JP2003270458A - フォトニック結晶部材及びフォトニック結晶導波路 - Google Patents

フォトニック結晶部材及びフォトニック結晶導波路

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JP2003270458A JP2002068164A JP2002068164A JP2003270458A JP 2003270458 A JP2003270458 A JP 2003270458A JP 2002068164 A JP2002068164 A JP 2002068164A JP 2002068164 A JP2002068164 A JP 2002068164A JP 2003270458 A JP2003270458 A JP 2003270458A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フォトニック結晶の入出力損失を低減する技術
を提供する。 【解決手段】フォトニック結晶の入出力部にフォトニッ
ク結晶からなる反射防止層を配置する。有効屈折率n2
を持ったフォトニック結晶200の入力部に、n1<n2
の関係を満たす有効屈折率n1を持ったフォトニック結
晶100を配置し、界面210と界面110からの反射
成分が干渉により打ち消すようにフォトニック結晶10
0の厚さを制御して、入力部における全反射損失を低減
する。出力部についても同様に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトニック結
晶、あるいは導波路を作りこんだフォトニック結晶を構
成要素に持つ光素子の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】屈折率の異なる2つの部材の界面に電磁
波が入射するとき、一般に、その一部は反射する。この
反射波は、反射防止膜をコーティングすることにより低
減できることは知られている。
【0003】屈折率n0の部材0(空気中、あるいは真
空中を含む)から屈折率n2の部材2に電磁波が入射す
る場合を考えれば、n0<n1 <n2を満たす屈折率n1
の部材1を部材2の部材0との界面にコーティングし、
入射させる電磁波の真空中の波長をλ0として、部材1
の厚さh1を、n11=(2m+1)λ0/4(ただし、
m=0、1、2、...)の関係を満たすようにすれば、
部材0と部材1との界面での反射波と、部材1と部材2
の界面での反射波が干渉した結果、入力部での反射率
は、R=(n02−n1 22/(n02+n1 22にな
る(例えば、鶴田匡夫著「応用光学II」(培風館、19
90年)の116ページ参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フォトニック結晶は、
微細加工技術等により使用する電磁波の波長程度の周期
構造が作られている部材で、電磁波の伝搬特性が周期構
造に依存する。電磁波がフォトニック結晶に入射する
と、フォトニック結晶内外の屈折率差のために一部が反
射する。
【0005】通常の部材と同様に、反射防止膜がコーテ
ィング可能ならば反射損失を低減できるが、フォトニッ
ク結晶の特徴的な構造のため通常のコーティングプロセ
スを実施できない場合もあり、光ファイバ等からの入力
光を直接フォトニック結晶素子に入力させているのが実
態である(例えば、特開平11−218627号公報、
USP6,075,915、USP6,093,246、U
SP6,028,693、USP5,907,427、US
P5,751,466参照)。
【0006】また、フォトニック結晶素子を連続的に配
置したフォトニック結晶集積素子(例えば、特開200
0−56146号公報、US6,278,105 B1参
照)では、素子間の接続部において一般に反射が起こる
が、それを防ぐことは、集積素子間に通常の反射防止膜
コーティングができないために不可能である。
【0007】本発明は、上記のような反射防止膜をコー
ティングできない様々な場合において、反射損失を低減
させ得るフォトニック結晶部材及びフォトニック結晶導
波路に係る技術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、反射防止膜に変わってフォトニック結
晶により反射防止層を形成することにより反射損失を低
