JP2003274332A - 動画内のコマ抽出装置及びプログラム - Google Patents

動画内のコマ抽出装置及びプログラム

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JP2003274332A
JP2003274332A JP2002071745A JP2002071745A JP2003274332A JP 2003274332 A JP2003274332 A JP 2003274332A JP 2002071745 A JP2002071745 A JP 2002071745A JP 2002071745 A JP2002071745 A JP 2002071745A JP 2003274332 A JP2003274332 A JP 2003274332A
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JP2002071745A
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Hidekazu Kito
英一 鬼頭
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画内のコマ検索作業を簡単にする。 【解決手段】 動画内のコマ抽出プログラムは、予め設
定された抽出条件に基づいて動画から複数のコマを抽出
する。1回目の抽出処理では、選択された動画の全体を
抽出範囲として、その中から抽出条件として予め設定さ
れた数、例えば20個のコマが抽出される。抽出された
複数のコマは、時系列に沿って配列されてモニタに表示
される。2回目以降の抽出範囲は、前回抽出された複数
のコマの中から選択された1つのコマを基準として、そ
の前後が抽出範囲として特定される。この特定された抽
出範囲から20個のコマが抽出される。抽出する回数を
重ねる毎に抽出範囲が絞り込まれていくので、コマ検索
がしやすい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画内のコマ検索
を支援する動画内のコマ抽出装置及びプログラムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開2000−148771号
公報には、動画の中から所望のコマを検索するための画
像処理装置が記載されている。この画像処理装置は、ユ
ーザーが指定した任意のシーンの中から、入力された時
間間隔で複数のコマ画像を抽出する。シーンの指定は、
開始時間と終了時間とを入力することにより行われる。
抽出された複数のコマ画像は配列された状態でモニタに
一覧表示される。
【0003】ユーザーは、この一覧画面から所望のコマ
画像を見つける。表示されたコマの中に所望のコマが見
つからない場合には、時間間隔を短くしたり、別のシー
ンを指定するなどしてコマの抽出を繰り返して、所望の
コマを検索する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記画
像処理装置では、コマを抽出する度に、シーンの開始時
間及び終了時間と、抽出する時間間隔とを入力しなけれ
ばならず操作がめんどうであった。記録メディアの大容
量化、通信回線の高速化などに伴って、再生時間が長時
間の動画が今後ますます増加していくと考えられる。こ
のような長時間の動画の中から、所望のコマを見つける
操作は極力簡単であることが強く望まれている。
【0005】本発明は、簡単な操作で動画内のコマ検索
ができるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の動画内のコマ抽出装置は、予め設定された
抽出条件に基づいて、動画から複数のコマを抽出するコ
マ抽出処理を実行するコマ抽出手段と、抽出された複数
のコマをモニタに出力する画像出力手段と、前記複数の
コマのうちのいずれかを選択するコマ選択手段とが設け
られており、N回目のコマ抽出処理のコマ抽出範囲は、
N−1回目のコマ抽出処理で抽出された複数のコマのう
ち、前記コマ選択手段によって選択されたコマを基準に
特定されることを特徴とする。ここで、Nは、2以上の
整数である。
【0007】前記抽出された複数のコマは時系列に沿っ
て配列され、前記抽出条件には、コマ抽出範囲を特定す
るための特定条件と、特定されたコマ抽出範囲から抽出
