JP2003275188A - 体脂肪率測定装置 - Google Patents

体脂肪率測定装置

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JP2003275188A JP2002084807A JP2002084807A JP2003275188A JP 2003275188 A JP2003275188 A JP 2003275188A JP 2002084807 A JP2002084807 A JP 2002084807A JP 2002084807 A JP2002084807 A JP 2002084807A JP 2003275188 A JP2003275188 A JP 2003275188A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】温度変化による体脂肪率の測定精度の低下を防
止する。 【解決手段】測定用信号が生成されている状態におい
て、第1の電極1と第2の電極2とに生体が接触したと
きに整流回路8から出力される検出信号151のレベル
値から、測定用信号の生成を停止した状態において、バ
イアス回路7によりバイアス電流が与えられているPN
PトランジスタQ1に、検出信号151のレベル値を変
移させるバイアス電流を追加して与えたときの検出信号
151のレベル値を減算する補正手段を備え、体脂肪率
算出手段は、補正手段における減算結果に基づいて体脂
肪率を求めている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体インピーダン
スに基づいて体脂肪率を測定する体脂肪率測定装置に係
り、より詳細には、半波波形に近似した信号を生体に流
すことによって生体インピーダンスを測定する体脂肪率
測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生体インピーダンスを測定する場合、交
流信号などの測定用信号を生体に流し、測定用信号が生
体に流れることによって生体に生じる電圧を検出してい
る。しかし、検出された電圧は、生体に流れる電流値の
誤差や電圧を検出する検出回路の誤差の影響を受ける。
このような誤差を解消する従来技術が、特許第2835
656号として提案されている。すなわち、この技術に
おいては、生体に測定用信号を流す電流経路に、複数の
基準抵抗群を挿入している。そして、抵抗値の異なる複
数の基準抵抗の各々に対応した電圧降下値と、生体に対
応した電圧降下値とを、同じ測定環境下において、同じ
回路を用いて測定している。そして、複数の基準抵抗の
各値と、基準抵抗のそれぞれに対応する電圧降下値とか
ら、電圧降下値とインピーダンスとの相関関係を求めて
いる。そして、求めた相関関係を、生体の電圧降下値に
適用することによって、生体インピーダンスを算出して
いる。このため、生体に流れる電流値の誤差や電圧を検
出する検出回路の誤差が除去されるので、測定された生
体インピーダンスは、精度の高い値となっている(第1
の従来技術とする)。
【0003】また、本願出願人により、図10 に示す
構成が提案されている。すなわち、半波波形に近似した
波形の測定用信号を生成する信号生成手段3を設け、生
成された測定用信号を第1の電極1に印加している。そ
して、第2の電極2を、検出用抵抗R14を介して接地
するとともに、検出用抵抗R14の端子間に発生した半
波信号における半波のレベルを、レベル検出手段4を用
いて検出している。そして、レベル検出手段4の構成
を、素子価格が安価であるディスクリート素子のみを用
いて構成している(第2の従来技術とする)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した第2の従来技
術においては、温度が上昇すると、PNPトランジスタ
Q1のベース電流が増加するので、コレクタの出力レベ
ルは、温度の上昇に対応して上昇する。また、ダイオー
ドD6の順方向電圧は、温度の上昇に対応して減少す
る。従って、コレクタのレベルが一定である場合にも、
整流出力151は、温度の上昇に対応して上昇する。そ
の結果、全体としての温度に対する変移は、PNPトラ
ンジスタQ1のベース電流の増加と、ダイオードD6の
順方向電圧の減少とが相乗的に作用し、温度特性を悪化
させる。このような特性を有する第2の従来技術におい
ては、検出用抵抗R14の端子間に発生する信号レベル
が、測定しようとする生体インピーダンスZを直接に示
すので、第1の従来技術による誤差の除去方法を適用す
ることができない。このため、生体インピーダンスZの
検出の精度を高める別途の方法が望まれていた。
【0005】本発明は上記課題を解決するため創案され
たものであって、その目的は、測定時のレベル検出手段
の出力レベルから、動作点を強制的に変移させたときの
出力レベルを減算し、減算結果に基づいて体脂肪率を求
めることにより、温度変化による体脂肪率の測定精度の
低下の防止と、精度を高めるための演算プログラムを簡
単化することのできる体脂肪率測定装置を提供すること
にある。
【0006】また本発明の目的は、測定時のレベル検出
手段の出力レベルを、動作点を強制的に変移させたとき
の出力レベルを用いて補正し、補正結果に基づいて体脂
肪率を求めることにより、温度変化による体脂肪率の測
定精度の低下を防止することのできる体脂肪率測定装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る体脂肪率測定装置は、第1および第2の電
極と、第2の電極に一方の端子が接続された検出用抵抗
と、半波波形に近似した波形の測定用信号を生成すると
ともに、生成した測定用信号を第1の電極と検出用抵抗
の他方の端子との間に印加する信号生成手段と、検出用
抵抗の端子間に生じる信号の半波に近似した波形のレベ
ルを検出し、検出結果を検出信号として出力するレベル
検出手段と、検出信号のレベル値に基づいて体脂肪率を
算出する体脂肪率算出手段とを備え、レベル検出手段
は、一方の端子が第2の電極に接続された接続用コンデ
ンサと、ベースが接続用コンデンサの他方の端子に接続
され、コレクタが第1の抵抗を介して接地され、エミッ
タが第2の抵抗を介してプラス電源に接続されたPNP
トランジスタと、PNPトランジスタのベースにバイア
ス電流を供給するバイアス回路と、PNPトランジスタ
のコレクタの出力を整流し、整流した出力を前記検出信
号として出力する整流回路とを備えた体脂肪率測定装置
において、測定用信号が生成されている状態において、
