JP2003270109A - 低強度半導体ウエハ検出装置、低強度半導体ウエハの検出方法及び生産システム - Google Patents

低強度半導体ウエハ検出装置、低強度半導体ウエハの検出方法及び生産システム

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JP2003270109A
JP2003270109A JP2002068459A JP2002068459A JP2003270109A JP 2003270109 A JP2003270109 A JP 2003270109A JP 2002068459 A JP2002068459 A JP 2002068459A JP 2002068459 A JP2002068459 A JP 2002068459A JP 2003270109 A JP2003270109 A JP 2003270109A
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semiconductor wafer
strength
load
low
polycrystalline semiconductor
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JP2002068459A
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English (en)
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Yoshikazu Matsui
美和 松井
Hideo Okada
英生 岡田
Mitsuhiro Iwata
充浩 岩田
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある基準強度以下の半導体ウエハを安定して
検出できる低強度半導体ウエハ検出装置、低強度半導体
ウエハの検出方法及び生産システムを提供する。 【解決手段】 略四角形の多結晶半導体ウエハ1の一方
の対角線上の角部1a,1bを、多結晶半導体ウエハ1
の下面側から固定支持ピン8A,8Bで支持すると共
に、多結晶半導体ウエハ1の他方の対角線上の角部1
c,1dを、多結晶半導体ウエハ1の下面側から可動式
支持ピン11A,11Bで支持する。そして、多結晶半
導体ウエハ1の他方の対角線上の角部1c,1dに対し
て、多結晶半導体ウエハ1の上面側から荷重を負荷す
る。これにより、多結晶半導体ウエハ1の略全体に略均
一な負荷を与えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は低強度半導体ウエハ
検出装置、低強度半導体ウエハの検出方法及び生産シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池セルの生産ラインに投入する半
導体ウエハは、スライス加工メーカーから数十枚〜百枚
程度積み重ねられた状態で納品され、更に数百枚単位で
装置に積み重ねられた状態から、取り出し装置により吸
着等の手段で枚葉取り出しを行い、次の処理工程(エッ
チング工程等)へ搬送されて行く。その際、積み重ねら
れた数百枚の半導体ウエハの中に低強度半導体ウエハが
含まれていると、この低強度半導体ウエハが搬送中や処
理中に割れてしまう。その結果、上記低強度半導体ウエ
ハの破片が周辺に飛び散り、装置トラブルの原因となっ
たり、処理を行う次の半導体ウエハを破損させる原因と
なることがあり、設備稼働率や工程歩留を低下させる一
つの要因となっている。上記低強度半導体ウエハは結晶
成長段階での不純物の混入や加工途中での応力によるマ
イクロクラック等が原因と考えられている。
【0003】従来、半導体ウエハは、スライス加工メー
カーでの出荷検査や、太陽電池セルの生産ライン等での
受入検査において、作業者の目視による傷や汚れ等の外
観検査だけ行われ、割れ強度検査は行われていなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、家庭用太陽光発
電システムに採用されている比較的低価格の太陽電池セ
ルの生産には、多結晶半導体ウエハが使われていること
が多い。この多結晶半導体ウエハはその特性上の問題で
強度の幅が極めて広く、僅かな応力や変形により破損す
るものがある。このように、僅かな応力や変形により破
損する低強度半導体ウエハは、太陽電池セルの生産ライ
ンに投入される前に取り除くのが望ましい。現在、上記
低強度半導体ウエハを音や振動等により検出する方法が
試みられているが、この方法は実用化には至っていな
い。
【0005】また、太陽電池セルの生産ラインでの完成
品検査においては、作業者の目視による外観検査と、手
動による簡易割れ強度検査とを半導体ウエハに行ってい
る。しかし、これらの検査では個人差が大きく安定した
検出が行われないという問題がある。
【0006】そこで、本発明の課題は、ある基準強度以
下の半導体ウエハを安定して検出できる低強度半導体ウ
