JP2003275475A - 複数アクション連係作動玩具装置 - Google Patents

複数アクション連係作動玩具装置

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JP2003275475A
JP2003275475A JP2003007623A JP2003007623A JP2003275475A JP 2003275475 A JP2003275475 A JP 2003275475A JP 2003007623 A JP2003007623 A JP 2003007623A JP 2003007623 A JP2003007623 A JP 2003007623A JP 2003275475 A JP2003275475 A JP 2003275475A
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gear
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toy body
shaft
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、車両を押し付けて一方へ移動さ
せることにより、乗降ドアの解放と、乗降ドア閉じゼン
マイの巻き締めと、走行ゼンマイの巻き締めを行い、そ
の一方へ移動させた車両から手を離すことにより車両の
乗降ドアを閉じゼンマイの解弾力により発車ベルの打鈴
と、乗降ドアの閉止を開始し、発車ベルの打鈴の終了
と、乗降ドアの閉止と共に走行ゼンマイの解弾により所
要長さ走行する複数アクション連係作動玩具装置の提供
にある。 【解決手段】 手押し移動による車輪の回転、または糸
引きによるドラムの回転によりゼンマイを巻き締める第
1ゼンマイ機構と第2ゼンマイ機構を玩具体に搭載し、
1または2以上の第1アクションを前記第1ゼンマイ機
構または第2ゼンマイ機構の解弾回転力により作動し、
その作動に関与しない前記第1ゼンマイ機構または第2
ゼンマイ機構を待機させ、第1アクションの完了と共
に、その待機する第1ゼンマイ機構または第2ゼンマイ
機構を解弾し、その解弾回転力により1または2以上の
第2アクションを作動してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、第1ゼンマイ機
構と、第2ゼンマイ機構とを搭載し、その解弾力を利用
し、複数のアクションを関連して作動する複数アクショ
ン連係作動玩具装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、障害物に衝突すると、そ
の走行方向を変換して自在に走行する玩具において、常
に回転するモーターの動力を利用し、歯車を切り替えて
車両玩具を停止すると共に乗降ドアを開閉し、再び歯車
を元に戻して、乗降ドアを閉じた状態で走行を再開する
いわゆる複数のアクションを関連して作動する複数アク
ション関連作動玩具は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記、従来の複数アク
ション関連作動玩具は、モーターの回転が高速回転であ
るので、多段歯車で減速する必要があり、しかも、複数
のアクションを作動させるため、複数の出力軸を自動的
に切り換える切換え機構も加わるので歯車機構が複雑化
し、全体装置としては大型化するものであり、その上、
全ての作動が自動化するので、玩具を操作するという観
点からは、積極性がなく、面白みに欠けるものであっ
た。
【0004】この発明は、第1ゼンマイ機構と、第2ゼ
ンマイ機構とを搭載し、その両ゼンマイ機構を巻き締め
ることにより作動を開始し、その作動では、第1ゼンマ
イ機構と、第2ゼンマイ機構と連係して順次に趣向に富
むアクションを開始し、実感をもって繰り返して楽しめ
る、小型、安価な走行車玩具、アクション玩具を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】手押し移動による車輪の
回転、または糸引きによるドラムの回転によりゼンマイ
を巻き締める第1ゼンマイ機構と第2ゼンマイ機構を玩
具体に搭載し、1または2以上の第1アクションを前記
第1ゼンマイ機構または第2ゼンマイ機構の解弾回転力
により作動し、その作動に関与しない前記第1ゼンマイ
機構または第2ゼンマイ機構を待機させ、第1アクショ
ンの完了と共に、その待機する第1ゼンマイ機構または
第2ゼンマイ機構を解弾し、その解弾回転力により1ま
たは2以上の第2アクションを作動してなる複数アクシ
ョン連係作動玩具装置にある。
【0006】玩具体を車両玩具体とし、その車両玩具体
内の一端寄りに第1ゼンマイ機構を配備し、反対の他端
寄りに第2ゼンマイ機構を配備してもよいものである。
【0007】第1ゼンマイ機構は、ケーシングに軸受す
るゼンマイ軸と、同じく、ケーシングに遊転自在に軸受
した駆動車輪の車軸上のピニオンとを、同じく、ケーシ
