JP2003273285A - 半導体装置、その実装構造、その実装方法、その試験方法、その品質表示方法、その運搬方法、及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置、その実装構造、その実装方法、その試験方法、その品質表示方法、その運搬方法、及び半導体装置の製造方法Info
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- JP2003273285A JP2003273285A JP2003000984A JP2003000984A JP2003273285A JP 2003273285 A JP2003273285 A JP 2003273285A JP 2003000984 A JP2003000984 A JP 2003000984A JP 2003000984 A JP2003000984 A JP 2003000984A JP 2003273285 A JP2003273285 A JP 2003273285A
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- H01L2224/45—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors prior to the connecting process of an individual wire connector
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- H01L2224/451—Material with a principal constituent of the material being a metal or a metalloid, e.g. boron (B), silicon (Si), germanium (Ge), arsenic (As), antimony (Sb), tellurium (Te) and polonium (Po), and alloys thereof
- H01L2224/45138—Material with a principal constituent of the material being a metal or a metalloid, e.g. boron (B), silicon (Si), germanium (Ge), arsenic (As), antimony (Sb), tellurium (Te) and polonium (Po), and alloys thereof the principal constituent melting at a temperature of greater than or equal to 950°C and less than 1550°C
- H01L2224/45144—Gold (Au) as principal constituent
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- Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイヤ状の外部接続端子を用いる半導体装置
において、それを実装基板に実装する際に外部接続端子
の過剰な変形を抑えることができる半導体装置及び半導
体装置の製造方法を提供すること。 【解決手段】 半導体素子21の一主面21aにワイヤ
状の外部接続端子22を立設して成る半導体装置におい
て、この半導体素子21の一主面21aに、外部接続端
子22の高さよりも低いピン23を複数立設したことを
特徴とする半導体装置20による。
において、それを実装基板に実装する際に外部接続端子
の過剰な変形を抑えることができる半導体装置及び半導
体装置の製造方法を提供すること。 【解決手段】 半導体素子21の一主面21aにワイヤ
状の外部接続端子22を立設して成る半導体装置におい
て、この半導体素子21の一主面21aに、外部接続端
子22の高さよりも低いピン23を複数立設したことを
特徴とする半導体装置20による。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置、その
実装構造、その実装方法、その試験方法、その品質表示
方法、その運搬方法、及び半導体装置の製造方法に関す
る。より詳細には、本発明は、半導体装置に使用される
ワイヤ状の外部接続端子の過剰な変形を抑えるのに有用
な技術に関する。
実装構造、その実装方法、その試験方法、その品質表示
方法、その運搬方法、及び半導体装置の製造方法に関す
る。より詳細には、本発明は、半導体装置に使用される
ワイヤ状の外部接続端子の過剰な変形を抑えるのに有用
な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の実装面積を低減する
ため、いわゆるチップサイズパッケージ(CSP)が実
現されている。このチップサイズパッケージ(以下、半
導体装置と称す)の断面図を図22(a)に示す。
ため、いわゆるチップサイズパッケージ(CSP)が実
現されている。このチップサイズパッケージ(以下、半
導体装置と称す)の断面図を図22(a)に示す。
【0003】図22(a)において、10が半導体装置
であって、11は半導体素子である。12は、ワイヤ状
の外部接続端子(以下、ワイヤと称す)であり、図示の
如くS字状である。特に明示はしないが、このワイヤ1
2、12、・・・は、半導体素子11の回路と電気的に
接続されている。
であって、11は半導体素子である。12は、ワイヤ状
の外部接続端子(以下、ワイヤと称す)であり、図示の
如くS字状である。特に明示はしないが、このワイヤ1
2、12、・・・は、半導体素子11の回路と電気的に
接続されている。
【0004】係る半導体装置10は、その外形サイズが
半導体素子11と略同じだから、上述のチップサイズパ
ッケージであると言える。
半導体素子11と略同じだから、上述のチップサイズパ
ッケージであると言える。
【0005】また、13は実装基板であって、その表面
には端子14、14、・・・が形成されている。この端
子14、14、・・・は、銅箔等をパターニングして成
り、その表面にははんだペースト14aが塗布されてい
る。
には端子14、14、・・・が形成されている。この端
子14、14、・・・は、銅箔等をパターニングして成
り、その表面にははんだペースト14aが塗布されてい
る。
【0006】この半導体装置10を実装基板13に実装
するには下記の方法を採る。この方法では、まず、半導
体装置10を実装基板13に向かって下降させていく。
そして、ワイヤ12、12、・・・の先端がはんだペー
スト14a、14a、・・・に当接したところで下降を
止める。
するには下記の方法を採る。この方法では、まず、半導
体装置10を実装基板13に向かって下降させていく。
そして、ワイヤ12、12、・・・の先端がはんだペー
スト14a、14a、・・・に当接したところで下降を
止める。
【0007】図22(b)に示すように、この状態では
んだペースト14a、14a、・・・をリフローする
と、ワイヤ12、12、・・・の先端がはんだペースト
14、14、・・・に侵入する。その後、全体の温度が
下がれば、ワイヤ12、12、・・・と端子14、1
4、・・・とが機械的かつ電気的に接続される。
んだペースト14a、14a、・・・をリフローする
と、ワイヤ12、12、・・・の先端がはんだペースト
14、14、・・・に侵入する。その後、全体の温度が
下がれば、ワイヤ12、12、・・・と端子14、1
4、・・・とが機械的かつ電気的に接続される。
【0008】かくして、半導体装置10が実装基板13
に実装される。ワイヤ12、12、・・・は、その応力
限界まで自由に変形できるから、半導体素子11と実装
基板13とが異なる熱膨張率で変形しても、ワイヤ1
2、12、・・・がその変形を吸収することで、半導体
素子11と実装基板13との接続信頼性が向上される。
に実装される。ワイヤ12、12、・・・は、その応力
限界まで自由に変形できるから、半導体素子11と実装
基板13とが異なる熱膨張率で変形しても、ワイヤ1
2、12、・・・がその変形を吸収することで、半導体
素子11と実装基板13との接続信頼性が向上される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
方法では、ワイヤ12、12、・・・が端子14、1
4、・・・に当接した際、半導体素子11を実装基板1
3に過剰に押さえつけてしまい、ワイヤ12、12、・
・・が応力限界を超えて変形してしまう懸念がある。こ
うなると、半導体素子11と実装基板13との接続信頼
性が悪くなるから、上記の実装構造は不良となる。
方法では、ワイヤ12、12、・・・が端子14、1
4、・・・に当接した際、半導体素子11を実装基板1
3に過剰に押さえつけてしまい、ワイヤ12、12、・
・・が応力限界を超えて変形してしまう懸念がある。こ
うなると、半導体素子11と実装基板13との接続信頼
性が悪くなるから、上記の実装構造は不良となる。
【0010】本発明は係る従来例の問題点に鑑みて創作
されたものであり、ワイヤ状の外部接続端子を用いる半
導体装置において、それを実装基板に実装する際に外部
接続端子の過剰な変形を抑えることができる半導体装置
及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とす
る。
されたものであり、ワイヤ状の外部接続端子を用いる半
導体装置において、それを実装基板に実装する際に外部
接続端子の過剰な変形を抑えることができる半導体装置
及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0011】また、本発明の別の目的は、上記半導体装
置の実装構造、その実装方法、その試験方法、その品質
表示方法、及びその運搬方法を提供することである。
置の実装構造、その実装方法、その試験方法、その品質
表示方法、及びその運搬方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、第1の
発明である、半導体素子の一主面にワイヤ状の外部接続
端子を立設して成る半導体装置において、前記半導体素
子の一主面に、前記外部接続端子の高さよりも低いピン
を複数立設したことを特徴とする半導体装置によって解
決する。
発明である、半導体素子の一主面にワイヤ状の外部接続
端子を立設して成る半導体装置において、前記半導体素
子の一主面に、前記外部接続端子の高さよりも低いピン
を複数立設したことを特徴とする半導体装置によって解
決する。
【0013】第1の発明によれば、この半導体装置を実
装基板に降ろしていくと、まず、ワイヤ状の外部接続端
子が実装基板に当接する。その後、ピンが実装基板に当
接するが、該ピン支えとなってこの下降が止められるか
ら、先に当接している外部接続端子が過剰に変形するの
が防がれる。
装基板に降ろしていくと、まず、ワイヤ状の外部接続端
子が実装基板に当接する。その後、ピンが実装基板に当
接するが、該ピン支えとなってこの下降が止められるか
ら、先に当接している外部接続端子が過剰に変形するの
が防がれる。
【0014】また、第2の発明のように、前記ピンが、
前記半導体素子の一主面の周縁部に列立されたことを特
徴とする第1の発明に記載の半導体装置でも、上記課題
を解決できる。
前記半導体素子の一主面の周縁部に列立されたことを特
徴とする第1の発明に記載の半導体装置でも、上記課題
を解決できる。
【0015】第2の発明によれば、ピン間隔よりも大き
い異物(埃など)は列立されたピン間を通過できないか
らから、異物が半導体装置の中央部に入り難くなる。よ
って、異物により外部接続端子同士が電気的に短絡する
のが防がれる。
い異物(埃など)は列立されたピン間を通過できないか
らから、異物が半導体装置の中央部に入り難くなる。よ
って、異物により外部接続端子同士が電気的に短絡する
のが防がれる。
【0016】また、第3の発明のように、前記ピンが、
前記半導体素子の一主面の少なくとも四隅に設けられた
ことを特徴とする第1の発明に記載の半導体装置でも、
上記課題を解決できる。
前記半導体素子の一主面の少なくとも四隅に設けられた
ことを特徴とする第1の発明に記載の半導体装置でも、
上記課題を解決できる。
【0017】また、第4の発明のように、前記ピンが、
所定本数づつ群をなして設けられたことを特徴とする第
1の発明に記載の半導体装置でも、上記課題を解決でき
る。
所定本数づつ群をなして設けられたことを特徴とする第
1の発明に記載の半導体装置でも、上記課題を解決でき
る。
【0018】また、第5の発明のように、前記ピンが、
垂直形状であることを特徴とする第1の発明乃至第4の
発明のいずれか一の発明に記載の半導体装置でも、上記
課題を解決できる。
垂直形状であることを特徴とする第1の発明乃至第4の
発明のいずれか一の発明に記載の半導体装置でも、上記
課題を解決できる。
【0019】第5の発明によれば、ピンが垂直形状であ
るから、ピンに垂直方向の荷重がかかってもピンが変形
し難くなる。
るから、ピンに垂直方向の荷重がかかってもピンが変形
し難くなる。
【0020】また、第6の発明のように、前記複数のピ
ンが導電性部材から成り、該複数のピン同士が互いに電
気的に接続されたことを特徴とする第1の発明乃至第5
の発明のいずれか一の発明に記載の半導体装置でも、上
記課題を解決できる。
ンが導電性部材から成り、該複数のピン同士が互いに電
気的に接続されたことを特徴とする第1の発明乃至第5
の発明のいずれか一の発明に記載の半導体装置でも、上
記課題を解決できる。
【0021】また、第7の発明のように、前記ピンが、
金属細線と、該金属細線の表面に形成された金属被膜と
から成ることを特徴とする第1の発明乃至第6の発明の
いずれか一の発明に記載の半導体装置でも、上記課題を
解決できる。
金属細線と、該金属細線の表面に形成された金属被膜と
から成ることを特徴とする第1の発明乃至第6の発明の
いずれか一の発明に記載の半導体装置でも、上記課題を
解決できる。
【0022】第7の発明によれば、ピンが、金属被膜に
より弾力性を得て補強される。
より弾力性を得て補強される。
【0023】また、第8の発明のように、前記金属細線