第1の電極と第2の電極とに生体が接触したときに整流
回路から出力される検出信号のレベル値(測定モードレ
ベル値と称する)から、測定用信号の生成を停止した状
態において、前記バイアス回路によりバイアス電流が与
えられている前記PNPトランジスタに、前記検出信号
のレベル値を変移させるバイアス電流を追加して与えた
ときの前記検出信号のレベル値(テストモードレベル値
と称する)を減算する補正手段を備え、体脂肪率算出手
段は、補正手段における減算結果に基づいて体脂肪率を
求めている。
【0008】すなわち、2種の温度t1,t2の関係が
(t1<t2)であるとして、温度t1における測定モ
ードレベル値をA、テストモードレベル値をBとする
と、生体インピーダンスに変化がないときにも、温度が
t2であるときには、測定モードレベル値は(A+a)
となり、テストモードレベル値は(B+b)となる(a
>0、b>0)。従って、測定モードレベル値からテス
トモードレベル値を減じた値Cを求めると、値Cは、温
度がt1であるときには、(C=A−B)として示され
る。また、温度がt2であるときには、(C=(A+
a)−(B+b))として示される。すなわち、(C=
(A−B)+(a−b))として示される。このこと
は、測定モード時の温度上昇による増加分aと、テスト
モード時の温度上昇による増加分bとを等しくする場合
には、測定モードレベル値から、測定モード時と同一温
度におけるテストモードレベル値を減じると、減算値C
は、温度の影響が除去された値となる。
【0009】また本発明に係る体脂肪率測定装置は、第
1および第2の電極と、第2の電極に一方の端子が接続
された検出用抵抗と、半波波形に近似した波形の測定用
信号を生成するとともに、生成した測定用信号を第1の
電極と検出用抵抗の他方の端子との間に印加する信号生
成手段と、検出用抵抗の端子間に生じる信号の半波に近
似した波形のレベルを検出し、検出結果を検出信号とし
て出力するレベル検出手段と、検出信号のレベル値に基
づいて体脂肪率を算出する体脂肪率算出手段とを備え、
レベル検出手段は、一方の端子が第2の電極に接続され
た接続用コンデンサと、ベースが接続用コンデンサの他
方の端子に接続され、コレクタが第1の抵抗を介して接
地され、エミッタが第2の抵抗を介してプラス電源に接
続されたPNPトランジスタと、PNPトランジスタの
ベースにバイアス電流を供給するバイアス回路と、PN
Pトランジスタのコレクタの出力を整流し、整流した出
力を前記検出信号として出力する整流回路とを備えた体
脂肪率測定装置において、測定用信号が生成されている
状態において、第1の電極と第2の電極とに生体が接触
したときに整流回路から出力される検出信号のレベル値
を、測定用信号の生成を停止した状態において、前記バ
イアス回路によりバイアス電流が与えられている前記P
NPトランジスタに、前記検出信号のレベル値を変移さ
せるバイアス電流を追加して与えたときの前記検出信号
のレベル値を用いて補正する補正手段を備え、体脂肪率
算出手段は、補正手段における補正結果に基づいて体脂
肪率を求めている。
【0010】すなわち、2種の温度t1,t2(t1<
t2)のうち、温度t1における測定モードレベル値を
A、テストモードレベル値をBとすると、温度がt2で
あるときの測定モードレベル値を(A+a)でもって示
すことができ、テストモードレベル値を(B+b)でも
って示すことができる(a>0、b>0)。つまり、測
定モードレベル値とテストモードレベル値との双方に、
温度変化による変移分が含まれる。従って、テストモー
ドレベル値を用いて測定モードレベル値を補正すると、
測定モードレベル値における値aを微小な値に変えるこ
とができる。
【0011】また本発明に係る体脂肪率測定装置は、第
1および第2の電極と、第2の電極に一方の端子が接続
された検出用抵抗と、半波波形に近似した波形の測定用
信号を生成するとともに、生成した測定用信号を第1の
電極と検出用抵抗の他方の端子との間に印加する信号生
成手段と、検出用抵抗の端子間に生じる信号の半波に近
似した波形のレベルを検出し、検出結果を検出信号とし
て出力するレベル検出手段と、検出信号のレベル値に基
づいて体脂肪率を算出する体脂肪率算出手段とを備え、
レベル検出手段は、一方の端子が第2の電極に接続され
た接続用コンデンサと、ベースが接続用コンデンサの他
方の端子に接続され、コレクタが第1の抵抗を介してプ
ラス電源に接続され、エミッタが第2の抵抗を介して接
地されたNPNトランジスタと、NPNトランジスタの
ベースにバイアス電流を供給するバイアス回路と、NP
Nトランジスタのコレクタの出力を整流する整流回路と
を備えた体脂肪率測定装置において、測定用信号が生成
されている状態において、第1の電極と第2の電極とに
生体が接触したときに整流回路から出力される検出信号
のレベル値から、測定用信号の生成を停止した状態にお
いて、前記バイアス回路によりバイアス電流が与えられ
ている前記NPNトランジスタに、前記検出信号のレベ
ル値を変移させるバイアス電流を追加して与えたときの
前記検出信号のレベル値を減算する補正手段を備え、体
脂肪率算出手段は、補正手段における減算結果に基づい
て体脂肪率を求めている。
【0012】すなわち、2種の温度t1,t2の関係が
(t1<t2)であるとして、温度t1における測定モ
ードレベル値をA、テストモードレベル値をBとする
と、生体インピーダンスに変化がないときにも、温度が
t2であるときには、測定モードレベル値は(A−a)
となり、テストモードレベル値は(B−b)となる(a
>0、b>0)。従って、測定モードレベル値からテス
トモードレベル値を減じた値Cを求めると、値Cは、温
度がt1であるときには、(C=A−B)として示され
る。また、温度がt2であるときには、(C=(A−
a)−(B−b))として示される。すなわち、(C=
(A−B)−(a−b))として示される。このこと
は、測定モード時の温度上昇による減少分aと、テスト
モード時の温度上昇による減少分bとを等しくする場合
には、測定モードレベル値から、測定モード時と同一温
度におけるテストモードレベル値を減じると、減算値C
は、温度の影響が除去された値となる。
【0013】また本発明に係る体脂肪率測定装置は、生
体に接触する第1および第2の電極と、第2の電極に一
方の端子が接続された検出用抵抗と、半波波形に近似し
た波形の測定用信号を生成するとともに、生成した測定
用信号を第1の電極と検出用抵抗の他方の端子との間に
印加する信号生成手段と、検出用抵抗の端子間に生じる
信号の半波に近似した波形のレベルを検出し、検出結果
