JP2003274208A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents
画像処理装置及び画像処理方法Info
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Abstract
正確に再現することができ、そのための作業を簡素化す
ることができるようにする。 【解決手段】あらかじめ設定された調整対象色に対し
て、該調整対象色を構成する各色成分の混合比率を段階
的に異ならせた複数の参照色を出力する参照色出力処理
手段と、各参照色のうちの調整対象色に色相が最も近い
参照色に対応する値を入力するための入力処理手段と、
該入力処理手段によって入力された値に対応する参照色
の色相に基づいて、色相写像パラメータを算出する色相
写像パラメータ算出処理手段と、色相写像パラメータに
基づいて、入力色に対して色変換処理を施し、出力色を
出力するカラーマッチング処理手段とを有する。この場
合、入力処理手段によって入力された値に対応する参照
色の色相に基づいて、色相写像パラメータが算出され
る。
Description
画像処理方法に関するものである。
ては、カラーマッチングターゲットデバイス(以下「入
力系」という。)としてCRT等の表示部が配設され、
出力デバイス(以下「出力系」という。)として電子写
真方式、インクジェット方式等のプリンタが配設され、
パソコン等の上位装置のプリンタドライバによって前記
表示部に所定の画面を形成し、該画面に表示された画像
をプリンタにおいて印刷することができるようになって
いる。
の3入力色によって加法混色によるカラーの画像が表示
されるが、前記プリンタにおいては、一般に、シアン、
マゼンタ及びイエローの3色のインク、又は更にブラッ
クを加えた4色のインクによって減法混色によるカラー
の画像が印刷され、入力系と出力系とでは色再現範囲が
異なる。そこで、入力系において再現される色を、出力
系において再現される色に写像することによって写像処
理、すなわち、色変換処理を行うようにしている。
トマッピング処理が行われ、該ガムットマッピング処理
においては、色を写像するために必要となる色写像パラ
メータを入力することができるようになっていて、該色
写像パラメータを変更すると、色写像パラメータに対応
させて写像ベクトルが変更され、ガムットマッピング処
理自身が調整される。
来の印刷装置においては、前記色写像パラメータは、写
像関数の係数として位置付けられていることが多く、色
写像パラメータを変更したときの写像先の色を直感的に
認識することが困難である。したがって、操作者は、色
写像パラメータを経験的に変更するようにしているの
で、入力系において再現された色を出力系において正確
に再現することができない。
する場合、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー及びブ
ラックの混合比率を複数段階で変化させて着色サンプル
を出力し、入力系において再現された色と前記着色サン
プルとを比較し、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラ
ックに設定された各スライドバーを移動させることによ
って色の調整を行うようになっている(特開平9−21
6386号公報参照)。
の調整量との関係は分かりにくいので、スライドバーを
試行錯誤で移動させ、色の調整を行う必要がある。した
がって、入力系において再現された色を出力系において
再現するための作業が極めて煩わしい。
解決して、入力系において再現された色を出力系におい
て正確に再現することができ、そのための作業を簡素化
することができる画像処理装置及び画像処理方法を提供
することを目的とする。
像処理装置においては、あらかじめ設定された調整対象
色に対して、該調整対象色を構成する各色成分の混合比
率を段階的に異ならせた複数の参照色を出力する参照色
出力処理手段と、前記各参照色のうちの調整対象色に色
相が最も近い参照色に対応する値を入力するための入力
処理手段と、該入力処理手段によって入力された値に対
応する参照色の色相に基づいて、色相写像パラメータを
算出する色相写像パラメータ算出処理手段と、前記色相
写像パラメータに基づいて、入力色に対して色変換処理
を施し、出力色を出力するカラーマッチング処理手段と
を有する。
て図面を参照しながら詳細に説明する。
画像処理装置のブロック図である。
要なデータを準備する前処理部、12は、該前処理部1
1によって準備されたデータに基づいて、色を調整する
のに必要な色写像パラメータの予測式、すなわち、色写
像パラメータ予測式を算出する予測式算出部、13は、
該予測式算出部12によって算出された色写像パラメー
タ予測式に基づいて、前記色写像パラメータを予測し、
予測された色写像パラメータに基づいてカラーマッチン
グ処理を行うマッチング処理部である。
GBデータ格納部14、色相差分値算出処理手段として
の色相差分値算出部15、色相写像パラメータ格納部1
6及び色相差分値格納部17を備え、前記調整対象色R
GBデータ格納部14に、あらかじめ設定され、調整の
対象となる基準の色(以下「調整対象色」という。)の
RGB値(Ri 、Gi 、Bi )(i=1、2、…、6)
が調整対象色RGBデータとして記録される。
ば、カラーの印刷装置においては、入力系としてCRT
等の図示されない表示部が配設され、出力系として電子
写真方式、インクジェット方式等の図示されないプリン
タが配設され、パソコン等の上位装置の図示されないプ
リンタドライバによって前記表示部に所定の画面を形成
し、該画面に表示された画像をプリンタにおいて印刷す
ることができるようになっている。本実施の形態におい
ては、前記調整対象色が前記画面に所定の画像として表
示される。
ー(R−Y)、イエロー−グリーン(Y−G)、グリー
ン−シアン(G−C)、シアン−ブルー(C−B)、ブ
ルー−マゼンタ(B−M)、及びマゼンタ−レッド(M
−R)の各色間の中間に位置する6個の色があらかじめ
選択され、前記調整対象色として設定される。