が金線であり、前記金属被膜がNi合金膜であることを
特徴とする第7の発明に記載の半導体装置でも、上記課
題を解決できる。
が金線であり、前記金属被膜がNi合金膜であることを
特徴とする第7の発明に記載の半導体装置でも、上記課
題を解決できる。
【0024】また、第9の発明は、第1の発明乃至第8
の発明のいずれか一の発明に記載の半導体装置の基板へ
の実装構造であって、前記半導体装置の外部接続端子の
先端が、前記基板の端子に摺動可能に当接した状態で、
前記ピンの先端が前記基板に固定されたことを特徴とす
る実装構造である。
の発明のいずれか一の発明に記載の半導体装置の基板へ
の実装構造であって、前記半導体装置の外部接続端子の
先端が、前記基板の端子に摺動可能に当接した状態で、
前記ピンの先端が前記基板に固定されたことを特徴とす
る実装構造である。
【0025】この実装構造によれば、半導体素子と基板
とが異なる熱膨張率で変形しても、ワイヤ状の外部接続
端子は基板に固定されないから、上記変形の影響を外部
接続端子は殆ど受けない。この点と、ワイヤ状の外部接
続端子自身が弾性変形できる点とを合わせれば、本発明
では、半導体素子と基板との接続信頼性が従来よりもよ
り一層向上される。
とが異なる熱膨張率で変形しても、ワイヤ状の外部接続
端子は基板に固定されないから、上記変形の影響を外部
接続端子は殆ど受けない。この点と、ワイヤ状の外部接
続端子自身が弾性変形できる点とを合わせれば、本発明
では、半導体素子と基板との接続信頼性が従来よりもよ
り一層向上される。
【0026】なお、第9の発明では、第10の発明のよ
うに、前記基板において前記ピンが固定される部位に放
熱板を設けても良い。
うに、前記基板において前記ピンが固定される部位に放
熱板を設けても良い。
【0027】半導体素子で発生する熱は、ピンを通り、
この放熱板で外部に速やかに放熱される。
この放熱板で外部に速やかに放熱される。
【0028】また、第11の発明は、第3の発明に記載
の半導体装置を基板に実装する実装方法であって、前記
ピンの先端部位を認識することにより前記半導体装置の
サイズを認識して、前記半導体装置と前記基板との位置
合わせを行うことを特徴とする半導体装置の実装方法で
ある。
の半導体装置を基板に実装する実装方法であって、前記
ピンの先端部位を認識することにより前記半導体装置の
サイズを認識して、前記半導体装置と前記基板との位置
合わせを行うことを特徴とする半導体装置の実装方法で
ある。
【0029】この実装方法によれば、ピンが半導体素子
の主面の四隅に立設されるから、ピンを先端認識用のカ
メラで確認することで、半導体素子のサイズを認識する
ことができ、サイズを認識するために一般的に使用され
る低倍率カメラは不要となる。しかも、ピンとワイヤ状
の外部接続端子の各先端の高さ位置は、カメラの焦点を
変えなければならない程には違わないから、カメラの焦
点を変えずに外部接続端子の先端を認識でき、それによ
りアライメントの微調整を行うことができる。よって、
本発明では、低倍率カメラを使用しない分だけ、そして
カメラの焦点を変えない分だけ、アライメントに必要な
時間を短縮できる。
の主面の四隅に立設されるから、ピンを先端認識用のカ
メラで確認することで、半導体素子のサイズを認識する
ことができ、サイズを認識するために一般的に使用され
る低倍率カメラは不要となる。しかも、ピンとワイヤ状
の外部接続端子の各先端の高さ位置は、カメラの焦点を
変えなければならない程には違わないから、カメラの焦
点を変えずに外部接続端子の先端を認識でき、それによ
りアライメントの微調整を行うことができる。よって、
本発明では、低倍率カメラを使用しない分だけ、そして
カメラの焦点を変えない分だけ、アライメントに必要な
時間を短縮できる。
【0030】また、第12の発明は、第1の発明乃至第
8の発明のいずれか一の発明に記載の半導体装置の試験
方法であって、前記ピンの先端部位を挟着する挟着機構
と、前記外部接続端子と当接して該外部接続端子に試験
電圧を印加する試験端子とが一主面に設けられたテスト
ボードを準備し、前記挟着機構に前記ピンの先端部位を
挟着することにより、前記外部接続端子を前記試験端子
に当接させ、前記試験端子に前記試験電圧を印加するこ
とにより、前記半導体装置を試験する半導体装置の試験
方法である。
8の発明のいずれか一の発明に記載の半導体装置の試験
方法であって、前記ピンの先端部位を挟着する挟着機構
と、前記外部接続端子と当接して該外部接続端子に試験
電圧を印加する試験端子とが一主面に設けられたテスト
ボードを準備し、前記挟着機構に前記ピンの先端部位を
挟着することにより、前記外部接続端子を前記試験端子
に当接させ、前記試験端子に前記試験電圧を印加するこ
とにより、前記半導体装置を試験する半導体装置の試験
方法である。
【0031】第12の発明によれば、半導体装置を収容
するために一般的に使用されるソケットを必要としな
い。その代わり、テストボードに設けられた挟着機構で
ピンを挟持し、半導体装置をテストボードに当接させ
る。よって、ソケットの分だけスペースを小さくされる
ので、決められたスペース内で多くの半導体装置を試験
でき、試験効率を向上させることができる。
するために一般的に使用されるソケットを必要としな
い。その代わり、テストボードに設けられた挟着機構で
ピンを挟持し、半導体装置をテストボードに当接させ
る。よって、ソケットの分だけスペースを小さくされる
ので、決められたスペース内で多くの半導体装置を試験
でき、試験効率を向上させることができる。
【0032】また、第13の発明は、第1の発明乃至第
8の発明のいずれか一の発明に記載の半導体装置の試験
方法であって、複数の前記半導体装置が集積形成された
半導体基板を準備し、前記各半導体装置の外部接続端子
と当接して該外部接続端子に試験電圧を印加する試験端
子が一主面に設けられたプローバを準備し、前記プロー
バの一主面側を前記半導体基板の外部接続端子側に押圧
することにより、前記複数の半導体装置を一括して試験
する半導体装置の試験方法である。
8の発明のいずれか一の発明に記載の半導体装置の試験
方法であって、複数の前記半導体装置が集積形成された
半導体基板を準備し、前記各半導体装置の外部接続端子
と当接して該外部接続端子に試験電圧を印加する試験端
子が一主面に設けられたプローバを準備し、前記プロー
バの一主面側を前記半導体基板の外部接続端子側に押圧
することにより、前記複数の半導体装置を一括して試験
する半導体装置の試験方法である。
【0033】第13の発明によれば、プローバを半導体
基板に押圧する際、ピンが支えとなるのでプローバを移
動させすぎてワイヤ状の外部接続端子を変形させる懸念
が無い。よって、プローバの移動量を粗く制御しても、
外部接続端子の変形が抑えられる。また、半導体基板上
の全てのピンがプローバに当接することで、半導体基板
がプローバと自動的に平行になり、ワイヤ状の外部接続
端子が試験端子に所望に接触する。
基板に押圧する際、ピンが支えとなるのでプローバを移
動させすぎてワイヤ状の外部接続端子を変形させる懸念
が無い。よって、プローバの移動量を粗く制御しても、
外部接続端子の変形が抑えられる。また、半導体基板上
の全てのピンがプローバに当接することで、半導体基板
がプローバと自動的に平行になり、ワイヤ状の外部接続
端子が試験端子に所望に接触する。
【0034】また、第14の発明は、第6の発明に記載
の半導体装置の試験方法であって、前記ピンに当接する
探測端子と、前記外部接続端子と当接して前記外部接続
端子に試験電圧を印加する試験端子とが一主面に設けら
れたテストボードを準備し、前記半導体装置の前記ピン
側を前記テストボードの一主面に降ろし、前記探測端子
の各々に所定電圧を印加することにより、前記探測端子
間に流れる電流の有無を探測し、前記探測結果に基づい
て、前記ピンと、該ピンに対応する前記探測端子との接
触の有無を検出し、前記検出結果に基づいて、前記半導
体装置が前記テストボードに対して傾いているか否かを
判断する半導体装置の試験方法である。
の半導体装置の試験方法であって、前記ピンに当接する
探測端子と、前記外部接続端子と当接して前記外部接続
端子に試験電圧を印加する試験端子とが一主面に設けら
れたテストボードを準備し、前記半導体装置の前記ピン
側を前記テストボードの一主面に降ろし、前記探測端子
の各々に所定電圧を印加することにより、前記探測端子
間に流れる電流の有無を探測し、前記探測結果に基づい
て、前記ピンと、該ピンに対応する前記探測端子との接
触の有無を検出し、前記検出結果に基づいて、前記半導
体装置が前記テストボードに対して傾いているか否かを
判断する半導体装置の試験方法である。
【0035】第14の発明では、複数のピンが導電性部
材から成り、該複数のピン同士が互いに接続される。半
導体装置がテストボードに対して傾いていない場合は、
各ピンがそれに対応する探測端子と接触するから、探測
端子とピンとで決まる回路が閉となる。よって、各探測
端子に所定電圧を与えれば、該探測端子間に電流が流れ
る。一方、半導体装置がテストボードに対して傾いてい
る場合は、各ピンがそれに対応する探測端子と接触しな
いから、探測端子とピンとで決まる回路がオープンとな
る。よって、各探測端子に所定電圧を与えても、該探測
端子間には電流が流れない。かくして、本発明では、探
測端子間の電流の有無を探測することにより、半導体装
置がテストボードに対して傾いているか否かが判断され
る。
材から成り、該複数のピン同士が互いに接続される。半
導体装置がテストボードに対して傾いていない場合は、
各ピンがそれに対応する探測端子と接触するから、探測
端子とピンとで決まる回路が閉となる。よって、各探測
端子に所定電圧を与えれば、該探測端子間に電流が流れ
る。一方、半導体装置がテストボードに対して傾いてい
る場合は、各ピンがそれに対応する探測端子と接触しな
いから、探測端子とピンとで決まる回路がオープンとな
る。よって、各探測端子に所定電圧を与えても、該探測
端子間には電流が流れない。かくして、本発明では、探
測端子間の電流の有無を探測することにより、半導体装
置がテストボードに対して傾いているか否かが判断され
る。
【0036】なお、第14の発明では、第15の発明の
ように、前記探測端子に代えて、前記ピンを挟着する挟
着機構を用いても良い。
ように、前記探測端子に代えて、前記ピンを挟着する挟
着機構を用いても良い。
【0037】また、第16の発明は、第4の発明に記載
の半導体装置の品質表示方法であって、前記ピンの所定
本数により、前記半導体装置の品質を表示することを特
徴とする半導体装置の品質表示方法である。
の半導体装置の品質表示方法であって、前記ピンの所定
本数により、前記半導体装置の品質を表示することを特
徴とする半導体装置の品質表示方法である。
【0038】また、第17の発明は、第1の発明乃至第
8の発明のいずれか一の発明に記載の半導体装置の運搬
方法であって、前記半導体装置が遊嵌される凹部が設け
られたトレイの該凹部に該半導体装置を収容して、前記
半導体装置を前記トレイと共に運搬する半導体装置の運
搬方法である。
8の発明のいずれか一の発明に記載の半導体装置の運搬
方法であって、前記半導体装置が遊嵌される凹部が設け
られたトレイの該凹部に該半導体装置を収容して、前記
半導体装置を前記トレイと共に運搬する半導体装置の運
搬方法である。
【0039】第17の発明によれば、トレイの凹部に半
導体装置が遊嵌されるので、運搬時に半導体装置が凹部
内を動く。このように動いても、ピンより内側にあるワ
イヤ状の外部接続端子は、ピンに守られて凹部の側壁に
触れないから、ワイヤ状の外部接続端子が凹部の側壁に
触れて変形する危険性が低減される。
導体装置が遊嵌されるので、運搬時に半導体装置が凹部
内を動く。このように動いても、ピンより内側にあるワ
イヤ状の外部接続端子は、ピンに守られて凹部の側壁に
触れないから、ワイヤ状の外部接続端子が凹部の側壁に
触れて変形する危険性が低減される。
【0040】また、第18の発明は、半導体素子の電極
端子が設けられた一主面側に、該電極端子と電気的に接
続された導電膜を形成する工程と、前記導電膜をパター
ニングすることにより、該導電膜に、ワイヤ用ボンディ
ングパッドとピン用ボンディングパッドとを形成する工
程と、前記ワイヤ用ボンディングパッドにワイヤ用金属
細線をワイヤボンディングし、前記ピン用ボンディング
パッドにピン用金属細線をワイヤボンディングする工程
と、前記ワイヤ用金属細線と前記ピン用金属細線の各々
の表面に電解めっきにより金属被膜を形成して、前記ワ
イヤ用金属細線と前記金属被膜とから成るワイヤ状の外
部接続端子と、前記ピン用金属細線と前記金属被膜とか
ら成るピンとを形成する工程とを含むことを特徴とする
半導体装置の製造方法である。
端子が設けられた一主面側に、該電極端子と電気的に接
続された導電膜を形成する工程と、前記導電膜をパター
ニングすることにより、該導電膜に、ワイヤ用ボンディ
ングパッドとピン用ボンディングパッドとを形成する工
程と、前記ワイヤ用ボンディングパッドにワイヤ用金属
細線をワイヤボンディングし、前記ピン用ボンディング
パッドにピン用金属細線をワイヤボンディングする工程
と、前記ワイヤ用金属細線と前記ピン用金属細線の各々
の表面に電解めっきにより金属被膜を形成して、前記ワ
イヤ用金属細線と前記金属被膜とから成るワイヤ状の外
部接続端子と、前記ピン用金属細線と前記金属被膜とか
ら成るピンとを形成する工程とを含むことを特徴とする
半導体装置の製造方法である。
【0041】この第18の発明によっても上記課題を解
決できる。
決できる。
【0042】しかも、第18の発明によれば、ピン用金
属細線を設けたことで、各ワイヤ用金属細線における金
属被膜の膜厚のばらつきが抑えられる。これは、ピン用
金属細線により、めっき液中での各ワイヤ用金属細線近
傍の電流密度が一様になり、それにより各ワイヤ用金属
細線に略同じめっき厚で金属被膜が形成されるからであ
る。
属細線を設けたことで、各ワイヤ用金属細線における金
属被膜の膜厚のばらつきが抑えられる。これは、ピン用
金属細線により、めっき液中での各ワイヤ用金属細線近
傍の電流密度が一様になり、それにより各ワイヤ用金属
細線に略同じめっき厚で金属被膜が形成されるからであ
る。
【0043】また、第19の発明のように、前記導電膜
として貴金属膜を用いることを特徴とする第18の発明