するコマ数とが含まれており、前記特定条件は、基準コ
マの前後2つのコマの間,基準コマとこの基準コマの前
又は後の1つのコマとの間のいずれかであることが好ま
しい。
【0008】また、本発明の動画内のコマ抽出プログラ
ムは、予め設定された抽出条件に基づいて動画から複数
のコマを抽出するステップと、抽出された複数のコマを
モニタに出力するステップとをコンピュータに実行させ
る動画内のコマ抽出プログラムであって、N回目のコマ
抽出処理のコマ抽出範囲は、N−1回目のコマ抽出処理
で抽出された複数のコマのうち、前記コマ選択手段によ
って選択されたコマを基準に特定されることを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に示すデジタルプリント注文
受付機10は、顧客が持ち込んだメモリーカード11内
の画像データの内、ユーザがプリント対象コマとして指
定したデータを、プリント工程に受け渡すための受け渡
し用メディア12にコピーすることにより、プリント注
文の受付をする。このデジタルプリント注文受付機10
は、動画データから所望のコマ画像を抽出する機能を備
えており、静止画データのプリント注文ばかりでなく、
動画データから抽出したコマ画像のプリント注文も受け
付ける。
【0010】メモリーカード11には、例えば、デジタ
ルカメラで撮影した撮影画像データが記録されている。
撮影画像データが静止画である場合には、例えば、JP
EG(Joint Photographic Experts Group)形式のファ
イル形式で記録され、動画である場合には、例えば、A
VI(Audio Visual Interchange)形式などで記録され
る。
【0011】各撮影画像ファイルには、撮影画像データ
の他に、デジタルカメラの設定に応じて撮影日付や機種
名等の付帯情報を記録することができる。デジタルカメ
ラによっては、この付帯情報として文字情報等を記録す
る機能を備えているものがある。このような機能を使用
すれば、文字情報として、例えば、撮影場所やコメント
等を各ファイル毎に付加することができる。
【0012】メモリーカード11としては、例えば、ス
マートメディア(登録商標)やPCカードタイプのメモ
リーカードなどが使用される。受け渡し用メディア12
としては、例えば、ZIP(登録商標)メディアなど、
メモリーカードと比較して記憶容量が大きいメディアが
使用される。この受け渡し用メディア12には、複数の
注文のデータが記録され、例えば、集配業者を通じてプ
リント業者に送られる。
【0013】デジタルプリント注文受付機10は、例え
ば、パーソナルコンピュータをベースとして、このパー
ソナルコンピュータにプリント注文受付プログラム及び
動画内のコマ抽出プログラムをインストールしたもので
ある。
【0014】図2は、デジタルプリント注文受付機10
の構成を示すブロック図である。デジタルプリント注文
受付機10は、受付機本体16と、この本体16に接続
されたモニタ17,キーボード18及びマウス19とか
らなる。また、受付機本体16には、メモリーカード1
1からデータを読み取るカードリーダ21,受け渡し用
メディア12にデータを書き込むための受け渡し用メデ
ィアドライブ22が接続されている。
【0015】CPU26は、データバス27を介して接
続された各部を制御して各種プログラムを実行する。R
OM28は、基本的な入出力制御用のプログラム(Basi
c Input Output System )などを記憶する。RAM29
は、CPU26がプログラムを実行する際の作業用メモ
リとして使用される。VRAM31は、モニタ17に画
像や操作画面を表示するための表示用メモリである。こ
のVRAM31にはビデオ出力端子32が接続されてお
り、このビデオ出力端子32にモニタ17が接続され
る。本受付機10は、モニタ17に操作画面を表示し、
ユーザーがキーボード18やマウス19を使用して操作
画面からコマンド入力を行うグラフイカルユーザーイン
タフェース(GUI)を採用している。
【0016】ハードディスクドライブ(HDD)33
は、周知のデータストレージであり、オペレーティング
システム,プリント注文受付プログラム,コマ抽出プロ
グラムなど各種のプログラムを記憶する。CPU26
は、キーボード18又はマウス19からのコマンド入力
により、ハードディスクドライブ33から各種プログラ
ムをRAM29にロードして、プログラムに記述された
