JP2003275632A - 塗料送給装置及びバルブユニット - Google Patents

塗料送給装置及びバルブユニット

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Abstract

(57)【要約】 【課題】水性二液混合型塗料のように主剤と硬化剤が混
ざり難い塗料でも、これらを均一に混合しながら塗装機
や塗料タンクなどに送給でき、制御が極めて簡単で、小
型、安価な塗料送給装置を提供する。 【解決手段】二種以上の塗料成分を所定の比率で混合し
て調整された塗料を塗装機に装着される塗料タンク
(2)に送給する塗料送給装置において、計量シリンダ
(3)が形成された計量ユニット(U)と、各塗料成
分を予備混合した塗料を備蓄した後、塗料タンク(2)
へ圧送する圧送用シリンダ(4)が形成された備蓄ユニ
ット(U)と、流路切換を行う切換バルブ(17)が
形成されたバルブユニット(U)を備え、計量シリン
ダ(3)から圧し出された塗料成分を管路攪拌型予備混
合器(13)で予備混合させ、圧送用シリンダ(4)か
ら圧し出された塗料を噴射型拡散混合器(15)で均一
に拡散混合させて、塗料タンク(2)に送給するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二種以上の塗料成
分を所定の比率で混合して調整した塗料、特に主剤と硬
化剤からなる水性二液混合型塗料を、塗装機や、これに
装備もしくは脱着自在に装着される塗料タンクに送給す
る塗料送給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では地球的規模における環境保護の
観点から、塗装工程における排出有機溶剤規制や塗料の
VOC規制が高まり、塗装業界においてもこのような要
請にこたえるべく、有機溶剤を使用しない水性塗料が開
発され、その市場規模も拡大している。
【0003】自動車ボディの塗装においては、下塗り、
中塗り、上塗りのうち、下塗りはもともと水性塗料を電
着塗装により塗装しており、従来有機溶剤系塗料を使用
していた中塗りでも、今ではそのほとんどが水性塗料や
粉体塗料に切り替わりつつある。
【0004】また、上塗りも、一部の特殊な色を除きベ
ースコートはそのほとんどが水性塗料や粉体塗料に替わ
りつつあるが、高級品質が要求されるクリアコートだけ
は、外観性、耐候性、耐水性、耐化学薬品性、耐酸性雨
性、耐スリキズ性等において高度な塗膜品質を満たす水
性塗料がなく、有機溶剤系の一液型又は二液混合型塗料
を使用せざるを得ないのが現状であった。
【0005】しかし最近になって、有機溶剤系二液混合
型塗料に劣らない物性を有する強固な塗膜の水性クリア
コートとして、主剤と硬化剤を混合して使用する水性二
液混合型塗料が開発された。この水性二液混合型塗料
は、水酸基を持った水溶性もしくは水分散型ポリオール
を基体樹脂とする主剤に、水分散可能なポリイソシアネ
ートを主成分とする硬化剤を混合して架橋・硬化させる
ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の水性二液混合型塗料は、主剤となる水分散型ポリオー
ルが親水性であるのに対し、硬化剤となるポリイソシア
ネートが疎水性であるため、水と油のように分離し易
く、有機溶剤系二液混合型塗料のように塗料供給流路中
にスタティックミキサを介装するだけでは均一に混合さ
せることが困難であるという問題があった。
【0007】このため、ブレンダー等で予め機械的に攪
拌混合したものを塗装機に供給するようにしているが、
攪拌混合すると同時に主剤と硬化剤が硬化反応を開始し
てしまうので、自動車塗装のように連続して長時間塗装
する場合は、供給している間に徐々に塗料が硬化してい
き、塗料粘度が変化して塗装品質が一定でなくなった
り、塗料供給配管内に残存する塗料が硬化して目詰まり
を起したり、塗装機から吐出されて塗膜面に付着してブ
ツと称する塗装不良を生ずるおそれがあった。
【0008】そこで、このような水性二液混合型塗料を
確実に混合しながら送給する手段として、主剤及び硬化
剤を混合比に応じた流量で定量且つ高圧で噴射型拡散混
合器に送給して混合させる方法が考えられる。この場
合、主剤と硬化剤を定量供給するためにギアポンプを用
いると、ギアポポンプは低圧における定量性には優れる
ものの、高圧が作用した場合は、ギアの隙間から主剤及
び硬化剤が漏れてしまい定量性を維持することができな
い。特に、長年使用しているうちにギアが磨り減って漏
れを生じ、流量誤差により混合比がばらついたり、ギア
の磨耗金属粉が塗料に混入したりして、塗装不良を起す
おそれがある。
【0009】しかも、主剤供給用と硬化剤供給用のギア
ポンプを混合比に応じて予め設定された夫々の回転数で
個別に制御しなければならないため、制御が面倒なだけ
でなく、これを駆動するモータも個別に必要となり、装
置が大型化するという問題がある。
【0010】一方、シリンダポンプは定量性に優れ、高
圧にも耐えることから、水性二液混合型塗料の主剤と硬
化剤を予め混合しておかなくても、使用する直前に混合
しながら塗料供給することが可能である。そして、実ラ
インにおいては、制御が極めて簡単で、塗装ラインに設
置したときに邪魔にならない程度にコンパクトで、しか
も、設備費やランニングコストが安価で、メンテナンス
が容易あることが望ましい。
【0011】このためには、主剤及び硬化剤の各供給源
と各シリンダを接続する配管や、各シリンダから吐出さ
れた主剤及び硬化剤を混合器等へ案内する配管や、各シ
リンダのピストンを駆動させる作動流体の供給配管及び
排出配管などの各種配管類の取り回し面倒であったり、
これら配管類をオンオフする多数のバルブが必要となる
ことから部品点数が多くなり、制御、組立及びメンテナ
ンスが面倒になるなど、解決すべき点も残されている。
【0012】そこで本発明は、シリンダポンプを用いて
水性二液混合型塗料のように主剤と硬化剤が混ざり難い
塗料を混合しながら塗装機や塗料タンクなどに送給する
場合でも、これらを均一に混合させることができるのは
もちろんのこと、制御が極めて簡単、分解及び組立が容
易、洗浄性及びメンテナンス性に優れ、小型で安価な塗
料送給装置を提供することを技術的課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1の発明は、二種以上の塗料成分を所定の比
率で混合した塗料を塗装機やこれに装備されもしくは脱
着自在に装着される塗料タンクに送給する塗料送給装置
において、前記塗料成分を各々その混合比率に応じた分
量ずつ個別に且つ同時に圧し出す計量シリンダが形成さ
れた計量ユニットと、各塗料成分を予備混合した塗料を
備蓄した後、塗装機又は塗料タンクへ圧送する圧送用シ
リンダが形成された備蓄ユニットを備えると共に、各塗
料成分を計量シリンダへ充填する塗料成分充填流路と、
計量シリンダから圧し出された各塗料成分を合流させて
管路攪拌型予備混合器を通り前記圧送用シリンダへ通じ
る予備混合流路と、圧送用シリンダから噴射型拡散混合
器を経て塗料を送給する塗料送給流路とを導通/遮断さ
せて流路切換を行う切換バルブが形成されたバルブユニ
ットを備えたことを特徴とする。
【0014】この請求項1の発明によれば、計量ユニッ
トと、備蓄ユニットと、バルブユニットの三つのユニッ
トで形成されており、各種流路を導通/遮断させて流路
切換を行うバルブ類はバルブユニットに形成されている
ので、バルブユニットに対して各種流路を連通させるだ
けで当該流路にバルブを介装させることができ、多数の
バルブを一々設置する手間や面倒がない。また、バルブ
に故障が発生した場合でも、バルブユニットのみを外し
て交換・修理等すればよいので、メンテナンス性に優
れ、自動車塗装ラインのようにトラブル発生時に短時間
