JP2003270865A - 現像方法 - Google Patents

現像方法

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JP2003270865A JP2003001439A JP2003001439A JP2003270865A JP 2003270865 A JP2003270865 A JP 2003270865A JP 2003001439 A JP2003001439 A JP 2003001439A JP 2003001439 A JP2003001439 A JP 2003001439A JP 2003270865 A JP2003270865 A JP 2003270865A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリアの電気抵抗変動に対し安定なベタ画
像現像能力を供給しかつ良好な画質の得られる現像方法
を提供する。 【解決手段】 感光体2と現像スリーブ1の最近接部に
おける現像剤の充填密度を1.3〜2.0g/cm3
し、感光体2と磁気ブラシが接触する現像ニップ幅を2
mm以下とし、且つ該現像剤に含まれるキャリアを磁性
を有する芯材粒子と該粒子表面を被覆する樹脂層とから
形成し、該キャリアの平均重量粒径を25〜45μmと
し、該キャリア中の44μm未満の粒径の粒子を60重
量%以上とし、22μm未満の粒径を7重量%以下とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】乾式の電子写真方式には現像スリーブ、
ブレードなどでトナーに帯電を付与する一成分現像方式
と、トナーにキャリアを混合し、キャリアにより帯電を
付与する二成分現像方式がある。二成分現像方式は、一
成分現像方式に比べ、トナーの帯電特性が安定している
こととトナー供給能力が高いことから主に中高速機に使
用されている。
【0003】キャリアの役割は一般に帯電の付与とトナ
ーを現像部へ搬送することである。しかしながらキャリ
ア自体の特性が画像に大きな影響を与え、高画質化へ重
要な役割を果たす。
【0004】キャリア特性の中でキャリアの電気抵抗は
現像能力に大きな影響を与える。キャリア電気抵抗の低
抵抗化は現像電極を近接したことと同等の効果があると
言われ、抵抗が高いキャリアに比べ、低抵抗キャリアで
はベタ画像の現像能力が高い。そのため高いベタ現像能
力が要求されるカラーコピー機では文字や細線の再現性
が要求されるモノクロ機に比べ比較的低抵抗なキャリア
が使用されている。
【0005】コートキャリアの電気抵抗はコート層材料
及びキャリア芯材の電気抵抗値以外にコート層の膜厚に
依存する。コート層を厚くすることによりキャリア電気
抵抗は増加し、一定の層厚を超えるとキャリア電気抵抗
値は一定になる。
【0006】キャリアの電気抵抗を調整したコートキャ
リアでも実機の使用中に現像機内部での攪拌などにより
ストレスをうけ、コート層の膜削れにより経時でキャリ
アの電気抵抗が変化する。このキャリアの電気抵抗の変
動により、トナー現像量が経時で変化し、画質の変動が
起こる。このような経時の現像能力の変化は画像品質の
面で大きな問題となる。
【0007】この問題に対し、コート膜の高強度化によ
り、キャリア抵抗の変動を少なくし、経時による現像能
力の安定性を向上する方法が知られている。コート膜の
高強度化を図る方法としては、例えば特開平6−110
255号公報(特許文献1)、特開2001−1172
87号公報(特許文献2)、特開2001−11728
8号公報(特許文献3)、特開2002−229273
号公報(特許文献4)などが知られている。しかしなが
ら、最近では装置の小型化や複写速度の高速化に伴い、
現像剤量の少量化及び現像スリーブ線速の高速化が進
み、キャリアにかかるストレスが増大し、コート膜の削
れに対し大変厳しいプロセス条件になっており、このよ
うな膜の強度を向上したキャリアを使用しても経時に対
する現像能力の安定性は十分ではない。キャリアコート
膜の強度を向上させて経時の現像能力安定性を確保する
のではなく、膜削れによりキャリア抵抗が変動しても、
現像能力が安定なプロセスが強く要求されている。
【0008】
【特許文献1】特開平6−110255号公報
【特許文献2】特開2001−117287号公報
【特許文献3】特開2001−117288号公報
【特許文献4】特開2002−229273号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、現像ニ
ップ部に現像剤を高密度に充填し、現像ニップ幅を狭め
て小径かつ粒径分布幅の狭いキャリアを使用すること
で、キャリア抵抗による現像能力の差が小さく、異常画
像のない良好な画像特性を得ることを見出した。
【0010】図1に現像剤を高濃度充填したプロセス、
図2に従来プロセスのニップ部磁気ブラシの充填状態を
示す。従来プロセスでは高密度充填したプロセスに比べ
磁気ブラシの隙間が多く、隙間に面した現像可能なトナ
