JP2003276802A - 塵芥貯留排出装置 - Google Patents

塵芥貯留排出装置

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JP2003276802A
JP2003276802A JP2002086670A JP2002086670A JP2003276802A JP 2003276802 A JP2003276802 A JP 2003276802A JP 2002086670 A JP2002086670 A JP 2002086670A JP 2002086670 A JP2002086670 A JP 2002086670A JP 2003276802 A JP2003276802 A JP 2003276802A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塵芥が投入される貯留槽11の投入口12a
と、この投入口12aを開閉する開閉機構70とを備え
る塵芥貯留排出装置について、開閉機構70の駆動手段
や、開閉機構70自体に大きな負担が加わらないように
して、装置全体の信頼性を向上させる。 【解決手段】 開閉機構70を、投入口12aの蓋部材
71と、この蓋部材71が連結された支持部材とを備
え、上下方向に直線移動して投入口12aを開閉するよ
うに構成する。そして、蓋部材71を、支持部材に対し
て左右方向の軸心周りに回動自在に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塵芥を一時貯留し
た後に排出する塵芥貯留排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実開平6−25207
号公報に示されるように、市場などにおいて排出される
大量の塵芥を、塵芥回収車等による回収が行われるまで
の間、一時貯留しておく塵芥貯留排出装置が知られてい
る。
【0003】上記塵芥貯留排出装置は、ブレード等の圧
縮機構が設けられて塵芥を貯留する貯留槽を備えてい
る。この貯留槽には、斜め上方に向かって開口されてい
て塵芥を投入するための投入口と、塵芥を排出するため
の排出口とがそれぞれ設けられている。そして、投入口
から投入した塵芥を貯留槽内で圧縮して貯留し、排出口
から塵芥回収車等へ排出するようにしている。
【0004】さらに、この塵芥貯留排出装置には、通常
時に投入口を閉鎖して貯留槽内を密閉する一方、塵芥投
入時に投入口を開放するための扉が設けられている。す
なわち、上記扉は、モータ等の駆動手段により上下方向
へスライド可能に設けられており、上方の開放位置への
スライド移動により投入口を開放する一方、下方の閉鎖
位置へのスライド移動により投入口を閉鎖するように構
成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
塵芥貯留排出装置は、投入者の安全を考慮して、塵芥を
投入口へ投入するときに、貯留槽の圧縮機構を停止する
ようにしている。すなわち、投入された塵芥が圧縮機構
により圧縮されないので、投入口近傍に塵芥が溜まり、
塵芥が投入口から溢れる場合がある。
【0006】このとき、上記従来のものでは、扉が一定
の角度に固定された状態で上下方向にスライド移動する
ようにしているため、扉が下方へスライド移動するとき
に、その下端が溢れている塵芥に衝突してしまう。すな
わち、扉の下方への移動が塵芥により遮られるため、そ
の扉を閉鎖位置へ移動させようとする駆動手段や扉自体
に大きな負担が加わってしまうという問題がある。
【0007】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、塵芥貯留圧縮装置の
投入口を開閉する開閉機構の構造に改良を加えることに
より、開閉機構の駆動手段や、開閉機構自体に大きな負
担が加わらないようにして、装置全体の信頼性を向上さ
せることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、投入口の開閉機構を、上下方向に
直線移動する支持部材と、該支持部材に対して左右方向
の軸心周りに回動自在に連結された投入口の蓋部材とに
より構成するようにした。
【0009】具体的に、第1の発明は、塵芥を貯留する
貯留槽と、上記貯留槽の一端に設けられて塵芥が投入さ
れる投入口と、上記投入口を開閉する開閉機構とを備え
る塵芥貯留排出装置が対象である。そして、上記開閉機
構は、上記投入口の蓋部材と、該蓋部材が連結された支
持部材とを備え、上下方向に直線移動して投入口を開閉