ングに配備した中間伝動歯車群およびクラッチ機構によ
り連係し、一方へ車両玩具体を手押し移動して駆動車輪
を回転させたとき、ゼンマイ軸を回転してゼンマイを巻
き締め、その巻き締めたゼンマイの解弾力で駆動車輪を
反対に回転して走行するように設けてもよいものであ
る。
【0008】第1ゼンマイ機構は、ケーシングに軸受す
るゼンマイ軸に親大径歯車と親小径歯車を同軸上に一体
に構成し、ケーシングの軸受孔に遊転自在に軸受した駆
動車軸上のピニオンとは、ケーシングに設けた定点中間
軸に遊転支承した中間歯車の大径歯車部と噛合し、この
大径歯車部において、前記ピニオンと噛合する反対側上
方に、その大径歯車部の回転方向に、軸部を互いに対応
するケーシングの側壁板に開孔した軸受孔に沿って往復
移動する巻締め連係歯車を配備し、一方へ車両玩具体を
手押し移動して駆動車輪を回転させたとき、巻締め連係
歯車と、親小径歯車を噛合させ、ゼンマイ軸を回転して
ゼンマイを巻き締めるように設けてもよいものである。
【0009】第1ゼンマイ機構は、ケーシングの互いに
対応する側壁板に開孔した軸受孔に沿って、その軸部を
大径歯車の回転方向に往復移動する解弾連係歯車を配備
し、その解弾連係歯車のピニオン部を前記親大径歯車と
常時噛合し、解弾連係歯車を親大径歯車の解弾方向に移
動したとき、解弾連係歯車の大径歯車部を中間歯車のピ
ニオン部と噛合して中間歯車に回転を伝達し、大径歯車
部と駆動車輪の車軸上のピニオンとは常時噛合している
から解弾方向の回転を伝達して駆動車輪を手動移動と反
対方向に回転して車両玩具体を走行させてもよいもので
ある。
【0010】第2ゼンマイ機構は、ケーシングに軸受す
るゼンマイ軸と、同じく、ケーシングに遊転自在に軸受
した従動車輪の車軸上のピニオンとを、同じく、ケーシ
ングに配備した中間伝動歯車群およびクラッチ機構によ
り連係し、一方へ車両玩具体を手押し移動して従動車輪
を回転させたとき、ゼンマイ軸を回転してゼンマイを巻
き締めるように設けてもよいものである。
【0011】車両玩具体の他端寄りに従動車輪の車軸
を、牽引バネに寄り常時他端寄りに牽引して回転自在に
軸受し、車両玩具体を一方へ手押し移動させたとき、従
動車輪の車軸を牽引バネに抗して第2ゼンマイ機構の連
係大径歯車側へスライドさせ、その車軸上のピニオンを
連係大径歯車と噛合させ、手押し移動と共に連係大径歯
車を回転し、ケーシングに軸受するゼンマイ軸に、ゼン
マイの内端を連結し、反対の他端をケーシングに連結
し、ゼンマイ軸と親歯車とは、バネクラッチにより連係
し、車両玩具体を一方へ手押し移動して従動車輪を回転
させたとき、ゼンマイを巻き締めるように設けてもよい
ものである。
【0012】第2ゼンマイ機構は、ゼンマイの解弾力で
回転するとき、バネクラッチが親歯車に噛合し、親歯車
を回転し、この親歯車の回転を減速歯車群の第1伝動歯
車の大径歯車に噛合してこれを回転し、これと一体の小
径歯車に噛合する第2伝動歯車を増速回転し、さらに、
第2伝動歯車に噛合する第3伝動歯車を増速回転し、こ
の第3伝動歯車の軸のケーシング外の一端に取り付けた
打鈴子を回転してもよいものである。
【0013】車両玩具体内に金属製のベル椀を配備し、
その一部を打鈴子の回転通路内に配置し、ベル椀を打鈴
する第1アクション機構の一つを配備してよいものであ
る。
【0014】第2ゼンマイ機構は、ケーシングに軸受す
るゼンマイ軸に、駆動車輪のストッパーレバー用カムを
配備してもよいものである。
【0015】第2ゼンマイ機構は、ケーシングに軸受す
るゼンマイ軸に、駆動車輪のストッパーレバー用カム
と、ドア開閉クランクピンを一体に配備してもよいもの
である。
【0016】車両玩具体に設けた支枠に支軸を配備し、
その支軸にV字型のストッパーレバーを、その基部を遊
支し、全体を回動自在に軸支し、その一方カム連係部の
先端内縁を前記ストッパーレバー用カムの回転通路内に
臨ませ、他方車輪連係部の先端外縁を対応する駆動車輪
の外周面に臨ませ、ストッパーレバーに牽引バネを連結
し、他方車輪連係部の先端外縁を対応する駆動車輪の外
周面に、常時、圧接して駆動車輪の回転を停止するよう
に連係してもよいものである。
【0017】車両玩具体を一方へ手押し移動し、第2ゼ
ンマイ機構のゼンマイ軸を半回転すると、同じく、ドア
開閉クランクピンは半回転してこれに係合するドア板を
開放側にスライドさせ、ドア開閉クランクピンの戻り半
回転でドア板を閉止側にスライドさせて閉じるドア開閉
機構を具えてもよいものである。
【0018】
【発明の実施の形態】手押し移動による車輪の回転、ま
たは糸引きによるドラムの回転によりゼンマイを巻き締
める第1ゼンマイ機構と第2ゼンマイ機構を玩具体に搭
載し、第1アクションを前記第1ゼンマイ機構または第
2ゼンマイ機構の解弾回転力により作動し、その作動に
関与しない前記第1ゼンマイ機構または第2ゼンマイ機
構を待機させ、第1アクションの完了と共に、その待機
する第1ゼンマイ機構または第2ゼンマイ機構を解弾