ーは現像電界の弱い現像スリーブ1側(磁気ブラシの谷
側)から先端まで広範囲にわたり、キャリア抵抗による
現像能力の寄与が現れやすいと考えられる。一方、ニッ
プ部に現像剤を高密度に充填した場合では磁気ブラシの
隙間に面した現像可能なトナーが現像電界強度の強い感
光体(潜像)2近傍に集中している。そのためキャリア
の電気抵抗の低抵抗化を行わなくても、十分トナーが現
像されやすく、キャリア抵抗による現像能力差が現れに
くい。
【0011】しかしながら現像剤の高密度化をはかると
穂跡によるハーフトーン部の濃度ムラがひどくなる。こ
れは高密度化により磁気ブラシが感光体2に強く接触し
てしまい、感光体2に現像したトナーの一部をかきとる
ことが原因である。
【0012】本発明者らは現像ニップ幅を2mm以下に
してかきとりが起こる領域を狭め、キャリア粒径を小径
化することによりきめの細かい磁気ブラシを形成し、粒
径分布幅を狭くして、均一な穂立ちにすることでニップ
部に現像剤を高密度に充填した場合でもハーフトーン部
の濃度ムラがない良好な画像が得られることを確認し
た。すなわち、キャリア抵抗変動に対し安定な現像能力
かつ良好な画質が得られる現像方法、及び電子写真用キ
ャリアが得られた。
【0013】そこで本発明の目的は、キャリアの電気抵
抗変動に対し安定なベタ画像現像能力を供給しかつ良好
な画質の得られる現像方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、感光体と現像スリーブの最近接部における現像剤の
充填密度が1.3〜2.0g/cm3であり、感光体と
磁気ブラシが接触する現像ニップ幅が2mm以下であ
り、且つ該現像剤に含まれるキャリアが磁性を有する芯
材粒子と該粒子表面を被覆する樹脂層とからなり、該キ
ャリアの重量平均粒径が25〜45μmであり、該キャ
リア中の44μm未満の粒径の粒子が60重量%以上で
あり、22μm未満の粒径の粒子が7重量%以下である
現像方法を最も主要な特徴とする。
【0015】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
現像方法において、感光体と現像スリーブの最近接部の
距離としての現像ギャップが0.4mm以下である現像
方法を主要な特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明では、請求項1または
2記載の現像方法において、現像バイアス電圧として交
流電圧を印加する現像方法を主要な特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明では、請求項1〜3い
ずれかに記載の現像方法において、感光体と現像スリー
ブの最近接部における現像剤の充填密度が1.3〜1.
7g/cmである現像方法を主要な特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明では、請求項1〜4い
ずれかに記載の現像方法において、感光体速度(Vp)
と現像スリーブ速度(Vr)の線速の比が1.2<(V
r/Vp)<2.2である現像方法を主要な特徴とす
る。
【0019】請求項6の発明では、請求項1〜5いずれ
かに記載の現像方法において、トナーの帯電量が30μ
C/g以下である現像方法を主要な特徴とする。
【0020】請求項7記載の発明では、請求項1〜6い
ずれかに記載の現像方法で使用される、キャリア中の4
4μm未満の粒径の粒子が75重量%以上である現像方
法を主要な特徴とする。
【0021】請求項8記載の発明では、請求項1〜7い
ずれかに記載の現像方法で使用される、キャリア中の2
2μm未満の粒径の粒子が3重量%以下である現像方法
を主要な特徴とする。
【0022】請求項9記載の発明では、請求項1〜8い
ずれかに記載の現像方法で使用される、キャリア中の2
2μm未満の粒径の粒子が1重量%以下である現像方法
を主要な特徴とする。
【0023】請求項10記載の発明では、請求項1〜9
いずれかに記載の現像方法で使用される、キャリア芯材
の1000Oeの磁気モーメントが76〜100emu
/gである現像方法を主要な特徴とする。
【0024】請求項11記載の発明では、請求項1〜1
0いずれかに記載の現像方法で使用される、キャリアの
嵩密度が2.2g/cm3以上である現像方法を主要な
特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の現像方法では、現像ニッ
プ部の現像剤の充填密度が1.3〜2.0g/cm3
ある。ここで言う現像剤ニップ部の現像剤充填密度と
は、汲み上げ量を現像ギャップ(感光体2と現像スリー
ブ1の最近接部の距離)で割った値である。ここで汲み
上げ量とは使用されるプロセススピードで感光体2、現
像スリーブ1を60秒攪拌させた後、マシンを強制的に
停止させドクターブレードを通過し、現像領域に入る前
の1cm2あたりの、現像剤のグラム数とする。
【0026】現像ニップ部の現像剤充填密度としては