減するという、新しい知見に基づくものである。
【0009】フォトニック結晶は、使用する電磁波の波
長程度の周期構造になっているため、フォトニック結晶
内ではその電磁波は干渉を起こし、電磁波の伝搬特性は
周期構造を形成している母材の伝搬特性とは異なるもの
になる。伝搬特性を記述する方法として、電磁波の波数
kに対して角振動数ωをプロットした図がよく用いられ
る。
【0010】この図を用いてフォトニック結晶の屈折率
を定義すると、角周波数ωの電磁波がフォトニック結晶
内で波数kであるとき、そのフォトニック結晶が角振動
数ωの電磁波に対して振舞う有効屈折率nは、ω=ck
/nの関係式から与えられる。ここで、cは真空中の光
速である。有効屈折率は、フォトニック結晶の構造に大
きく依存するため、フォトニック結晶の構造の設計によ
り広範囲にわたって有効屈折率を設定可能である。
【0011】電磁波を伝搬させるフォトニック結晶の有
効屈折率がn2ならば、入力部にn0<n1<n2を満たす
有効屈折率n1のフォトニック結晶を配置し、長さh1
11=(2m+1)λ0/4(ただし、m=0、1、
2、...)に設定すれば反射率を低減できる。
【0012】以下、本発明による代表的な構成例を挙げ
る。
【0013】本発明は、電磁波を伝播させるフォトニッ
ク結晶部材にあって、その電磁波の反射防止用にフォト
ニック結晶を設けてなることを特徴とする。
【0014】また、本発明は、フォトニック結晶部材を
用いて電磁波を伝播させ導波するフォトニック結晶導波
路にあって、前記結晶部材の電磁波入力側もしくは出力
側に前記結晶部材とは構造の異なるフォトニック結晶の
領域を配設し、前記結晶部材からの出力強度を前記領域
がない場合に比べて大きくするよう構成したことを特徴
とする。
【0015】また、前記構成において、導波する電磁波
に対して前記入力側もしくは出力側の前記領域に配置さ
れたフォトニック結晶が実効的に示す屈折率は、前記結
晶部材が実効的に示す屈折率よりも小さいことを特徴と
する。
【0016】また、前記構成において、前記結晶部材、
または前記結晶部材の入力側もしくは出力側の前記領域
に配置された前記フォトニック結晶は、1次元もしくは
2次元もしくは3次元フォトニック結晶であることを特
徴とする。
【0017】また、前記構成において、前記結晶部材に
伝播させる電磁波は、光、紫外光、可視光、赤外光、ミ
リ波、マイクロ波のうち何れか一つであることを特徴と
する。
【0018】また、前記構成において、前記結晶部材
は、線欠陥導波路を含み、前記結晶部材の入力側もしく
は出力側の領域に配置された前記フォトニック結晶の導
波部分は、空洞部が設けられているか、または該空洞部
に導波路を構成する部材よりも低い屈折率を有する部材
を埋め込んだ構造をしていることを特徴とする。
【0019】また、前記構成において、前記結晶部材
は、点欠陥導波路を含み、前記結晶部材の入力側もしく
は出力側の前記領域に配置された前記フォトニック結晶
の導波部分は、線欠陥導波路であることを特徴とする。
【0020】また、前記構成において、前記結晶部材
は、点欠陥導波路を含み、前記結晶部材の入力側もしく
は出力側の前記領域に配置されたフォトニック結晶の導
波部分は、空洞部が設けられているか、または該空洞部
に導波路を構成する部材とは異なる屈折率を持った部材
を埋め込んだ構造をしていることを特徴とする。
【0021】また、前記構成において、前記結晶部材は
周期的な構造からなり、前記電磁波入力側もしくは出力
側の前記領域では、その周期、またはその周期性を形作
る構造の大きさが前記結晶部材とは異なることを特徴と
する。
【0022】また、前記構成において、前記結晶部材お
よび前記結晶部材の入力側もしくは出力側の前記領域に
配置された前記フォトニック結晶は、所定の容器内に配
置されていることを特徴とする。
【0023】さらに、本発明は、2個以上のフォトニッ
ク結晶部材を直列に配置し、電磁波を伝播させ導波する
フォトニック結晶導波路にあって、前記結晶部材それぞ
れの間に前記結晶部材とは構造の異なるフォトニック結
晶を配置し、前記直列の結晶部材からの出力強度を該フ
ォトニック結晶がない場合に比べて大きくなるよう構成
したことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は、本発明の第
