JP2003270929A - 現像装置、画像形成装置及びコンピュータシステム - Google Patents

現像装置、画像形成装置及びコンピュータシステム

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JP2003270929A
JP2003270929A JP2002068743A JP2002068743A JP2003270929A JP 2003270929 A JP2003270929 A JP 2003270929A JP 2002068743 A JP2002068743 A JP 2002068743A JP 2002068743 A JP2002068743 A JP 2002068743A JP 2003270929 A JP2003270929 A JP 2003270929A
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Katsumi Okamoto
克巳 岡本
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤の漏れを防止する現像装置、このよう
な現像装置を有する画像形成装置及びコンピュータシス
テムを実現する。 【解決手段】 現像装置が感光体に形成された潜像を現
像可能な状態にて、現像剤供給部材の回転中心から前記
感光体の位置する側とは反対側に至る水平面を基準とし
て、前記現像剤供給部材の回転中心を通り前記水平面と
該現像剤供給部材の回転方向とは逆方向にθの角度をな
す面における、前記現像剤供給部材と第1収容部の内壁
との隙間が、0°≦θ≦90°の範囲でθ=0°にて最
大となるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像装置、画像形
成装置及びコンピュータシステムに関する。
【0002】
【背景技術】画像形成装置として、例えば、現像剤の一
例としてのトナーによって感光体上に形成された潜像を
現像する複数の現像装置を有し、これらの現像装置を回
動軸を中心として放射状に配置した画像形成装置等が知
られている。これらの画像形成装置は、ホストコンピュ
ータ等の外部装置から画像信号が送信されると、回動軸
のまわりに現像装置を回転させることによって、複数の
現像装置のうちの一つを感光体と対向する現像位置に位
置決めする。そして、感光体上に形成された潜像を現像
してトナー像を形成し、中間媒体上に転写する。この
時、複数の現像装置を順次切り替えながら、同様に現
像、転写を繰り返し複数のトナー像を重ね合わせてカラ
ー画像を形成する。
【0003】現像装置の一例を図1に示す。図1は現像
装置の主要構成要素を示した図である。図1に示した現
像装置は、トナーTが収容された第1収容部1及び第2
収容部2と、第1収容部1に軸で回転可能に支持された
現像剤担持体としての現像ローラ3と、第1収容部1に
軸で回転可能に支持され、現像ローラ3に圧接すること
によりトナーTを現像ローラ3の表面に供給する弾性体
から成る現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ4と
を備えている。
【0004】図1に示すように、トナー供給ローラ4の
回転中心から感光体5の位置する側とは反対側に至る水
平面を基準として、トナー供給ローラ4の回転中心を通
り前記水平面とトナー供給ローラ4の回転とは逆方向に
θの角度をなす面が形成する、トナー供給ローラ4と第
1収容部1の内壁との間隙をΔd'とする。図1に示し
た現像装置では、0°≦θ≦90°の範囲で、Δd'が
一定の値となっている。ここでトナーTは、0°≦θ≦
90°の範囲で狭い空間に押込められ、トナー供給ロー
ラ4の回転(図1において時計方向)によって圧迫され
て、内圧が上昇するが、θ=0°の前記水平面において
急激に内圧が緩和されるため、トナーTはここで前記水
平面に対し垂直方向に噴出する。噴出したトナーTは、
トナー供給ローラ4に搬送されて、現像ローラ3と収容
部6との間隙に流れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した現像装置で
は、画像形成の高速化に対応するため、現像ローラ及び
トナー供給ローラの回転速度を大きくしたり、トナーの
供給性を確保するためのトナーの流動性を上げたりする
と、現像ローラ及びトナー供給ローラの駆動に伴い、現
像ローラと収容部との間隙からトナーが漏れ出し、画像
形成装置を汚染したり、画像形成部にトナーが付着し画
像欠陥になってしまう可能性がある。
【0006】本発明は、かかる課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、現像剤の漏れを防
止する現像装置、このような現像装置を有する画像形成
装置及びコンピュータシステムを実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、主たる本発明は、現像剤を収容するための第1収容
部と、現像剤を収容するための第2収容部と、前記第1
収容部と前記第2収容部との間での現像剤の移動を規制
する為の規制壁であって、一側壁部が前記第1収容部の
内壁の一部を構成し他側壁部が前記第2収容部の内壁の
一部を構成する規制壁と、前記第1収容部に設けられた
現像剤担持体と、前記第1収容部に設けられ前記現像剤
担持体に現像剤を供給する回転可能な現像剤供給部材
と、前記現像剤供給部材の回転中心よりも上方に設けら
れ、前記第1収容部からの現像剤の漏れを防止するため
のシール部材と、を有する現像装置において、前記現像
装置が感光体に形成された潜像を現像可能な状態にて、
前記現像剤供給部材の回転中心から前記感光体の位置す
る側とは反対側に至る水平面を基準として、前記現像剤
供給部材の回転中心を通り前記水平面と該現像剤供給部
材の回転方向とは逆方向にθの角度をなす面における、
前記現像剤供給部材と前記第1収容部の内壁との隙間
が、0°≦θ≦90°の範囲でθ=0°にて最大となる
ことを特徴とする現像装置であることを特徴とする。本
発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記
載により明らかにする。
【0008】
【発明の実施の形態】===開示の概要=== 本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のこ
とが明らかにされる。
【0009】現像剤を収容するための第1収容部と、現
像剤を収容するための第2収容部と、前記第1収容部と
前記第2収容部との間での現像剤の移動を規制するため
の規制壁であって、一側壁部が前記第1収容部の内壁の
一部を構成し他側壁部が前記第2収容部の内壁の一部を
構成する規制壁と、前記第1収容部に設けられた現像剤
担持体と、前記第1収容部に設けられ前記現像剤担持体
に現像剤を供給する回転可能な現像剤供給部材と、前記
現像剤供給部材の回転中心よりも上方に設けられ、前記
第1収容部からの現像剤の漏れを防止するためのシール
部材と、を有する現像装置において、前記現像装置が感
光体に形成された潜像を現像可能な状態にて、前記現像
剤供給部材の回転中心から前記感光体の位置する側とは
反対側に至る水平面を基準として、前記現像剤供給部材
の回転中心を通り前記水平面と該現像剤供給部材の回転
方向とは逆方向にθの角度をなす面における、前記現像
剤供給部材と前記第1収容部の内壁との隙間が、0°≦
θ≦90°の範囲でθ=0°にて最大となることを特徴
とする現像装置。このような現像装置によれば、前記水
平面にて前記現像剤供給部材の円周に沿って下方から上
方へ流れる現像剤の速度が減少するため、現像剤が前記
水平面より上方の前記シール部材に衝突する動きが抑制
される。
【0010】また、前記規制壁の上端は、前記現像剤供
給部材の最上部よりも上方に位置していることとしても
よい。このような現像装置によれば、前記規制壁が高い
ために該規制壁の前記一側壁部において現像剤が前記シ
ール部材に向かって反射され得るにもかかわらず、現像
剤が前記シール部材に向かって流れる動きが抑制され
る。
【0011】また、前記規制壁は、下方から上方へ延出
していることとしてもよい。このような現像装置によれ
ば、前記規制壁が下方から上方へ延出しているために該
規制壁の前記一側壁部において現像剤が前記シール部材
に向かって反射され得るにもかかわらず、現像剤が前記
シール部材に向かって流れる動きが抑制される。
【0012】また、前記現像剤供給部材は前記現像剤担
持体に当接しており、該現像剤供給部材の回転方向は、
前記現像剤担持体への当接位置を通過して下方に至る方