の復旧が要請される場合でも、バルブユニットの交換に
より迅速に復旧させることができる。さらに、計量ユニ
ット及び備蓄ユニットはバルブのない極めてシンプルな
構造にすることができるので、故障し難く、これらの洗
浄作業も容易になる。
【0015】次いで、この塗料送給装置を用いて水性二
液混合型塗料の塗料成分となる主剤及び硬化剤を混合し
て送給する場合について説明する。バルブ操作により、
まず、塗料成分充填流路を導通させると主剤及び硬化剤
が計量シリンダへ充填され、次いで、予備混合流路が導
通されると、計量シリンダからその混合比率に応じた分
量ずつ圧し出されて管路攪拌型予備混合器で予備混合さ
れて、その混合塗料が圧送用シリンダに備蓄される。
【0016】したがって、各塗料成分は、予備混合器に
より均一に分散した状態で圧送用シリンダに備蓄され、
その混合比率も常に一定に維持される。また、このよう
にして塗料成分を均一に分散させた塗料が圧送用シリン
ダ内に一時的に蓄えられるので、その時間を利用して各
塗料成分の境界面では分子拡散が進み、各塗料成分同士
が馴染んでくる。ただし、この時点では均一に分散して
いるといっても各塗料成分の液滴の分散粒径が、まだ比
較的大きく、このまま塗装しても十分な塗膜性能が得ら
れない。
【0017】そこで、塗料送給流路を導通させて圧送用
シリンダから塗料を圧し出すと、その塗料は噴射型拡散
混合器で噴流化され、粒径の大きな各塗料成分同士が微
粒化して拡散するので、親水性主剤と疎水性硬化剤など
の混ざり難い塗料成分でも均一に混合される。
【0018】このように予備混合−噴射拡散混合の2段
階で各塗料成分同士が均一に混合されて送給されるの
で、塗料タンクに塗料を充填する場合はもちろんのこ
と、塗装機に塗料を直接送給して長時間に連続して塗装
する場合にも、各塗料成分を塗装機の直前で均一に混合
しながら送給することができ、予めブレンダなどにより
機械的に混合したものを蓄えておく必要がない。
【0019】請求項2の発明は、バルブユニットに形成
された切換バルブにより、塗料成分充填流路及び予備混
合流路を同時に且つ交互に導通/遮断すると共に、塗料
成分充填流路の導通/遮断に対応してこれと同期的に塗
料送給流路を導通/遮断して流路切換を行うようになっ
ている。
【0020】この請求項2の発明によれば、塗料成分充
填流路及び塗料送給流路が同時に導通されて、予備混合
流路は遮断され、圧送用シリンダから塗料が圧送されて
いる間に各計量シリンダに主剤及び硬化剤が充填され
る。そして、圧送用シリンダが空になると、塗料成分充
填流路及び塗料送給流路は同時に遮断されて、予備混合
流路が導通され、各計量シリンダから主剤及び硬化剤が
圧し出されて、これらが予備混合された後、圧送用シリ
ンダに充填される。このようにして、圧送用シリンダへ
の塗料の充填及び当該シリンダからの塗料の圧送に同期
して、前記各計量シリンダからの塗料成分の圧し出し及
び当該シリンダへの塗料成分の充填が交互に行われるの
で、圧送用シリンダは塗料の充填と圧送とをインターバ
ルなく連続して交互に行うことができ、塗料タンクなど
に塗料を充填する場合にその充填時間を最小限に短縮し
て、作業能率を向上させることができる。
【0021】請求項3の発明は、計量シリンダ及び圧送
用シリンダを作動流体で駆動させる場合に、その作動流
体の供給流路及び排出流路を、主剤及び硬化剤などの塗
料成分の流路を導通/遮断する切換バルブを利用して切
り換えているので、作動流体の供給/排出を制御するバ
ルブを別途用いる必要がない。
【0022】請求項4の発明は、作動流体として、塗料
成分の一として使用される液体又は水を用いたり、これ
らに必要な添加剤を加えた液体を用いている。したがっ
て、有機溶剤系塗料の場合はその有機溶剤を、水性塗料
の場合は水を用いれば、万一切換バルブ内で塗料成分に
作動流体が混ざることがあっても塗装不良を起すことが
ない。
【0023】請求項5の発明は、塗料成分充填流路、予
備混合流路及び塗料送給流路が、前記計量ユニット及び
備蓄ユニットをバルブユニットに装着することによって
連通されるように当該各ユニット内に形成されてなる。
これによれば、各ユニットを組み付けるだけで各流路が
連通するので、塗料ホースの接続の手間や、ユニット間
で塗料成分用及び塗料用の配管を取り回す面倒がなく、
より構成が簡素化され、組立も簡単になりメンテナンス
性も向上され、装置全体がよりコンパクトになる。ま
た、最短流路で連結することができるので、廃棄すべき
残存塗料も少なく、洗浄性が向上される。
【0024】請求項6の発明によれば、圧送用シリンダ
を駆動する作動流体の流路が、バルブユニットと備蓄ユ
ニットとの間でホース等の配管を介して連通されている
ので、当該配管を外すことなく備蓄ユニットをバルブユ
ニットから外してメンテナンスすることができる。圧送
用シリンダには主剤と硬化剤が予備混合された塗料が充
填されるので、残存塗料が硬化して動作不良を起こし易
く、備蓄ユニットを外してその内部をメンテナンスする
頻度が高い。このとき、圧送用シリンダを駆動する作動
流体の供給流路を接続したまま備蓄ユニットを外せるの
で、作動流体の供給流路内に空気が入ったり、これが原
因で吐出量が不安定になることもない。
【0025】請求項7の発明のように、計量シリンダが
前記塗料成分を各々その混合比率に応じた分量ずつ個別
に充填する二以上のバレルを具備し、これら各バレルに
充填された塗料成分を圧し出す各ピストンを1台の駆動
用複動シリンダで駆動すれば、各塗料成分を圧し出す夫
々のピストンは正確に同期されるため、面倒な同期制御
を行う必要がない。また、駆動部がコンパクトになるの
で、装置全体を小型化できる。
【0026】請求項8の発明のように、前記計量シリン
ダへの塗料成分の充填が完了すると共に、圧送用シリン
ダからの塗料の吐出が完了したときに、前記塗料成分充
填流路及び塗料送給流路を遮断すると共に前記予備混合
流路を導通させ、圧送用シリンダへの備蓄が完了したと
きに、前記塗料成分充填流路及び塗料送給流路を導通す
ると共に前記予備混合流路を遮断させるように切換バル
ブを操作すれば、一つ一つの動作が確実に行われるの
で、誤動作を起すこともない。
【0027】請求項9の発明は、管路攪拌型予備混合器
が、切換バルブから圧送用シリンダに至る予備混合流路
に形成されたミキサ装着部に攪拌エレメントを配したス
タティックミキサで形成され、前記装着部は、これを半
割した凹溝を有する面板同士を重ね合わせて形成されて
なる。これによれば、装着部は、これを半割した凹溝を
有する面板同士を重ね合わせて形成しているので、面板
を分解して装着部を開くことにより、スタティックミキ
サを容易に交換/清掃することができ、メンテナンス性
に優れる。また、攪拌エレメントの材質は問わないが、
可撓性プラスチックなどで形成すれば、予備混合流路の
ミキサ装着部が湾曲したり円弧状に形成されている場合
に、より簡単にその流路に沿って設けられる。
【0028】さらに、請求項10の発明のように、攪拌
エレメントをチューブに挿入してミキサ装着部に設けれ
ば、当該チューブが面板間に形成された予備混合流路の
シールとして機能する。また、プラスチックのような耐
圧性の低い材質を用いてチューブを形成した場合に、圧
送用シリンダに作用する高圧が予備混合流路を介してチ
ューブ内に作用しても、ミキサ装着部となる凹溝がその
内圧を受けるのでチューブが破裂することもない。
【0029】請求項11の発明は、管路攪拌型予備混合
器から圧送用シリンダに至る予備混合流路及び圧送用シ
リンダから噴射型拡散混合器に至る塗料送給流路の一方
又は双方に混合促進用オリフィスが設けられている。こ
れによれば、計量シリンダから圧し出されて管路攪拌型
予備混合器で予備混合された塗料成分が、その流体圧力
により混合促進用オリフィスを通過するので、別途機械
