JP2003272491A - 集電子及びガス遮断器 - Google Patents

集電子及びガス遮断器

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JP2003272491A JP2002069447A JP2002069447A JP2003272491A JP 2003272491 A JP2003272491 A JP 2003272491A JP 2002069447 A JP2002069447 A JP 2002069447A JP 2002069447 A JP2002069447 A JP 2002069447A JP 2003272491 A JP2003272491 A JP 2003272491A
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01H1/36Contacts characterised by the manner in which co-operating contacts engage by sliding
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    • H01H1/385Contact arrangements for high voltage gas blast circuit breakers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、固定及び可動の両接触子同士が摺動
接触するものであっても、接触部が溶損することはなく
通電性能は勿論のこと耐久性が向上する集電子を得るこ
とを課題とする。 【解決手段】上記課題を解決するために、本発明では、
絶縁性消弧媒体が封入されている容器内に、円筒状の接
触子と、該固定接触子と同心円状に配置され、該固定接
触子と相互に嵌め合い接触して通電する円環状の接触子
とが収納されて成り、前記円環状接触子の接触部に、導
電性材料からなる円環状の集電部材を備えていることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集電子及びガス遮断
器に係り、特に、電気回路の入り切りを行う遮断部を構
成する固定及び可動接触子が接離することにより通電が
入・切されるものに好適な集電子及びガス遮断器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種ガス遮断器の代表的なものとして
パッファー形ガス遮断器がある。このパッファー形ガス
遮断器は、SF6 ガス等の消弧性ガスを充填した金属容
器内に、該容器から電気的に絶縁して遮断部を配置し、
遮断部を構成する接触子(集電子)間の接離動作に関連
して消弧性ガスを圧縮装置で圧縮し、この圧縮したガス
をアークに吹き付けて消弧するものである。
【0003】このようなパッファー形ガス遮断器の遮断
部を構成する従来の接触子(集電子)について説明する。
【0004】図5(a),(b)及び図6に従来の集電
子を示す。該図において、導電性部材で形成された外側
の固定接触子14と内側の可動接触子13とが同心円筒
構造(固定接触子14は中空円環状の円筒構造、可動接
触子13は中空、又は中実の円筒構造)で、かつ、互い
に嵌め合い接触する関係にある。電流は、例えば固定接
触子14から接触部15aを介して可動接触子13へと
流れる。可動接触子13は、遮断器の開路開閉操作に伴
い固定接触子14上を移動して、通電接触部が摺動する
構造となっている。固定接触子14には、径方向に放射
状に貫通し、かつ、軸方向に所定長延びるn個の切り割
りが形成されており、部分固定接触子141,142,・
・・14n で構成されている。可動接触子13と固定接
触子14とが嵌め合う前は、可動接触子13の外径φD
2 に対して、固定接触子14は内径φD1 ,外径φD3
である。ここで、φD1>φD2であることより、可動接
触子13と固定接触子14が嵌め合うと固定接触子14
の外径がφD3′ >φD3 となり、固定接触子14を外
側に撓ませることで接触部15aの接触力を得ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の集電子の構造では、図7に可動接触子13と固