各種の処理を実行する。
【0017】また、CPU26には、各種のメディアが
着脱自在にセットされる各種のメディアドライブが接続
されている。このメディアドライブとして、フレキシブ
ルディスクにアクセスしてデータの読み書きをするフレ
キシブルドライブ(FDD)34と、コンパクトディス
ク(CD)にアクセスしてデータの読み書きをするCD
ドライブ36とが本体16に内蔵されている。
【0018】書き込み用メディアドライブ22やカード
リーダ21は、このI/Oインタフェース37を介して
本体16に接続される。I/Oインタフェース37は、
USB(Universal Serial Bus)規格やIEEE139
4規格などの周辺機器接続用のインタフェースである。
【0019】これらのメディアドライブは、顧客が持ち
込んだメディアや受け渡し用メディアの種類に応じて適
宜使用される。また、これらのメディアドライブ以外で
も、例えば、MO(Magnetic Optical)ドライブや、DV
D(Digital Versatile Disc) ドライブなど各種のメデ
ィアドライブを設けてもよい。
【0020】プリンタポート38は、ローカルプリンタ
を接続するためのポートである。ローカルプリンタは、
小型のパーソナルユースのプリンタであり、例えば、受
け付けた注文の控えなどを印字するために使用される。
ネットワークインタフェース39は、LANやインター
ネットに接続するためのインタフェースである。このネ
ットワークインタフェースを使用すれば、受け渡し用メ
ディア12を使用せずに、注文データをネットワーク経
由でプリント業者に送信することもできる。さらに、顧
客の端末から送信された画像データをネットワーク経由
で受信して注文を受け付けることもできる。
【0021】図3〜8は、操作画面の例を示す。プリン
ト注文受付プログラムを起動し、メモリーカード11か
ら画像データが読み込まれると、図3に示すファイル一
覧画面41が表示される。このファイル一覧画面41に
は、画像表示領域42と操作部表示領域43とが設けら
れている。画像表示領域42には、メモリーカード11
に記憶された画像ファイルを示すサムネイル画像が一覧
表示される。図3では、4つの静止画ファイルPIC1
〜PIC4と、2つの動画ファイルMOVIE1,2が
表示されている。
【0022】動画ファイルMOVIE1,2を示すサム
ネイル画像は、例えば、各動画ファイルの先頭コマであ
る。このサムネイル画像にマウス19のポインタ46を
合わせてクリックすると、動画ファイルMOVIE1,
2が再生表示される。
【0023】画像表示領域42には、複数のコマのいず
れかを識別可能に表示するためのカーソル44が表示さ
れる。このカーソル44はキーボード18の矢印キーや
マウス19の操作により移動する。このカーソル44を
コマに合わせることによりコマが選択される。
【0024】操作部表示領域43には、コマ抽出ボタン
51,プリント指定ボタン52,指定コマ一覧表示ボタ
ン53,コマ拡大表示ボタン54,コマ抽出条件設定ボ
タン56,キャンセルボタン57が設けられている。こ
れら各ボタンにポインタ46を合わせてマウス19でク
リックすると、それぞれの処理が実行される。もちろ
ん、マウス19でクリックする代わりにリターンキーの
押下により実行されるようにしてもよい。
【0025】カーソル44を所望のコマに合わせた状態
でコマ拡大表示ボタン54をクリックすると、カーソル
44が合ったコマが拡大表示される。コマを拡大表示し
たときに、その拡大画像とともに、画像補正をする操作
部,例えば、色補正,濃度補正,シャープネス補正をす
る操作部を表示させ、簡単な画像補正ができるようにし
てもよい。
【0026】プリント指定ボタン52をクリックする
と、カーソル44で選択されたコマがプリント対象コマ
として指定される。静止画PIC1〜PIC4をプリン
ト対象として指定する場合には、このファイル一覧画面
41から行う。また、各動画MOVIE1,2の先頭コ
マをプリント対象コマとして指定する場合も、このファ
イル一覧画面41から行われる。
【0027】注文受付は、プリント対象コマとして指定
されたコマの画像データを、受け渡し用メディア12に
コピーすることにより行われる。画像補正をした場合に
は、その補正情報が画像データとともに書き込まれる。
また、撮影時に撮影画像ファイルに付加された付帯情報
も画像データとともに書き込まれる。動画の場合には、