するように構成され、上記蓋部材は、上記支持部材に対
して左右方向の軸心周りに回動自在に連結されている。
【0010】上記の発明によると、貯留槽に塵芥を投入
する場合、投入口の開閉機構を、上方の所定の開放位置
へ直線移動させて投入口を開放する。そして、投入口へ
塵芥を投入した後、上記開閉機構を、開放位置から下方
の閉鎖位置へ直線移動させて投入口を閉鎖し、投入され
た塵芥を貯留槽内に貯留する。
【0011】そして、塵芥が投入口から溢れている場合
に、その溢れている塵芥に蓋部材の下端が接触すると、
該蓋部材は、支持部材の下方への直線移動に伴って、支
持部材に対して左右方向の軸心周りに回動する。したが
って、支持部材は、その蓋部材と塵芥との接触に拘わら
ず、所定の閉鎖位置まで下方へ直線移動する。その結
果、開閉機構を駆動する駆動手段や、開閉機構自体に大
きな負担は加わらない。
【0012】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記投入口は、斜め上方に向かって開口しており、開閉
機構は、蓋部材の傾きが投入口の傾きと同じになるよう
に、該蓋部材を係止する係止部材を備えている。
【0013】上記の発明によると、蓋部材は係止部材に
より係止されており、その蓋部材の傾きが投入口の傾き
と同じになっている。そして、塵芥が投入口から溢れて
いないときに、蓋部材は、その傾きを維持した状態で投
入口を閉鎖する。一方、塵芥が投入口から溢れていると
きに、蓋部材は、支持部材の下方への直線移動に伴っ
て、係止位置から支持部材に対する左右方向の軸心周り
に回動する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図5〜図7は、本発明の一実
施形態に係る塵芥貯留排出装置を示している。ここで、
以下、図5及び図6で上下方向を上下方向とする。ま
た、図6及び図7で右左方向を前後方向、図5で左右方
向を左右方向とする。
【0015】この塵芥貯留排出装置Sは、例えば卸売市
場の敷地内に設置されており、該卸売市場から排出され
る大量の塵芥を、塵芥回収車Xにより回収されるまでの
間、一時貯留するためのものである。
【0016】図6に示すように、卸売市場の敷地内にお
ける地面Gには、縦穴状に窪むピットPが形成されてお
り、このピットPに塵芥貯留排出装置Sが設置されてい
る。塵芥貯留排出装置Sは、塵芥を貯留する略樽状の貯
留槽11と、該貯留槽11を載置支持する昇降フレーム
21と、昇降フレーム21を貯留槽11と共に昇降させ
る貯留槽昇降機構40とを備えている。尚、図1及び図
6において、26は、塵芥を貯留槽11内へ投入するた
めの容器である。
【0017】すなわち、ピットPには、矩形枠状の昇降
フレーム21が設けられており、この昇降フレーム21
の上に、貯留槽11が前後方向に沿って配設されてい
る。そして、貯留槽11は、その軸心周りに回転可能に
昇降フレーム21に支持されている。図6に示すよう
に、昇降フレーム21には、貯留槽11を回転駆動する
ためのモータ7が配設されている。そして、モータ7の
出力軸と、貯留槽11の前側端部とにチェーン8が巻き
掛けられている。こうして、モータ7の駆動により貯留
槽11を回転させるようにしている。
【0018】貯留槽11の一端には、塵芥が投入される
投入口12aが設けられている。すなわち、貯留槽11
の前側端部には、貯留槽11の内外を連通して、投入さ
れる塵芥を貯留槽11の内部へ案内する筒状のホッパ1
2が設けられている。そして、ホッパ12の前側端部
は、貯留槽11端部よりも前方に突出しており、その先
端に投入口12aが斜め上方へ向かって開口している。
【0019】このホッパ12は、貯留槽11の端部に対
して回転自在に取り付けられている。すなわち、昇降フ
レーム21の前端には、枠状のフレーム22が立設され
ており、このフレーム22に、上記ホッパ12が固定し
て設けられている。したがって、投入口12aは、貯留
槽11の回転に拘わらず、上記所定の方向へ向かって開
口している。そして、この投入口12aは、後述の開閉
機構70により開閉するように構成されている。
【0020】一方、貯留槽11の他端である後端には、
貯留槽11内に貯留された塵芥を排出するための排出口
13が形成されている。そして、貯留槽11の後端に
は、排出口13を気密状に開閉するための排出蓋14
と、この排出蓋14を開閉駆動させるための開閉機構1
5とが設けられている。
【0021】すなわち、図6に示すように、開閉機構1
5は、昇降フレーム21に立設された図示省略のフレー
