JP2003278179A - ブーム枢支部の補強構造 - Google Patents

ブーム枢支部の補強構造

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JP2003278179A
JP2003278179A JP2002087363A JP2002087363A JP2003278179A JP 2003278179 A JP2003278179 A JP 2003278179A JP 2002087363 A JP2002087363 A JP 2002087363A JP 2002087363 A JP2002087363 A JP 2002087363A JP 2003278179 A JP2003278179 A JP 2003278179A
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Naoya Muramoto
直哉 村本
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブームの枢支部における補強構造において、
部品点数を減らし、溶接等による接合箇所を少なくす
る。 【解決手段】 一対の第1壁部43a,43aとこの第
1壁部43a,43aの間に設けられた第2壁部43
b,43cとを有するブーム13を備え、一対の第1壁
部43a,43aの間にボス部46を架設し、前記第2
壁部43b,43cの端部に、同第2壁部43b,43
cからボス部46に向けて屈曲された補強片47,48
を一体に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロントローダ等
に好適に採用されるブーム枢支部の補強構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】トラクタの前部にフロントローダを装着
したローダ作業機では、トラクタ車体の前部に支持台を
左右外方突出状に設け、この支持台にブーム支持体を上
方突出状に設け、このブーム支持体の上部にブームの後
端部を枢支し、ブームの前端部にバケット等を枢支した
ものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のブームは、左右
の側壁と上下の側壁とによって断面矩形箱形に形成さ
れ、その後端部には、ブーム支持体との連結軸が挿通さ
れるボス部が設けられている。このボス部は、左右の壁
部を貫通して設けられており、このボス部と上壁及び下
壁とは、両者の間に設けられた補強板により結合され、
強度アップが図られていた。
【0004】しかし、前記補強板は、上下壁部及びボス
部とは別の部材で構成されていたため部品点数が増大
し、また、この補強板をそれぞれ上下壁部とボス部との
双方に溶接にて接合しなければならず、製造工数が増大
しコスト増の原因となっていた。本発明は、上記の問題
を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるブーム枢
支部の補強構造は、対向配置された一対の第1壁部とこ
の第1壁部の間に設けられた第2壁部とを有するブーム
を備え、一対の第1壁部の間にボス部を架設し、前記第
2壁部の端部に、該第2壁部からボス部に向けて屈曲さ
れた補強片を一体に形成していることを特徴とするもの
である。このように構成することによって、第2壁部と
補強片とを溶接にて接合する工程が不要となり、補強片
とボス部とが突き合わさった部分のみを溶接等により接
合すればよく、部品点数減が図れるとともに接合箇所も
少なくなって製造工数の低減が図られる。
【0006】上記構成において、一対の第1壁部と第2
壁部とを板材を屈曲することにより一体に構成し、更
に、上記第2壁部の端部に補強片を一体に形成している
ことが推奨される。これによって部品点数が一層低減さ
れるし、第1,第2壁部の溶接等による接合も不要とな
る。また、一対の第1壁部と第2壁部とを別体として構
成して両者を接合している場合も、上記第2壁部の端部
に補強片を一体に形成していることが推奨される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1において、1は、トラクタ
(走行車両)2の前部にフロントローダ3を装着してな
るローダ作業機である。前記トラクタ2の車体4は、エ
ンジン、クラッチハウジング、ミッションケースを前後
方向に連結し、エンジンの下側に前車軸フレーム5を固
定し、前車軸フレーム5に前車軸ケース6等を支持し、
ミッションケースの後部に後車軸ケース7等を固定する
ことにより構成されている。前車軸ケース6には前車軸
を介して操向輪となる左右一対の前輪8が取り付けら
れ、後車軸ケース7には後車軸を介して駆動輪となる左
右一対の後輪9が取り付けられている。