1の実施例の基本的構成を示す上面図である。図2は、
電磁波を透過させるフォトニック結晶200の伝搬特性
を模式的に図示したものである。
【0025】図2において、横軸kは波数、縦軸ωは角
振動数を示し、aはフォトニック結晶の周期構造の周期
である。実線は、電磁波がフォトニック結晶の内部にい
るときのkとωの関係を与えている。角振動数ω2の電
磁波に対してこのフォトニック結晶が示す有効屈折率n
2は、図2の(k2,ω2)の組み合わせから、関係式ω2
=ck2/n2を用いて与えられ、図2の点線の傾きがc/
2を示す。ここで、cは真空中の光速である。図2の
特性は、フォトニック結晶の構造、材料等に大きく依存
する。
【0026】角振動数ω2の電磁波を屈折率n0の部材0
(空気中、あるいは真空中を含む)から有効屈折率n2
のフォトニック結晶200に入射させる場合に、フォト
ニック結晶200とは構造が異なるフォトニック結晶1
00を部材0とフォトニック結晶200の間に配置す
る。このとき、フォトニック結晶100の有効屈折率n
1はn0<n1<n2になるような構造にし、長さh1はn1
1=(2m+1)λ0/4に設定する。ここで、λ0は角
振動数ω2の真空中での波長である。具体的な構成例
は、後述の実施例で述べる。
【0027】フォトニック結晶100を配置したことに
より、入射波は界面110と210の2箇所で反射する
成分が現れるが、それらは互いに打ち消すように干渉す
るため全反射率はフォトニック結晶100がない場合に
比べて減少する。
【0028】出力側も入力側と同様で、フォトニック結
晶200から部材0に直接出力すれば反射成分が多い
が、入力側と同様な設計でフォトニック結晶300を配
置することにより、界面211と界面310からの反射
波が打ち消しあって反射損失が低減する。
【0029】(実施例2)先に従来技術として示したよ
うに、1枚の基板上に複数のフォトニック結晶素子を配
置した集積フォトニック結晶素子の提案(例えば、特開
2000−56146号公報、US6,278,105
B1)では、入出力部での反射損失を考慮していない。
また、一枚の基板上に集積されたフォトニック結晶素子
群のそれぞれの素子での伝搬特性は一般には互いに異な
るが、その接続点での反射の問題に対しても何らの考慮
も為されていない。
【0030】本発明を用いれば、この反射を低減でき
る。それに対する実施例を示したのが図3である。図1
と異なる点は、電磁波を透過させるフォトニック結晶素
子本体がフォトニック結晶200だけでなく、フォトニ
ック結晶400を含むことである。フォトニック結晶2
00と400は、一般的には異なる伝搬特性を持つので
有効屈折率も異なる。したがって、フォトニック結晶2
00と400を直接接続すると、一般的には界面で反射
を生ずる。これを低減するためには、フォトニック結晶
200と有効屈折率n4の400の間にフォトニック結
晶350を配置し、有効屈折率n35が可能な限りn35 2
=n24を満たすように設計して、フォトニック結晶3
50の長さh35がn3535=(2m+1)λ0/4を満た
すようにすれば良い。
【0031】フォトニック結晶400からの出力部もま
ったく同様で、フォトニック結晶400と部材0の間に
フォトニック結晶360を配置し、有効屈折率n36が可
能な限りn36 2=n04を満たすように設計して、フォ
トニック結晶360の長さh 36がn3636=(2m+
1)λ0/4を満たすようにすれば良い。
【0032】本実施例では、2個のフォトニック結晶素
子を直列に接続した場合に反射波を低減する方法を述べ
たが、まったく同様にして3個以上のフォトニック結晶
素子を直列接続した場合でも反射波を低減できる。
【0033】(実施例3)上記実施例1においては、フ
ォトニック結晶200とは構造の異なるフォトニック結
晶100を配置することにより反射損失を低減できるこ
とを述べたが、フォトニック結晶100の実際の構造は
様々なものが考えられ、また最適な構造はフォトニック
結晶200の構造にも依存する。
【0034】したがって、フォトニック結晶100の構
造・材料を一意的に限定することはできない。本実施例
では、2次元フォトニック結晶の線欠陥導波路に対する
反射防止層の一例を述べる。
【0035】2次元フォトニック結晶の線欠陥導波路の
一例は、「M. Notomi他著、Electronics Letters、Vol.
