JP2003270871A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003270871A JP2002069980A JP2002069980A JP2003270871A JP 2003270871 A JP2003270871 A JP 2003270871A JP 2002069980 A JP2002069980 A JP 2002069980A JP 2002069980 A JP2002069980 A JP 2002069980A JP 2003270871 A JP2003270871 A JP 2003270871A
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治司 水石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、現像容器内のリサイクルト
ナーの比率が高くなった場合でも、画像品質の低下が生
じることがない良好な画像を得ることである。 【解決手段】 感光体1に形成された静電潜像に現像剤
を供給してトナー像を現像する現像装置3と、現像装置
3により現像されたトナー像を転写紙に転写する転写器
R3と、転写された未定着トナー像の定着を行う定着装
置8とを備えた画像形成装置において、現像装置3は新
しいトナーを現像容器4内に補給するトナーホッパー2
1と、感光体1に残存した残留トナーをリサイクルトナ
ーとして現像容器4内に供給し、現像容器4内のトナー
濃度をTセンサ5により検出し、トナー濃度が基準値以
下の状態を所定の回数連続して検知した場合には、定着
温度を所定の温度下げるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】2成分現像剤を使用する電子写真装置の
現像装置においては、感光体上の静電潜像を現像するこ
とで現像容器内の現像剤から減少したトナーに対応する
量のトナー(ニュートナー)がトナー補給部から補給さ
れる。
【0003】また、省エネや環境負荷低減を目的とし
て、より効果的にトナーを利用できるようなシステムも
多く提案されてきている。その中の一つに、感光体上で
転写紙に転写されなかった未定着トナーをクリーニング
ブレードにより掻き取り、再度現像容器に戻し、リサイ
クルトナーとして再利用するトナーリサイクルシステム
がある。このシステムでは、トナー補給部のニュートナ
ーがなくなるまでの時間を延ばすことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
なトナーリサイクルシステムによりリサイクルトナーを
現像容器に戻して使用する場合、図7に示すように、ト
ナーボトルより供給されるニュートナーの量は、ボトル
内のトナー量が減るにつれて減少する。これに対して図
8に示すように、現像容器内のリサイクルトナーの比率
は徐々に高くなっていく。リサイクルトナーは使用され
た状態(原稿濃度、使用モード、使用紙種等)によって
特性は異なり、通常の使用においてリサイクルトナーに
比率が高くなっても画像品質に不具合が生じることはな
いが、例えばリサイクルトナー中に紙粉が多く混入した
場合や、その紙粉がユニットに悪影響を及ぼす帯電特性
を持っている場合等には、リサイクルトナーの特性が劣
化する。
【0005】このような場合、トナーにおけるリサイク
ルトナーの比率が高くなると図9に示すように、転写紙
にトナーを定着する段階において、部分的な白抜けやか
ぶり等の画像品質の低下が生じる問題があった。
【0006】一方、トナーボトル内のニュートナーの量
が減少すると、現像容器内へのトナーの補給量が低下す
ることは既知であり、この課題に対して例えば特開11
−160991号公報では、補給量の低下をトナー濃度
センサで検知し、補給時間を長くするなどの対策を行っ
ている。しかし、前述の公報で開示された技術は補給量
の低下に対する処置であり、現像容器内のリサイクルト
ナーの比率が上昇した場合に、画像品質の低下を解決す
るまでには至っていない。
【0007】本発明は、現像容器内のリサイクルトナー
の比率が高くなった場合でも、画像品質の低下が生じる
ことがない良好な画像を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、像担持体に形成された静電潜像に現像剤を供給して
トナー像を現像する現像手段と、現像手段により現像さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写手段と、転写され
たトナー像の定着を行う定着手段とを備えた画像形成装
置において、現像手段は新しいトナーを現像容器内に補