を検出信号として出力するレベル検出手段と、検出信号
のレベル値に基づいて体脂肪率を算出する体脂肪率算出
手段とを備え、レベル検出手段は、一方の端子が第2の
電極に接続された接続用コンデンサと、ベースが接続用
コンデンサの他方の端子に接続され、コレクタが第1の
抵抗を介してプラス電源に接続され、エミッタが第2の
抵抗を介して接地されたNPNトランジスタと、NPN
トランジスタのベースにバイアス電流を供給するバイア
ス回路と、NPNトランジスタのコレクタの出力を整流
する整流回路とを備えた体脂肪率測定装置において、測
定用信号が生成されている状態において、第1の電極と
第2の電極とに生体が接触したときに整流回路から出力
される検出信号のレベル値を、測定用信号の生成を停止
した状態において、前記バイアス回路によりバイアス電
流が与えられている前記NPNトランジスタに、前記検
出信号のレベル値を変移させるバイアス電流を追加して
与えたときの前記検出信号のレベル値を用いて補正する
補正手段を備え、体脂肪率算出手段は、補正手段におけ
る補正結果に基づいて体脂肪率を求めている。
【0014】すなわち、2種の温度t1,t2(t1<
t2)のうち、温度t1における測定モードレベル値を
A、テストモードレベル値をBとすると、温度がt2で
あるときの測定モードレベル値を(A−a)でもって示
すことができ、テストモードレベル値を(B−b)でも
って示すことができる(a>0、b>0)。つまり、測
定モードレベル値とテストモードレベル値との双方に、
温度変化による変移分が含まれる。従って、テストモー
ドレベル値を用いて測定モードレベル値を補正すると、
測定モードレベル値における値aを微小な値に変えるこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例の形態を、
図面を参照しつつ説明する。図3は、本発明の体脂肪率
測定装置の一実施形態の外観形状を示す説明図であり、
具体的には、テレビジョン受信装置のリモートコントロ
ーラとしての機能を併せ持った体脂肪率測定装置を示し
ている。
【0016】図において、装置本体31の操作面32に
は、身長や体重の入力、あるいは、チャンネルの指示等
に使用される数字キー34が設けられている。また、体
脂肪率測定装置としての動作やリモートコントローラと
しての動作の切り換え等を行うため、複数のモードキー
35が設けられている。また、体脂肪率の測定の開始を
指示する測定キー36が設けられている(実機において
は、その他のキースイッチも設けられているが、図示が
省略されている)。
【0017】また、操作面32の下方の左右のそれぞれ
には、体脂肪率の測定時に、ユーザの親指が接触される
一対の電極板L41,R41が設けられている。また、
装置本体31の背面33には、操作面32側の電極板L
41,R41のそれぞれに対応する位置に、電極板L4
2,R42が設けられている。そして、電極板L41と
電極板L42とは、図4に示すように、装置本体31の
内部において電気的に接続されており、第1の電極1を
形成している。また、電極板R41と電極板R42もま
た、装置本体31の内部において電気的に接続されてお
り、第2の電極2を形成している。
【0018】すなわち、第1の電極1と第2の電極2と
は、それぞれが、操作面32側の電極板L41,R41
と背面33側の電極板L42,R42とにより形成され
ている。従って、体脂肪率の測定時においては、左手の
親指と人指し指との双方を、比較的強い押圧力でもって
第1の電極に接触させることが容易となっている。この
ことは、右手の親指や人指し指と第2の電極2との関係
についても同様となる。つまり、第1および第2の電極
1,2のそれぞれにおける接触インピーダンスを、比較
的に小さな値にすることを容易にする形状となってい
る。
【0019】図2は、実施形態の電気的構成を示すブロ
ック線図である。インピーダンス検出手段15は、第1
の電極1と第2の電極2との間に接続されたインピーダ
ンスZに対応したレベルとなる検出信号151を制御手
段17に送出するブロックとなっている(後に詳述す
る)。キースイッチ20は、図3に示した数字キー3
4、モードキー35、測定キー36や、図示が省略され
たその他のキースイッチからなるブロックとなってい
る。
【0020】発光手段21は、図6に示したテレビジョ
ン受信装置53に赤外線を送信するための赤外線発光ダ
イオード等からなるブロックとなっている。電源回路1
8は、バッテリ19を電力源として、インピーダンス検
出手段15のための安定化された4Vのプラス電源P1
と、マイクロコンピュータ16用の非安定のプラス電源
P2とを生成するブロックとなっている。
【0021】制御手段17の構成の説明を行う前に、図
1を参照しつつ、インピーダンス検出手段15の詳細な
構成について説明する。なお、従来技術と同一となる素
子については、図10における符号と同一符号を付与し
ている。
【0022】インピーダンス検出手段15は、大別する
と、信号生成手段3、レベル検出手段4、および、4つ
のダイオードD2〜D5と3つの抵抗R12〜R14と
を備えている。
【0023】詳細には、抵抗R14は、請求項記載の検
出用抵抗となっていて、一方の端子は第2の電極2に接
続され、他方の端子は接地されている。信号生成手段3
は、制御手段17において生成された50KHzのパル
ス信号171を原信号として、半波波形に近似した波形
の測定用信号を生成するブロックとなっている。そし
て、生成した測定用信号を、第1の電極1と検出用抵抗
R14の他方の端子(接地レベル)との間に印加する。
レベル検出手段4は、検出用抵抗R14の端子間に生じ
る信号の半波に近似した波形のレベル検出を行うブロッ
クとなっている。そして、検出結果を検出信号151と
して、制御手段17に送出する。
【0024】レベル検出手段4の詳細を説明すると、一
方の端子が、抵抗R15を介して、第2の電極2に接続
された接続用コンデンサC1を備えている。なお、抵抗
R15は、第2の電極2の側からレベル検出手段4を見
たときのインピーダンスを高めるための素子となってい
る。また、ベースが接続用コンデンサC1の他方の端子
に接続され、コレクタが、負荷インピーダンスとなる第
1の抵抗R1を介して接地され、エミッタが、負帰還を
与える第2の抵抗R2を介してプラス電源P1に接続さ
れたPNPトランジスタQ1を備えている。また、抵抗
R16と抵抗R17とからなり、PNPトランジスタQ
1のベースにバイアス電流を供給するバイアス回路7を
備えている。
【0025】また、PNPトランジスタQ1のコレクタ