【0008】エンジンは前部のボンネット10内に収納
され、車体4の後部上方には運転席11Aが設けられ、
運転席11Aの前方には操縦ハンドル11Bが設けられ
ている。フロントローダ3は、図2及び図3にも示すよ
うに、フレーム12と、ブーム13と、バケット(作業
具)14とを備えて主構成されている。フレーム12
は、車体4の前部側方に、該車体4から左右方向外方突
出状に配置された支持台15と、この支持台15を車体
4に取付固定する取付ブラケット16と、前記支持台1
5に立設されたブーム支持体17と、車体4の側方に前
後方向に配置されていて前端側がブーム支持体17に連
結され、後端側が車体4後部に連結された連結フレーム
18とを左右一対備えて主構成されている。
【0009】支持台15は、本実施の形態では、左右方
向の軸心を有する円筒状のパイプ材からなり、この支持
台15の左右方向内端部に前記取付ブラケット16が溶
接等によって固定されている。この取付ブラケット16
は板材等から構成されていて前車軸フレーム5等の車体
4にボルトにより取付固定されている。なお、支持台1
5は角筒状に形成してもよい。左右の取付ブラケット1
6は、図示しない連結枠により相互に連結してもよく、
この連結枠は車体4の下面に取付固定すればよい。
【0010】前記ブーム支持体17は、図4に示すよう
に、支持台15の左右方向外端側に固定されたメインフ
レーム19と、このメインフレーム19に着脱自在に取
り付けられるサブフレーム20とから主構成されてい
る。メインフレーム19は、図5〜図7にも示すよう
に、板材を屈曲することによって左右の側壁19a、1
9bと背面壁19cとを有する平面視コ字形に形成さ
れ、上下方向中途部の前部側に、左右の側壁19a、1
9bに架設された左右方向の支軸21を備え、上部には
左右の側壁19a、19bを貫通する挿通孔22を備え
ている。
【0011】図7に示すように、左右の側壁19a,1
9bの下部には、前記支持台15の左右方向外側部が貫
通しており、この支持台15の外端部15aは外側の側
壁19aから突出している。そして、支持台15は、そ
の外周面が左右側壁19a,19bの外面(左右の側壁
19a,19bの対向面と反対の面)に対して溶接Yに
て接合されており、これによって支持台15とメインフ
レーム19との接合強度が高められている。また、側壁
19a,19bは、その対向内側の狭い空間でなく外面
で支持台15に溶接にて接合されるので、この接合作業
が容易に行えるようになっている。特に、左右外側の側
壁19aから支持台15の外端部15aが突出している
ので、当該部分の接合を、メインフレーム19の左右外
側から容易に行える。
【0012】支持台15はメインフレーム19を貫通し
ているので、ブーム13からメインフレーム19にかか
る負荷を支持台15の外面(外周面)で受けることがで
き、耐荷重性が高められるようになっている。支持台1
5は、取付ブラケット16に対しても左右方向に貫通
し、その左右方向の内端部15bが取付ブラケット16
から突出しており、支持台15の外周面が取付ブラケッ
ト16の表裏両面に溶接Yにて接合されている。前記支
持台15を構成するパイプ材の肉厚tは、メインフレー
ム19よりも厚肉とされ、ここに支持台15自体の強度
が高められ、各種の補強部材を不要なものとしている。
また、取付ブラケット16についても支持台15と略同
様の厚肉の板材が採用されている。
【0013】図4に示すように、サブフレーム20は、
左右の側壁と、背面壁とから平断面前方に開放状のコ字
形に形成されており、左右の側壁間に亘って補強板2
4,25が設けられると共に、左右の側壁間下端前部側
には嵌合部材26が設けられ、この嵌合部材26には、
下方に向けて開放状の円弧状凹部26aが左右の側壁間
に亘って設けられている。サブフレーム20の上部及び
上下方向中途部の前後には、それぞれ左右の側壁を貫通
する挿通孔27,28,29が形成されている。
【0014】そして、サブフレーム20の凹部26aが
メインフレーム19の支軸21に上方から嵌合した状態
で、サブフレーム20の上下方向中途部後部側の挿通孔
27がメインフレーム19の挿通孔22に一致するよう
になっており、これら挿通孔22,27に亘って連結ピ
ン30を挿通することにより、サブフレーム20がメイ
ンフレーム19に対して固定されるようになっている。
また、上記の逆の操作によってメインフレーム19から
サブフレーム20を取り外すことができ、これによって
トラクタ2に対してフロントローダ3が着脱自在に構成
されている。
【0015】なお、メインフレーム19の左右の側壁1
9aの内面側上部には、サブフレーム20の外面側の、
挿通孔27の縁に設けたボスが嵌合するボスガイド31
が設けられている。また、上記ブーム支持体17のメイ
ンフレーム19とサブフレーム20とを一体的に構成し