1.3〜2.0g/cmが望ましく、より好ましくは
1.3〜1.7g/cmである。1.3g/cm
満では経時による現像能力の変化が大きく、1.3g/
cm以上にすることで経時による現像能力の変化が小
さくなる。また2.0g/cmを超えると現像能力が
低下しかつハーフトーン部にひどい濃度むらが生じる。
【0027】また1.3g/cm未満の場合は磁気ブ
ラシの隙間が多いことが確認され、増加し、図2に示す
磁気ブラシのように現像可能なトナーは現像電界の強い
最先端だけでなく、現像電界の弱いスリーブ寄りにも存
在し、キャリア抵抗による現像能力差があらわれやすい
と考えられる。
【0028】しかしながら、現像剤充填密度を1.3g
/cm3以上にすると図1のように磁気ブラシの隙間が
埋まり現像可能なトナーが現像電界の強い感光体2近傍
に集中し、現像されやすくなると考えられる。そのため
抵抗の高いキャリアを使用してもトナーは十分現像され
やすく、低抵抗キャリアとの現像能力の差が少なくなっ
たと考えられる。しかし、現像剤を2.0g/cm3
超えて密に充填すると、現像剤が密につまり過ぎて磁気
ブラシの隙間がほとんどなくなり、現像能力が低下し、
ハーフトーン部の濃度むらがひどくなると考えられる。
【0029】さらに、現像ギャップは0.4mm以下で
あることが好ましい。ニップ部に現像剤を高密度に充填
するにはドクターギャップを調整し、磁気ブラシの汲み
上げ量を上げる方法と現像ギャップを狭くする方法があ
る。
【0030】図3に汲み上げ量を上げることにより高密
度化を図った磁気ブラシの充填状態を示しており、図1
と同じ現像剤充填密度の模式図である。現像ギャップの
狭い図1の方が現像電界が強いため、汲み上げ量を上げ
て高密度化を行った図3の場合に比べキャリア抵抗によ
る現像能力差が小さい。
【0031】さらに現像バイアス電圧として交流電圧を
印加することが望ましい。交流を印加することによりキ
ャリア表面からのトナーの脱離が促進され、印加しない
場合に比べトナーの現像能力が向上し、キャリア抵抗に
よる現像能力差が少なくなる。
【0032】上記のように現像ニップ部の現像剤充填密
度を高くすることでキャリア抵抗の変動に対して現像能
力差が小さくなる。しかしながら高密度化したことによ
りハーフトーン部の濃度むらが顕著に発生し、異常画像
がでる。本発明の充填密度である1.3〜2.0g/c
でも濃度むらが出る。このような濃度むらは現像ニ
ップ部に現像剤を高密度に充填したことにより感光体2
に磁気ブラシが強く接触し、感光体2上に現像されたト
ナーの一部をかきとることが原因であると考えられる。
【0033】そこでかきとりが起きている領域を狭める
ため現像ニップ幅の狭幅化を検討した。その結果、ニッ
プ幅を2mm以下にすることでハーフトーン部の濃度ム
ラが大きく改善がはかられたものの、以前として濃度む
らが大きい部分が一部にみられた。
【0034】そこで、キャリアを小径化し、キャリア粒
径分布幅を狭くすることできめが細かく、均一な磁気ブ
ラシの検討を行った。磁気ブラシを細かくしたことによ
り、かきとりが起きた場合でもその穂跡が目立たなくな
り、また均一な磁気ブラシにしたことにより、かきとり
が均一に行われ、濃度むらが目立たなくなったと考えら
れる。
【0035】本発明のキャリアにおいてその重量平均粒
径は25〜45μmである。この範囲より大きいと磁気
ブラシが粗くなり、穂跡による濃度むらが目立つように
なる。さらに44μmより小さな粒径を有する粒子の含
有割合は60重量%以上で、好ましくは75重量%以上
である。60重量%未満だと磁気ブラシが粗くなり、穂
跡が目立ち、また粒径分布が広いことから磁気ブラシが
不均一になり濃度むらが目立つ。しかし、60重量%以
上にすることによりそのような穂跡や濃度むらが改善さ
れ、特に75重量%以上にすることによりさらに改善さ
れる。
【0036】さらに22μmより小さい粒径を有する割
合が7重量%以下である。22μmより小さい粒径を有
する割合が7重量%より大きいと磁気ブラシの穂が不均
一になりハーフトーン部の濃度むらが目立つ。
【0037】上記のような小径のキャリアを使用すると
キャリア1個あたりの磁気モーメントが小さいためキャ
リア付着が問題になる。キャリア付着は感光体2上の画
像部又は地肌部にキャリアが付着してしまう現象で、ド
ラムや定着ローラーの傷の原因になり異常画像を引き起
こす。特にキャリア付着を起こしやすいのはキャリア粒
径22μm以下のキャリア粒子であることを確認した。
その22μmより小さな粒子の割合が上記の7重量%以
下の場合ではキャリア付着のレベルは問題にならない程
度であるが、3重量%以下にすることによりキャリア付
着はさらに改善され、さらに好ましくは1重量%以下で
ある。
【0038】さらに芯材の磁気モーメントが1000O
e(≒79×1000A/m)において76emu/g
以上である時にキャリア付着が大幅に改善された。しか
しながら100emu/gより大きくなると磁気ブラシ
が粗くなり、やはり穂跡が目立つようなるので芯材は1