37、No.5、pp.293296(2001)」に示されているが、反
射損失低減のための処置は施されていない。2次元フォ
トニック結晶の線欠陥導波路に対する反射損失低減のた
めの構造を、図4に示す。図中、(a)は上面図、
(b)はA−A断面図である。
【0036】図4の(a)において、221が2次元フ
ォトニック結晶200の領域での線欠陥導波路である。
本構造は、図4の(b)に示すように、基板411上に
積層されたコア層412、例えば、SiO2基板とそれに
積層されたSi膜からなる。フォトニック結晶構造は、
Si膜に穴を開けることにより作製される。波長1.55
μmの光の伝搬を考えた場合は、Si膜の厚さと穴のピ
ッチが数百nm程度になる。Si膜面内で線欠陥に垂直
な方向は穴の周期配列のためバンドギャップが形成さ
れ、1.55μmの光は伝搬できない。線欠陥に沿って
は周期構造がなくなっているので導波可能である。
【0037】この2次元フォトニック結晶線欠陥導波路
の入力損失を低減するため、フォトニック結晶100の
領域における線欠陥導波路上に半径r1の穴をコア層に
開ける。半径r1の穴の開いた導波部121は、領域2
00の導波路221よりも穴を開けた分だけ平均として
屈折率が小さくなるので、n0<n1<n2の関係を満た
すことが可能になり、領域100の長さh1をn11
(2m+1)λ0/4になるように設定すれば入射損失を
低減できる。半径r1の大きさは、可能な限りn1 2=n
02を満たすように決定する。
【0038】有効屈折率n1を所望の値にするために、
導波部121に開けた穴にコア層よりも小さい屈折率の
材料を埋め込むことも可能である。本例ではコア層に屈
折率約3.4のSiを用いており、埋め込み材料としては
屈折率2.0〜2.3のTiO2、Ta25、ZnS等を挙げ
ることが出来る。
【0039】以上、入力部側について述べたが、出力部
側のフォトニック結晶300についても、入力部側と同
様な処理をすればよい。
【0040】なお、図4中、210はフォトニック結晶
100と200の界面、211はフォトニック結晶20
0と300の界面を示すが、必ずしも物理的に明確に存
在するものでなく、説明の便宜上に設けた線である。ま
た、110はフォトニック結晶100と入力側媒体の界
面、310はフォトニック結晶300と出力側の媒体の
界面を示す。
【0041】(実施例4)フォトニック結晶200が点
欠陥導波路を持った2次元フォトニック結晶の例を、図
5に示す。
【0042】本実施例では、例えば、基板にSiO2、コ
ア層にTiO2、Ta25、ZnS等を選ぶことが可能であ
る。図5中の黒丸(●)で示す部分は、コア層に穴を開
けた後にコア層よりも屈折率が高い材料を埋め込んだ状
態を示す。コア層に屈折率が約3.4のSiを選んだ場合
は、それよりも屈折率の高いGaAsやポリマーを埋め込
み材に用いる。コア層にTiO2、Ta25、ZnS等の屈
折率が2.0〜2.3のものを選んだ場合は、埋め込み材
にはSi, GaAs, ポリマー等を用いる。
【0043】フォトニック結晶200の導波部221に
は、図5に示すように、丸印(●)の部分がない点欠陥
が周期3aで形成されており、この点欠陥を伝わって導
波が可能である。この伝搬特性をk(波数)−ω(角周
波数)の分散関係で模式的に示したものが、図6であ
る。x方向(太い実線)とy方向(細い実線)の特性を
同じ軸に示す。
【0044】y方向に関しては周期aなので、フォトニ
ック結晶の一般的性質として、k=nπ/aにバンド
ギャップが現れ(図6の細い実線)、また、x方向には
周期が3aなのでバンドギャップは、k=nπ/3a
に現れる(図6の太い実線)。ただし、n=±1、±
2、±3、...である。
【0045】その結果、角振動数ω0周辺のように、y
方向には伝搬できなくてx方向には伝搬できる周波数領
域が存在する。
【0046】領域100は、領域200への入射波の損
失を低減するためのもので、導波部121は丸印の高屈
折材料がない。その結果、導波部121のx方向に対す
る有効屈折率は、高屈折率材料を含んだ導波部221の
x方向の有効屈折率よりも小さくなる。導波部121の