に記載の半導体装置の製造方法でも、上記課題を解決で
きる。
として貴金属膜を用いることを特徴とする第18の発明
に記載の半導体装置の製造方法でも、上記課題を解決で
きる。
【0044】また、第20の発明のように、前記ワイヤ
用金属細線及び前記ピン用金属細線として金線を用い、
前記金属被膜としてNi合金膜を用いることを特徴とす
る第18の発明又は第19の発明に記載の半導体装置の
製造方法でも、上記課題を解決できる。
用金属細線及び前記ピン用金属細線として金線を用い、
前記金属被膜としてNi合金膜を用いることを特徴とす
る第18の発明又は第19の発明に記載の半導体装置の
製造方法でも、上記課題を解決できる。
【0045】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施形態に
ついて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
ついて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0046】(1)半導体装置についての説明
図1は、本実施形態に係る半導体装置の斜視図である。
【0047】図1において、21は半導体素子であっ
て、21aはその一主面である。半導体素子21の一辺
の長さ限定されないが、本実施形態では約7〜14mm
程度である。
て、21aはその一主面である。半導体素子21の一辺
の長さ限定されないが、本実施形態では約7〜14mm
程度である。
【0048】図が煩雑になるので明示はしないが、主面
21aには再配線層が形成されている。係る再配線層
は、半導体素子21の回路と、ワイヤ状の外部接続端子
22、22、・・・とを電気的に接続するように機能す
る。以下では、ワイヤ状の外部接続端子22、22、・
・・のことを単にワイヤと称す。
21aには再配線層が形成されている。係る再配線層
は、半導体素子21の回路と、ワイヤ状の外部接続端子
22、22、・・・とを電気的に接続するように機能す
る。以下では、ワイヤ状の外部接続端子22、22、・
・・のことを単にワイヤと称す。
【0049】このワイヤ22、22、・・・は、主面2
1aに複数立設され、図示のようにS字状である。S字
状にすることで、ワイヤ22、22、・・・に垂直方向
に弾力性を持たせることができる。このワイヤ22、2
2、・・・は、金属細線を主体に構成される。
1aに複数立設され、図示のようにS字状である。S字
状にすることで、ワイヤ22、22、・・・に垂直方向
に弾力性を持たせることができる。このワイヤ22、2
2、・・・は、金属細線を主体に構成される。
【0050】23、23、・・・は、本発明の特徴を成
すピンであり、主面21aの四隅に複数立設される。上
記半導体素子21、ワイヤ22、22、・・・、及びピ
ン23、23、・・・により、半導体装置20が構成さ
れる。
すピンであり、主面21aの四隅に複数立設される。上
記半導体素子21、ワイヤ22、22、・・・、及びピ
ン23、23、・・・により、半導体装置20が構成さ
れる。
【0051】この半導体装置20の外形サイズは、半導
体素子21のそれと略同じだから、いわゆるチップサイ
ズパッケージである。
体素子21のそれと略同じだから、いわゆるチップサイ
ズパッケージである。
【0052】この半導体装置20の断面図を図2に示
す。これより分かるように、ピン23、23、・・・の
高さhは、ワイヤ22、22、・・・の高さHよりも低
い。
す。これより分かるように、ピン23、23、・・・の
高さhは、ワイヤ22、22、・・・の高さHよりも低
い。
【0053】次に、この半導体装置20の実装基板への
実装方法について、図3(a)〜(c)を参照しながら
説明する。図3(a)〜(c)は、本実施形態に係る半
導体装置の実装方法について示す断面図である。
実装方法について、図3(a)〜(c)を参照しながら
説明する。図3(a)〜(c)は、本実施形態に係る半
導体装置の実装方法について示す断面図である。
【0054】この方法では、まず、図3(a)に示すよ
うに、実装基板24と上述の半導体装置20とを準備す
る。実装基板24は特に限定されない。実装基板24と
しては、ポリイミドフィルム等の可撓性基材を主体に構
成されるものを使用しても良いし、リジッドな基板を使
用しても良い。更に、実装基板24の配線層の層数も限
定されない。配線層が多層に積層された多層配線基板
や、片面のみに配線層が形成された片面配線基板等を実
装基板24として用いて良い。
うに、実装基板24と上述の半導体装置20とを準備す
る。実装基板24は特に限定されない。実装基板24と
しては、ポリイミドフィルム等の可撓性基材を主体に構
成されるものを使用しても良いし、リジッドな基板を使
用しても良い。更に、実装基板24の配線層の層数も限
定されない。配線層が多層に積層された多層配線基板
や、片面のみに配線層が形成された片面配線基板等を実
装基板24として用いて良い。
【0055】図中、26、26、・・・は、実装基板2
4の端子である。端子26、26、・・・は、実装基板
24の配線層(不図示)と電気的に接続され、ワイヤ2
2、22、・・・と対応するように配列される。
4の端子である。端子26、26、・・・は、実装基板
24の配線層(不図示)と電気的に接続され、ワイヤ2
2、22、・・・と対応するように配列される。
【0056】一方、27、27、・・・は、ピン23、
23、・・・と対応するように配列されたパッドであ
る。このパッド27、27、・・・は、実装基板24の
配線層と必ずしも電気的に接続される必要は無い。ま
た、このパッド27、27、・・・上には、はんだペー
スト27aの塗布によりはんだが供給されている。
23、・・・と対応するように配列されたパッドであ
る。このパッド27、27、・・・は、実装基板24の
配線層と必ずしも電気的に接続される必要は無い。ま
た、このパッド27、27、・・・上には、はんだペー
スト27aの塗布によりはんだが供給されている。
【0057】端子26やパッド27は、いずれも銅箔等
をパターニングすることにより形成される。
をパターニングすることにより形成される。
【0058】次いで、図3(b)に示すように、半導体
装置20を実装基板24に向かって降ろしていき、ピン
23、23、・・・をはんだペースト27a、27a、
・・・に当接させる。
装置20を実装基板24に向かって降ろしていき、ピン
23、23、・・・をはんだペースト27a、27a、
・・・に当接させる。
【0059】このとき、ワイヤ22、22、・・・はピ
ン23、23、・・・よりも高いから、当該ワイヤ2
2、22、・・・も端子26、26、・・・に当接す
る。
ン23、23、・・・よりも高いから、当該ワイヤ2
2、22、・・・も端子26、26、・・・に当接す
る。
【0060】しかし、ピン23、23、・・・が支えと
なって半導体装置20の下降が止められるから、弾力性
のあるワイヤ22、22、・・・が過剰に変形すること
が防がれる。よって、本発明では、半導体装置20と実
装基板24との接続信頼性が向上できる。
なって半導体装置20の下降が止められるから、弾力性
のあるワイヤ22、22、・・・が過剰に変形すること
が防がれる。よって、本発明では、半導体装置20と実
装基板24との接続信頼性が向上できる。
【0061】また、半導体装置20は、下降される前に
実装基板24と位置合わせ(アライメント)しておかな
ければならない。もし位置合わせされてないと、ワイヤ
22、22、・・・が対応する端子26、26、・・・
に当接しないという不都合が生じる。
実装基板24と位置合わせ(アライメント)しておかな
ければならない。もし位置合わせされてないと、ワイヤ
22、22、・・・が対応する端子26、26、・・・
に当接しないという不都合が生じる。
【0062】この位置合わせを行うため、ピン23、2
3、・・・が無い一般の場合は、ワイヤ22、22、・
・・の先端に焦点が合わされた高倍率カメラ(先端認識
用カメラ)と、半導体素子21の表面全体を見渡す低倍
率カメラの2種類のカメラを用いる。そして、低倍率カ
メラで半導体素子21のサイズを認識し、その後、先端
認識用のカメラでアライメントの微調整を行うのが一般
的である。なお、上記2種類のカメラに代えて一つの変
倍カメラを使用することも考えられるが、これでは倍率
を変えるのに時間を要し、アライメントに時間がかかる
から、通常は行われない。
3、・・・が無い一般の場合は、ワイヤ22、22、・
・・の先端に焦点が合わされた高倍率カメラ(先端認識
用カメラ)と、半導体素子21の表面全体を見渡す低倍
率カメラの2種類のカメラを用いる。そして、低倍率カ
メラで半導体素子21のサイズを認識し、その後、先端
認識用のカメラでアライメントの微調整を行うのが一般
的である。なお、上記2種類のカメラに代えて一つの変
倍カメラを使用することも考えられるが、これでは倍率
を変えるのに時間を要し、アライメントに時間がかかる
から、通常は行われない。
【0063】これに対し、本発明では、半導体素子21
の四隅にピン23、23、・・・を立設することで、該
ピン23、23、・・・をこの位置合わせのアライメン
トマークとして使用し得る。半導体素子21の四隅に立
設されるから、ピン23、23、・・・の先端を先端認
識用のカメラで確認することで、半導体素子21のサイ
ズを認識することができ、低倍率カメラは不要となる。
しかも、ピン23、23、・・・とワイヤ22、22、
・・・の各先端の高さ位置は、カメラの焦点を変えなけ
ればならない程には違わないから、カメラの焦点を変え
ずにワイヤ22、22、・・・の先端を認識でき、それ
によりアライメントの微調整を行うことができる。よっ
て、本発明では、低倍率カメラを使用しない分だけ、そ
してカメラの焦点を変えない分だけ、アライメントに必
要な時間を短縮できるという利点が得られる。
の四隅にピン23、23、・・・を立設することで、該
ピン23、23、・・・をこの位置合わせのアライメン
トマークとして使用し得る。半導体素子21の四隅に立
設されるから、ピン23、23、・・・の先端を先端認
識用のカメラで確認することで、半導体素子21のサイ
ズを認識することができ、低倍率カメラは不要となる。
しかも、ピン23、23、・・・とワイヤ22、22、
・・・の各先端の高さ位置は、カメラの焦点を変えなけ
ればならない程には違わないから、カメラの焦点を変え
ずにワイヤ22、22、・・・の先端を認識でき、それ
によりアライメントの微調整を行うことができる。よっ
て、本発明では、低倍率カメラを使用しない分だけ、そ
してカメラの焦点を変えない分だけ、アライメントに必
要な時間を短縮できるという利点が得られる。
【0064】上記の後は、図3(c)に示される工程が
行われる。この工程では、はんだペースト27a、27
a、・・・をリフローする。これにより、ピン23、2
3、・・・が、溶融したはんだペースト27a、27
a、・・・に侵入する。その後、はんだペースト27
a、27a、・・・の温度が下がれば、はんだによりピ
ン23、23、・・・が配線基板24に固定される。そ
して、ワイヤ22、22、・・・を介して、半導体装置
20と実装基板24とが電気的に接続される。
行われる。この工程では、はんだペースト27a、27
a、・・・をリフローする。これにより、ピン23、2
3、・・・が、溶融したはんだペースト27a、27
a、・・・に侵入する。その後、はんだペースト27
a、27a、・・・の温度が下がれば、はんだによりピ
ン23、23、・・・が配線基板24に固定される。そ
して、ワイヤ22、22、・・・を介して、半導体装置
20と実装基板24とが電気的に接続される。
【0065】この実装構造によれば、ワイヤ22、2
2、・・・がはんだ付けされないから、該ワイヤ22、
22、・・・の先端は端子26、26、・・・に摺動可
能に当接した状態となる。よって、半導体素子21と配
線基板24とが異なる熱膨張率で変形しても、その変形
の影響をワイヤ22、22、・・・は殆ど受けない。こ
の点と、ワイヤ22、22、・・・自身が弾性変形でき
る点とを合わせれば、本発明では、半導体素子21と配
線基板24との接続信頼性が従来よりもより一層向上さ
れる。
2、・・・がはんだ付けされないから、該ワイヤ22、
22、・・・の先端は端子26、26、・・・に摺動可
能に当接した状態となる。よって、半導体素子21と配
線基板24とが異なる熱膨張率で変形しても、その変形
の影響をワイヤ22、22、・・・は殆ど受けない。こ
の点と、ワイヤ22、22、・・・自身が弾性変形でき
る点とを合わせれば、本発明では、半導体素子21と配
線基板24との接続信頼性が従来よりもより一層向上さ
れる。
【0066】また、ピン23、23、・・・を垂直形状
とすると、ピンに垂直方向の荷重がかかってもピンが変
形し難くなるという利点が得られる。但し、この利点を
得る必要が無い場合は、ピン23、23、・・・は垂直
形状に限られない。
とすると、ピンに垂直方向の荷重がかかってもピンが変
形し難くなるという利点が得られる。但し、この利点を
得る必要が無い場合は、ピン23、23、・・・は垂直
形状に限られない。
【0067】ピン23、23、・・・の電気的機能は限
定されない。例えば、ピン23、23、・・・は、半導
体素子21の接地用端子や電源用端子を兼ねても良い。
定されない。例えば、ピン23、23、・・・は、半導
体素子21の接地用端子や電源用端子を兼ねても良い。
【0068】ところで、ごくまれではあるが、半導体装
置20を配線基板24に実装後に、半導体装置20に不
良が検出される場合がある。この場合は、不良の半導体
装置20を配線基板24から取り外さなければならな
い。
置20を配線基板24に実装後に、半導体装置20に不
良が検出される場合がある。この場合は、不良の半導体
装置20を配線基板24から取り外さなければならな
い。
【0069】しかし、本発明では、半導体装置20は、
ピン23、23、・・・によってのみ配線基板24に固
定されており、従来のようにワイヤ22、22、・・・
が配線基板24に固定されない。よって、はんだペース
ト27a、27a、・・・を溶融することにより、半導
体装置20を配線基板24から容易に取り外すことがで
きる。溶融する必要があるのは、パッド27上のはんだ
ペースト27aだけであり、端子26上にはんだペース
トは無いから、従来よりも溶融すべきはんだ量が少な
く、半導体素子21の熱的ダメージを低減できる。