動画ファイルからその一部であるコマ画像が抽出され
て、そのコマ画像がプリント対象コマとして受け渡し用
メディア12にコピーされる。その際に、前記付帯情報
は、抽出されたコマ毎に付加される。こうすれば、動画
から抽出したコマ画像をプリントする際に、撮影日付や
コメントなどの付帯情報を簡単に付加することができ
る。
【0028】指定コマ一覧表示ボタン53は、プリント
対象コマを一覧表示するためのボタンであり、このボタ
ンをクリックすると、ファイル一覧画面41からプリン
ト対象コマ一覧画面81(図8参照)に遷移する。
【0029】コマ抽出ボタン51は、動画内のコマの抽
出をするためのボタンである。このコマ抽出ボタン51
をクリックすると、CPU26は、コマ抽出プログラム
を実行する。CPU26は、予め設定された抽出条件に
基づいて動画内の複数のコマを抽出し、抽出した複数の
コマをモニタ17に表示する。前記抽出条件には、抽出
範囲の中から抽出するコマ数が含まれている。1回目の
抽出処理の際には、抽出範囲は、動画MOVIE1全体
となる。そして、この抽出範囲から前記コマ数に応じた
時間間隔で複数のコマが抽出される。例えば、動画MO
VIE1の再生時間が60分であり、抽出コマ数が20
個である場合には、1回目の抽出処理の際には、3分間
隔でコマ抽出が行われる。
【0030】抽出処理が終了すると、ファイル一覧画面
41から、図4に示す動画内のコマ検索画面61に画面
が遷移する。このコマ検索画面内61には、インデック
ス領域62が設けられており、抽出された複数のコマS
1〜S20は、このインデックス領域62に時系列に沿
って配列されて表示される。
【0031】コマ検索画面61には、インデックス領域
62の下に、ファイル一覧画面41と同様の操作部表示
領域43が表示される。インデックス領域62内に所望
のコマがある場合には、カーソル44をそのコマに合わ
せてプリント指定ボタン52をクリックする。これによ
り、そのコマがプリント対象コマとして指定される。
【0032】他方、このインデックス領域62に所望の
コマが無い場合には、抽出ボタン51をクリックして、
再度コマ抽出を行う。2回目から(N回目から)のコマ
抽出処理では、その抽出範囲は、前回(「N−1」回)
抽出された複数のコマS1〜S20のうち、カーソル4
4によって選択されたコマを基準に特定される。ここ
で、Nは、2以上の整数をいう。すなわち、例えば、コ
マS8を選択した場合には、このコマS8を基準コマと
して、その基準コマとその後ろのコマS9との間が抽出
範囲となる。この特定された抽出範囲から、抽出条件と
して設定された数だけ、コマが抽出される。コマS8と
コマS9との間隔は3分であり、抽出するコマ数は20
個としているから、9秒間隔で20個のコマS8−1〜
S8−20が抽出される。それらのコマS8−1〜S8
−20がインデックス領域62内に時系列に沿って配列
されて表示される。
【0033】さらに、コマ抽出を繰り返す場合には、コ
マS8−1〜S8−20の中からカーソル44によって
基準コマを選択し、コマ抽出ボタン51をクリックす
る。例えば、基準コマとしてS8−2を選択した場合に
は、S8−2と、その後ろのコマS8−3との間が抽出
範囲として特定される。コマS8−2とコマS8−3と
の間隔は9秒であるから、その抽出範囲から0.45秒
間隔で20個のコマが抽出される。図6に示すように、
抽出された複数のコマS8−2−1〜S8−2−20
は、インデックス領域62に表示される。
【0034】このように、抽出範囲を特定するための基
準となる位置を、画面に表示された複数のコマをみなが
ら指定することができるので、所望するコマのおおよそ
の位置を見つけやすい。そして、抽出処理を繰り返す毎
に、選択したコマを基準に抽出範囲が絞り込まれていく
ので、所望するコマの検索がしやすい。
【0035】別の動画あるいは動画内の別のシーンから
コマを抽出したい場合には、キャンセルボタン57をク
リックして、前の画面に戻り、別の動画を選択したり、
別のコマを基準コマとして選択して、コマ抽出を繰り返
す。抽出されたコマの中に所望のコマがある場合には、
プリント指定ボタン52をクリックして、プリント対象
コマとして指定する。
【0036】このように、マウス19のクリック操作だ
けで、コマ抽出を実行できるので、コマ抽出を簡単に行
うことができる。しかも、2回目以降の抽出範囲は、前