x方向に対する伝搬特性は、図6の太い点線で模式的に
示されている。以上の条件から、n0<n1<n2の関係
を満たすことが可能になり反射防止層を形成できる。
【0047】以上、入力部側について述べたが、出力部
側についても同様な構造にすればよい。
【0048】(実施例5)全反射率を最低にするための
最適条件はn1 2=n02であるため、領域100の有
効屈折率n1を調整する必要がある。図7に示すよう
に、領域100の導波部分に半径r1の穴をコア層に開
けて、コア層よりも屈折率が高い材料を埋め込んで有効
屈折率を上げる、あるいは何も埋め込まないか低屈折材
料を埋め込んで有効屈折率を下げるといったことも可能
である。
【0049】コア層にTiO2やZnSに選んだ場合は、
高屈折材料にSi等を、低屈折材料にTa25等を用いる
ことが出来る。コア層にSiを選んだ場合は、高屈折材
にGaAsやポリマー等を、低屈折材にTiO2、Ta
25、ZnS等を用いることができる。
【0050】以上、入力部について述べたが、出力部に
ついても同様な構造にすればよい。
【0051】(実施例6)反射損失を低減するために配
置する領域100は、フォトニック結晶素子の本体であ
る領域200よりも有効屈折率が小さい必要がある。そ
のための一つの方法として、領域100の周期構造のピ
ッチを領域200のピッチよりも小さくすることによっ
て達成することが可能である。点欠陥導波路の場合の一
例を、図8に示す。
【0052】導波路部分の周期は、領域200では3
a、領域100では2aである。領域100では領域2
00に比べて屈折率の高い(黒丸印(●)で示す)部分
の割合が減るので、領域100での有効屈折率は領域2
00よりも低く、反射防止層を形成するための条件が満
たされる。
【0053】(実施例7)実施例4では、周期構造を作
るための埋め込み材料にコア層よりも屈折率が高い材料
を用いたが、逆に埋め込み材料にコア材よりも屈折率の
低いものを用いることも可能である。例えば、基板を屈
折率約1.5のSiO2、コア材に屈折率約3.4のSi等
を用いて、埋め込み材に屈折率が2.0〜2.3程度のT
iO2、Ta25、ZnS等、あるいはSiO2を用いること
ができる。また、埋め込み材の部分はコア層に穴を開け
るだけで何も埋め込まない方法もある。
【0054】本実施例を模式的に示したものが、図9で
ある。図中、コア層に黒丸(●)で示す部分が埋め込み
材を表している。導波部221は、黒丸(●)で示す部
分が抜けており点欠陥導波路になっている。図中、反射
防止層100及び300の導波部121、321の白丸
(〇)で示す部分は、黒丸(●)で示す部分の材料より
も小さい屈折率の材料を用いて導波部121、321の
有効屈折率が221の有効屈折率よりも小さくなるよう
にする。例えば、コア層にSi、黒丸(●)で示す部分
の材料にTiO2、白丸(〇)で示す部分の材料にTa2
5を用いる。
【0055】(実施例8)フォトニック結晶は、微細な
構造からなり、塵やほこりは大敵である。図10に示す
ように、本発明によるフォトニック結晶素子200を含
む光モジュールを容器500の中に固定し密閉すること
により、この問題を排除する。
【0056】図10に示すように、容器内に装填された
光モジュールにおいて、光ファイバ621からの入力光
をレンズ611により収束してフォトニック結晶素子2
00に入力し、フォトニック結晶200からの出力光
は、レンズ612により光ファイバ622に導かれる。
このような構成にすることにより、塵埃等の問題を排除
することができる。
【0057】(実施例9)フォトニック結晶の、ある電
磁波に対する実効的な屈折率は、フォトニック結晶を形
作る材料及び構造により決定される。したがって、設計
により所望の屈折率を得ることが原理的に可能である。
実施例7までは、この原理を用いて、フォトニック結晶
素子に屈折率の設計を施したフォトニック結晶からなる
反射防止層を配置した。しかしながら、本発明はさらに
広範囲に適用可能で、任意の光学素子の反射防止層にフ
ォトニック結晶を用いることができる。