的動力を必要とせず、より細かな粒子に分散されて圧送
用シリンダに備蓄される。したがって、圧送用シリンダ
内での分子拡散がより促進されて、より良好な混合状態
となる。また、圧送用シリンダでは、分散粒子径が小さ
いものについては分子拡散が促進される反面、分散粒子
径の大きなものについては粒子同士が会合されて粒子径
がさらに大きくなる傾向にある。そこで、圧送用シリン
ダから噴射型拡散混合器に至る塗料送給流路に混合促進
用オリフィスを設ければ、別途機械的動力を必要とせ
ず、圧送用シリンダの送給圧でさらに細かな粒子に分散
された塗料が噴射型拡散混合器で混合されるので、極め
て良好な混合状態が得られる。
【0030】請求項12の発明は、塗料成分の一が分散
質を分散媒に分散させた分散系である場合に、当該塗料
成分の供給源から計量シリンダに至る流路に無発泡スタ
ーラを備えた予備攪拌チャンバが介装され、前記無発泡
スターラは、回転軸に所定間隔で取り付けられた複数枚
の回転ディスク間にその底面側中央吸込口から外周面吹
出口に向って塗料成分の分散粒子径を小さくする遠心攪
拌流路が形成されてなる。
【0031】請求項12の発明によれば、水性二液混合
型塗料の主剤のように分散媒となる水に分散質となるポ
リオールが分散している場合に、分散質が分子会合を起
して分散粒子径が大きくなっていても、無発泡スターラ
で攪拌することにより予め分散粒子径を小さくすること
ができるので、硬化剤と混合させたときの活性度が高く
なり、より均一な混合状態が得られる。
【0032】請求項13の発明は、計量シリンダから圧
し出された各塗料成分を管路攪拌型予備混合器の上流側
で合流させて圧送用シリンダへ案内する予備混合流路の
合流点における各塗料成分の流路が、各塗料成分の混合
比に等しい断面積比に形成されている。これによれば、
各塗料成分は同じ速度で合流するので、微少時間ごとの
流れを考慮しても速度差に起因する混合比の変動がな
く、混合比は常に一定に維持されて良好に混合される。
【0033】また、請求項15の発明のようにバルブユ
ニットに形成された切換バルブが、各塗料成分の流入口
を個別且つ同期的に開閉する複数の塗料成分用スプール
と、塗料の吐出口を開閉する塗料用スプールを備え、各
スプールを駆動用複動シリンダで駆動させれば、各スプ
ールは同時に操作されるので流路切換を同期させるため
の制御を行う必要がない。また、駆動部がコンパクトに
なるので、装置全体を小型化できる。
【0034】請求項16の発明は、塗料成分用スプール
により導通/遮断される予備混合流路が、その摺動孔の
一端側から圧送用シリンダに連通されるように形成さ
れ、各塗料成分用スプールの一端側には、当該スプール
がピストンにより他端側へ引っ張られたときに摺動孔の
一端側に形成されたバルブシートに押し当てられてスプ
ールと摺動孔との隙間を塞ぐポペットが形成されてい
る。
【0035】これによれば、塗料成分用スプールが他端
側へ引っ張られるとポペットが摺動孔の一端側に形成さ
れたバルブシートに押し当てられてスプールと摺動孔と
の隙間が塞がれる。このとき、塗料送給流路側に配され
た噴射型拡散混合器による流路抵抗が、予備混合流路の
流路抵抗に比して大きいことから、圧送用シリンダから
高圧で塗料を圧し出すときにその圧力が予備混合流路に
作用するが、その圧力によりポペットがさらにバルブシ
ートに強く押し付けられるので、当該ポペットによりス
プールと摺動孔との隙間が塞がれて予備混合流路が確実
に遮断され、液漏れを起こすこともない。さらに、バル
ブ機構として通常の逆止弁に使用されるようなスプリン
グを用いていないので、スプリングがへたって故障した
り、スプリングの隙間に塗料が詰まって動作不良を起こ
すこともない。なお、この場合に、摺動孔の一端側にバ
ルブシートとなる部材を取り付ける場合であっても、摺
動孔の周面を精度良く加工してそのままバルブシートと
して用いる場合でも良い。
【0036】請求項17の発明は、前記各塗料成分用ス
プールが、夫々に形成された全てのポペットが閉成され
るまで当該各スプールを個別に引っ張る引張力分散伝達
機構を介して前記バルブ駆動用複動シリンダのピストン
に取り付けられている。引張力分散伝達機構は、スプー
ルの長さに長短の誤差があるときに、短いスプールに形
成されたポペットが先に閉じた後、長いスプールに形成
されたポペットが閉じるまで、そのスプールに引張力が
伝達されるように形成されている。したがって、スプー
ルの長さに多少の誤差があってもこれを許容して双方の
ポペットが確実に閉成される。
【0037】請求項18の発明は、切換バルブのスプー
ル及びスプール摺動孔の隙間に、作動流体の供給流路及
び排出流路から作動流体を染み出させて、その流体圧力
で当該隙間をシールする液圧シールが形成されてなる。
これによれば、切換バルブに形成された個々の流路ごと
にOリングを設けてシールする場合に比して、極めて小
さい摺動抵抗で塗料や塗料成分の液漏れが防止される。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は本発明に係る塗料
送給装置の一例を示す流体回路図、図2はその外観図、
図3はその分解組立図、図4は塗料送給装置を模式的に
示す説明図、図5〜図7、図8はピストンとスプールの
取付構造を示す説明図、図9は無発泡スターラの構造を
示す説明図である。
【0039】本発明に係る塗料送給装置1は、主剤と硬
化剤を塗料成分とする水性二液混合型塗料を所定の比率
で混合し、塗装機に脱着自在に装着されるカートリッジ
式の塗料タンク2に送給して充填するタイプのものであ
る。
【0040】この塗料送給装置1は、主剤及び硬化剤の
夫々を混合比率に応じた分量ずつ個別に且つ同時に圧し
出す計量シリンダ3が形成された計量ユニットU 1と、
主剤及び硬化剤を予備混合した塗料を備蓄した後、塗装
機又は塗料タンク2へ圧送する圧送用シリンダ4を形成
した備蓄ユニットUと、これらを着脱可能に組み付け
るバルブユニットUからなる。
【0041】前記計量シリンダ3は、主剤及び硬化剤を
各々その混合比率に応じた分量ずつ個別に計量して充填
する主剤バレル5A、硬化剤バレル5Bを具備し、これ
ら各バレル5A、5Bに充填された主剤及び硬化剤を圧
し出す各ピストン6A、6Bが1台の駆動用複動シリン
ダ7で駆動されるようにそのピストン8に取り付けられ
てなる。各バレル5A、5Bは混合比率に応じた断面積
及び容積に形成され、各ピストン6A、6Bを駆動用複
動シリンダ7により同時に動かすだけで、格別な流量制
御を行うことなく、主剤及び硬化剤を各々その混合比率
に応じた流量で混合比率に応じた分量ずつ正確に供給す
ることができる。また、主剤及び硬化剤を圧し出す夫々
のピストン6A、6Bは駆動用複動シリンダ7により同
期的に駆動されるため、面倒な同期制御を行う必要もな
い。また、駆動部がコンパクトになるので、装置1全体
を小型化できる。さらに、備蓄ユニットUの圧送用シ
リンダ4は、ピストン9を圧し動かすことにより、備蓄
した塗料を圧し出すように成されている。
【0042】前記駆動用複動シリンダ7及び圧送用シリ
ンダ4は、作動流体の圧力で駆動され、その作動流体は
後述する切換バルブ17などを介して万一塗料に混ざる
ことがあっても塗装に悪影響を与えない液体が用いら
れ、例えば、塗料成分の一として使用される液体や水、
あるいは、DOP(ジオクチルフタレート)が用いら
れ、必要に応じて添加剤が添加される。本例では、純水
や蒸留水を用い、必要に応じて、IPA(イソプロピル
アルコール)が添加される。
【0043】バルブユニットUには、主剤及び硬化剤
の流入口10A及び10Bと、これらを混合した塗料の
吐出口11が形成されると共に、前記流入口10A及び
10Bから計量ユニットUに形成された計量シリンダ
3の各バレル5A、5Bへ通じる主剤充填流路12A及