ピン23、23、・・・によってのみ配線基板24に固
定されており、従来のようにワイヤ22、22、・・・
が配線基板24に固定されない。よって、はんだペース
ト27a、27a、・・・を溶融することにより、半導
体装置20を配線基板24から容易に取り外すことがで
きる。溶融する必要があるのは、パッド27上のはんだ
ペースト27aだけであり、端子26上にはんだペース
トは無いから、従来よりも溶融すべきはんだ量が少な
く、半導体素子21の熱的ダメージを低減できる。
【0070】実装構造は上記に限定されない。例えば、
図4に示す実装構造であっても良い。この実装構造で
は、配線基板24においてピン23、23、・・・が固
定される部位に放熱板28が設けられる。係る放熱板2
8としては、配線基板24の配線層を使用し得る。これ
に使用する配線層は、他の配線層と電気的に絶縁され、
かつ、配線基板24の表面にベタ状に露出したものが好
ましい。このような配線層の例としては、例えば接地層
がある。半導体素子21で発生する熱は、ピン23、2
3、・・・を通り、この放熱板28で速やかに外部に放
熱される。
図4に示す実装構造であっても良い。この実装構造で
は、配線基板24においてピン23、23、・・・が固
定される部位に放熱板28が設けられる。係る放熱板2
8としては、配線基板24の配線層を使用し得る。これ
に使用する配線層は、他の配線層と電気的に絶縁され、
かつ、配線基板24の表面にベタ状に露出したものが好
ましい。このような配線層の例としては、例えば接地層
がある。半導体素子21で発生する熱は、ピン23、2
3、・・・を通り、この放熱板28で速やかに外部に放
熱される。
【0071】ところで、ピン23、23、・・・は、様
々な配列が可能である。図5は、その配列の例を示す斜
視図である。
々な配列が可能である。図5は、その配列の例を示す斜
視図である。
【0072】図5の例では、半導体素子21の主面21
aの周縁部に、ピン23、23、・・・が列立される。
この場合の実装構造の断面を図6に示す。
aの周縁部に、ピン23、23、・・・が列立される。
この場合の実装構造の断面を図6に示す。
【0073】図6に示すように、ワイヤ22、22、・
・・は、列立するピン23、23、・・・によって囲ま
れる。各ピン23、23、・・・の間隔は、約700μ
m程度にまで狭めることができる。
・・は、列立するピン23、23、・・・によって囲ま
れる。各ピン23、23、・・・の間隔は、約700μ
m程度にまで狭めることができる。
【0074】この構造では、ピン間隔よりも大きい異物
(埃など)はピン23、23、・・・間を通過できない
からから、異物が半導体装置20の中央部に入り難くな
る。よって、異物によりワイヤ22、22、・・・同士
が電気的に短絡するのを防ぐことができる。
(埃など)はピン23、23、・・・間を通過できない
からから、異物が半導体装置20の中央部に入り難くな
る。よって、異物によりワイヤ22、22、・・・同士
が電気的に短絡するのを防ぐことができる。
【0075】図7(a)〜(b)は、ピン23、23、
・・・の配列の他の例を示す斜視図である。これら例で
は、ピン23、23、・・・が、所定本数づつ群を成し
て設けられる。例えば、図7(a)の例では2本ずつ、
そして図7(b)の例では3本づつ、ピン23、23、
・・・が半導体素子21の四隅に群を成して立設され
る。
・・・の配列の他の例を示す斜視図である。これら例で
は、ピン23、23、・・・が、所定本数づつ群を成し
て設けられる。例えば、図7(a)の例では2本ずつ、
そして図7(b)の例では3本づつ、ピン23、23、
・・・が半導体素子21の四隅に群を成して立設され
る。
【0076】各群の中のピン23、23、・・・の本数
は、半導体装置20の品質を表示するインジゲータとし
て使用し得る。品質の一例としては、スピードソートに
より得られた半導体装置20の動作速度が挙げられる。
スピードソートとは、半導体装置20を完成後に、動作
速度によって半導体装置20を選別する工程のことを言
う。
は、半導体装置20の品質を表示するインジゲータとし
て使用し得る。品質の一例としては、スピードソートに
より得られた半導体装置20の動作速度が挙げられる。
スピードソートとは、半導体装置20を完成後に、動作
速度によって半導体装置20を選別する工程のことを言
う。
【0077】インジゲータの例は次の通りである。スピ
ードソートによって動作速度が最も速い(A級)と選別
された場合は、群中のピン23、23、・・・の本数を
1本(図1)にする。そして、動作速度が中程度(B
級)の場合は、ピン23、23、・・・の本数を2本に
する(図7(a))。また、動作速度が最も遅い(C
級)と選別された場合は3本にする(図7(b))。
ードソートによって動作速度が最も速い(A級)と選別
された場合は、群中のピン23、23、・・・の本数を
1本(図1)にする。そして、動作速度が中程度(B
級)の場合は、ピン23、23、・・・の本数を2本に
する(図7(a))。また、動作速度が最も遅い(C
級)と選別された場合は3本にする(図7(b))。
【0078】但し、ピン23、23、・・・の本数と半
導体装置20の品質との関係は上記に限定されない。こ
れらの関係は、諸般の事情を鑑みて任意に設定して良
い。また、半導体装置20の品質として、動作速度に代
えて、その信頼性を用いても良い。
導体装置20の品質との関係は上記に限定されない。こ
れらの関係は、諸般の事情を鑑みて任意に設定して良
い。また、半導体装置20の品質として、動作速度に代
えて、その信頼性を用いても良い。
【0079】(2)半導体装置の試験方法についての説
明 半導体装置を試験するには、半導体装置を個片で試験す
る方法と、ウエハレベルで試験する方法とがある。これ
らについて順に説明する。
明 半導体装置を試験するには、半導体装置を個片で試験す
る方法と、ウエハレベルで試験する方法とがある。これ
らについて順に説明する。
【0080】個片での試験方法
本発明を説明する前に、一般的に行われている試験方法
について、図8(a)〜(c)を参照して説明する。図
8(a)〜(c)は、半導体装置の一般的な試験方法に
ついて示す断面図である。
について、図8(a)〜(c)を参照して説明する。図
8(a)〜(c)は、半導体装置の一般的な試験方法に
ついて示す断面図である。
【0081】図8(a)において、30はハンドラであ
って、従来例の半導体装置10を真空吸着等で保持す
る。このハンドラ30は垂直方向に可動である。
って、従来例の半導体装置10を真空吸着等で保持す
る。このハンドラ30は垂直方向に可動である。
【0082】また、31はソケットであり、テストボー
ド34を備える。このテストボード34は、半導体装置
10のワイヤ12、12、・・・と当接して該電極端子
に試験電圧を印加することにより、半導体装置10を試
験するものである。ソケット31は、更に、垂直方向に
可動な当接板32と、水平方向に可動な挟持片33、3
3とを備える。
ド34を備える。このテストボード34は、半導体装置
10のワイヤ12、12、・・・と当接して該電極端子
に試験電圧を印加することにより、半導体装置10を試
験するものである。ソケット31は、更に、垂直方向に
可動な当接板32と、水平方向に可動な挟持片33、3
3とを備える。
【0083】試験する際は、図8(b)に示すようにハ
ンドラ30を下に下げる。すると、凸部30aが当接板
32を下に押し下げる。当接板32は挟持片33、33
と複雑なリンク機構を介して機械的に接続されており、
当接板32のこの動きにより、各挟持片33、33は互
いに近づいて半導体装置10を挟持する。
ンドラ30を下に下げる。すると、凸部30aが当接板
32を下に押し下げる。当接板32は挟持片33、33
と複雑なリンク機構を介して機械的に接続されており、
当接板32のこの動きにより、各挟持片33、33は互
いに近づいて半導体装置10を挟持する。
【0084】その後、図8(c)に示すように、ハンド
ラ30を元の位置に戻す。これにより、半導体装置10
がソケット31に収容された。この後、テストボード3
4に試験電圧を印加することにより、半導体装置10が
試験される。図では1つの半導体装置10のみが示され
ているが、実際の工程では、複数の半導体装置10をそ
れぞれのソケット31に収容し、それらを平面的に並べ
て同時に試験する。
ラ30を元の位置に戻す。これにより、半導体装置10
がソケット31に収容された。この後、テストボード3
4に試験電圧を印加することにより、半導体装置10が
試験される。図では1つの半導体装置10のみが示され
ているが、実際の工程では、複数の半導体装置10をそ
れぞれのソケット31に収容し、それらを平面的に並べ
て同時に試験する。
【0085】上記の方法で不利な点は、当接板32と挟
持片33,33(図8(a)〜(c)参照)の動きが複
雑で、これらの部材間に複雑で大げさなリンク機構が必
要な点である。また、リンク機構が必要なため、ソケッ
ト31の大きさが大きくなり、試験に必要なスペースが
増大してしまう。このようにスペースが増大すると、決
められたスペース内で試験できる半導体装置10の数が
減ってしまうから、試験効率が良くない。
持片33,33(図8(a)〜(c)参照)の動きが複
雑で、これらの部材間に複雑で大げさなリンク機構が必
要な点である。また、リンク機構が必要なため、ソケッ
ト31の大きさが大きくなり、試験に必要なスペースが
増大してしまう。このようにスペースが増大すると、決
められたスペース内で試験できる半導体装置10の数が
減ってしまうから、試験効率が良くない。
【0086】一方、本発明では、図9(a)〜(b)及
び図10(a)〜(b)のようにする。図9(a)〜
(b)及び図10(a)〜(b)は、本実施形態に係る
半導体装置の個片での試験方法について示す断面図であ
る。
び図10(a)〜(b)のようにする。図9(a)〜
(b)及び図10(a)〜(b)は、本実施形態に係る
半導体装置の個片での試験方法について示す断面図であ
る。
【0087】まず、図9(a)に示すように、ハンドラ
41で半導体装置20を保持する。保持するには、例え
ば、真空吸着等を用いれば良い。このハンドラ41は、
垂直方向に可動である。40はアームであって、ハンド
ラ41の動きに合わせて所望に可動である。
41で半導体装置20を保持する。保持するには、例え
ば、真空吸着等を用いれば良い。このハンドラ41は、
垂直方向に可動である。40はアームであって、ハンド
ラ41の動きに合わせて所望に可動である。
【0088】そして、テストボード49を準備する。係
るテストボード49は、例えば板状のセラミックから成
り、その一主面に試験端子48、48、・・・と挟着機
構47、47、・・・とを有する。このうち、試験端子
48、48、・・・は、例えば貴金属膜又は貴金属膜で
被覆した銅配線から成り、そのような貴金属としては例
えばAu、Pd、Pd/Ni、Au/Ni、及びRh等
がある。そして、この試験端子48、48、・・・は、
各ワイヤ22、22、・・・に対応するように配置さ
れ、該ワイヤ22、22、・・・に試験電圧を印加する
ものである。
るテストボード49は、例えば板状のセラミックから成
り、その一主面に試験端子48、48、・・・と挟着機
構47、47、・・・とを有する。このうち、試験端子
48、48、・・・は、例えば貴金属膜又は貴金属膜で
被覆した銅配線から成り、そのような貴金属としては例
えばAu、Pd、Pd/Ni、Au/Ni、及びRh等
がある。そして、この試験端子48、48、・・・は、
各ワイヤ22、22、・・・に対応するように配置さ
れ、該ワイヤ22、22、・・・に試験電圧を印加する
ものである。
【0089】また、挟着機構47は、各ピン23、2
3、・・・に対応するように配置され、その詳細は点線
円内に示す如くである。それに示すように、挟着機構4
7は、アーム40が当接する当接板42と、クランク4
5と、挟み片46、46とを有する。これらの部材は、
ステンレス等の丈夫な金属から成るのが好ましい。挟み
片46、46は、一端46a、46aを支点にして揺動
可能である。
3、・・・に対応するように配置され、その詳細は点線
円内に示す如くである。それに示すように、挟着機構4
7は、アーム40が当接する当接板42と、クランク4
5と、挟み片46、46とを有する。これらの部材は、
ステンレス等の丈夫な金属から成るのが好ましい。挟み
片46、46は、一端46a、46aを支点にして揺動
可能である。
【0090】43、44は、上記の部材同士を連結する
連結棒であり、各一端43a、44aで回動可能となる
ようにクランク45に連結される。これらの連結棒4
3、444は、ステンレス等の丈夫な金属から成るのが
好ましい。また、クランク45はクランク軸45aを中
心にして回動可能である。
連結棒であり、各一端43a、44aで回動可能となる
ようにクランク45に連結される。これらの連結棒4
3、444は、ステンレス等の丈夫な金属から成るのが
好ましい。また、クランク45はクランク軸45aを中
心にして回動可能である。
【0091】当接板42は垂直方向に可動である。当接
板42の垂直運動は、クランク45により水平運動に変
換され、最終的には挟み片46、46を開閉する。
板42の垂直運動は、クランク45により水平運動に変
換され、最終的には挟み片46、46を開閉する。
【0092】次に、図9(b)に示すように、アーム4
0とハンドラ41とを共に下降させる。すると、まず最
初にアーム40が当接板42に当接して、該当接板42
が圧下され、挟み片46、46が開く。そして、更に下
降を続けることにより、開いた挟み片46、46にピン
23が挟入すると共に、ワイヤ22、22、・・・が試
験端子48、48、・・・に当接する。
0とハンドラ41とを共に下降させる。すると、まず最
初にアーム40が当接板42に当接して、該当接板42
が圧下され、挟み片46、46が開く。そして、更に下
降を続けることにより、開いた挟み片46、46にピン
23が挟入すると共に、ワイヤ22、22、・・・が試
験端子48、48、・・・に当接する。
【0093】次いで、図10(a)に示すように、ハン
ドラ41はそのままで、アーム40を上昇させる。これ
により、当接板42も上昇するので、挟み片46、46
が閉じ、ピン23の先端部位が挟み片46、46により
挟着される。
ドラ41はそのままで、アーム40を上昇させる。これ