回に抽出した複数のコマのから選択したコマを基準とし
て特定されるので、コマ抽出の度に、抽出したいコマの
時間指定等を行う必要がない。
【0037】本例では、マウス19のクリック操作だけ
で、コマ抽出を実行できるようにしているが、例えば、
キーボード18に抽出処理を実行させる専用キーを設け
てもよい。
【0038】図7は、抽出条件設定画面71の例であ
る。コマ抽出条件設定ボタン56をクリックすると、こ
の抽出条件設定画面71が表示される。抽出条件には、
抽出範囲を特定するための抽出範囲特定条件と、特定さ
れた抽出範囲の中から抽出するコマの数とが含まれる。
抽出するコマ数は、上述の例では、20個として説明し
ている。この抽出するコマ数に応じて、抽出される各コ
マの時間間隔が決まる。
【0039】抽出範囲特定条件は、「基準コマの後」又
は、「基準コマの前後」のいずれかで設定される。「基
準コマの後」を指定すると、基準コマと、その後ろのコ
マとの間が抽出範囲として特定される。上述の例は、
「基準コマの後」を指定した場合の例である。「基準コ
マの前後」を指定すると、基準コマの前後の2つのコマ
の間が抽出範囲として特定される。もちろん、基準コマ
と、その前のコマとの間を抽出範囲として特定できるよ
うにしてもよい。
【0040】抽出範囲特定条件の指定は、チェックボッ
クス73にポインタ46を合わせてチェックして行う。
抽出するコマ数の指定は、入力ボックス72に任意の数
を入力することにより行われる。このコマ数は、キー入
力してもよいし、入力ボックス72内の矢印ボタンをク
リックして入力してもよい。
【0041】抽出条件は、検索中に随時変更することが
できる。例えば、1回目の抽出で、20個のコマを抽出
した後、2回目の抽出の際には、10個のコマを抽出す
るというように、各回の抽出処理毎に、抽出するコマの
数を変更することができる。もちろん、抽出範囲特定条
件の変更も各回毎に変更することができる。また、コマ
抽出条件設定ボタン56は、コマ検索画面61ばかりで
はなく、ファイル一覧画面41にも表示されるので、1
回目の抽出処理を行う前に、抽出条件を変更することも
できる。
【0042】抽出条件は、これらに限られるものではな
く、この他各種の抽出条件を設定できるようにしてもよ
い。例えば、抽出範囲特定条件として、隣接コマの間で
はなく、基準コマの前後の2分間というように、時間指
定できるようにしてもよい。また、動画内の各コマの色
調の変化率を調べ、変化が大きいところを、シーンの切
れ目と判定し、その切れ目の前後の各シーンの先頭コマ
を抽出するようにしてもよい。
【0043】図8は、プリント対象コマ一覧画面81の
例である。プリント対象コマ一覧画面81には、指定コ
マ表示領域82と操作部表示領域83とが設けられてい
る。指定コマ表示領域82には、プリント対象コマとし
て指定されたコマ画像が表示される。図8では、静止画
PIC1〜PIC4が指定され、動画では、動画MOV
IE1の先頭コマ,コマS8,コマS8−2,コマS8
−2−14の各コマが指定されている。
【0044】操作部表示領域83には、コマ検索画面6
1に復帰する復帰ボタン84,ファイル一覧画面41に
復帰する復帰ボタン85,プリント対象コマとして指定
を解除する指定解除ボタン86,コマ拡大表示ボタン5
4及び注文受付ボタン88が設けられている。
【0045】注文受付ボタン88をクリックすると、プ
リント対象コマとして指定された画像データが受け渡し
用メディア12にコピーされて、注文の受付処理が開始
される。
【0046】以下、上記構成による作用について、図9
〜図11のフローチャートを参照しながら説明する。デ
ジタルプリント注文受付機10でプリント注文を受け付
けるときには、まず、プリント注文プログラムを起動し
て、顧客から預かったメモリーカード11をカードリー
ダ21にセットする。メモリーカード11がセットされ
ると、メモリーカード11内の画像データが読み込ま
れ、それらのサムネイル画像がファイル一覧画面41に
表示される。画像データが動画ファイルである場合に
は、そのファイルの先頭コマが表示される。
【0047】このファイル一覧画面41で、静止画と、
動画全体の代表コマのプリント指定をする。所望のコマ
がある場合には、そのコマにカーソル44を合わせて、
プリント指定ボタン52をクリックする。動画内のコマ
検索をしない場合には、指定コマ一覧表示ボタン53を
クリックして、プリント対象コマ一覧画面81でプリン