Bi )(i=1、2、…、6)の詳細を表1に示す。表
1においては、調整対象色の番号(No.)、調整色を
構成する各色成分の値Ri 、Gi 、Bi の比率、すなわ
ち、混合比率が百分率で示される。
所定の画像として表示されるのに対して、前記各色成分
の混合比率を段階的に異ならせた複数の参照色があらか
じめ印刷される。そのために、プリンタのCPU、MP
U等によって構成される図示されない印刷制御部に参照
色出力処理手段が配設され、該参照色出力処理手段は、
参照色出力処理を行い、あらかじめ設定された所定のパ
ターンで参照色を印刷する。
には、色写像パラメータ予測式を算出するための代表的
な色相写像パラメータ(HPRYj 、HPYGj 、H
PGCj 、HPCBj 、HPBMj 、HPMRj )(j=1、
2、…、729)を−1、0、1の3段階の値に振り分
けた場合の、各値の組合せが記録される。なお、色相写
像パラメータ(HPRYj 、HPYGj 、HPGCj 、HP
CBj 、HPBMj 、HPMRj )の組合せ数Nは、色相間の
数が6個であるので、 N=36 =729 になる。前記色相写像パラメータ(HPRYj 、H
PYGj 、HPGCj 、HPCBj 、HPBMj 、HPMRj )の
各値の組合せ(case)の詳細を表2に示す。
色相差分値算出処理を行い、前記調整対象色に対して色
変換処理を行い、各調整対象色と色相写像パラメータ
(HP RYj 、HPYGj 、HPGCj 、HPCBj 、H
PBMj 、HPMRj )とに対応させて、各調整対象色の入
力系ガムットにおける明度、彩度及び色相角を表すLC
H値と、ガムットマッピング処理が施された後の出力系
ガムットにおけるLCH値とを比較し、色相角の差分
値、すなわち、色相差分値(ΔHRYj 、ΔHYGj 、ΔH
GC j 、ΔHCBj 、ΔHBMj 、ΔHMRj )(j=1、2、
…、729)を算出する。そして、前記色相差分値格納
部17には、前記色相差分値算出部15によって算出さ
れた色相差分値(ΔHRYj 、ΔHYGj 、ΔHGCj 、ΔH
CBj 、ΔHBMj 、ΔHMRj )が記録される。
係数算出処理手段としての色相写像パラメータ予測式算
出部21、及び色相写像パラメータ予測式格納部22を
備え、前記色相写像パラメータ予測式算出部21は、色
変換係数算出処理を行い、色相写像パラメータ格納部1
6から送られた各色相写像パラメータ(HPRYj 、HP
YGj 、HPGCj 、HPCBj 、HPBMj 、HPMRj )、及
び色相差分値格納部17から送られた各色相差分値(Δ
HRYj 、ΔHYGj 、ΔHGCj 、ΔHCBj 、ΔH BMj 、Δ
HMRj )に基づいて、色相写像パラメータ予測式を算出
するとともに、後述されるカラーマッチング処理におい
て行われる色変換処理のための色変換係数を算出する。
部22には、色相写像パラメータ予測式算出部21によ
って算出された色相写像パラメータ予測式が記録され
る。
され、操作者による操作部の所定の操作に基づいて、前
記入力処理手段は、入力処理を行い、各参照色のうちの
調整対象色に色相が最も近い参照色に対応する値として
前記色相差分値(ΔHRY、ΔHYG、ΔHGC、ΔHCB、Δ
HBM、ΔHMR)を入力する。
相写像パラメータ算出処理手段としての色相写像パラメ
ータ予測処理部23、及びカラーマッチング処理手段と
してのカラーマッチング処理部24を備え、前記色相写
像パラメータ予測処理部23は、色相写像パラメータ予
測処理を行い、前記各参照色のうちの調整対象色に色相
が最も近い参照色に対応する値を表す6個の色相差分値
(ΔH1 〜ΔH6 )を受け、各色相差分値(ΔH1 〜Δ
H6 )に基づいて、実際の色変換処理を行うのに必要な
色相写像パラメータ(HPRY、HPYG、HPGC、H
PCB、HPBM、HP MR)を算出する。
は、カラーマッチング処理を行い、色相写像パラメータ
予測処理部23から送られた色写像パラメータ(H
PRY、HP YG、HPGC、HPCB、HPBM、HPMR)に基
づいて、入力された入力色(R、G、B)に対して色変
換処理を施し、出力色(C、M、Y)(又は出力色
(C、M、Y、K))を出力する。そして、該出力色
(C、M、Y)に従って印刷が行われる。
ついて説明する。
色相差分値算出部のブロック図、図3は本発明の第1の
実施の形態におけるCIE XYZ空間からCIE L
* a * b* 空間への写像を説明する図である。
であり、該RGB/XYZ変換部25は、調整対象色の
RGB値(Ri 、Gi 、Bi )を標準色空間であるCI
EXYZ空間に写像し、XYZ値(Xi 、Yi 、Zi )
(i=1、2、…、6)を発生させる。XYZ/Lab
変換部26は、XYZ値(Xi 、Yi 、Zi )を前記C
IE XYZ空間から、同じ標準色空間であるが知覚均
等とされているCIE L* a* b* 空間に写像し、L
ab値(Li 、ai 、bi )(i=1、2、…、6)を
発生させる。この場合、図3に示されるように、入力系
ガムットにおけるレッド、イエロー、グリーン、シア
ン、ブルー及びマゼンタの各色相HR 、HY 、HG 、H
C 、HB 、HM がa* b* 平面上に表される。
b値(Li 、ai 、bi )を極座標空間である前記CI
E L* a* b* 空間から、円筒座標空間であるLCH
空間に写像し、LCH値(Li 、Ci 、Hi )(i=
1、2、…、6)を発生させる。
は、各調整対象色と、色相写像パラメータ格納部16か
ら送られた各色相写像パラメータ(HPRYj 、H
PYGj 、HP GCj 、HPCBj 、HPBMj 、HPMRj )と
の組合せに基づいて、前記調整対象色について、入力系
ガムット内のLCH値(Li 、Ci 、Hi )を出力系ガ
ムット内のLCH値(Li ′、Ci ′、Hi ′)(i=
1、2、…、6)に写像する。
/LCH変換部27から送られた入力系ガムット内のL
CH値(Li 、Ci 、Hi )と、ガムットマッピング処
理部28から送られた出力系ガムット内のLCH値(L
i ′、Ci ′、Hi ′)とを比較し、色相差分値(ΔH
