JP2003272733A - 可撓性プリント回路と接続端子の接続構造及びこれを用いた電気接続箱 - Google Patents

可撓性プリント回路と接続端子の接続構造及びこれを用いた電気接続箱

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JP2003272733A
JP2003272733A JP2002067470A JP2002067470A JP2003272733A JP 2003272733 A JP2003272733 A JP 2003272733A JP 2002067470 A JP2002067470 A JP 2002067470A JP 2002067470 A JP2002067470 A JP 2002067470A JP 2003272733 A JP2003272733 A JP 2003272733A
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JP2002067470A
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Atsushi Momota
敦司 百田
Hideyuki Kosugi
秀之 小杉
Ichiro Terunuma
一郎 照沼
Sukefumi Seo
右文 瀬尾
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通電により発生する熱を効率良く放熱する。 【解決手段】 電気接続箱1は、電気接続箱本体10
と、コネクタ部20と、これらを可動自在に接続するケ
ーブル部30とから構成される。ケーブル部30は、F
PC30a〜30dを非接着状態で屈曲自在に複数積層
してなり、帯状のプリント回路本体部33からは、短手
方向に延びるように複数の端子接続部34が形成されて
いる。端子接続部34には、端子部39dと放熱部39
fとこれらの間に形成される接続部39eとを備えた接
続端子39a,39bが、接続部39eと回路部32と
を溶接することにより接続されている。接続端子39
a,39bの放熱部39fの一部を筐体の外部に露出さ
せること等により、発生した熱を効率良く放熱すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の電装部
品間を相互に接続して配線分岐を行う可撓性プリント回
路と接続端子との組み合わせからなる配線分岐回路を備
える電気接続箱に関し、特に放熱特性を高めることがで
きる可撓性プリント回路と接続端子の接続構造及びこれ
を用いた電気接続箱に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車内に配置された複数の電装部品間
の配線を行う場合、省スペース、小コストの目的から配
線分岐用の電気接続箱としてジャンクションボックス
(Junction Box:J/B)が使用される。図5〜図7
は、従来のこの種のJ/Bを説明するための図である。
図5〜図7に示すように、J/B100は、筐体101
の内部に配線分岐回路110を内蔵し、筐体101にコ
ネクタ接続部(図示せず)を設けて、このコネクタ接続
部に外部の電装部品に接続されたワイヤハーネスの先端
の図示しないコネクタを接続するようにしたものであ
る。配線分岐回路110は、導体であるバスバー103
と、このバスバー103を支持すると共にバスバー10
3間を絶縁するインシュレーションプレート(Insulati
on Plate:IP)109とを備えて構成されている。
【0003】図6及び図7に示すように、バスバー10
3は、通常、IP109を介して多層に配置され、一部
がIP109の主面と直交する向きに折り曲げられ、I
P109及び他のバスバー103を貫通して筐体101
の外側に臨み、この部分がコネクタ接続部の端子部10
4を構成している。また、J/B100にヒューズやリ
レー等の電装部品を直接搭載する場合には、バスバー1
03は、同時に搭載部品の支持部材も兼ね、メンテナン
ス時に部品の着脱が容易に行えて、且つ着脱時に加わる
力に耐えるものでなくてはならない。このため、バスバ
ー103の先端に別部品の金属端子を取り付けて、それ
を介して搭載部品と接続される方式をとることで搭載部
品との接続を確実にしている場合もある。また、整備性
向上の目的から回路のヒューズ等をJ/B100に集中
して搭載することがあり、J/B100は、一般的にヒ