て、トラクタ2に対してフロントローダ3を着脱不能に
固定した形式としてもよい。前記連結フレーム18は、
長尺の板材によって形成され、車体4の下部側方に、前
部から後部に亘るように前後方向に配置されている。
【0016】この連結フレーム18の前部は、メインフ
レーム19の左右内側(車体4側)の側壁19bを下方
に延設することによって形成された取付具36にボルト
固定され、連結フレーム18の後部は、後車軸ケース7
に対してブラケット37(図1参照)等を介してボルト
により固定されることで車体4に連結されている。した
がって、ブーム13側からブーム支持体17へと付与さ
れた負荷を、このブーム支持体17に直接連結された連
結フレーム18へ好適に分散でき、ブーム支持体17と
支持台15との接合部の応力を小さくすることができ
る。また、支持台15そのものの肉厚が厚くなっている
ので、ブーム13からの負荷による曲げやねじれにも好
適に耐え得る構造となっている。
【0017】さらに、支持台15よりも上側でブーム支
持体17の上部にブーム13が連結されているのに対し
て、支持台15よりも下側でブーム支持体17の下部に
連結フレーム18が連結されているので、特に、ブーム
13から後方への負荷が付与された場合に連結フレーム
18が引張り荷重を受け、支持台15に対するねじれを
抑制できるようになっている。上記のような構造によ
り、従来のようなブレイスがなくても強度を確保できる
とともに、構造も簡素にすることができる。
【0018】取付具36は、ブーム支持体17の側壁1
9bを下方に延設することにより一体に形成されている
ので、これを他の部材で形成して溶接等により接合する
場合に比べて、部品点数減が図れ、製造も容易となる。
なお、連結フレーム18の後端側は、直接車体4に固定
してもよく、また、車体4側に取付固定される他の部材
に固定してもよい。また、トラクタ2の後部にバックホ
ーを装着できるタイプのものでは、後車軸ケース7に取
付固定されるバックホー取付枠に、連結フレーム18の
後端側を連結固定するようにしてもよい。
【0019】取付具36は、メインフレーム19の左右
外側の側壁19aを下方に延設することによって形成し
てもよく、左右両方の側壁19a、19bを両方に取付
具36を形成し、これらに2股、又は2つの連結フレー
ム18を連結する構造としてもよい。また、メインフレ
ーム19の背面壁19cに取付具36を後方突出状に設
けることも可能である。ブーム支持体17の下部に連結
フレーム18を直接取り付けた構成、支持台15の肉厚
を厚くした構成、支持台15をブーム支持体17に貫通
し突出させた構成等によりフレーム12の強度が高めら
れており、特にブーム支持体17のメインフレーム19
には上記に説明した構成以外の補強部材は設けられてお
らず、非常に簡素な構造となっている。
【0020】図1〜図3に示すように、前記ブーム13
は左右一対設けられ、基端側(後端側)がサブフレーム
20の挿通孔28に挿通されるピンによって、サブフレ
ーム20に左右方向の軸心回りに回動自在に枢着されて
おり、ブーム13の先端側には、バケット14が左右方
向の軸心回りに回動自在に枢着されている。また、左右
のブーム13の前部側は連結パイプ32によって相互に
連結されている。ブーム支持体17とブーム13との間
にはブームシリンダ33が介装されている。このブーム
シリンダ33の後端は、サブフレーム20の挿通孔29
にピンを介して枢支され、ブームシリンダ33の前端
は、ブーム13の中途部にピンを介して枢支され、この
ブームシリンダ33の伸縮によりブーム13が揺動動作
される。
【0021】各ブーム13の前部上側にはバケットシリ
ンダ34が配置され、このバケットシリンダ34の基端
側はブーム13の中途部に枢着され、バケットシリンダ
34の先端側には一対のリンクを介してバケット14が
連結され、このバケットシリンダ34の伸縮によりバケ
ット14がスクイ・ダンプ動作されるように構成されて
いる。なお、ブーム支持体17のメインフレーム19に
は、ブームシリンダ33及びバケットシリンダ34を制
御するコントロールバルブ49とこれを操作する操作レ
バー50が設けられている。また、上記バケット14に
代えて他の作業具(ロールグラブやフォーク等)をブー
ム13に装着してもよい。
【0022】ブーム13は、図8及び図9に示すよう
に、前部構成体40と、後部構成体41と、これらを繋
ぐ中間構成体42とを備えている。前部構成体40及び
後部構成体41は、左右一対の側壁部43aと、この一
対の側壁部43aの上部間に設けられた上壁部43b
と、一対の側壁部43aの下部間に設けられた下壁部4
3cとによって断面矩形状の箱形を呈している。左右側
壁部43a,43a及び上壁部43bは、板材をコ字形
に屈曲することによって一体に成形され、下壁部43c