給するトナー補給手段と、像担持体に残存した残留トナ
ーをリサイクルトナーとして現像容器内に供給するリサ
イクル手段と、現像容器内に収容された現像剤のトナー
濃度を検出するトナー濃度検出手段とを備え、トナー濃
度が基準値以下の状態を所定の回数連続して検知した場
合には、定着手段の定着温度を所定の温度下げることを
特徴とする。
【0009】この請求項1に記載の発明では、画像形成
においては、像担持体に静電潜像が形成され、現像手段
により現像剤が像担持体上に担持されトナー像が形成さ
れる。そして、像担持体上のトナー像は転写手段により
転写紙に転写され、定着手段に搬送される。定着手段で
は転写紙上の未定着トナー像が加熱、加圧されトナー像
の定着が行われる。
【0010】トナー補給手段では使用状態に応じて新し
いトナーが現像手段に供給され、トナー濃度検出手段に
より、現像手段内のトナー濃度が計測される。その結
果、トナー濃度の出力値を基に、リサイクル手段により
像担持体上で掻き取られたリサイクルトナーが必要に応
じて現像手段に搬送される。この画像形成装置の駆動中
に、トナー濃度が基準値以下の状態を所定の回数連続し
て検知した場合には、トナー補給手段からのニュートナ
ーの補給が少なく、現像剤中のリサイクルトナーが占め
る比率が高いと考えられる。かかる場合には、定着ロー
ラの定着温度を所定の温度だけ低下させるようにした。
【0011】このように、定着ローラの定着温度を所定
の温度だけ低下させることにより、定着度の悪いリサイ
クルトナーがオフセットされることがなく、画像に白抜
けやかぶりが生じることを防止できる。従って、現像容
器内のリサイクルトナーの比率が高くなった場合でも、
画像品質の低下が生じることがない良好な画像を得るこ
とができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、像担持体に形成
された静電潜像に現像剤を供給してトナー像を現像する
現像手段と、現像手段により現像されたトナー像を転写
紙に転写する転写手段とを備えた画像形成装置におい
て、現像手段はバイアス電圧が印加されるバイアスロー
ラと、新しいトナーを現像容器内に補給するトナー補給
手段と、像担持体に残存した残留トナーをリサイクルト
ナーとして現像容器内に供給するリサイクル手段と、現
像容器内に収容された現像剤のトナー濃度を検出するト
ナー濃度検出手段とを備え、トナー濃度が基準値以下の
状態を所定の回数連続して検知した場合には、印加する
バイアス電圧を下げることを特徴とする。
【0013】請求項2に記載の発明は、画像形成装置の
駆動中にトナー濃度が基準値以下の状態を所定の回数連
続して検知した場合には、現像ローラのバイアス値を所
定の電圧だけ低下させる。
【0014】このように、現像ローラのバイアス値を所
定の電圧だけ低下させることにより、帯電の弱いリサイ
クルトナーは現像ローラに担持されず、像担持体上に担
持することがなく転写紙上にも転写しない。よって転写
紙上の地汚れやかぶりの発生を防止することができる。
従って、現像容器内のリサイクルトナーの比率が高くな
った場合でも、画像品質の低下が生じることがない良好
な画像を得ることができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、像担持体に形成
された静電潜像に現像剤を供給してトナー像を現像する
現像手段と、現像手段により現像されたトナー像を転写
紙に転写する転写手段と、転写されたトナー像の定着を
行う定着手段とを備えた画像形成装置において、現像手
段はバイアス電圧が印加されるバイアスローラと、新し
いトナーを現像容器内に補給するトナー補給手段と、像
担持体に残存した残留トナーをリサイクルトナーとして
現像容器内に供給するリサイクル手段と、現像容器内に
収容された現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度検
出手段とを備え、トナー濃度が基準値以下の状態を所定
の回数連続して検知した場合には、定着温度を所定の温
度下げ且つ、バイアス電圧を下げることを特徴とする。
【0016】請求項3に記載の発明は、画像形成装置の
駆動中にトナー濃度が基準値以下の状態を所定の回数連
続して検知した場合には、定着ローラの定着温度を所定
の温度だけ低下させると共に、現像ローラのバイアス電
圧を下げる。
【0017】このように、定着ローラの定着温度及び現
像ローラのバイアス電圧を共に下げることにより、より
効果的に転写紙上の地汚れやかぶりの発生を防止するこ
とができ、従って、現像容器内のリサイクルトナーの比
率が高くなった場合でも、画像品質の低下が生じること