RYj 、ΔHYGj 、ΔHGCj 、ΔHCBj 、ΔHBMj 、ΔH
MRj )を算出する。
について説明する。
ガムットマッピング処理部のブロック図である。
度調整部、43は彩度調整部であり、前記色相写像部4
1は、入力系ガムットの色相角を表すH値を、色相写像
パラメータ格納部16から送られた調整対象色について
の各色相写像パラメータ(HPRYj 、HPYGj 、HP
GCj 、HPCBj 、HPBMj 、HPMRj )を適用して、入
力系ガムット内のH′値に写像する。そして、前記明度
調整部42は、入力系ガムットの明度を表すL値が出力
系ガムットの明度範囲に入るように調整を行い、L′値
を発生させる。前記彩度調整部43は、入力系ガムット
の彩度を表すC値が、出力系ガムットの彩度範囲に入る
ように調整を行い、C′値を発生させる。
構成について説明する。
カラーマッチング処理部のブロック図である。
であり、該RGB/XYZ変換部35は、入力色のRG
B値(R、G、B)を標準色空間であるCIE XYZ
空間に写像し、XYZ値(X、Y、Z)を発生させる。
XYZ/Lab変換部36は、XYZ値(X、Y、Z)
を前記CIE XYZ空間から、同じ標準色空間である
が知覚均等とされているCIE L* a* b* 空間に写
像し、Lab値(L、a、b)を発生させる。また、L
ab/LCH変換部37は、Lab値(L、a、b)を
極座標空間である前記CIE L* a* b* 空間から、
円筒座標空間であるLCH空間に写像し、LCH値
(L、C、H)を発生させる。
は、色相写像パラメータ予測処理部23から送られた各
色相写像パラメータ(HPRY、HPYG、HPGC、H
PCB、HP BM、HPMR)に基づいて、前記入力色(R、
G、B)について、入力系ガムット内のLCH値(L、
C、H)を出力系ガムット内のLCH値(L′、C′、
H′)に写像し、LCH値(L′、C′、H′)を発生
させる。
系ガムット内のLCH値(L′、C′、H′)を出力デ
バイス信号である出力色(C、M、Y)に変換する。
ついて説明する。
Bデータ格納部14からRGB値(Ri 、Gi 、Bi )
を読み出すとともに、色相写像パラメータ格納部16か
ら色相写像パラメータ(HPRYj 、HPYGj 、H
PGCj 、HPCBj 、HPBMj 、HP MRj )を読み出す。
次に、色相差分値算出部15は、1番目の調整対象色の
1番目のRGB値(R1 、G1 、B1 )の入力系ガムッ
ト内のLCH値(L1 、C1、H1 )を、1番目の色相
写像パラメータ(HPRY1 、HPYG1 、HPGC1 、HP
CB1 、HPBM1 、HPMR1 )を適用して出力系ガムット
内のLCH値(L1 ′、C1 ′、H1 ′)に写像し、前
記LCH値(L1 、C1 、H1 )とLCH値(L1 ′、
C1 ′、H1 ′)とを比較して、H1 値とH1 ′値との
差を表す色相差分値ΔHRY1 を算出し、出力する。
目の調整対象色のRGB値(R1 、G1 、B1 )の入力
系ガムット内のLCH値(L1 、C1 、H1 )を、2番
目の色相写像パラメータ(HPRY2 、HPYG2 、HP
GC2 、HPCB2 、HPBM2 、HPMR2 )を適用して出力
系ガムット内のLCH値(L1 ′、C1 ′、H1 ′)に
写像し、前記LCH値(L1 、C1 、H1 )とLCH値
(L1 ′、C1 ′、H1′)とを比較して、H1 値とH
1 ′値との差を表す色相差分値ΔHRY2 を算出し、出力
する。
(R1 、G1 、B1 )と、3番目〜729番目の色相写
像パラメータ(HPRYj 、HPYGj 、HPGCj 、HP
CBj 、HPBMj 、HPMRj )との色相差分値ΔHRYj を
算出し、出力する。
番目の調整対象色のRGB値(R2、G2 、B2 )の入
力系ガムット内のLCH値(L2 、C2 、H2 )を、1
番目の色相写像パラメータ(HPRY1 、HPYG1 、HP
GC1 、HPCB1 、HPBM1 、HPMR1 )を適用して出力
系ガムット内のLCH値(L2 ′、C2 ′、H2 ′)に
写像し、前記LCH値(L2 、C2 、H2 )とLCH値
(L2 ′、C2 ′、H 2 ′)とを比較して、H2 値とH
2 ′値との差を表す色相差分値ΔHYG2 を算出し、出力
する。
B値(R2 、G2 、B2 )と、2番目〜729番目の色
相写像パラメータ(HPRYj 、HPYGj 、HPGCj 、H
PCB j 、HPBMj 、HPMRj )との色相差分値ΔHYGj
を算出し、出力する。
象色のRGB値(Ri 、Gi 、Bi)について、色相差
分値(ΔHRYj 、ΔHYGj 、ΔHGCj 、ΔHCBj 、ΔH
BMj、ΔHMRj )が算出され、出力される。
て、色相差分値(ΔHRYj 、ΔHYGj、ΔHGCj 、ΔH
CBj 、ΔHBMj 、ΔHMRj )を算出するための、RGB
/XYZ変換部25、XYZ/Lab変換部26、La
b/LCH変換部27、ガムットマッピング処理部28
及び色相角差分値算出部29の各動作について説明す
る。
れたRGB値(Ri 、Gi 、Bi )をXYZ値(Xi 、
Yi 、Zi )に変換する。前記RGB値(Ri 、Gi 、
Bi)においては、加法混色により色が再現されるの
で、RGB値(Ri 、Gi 、B i )からXYZ値
(Xi 、Yi 、Zi )への変換には、3×3の線形マト
リクスから成る次の行列式が使用される。
Gi 、Bi )に対するXYZ値(Xi 、Yi 、Zi )は
次の式によって算出される。
RGB/XYZ変換部25から送られたXYZ値
(Xi 、Yi 、Zi )を公知の変換式を用いてLab値
(Li 、a i 、bi )に変換する。
YZ/Lab変換部26から送られたLab値(Li 、
ai 、bi )を、次の各式によってLCH値(Li 、C
i 、Hi )に変換する。
ット内のLCH値(L i 、Ci 、Hi )を、色相写像パ
ラメータ格納部16から送られた色相写像パラメータ
(HPRYj 、HPYGj 、HPGCj 、HPCBj 、H
PBMj 、HPMRj )を適用して出力系ガムット内のLC
H値(Li ′、Ci ′、Hi ′)に写像し、LCH値
