JP2003274225A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

Info

Publication number
JP2003274225A
JP2003274225A JP2002077172A JP2002077172A JP2003274225A JP 2003274225 A JP2003274225 A JP 2003274225A JP 2002077172 A JP2002077172 A JP 2002077172A JP 2002077172 A JP2002077172 A JP 2002077172A JP 2003274225 A JP2003274225 A JP 2003274225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging
electronic camera
strobe
value
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002077172A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Suzuki
隆 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2002077172A priority Critical patent/JP2003274225A/ja
Publication of JP2003274225A publication Critical patent/JP2003274225A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】ストロボ発光用の充電期間中におけるモニタに
対する印加電力量を適切に制御することを可能とした電
子カメラを提供する。 【解決手段】システムコントローラ100は、ストロボ
6の充電開始時、この充電に電池118の電力をより多
く割り当てるために、液晶モニタ10のスルー画をオフ
にする。一方、この充電中に、レリーズボタン5による
レリーズ操作、ズームレバー4によるズーム操作および
メニューボタン13によるメニュー操作のいずれかが行
われた場合には、この充電完了を待たずに、その時点
で、液晶モニタ10のスルー画をオンに戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、いわゆるモニタ
表示機能とストロボ発光機能とを有する電子カメラに係
り、特に、ストロボ発光用の充電期間中におけるモニタ
に対する印加電力量を適切に制御することを可能とした
電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、被写体像を撮像光学系により半導
体撮像素子、たとえばCCD2次元イメージセンサ上に
結像して電気信号に変換し、これにより得られた被写体
像の画像データを半導体メモリや磁気ディスクのような
記録媒体に記録する、いわゆる電子カメラが広く普及し
つつある。
【0003】この種の電子カメラの多くは、記録媒体に
記録された画像データを再生するためのモニタを有して
おり、利用者は、撮影した画像をその場で即時に観賞す
ることが可能である。また、このモニタは、撮影した画
像を再生するだけでなく、光学ファインダに代わって被
写体を観察するためのいわゆるスルー画像を表示するた
めにも利用される。
【0004】ところで、このスルー画像の表示には、比
較的大きな電力が必要となる。したがって、同じく大き
な電力を必要とするストロボ発光用の充電を、このスル
ー画像の表示中に行うとすると、その電力供給源である
バッテリの大型化を図らざるを得ない。ところが、最近
では、小型軽量化の傾向が強く、バッテリの大型化は行
えないのが現状である。また、ストロボ発光用の充電を
小電力で行うと、その所要時間が長くなってしまい、使
い勝手に悪影響を与えてしまう。
【0005】このようなことから、たとえば特開平11
−112845号公報の電子カメラでは、ストロボ発光
用の充電期間中はモニタをオフにし、その充電完了後に
モニタをオンにするといった制御を行っている。この電
子カメラによれば、バッテリの限られた能力範囲内にお
いて、ストロボ発光機能とモニタ表示機能とを両立させ
ることが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平11−112845号公報の電子カメラでは、スト
ロボ発光用の充電が完了するまでは必ずモニタがオフに
なってしまう。近年、このモニタをファインダとして利
用して撮影を行う利用者が増えており、したがって、こ
の手の利用者は、ストロボ発光用の充電期間中は、次の
撮影の準備を行うことができないことになる。また、こ
の種の電子カメラでは、撮影モードの設定等をこのモニ
タに表示されるメニューに沿って行うことが一般的であ
るため、ストロボ発光用の充電期間中は、撮影モードの
設定等は行えない。つまり、同じ撮影モードや同じ焦点
距離で撮影を続ける場合には問題はないが、たとえば構
図を確認したり、あるいは撮影モードや焦点距離を変更
したい場合には、ストロボ発光用の充電が完了するまで
待たなければならず、シャッターチャンスを逃しやすい
といった問題があった。
【0007】この発明は、このような事情を考慮してな
されたものであり、ストロボ発光用の充電期間中におけ
るモニタに対する印加電力量を適切に制御することを可
能とした電子カメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、この発明は、第1に、表示手段と、ストロボ手
段と、前記ストロボ手段の充電期間中は前記表示手段に
印加される電力量を低下させるとともに、その充電期間
中に所定の操作がなされた場合には、前記表示手段に印
加される電力量を元の値に戻す制御手段とを具備するこ
とを特徴とする電子カメラを提供する。
【0009】この第1の電子カメラにおいては、ストロ
ボの充電期間中は、たとえば表示輝度を落としたり、バ
ックライトやモニタそのものをオフする等により、モニ
タに印加される電力量を低下させることを基本とし、レ
リーズ操作、ズーム操作およびメニュー操作等の所定の
操作が行われた場合には、例外的に、モニタに印加され
る電力量を元に戻すようにした。
【0010】これにより、ストロボの充電を短期間で完
了させることを基本としつつ、モニタを用いた各種操作
をストロボ充電期間中も行うことが可能となる。
【0011】また、この発明は、第2に、表示手段と、
ストロボ手段と、前記ストロボ手段の充電期間中は前記
表示手段に印加される電力量を通常時の第1の値から前
記第1の値よりも小さい第2の値に低下させるととも
に、その充電期間中に所定の操作がなされた場合には、
前記表示手段に印加される電力量を前記第2の値から前
記第2の値よりも大きく前記第1の値よりも小さい第3
の値に上昇させ、充電が完了したときに、前記表示手段
に印加される電力量を前記第1の値に戻す制御手段とを