000Oeの磁気モーメントとしては76〜100em
u/gであることが望ましい。
【0039】上記の磁化の測定は以下のようにして測定
した。B−Hトレーサー(BHU−60/理研電子
(株)製)を使用し、円筒のセルにキャリア芯材粒子
1.0gを詰めて装置にセットする。磁場を徐々に大き
くし3000Oe(≒79×3000A/m)まで変化
させ、次に徐々に小さくして零にした後、反対向きの磁
場を徐々に大きくし3000Oeとする。更に徐々に磁
場を小さくして零にした後、最初と同じ方向に磁場をか
ける。このようにしてB−Hカーブを図示し、その図よ
り1000Oeの磁気モーメントを算出する。
【0040】さらにキャリアの嵩密度は2.2g/cm
以上であることが望ましい。嵩密度が小さい芯材は多
孔性で表面の凹凸が大きい。多孔性の場合は1000O
eの磁気モーメントが大きくても1粒子当たりの実質的
な磁気モーメントが小さくなるためキャリア付着に対し
て不利であり、凹凸が大きい場合には場所によりコート
樹脂の厚みが違い、帯電量及び抵抗に不均一が生じやす
く耐久性、キャリア付着に影響を与える。
【0041】キャリア素材としては特に制限されない
が、従来公知の磁性粒子が使用できる。例えばマグネタ
イト、ヘマタイト、Li系フェライト、Cu−Zn系フ
ェライト、Mn−Zn系フェライト、Ni−Zn系フェ
ライト、Baフェライト、鉄、コバルト、ニッケルなど
が挙げられる。
【0042】本発明においてより好ましく用いられる1
000Oeの磁場を印加した時の磁気モーメントが76
emu/g〜100emu/gの範囲内の芯材粒子とし
てはマグネタイト系、Mn−Mg−Sr系、Mn系フェ
ライトなどである。
【0043】本発明においてさらに好ましくは感光体と
現像ローラーの線速比(Vr/Vp)が1.2〜2.2
である。線速比が2.2を超えると、潜像を通過する磁
気ブラシが多いためかきとりも多く、問題ない程度では
あるがやはり穂跡が目立ってくる。逆に線速比が1.2
未満の場合は、かきとりによる穂跡は目立たないが、問
題ない程度ではあるが画像濃度が出にくい。
【0044】本発明において、さらに好ましくはトナー
の帯電量が30μC/g以下である。30μC/gを超
えると、カウンターチャージが大きくなり、問題ない程
度ではあるがキャリア付着が悪化する。また帯電量の下
限については帯電量が低いと弱帯電のトナーが非画像部
へ現像されるいわゆる地肌カブリなどの異常画像を引き
起こすことから5μC/g程度は必要である。なお、帯
電量の測定はブローオフ法により行った。
【0045】キャリアコート層としても特に制限はされ
ず従来公知のものが使用できる。例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン、クロロスル
ホン化ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂;ポリス
チレン、アクリル(例えばポリメチルメタクリレー
ト)、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテート、
ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ塩
化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルエーテ
ル、ポリビリケトン等のポリビニル及びポリビニリデン
系樹脂;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体;オルガノシ
ロキサン結合からなるシリコーン樹脂又はその変成品
(例えばアルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ
樹脂、ポリウレタン等による変成品);ペルヒドロポリ
シラザン又はその変性品(部分酸化品を含む);ポリテ
トラフルオロエチレン、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビニ
リデン、ポリクロロトリフルオロエチレン等の弗素樹
脂;ポリアミド;ポリエステル;ポリウレタン;ポリカ
ーボネート;ユリア樹脂;メラミン樹脂;ベンゾグアナ
ミン樹脂;エポキシ樹脂等が挙げられる。中でも本発明
の構成要件を満たすために好ましいコート層材料として
は、シリコーン樹脂又はその変成品、弗素樹脂、特にシ
リコーン樹脂又はその変成品がより好ましい。
【0046】シリコーン樹脂としては、従来から知られ
ているいずれのシリコーン樹脂であってもよく、下記式
(化1)で示されるオルガノシロキサン結合のみからな
るストレートシリコーン及びアルキド、ポリエステル、
エポキシ、ウレタンなどで変成したシリコーン樹脂が挙
げられる。
【0047】
【化1】
【0048】上記式中、R1は水素原子、炭素原子1〜
4のアルキル基又はフェニル基、R2及びR3は水素
基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、フェニル基、フ