ューズボックス(Fuse Box:F/B)としての機能を兼
ね備えているものを指すが、ヒューズを搭載せず電源分
配機能のみを備えたものは、ジョイントコネクタ(Join
t Connector:J/C)と呼ぶことが多い。
【0004】しかし、バスバー103とIP109の組
み合わせでは、バスバー103の打ち抜き型とプレス
型、IPの成型金型等の金型が各層毎に必要となり、金
型のコストが大きいため少数の生産には不向きで設計変
更がし辛いという問題が表面化してきた。そこで、製作
にプレス金型を必要とせず、素材として軽くて薄い柔軟
性のある可撓性プリント回路(Flexible Printed Circu
its:FPC)を用いたJ/Bが検討されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、FPC
を用いて配線分岐回路110のような回路を形成し、筐
体101内に収容してJ/B100を構成する場合、通
電状態では多層に重ね合わせた各層の回路が発熱するた
め、特に熱の逃げ場が少ない中間層の回路を中心に温度
上昇が起こり、最終的にはFPCの耐熱温度を超えてし
まい絶縁性等が著しく低下するということが考えられ
る。また、発熱は主に回路に接続された接続端子と電装
部品との接続(接触)部分で起こり易く、接触圧力や接
触面積が小さいと接触抵抗が増えるため発熱量が大きく
なる傾向にある。例えば、接続端子の接続先(接続相
手)がワイヤハーネス等の熱伝導性が良好で体積の大き
なものであれば放熱効果が大きくなるため発熱量は減少
するが、ヒューズやリレー等の電装部品では逆に発熱量
が大きくなり易いという問題がある。
【0006】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、通電により発生する熱を効率良
く放熱することができる可撓性プリント回路と接続端子
の接続構造及びこれを用いた電気接続箱を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る可撓性プ
リント回路と接続端子の電気接続構造は、絶縁フィルム
上に導体パターンからなる回路部が形成されてなる可撓
性プリント回路と、この可撓性プリント回路の前記回路
部に接続されて外部電装部品と接続される接続端子との
接続構造において、前記可撓性プリント回路は、プリン
ト回路本体部と、このプリント回路本体部からそれぞれ
延出してそれぞれが前記接続端子と接続される複数の端
子接続部とを備え、前記接続端子は、板状の金属母材か
らなり、前記外部電装部品と接続される端子部と、通電
により発生する熱を放熱するための放熱部と、これら端
子部と放熱部との間に形成され、前記端子接続部と接続
される接続部とを備え、前記端子接続部及び接続端子
は、前記回路部と前記接続部とを溶接により接続するこ
とで互いに接続されていることを特徴とする。
【0008】この発明に係る電気接続構造は、複数の外
部電装部品と接続されて前記複数の外部電装部品間を接
続する配線分岐回路を筐体の内部に収容してなる電気接
続箱において、前記配線分岐回路は、絶縁フィルム上に
導体パターンからなる回路部が形成された複数の可撓性
プリント回路と、この可撓性プリント回路の前記回路部
に接続されて前記外部電装部品と接続される接続端子と
を備え、前記可撓性プリント回路は、プリント回路本体
部と、このプリント回路本体部からそれぞれ延出してそ
れぞれが前記接続端子と接続される複数の端子接続部と
を備え、前記接続端子は、板状の金属母材からなり、前
記外部電装部品と接続される端子部と、通電により発生
する熱を放熱するための放熱部と、これら端子部と放熱
部との間に形成され、前記端子接続部と接続される接続
部とを備え、前記端子接続部及び接続端子は、前記回路
部と接続部とを溶接により接続することで互いに接続さ
れていることを特徴とする。
【0009】この発明によれば、板状の接続端子の端子
部と放熱部との間に設けられた接続部と可撓性プリント
回路の端子接続部とを溶接により接続する接続構造を実
現する。これにより、接続端子と外部電装部品との接続
(接触)部分で通電により発生する熱は、放熱部を介し
て効率良く放熱されるため、可撓性プリント回路の絶縁
性等の低下を防止することが可能となる。
【0010】なお、端子接続部は及び接続端子は、回路
部と接続部とを抵抗溶接、超音波溶着、レーザ溶接又は
半田付けにより接続することで互いに接続されているこ
とが好ましく、接続端子は、端子部の先端が幅方向に二