ト指定コマを確認して、注文受付ボタン88をクリック
して注文を受け付ける。
【0048】他方、動画内のコマ検索をする場合には、
カーソル44で所望の動画ファイルを選択して、コマ抽
出ボタン51をクリックする。すると、CPU26は、
コマ抽出プログラムに記述された各処理を実行する。図
11(A)に示すように、1回目の抽出の際には、選択
された動画ファイル全体を抽出範囲として、その中から
予め設定された数のコマを抽出する。モニタ17の画面
は動画内のコマ検索画面61に遷移し、インデックス領
域62内に抽出された複数のコマが時系列に沿って表示
される。
【0049】このインデックス領域62内に所望のコマ
が見つかれば、そのコマをプリント指定する。見つから
ない場合には、さらに、抽出された複数のコマの中から
いずれかのコマを選択して、コマ抽出をする。図11
(B)に示すように、2回目からのコマ抽出の際には、
前回抽出された複数のコマの中から選択されたコマを基
準コマとして抽出範囲が特定され、その抽出範囲の中か
ら、抽出条件として設定された数のコマが抽出される。
【0050】コマ抽出は所望のコマが見つかるまで繰り
返されるが、時間指定等の操作が不要であり、マウス1
9を操作するだけで簡単に行うことができる。このた
め、長時間の動画の中からコマを検索する場合には、特
に便利である。
【0051】動画内のコマ検索が終了したら、プリント
対象コマ一覧画面81でプリント指定したコマを確認す
る。プリント対象コマを追加したい場合には、各復帰ボ
タン84、 85で復帰して、プリント指定をする。指定
を解除したい場合には、カーソル44を合わせて指定解
除ボタン86をクリックする。
【0052】プリント指定したコマの確認が終了した
ら、注文受付ボタン88をクリックする。これにより、
プリント指定が確定し、確定したプリント対象コマのデ
ータが受け渡し用メディア12にコピーされる。このコ
ピーの際には、画像データとともに各画像ファイル内の
前記付帯情報もコピーされる。動画の場合には、1つの
動画内から抽出された複数のコマには、各コマ毎に付帯
情報が書き込まれる。こうして、受付処理が終了し、プ
リント対象コマのデータが書き込まれた受け渡し用メデ
ィア12は、プリント工程に送られる。
【0053】上記実施形態では、1つのファイルからな
る動画を例に説明したが、DVDに記録された映画のよ
うに、複数のファイルから構成された動画でもよい。こ
の場合、1回目のコマの抽出は、各ファイル全体を抽出
範囲として行ってもよいし、複数のファイルからなる動
画全体を抽出範囲として行ってもよい。また、動画デー
タは、デジタルデータに限らず、例えば、ビデオテープ
に記録されるようなアナログデータでもよい。
【0054】上記実施形態では、動画内のコマ検索プロ
グラムをプリント注文受付装置にインストールして、プ
リント注文受付の際に動画内のコマ検索ができる例で説
明しているが、動画内のコマ検索プログラムとプリント
注文受付装置とを組み合わせなくてもよく、単体で使用
してもよい。例えば、動画内のコマ検索プログラムは動
画の編集作業等に使用することもできる。
【0055】また、店頭に設置されるプリント注文受付
装置を例に説明したが、プリント注文プログラムと動画
内のコマ検索プログラムを個人のパーソナルコンピュー
タにインストールして使用することもできる。これによ
れば、自宅でコマ抽出を行い、そのデータをインターネ
ットなど通信ネットワークを利用してプリント受付店に
送ることにより、オンラインでプリント注文をすること
ができる。
【0056】また、パーソナルコンピュータをベースに
プリント注文プログラムや動画内のコマ検索プログラム
をインストールした例で説明したが、これに限らずそれ
ぞれ専用機としてもよい。
【0057】また、上記実施形態では、動画からコマを
抽出した例で説明したが、抽出したコマからさらにその
一部を切り出させるようにしてもよい。例えば、風景を
背景にして人物を写しているコマ画像から、人物部分だ
けを切り出せるようにしてもよい。
【0058】上記実施形態では、静止画と動画を区別す
ることなく同じ一覧画面内に表示しているが、静止画と
動画を別々の一覧画面に表示してもよい。この場合に
は、静止画用の一覧画面と、動画用の一覧画面とを別々
に設けてもよいし、1つの一覧画面に動画と静止画のい
ずれかを表示させるボタンを設け、このボタンをクリッ