の出力を整流し、整流した出力を、検出信号151とし
て送出する整流回路8を備えている。なお、整流回路8
は、アノードがPNPトランジスタQ1のコレクタに接
続されたダイオードD6と、ダイオードD6のカソード
と接地レベルとの間に接続されたコンデンサC12と、
コンデンサC12に並列に接続された放電用の抵抗R1
8とによって構成されている。
【0026】なお、ダイオードD2,D3、抵抗R12
は、第1の電極1に静電気が印加されたときに信号生成
手段3を保護するための素子となっている。また、ダイ
オードD4,D5は、第2の電極2に静電気が印加され
たときにレベル検出手段4を保護するための素子となっ
ている。また、第2の電極2とプラス電源P1との間に
接続された抵抗R13は、検出用抵抗R14の端子間に
発生する電圧をプラス側に変移させるための素子となっ
ている。
【0027】また、コレクタが抵抗R6を介してPNP
トランジスタQ1のベースに接続され、エミッタが接地
され、ベースには、抵抗R4を介して、制御手段17の
制御出力172が導かれたトランジスタQ2は、バイア
ス回路7によってバイアス電流が与えられているPNP
トランジスタQ1に、整流回路8の出力レベルが増加す
る方向のバイアス電流を追加して与えるための素子とな
っている。なお、抵抗R5は、制御出力172がLレベ
ルとなるとき、トランジスタQ2のベースインピーダン
スの上昇を抑制する。
【0028】以上でインピーダンス検出手段15の詳細
な構成の説明を終了し、図2に戻って、制御手段17の
構成を説明する。
【0029】制御手段17は、インピーダンス検出手段
15から出力される検出信号151のレベル値を取得す
るためのA/D変換器などを備えたマイクロコンピュー
タにより構成されたブロックとなっていて、リモートコ
ントローラ機能付き体脂肪率測定装置としての主要動作
を制御する。このため、リモートコントローラとしての
動作となるときには、電源回路18を制御することによ
り、インピーダンス検出手段15に供給されるプラス電
源P1を0Vとする。また、キースイッチ20の操作に
対応した赤外線信号を発光手段21から出力させる制御
を行う。
【0030】また、制御手段17は、体脂肪率測定装置
としての動作を実行するときには、キースイッチ20を
用いた身長や体重の入力を行い、内部に記憶する。ま
た、電源回路18を制御することにより、プラス電源P
1を4Vとして、インピーダンス検出手段15を動作状
態に移行させる。また、測定用信号の生成を停止させた
状態において、PNPトランジスタQ1に、整流回路8
の出力レベルを変移させるバイアス電流を追加して与え
たときの整流回路8の出力レベル値(検出信号151の
レベル値)を補正値として記憶する。
【0031】また、制御手段17は補正手段を構成す
る。すなわち、信号生成手段3により測定用信号を生成
させた状態において、第1の電極1と第2の電極2との
間のインピーダンスZを測定するときには、整流回路8
から出力される検出信号151のレベル値を、記憶した
補正値を用いて補正する。また、補正手段により補正さ
れた値と、入力された身長や体重とに基づき、体脂肪率
を求める体脂肪率算出手段を構成する。そして、求めた
体脂肪率をテレビジョン受信装置53の画面51のエリ
ア52に表示させるため、体脂肪率を示す赤外線信号を
発光手段21から送信する。
【0032】以下に、レベル検出手段4による生体イン
ピーダンスZの検出の動作について詳細に説明すると、
生体インピーダンスZの測定時には、制御出力172は
Lレベルに設定される。その結果、トランジスタQ2は
オフとなり、抵抗R6は、PNPトランジスタQ1のベ
ースから切り離される。一方、信号生成手段3にはパル
ス信号171が送出される。従って、信号生成手段3は
測定用信号(波形を図7の301により示す)を生成
し、第1の電極1に送出する。
【0033】このため、検出用抵抗R14の第2の電極
2側の端子には、第1の電極1と第2の電極2との間に
接続された生体インピーダンスZに対応した振幅の、半
波波形に近似した信号が現れる。そして、この信号はP
NPトランジスタQ1によって増幅され、コレクタから
出力される(コレクタから出力される信号波形を図7の
401により示す)。その結果、整流回路8の出力であ
る検出信号151のレベルは、第1の電極1と第2の電
極2との間に接続された生体インピーダンスZに対応し
て変化する。すなわち、生体インピーダンスZは、検出
信号151のレベル値によって示されることになる。
【0034】一方、信号生成手段3へのパルス信号17
1の送出が停止され、信号生成手段3が測定用信号の生
成を停止する場合、第2の電極2に現れる信号成分は、
直流成分と外来ノイズ成分のみとなる。これらのうち、
直流成分は接続用コンデンサC1によって遮断される。
また、検出用抵抗R14および抵抗R13の値は、各々
が数kΩ程度となっていて、外部から見たときの第2の
電極2のインピーダンスは低い。従って、測定用信号の
生成が停止された状態においては、第2の電極2に指な
どを接触させるときにも、PNPトランジスタQ1のベ
ースに導かれる外来ノイズ成分は、無視することが可能
な微小レベルに留まる。
【0035】上記した状態においては、PNPトランジ
スタQ1のコレクタの電位が約0.7Vとなるように、
バイアス回路7によるバイアス電流が設定されている。
これは、以下に示す2つの理由による。その第1の理由
は、PNPトランジスタQ1のベースに信号(第1の電
極1と生体インピーダンスZと第2の電極2とを介した
測定用信号)が導かれないときには、整流回路8の出力
である検出信号151のレベル値を0Vの近傍値とする
ためである。また、第2の理由は、ベースに測定用信号
が導かれたときには、そのレベルが微小であるときに
も、検出信号151のレベル値が上昇を始めるようにす
るためである。
【0036】一方、制御出力172をHレベルにする
と、トランジスタQ2がオンとなる。その結果、PNP
トランジスタQ1のベースには、バイアス回路7によっ
て設定されたバイアス電流が流れるとともに、抵抗R6
を介したベース電流が併せて流れる。その結果、PNP
トランジスタQ1のコレクタ電流が増加する。従って、
信号生成手段3が測定用信号の生成を停止した状態にあ
るときにも、制御出力172をHレベルにすると、PN
PトランジスタQ1のコレクタ電位が上昇するので、検
出信号151のレベル値が、0Vの近傍値から、例え
ば、1V等の電圧まで上昇する。
【0037】なお、レベル検出手段4においては、既に
説明したように、温度が上昇すると、PNPトランジス