ムに固定されたシリンダ16及び軸受部17と、軸受部
17に揺動可能に支持され且つシリンダ16に駆動連結
されたアーム18とから構成されている。アーム18の
先端に排出蓋14が回転自在に設けられている。このよ
うにして、シリンダ16の伸縮作動によりアーム18を
揺動させ、排出蓋14を排出口13から接離させること
で該排出口13を開閉するようにしている。
【0022】また、昇降フレーム21の後端は、貯留槽
11の排出口13よりも後方へ突出しており、その後端
に排出口13から排出された塵芥を塵芥回収車Xへ搬送
するためのベルトコンベヤ23が設けられている。ま
た、ベルトコンベヤ23の左右側部には、塵芥を排出口
13から後方へ案内するガイド板24が設けられてい
る。
【0023】そして、貯留槽11の内壁面には、前後方
向に延びる螺旋状の羽根19が、例えば2枚取り付けら
れている。そして、モータ7の駆動による貯留槽11の
回転によって、羽根19を回転させて、貯留槽11内部
の塵芥を投入口12a側から排出口13側へ圧縮しなが
ら搬送するようにしている。
【0024】昇降フレーム21の周りには、上方に延び
る4本の支柱32が互いに所定の間隔をあけて立設され
ている。これら支柱32の上端は、梁部材33によりそ
れぞれ連結固定されている。この梁部材33には、昇降
フレーム21に載置された貯留槽11を昇降させるため
の貯留槽昇降機構40が設けられている。
【0025】図6〜図8に示すように、貯留槽昇降機構
40は、チェーンスプロケット機構により構成されてい
る。貯留槽昇降機構40は、上記梁部材33に据え付け
られた昇降モータ42を備えており、この昇降モータ4
2の出力軸42aには駆動スプロケット43が固定され
ている。この駆動スプロケット43と、シャフト44に
固定された従動スプロケット45とには、エンドレスチ
ェーン46が巻き掛けられている。こうして、貯留槽昇
降機構40は、昇降モータ42の回転トルクをシャフト
44へ伝達するようになっている。
【0026】図7に示すように、シャフト44は、左右
方向に延びており、左右梁部材33により回転自在に支
持されている。シャフト44には、従動スプロケット4
5以外に4つのスプロケット47〜50が固定されてい
る。そして、この左右梁部材33に上記スプロケット4
7〜50のうちの2つがそれぞれ納められている。
【0027】まず、左側(図8で紙面手前側)のチェー
ンスプロケット機構について説明する。図8に示すよう
に、梁部材33の前側部分に設けられている2つのスプ
ロケット47,48のうち右側(図8で紙面奥側)のス
プロケット48の上側には、前後に並ぶ2つのスプロケ
ット51,52がそれぞれ回転自在に支持されている。
【0028】そして、梁部材33の後側部分には、上記
シャフト44と平行に延びるシャフト53が回転自在に
支持されている。このシャフト53には、上記スプロケ
ット47,48に対応するようにスプロケット54,5
5がそれぞれ固定されている。
【0029】一方、昇降フレーム21の四隅には、上方
に延びる4つのブラケット21aが固着されており、こ
のブラケット21aにスプロケット56がそれぞれ回転
自在に支持されている。そして、一端が前側の支柱32
に固定された一条のチェーン57が、昇降フレーム21
の前側のブラケット21aに支持されているスプロケッ
ト56に巻き掛けられ、さらに、スプロケット52,5
1,48,55を経て、スプロケット47とスプロケッ
ト54との間に巻き掛けられている後述のチェーン58
にジョイント金具を介して接続されている。
【0030】また、一端が後側の支柱32に固定された
一条のチェーン58が、昇降フレーム21の後側のブラ
ケット21aに支持されているスプロケット56に巻き
掛けられ、さらに、スプロケット54,47を経て、ス
プロケット48とスプロケット55との間に巻き掛けら
れている上記チェーン57にジョイント金具を介して接
続されている。
【0031】こうして、図8において時計回りにシャフ
ト44が回転することによって、前後のブラケット21
aを同期してそれぞれ上昇させる一方、反時計回りにシ
ャフト44が回転することによって、上記ブラケット2
1aを同期して下降させるようにしている。
【0032】次に、右側(図8で紙面奥側)のチェーン
スプロケット機構について説明する。この右側部分につ
いても上記左側のチェーンスプロケット機構と同様であ
る。すなわち、梁部材33の前側部分に設けられている
2つのスプロケット49,50のうち右側(図8で紙面
奥側)のスプロケット50の上側には、前後に並ぶ2つ