び硬化剤充填流路12Bと、各バレル5A、5Bからス
タティックミキサ(管路攪拌型予備混合器)13を介し
て備蓄ユニットUの圧送用シリンダ4に通じる予備混
合流路14と、当該シリンダ4から噴射型拡散混合器1
5を経て前記吐出口11へ通じる塗料送給流路16が貫
通形成されている。
【0044】前記各流路12A、12B、14、16
は、計量ユニットU及び備蓄ユニットUをバルブユ
ニットUに装着したときに、流路同士が直結され又は
流路と各シリンダ3及び4が直結されるように各ユニッ
トU〜Uに開口形成されている。このようにすれ
ば、各ユニットU〜Uを組み付けるだけで各流路1
2A、12B、14、16が連通するので、塗料ホース
の接続の手間や、ユニットU〜U間で塗料成分用及
び塗料用の配管を取り回す面倒がなく、より構成が簡素
化され、組立も簡単になりメンテナンス性も向上され、
装置1全体がよりコンパクトになる。また、各流路12
A、12B、14、16が最短流路で連結されるので、
廃棄すべき残存塗料も少なく、洗浄性が向上される。
【0045】また、バルブユニットUには、各充填流
路12A及び12Bと、、予備混合流路14とを同時に
且つ交互に導通/遮断すると共に、各充填流路12A及
び12Bの導通/遮断に対応してこれと同期的に塗料送
給流路16を導通/遮断して流路切換を行う切換バルブ
17が形成されている。
【0046】したがって、切換バルブ17により各流路
12A、12B、14、16を切り換えると、まず、主
剤充填流路12A、硬化剤充填流路12B及び塗料送給
流路16が導通されて、予備混合流路14は遮断され
る。これにより、圧送用シリンダ4から塗料が圧送され
ている間に、計量シリンダ3に主剤及び硬化剤が充填さ
れる。
【0047】次いで、圧送用シリンダ4からの吐出が完
了した時点で、切換バルブ17により各流路12A、1
2B、14、16を切り換えると、主剤充填流路12
A、硬化剤充填流路12B及び塗料送給流路16が遮断
されて、予備混合流路14は導通される。これにより、
計量シリンダ3から主剤及び硬化剤が圧し出されて、こ
れらがスタチックミキサ13で予備混合された後、圧送
用シリンダ4に充填される。そして、以上の2動作を交
互に繰り返して混合塗料が送給されるので、圧送用シリ
ンダ4は塗料の充填と圧送とをインターバルなく連続し
て交互に行うことができ、塗料タンク2に塗料を充填す
る場合にその充填時間が最小限に短縮され、作業能率が
向上する。
【0048】この切換バルブ17は、主剤充填流路12
A及び硬化剤充填流路12Bを個別且つ同期的に導通/
遮断すると共に、主剤及び硬化剤をスタティックミキサ
(管路攪拌型予備混合器)13に案内する予備混合流路
14を遮断/導通する主剤用スプール(塗料成分用スプ
ール)18A及び硬化剤用スプール(塗料成分用スプー
ル)18Bと、塗料送給流路16を導通/遮断する塗料
用スプール18Cを備えている。そして、各スプール1
8A〜18Cが1台のバルブ操作用複動シリンダ19で
駆動されるようにそのピストン20に取り付けられて、
同じタイミングで上下に摺動されるように形成されてい
る。このようにすれば、各スプール18A〜18Cは同
時に操作されるので流路切換を同期させるための特別な
制御を行う必要がなく、また、駆動部がコンパクトにな
るので、装置1全体を小型化できる。
【0049】また、切換バルブ17は、計量シリンダ3
及び圧送用シリンダ4を駆動する作動流体の供給流路2
1A、21B及び排出流路22A、22Bを導通遮断す
る。このように、作動流体の流路21A、21B、22
A、22Bを、主剤及び硬化剤や塗料の流路12A、1
2B、14,16を導通/遮断する切換バルブ17を利
用して切り換えているので、作動流体の供給/排出を制
御するバルブを別途用いる必要がない。
【0050】主剤用スプール18Aは、上端に位置した
とき(図5参照)、主剤充填流路12Aを導通させて予
備混合流路14を遮断させると共に、作動流体流入口2
1から駆動用複動シリンダ7のピストン8の正面側及び
圧送用シリンダ4へ至る作動流体供給流路21Aを導通
させて、ピストン8の背面側へ至る作動流体供給流路2
1Bを遮断させる。また、下端に位置したとき(図6参
照)、主剤充填流路12Aを遮断させて予備混合流路1
4を導通させると共に、前記作動流体供給流路21Aを
遮断させて作動流体供給流路21Bを導通させる。
【0051】硬化剤用スプール18Bは、上端に位置し
たとき(図5参照)、硬化剤充填流路12Bを導通させ
て予備混合流路14を遮断させると共に、ピストン8の
背面側から作動流体流出口22に至る作動流体排出流路
22Bを導通させて、駆動用複動シリンダ7のピストン
8の正面側及び圧送用シリンダ4から作動流体流出口2
2に至る作動流体排出流路22Aを遮断させる。また、
下端に位置したとき(図6参照)、硬化剤充填流路12
Bを遮断させて予備混合流路14を導通させると共に、
作動流体排出流路22Bを遮断させて作動流体排出流路
22Aを導通させる。
【0052】塗料用スプール18Cは、上端に位置した
とき塗料送給流路16を導通し(図5参照)、下端に位
置したときに遮断させる(図6参照)ようになってい
る。
【0053】また、主剤用スプール18A及び硬化剤用
スプール18Bにより導通遮断される夫々の予備混合流
路14は、摺動孔23A、23Bの底部を通って合流し
た後、スタティクミキサ13を経て圧送用シリンダ4に
連通されている。そして、当該各スプール18A、18
Bの下端部には、ピストン20が上端側に移動して引っ
張られたときに摺動孔23A、23Bの下端部に形成さ
れたバルブシート24に押し当てられて、各スプール1
8A、18Bと摺動孔23A、23Bとの隙間を塞ぐ大
径のポペット25が形成されている。
【0054】したがって、圧送用シリンダ4から高圧で
塗料を圧し出すときに、各スプール18A〜18Cを上
方に摺動させると、塗料送給流路16が導通すると共
に、予備混合流路14が遮断され、さらに、ポペット2
5により各スプール18A、18Bと摺動孔23A、2
3Bとの隙間が塞がれる。このとき、塗料送給流路16
側に配された噴射型拡散混合器15による流路抵抗が、
予備混合流路14の流路抵抗に比して大きいことから、
圧送用シリンダ4に作用する高圧の圧力が予備混合流路
14に作用するが、その圧力によりポペット25がさら
にバルブシート24に強く押し付けられるので、予備混
合流路14内に作用する塗料の圧力がポペット25で分
断され、計量シリンダ3側に作用することがない。ま
た、その圧力によりポペット25がさらにバルブシート
24に強く押し付けられるので、当該ポペット25によ
り各スプール18A、18Bと摺動孔23A、23Bと
の隙間が確実に塞がれ、液漏れを起こすこともない。さ
らに、バルブ機構として通常の逆止弁に使用されるよう
なスプリングを用いていないので、スプリングがへたっ
て故障したり、スプリングの隙間に塗料が詰まって動作
不良を起こすこともない。
【0055】このとき、主剤用スプール18A及び硬化
剤用スプール18Bは、長さに誤差があっても、その誤
差を許容して各ポペット25を双方ともバルブシート2
4に強く押し付ける引張力分散伝達機構30を介してバ
ルブ駆動用複動シリンダ19のピストン20に取り付け
られている。
【0056】この引張力分散伝達機構30は、図8に示
すように、ピストン20に支持された中心部を支点とし
て左右に揺動するシーソー型の腕部材31の左右両端側
が、各スプール18A及び18Bに切欠き形成された係
合部32に係合されて成る。これによれば、ピストン2
0が上方に移動すると、前記腕部材31を介して各スプ
ール18A及び18Bが上方に引っ張られる。そして、
一方のスプール18Aが短かった場合にそのポペット2
5がバルブシート24に密着された後、腕部材31が揺