がない良好な画像を得ることができる。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1から3
の何れかに記載の発明において、トナーボトルは、画像
形成装置から脱着して交換可能であり、トナーボトルを
交換するときに定着温度又はバイアス電圧の少なくとも
一つを初期値に戻すことを特徴とする。
【0019】この請求項4に記載の発明では、請求項1
から3の何れかに記載の発明と同様の作用効果を奏する
とともに、トナーボトルが交換されたときには、定着ロ
ーラの定着温度又はバイアス電圧の少なくとも一つを初
期値に戻すことにより、通常の定着温度又はバイアス電
圧での制御を行うことができる。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項1から3
の何れかに記載の発明において、現像剤は、画像形成装
置から脱着して交換可能であり、トナーボトルを交換す
るときに定着温度又はバイアス電圧の少なくとも一つを
初期値に戻すことを特徴とする。
【0021】この請求項5に記載の発明では、請求項1
から3の何れかに記載の発明と同様の作用効果を奏する
とともに、現像剤が交換されたときには、定着ローラの
定着温度又はバイアス値の少なくとも一つを初期値に戻
すことにより、通常の定着温度又はバイアス電圧での制
御を行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係る画像
形成装置の感光体1周辺を示す概略図である。感光体1
の周辺には感光体1の表面を一様に帯電する帯電器R2
と、感光体1上に形成された静電潜像を顕像化する現像
装置3が備えられており、また顕像化したトナー像を転
写紙に転写する転写器R3等が配置されている。また、
感光体1の周りには転写紙に定着されなかった未定着ト
ナーを掻き取るためのクリーニングブレード10が設け
られている。転写器R3においてトナー像が転写された
転写紙は、転写器R3の下流側にある定着装置8に搬送
される。定着装置8は定着ローラ8aと加圧ローラ8b
とを備えており、熱と圧力により未定着トナーが転写紙
に定着される。
【0023】現像装置3は、キャリア及び負帯電トナー
からなる二成分系現像剤が収容される現像容器4と、こ
の現像容器4内へニュートナーを補給するトナー補給手
段としてのトナーホッパー21が設けられている。ま
た、感光体1に隣接する位置には、現像容器4内の現像
剤を担持して感光体1上にトナーを供給する現像スリー
ブ6を備えている。この現像スリーブ6には図示しない
電源から負帯電の現像バイアスが印加され、感光体1と
の間に所定の現像ポテンシャルが形成される。現像装置
3には現像器4内のトナー濃度を検出する透磁率センサ
(以下、Tセンサという)5が設けられている。Tセン
サ5は、トナーとキャリアとが所定の比率で混合された
現像剤を攪拌したときに、透磁率に基づいて出力される
電圧を検知して、トナーとキャリアの混合比に比例する
直流電圧を出力するものである。
【0024】また、感光体1の周囲には、感光体1上の
画像濃度を検出する反射型フォトセンサ(以下、Pセン
サ)7が設けられている。Pセンサ7は、感光体1上に
形成されたトナーパターン像の濃度を光学的に検出する
ものである。ここで、Tセンサ5の出力値Vtは、現像剤
中のトナー濃度TCが高い程、低い値を示し、Pセンサ
7の出力値Vspは、感光体1上の画像濃度が高い程、低
い値を示す。
【0025】図2は、Tセンサ5を用いてトナー濃度を
検知し、検知結果に基づいて定着装置8の温度制御を行
う電装部のブロック図である。制御手段としての制御部
12はCPU、RAM、ROM、I/Oインターフェー
ス等で構成されている。I/Oインターフェースにはド
ライバーを介して、それぞれメインモータ14、トナー
補給クラッチ16が接続されている。また、I/Oイン
ターフェースには、Tセンサ5及びPセンサ7に所定の
電圧を供給するためのPWMコントローラ、Tセンサ5
及びPセンサ7から出力されるアナログ信号をデジタル
信号に変換するA/Dコンバータ20が接続されてい
る。また、本実施の形態の特徴として制御部12は定着
装置8の定着ローラ8aに接触して設けられたサーミス
タ8cに接続され、定着ローラ8aの温度制御を行うよ
うにしている。
【0026】図3は現像装置3の斜視図及び断面図であ
る。現像装置3には2本の搬送スクリュー9a,9bが
設けられており、水平方向に搬送しつつ補給されたニュ
ートナー及びリサイクルトナーを攪拌するようになって
いる。搬送途中にはTセンサ5が設けられており、現像
剤のトナー濃度を検出するようになっている。
【0027】図4は、本実施形態の現像装置3に装着さ