具備することを特徴とする電子カメラを提供する。
【0012】この第2の電子カメラにおいては、ストロ
ボの充電期間中に所定の操作が行われた場合に、第1の
電子カメラが実施する、モニタに印加される電力量を元
に戻すことに代えて、通常時よりも低いがその参照には
耐えられる程度のレベルまで回復させるようにした。
【0013】これにより、モニタを用いた各種操作をス
トロボ充電期間中も行えるようにすることはそのまま維
持しつつ、さらに、このモニタを用いた各種操作が行わ
れた場合も、基本とするストロボ充電の短期間完了を少
しでも図れることになる。
【0014】また、この発明は、第3に、表示手段と、
ストロボ手段と、前記ストロボ手段の充電期間中は前記
表示手段に印加される電力量を低下させるとともに、充
電が完了したときに、前記表示手段に印加される電力量
を元の値に戻す制御手段とを具備することを特徴とする
電子カメラを提供する。
【0015】この第3の電子カメラにおいては、ストロ
ボの充電期間中は、通常時よりも低いがその参照には耐
えられる程度のレベルまでモニタに印加される電力量を
低下させるといった比較的簡単な制御で、ストロボ充電
の短期間完了とストロボ充電期間中におけるモニタを用
いた各種操作とを両立させることが可能となる。
【0016】また、この発明は、第4に、表示手段と、
ストロボ手段と、前記ストロボ手段の充電が開始された
ときに、その充電開始から所定の期間中は前記表示手段
に印加される電力量を低下させ、その期間後は、前記表
示手段に印加される電力量を元の値に戻す制御手段とを
具備することを特徴とする電子カメラを提供する。
【0017】この第4の電子カメラにおいては、ストロ
ボの充電が開始された後、たとえば予め定められた時間
が経過するまでの間や、ストロボの充電電圧値が予め定
められた値に達するまでの間等、所定の期間中はモニタ
に印加される電力量を低下させ、その期間後は、モニタ
に印加される電力量を元に戻すようにした。
【0018】この第4の電子カメラにおいては、ストロ
ボ充電の短期間完了を優先しつつ、その充電期間中にモ
ニタを用いた各種操作が行えない期間を最小限に止める
ことにより、その使い勝手が損なわれることを防止す
る。
【0019】また、この発明は、第5に、表示手段と、
ストロボ手段と、前記ストロボ手段の充電が開始された
ときに、その充電開始から所定の期間中は前記表示手段
に印加される電力量を通常時の第1の値から前記第1の
値よりも小さい第2の値に低下させ、その期間後から充
電完了までの間は、前記表示手段に印加される電力量を
前記第2の値から前記第2の値よりも大きく前記第1の
値よりも小さい第3の値に上昇させ、充電が完了したと
きに、前記表示手段に印加される電力量を前記第1の値
に戻す制御手段とを具備することを特徴とする電子カメ
ラを提供する。
【0020】この第5の電子カメラにおいては、ストロ
ボの充電開始から所定の期間が経過した後に、第4の電
子カメラが実施する、モニタに印加される電力量を元に
戻すことに代えて、通常時よりも低いがその参照には耐
えられる程度のレベルまで回復させるようにした。
【0021】これにより、ストロボ充電期間中にモニタ
を用いた各種操作が行えない期間を最小限に止めること
に加えて、さらに、基本とするストロボ充電の短期間完
了をより図れることになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。
【0023】(第1実施形態)まず、この発明の第1実
施形態について説明する。
【0024】図1は、この電子カメラの外観を示す図で
あり、(A)は、カメラ正面の外観斜視図、(B)は、
カメラ背面の外観斜視図、(C)は、カメラ背面から見
たファインダ部の外観図である。
【0025】図1の(A)に示すように、カメラ1の正
面には、フォーカスレンズやズームレンズ等からなる撮
影レンズ部2と、この撮影レンズ部2を保護するレンズ
バリア3等が設けられている。また、カメラ上面には、
撮影レンズ部2のズームレンズ位置をテレ(望遠)位置
またはワイド(広角)位置へ移動指示するためのズーム
レバー4、撮影指示を行うためのレリーズボタン5、被
写体が暗い場合等に発光されるストロボ6等が設けられ
ている。
【0026】また、図1の(B)に示すように、カメラ
背面には、ファインダ部7の他に、赤外LED8とPS
D9とが設けられており、これらによりカメラ背面と撮
影者との間の距離が測定されるようになっている。すな
わち、手で把持したカメラ1の赤外LED8からの出射
光が撮影者によって反射され、その反射光をPSD9で
受光することにより、カメラ背面と撮影者との間の測距
が行われる。また、カメラ背面には、撮影画像や各種メ
ニュー等が表示される液晶(LCD)モニタ10、その
撮影画像や各種メニュー等の選択を行うための十字キー
ボタン11、液晶モニタのオン/オフを行うための液晶
モニタボタン12、液晶(LCD)モニタ10にトップ
メニューを表示させ、または、各種メニュー上での設定
内容を確定させて表示中のメニューを消灯させるための
メニューボタン13等が設けられている。
【0027】また、図1の(C)に示すように、ファイ
ンダ部7は、ユーザが被写体のいずれの位置に焦点を合
わせるかを決める際に利用されるAF(Auto Focus)タ
ーゲットマーク14、ストロボ発光時や光量不足でスト
ロボ発光が必要なとき等に発光するファインダLED1
5a、焦点調整時に発光するファインダLED15b等
を備えている。なお、ファインダLED15a,15b
は、撮影者とカメラ1との間の距離の測定を行う際にも
発光されるようになっている。
【0028】図2は、この電子カメラの内部構成を示す
図である。
【0029】図2に示すように、この電子カメラは、撮
影レンズ2により結像された被写体像を光電変換して電
気信号として出力するCCD101と、このCCD10
1の出力に所定の画像処理等を施す撮像回路102と、
この撮像回路102の出力をデジタル信号に変換するA
/D変換回路103と、このA/D変換回路103の出
力に所定の補正処理等を施す補正回路104と、この補
正回路104の出力を画像データとして記憶するフレー
ムメモリ105と、このフレームメモリ105から読み
出された画像データを一時的に格納するFIFOメモリ
106と、画像データを恒久的に格納する、たとえば着
脱自在に構成されたメモリカード等の記録媒体108
と、この記録媒体との間でデータの授受を行うためのイ
ンタフェース機能を提供する記録媒体I/F107と、
FIFOメモリ106から読み出された画像データで表
現される画像に日付等のオンスクリーン情報を重畳させ
るビデオエンコード回路109と、このビデオエンコー
ド回路109から出力されたデジタルの画像データをア
ナログ信号であるビデオ信号(画像信号)へと変換する
ビデオ出力回路110と、同じくビデオエンコード回路
109から出力された画像データに基づいてTFTパネ
ル112を駆動するTFT液晶駆動回路111と、この
TFT液晶駆動回路111によって駆動されてビデオエ