のスプロケット61,62がそれぞれ回転自在に支持さ
れている。
【0033】梁部材33の後側部分には、上記シャフト
44と平行に延びるシャフト63が回転自在に支持され
ている。このシャフト63には、上記スプロケット4
9,50に対応するようにスプロケット64,65がそ
れぞれ固定されている。
【0034】そして、一端が前側の支柱32に固定され
た一条のチェーン59が、昇降フレーム21の前側のブ
ラケット21aに支持されているスプロケット56に巻
き掛けられ、さらに、スプロケット62,61,50,
65を経て、スプロケット49とスプロケット64との
間に巻き掛けられている後述のチェーン60にジョイン
ト金具を介して接続されている。
【0035】また、一端が後側の支柱32に固定された
一条のチェーン60が、昇降フレーム21の後側のブラ
ケット21aに支持されているスプロケット56に巻き
掛けられ、さらに、スプロケット64,49を経て、ス
プロケット50とスプロケット65との間に巻き掛けら
れている上記チェーン59にジョイント金具を介して接
続されている。
【0036】こうして、上記左側のチェーンスプロケッ
ト機構と同様に、図8において時計回りにシャフト44
が回転することによって、前後のブラケット21aを同
期してそれぞれ上昇させる一方、反時計回りにシャフト
44が回転することによって、上記ブラケット21aを
同期して下降させるようにしている。すなわち、昇降モ
ータ42の駆動により、4つのブラケット21aを同期
して上下動させて、昇降フレーム21及び貯留槽11を
上昇又は下降させるようにしている。
【0037】尚、図1、図5及び図6において、27
は、臭気用パイプであって、基端がフレーム22におい
てテレスコープ状に伸縮可能に支持される一方、先端側
が前側の梁部材33に固定支持されている。
【0038】そして、本実施形態に係る塵芥貯留排出装
置Sは、貯留槽11の一端に、投入口12aを開閉する
開閉機構70を備えており、この開閉機構70は、上記
投入口12aの蓋部材71と、該蓋部材71が連結され
た支持部材72とを備えている。そして、この開閉機構
70は、上下方向に直線移動して投入口12aを開閉す
るように構成されている。
【0039】すなわち、図5に示すように、前側の2つ
の支柱32の上部には、門型フレーム73が固定されて
いる。門型フレーム73は、梁部材33に固定支持され
て左右方向に延びる梁部73aと、支柱32に固定支持
されて梁部73aの左右端部から下方へそれぞれ延びる
柱部73bとから構成されている。そして、この門型フ
レーム73の柱部73bには、後述の支持部材72のロ
ーラ75を上下方向に案内するためのガイド溝74がそ
れぞれ形成されている。
【0040】上記門型フレーム73には、ゲート状の支
持部材72が昇降可能に設けられている。支持部材72
は、左右方向に延びる梁部72aと、梁部72aの左右
端部から下方へそれぞれ延びる柱部72bとから構成さ
れている。
【0041】支持部材72の梁部72aの左右中央に
は、下方に延びる矩形板状の蓋部材71が設けられてい
る。また、支持部材72の左右の柱部72bの外側に
は、上記門型フレーム73のガイド溝74に案内される
ローラ75が上下に並んで回転自在に支持されている。
一方、その左右の柱部72bの内側には、後述のチェー
ン76の一端を連結するための上側ジョイント部77
と、そのチェーン76の他端を連結するための下側ジョ
イント部78とがそれぞれ設けられている。
【0042】一方、上記支柱32の上部には、支持部材
72及び蓋部材71をガイド溝74に沿って昇降させる
ための駆動手段であるモータ80が配設されており、そ
の出力軸81が門型フレーム73の梁部73aに沿って
左右方向に延びるように構成されている。この出力軸8
1の左右両側には、駆動スプロケット82,82がそれ
ぞれ固定して設けられている。
【0043】そして、モータ80の出力軸81と、支持
部材72との左右両側のそれぞれにおいて、一端が支持
部材72の上側ジョイント部77に固定された一条のチ
ェーン76が、出力軸81の駆動スプロケット82に巻
き掛けられ、他端が下側ジョイント部78に連結して固
定されている。すなわち、一条のチェーン76の両端
が、支持部材72の柱部72bを介して接続されてい
る。
【0044】このようにして、モータ80の駆動によっ
て駆動スプロケット82,82を回転させ、支持部材7
2及び蓋部材71をガイド溝74に沿って上昇させるこ
とによって、投入口12aを開放する一方、支持部材7
2及び蓋部材71を下降させることによって、投入口1
2aを閉鎖するようにしている。