は、左右側壁部43aの下部間に架け渡されて溶接にて
接合された板材により構成されている。
【0023】中間構成体42は、前部構成体40及び後
部構成体41の上壁部43b、43b同士を繋ぐ上連結
板44aと、側壁部43a,43a同士を繋ぐ横連結板
44bとを有し、前後の下壁部43c,43c同士は互
いに突き合わされて溶接にて接合されている。左右の横
連結板44b,44bの前部側は、前部構成体40の上
壁部43bよりも上方に突出しており、この突出部分
に、バケットシリンダ34の基部を枢支する枢支部44
cを形成している。一方、後部構成体41の左右側壁部
43a,43aの前部側は、下壁部43cよりも下方に
突出し、この突出部分に、ブームシリンダ33の基部を
枢支する枢支部43dを形成している。
【0024】従来のブームでは、上記上連結板44aを
後部構成体41の上壁部43b上面で後方に延伸し、前
部構成体40の上壁部43b上面には他の補強板を貼着
した構造となっていたが、本実施形態では、上連結板4
4aの前後部が前後の上壁部43b、43bとわずかに
オーバーラップし、他の補強板も省略したものとなって
おり、構造が簡素化されている。また、連結パイプ32
の周囲で前部構成体40の内側面には、側面視楕円状の
側板45が固着されている。
【0025】従来のブームでは、前部構成体40の上壁
部43bと連結パイプ32の上面との間に補強板を架設
した構造となっており、部品点数が多く構造も複雑であ
ったが、本実施形態では、かかる補強板をも省略し、上
記側板45を設けることで連結パイプ32と側壁部43
aとの接続部を厚肉として強度を高め、構造を簡素なも
のとしている。図10及び図11には、ブーム支持体1
7に対するブーム13の枢支部(後端部)の構造が示さ
れており、左右の側壁部(第1の壁部)43a,43a
と上壁部(第2の壁部)43bとが板材を屈曲すること
によって一体的なコ字形に形成され、下壁部(第2の壁
部)43cがこれとは別体とされて溶接にて接合されて
いる。
【0026】また、左右の側壁部43a、43aの間に
は、ブーム支持体17との連結軸が挿通される筒形のボ
ス部46が架設されている。上壁部43bの後端部に
は、該上壁部43bとボス部46とを連結する補強片4
7が設けられている。この補強片47は、後部構成体4
1の上側を展開して示す図12の如く、上壁部43bと
一体に形成されており、破線で屈曲することによって、
補強片47の下端がボス部46上面に突き合わされ、溶
接にて接合されるようになっている。
【0027】したがって、かかる補強片47を別体とし
て構成し、これを上壁部43bとボス部46との双方に
溶接にて接合する場合に比べて、部品点数減、製造工数
減が図れ、コストの削減に繋がる。なお、47aは、補
強片47と側壁部43a及び上壁部43bとの間に形成
された孔であり、補強片47や側壁部43aを屈曲した
ときの割れやこれらの境界部の応力集中を防止するもの
となっている。下壁部43cの後端部にも、該下壁部4
3cとボス部46とを連結する補強片48が設けられて
おり、この補強片48は下壁部43cと一体に形成され
るとともに、屈曲することによりボス部46の下面に突
き合わされ、溶接にて接合されている。
【0028】したがって、この補強片48も下壁部43
cと別体で構成する場合に比べて、部品点数減、製造工
数減、コストダウンが図られる。なお、上記において、
一方の補強片47,48のみを上壁部43b又は下壁部
43cと一体に形成した構成(他方は上壁部43b,下
壁部43cと別体として溶接にて接合)としてもよく、
4面の壁部43a,43b,43cを一枚の板材を屈曲
することにより形成したものであってもよい。また、ブ
ーム13の断面形状は、四角形の角部を傾斜状の平面と
した八角形状とすることもできる。
【0029】図1及び図2に示すように、トラクタ2の
フロントグリルの前側には、トラクタ2の前面を保護す
るフロントガード51が設けられている。このフロント
ガード51は、図13及び図14に詳細を示すように、
上下方向に長い左右一対の側枠材52と、この左右側枠
材52の間に架設された横枠材53と、この側枠材52
を前車軸フレーム5に取り付けるための取付板54とを
有している。側枠材52は、上下方向に延びる主部52
aと、この主部52aの下端から後方へ延伸する後方延
伸部52bとを有し、この後方延伸部52bの後端部に
取付板54が固着されている。
【0030】側枠材52は、正面視において上下中途部
が左右外方に膨出(折曲)されており、側面視におい
て、後方延伸部52bが主部52aに比べて広幅となっ
ている。横枠材53は複数(図例では3本)設けられ、
主部52aに対してほぼ等間隔で配置されている。トラ
クタ2の後部に他の作業機を装着した場合、前後のバラ
ンスを図るためにトラクタ2前部にウエイトを装着する