ンコード回路109から出力された画像データで表現さ
れる画像を表示する、前述した液晶モニタ10として用
いられるTFTパネル112と、このTFTパネル11
2と一体となって液晶モニタ10を構成し、TFTパネ
ル112の液晶部をその背面から照射するたとえば白色
LED等の光源が設けられたバックライトユニット11
3とを有している。
【0030】これら各部の駆動を含むこの電子カメラに
関する統括的な制御は、システムコントローラ100に
よって司られ、このシステムコントローラ100は、ア
クチュエータ駆動回路114を介してアクチュエータ1
15を駆動制御する。アクチュエータ駆動回路114
は、アクチュエータ115を駆動させる回路であり、ま
た、アクチュエータ115は、機械式シャッタの駆動装
置や、あるいはレンズ2を駆動させるためのモータ(A
F用モータ、ズーミング用モータ等)などといった作動
装置である。
【0031】また、このシステムコントローラ100に
は、前述したストロボ6として用いられるストロボ発光
部116が接続される。このストロボ発光部116は、
所定量の電荷を蓄積可能なコンデンサを備えており、こ
のコンデンサを充放電させることにより、システムコン
トローラ100は、このストロボ発光部116の駆動を
制御する。
【0032】さらに、システムコントローラ100に
は、前述したズームレバー4、レリーズボタン5、十字
キーボタン11、液晶モニタボタン12およびメニュー
ボタン13を有して構成される操作部117と、赤外L
ED8、PSD9およびファインダLED15a,15
bとが接続される。
【0033】また、この電子カメラは、電池118およ
び電源回路119を有しており、電池118の電力が、
電源回路119により適切な駆動電圧に変換されて、こ
の電子カメラ内部の各部に供給されるようになってい
る。
【0034】そして、システムコントローラ100は、
前述した各種の制御のほか、ストロボ6の充電期間中に
おける液晶モニタ10に対する印加電力量を適切に制御
するといった、この発明に特有のモニタ制御を有する。
以下、このモニタ制御について詳細に説明する。
【0035】このモニタ制御を実行するために、システ
ムコントローラ100は、モニタ制御部100aを具備
する。まず、図3を参照して、このモニタ制御部100
aを具備することによりシステムコントローラ100が
実行するモニタ制御の動作原理を説明する。
【0036】図3中、(A)は、前述した特開平11−
112845号公報の電子カメラを含む従来の電子カメ
ラが実行するモニタ制御の動作原理を説明するためのタ
イミングチャート、(B)は、この電子カメラのシステ
ムコントローラ100が実行するモニタ制御の動作原理
を説明するためのタイミングチャートである。
【0037】図3に示された通り、従来では、たとえば
撮影を行った後、ストロボの充電を開始したときに、モ
ニタをオフにする。そして、その充電が完了したとき
に、モニタをオンに戻す。これに対して、このシステム
コントローラ100は、ストロボ6の充電開始により液
晶モニタ10をオフにした後、その充電が完了する前で
あっても、レリーズボタン5によるレリーズ操作、ズー
ムレバー4によるズーム操作およびメニューボタン13
によるメニュー操作のいずれかが行われた場合には、そ
の時点で液晶モニタ10をオンに戻す。
【0038】つまり、この第1実施形態の電子カメラ
は、ストロボ6の充電を短期間で完了させることを基本
としつつ、液晶モニタ10を用いた各種操作をストロボ
充電期間中も行うことを可能とする。
【0039】図4および図5は、この第1実施形態の電
子カメラにおいて実行されるモニタ制御の動作手順を示
すフローチャートである。
【0040】電源が投入されると、システムコントロー
ラ100は、いわゆる初期設定処理を行い(ステップA
1)、液晶モニタ10のスルー画をオンにする(ステッ
プA2)。また、システムコントローラ100は、スト
ロボ6の充電を開始し(ステップA3)、充電電圧が終
了電圧まで達したら(ステップA4のYES)、この充
電を停止する(ステップA5)。
【0041】その後、システムコントローラ100は、
まず、ズームレバー4によるズーム操作がなされている
かどうかを調べ(ステップA6)、なされていれば(ス
テップA6のYES)、ズーム動作を開始する(ステッ
プA7)。このズーム操作に基づくズーム動作は、テレ
(望遠)位置もしくはワイド(広角)位置の末端に達す
るまでの間(ステップA8のNO)であって、そのズー
ム操作が終了するまでの間(ステップA9のNO)は続
けられ、テレ(望遠)位置もしくはワイド(広角)位置
の末端に達したか(ステップA8のYES)、または、
そのズーム操作が終了したとき(ステップA9のYE
S)、システムコントローラ100は、このズーム動作
を停止する(ステップA10)。
【0042】また、ステップA6でズーム操作がなされ
ていなければ(ステップA6のNO)、システムコント
ローラ100は、メニューボタン13によるメニュー操
作がなされているかどうかを調べ(ステップA11)、
なされていれば(ステップA11のYES)、スルー画
に重畳させて液晶モニタ10にメニューを表示する(ス
テップA12)。その後、システムコントローラ100
は、利用者のメニュー操作に基づき、メニュー表示の更
新やモード設定を行い(ステップA13のYES,A1
4)、再度、メニューボタン13が押されたときに(ス
テップA15のYES)、このスルー画に重畳させて表
示したメニューを消灯する(ステップA16)。
【0043】さらに、ステップA11でメニュー操作が
なされていなければ(ステップA11のNO)、システ
ムコントローラ100は、レリーズボタン5によるレリ
ーズ操作がなされたかどうかを調べ(ステップA1
7)、なされていなければ(ステップA17のNO)、
ステップA6からの処理を繰り返す。一方、レリーズ操
作がなされていれば(ステップA17のYES)、シス
テムコントローラ100は、自動露出および自動合焦の
各処理を行い(ステップA18,A19)、被写体像の
撮影および記録を行う(ステップA20)。
【0044】この撮影および記録を終えると、システム
コントローラ100は、ストロボ6の充電に電池118
の電力をより多く割り当てるために、液晶モニタ10の
スルー画をオフにする(ステップA21)。このスルー
画のオフは、TFTパネル112を含むTFT液晶駆動
回路111の駆動およびバックライトユニット113の
駆動を停止させることにより行っても良いし、あるい
は、バックライトユニット113の輝度を落とすことに
より行っても良い。
【0045】そして、液晶モニタ10のスルー画をオフ
にすると同時に、システムコントローラ100は、スト
ロボ6の充電を開始する(ステップA22)。その後、
システムコントローラ100は、まず、レリーズボタン
5によるレリーズ操作がなされたかどうかを調べ(ステ
ップA23)、なされていれば(ステップA23のYE
S)、その時点で、スルー画をオンに戻す(ステップA