ェノキシ基、炭素原子数2〜4のアリケニル基、炭素原
子数2〜4のアルケニルオキシ基、ヒドロキシ基、カル
ボキシル基、エチレンオキシド基、グリシジル基又は下
記式(化2)で示される基である。
【化2】 上記式中R4、R5はヒドロキシ基、カルボキシル基、
炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4のア
ルコキシ基、炭素原子数2〜4のアルケニル基、炭素原
子数2〜4のアルケニルオキシ基、フェニル基、フェノ
キシ基、k、l、m、n、o、pは1以上の整数を示
す。
【0049】上記各置換基は未置換のもののほか、例え
ばアミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、メルカプ
ト基、アルキル基、フェニル基、エチレンオキサイド
基、グリシジル基、ハロゲン原子のような置換基を有し
てもよい。
【0050】またコート液には抵抗調整のために添加物
を加えても良い。例えば抵抗調整の添加物としては、従
来公知のカーボン、Al等の金属紛、各種の方法で作ら
れたSnO2及び種々の元素をドープしたSnO2、ホウ
化物例えばTiB2、ZnB2、MoB2、炭化ケイ素、
及び導電性高分子などが挙げられる。
【0051】また、キャリアコア材粒子及び/又はコー
ト層中には、これらの抵抗制御剤の分散性や密着性を向
上する目的でシランカップリング剤、チタンカップリン
グ剤等のカップリング剤を助剤として添加しても良い。
【0052】本発明で用いられるシランカップリング剤
の例としては、下記(化3)式で示される化合物が挙げ
られる。
【0053】
【化3】YRSiX3 但し、Xはけい素原子に結合している加水分解基でクロ
ル基、アルコキシ基、アセトキシ基、アルキルアミノ
基、プロペノキシ基などがある。Yは有機マトリックス
と反応する有機官能基でビニル基、メタクリル基、エポ
キシ基、グリシドキシ基、アミノ基、メルカプト基など
がある。Rは炭素数1〜20のアルキル基又はアルキレ
ン基である。
【0054】このシランカップリング剤の中でも、特に
負帯電性を有する現像剤を得るにはYにアミノ基を有す
るアミノシランカップリング剤が好ましく、正帯電性を
有する現像剤を得るにはYにエポキシ基を有するエポキ
シシランカップリング剤が好ましい。
【0055】
【実施例】以下、本発明を製造例、実施例、比較例を用
いて説明する。以下において「部」は重量部を表す。
【0056】表1にキャリア製造例の特性をまとめたも
のを示す。
【表1】
【0057】 「キャリア製造例1」 使用コート液:ストレートシリコーン樹脂(固形分:20%相当) 630部 トルエン 630部 アミノシラン 6部 カーボン 3部
【0058】上記に示すシリコーン樹脂溶液を流動床型
コーティング装置を使用して、芯材粒子(Cu−Zn
系フェライト、重量平均粒径35μm、44μm未満の
粒子:60重量%以上、22μm未満の粒子:7重量%
以下)5kgの各粒子上に、100℃の雰囲気下で30
g/minの割合で塗布し、塗布後は電気炉で250
℃、120分の焼成を行い、膜厚0.5μmのコートキ
ャリアAを得た。
【0059】「キャリア製造例2」芯材粒子(22μ
m未満の粒子の割合が3重量%以下を除いては芯材粒子
と同じ)を使用する以外は製造例と全く同様にキャ
リアBを得た。
【0060】「キャリア製造例3」芯材粒子(22μ
m未満の粒子の割合が1重量%以下を除いては芯材粒子
と同じ)を使用する以外は製造例と全く同様にキャ
リアCを得た。
【0061】「キャリア製造例4」芯材粒子(44μ
m未満の粒子の割合が75重量%以上を除いては芯材粒
子と同じ)を使用する以外は製造例と全く同様にキ
ャリアDを得た。
【0062】「キャリア製造例5」芯材粒子(44μ
m未満の粒子の割合が50重量%以上、且つ22μm未
満の粒子の割合が10重量%以上の点以外は芯材粒子
と同じ)を使用する以外は製造例と全く同様にキャリ
アEを得た。
【0063】「キャリア製造例6」芯材粒子(Mnフ
ェライト、1000Oeの磁気モーメント82emu/
g、嵩密度2.33、重量平均粒径35μm、44μm
未満の粒子:60重量%以上、22μm未満の粒子:7
重量%以下)を使用する以外は製造例と全く同様にキ
ャリアFを得た。
【0064】「キャリア製造例7」芯材粒子(マグネ
タイト、1000Oeの磁気モーメントが80emu/
g、嵩密度2.36、重量平均粒径35μm、44μm
未満の粒子:60重量%以上、22μm未満の粒子:7
重量%以下)を使用する以外は製造例と全く同様にキ
ャリアGを得た。
【0065】「キャリア製造例8」コート液のアミノシ
アラン量を6部から4.5部に変えた以外はキャリア製
造例1と全く同様にキャリアHを得た。
【0066】(評価方法)上記コートキャリアとima
gio4000用黒トナーを重量比で93対7にして、
総重量が700gになるように混合攪拌し現像剤を作製
する。上記作製現像剤はimagio4000カラー複