(Li ′、Ci ′、Hi ′)を発生させる。
部28に送られたLCH値(Li 、Ci 、Hi )のうち
の、Li 値は明度調整部42に送られ、該明度調整部4
2において次の式によって出力系ガムットのLi ′値に
変換される。
大値をLi ′maxとし、最小値をLi ′minとした
とき、 Li >Li ′max である場合、 Li ′=Li ′max にされ、 Li <Li ′min である場合、 Li ′=Li ′min にされ、 Li ′min≦Li ≦Li ′max である場合、 Li ′=Li にされる。
られたLCH値(Li 、Ci 、Hi)のうちの、Ci 値
は彩度調整部43に送られ、該彩度調整部43において
次の式によって出力系ガムットのCi ′値に変換され
る。
大値をCi ′maxとしたとき、 Ci ′>Ci ′max である場合、 Ci ′=Ci ′max にされ、 Ci ′≦Ci ′max である場合、 Ci ′=Ci にされる。
られた色相写像パラメータ(HPRY j 、HPYGj 、HP
GCj 、HPCBj 、HPBMj 、HPMRj )、及びLCH値
(L i 、Ci 、Hi )のうちのHi 値は色相写像部41
に送られる。
相角を表すHi 値に、後述される色相写像処理を施し、
色相写像パラメータ格納部16から送られた調整対象色
についての各色相写像パラメータ(HPRYj 、H
PYGj 、HPGCj 、HPCBj 、HP BMj 、HPMRj )を
適用し、前記H値を出力系ガムット内のHi ′値に写像
する。
Lab/LCH変換部27から送られたHi 値、及びガ
ムットマッピング処理部28から送られたHi ′値に基
づいて、色相差分値ΔH ΔH=Hi ′−Hi を算出する。
て、出力色(C、M、Y)を算出するためのRGB/X
YZ変換部35、XYZ/Lab変換部36、Lab/
LCH変換部37、ガムットマッピング処理部38及び
LCH/CMY変換部39の各動作について説明する。
なお、図4におけるLCH値(Li 、Ci 、Hi )及び
LCH値(Li ′、Ci ′、Hi ′)は、ガムットマッ
ピング処理部38においてはLCH値(L、C、H)及
びLCH値(L′、C′、H′)である。
れたRGB値(R、G、B)をXYZ値(X、Y、Z)
に変換する。前記RGB値(R、G、B)においては、
加法混色により色が再現されるので、RGB値(R、
G、B)からXYZ値(X、Y、Z)への変換には、R
GB/XYZ変換部25と同様に、3×3の線形マトリ
クスから成る数1の行列式が使用される。
B)に対するXYZ値(X、Y、Z)は、次の式によっ
て算出される。
RGB/XYZ変換部35から送られたXYZ値(X、
Y、Z)を公知の変換式を用いてLab値(L、a、
b)に変換する。
YZ/Lab変換部36から送られたLab値(L、
a、b)を、次の各式によってLCH値(L、C、H)
に変換する。
ット内のLCH値(L、C、H)を、色相写像パラメー
タ予測処理部23から送られた色相写像パラメータ(H
PRY、HPYG、HPGC、HPCB、HPBM、HPMR)を適
用して出力系ガムット内のLCH値(L′、C′、
H′)に写像し、LCH値(L′、C′、H′)を発生
させる。
部38に送られたLCH値(L、C、H)のうちの、L
値は明度調整部42に送られ、該明度調整部42におい
て前述されたように、出力系ガムットのL′値に変換さ
れる。
られたLCH値(L、C、H)のうちの、C値は彩度調
整部43に送られ、該彩度調整部43において前述され
たように出力系ガムットのC′値に変換される。
られた色相写像パラメータ(HPRY、HPYG、HPGC、
HPCB、HPBM、HPMR)、及びLCH値のうちのH値
は色相写像部41に送られる。
相角を表すH値に、色相写像処理を施し、色相写像パラ
メータ予測処理部23から送られた各色相写像パラメー
タ(HPRY、HPYG、HPGC、HPCB、HPBM、H
PMR)を適用し、前記H値を出力系ガムット内のH′値
に写像する。
ムットマッピング処理部38から送られたLCH値
(L′、C′、H′)を出力デバイス信号であるCMY
値(C、M、Y)に変換する。
8、38の色相写像部41における色相写像処理につい
て説明する。
ッピング処理部28の色相写像部41においては、色相
写像パラメータ格納部16から送られた調整対象色につ
いての各色相写像パラメータ(HPRYj 、HPYGj 、H
PGCj 、HPCBj 、HPBMj、HPMRj )が適用され、
ガムットマッピング処理部38の色相写像部41におい
ては、色相写像パラメータ予測処理部23から送られた
各色相写像パラメータ(HPRY、HPYG、HPGC、HP
CB、HPBM、HPMR)が適用され、前記H値、Hi 値が
出力系ガムット内のH′値、Hi ′値に写像される。
HPYGj 、HPGCj 、HPCBj 、HPBMj 、HPMRj )
は、前述されたように、レッド−イエロー(R−Y)、
イエロー−グリーン(Y−G)、グリーン−シアン(G
−C)、シアン−ブルー(C−B)、ブルー−マゼンタ
(B−M)及びマゼンタ−レッド(M−R)の各色相間
に対して適用され、−1、0、1の値を採る。
YG、HPGC、HPCB、HPBM、HP MR)は、同様に、レ
ッド−イエロー(R−Y)、イエロー−グリーン(Y−
G)、グリーン−シアン(G−C)、シアン−ブルー
(C−B)、ブルー−マゼンタ(B−M)及びマゼンタ
−レッド(M−R)の各色相間に対して適用され、−1
〜0〜1の値を採る。
の値は、各色相間に存在するすべての色に対する重み係
数であり、色相写像パラメータ(HPRYj 、HPYGj 、
HP GCj 、HPCBj 、HPBMj 、HPMRj )、(H
PRY、HPYG、HPGC、HPCB、HPBM、HPMR)の絶
対値が大きいほど、色相の写像量も大きくなる。
PYG、HPGC、HPCB、HPBM、HPMR)と重みの関係
は次のとおりである。
8の色相写像部41における色相写像処理と、前記ガム
ットマッピング処理部38の色相写像部41における色
相写像処理とは、適用される色相写像パラメータが異な
るだけであるので、前記ガムットマッピング処理部38