24)。そして、システムコントローラ100は、ま
ず、充電電圧が終了電圧まで達しているかどうかを調べ
(ステップA25)、達していなければ(ステップA2
5のNO)、ファインダLED15aを発光させて、ス
トロボ6が充電中である旨を利用者に警告し(ステップ
A26)、その充電を継続する。一方、充電電圧が終了
電圧まで達していたら(ステップA25のYES)、シ
ステムコントローラ100は、この充電を停止し(ステ
ップA27)、ステップA18からの処理を繰り返す。
【0046】また、ステップA23でレリーズ操作がな
されていなければ(ステップA23のNO)、システム
コントローラ100は、ズームレバー4によるズーム操
作がなされているかどうかを調べ(ステップA28)、
なされていれば(ステップA28のYES)、その時点
で、スルー画をオンに戻す(ステップA29)。そし
て、システムコントローラ100は、このズーム操作に
基づくズーム動作を開始し(ステップA30)、その
後、テレ(望遠)位置もしくはワイド(広角)位置の末
端に達したか(ステップA31のYES)、または、そ
のズーム操作が終了したときに(ステップA31のYE
S)、このズーム動作を停止する(ステップA33)。
また、システムコントローラ100は、このズーム操作
に基づく動作中、ストロボ6の充電電圧が終了電圧まで
達したかどうかを調べ(ステップA34)、達していれ
ば(ステップA34のYES)、この充電を終了する
(ステップA35)。
【0047】さらに、ステップA28でズーム操作がな
されていなければ(ステップA28のNO)、システム
コントローラ100は、メニューボタン13によるメニ
ュー操作がなされているかどうかを調べ(ステップA3
6)、なされていれば(ステップA36のYES)、そ
の時点で、スルー画をオンに戻す(ステップA37)。
そして、システムコントローラ100は、スルー画に重
畳させて液晶モニタ10にメニューを表示し(ステップ
A38)、利用者のメニュー操作に基づき、メニュー表
示の更新やモード設定を行う(ステップA39のYE
S,A40)。また、システムコントローラ100は、
ストロボ6の充電電圧が終了電圧まで達したかどうかを
調べ(ステップA41)、達していれば(ステップA4
1のYES)、この充電を終了する(ステップA4
2)。そして、システムコントローラ100は、再度、
メニューボタン13が押されたときに(ステップA43
のYES)、スルー画に重畳させて表示したメニューを
消灯する(ステップA44)。
【0048】次に、ステップA36でメニュー操作がな
されていなければ(ステップA36のNO)、システム
コントローラ100は、前述した一連の動作の中で既に
充電が停止されているかどうかを調べ(ステップA4
5)、停止されていれば(ステップA45のYES)、
ステップA6からの処理を繰り返す。一方、充電が停止
されていなければ(ステップA45のNO)、改めて、
ストロボ6の充電電圧が終了電圧まで達したかどうかを
調べ(ステップA46)、達していなければ(ステップ
A46のNO)、ステップA23からの処理を繰り返
す。そして、充電電圧が終了電圧まで達していたら(ス
テップA46のYES)、システムコントローラ100
は、この充電を停止し(ステップA47)、スルー画を
オンに戻した後(ステップA48)、ステップA6から
の処理を繰り返す。
【0049】このように、この電子カメラでは、ストロ
ボ6の充電期間中は、液晶モニタ10のスルー画出力を
オフにすることを基本とし、レリーズ操作、ズーム操作
およびメニュー操作のいずれかの操作が行われた場合に
は、例外的に、この液晶モニタ10のスルー画をオンに
戻すといった適切なモニタ制御が実行されることにな
る。
【0050】(第2実施形態)次に、この発明の第2実
施形態について説明する。
【0051】図6は、第2実施形態に係る電子カメラに
おいて実行されるモニタ制御の動作原理を説明するため
の図である。
【0052】図6中、(A)は、前述した特開平11−
112845号公報の電子カメラを含む従来の電子カメ
ラが実行するモニタ制御の動作原理を説明するためのタ
イミングチャート、(B)は、この第2実施形態のシス
テムコントローラ100が実行するモニタ制御の動作原
理を説明するためのタイミングチャートである。
【0053】この第2実施形態と前述した第1実施形態
との違いは、図6に示すように、ストロボ6の充電開始
により液晶モニタ10をオフにした後、レリーズボタン
5によるレリーズ操作、ズームレバー4によるズーム操
作およびメニューボタン13によるメニュー操作のいず
れかが行われた場合に、液晶モニタ10を通常時よりも
低輝度でオンにする点にある。
【0054】つまり、この第2実施形態の電子カメラ
は、第1実施形態で説明した、液晶モニタ10を用いた
各種操作をストロボ6の充電期間中も行えるようにする
ことはそのまま維持しつつ、さらに、この液晶モニタ1
0を用いた各種操作が行われた場合においても、基本と
するストロボ6の充電短期間完了を少しでも図ることを
可能とする。
【0055】図7および図8は、この第2実施形態の電
子カメラにおいて実行されるモニタ制御の動作手順を示
すフローチャートである。なお、このうち、図7に示す
ステップB1〜ステップB20の動作手順は、前述した
第1実施形態の図4に示したステップA1〜ステップA
20の動作手順と同じであるため、ここでは、図8に示
すステップB21からの動作手順を説明する。
【0056】撮影および記録を終えたとき、システムコ
ントローラ100は、ストロボ6の充電に電池118の
電力をより多く割り当てるために、液晶モニタ10のス
ルー画をオフにする(ステップB21)。このスルー画
のオフは、TFTパネル112を含むTFT液晶駆動回
路111の駆動およびバックライトユニット113の駆
動を停止させることにより行っても良いし、あるいは、
バックライトユニット113の輝度を落とすことにより
行っても良い。
【0057】そして、液晶モニタ10のスルー画をオフ
にすると同時に、システムコントローラ100は、スト
ロボ6の充電を開始する(ステップB22)。その後、
システムコントローラ100は、まず、レリーズボタン
5によるレリーズ操作がなされたかどうかを調べ(ステ
ップB23)、なされていれば(ステップB23のYE
S)、バックライトユニット113の輝度を半減させた
状態で、スルー画をオンに戻す(ステップB24)。そ
して、システムコントローラ100は、まず、充電電圧
が終了電圧まで達しているかどうかを調べ(ステップB
25)、達していなければ(ステップB25のNO)、
ファインダLED15aを発光させて、ストロボ6が充
電中である旨を利用者に警告し(ステップB26)、そ
の充電を継続する。一方、充電電圧が終了電圧まで達し
ていたら(ステップB25のYES)、システムコント
ローラ100は、この充電を停止し(ステップB2
7)、バックライトユニット113の輝度を通常に戻し
た後(ステップB28)、ステップB18からの処理を
繰り返す。
【0058】また、ステップB23でレリーズ操作がな