動して傾き、以後はスプール18Bを引っ張る。このよ
うに、スプール18A及び18Bの長さに誤差があって
も、全てのポペット25が閉成される各スプール18A
及び18Bに引張力を分散させて、当該各スプールを個
別に引っ張るようになっている。なお、この引張力分散
伝達機構30は上述の構成に限らず、任意の構成を採用
することができる。
【0057】また、各スプール18A〜18Cと、これ
らのスプール摺動孔23A〜23Cとの隙間には、作動
流体の供給流路21A、21B及び排出流路22A、2
2Bから作動流体を染み出させて、その流体圧で主剤及
び硬化剤や塗料の液漏れを防止する液圧シールが形成さ
れてなる。
【0058】すなわち、スプール摺動孔23A及び23
Bの内周面には、作動流体の供給流路21A、21B及
び排出流路22A、22Bが開口され、その開口部の上
下両側に、染み出した作動流体をドレンへ逃がすドレン
流路26A…が形成されている。また、塗料用スプール
18Cの摺動孔23Cには、これら各流路のいずれかに
連通する作動流体供給口26Bと、ドレン流路26Aが
開口形成されている。
【0059】これにより、主剤及び硬化剤や塗料が、各
スプール18A〜18Cと、これらのスプール摺動孔2
3A〜23Cとの隙間に染み出してきても、作動流体に
よりブロックされ、または、作動流体と共にドレンに流
れ込む。したがって、主剤及び硬化剤や塗料の液漏れを
防止することができるのはもちろん、各スプール18A
〜18Cに形成された個々の流路をOリングでシールす
る場合に比して、多数のOリングを装着する面倒がな
く、また、各スプール18A〜18Cを摺動孔23A〜
23Cに容易に挿入できるので組立が極めて容易にな
り、さらに、Oリングを装着したときに比して摺動抵抗
が格段と小さくなり、動作不良を起し難いというメリッ
トがある。
【0060】主剤用スプール18A及び硬化剤用スプー
ル18Bの底部からスタティックミキサ13手前の合流
点に至る夫々の予備混合流路14a,14bは、その断
面積比が主剤及び硬化剤の混合比に等しく形成されて成
る。これにより、主剤及び硬化剤は同じ速度で合流さ
れ、微少時間ごとの流れを考慮しても速度差に起因する
混合比の変動がなく、したがって、混合比は常に一定に
維持されて良好に混合される。
【0061】また、スタティックミキサ13は、切換バ
ルブ17から圧送用シリンダ4に至る予備混合流路14
に形成されたミキサ装着部27に攪拌エレメント13a
が配されて形成されている。この装着部27は、予備混
合流路14の一部を半割した凹溝27A、27Bが形成
された面板28A及び28B同士を重ね合わせて形成さ
れており、本例では、備蓄ユニットUの上面板とバル
ブユニットUの底面板が前記面板28A及び28Bを
兼用している。
【0062】スタティックミキサ13の攪拌エレメント
13aは、金属、プラスチックその他任意の材質のもの
を使用することができるが、可撓性プラスチック等の可
撓性材料で形成すれば、バルブユニットUから備蓄ユ
ニットUに至る予備混合流路14が湾曲したり円弧状
に形成されていても、その流路14に沿って簡単に配設
することができる。
【0063】また、装着部27は、面板28A及び28
Bを分解すれば半割されるので、スタティックミキサ1
3の攪拌エレメント13aを容易に交換することがで
き、また、装着部27の洗浄が容易で、メンテナンス性
に優れる。なお、攪拌エレメント13aをチューブ(図
示せず)に挿入してミキサ装着部27に設ければ、当該
チューブが面板28A、28B間に形成された予備混合
流路14のシールとして機能する。このチューブも攪拌
エレメント13aと同様、任意の材質のものを使用する
ことができるが、可撓性プラスチックのような柔らかな
材質で形成した場合に、圧送用シリンダ4から塗料を圧
し出すときに予備混合流路14を介してプラスチックチ
ューブ内に高圧が作用しても、ミキサ装着部27となる
凹溝27A及び27Bがその内圧を受けるのでそのプラ
スチックチューブが破裂することがない。
【0064】なお、圧送用シリンダ4を駆動する作動流
体の流路21A(22A)は、バルブユニットUと備
蓄ユニットUとの間でホース(配管)35を介して連
通されているので、このホース35を外すことなく備蓄
ユニットUをバルブユニットUから外してメンテナ
ンスすることができる。圧送用シリンダ4には主剤と硬
化剤が予備混合された塗料が充填されるので、残存塗料
が硬化して動作不良を起こし易く、備蓄ユニットU
外してその内部のメンテナンスを行う頻度が高い。この
とき、圧送用シリンダ4を駆動する作動流体の供給流路
21A(22A)をなるホース35を接続したまま備蓄
ユニットUを外せるので、ホース35内に作動流体の
供給流路内に空気が入ったり、これが原因で吐出量が不
安定になることもない。また、同様の理由で、計量シリ
ンダ3を駆動する作動流体の流路21A(22A)を、
バルブユニットUと計量ユニットUとの間でホース
(図示せず)を介して連通してもよい。
【0065】また、塗料の吐出口11には、噴射型拡散
混合器15が嵌め込まれている。この噴射型拡散混合器
15は、流路中に直径0.2〜0.5mm程度に形成され
た同軸の対向型小径オリフィス29が形成されてなり、
圧送用シリンダ4から供給される塗料がオリフィス29
を通過するときに噴流化されるようになっている。これ
により、塗料中に含まれる主剤及び硬化剤は微粒化状態
となって拡散されるので、塗料がより均一に混合される
こととなり、このように十二分に混合された塗料が吐出
口11に接続された塗料タンク2へ送給される。
【0066】なお、主剤及び硬化剤をより均一に混合さ
せる必要がある場合は、図示するように、予備混合流路
14のスタティックミキサ13から圧送用シリンダ4に
至る間と、塗料送給流路16の圧送用シリンダ4から噴
射型拡散混合器15に至る間の双方に混合促進用オリフ
ィス33、34を配しておけばよい。
【0067】これによれば、計量シリンダ3から圧し出
されてスタティックミキサ13で予備混合された主剤及
び硬化剤が、その流体圧力により混合促進用オリフィス
33を通過するので、別途機械的動力を必要とせず、よ
り細かな粒子に分散されて圧送用シリンダ4に備蓄され
る。したがって、圧送用シリンダ4内での分子拡散がよ
り促進されて、より良好な混合状態となる。
【0068】また、圧送用シリンダ4では、分散粒子径
が小さいものについては分子拡散が促進される反面、分
散粒子径の大きなものについては粒子同士が会合されて
粒子径がさらに大きくなる傾向にある。そこで、圧送用
シリンダ4から噴射型拡散混合器15に至る塗料送給流
路16に混合促進用オリフィス34を設けておけば、別
途機械的動力を必要とせず、圧送用シリンダ4の送給圧
でさらに細かな粒子に分散された塗料がその直後に噴射
型拡散混合器15で混合されるので、極めて良好な混合
状態が得られる。
【0069】なお、流路切換を行う前記切換バルブ17
はバルブ駆動装置40により操作される。このバルブ駆
動装置40は、バルブ操作用複動シリンダ19のシリン
ダヘッド19H及びシリンダボトム19Bに連通する作
動流体配管41H及び41Bに対して、作動流体タンク
42から低圧ポンプ43で作動流体を低圧供給する低圧
供給配管44と、作動流体をタンク42に戻す戻り配管
45を切換接続するバルブ装置46と、このバルブ装置
46を所定のタイミングで切り換えるバルブ制御装置4
7とを備えている。
【0070】バルブ制御装置47は、その入力側に、計
量シリンダ3への主剤及び硬化剤の充填が完了したこと
を検出する計量完了検出用センサ48と、計量シリンダ
3からの主剤及び硬化剤の圧し出しが完了して圧送用シ
リンダ4への備蓄が完了したことを検出する備蓄完了検
出用センサ49と、圧送用シリンダ4から塗料の吐出が
完了したことを検出する吐出完了検出用センサ50が接