向であることとしてもよい。このような現像装置によれ
ば、前記現像剤供給部材が前記当接位置から下方に向け
て回転することにより現像剤が該現像剤供給部材の円周
に沿って前記水平面から上方へ流れる速度を有し得るに
もかかわらず、現像剤が前記シール部材に向かって流れ
る動きが抑制される。
【0013】また、前記現像剤供給部材は、発泡材にて
形成された弾性部材であることとしてもよい。このよう
な現像装置によれば、前記現像剤供給部材が前記弾性部
材であることによって現像剤が前記現像剤供給部材の円
周に沿って流れる速度が剛性部材である場合よりも大き
いにもかかわらず、現像剤が前記シール部材に向かって
流れる動きが抑制される。
【0014】また、0°≦θ≦90°の範囲で、θが大
きくなるほど、前記隙間が大きくはならないこととして
もよい。このような現像装置によれば、現像剤が前記隙
間の内壁に及ぼす圧力が、θが小さくなるほど増大する
ことはない。従って、前記圧力が開放されて、現像剤の
前記水平面にて前記現像剤供給部材の円周に沿って下方
から上方へ流れる速度が減少するため、現像剤が前記水
平面より上方の前記シール部材に衝突する動きが抑制さ
れる。
【0015】また、0°≦θ≦90°の範囲で、θが0
°から所定角度に至るまでは、前記隙間が次第に小さく
なり、該所定角度に至った後90°に至るまでは、前記
隙間が一定値であることとしてもよい。このような現像
装置によれば、現像剤が前記隙間の内壁に及ぼす圧力
が、θが前記所定角度から小さくなるほど減少する。従
って、前記圧力が開放されて、現像剤の前記水平面にて
前記現像剤供給部材の円周に沿って下方から上方へ流れ
る速度が減少するため、現像剤が前記水平面より上方の
前記シール部材に衝突する動きが抑制される。
【0016】また、前記θが0°から前記所定角度に至
るまでに、前記隙間を構成するための前記第1収容部の
内壁が湾曲した湾曲部を有し、この湾曲部と、前記現像
剤供給部材とによって構成される隙間が次第に小さくな
ることとしてもよい。このような現像装置によれば、現
像剤が前記隙間の内壁に及ぼす圧力が、θが前記所定角
度から小さくなるほど減少する。従って、前記圧力が開
放されて、現像剤の前記水平面にて前記現像剤供給部材
の円周に沿って下方から上方へ流れる速度が減少するた
め、現像剤が前記水平面より上方の前記シール部材に衝
突する動きがより効果的に抑制される。
【0017】また、前記シール部材の先端は、前記現像
剤供給部材の回転中心よりも上方に位置していることと
してもよい。このような現像装置によれば、前記水平面
にて前記現像剤供給部材の円周に沿って下方から上方へ
流れる現像剤の速度が減少する。従って、前記水平面よ
り上方の前記シール部材の先端に、現像剤が衝突する動
きが抑制される。
【0018】また、前記シール部材は、前記現像剤担持
体に所定幅をもって当接しており、この所定幅の最下点
が、前記現像剤供給部材の回転中心よりも上方に位置し
ていることとしてもよい。このような現像装置によれ
ば、前記水平面にて前記現像剤供給部材の円周に沿って
下方から上方へ流れる現像剤の速度が減少する。従っ
て、前記水平面より上方の、前記シール部材と前記現像
剤担持体との所定幅の当接の最下点に、現像剤が衝突す
る動きが抑制される。
【0019】また、前記シール部材は、フィルムであ
り、弾性部材によって付勢されて前記現像剤担持体に当
接していることとしてもよい。このような現像装置によ
れば、前記シール部材が柔らかいために現像剤が漏れ易
いにもかかわらず、現像剤が前記シール部材に向かって
流れる動きが抑制されているために、前記現像装置から
の現像剤の漏れが防止できる。
【0020】また、現像剤を収容するための第1収容部
と、現像剤を収容するための第2収容部と、前記第1収
容部と前記第2収容部との間での現像剤の移動を規制す
るための規制壁であって、一側壁部が前記第1収容部の
内壁の一部を構成し他側壁部が前記第2収容部の内壁の
一部を構成する規制壁と、前記第1収容部に設けられた
現像剤担持体と、前記第1収容部に設けられ前記現像剤
担持体に現像剤を供給する回転可能な現像剤供給部材
と、前記現像剤供給部材の回転中心よりも上方に設けら
れ、前記第1収容部からの現像剤の漏れを防止するため
のシール部材と、を有する現像装置において、前記現像
装置が感光体に形成された潜像を現像可能な状態にて、
前記現像剤供給部材の回転中心から前記感光体の位置す
る側とは反対側に至る水平面を基準として、前記現像剤
供給部材の回転中心を通り前記水平面と該現像剤供給部
材の回転方向とは逆方向にθの角度をなす面における、
前記現像剤供給部材と前記第1収容部の内壁との隙間
が、0°≦θ≦90°の範囲でθ=0°にて最大とな
り、前記規制壁の上端は、前記現像剤供給部材の最上部
よりも上方に位置しており、前記規制壁は、下方から上
方へ延出しており、前記現像剤供給部材は前記現像剤担
持体に当接しており、該現像剤供給部材の回転方向は、
前記現像剤担持体への当接位置を通過して下方に至る方
向であり、前記現像剤供給部材は、発泡材にて形成され
た弾性部材であり、0°≦θ≦90°の範囲で、θが0
°から所定角度に至るまでは、前記隙間が次第に小さく
なり、該所定角度に至った後90°に至るまでは、前記
隙間が一定値であり、前記θが0°から前記所定角度に
至るまでに、前記隙間を構成するための前記第1収容部
の内壁が湾曲した湾曲部を有し、この湾曲部と、前記現
像剤供給部材とによって構成される隙間が次第に小さく
なっており、前記シール部材の先端は、前記現像剤供給
部材の回転中心よりも上方に位置しており、前記シール
部材は、フィルムであり、弾性部材によって付勢されて
前記現像剤担持体に当接している、ことを特徴とする現
像装置。このような現像装置によれば、現像剤が前記シ
ール部材に向かって流れる動きが最も効果的に抑制され
ているために、前記現像装置からの現像剤の漏れが最も
効果的に防止できる。
【0021】また、感光体と、この感光体に形成された
潜像を現像するための現像装置であって、現像剤を収容
するための第1収容部と、現像剤を収容するための第2
収容部と、前記第1収容部と前記第2収容部との間での
現像剤の移動を規制するための規制壁であって、一側壁
部が前記第1収容部の内壁の一部を構成し他側壁部が前
記第2収容部の内壁の一部を構成する規制壁と、前記第
1収容部に設けられた現像剤担持体と、前記第1収容部
に設けられ前記現像剤担持体に現像剤を供給する回転可
能な現像剤供給部材と、前記現像剤供給部材の回転中心
よりも上方に設けられ、前記第1収容部からの現像剤の
漏れを防止するためのシール部材と、を有する現像装置
を備えた画像形成装置において、前記現像装置が前記感
光体に形成された潜像を現像可能な状態にて、前記現像
剤供給部材の回転中心から前記感光体の位置する側とは
反対側に至る水平面を基準として、前記現像剤供給部材
の回転中心を通り前記水平面と該現像剤供給部材の回転
方向とは逆方向にθの角度をなす面における、前記現像
剤供給部材と前記第1収容部の内壁との隙間が、0°≦
θ≦90°の範囲でθ=0°にて最大となることを特徴
とする画像形成装置。このようにして実現された画像形
成装置は、全体として従来の画像形成装置よりも優れた
ものとなる。
【0022】また、コンピュータ本体及びこのコンピュ
ータ本体に接続可能な画像形成装置であって、感光体
と、この感光体に形成された潜像を現像するための現像
装置であって、現像剤を収容するための第1収容部と、
現像剤を収容するための第2収容部と、前記第1収容部
と前記第2収容部との間での現像剤の移動を規制するた
めの規制壁であって、一側壁部が前記第1収容部の内壁
の一部を構成し他側壁部が前記第2収容部の内壁の一部
を構成する規制壁と、前記第1収容部に設けられた現像
剤担持体と、前記第1収容部に設けられ前記現像剤担持
体に現像剤を供給する回転可能な現像剤供給部材と、前
記現像剤供給部材の回転中心よりも上方に設けられ、前
記第1収容部からの現像剤の漏れを防止するためのシー
ル部材と、を有する現像装置を備えた画像形成装置、を
有するコンピュータシステムにおいて、前記現像装置が
前記感光体に形成された潜像を現像可能な状態にて、前
記現像剤供給部材の回転中心から前記感光体の位置する
側とは反対側に至る水平面を基準として、前記現像剤供
給部材の回転中心を通り前記水平面と該現像剤供給部材
の回転方向とは逆方向にθの角度をなす面における、前
記現像剤供給部材と前記第1収容部の内壁との隙間が、
0°≦θ≦90°の範囲でθ=0°にて最大となること
を特徴とするコンピュータシステム。このようにして実
現されたコンピュータシステムは、システム全体として
従来システムよりも優れたシステムとなる。