されていなければ(ステップB23のNO)、システム
コントローラ100は、ズームレバー4によるズーム操
作がなされているかどうかを調べ(ステップB29)、
なされていれば(ステップB29のYES)、バックラ
イトユニット113の輝度を半減させた状態で、スルー
画をオンに戻す(ステップB30)。そして、システム
コントローラ100は、このズーム操作に基づくズーム
動作を開始し(ステップB31)、その後、テレ(望
遠)位置もしくはワイド(広角)位置の末端に達したか
(ステップB32のYES)、または、そのズーム操作
が終了したときに(ステップB33のYES)、このズ
ーム動作を停止する(ステップB34)。また、システ
ムコントローラ100は、このズーム操作に基づく動作
中、ストロボ6の充電電圧が終了電圧まで達したかどう
かを調べ(ステップB35)、達していれば(ステップ
B35のYES)、この充電を終了し(ステップB3
6)、バックライトユニット113の輝度を通常に戻す
(ステップB37)。
【0059】さらに、ステップB29でズーム操作がな
されていなければ(ステップB29のNO)、システム
コントローラ100は、メニューボタン13によるメニ
ュー操作がなされているかどうかを調べ(ステップB3
8)、なされていれば(ステップB38のYES)、バ
ックライトユニット113の輝度を半減させた状態で、
スルー画をオンに戻す(ステップB39)。そして、シ
ステムコントローラ100は、スルー画に重畳させて液
晶モニタ10にメニューを表示し(ステップB40)、
利用者のメニュー操作に基づき、メニュー表示の更新や
モード設定を行う(ステップB41のYES,B4
2)。また、システムコントローラ100は、ストロボ
6の充電電圧が終了電圧まで達したかどうかを調べ(ス
テップB43)、達していれば(ステップB43のYE
S)、この充電を終了し(ステップB44)、バックラ
イトユニット113の輝度を通常に戻す(ステップB4
5)。そして、システムコントローラ100は、再度、
メニューボタン13が押されたときに(ステップB46
のYES)、このスルー画に重畳させて表示したメニュ
ーを消灯する(ステップB47)。
【0060】次に、ステップB38でメニュー操作がな
されていなければ(ステップB38のNO)、システム
コントローラ100は、前述した一連の動作の中で既に
充電が停止されているかどうかを調べ(ステップB4
8)、停止されていれば(ステップB48のYES)、
ステップB6からの処理を繰り返す。一方、充電が停止
されていなければ(ステップB48のNO)、改めて、
ストロボ6の充電電圧が終了電圧まで達したかどうかを
調べ(ステップB49)、達していなければ(ステップ
B49のNO)、ステップB23からの処理を繰り返
す。そして、充電電圧が終了電圧まで達していたら(ス
テップB49のYES)、システムコントローラ100
は、この充電を停止し(ステップB50)、バックライ
トユニット113の輝度を通常とした状態で、スルー画
をオンに戻して(ステップB51)、ステップB6から
の処理を繰り返す。
【0061】このように、この電子カメラでは、ストロ
ボ6の充電期間中にレリーズ操作、ズーム操作およびメ
ニュー操作のいずれかの操作が行われた場合に、通常時
よりも低いがその参照には耐えられる程度のレベルで液
晶モニタ10のスルー画をオンに戻すといった適切なモ
ニタ制御が実行されることになる。
【0062】(第3実施形態)次に、この発明の第3実
施形態について説明する。
【0063】図9は、第3実施形態に係る電子カメラに
おいて実行されるモニタ制御の動作原理を説明するため
の図である。
【0064】図9中、(A)は、前述した特開平11−
112845号公報の電子カメラを含む従来の電子カメ
ラが実行するモニタ制御の動作原理を説明するためのタ
イミングチャート、(B)は、この第3実施形態のシス
テムコントローラ100が実行するモニタ制御の動作原
理を説明するためのタイミングチャートである。
【0065】この第3実施形態と前述した第1実施形態
との違いは、図9に示すように、ストロボ6の充電を開
始した後、この充電が完了するまでの間は、一律に、液
晶モニタ10を通常時よりも低輝度に落とす点にある。
【0066】つまり、この第3実施形態の電子カメラ
は、レリーズボタン5によるレリーズ操作、ズームレバ
ー4によるズーム操作またはメニューボタン13による
メニュー操作が行われたかどうかを監視する、などとい
ったことを一切行わずに、比較的簡単な制御で、ストロ
ボ6の充電の短期間完了とストロボ6の充電期間中にお
ける液晶モニタ10を用いた各種操作とを両立させるこ
とを可能とする。
【0067】図10および図11は、この第3実施形態
の電子カメラにおいて実行されるモニタ制御の動作手順
を示すフローチャートである。なお、このうち、図10
に示すステップC1〜ステップC20の動作手順は、前
述した第1実施形態の図4に示したステップA1〜ステ
ップA20の動作手順と同じであるため、ここでは、図
11に示すステップC21からの動作手順を説明する。
【0068】撮影および記録を終えたとき、システムコ
ントローラ100は、ストロボ6の充電に電池118の
電力をより多く割り当てるために、バックライトユニッ
ト113の輝度を半減させる(ステップC21)。そし
て、このバックライトユニット113の輝度半減と同時
に、システムコントローラ100は、ストロボ6の充電
を開始する(ステップC22)。
【0069】その後、システムコントローラ100は、
ストロボ6の充電電圧が終了電圧まで達するのを待機し
(ステップC23)、終了電圧まで達したら(ステップ
C23のYES)、この充電を停止し(ステップC2
4)、バックライトユニット113の輝度を通常に戻し
て(ステップC25)、ステップC6からの処理を繰り
返す。
【0070】このように、この電子カメラでは、ストロ
ボ6の充電期間中は、通常時よりも低いがその参照には
耐えられる程度のレベルにバックライトユニット113
の輝度を低下させるといった適切なモニタ制御が実行さ
れることになる。
【0071】(第4実施形態)次に、この発明の第4実
施形態について説明する。
【0072】図12は、第4実施形態に係る電子カメラ
において実行されるモニタ制御の動作原理を説明するた
めの図である。
【0073】図12中、(A)は、前述した特開平11
−112845号公報の電子カメラを含む従来の電子カ
メラが実行するモニタ制御の動作原理を説明するための
タイミングチャート、(B)は、この第4実施形態のシ
ステムコントローラ100が実行するモニタ制御の動作
原理を説明するためのタイミングチャートである。
【0074】この第4実施形態と前述した第1実施形態
との違いは、図12に示すように、ストロボ6の充電を
開始した後、(充電完了前の)予め定められた期間の
み、液晶モニタ10をオフにする点にある。
【0075】つまり、この第4実施形態の電子カメラ
は、ストロボ6の充電の短期間完了を優先しつつ、その
充電期間中に液晶モニタ10を用いた各種操作が行えな