定接触子14の接触部15aの詳細を示すように、可動
接触子13と固定接触子14の内外径がφD1<φD2
る関係であると共に加工上の問題もあり、実際の接触部
15aは、可動接触子13と固定接触子14の周方向端
部のごく一部となってしまう。
【0006】このような接触(通電)状態で可動接触子
13と固定接触子14が摺動すると、接触部15aにお
ける電流密度が高くなっているために、局部的に温度上
昇が起こってしまい部材の硬度が下がり、可動接触子1
3と固定接触子14が摺動しない場合に比べて接触部1
5aの溶損が激しくなり、集電子の耐久性が著しく低下
してしまう問題がある。
【0007】本発明は上述の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、可動及び固定の両接触子同士
が摺動接触するものであっても、接触部が溶損すること
はなく通電性能は勿論のこと耐久性が向上する集電子及
びガス遮断器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、絶縁性消弧媒体が封入されている容器内
に、円筒状の可動接触子と、該固定接触子と同心円状に
配置され、該固定接触子と相互に嵌め合い接触して通電
する円環状の固定接触子とが収納されて成り、前記可動
接触子と固定接触子のいずれか一方の接触部に、導電性
材料からなる円環状の集電部材を備えている集電子とし
たことを特徴とする。
【0009】また、上記目的を達成するために、絶縁性
ガスが封入された容器と、該容器内に配置された固定接
触子と、該固定接触子と対向配置され、該固定接触子と
接離可能に配置されている可動接触子と、絶縁ロッドを
介して伝達される操作器の操作力によって前記可動接触
子を可動すると共に中空部を有する中心軸と、該中心軸
の外側に設けられ、前記固定接触子と可動接触子の間に
発生するアークに吹き付けるガスを圧縮する圧縮装置
と、該圧縮装置で圧縮されたガスを前記アークに案内す
る絶縁ノズルとを備え、前記固定接触子と可動接触子
が、円環状の集電部材を介して電気的に接続されて電流
が通電されているガス遮断器としたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施例に基づいて
本発明の集電子を説明する。図12は、本発明の集電子
が採用されるにパッファー形ガス遮断器の一例を示す。
【0011】該図において、金属容器1内に配設された
開閉機構部は、絶縁支持体2を介して金属容器1内の一
方側(図に向かって右側)に設けられた固定開閉機構部
と、絶縁支持体35を介して金属容器1内の他方側(図
に向かって左側)に設けられた可動開閉機構部とが金属
容器1の中心軸方向に対向配置され構成されている。
【0012】絶縁支持体2は支持部3により固定支持さ
れている。絶縁支持体2の支持部3側とは反対側には、
中心導体7と接続された通電部材4が固定支持されてい
る。
【0013】通電部材4は、導電性を有する筒状部材で
あり、その上部には円筒状の導体接続部4aが上方に突
出するように設けられている。導体接続部4aには中心
導体7が挿入されていると共に、絶縁支持体2の支持部
3側とは反対側の端部が固定されている。
【0014】通電部材4の絶縁支持体2側とは反対側の
先端には固定主接触子27が設けられている。固定主接
触子27は円筒状の接触電極であり、可動開閉機構部側
の先端が径方向内側に突出するようになっている。通電
部材4の下部の内周面からは径方向内側に支持部4bが
突出しており、支持部4bには固定アーク接触子36が
固定支持されている。固定アーク接触子36は、金属容
器1の中心軸上(或いは固定主接触子27の中心軸上)
に設けられた棒状の接触電極であり、支持部4bから固
定主接触子27の先端まで延びている。
【0015】絶縁支持部材35は円筒状のものであり、
金属容器1に固定支持されている。金属容器1の他端に
は端部カバー18が設けられている。端部カバー18内
には、操作器(図示省略)から延びる操作ロッド(図示省
略)に連結されると共に絶縁ロッド16が連結された回
転シャフトレバー17が配置されている。絶縁ロッド1
6は、金属容器1の中心軸上に配置されると共に絶縁支
持部材35の内径側を通って固定開閉機構部側に延びた
ものであり、操作ロッド,回転シャフトレバー17を介
して伝達された操作器の操作力によって金属容器1の中