【0023】===装置の全体構成例=== 次に、図2を用いて、画像形成装置としてレーザビーム
プリンタ(以下、プリンタという)10を例にとって、
その概要について説明する。図2は、プリンタ10を構
成する主要構成要素を示した図である。なお、図2に
は、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙トレ
イ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着
ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されてい
る。
【0024】本実施の形態に係るプリンタ10は、図2
に示すように、潜像を担持する潜像担持体である感光体
20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニ
ット40、YMCK現像デバイス50、一次転写ユニッ
ト60、中間転写体70、クリーニングユニット75を
有し、さらに、二次転写ユニット80、定着ユニット9
0、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユ
ニット95及びこれらのユニット等を制御しプリンタと
しての動作を司る制御ユニット(図3)を有している。
【0025】感光体20は、円筒状の導電性基材とその
外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転
可能であり、本実施の形態においては、図2中の矢印で
示すように時計回りに回転する。
【0026】帯電ユニット30は、感光体20を帯電す
るための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照
射することによって帯電された感光体20上に潜像を形
成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レ
ーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、
パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示
のホストコンピュータから入力された画像信号に基づい
て、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射
する。
【0027】YMCK現像デバイス50は、感光体20
上に形成された潜像を、ブラック現像装置51に収容さ
れた、現像剤の一例としての、ブラック(K)トナー、
マゼンタ現像装置52に収容されたマゼンタ(M)トナ
ー、シアン現像装置53に収容されたシアン(C)トナ
ー及びイエロー現像装置54に収容されたイエロー
(Y)トナーを用いて現像するための装置である。
【0028】このYMCK現像デバイス50は、本実施
例においては、回転することにより、前記4つの現像装
置51、52、53、54の位置を動かすことを可能と
している。すなわち、このYMCK現像デバイス50
は、前記4つの現像装置51、52、53、54を4つ
の保持部55a、55b、55c、55dにより保持し
ており、前記4つの現像装置51、52、53、54
は、中心軸50aを中心として、それらの相対位置を維
持したまま回転可能となっている。そして、1ページ分
の画像形成が終了する毎に選択的に感光体20に対向
し、それぞれの現像装置51、52、53、54に収容
されたトナーにて、感光体20上に形成された潜像を現
像する。なお、各現像装置の詳細については後述する。
【0029】一次転写ユニット60は、感光体20に形
成された単色トナー像を中間転写体70に転写するため
の装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写される
と、中間転写体70にフルカラートナー像が形成され
る。この中間転写体70は、エンドレスのベルトであ
り、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。
二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成され
た単色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、
布等の記録媒体に転写するための装置である。
【0030】定着ユニット90は、記録媒体上に転写さ
れた単色トナー像やフルカラートナー像を紙等の記録媒
体に融着させて永久像とするための装置である。
【0031】クリーニングユニット75は、一次転写ユ
ニット60と帯電ユニット30との間に設けられ、感光
体20の表面に当接されたゴム製のクリーニングブレー
ド76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写
体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に
残存するトナーをクリーニングブレード76により掻き
落として除去するための装置である。
【0032】制御ユニット100は、図3に示すように
メインコントローラ101と、ユニットコントローラ1
02とで構成され、メインコントローラ101には画像
信号が入力され、この画像信号に基づく指令に応じてユ
ニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御し
て画像を形成する。
【0033】次に、このように構成されたプリンタ10
の動作について、他の構成要素にも言及しつつ説明す
る。まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号
がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ
10のメインコントローラ101に入力されると、この
メインコントローラ101からの指令に基づくユニット
コントローラ102の制御により感光体20、現像装置
に設けられた現像剤担持体としての現像ローラ510及
び中間転写体70が回転する。感光体20は、回転しな
がら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯
電される。感光体20の帯電された領域は、感光体20
の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によ
って、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた
潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像デバイ
ス50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現
像装置54を、感光体20に対向した現像位置に位置さ
せる。感光体20上に形成された潜像は、感光体20の
回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54に
よってイエロートナーで現像される。これにより、感光
体20上にイエロートナー像が形成される。感光体20
上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転
に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60に
よって、中間転写体70に転写される。この際、一次転
写ユニット60には、トナーの帯電極性とは逆の極性の
一次転写電圧が印加される。なお、この間、二次転写ユ
ニット80は、中間転写体70から離間している。
【0034】上記の処理が、第2色目、第3色目及び第
4色目について繰り返して実行されることにより、各画
像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写体70に
重なり合って転写される。これにより、中間転写体70
上にはフルカラートナー像が形成される。中間転写体7
0上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体7
0の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニッ
ト80によって記録媒体に転写される。なお、記録媒体
は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ
96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。ま
