JP2003278458A - 防水装置 - Google Patents

防水装置

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JP2003278458A
JP2003278458A JP2002083620A JP2002083620A JP2003278458A JP 2003278458 A JP2003278458 A JP 2003278458A JP 2002083620 A JP2002083620 A JP 2002083620A JP 2002083620 A JP2002083620 A JP 2002083620A JP 2003278458 A JP2003278458 A JP 2003278458A
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Kenji Yamakawa
兼司 山川
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Nikko Co Ltd
Nikko KK
Nikko Machinery Co Ltd
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Nikko Co Ltd
Nikko KK
Nikko Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンスや取り付け作業が容易でかつ確
実に水密を図ることができる防水装置を提供する。 【解決手段】 建物などの入口の壁面に溝付支柱2を、
床面に中間支柱3立設用のアンカ12を、床面上には床
面に対してフラットに底板4を配設する。そして、増水
時には、別途保管しておいた中間支柱3をアンカ12へ
立設した後、防水板5の一端部を中間支柱3の当て板1
0へ沿わせながら他端部を溝付支柱2の溝内8に差し込
み、水密ゴム17を押圧しながら底板4上へ落とし込ん
でいく。次に、固定ハンドル16を固定操作して、水密
ゴム18を押圧しながら防水板5を溝付支柱2及び中間
支柱3に固定する。そして、上記操作を繰り返して、他
の防水板5も取り付けて防水装置1を組み上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台風や集中豪雨な
どによる増水が発生した際に、地下道や建物などの入口
から浸水するのを防止する防水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】台風や集中豪雨などによって増水が発生
すると、地下道や建物などの入口の床面を水位が超える
ような場合があり、その際には通路や屋内が浸水するな
どして甚大な被害を及ぼすおそれがある。そこで、この
ような事態に備えて、地下道や建物などの入口に浸水防
止用の防水装置を設置することが従来より行われてい
る。図13は上記従来の防水装置の一例であって、建物
などの入口の壁面に溝付支柱101を、床面に溝付きの
底板102を配設して、壁面から床面にわたって略U字
形状の溝103を設けておき、増水時には防水板104
を矢印方向から前記溝103内に差し込んだ後、防水板
104の周囲に備えた固定金具105にて固定するよう
にしている。そして、前記固定金具105による固定操
作に伴い、防水板周囲に固着した水密ゴム106、10
7を押圧して水密を図り、増水による水流をせき止めて
浸水を防止するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、普段防水板104を設置していないときに
は、通路である床面に設けられた溝103は通行の障害
となるばかりでなく、砂やゴミなどがどうしてもたまり
易くて定期的な清掃を必要とする上、溝103部分の掃
除は大変しにくくて煩わしいものであった。また、防水
板104を溝103内に差し込む際には、少しでもどち
らかに傾斜した状態で差し込もうとするとたちまち溝付
支柱101に引っ掛かってしまうため作業能率が悪く、
また傾斜したまま無理矢理に差し込んだりすると防水板
104下部の水密ゴム107が十分に押圧されず、水密
が図れずに最悪浸水してしまうおそれもあった。また、
図中の差し込み形の固定金具105では、防水板104
の溝103に対する差し込み位置の微妙なずれや、長期
使用による水密ゴム106の変形などを原因として固定
金具105の締め付けが甘くなったり、また逆に固定金
具105が全く差し込めなくなってしまうことがあり、
十分な水密が図れない場合があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑み、メンテナンスや
