JP2003273655A - 駆動回路制御装置及び携帯端末装置 - Google Patents

駆動回路制御装置及び携帯端末装置

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JP2003273655A
JP2003273655A JP2002068487A JP2002068487A JP2003273655A JP 2003273655 A JP2003273655 A JP 2003273655A JP 2002068487 A JP2002068487 A JP 2002068487A JP 2002068487 A JP2002068487 A JP 2002068487A JP 2003273655 A JP2003273655 A JP 2003273655A
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battery
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JP2002068487A
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Hiroyo Yamada
裕代 山田
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NEC Saitama Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電池による電源電圧変動による出力歪み特性の
影響を抑止低減する装置の提供。 【解決手段】電池101の電圧を検出する電池電圧検出
回路103と、電池101の電圧を駆動電源電圧として
入力し、音源回路106からの入力信号と、基準電圧発
生回路105からの基準電圧を差動入力しその差電圧に
基づきスピーカ109を駆動するオペアンプを含む駆動
回路107、108と、を有し、スピーカ109を駆動
回路で駆動するイベントが発生したときに出力される指
示を受けて、電池電圧検出回路103により電池電圧を
検出し、基準電圧発生回路105を制御して、駆動回路
の基準電圧を、電池電圧に適した電圧に調整する制御回
路104を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動回路の制御装
置に関し、特に、携帯端末装置に適用して好適とされる
構成の制御装置及び該制御装置を有する携帯端末装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機、PHS(Personal Handy-
phone System)、通信機能を備えた携帯情報端末(P
DA:Personal Digital Assistant)等の携帯端末装置
においては、通信回路、信号処理回路、記憶回路、CP
U等の制御回路等の回路の電源電圧は、バッテリ(電
池)より供給されている。例えば着信時に行われる着信
報知の一形態として、音源回路から供給されるメロディ
音信号を受けた駆動回路がスピーカを駆動してメロディ
を出力する構成の携帯電話機において、スピーカを駆動
する駆動回路に対して、電池から、直接、電源電圧が供
給されている。
【0003】しかしながら、電池の消耗等により、電池
の出力電圧は、一定ではなく、電池の出力電圧は経時変
化する。
【0004】スピーカを駆動する駆動回路をオペアンプ
(Operational Amplifier;OPアンプ、演算増幅器と
もいう)で構成し、オペアンプの電源電圧として電池の
出力電圧を使用する場合に、オペアンプの差動入力端子
に入力信号とともに差動入力される基準電圧は一定に固
定されており、電池の電圧の変化に対して適した基準電
圧ではない場合が生じる。低い電池の電圧を想定して、
音源回路から出力されるメロディ等の音を設定すれば、
振幅が小さくなり、スピーカから出力される音が小さく
なる。高い電池の電圧を想定して、音源回路から出力さ
れるメロディ等の音を設定すると、電池の出力電圧が低
くなった場合、メロディ等の音が歪んで聞こえてしまう
など、どちらかの特性を犠牲にする必要がある。
【0005】なお、電源電圧の変動による出力信号の歪
みの発生を抑制する構成の増幅回路として、例えば下記
