JP2003276184A - 液体吐出検出装置 - Google Patents

液体吐出検出装置

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JP2003276184A
JP2003276184A JP2002087820A JP2002087820A JP2003276184A JP 2003276184 A JP2003276184 A JP 2003276184A JP 2002087820 A JP2002087820 A JP 2002087820A JP 2002087820 A JP2002087820 A JP 2002087820A JP 2003276184 A JP2003276184 A JP 2003276184A
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ink
liquid
ejection
optical beam
discharge
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JP2002087820A
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Yukio Sugita
由紀夫 杉田
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無駄な液体を使うことなく、簡単な装置構成
で液体吐出を判別する。 【解決手段】 インク吐出検出装置12の発光装置22
から吐出口6のインク表面23に光学ビーム21を照射
する。同時にインク吐出手段9を作動させインク表面2
3を振動させる。この振動により光学ビーム21の反射
光の反射角θが変化し、受光装置25の測定出力が変化
する。この出力を増幅器34で増幅し、メインコントロ
ーラ31で増幅値が閾値It以下であればインク詰ま
り、閾値It以上であれば正常と判別する。インクを吐
出する必要がなく、無駄なインクを使うことがないの
で、装置のランニングコストを向上させることが可能で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタなどの液体吐出画像形成装置で、吐出口から液体
が吐出されているか否かを判別する液体吐出検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタでは、インクジ
ェットヘッドに配列された吐出口を有するノズルからイ
ンクを記録媒体へ吐出することで画像を記録している。
このようにノズルからインクを吐出するものでは、イン
クが乾燥によってノズル内で固着凝集したり、記録媒体
に浸透せずに跳ね返ったインクがヘッド表面に付着する
などしてインク詰まりが発生することがある。これによ
り、インク吐出量が低下したり、インクが吐出されなく
なる吐出不良が起こり、記録画像にスジ状の色むらや濃
度むらが発生して画質を著しく低下させる。したがっ
て、インクジェットプリンタでは、吐出口からインクが
吐出されているか否かを判別して、吐出されていない場
合には、インク詰まりを解消する回復処理を行う必要が
ある。
【0003】吐出の判別を行う方法としては、テストイ
ンクを記録媒体などに吐出してその着弾痕跡を検出する
方法(特開平08−332736号公報、特開平11−
078051号公報)や、吐出されたインク滴にレーザ
ーなどの光学ビームを照射して、インク滴による光学ビ
ームの遮光状態を検出する方法(特開平11−1927
26号公報、特開平13−054954号公報、特開平
13−063083号公報)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法では、記録媒体に画像と直接関係のないテストパタ
ーンが印刷される、テストインクが無駄になる、記録媒
体に着弾スペースが必要となる、検出に時間がかかるな
どの多くの問題点がある。また、後者の方法では、前者
の場合と同様にテストインクが無駄になる。さらに、検
出装置の構成が複雑であるため、生産コストおよびスペ
ースが嵩むという欠点がある。
【0005】本発明は、無駄な液体を使うことなく、簡
単な装置構成で液体吐出を判別することができる液体吐
出検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の液体吐出検出装置は、吐出口の液体表面に
光学ビームを照射する発光装置と、前記液体表面からの
光学ビームの反射光を受光する受光装置とを設け、前記
吐出口から液体を吐出させるための液体吐出手段により
前記液体表面を振動させ、前記受光装置でこの振動によ
る前記反射光の反射角の変化を検出して前記吐出口から
液体が吐出されているか否かの判別を行うことを特徴と
する。なお、発光装置は、前記光学ビームにより前記吐
出口周辺の液体を加熱する加熱手段を兼ねてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】インクジェットヘッド周辺の概略
を示す図1において、インクジェットヘッド2は、主走