取り付け作業が容易でかつ確実に水密を図ることができ
る防水装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、請求項1記載の防水装置にあっては、増
水時に建物などの入口から内部へ浸水するのを防止する
防水装置であって、前記入口の両側壁面に対向させて立
設する一対の溝付支柱と、入口の床面上に床面に対して
フラットに埋設する底板と、前記溝付支柱の溝内に左右
両端部を差し込んで前記底板上に1又は複数段積み上げ
る防水板とから成り、該防水板の左右両端部近傍には防
水板を溝付支柱に固定する複数の固定ハンドルを備える
と共に、防水板の上下端部には防水板の自重で押圧され
るように水密ゴムを固着する一方、防水板の左右両端部
には前記固定ハンドルの固定操作にて押圧されるように
水密ゴムを固着したことを特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の防水装置にあって
は、前記入口の幅が所定長さ以上の場合には、入口の床
面に入口の幅に応じて1又は複数の中間支柱立設用のア
ンカを埋設する一方、該アンカへ立設する中間支柱には
アンカへの着脱用ラチェットレバーを備えたことを特徴
としている。
【0007】また、請求項3記載の防水装置にあって
は、前記防水板の左右両端部には溝内へ抜き差しする際
の引っ掛かり防止用に複数のフリーベアリングを備えた
ことを特徴としている。
【0008】また、請求項4記載の防水装置にあって
は、前記固定ハンドルは一端を把持部、他端を略円柱状
の係止部とし、防水板と略平行に回動自在に軸支する一
方、前記溝付支柱及び中間支柱の所定位置には複数の丸
溝を備えており、固定ハンドルを固定位置へ回動させる
と係止部先端が前記丸溝内へ嵌入するように構成したこ
とを特徴としている。
【0009】また、請求項5記載の防水装置にあって
は、前記防水板の上下端部に固着する水密ゴムは断面略
X字形状を成していると共に、上下方向からの押圧時に
は水密ゴム上面が略平坦となるように構成したことを特
徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る請求項1記載の防水
装置によれば、防水を図りたい地下道や建物などの入口
に溝付支柱と底板とを予め配設しておく。なお、底板は
床面に対してフラットであるため、普段の通行には何ら
支障はない上、底板上に砂やゴミなどがたまってしまう
ようなこともない。そして、台風や集中豪雨などによる
増水時には、別途保管しておいた防水板を溝付支柱へ差
し込み、防水板に備えた固定ハンドルで溝付支柱へ固定
していくのである。
【0011】このように、普段のメンテナンスが不要で
あると共に、容易に取り付けられ、防水板を取り付けた
際には確実な防水効果を期待することができる。
【0012】また、請求項2記載の防水装置によれば、
防水を図ろうとする地下道や建物などの入口の幅が広い
場合に、入口にはその幅に応じた数の中間支柱立設用の
アンカを埋設しておく。そして、増水時には先ず、別途
保管しておいた中間支柱をアンカへ立設していく。この
とき、中間支柱にはアンカへの着脱用のラチェットレバ
ーを備えており、直ちに立設可能としている。そして、
中間支柱を立設した後は、前記と同様に防水板を差し込
み、固定ハンドルで溝付支柱及び中間支柱へ固定してい
く。
【0013】このように、入口の幅に応じて中間支柱が
必要な場合でも、別途工具などを必要とせず、容易にか
つ迅速に防水装置を組み上げることができる。
【0014】また、請求項3記載の防水装置によれば、
防水板の左右両端部には複数のフリーベアリングを備え
ているので、防水板を溝付支柱の溝内に差し込む際に、
多少傾いた状態で差し込んだとしても引っ掛かることは
なく、スムーズに最後まで差し込め、増水時などのよう
な慌て易い場合でも能率良く防水装置を組み上げること
ができると共に、防水板を確実に最後まで差し込められ
るので、防水板が途中で引っ掛かった状態なのを気付か
ずに浸水してしまうようなおそれはない。また、同様に
抜き取る際にも引っ掛かることなくスムーズに抜き取る
ことができる。
【0015】また、請求項4記載の防水装置によれば、
固定ハンドルは一端を把持部、他端を略円柱状の係止部
とし、防水板と略平行に回動自在に軸支する一方、前記
溝付支柱及び中間支柱の所定位置には複数の丸溝を備え
ており、固定ハンドルを固定位置へ回動させると係止部
先端が前記丸溝内へ嵌入するように構成したので、防水
板の差し込み位置に微妙なずれがあっても、或いは長期
使用による水密ゴムの変形などがあったとしても多少の
融通が利く構造であるため、常に安定した固定を行えて