股に分岐され、その対向端部で外部電装部品を挟み込む
フォーク端子であることが好ましい。そして、外部電装
部品としては、ヒューズ、リレー、抵抗及びLED等が
考えられる。
【0011】この発明の電気接続箱においては、配線分
岐回路は、接続端子の放熱部の少なくとも一部を筐体の
外部に露出する状態や、接続端子の放熱部を、外部電装
部品の挟み込み方向と直交する方向に、端子部に対して
直角に折り曲げた状態で筐体の内部に収容されるもので
あることが好ましい。放熱部を筐体の外部に露出すれ
ば、放熱効率を高めることができるし、折り曲げるよう
にすれば、筐体内のスペースを有効利用しつつ放熱特性
を高めることができるからである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、こ
の発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の一
実施形態に係る可撓性プリント回路と接続端子の接続構
造を利用した電気接続箱の外観を示す斜視図である。図
1に示すように、電気接続箱1は、電気接続箱本体10
と、コネクタ部20と、これら電気接続箱本体10及び
コネクタ部20内に一部が収容され、残りの部分が外部
に引き出される配線分岐回路としてのケーブル部30と
から構成され、これら電気接続箱本体10とコネクタ部
20とをケーブル部30が可動自在に接続する構造から
なる。ケーブル部30は、例えば多層配線された帯状の
複数枚の可撓性プリント回路(以下、「FPC」と呼
ぶ。)30a〜30dを、非接着状態で屈曲自在に複数
積層してなるものである。電気接続箱本体10は、例え
ば樹脂成型部材からなる電気接続箱ハウジング13及び
この電気接続箱ハウジング13に対して着脱可能な蓋体
16からなる筐体を有し、ケーブル部30の一方の端部
に配置されている。電気接続箱ハウジング13には、F
PC30a〜30dのうちFPC30a,30bの主面
と同じ側の面(正面に相当する面)に複数のヒューズ1
1とリレー12とを装着するための複数のヒューズ装着
部14及びリレー装着部15が、ケーブル部30の長手
方向に沿って2列に形成されている。コネクタ部20
は、同じく樹脂成型部材からなるコネクタハウジング2
2(22a,22b)及びこれらコネクタハウジング2
2a,22bの一部を収容する、ケーブル部30の厚み
方向に分割可能なケース23(23a,23b)を備え
て構成され、ケーブル部30の他端に配置されている。
コネクタハウジング22a,22bは、ケーブル部30
の両側縁部に沿って、側方からプラグコネクタ21a,
21bがそれぞれ挿入される複数のコネクタ嵌合部25
を備える。
【0013】図2は、ケーブル部30の構成を示す分解
斜視図である。まず、ケーブル部30を構成する帯状の
FPC30a,30b,30c,30dは、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレー
ト(PEN)及びポリイミド(PI)等の絶縁フィルム
からなるベースフィルム31の上に、銅箔等の導電材
を、例えばエッチング等の方法によりパターン形成して
なる回路部32を備えて構成され、必要に応じてこれら
の上に図示しないカバーレイが施された構造からなる。
例えば、FPC30a〜30dの帯状のプリント回路本
体部(以下、「本体部」と呼ぶ。)33の両側縁部から
は、所定の長さで本体部33の短手方向に延びるように
端子接続部34が複数形成され、これら端子接続部34
の先端側には、例えば電気接続箱ハウジング13に収容
されて電気接続箱本体10の後述する端子収容孔内に係
止固定される金属製の板状の接続端子39aや、コネク
タハウジング22a(22b)に収容されてコネクタ部
20の後述する端子収容孔内に係止固定される同じく金
属製の板状の接続端子39bが、それぞれ接続されてい
る。なお、この例では、接続端子39aは、先端が二股
に分岐されてその対向端部でヒューズ11やリレー12
の足(接続端子部)を挟み込み電気的接続を図るいわゆ
るフォーク端子であり、接続端子39bは、プラグコネ
クタ21a(21b)の図示しない雌接続端子と接続さ
れるいわゆる雄接続端子である。
【0014】接続端子39a,39bは、例えばCu等
の金属材料の母材を打ち抜き加工、切断加工などして形
成されており、主に上述したヒューズ11やリレー1
2、雌接続端子等の接続相手側の接続端子部に接触(嵌
合)して電気的接続を行うための端子部39dと、端子
接続部34上の回路部32と実際に直接接続される接続