の刊行物がある。
【0006】(1)特開2001−051729号公報
には、パワー電源が低下した場合であっても、出力信号
に歪みが発生しにくい回路として、パワー電源を差動ア
ンプで監視し、結果をマイコンに供給し、マイコンでは
結果をデジタル信号に変換し、マイコンは、パワー電源
の電圧の1/2を計算し、基準電圧Vrefを求め、ア
ンプの正及び負のダイナミックレンジをほぼ同様の値に
維持可能とした回路が開示されている。
【0007】(2)特開平6−125227号公報は、
差動トランジスタ対のベースが入力信号を受け、帰還抵
抗を有するアンプを備え、オーディオ信号を増幅して出
力信号を出力するバッテリ内蔵オーディオ装置におい
て、所定の電圧値の基準電圧VBを発生してベースのバ
イアス電圧として供給する基準電圧発生回路と、電源電
圧VCCと基準電圧VBとに応じた電流値の制御電流を
生成する制御電流生成回路を備え、制御電流はアンプの
帰還側入力端子に加えられ、電源電圧が低下したときで
も、アンプ動作の対象となる初段のトランジスタのベー
ス電位が所定値に保持され、ベース電流が調整され、出
力信号の動作点が電源電圧の中心電圧となり、低い電源
電圧でもオーディオ信号を歪ませず、増幅できるように
した構成が開示されている。
【0008】(3)特開平6−15331号公報は、オ
ーディオアンプに供給される電源電圧が設定電圧よりも
低下したことが電源電圧検出回路で検出されると、検出
信号が、入力レベル調整回路のトランジスタのベース端
子に入力され、ベースが接地されたトランジスタがオン
し、トランジスタのコレクタに接続された抵抗と可変抵
抗器が入力オーディオ信号に対して並列に接続されるこ
とにより、可変抵抗器を介してオーディオアンプに入力
される入力オーディオ信号のレベルを低下させる構成が
開示されている。
【0009】(4)特開昭62−188598号公報
は、電源電圧の変動に連動してスピーカの許容入力レベ
ルを変動させ、電源電圧低下時の音声アンプの歪み増加
に伴うスピーカの出力歪みを抑制する構成が開示されて
いる。
【0010】しかしながら、これらの刊行物(1)乃至
(4)に記載されている構成は、アンプの駆動電源電圧
を常時監視しており、その検出結果に基づき、アンプの
基準電圧等あるいは入力信号レベルを可変させている。
このように、常時電源電圧を監視していることで、消費
電力は増加し、バッテリ駆動型携帯端末等への適用は難
しい。また、電源電圧の変動に応じて、アンプの基準電
圧を変化させており、携帯電話機のメロディ音の出力中
に音量が変化してしまう場合もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決しようとする課題は、消費電力の低減を図りなが
ら、バッテリ(電池)駆動による電源電圧の変動に起因
する出力歪みを抑止低減する駆動回路の制御装置、及
び、該駆動回路の制御装置を備えた携帯電話機等の携帯
端末装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段を提供する本発明の一つのアスペクト(側面)に係
る装置は、入力される入力信号と基準電圧を差動増幅し
て出力負荷を駆動し電源電圧がバッテリより供給される
増幅器を含む駆動回路を制御する装置であって、前記バ
ッテリの電圧を検出する電圧検出回路と、出力する基準
電圧が可変とされる基準電圧発生回路と、前記駆動回路
による出力負荷駆動のイベント発生の通知が入力された
ときに、前記電圧検出回路に対して前記バッテリの電圧
を検出するように指示を出し、前記電圧検出回路から前
記バッテリの電圧の検出結果を受け取り、前記基準電圧
発生回路に指示を出して基準電圧を調整させ、前記電圧
検出回路で検出された前記バッテリの電圧に対応した電
圧値の基準電圧が、前記基準電圧発生回路から前記駆動
回路に供給されるように制御する制御回路と、を備え、
前記電圧検出回路は、前記制御回路からの前記指示を受
けたときに、前記バッテリの電圧を検出する動作を行い
前記バッテリの電圧の検出結果を前記制御回路に出力す
る。
【0013】本発明において、前記駆動回路への前記入
力信号は、音源回路から出力されるオーディオ信号であ
り、前記駆動回路の前記出力負荷が、スピーカである。
【0014】本発明において、前記駆動回路は、前記基