た、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転
写体70に押圧されるとともに二次転写電圧が印加され
る。記録媒体に転写されたフルカラートナー像は、定着
ユニット90によって加熱加圧されて記録媒体に融着さ
れる。一方、感光体20は一次転写位置を経過した後
に、クリーニングユニット75に支持されたクリーニン
グブレード76によって、その表面に付着しているトナ
ーが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備
える。掻き落とされたトナーは、クリーニングユニット
75が備える残存トナー回収部に回収される。
【0035】===制御ユニットの概要=== 次に、制御ユニット100の構成について図3を参照し
つつ説明する。制御ユニット100のメインコントロー
ラ101は、インターフェイス112を介してホストコ
ンピュータと接続され、このホストコンピュータから入
力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を
備えている。ユニットコントローラ102は、装置本体
の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、
一次転写ユニット60、クリーニングユニット75、二
次転写ユニット80、定着ユニット90、表示ユニット
95)及びYMCK現像デバイス50と電気的に接続さ
れ、それらが備えるセンサからの信号を受信することに
よって、各ユニット及びYMCK現像デバイス50の状
態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力さ
れる信号に基づいて、各ユニット及びYMCK現像デバ
イス50を制御する。
【0036】また、ユニットコントローラ102が備え
るCPU120は、シリアルインターフェイス(I/
F)121を介して、シリアルEEPROM等の不揮発
性記憶素子(以下、本体側メモリとする)122に接続
されている。またCPU120には、本体側メモリ12
2のみならず、各現像装置51、52、53、54に設
けられた現像装置側メモリ51a、52a、53a、5
4aにもシリアルインターフェイス121を介して接続
されており、本体側メモリ122及び現像装置側メモリ
51a、52a、53a、54aとの間でデータ転送可
能となるとともに、入出力ポート123を介して各現像
装置側メモリ51a、52a、53a、54aにチップ
セレクト信号CSを入力可能となっている。さらに、こ
のCPU120は入出力ポート123を介してHP検出
部31とも接続されている。
【0037】===現像装置の概要=== 次に、図4を用いて、現像装置の概要について説明す
る。図4は、現像装置の主要構成要素を示した断面図で
ある。なお、図2同様、図4にも、矢印にて上下方向を
示しており、例えば、現像ローラ510の中心軸は、感
光体20の中心軸よりも下方にある。また、図4では、
イエロー現像装置54が、感光体20と対向する現像位
置に位置している状態にて示されている。
【0038】YMCK現像デバイス50には、ブラック
(K)トナーを収容したブラック現像装置51、マゼン
タ(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置52、シア
ン(C)トナーを収容したシアン現像装置53及びイエ
ロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が設
けられているが、各現像装置の構成は同様であるので、
以下、イエロー現像装置54について説明する。
【0039】イエロー現像装置54は、現像剤担持体と
しての現像ローラ510、シール部材520、第1収容
部530、第2収容部535、フレーム540、規制壁
545、現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ55
0、層厚規制部材としての規制ブレード560、規制ブ
レードを付勢するための不図示のブレード裏部材570
を有している。
【0040】現像ローラ510は、トナーTを担持して
感光体20と対向する現像位置に搬送する。この現像ロ
ーラ510は、アルミニウム、ステンレス、鉄等により
製造されており、必要に応じて、ニッケルメッキ、クロ
ムメッキ等が施されている。また、現像ローラ510
は、中心軸を中心として回転可能であり、図4に示すよ
うに、感光体20の回転方向(図4において時計方向)
と逆の方向(図4において反時計方向)に回転する。そ
の中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。ま
た、図4に示すように、イエロー現像装置54が感光体
20と対向している状態では、現像ローラ510と感光
体20との間には空隙が存在する。すなわち、イエロー
現像装置54は、感光体20上に形成された潜像を非接
触状態で現像する。なお、感光体20上に形成された潜
像を現像する際には、現像ローラ510と感光体20と
の間に交番電界が形成される。
【0041】シール部材520は、イエロー現像装置5
4内のトナーTが器外に漏れることを防止するととも
に、現像位置を通過した現像ローラ510上のトナーT
を、掻き落とすことなく現像器内に回収する。このシー
ル部材520は、ポリエチレンフィルム等からなるシー
ルである。シール部材520は、シール支持板金522
によって支持されており、シール支持板金522を介し
てフレーム540に取り付けられている。また、シール
部材520の現像ローラ510側とは逆側には、モルト
プレーン等からなるシール付勢部材524が設けられて
おり、シール部材520は、シール付勢部材524の弾
性力によって、現像ローラ510に押しつけられてい
る。なお、シール部材520が現像ローラ510に当接
する当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも上方
である。
【0042】第1収容部530及び第2収容部535
は、トナーTを収容する部分であり、フレーム540の
一部により構成されている。フレーム540は、第1収
容部530と第2収容部535との間でのトナーTの移
動を規制するための規制壁545を有する。規制壁54
5は、下方から上方へ(図4の上下方向)延出してお
り、その上端は、トナー供給ローラ550の最上部より
も上部に位置している。なお、第1収容部530及び第
2収容部535に収容されたトナーTを攪拌するための
攪拌部材を設けてもよいが、本実施の形態では、YMC
K現像デバイス50の回転に伴って各現像装置(ブラッ
ク現像装置51、マゼンタ現像装置52、シアン現像装
置53、イエロー現像装置54)が回転し、これにより
各現像装置内のトナーTが攪拌されるため、第1収容部
530及び第2収容部535には攪拌部材を設けていな
い。
【0043】トナー供給ローラ550は、第1収容部5
30及び第2収容部535に収容されたトナーTを現像
ローラ510に供給する。このトナー供給ローラ550
は、ポリウレタンフォーム等からなり、弾性変形された
状態で現像ローラ510に当接している。トナー供給ロ
ーラ550は、第1収容部530の下部に配置されてお
り、第1収容部530及び第2収容部に収容されたトナ
ーTは、第1収容部530の下部にてトナー供給ローラ
550によって現像ローラ510に供給される。トナー
供給ローラ550は、中心軸を中心として回転可能であ
り、その中心軸は、現像ローラ510の回転中心軸より
も下方にある。また、トナー供給ローラ550は、現像
ローラ510の回転方向(図4において反時計方向)と
逆の方向(図4において時計方向)に回転する。なお、
トナー供給ローラ550は、第1収容部530及び第2
収容部535に収容されたトナーTを現像ローラ510
に供給する機能を有するとともに、現像後に現像ローラ
510に残存しているトナーTを、現像ローラ510か
ら剥ぎ取る機能をも有している。
【0044】図4に示すように、トナー供給ローラ55
0の回転中心から感光体20の位置する側とは反対側に
至る図示する水平面を基準として、トナー供給ローラ5
50の回転中心を通り前記水平面とトナー供給ローラ5
50の回転とは逆方向にθの角度をなす面が形成する、
トナー供給ローラ550と第1収容部530の内壁との
間隙をΔdとする。0°≦θ≦90°の範囲で、θが0
°から所定角度θ'に至るまでは、Δdは次第に小さく
なり、且つ第1収容部530の内壁が湾曲した湾曲部5
80を有し、θがθ'から90°に至るまでは、Δdは
一定の値である。この一定の値は、0.5mm乃至3m
mであり、好ましくは、1mm乃至2mmであり、本実