い期間を最小限に止めることにより、その使い勝手が損
なわれることを防止することを可能とする。
【0076】図13および図14は、この第4実施形態
の電子カメラにおいて実行されるモニタ制御の動作手順
を示すフローチャートである。なお、このうち、図13
に示すステップD1〜ステップD20の動作手順は、前
述した第1実施形態の図4に示したステップA1〜ステ
ップA20の動作手順と同じであるため、ここでは、図
14に示すステップD21からの動作手順を説明する。
【0077】撮影および記録を終えたとき、システムコ
ントローラ100は、ストロボ6の充電に電池118の
電力をより多く割り当てるために、液晶モニタ10のス
ルー画をオフにする(ステップD21)。このスルー画
のオフは、TFTパネル112を含むTFT液晶駆動回
路111の駆動およびバックライトユニット113の駆
動を停止させることにより行っても良いし、あるいは、
バックライトユニット113の輝度を落とすことにより
行っても良い。
【0078】そして、液晶モニタ10のスルー画をオフ
にすると同時に、システムコントローラ100は、スト
ロボ6の充電を開始する(ステップD22)。その後、
システムコントローラ100は、ストロボ6の充電電圧
が所定の値を越えたかどうかを監視し(ステップD2
3)、越えた時点で(ステップD23のYES)、スル
ー画をオンに戻す(ステップD24)。また、システム
コントローラ100は、その充電電圧が終了電圧まで達
したかどうかを調べ(ステップD25)、達していたら
(ステップD25のYES)、この充電を停止し(ステ
ップD26)、ステップD6からの処理を繰り返す。
【0079】なお、ここでは、ストロボ6の充電電圧が
所定の値を越えたときに、スルー画をオンに戻す例を説
明したが、たとえばストロボ6の充電開始後、予め定め
られた時間が経過したときに、スルー画をオンに戻すよ
うにしても良い。
【0080】このように、この電子カメラでは、ストロ
ボ6の充電が開始された後、たとえば予め定められた時
間が経過するまでの間や、ストロボ6の充電電圧値が予
め定められた値に達するまでの間等、所定の期間中は液
晶モニタ10をオフにし、その期間後は、液晶モニタ1
0をオンに戻すといった適切なモニタ制御が実行される
ことになる。
【0081】(第5実施形態)次に、この発明の第5実
施形態について説明する。
【0082】図15は、第5実施形態に係る電子カメラ
において実行されるモニタ制御の動作原理を説明するた
めの図である。
【0083】図15中、(A)は、前述した特開平11
−112845号公報の電子カメラを含む従来の電子カ
メラが実行するモニタ制御の動作原理を説明するための
タイミングチャート、(B)は、この第5実施形態のシ
ステムコントローラ100が実行するモニタ制御の動作
原理を説明するためのタイミングチャートである。
【0084】この第5実施形態の電子カメラの特徴は、
前述した第4実施形態のモニタ制御において、ストロボ
6の充電開始から所定の期間が経過した後、液晶モニタ
10をオンに戻すときに、その輝度を通常時よりも低下
させた点にある。
【0085】つまり、この第5実施形態の電子カメラ
は、第4実施形態の電子カメラと比較して、ストロボ6
の充電期間中に液晶モニタ10を用いた各種操作が行え
ない期間を最小限に止めることに加えて、さらに、基本
とするストロボ6の充電の短期間完了をより図ることを
可能とする。
【0086】図16および図17は、この第5実施形態
の電子カメラにおいて実行されるモニタ制御の動作手順
を示すフローチャートである。なお、このうち、図16
に示すステップE1〜ステップE20の動作手順は、前
述した第1実施形態の図4に示したステップA1〜ステ
ップA20の動作手順と同じであるため、ここでは、図
17に示すステップE21からの動作手順を説明する。
【0087】撮影および記録を終えたとき、システムコ
ントローラ100は、ストロボ6の充電に電池118の
電力をより多く割り当てるために、液晶モニタ10のス
ルー画をオフにする(ステップE21)。そして、この
スルー画をオフにすると同時に、システムコントローラ
100は、ストロボ6の充電を開始する(ステップE2
2)。
【0088】その後、システムコントローラ100は、
ストロボ6の充電電圧が所定の値を越えたかどうかを監
視し(ステップE23)、越えた時点で(ステップE2
3のYES)、バックライトユニット113の輝度を半
減させた状態で、スルー画をオンに戻す(ステップE2
4)。また、システムコントローラ100は、ストロボ
6の充電電圧が終了電圧まで達したかどうかを調べ(ス
テップE25)、達していたら(ステップE25のYE
S)、この充電を停止し(ステップE26)、バックラ
イトユニット113の輝度を通常に戻して(ステップE
27)、ステップE6からの処理を繰り返す。
【0089】このように、この電子カメラでは、ストロ
ボ6の充電開始から所定の期間が経過した後に、通常時
よりも低いがその参照には耐えられる程度のレベルで液
晶モニタ10のスルー画をオンに戻すといった適切なモ
ニタ制御が実行されることになる。
【0090】なお、本願発明は、前記実施形態に限定さ
れるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。更に、前記実
施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示され
る複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々
の発明が抽出され得る。たとえば、実施形態に示される
全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明
が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、
発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合に
は、この構成要件が削除された構成が発明として抽出さ
れ得る。
【0091】
【発明の効果】以上、詳述したように、この発明によれ
ば、ストロボの充電期間中は、モニタに印加される電力
量を低下させることを基本とし、たとえば所定の操作が
行われた場合には、例外的に、モニタに印加される電力
量を元に戻すなど、ストロボ発光用の充電期間中におけ
るモニタに対する印加電力量を適切に制御することを可
能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る電子カメラの外
観を示す図。
【図2】同第1実施形態の電子カメラの内部構成を示す
図。
【図3】同第1実施形態の電子カメラにおいて実行され
るモニタ制御の動作原理を説明するための図。
【図4】同第1実施形態の電子カメラのシステムコント
ローラが実行するモニタ制御の動作手順を示す第1のフ
ローチャート。
【図5】同第1実施形態の電子カメラのシステムコント
ローラが実行するモニタ制御の動作手順を示す第2のフ