準電圧を非反転入力端に入力し、出力端が帰還抵抗を介
して反転入力端に接続されており、前記反転入力端が抵
抗を介して信号入力端に接続されている演算増幅器を含
む。
【0015】本発明の他のアスペクトに係る駆動回路制
御装置において、前記音源回路の出力端に入力端が接続
され、出力端が前記駆動回路の信号入力端に接続され、
前記制御回路からの制御を受け、前記電圧検出回路で検
出された前記バッテリの電圧に応じて、前記音源回路か
らの出力信号の音量を調整する音量調整回路を備えた構
成としてもよい。
【0016】本発明の他のアスペクトに係る携帯端末装
置は、上記した駆動回路制御装置を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態につい
て説明する。本発明は、その好ましい一実施の形態にお
いて、基準電圧と入力信号との差電圧に基づき出力負荷
を駆動し駆動電源が電池(バッテリ)(101)より供
給される駆動回路(107、108)の制御装置であっ
て、電池(101)の電圧を検出する電圧検出回路
(「電池電圧検出回路」ともいう)(103)と、出力
する基準電圧が可変自在とされる基準電圧発生回路(1
05)と、制御回路(104)とを備え、制御回路(1
04)は、駆動回路(107、108)による出力負荷
(例えば図1のスピーカ109)の駆動のイベント発生
の指示が入力されたときに、電圧検出回路(103)を
制御して、電池(101)の電圧を検出させ、電圧検出
回路(103)で検出された電池の電圧を受け取り、基
準電圧発生回路(105)に指示を出し、検出された電
池電圧に対応した電圧値の基準電圧(Vref)を駆動
回路(107、108)に供給するように制御する。
【0018】本発明に係る携帯電話機は、その一実施の
形態において、電圧検出回路(103)としては、電池
の出力電圧を検出し電池の出力電圧を認識する機能が用
いられる。電池(101)の出力電圧を、電源電圧とし
て、スピーカ(109)を駆動するオペアンプを有する
携帯電話機において、着信時等に、音源回路(106)
から、スピーカ(109)よりメロディ等の音を出力す
る際に、不図示のプロセッサ等から、このイベントの発
生の通知を受けて、制御回路(104)は、オペアンプ
(107、108)の電源として使用されている電池の
出力電圧を、電圧検出回路(103)で検出するように
指示し、オペアンプ(107、108)の基準電圧を、
電圧検出回路(103)で検出した電池の出力電圧に適
した電圧に、基準電圧発生回路(105)の基準出力電
圧を変更する。
【0019】スピーカ(109)を駆動するオペアンプ
(107、108)の基準電圧(Vref)を、電池
(101)の出力電圧に適した電圧に調整することで、
電池(101)の出力電圧が高い時には、大きな音でス
ピーカ(109)よりメロディ等の音が出力でき、電池
(101)の出力電圧が低い時には歪み特性の劣化を低
減したメロディ等の音を出力するなどの効果を得ること
ができる。
【0020】本発明の一実施の形態において、電池(1
01)の出力電圧を常時監視するのではなく、スピーカ
(109)を駆動する所定のイベントの発生の通知を受
けた場合に、電圧検出回路(103)で電池の出力電圧
を検出しており、消費電力の低減を図っている。
【0021】本発明の別の一実施の形態において、音源
回路(106)の出力端に入力端が接続され、出力端が
駆動回路(107)の信号入力端に接続され、制御回路
(104)からの制御を受け、電圧検出回路(103)
で検出された電池(101)の電圧に応じて、音量を調
整する音量調整回路(ボリューム)(110)を備えた
構成としてもよい。
【0022】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明を実施した例について図面を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例の構成を
示す図である。図1を参照すると、この装置は、電池
(バッテリ)101と、電池101の電圧を検出する電
池検出回路103と、電池101から供給された電圧を
受け、安定化させた定電圧で出力する定電圧レギュレー
タ102と、制御回路104からの制御信号を入力し、
オペアンプ107、108の非反転入力端子(+)に供
給される基準電圧Vrefを発生させる基準電圧発生回