心軸方向(水平方向)に可動する。絶縁ロッド16の固
定開閉機構部側先端には可動軸19が設けられている。
可動軸19には、金属容器1の中心軸方向に連続する中
空部19aが形成されている。
【0016】可動軸19の固定開閉機構部側先端には、
可動軸19と共に金属容器1の中心軸方向に可動する可
動アーク接触子20が設けられている。可動アーク接触
子20は接触電極であり、金属容器1の中心軸方向に対
向配置された固定アーク接触子36に対して接離可能に
構成されている。すなわち可動軸19が固定開閉機構部
側に可動することによって可動アーク接触子20の内周
側と固定アーク接触子36の外周側が摺動接触し、可動
軸19が固定開閉機構部側とは反対側に可動することに
よって可動アーク接触子20の内周側と固定アーク接触
子36の外周側が開離するように構成されている。
【0017】可動軸19の外周側には、可動軸19と一
体形成されると共に可動軸19と共に金属容器1の中心
軸方向に可動するパッファシリンダ21が設けられてい
る。パッファシリンダ21は、導電性を有する部材から
形成された通電部材であり、外周壁(外筒ともいう)と
内周壁(内筒ともいう)からなる二重筒形状のものであ
る。パッファシリンダ21の外周壁の固定開閉機構部側
端部の外周面上には可動主接触子6が設けられている。
可動主接触子6は接触電極であり、金属容器1の中心軸
方向に対向配置された固定主接触子27に対して接離可
能に構成されている。すなわち可動軸19と共にパッフ
ァシリンダ21が固定開閉機構部側に可動することによ
って可動主接触子6の外周側と固定主接触子27の内周
側が摺動接触し、可動軸19と共にパッファシリンダ2
1が固定開閉機構部側とは反対側に可動することによっ
て可動主接触子6の外周側と固定主接触子27の内周側
が開離するように構成されている。
【0018】パッファシリンダ21の固定開閉機構部側
の先端には、可動アーク接触子20の外周側を覆うよう
に絶縁ノズル22が設けられている。絶縁ノズル22は
筒状の部材であり、パッファシリンダ21内から排出さ
れた絶縁性ガスを可動アーク接触子20の先端側に導く
流路22aを可動アーク接触子20の外周側と共に形成
するものである。
【0019】絶縁支持部材35の固定開閉機構部側の端
部には、中心導体7と接続された通電部材23が固定支
持されている。通電部材23は筒状の導電性部材であ
り、その上部には円筒状の導体接続部23aが上方に突
出するように設けられ、この導体接続部23aに中心導
体7が挿入されている。通電部材23の固定開閉機構部
側の先端には固定接触子12が設けられ、この固定接触
子12は可動主接触子6と接するようになっている。
【0020】通電部材23の内周面から径方向内側に突
出した支持部23cにはパッファピストン25の絶縁支
持部材35側先端上部が固定支持されている。パッファ
ピストン25は筒状の部材であり、固定開閉機構部側の
先端が径方向外側に突出するように径方向の厚みが他の
部分よりも厚く形成され、パッファシリンダ21内に配
置されている。パッファピストン25の絶縁支持部材3
5側は他の部分よりも内径が大きく形成されている。
【0021】パッファシリンダ21及びパッファピスト
ン25によって可動軸19の外周側にはパッファ室26
が形成されている。固定されたパッファピストン25に
対してパッファシリンダ21が動作することによってパ
ッファ室26では、絶縁性ガスであるSF6 ガスが圧縮
される。パッファ室26内で圧縮された絶縁性ガスは、
パッファ室26の絶縁ノズル22側に設けられていると
共に流路22aとパッファ室26内とを連通する排気孔
(図示省略)を介して流路22aに排出され、流路22
aを介して固定アーク接触子36と可動アーク接触子2
0との間に発生したアークに向かって吹き付けられる。
【0022】パッファ室26の後方、すなわち絶縁支持
部材35側には、通電部材23及び固定接触子12によ
って形成されたガス排気室28が設けられており、可動
側に分流したホットガスは可動軸19の中空部19aを
介してガス排気室28に排出される。可動軸19の絶縁
ロッド16側には、中空部19aを流れるホットガスを
排出する排気孔19bが周方向2箇所に水平面に対して
上下に対抗して形成され、かつ固定側機構部から可動側
機構部方向に向かってホットガスを排出するように形成