タQ1のベース電流が増加し、コレクタ電流の増加が生
じる。従って、温度が上昇するときには、コレクタの出
力レベルの上昇を生じる。また、ダイオードD6の順方
向電圧は、温度の上昇に対応して減少する。従って、コ
レクタの出力レベルを一定とするときにも、温度が上昇
すると、整流出力151のレベル値には上昇が生じる。
以上の結果、全体としての温度に対する変移は、PNP
トランジスタQ1のベース電流の増加と、ダイオードD
6の順方向電圧の減少とが相乗的に作用し、温度特性を
悪化させることになる。
【0038】上記した温度特性の悪化は、信号生成手段
3に測定用信号を生成させた状態において、生体インピ
ーダンスZの検出を行うとき(以下では測定モードと称
する)に生じるとともに、信号生成手段3における測定
用信号の生成を停止させ、制御出力172をHレベルと
することによって、検出信号151のレベルを上昇させ
た場合(以下ではテストモードと称する)にも、同様に
生じる。
【0039】いま、2種の温度t1,t2の関係が(t
1<t2)であるとして、温度t1における測定モード
時の検出信号151のレベル値(以下では測定モードレ
ベル値と称する)をA、テストモード時の検出信号15
1のレベル値(以下ではテストモードレベル値と称す
る)をBとすると、生体インピーダンスZに変化がない
ときにも、温度がt2であるときには、測定モードレベ
ル値は(A+a)となり、テストモードレベル値は(B
+b)となる(a>0、b>0)。
【0040】いま、測定モードレベル値からテストモー
ドレベル値を減じた値Cを求めると、値Cは、温度がt
1であるときには、(C=A−B)として示される。ま
た、温度がt2であるときには、(C=(A+a)−
(B+b))として示される。すなわち、(C=(A−
B)+(a−b))として示される。このことは、測定
モード時の温度上昇による増加分aと、テストモード時
の温度上昇による増加分bとを等しくすることができる
なら、測定モード時と同一温度におけるテストモードレ
ベル値を測定モードレベル値から減じると、減算値C
は、温度の影響が除去された値となることを意味する。
【0041】テストモードレベル値の温度上昇による増
分bは、テストモードレベル値を1Vとした場合と、2
Vとした場合とを比較すると、2Vとした場合の方が大
きくなる。このことは、抵抗R6の値を小さくし、PN
PトランジスタQ1のバイアス電流を多くするほど、温
度上昇による増分bが大きくなることを意味している。
また、テストモードレベル値を0V近傍とするときで
は、増分bは0の近傍値となる。このことは、抵抗R6
に最良値が存在することを意味する。一方、信号生成手
段3が生成する測定用信号のレベルについても、温度に
よる変化が生じる。このため、抵抗R6の値について
は、実験結果に基づき、信号生成手段3の温度特性をも
含めて、総合的に、減算値Cの温度特性が最良となる値
に設定される。
【0042】以上の説明から明らかであるが、テストモ
ードレベル値は、温度が一定である場合には、一定であ
る。従って、減算値Cは、第1の電極1と第2の電極2
との間に接続された生体インピーダンスZに対応して変
化する値となる。すなわち、生体インピーダンスZは減
算値Cにより示されることになる。
【0043】以上でレベル検出手段4の説明を終了し、
以下に、図5に示すフローチャートを参照しつつ、実施
形態の動作を説明する。
【0044】体脂肪率の測定を行わない場合、制御手段
17は、プラス電源P1を0Vとし、バッテリ19の不
要な消耗を防止する。また、キースイッチ20により、
体脂肪率を測定しようとするユーザの体重や身長が既に
入力されているとする。この状態において、赤外線がテ
レビジョン受信装置53に送信されるように装置本体3
1を支持し、測定キー36を操作すると、制御手段17
は、電源回路18を制御し、プラス電源P1を0Vから
4Vに変化させ、インピーダンス検出手段15を動作状
態に設定する(ステップS1)。そして、信号生成手段
3にパルス信号171を送出することなく、制御出力1
72をHレベルとする。このとき、レベル検出手段4か
ら送出される検出信号151の出力をA/D変換し、A
/D変換された値(テストモードレベル値)を補正値と
して内部に記憶する(ステップS2)。
【0045】次いで、制御手段17は、電極板L41に
左手の親指、電極板L42に左手の人指し指、電極板R
41に右手の親指、電極板R42に右手の人指し指を接
触させるためのメッセージを、テレビジョン受信装置5
3の画面51に表示する(ステップS3)。そして後、
パルス信号171を信号生成手段3に送出することによ
って、信号生成手段3における測定用信号の生成を開始
する。そして、このとき、レベル検出手段4から送出さ
れる検出信号151の出力をA/D変換する(ステップ
S4)。次いで、制御手段17は、A/D変換された値
から補正値を減じることによって、生体インピーダンス
Zを示す測定値を補正する(ステップS5)。
【0046】そして後、補正された値と、予め入力され
た体重と身長とから体脂肪率を算出し(ステップS
6)、算出した体脂肪率をテレビジョン受信装置53の
画面51に表示させる(ステップS7)。そして後、電
源回路18を制御することによって、プラス電源P1を
0Vにし、インピーダンス検出手段15の動作を停止さ
せる。また、パルス信号171の送出を停止する(ステ
ップS8)。その結果、テレビジョン受信装置53の画
面51のエリア52には、測定された体脂肪率が表示さ
れることになる。
【0047】なお、実機においては、補正後の値に基づ
く体脂肪率の演算に、従来技術における演算方法を適用
可能とするため、ステップS5の補正を行う場合、測定
モードレベル値をA、テストモードレベル値をB、値B
に近似した定数をKとすると、補正された値Cを求める
ときには、(C=A+(K−B))なる演算を行ってい
る。
【0048】以下に、図8を参照しつつ、レベル検出手
段4のPNPトランジスタQ1を、NPNトランジスタ
に変えた場合の構成について説明する。なお、同図で
は、図1における構成と作用が同一となる素子について
は、図1における符号と同一符号を付与している。この
ため、以下では、図1における構成との相違点について
のみ、説明を行うことにする。
【0049】図1におけるPNPトランジスタQ1は、
NPNトランジスタQ11に変更されている。この変更
に合わせ、第1の抵抗R1は、NPNトランジスタQ1
1のコレクタとプラス電源P1との間に接続されてい
る。また、第2の抵抗R2は、NPNトランジスタQ1
1のエミッタと接地レベルとの間に接続されている。ま
