のいずれも適
用可能であるが、一例として、図13には第1実施形態
で例示した構成の適用例を示してある。図13に示す例
では、ボール弁体1に、その回動軸芯Xに沿う方向の一
端側と、その回動軸芯Xに直交する方向の一端側とに、
開口する貫通孔6を形成してあり、図13(イ)の縦断
面図に示すように、開弁状態では、貫通孔6が弁孔4
(4a,4b)と連通し、図13(ロ)の縦断面図に示
すように、閉弁状態では、貫通孔6が弁孔4のうち一方
の弁孔4aとの連通状況が遮断され、その弁孔4a側に
設けられる弾性シール部材5aとボール弁体1との外周
面11により流体流路Fの連通が遮断される。そして、
ボール弁体1のうち、前記弾性シール部材5aと摺接す
る部分の反対側の外周面11と摺接するように弾性シー
ル部材5bが配設されており、その弾性シール部材5b
のボール弁体1に臨まない方の板面に対面するように熱
膨張部材20が配設してある。そして、図13に示す例
では、弾性シール部材5aを弁孔4a側からボール弁体
1に向けて押圧する環状部材45を弁箱3の内周側に螺
着により設け、この環状部材45の内周端部を受け止め
部40としてあり、閉弁状態にて、弾性シール部材5
a,5bが加熱溶融するにともなって、熱膨張部材20
が膨張し、図13(ロ)に破線で示すように、ボール弁
体1がスライド移動して、受け止め部40により接触支
持されて、そのボール弁体1の外周面11と受け止め部
40との接触箇所により、流体流路Fが遮断される。
【0031】〈4〉 そして、弾性具は、第4,5,6
実施形態で例示したように金属製に限らず、耐火性を備
えるものであれば、如何なる材質から形成してあっても
よい。
【0032】〈5〉 尚、本発に係るボール弁体は、弁
室に連通する複数の弁孔を同心状に限らず位置をずらせ
て設けてあってもよく、また、3つ以上の弁孔を設けて
あってもよい。
【0033】〈6〉 これまでの実施形態では、ボール
弁体や弁箱や受け止め部がステンレス製のものを例示し
たが、それらは、耐火性を備えればよく、例えば黄銅や
鋳鉄等の金属製又はセラミックス製のものであってもよ
い。
【0034】〈7〉 本明細書において、ボール弁と
は、ボール弁体の外周面のうち、弾性シール部材と摺接
する部分が球面であり、かかる弾性シール部材と摺接す
る部分の水平断面形状が円弧又は円であるものをいう。
【0035】〈8〉 これまでの実施形態では、本発明
に係る弁としてボール弁を例示して説明したが、本発明
では、その回動軸芯に直交する断面が円形又はほぼ円形
の弁体である弁であればよく、その変形例としてプラグ
弁Bについて、図14,15を参照しながら説明する。
尚、本明細書において、「その回動軸芯に直交する断面
が円形又はほぼ円形の弁体」とは、弾性シール部材に接
触しうる外周面の回転軸芯に直交する断面が、回転軸芯
を中心とする円又はほぼ円又は円弧によって形成される
弁をいう。
【0036】図14は、プラグ弁Bの一例を示す図であ
り、(イ)は閉弁状態における縦断面図、(ロ)はその
横断面図である。図14に例示するプラグ弁Bでは、弁
体1が、回動軸芯X方向の端部側に、互いに平行な扁平
端面51,52を備えた一定径の円柱状に成形してある
ものであり、その弁体の回動軸芯方向の端部側夫々に、
環状の弾性シール部材5を被せてある。尚、前記扁平端
面51側に、回動軸芯Xに直交する前記凹溝13が成形
してあり、その凹溝13に弁棒の先端部7Aの一部が遊
嵌状態で嵌入されている。そして、弁室2の一方の弁孔
4のまわりの弁室内側部55の回動軸芯に直交する断面
形状が、前記円柱状の弁体1の回動軸芯に直交する断面
形状と同じ曲率半径を有する円形又はほぼ円形の一部と
することで、前記受け止め部40としてあり、閉弁状態
にて、弾性シール部材5が加熱溶融されるにともなっ
て、熱膨張部材20が熱膨張し、図中二点鎖線で示すよ
うに、弁体1の外周面11が受け止め部40としての弁
室内側部51に密着接当し、接触支持されることで、流
体通路Fが遮断される。尚、その他の構成は第一実施形
態と同様である。
【0037】また、図14に例示するプラグ弁Bの変形
例として、前記弁体1の形状が、図15(イ)の要部の
縦断面図に示すように、前記扁平端面51の方が前記扁
平端面52の径よりも大きく、その回動軸芯に沿い扁平
端面51側から扁平端面52側にかけて次第に小さくな
るテーパ状となる、円錐状のものであってもよく、ま
た、前記弁体1の形状が、図15(ロ)の要部の縦断面
図に示すように、扁平端面51と扁平端面52とが同径
であり、その回動軸芯に沿い扁平端面51側から扁平端
面52側にかけて、次第に径が大きくなる円錐状部分5
7と、一定径の円柱部分58と、次第に径が小さくなる
円錐状部分59とからなるものであってもよい。尚、図
示しないがいずれの場合にも、上述した如く、前記弾性
シール部材が加熱溶融するにともなって、前記弁体が前
記弁孔側へスライド移動すると、前記弁室内側部にて、
その弁体の外周面が接触支持されるように、弁室の形状
を各弁体の形状に応じた適切なものに構成しておけばよ
い。
【0038】尚、この別実施形態〈8〉では、プラグ弁