により、当接板42も上昇するので、挟み片46、46
が閉じ、ピン23の先端部位が挟み片46、46により
挟着される。
【0094】続いて、図10(b)に示すように、ハン
ドラ41を上昇させる。これにより、半導体装置20が
テストボード49にセットされる。
ドラ41を上昇させる。これにより、半導体装置20が
テストボード49にセットされる。
【0095】本発明によれば、半導体装置を収容するた
めに一般的に使用されるソケット31(図8(a)〜
(c)参照)を必要としない。その代わり、テストボー
ド49に設けられた挟着機構47でピン23を挟持し、
半導体装置20をテストボード49に当接させる。よっ
て、ソケットの分だけスペースを小さくできるので、決
められたスペース内でより多くの半導体装置20を試験
でき、試験効率を向上させることができる。
めに一般的に使用されるソケット31(図8(a)〜
(c)参照)を必要としない。その代わり、テストボー
ド49に設けられた挟着機構47でピン23を挟持し、
半導体装置20をテストボード49に当接させる。よっ
て、ソケットの分だけスペースを小さくできるので、決
められたスペース内でより多くの半導体装置20を試験
でき、試験効率を向上させることができる。
【0096】しかも、本発明では、以下に説明するよう
に、半導体装置20とテストボード49との傾きの有無
をも検出できる。これについて、図11(a)〜(c)
を参照しながら説明する。
に、半導体装置20とテストボード49との傾きの有無
をも検出できる。これについて、図11(a)〜(c)
を参照しながら説明する。
【0097】この利点を得るには、図11(a)に示す
ように、2つの挟着機構47、47の間にテスタ50を
接続する。このテスタ50は、各挟着機構47、47に
所定電圧を印加し、該挟着機構47、47間に電位差を
生じせしめる。
ように、2つの挟着機構47、47の間にテスタ50を
接続する。このテスタ50は、各挟着機構47、47に
所定電圧を印加し、該挟着機構47、47間に電位差を
生じせしめる。
【0098】なお、挟着機構47、47において電圧を
与えるべき部位は、挟み片46、46(図9(a)参
照)である。そして、後述するが、テスタ50では電流
を計測するから、挟み片46、46は導電性部材で構成
するのが好ましい。また、連結棒44は、この挟み片4
6、46を電気的に絶縁すべく、プラスチック等の絶縁
体から成るのが好ましい。
与えるべき部位は、挟み片46、46(図9(a)参
照)である。そして、後述するが、テスタ50では電流
を計測するから、挟み片46、46は導電性部材で構成
するのが好ましい。また、連結棒44は、この挟み片4
6、46を電気的に絶縁すべく、プラスチック等の絶縁
体から成るのが好ましい。
【0099】更に、この利点を得るには、半導体装置2
0(図1参照)として、ピン23、23、・・・が導電
性部材から成り、かつそれらが電気的に接続されたもの
を使用する。係る電気的接続は、半導体素子21の主面
21aの再配線層(後述)において行われる。この場
合、ピン23、23、・・・とワイヤ22、22、・・
・とは電気的に絶縁されるのが好ましい。
0(図1参照)として、ピン23、23、・・・が導電
性部材から成り、かつそれらが電気的に接続されたもの
を使用する。係る電気的接続は、半導体素子21の主面
21aの再配線層(後述)において行われる。この場
合、ピン23、23、・・・とワイヤ22、22、・・
・とは電気的に絶縁されるのが好ましい。
【0100】図11(b)は、半導体装置20がテスト
ボード49に対して傾いておらず、所望に試験を行うこ
とができる状態を示す。この状態では、ピン23が挟着
機構47と接触しており、図の点線で示す部位が閉回路
となるから、挟着機構47、47間に電流が流れる。係
る電流は、テスタ50にて探測される。なお、図11に
おいて、半導体素子21内の点線は、該半導体素子21
の再配線層を流れる電流を示す。
ボード49に対して傾いておらず、所望に試験を行うこ
とができる状態を示す。この状態では、ピン23が挟着
機構47と接触しており、図の点線で示す部位が閉回路
となるから、挟着機構47、47間に電流が流れる。係
る電流は、テスタ50にて探測される。なお、図11に
おいて、半導体素子21内の点線は、該半導体素子21
の再配線層を流れる電流を示す。
【0101】一方、図11(c)は、半導体装置20が
テストボード49に対して傾いている状態を示す。この
状態では、ワイヤ22、22、・・・の中で試験端子4
8、48、・・・に接触しないものがあるから、試験を
行うことができない。
テストボード49に対して傾いている状態を示す。この
状態では、ワイヤ22、22、・・・の中で試験端子4
8、48、・・・に接触しないものがあるから、試験を
行うことができない。
【0102】このように傾きがあると、挟着機構47と
ピン23とが離間して接触しないので、図11(b)の
閉回路がオープンとなる。よって、挟着機構47、47
間には電流は流れないから、テスタ50が示す電流値は
0となる。
ピン23とが離間して接触しないので、図11(b)の
閉回路がオープンとなる。よって、挟着機構47、47
間には電流は流れないから、テスタ50が示す電流値は
0となる。
【0103】かくして、本発明では、テスタ50が計測
する電流値が0か否かを探測することで、ピン23と挟
着機構47との接触の有無が検出できる。そして、この
検出結果により、半導体装置20が傾いているか否かを
判断することができる。これは、ソケット31(図8
(a)参照)を用いた一般的な方法では得られない利点
である。
する電流値が0か否かを探測することで、ピン23と挟
着機構47との接触の有無が検出できる。そして、この
検出結果により、半導体装置20が傾いているか否かを
判断することができる。これは、ソケット31(図8
(a)参照)を用いた一般的な方法では得られない利点
である。
【0104】本発明は上記に限定されない。例えば、挟
着機構47、47に代えて、図12(a)に示すような
探測端子54、54、・・・を使用しても良い。係る探
測端子54.54、・・・は、ピン23、23、・・・
と対応して配列されるが、ピン23、23、・・・を挟
持する機能は無い。よって、試験の際は、図12(b)
に示すように、ハンドラ41により半導体装置20をテ
ストボード49に押圧しておく。
着機構47、47に代えて、図12(a)に示すような
探測端子54、54、・・・を使用しても良い。係る探
測端子54.54、・・・は、ピン23、23、・・・
と対応して配列されるが、ピン23、23、・・・を挟
持する機能は無い。よって、試験の際は、図12(b)
に示すように、ハンドラ41により半導体装置20をテ
ストボード49に押圧しておく。
【0105】図12(b)の例では、半導体装置20が
テストボード49対して傾いていないので、探測端子5
4、54間に電流が流れる。
テストボード49対して傾いていないので、探測端子5
4、54間に電流が流れる。
【0106】一方、図12(c)では、ハンドラ41が
テストボード49に対して傾いているので、半導体装置
20も傾いている。この場合は、ピン23が探測端子5
4から離間するので、探測端子54、54間の電流は0
となる。
テストボード49に対して傾いているので、半導体装置
20も傾いている。この場合は、ピン23が探測端子5
4から離間するので、探測端子54、54間の電流は0
となる。
【0107】このように、探測端子54、54、・・・
を使用しても、該探測端子54、54、・・・間の電流
値が0か否かを探測することで、半導体装置20の傾き
の有無を判断することができる。
を使用しても、該探測端子54、54、・・・間の電流
値が0か否かを探測することで、半導体装置20の傾き
の有無を判断することができる。
【0108】或いはまた、図13(a)〜(c)に示す
方法を用いて、半導体装置20の傾きの有無を検出して
も良い。
方法を用いて、半導体装置20の傾きの有無を検出して
も良い。
【0109】この方法では、図13(a)に示すような
回路をテストボード49に形成しておく。同図におい
て、54a〜54dは探測端子である。これらのうち、
全ての2端子の組み合わせに対して抵抗計80a〜80
dを接続する。
回路をテストボード49に形成しておく。同図におい
て、54a〜54dは探測端子である。これらのうち、
全ての2端子の組み合わせに対して抵抗計80a〜80
dを接続する。
【0110】また、図13(b)は、この場合の半導体
装置20の斜視図である。同図においては、説明の都合
上、4本のピンを符号23a〜23dで区別している。
78は、半導体素子21上に形成された再配線層であっ
て、4本のピン23a〜23dの各々に電気的に接続さ
れている。また、先の探測端子54a〜54dは、これ
らのピン23a〜23dと各々対応するように形成され
る。
装置20の斜視図である。同図においては、説明の都合
上、4本のピンを符号23a〜23dで区別している。
78は、半導体素子21上に形成された再配線層であっ
て、4本のピン23a〜23dの各々に電気的に接続さ
れている。また、先の探測端子54a〜54dは、これ
らのピン23a〜23dと各々対応するように形成され
る。
【0111】試験する際は、上述の半導体装置20をテ
ストボード49に向かって降ろし、各ピン23a〜23
d(図13(b)参照)を、各々対応する探測端子54
a〜54d(図13(a)参照)に当接させる。当接し
た状態での全体の等価回路は図13(c)のようにな
る。図13(c)において、抵抗Rab〜Rdaの意味は、
次の通りである。 ・抵抗Rab・・・ピン23a−ピン23b間の再配線層
78の抵抗 ・抵抗Rbc・・・ピン23b−ピン23c間の再配線層
78の抵抗 ・抵抗Rcd・・・ピン23c−ピン23d間の再配線層
78の抵抗 ・抵抗Rda・・・ピン23d−ピン23a間の再配線層
78の抵抗 再配線層78をRab=Rbc=Rcd=Rdaと設計すれば、
ピン23a〜23dとテストボード49側の探測端子5
4a〜54dとが各々均一に接触する場合、各端子間抵
抗はRab=Rbc=Rcd=Rdaと一定となる。
ストボード49に向かって降ろし、各ピン23a〜23
d(図13(b)参照)を、各々対応する探測端子54
a〜54d(図13(a)参照)に当接させる。当接し
た状態での全体の等価回路は図13(c)のようにな
る。図13(c)において、抵抗Rab〜Rdaの意味は、
次の通りである。 ・抵抗Rab・・・ピン23a−ピン23b間の再配線層
78の抵抗 ・抵抗Rbc・・・ピン23b−ピン23c間の再配線層
78の抵抗 ・抵抗Rcd・・・ピン23c−ピン23d間の再配線層
78の抵抗 ・抵抗Rda・・・ピン23d−ピン23a間の再配線層
78の抵抗 再配線層78をRab=Rbc=Rcd=Rdaと設計すれば、
ピン23a〜23dとテストボード49側の探測端子5
4a〜54dとが各々均一に接触する場合、各端子間抵
抗はRab=Rbc=Rcd=Rdaと一定となる。
【0112】もし、ピン23a〜23dのいずれかが接
触不良を起こしている場合、そのピンを含む端子間抵抗
は上記の値よりもはるかに大きくなり、半導体装置20
がテストボード49と平行ではないと確認できる。
触不良を起こしている場合、そのピンを含む端子間抵抗
は上記の値よりもはるかに大きくなり、半導体装置20
がテストボード49と平行ではないと確認できる。
【0113】ウエハレベルでの試験方法
図14に示すように、上述の半導体装置20は、シリコ
ンウエハ(半導体基板)51に集積形成され、該シリコ
ンウエハ51をダイシングすることにより個片化され
る。よって、半導体装置20は、上述のように個片化し
た後に試験するのではなく、ダイシング前にウエハの状
態で(ウエハレベルで)一括して試験することも可能で
ある。
ンウエハ(半導体基板)51に集積形成され、該シリコ
ンウエハ51をダイシングすることにより個片化され
る。よって、半導体装置20は、上述のように個片化し
た後に試験するのではなく、ダイシング前にウエハの状
態で(ウエハレベルで)一括して試験することも可能で
ある。
【0114】ウエハレベルで試験するには、図15に示
すようなプローバ52を準備する。図15は、プローバ
52及びシリコンウエハ51の断面図である。
すようなプローバ52を準備する。図15は、プローバ
52及びシリコンウエハ51の断面図である。
【0115】このプローバ52は、板状のセラミックか
ら成り、その一主面52aに試験端子53、53、・・
・が設けられる。係る試験端子53、53、・・・は、
例えば貴金属膜又は貴金属膜で被覆した銅配線から成
り、そのような貴金属としては例えばAu、Pd、Pd
/Ni、Au/Ni、及びRh等がある。そして、この
試験端子53、53、・・・は、ウエハレベルでの半導
体装置20のワイヤ22、22、・・・と対応するよう
に配置され、該ワイヤ22、22、・・・に試験電圧を
印加するものである。
ら成り、その一主面52aに試験端子53、53、・・
・が設けられる。係る試験端子53、53、・・・は、
例えば貴金属膜又は貴金属膜で被覆した銅配線から成
り、そのような貴金属としては例えばAu、Pd、Pd
/Ni、Au/Ni、及びRh等がある。そして、この
試験端子53、53、・・・は、ウエハレベルでの半導
体装置20のワイヤ22、22、・・・と対応するよう
に配置され、該ワイヤ22、22、・・・に試験電圧を
印加するものである。
【0116】そして、図16に示すように、プローバ5
2をシリコンウエハ51に向けて移動することにより、
該プローバ52の主面52aをウエハ51のワイヤ2
2、22、・・・側に押圧する。
2をシリコンウエハ51に向けて移動することにより、
該プローバ52の主面52aをウエハ51のワイヤ2
2、22、・・・側に押圧する。
【0117】このとき、ピン23、23、・・・が支え
となるので、プローバ52を移動させすぎて、弾力性の
あるワイヤ22、22、・・・を変形させる懸念が無
い。よって、プローバ52の移動量を粗く制御しても、
ワイヤ22、22、・・・の変形を抑えることができ
る。また、全てのピン23、23、・・・がプローバ5
2に当接すれば、ウエハ51が自動的にプローバ52と
平行になるから、ワイヤ22、22、・・・が試験端子
53、53、・・・に所望に接触する。
となるので、プローバ52を移動させすぎて、弾力性の