ことがあるが、本実施形態のフロントガード51には、
このウエイトWの装着部55を一体に備えたものとなっ
ている。
【0031】したがって、フロントガード51をトラク
タ2から取り外してウエイト装着用のブラケットに付け
替えなくとも、フロントガード51を残したままウエイ
トWを取り付けることができるようになっている。上記
装着部55は、左右の側枠材52の下部間に架設された
前後の連結板56,57を有し、前側の連結板56は、
側枠材52の前端部に縦向きに配設されてウエイトWの
係止部とされ、後側の連結板57は、取付板54の前面
に突き合わされるように横向きに配設されてウエイトW
の後部を上側から受ける受部とされている。
【0032】このように装着部55を左右側枠材52に
架設された連結板56,57により構成することで、か
かる装着部55にフロントガード51の補強としての機
能を持たせることができ、逆に言えば、フロントガード
51の補強としての連結板56,57を用いてウエイト
の装着部55を構成することが可能となるので、部品点
数の増大を抑え、軽量化やコストダウンが図れるように
なっている。特に、後側の連結板57を取付板54に突
き合わせて溶接にて接合し、両者で略T字状を形成して
いることによって、前車軸フレーム5に対するフロント
ガード51の取付基部の構造が強化されている。
【0033】連結板56,57は、側枠材52の側面範
囲内に配設されていて該側枠材52から前方に突出しな
いため、また、横枠材53よりも後側に配設されている
ため、これに装着したウエイトWがフロントガード51
から大きく突出し過ぎないようにその突出量が抑制され
ている。なお、上記横枠材53の数は上記(3本)に限
ることなく変更可能であり、左右側枠材52,52の上
端のみに1つの横枠材53を備えた構成としてもよい。
この場合、横枠材53と側枠材52とを板材を屈曲する
ことにより一体に構成してもよい。
【0034】本発明は、上記実施形態に限定されること
なく適宜設計変更可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、部品点数を減らし、溶
接等による接合箇所を少なくして製造工数減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ローダ作業機の側面図である。
【図2】ブーム支持構造の正面図である。
【図3】フロントローダの平面図である。
【図4】ブームを支持するフレームの側面図である。
【図5】左側の支持台、取付ブラケット、ブーム支持体
(メインフレーム)の側面図である。
【図6】左側の支持台、取付ブラケット、ブーム支持体
(メインフレーム)の平面図である。
【図7】左側の支持台、取付ブラケット、ブーム支持体
(メインフレーム)の正面図である。
【図8】ブームの全体側面図である。
【図9】(a)は左側のブームの前部側平面図、(b)
は図8のA−A矢示図、(c)は図8のB−B矢示図、
(d)は図8のC−C矢示図である。
【図10】ブームの後端部の側面断面図である。
【図11】ブーム後端部の背面図である。
【図12】ブーム後端部の左右側壁部、上壁部を展開し
て示す図である。
【図13】フロントガードの側面断面図である。
【図14】フロントガードの正面図である。
【符号の説明】
13 ブーム 43a 側壁部 43b 上壁部 43c 下壁部 46 ボス部 47 補強片 48 補強片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置された一対の第1壁部(43
    a,43a)とこの第1壁部(43a,43a)の間に
    設けられた第2壁部(43b,43c)とを有するブー
    ム(13)を備え、前記一対の第1壁部(43a,43
    a)の間にボス部(46)を架設し、前記第2壁部(4
    3b,43c)の端部に、同第2壁部(43b,43
    c)からボス部(46)に向けて屈曲された補強片(4
    7,48)を一体に形成していることを特徴とするブー
    ム枢支部の補強構造。
  2. 【請求項2】 一対の第1壁部(43a,43a)と第
    2壁部(43b)とを板材を屈曲することにより一体に
    構成し、上記第2壁部(43b)の端部に補強片(4
    7)を一体に形成していることを特徴とする請求項1に
    記載のブーム枢支部の補強構造。
  3. 【請求項3】 一対の第1壁部(43a,43a)と第
    2壁部(43c)とを別体として構成して両者を接合
    し、上記第2壁部(43c)の端部に補強片(48)を
    一体に形成していることを特徴とする請求項1に記載の
    ブーム枢支部の補強構造。
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