の一変形例を示したに過ぎず、第1実施形態〜別実施形
態〈7〉にて述べたものと同様の変形が可能であること
はいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弁の一実施形態の閉弁状態におけ
る縦断面図
【図2】本発明に係る弁の一実施形態の開弁状態におけ
る縦断面図
【図3】本発明に係る弁のボール弁体を示す平面図
【図4】本発明に係る弁の組立状況を示す縦断面図
【図5】本発明に係る弁の作用を示す説明断面図
【図6】本発明に係る弁の第2実施形態を示す閉弁状態
における縦断面図
【図7】本発明に係る弁の第3実施形態を示す閉弁状態
における縦断面図
【図8】本発明に係る弁の第4実施形態の閉弁状態にお
ける縦断面図
【図9】本発明に係る弁の第5実施形態を示す閉弁状態
における縦断面図
【図10】本発明に係る弁の第5実施形態を示す要部斜
視図(イ)縮径リングバネの説明図,(ロ)縮径リング
バネの配設状況の説明図
【図11】本発明に係る弁の第6実施形態を示す閉弁状
態における縦断面図
【図12】(イ)本発明に係る弁の第7実施形態を示す
閉弁状態における縦断面図 (ロ)第7実施形態の作用を示す説明断面図
【図13】(イ)本発明に係る弁の別実施形態を示す開
弁状態における縦断面図 (ロ)本発明に係る弁の別実施形態を示す閉弁状態にお
ける縦断面図
【図14】(イ)本発明に係る弁の別実施形態を示す縦
断面図 (ロ)(イ)に示す弁の横断面図
【図15】(イ)本発明に係る弁における弁体の一変形
例を示す要部の縦断面図 (ロ)本発明に係る弁における弁体の一変形例を示す要
部の縦断面図
【符号の説明】
A,B 弁 F 流体流路 X 回動軸芯 1 弁体 2 弁室 3 弁箱 5(5a,5b) 弾性シール部材 11 外周面 20 熱膨張部材 21(22,23) 弾性具 28(28a,28b) 熱膨張性シール部材 40 受け止め部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 充志 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 3H054 AA03 BB14 BB24 BB27 CB12 CB22 DD10 GG01 3H061 AA07 BB10 CC12 DD03 EA32 EA33 EC12 GG02 GG05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その回動軸芯に直交する断面が円形又は
    ほぼ円形の弁体が回動操作自在に弁箱の弁室内に収容さ
    れ、前記弁体を回動操作させることで、前記弁室に設け
    られる弾性シール部材及び前記弁体の外周面により流体
    流路が封止遮断される閉弁状態を形成可能に構成される
    弁であって、 前記閉弁状態にて、前記弾性シール部材が加熱溶融され
    るにともなって前記弁体を前記流体流路に沿う方向に押
    し付け可能な押し付け機構を設け、前記弁体が前記弁室
    内にて流体流路に沿う方向にスライド移動自在に設ける
    と共に、そのスライド移動する弁体の外周面を流体流路
    を閉じるように接触支持可能な受け止め部が前記弁箱に
    設けられ、 前記弁体及び前記弁箱が耐火性を備える弁。
  2. 【請求項2】 前記押し付け機構を構成するに、前記弁
    体に向けて熱膨張可能な熱膨張部材が、前記弁箱に配設
    してある請求項1記載の弁。
  3. 【請求項3】 前記押し付け機構を構成するに、前記弁
    体を前記流体流路に沿う方向に付勢する弾性具が、前記
    弁箱に配設してある請求項1記載の弁。
  4. 【請求項4】 その回動軸芯に直交する断面が円形又は
    ほぼ円形の弁体が回動操作自在に弁箱の弁室内に収容さ
    れ、前記弁体を回動操作させることで、前記弁室に設け
    られる弾性シール部材及び前記弁体の外周面により流体
    流路が封止遮断される閉弁状態を形成可能に構成される
    弁であって、 前記弁箱に前記弾性シール部材とは別の熱膨張性シール
    部材を備えさせ、前記閉弁状態にて、前記弾性シール部
    材が加熱溶融されるにともなって、熱膨張する熱膨張性
    シール部材及び前記弁体の外周面によって、流体流路が
    遮断可能に構成され、 前記弁体及び前記弁箱が耐火性を備える弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103335129A (zh) * 2013-07-16 2013-10-02 北京艾迪西暖通科技有限公司 高温高压球阀
KR101562538B1 (ko) 2015-03-12 2015-10-23 디케이락 주식회사 회전하는 시트를 구비한 볼 밸브
CN112503203A (zh) * 2019-09-16 2021-03-16 浙江三花制冷集团有限公司 一种控制阀

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