写機現像ユニットに充填し、imagio4000カラ
ー改造複写機を使用し、評価条件により現像ギャップ、
現像ニップ幅、汲み上げ量の調整を行った。
【0067】現像ニップ幅の調整方法としては現像スリ
ーブ1の感光体2に最近接した磁極(主極と呼ぶ)の半
値幅を狭くすることで行った。ここで、半値幅とは、法
線方向の磁力分布曲線の最高法線磁力(頂点)或いはピ
ーク磁束の半分の値を示す部分の角度幅のことである。
それぞれ半値幅が38度と16度の現像スリーブ1を使
用した(16度の方がニップ幅が狭くなる)。ニップの
幅は以下に示す方法で測定した。現像ユニットを画像形
成装置に搭載し、現像剤の攪拌を実機内で行い、再び現
像ユニットをとりだす。感光体と接触した部分は接触に
より磁気ブラシが倒され、磁気ブラシに感光体と接触し
た痕跡が残る。この部分の長さをニップ幅として測定し
た。
【0068】汲み上げ量の調整はドクターギャップを調
整することにより行った。
【0069】(i)経時によるキャリア抵抗の変化 初期及びランニング後のキャリア抵抗を測定した。電極
間距離2mm、表面積2×4cmの2枚の電極を収容し
たフッ素樹脂製容器からなるセルにキャリアを充填し、
両極間に500Vの直流電圧を印加し、ハイレジスタン
スメーター4329A(4329A+LJK 5HVL
VWDQFH 0HWHU;横川ヒューレットパッカー
ド株式会社製)にて直流抵抗を測定し、電気抵抗率Lo
gR(Ωcm)を算出した。
【0070】(ii)経時による画像濃度の変化 現像剤の経時の現像能力の変動を調べるためにベタ画像
の画像濃度の測定を行った。コダック製グレースケール
の複写を行い、もっとも明度の低いベタ画像部の中心を
X−Rite938分光側色濃度計で5箇所測定し平均
値を算出した。画像濃度は初期と100Kランニング後
で画像出しを行い測定した。
【0071】(iii)ハーフトーン部の濃度むら評価 コダック製グレースケールの複写を行い、明度の高い方
から5段目のハーフトーン画像部の濃度ムラを初期画像
で評価した。評価方法はランク見本を作製し、目視によ
り行った。ランク5は濃度ムラが見られず特に良好な画
像で、ランク1は濃度むらがひどい画像であり、ランク
3が実用上問題にはならいが濃度むらが若干見られる画
像である。 ランク5:濃度ムラが見られず特に良好な画像 ランク4:濃度ムラがほとんど見られず良好な画像 ランク3:濃度ムラが若干みられるが実用上問題のない
画像 ランク2:濃度ムラが目立つ所が部分的に見られる画像 ランク1:濃度ムラがひどい画像
【0072】(iv)キャリア付着評価方法 転写前のドラム上に付着したキャリアを観察することで
評価した現像バイアス(Vb)をDC=−500Vに固
定し、帯電電位(Vd)を−650V、−800V、−
950Vと変化させ、地肌部の現像を行った。紙に転写
が完了する前に電源を落とし、感光体2をとりだして付
着したキャリアの量を観測した。ここで、Vb−Vdは
地肌ポテンシャルのことである。この値が大きいほどキ
ャリア付着が起きやすい。今回の評価では様々な条件を
想定し、かなり強い地肌ポテンシャルまで印加した。各
地肌ポテンシャルに対するキャリア付着の様子から以下
のようなランク付けを行った。なお、キャリア付着の評
価は全て初期の現像剤で行った。 ランク5:強い地肌ポテンシャルを印加してもキャリア
付着が起きにくく、キャリア付着の余裕度が極めて高い ランク4:強い地肌ポテンシャルを印加すると若干キャ
リア付着は見られるが、キャリア付着に対して余裕度が
高い ランク3:強い地肌ポテンシャルをかけるとキャリア付
着はやや見られるが、通常の使用では十分耐えうるキャ
リア付着余裕度 ランク2:通常の使用の地肌ポテンシャルではキャリア
付着は少ないが強い地肌ポテンシャルを印加した場合に
急激に増加し、キャリア付着余裕度が劣る ランク1:弱い地肌ポテンシャルでもキャリア付着が起
きやすく、通常の使用で問題となり、キャリア付着余裕
度が劣悪
【0073】実施例、比較例をまとめたものを表2に示
す。
【表2】
【0074】「実施例1」キャリアAを使用し、現像剤
ニップ部の現像剤充填密度が1.5g/cm3、現像剤
汲み上げ量0.06g/cm2、現像ギャップが0.4
mm、線速比(Vr/Vp)が2.4のプロセスで、主
極の半値幅が16度の現像スリーブ1を使用した。この
実験条件で現像ニップ幅を測定したところ2mmであっ
た。また、現像スリーブ上の現像剤を採取し、ブローオ
フ法により帯電量の測定を行ったところ32μC/gで
あった。
【0075】「比較例1」主極の半値幅が38度の現像
スリーブ1を使用した以外は、実施例1と同じ条件で評
価を行った。現像ニップ幅が4mmに広がったが、それ
以外は実施例1と全く同じである。実施例1と比較する
とハーフトーン部の濃度ムラとキャリア付着が大変悪い
ことがわかる。
【0076】「比較例2」実施例1と同じキャリアAを
使用し、汲み上げ量は0.06g/cm2と同一で、現
像ギャップを0.6mmに広げて現像剤充填密度を1.