し、その解弾回転力により第2アクションを作動してな
る複数アクション連係作動玩具装置において、玩具体を
車両玩具体とし、その車両玩具体の車体底板における上
面の一端寄りに、第1ゼンマイ機構を配備し、車体底板
における上面の中央部から他端寄りに第2ゼンマイ機構
を配備し、前記第1ゼンマイ機構は、ケーシングに軸受
するゼンマイ軸に親大径歯車と親小径歯車を同軸上に一
体に構成し、ケーシングの軸受孔に遊転自在に軸受した
駆動車軸上のピニオンとは、ケーシングに設けた定点中
間軸に遊転支承した中間歯車の大径歯車部と噛合し、こ
の大径歯車部において、前記ピニオンと噛合する反対側
上方に、その大径歯車部の回転方向に、軸部を互いに対
応するケーシングの側壁板に開孔した軸受孔に沿って往
復移動する巻締め連係歯車を配備し、一方へ車両玩具体
を手押し移動して駆動車輪を回転させたとき、巻締め連
係歯車と、親小径歯車を噛合させ、ゼンマイ軸を回転し
てゼンマイを巻き締めるように設け、前記第1ゼンマイ
機構は、ケーシングの互いに対応する側壁板に開孔した
軸受孔に沿って、その軸部を大径歯車の回転方向に往復
移動する解弾連係歯車を配備し、その解弾連係歯車のピ
ニオン部を前記親大径歯車と常時噛合し、解弾連係歯車
を親大径歯車の解弾方向に移動したとき、解弾連係歯車
の大径歯車部を中間歯車のピニオン部と噛合して中間歯
車に回転を伝達し、大径歯車部と駆動車輪の車軸上のピ
ニオンとは常時噛合しているから解弾方向の回転を伝達
して駆動車輪を手動移動と反対方向に回転して車両玩具
体を走行させる第2アクション機構の一つを設け、前記
第2ゼンマイ機構は、ケーシングに軸受するゼンマイ軸
に、ストッパーピンを内側面に突設配備した連係大径歯
車と、ドア開閉クランクピン、前記駆動車輪のストッパ
ーレバー用カムを配備した支板を一体に装備し、車両玩
具体の他端寄りに従動車輪の車軸を、牽引バネに寄り常
時他端寄りに牽引して回転自在に軸受し、車両玩具体を
一方へ手押し移動させたとき、従動車輪の車軸を牽引バ
ネに抗して第2ゼンマイ機構の連係大径歯車側へスライ
ドさせ、その車軸上のピニオンを連係大径歯車と噛合さ
せ、手押し移動と共に連係大径歯車を回転し、ゼンマイ
を巻き締めるように設け、前記第2ゼンマイ機構は、ケ
ーシングに軸受するゼンマイ軸に、ゼンマイの内端を連
結し、反対の他端をケーシングに連結し、ゼンマイ軸と
親歯車とは、バネクラッチにより連係し、車両玩具体を
一方へ手押し移動して連係大径歯車を回転し、ゼンマイ
軸の回転によるゼンマイの巻き締め回転では、バネクラ
ッチがスライドしてゼンマイ軸のみ回転してゼンマイを
巻き締め、ゼンマイの解弾力で回転するとき、バネクラ
ッチが親歯車に噛合し、親歯車を回転し、この親歯車の
回転を減速歯車群の第1伝動歯車の大径歯車に噛合して
これを回転し、これと一体の小径歯車に噛合する第2伝
動歯車を増速回転し、さらに、第2伝動歯車に噛合する
第3伝動歯車を増速回転し、この第3伝動歯車の軸のケ
ーシング外の一端に定速風切りを兼ねる打鈴子を取り付
け、親歯車の解弾回転を所要の定速に維持して回転でき
るように設け、その打鈴子の回転通路内に一部が配置す
る金属製のベル椀を配備して打鈴する第1アクション機
構の一つを配備し、車両玩具体に設けた支枠に支軸を配
備し、その支軸にV字型のストッパーレバーを、その基
部を遊支し、全体を回動自在に軸支し、その一方カム連
係部の先端内縁を前記ストッパーレバー用カムの回転通
路内に臨ませ、他方レバー部の先端外縁を対応する駆動
車輪の外周面に臨ませ、ストッパーレバーに牽引バネを
連結し、他方車輪連係部の先端外縁を対応する駆動車輪
の外周面に、常時、圧接して駆動車輪の回転を停止する
ように連係し、車両玩具体を一方へ手押し移動し、第2
ゼンマイ機構のゼンマイ軸を半回転すると、同じく、ド
ア開閉クランクピンは半回転してこれに係合するドア板
を開放側にスライドさせ、ドア開閉クランクピンの戻り
半回転でドア板を閉止側にスライドさせて閉じるドア開
閉機構を第1アクション機構の一つを具えてなる複数ア
クション連係作動玩具装置。
【0019】
【実施例】以下、この発明の複数アクション連係作動玩
具装置を実施例として示す図面にしたがって説明する
と、車両玩具体1の車体底板1aにおける上面1a1の
一端寄りに、第1ゼンマイ機構2をケーシング3に配備
して搭載し、同じく、車体底板1aにおける上面1a1
の中央部から他端寄りに第2ゼンマイ機構4をケーシン
グ5に配備して搭載している。
【0020】前記第1ゼンマイ機構2は、駆動車輪の原
動機構であり、図7に示すように、ゼンマイ軸6に親大
径歯車7と親小径歯車8を同軸上に一体に取付け、そし
て、例えば、前記ケーシング3の軸受孔9に遊転自在に
軸受した駆動車軸10上のピニオン11とは、先ず、ケ
ーシング3に設けた定点中間軸12に遊転支承した中間
歯車13の大径歯車部13aと噛合し、この大径歯車部
13aにおいて、前記ピニオン11と噛合する反対側上
方に、その大径歯車部13aの回転方向に、軸部14a