【0045】さらに、本発明の特徴として、上記蓋部材
71は、支持部材72に対して左右方向の軸心周りに回
動自在に連結されている。すなわち、図2〜図4に拡大
して示すように、支持部材72の梁部72aには、後方
に延びる2つのブラケット85,85が、左右に所定の
間隔をあけて設けられており、支持プレート86を介し
て梁部72aにそれぞれ取付固定されている。
【0046】そして、このブラケット85の先端に、蓋
部材71の上縁部71aが、左右方向に延びる回転軸8
7によりピン結合されている。このことにより、蓋部材
71は支持部材72に回転軸87周りに回動自在に支持
されている。
【0047】また、開閉機構70は、蓋部材71の傾き
が投入口の傾きと同じになるように、該蓋部材71を係
止する係止部材であるストッパ88を備えている。スト
ッパ88,88は、基端が蓋部材71の左右上部にボル
ト等によりそれぞれ固定されており、蓋部材71の上端
側へ向かって延びるように構成されている。ストッパ8
8の先端には、略L字状の爪部88aが形成されてお
り、その爪部88aの先端が外側(図2において紙面手
前側)に向かって突出するようにしている。そして、爪
部88aは、蓋部材71が回転軸87周りに下方へ回動
したときに、ブラケット85の上面にストッパゴム89
を介して当接するように構成されている。
【0048】したがって、蓋部材71の回動可能な下限
位置は、ストッパ88により規制されており、その下限
位置において、蓋部材71は投入口12aを気密状に閉
塞するように構成されている。尚、蓋部材71の裏側に
は、シール部材としてのゲートパッキン90が設けられ
ている。
【0049】一方、蓋部材71が回転軸87周りに上方
へ回動したときに、蓋部材71が支持部材72の梁部7
2aの下端にストッパゴム91を介して当接するように
構成されている。したがって、蓋部材71の回動可能な
上限位置が支持部材72の梁部72aにより規制されて
いる。すなわち、図1に示すように、蓋部材71は、投
入口12aの傾きに一致する位置Bと、略水平の位置C
との間で回動可能に構成されている。
【0050】次に、本実施形態の塵芥貯留排出装置Sの
作動について説明する。この塵芥貯留排出装置Sは、図
1及び図6に実線で示すように、通常時には、貯留槽1
1は下降されている。このとき、蓋部材71は、図1に
おけるAで示す位置に配置されている。
【0051】塵芥を塵芥貯留排出装置S内に貯留する場
合には、モータ7の停止状態で開閉機構70を作動させ
て、蓋部材71により閉塞されている貯留槽11の投入
口12aを開放する。すなわち、モータ80を駆動し
て、蓋部材71及び支持部材72を、門型フレーム73
のガイド溝74に沿って上昇させる。つまり、蓋部材7
1を、図1における位置Aから位置Bへ上方へ直線移動
させる。
【0052】このとき、図2に実線で示すように、蓋部
材71の自重によってストッパ88の爪部88aと、支
持部材72に固定されているブラケット85とが当接し
ているため、蓋部材71の回転軸87周りの下方への回
動は、ストッパ88により規制されている。つまり、蓋
部材71の傾きは、投入口12aの開口の傾きと一致し
ている。
【0053】投入口12aへ投入された塵芥は、ホッパ
12を通じて貯留槽11の内部へ案内される。塵芥の投
入が終了した後に、開閉機構70を再び作動させて投入
口12aを閉鎖する。すなわち、モータ80を駆動し
て、蓋部材71及び支持部材72をガイド溝74に沿っ
て下方へ直線移動させる。続いて、モータ7を駆動して
貯留槽11を回転させる。このことにより、貯留槽11
内の塵芥は、羽根19により圧縮されながら排出口13
側へ搬送される。
【0054】以上の作動が所定回数繰り返されて、貯留
槽11内の塵芥の貯留量が所定量以上になったときに、
貯留槽11内の塵芥を排出する目的で、貯留槽昇降機構
40を作動させて貯留槽11を上昇させる。すなわち、
昇降モータ42を駆動させてシャフト44を図8で時計
回り方向に回転させることにより、図6に仮想線で示す
ように、昇降フレーム21及び貯留槽11を上昇させ
る。
【0055】その後、塵芥回収車Xを排出口13近傍に
停車させ、開閉機構15を作動させて排出口13を開放
させる。すなわち、シリンダ16を伸長作動させてアー
ム18を軸受部17周りに揺動させ、排出蓋14を排出
口13から接離させる。続いて、モータ7を駆動させて
羽根19を回転させると共に、ベルトコンベヤ23を回
転作動させることによって、貯留槽11内の塵芥を、排
出口13及びベルトコンベヤ23を介して塵芥回収車X
へ搬送する。