00g/cm3に下げて評価実験を行った。実施例1と
ベタ画像の画像濃度の変化を比較すると、実施例1では
100Kランニングによる画像濃度の変化量が0.09
であるのに対し、比較例2では変化量が0.34と比較
例2の方が経時による現像能力の変化が大きいことがわ
かる。
【0077】「比較例3」実施例1と同じキャリアAを
使用し、ドクターギャップを調整することにより汲み上
げ量を0.068g/cm2に上げ、現像ギャップ幅を
0.3mm狭めて現像剤充填密度を2.2g/cm3
上げた。実施例1とべた画像の画像濃度変化を比較する
と比較例3の方が経時による画像濃度の変化が若干少な
い。しかしながら、べた画像濃度自体は下がり、ハーフ
トーン部の濃度むらが非常に悪い。
【0078】「実施例2」実施例1と同じキャリアAを
使用し、現像ギャップを0.55mmに広げ、汲み上げ
量を0.083g/cmにすることで、実施例1とほ
ぼ同じ現像剤充填密度1.51g/cmにしたプロセ
スで評価実験を行った。実施例1と比較すると、現像剤
充填密度は同一であるが現像ギャップの狭い実施例1の
方がべた画像濃度の変動が小さいことがわかる。
【0079】「実施例3」実施例1と同一のキャリアA
を使用し、現像バイアス電圧として交流電圧を印加しな
いことだけが異なるプロセスにおいて評価実験を行っ
た。実施例1と比較すると、比較例の方がべた画像の画
像濃度が薄く、経時による画像濃度の変動も大きいこと
がわかる。
【0080】「実施例4」実施例1で使用されているキ
ャリアAと22μm未満の粒子の割合を3重量%以下に
少なくしたことだけが違うキャリアBを使用して、実施
例1と同様の現像プロセス条件で評価実験を行った。実
施例1と比較すると、実施例4の方がハーフトーン部の
濃度ムラがより改善されキャリア付着の余裕度も改善さ
れている。
【0081】「実施例5」実施例1で使用されているキ
ャリアAと22μm未満の粒子の割合を1重量%以下に
少なくしたことだけが違うキャリアCを使用して、実施
例1と同様の現像プロセス条件で評価実験を行った。濃
度ムラ、キャリア付着の余裕度に対して大変良好な結果
が得られ、実施例1、4と比べより改善されていること
がわかる。
【0082】「実施例6」実施例1で使用されているキ
ャリアAと比較して44μm未満の粒子の割合が75重
量%以上に増やしたことだけが違うキャリアDを使用し
て、実施例1と同一の現像プロセス条件で評価実験を行
った。実施例1と比較するとハーフトーン部の濃度ムラ
がさらに改善され、経時によるべた画像の画像濃度変化
も若干小さいことがわかる。
【0083】「比較例4」実施例1で使用されているキ
ャリアAと比較して平均重量径は35μmで同一である
が44μm未満の粒子の割合が50重量%以上、且つ2
2μm未満の粒子の割合が10重量%以上という点が違
い、キャリアAに比べ粒径分布の広いキャリアEを使用
して、実施例1と同じ現像プロセス条件で評価実験を行
った。実施例1と比較すると、ハーフトーン部の濃度ム
ラ、キャリア付着ともに非常に悪く、経時によるべた画
像濃度の変化が大きいことがわかる。
【0084】「実施例7」実施例1で使用されたCu−
Zn系フェライトではなく、Mn系フェライトの芯材の
キャリアFを使用して実施例1と同様の現像プロセスで
評価実験を行った。キャリアFはキャリアAに比べ10
00Oeの磁気モーメントが高く、嵩密度も高い。実施
例1と比較するとキャリア付着ランクが向上し、キャリ
ア付着の余裕度が上がっている。
【0085】「実施例8」実施例1で使用されたCu−
Zn系フェライトではなく、マグネタイト芯材のキャリ
アGを使用して実施例1と同様の現像プロセスにおいて
評価実験を行った。キャリアGの方が1000Oeの磁
気モーメントが大きく、嵩密度も高い。キャリア付着ラ
ンクが5と非常に良く、実施例1に比べキャリア付着の
余裕度が上がっている。
【0086】「実施例9」実施例1と同一のキャリアA
を使用し、感光体と現像スリーブの線速比を1.1に下
げた以外は実施例1と全く同様のプロセスにおいて評価
実験を行った。初期の画像濃度が1.46であり、実施
例1と比較すると画像濃度が低下している。
【0087】「実施例10」実施例1と同一のキャリア
Aを使用し、線速比(Vr/Vp)を1.8に下げた以
外は実施例1と全く同様のプロセスにおいて評価実験を
行った。実施例1ではハーフトーン部の濃度ムラのラン
ク付けが3.0であったのに対し、実施例10では3.