れるトナーホッパー21を概略的に示す斜視図である。
トナーホッパー21は現像装置3にトナーを補給するも
のであり、内壁面に螺旋状の突起部を配したトナーボト
ル23と、トナーボトル23のトナーをトナーボトル2
3との通路を介して収容するトナー収容部25と、トナ
ー収容部25に一体に設けられたトナー排出部27と、
トナー収容部25内に設けられたトナー補給部材29と
を備えている。
【0028】トナーボトル23内には、現像装置3に補
給するためのニュートナーが入っており、トナーホッパ
ー21が画像形成装置本体に装着された状態において
は、画像形成装置本体に設けられたボトル駆動モータに
連結し、このボトル駆動モータによって回転する。トナ
ーボトル23の回転により、トナーボトル23内のニュ
ートナーは、トナーボトル23とトナー収納部25との
通路を介してトナー収納部25に収納される。
【0029】トナー収納部25にはトナー補給部材29
が内蔵されており、本実施の形態では、トナー補給部材
29は、回転部材30にポリエステルフィルムを取付け
て構成されており、回転部材30が回転することによ
り、ポリエステルフィルムが、トナー収納部25内のニ
ュートナーを掻き出し、トナー収納部25と一体に設け
られたトナー排出部27に送っている。
【0030】トナー排出部27には、トナー収容部25
からのニュートナーを、現像装置3のトナー補給口40
に排出するためのトナー排出口39と、このトナー排出
口39を開閉するシャッタ41とが設けられている。本
実施の形態では、トナー排出口39から排出されたニュ
ートナーは、プロセスカートリッジ26内の回収コイル
32により搬送されてきたリサイクルトナーと一緒に現
像装置3に補給されるようになっている。
【0031】また、トナーボトル23の近傍位置には、
ボトルの有無を検知するボトル検知センサBが設けられ
ており、センサのON−OFF検知によりボトルが交換
されたか否かを判断する。現像剤の交換においては、サ
ービスマンが交換を行い、図示しないスイッチ等を押圧
することで、現像剤の交換を検知するようになってい
る。
【0032】次に、上述した構成に基づき本実施の形態
の作用を説明する。画像形成においては、感光体1に静
電潜像が形成され、現像容器4内の現像剤が現像ローラ
6に担持され、さらに感光体1上に担持されトナー像が
形成される。そして、感光体1上のトナー像は転写器R
3により転写紙に転写され、転写器R3の下流側に設け
られた定着装置8に搬送される。定着装置8では転写紙
上の未定着トナー像が加熱、加圧されトナー像の定着が
行われる。
【0033】一方、トナーホッパー21では、トナー排
出口39から排出されたニュートナーが現像装置3に供
給される。感光体1上で転写紙に転写されなかった残留
トナーはクリーニングブレード10により掻き取られ、
回収コイル32により搬送されて現像装置3内に供給さ
れる。現像装置3内ではTセンサ5により、トナー濃度
が計測され、トナー濃度の出力値を基に、所定の量のリ
サイクルトナーが現像装置3に供給される。画像形成装
置の駆動中に、Tセンサ5が所定値以上の値を連続して
検知した場合(本実施形態では20回)には、トナーホ
ッパー21内のニュートナーの残量が少なく、この場合
には現像剤中にリサイクルトナーの占める比率が高いと
考えられる。
【0034】図5はトナーホッパー21内のトナー残量
と、補給レベルとの関係を示している。図5に示す黒点
は補給レベルを示している。図5に示すように、トナー
ホッパー21内にトナーが十分残っている状態では、リ
サイクルトナーの供給量は少ないが、トナーホッパー2
1内のニュートナーが少なくなると、リサイクルトナー
が供給される量が多くなる。従って、現像装置3内のリ
サイクルトナーの比率が高くなる。尚、補給レベルとは
下記表1に示すように、補給量をレベルごとに区分した
ものであり、Tセンサ5による出力値とトナーホッパー
21の補給時間により決定される。S,Thoはそれぞ
れ制御用の定数を示す。
【0035】
【表1】
【0036】上述のように、Tセンサ5が所定値以上の
値を連続して検知した場合(本実施形態では20回)に
は、サーミスタ8cを制御し、定着ローラ8aの定着温
度を所定の温度(本実施の形態では10℃)だけ低下さ
せるようにした。かかる制御を行った場合と、行わない
場合での画像品質の違いについて比較実験を行った。そ
の結果、図6に示すようにかかる制御を行った場合に
は、制御を行わない場合に比べ、画像に白抜けやかぶり
が生じない良好な画像が得られた。
【0037】次に、他の実施の形態を説明するが、その
説明にあたり上述した部分と同一の作用効果を奏する部