【0056】また、塵芥の排出が終了した後には、モー
タ7の駆動を停止すると共に、開閉機構15を再び作動
させて排出口13を閉塞する。さらに、貯留槽昇降機構
40を作動させて貯留槽11を下降させておく。このよ
うにして、塵芥の貯留及び排出が繰り返される。
【0057】ところで、投入される塵芥が多量であった
り、大きい場合には、その塵芥の一部が投入口12aか
ら溢れてしまう。そのとき、図1で位置Dに示すよう
に、上記実施形態によると、その溢れている塵芥に蓋部
材71の下端が接触すると、蓋部材71は、支持部材7
2の下方への直線移動に伴って、その塵芥に上方へ押さ
れることにより回転軸87(支持部材72に対して左右
方向の軸心)周りに回動することができる。したがっ
て、支持部材72は、その蓋部材71と塵芥との接触に
拘わらず、所定の閉鎖位置まで下方へ直線移動すること
が可能となる。すなわち、開閉機構70を駆動するモー
タ80や、開閉機構70自体に加わる負担を大幅に軽減
させることができ、その結果として、装置全体の信頼性
を向上させることが可能となる。
【0058】さらに、蓋部材71はストッパ88により
係止されており、その蓋部材71の傾きが投入口12a
の傾きと同じになっているため、塵芥が投入口12aか
ら溢れていないときに、蓋部材71は、その傾きを維持
した状態で投入口12aとの衝撃を最小限に抑えつつ容
易且つ確実に閉鎖することができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明による
と、貯留槽の投入口を開閉する開閉機構を備える塵芥貯
留排出装置について、開閉機構を、投入口の蓋部材と、
蓋部材が連結された支持部材とを備え、上下方向に直線
移動して投入口を開閉するように構成すると共に、蓋部
材を、支持部材に対して左右方向の軸心周りに回動自在
に連結することにより、投入口から溢れている塵芥に蓋
部材の下端が接触すると、蓋部材は、支持部材の下方へ
の直線移動に伴って、支持部材に対する左右方向の軸心
周りに回動するため、開閉機構を駆動する駆動手段や、
開閉機構自体に加わる負担を大幅に軽減させることがで
きる。その結果、装置全体の信頼性を向上させることが
できる。
【0060】第2の発明によると、上記投入口が、斜め
上方に向かって開口しており、開閉機構が、蓋部材の傾
きが投入口の傾きと同じになるように、蓋部材を係止す
る係止部材を備えることにより、蓋部材の傾きが投入口
の傾きと同じになるように係止されているので、塵芥が
投入口から溢れていない通常時に、蓋部材は、その傾き
を維持した状態で投入口を容易且つ確実に閉鎖すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る塵芥貯留排出装置の要
部を拡大して示す側面図である。
【図2】蓋部材と支持部材との連結部分を拡大して示す
側面図である。
【図3】蓋部材と支持部材との連結部分を拡大して示す
正面図である。
【図4】蓋部材と支持部材との連結部分を拡大して示す
平面図である。
【図5】塵芥貯留排出装置の概略構成を示す正面図であ
る。
【図6】塵芥貯留排出装置の概略構成を示す側面図であ
る。
【図7】塵芥貯留排出装置の概略構成を示す平面図であ
る。
【図8】貯留槽昇降機構のチェーン及びスプロケットの
配置を示す斜視図である。
【符号の説明】
S 塵芥貯留排出装置 11 貯留槽 12a 投入口 70 開閉機構 71 蓋部材 72 支持部材 87 回転軸 88 ストッパ(係止部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塵芥を貯留する貯留槽と、 上記貯留槽の一端に設けられて塵芥が投入される投入口
    と、 上記投入口を開閉する開閉機構とを備える塵芥貯留排出
    装置であって、 上記開閉機構は、上記投入口の蓋部材と、該蓋部材が連
    結された支持部材とを備え、上下方向に直線移動して投
    入口を開閉するように構成され、 上記蓋部材は、上記支持部材に対して左右方向の軸心周
    りに回動自在に連結されていることを特徴とする塵芥貯
    留排出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記投入口は、斜め上方に向かって開口しており、 開閉機構は、蓋部材の傾きが投入口の傾きと同じになる
    ように、該蓋部材を係止する係止部材を備えていること
    を特徴とする塵芥貯留排出装置。
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