あるワイヤ22、22、・・・を変形させる懸念が無
い。よって、プローバ52の移動量を粗く制御しても、
ワイヤ22、22、・・・の変形を抑えることができ
る。また、全てのピン23、23、・・・がプローバ5
2に当接すれば、ウエハ51が自動的にプローバ52と
平行になるから、ワイヤ22、22、・・・が試験端子
53、53、・・・に所望に接触する。
【0118】このように、ウエハレベルの試験では、プ
ローバ52の移動量を粗く制御しても、ワイヤ22、2
2、・・・の変形を防ぎながら、ウエハ51とプローバ
52との平行性を出すことができる。
ローバ52の移動量を粗く制御しても、ワイヤ22、2
2、・・・の変形を防ぎながら、ウエハ51とプローバ
52との平行性を出すことができる。
【0119】しかも、ウエハレベルの試験では、シリコ
ンウエハに作り込まれた多数の半導体装置20を同時に
一括して試験できるから、個片で試験する場合よりも試
験時間が短縮できる。勿論、個片で試験する際に必要な
ソケット31(図8(a)参照)が不要となるから、ソ
ケット31のコストの分だけ試験コストが安くなるう
え、ソケット31に半導体装置を収納する手間が省け
る。
ンウエハに作り込まれた多数の半導体装置20を同時に
一括して試験できるから、個片で試験する場合よりも試
験時間が短縮できる。勿論、個片で試験する際に必要な
ソケット31(図8(a)参照)が不要となるから、ソ
ケット31のコストの分だけ試験コストが安くなるう
え、ソケット31に半導体装置を収納する手間が省け
る。
【0120】また、本発明では、ワイヤ22、22、・
・・がS字状で垂直方向に弾力性があるから、それらの
高さに多少ばらつきがあっても、プローバ52をシリコ
ンウエハ51に押圧することで、全てのワイヤ22、2
2、・・・を試験端子53、53、・・・に接触させる
ことができる。これは、ワイヤ22、22、・・・に代
えてバンプ等の弾力性が無いものを用いた場合には見ら
れない利点である。
・・がS字状で垂直方向に弾力性があるから、それらの
高さに多少ばらつきがあっても、プローバ52をシリコ
ンウエハ51に押圧することで、全てのワイヤ22、2
2、・・・を試験端子53、53、・・・に接触させる
ことができる。これは、ワイヤ22、22、・・・に代
えてバンプ等の弾力性が無いものを用いた場合には見ら
れない利点である。
【0121】(3)半導体装置の運搬方法
次に、個片化された半導体装置20の運搬方法について
説明する。図17は、運搬に使用されるトレー60の斜
視図である。このトレー60には、半導体装置20を収
容するための凹部60a、60a、・・・が複数設けら
れる。半導体装置20、20、・・・(図1参照)は、
この凹部60a、60a、・・・に収容されて、トレー
60と共に運搬される。
説明する。図17は、運搬に使用されるトレー60の斜
視図である。このトレー60には、半導体装置20を収
容するための凹部60a、60a、・・・が複数設けら
れる。半導体装置20、20、・・・(図1参照)は、
この凹部60a、60a、・・・に収容されて、トレー
60と共に運搬される。
【0122】図18は、このトレー60の拡大断面図で
ある。これに示されるように、凹部60aは、半導体装
置20を横から圧迫しないように若干の余裕がある。よ
って、半導体装置20は凹部60aに遊嵌される。
ある。これに示されるように、凹部60aは、半導体装
置20を横から圧迫しないように若干の余裕がある。よ
って、半導体装置20は凹部60aに遊嵌される。
【0123】上記の如く凹部60aに余裕があると、運
搬時に半導体装置20が凹部60a内を動く。このよう
に動いても、ピン23、23、・・・より内側にあるワ
イヤ22、22、・・・は、ピン23、23、・・・に
守られて凹部60aの側壁60bに触れない。よって、
ピン23、23、・・・を設けたことで、ワイヤ22、
22、・・・が凹部60aの側壁60bに触れて変形す
る危険性を低減することができる。
搬時に半導体装置20が凹部60a内を動く。このよう
に動いても、ピン23、23、・・・より内側にあるワ
イヤ22、22、・・・は、ピン23、23、・・・に
守られて凹部60aの側壁60bに触れない。よって、
ピン23、23、・・・を設けたことで、ワイヤ22、
22、・・・が凹部60aの側壁60bに触れて変形す
る危険性を低減することができる。
【0124】(4)半導体装置の製造方法
次に、上述の半導体装置20の製造方法について説明す
る。図19(a)〜(e)、図20(a)〜(d)、及
び図21(a)〜(b)は、本実施形態に係る半導体装
置の製造方法について示す断面図である。
る。図19(a)〜(e)、図20(a)〜(d)、及
び図21(a)〜(b)は、本実施形態に係る半導体装
置の製造方法について示す断面図である。
【0125】まず最初に、図19(a)に示すように、
半導体素子21を準備する。特に明示はしないが、半導
体素子21はシリコンウエハ上に集積形成されており、
まだ個片化されていない。そして、この半導体素子21
の一主面21aには、SiN(窒化シリコン)等から成
るパッシベーション膜21bが形成されている。パッシ
ベーション膜21bには開口21dが開口され、該開口
21dから電極端子21cが露出する。電極端子21c
は、例えばアルミニウム(Al)から成り、半導体素子
21の回路(不図示)と電気的に接続される。
半導体素子21を準備する。特に明示はしないが、半導
体素子21はシリコンウエハ上に集積形成されており、
まだ個片化されていない。そして、この半導体素子21
の一主面21aには、SiN(窒化シリコン)等から成
るパッシベーション膜21bが形成されている。パッシ
ベーション膜21bには開口21dが開口され、該開口
21dから電極端子21cが露出する。電極端子21c
は、例えばアルミニウム(Al)から成り、半導体素子
21の回路(不図示)と電気的に接続される。
【0126】次に、図19(b)に示すように、ポリイ
ミドやエポキシよりなる絶縁膜70をパッシベーション
膜21b上に形成する。絶縁膜70の膜厚は限定されな
いが、本実施形態では約2〜20μm程度である。この
絶縁膜70には、開口21dに連通する開口70aが開
口される。
ミドやエポキシよりなる絶縁膜70をパッシベーション
膜21b上に形成する。絶縁膜70の膜厚は限定されな
いが、本実施形態では約2〜20μm程度である。この
絶縁膜70には、開口21dに連通する開口70aが開
口される。
【0127】係る開口70aは、絶縁膜70が感光性の
場合、該絶縁膜70を露光・現像することにより開口さ
れる。また、絶縁膜70が非感光性の場合は、レーザ加
工により開口70aが開口される。
場合、該絶縁膜70を露光・現像することにより開口さ
れる。また、絶縁膜70が非感光性の場合は、レーザ加
工により開口70aが開口される。
【0128】そして、各開口21d、70aにより、ビ
アホール71が画定される。
アホール71が画定される。
【0129】次いで、図19(c)に示すように、バリ
ア膜72を形成する。このバリア膜72はスパッタリン
グにより形成され、例えばチタン(Ti)膜とタングス
テン(W)膜とをこの順に積層してなるTi/W膜や、
Ti膜、Cr膜、Pd膜、又はNi膜等よりなる。バリ
ア膜72の膜厚は限定されないが、本実施形態では約
0.1〜0.5μm程度である。
ア膜72を形成する。このバリア膜72はスパッタリン
グにより形成され、例えばチタン(Ti)膜とタングス
テン(W)膜とをこの順に積層してなるTi/W膜や、
Ti膜、Cr膜、Pd膜、又はNi膜等よりなる。バリ
ア膜72の膜厚は限定されないが、本実施形態では約
0.1〜0.5μm程度である。
【0130】このバリア膜72の形成部位は、絶縁膜7
0上、ビアホール71の側壁、及び電極端子21c上で
ある。電極端子21c上に形成されるから、バリア膜7
2はこの電極端子21cと電気的に接続される。このバ
リア膜72としてTi膜やTi/W膜を形成する場合
は、Ti膜によりバリア膜72と絶縁膜70との密着強
度が高められる。
0上、ビアホール71の側壁、及び電極端子21c上で
ある。電極端子21c上に形成されるから、バリア膜7
2はこの電極端子21cと電気的に接続される。このバ
リア膜72としてTi膜やTi/W膜を形成する場合
は、Ti膜によりバリア膜72と絶縁膜70との密着強
度が高められる。
【0131】続いて、図19(d)に示すように、この
バリア膜72上に貴金属膜(導電膜)79を形成する。
その貴金属膜79は、後でワイヤボンディングされる金
線との接合力を高めるように機能し、例えばAu、P
d、Pd/Ni、Au/Ni、及びRh等をスパッタリン
グすることにより形成される。そして、この貴金属膜7
9は、下地のバリア膜72を介して電極端子21cと電
気的に接続される。なお、この貴金属膜79の膜厚は限
定されないが、本実施形態では約0.05〜0.4μm
程度である。
バリア膜72上に貴金属膜(導電膜)79を形成する。
その貴金属膜79は、後でワイヤボンディングされる金
線との接合力を高めるように機能し、例えばAu、P
d、Pd/Ni、Au/Ni、及びRh等をスパッタリン
グすることにより形成される。そして、この貴金属膜7
9は、下地のバリア膜72を介して電極端子21cと電
気的に接続される。なお、この貴金属膜79の膜厚は限
定されないが、本実施形態では約0.05〜0.4μm
程度である。
【0132】次に、図19(e)に示すように、貴金属
膜79をパターニングする。係るパターニングは、貴金
属膜79上に不図示のフォトレジストを塗布し、該フォ
トレジストを露光・現像して所要パターンにし、そして
このフォトレジストをエッチングマスクにして貴金属膜
79をウエット・エッチングすることにより行われる。
膜79をパターニングする。係るパターニングは、貴金
属膜79上に不図示のフォトレジストを塗布し、該フォ
トレジストを露光・現像して所要パターンにし、そして
このフォトレジストをエッチングマスクにして貴金属膜
79をウエット・エッチングすることにより行われる。
【0133】図において、79aは、パターニングされ
た貴金属膜79において後でピン23(図1参照)が立
設される部位である。そして、79bは、貴金属膜79
上で後でワイヤ22、22、・・・(図1参照)が立設
される部位である。以下、79aをピン用ボンディング
パッドと称し、79bをワイヤ用ボンディングパッドと
称する。これらピン用ボンディングパッド79aとワイ
ヤ用ボンディングパッド79bとは、互いに電気的に絶
縁されるように形成するのが好ましい。
た貴金属膜79において後でピン23(図1参照)が立
設される部位である。そして、79bは、貴金属膜79
上で後でワイヤ22、22、・・・(図1参照)が立設
される部位である。以下、79aをピン用ボンディング
パッドと称し、79bをワイヤ用ボンディングパッドと
称する。これらピン用ボンディングパッド79aとワイ
ヤ用ボンディングパッド79bとは、互いに電気的に絶
縁されるように形成するのが好ましい。
【0134】次いで、図20(a)に示すように、パタ
ーニングされた貴金属膜79上にフォトレジスト73を
塗布する。そして、このフォトレジスト73を露光・現
像することにより、ピン用開口73aとワイヤ用開口7
3bとを開口する。ピン用開口73aからはピン用ボン
ディングパッド79aが露出し、ワイヤ用開口73bか
らはワイヤ用ボンディングパッド79bが露出する。
ーニングされた貴金属膜79上にフォトレジスト73を
塗布する。そして、このフォトレジスト73を露光・現
像することにより、ピン用開口73aとワイヤ用開口7
3bとを開口する。ピン用開口73aからはピン用ボン
ディングパッド79aが露出し、ワイヤ用開口73bか
らはワイヤ用ボンディングパッド79bが露出する。
【0135】続いて、図20(b)に示すように、ピン
用ボンディングパッド79a上にピン用金線(金属細
線)74aをワイヤボンディングする。そして、ワイヤ
用ボンディングパッド79b上にワイヤ用金線(金属細
線)74bをワイヤボンディングする。
用ボンディングパッド79a上にピン用金線(金属細
線)74aをワイヤボンディングする。そして、ワイヤ
用ボンディングパッド79b上にワイヤ用金線(金属細
線)74bをワイヤボンディングする。
【0136】ピン用金線74aとワイヤ用金線74bの
直径は限定されないが、本実施形態では両者とも約25
〜50μm程度である。
直径は限定されないが、本実施形態では両者とも約25
〜50μm程度である。
【0137】図示の如く、ピン用金線74aは概略垂直
形状に形成される。垂直形状にすることで、垂直方向か
らの荷重に対するピンの強度が高められるが、この利点
が不要な場合は、垂直形状でなくても良い。一方、ワイ
ヤ用金線74bはS字状に形成される。垂直形状やS字
状といった形状は、キャピラリ75の動きを制御して得
ることができる。
形状に形成される。垂直形状にすることで、垂直方向か
らの荷重に対するピンの強度が高められるが、この利点
が不要な場合は、垂直形状でなくても良い。一方、ワイ
ヤ用金線74bはS字状に形成される。垂直形状やS字
状といった形状は、キャピラリ75の動きを制御して得
ることができる。
【0138】次に、図20(c)に示すように、各金線
74a、74bに弾力性を持たせてそれらを補強するた
め、Ni合金膜(金属被膜)76を形成する。
74a、74bに弾力性を持たせてそれらを補強するた
め、Ni合金膜(金属被膜)76を形成する。
【0139】このNi合金膜76の形成部位は、金線7
4a、74bの表面と、ボンディングパッド79a、7
9b上である。また、Ni合金膜76は、下地のバリア
膜72に給電を行い、電解めっきにより形成される。
4a、74bの表面と、ボンディングパッド79a、7
9b上である。また、Ni合金膜76は、下地のバリア
膜72に給電を行い、電解めっきにより形成される。
【0140】本願発明者は、ピン用金線74aを設ける
と、各ワイヤ用金線74b、74b、・・・間のNi合
金膜76のめっき厚のばらつきが抑えられることを見出
した。この理由は次のようである。すなわち、めっき液
中での各ワイヤ用金線74b、74b、・・・近傍の電
流密度は、該ワイヤ用金線74b、74b、・・・の形
成部位によって異なる。特に、半導体素子21(図1参
照)の周縁と中央部とを比較すると、周縁の方が電流密
度が大きいので、周縁にあるワイヤ用金線74bではN