路105と、メロディ等の信号(オーディオ信号)を生
成する音源回路106と、音源回路106からの出力を
増幅して、スピーカ109を駆動する駆動回路をなすオ
ペアンプ(OPアンプ)107、108と、メロディ等
の音を出力するスピーカ109と、これらを制御する制
御回路104を備えている。音源回路106、制御回路
104、基準電圧発生回路105は、定電圧レギュレー
タ102から出力される定電圧を、高位側の電源電圧と
して受け、低位側の電源電位はグランド電位とされてい
る。
【0023】オペアンプ107の出力端は、スピーカ1
09の一端に接続されるとともに、その反転入力端
(−)に、抵抗(帰還抵抗)112を介して接続され、
音源回路106からの出力端に一端が接続された抵抗1
11の他端は、オペアンプ107の反転入力端(−)と
帰還抵抗112との接続点に接続され、オペアンプ10
7の非反転入力端(+)には、基準電圧発生回路105
からの基準電圧Vrefが供給される。このオペアンプ
107の駆動電源電圧としては、電池101の電圧が供
給されており、反転型の増幅器を構成している。またオ
ペアンプ108の出力端はスピーカ109の他端に接続
され、その出力端は、抵抗114(帰還抵抗)を介して
反転入力端(−)に接続され、オペアンプ108の反転
入力端(−)と抵抗114との接続点とオペアンプ10
7の出力端との間には抵抗113が接続され、オペアン
プ108の非反転入力端(+)には、基準電圧発生回路
105からの基準電圧Vrefが供給され、オペアンプ
108の駆動電源電圧としては、電池101の電圧が供
給されている。2つのオペアンプ107、108によっ
て、基準電圧Vrefを中心として、音源回路106か
らの出力電圧と基準電圧Vrefとの差電圧に基づき、
スピーカ109を駆動している。
【0024】本発明の一実施例の動作について説明す
る。図2は、本発明の一実施例の動作を説明するための
流れ図である。
【0025】携帯電話機への着信時等、スピーカ109
よりメロディ等の音を出力させるイベントが発生すると
(ステップ201)、不図示のCPU等からの通知を受
けた制御回路104は、電池101の出力電圧の検出を
行うように、電池電圧検出回路103に対して命令(コ
マンド)を出力する。
【0026】この命令を受け取った電池電圧検出回路1
03は、電池101の出力電圧を検出し、制御回路10
4に、検出した電池の電圧を通知する(ステップ20
2)。
【0027】制御回路104は、電池電圧検出回路10
3で検出された電池の出力電圧を受け取り、基準電圧発
生回路105に指示を出し、検出された電池の出力電圧
に適した基準電圧Vrefを基準電圧発生回路105で
発生するように調整を行い(ステップ203)、基準電
圧発生回路105で発生された基準電圧Vrefが、オ
ペアンプ107、108の非反転入力端(+)に供給さ
れる(ステップ204)。
【0028】その後、音源回路106、及び、オペアン
プ107、108をパワーアップさせ、スピーカ109
よりメロディ等の音を出力する(ステップ205)。な
お、低消費電力化のために、音源回路106等がスタン
バイ状態等にあった場合、そのスタンバイ状態から、起
動(パワーアップ)される制御が行われる。音源回路1
06が起動状態であれば、このパワーアップ制御は不要
である。
【0029】図3は、本発明の一実施例の具体的な制御
動作の一例を説明するための流れ図である。本発明の一
実施例の携帯電話機の動作する電池の出力電圧が4.0
V〜3.0Vとする。
【0030】携帯電話機において、図2の流れ図と同
様、スピーカ109よりメロディ等の音を外部に出力さ
せるイベントが発生すると(ステップ301)、制御回
路104より電池101の出力電圧の検出を行うように
電池電圧検出回路103に命令を出力する。電池電圧検
出回路103は、電池の出力電圧を検出し、制御回路1
04に、検出した電池の電圧を知らせる(ステップ30
2)。
【0031】制御回路104は、検出された電池の出力
電圧が3.6V以上であれば(ステップ303のYE
S)、基準電圧発生回路105より発生させる基準電圧
を、1.8Vに設定し、該基準電圧をオペアンプ10
7、108に出力する(ステップ304、308)。
【0032】また、電池の出力電圧が3.3V以上3.