続され、出力側に前記バルブ装置46が接続されてい
る。
【0071】計量完了検出用センサ48及び備蓄完了検
出用センサ49は、計量シリンダ3を駆動する駆動用複
動シリンダ7のピストン8の位置を検出するリードスイ
ッチなどで構成され、計量ユニットUに配されてい
る。また、吐出完了検出用センサ50は、圧送用シリン
ダ4のピストン9の位置を検出するリードスイッチなど
で構成され、備蓄ユニットUに配されている。
【0072】そして、計量完了検出用センサ48及び吐
出完了検出用センサ50の双方から検出信号が出力され
ると、バルブ操作用複動シリンダ19のシリンダヘッド
19Hに連通する作動流体配管41Hと低圧供給配管4
4を連通させるようにバルブ装置46が操作され、ピス
トン20を押し下げる。これにより、各スプール18A
〜18Cが下端位置に移動して、主剤充填流路12A、
硬化剤充填流路12B及び塗料送給流路16を遮断する
と共に、前記予備混合流路14を導通する。
【0073】また、備蓄完了検出用センサ49から検出
信号が出力されると、バルブ操作用複動シリンダ19の
シリンダボトム19Bに連通する作動流体配管41Bと
低圧供給配管44を連通させるようにバルブ装置46が
操作され、ピストン20を押し上げる。これにより、各
スプール18A〜18Cが上端位置に移動して、主剤充
填流路12A、硬化剤充填流路12B及び塗料送給流路
16を導通すると共に、前記予備混合流路14を遮断す
るようになっている。
【0074】このように、各センサ48〜50から出力
される検出信号に基づいて、各流路12A、12B、1
4、16が所定のタイミングで切り換わるように切換バ
ルブ17が操作されるので、一つ一つの動作が確実に行
われ、誤動作を起すこともない。また、バルブ操作用複
動シリンダ19のピストン20を上下に往復させるだけ
で、各流路12A、12B、14、16が一括して導通
/遮断されるので、タイミング制御は一切不要となる。
【0075】また、主剤流入口10A及び硬化剤流入口
10Bには、夫々主剤圧送ポンプ51を介装した主剤供
給管52及び硬化剤圧送ポンプ53を介装した硬化剤供
給管54が接続されている。
【0076】そして、主剤供給管52には、主剤成分を
より細かい分子会合状態に分断する予備攪拌チャンバ6
0が介装されている。この予備攪拌チャンバ60には、
所定間隔で回転軸61に取り付けられた複数枚の回転デ
ィスク62、62間にその底面側中央吸込口63から外
周面吹出口64へ向う遠心攪拌流路65が形成された無
発泡スターラ66が配されている。これにより、予備攪
拌チャンバ60を通過した主剤が、回転する無発泡スタ
ーラ66により、大きな分子会合状態から細かい分子会
合状態に分断されて活性度が高くなり、硬化剤と混合さ
れたときにより均一に混合されると共に硬化反応が促進
される。なお、予備攪拌チャンバ60は、必要に応じて
硬化剤供給管54に介装してもよく、バルブユニットU
又は計量ユニットUに形成された主剤充填流路12
A又は硬化剤充填流路12Bに介装させても良い。
【0077】また、作動流体流入口21には、作動流体
タンク42から高圧で作動流体を供給する高圧ポンプ5
5を介装した作動流体供給管56が接続され、作動流体
流出口22は作動流体タンク42に至る戻り管路57が
接続されている。
【0078】以上が本発明の一構成例であって、次にそ
の作用を説明する。計量シリンダ3及び圧送用シリンダ
4を空にした状態で、バルブ操作用複動シリンダ19の
ピストン20を上昇させると、切換バルブ17の各スプ
ール18A〜18Cが同期して一斉に上端位置に達す
る。これにより、図5に示すように、主剤充填流路12
A、硬化剤充填流路12B及び塗料送給流路16が導
通、予備混合流路14が遮断、作動流体供給流路21A
及び作動流体排出流路22Bが導通、作動流体供給流路
21B及び作動流体排出流路22Aが遮断される。
【0079】したがって、計量ユニットUに形成され
た駆動用複動シリンダ7のピストン8の正面側に作動流
体が供給されると共に背面側から排出されて、ピストン
8及びピストン6A、6Bが後退すると共に、計量シリ
ンダ3の各バレル5A及び5Bに主剤及び硬化剤が混合
比に応じた分量ずつ充填される。
【0080】充填が完了すると計量完了検出用センサ4
8から制御信号が出力されると共に、圧送用シリンダ4
も空なので吐出完了検出用センサ50からも制御信号が
出力されて、バルブ操作用複動シリンダ19のピストン
20が下降され、バルブ駆動装置40により切換バルブ
17の各スプール18A〜18Cが同期して一斉に下端
位置に移動する。これにより、図6に示すように、主剤
充填流路12A、硬化剤充填流路12B及び塗料送給流
路16が遮断、予備混合流路14が導通、作動流体供給
流路21A及び作動流体排出流路22Bが遮断、作動流
体供給流路21B及び作動流体排出流路22Aが導通さ
れる。
【0081】したがって、計量ユニットUに形成され
た駆動用複動シリンダ7のピストン8の背面側に作動流
体が供給されると共に、正面側から作動流体が排出され
て、ピストン8及びピストン6A、6Bが前進すると共
に、各バレル5A及び5Bから主剤及び硬化剤が混合比
に応じた流量で圧し出される。
【0082】このとき、主剤及び硬化剤は、各バレル5
A及び5Bからその混合比率に応じた分量ずつ圧し出さ
れてスタティックミキサ13で予備混合されると共に、
混合促進用オリフィス33で混合促進され、主剤及び硬
化剤が均一に分散された塗料が圧送用シリンダ4に供給
される。そして、塗料の圧力で圧送用シリンダ4のピス
トン9が後退され、圧送用シリンダ4から作動流体が排
出されて塗料が備蓄される。このように主剤及び硬化剤
が均一分散された塗料が圧送用シリンダ内に一時的に蓄
えられるので、その時間を利用して各塗料成分の境界面
では分子拡散が進み、各塗料成分同士が馴染んでくる。
【0083】備蓄が完了すると計量ユニットUに配さ
れた備蓄完了検出用センサ49から制御信号が出力され
るので、バルブ駆動装置40によりバルブ操作用複動シ
リンダ19のピストン20が上昇され、切換バルブ17
の各スプール18A〜18Cが同期して一斉に上端位置
に移動する。これにより、図7に示すように、主剤充填
流路12A、硬化剤充填流路12B及び塗料送給流路1
6が導通、予備混合流路14が遮断、作動流体供給流路
21A及び作動流体排出流路22Bが導通、作動流体供
給流路21B及び作動流体排出流路22Aが遮断され
る。
【0084】そして、備蓄ユニットUに形成された圧
送用シリンダ4に作動流体が供給されるので、ピストン
9により塗料が圧し出され、塗料送給流路16を通って
混合促進用オリフィス34で混合された後、吐出口11
に装着された噴射型拡散混合器15で微粒化混合されて
塗料タンク2に送給される。
【0085】このように、主剤及び硬化剤が予備混合−
噴射拡散混合の2段階で混合され、予備混合器では均一
に分散され、噴射型拡散混合器では塗料が噴流化して粒
径の大きな主剤及び硬化剤同士が微粒化して拡散するの
で、親水性主剤と疎水性硬化剤などの混ざり難い塗料成
分でも均一に混合した状態で塗料タンク2に充填するこ
とができる。
【0086】また、この間、計量ユニットUに形成さ
れた駆動用複動シリンダ7のピストン8の正面側に作動
流体が供給されると共に背面側から排出されて、ピスト
ン8及びピストン6A、6Bが後退すると共に、計量シ
リンダ3の各バレル5A及び5Bに主剤及び硬化剤が充
填される。
【0087】そして、計量シリンダ3への充填が完了
し、圧送用シリンダ4からの吐出が完了すると、計量完
了検出用センサ48及び吐出完了検出用センサ50の双
方から制御信号が出力され、以後、図6及び図7で示す
工程を繰り返す。
【0088】なお、切換バルブ17の各スプール18A
〜18Cは、バルブ操作用複動シリンダ19のピストン