部39eと、端子部34とは接続部39eを挟んで反対
方向に延出する放熱部39fとを備えて構成されてい
る。また、接続端子39a,39bには、後述する電気
接続箱ハウジング13やコネクタハウジング22a(2
2b)内に設けられたランス機構と係合する係合穴39
cがそれぞれ形成されている。接続端子39a,39b
は、端子接続部34上の回路部32と密着するように端
子接続部34上に載置された後、例えば接続部39eが
回路部32と抵抗溶接により接合され端子接続部34に
接続される。なお、抵抗溶接については公知技術である
ため、ここでは説明を省略する。この抵抗溶接の他にも
超音波溶着、レーザ溶接及び半田付け等の方式により接
続端子39a(39b)の接続部39eを端子接続部3
4に接続するようにしても良い。これらの接続方式で接
続すれば、高い接続信頼性を確保することが可能とな
る。接続端子39a,39bを端子接続部34に接続し
た後、FPC30a,30bの主面(回路部32の形成
面)が同一方向を向くように、且つFPC30c,30
dの主面が同一方向を向きつつFPC30a,30bの
主面と反対方向を向くようにFPC30a〜30dを重
ね合わせてケーブル部30を構成する。このとき、接続
端子39a,39bは、電気接続箱ハウジング13やコ
ネクタハウジング22a(22b)の接続端子配置位置
に対応した位置に配列されるように、それぞれのFPC
30a〜30dの端子接続部34が形成されていると良
い。
【0015】こうして帯状のFPC30a〜30dを重
ね合わせてケーブル部30を形成した後、例えば接続端
子39a(39b)の接続部39eと端子接続部34と
の接続部分を樹脂モールド部37により封止すると、接
続部分の接続信頼性を高めることができる。そして、接
続端子39bが接続された端子接続部34はそのまま
に、接続端子39aが接続された端子接続部34を、F
PC30aの回路部32の形成面に対して垂直方向に延
びるように折り曲げ、且つFPC30a,30bの接続
端子39aの放熱部39fが、端子部39dに対して直
角となるように(端子部39dの長手方向と放熱部39
fの長手方向とが直交する方向となるように)折り曲げ
た後、接続端子39aを電気接続箱ハウジング13に、
接続端子39bをコネクタハウジング22a(22b)
にそれぞれ取り付ける。
【0016】図3は、電気接続箱本体10の電気接続箱
ハウジング13に接続端子39aを取り付けた様子を一
部を断面で示す図、図4は、コネクタ部20のコネクタ
ハウジング22a(22b)に接続端子39bを取り付
けた様子を一部を断面で示す図である。図3に示すよう
に、電気接続箱ハウジング13には、接続端子39aを
挿通し、その先端を露出させた状態で収容する複数の端
子収容孔24aと、接続端子39aに形成された係合穴
39cと係合して接続端子39aを電気接続箱ハウジン
グ13内に係止固定するランス機構としてのランス部2
6aが、それぞれ所定位置に形成されている。ケーブル
部30を構成する各FPC30a〜30dは、電気接続
箱ハウジング13内に回路部32の形成面を平面的に、
且つ端子接続部34を垂直方向に折り曲げた状態で収容
されている。このように、端子接続部34をFPC30
a〜30dの主面に直交する方向に向くように折り曲げ
て、接続端子39aをランス部26aで係止固定する構
造でケーブル部30を電気接続箱本体10内に収容すれ
ば、電気接続箱本体10の高さを抑えることができると
共に、柔軟性のあるFPC30a〜30dに接続された
接続端子39aを確実に保持し、所定の接続強度を担保
することができる。なお、上述したように、FPC30
a,30bの端子接続部34に接続された接続端子39
aは、放熱部39fが直角に折り曲げられた状態で端子
収容孔24aに収容されているため、ケーブル部30の
本体部33と接続端子39aとが干渉することはない。
こうして電気接続箱ハウジング13内にケーブル部30
を収容した後、FPC30c,30dの端子接続部34
に接続された接続端子39aの放熱部39fの一部を電
気接続箱本体10の外部に露出するための開口部16a
が複数形成された蓋体16を電気接続箱ハウジング13
に取り付ける。これにより、接続端子39aで発生した
熱は、FPC30a,30bにおいては折り曲げた放熱
部39fを介して、また、FPC30c,30dにおい
ては一部が露出した放熱部39fを介して、それぞれ効
率良く放熱される。このため、ケーブル部30を構成す
る各FPC30a〜30dの熱による絶縁性等の低下を