ローチャート。
【図6】同第2実施形態の電子カメラにおいて実行され
るモニタ制御の動作原理を説明するための図。
【図7】同第2実施形態の電子カメラのシステムコント
ローラが実行するモニタ制御の動作手順を示す第1のフ
ローチャート。
【図8】同第2実施形態の電子カメラのシステムコント
ローラが実行するモニタ制御の動作手順を示す第2のフ
ローチャート。
【図9】同第3実施形態の電子カメラにおいて実行され
るモニタ制御の動作原理を説明するための図。
【図10】同第3実施形態の電子カメラのシステムコン
トローラが実行するモニタ制御の動作手順を示す第1の
フローチャート。
【図11】同第3実施形態の電子カメラのシステムコン
トローラが実行するモニタ制御の動作手順を示す第2の
フローチャート。
【図12】同第4実施形態の電子カメラにおいて実行さ
れるモニタ制御の動作原理を説明するための図。
【図13】同第4実施形態の電子カメラのシステムコン
トローラが実行するモニタ制御の動作手順を示す第1の
フローチャート。
【図14】同第4実施形態の電子カメラのシステムコン
トローラが実行するモニタ制御の動作手順を示す第2の
フローチャート。
【図15】同第5実施形態の電子カメラにおいて実行さ
れるモニタ制御の動作原理を説明するための図。
【図16】同第5実施形態の電子カメラのシステムコン
トローラが実行するモニタ制御の動作手順を示す第1の
フローチャート。
【図17】同第5実施形態の電子カメラのシステムコン
トローラが実行するモニタ制御の動作手順を示す第2の
フローチャート。
【符号の説明】
1…カメラ本体 2…撮影レンズ 3…レンズバリア 4…ズームレバー 5…レリーズボタン 6…ストロボ 7…ファインダ部 8…赤外LED 9…PSD 10…液晶(LCD)モニタ 11…十字キーボタン 12…液晶モニタボタン 13…メニューボタン 14…AFターゲットマーク 15a,b…ファインダLED 100…システムコントローラ 100a…モニタ制御部 101…CCD 102…撮像回路 103…A/D変換回路 104…補正回路 105…フレームメモリ 106…FIFOメモリ 107…記録媒体I/F 108…記録媒体 109…ビデオエンコード回路 110…ビデオ出力回路 111…TFT液晶駆動回路 112…TFTパネル 113…バックライトユニット 114…アクチュエータ駆動回路 115…アクチュエータ 116…ストロボ発光部 117…操作部 118…電池 119…電源回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 H04N 101:00

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示手段と、 ストロボ手段と、 前記ストロボ手段の充電期間中は前記表示手段に印加さ
    れる電力量を低下させるとともに、その充電期間中に所
    定の操作がなされた場合には、前記表示手段に印加され
    る電力量を元の値に戻す制御手段とを具備することを特
    徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 前記所定の操作は、レリーズ操作、ズー
    ム操作およびメニュー操作であることを特徴とする請求
    項1記載の電子カメラ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、その表示輝度を変化さ
    せることによって前記表示手段に印加される電力量を制
    御することを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、その稼働および停止を
    切り換えることによって前記表示手段に印加される電力
    量を制御することを特徴とする請求項1記載の電子カメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 表示手段と、 ストロボ手段と、 前記ストロボ手段の充電期間中は前記表示手段に印加さ
    れる電力量を通常時の第1の値から前記第1の値よりも
    小さい第2の値に低下させるとともに、その充電期間中
    に所定の操作がなされた場合には、前記表示手段に印加
    される電力量を前記第2の値から前記第2の値よりも大
    きく前記第1の値よりも小さい第3の値に上昇させ、充
    電が完了したときに、前記表示手段に印加される電力量
    を前記第1の値に戻す制御手段とを具備することを特徴
    とする電子カメラ。
  6. 【請求項6】 前記所定の操作は、レリーズ操作、ズー
    ム操作およびメニュー操作であることを特徴とする請求
    項5記載の電子カメラ。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、その表示輝度を変化さ
    せることによって前記表示手段に印加される電力量を制
    御することを特徴とする請求項5記載の電子カメラ。
  8. 【請求項8】 表示手段と、 ストロボ手段と、 前記ストロボ手段の充電期間中は前記表示手段に印加さ
    れる電力量を低下させるとともに、充電が完了したとき
    に、前記表示手段に印加される電力量を元の値に戻す制
    御手段とを具備することを特徴とする電子カメラ。
  9. 【請求項9】 前記所定の操作は、レリーズ操作、ズー
    ム操作およびメニュー操作であることを特徴とする請求
    項8記載の電子カメラ。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、その表示輝度を変化
    させることによって前記表示手段に印加される電力量を
    制御することを特徴とする請求項8記載の電子カメラ。
  11. 【請求項11】 表示手段と、 ストロボ手段と、 前記ストロボ手段の充電が開始されたときに、その充電
    開始から所定の期間中は前記表示手段に印加される電力
    量を低下させ、その期間後は、前記表示手段に印加され
    る電力量を元の値に戻す制御手段とを具備することを特
    徴とする電子カメラ。
  12. 【請求項12】 前記所定の期間は、予め定められた時
    間であることを特徴とする請求項11記載の電子カメ
    ラ。
  13. 【請求項13】 前記所定の期間は、前記ストロボ手段
    の充電電圧値が予め定められた値を越えるまでの間であ
    ることを特徴とする請求項11記載の電子カメラ。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、その表示輝度を変化
    させることによって前記表示手段に印加される電力量を
    制御することを特徴とする請求項11記載の電子カメ
    ラ。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、その稼働および停止
    を切り換えることによって前記表示手段に印加される電
    力量を制御することを特徴とする請求項11記載の電子