6V未満であれば(ステップ305のYES)、基準電
圧を1.65Vに設定し、該基準電圧をオペアンプ10
7、108に出力する(ステップ306、308)。
【0033】また、電池の出力電圧が3.3V未満であ
れば(ステップ305のNO)、基準電圧を1.5Vに
設定して、該基準電圧をオペアンプ107、108に出
力する(ステップ307、308)。
【0034】その後、スタンバイ状態にある音源回路1
06及びオペアンプ107、108をパワーアップさ
せ、スピーカ109より、メロディ等の音を出力する
(ステップ309)。
【0035】図4は、電池101の電圧が3.6V以上
時の、音の波形を示す図である。電池101の電圧が
3.6V以上時、基準電圧Vrefは1.8Vの場合、
波形は歪まない。
【0036】図5(A)は、電池101の電圧が3.3
V時の音の波形を示す図(比較例)である。電池101
の電圧が3.3V以上時、基準電圧Vrefが1.8V
の場合には、クリップされて信号は歪む。
【0037】これに対して、本実施例では、図5(B)
に示すように、電池101の電圧が3.3Vの場合、出
力動作点を決める基準電圧Vrefを電源電圧の中心電
圧とした場合、3.3Vでも出力信号を歪ませずに、増
幅できる。
【0038】図6(A)は、電池101の電圧が3.0
V時の音の波形を示す図(比較例)である。基準電圧V
refは1.8Vの場合には、信号波形は歪む。
【0039】これに対して、本実施例では、図6(B)
に示すように、電池101の電圧が3.0Vの場合、基
準電圧Vrefを電源電圧中央の1.5Vとした場合、
信号波形は歪まない。
【0040】図7は、本発明の第2の実施例の構成を示
す図である。図7において、図1に示した要素と等価な
機能の要素には、同一の参照符号が付されている。図1
に示した前記実施例は、スピーカ109よりメロディ等
の音を出力する際に、電池101の出力電圧を検出し、
検出した電池101の電圧に適した電圧にオペアンプ1
07、108の基準電圧を調整している。
【0041】この第2の実施例では、図7に示すよう
に、音源回路106の出力と、オペアンプ107の入力
(一端がオペアンプ107の反転入力端に接続される抵
抗111の一端)の間に、音量調整回路(ボリューム)
110が追加されている。音量調整回路(ボリューム)
110は可変減衰器等から構成される。制御回路104
は、検出した電池101の電圧に基づき、基準電圧Vr
efの調整を行うとともに、音源回路106より出力さ
れた音に対して、検出した電池101の電圧に適した音
のレベルに音量調整回路(ボリューム)110を調整す
る。かかる構成により、電池101の出力電圧に適した
歪みのない音量(レベル)で、スピーカ109より出力
することができる。
【0042】以上本発明を上記実施例に即して説明した
が、本発明は、上記実施例の構成にのみ限定されるもの
でなく、特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で、当
業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むこ
とは勿論である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
駆動回路による出力負荷の駆動時に、電池の電圧を検出
し、電源電圧に応じて基準電圧を可変させる構成とした
ことにより、消費電力の低減を図りながら、電源電圧変
動による出力歪み特性の影響を抑止低減することができ
る。
【0044】また、本発明によれば、電池の出力電圧を
検出し、検出結果を認識する機能を備えた携帯電話機等
の端末装置において、スピーカよりメロディ等の音を外
部に出力する際に、電池の出力電圧を検出し、スピーカ
を駆動する差動入力の駆動回路の基準電圧を、電池の出
力電圧に適した電圧に調整することで、電池の出力電圧
が高い時には、大きな音でスピーカよりメロディ等を出
力し、電池の出力電圧が低い時には歪み特性の劣化を抑
止低減したメロディ等の音を出力することができる。こ
のように、本発明によれば、バッテリ駆動のスピーカ駆
動回路を備えた携帯端末装置において、消費電力の低減
を図りながら、電圧の変動の影響を抑止し良好な音を出
力することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例の処理動作を示す流れ図であ
る。
【図3】本発明の一実施例の処理動作の具体例を示す流
れ図である。
【図4】本発明の一実施例を説明するための信号波形図
である。
【図5】本発明の一実施例を説明するための信号波形図
である。
【図6】本発明の一実施例を説明するための波形図であ
る。
【図7】本発明の他の実施例の構成を示す図である。
【符号の説明】