i合金膜76が厚く形成される。そこで、周縁にピン用
金線74aを設けると、元々周縁にあるワイヤ用金線7
4bを流れる電流がこのピン用金線74aにも流れるか
ら電流密度を小さくできる。これを換言すれば、ピン用
金線74aは、各ワイヤ用金線74b近傍の電流密度を
略同じにするように機能する。よって、周縁でNi合金
膜76が厚く付くことが防がれ、各ワイヤ用金線74b
に略同じめっき厚でNi合金膜76が形成される。
と、各ワイヤ用金線74b、74b、・・・間のNi合
金膜76のめっき厚のばらつきが抑えられることを見出
した。この理由は次のようである。すなわち、めっき液
中での各ワイヤ用金線74b、74b、・・・近傍の電
流密度は、該ワイヤ用金線74b、74b、・・・の形
成部位によって異なる。特に、半導体素子21(図1参
照)の周縁と中央部とを比較すると、周縁の方が電流密
度が大きいので、周縁にあるワイヤ用金線74bではN
i合金膜76が厚く形成される。そこで、周縁にピン用
金線74aを設けると、元々周縁にあるワイヤ用金線7
4bを流れる電流がこのピン用金線74aにも流れるか
ら電流密度を小さくできる。これを換言すれば、ピン用
金線74aは、各ワイヤ用金線74b近傍の電流密度を
略同じにするように機能する。よって、周縁でNi合金
膜76が厚く付くことが防がれ、各ワイヤ用金線74b
に略同じめっき厚でNi合金膜76が形成される。
【0141】この工程により、ピン用金線74aとNi
合金膜76とで構成されるピン23が完成する。また、
ワイヤ用金線74bとNi合金膜76とで構成されるワ
イヤ22も完成する。ピン23とワイヤ22の直径は、
Ni合金膜76により約50〜75μm程度になる。但
し、本発明はこの値に限定されない。ピン23とワイヤ
22の直径は、諸般の事情を鑑みて任意に設定して良
い。
合金膜76とで構成されるピン23が完成する。また、
ワイヤ用金線74bとNi合金膜76とで構成されるワ
イヤ22も完成する。ピン23とワイヤ22の直径は、
Ni合金膜76により約50〜75μm程度になる。但
し、本発明はこの値に限定されない。ピン23とワイヤ
22の直径は、諸般の事情を鑑みて任意に設定して良
い。
【0142】このようにピン23とワイヤ22とが完成
した後は、図20(d)に示される工程が行われる。こ
の工程では、Au、Pd、Pd/Ni、Au/Ni、又
はRh等より成る貴金属皮膜77をピン23とワイヤ2
2の各表面に形成する。係る被膜77としてAu膜を形
成する場合は、バリア膜72を給電層として電解金めっ
きにより形成される。ピン23に形成された貴金属被膜
77によって、実装時に、ピン23に対するはんだの濡
れ性が良くなる。また、ワイヤ22の表面がNi合金膜
76だとワイヤ22の電気抵抗が高くなるが、表面に貴
金属被膜77を形成することで、この電気抵抗を低くす
ることができる。貴金属被膜77の膜厚は限定されない
が、本実施形態では約0.05〜1.5μm程度であ
る。
した後は、図20(d)に示される工程が行われる。こ
の工程では、Au、Pd、Pd/Ni、Au/Ni、又
はRh等より成る貴金属皮膜77をピン23とワイヤ2
2の各表面に形成する。係る被膜77としてAu膜を形
成する場合は、バリア膜72を給電層として電解金めっ
きにより形成される。ピン23に形成された貴金属被膜
77によって、実装時に、ピン23に対するはんだの濡
れ性が良くなる。また、ワイヤ22の表面がNi合金膜
76だとワイヤ22の電気抵抗が高くなるが、表面に貴
金属被膜77を形成することで、この電気抵抗を低くす
ることができる。貴金属被膜77の膜厚は限定されない
が、本実施形態では約0.05〜1.5μm程度であ
る。
【0143】次いで、図21(a)に示すように、フォ
トレジスト73を除去する。
トレジスト73を除去する。
【0144】続いて、図21(b)に示すように、貴金
属膜79をエッチングマスクにして、バリア膜72を選
択的にウエット・エッチングする。これにより、貴金属
膜79で覆われていない部位のバリア膜72が除去され
て、貴金属膜79とバリア膜72とを積層して成る再配
線層78が完成する。
属膜79をエッチングマスクにして、バリア膜72を選
択的にウエット・エッチングする。これにより、貴金属
膜79で覆われていない部位のバリア膜72が除去され
て、貴金属膜79とバリア膜72とを積層して成る再配
線層78が完成する。
【0145】以上により、本実施形態に係る半導体装置
20が完成する。この半導体装置20は、シリコンウエ
ハに集積形成されているから、この状態(ウエハレベ
ル)で試験を行っても良い。或いは、シリコンウエハを
ダイシングして半導体装置20を個片化してから試験を
行っても良い。いずれの場合であっても、上記(2)で
説明した利点を得ることができる。
20が完成する。この半導体装置20は、シリコンウエ
ハに集積形成されているから、この状態(ウエハレベ
ル)で試験を行っても良い。或いは、シリコンウエハを
ダイシングして半導体装置20を個片化してから試験を
行っても良い。いずれの場合であっても、上記(2)で
説明した利点を得ることができる。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る半導
体装置によれば、ワイヤ状の外部接続端子の高さよりも
低いピンを半導体素子の一主面に複数立設したことで、
該ピンが支えとなり、外部接続端子の過剰な変形を抑え
ることができる。
体装置によれば、ワイヤ状の外部接続端子の高さよりも
低いピンを半導体素子の一主面に複数立設したことで、
該ピンが支えとなり、外部接続端子の過剰な変形を抑え
ることができる。
【0147】また、上記ピンを半導体素子の一主面の周
縁部に列立すると、ピンが異物を通過させないから、異
物が半導体装置の中央部に入り難くなり、異物によって
外部接続端子同士が電気的に短絡するのを防ぐことがで
きる。
縁部に列立すると、ピンが異物を通過させないから、異
物が半導体装置の中央部に入り難くなり、異物によって
外部接続端子同士が電気的に短絡するのを防ぐことがで
きる。
【0148】ピンは、垂直形状とすることで垂直方向の
荷重に対して強くなり、変形し難くなる。
荷重に対して強くなり、変形し難くなる。
【0149】或いは、ピンは、金属被膜で覆うことによ
り弾力性を持たせ補強しても良い。
り弾力性を持たせ補強しても良い。
【0150】また、本発明に係る実装構造によれば、上
記半導体装置の外部接続端子の先端が基板の端子に摺動
可能に当接した状態で、上記ピンの先端が上記基板に固
定される。これによれば、半導体素子と基板とが異なる
熱膨張率で変形しても、外部接続端子は、基板に固定さ
れず摺動可能となっているから、上記変形の影響を殆ど
受けない。
記半導体装置の外部接続端子の先端が基板の端子に摺動
可能に当接した状態で、上記ピンの先端が上記基板に固
定される。これによれば、半導体素子と基板とが異なる
熱膨張率で変形しても、外部接続端子は、基板に固定さ
れず摺動可能となっているから、上記変形の影響を殆ど
受けない。
【0151】この場合、基板においてピンが固定される
部位に放熱板を設けても良い。このようにすると、半導
体素子で発生した熱が放熱板によって外部に放熱され
る。
部位に放熱板を設けても良い。このようにすると、半導
体素子で発生した熱が放熱板によって外部に放熱され
る。
【0152】更に、本発明に係る半導体装置の実装方法
によれば、上記ピンを半導体素子の一主面の少なくとも
四隅に設け、該ピンの先端部位を認識することにより半
導体装置のサイズを認識することができ、半導体装置と
基板との位置合わせを行うことができる。
によれば、上記ピンを半導体素子の一主面の少なくとも
四隅に設け、該ピンの先端部位を認識することにより半
導体装置のサイズを認識することができ、半導体装置と
基板との位置合わせを行うことができる。
【0153】また、本発明に係る半導体装置の試験方法
によれば、テストボードに挟着機構が設けられ、この挟
着機構が上記ピンを挟着することで半導体装置がテスト
ボードにセットされる。よって、半導体装置をセットす
るために一般的に用いられるソケットが不要となる。
によれば、テストボードに挟着機構が設けられ、この挟
着機構が上記ピンを挟着することで半導体装置がテスト
ボードにセットされる。よって、半導体装置をセットす
るために一般的に用いられるソケットが不要となる。
【0154】更に、本発明に係る半導体装置の別の試験
方法によれば、上記半導体装置が集積形成された半導体
基板を準備し、該半導体基板に試験用のプローバを押圧
することにより、上記半導体装置をウエハレベルで試験
する。これによれば、プローバの移動量を粗く制御して
も、外部接続端子の変形を抑えることができる。また、
半導体基板上の全てのピンがプローバに当接すること
で、半導体基板がプローバと自動的に平行になる。
方法によれば、上記半導体装置が集積形成された半導体
基板を準備し、該半導体基板に試験用のプローバを押圧
することにより、上記半導体装置をウエハレベルで試験
する。これによれば、プローバの移動量を粗く制御して
も、外部接続端子の変形を抑えることができる。また、
半導体基板上の全てのピンがプローバに当接すること
で、半導体基板がプローバと自動的に平行になる。
【0155】また、本発明に係る半導体装置の他の試験
方法によれば、複数の上記ピンが導電性部材から成り、
該複数のピン同士が互いに接続された半導体装置を準備
する。そして、上記ピンに当接する探測端子が一主面に
設けられたテストボードを準備し、半導体装置の上記ピ
ン側をテストボードの一主面に降ろす。これによれば、
各探測端子に所定電圧を印加し、該探測端子間に流れる
電流の有無を探索することにより、半導体装置がテスト
ボードに対して平行であるか否かを判断することができ
る。
方法によれば、複数の上記ピンが導電性部材から成り、
該複数のピン同士が互いに接続された半導体装置を準備
する。そして、上記ピンに当接する探測端子が一主面に
設けられたテストボードを準備し、半導体装置の上記ピ
ン側をテストボードの一主面に降ろす。これによれば、
各探測端子に所定電圧を印加し、該探測端子間に流れる
電流の有無を探索することにより、半導体装置がテスト
ボードに対して平行であるか否かを判断することができ
る。
【0156】更に、本発明に係る半導体装置の品質表示
方法によれば、半導体素子の一主面に、上記ピンを所定
本数づつ群を成して設ける。これによれば、このピンの
所定本数により、半導体装置の品質を表示することがで
きる。
方法によれば、半導体素子の一主面に、上記ピンを所定
本数づつ群を成して設ける。これによれば、このピンの
所定本数により、半導体装置の品質を表示することがで
きる。
【0157】また、本発明に係る半導体装置の運搬方法
によれば、上記半導体装置が遊嵌される凹部が設けられ
たトレイの該凹部に上記半導体装置を収容して、上記半
導体装置をトレイと共に運搬する。これによれば、運搬
時に半導体装置が凹部内を動いても、ピンより内側にあ
るワイヤ状の外部接続端子は、ピンに守られて凹部の側
壁に触れないから、ワイヤ状の外部接続端子が凹部の側
壁に触れて変形する危険性を低減することができる。
によれば、上記半導体装置が遊嵌される凹部が設けられ
たトレイの該凹部に上記半導体装置を収容して、上記半
導体装置をトレイと共に運搬する。これによれば、運搬
時に半導体装置が凹部内を動いても、ピンより内側にあ
るワイヤ状の外部接続端子は、ピンに守られて凹部の側
壁に触れないから、ワイヤ状の外部接続端子が凹部の側
壁に触れて変形する危険性を低減することができる。
【0158】そして、本発明に係る半導体装置の製造方
法によれば、ワイヤ用金属細線とピン用金属細線の各々
の表面に、電解めっきにより金属被膜を形成して、これ
らワイヤ用金属細線と金属被膜とから成るワイヤ状の外
部接続端子と、ピン用金属細線と金属被膜とから成るピ
ンとを形成する。これによれば、ピン用金属細線によ
り、めっき液中での各ワイヤ用金属細線近傍の電流密度
が一様になり、それにより各ワイヤ用金属細線に略同じ
めっき厚で金属被膜を形成できる。
法によれば、ワイヤ用金属細線とピン用金属細線の各々
の表面に、電解めっきにより金属被膜を形成して、これ
らワイヤ用金属細線と金属被膜とから成るワイヤ状の外
部接続端子と、ピン用金属細線と金属被膜とから成るピ
ンとを形成する。これによれば、ピン用金属細線によ
り、めっき液中での各ワイヤ用金属細線近傍の電流密度
が一様になり、それにより各ワイヤ用金属細線に略同じ
めっき厚で金属被膜を形成できる。
【図1】 本発明の実施の形態に係る半導体装置の斜視
図である。
図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る半導体装置の断面
図である。
図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係る半導体装置の実装
方法について示す断面図である。
方法について示す断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係る半導体装置の別の
実装構造について示す断面図である。
実装構造について示す断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係る半導体装置におい
て、ピンの配列の例を示す斜視図である。
て、ピンの配列の例を示す斜視図である。
【図6】 本発明の実施の形態において、図5に示され
るピン配列を有する半導体装置と基板との実装構造につ
いて示す断面図である。
るピン配列を有する半導体装置と基板との実装構造につ
いて示す断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態に係る半導体装置におい
て、ピンの配列の他の例を示す斜視図である。
て、ピンの配列の他の例を示す斜視図である。
【図8】 半導体装置の一般的な試験方法について示す
断面図である。
断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態に係る半導体装置の個片
での試験方法について示す断面図(その1)である。
での試験方法について示す断面図(その1)である。
【図10】 本発明の実施の形態に係る半導体装置の個
片での試験方法について示す断面図(その2)である。
片での試験方法について示す断面図(その2)である。