た、バイアス回路7aにおいては、抵抗R16と抵抗R
17とが入れ代わっている。また、整流回路8aにおい
ては、ダイオードD6の向きが変更されるとともに、抵
抗R18が、ダイオードD6のアノードとプラス電源P
1との間に接続されている。
【0050】また、コレクタが抵抗R9を介してNPN
トランジスタQ11のベースに接続され、エミッタがプ
ラス電源P1に接続され、ベースには、抵抗R7を介し
て、制御手段17の制御出力172が導かれたトランジ
スタQ12は、バイアス回路7aによりバイアス電流が
与えられているNPNトランジスタQ11に、整流回路
8aの出力レベルが増加する方向(0Vに向かう方向)
のバイアス電流を追加して与えるための素子となってい
る。
【0051】なお、レベル検出手段を4aに示す構成と
する場合には、信号生成手段3aから出力される測定用
信号の波形は、図9の301aに示したように、電位が
上昇する方向に半波波形が形成される形状となってい
る。また、レベル検出手段4aにおけるNPNトランジ
スタQ11のコレクタの信号波形は、同図401aに示
すように、プラス電源P1の電圧の4Vの近傍値を基準
電位として、0Vの側に半波波形が形成される形状とな
っている。従って、整流回路8aから送出される検出信
号151aのレベル値は、生体インピーダンスZの値が
小さい程、0Vに近づくように変化する。
【0052】また、測定用信号の生成が停止された状態
においては、NPNトランジスタQ11のコレクタの電
位が、プラス電源P1に対し、約0.7Vだけ低い電圧
となるように、バイアス回路7aによるバイアス電流が
設定されている。これは、以下に示す2つの理由によ
る。その第1の理由は、NPNトランジスタQ11のベ
ースに信号(第1の電極1と生体インピーダンスZと第
2の電極2とを介した測定用信号)が導かれないときに
は、整流回路8aの出力である検出信号151aのレベ
ル値を、プラス電源P1の電圧の近傍値とするためであ
る。また、第2の理由は、ベースに測定用信号が導かれ
たときには、そのレベルが微小であるときにも、検出信
号151aのレベル値が下降を始めるようにするためで
ある。
【0053】一方、制御出力172をLレベルにする
と、トランジスタQ12がオンとなる。その結果、NP
NトランジスタQ11のベースには、バイアス回路7a
によって設定されたバイアス電流が流れるとともに、抵
抗R9を介したベース電流が併せて流れる。その結果、
NPNトランジスタQ11のコレクタ電流が増加する。
従って、信号生成手段3が測定用信号の生成を停止した
状態にあるときにも、制御出力172をLレベルにする
と、NPNトランジスタQ11のコレクタ電位が下降す
るので、検出信号151aのレベル値が、プラス電源P
1の近傍値から、例えば、3V等の電圧まで下降する。
【0054】なお、レベル検出手段4aにおいては、温
度が上昇すると、NPNトランジスタQ11のベース電
流が増加し、コレクタ電流の増加が生じる。従って、温
度が上昇するときには、コレクタの電圧の降下を生じ
る。また、ダイオードD6の順方向電圧は、温度の上昇
に対応して減少する。従って、コレクタの電圧を一定と
するときにも、温度が上昇すると、整流出力151aの
出力レベル値には降下が生じる。以上の結果、全体とし
ての温度に対する変移は、NPNトランジスタQ11の
ベース電流の増加と、ダイオードD6の順方向電圧の減
少とが相乗的に作用し、温度特性を悪化させることにな
る。
【0055】上記した温度特性の悪化は、信号生成手段
3に測定用信号を生成させた状態において、生体インピ
ーダンスZの検出を行うとき(以下では測定モードと称
する)に生じるとともに、信号生成手段3における測定
用信号の生成を停止させ、制御出力172をLレベルと
することによって、検出信号151aのレベル値を下降
させた場合(以下ではテストモードと称する)にも、同
様に生じる。
【0056】いま、2種の温度t1,t2の関係が(t
1<t2)であるとして、温度t1における測定モード
レベル値をA、テストモードレベル値をBとすると、生
体インピーダンスZに変化がないときにも、温度がt2
であるときには、測定モードレベル値は(A−a)とな
り、テストモードレベル値は(B−b)となる(a>
0、b>0)。
【0057】いま、測定モードレベル値からテストモー
ドレベル値を減じた値Cを求めると、値Cは、温度がt
1であるときには、(C=A−B)として示される。ま
た、温度がt2であるときには、(C=(A−a)−
(B−b))として示される。すなわち、(C=(A−
B)−(a−b))として示される。このことは、測定
モード時の温度上昇による減少分aと、テストモード時
の温度上昇による減少分bとを等しくすることができる
なら、測定モード時と同一温度におけるテストモードレ
ベル値を測定モードレベル値から減じると、減算値C
は、温度の影響が除去された値となることを意味する。
【0058】テストモードレベル値の温度上昇による減
少分bは、テストモードレベル値を3Vとした場合と、
2Vとした場合とを比較すると、2Vとした場合の方が
大きくなる。このことは、抵抗R9の値を小さくし、N
PNトランジスタQ11のバイアス電流を多くするほ
ど、温度上昇による減少分bが大きくなることを意味し
ている。また、テストモードレベル値をプラス電源P1
の近傍値とするときでは、減少分bは0となる。このこ
とは、抵抗R9に最良値が存在することを意味する。一
方、信号生成手段3が生成する測定用信号のレベルにつ
いても、温度による変化が生じる。このため、抵抗R9
の値については、実験結果に基づき、信号生成手段3の
温度特性をも含めて、総合的に、減算値Cの温度特性が
最良となる値に設定される。
【0059】なお、上記構成からなるレベル検出手段4
aを用いた体脂肪率測定の動作は、図1に示すレベル検
出手段4を用いた場合の体脂肪率の測定の動作と同様と
なるので、説明を省略する。
【0060】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、テストモードレベル値(補正値)を先に取得し、次
いで、測定モードレベル値(生体インピーダンスZを示
すレベル値)を得る構成とした場合について説明した
が、測定モードレベル値を先に取得とし、次いで、テス
トモードレベル値を得る構成とすることができる。
【0061】また、図1に示す構成、および、図8に示
す構成において、測定モードレベル値Aをテストモード
レベル値Bを用いて補正する方法については、測定モー
ドレベル値からテストモードレベル値の1倍値を減算す