を互いに対応するケーシング3の側壁板に開孔した軸受
孔15に沿って往復移動する巻締め連係歯車14を配備
し、車両玩具体1の車体底板1aをイの方向に進めて駆
動車輪16をAの方向に回転させたとき、巻締め連係歯
車14と、親小径歯車8を噛合させ、ゼンマイ軸6を回
転してゼンマイ17を巻き締めるように設けている。
【0021】次に、ケーシング3の互いに対応する側壁
板に開孔した軸受孔19に沿って、その軸部18bを親
大径歯車7の回転方向に往復移動する解弾連係歯車18
を、同じく、配備し、その解弾連係歯車18のピニオン
部18a1を前記親大径歯車7と常時噛合し、解弾連係
歯車18を親大径歯車7の解弾方向に移動したときに
は、解弾連係歯車18の大径歯車部18a2を中間歯車
13のピニオン部13bと噛合して中間歯車13に回転
を伝達し、大径歯車部13aとピニオン11とは、常時
噛合しているから回転を伝達して駆動車輪16をBの方
向に回転して車両玩具体1をロの方向へ進行させるもの
である。
【0022】前記のように、駆動車輪16をAの方向へ
回転して車両玩具体1をイの方向へ進行させるときは、
中間歯車13の大径歯車部13aは、巻締め連係歯車1
4を親小径歯車8に噛合させるが、中間歯車13のピニ
オン部13bは、解弾連係歯車18の大径歯車部18a
2に対して噛合が外れるように、その軸部18bを軸受
孔19に沿って送ることができ、また親大径歯車7の回
転方向も、同じく、解弾連係歯車18の大径歯車部18
a2と、中間歯車13のピニオン部13bとが外れるよ
うに解弾連係歯車18を移動させるため、ゼンマイ17
を巻き締める方向へ中間歯車13を回転させることがで
きるものである。
【0023】次に、前記ゼンマイ軸6がゼンマイ17の
作用で解弾回転するときには、巻締め連係歯車14を支
える軸部14aが軸受孔15に沿って噛合が外れる方向
へ移動させる回転となり、常時噛合する中間歯車13の
大径歯車部13aの回転方向も同じく、親小径歯車8と
噛合が外れるように作用するため、解弾回転を阻害する
ことなく、円滑な回転を行えるものである。そして、ゼ
ンマイ17が解弾して解弾力がなくなったとき、駆動車
輪16のピニオン11と常時噛合する中間歯車13の大
径歯車部13aとピニオン部13bは、常時噛合する巻
締め連係歯車14と解弾連係歯車18の大径歯車部18
a2とピニオン部18a1とが、夫々停止した親大径歯
車7と親小径歯車8とに対してフリー回転ができるか
ら、駆動車輪16に制動を掛けることなく、慣性走行を
行うことができるのである。
【0024】前記第2ゼンマイ機構4は、発車ベル原動
機構と、ドア閉止原動機構となるものであり、第1ゼン
マイ機構2と連係する第1ゼンマイ連係機構20は、図
1〜図6および図8に示す通りであり、ゼンマイ軸21
に、ストッパーピン22を内側面に突設配備した連係大
径歯車23と、ドア開閉クランクピン24、前記駆動車
輪16のストッパーレバー用カム25を配備した支板2
6を一体に装備している。
【0025】車体底板1aにおける上面1a1の他端寄
りに従動車輪27の車軸28を、牽引バネ29に寄り常
時他端寄りに牽引される軸受板30の軸受溝30aに回
転自在に軸受し、車両玩具体1をイの方向へ手押し移動
させたとき、車軸28を連係大径歯車23側へスライド
させ、特に、図8に示すように、車軸28上のピニオン
31を連係大径歯車23と噛合させ、車両玩具体1のイ
の方向へ手押し移動と共に連係大径歯車23を回転し、
ゼンマイ軸21の回転によりゼンマイ32を巻き締める
ように設けている。
【0026】車両玩具体1をイの方向へ手押し移動し、
ゼンマイ軸21を半回転すると、同じく、ドア開閉クラ
ンクピン24は、半回転してこれに係合するドア板33
を開放側にスライドさせる。そこで、図1に示すよう
に、車両玩具体1における側面の前後のドア口部34
a、34bを閉じた外観からドアを開いた外観に変わる
のである。そして、例えば、図2、図5に示すように、
室内表示板35の外側面に描かれている乗客表示35
a、35bをドア口部34a、34bに現すものであ
る。図6に示すドア板33は、内側面に縦長溝36を設
けており、この縦長溝36に前記ドア開閉クランクピン
24の先端を嵌入し、前記ゼンマイ軸21を中心とする
半回転でドア板33を開放側へスライドさせるものであ
る。ドア開放時に、ドア口部34bと一致する開口37
を設けており、また外側面にドア表示38a、38bを
表示している。
【0027】前記第2ゼンマイ機構4において、ゼンマ
イ軸21にゼンマイ32の内端を連結し、反対の他端を
ケーシング5に連結している。そして、ゼンマイ軸21
と親歯車39とは、バネクラッチ40により連係し、前
記車両玩具体1をイの方向へ手押し移動して連係大径歯
車23を回転し、ゼンマイ軸21の回転によるゼンマイ
32の巻き締め回転では、バネクラッチ40がスライド
してゼンマイ軸21のみ回転してゼンマイ32を巻き締
める。次に、ゼンマイ32の解弾力で回転するときに