されている。
【0023】本実施例における集電子は、図1(a),
(b)に示すように、外側の固定接触子12と内側の可
動主接触子6との接触部である固定接触子12に、導電
性材料(例えば、ばね性のあるクロム銅,黄銅,軽量な
アルミ,円筒状の銅,通電性能の良い銅,クロム銅)か
らなる円環状の集電部材30を設けて構成している。円
環状の固定接触子12には、図1(b)に示す如く、径
方向に放射状に貫通し、かつ、軸方向に延びる複数(n
個)の切り割りが形成され、複数の部分固定接触子12
1,122,・・・12n からなっている。部分固定接触
子121,122,・・・12n の接触面の一部には円環
状の溝(凹部)が設けられ、この溝(凹部)内に上述し
た集電部材30が嵌め込まれている。そして、電流は例
えば固定接触子12から集電部材30を介して可動主接
触子6に流れるようになっている。
【0024】このように本実施例の集電子は、同心円筒
形状である外側の固定接触子12と内側の可動主接触子
6とが嵌め合い構造となっており、これらを円環形状の
集電部材30を介して電気的に接続して電流を通電する
ものである。
【0025】次に、本実施例における可動主接触子6,
固定接触子12、及び集電部材30の概略寸法関係を図
2に示す。
【0026】上述した如く、集電部材30は固定接触子
12の内側に設けた溝(凹部)内に嵌め込まれている。
外径がφD2 なる可動主接触子6を集電部材30が取り
付けられた固定接触子12内に挿入する前は、集電部材
30の内径はφD1 、固定接触子12の内径はφD4
外径はφD3 である。ここでφD1<φD2であることよ
り、可動主接触子6を固定接触子12内に挿入し、可動
主接触子6と集電部材30が嵌め合うと、固定接触子1
2の嵌め合う前の外径φD3 と嵌め合った後の外径φD
3′ との関係はφD3′>φD3となり、集電部材30を
撓ませることで接触部15の接触力を得ている。
【0027】図3(a),(b)及び図4(a),
(b)のそれぞれに集電部材30の詳細構造を示す。集
電部材30は上述した如く、円環状の導電性材料で構成
され、しかも、円環の一部に図3(a),(b)のよう
な切り欠き41、図4(a),(b)のような切り欠き
42が設けられ、外径をφD5 、内径をφD1 としてい
る。図3(a),(b)の例では、集電部材30に幅S
1 なる切り欠き41を円環中心軸と並行に設け、図2に
示した寸法関係で、集電部材30が取り付けられた固定
接触子12内に可動主接触子6を出し入れすることでφ
1 とφD2 との直径差を吸収するものである。図4
(a),(b)の例では、幅S2 なる斜め方向の切り欠
き42が設けられており、図3(a),(b)と同様に
直径差を吸収できる。尚、図示はしてないが、集電部材
30に複数の切り欠きを設けても同様な効果が得られる
ことは言うまでもない。
【0028】図1に示した集電子の接触部15の詳細を
図8に示す。従来例では、図7に示したように、可動接
触子13と固定接触子14の内外径差から、実際の摺動
面における接触は、接触子の円周上の一部となる。
【0029】これに対して、本実施例では図8に示す如
く、固定接触子12と可動主接触子6とで集電部材30
を挟み込んで押さえているので、集電部材30の内周部
が可動主接触子6の外周に倣って接触することになる。
その結果、摺動しない集電部材30と固定接触子12と
の接触部が円周上の一部となるが、摺動する集電部材3
0と可動主接触子6との接触部は全周となる。
【0030】通電接触部において、摺動しない場合に対
して摺動する場合には、通電性能が著しく低下して接触
部に溶損することが一般的に知られている。この問題を
解決するには、通電部の電流密度を下げて接触部におけ
る局部的な温度上昇を抑制することが効果的である。本
実施例では、図7と図8の比較で判るように、摺動する
接触部の接触面積が大幅に広がり電流密度を低下させる
ことができるので、集電子で通電しながら摺動しても摺
動部での溶損の発生が防止できる。その結果、集電子の
通電性能,耐久性を向上することが可能となり、集電子
の寿命が延びて信頼性が高くなり、更に通電容量を上げ
て集電子の大容量化が可能となる。
【0031】図9,図10は本発明の他の実施例を示す
ものである。
【0032】該図に示す例は、集電部材30の固定接触