クすることで、動画のみあるいは静止画のみが表示され
るようにしてもよい。静止画と動画ファイルの識別は、
例えば、ファイルの拡張子を基に判定される。こうすれ
ば、画面が見やすくなりコマの検索が簡単になる。特
に、大量のファイルを扱うことを予定している業務用の
機器には、このような機能があると便利である。
【0059】また、本例の操作画面は1例であり、各画
面のデザインやレイアウト,画面間の遷移順序等は適宜
変更することができる。
【0060】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の動
画内のコマ抽出装置およびプログラムは、動画から複数
のコマを抽出する際に、N回目のコマ抽出処理のコマ抽
出範囲を、N−1回目のコマ抽出処理で抽出された複数
のコマのうち、前記コマ選択手段によって選択されたコ
マを基準に特定されるようにしたから、簡単な操作で動
画内のコマ検索を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルプリント注文受付装置の説明図であ
る。
【図2】デジタルプリント注文受付装置のブロック図で
ある。
【図3】ファイル一覧画面の説明図である。
【図4】動画内のコマ検索画面の説明図である。
【図5】図4の画面で抽出処理を実行した後の検索画面
の説明図である。
【図6】図5の画面でさらに抽出処理を実行した後の検
索画面の説明図である。
【図7】抽出条件設定画面の説明図である。
【図8】プリント対象コマ一覧画面の説明図である。
【図9】プリント注文受付手順を示すフローチャートで
ある。
【図10】プリント対象コマ指定手順を示すフローチャ
ートである。
【図11】コマ抽出処理手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 デジタルプリント注文受付装置 16 受付機本体 17 モニタ 11 メモリーカード 12 受け渡し用メディア 18 キーボード 19 マウス 41 ファイル一覧画面 44 カーソル 51 コマ抽出ボタン 61 動画内のコマ検索画面 62 インデックス領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C052 AA11 AA17 AC08 DD02 EE08 FA02 FA03 FA06 FA07 FB05 FD07 FE04 5C053 FA04 FA08 FA23 GB06 GB36 HA22 HA30 JA24 LA02 LA03 LA11 LA14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された抽出条件に基づいて、動
    画から複数のコマを抽出するコマ抽出処理を実行するコ
    マ抽出手段と、 抽出された複数のコマをモニタに出力する画像出力手段
    と、 前記複数のコマのうちのいずれかを選択するコマ選択手
    段とが設けられており、 N回目のコマ抽出処理のコマ抽出範囲は、N−1回目の
    コマ抽出処理で抽出された複数のコマのうち、前記コマ
    選択手段によって選択されたコマを基準に特定されるこ
    とを特徴とする動画内のコマ抽出装置。
  2. 【請求項2】 前記抽出された複数のコマは時系列に沿
    って配列され、前記抽出条件には、コマ抽出範囲を特定
    するための特定条件と、特定されたコマ抽出範囲から抽
    出するコマ数とが含まれており、前記特定条件は、基準
    コマの前後2つのコマの間,基準コマとこの基準コマの
    前又は後の1つのコマとの間のいずれかであることを特
    徴とする請求項1記載の動画内のコマ抽出装置。
  3. 【請求項3】 予め設定された抽出条件に基づいて動画
    から複数のコマを抽出するステップと、抽出された複数
    のコマをモニタに出力するステップとをコンピュータに
    実行させる動画内のコマ抽出プログラムであって、 N回目のコマ抽出処理のコマ抽出範囲は、N−1回目の
    コマ抽出処理で抽出された複数のコマのうち、前記コマ
    選択手段によって選択されたコマを基準に特定されるこ
    とを特徴とする動画内のコマ抽出プログラム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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