は、バネクラッチ40が親歯車39に噛合し、親歯車3
9を回転する。この親歯車39の回転を減速歯車群41
の第1伝動歯車42の大径歯車42aに噛合してこれを
回転し、これと一体の小径歯車42bに噛合する第2伝
動歯車43を増速回転し、さらに、第2伝動歯車43に
噛合する第3伝動歯車44を増速回転するものである。
この第3伝動歯車44の軸45のケーシング外の一端に
定速風切りを兼ねる打鈴子46を取り付け、親歯車39
の解弾回転を所要の定速に維持し、ゼンマイ軸21と一
体のドア開閉クランクピン24の戻り回転を定速で行
い、ドアの閉じ作用に実車の実感がえられるようにして
いる。
【0028】前記車体底板1a上に設けた支枠47に支
軸48を配備し、その一端に前記打鈴子46の回転通路
内に一部が配置する金属製のベル椀49を支架してい
る。そこで、第2ゼンマイ機構4がゼンマイ32の解弾
力で回転するとき、ベル椀49を打叩くして金属音を発
生させる。前記支軸48の反対側他端にV字型のストッ
パーレバー50を、その基部50aを遊支し、全体を回
動自在に軸支し、その一方カム連係部50b1の先端内
縁を前記ストッパーレバー用カム25の回転通路内に臨
ませ、他方車輪連係部50b2の先端外縁を対応する前
記駆動車輪16の外周面に臨ませ、車体底板1a上に設
けた支柱51とこのストッパーレバー50との間に牽引
バネ52を差し渡し、他方車輪連係部50b2の先端外
縁を対応する前記駆動車輪16の外周面に、常時、圧接
して駆動車輪16の回転を停止するように連係してい
る。
【0029】この発明の複数アクション連係作動玩具装
置の実施例は、上述のようになるから、例えば、図1に
おいて、イの方向へ手押し移動させて駆動車輪16をA
の方向へ回転して、第1ゼンマイ機構2のゼンマイ17
を巻き締め、また、従動車輪27を、同じく、Aの方向
へ回転させて第2ゼンマイ機構4のゼンマイ32を巻き
締める。
【0030】前記第2ゼンマイ機構4のゼンマイ32を
巻き締め回転で、ゼンマイ軸21と一体に設けたストッ
パーレバー用カム25を解除方向へ、回転してストッパ
ーレバー50から離隔すると、ストッパーレバー50
は、牽引バネ52の作用で、このストッパーレバー50
と対応する駆動車輪16を圧接し、駆動車輪16を第1
ゼンマイ機構2のゼンマイ17による解弾回転を停止す
るが、手押しによるイ方向の移動操作力が勝るため、車
両玩具体1を移動してゼンマイ17を巻き締めることが
できる。したがって、イ方向の移動操作力がなくなる
と、ストッパーレバー49の圧接抵抗で車両玩具体1は
その場に停止している。
【0031】この実施例では、第2ゼンマイ機構4のゼ
ンマイ軸21と一体にドア開閉クランクピン24を設け
ているから、車両玩具体1をイの方向へ手押し移動させ
ると、これに連係するドア板33が移動し、図1に示す
ように閉じられたドアが、図2に示すように開口する。
そして、ゼンマイ軸21が、約半回転してドア口部34
a、34bが完全に開口したとき、例えば、連係大径歯
車23の内面に突出するストッパーピン22が、この実
施例では支枠47に設けた停止用突起53に衝突し、連
係大径歯車23を回転できないように設けているから、
イの方向へ車両玩具体1を、駆動車輪16および従動車
輪27を回転して手押し移動することが行えなくなる。
すなわち、第1ゼンマイ機構2および第2ゼンマイ機構
4の巻き締めが完了する。そこで、車両玩具体1から手
を離すと、第2ゼンマイ機構4の親歯車39と噛合して
いるピニオン31は、軸受板30が牽引バネ29の作用
で引き戻されて連係大径歯車23をフリーにする。そこ
で、第2ゼンマイ機構4は解弾し、軸45を回転して打
鈴子46によってベル椀49を打叩くしてベル音を発音
させる。これが車両玩具体1の発車ベルとなる。同時に
ドア開閉クランクピン24も戻り回転をするから、ドア
板33を戻し、閉じ方向に移動してドアを閉め外観に戻
るのである。
【0032】ドア開閉クランクピン24が約半回転して
ドアを閉めた状態に達すると、ストッパーレバー用カム
25が、ストッパーレバー50に当たり駆動車輪16と
の圧接を解除する方向へ回動させるから、駆動車輪16
を解放する。同時に、第2ゼンマイ機構4のストッパー
ピン22も、支枠47上の停止用突起53に当たり、回
転を停止し、打叩く回転を停止する。したがって、発車
ベル音の停止と共に車両玩具体1は発車するものであ
る。
【0033】前記車両玩具体1にスライドするドア板3
3およびドア開閉クランクピン24を省略し、また、発
車ベル音をIC回路により作動するスピーカーによるも
のとし、第2ゼンマイ機構4によるベル椀打叩く装置を
省略することもできるものである。
【0034】前記ドア板33には、図9に示すように、
第2の実施例のドア板55とし、ドア表示56a、56
bと、乗客表示57a、57bを移動方向に所要の間隔
で表示し、車両玩具体1のドア口部34a、34bに対
して交互に対応し、ドア開放時と、閉鎖時を一枚のドア
板55により表示してもよいものである。