の色相写像部41における色相写像処理について説明
し、前記ガムットマッピング処理部28の色相写像部4
1における色相写像処理についての説明は省略する。
ータ(HPRY、HPYG、HPGC、HPCB、HPBM、HP
MR)をガンマ係数γに変換する。このとき、フラグ(f
lag)の設定も同時に行う。
YG、HPGC、HPCB、HPBM、HP MR)からガンマ係数
γへの変換は、以下の式によって行われる。
HPYG、HPGC、HPCB、HPBM、HPMR)の各値HP
RY、HPYG、HPGC、HPCB、HPBM、HPMRを便宜的
にpで表したとき、 p<0 である場合、 γ=2-p flag=−1 にされ、 p=0 である場合、 γ=2p flag=0 にされ、 p>0 である場合、 γ=2p flag=1 にされる。
G、B)の色相について、色相間の比率Ratioを次
の方法で算出する。
二つの色相(HS 、HE )を検出する。例えば、入力色
(R、G、B)の色相がレッド(HR )とイエロー(H
Y )との間に入る場合、 HS =HR HE =HY になる。
すH値に基づいて、検出された二つの色相(HS 、
HE )間の比率Ratioを以下の式で算出する。すな
わち、 flag=−1 である場合、 Ratio=(H−HS )/(HE −HS ) になり、 flag=1 である場合、 Ratio=(HE −H)/(HE −HS ) になる。
ガンマ係数γによる重み付けを行う。該重み付けが行わ
れた比率をRatio′とすると、
tio′を適用し、入力色(R、G、B)の色相を表す
H値を、出力系ガムット内のH′値に写像する。このと
き、写像は以下の式によって行われる。
S になり、 flag=0 である場合、H′値は、 H′=H になる。
ータを用いて、色相写像パラメータ(HPRY、HPYG、
HPGC、HPCB、HPBM、HPMR)を算出するために、
色相写像パラメータ予測式を算出する予測式算出部12
について説明する。
ータ予測式算出部21は、1番目の調整対象色と、6色
の色相写像パラメータ(HPRYj 、HPYGj 、H
PGCj 、HPCBj 、HPBMj 、HPMRj )に対応する色
相差分値ΔH1 との関係を次の式で仮定する。
タ(HPRYj 、HPYG j 、HPGCj 、HPCBj 、HP
BMj 、HPMRj )との組合せを順次、前記式(1)に当
てはめ、重回帰分析を用いて色変換係数としての予測式
係数a1 〜g1 を算出する。
いても、同様に、以下の関係式に基づいて、各色相差分
値ΔH2 〜ΔH6 に基づいて予測式係数a2 〜g2 、a
3 〜g3 、a4 〜g4 、a5 〜g5 、a6 〜g6 を算出
する。
PGC+d2 HPCB+e2 HPBM+f2 HPMR+g2 ΔH3 =a3 HPRY+b3 HPYG+c3 HPGC+d3 H
PCB+e3 HPBM+f3 HPMR+g3 ΔH4 =a4 HPRY+b4 HPYG+c4 HPGC+d4 H
PCB+e4 HPBM+f4 HPMR+g4 ΔH5 =a5 HPRY+b5 HPYG+c5 HPGC+d5 H
PCB+e5 HPBM+f5 HPMR+g5 ΔH6 =a6 HPRY+b6 HPYG+c6 HPGC+d6 H
PCB+e6 HPBM+f6 HPMR+g6 このとき、前記各関係式を色相写像パラメータ(HP
RYj 、HPYGj 、HPGC j 、HPCBj 、HPBMj 、HP
MRj )に対する連立方程式とみなすことができる。そこ
で、色相差分値ΔH1 〜ΔH6 を与えて連立方程式を解
くことによって、与えられた色相差分値ΔH1 〜ΔH6
に対応する色相写像パラメータ(HPRYj、HPYGj 、
HPGCj 、HPCBj 、HPBMj 、HPMRj )を算出する
ことができる。
fi (i=1、2、…、6)をAとし、予測式係数gi
(i=1、2、…、6)をCとすると、
メータ予測式となり、色相写像パラメータ予測式算出部
21は、算出された色相写像パラメータ予測式(A-1、
C)を色相写像パラメータ予測式格納部22に記録す
る。
た色相写像パラメータ予測式(A-1、C)を用いて、実
際に入力色(R、G、B)に対して色変換処理を行うた
めの色相写像パラメータ(HPRY、HPYG、HPGC、H
PCB、HPBM、HPMR)を算出する色相写像パラメータ
予測処理部23の動作について説明する。
色相写像パラメータ予測式格納部22から色相写像パラ
メータ予測式(A-1、C)、及び図示されない外部イン
タフェースから、前記各参照色のうちの調整対象色に色
相が最も近い参照色に対応する値を表す6個の色相差分
値(ΔH1 〜ΔH6 )を受け、調整対象色に対応する色
相差分値(ΔH1 〜ΔH6 )を実現する色相写像パラメ
ータ(HPRY、HPYG、HPGC、HPCB、HPBM、HP
MR)を次の式を解くことによって算出する。
色相写像パラメータ予測処理部23から色相写像パラメ
ータ(HPRY、HPYG、HPGC、HPCB、HPBM、HP
MR)を、外部インタフェースから入力された入力色
(R、G、B)を受け、入力色(R、G、B)を出力色
(C、M、Y)に変換する。
混色であるので、一般に、あらかじめCMY値(C、
M、Y)の組合せに対応するLCH値(L′、C′、
H′)が測色によって算出され、多次元のルックアップ
テーブルに、LCH値(L′、C′、H′)とCMY値
(C、M、Y)とが対応させて記録される。そして、実
際の入力色(R、G、B)から出力色(C、M、Y)へ
の変換が行われる際には、カラーマッチング処理部24
は前記ルックアップテーブルを参照してLCH値
(L′、C′、H′)をCMY値(C、M、Y)に変換
する。
色に対応する色の色相差分値(ΔH RYj 、ΔHYGj 、Δ
HGCj 、ΔHCBj 、ΔHBMj 、ΔHMRj )が算出され、
該色相差分値(ΔHRYj 、ΔHYGj 、ΔHGCj 、ΔH
CBj 、ΔHBMj 、ΔHMRj )に基づいて色相写像パラメ
ータ(HPRY、HPYG、HPGC、HPCB、HPBM、HP
MR)が関係式に基づいて直接算出されるので、入力系に
おいて再現された色を出力系において正確に再現するこ