施形態では、1.25mmである。
【0045】層厚規制部材としての規制ブレード560
は、現像ローラ510に担持されたトナーTの層厚を規
制し、また、現像ローラ510に担持されたトナーTに
電荷を付与する。この規制ブレード560は、ゴム部5
60aと、ゴム支持部560bとを有している。ゴム部
560aは、シリコンゴム、ウレタンゴム等からなり、
ゴム支持部560bは、リン青銅、ステンレス等のバネ
性を有する薄板である。ゴム部560aは、ゴム支持部
560bに支持されており、ゴム支持部560bは、そ
の一端部が一対のブレード支持板金562に挟まれて支
持された状態で、ブレード支持板金562を介してフレ
ーム540に取り付けられている。また、規制ブレード
560の現像ローラ510側とは逆側には、モルトプレ
ーン等からなる不図示のブレード裏部材570が設けら
れている。
【0046】ここで、ゴム支持部560bの撓みによる
弾性力によって、ゴム部560aが現像ローラ510に
押しつけられている。また、不図示のブレード裏部材5
70は、ゴム支持部560bとフレーム540との間に
トナーTが入り込むことを防止して、ゴム支持部560
bの撓みによる弾性力を安定させるとともに、ゴム部5
60aの真裏からゴム部560aを現像ローラ510の
方向へ付勢することによって、ゴム部560aを現像ロ
ーラ510に押しつけている。したがって、不図示のブ
レード裏部材570は、ゴム部560aの現像ローラ5
10への均一当接性を向上させている。
【0047】規制ブレード560の、ブレード支持板金
562に支持されている側とは逆側の端、すなわち、先
端は、現像ローラ510に接触しておらず、該先端から
所定距離だけ離れた部分が、現像ローラ510に幅を持
って接触している。すなわち、規制ブレード560は、
現像ローラ510にエッジにて当接しておらず、腹当た
りにて当接している。また、規制ブレード560は、そ
の先端が現像ローラ510の回転方向の上流側に向くよ
うに配置されており、いわゆるカウンタ当接している。
なお、規制ブレード560が現像ローラ510に当接す
る当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも下方で
あり、かつ、トナー供給ローラ550の中心軸よりも下
方である。
【0048】フレーム540は、一体成型された複数の
フレーム(上フレーム、下フレーム等)を接合して製造
されたものであり、下部に開口部を有している。この開
口部には、現像ローラ510がその一部が露出した状態
で配置されている。
【0049】このように構成されたイエロー現像装置5
4において、トナー供給ローラ550が第1収容部53
0及び第2収容部535に収容されているトナーTを現
像ローラ510に供給する。現像ローラ510に供給さ
れたトナーTは、現像ローラ510の回転に伴って、規
制ブレード560の当接位置に至り、該当接位置を通過
する際に、層厚が規制されるとともに、電荷が付与され
る。層厚が規制された現像ローラ510上のトナーT
は、現像ローラ510のさらなる回転によって、感光体
20に対向する現像位置に至り、該現像位置にて交番電
界下で感光体20上に形成された潜像の現像に供され
る。現像ローラ510のさらなる回転によって現像位置
を通過した現像ローラ510上のトナーTは、シール部
材520を通過して、該シール部材520によって掻き
落とされることなく現像装置内に回収される。
【0050】===トナーのシール性=== トナー供給ローラ550と第1収容部530の内壁との
間隙(Δd)の構造がトナーTのシール性に及ぼす影響
について、図5及び図6を用いて説明する。図5は、θ
=0°の前記水平面におけるトナーTの噴出の平均速度
を示した図であり、図6は、シール部材520の手前で
のトナーTの速度のトナー供給ローラ550の円周に沿
った成分を示した図である。
【0051】図5(A)は、本実施形態のイエロー現像
装置54を使用した場合の、水平面ACにおけるトナー
Tの噴出の平均速度を、その大きさ及び方向をもって示
している(白い矢印)。図5(B)は、図5(A)と比
較するために、図1に示される、0°≦θ≦90°にお
いてΔdが一定の値である現像装置を使用した場合の、
水平面BC'におけるトナーTの噴出の平均速度を、そ
の大きさ及び方向をもって示している(黒い矢印)。但
し、矢印の絶対的な大きさには意味はなく、相対的な大
小関係のみに意味があるとする。
【0052】本実施形態である図5(A)においては、
θ'≦θ≦90°の範囲で狭い空間に押込められ、トナ
ー供給ローラ550が回転することによって圧迫され
て、トナーTの内圧が上昇するが、0°≦θ≦θ'の範
囲でθが減少するとともに徐々に大きくなるΔdによっ
て前記内圧が緩和されるため、水平面ACにおいてトナ
ーTが前記水平面に対し垂直方向に噴出することが抑制
される。また、Δdは前記水平面に対し垂直方向に沿っ
て見た場合、規制壁545の方に広く非対称に大きくな
っているため、水平面ACにおけるトナーTの平均速度
も、規制壁545に向かう速度成分を有すると考えられ
る。
【0053】一方、図5(B)の現像装置においては、
0°≦θ≦90°の範囲で狭い空間に押込められ、トナ
ー供給ローラ550が回転することによって圧迫され
て、トナーTの内圧が上昇するが、水平面BC'におい
て急激に内圧が緩和されるため、トナーTはここで前記
水平面に対し垂直方向に噴出する。以上から、図5にお
いて、本実施形態の現像装置におけるトナーTの平均速
度の方向は少し規制壁545を向き、図5(B)の現像
装置の平均速度の方向は、前記水平面に対しおよそ垂直
であり、その大きさは、図5(B)の現像装置の場合が
本実施形態の現像装置の場合よりも大きい。
【0054】水平面AC又はBC'における速度の方向
として、シール部材520の方向にその成分を有するほ
ど、シール部材520に向かうトナーTの速度が増大す
る。図5(A)において、本実施形態の現像装置におけ
るトナーTの速度は、規制壁545側に傾き、シール部
材520とは反対側の成分を有し、一方、図5(B)の
現像装置におけるトナーTの速度は前記水平面に対し垂
直方向を向いている。従って、図5(A)において、本
実施形態の現像装置におけるトナーTは、図5(B)の
現像装置におけるトナーTに比べて、シール部材520
に向かいにくい。
【0055】図6(A)は、本実施形態のイエロー現像
装置54を使用した場合の、フレーム540とトナー供
給ローラ550との間隙DA'におけるトナーTの速度
のトナー供給ローラ550の円周に沿った成分の大きさ
を示している(白い矢印)。図6(B)は、図6(A)
と比較するために、図1に示される、0°≦θ≦90°
においてΔdが一定の値である現像装置を使用した場合
の、フレーム540とトナー供給ローラ550との間隙
DB'におけるトナーTの速度のトナー供給ローラ55
0の円周に沿った成分の大きさを示している(黒い矢
印)。但し、矢印の絶対的な大きさには意味はなく、相
対的な大小関係のみに意味があるとする。
【0056】図5に示される前記水平面でのトナー供給
ローラ550の円周に沿ったトナーTの噴出速度が大き
いほど、図5及び図6に示されるトナー供給ローラ55
0の点A及び点Bがそれぞれ点A'及び点B'へと回転し
た時の、点A'及び点B'における円周沿いのトナーTの
速度も、上記の噴出速度に関連して大きくなる。従っ
て、図5(B)に示される現像装置におけるトナーTの
噴出速度が本実施形態の現像装置におけるトナーTの噴
出速度よりも大きいことから、図6(B)に示されるシ
ール部材520の手前での図5(B)の現像装置におけ
るトナーTの速度は、本実施形態の現像装置におけるト
ナーTの速度よりも大きくなる。
【0057】間隙DA'又は間隙DB'でトナー供給ロー
ラ550の円周に沿った速度を有するトナーTが、柔ら
かいフィルムから成るシール部材520と現像ローラ5
10との当接位置EFを通過してしまうと、現像装置か
らのトナーTの漏れが生ずる。従って、間隙DA'又は
間隙DB'でのトナーTの速度が小さいほど、漏れが生
じづらくなり、本実施形態の現像装置の方が図5(B)
の現像装置に比べてトナーTの漏れが生じづらい。
【0058】===その他の実施形態=== 以上、いくつかの実施の形態に基づき本発明に係る現像
装置等を説明してきたが、上記した発明の実施の形態
は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発
明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱
することなく、変更、改良され得ると共に、本発明には