【0035】また、図10〜図16に示すように、前記
ドア板55を第3の実施例のドア板58として、主ドア
板58aと、その主ドア板58aの前面に重合する補助
ドア板58bとから構成し、その主ドア板58aと、補
助ドア板58bには連係溝59a、59bを形成し、車
両玩具体1上の支枠47における支軸61に回転自在に
支持される連係具60の両端の連係ピン60a、60b
を、前記主ドア板58aと補助ドア板58bには連係溝
59a、59bを嵌合して連係し、主ドア板58aをド
ア開放クランクピン24の回転方向にしたがって、開放
方向または閉鎖方向へ移動し、これに連係具60を介し
て補助ドア板58bを反対方向に追従移動させ、主ドア
板58aと補助ドア板58bの開閉を行うものである。
【0036】図において、62a、62bは乗客表示、
63a、63bはドア表示、64a、64bは同じく、
ドア表示、65は主ドア板58aの戻しスプリングであ
る。
【0037】上記は、玩具体を車両玩具体1とし、第1
ゼンマイ機構2を駆動車輪、第2ゼンマイ機構4を発車
ベル音発生機構を作動させるものとして説明したが、こ
れに限定するものではなく、一度のゼンマイ巻き締め操
作で、複数アクションを連係作動できるものである。
【0038】また、車両玩具体1を手押し移動して第1
ゼンマイ機構2のゼンマイ17と、第2ゼンマイ機構4
のゼンマイ32を夫々同時に巻き締めたが、図示しない
が、ドラムに巻回する糸を引く操作によりそれらのゼン
マイを一度に巻き締めてもよく、その場合、ドラムは、
第1ゼンマイ機構2および第2ゼンマイ機構4の夫々に
設けて夫々に糸を巻回しても、また、第1ゼンマイ機構
2または第2ゼンマイ機構4のいずれか一方に設け、他
方へは伝動歯車により連係作動してもよいものである。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明の複数アクショ
ン連係作動玩具装置はなるから、一度のゼンマイ巻き締
め操作で、複数のアクションを連係作動でき、安価で、
趣向に富むアクションを繰り返して楽しめるものであ
る。
【0040】車両玩具体では、車両玩具体を一方へ手押
し移動による車輪の回転で、第1ゼンマイ機構のゼンマ
イと、第2ゼンマイ機構のゼンマイとを夫々巻き締め、
第1アクションである発車ベル音を鳴らし、その終了と
共に、発車させることができる。このアクションは、糸
引きゼンマイ機構で、振動により走行する外形が布帛の
シール玩具に実施できる。第1ゼンマイ機構をタイマー
装置としてスイッチを開閉すれば、発車ベル音を電子音
にすることできる。
【0041】また、第1アクションとして前記発車ベル
音にドア開閉機構を加え、第1、第2ゼンマイ機構の巻
き締めでドアを開放し、発車ベル音の作動と共に閉止作
動を行い、閉止と共に発車ベル音を終了して発車させる
こともでき、多様な操作と多様なアクションを装備する
ことができる。
【0042】鉄道車両玩具の片開きドアまたは両開きド
を開閉することも、また、自動車のドアを開閉すること
もできる。そして、内側に乗客を配しているのでドアの
開閉で見え隠れして極めて実感のある趣向に富む玩具を
提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の複数アクション連係作動玩具装置に
おいて、車両玩具体に実施し、ドア口部を閉止した状態
の側面図である。
【図2】同じく、ドア口部を開放した状態の側面図であ
る。
【図3】同じく、車両玩具体の外殻を外して、車体玩具
体上に配備されるドア口部と対応する乗客表示板、前後
の駆動車輪と従動車輪およびドア板と、ストッパーレバ
ーを操作するカムを示す内部の側面図である。
【図4】同じく、第1ゼンマイ機構の連係大径歯車と螺
合するピニオンを配備した駆動車輪と、連係大径歯車と
一体に設けたストッパーレバー用カムおよびドア開閉ク
ランクピンと、ストッパーレバー用カムにより回動する
ストッパーレバーの配備状況を示す内部機構の側面図で
ある。
【図5】同じく、外殻を横断し、内部機構を示す平面図
である。
【図6】同じく、ドア開閉クランクピンとドア板の連係
状態を示す内側面図である。
【図7】同じく、駆動車輪の原動機構である第1ゼンマ
イ機構と、駆動車輪との連係状態を示す一部断面・側面
図である。
【図8】同じく、発車ベルの作動機構と、ドアの開放と
閉止作動機構である第2ゼンマイ機構と、従動車輪の車
軸上のピニオンの連係状態を示す一部断面・側面図であ
る。
【図9】ドア板の第2の実施例を示す外面図である。
【図10】ドア板の第3の実施例となる主ドア板単体を
示す外面図である。
【図11】同じく、ドア板の第3の実施例となる補助ド
ア板単体を示す外面図である。
【図12】同じく、主ドア板と補助ドア板をドアを閉じ
た状態の外面図である。
【図13】同じく、主ドア板と補助ドア板をドアを開放
した状態の外面図である。
【図14】同じく、主ドア板と補助ドア板をドアを閉じ
た状態の内面図である。