とができる。
タ(HPRY、HPYG、HPGC、HP CB、HPBM、H
PMR)を算出する必要がないので、入力系において再現
された色を出力系において再現するための作業を簡素化
することができる。
説明する。
画像処理装置のブロック図、図7は本発明の第2の実施
の形態における参照色の印刷結果を示す図、図8は本発
明の第2の実施の形態における外部インタフェースの入
力画面を示す図である。
タ、52はプリンタドライバである。そして、前記プリ
ンタ51は、カラーマッチング処理手段としてのカラー
マッチング処理部24、調整対象色サンプルデータ格納
部53、印刷制御部54、色相写像パラメータ格納部5
5を備え、前記調整対象色サンプルデータ格納部53に
は、調整対象色を構成する各色成分の混合比率を段階的
に異ならせた複数の参照色を印刷するための調整対象色
サンプルデータが記録される。前記調整対象色としては
第1の実施の形態と同じものが使用される。前記調整対
象色サンプルデータに従って印刷された参照色は、図7
に示されるように配列される。この場合、レッド−イエ
ロー(R−Y)、イエロー−グリーン(Y−G)、グリ
ーン−シアン(G−C)、シアン−ブルー(C−B)、
ブルー−マゼンタ(B−M)及びマゼンタ−レッド(M
−R)の各色相区間に対して0〔%〕から100〔%〕
まで10〔%〕色相区間間隔で各参照色が印刷される。
なお、各参照色のうち10〔%〕から90〔%〕までの
9個の参照色には、参照色を特定するための番号1〜9
が付される。したがって、操作者は、各参照色を参照
し、調整対象色に最も近い参照色を選択することができ
る。
は、第1の実施の形態と同様のカラーマッチング処理を
行い、印刷制御部54の図示されない参照色出力処理手
段は、参照色出力処理を行い、前記調整対象色サンプル
データ格納部53から送られた調整対象色サンプルデー
タに従って参照色の印刷を行い、印刷制御部54の図示
されない印刷処理手段は、印刷処理を行い、カラーマッ
チング処理部24から送られたCMY値(C、M、Y)
に従って入力色(R、G、B)についての印刷を行う。
また、前記色相写像パラメータ格納部55には、前記プ
リンタドライバ52から送られた色相写像パラメータ
(HPRY、HPYG、HPGC、HPCB、HP BM、HPMR)
が一時的に記録される。
対象色サンプルデータ印字起動部50、調整対象色サン
プル色相写像パラメータ格納部56、色相写像パラメー
タ算出処理手段としての色相写像パラメータ検出部5
7、印刷データ出力部58、アプリケーションプログラ
ム59を備え、前記調整対象色サンプル色相写像パラメ
ータ格納部56には、調整対象色サンプルデータに対応
する色相写像パラメータ(HPRYk 、HPYGk 、HP
GCk 、HPCBk 、HPBMk 、HPMRk )(k=10、2
0、…、90)が記録される。すなわち、入力系ガムッ
トにおける調整対象色に対して、出力系ガムットにおけ
る調整対象色サンプルデータの色を再現するために必要
な色相写像パラメータ(HPRYk 、HPYGk 、H
PGCk 、HPCBk 、HPBMk 、HPMRk )が0〔%〕か
ら100〔%〕まで10〔%〕の色相区間間隔で記録さ
れる。該記録された色相写像パラメータ(HPRYk 、H
PYGk 、HP GCk 、HPCBk 、HPBMk 、HPMRk )
は、例えば、次の表4に示されるように設定される。
ェースの入力画面には、図8に示されるように、レッド
−イエロー(R−Y)、イエロー−グリーン(Y−
G)、グリーン−シアン(G−C)、シアン−ブルー
(C−B)、ブルー−マゼンタ(B−M)及びマゼンタ
−レッド(M−R)の各色相間の調整対象色が、調整対
象色表示部71においてそれぞれ領域AR1〜AR6に
表示される。また、操作者が選択した参照色が属する色
相区間において、参照色を特定するための番号1〜9を
選択色として入力するための枠fr1が表示されるとと
もに、サンプル印刷を指示するためのキーk1、及び設
定を行うためのキーk2が表示される。
は、操作者が、前記外部インタフェースの入力画面にお
いて、参照色の番号を入力することによって選択色指定
を行うと、選択色に対応する色相写像パラメータを調整
対象色サンプル色相写像パラメータ格納部56から読み
出し、プリンタ51に送る。
ーションプログラム59から読み込んだ印刷データに従
って入力色(R、G、B)を発生させ、該入力色(R、
G、B)をプリンタ51に送る。
動部50は、操作者が前記外部インタフェースの入力画
面のキーk1を押下して印字起動を指定すると、プリン
タ51に対して参照色の印刷命令を出力する。
いて説明する。
のキーk1を押下して印字起動を指定すると、印字起動
指定が調整対象色サンプルデータ印字起動部50に送ら
れ、該調整対象色サンプルデータ印字起動部50は、プ
リンタ51に調整対象色サンプルデータの印字命令を出
力する。プリンタ51は、調整対象色サンプルデータの
印字命令を受けると、調整対象色サンプルデータ格納部
53に記録された調整対象色サンプルデータを読み出し
て印刷制御部54に送り、調整対象色サンプルデータに
従って印刷を行う。
1の各領域AR1〜AR6に表示された6個の調整対象
色に対して、色相が最も近い参照色を選択し、参照色の
番号を前記枠fr1に入力すると、プリンタドライバ5
2の図示されない入力処理手段は、入力処理を行い、各
参照色のうちの調整対象色に色相が最も近い参照色に対
応する値として選択色指定信号(SNRY、SNYG、SN
GC、SNCB、SNBM、SNMR)を発生させ、該選択色指
定信号(SNRY、SNYG、SNGC、SNCB、SNBM、S
NMR)を色相写像パラメータ検出部57に送る。該色相
写像パラメータ検出部57は、選択色指定信号(S
NRY、SNYG、SNGC、SNCB、SNBM、SNMR)に対
応する6個の色相写像パラメータ(HPRY、HPYG、H
PGC、HPCB、HPBM、HPMR)を、前記調整対象色サ
ンプル色相写像パラメータ格納部56から読み出す。
と、色相写像パラメータ検出部57は、色相写像パラメ
ータ(HPRY、HPYG、HPGC、HPCB、HPBM、HP