その等価物が含まれることはもちろんである。
【0059】上記実施の形態においては、規制壁545
の上端は、トナー供給ローラ550の最上部よりも上方
に位置しているとしたが、これに限定されるものではな
い。例えば、規制壁545の上端はトナー供給ローラ5
50の最上部よりも下方に位置していてもよい。但し、
規制壁545の上端が、トナー供給ローラ550の最上
部よりも上方に位置している場合には、規制壁545の
一側壁部においてトナーTがシール部材520に向かっ
て反射され得るにもかかわらず、トナーTがシール部材
520に向かって流れる動きが効果的に抑制される。即
ち、例えば図4においてθ=0°の前記水平面において
上方に向かうトナーTが、規制壁545で反射されてシ
ール部材520へ向かう動きがあり得るが、この動き
は、大きくなったΔdによる内圧緩和により、反射前の
トナーTの速度が減少することにより抑制される。
【0060】また、上記実施の形態においては、規制壁
545は、下方から上方へ延出しているとしたが、これ
に限定されるものではない。例えば、規制壁545は、
傾斜していてもよい。但し、規制壁545が、下方から
上方へ延出している場合には、規制壁545の一側壁部
においてトナーTがシール部材520に向かって反射さ
れ得るにもかかわらず、トナーTがシール部材520に
向かって流れる動きが効果的に抑制される。即ち、例え
ば図4においてθ=0°の前記水平面において上方に向
かうトナーTが、規制壁545で反射されてシール部材
520へ向かう動きがあり得るが、この動きは、大きく
なったΔdによる内圧緩和により、反射前のトナーTの
速度が減少することにより抑制される。
【0061】また、上記実施の形態においては、トナー
供給ローラ550の回転方向は、図4において時計方向
であるとしたが、これに限定されるものではない。例え
ば、図4において反時計方向でもよい。但し、トナー供
給ローラ550の回転方向が、図4において時計方向で
ある場合には、トナーTがトナー供給ローラ550の円
周に沿って前記水平面から上方へ流れる速度を有し得る
にもかかわらず、トナーTがシール部材520に向かっ
て流れる動きが効果的に抑制される。
【0062】また、上記実施の形態においては、トナー
供給ローラ550は、弾性部材であるとしたが、これに
限定されるものではない。例えば、トナー供給ローラ5
50は、弾性部材でなくてもよい。但し、トナー供給ロ
ーラ550はポリウレタンフォーム等から成っている場
合には、これによりもたらされる高い圧によって、トナ
ーTがトナー供給ローラ550の円周に沿って流れる速
度が剛性部材である場合よりも大きいにもかかわらず、
大きくなったΔdによる内圧緩和により、トナーTがシ
ール部材520に向かう動きが効果的に抑制される。
【0063】また、上記実施の形態においては、例えば
図4において0°≦θ≦90°の範囲で、θが大きくな
るほど、Δdが大きくはならないとしたが、これに限定
されるものではない。例えば、図4において0°≦θ≦
90°の範囲で、θが大きくなるとともに、Δdが大き
くなることがあってもよい。但し、0°≦θ≦90°の
範囲で、θが大きくなるほど、Δdが大きくはならない
場合には、トナーTがトナー供給ローラ550と第1収
容部530の内壁との間隙に及ぼす圧力が、θが小さく
なるほど増大することがない。従って、前記圧力が開放
されて、トナーTのθ=0°における前記水平面にてト
ナー供給ローラの円周に沿って下方から上方へ流れる速
度が減少するため、トナーTが前記水平面より上方のシ
ール部材520に衝突する動きが抑制される点でより望
ましい。
【0064】また、上記実施の形態においては、例えば
図4において0°≦θ≦90°の範囲で、θが0°から
所定角度θ'に至るまでは、Δdが次第に小さくなり、
所定角度θ'に至った後90°に至るまでは、Δdが一
定の値であるとしたが、これに限定されるものではな
い。例えば、上記のようなθ'がなくてもよい。但し、
上記のようなθ'が存在すれば、トナーTがトナー供給
ローラ550と第1収容部530の内壁との間隙に及ぼ
す圧力が、θが所定角度θ'から小さくなるほど減少す
る。従って、前記圧力が開放されて、トナーTの前記水
平面にてトナー供給ローラ550の円周に沿って下方か
ら上方へ流れる速度が減少するため、トナーTが前記水
平面より上方のシール部材520に衝突する動きが抑制
される点でより望ましい。
【0065】また、上記実施の形態においては、Δdが
湾曲部580によって規定されているが、これに限定さ
れるものではない。図7に、本発明の他の一実施形態と
しての現像装置が図示されている。図7においては、湾
曲部580が設けられておらず、θ"≦θ≦90°で
は、Δdは一定の小さな値であり、0°≦θ≦θ"で
は、Δdは、θの減少にともなって大きくなっている。
但し、Δdが湾曲部580によって規定されているとす
れば、以下の点でより望ましい。例えば図4においてト
ナー供給ローラ550の前記水平面を基準とした角度θ
が、θ'≦θ≦90°の範囲内にあり、Δdが小さな一
定の値である空間においては、トナーTは、回転するト
ナー供給ローラ550にて狭い空間に押込められ、該空
間中のトナーTの内圧が高くなっている。一方、0°≦
θ≦θ'の範囲内で、θの減少とともにΔdが徐々に大
きくなっている湾曲した形状の空間においては、トナー
Tがより広い空間で内圧から少しずつ開放され、より動
き易くなっていく。但し、Δdが徐々に大きくなれば、
前記内圧も少しずつ低減されるため、トナーTは、θ=
0°の前記水平面で、前記水平面に対し垂直方向に大き
く噴出することが抑制される。従って、トナーTがトナ
ー供給ローラ550の回転に乗ってシール部材520に
向かう動きが抑制される。
【0066】また、上記実施の形態においては、シール
部材520の先端は、トナー供給ローラ550の回転中
心よりも上方に位置しているとしたが、これに限定され
るものではない。例えば、シール部材520の先端は、
トナー供給ローラ550の回転中心よりも下方に位置し
てもよい。但し、シール部材520の先端が、トナー供
給ローラ550の回転中心よりも上方に位置している場
合には、トナーTの前記水平面にてトナー供給ローラ5
50の円周に沿って下方から上方へ流れる速度が減少
し、前記水平面より上方のシール部材520の先端に、
トナーTが衝突する動きが効果的に抑制される点で望ま
しい。
【0067】また、上記実施の形態においては、シール
部材520と現像ローラ510との当接位置の最下点
は、トナー供給ローラ550の回転中心よりも上方に位
置しているとしたが、これに限定されるものではない。
例えば、前記当接位置の最下点は、トナー供給ローラ5
50の回転中心よりも下方に位置してもよい。但し、前
記当接位置の最下点が、トナー供給ローラ550の回転
中心よりも上方に位置している場合には、トナーTの前
記水平面にてトナー供給ローラ550の円周に沿って下
方から上方へ流れる速度が減少する。従って、前記水平
面より上方の、シール部材520と現像ローラ510と
の所定幅の当接の最下点に、トナーTが衝突する動きが
抑制される点でより望ましい。
【0068】また、上記実施の形態においては、シール
部材520はフィルムから成るとしたが、これに限定さ
れるものではない。例えば、シール部材520は、フィ
ルム以外の硬い部材から成ってよい。但し、シール部材
520がフィルムから成る場合には、シール部材520
が柔らかいためにトナーTが漏れ易いにもかかわらず、
トナーTがシール部材520に向かって流れる動きが抑
制されているために、本実施形態の現像装置からのトナ
ーTの漏れが効果的に防止できる。
【0069】また、上記実施の形態においては、画像形
成装置として中間転写型のフルカラーレーザビームプリ
ンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以
外のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロレーザ
ビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画
像形成装置に適用可能である。
【0070】また、上記実施の形態においては、YMC
K現像デバイスが回転して、各現像装置が選択的に感光
体と対向するロータリー方式の現像デバイスを備えたプ
リンタについて説明したが、これに限らず、現像装置が
並列配置されてスライドする方式等の構成であっても構
わない。
【0071】また、感光体についても、円筒状の導電性
基材の外周面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光