101 電池 102 定電圧レギュレータ 103 電池電圧検出回路 104 制御回路 105 基準電圧発生回路 106 音源回路 107、108 OPアンプ 109 スピーカ 110 音量調整回路 111 抵抗 112 抵抗(帰還抵抗) 113 抵抗 114 抵抗(帰還抵抗)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J090 AA02 AA47 CA04 CA21 FA01 FN03 FN08 HA25 HA26 KA01 KA11 KA47 KA62 MA11 MA21 SA05 TA01 TA06 TA07 5J500 AA02 AA47 AC04 AC21 AF01 AH25 AH26 AK01 AK11 AK47 AK62 AM11 AM21 AS05 AT01 AT06 AT07 NF03 NF08 5K067 AA27 BB04 EE02 FF25 KK05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される入力信号と基準電圧を差動増幅
    して出力負荷を駆動し電源電圧がバッテリより供給され
    る増幅器を含む駆動回路を制御する装置であって、 前記バッテリの電圧を検出する電圧検出回路と、 出力する基準電圧が可変とされる基準電圧発生回路と、 前記駆動回路による出力負荷駆動のイベント発生の通知
    が入力されたときに、前記電圧検出回路に対して前記バ
    ッテリの電圧を検出するように指示を出し、 前記電圧検出回路から前記バッテリの電圧の検出結果を
    受け取り、前記基準電圧発生回路に指示を出して基準電
    圧を調整させ、前記電圧検出回路で検出された前記バッ
    テリの電圧に対応した電圧値の基準電圧が、前記基準電
    圧発生回路から前記駆動回路に供給されるように制御す
    る制御回路と、 を備え、 前記電圧検出回路は、前記制御回路からの前記指示を受
    けたときに、前記バッテリの電圧を検出する動作を行い
    前記バッテリの電圧の検出結果を前記制御回路に出力す
    る、ことを特徴とする駆動回路制御装置。
  2. 【請求項2】前記駆動回路への前記入力信号は、音源回
    路から出力されるオーディオ信号であり、前記駆動回路
    の前記出力負荷が、スピーカである、ことを特徴とする
    請求項1記載の駆動回路制御装置。
  3. 【請求項3】前記駆動回路は、前記基準電圧を非反転入
    力端に入力し、出力端が帰還抵抗を介して反転入力端に
    接続されており、前記反転入力端が抵抗を介して信号入
    力端に接続されている演算増幅器を含む、ことを特徴と
    する、請求項1又は2記載の駆動回路制御装置。
  4. 【請求項4】前記バッテリの出力電圧を受けて定電圧を
    出力する定電圧レギュレータを備え、 前記音源回路と、前記制御回路、及び前記基準電圧発生
    回路の少なくともいずれか一の電源電圧として、前記定
    電圧レギュレータの出力電圧が供給される、ことを特徴
    とする請求項2記載の駆動回路制御装置。
  5. 【請求項5】前記音源回路の出力端に入力端が接続さ
    れ、出力端が前記駆動回路の信号入力端に接続され、 前記制御回路からの制御を受け、前記電圧検出回路で検
    出された前記バッテリの電圧に応じて、前記音源回路か
    らの出力信号の音量を調整する音量調整回路を備えてい
    る、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記
    載の駆動回路制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか一に記載の前記
    駆動回路制御装置を備えた携帯端末装置。
  7. 【請求項7】電池の出力電圧を検出する電池電圧検出回
    路と、 前記電池の電圧を駆動電源電圧として入力し、音源回路
    からの入力信号と、基準電圧発生回路からの基準電圧を
    入力しその差電圧に基づきスピーカを駆動する駆動回路
    と、 を有する携帯電話端末において、 前記スピーカを前記駆動回路で駆動するイベントが発生
    したときに出力される指示を受けて、前記電池電圧検出
    回路に命令を出して、前記電池の出力電圧の検出を行う
    ように制御し、前記電池の出力電圧の検出結果に基づ
    き、前記基準電圧発生回路を制御して、前記駆動回路へ
    の基準電圧を、前記電池の出力電圧に適した電圧値に調
    整する制御回路を備えている、ことを特徴とする、携帯
    電話端末。
  8. 【請求項8】前記音源回路より出力された信号に対し
    て、前記電池電圧検出回路で検出された電池の出力電圧
    に適したレベルに音量を調整する音量調整回路を備えて
    いる、ことを特徴とする請求項7記載の携帯電話端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007158584A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路
JP2013042285A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Toshiba Corp 電力増幅回路

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