MR)をプリンタ51に送り、該プリンタ51は色相写像
パラメータ(HPRY、HPYG、HPGC、HPCB、H
PBM、HPMR)を色相写像パラメータ格納部55に記録
する。
ラメータ格納部56に記録されている色相写像パラメー
タ(HPRY、HPYG、HPGC、HPCB、HPBM、H
PMR)は、第1の実施の形態と同様の方法で算出され
る。
印刷データ出力部58は前記アプリケーションプログラ
ム59から読み込んだ印刷データの入力色(R、G、
B)をプリンタ51に出力する。該プリンタ51は、印
刷データの入力色(R、G、B)を受けると、入力色
(R、G、B)、及び色相写像パラメータ格納部55に
記録された6個の色相写像パラメータ(HPRY、H
PYG、HPGC、HPCB、HPBM、HPMR)をカラーマッ
チング処理部24に対して出力する。
実施の形態と同様に、印刷データに対して色変換処理、
すなわち、カラーマッチング処理を施し、入力色(R、
G、B)に対して色変換処理を施し、出力色(C、M、
Y)を出力する。
から出力された出力色(C、M、Y)は印刷制御部54
に送られ、該印刷制御部54の前記印刷処理手段は、出
力色(C、M、Y)に従って印刷を行う。
印刷され、実際の印刷結果から、調整対象色に対して色
相が最も近い参照色を選択し、選択された参照色に基づ
いて色相写像パラメータ(HPRY、HPYG、HPGC、H
PCB、HPBM、HPMR)を算出することができるので、
入力系において再現された色を出力系において正確に再
現することができる。
タ(HPRY、HPYG、HPGC、HP CB、HPBM、H
PMR)を算出する必要がないので、入力系において再現
された色を出力系において再現するための作業を簡素化
することができる。
説明する。なお、第1、第2の実施の形態と同じ構造を
有するものについては、同じ符号を付与することによっ
てその説明を省略する。
画像処理装置のブロック図である。
相写像パラメータ予測式格納部22、色相写像パラメー
タ算出処理手段としての色相写像パラメータ予測処理部
23、調整対象色サンプルデータ印字起動部50、印刷
データ出力部58、アプリケーションプログラム59、
調整対象色サンプル色相差分値格納部60、色相差分値
算出処理手段としての色相差分値検出部61を備え、前
記調整対象色サンプル色相差分値格納部60には、色相
に関する差分情報、すなわち、調整対象色サンプルデー
タに対応する色相差分値(ΔHRYn 、ΔHYGn 、ΔH
GCn 、ΔHCBn 、ΔHBMn 、ΔHMRn )(n=10、2
0、…、90)が0〔%〕から100〔%〕まで10
〔%〕の色相区間間隔で記録される。該記録された色相
差分値(ΔH RYn 、ΔHYGn 、ΔHGCn 、ΔHCBn 、Δ
HBMn 、ΔHMRn )は、例えば、次の表5に示されるよ
うに設定される。
には、入力された色相差分値(ΔH RY、ΔHYG、Δ
HGC、ΔHCB、ΔHBM、ΔHMR)に基づいて色相写像パ
ラメータ(HPRY、HPYG、HPGC、HPCB、HPBM、
HPMR)を算出するための色相写像パラメータ予測式
(A-1、C)が記録される。なお、該色相写像パラメー
タ予測式(A-1、C)の算出方法及び内容は、第1の実
施の形態と同じである。
ンタフェースの入力画面において、参照色の番号を入力
することによって選択色指定を行うと、選択色に対応す
る色相差分値を調整対象色サンプル色相差分値格納部6
0から読み出し、色相差分値(ΔHRY、ΔHYG、Δ
HGC、ΔHCB、ΔHBM、ΔHMR)を算出し、色相写像パ
ラメータ予測処理部23に送る。また、色相写像パラメ
ータ予測処理部23は、第1の実施の形態と同様の方法
で、入力された色相差分値(ΔH1 〜ΔH6 )に基づい
て色相写像パラメータ(HPRY、HPYG、HPGC、HP
CB、HPBM、HPMR)を算出する。
いて説明する。
のキーk1(図8)を押下して印字起動を指定すると、
印字起動指定が調整対象色サンプルデータ印字起動部5
0に送られ、該調整対象色サンプルデータ印字起動部5
0は、プリンタ51に調整対象色サンプルデータの印字
命令を出力する。調整対象色サンプルデータの印字命令
を受けると、プリンタ51は、調整対象色サンプルデー
タ格納部53に記録された調整対象色サンプルデータを
読み出して印刷制御部54に送り、該印刷制御部54の
図示されない参照色出力処理手段は調整対象色サンプル
データに従って印刷を行う。
1の各領域AR1〜AR6に表示された6個の調整対象
色に対して、色相が最も近い参照色を選択し、参照色の
番号を前記枠fr1に入力すると、プリンタドライバ5
2の図示されない入力処理手段は、入力処理を行い、各
参照色のうちの調整対象色に色相が最も近い参照色に対
応する値として選択色指定信号(SNRY、SNYG、SN
GC、SNCB、SNBM、SNMR)を発生させ、該選択色指
定信号(SNRY、SNYG、SNGC、SNCB、SNBM、S
NMR)を色相差分値検出部61に送る。色相差分値検出
部61は、選択色指定信号(SNRY、SNYG、SNGC、
SNCB、SNBM、SNMR)に対応する6個の色相差分値
(ΔHRY、ΔHYG、ΔHGC、ΔHCB、ΔHBM、ΔHMR)
を算出する。
3は、色相差分値検出部61から6個の色相差分値(Δ
HRY、ΔHYG、ΔHGC、ΔHCB、ΔHBM、ΔHMR)を受
けるとともに、色相写像パラメータ予測式格納部22か
ら色相写像パラメータ予測式(A-1、C)を受け、前記
色相差分値(ΔHRY、ΔHYG、ΔHGC、ΔHCB、Δ
H BM、ΔHMR)に基づいて6個の色相写像パラメータ
(HPRY、HPYG、HPGC、HPCB、HPBM、HPMR)
を算出する。なお、該色相写像パラメータは第1の実施
の形態と同じ方法で算出される。
と、色相写像パラメータ予測処理部23は、色相写像パ
ラメータ(HPRY、HPYG、HPGC、HPCB、HPBM、
HP MR)をプリンタ51に送り、該プリンタ51は色相
写像パラメータ(HPRY、HPYG、HPGC、HPCB、H
PBM、HPMR)を色相写像パラメータ格納部55に一時
的に記録する。