【0058】図11は、任意の部材250にフォトニッ
ク結晶からなる反射防止層100と300を配置したも
のである。この配置は基本的に実施例1と同様である
が、反射防止層を付ける部材250がフォトニック結晶
に限定せず、一般の部材を表している。フォトニック結
晶100と300の構造は実施例7までに示した様に色
々な方法で適用可能である。
【0059】以上、2次元スラブ型導波路に穴を開けた
円孔型のフォトニック結晶を例に反射防止層の設計指針
を述べたが、円柱型や3次元のウッドパイル型といった
他のあらゆるフォトニック結晶に対しても、上記の方法
はそのまま適用される。
【0060】本発明は、フォトニック結晶の伝搬特性お
よび有効屈折率が設計可能である性質を利用して反射防
止層を構成しようとするものである。通常用いられる反
射防止膜は、材料固有の屈折率を用いるためこのような
自由度はない。フォトニック結晶は特徴的な構造をして
いるため、あるいは集積されている等の理由で通常の反
射防止膜をコーティングできない場合がある。
【0061】本発明では、反射防止層をフォトニック結
晶素子本体に直接作りこむため、通常の反射防止膜コー
ティングが出来ない場合でも作製可能であり、この点と
有効屈折率が設計可能な点が従来からよく知られている
反射防止膜とは異なる。
【0062】以上、本発明を整理すると、次のようにな
る。
【0063】(1) 電磁波を伝搬するフォトニック結
晶部材において、入力部または出力部に構造の異なるフ
ォトニック結晶の領域を配置し、該フォトニック結晶部
材本体からの出力強度を該領域がない場合に比べて大き
くすることを特徴とするフォトニック結晶部材。
【0064】(2) 前記(1)のフォトニック結晶部
材本体は、1次元あるいは2次元あるいは3次元フォト
ニック結晶であることを特徴とするフォトニック結晶部
材。
【0065】(3) 前記(1)のフォトニック結晶部
材の入出力に配置されたフォトニック結晶は、1次元あ
るいは2次元あるいは3次元フォトニック結晶であるこ
とを特徴とするフォトニック結晶部材。
【0066】(4) 前記(1)のフォトニック結晶部
材に伝搬させる電磁波は、光、紫外光、可視光、赤外
光、ミリ波、マイクロ波であることを特徴とするフォト
ニック結晶部材。
【0067】(5) 前記(1)のフォトニック結晶部
材において、導波する電磁波に対して入力部または出力
部に配置されたフォトニック結晶が実効的に示す屈折率
は、フォトニック結晶部材本体が実効的に示す屈折率よ
りも小さいことを特徴とするフォトニック結晶部材。
【0068】(6) 前記(1)のフォトニック結晶部
材は、線欠陥導波路を含むことを特徴とするフォトニッ
ク結晶部材。
【0069】(7) 前記(6)のフォトニック結晶部
材の入出力部に配置されたフォトニック結晶の導波部分
は、空洞部が設けられているか、あるいは該空洞部に導
波路を構成する部材よりも低い屈折率を持った部材を埋
め込んだ構造をしていることを特徴とするフォトニック
結晶部材。
【0070】(8) 前記(1)のフォトニック結晶部
材は、点欠陥導波路を含むことを特徴とするフォトニッ
ク結晶部材。
【0071】(9) 前記(8)のフォトニック結晶部
材の入出力部に配置されたフォトニック結晶の導波部分
は、線欠陥導波路であることを特徴とするフォトニック
結晶部材。
【0072】(10) 前記(8)のフォトニック結晶
部材の入出力部に配置されたフォトニック結晶の導波部
分は、空洞部が設けられているか、あるいは該空洞部に
導波路を構成する部材とは異なる屈折率を持った部材を
埋め込んだ構造をしていることを特徴とするフォトニッ
ク結晶部材。
【0073】(11) 前記(1)のフォトニック結晶
部材本体は、周期的な構造からなり、前記入力部または
出力部の領域ではその周期が該本体とは異なることを特
徴とするフォトニック結晶部材。
【0074】(12) 前記(1)のフォトニック結晶
部材本体は、周期的な構造からなり、前記入力部または
出力部の領域ではその周期性を形作る構造の大きさが該
本体とは異なることを特徴とするフォトニック結晶部
材。
【0075】(13) 前記(1)のフォトニック結晶