20に取り付ける場合に限らず、同時に操作される複数
の操作用複動シリンダに個別に取り付ける場合でも良
く、また、ソレノイド等を用いて駆動する場合でもよ
い。
【0089】また、切換バルブ17として3本のスプー
ル18A〜18Cを用いたスプール型のバルブを用いて
いるが、スプールの数は任意であり、さらに、これに替
えて、流路切換ができるバルブであれば任意のタイプの
もの(例えば、ロータリーバルブ等)を採用し得る。
【0090】さらに、上述の説明では、主剤と硬化剤か
らなる二液混合型塗料について説明したが、複数の主剤
と硬化剤、主剤と添加剤など、二種以上の塗料成分を混
合する任意の多成分混合型塗料に適用し得る。
【0091】さらにまた、本発明の塗料送給装置1は、
塗装機内に装備または装着される塗料タンク2に塗料を
充填させる場合に限らず、塗料の供給を受けながら塗装
を行う塗装機へ直接又は中継タンク等を介して間接的に
塗料を供給する塗料供給装置として使用することもでき
る。
【0092】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、計
量ユニットと、備蓄ユニットと、バルブユニットの三つ
のユニットで形成されており、各種流路を導通/遮断さ
せて流路切換を行うバルブ類はバルブユニットに形成さ
れているので、バルブユニットに対して各種流路を連通
させるだけで夫々の流路にバルブを介装させることがで
き、多数のバルブを一々設置する手間や面倒がないの
で、組立も簡単になり、製造コストが軽減されるという
大変優れた効果を奏する。
【0093】また、計量ユニット及び備蓄ユニットには
一切のバルブが形成されていないので、計量ユニット及
び備蓄ユニットの構造が極めてシンプルになり、部品点
数を減少させて全体を小型化することができるという大
変優れた効果を奏する。
【0094】さらに、バルブに故障が発生した場合で
も、バルブユニットのみを外して交換・修理等すればよ
いので、メンテナンス性に優れ、自動車塗装ラインのよ
うに長時間塗装ラインすることのできない場合でも、バ
ルブユニットの交換により迅速に復旧させることができ
るという大変優れた効果を奏する。
【0095】また、各塗料成分を予備混合−噴射拡散混
合の2段階で混合させることができ、予備混合器では塗
料成分が均一に分散され、噴射型拡散混合器では塗料が
噴流化して粒径の大きな主剤及び硬化剤同士が微粒化し
て拡散するので、親水性主剤と疎水性硬化剤などの混ざ
り難い塗料成分でも均一に混合した状態で送給すること
ができるという大変優れた効果を奏する。
【0096】さらに、格別な流量制御を行うことなく、
各塗料成分を混合比に応じた流量で正確に送給すること
ができ、切換バルブにより、塗料成分充填流路、予備混
合流路、塗料送給流路を同時に切り換えることができる
ので、流量制御やバルブ切換のタイミング同期制御を行
う面倒もなく、制御系が極めて簡単になるという効果が
ある。
【0097】さらにまた、各種流路が、各ユニットを一
体に組み付けたときに連通されるように各ユニット内に
形成されているので、配管の着脱作業や取り回しの面倒
もなく、より構成が簡素化され、組立が極めて簡単にな
り、さらに、メンテナンス性も向上され、配管の取り回
しが必要ない分、装置全体がコンパクトになるという効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塗料送給装置の一例を示す流体回
路図。
【図2】その外観図。
【図3】その分解組立図。
【図4】その模式図。
【図5】その動作を示す説明図。
【図6】その動作を示す説明図。
【図7】その動作を示す説明図。
【図8】ピストンとスプールの取付構造を示す説明図。
【図9】無発泡スターラの構造を示す説明図。
【符号の説明】
1………塗料送給装置 2………塗料タンク 3………計量シリンダ U1 ……計量ユニット U……備蓄ユニット U……バルブユニット 4………圧送用シリンダ 5A……主剤バレル 5B………硬化剤バレル 6A、6B………ピストン 7………駆動用複動シリンダ 8、9………ピストン 10A、10B………流入口 11………吐出口 12A……主剤充填流路(塗料成分充填流路) 12B……硬化剤充填流路(塗料成分充填流路) 13………スタティックミキサ(管路攪拌型予備混合
器) 14………予備混合流路 15………噴射型拡散混合器 16………塗料送給流路 17………切換バルブ 18A………主剤用スプール(塗料成分用スプール) 18B………硬化剤用スプール(塗料成分用スプール) 18C………塗料用スプール 19………バルブ操作用複動シリンダ 20………ピストン 21A、21B……作動流体供給流路 22A、22B……作動流体排出流路 23A、23B………スプール摺動孔 24………バルブシート 25………ポペット 27………ミキサ装着部 28A、28B………面板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市 村 誠 愛知県豊田市柿本町一丁目9番地 トリニ ティ工業株式会社内 (72)発明者 上 野 隆 夫 愛知県豊田市柿本町一丁目9番地 トリニ ティ工業株式会社内 (72)発明者 石 川 勝 浩 愛知県豊田市柿本町一丁目9番地 トリニ ティ工業株式会社内 Fターム(参考) 4F033 QA01 QB03X QB18 QD02 QD06 QD11 QF01X QF03X QF12X QK02X QK09X QK16X QK23X 4F042 AB00 BA02 CA01 CB03 CB27 ED05

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二種以上の塗料成分を所定の比率で混合し
    た塗料を塗装機やこれに装備されもしくは脱着自在に装
    着される塗料タンク(2)に送給する塗料送給装置にお
    いて、 前記塗料成分を各々その混合比率に応じた分量ずつ個別
    に且つ同時に圧し出す計量シリンダ(3)が形成された
    計量ユニット(U)と、各塗料成分を予備混合した塗
    料を備蓄した後、塗装機又は塗料タンク(2)へ圧送す
    る圧送用シリンダ(4)が形成された備蓄ユニット(U
    )を備えると共に、 各塗料成分を計量シリンダ(3)へ充填する塗料成分充
    填流路(12A、12B)と、計量シリンダ(3)から
    圧し出された各塗料成分を合流させて管路攪拌型予備混
    合器(13)を通り前記圧送用シリンダ(4)へ通じる
    予備混合流路(14)と、圧送用シリンダ(4)から噴
    射型拡散混合器(15)を経て塗料を送給する塗料送給
    流路(16)とを導通/遮断させて流路切換を行う切換
    バルブ(17)が形成されたバルブユニット(U)を
    備えたことを特徴とする塗料送給装置。
  2. 【請求項2】前記塗料成分充填流路(12A、12B)
    及び前記予備混合流路(14)を同時に且つ交互に導通
    /遮断すると共に、前記塗料成分充填流路(12A、1
    2B)の導通/遮断に対応してこれと同期的に塗料送給
    流路(16)を導通/遮断して流路切換を行う切換バル
    ブ(17)を備えた請求項1記載の塗料送給装置。
  3. 【請求項3】計量シリンダ(3)及び圧送用シリンダ
    (4)が作動流体の圧力により駆動されるように成さ
    れ、その作動流体の供給流路(21A,21B)及び排
    出流路(22A,22B)が前記切換バルブ(17)に
    より切り換えられるように成された請求項1又は2記載
    の塗料供給装置。
  4. 【請求項4】前記作動流体が、塗料成分の一として使用
    される液体又は水である請求項3記載の塗料送給装置。
  5. 【請求項5】前記塗料成分充填流路(12A、12