【図15】車両玩具にドア板の第3の実施例を装置した
状態の側面図である。
【図16】同じく、車両玩具にドア板の第3の実施例を
装置した状態の平面図である。
【符号の説明】
1 車両玩具体 1a 車体底板 1a1 上面 2 第1ゼンマイ機構 3 ケーシング 4 第2ゼンマイ機構 5 ケーシング 6 ゼンマイ軸 7 親大径歯車 8 親小径歯車 9 軸受孔 10 駆動車軸 11 ピニオン 12 定点中間軸 13 中間歯車 13a 大径歯車部 13b ピニオン部 14 巻締め連係歯車 14a 軸部 15 軸受孔 16 駆動車輪 17 ゼンマイ 18 解弾連係歯車 18a1 ピニオン部 18a2 大径歯車部 18b 軸部 19 軸受孔 20 第1ゼンマイ連係機構 21 ゼンマイ軸 22 ストッパーピン 23 連係大径歯車 24 ドア開閉クランクピン 25 ストッパーレバー用カム 26 支板 27 従動車輪 28 車軸 29 牽引バネ 30 軸受板 30a 軸受溝 31 ピニオン 32 ゼンマイ 33 ドア板 34a ドア口部 34b ドア口部 35 乗客表示板 35a 乗客表示 35b 乗客表示 36 縦長溝 37 開口 38a ドア表示 38b ドア表示 39 親歯車 40 バネクラッチ 41 減速歯車群 42 第1伝動歯車 42a 大径歯車 42b 小径歯車 43 第2伝動歯車 44 第3伝動歯車 45 軸 46 打鈴子 47 支枠 48 支軸 49 ベル椀 50 ストッパーレバー 50a 基部 50b1 一方カム連係部 50b2 他方車輪連係部 51 支柱 52 牽引バネ 53 停止用突起 54 透明板 55 第2の実施例のドア板 56a ドア表示 56b ドア表示 57a 乗客表示 57b 乗客表示 58 第3の実施例のドア板 58a 主ドア板 58b 補助ドア板 59a 連係溝 59b 連係溝 60 連係具 60a 連係ピン 60b 連係ピン 61 支軸 62a 乗客表示 62b 乗客表示 63a ドア表示 63b ドア表示 64a ドア表示 64b ドア表示 65 戻しスプリング

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手押し移動による車輪の回転、または糸
    引きによるドラムの回転によりゼンマイを巻き締める第
    1ゼンマイ機構と第2ゼンマイ機構を玩具体に搭載し、
    1または2以上の第1アクションを前記第1ゼンマイ機
    構または第2ゼンマイ機構の解弾回転力により作動し、
    その作動に関与しない前記第1ゼンマイ機構または第2
    ゼンマイ機構を待機させ、第1アクションの完了と共
    に、その待機する第1ゼンマイ機構または第2ゼンマイ
    機構を解弾し、その解弾回転力により1または2以上の
    第2アクションを作動してなる複数アクション連係作動
    玩具装置。
  2. 【請求項2】 玩具体を車両玩具体とし、その車両玩具
    体内の一端寄りに第1ゼンマイ機構を配備し、反対の他
    端寄りに第2ゼンマイ機構を配備してなる請求項1の複
    数アクション連係作動玩具装置。
  3. 【請求項3】 第1ゼンマイ機構は、ケーシングに軸受
    するゼンマイ軸と、同じく、ケーシングに遊転自在に軸
    受した駆動車輪の車軸上のピニオンとを、同じく、ケー
    シングに配備した中間伝動歯車群およびクラッチ機構に
    より連係し、一方へ車両玩具体を手押し移動して駆動車
    輪を回転させたとき、ゼンマイ軸を回転してゼンマイを
    巻き締め、その巻き締めたゼンマイの解弾力で駆動車輪
    を反対に回転して走行するように設けてなる請求項1ま
    たは請求項2の複数アクション連係作動玩具装置。
  4. 【請求項4】 第1ゼンマイ機構は、ケーシングに軸受
    するゼンマイ軸に親大径歯車と親小径歯車を同軸上に一
    体に構成し、ケーシングの軸受孔に遊転自在に軸受した
    駆動車軸上のピニオンとは、ケーシングに設けた定点中
    間軸に遊転支承した中間歯車の大径歯車部と噛合し、こ
    の大径歯車部において、前記ピニオンと噛合する反対側
    上方に、その大径歯車部の回転方向に、軸部を互いに対
    応するケーシングの側壁板に開孔した軸受孔に沿って往
    復移動する巻締め連係歯車を配備し、一方へ車両玩具体
    を手押し移動して駆動車輪を回転させたとき、巻締め連
    係歯車と、親小径歯車を噛合させ、ゼンマイ軸を回転し
    てゼンマイを巻き締めるように設けてなる請求項1また
    は請求項2の複数アクション連係作動玩具装置。
  5. 【請求項5】 第1ゼンマイ機構は、ケーシングの互い
    に対応する側壁板に開孔した軸受孔に沿って、その軸部
    を大径歯車の回転方向に往復移動する解弾連係歯車を配
    備し、その解弾連係歯車のピニオン部を前記親大径歯車
    と常時噛合し、解弾連係歯車を親大径歯車の解弾方向に
    移動したとき、解弾連係歯車の大径歯車部を中間歯車の