分には、同一の符号を付することにより、その部分の詳
細な説明を省略する。
【0038】第1実施の形態では、現像装置3内のリサ
イクルトナーの比率が高くなった場合には、サーミスタ
8cを制御し、定着ローラ8aの定着温度を所定の温度
だけ低下させるようにしたが、第2実施の形態では、現
像装置3内の現像ローラ6のバイアス電圧を制御し、画
像に白抜けやかぶりが生じない、良好な画像が得られる
ようにした。
【0039】即ち、Tセンサ5が所定値以上の値を連続
して検知した場合(本実施形態では20回)には、現像
ローラ6のバイアス電圧を制御し、電圧を下げる(本実
施形態では50V)ようにした。このように、現像ロー
ラ6のバイアス電圧を下げることにより、帯電の弱いリ
サイクルトナーは現像ローラ6に担持されず、感光体1
上にも担持することがなく、転写紙上にも転写しない。
従って、転写紙上の地汚れやかぶりの発生を防止するこ
とができる。
【0040】第3実施の形態では、Tセンサ5が所定値
以上の値を連続して検知した場合(本実施形態では20
回)には、上述したように定着ローラ8aの定着温度及
び現像ローラ6のバイアス電圧を共に制御するようにし
た。定着温度及び現像ローラ6のバイアス電圧を共に制
御することにより、より効果的に転写紙上の地汚れやか
ぶりの発生を防止することができる。従って、現像容器
内のリサイクルトナーの比率が高くなった場合でも、画
像品質の低下が生じることがない良好な画像を得ること
ができる。
【0041】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能
である。上述の実施形態ではトナー濃度が所定値以上の
値を連続して検知した場合に、定着温度又はバイアス電
圧を下げるようにしたが、これに限定されず、トナー濃
度の値に応じて定着温度又はバイアス電圧の下げ幅を変
更自在に制御しても良い。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、定着ローラ
の定着温度を所定の温度だけ低下させることにより、定
着度の悪いリサイクルトナーがオフセットされることが
なく、画像に白抜けやかぶりが生じることを防止でき
る。従って、現像容器内のリサイクルトナーの比率が高
くなった場合でも、画像品質の低下が生じることがない
良好な画像を得ることができる。
【0043】請求項2に記載の発明では、現像ローラの
バイアス電圧を低下させることにより、帯電の弱いリサ
イクルトナーは現像ローラに担持されず、像担持体上に
担持することがなく転写紙上にも転写しない。よって転
写紙上の地汚れやかぶりの発生を防止することができ
る。従って、現像容器内のリサイクルトナーの比率が高
くなった場合でも、画像品質の低下が生じることがない
良好な画像を得ることができる。
【0044】請求項3に記載の発明では、定着ローラの
定着温度及び現像ローラのバイアス電圧を共に制御する
ことにより、より効果的に転写紙上の地汚れやかぶりの
発生を防止することができ、従って、現像容器内のリサ
イクルトナーの比率が高くなった場合でも、画像品質の
低下が生じることがない良好な画像を得ることができ
る。
【0045】請求項4に記載の発明では、請求項1から
3の何れかに記載の発明と同様の作用効果を奏するとと
もに、トナーボトルが交換されたときには、定着ローラ
の定着温度又はバイアス電圧の少なくとも一つを初期値
に戻すことにより、通常の定着温度又はバイアス電圧で
の制御を行うことができる。
【0046】請求項5に記載の発明では、請求項1から
3の何れかに記載の発明と同様の効果を奏するととも
に、現像剤が交換されたときには、定着ローラの定着温
度又はバイアス電圧の少なくとも一つを初期値に戻すこ
とにより、通常の定着温度又はバイアス電圧での制御を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る画像形成装置の一部分を示す
断面図である。
【図2】電装部のブロック図である。
【図3】図1の現像装置の斜視図(a)及び断面図
(b)である。
【図4】トナーボトルの斜視図である。
【図5】リサイクルトナーの補給量の推移を示す図であ
る。
【図6】本実施形態の制御を行った場合の画像品質の比
較例を示した図である。
【図7】トナー残量に対する一定時間当たりの補給量を
示す図である。
【図8】トナー残量に対するリサイクルトナーの比率を
示す図である。