査方向Mに伸びたガイド軸3に挿通されたキャリッジ4
に保持され、このキャリッジ4により矢印方向に往復移
動して、図示しない搬送ローラにより副走査方向S(図
2参照)に間欠搬送される画像記録媒体5への画像記録
を行う。インクジェットヘッド2の画像記録媒体5と対
向する面(以下、ノズル配列面と表記する。)2aに
は、吐出口6を有するノズル7が配列されている。ノズ
ル7には、インク貯蔵室8から図示しないインク供給路
を介してインクが供給される。このノズル7には、イン
ク吐出手段9が接続され、このインク吐出手段9により
吐出口6からインクが画像記録媒体5に向けて吐出さ
れ、画像が記録される。ここで、画像記録媒体とは、市
販のプリント用紙やOHP用シートなどの樹脂フィル
ム、あるいは布や金属表面などを含むものである。ま
た、インク吐出手段9は、例えばピエゾ型プリンタであ
れば、ノズル7に圧力を加えるピエゾ素子であり、バブ
ルジェット(R)型プリンタであれば、ノズル7内のイ
ンクを加熱して気泡を発生させるヒータである。
【0008】インクジェットヘッド2のノズル配列面2
aには、例えば図2に示すように、イエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の各色
のライン記録用のノズル7a、7b、7c、7dが副走
査方向Sに並べて設けられている。なお、この他にもダ
ークイエロー、ライトマゼンタ、ライトシアンなどを加
えてもよい。
【0009】プリント時には、プリントする画像データ
に応じた駆動信号が各インク吐出手段9に与えられる。
これにより、画像データに応じたサイズおよび数量のイ
ンク液滴が画像記録媒体5に向けて吐出され、このイン
ク液滴が画像記録媒体5に付着することでフルカラー画
像が得られる。
【0010】図1において、インクジェットヘッド2の
移動範囲は、画像記録媒体5に画像記録を施すプリント
領域10と、画像記録を行わない待機領域11とに分け
られる。この待機領域11には、液体吐出検出装置とし
てのインク吐出検出装置12と、このインク吐出検出装
置12で不吐出と検出されたノズル7に回復処理を施す
インク吐出回復装置13とが設けられている。図3に示
すように、インク吐出検出装置12は、図中2点鎖線で
示す光学ビーム21を発生させる発光装置22、光学ビ
ーム21を吐出口6のインク表面23に照射する対物レ
ンズ24、インク表面23からの光学ビーム21の反射
光を受光する受光装置25、反射光を受光装置25に向
けて集光するスリット26、発光装置22および受光装
置25を制御する制御部27から構成される。このイン
ク吐出検出装置12は、ノズル7の配列方向に移動自在
となっており、吐出検出時には移動しながら各吐出口6
のインク吐出を判別する。また、発光装置22および受
光装置25は、インク表面23の中心を通る垂線から角
度θ傾けて配置されている。
【0011】制御部27は、メインコントローラ31、
D/A変換器32、比較器33、増幅器34から構成さ
れる。メインコントローラ31は、発光装置22の動作
を制御し、インクの吐出検出時にはインク吐出検出装置
12の駆動制御を行う。D/A変換器32は、吐出の判
別を行う際の閾値It(図5参照)を比較器33に入力
する。増幅器34は、受光装置25の測定結果を所定の
ゲインで増幅し、その増幅値Ia(図5参照)を比較器
33に入力する。この増幅器34は、インク表面23が
図3に示す状態、すなわち反射光の反射角がθのとき増
幅値Ia=0となるように予め調整されている。D/A
変換器32の閾値レベル、および増幅器34の増幅ゲイ
ンは、メインコントローラ31により調整される。比較
器33では、D/A変換器32からの閾値Itと増幅器
34からの増幅値Iaとを比較してメインコントローラ
31に入力する。メインコントローラ31では、増幅値
Iaが閾値It以下であればインク詰まり、閾値It以
上であれば正常と判別する。なお、閾値レベルおよび増
幅ゲインの調整は、工場出荷時に行ってもよいし、プリ
ンタ本体に調整つまみなどを設けて、使用者が任意に設
定できるようにしてもよい。後者の場合、必要に応じて
判別の基準を厳しくしたり甘くしたりすることができ
る。
【0012】次に、上記実施形態による作用について説
明する。インク吐出検出時には、メインコントローラ3
1を介してインク吐出検出装置12が駆動し、インク表
面23に光学ビーム21が照射される。それと同時にイ
ンク吐出手段9が作動してインクが吐出されない程度に
インク表面23を振動させる。これにより詰まりの発生
していないインク表面23は、図4に示すように、吐出
口6で凸状(A)あるいは凹状(B)のメニスカス形状
を交互に形成しながら振動する。一方、詰まりが発生し
ているインク表面23は、全く振動しないか、あるいは
ごく小さい変位で振動する。
【0013】インク表面23の振動により光学ビーム2
1の反射光の反射角θが変化する。これにより、受光装
置25で検出される反射光の測定出力が変化する。この
出力は逐次増幅器34で増幅される。図5に示すよう
に、増幅値Iaは、インク表面23が図4(A)の状態