子12との接合部分を曲率Rの円形状に断面を形成した
例を示しており、図10は図9に示した集電部材30を
使用した場合の可動主接触子6が収まった状態を示すも
のである。
【0033】この実施例によれば、固定接触子12に可
動主接触子6が収まった状態では、固定接触子12が可
動主接触子6に押されて、水平方向に対して角度θで固
定接触子12が歪んでしまうことがあり、断面形状が直
方体に形成された集電部材30では可動主接触子6と接
する面積が少なくなってしまうが、集電部材30の固定
接触子12との接合部分を曲率Rの円形状に断面を形成
したことにより、この円形状で固定接触子12の歪みを
吸収して、集電部材30の可動主接触子6と接する面積
を広げることを実現して、更に、固定接触子12が歪ん
でいても固定接触子12と集電部材30が安定して接触
する状態となる。
【0034】図11は本発明の更に他の実施例を示すも
のである。該図に示す例は、可動主接触子6aの内側に
固定接触子12aが嵌め合う構造となっているもので、
その固定接触子12aの外周側に集電部材30aを設
け、この集電部材30aがある固定接触子12aの外周
側と可動主接触子6aの内周側とが摺動接触して、両者
が電気的に通電可能になっているもので、このような構
成でも、その効果は上述した実施例と同様である。
【0035】尚、上述した実施例では、固定接触子の内
周側或いは外周側に集電部材を設けた場合について説明
したが、この集電部材は、可動接触子の外周側或いは内
周側に設けてもよいことは言うまでもない。また、集電
部材を可動或いは固定接触子に設けているが、可動接触
子における開閉動作を伴わない摺動するだけの集電部に
上述した実施例と同様に設けても得られる効果は一緒で
ある。
【0036】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、固定及び
可動の両接触子同士が摺動接触するものであっても、接
触部が溶損することはなく通電性能は勿論のこと耐久性
が向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の集電子の一実施例を示し(a)は断面
図、(b)は(a)の横断面図である。
【図2】図1(a)における可動接触子と固定接触子と
の挿入前後の寸法関係を示す図である。
【図3】本発明に採用される集電部材の一例を示し
(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図4】本発明に採用される集電部材の他の例を示し
(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図5】従来の集電子の一実施例を示し(a)は断面
図、(b)は(a)の横断面図である。
【図6】図5(a)における可動接触子と固定接触子と
の挿入前後の寸法関係を示す図である。
【図7】図5に示した従来例における可動接触子と固定
接触子との接触状態を示す図である。
【図8】図1に示した本発明の一実施例における可動接
触子と固定接触子との接触状態を示す図である。
【図9】本発明の集電子の他の実施例を示す断面図であ
る。
【図10】図9に示した本発明の一実施例における可動
接触子と固定接触子との接触状態を示す図である。
【図11】本発明の集電子の他の実施例を示し、図1
(a)に相当する図である。
【図12】本発明のガス遮断器の一実施例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1…金属容器、3…支持部、4…通電部材、5…固定主
接触子、6,6a,10…可動主接触子、7…中心導
体、8…ピストン、9…シリンダ、9a…中心軸、11
…絶縁ノズル、12,12a…固定接触子、15…接触
部、30,30a…集電部材、41,42…切り欠き。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 智之 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所電機システム事業部内 Fターム(参考) 5G001 AA11 BB04 CC03 DD03 FF01 FF03 FF04 GG14 5G027 AA13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性消弧媒体が封入されている容器内