ローラに限られず、ベルト状の導電性基材の表面に感光
層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよ
い。
【0072】===コンピュータシステム等の構成==
= 次に、本発明に係る実施形態の一例であるコンピュータ
システム、コンピュータプログラム、及び、コンピュー
タプログラムを記録した記録媒体の実施形態について、
図面を参照しながら説明する。
【0073】図8は、コンピュータシステムの外観構成
を示した説明図である。コンピュータシステム1000
は、コンピュータ本体1102と、表示装置1104
と、プリンタ1106と、入力装置1108と、読取装
置1110とを備えている。コンピュータ本体1102
は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されてい
るが、これに限られるものではない。表示装置1104
は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマ
ディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的
であるが、これに限られるものではない。プリンタ11
06は、上記に説明されたプリンタが用いられている。
入力装置1108は、本実施形態ではキーボード110
8Aとマウス1108Bが用いられているが、これに限
られるものではない。読取装置1110は、本実施形態
ではフレキシブルディスクドライブ装置1110AとC
D−ROMドライブ装置1110Bが用いられている
が、これに限られるものではなく、例えばMO(Magnet
o Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital V
ersatile Disk)等の他のものであっても良い。
【0074】図9は、図8に示したコンピュータシステ
ムの構成を示すブロック図である。コンピュータ本体1
102が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ12
02と、ハードディスクドライブユニット1204等の
外部メモリがさらに設けられている。
【0075】なお、以上の説明においては、プリンタ1
106が、コンピュータ本体1102、表示装置110
4、入力装置1108、及び、読取装置1110と接続
されてコンピュータシステムを構成した例について説明
したが、これに限られるものではない。例えば、コンピ
ュータシステムが、コンピュータ本体1102とプリン
タ1106から構成されても良く、コンピュータシステ
ムが表示装置1104、入力装置1108及び読取装置
1110のいずれかを備えていなくても良い。
【0076】また、例えば、プリンタ1106が、コン
ピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1
108、及び、読取装置1110のそれぞれの機能又は
機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ
1106が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を
行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された
画像データを記録した記録メディアを着脱するための記
録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
【0077】このようにして実現されたコンピュータシ
ステムは、システム全体として従来システムよりも優れ
たシステムとなる。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、現像剤の漏れを防止す
る現像装置、このような現像装置を有する画像形成装置
及びコンピュータシステムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】現像装置の主要構成要素を示す図である。
【図2】本実施形態に係る画像形成装置を構成する主要
構成要素を示した図である。
【図3】図2の画像形成装置の制御ユニットを示すブロ
ック図である。
【図4】現像装置の主要構成要素を示す図である。
【図5】水平面におけるトナーの噴出の平均速度を示し
た図である。
【図6】シール部材の手前でのトナーの速度のトナー供
給ローラの円周に沿った成分を示した図である。
【図7】隙間が湾曲していない現像装置を示す図であ
る。
【図8】コンピュータシステムの外観構成を示した説明
図である。
【図9】図8に示したコンピュータシステムの構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
6 収容部 10 レーザビームプリンタ(本体) 5、20 感光体 30 帯電ユニット 31 HP検出部 34 共通コネクタ 37 着脱専用口 40 露光ユニット 50 YMCK現像デバイス 50a 回転軸 51 ブラック現像装置 51a、52a、53a、54a 記憶素子(現像装置
側メモリ) 51b、52b、53b、54b コネクタ 52 マゼンタ現像装置 53 シアン現像装置 54 イエロー現像装置 55 支持フレーム 55a、55b、55c、55d 保持部 60 一次転写ユニット 70 中間転写体 75 クリーニングユニット 76 クリーニングブレード 80 二次転写ユニット 90 定着ユニット 92 給紙トレイ 94 給紙ローラ 95 表示ユニット 96 レジローラ 100 制御ユニット 101 メインコントローラ 102 ユニットコントローラ 112 インターフェイス 113 画像メモリ 120 CPU 121 シリアルインターフェイス 122 本体側メモリ(記憶素子) 123 入出力ポート 3、510 現像ローラ 520 シール部材 522 シール支持板金 524 シール付勢部材 1、530 第1収容部 2、535 第2収容部 540 フレーム 545 規制壁 4、550 トナー供給ローラ 560 規制ブレード 560a ゴム部 560b ゴム支持部 562 ブレード支持板金 570 ブレード裏部材 580 湾曲部 1000 コンピュータシステム 1002 コンピュータ本体 1104 表示装置 1106 プリンタ 1108 入力装置 1108A キーボード 1108B マウス 1110 読取装置 1110A フレキシブルディスクドライブ装置 1110B CD−ROMドライブ装置 1202 内部メモリ 1204 ハードディスクドライブユニット T トナー

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容するための第1収容部と、
    現像剤を収容するための第2収容部と、前記第1収容部
    と前記第2収容部との間での現像剤の移動を規制するた
    めの規制壁であって、一側壁部が前記第1収容部の内壁
    の一部を構成し他側壁部が前記第2収容部の内壁の一部
    を構成する規制壁と、前記第1収容部に設けられた現像
    剤担持体と、前記第1収容部に設けられ前記現像剤担持
    体に現像剤を供給する回転可能な現像剤供給部材と、前
    記現像剤供給部材の回転中心よりも上方に設けられ、前
    記第1収容部からの現像剤の漏れを防止するためのシー
    ル部材と、を有する現像装置において、 前記現像装置が感光体に形成された潜像を現像可能な状
    態にて、前記現像剤供給部材の回転中心から前記感光体
    の位置する側とは反対側に至る水平面を基準として、前
    記現像剤供給部材の回転中心を通り前記水平面と該現像
    剤供給部材の回転方向とは逆方向にθの角度をなす面に
    おける、前記現像剤供給部材と前記第1収容部の内壁と
    の隙間が、0°≦θ≦90°の範囲でθ=0°にて最大
    となることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の現像装置において、 前記規制壁の上端は、前記現像剤供給部材の最上部より
    も上方に位置していることを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の現像装置
    において、 前記規制壁は、下方から上方へ延出していることを特徴
    とする現像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の現像装置において、 前記現像剤供給部材は前記現像剤担持体に当接してお
    り、該現像剤供給部材の回転方向は、前記現像剤担持体