確実に防水することができる。
【0016】また、請求項5記載の防水装置によれば、
防水板の上下端部に固着する水密ゴムは断面略X字形状
であって、溝付支柱に差し込んだ際に防水板の重量がか
かると水密ゴムの上面が略平坦となるように構成したの
で、防水板の自重による押圧のみで十分な水密が図れる
と共に、正面だけでなく上下方向から激しい水流を受け
ても大きな影響を受けずに防水することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0018】図中の1は地下道や建物などの入口に設置
して内部への浸水を防止する防水装置であって、入口の
両側壁面に対向させて立設した一対の溝付支柱2と、入
口の床面に所定間隔にて立設した中間支柱3と、入口の
床面上に床面に対してフラットに埋設した底板4と、前
記溝付支柱2及び中間支柱3へ左右両端部を取り付けた
複数の防水板5とから主体を成している。
【0019】前記溝付支柱2は、入口の壁面に当接させ
て立設した支柱本体6と、該支柱本体6に沿わせて入口
外方側に備えた断面略コ字形状の溝体7とから構成して
おり、該溝体7が有する溝8の幅は防水板5の端部が差
し込められる程度のものとしている。
【0020】中間支柱3は、溝付支柱2の支柱本体6と
ほぼ同形状の支柱本体9と、該支柱本体9に一辺を当接
させて入口外方側に備えた平板状の当て板10と、これ
らを支持するためのベース材11とから構成している。
一方、入口の床面にはこの中間支柱3を立設するための
アンカ12を埋設しており、該アンカ12とベース材1
1間に介装して締結固定するための固定ボルト13をベ
ース材11に備えたラチェットレバー14にて自在に締
緩可能としていて、中間支柱3の着脱作業の際には別途
レンチなどの工具を不要としている。なお、平常時、即
ち中間支柱3を立設しないときには、アンカ12のボル
ト取り付け穴にはボルトキャップ(図示せず)などを取
り付けて、ゴミなどがボルト取り付け穴に入り込まない
ように図っている。
【0021】また、底板4は断面略L字形状の鋼材であ
って、一方の突片の平面部4aが入口の床面に対してフ
ラットになるように底板4全体を床面下に埋設してお
り、平常時に通行の障害となる段差や、ゴミなどがたま
り易い溝をつくらないようにして取り扱いが好適となる
ように図っている。なお、前記平面部4aの幅は少なく
とも防水板5の板厚以上となるようにしている。
【0022】防水板5は、1枚の長さが約2m、高さが
約30cm程度のアルミ製などの押し出し成形板材であ
って、その前後面に固着した把持体15を一人の作業者
が掴んで容易に持ち上げられる程度の軽量なつくりとし
ている。また、この防水板5の左右両端部近傍には防水
板5を溝付支柱2及び中間支柱3に固定するための固定
ハンドル16を備えていると共に、上下端部には水密ゴ
ム17を、左右両端部には水密ゴム18とフリーベアリ
ング19とをそれぞれ備えている。
【0023】前記固定ハンドル16は、一端を把持部2
0、他端を略円柱状の係止部21としており、防水板5
に対して略平行に回動自在に軸支したものである。ま
た、前記把持部20にはトリガー22を備えており、固
定ハンドル16を回動させる際にはトリガー22を引き
ながらでなければ回動させることはできず、第三者など
がうっかり固定ハンドル16を回動させてロックを解除
してしまうようなことがないように図っている。一方、
溝付支柱2と中間支柱3の側面には前記係止部21先端
と略同径の丸溝23を所定数設けていると共に、各丸溝
23の下位には下向きに漸次拡幅しかつ浅くなっていく
誘導溝24を備えている。そして、防水板5を取り付け
る際には、図8に示すように、固定ハンドル16を固定
位置へ回動させると、係止部21先端が誘導溝24に沿
って丸溝23内へと誘導されて嵌入される。このよう
に、固定ハンドル16は固定動作に多少融通が利く構造
としているので、防水板5の差し込み位置に微妙なずれ
があったり、長期使用による水密ゴム18の変形などが
あっても常に安定した固定力を発揮することができる。
【0024】防水板5の上下端部に固着した水密ゴム1
7は、図9に示すように、上面17aが湾曲した断面略
X字形状を成しており、防水板5の自重で押圧される
と、図10に示すように、湾曲していた上面17aが略
平坦に変形して密着するように柔軟なものを採用してい
る。一方、図11は従来からよく採用されている形状の
水密ゴム107であって、断面が略逆U字形状を成して
おり、その構造上正面からの水流には十分な水密効果を
発揮できるものの、上下方向からの乱流には水密効果が
やや弱い傾向があった。一般に、増水時には水流は一定
ではなく、また勢いもあることが多いため、従来の水密