    カメラ。
  16. 【請求項16】 表示手段と、 ストロボ手段と、 前記ストロボ手段の充電が開始されたときに、その充電
    開始から所定の期間中は前記表示手段に印加される電力
    量を通常時の第1の値から前記第1の値よりも小さい第
    2の値に低下させ、その期間後から充電完了までの間
    は、前記表示手段に印加される電力量を前記第2の値か
    ら前記第2の値よりも大きく前記第1の値よりも小さい
    第3の値に上昇させ、充電が完了したときに、前記表示
    手段に印加される電力量を前記第1の値に戻す制御手段
    とを具備することを特徴とする電子カメラ。
  17. 【請求項17】 前記所定の期間は、予め定められた時
    間であることを特徴とする請求項16記載の電子カメ
    ラ。
  18. 【請求項18】 前記所定の期間は、前記ストロボ手段
    の充電電圧値が予め定められた値を越えるまでの間であ
    ることを特徴とする請求項16記載の電子カメラ。
  19. 【請求項19】 前記制御手段は、その表示輝度を変化
    させることによって前記表示手段に印加される電力量を
    制御することを特徴とする請求項16記載の電子カメ
    ラ。
JP2002077172A 2002-03-19 2002-03-19 電子カメラ Pending JP2003274225A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002077172A JP2003274225A (ja) 2002-03-19 2002-03-19 電子カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002077172A JP2003274225A (ja) 2002-03-19 2002-03-19 電子カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003274225A true JP2003274225A (ja) 2003-09-26

Family

ID=29205634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002077172A Pending JP2003274225A (ja) 2002-03-19 2002-03-19 電子カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003274225A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7118638B2 (en) 2002-08-28 2006-10-10 Yamaichi Electronics Co., Ltd. Nonwoven fabric, hygroscopic member, method and apparatus for producing nonwoven fabric and organic electroluminescence display
JP2007081462A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7118638B2 (en) 2002-08-28 2006-10-10 Yamaichi Electronics Co., Ltd. Nonwoven fabric, hygroscopic member, method and apparatus for producing nonwoven fabric and organic electroluminescence display
JP2007081462A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法
JP4636978B2 (ja) * 2005-09-09 2011-02-23 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7634186B2 (en) Imaging apparatus, image storage apparatus, imaging method, storage method, recording medium recording imaging program, and recording medium recording storage program
JP2001350170A (ja) デジタルカメラ
US7643083B2 (en) Imaging apparatus and emission control method for use in imaging apparatus
JP2001086374A (ja) デジタルカメラ
JP2003195145A (ja) カメラ
JP2004080285A (ja) デジタルカメラ
JP2003274225A (ja) 電子カメラ
JP5628888B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法および撮像装置の制御プログラム
JP2005260879A (ja) デジタルカメラ
JP5203155B2 (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP2007049417A (ja) 撮像装置および焦点調節装置
US20090115873A1 (en) Method Of Controlling Digital Camera For Testing Pictures, And Digital Camera Using The Method
JP2007047544A (ja) ストロボ装置
JP4345668B2 (ja) 撮像装置
JP5166206B2 (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
US20020140840A1 (en) Camera for film photography and electronic photography
JP2007088679A (ja) 撮影装置
JP4793137B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の画像表示方法及びプログラム
JP2006191234A (ja) 撮像装置、動作状態提示方法、および動作状態提示プログラム
JP2000231130A (ja) カメラ
JP2006276464A (ja) 可変焦点レンズ
JP2006324757A (ja) デジタルカメラの遠隔操作手段
JP2011086228A (ja) 電子機器、データ消去方法およびプログラム
JP2004064502A (ja) 撮影装置
JP2010087956A (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070605