部材本体は、周期的な構造からなり、前記入力部または
出力部の領域ではその周期性を形作る構造の材料の少な
くともひとつが該本体とは異なることを特徴とするフォ
トニック結晶部材。
【0076】(14) 前記(1)のフォトニック結晶
部材本体において、周期的な構造中に周期性を中断する
部分があることを特徴とするフォトニック結晶部材。
【0077】(15) 前記(1)のフォトニック結晶
部材は、それ全体を被う容器に固定されていることを特
徴とするフォトニック結晶部材。
【0078】(16) 電磁波を伝搬する部材におい
て、入力部または出力部にフォトニック結晶の領域を配
置し、該部材本体からの出力強度を該フォトニック結晶
領域がない場合に比べて大きくすることを特徴とする部
材。
【0079】(17) 前記(16)の部材の入出力に
配置されたフォトニック結晶は、1次元あるいは2次元
あるいは3次元フォトニック結晶であることを特徴とす
る部材。
【0080】(18) 前記(16)の部材に伝搬させ
る電磁波は、光、紫外光、可視光、赤外光、ミリ波、マ
イクロ波であることを特徴とする部材。
【0081】(19) 前記(16)の部材において、
導波する電磁波に対して入力部または出力部に配置され
たフォトニック結晶が実効的に示す屈折率は、該部材本
体が示す屈折率よりも小さいことを特徴とする部材。
【0082】(20) 前記(16)の部材の入出力部
に配置されたフォトニック結晶の導波部分は、空洞部が
設けられているか、あるいは該空洞部に導波路を構成す
る部材とは異なる部材を埋め込んだ構造をしていること
を特徴とするフォトニック結晶部材。
【0083】(21) 前記(16)の部材の入出力部
に配置されたフォトニック結晶の導波部分は、線欠陥導
波路であることを特徴とする部材。
【0084】(22) 前記(16)の部材は、それ全
体を被う容器に固定されていることを特徴とする部材。
【0085】(23) 2個以上のフォトニック結晶を
直列に配置した集積素子において、それぞれのフォトニ
ック結晶の間に構造の異なるフォトニック結晶を配置
し、該配置したフォトニック結晶がない場合に比べて出
力強度が大きくなることを特徴とするフォトニック結晶
集積素子。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、フォトニック結晶の入
出力部にフォトニック結晶からなる反射防止層を配置す
ることにより、反射損失を大幅に低減可能なフォトニッ
ク結晶部材を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる実施例1の反射防止層を有する
フォトニック結晶部材を示す図。
【図2】フォトニック結晶の特性を模式的に示す図。
【図3】本発明に関わる実施例2の反射防止層を有する
直列のフォトニック結晶群を示す図。
【図4】本発明に関わる実施例3の線欠陥導波路を含ん
だフォトニック結晶に反射防止層を配置した部材を示す
図。
【図5】本発明に関わる実施例4の点欠陥導波路を含ん
だフォトニック結晶に反射防止層を配置した部材を示す
図。
【図6】図5のフォトニック結晶の特性を模式的に示す
図。
【図7】本発明に関わる実施例5の点欠陥導波路を含ん
だフォトニック結晶に反射防止層を配置した部材を示す
図。
【図8】本発明に関わる実施例6の点欠陥導波路を含ん
だフォトニック結晶に反射防止層を配置した部材を示す
図。
【図9】本発明に関わる実施例7の点欠陥導波路を含ん
だフォトニック結晶に反射防止層を配置した部材を示す
図。
【図10】本発明に関わる実施例8のフォトニック結晶
素子を容器の中に配置した構成を示す図。
【図11】本発明に関わる実施例9のフォトニック結晶
からなる反射防止層を有する部材を示す図。
【符号の説明】
100:フォトニック結晶、110:フォトニック結晶
100と入力側媒体の界面、121:フォトニック結晶
100内に設けられた導波路、200:フォトニック結
晶、210:フォトニック結晶100と200の界面、
211:フォトニック結晶200と300の界面、22
1:フォトニック200結晶内に設けられた導波路、2