    B)、予備混合流路(14)及び塗料送給流路(16)
    が、前記計量ユニット(U)及び備蓄ユニット
    (U)をバルブユニット(U)に装着することによ
    って連通されるように当該各ユニット(U、U、U
    )内に形成されてなる請求項1乃至4記載の塗料送給
    装置。
  6. 【請求項6】圧送用シリンダ(4)を駆動する作動流体
    の供給流路(21A)が、バルブユニット(U)と備
    蓄ユニット(U)との間で配管(35)を介して連通
    された請求項5記載の塗料送給装置。
  7. 【請求項7】前記計量シリンダ(3)が、前記塗料成分
    を各々その混合比率に応じた分量ずつ個別に充填する二
    以上のバレル(5A、5B)を具備し、これら各バレル
    (5A、5B)に充填された塗料成分を圧し出す各ピス
    トン(6A、6B)が、1台の駆動用複動シリンダ
    (7)で駆動される請求項1乃至6記載の塗料送給装
    置。
  8. 【請求項8】前記計量シリンダ(3)への塗料成分の充
    填が完了したことを検出する計量完了検出用センサ(4
    8)と、計量シリンダ(3)から塗料成分が圧し出され
    て圧送用シリンダ(4)への備蓄が完了したことを検出
    する備蓄完了検出用センサ(49)と、圧送用シリンダ
    (4)からの塗料の吐出が完了したことを検出する吐出
    完了検出用センサ(50)を備えると共に、 計量完了検出用センサ(48)及び吐出完了検出用セン
    サ(50)の双方から検出信号が出力されたときに、前
    記塗料成分充填流路(12A、12B)及び塗料送給流
    路(16)を遮断すると共に前記予備混合流路(14)
    を導通させ、備蓄完了検出用センサ(49)から検出信
    号が出力されたときに、前記塗料成分充填流路(12
    A、12B)及び塗料送給流路(16)を導通すると共
    に前記予備混合流路(14)を遮断するように前記切換
    バルブ(17)を操作するバルブ駆動装置(40)を備
    えた請求項1乃至7記載の塗料供給装置。
  9. 【請求項9】前記管路攪拌型予備混合器が、前記切換バ
    ルブ(17)から圧送用シリンダ(4)に至る予備混合
    流路(14)に形成されたミキサ装着部(27)に攪拌
    エレメント(13a)を配したスタティックミキサ(1
    3)で形成され、前記装着部(27)は、これを半割し
    た凹溝(27A、27B)を有する面板(28A、28
    B)同士を重ね合わせて形成されてなる請求項1乃至8
    記載の塗料送給装置。
  10. 【請求項10】前記攪拌エレメント(13a)がチューブ
    に挿入されて前記ミキサ装着部(27)に配されて成る
    請求項9記載の塗料送給装置。
  11. 【請求項11】前記管路攪拌型予備混合器(13)から圧
    送用シリンダ(4)に至る予備混合流路(14)及び圧
    送用シリンダ(4)から噴射型拡散混合器(15)に至
    る塗料送給流路(16)の一方又は双方に混合促進用オ
    リフィス(33、34)が配されて成る請求項1乃至1
    0記載の塗料送給装置。
  12. 【請求項12】前記塗料成分の一が分散質を分散媒に分散
    させた分散系である場合に、当該塗料成分の供給源から
    計量シリンダ(3)に至る流路(12A、12B、5
    2、53)に無発泡スターラ(66)を備えた予備攪拌
    チャンバ(60)が介装され、前記無発泡スターラ(6
    6)は、回転軸(61)に所定間隔で取り付けられた複
    数枚の回転ディスク(62、62)間にその底面側中央
    吸込口(63)から外周面吹出口(64)に向って塗料
    成分の分散粒子径を小さくする遠心攪拌流路(65)が
    形成されてなる請求項1乃至11記載の塗料送給装置。
  13. 【請求項13】計量シリンダ(3)から圧し出された各塗
    料成分を管路攪拌型予備混合器(13)の上流側で合流
    させて圧送用シリンダ(4)へ案内する予備混合流路
    (14)の合流点における各塗料成分の流路が、各塗料
    成分の混合比に等しい断面積比に形成されて成る請求項
    1乃至12記載の塗料送給装置。
  14. 【請求項14】二種以上の塗料成分を各々その混合比率に
    応じた分量ずつ個別に且つ同時に圧し出す計量シリンダ
    (3)が形成された計量ユニット(U)と、各塗料成
    分を予備混合した塗料を備蓄した後、塗装機又は塗料タ
    ンク(2)へ圧送する圧送用シリンダ(4)が形成され
    た備蓄ユニット(U)に連通される塗料成分及び塗料
    の流路切換を行うバルブユニットであって、 各塗料成分を計量シリンダ(3)へ充填する塗料成分充
    填流路(12A、12B)と、計量シリンダ(3)から
    圧し出された各塗料成分を合流させて管路攪拌型予備混
    合器(13)を通り前記圧送用シリンダ(4)へ通じる
    予備混合流路(14)と、圧送用シリンダ(4)から噴
    射型拡散混合器(15)を経て塗料を送給する塗料送給
    流路(16)とを導通/遮断させて流路切換を行う切換
    バルブ(17)が形成されていることを特徴とするバル
    ブユニット。
  15. 【請求項15】前記切換バルブ(17)が、各塗料成分充
    填流路(12A、12B)及び予備混合流路(14)を
    同時に且つ交互に導通/遮断する塗料成分用スプール
    (18A、18B)と、前記塗料成分充填流路(12
    A、12B)の導通/遮断に対応してこれと同期的に塗
    料送給流路(16)を導通/遮断する塗料用スプール
    (18C)を備え、各スプール(18A〜18C)がバ
    ルブ駆動用複動シリンダ(19)により駆動される請求
    項14記載のバルブユニット。
  16. 【請求項16】前記各塗料成分用スプール(18A、18
    B)により導通/遮断される予備混合流路(14)が、
    その摺動孔(23A、23B)の一端側から圧送用シリ
    ンダ(4)に連通されるように形成され、各塗料成分用
    スプール(18A、18B)の一端側には、当該スプー
    ル(18A、18B)がピストン(20)により他端側
    へ引っ張られたときに摺動孔(23A、23B)の一端
    側に形成されたバルブシート(24)に押し当てられ
    て、前記スプール(18A、18B)と摺動孔(23
    A、23B)との隙間を塞ぐポペット(25)が形成さ
    れてなる請求項15記載のバルブユニット。
  17. 【請求項17】前記各塗料成分用スプール(18A、18
    B)が、夫々に形成された全てのポペット(25)を閉
    成するまで当該各スプール(18A、18B)を個別に
    引っ張る引張力分散伝達機構(30)を介して前記バル
    ブ駆動用複動シリンダ(19)のピストン(20)に取
    り付けられた請求項16記載のバルブユニット。
  18. 【請求項18】前記計量シリンダ(3)及び圧送用シリン
    ダ(4)を駆動する作動流体の供給流路(21A,21
    B)及び排出流路(22A,22B)を切り換えるよう
    になされた前記切換バルブ(17)のスプール(18A
    〜18C)及びスプール摺動孔(23A〜23C)の隙
    間に、作動流体の供給流路(21A,21B)及び排出
    流路(22A,22B)から作動流体を染み出させて、
    その流体圧力で当該隙間をシールする液圧シールが形成
    された請求項15乃至17記載のバルブユニット。
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