効果的に防止することができる。
【0017】一方、図4に示すように、図示しないコネ
クタ部のコネクタハウジング22a(22b)には、外
部配線回路のコネクタ(図示せず)やプラグコネクタ2
1a(21b)を嵌合させるコネクタ嵌合部25と、接
続端子39bを挿通し、その先端をコネクタ嵌合部25
内に突出させた状態で収容する複数の端子収容孔24b
と、接続端子39bを端子収容孔24bに挿通しつつケ
ーブル部30を構成する各FPC30a〜30dを本体
部33の側縁部方向に挿入する挿入穴27とが形成さ
れ、複数の端子収容孔24bの内部には、接続端子39
bに形成された係合穴39cと係合して接続端子39b
をコネクタハウジング22a(22b)内に係止固定す
るランス機構としてのランス部26bが、それぞれ形成
されている。ケーブル部30を構成する各FPC30a
〜30dは、コネクタハウジング22a(22b)の幅
a方向とケーブル部30の幅b方向とが直交するような
状態で収容されている。こうしてコネクタハウジング2
2a(22b)内にケーブル部30を収容した後、図示
しないケース構成部23a,23bをコネクタハウジン
グ22a(22b)に取り付ける。これにより、FPC
30a〜30dの端子接続部34に接続された接続端子
39bで発生した熱は、上記と同様放熱部39fを介し
てそれぞれ効率良く放熱される。このため、ケーブル部
を構成する各FPC30a〜30dの熱による絶縁性等
の低下を効果的に防止することができる。なお、例えば
接続端子39bの放熱部39fを、上記と同様端子部3
9dに対して直角となるように折り曲げ、コネクタハウ
ジング22a(22b)に形成した開口部等から外部に
露出させるようにして更なる放熱効率の向上を求めるよ
うにしても良い。
【0018】このように、複数枚のFPC30a〜30
dを重ね合わせて構成した配線分岐回路としてのケーブ
ル部30の端子接続部34に、放熱部39fを備える接
続端子39a,39bを接続するため、各接続端子39
a,39bで発生した熱を効果的に放熱し、各FPC3
0a〜30dの絶縁性の低下等を効果的に防止すること
が可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
板状の接続端子の端子部と放熱部との間に設けられた接
続部と可撓性プリント回路の端子接続部とを溶接により
接続する接続構造を実現する。これにより、接続端子と
外部電装部品との接続(接触)部分で通電により発生す
る熱は、放熱部を介して効率良く放熱されるため、可撓
性プリント回路の絶縁性等の低下を防止することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る可撓性プリント
回路と接続端子の接続構造を利用した電気接続箱の外観
を示す斜視図である。
【図2】 同電気接続箱のケーブル部の構成を示す分解
斜視図である。
【図3】 同電気接続箱の電気接続箱本体の電気接続箱
ハウジングに接続端子を取り付けた様子を一部を断面で
示す図である。
【図4】 同電気接続箱のコネクタ部のコネクタハウジ
ングに接続端子を取り付けた様子を一部を断面で示す図
である。
【図5】 従来のジャンクションボックスの外観斜視図
である。
【図6】 同ジャンクションボックスの配線分岐回路を
示す斜視図である。
【図7】 同配線分岐回路の一部断面図である。
【符号の説明】
1…電気接続箱、10…電気接続箱本体、11…ヒュー
ズ、12…リレー、13…電気接続箱ハウジング、14
…ヒューズ装着部、15…リレー装着部、16…蓋体、
16a…開口部、20…コネクタ部、21…プラグコネ
クタ、22…コネクタハウジング、23…ケース、23
a,23b…ケース構成部、24…端子収容孔、25…
コネクタ嵌合部、26…ランス部、27…挿入穴、30
…ケーブル部、30a〜30d…FPC、31…ベース
フィルム、32…回路部、33…プリント回路本体部、
34…端子接続部、39…接続端子、39c…係合穴、