ゴム107では十分な防水を期待することができなかっ
た。その点、本実施例の水密ゴム17ではその構造上正
面からの水流は勿論、上下方向からの乱流に対しても水
密効果を大きくそがれることがなく、優れた防水を期待
することができる。
【0025】また、防水板5の固定ハンドル16設置面
の左右両端部に固着した水密ゴム18は断面略L字形状
を成しており、前記固定ハンドル16の固定操作に伴
い、図6及び図7に示すように、水密ゴム18が防水板
5と溝付支柱2或いは中間支柱3とに挟まれ、押圧され
て水密効果を発揮するようにしている。
【0026】また、フリーベアリング19は防水板5の
左右側面部の上下位置にそれぞれ備えており、防水板5
の左右両端部を溝付支柱2の溝8内に抜き差しする際
に、図12に示すように、多少傾いた状態だったとして
も滑動して途中で引っ掛かったりしないように図ってい
る。
【0027】しかして、平常時は地下道や建物などの入
口には溝付支柱2と底板4、及びアンカ12のみが設置
されているだけで、中間支柱3や防水板5は別途保管し
ており、通行には何ら支障がないようにしている。そし
て、台風や集中豪雨などによる増水時に防水装置1を組
み上げるときは、先ず底板4上の砂やゴミなどをほうき
などで軽く取り除いた後、別途保管しておいた中間支柱
3をアンカ12上へ載置し、ラチェットレバー14にて
固定ボルト13を締結して中間支柱3を床面上へ立設し
ていく。次に、中間支柱3と共に保管しておいた防水板
5の一端部を中間支柱3の当て板10に沿わせながら他
端部を溝付支柱2の溝8内に差し込み、底板4上へ落と
し込んでいく。このとき、下位側の水密ゴム17が防水
板5の自重で押圧され、底板4と防水板5間の水密が図
られる。そして、両端の固定ハンドル16を固定操作
し、防水板5を溝付支柱2及び中間支柱3に固定してい
く。このとき、水密ゴム18が防水板5と溝付支柱2及
び中間支柱3との間に挟まれて押圧され、防水板5と溝
付支柱2及び中間支柱3間の水密が図られる。続いて、
この固定した防水板5の上位に別の防水板5を差し込
み、同様に固定していって防水装置1の組み上げを完了
する。
【0028】このように、本発明の防水装置1であれ
ば、平常時は通行の障害となることもなく、定期的な掃
除などのメンテナンスも不要であると共に、増水時には
ごく簡単な作業で迅速かつ容易に組み上げることができ
る上、確実な防水効果を発揮させることができる。
【0029】なお、本実施例においては、防水装置を組
み上げる際、入口に中間支柱3を立設した場合を示した
が、その立設する数は入口の幅に応じて適宜決定すれば
良く、特に入口の幅が広くない場合には中間支柱3を立
設する必要はない。そして、その場合には、防水板5の
左右両端部共に溝付支柱2へ取り付けることになる。ま
た、本実施例では防水板5を2段に積み上げた場合を示
したが、入口の構造や増水時に予想される水嵩に応じて
適宜決定すれば良く、3段以上積み上げるようにしても
良いし、さほど高さを必要としないのであれば1段のみ
としてもかまわない。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明に係る請求項1記載
の防水装置によれば、増水時に建物などの入口から内部
へ浸水するのを防止する防水装置であって、前記入口の
両側壁面に対向させて立設する一対の溝付支柱と、入口
の床面上に床面に対してフラットに埋設する底板と、前
記溝付支柱の溝内に左右両端部を差し込んで前記底板上
に1又は複数段積み上げる防水板とから成り、該防水板
の左右両端部近傍には防水板を溝付支柱に固定する複数
の固定ハンドルを備えると共に、防水板の上下端部には
防水板の自重で押圧されるように水密ゴムを固着する一
方、防水板の左右両端部には前記固定ハンドルの固定操
作にて押圧されるように水密ゴムを固着したので、平常
時のメンテナンスを極力不要とすると共に、増水時には
迅速かつ容易に取り付けられる上、確実な防水を行うこ
とができる。
【0031】また、請求項2記載の防水装置によれば、
前記入口の幅が所定長さ以上の場合には、入口の床面に
入口の幅に応じて1又は複数の中間支柱立設用のアンカ
を埋設する一方、該アンカへ立設する中間支柱にはアン
カへの着脱用ラチェットレバーを備えたので、中間支柱
を立設及び解体する際に別途工具などを必要とせず、迅
速かつ容易に行うことができる。
【0032】また、請求項3記載の防水装置によれば、
前記防水板の左右両端部には溝内へ抜き差しする際の引
っ掛かり防止用に複数のフリーベアリングを備えたの
で、防水装置の組み上げ及び解体の際に引っ掛かること
がなく、効率良く作業を行うことができる。