    への当接位置を通過して下方に至る方向であることを特
    徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の現像装置において、 前記現像剤供給部材は、発泡材にて形成された弾性部材
    であることを特徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の現像装置において、 0°≦θ≦90°の範囲で、θが大きくなるほど、前記
    隙間が大きくはならないことを特徴とする現像装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の現像装置において、 0°≦θ≦90°の範囲で、θが0°から所定角度に至
    るまでは、前記隙間が次第に小さくなり、該所定角度に
    至った後90°に至るまでは、前記隙間が一定値である
    ことを特徴とする現像装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の現像装置において、 前記θが0°から前記所定角度に至るまでに、前記隙間
    を構成するための前記第1収容部の内壁が湾曲した湾曲
    部を有し、この湾曲部と、前記現像剤供給部材とによっ
    て構成される隙間が次第に小さくなることを特徴とする
    現像装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8に記載の現像装置
    において、 前記シール部材の先端は、前記現像剤供給部材の回転中
    心よりも上方に位置していることを特徴とする現像装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9に記載の現像装
    置において、 前記シール部材は、前記現像剤担持体に所定幅をもって
    当接しており、この所定幅の最下点が、前記現像剤供給
    部材の回転中心よりも上方に位置していることを特徴と
    する現像装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項10に記載の現像
    装置において、 前記シール部材は、フィルムであり、弾性部材によって
    付勢されて前記現像剤担持体に当接していることを特徴
    とする現像装置。
  12. 【請求項12】 現像剤を収容するための第1収容部
    と、現像剤を収容するための第2収容部と、前記第1収
    容部と前記第2収容部との間での現像剤の移動を規制す
    るための規制壁であって、一側壁部が前記第1収容部の
    内壁の一部を構成し他側壁部が前記第2収容部の内壁の
    一部を構成する規制壁と、前記第1収容部に設けられた
    現像剤担持体と、前記第1収容部に設けられ前記現像剤
    担持体に現像剤を供給する回転可能な現像剤供給部材
    と、前記現像剤供給部材の回転中心よりも上方に設けら
    れ、前記第1収容部からの現像剤の漏れを防止するため
    のシール部材と、を有する現像装置において、 前記現像装置が感光体に形成された潜像を現像可能な状
    態にて、前記現像剤供給部材の回転中心から前記感光体
    の位置する側とは反対側に至る水平面を基準として、前
    記現像剤供給部材の回転中心を通り前記水平面と該現像
    剤供給部材の回転方向とは逆方向にθの角度をなす面に
    おける、前記現像剤供給部材と前記第1収容部の内壁と
    の隙間が、0°≦θ≦90°の範囲でθ=0°にて最大
    となり、 前記規制壁の上端は、前記現像剤供給部材の最上部より
    も上方に位置しており、 前記規制壁は、下方から上方へ延出しており、 前記現像剤供給部材は前記現像剤担持体に当接してお
    り、該現像剤供給部材の回転方向は、前記現像剤担持体
    への当接位置を通過して下方に至る方向であり、 前記現像剤供給部材は、発泡材にて形成された弾性部材
    であり、 0°≦θ≦90°の範囲で、θが0°から所定角度に至
    るまでは、前記隙間が次第に小さくなり、該所定角度に
    至った後90°に至るまでは、前記隙間が一定値であ
    り、 前記θが0°から前記所定角度に至るまでに、前記隙間
    を構成するための前記第1収容部の内壁が湾曲した湾曲
    部を有し、この湾曲部と、前記現像剤供給部材とによっ
    て構成される隙間が次第に小さくなっており、 前記シール部材の先端は、前記現像剤供給部材の回転中
    心よりも上方に位置しており、 前記シール部材は、フィルムであり、弾性部材によって
    付勢されて前記現像剤担持体に当接している、ことを特
    徴とする現像装置。
  13. 【請求項13】 感光体と、この感光体に形成された潜
    像を現像するための現像装置であって、現像剤を収容す
    るための第1収容部と、現像剤を収容するための第2収
    容部と、前記第1収容部と前記第2収容部との間での現
    像剤の移動を規制するための規制壁であって、一側壁部
    が前記第1収容部の内壁の一部を構成し他側壁部が前記
    第2収容部の内壁の一部を構成する規制壁と、前記第1
    収容部に設けられた現像剤担持体と、前記第1収容部に
    設けられ前記現像剤担持体に現像剤を供給する回転可能
    な現像剤供給部材と、前記現像剤供給部材の回転中心よ
    りも上方に設けられ、前記第1収容部からの現像剤の漏
    れを防止するためのシール部材と、を有する現像装置を
    備えた画像形成装置において、 前記現像装置が前記感光体に形成された潜像を現像可能
    な状態にて、前記現像剤供給部材の回転中心から前記感
    光体の位置する側とは反対側に至る水平面を基準とし
    て、前記現像剤供給部材の回転中心を通り前記水平面と
    該現像剤供給部材の回転方向とは逆方向にθの角度をな
    す面における、前記現像剤供給部材と前記第1収容部の
    内壁との隙間が、0°≦θ≦90°の範囲でθ=0°に
    て最大となることを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 コンピュータ本体及びこのコンピュー
    タ本体に接続可能な画像形成装置であって、感光体と、
    この感光体に形成された潜像を現像するための現像装置
    であって、現像剤を収容するための第1収容部と、現像
    剤を収容するための第2収容部と、前記第1収容部と前
    記第2収容部との間での現像剤の移動を規制するための
    規制壁であって、一側壁部が前記第1収容部の内壁の一
    部を構成し他側壁部が前記第2収容部の内壁の一部を構
    成する規制壁と、前記第1収容部に設けられた現像剤担
    持体と、前記第1収容部に設けられ前記現像剤担持体に
    現像剤を供給する回転可能な現像剤供給部材と、前記現
    像剤供給部材の回転中心よりも上方に設けられ、前記第
    1収容部からの現像剤の漏れを防止するためのシール部
    材と、を有する現像装置を備えた画像形成装置、を有す
    るコンピュータシステムにおいて、 前記現像装置が前記感光体に形成された潜像を現像可能
    な状態にて、前記現像剤供給部材の回転中心から前記感
    光体の位置する側とは反対側に至る水平面を基準とし
    て、前記現像剤供給部材の回転中心を通り前記水平面と
    該現像剤供給部材の回転方向とは逆方向にθの角度をな
    す面における、前記現像剤供給部材と前記第1収容部の
    内壁との隙間が、0°≦θ≦90°の範囲でθ=0°に
    て最大となることを特徴とするコンピュータシステム。
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CNU032512147U CN2687720Y (zh) 2002-03-13 2003-03-13 显影单元、显影装置、成像设备和计算机系统
CNB031312373A CN100356275C (zh) 2002-03-13 2003-03-13 显影单元、显影装置、成像设备和计算机系统
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014006292A (ja) * 2012-06-21 2014-01-16 Canon Inc 現像装置及び画像形成装置
JP2016109922A (ja) * 2014-12-08 2016-06-20 株式会社リコー 画像形成装置

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