【図9】トナー残量に対する画像品質を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体(像担持体) 3 現像装置(現像手段) 4 現像容器 5 トナー濃度検出手段(Tセンサ) 6 現像ローラ(バイアスローラ) 8 定着装置(定着手段) R3 転写器(転写手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/10 G03G 21/00 326 (72)発明者 田牧 眞二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 水石 治司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 宇野 麦二郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 多和田 高明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H027 DA41 DD07 DE07 EA05 EA12 EC06 EC11 EC20 2H033 AA09 AA49 BA30 CA30 CA43 2H073 AA01 BA02 BA25 BA43 2H077 AA37 DA10 DA43 DA53 DB08 GA03 2H134 GA01 GB02 HD00 JC04 JC07 KA40 KB04 KB20 KH01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に形成された静電潜像に現像剤
    を供給してトナー像を現像する現像手段と、現像手段に
    より現像されたトナー像を転写紙に転写する転写手段
    と、転写されたトナー像の定着を行う定着手段とを備え
    た画像形成装置において、 現像手段は新しいトナーを現像容器内に補給するトナー
    補給手段と、像担持体に残存した残留トナーをリサイク
    ルトナーとして現像容器内に供給するリサイクル手段
    と、現像容器内に収容された現像剤のトナー濃度を検出
    するトナー濃度検出手段とを備え、トナー濃度が基準値
    以下の状態を所定の回数連続して検知した場合には、定
    着手段の定着温度を所定の温度下げることを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体に形成された静電潜像に現像剤
    を供給してトナー像を現像する現像手段と、現像手段に
    より現像されたトナー像を転写紙に転写する転写手段と
    を備えた画像形成装置において、 現像手段はバイアス電圧が印加されるバイアスローラ
    と、新しいトナーを現像容器内に補給するトナー補給手
    段と、像担持体に残存した残留トナーをリサイクルトナ
    ーとして現像容器内に供給するリサイクル手段と、現像
    容器内に収容された現像剤のトナー濃度を検出するトナ
    ー濃度検出手段とを備え、トナー濃度が基準値以下の状
    態を所定の回数連続して検知した場合には、印加するバ
    イアス電圧を下げることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体に形成された静電潜像に現像剤
    を供給してトナー像を現像する現像手段と、現像手段に
    より現像されたトナー像を転写紙に転写する転写手段
    と、転写されたトナー像の定着を行う定着手段とを備え
    た画像形成装置において、 現像手段はバイアス電圧が印加されるバイアスローラ
    と、新しいトナーを現像容器内に補給するトナー補給手
    段と、像担持体に残存した残留トナーをリサイクルトナ
    ーとして現像容器内に供給するリサイクル手段と、現像
    容器内に収容された現像剤のトナー濃度を検出するトナ
    ー濃度検出手段とを備え、トナー濃度が基準値以下の状
    態を所定の回数連続して検知した場合には、定着温度を
    所定の温度下げ且つ、バイアス電圧を下げることを特徴
    とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 トナーボトルは、画像形成装置から脱着
    して交換可能であり、トナーボトルを交換するときに定
    着温度又はバイアス電圧の少なくとも一つを初期値に戻
    すことを特徴とする請求項1から3に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 現像剤は、画像形成装置から脱着して交
    換可能であり、トナーボトルを交換するときに定着温度
    又はバイアス電圧の少なくとも一つを初期値に戻すこと
    を特徴とする請求項1から3に記載の画像形成装置。
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