    に、円筒状の固定接触子と、該固定接触子と同心円状に
    配置され、該固定接触子と相互に嵌め合い接触して通電
    する円環状の可動接触子とが収納されて成り、前記固定
    接触子と可動接触子のいずれか一方の接触部に、導電性
    材料からなる円環状の集電部材を備えていることを特徴
    とする集電子。
  2. 【請求項2】絶縁性消弧媒体が封入されている容器内
    に、円筒状の可動接触子と、該可動接触子と同心円状に
    配置され、該可動接触子と相互に嵌め合い接触して通電
    する円環状の固定接触子とが収納されて成り、前記固定
    接触子の接触部に、導電性材料からなる円環状の集電部
    材を備えていることを特徴とする集電子。
  3. 【請求項3】前記円環状の集電部材は、円環の一部に切
    り欠きが形成されていることを特徴とする請求項1又は
    2記載の集電子。
  4. 【請求項4】前記円環状の接触子には、径方向に放射状
    に貫通し、かつ、軸方向に延びる切り割りが形成される
    と共に、該円環状の接触子の内側に円環状の凹部を設
    け、該凹部に前記円環状の集電部材が嵌め込まれている
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の集電子。
  5. 【請求項5】前記集電部材は、前記固定接触子の凹部と
    接する部分に円形状の接合面が形成されていることを特
    徴とする請求項4記載の集電子。
  6. 【請求項6】前記集電部材は、銅およびクロム銅,黄銅
    等の銅系合金,アルミ,アルミ系合金のいずれかを主た
    る材質として形成されていることを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれかに記載の集電子。
  7. 【請求項7】絶縁性ガスが封入された容器と、該容器内
    に配置された固定接触子と、該固定接触子と対向配置さ
    れ、該固定接触子と接離可能に配置されている可動接触
    子と、絶縁ロッドを介して伝達される操作器の操作力に
    よって前記可動接触子を可動すると共に中空部を有する
    中心軸と、該中心軸の外側に設けられ、前記固定接触子
    と可動接触子の間に発生するアークに吹き付けるガスを
    圧縮する圧縮装置と、該圧縮装置で圧縮されたガスを前
    記アークに案内する絶縁ノズルとを備え、前記固定接触
    子と可動接触子が、円環状の集電部材を介して電気的に
    接続されて電流が通電されていることを特徴とするガス
    遮断器。
  8. 【請求項8】絶縁性ガスが封入された容器と、該容器内
    に配置された固定接触子と、該固定接触子と対向配置さ
    れ、該固定接触子と接離可能に配置されている可動接触
    子と、絶縁ロッドを介して伝達される操作器の操作力に
    よって前記可動接触子を可動すると共に中空部を有する
    中心軸と、該中心軸の外側に設けられると共に前記固定
    接触子と可動接触子の間に発生するアークに吹き付ける
    ガスを圧縮する圧縮装置と、該圧縮装置で圧縮されたガ
    スを前記アークに案内する絶縁ノズルと、前記固定接触
    子と可動接触子のいずれか一方の接触部に設けられ、導
    電性材料からなる円環状の集電部材とを備えていること
    を特徴とするガス遮断器。
  9. 【請求項9】絶縁性ガスが封入された容器と、該容器内
    に配置された固定接触子と、該固定接触子と対向配置さ
    れ、該固定接触子と接離可能に配置されている可動接触
    子と、絶縁ロッドを介して伝達される操作器の操作力に
    よって前記可動接触子を可動すると共に中空部を有する
    中心軸と、該中心軸の外側に設けられ、前記固定接触子
    と可動接触子の間に発生するアークに吹き付けるガスを
    圧縮する圧縮装置と、該圧縮装置で圧縮されたガスを前
    記アークに案内する絶縁ノズルと、前記固定接触子の接
    触部に設けられ、導電性材料からなる円環状の集電部材
    とを備えていることを特徴とするガス遮断器。
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