る方法とした場合について説明したが、その他の方法と
して、例えば、(C=A−α×B)等の演算方法を用い
て補正することもできる。また、測定モードレベル値を
2つ等の複数の範囲に分割し、各範囲毎にαを変えて補
正を行う構成とすることもできる。
【0062】また、体脂肪率を表示する方法について
は、リモートコントロールの対象であるテレビジョン受
信装置53の画面51に表示する構成とした場合につい
て説明したが、リモートコントローラとしての機能を省
略するとともに、LCD等の表示器を追加した構成と
し、追加した表示器に体脂肪率を表示する構成とするこ
とができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、測定
用信号が生成されている状態において、第1の電極と第
2の電極とに生体が接触したときに整流回路から出力さ
れる検出信号のレベル値から、測定用信号の生成を停止
した状態において、前記バイアス回路によりバイアス電
流が与えられているPNPトランジスタに、検出信号の
レベル値を変移させるバイアス電流を追加して与えたと
きの検出信号のレベル値を減算する補正手段を備え、体
脂肪率算出手段は、補正手段における減算結果に基づい
て体脂肪率を求めている。つまり、体脂肪率は、温度特
性による誤差が補正された測定値に基づいて求められて
いる。また、補正のための演算は減算となっている。こ
のため、温度変化による体脂肪率の測定精度の低下を防
止することができ、且つ、補正の演算のためのプログラ
ムを簡単化することができる。
【0064】また本発明に係る体脂肪率測定装置は、測
定用信号が生成されている状態において、第1の電極と
第2の電極とに生体が接触したときに整流回路から出力
される検出信号のレベル値を、測定用信号の生成を停止
した状態において、前記バイアス回路によりバイアス電
流が与えられているPNPトランジスタに、検出信号の
レベル値を変移させるバイアス電流を追加して与えたと
きの検出信号のレベル値を用いて補正する補正手段を備
え、体脂肪率算出手段は、補正手段における補正結果に
基づいて体脂肪率を求めている。つまり、体脂肪率は、
温度特性による誤差が補正された測定値に基づいて求め
られているので、温度変化による体脂肪率の測定精度の
低下を防止することができる。
【0065】また本発明に係る体脂肪率測定装置は、測
定用信号が生成されている状態において、第1の電極と
第2の電極とに生体が接触したときに整流回路から出力
される検出信号のレベル値から、測定用信号の生成を停
止した状態において、前記バイアス回路によりバイアス
電流が与えられているNPNトランジスタに、検出信号
のレベル値を変移させるバイアス電流を追加して与えた
ときの検出信号のレベル値を減算する補正手段を備え、
体脂肪率算出手段は、補正手段における減算結果に基づ
いて体脂肪率を求めている。つまり、体脂肪率は、温度
特性による誤差が補正された測定値に基づいて求められ
ている。また、補正のための演算は減算となっている。
このため、温度変化による体脂肪率の測定精度の低下を
防止することができ、且つ、補正の演算のためのプログ
ラムを簡単化することができる。
【0066】また本発明に係る体脂肪率測定装置は、測
定用信号が生成されている状態において、第1の電極と
第2の電極とに生体が接触したときに整流回路から出力
される検出信号のレベル値を、測定用信号の生成を停止
した状態において、前記バイアス回路によりバイアス電
流が与えられているNPNトランジスタに、検出信号の
レベル値を変移させるバイアス電流を追加して与えたと
きの検出信号のレベル値を用いて補正する補正手段を備
え、体脂肪率算出手段は、補正手段における補正結果に
基づいて体脂肪率を求めている。つまり、体脂肪率は、
温度特性による誤差が補正された測定値に基づいて求め
られているので、温度変化による体脂肪率の測定精度の
低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る体脂肪率測定装置の一実施形態に
おけるインピーダンス検出手段の詳細な電気的接続を示
す回路図である。
【図2】実施形態の電気的構成を示すブロック線図であ
る。
【図3】実施形態の外観形状を示す説明図である。
【図4】電極の詳細を示す説明図である。
【図5】体脂肪率の測定時の主要動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】体脂肪率が表示される画面を示す説明図であ
る。
【図7】素子にPNPトランジスタを用いた場合の主要
信号の波形を示す説明図である。
【図8】素子にNPNトランジスタを用いた場合のイン
ピーダンス検出手段の詳細な電気的接続を示す回路図で
ある。
【図9】素子にNPNトランジスタを用いた場合の主要
信号の波形を示す説明図である。
【図10】従来技術としてのレベル検出手段の電気的接
続を示す回路図である。
【符号の説明】
1 第1の電極 2 第2の電極 3 信号生成手段 4,4a レベル検出手段 7,7a バイアス回路 8,8a 整流回路 151,151a 検出信号 301,301a 測定用信号 C1 接続用コンデンサ L41,L42 第1の電極を形成する電極板 Q1 PNPトランジスタ Q11 NPNトランジスタ R1 第1の抵抗 R2 第2の抵抗 R14 検出用抵抗 R41,R42 第2の電極を形成する電極板 Z 生体インピーダンス S2,S5 補正手段を構成するステップ S6 体脂肪率算出手段を構成するステップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の電極と、 第2の電極に一方の端子が接続された検出用抵抗と、 半波波形に近似した波形の測定用信号を生成するととも
    に、生成した測定用信号を第1の電極と検出用抵抗の他
    方の端子との間に印加する信号生成手段と、 検出用抵抗の端子間に生じる信号の半波に近似した波形
    のレベルを検出し、検出結果を検出信号として出力する
    レベル検出手段と、 検出信号のレベル値に基づいて体脂肪率を算出する体脂
    肪率算出手段とを備え、 レベル検出手段は、 一方の端子が第2の電極に接続された接続用コンデンサ
    と、 ベースが接続用コンデンサの他方の端子に接続され、コ
    レクタが第1の抵抗を介して接地され、エミッタが第2
    の抵抗を介してプラス電源に接続されたPNPトランジ
    スタと、 PNPトランジスタのベースにバイアス電流を供給する
    バイアス回路と、 PNPトランジスタのコレクタの出力を整流し、整流し