【図11】 本発明の実施の形態に係る半導体装置の個
片での試験方法において、半導体装置とテストボードと
の傾きの有無を検出する方法について示す断面図であ
る。
片での試験方法において、半導体装置とテストボードと
の傾きの有無を検出する方法について示す断面図であ
る。
【図12】 図11の挟着機構に代えて探測端子を用い
た場合の断面図である。
た場合の断面図である。
【図13】 本発明の実施の形態に係る半導体装置の個
片での試験方法において、半導体装置とテストボードと
の傾きの有無を検出する別の方法について示す図であ
る。
片での試験方法において、半導体装置とテストボードと
の傾きの有無を検出する別の方法について示す図であ
る。
【図14】 本発明の実施の形態に係る半導体装置が集
積形成されたシリコンウエハ(半導体基板)の斜視図で
ある。
積形成されたシリコンウエハ(半導体基板)の斜視図で
ある。
【図15】 本発明の実施の形態に係る半導体装置をウ
エハレベルで試験する際に使用するプローバとシリコン
ウエハとの断面図である。
エハレベルで試験する際に使用するプローバとシリコン
ウエハとの断面図である。
【図16】 本発明の実施の形態に係る半導体装置をウ
エハレベルで試験する際、プローバをシリコンウエハに
押圧した時の断面図である。
エハレベルで試験する際、プローバをシリコンウエハに
押圧した時の断面図である。
【図17】 本発明の実施の形態に係る半導体装置を運
搬するのに使用されるトレーの斜視図である。
搬するのに使用されるトレーの斜視図である。
【図18】 本発明の実施の形態に係る半導体装置を運
搬するのに使用されるトレーの拡大断面図である。
搬するのに使用されるトレーの拡大断面図である。
【図19】 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製
造方法について示す断面図(その1)である。
造方法について示す断面図(その1)である。
【図20】 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製
造方法について示す断面図(その2)である。
造方法について示す断面図(その2)である。
【図21】 本発明の実施の形態に係る半導体装置の製
造方法について示す断面図(その3)である。
造方法について示す断面図(その3)である。
【図22】 従来例に係る半導体装置の実装方法につい
て示す断面図である。
て示す断面図である。
10、20・・・半導体装置、
11、21・・・半導体素子、
12、22・・・ワイヤ状の外部接続端子、
13、24・・・実装基板、
14、26・・・実装基板の端子、
14a・・・はんだペースト、
21a・・・半導体素子の一主面、
21b・・・パッシベーション膜、
21c・・・半導体素子の電極端子、
21d・・・パッシベーション膜の開口、
23、23a、23b、23c、23d・・・ピン、
27・・・はんだパッド、
28・・・放熱板、
30、41・・・ハンドラ、
30a・・・ハンドラの凸部、
31・・・ソケット、
32・・・当接板、
33・・・挟持片、
34、49・・・テストボード、
40・・・アーム、
42・・・当接板、
43、44・・・連結棒、
43a、44a・・・連結棒の一端、
45・・・クランク、
45a・・・クランク軸、
46・・・挟み片、
47・・・挟着機構、
48、53・・・試験端子、
54、54a、54b、54c、54d・・・探測端
子、 50・・・テスタ、 51・・・シリコンウエハ(半導体基板)、 52・・・プローバ、 52a・・・プローバの一主面、 60・・・トレー、 60a・・・トレーの凹部、 60b・・・トレーの凹部の側壁、 70・・・絶縁膜、 70a・・・絶縁膜の開口、 71・・・ビアホール、 72・・・バリア膜、 73・・・フォトレジスト、 73a・・・ピン用開口、 73b・・・ワイヤ用開口、 74a・・・ピン用金線(金属細線)、 74b・・・ワイヤ用金線(金属細線)、 75・・・キャピラリ、 76・・・Ni合金膜(金属被膜)、 77・・・貴金属被膜、 78・・・再配線層、 79・・・貴金属膜、 80a、80b、80c、80d・・・抵抗計。
子、 50・・・テスタ、 51・・・シリコンウエハ(半導体基板)、 52・・・プローバ、 52a・・・プローバの一主面、 60・・・トレー、 60a・・・トレーの凹部、 60b・・・トレーの凹部の側壁、 70・・・絶縁膜、 70a・・・絶縁膜の開口、 71・・・ビアホール、 72・・・バリア膜、 73・・・フォトレジスト、 73a・・・ピン用開口、 73b・・・ワイヤ用開口、 74a・・・ピン用金線(金属細線)、 74b・・・ワイヤ用金線(金属細線)、 75・・・キャピラリ、 76・・・Ni合金膜(金属被膜)、 77・・・貴金属被膜、 78・・・再配線層、 79・・・貴金属膜、 80a、80b、80c、80d・・・抵抗計。
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フロントページの続き
(72)発明者 関 妙旦
長野県長野市大字栗田字舎利田711番地
新光電気工業株式会社内
(72)発明者 経塚 正宏
長野県長野市大字栗田字舎利田711番地
新光電気工業株式会社内
Claims (20)
- 【請求項1】 半導体素子の一主面にワイヤ状の外部接
続端子を立設して成る半導体装置において、 前記半導体素子の一主面に、前記外部接続端子の高さよ
りも低いピンを複数立設したことを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項2】 前記ピンが、前記半導体素子の一主面の
周縁部に列立されたことを特徴とする請求項1に記載の
半導体装置。 - 【請求項3】 前記ピンが、前記半導体素子の一主面の
少なくとも四隅に設けられたことを特徴とする請求項1
に記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記ピンが、所定本数づつ群を成して設
けられたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装
置。 - 【請求項5】 前記ピンが、垂直形状であることを特徴
とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の半
導体装置。 - 【請求項6】 前記複数のピンが導電性部材から成り、
該複数のピン同士が互いに電気的に接続されたことを特
徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の
半導体装置。 - 【請求項7】 前記ピンが、金属細線と、該金属細線の
表面に形成された金属被膜とから成ることを特徴とする
請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の半導体装
置。 - 【請求項8】 前記金属細線が金線であり、前記金属被
膜がNi合金膜であることを特徴とする請求項7に記載
の半導体装置。 - 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に
記載の半導体装置の基板への実装構造であって、 前記半導体装置の外部接続端子の先端が、前記基板の端
子に摺動可能に当接した状態で、前記ピンが前記基板に
固定されたことを特徴とする実装構造。 - 【請求項10】 前記基板において前記ピンが固定され
る部位に放熱板を設けたことを特徴とする請求項9に記
載の実装構造。 - 【請求項11】 請求項3に記載の半導体装置を基板に
実装する実装方法であって、 前記ピンの先端部位を認識することにより前記半導体装
置のサイズを認識して、前記半導体装置と前記基板との
位置合わせを行うことを特徴とする半導体装置の実装方
法。 - 【請求項12】 請求項1乃至請求項8のいずれか一項
に記載の半導体装置の試験方法であって、 前記ピンの先端部位を挟着する挟着機構と、前記外部接
続端子と当接して該外部接続端子に試験電圧を印加する
試験端子とが一主面に設けられたテストボードを準備
し、 前記挟着機構に前記ピンの先端部位を挟着することによ
り、前記外部接続端子を前記試験端子に当接させ、 前記試験端子に前記試験電圧を印加することにより、前
記半導体装置を試験する半導体装置の試験方法。 - 【請求項13】 請求項1乃至請求項8のいずれか一項
に記載の半導体装置の試験方法であって、 複数の前記半導体装置が集積形成された半導体基板を準
備し、 前記各半導体装置の外部接続端子と当接して該外部接続
端子に試験電圧を印加する試験端子が一主面に設けられ
たプローバを準備し、 前記プローバの一主面側を前記半導体基板の外部接続端
子側に押圧することにより、前記複数の半導体装置を一
括して試験する半導体装置の試験方法。 - 【請求項14】 請求項6に記載の半導体装置の試験方
法であって、 前記ピンに当接する探測端子と、前記外部接続端子と当
接して前記外部接続端子に試験電圧を印加する試験端子
とが一主面に設けられたテストボードを準備し、 前記半導体装置の前記ピン側を前記テストボードの一主
面に降ろし、 前記探測端子の各々に所定電圧を印加することにより、
前記探測端子間に流れる電流の有無を探測し、 前記探測結果に基づいて、前記ピンと、該ピンに対応す
る前記探測端子との接触の有無を検出し、 前記検出結果に基づいて、前記半導体装置が前記テスト
ボードに対して傾いているか否かを判断する半導体装置
の試験方法。 - 【請求項15】 前記探測端子に代えて、前記ピンを挟
着する挟着機構を用いることを特徴とする請求項14に
記載の半導体装置の試験方法。 - 【請求項16】 請求項4に記載の半導体装置の品質表
示方法であって、 前記ピンの所定本数により、前記半導体装置の品質を表
示することを特徴とする半導体装置の品質表示方法。 - 【請求項17】 請求項1乃至請求項8のいずれか一項
に記載の半導体装置の運搬方法であって、 前記半導体装置が遊嵌される凹部が設けられたトレイの
該凹部に該半導体装置を収容して、前記半導体装置を前
記トレイと共に運搬する半導体装置の運搬方法。 - 【請求項18】 半導体素子の電極端子が設けられた一
主面側に、該電極端子と電気的に接続された導電膜を形
成する工程と、 前記導電膜をパターニングすることにより、該導電膜
に、ワイヤ用ボンディングパッドとピン用ボンディング
パッドとを形成する工程と、 前記ワイヤ用ボンディングパッドにワイヤ用金属細線を
ワイヤボンディングし、前記ピン用ボンディングパッド
にピン用金属細線をワイヤボンディングする工程と、 前記ワイヤ用金属細線と前記ピン用金属細線の各々の表
面に電解めっきにより金属被膜を形成して、前記ワイヤ
用金属細線と前記金属被膜とから成るワイヤ状の外部接
続端子と、前記ピン用金属細線と前記金属被膜とから成
るピンとを形成する工程とを含むことを特徴とする半導
体装置の製造方法。 - 【請求項19】 前記導電膜として貴金属膜を用いるこ
とを特徴とする請求項18に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項20】 前記ワイヤ用金属細線及び前記ピン用
金属細線として金線を用い、前記金属被膜としてNi合
金膜を用いることを特徴とする請求項18又は請求項1
9に記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003000984A JP2003273285A (ja) | 2002-01-10 | 2003-01-07 | 半導体装置、その実装構造、その実装方法、その試験方法、その品質表示方法、その運搬方法、及び半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002-3342 | 2002-01-10 | ||
JP2002003342 | 2002-01-10 | ||
JP2003000984A JP2003273285A (ja) | 2002-01-10 | 2003-01-07 | 半導体装置、その実装構造、その実装方法、その試験方法、その品質表示方法、その運搬方法、及び半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003273285A true JP2003273285A (ja) | 2003-09-26 |
Family
ID=29217836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003000984A Withdrawn JP2003273285A (ja) | 2002-01-10 | 2003-01-07 | 半導体装置、その実装構造、その実装方法、その試験方法、その品質表示方法、その運搬方法、及び半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003273285A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190044645A (ko) * | 2016-08-26 | 2019-04-30 | 광저우 패스트프린트 서킷 테크 컴퍼니 리미티드 | 내장회로 제품의 회로 접합력 테스트 보드 및 테스트 방법 |
-
2003
- 2003-01-07 JP JP2003000984A patent/JP2003273285A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190044645A (ko) * | 2016-08-26 | 2019-04-30 | 광저우 패스트프린트 서킷 테크 컴퍼니 리미티드 | 내장회로 제품의 회로 접합력 테스트 보드 및 테스트 방법 |
KR102206920B1 (ko) | 2016-08-26 | 2021-01-25 | 광저우 패스트프린트 서킷 테크 컴퍼니 리미티드 | 내장회로 제품의 회로 접합력 테스트 보드 및 테스트 방법 |
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---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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