    ピニオン部と噛合して中間歯車に回転を伝達し、大径歯
    車部と駆動車輪の車軸上のピニオンとは常時噛合してい
    るから解弾方向の回転を伝達して駆動車輪を手動移動と
    反対方向に回転して車両玩具体を走行させてなる請求項
    4の複数アクション連係作動玩具装置。
  6. 【請求項6】 第2ゼンマイ機構は、ケーシングに軸受
    するゼンマイ軸と、同じく、ケーシングに遊転自在に軸
    受した従動車輪の車軸上のピニオンとを、同じく、ケー
    シングに配備した中間伝動歯車群およびクラッチ機構に
    より連係し、一方へ車両玩具体を手押し移動して従動車
    輪を回転させたとき、ゼンマイ軸を回転してゼンマイを
    巻き締めるように設けてなる請求項1、請求項2、請求
    項3、請求項4または請求項5の複数アクション連係作
    動玩具装置。
  7. 【請求項7】 車両玩具体の他端寄りに従動車輪の車軸
    を、牽引バネに寄り常時他端寄りに牽引して回転自在に
    軸受し、車両玩具体を一方へ手押し移動させたとき、従
    動車輪の車軸を牽引バネに抗して第2ゼンマイ機構の連
    係大径歯車側へスライドさせ、その車軸上のピニオンを
    連係大径歯車と噛合させ、手押し移動と共に連係大径歯
    車を回転し、ケーシングに軸受するゼンマイ軸に、ゼン
    マイの内端を連結し、反対の他端をケーシングに連結
    し、ゼンマイ軸と親歯車とは、バネクラッチにより連係
    し、車両玩具体を一方へ手押し移動して従動車輪を回転
    させたとき、ゼンマイを巻き締めるように設けてなる請
    求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5
    の複数アクション連係作動玩具装置。
  8. 【請求項8】 第2ゼンマイ機構は、ゼンマイの解弾力
    で回転するとき、バネクラッチが親歯車に噛合し、親歯
    車を回転し、この親歯車の回転を減速歯車群の第1伝動
    歯車の大径歯車に噛合してこれを回転し、これと一体の
    小径歯車に噛合する第2伝動歯車を増速回転し、さら
    に、第2伝動歯車に噛合する第3伝動歯車を増速回転
    し、この第3伝動歯車の軸のケーシング外の一端に取り
    付けた打鈴子を回転してなる請求項4、請求項5、請求
    項6または請求項7の複数アクション連係作動玩具装
    置。
  9. 【請求項9】 車両玩具体内に金属製のベル椀を配備
    し、その一部を打鈴子の回転通路内に配置し、ベル椀を
    打鈴する第1アクション機構の一つを配備してなる請求
    項8の複数アクション連係作動玩具装置。
  10. 【請求項10】 第2ゼンマイ機構は、ケーシングに軸
    受するゼンマイ軸に、駆動車輪のストッパーレバー用カ
    ムを配備してなる請求項6、請求項7、請求項8または
    請求項9の複数アクション連係作動玩具装置。
  11. 【請求項11】 第2ゼンマイ機構は、ケーシングに軸
    受するゼンマイ軸に、駆動車輪のストッパーレバー用カ
    ムと、ドア開閉クランクピンを一体に配備してなる請求
    項6、請求項7、請求項8または請求項9の複数アクシ
    ョン連係作動玩具装置。
  12. 【請求項12】 車両玩具体に設けた支枠に支軸を配備
    し、その支軸にV字型のストッパーレバーを、その基部
    を遊支し、全体を回動自在に軸支し、その一方カム連係
    部の先端内縁を前記ストッパーレバー用カムの回転通路
    内に臨ませ、他方車輪連係部の先端外縁を対応する駆動
    車輪の外周面に臨ませ、ストッパーレバーに牽引バネを
    連結し、他方車輪連係部の先端外縁を対応する駆動車輪
    の外周面に、常時、圧接して駆動車輪の回転を停止する
    ように連係してなる請求項10または請求項11の複数
    アクション連係作動玩具装置。
  13. 【請求項13】 車両玩具体を一方へ手押し移動し、第
    2ゼンマイ機構のゼンマイ軸を半回転すると、同じく、
    ドア開閉クランクピンは半回転してこれに係合するドア
    板を開放側にスライドさせ、ドア開閉クランクピンの戻
    り半回転でドア板を閉止側にスライドさせて閉じるドア
    開閉機構を具えてなる請求項11の複数アクション連係
    作動玩具装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011067617A (ja) * 2009-08-28 2011-04-07 Marusho:Kk 単一ゼンマイ機構による複数アクション連係作動玩具
KR101257741B1 (ko) 2011-01-20 2013-04-23 정원수 완구용 차량의 도어 자동개폐장치

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