50:任意の部材、300:フォトニック結晶、31
0:フォトニック結晶300と出力側の媒体の界面、3
21:フォトニック結晶300内に設けられた導波路、
350:フォトニック結晶、360:フォトニック結
晶、400:フォトニック結晶、411:基板、41
2:コア層、500:フォトニック結晶素子全体を被う
容器、611:レンズ、612:レンズ、621:光フ
ァイバ、622:光ファイバ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁波を伝播させるフォトニック結晶部材
    にあって、その電磁波の反射防止用にフォトニック結晶
    を設けてなることを特徴とするフォトニック結晶部材。
  2. 【請求項2】フォトニック結晶部材を用いて電磁波を伝
    播させ導波するフォトニック結晶導波路にあって、前記
    結晶部材の電磁波入力側もしくは出力側に前記結晶部材
    とは構造の異なるフォトニック結晶の領域を配設し、前
    記結晶部材からの出力強度を前記領域がない場合に比べ
    て大きくするよう構成したことを特徴とするフォトニッ
    ク結晶導波路。
  3. 【請求項3】導波する電磁波に対して前記入力側もしく
    は出力側の前記領域に配置されたフォトニック結晶が実
    効的に示す屈折率は、前記結晶部材が実効的に示す屈折
    率よりも小さいことを特徴とする請求項2記載のフォト
    ニック結晶導波路。
  4. 【請求項4】前記結晶部材、または前記結晶部材の入力
    側もしくは出力側の前記領域に配置された前記フォトニ
    ック結晶は、1次元もしくは2次元もしくは3次元フォ
    トニック結晶であることを特徴とする請求項2記載のフ
    ォトニック結晶導波路。
  5. 【請求項5】前記結晶部材は、線欠陥導波路を含み、前
    記結晶部材の入力側もしくは出力側の領域に配置された
    前記フォトニック結晶の導波部分は、空洞部が設けられ
    ているか、または該空洞部に導波路を構成する部材より
    も低い屈折率を有する部材を埋め込んだ構造をしている
    ことを特徴とする請求項2記載のフォトニック結晶導波
    路。
  6. 【請求項6】前記結晶部材は、点欠陥導波路を含み、前
    記結晶部材の入力側もしくは出力側の前記領域に配置さ
    れた前記フォトニック結晶の導波部分は、線欠陥導波路
    であることを特徴とする請求項2記載のフォトニック結
    晶導波路。
  7. 【請求項7】前記結晶部材は、点欠陥導波路を含み、前
    記結晶部材の入力側もしくは出力側の前記領域に配置さ
    れたフォトニック結晶の導波部分は、空洞部が設けられ
    ているか、または該空洞部に導波路を構成する部材とは
    異なる屈折率を持った部材を埋め込んだ構造をしている
    ことを特徴とする請求項2記載のフォトニック結晶導波
    路。
  8. 【請求項8】前記結晶部材は周期的な構造からなり、前
    記電磁波入力側もしくは出力側の前記領域では、その周
    期、またはその周期性を形作る構造の大きさが前記結晶
    部材とは異なることを特徴とする請求項2記載のフォト
    ニック結晶導波路。
  9. 【請求項9】前記結晶部材および前記結晶部材の入力側
    もしくは出力側の前記領域に配置された前記フォトニッ
    ク結晶は、所定の容器内に配置されていることを特徴と
    する請求項2記載のフォトニック結晶導波路。
  10. 【請求項10】2個以上のフォトニック結晶部材を直列
    に配置し、電磁波を伝播させ導波するフォトニック結晶
    導波路にあって、前記結晶部材それぞれの間に前記結晶
    部材とは構造の異なるフォトニック結晶を配置し、前記
    直列の結晶部材からの出力強度を該フォトニック結晶が
    ない場合に比べて大きくなるよう構成したことを特徴と
    するフォトニック結晶導波路。
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