5に上昇している。
【0088】「実施例11」実施例1で使用されたキャ
リアAに比べコート層のアミノシラン量が少ないキャリ
アHを使用した以外は、実施例1と全く同様のプロセス
で評価実験を行った。帯電量は実施例1では32μC/
gであったのに対し、実施例11では27.5μC/g
であった。実施例1と比較するとキャリア付着の余裕度
が向上している。
【0089】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
現像ニップ部の現像剤の密度を1.3〜2.0g/cm
3の範囲に規定することでキャリア抵抗による現像能力
差が少なく、経時による現像能力の変動が少ない安定し
た現像プロセスが提供され、また現像ニップ幅を2mm
以下にしてキャリア平均重量径を25〜44μmで、4
4μm未満の粒子を60重量%以上含有し、22μm未
満の粒子を7重量%以下にすることで、上記のようなニ
ップ部の現像剤充填密度を高めても、穂跡などの異常画
像のない良好な画像特性を得ることができる現像方法を
提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】現像ニップ部に現像剤を高密度に充填した状態
を示す図である。
【図2】従来プロセスのニップ部磁気ブラシの充填状態
を示す図である。
【図3】汲み上げ量を上げることにより高密度化を図っ
た磁気ブラシの充填状態を示す図である。
【図4】本発明の実施に有用な画像形成装置の一例を示
す図である。
【符号の説明】 (図1、図2、図3において) 1 現像スリーブ 2 感光体(潜像) (図4において) 1 書きこみ部 2 感光体 3 中間転写ベルト 4 紙転写ローラ 5 帯電器 6 現像ユニット 7 定着ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/08 506 G03G 9/10 311 15/09 321 352 (72)発明者 小番 昭宏 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 今橋 直樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H005 AA00 BA02 BA06 CA12 CB03 CB04 DA10 EA01 EA02 EA05 EA10 FA02 2H031 AC08 AC15 AD03 AD05 BA05 BA09 CA10 2H073 AA01 BA03 BA13 BA41 BA43 CA03 CA22 2H077 AD02 AD06 AD36 AE06 BA03 BA07 DB08 EA03 GA13

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と現像スリーブの最近接部におけ
    る現像剤の充填密度が1.3〜2.0g/cm3であ
    り、感光体と磁気ブラシが接触する現像ニップ幅が2m
    m以下であり、且つ該現像剤に含まれるキャリアが磁性
    を有する芯材粒子と該粒子表面を被覆する樹脂層とから
    なり、該キャリアの重量平均粒径が25〜45μmであ
    り、該キャリア中の44μm未満の粒径の粒子が60重
    量%以上であり、22μm未満の粒径の粒子が7重量%
    以下であることを特徴とする現像方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の現像方法において、感光
    体と現像スリーブの最近接部の距離としての現像ギャッ
    プが0.4mm以下であることを特徴とする現像方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の現像方法におい
    て、現像バイアス電圧として交流電圧を印加することを
    特徴とする現像方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれかに記載の現像方法
    において、感光体と現像スリーブの最近接部における現
    像剤の充填密度が1.3〜1.7g/cm3であること
    を特徴とする現像方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれかに記載の現像方法
    において、感光体速度(Vp)と現像スリーブ速度(V
    r)の線速の比が1.2<(Vr/Vp)<2.2であ
    ることを特徴とする現像方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれかに記載の現像方法
    において、トナーの帯電量が30μC/g以下であるこ
    とを特徴とする現像方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6いずれかに記載の現像方法
    で使用される、キャリア中の44μm未満の粒径の粒子
    が75重量%以上であることを特徴とする現像方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7いずれかに記載の現像方法
    で使用される、キャリア中の22μm未満の粒径の粒子
    が3重量%以下であることを特徴とする現像方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8いずれかに記載の現像方法
    で使用される、キャリア中の22μm未満の粒径の粒子
    が1重量%以下であることを特徴とする現像方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9いずれかに記載の現像方
    法で使用される、キャリア芯材の1000Oeの磁気モ
    ーメントが76〜100emu/gであることを特徴と
    する現像方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10いずれかに記載の現像
    方法で使用される、キャリアの嵩密度が2.2g/cm
    3以上であることを特徴とする現像方法。
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