39d…端子部、39e…接続部、39f…放熱部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 3/16 H01R 23/68 G (72)発明者 照沼 一郎 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 瀬尾 右文 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 5E023 AA09 AA16 BB08 BB14 BB23 CC03 CC23 EE03 FF03 HH13 HH30 5E077 BB05 BB13 BB26 BB32 CC03 CC06 CC23 DD03 FF21 JJ03 JJ18 5E085 BB09 BB14 DD03 DD04 HH12 HH13 JJ23 5G361 BA01 BB01 BC03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁フィルム上に導体パターンからなる
    回路部が形成されてなる可撓性プリント回路と、この可
    撓性プリント回路の前記回路部に接続されて外部電装部
    品と接続される接続端子との接続構造において、 前記可撓性プリント回路は、プリント回路本体部と、こ
    のプリント回路本体部からそれぞれ延出してそれぞれが
    前記接続端子と接続される複数の端子接続部とを備え、 前記接続端子は、板状の金属母材からなり、前記外部電
    装部品と接続される端子部と、通電により発生する熱を
    放熱するための放熱部と、これら端子部と放熱部との間
    に形成され、前記端子接続部と接続される接続部とを備
    え、 前記端子接続部及び接続端子は、前記回路部と前記接続
    部とを溶接により接続することで互いに接続されている
    ことを特徴とする可撓性プリント回路と接続端子の接続
    構造。
  2. 【請求項2】 前記端子接続部及び接続端子は、前記回
    路部と前記接続部とを抵抗溶接、超音波溶着、レーザ溶
    接又は半田付けにより接続することで互いに接続されて
    いることを特徴とする請求項1記載の接続構造。
  3. 【請求項3】 前記接続端子は、前記端子部の先端が二
    股に分岐され、その対向端部で前記外部電装部品を挟み
    込むフォーク端子であることを特徴とする請求項1又は
    2記載の接続構造。
  4. 【請求項4】 複数の外部電装部品と接続されて前記複
    数の外部電装部品間を接続する配線分岐回路を筐体の内
    部に収容してなる電気接続箱において、 前記配線分岐回路は、絶縁フィルム上に導体パターンか
    らなる回路部が形成された複数の可撓性プリント回路
    と、この可撓性プリント回路の前記回路部に接続されて
    前記外部電装部品と接続される接続端子とを備え、 前記可撓性プリント回路は、プリント回路本体部と、こ
    のプリント回路本体部からそれぞれ延出してそれぞれが
    前記接続端子と接続される複数の端子接続部とを備え、 前記接続端子は、板状の金属母材からなり、前記外部電
    装部品と接続される端子部と、通電により発生する熱を
    放熱するための放熱部と、これら端子部と放熱部との間
    に形成され、前記端子接続部と接続される接続部とを備
    え、 前記端子接続部及び接続端子は、前記回路部と接続部と
    を溶接により接続することで互いに接続されていること
    を特徴とする電気接続箱。
  5. 【請求項5】 前記端子接続部及び接続端子は、前記回
    路部と前記接続部とを抵抗溶接、超音波溶着、レーザ溶
    接又は半田付けにより接続することで互いに接続されて
    いることを特徴とする請求項4記載の電気接続箱。
  6. 【請求項6】 前記接続端子は、前記端子部の先端が二
    股に分岐され、その対向端部で前記外部電装部品を挟み
    込むフォーク端子であることを特徴とする請求項4又は
    5記載の電気接続箱。
  7. 【請求項7】 前記配線分岐回路は、前記接続端子の放
    熱部の少なくとも一部を前記筐体の外部に露出する状態
    で前記筐体の内部に収容されるものであることを特徴と
    する請求項4〜6のいずれか1項記載の電気接続箱。
  8. 【請求項8】 前記配線分岐回路は、前記接続端子の放
    熱部を、前記外部電装部品の挟み込み方向と直交する方
    向に、前記端子部に対して直角に折り曲げた状態で前記
    筐体の内部に収容されるものであることを特徴とする請
    求項4〜7のいずれか1項記載の電気接続箱。
  9. 【請求項9】 前記外部電装部品は、ヒューズ、リレ
    ー、抵抗及びLEDのいずれか1つであることを特徴と
    する請求項4〜8のいずれか1項記載の電気接続箱。
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