【0033】また、請求項4記載の防水装置によれば、
前記固定ハンドルは一端を把持部、他端を略円柱状の係
止部とし、防水板と略平行に回動自在に軸支する一方、
前記溝付支柱及び中間支柱の所定位置には複数の丸溝を
備えており、固定ハンドルを固定位置へ回動させると係
止部先端が前記丸溝内へ嵌入するように構成したので、
防水板の差し込み位置に微妙なずれがあったり、長期使
用による水密ゴムの変形などがあったとしても確実に固
定を行うことができる。
【0034】また、請求項5記載の防水装置によれば、
前記防水板の上下端部に固着する水密ゴムは断面略X字
形状を成していると共に、上下方向からの押圧時には水
密ゴム上面が略平坦となるように構成したので、防水板
の正面からだけでなく上下方向からの激しい水流に対し
ても十分な防水効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防水装置の一実施例を示す正面図
である。
【図2】図1の背面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1のA−A断面図である。
【図5】図1の一部を省略したB−B断面図である。
【図6】図3の溝付支柱部分の拡大図である。
【図7】図3の中間支柱部分の拡大図である。
【図8】本発明に係る防水装置の固定ハンドルの固定操
作を説明する図である。
【図9】本発明に係る防水装置の押圧前の水密ゴムを示
す図である。
【図10】本発明に係る防水装置の押圧後の水密ゴムを
示す図である。
【図11】従来の水密ゴムを示す図である。
【図12】本発明に係る防水装置の防水板の取り付け手
順を説明する図である。
【図13】従来の防水装置を示す図である。
【符号の説明】
1…防水装置 2…溝付支柱 3…中間支柱 4…底板 5…防水板 12…アンカ 14…ラチェットレバー 16…固定ハンド
ル 17、18…水密ゴム 19…フリーベア
リング 20…把持部 21…係止部 23…丸溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E036 AA01 BA01 CA01 DA02 DA09 EA03 EA09 EB02 EB03 EC03 FA08 GA02 GA07 HA02 HB08 2E039 AC04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】増水時に建物などの入口から内部へ浸水す
    るのを防止する防水装置であって、前記入口の両側壁面
    に対向させて立設する一対の溝付支柱と、入口の床面上
    に床面に対してフラットに埋設する底板と、前記溝付支
    柱の溝内に左右両端部を差し込んで前記底板上に1又は
    複数段積み上げる防水板とから成り、該防水板の左右両
    端部近傍には防水板を溝付支柱に固定する複数の固定ハ
    ンドルを備えると共に、防水板の上下端部には防水板の
    自重で押圧されるように水密ゴムを固着する一方、防水
    板の左右両端部には前記固定ハンドルの固定操作にて押
    圧されるように水密ゴムを固着したことを特徴とする防
    水装置。
  2. 【請求項2】前記入口の幅が所定長さ以上の場合には、
    入口の床面に入口の幅に応じて1又は複数の中間支柱立
    設用のアンカを埋設する一方、該アンカへ立設する中間
    支柱にはアンカへの着脱用ラチェットレバーを備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の防水装置。
  3. 【請求項3】前記防水板の左右両端部には溝内へ抜き差
    しする際の引っ掛かり防止用に複数のフリーベアリング
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の防水装
    置。
  4. 【請求項4】前記固定ハンドルは一端を把持部、他端を
    略円柱状の係止部とし、防水板と略平行に回動自在に軸
    支する一方、前記溝付支柱及び中間支柱の所定位置には
    複数の丸溝を備えており、固定ハンドルを固定位置へ回
    動させると係止部先端が前記丸溝内へ嵌入するように構
    成したことを特徴とする請求項1乃至3記載の防水装
    置。
  5. 【請求項5】前記防水板の上下端部に固着する水密ゴム
    は断面略X字形状を成していると共に、上下方向からの
    押圧時には水密ゴム上面が略平坦となるように構成した
    ことを特徴とする請求項1乃至4記載の防水装置。
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