のとき正、(B)の状態のとき負となり、比較器33で
閾値Itと比較される。
【0014】メインコントローラ31では、増幅値Ia
が閾値It以下(図5の2点鎖線)であればインク詰ま
り、閾値It以上(実線)であれば正常と判別する。そ
して、インク吐出検出装置12はノズル7の配列方向に
順次移動して、次のノズルの吐出判別を行う。インク詰
まりと判別された場合には、インク吐出の検出を終了し
た後、あるいは検出途中でインク詰まりを解消する処置
(インク吸引、強制吐出、吐出口周辺加熱など)をイン
ク吐出回復装置13で施す。なお、インク吐出検出装置
12をノズル7の配列方向に移動させる際には、インク
吐出手段9およびインク吐出検出装置12をそのまま駆
動させて連続的に検出してもよいが、消費電力を抑制す
るために、次のノズルに移る間だけ駆動を停止させるよ
うにしてもよい。
【0015】上記実施形態では、発光装置22を吐出検
出のみに用いているが、光学ビーム21により吐出口6
周辺のインクを加熱する加熱手段として用いてもよい。
この場合、ヒータなどの他の加熱手段が不必要となるた
め、装置構成を簡略化することができる。また、発光装
置22および受光装置25は別体で設けられているが、
一体で設けてもよい。さらに、角度θやインク表面23
と発光装置22および受光装置25との距離などの諸条
件は、受光装置25の出力が吐出検出に最適となるよう
に設定すればよく、特に限定されない。
【0016】インク表面23のメニスカス形状変化を検
出する方法としては、光学ビーム21の代わりに超音波
を用いてもよい。この場合はインク表面23の振動によ
る超音波の位相変化を検出して判別を行う。さらには、
インク表面23をカメラなどで観測して画像データとし
て検出する方法を用いてもよい。
【0017】上記実施形態では、いわゆるシリアルプリ
ンタを挙げて説明したが、他のプリンタ、例えばライン
プリンタなどにも本発明を適用することができる。ま
た、吐出検出する液体はインクに限定されない。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明の液体吐出検出装
置によれば、吐出口の液体表面の形状変化から液体の吐
出を判別するので、無駄な液体を使うことがない。した
がって、装置のランニングコストを向上させることが可
能である。また、装置コストやスペースが嵩むことがな
く、簡単な装置構成で吐出検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットヘッド周辺の概略図である。
【図2】ノズル配列面におけるノズルの配置を示す平面
図である。
【図3】インク吐出検出装置の構成を示す概略図であ
る。
【図4】吐出口のインク表面の形状を説明する図であ
り、(A)は凸状メニスカス形状、(B)は凹状メニス
カス形状をそれぞれ示す。
【図5】増幅値Iaと検出時間との関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 インクジェットヘッド(液体吐出ヘッド) 6 吐出口 7 ノズル 9 インク吐出手段(液体吐出手段) 12 インク吐出検出装置(液体吐出検出装置) 21 光学ビーム 22 発光装置 23 インク表面(液体表面) 25 受光装置 27 制御部 31 メインコントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体吐出ヘッドに配列された吐出口と、
    この吐出口から液体を吐出させるための液体吐出手段と
    を備えた液体吐出画像形成装置に設けられ、前記吐出口
    から液体が吐出されているか否かを判別する液体吐出検
    出装置において、 前記吐出口の液体表面に光学ビームを照射する発光装置
    と、前記液体表面からの光学ビームの反射光を受光する
    受光装置とを設け、前記液体吐出手段により前記液体表
    面を振動させ、前記受光装置でこの振動による前記反射
    光の反射角の変化を検出して前記判別を行うことを特徴
    とする液体吐出検出装置。
  2. 【請求項2】 前記発光装置は、前記光学ビームにより
    前記吐出口周辺の液体を加熱する加熱手段を兼ねること
    を特徴とする請求項1に記載の液体吐出検出装置。
JP2002087820A 2002-03-27 2002-03-27 液体吐出検出装置 Pending JP2003276184A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101683788B (zh) * 2003-12-26 2011-06-15 佳能株式会社 液体容器和喷墨打印机
JP2016124154A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101683788B (zh) * 2003-12-26 2011-06-15 佳能株式会社 液体容器和喷墨打印机
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