印刷データ出力部58は前記アプリケーションプログラ
ム59から読み込んだ印刷データの入力色(R、G、
B)をプリンタ51に出力する。該プリンタ51は、印
刷データの入力色(R、G、B)を受けると、入力色
(R、G、B)、及び色相写像パラメータ格納部55に
記録された6個の色相写像パラメータ(HPRY、H
PYG、HPGC、HPCB、HPBM、HPMR)をカラーマッ
チング処理手段としてのカラーマッチング処理部24に
対して出力する。
実施の形態と同様に、印刷データに対してカラーマッチ
ング処理を施し、入力色(R、G、B)に対して色変換
処理を施し、出力色(C、M、Y)を出力する。
から出力された出力色(C、M、Y)は印刷制御部54
に送られ、該印刷制御部54の図示されない印刷処理手
段はは、出力色(C、M、Y)に従って印刷を行う。
印刷され、実際の印刷結果から、調整対象色に対して色
相が最も近い参照色を選択し、選択された参照色に基づ
いて色相写像パラメータ(HPRY、HPYG、HPGC、H
PCB、HPBM、HPMR)を算出することができるので、
入力系において再現された色を出力系において正確に再
現することができる。
タ(HPRY、HPYG、HPGC、HP CB、HPBM、H
PMR)を算出する必要がないので、入力系において再現
された色を出力系において再現するための作業を簡素化
することができる。
メータとして、色相の写像に関する色相写像パラメータ
(HPRY、HPYG、HPGC、HPCB、HPBM、HPMR)
を適用しているが、色調整パラメータとして、明度及び
彩度に関するパラメータを適用することもできる。
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
れば、画像処理装置においては、あらかじめ設定された
調整対象色に対して、該調整対象色を構成する各色成分
の混合比率を段階的に異ならせた複数の参照色を出力す
る参照色出力処理手段と、前記各参照色のうちの調整対
象色に色相が最も近い参照色に対応する値を入力するた
めの入力処理手段と、該入力処理手段によって入力され
た値に対応する参照色の色相に基づいて、色相写像パラ
メータを算出する色相写像パラメータ算出処理手段と、
前記色相写像パラメータに基づいて、入力色に対して色
変換処理を施し、出力色を出力するカラーマッチング処
理手段とを有する。
た値に対応する参照色の色相に基づいて、色相写像パラ
メータが算出されるので、入力系において再現された色
を出力系において正確に再現することができる。
タを算出する必要がないので、入力系において再現され
た色を出力系において再現するための作業を簡素化する
ことができる。
置のブロック図である。
算出部のブロック図である。
YZ空間からCIE L* a* b * 空間への写像を説明
する図である。
ッピング処理部のブロック図である。
チング処理部のブロック図である。
置のブロック図である。
刷結果を示す図である。
フェースの入力画面を示す図である。
置のブロック図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 (a)あらかじめ設定された調整対象色
に対して、該調整対象色を構成する各色成分の混合比率
を段階的に異ならせた複数の参照色を出力する参照色出
力処理手段と、(b)前記各参照色のうちの調整対象色
に色相が最も近い参照色に対応する値を入力するための
入力処理手段と、(c)該入力処理手段によって入力さ
れた値に対応する参照色の色相に基づいて、色相写像パ
ラメータを算出する色相写像パラメータ算出処理手段
と、(d)前記色相写像パラメータに基づいて、入力色
に対して色変換処理を施し、出力色を出力するカラーマ
ッチング処理手段とを有することを特徴とする画像処理
装置。 - 【請求項2】 (a)前記調整対象色に対して色変換処
理を施し、色相差分値を算出する色相差分値算出処理手
段と、(b)前記色相差分値に基づいて前記色変換処理
における色変換係数を算出する色変換係数算出処理手段
を有するとともに、(c)前記色相写像パラメータ算出
処理手段は、前記入力処理手段によって入力された値に
対応する参照色の色相、及び前記色変換係数に基づいて
色相写像パラメータを算出する請求項1に記載の画像形
成装置。 - 【請求項3】 前記色変換係数算出処理手段は、前記色
相差分値、及び調整対象色についての色相写像パラメー
タに基づいて色変換係数を算出する請求項1又は2に記
載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記入力処理手段は、各参照色のうちの
調整対象色に色相が最も近い参照色に対応する値として
色相差分値を入力する請求項1〜3のいずれか1項に記
載の画像処理装置。 - 【請求項5】 (a)あらかじめ設定された調整対象色
に対して、該調整対象色を構成する各色成分の混合比率
を段階的に異ならせた複数の参照色を出力し、(b)前
記各参照色のうちの調整対象色に色相が最も近い参照色
に対応する値を入力し、(c)入力された値に対応する
参照色の色相に基づいて、色相写像パラメータを算出
し、(d)該色相写像パラメータに基づいて、入力色に
対して色変換処理を施し、出力色を出力することを特徴
とする画像処理方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002076845A JP4130744B2 (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
EP03003226A EP1347633B1 (en) | 2002-03-19 | 2003-02-20 | Image processing apparatus and method of generating color mapping parameters |
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Publications (2)
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