    た出力を前記検出信号として出力する整流回路とを備え
    た体脂肪率測定装置において、 測定用信号が生成されている状態において、第1の電極
    と第2の電極とに生体が接触したときに整流回路から出
    力される検出信号のレベル値から、測定用信号の生成を
    停止した状態において、前記バイアス回路によりバイア
    ス電流が与えられている前記PNPトランジスタに、前
    記検出信号のレベル値を変移させるバイアス電流を追加
    して与えたときの前記検出信号のレベル値を減算する補
    正手段を備え、 体脂肪率算出手段は、補正手段における減算結果に基づ
    いて体脂肪率を求めることを特徴とする体脂肪率測定装
    置。
  2. 【請求項2】 第1および第2の電極と、 第2の電極に一方の端子が接続された検出用抵抗と、 半波波形に近似した波形の測定用信号を生成するととも
    に、生成した測定用信号を第1の電極と検出用抵抗の他
    方の端子との間に印加する信号生成手段と、 検出用抵抗の端子間に生じる信号の半波に近似した波形
    のレベルを検出し、検出結果を検出信号として出力する
    レベル検出手段と、 検出信号のレベル値に基づいて体脂肪率を算出する体脂
    肪率算出手段とを備え、 レベル検出手段は、 一方の端子が第2の電極に接続された接続用コンデンサ
    と、 ベースが接続用コンデンサの他方の端子に接続され、コ
    レクタが第1の抵抗を介して接地され、エミッタが第2
    の抵抗を介してプラス電源に接続されたPNPトランジ
    スタと、 PNPトランジスタのベースにバイアス電流を供給する
    バイアス回路と、 PNPトランジスタのコレクタの出力を整流し、整流し
    た出力を前記検出信号として出力する整流回路とを備え
    た体脂肪率測定装置において、 測定用信号が生成されている状態において、第1の電極
    と第2の電極とに生体が接触したときに整流回路から出
    力される検出信号のレベル値を、測定用信号の生成を停
    止した状態において、前記バイアス回路によりバイアス
    電流が与えられている前記PNPトランジスタに、前記
    検出信号のレベル値を変移させるバイアス電流を追加し
    て与えたときの前記検出信号のレベル値を用いて補正す
    る補正手段を備え、 体脂肪率算出手段は、補正手段における補正結果に基づ
    いて体脂肪率を求めることを特徴とする体脂肪率測定装
    置。
  3. 【請求項3】 第1および第2の電極と、 第2の電極に一方の端子が接続された検出用抵抗と、 半波波形に近似した波形の測定用信号を生成するととも
    に、生成した測定用信号を第1の電極と検出用抵抗の他
    方の端子との間に印加する信号生成手段と、 検出用抵抗の端子間に生じる信号の半波に近似した波形
    のレベルを検出し、検出結果を検出信号として出力する
    レベル検出手段と、 検出信号のレベル値に基づいて体脂肪率を算出する体脂
    肪率算出手段とを備え、 レベル検出手段は、 一方の端子が第2の電極に接続された接続用コンデンサ
    と、 ベースが接続用コンデンサの他方の端子に接続され、コ
    レクタが第1の抵抗を介してプラス電源に接続され、エ
    ミッタが第2の抵抗を介して接地されたNPNトランジ
    スタと、 NPNトランジスタのベースにバイアス電流を供給する
    バイアス回路と、 NPNトランジスタのコレクタの出力を整流する整流回
    路とを備えた体脂肪率測定装置において、 測定用信号が生成されている状態において、第1の電極
    と第2の電極とに生体が接触したときに整流回路から出
    力される検出信号のレベル値から、測定用信号の生成を
    停止した状態において、前記バイアス回路によりバイア
    ス電流が与えられている前記NPNトランジスタに、前
    記検出信号のレベル値を変移させるバイアス電流を追加
    して与えたときの前記検出信号のレベル値を減算する補
    正手段を備え、 体脂肪率算出手段は、補正手段における減算結果に基づ
    いて体脂肪率を求めることを特徴とする体脂肪率測定装
    置。
  4. 【請求項4】 生体に接触する第1および第2の電極
    と、 第2の電極に一方の端子が接続された検出用抵抗と、 半波波形に近似した波形の測定用信号を生成するととも
    に、生成した測定用信号を第1の電極と検出用抵抗の他
    方の端子との間に印加する信号生成手段と、 検出用抵抗の端子間に生じる信号の半波に近似した波形
    のレベルを検出し、検出結果を検出信号として出力する
    レベル検出手段と、 検出信号のレベル値に基づいて体脂肪率を算出する体脂
    肪率算出手段とを備え、 レベル検出手段は、 一方の端子が第2の電極に接続された接続用コンデンサ
    と、 ベースが接続用コンデンサの他方の端子に接続され、コ
    レクタが第1の抵抗を介してプラス電源に接続され、エ
    ミッタが第2の抵抗を介して接地されたNPNトランジ
    スタと、 NPNトランジスタのベースにバイアス電流を供給する
    バイアス回路と、 NPNトランジスタのコレクタの出力を整流する整流回
    路とを備えた体脂肪率測定装置において、 測定用信号が生成されている状態において、第1の電極
    と第2の電極とに生体が接触したときに整流回路から出
    力される検出信号のレベル値を、測定用信号の生成を停
    止した状態において、前記バイアス回路によりバイアス
    電流が与えられている前記NPNトランジスタに、前記
    検出信号のレベル値を変移させるバイアス電流を追加し
    て与えたときの前記検出信号のレベル値を用いて補正す
    る補正手段を備え、 体脂肪率算出手段は、補正手段における補正結果に基づ
    いて体脂肪率を求めることを特徴とする体脂肪率測定装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008036230A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Mitsumi Electric Co Ltd 生体インピーダンス測定回路
CN113768487A (zh) * 2021-08-02 2021-12-10 深圳市晨北科技有限公司 用户体脂检测方法和装置、计算机设备以及介质

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