エハ検出装置、低強度半導体ウエハの検出方法及び生産
システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発者らは、実験的に、
多結晶半導体ウエハに対して手動式割れ強度検査を行っ
た。以下に、この手動式割れ強度検査について説明す
る。
【0008】上記手動式割れ強度検査は、図9に示す検
査冶具102を用いて行う。上記検査治具102は、四
角形状のベース板103と、このベース板103の上面
に取り付けられた同じ高さの4つの支持ピン104A,
104B,104C,104D(図9では支持ピン10
4Dは図示していない)とを備えている。このような検
査治具102の上に、被検査体である四角形状の多結晶
半導体ウエハ1を置く。そうすると、上記支持ピン10
4A,104B,104C,104Dが多結晶半導体ウ
エハ1の4つの角部の下面にそれぞれ当接して、検査治
具102が多結晶半導体ウエハ1を支持する。そして、
上記多結晶半導体ウエハ1の上面の略中央に手動でオモ
リ105を載せる。このオモリ105により生じた検査
荷重に対して被検査体である多結晶半導体ウエハ1が十
分な強度を持っていれば、多結晶半導体ウエハ1は弾性
変形範囲内でたわみを生じる。そして、上記検査荷重に
対して多結晶半導体ウエハ1の強度が不足していれば、
多結晶半導体ウエハ1は破損することになる。
【0009】上記手動式割れ強度検査後に、割れなかっ
た多結晶半導体ウエハ1を高強度半導体ウエハとして量
産工程への投入を行う。
【0010】図10(a)に、上記手動式割れ強度検査
時のウエハ支持位置,荷重負荷位置を示し、図10
(b)に、シミュレーション応力解析による応力分布を
示す。
【0011】図10(a)に示すように、上記多結晶半
導体ウエハ1の4つの角部の裏面にウエハ支持位置P1
1,P12,P13,P14を設定し、多結晶半導体ウ
エハ1の略中央部に荷重負荷位置P15を設定してい
る。上記多結晶半導体ウエハ1において斜線で示す部分
の応力分布が、図10(b)に示すようになる。つま
り、図10(b)は、上記多結晶半導体ウエハ1の応力
分布の1/4モデルとなっている。図10(b)におい
て、縞模様の線は応力の等圧力線を示すと共に、応力の
集中具合を示している。この縞模様から確認できるよう
に、図10(b)の左下のウエハ支持位置P11と、図
10(b)の右上の荷重負荷位置P15とに応力が集中
している。
【0012】上記手動式割れ強度検査では、ウエハサイ
ズ□125mm、厚さ330μmを使用し、検査荷重は4
00gで行った。上述のシミュレーション結果から、手
動式割れ強度時の多結晶半導体ウエハ1に掛かるフォン
・ミーゼス応力は約55MPaとなることが判った。
【0013】このように実験的に行った手動式割れ強度
検査では、多結晶半導体ウエハ1において検査応力がほ
とんど掛からない部分が存在する。その部分に欠陥があ
る場合は、検出もれが生じることがある。つまり、上記
多結晶半導体ウエハ1の強度が十分でなくても、その多
結晶半導体ウエハ1が高強度ウエハと判定されてしまう
ことがある。
【0014】また、上記多結晶半導体ウエハ1の応力集
中部では欠陥がなくても割れ強度を超える場合があり、
本来なら検査合格品となる多結晶半導体ウエハ1を破壊
してしまう可能性がある。
【0015】また、上記オモリ105を搭載する位置や
速度が安定せず繰返し精度に問題があると共に、処理能
力の面でも問題が多かった。
【0016】本発明者らは、手動式割れ強度検査の改善
して、上記課題を解決する方法をついに見出した。
【0017】上記課題を解決するため、第1の発明の低
強度半導体ウエハ検出装置は、略四角形状の半導体ウエ
ハの機械的強度を検査する低強度半導体ウエハ検出装置
であって、上記半導体ウエハの一方の対角線上の角部
を、上記半導体ウエハの裏面側から支持する第1の支持
手段と、上記半導体ウエハの他方の対角線上の角部に対
して、上記半導体ウエハの表面側から所定の荷重を負荷
する荷重負荷手段とを備えたことを特徴としている。
【0018】上記構成の低強度半導体ウエハ検出装置
は、上記半導体ウエハの一方の対角線上の角部を、半導
体ウエハの裏面側から第1の支持手段で支持すると共
に、半導体ウエハの他方の対角線上の角部に対して、半
導体ウエハの表面側から所定の荷重を荷重負荷手段で負
荷する。そうすると、上記半導体ウエハが変形し、半導
体ウエハの略全体に略均一な負荷が与えられる。これに
より、上記半導体ウエハのどの位置に強度が弱い部分が
存在しても、その弱い部分が確実に検出される。したが
って、ある基準強度以下の半導体ウエハを安定して検出
できる。
【0019】また、ある基準強度以下の半導体ウエハを
安定して検出するので、ある基準強度以下のウエハを取
り除き、その基準強度を越える半導体ウエハだけを生産
工程に投入できる。
【0020】上記半導体ウエハのどの位置に強度が弱い
部分が存在しても、その弱い部分を確実に検出するの
で、ある基準強度以下の半導体ウエハが検査合格品とな
るのを防止できる。
【0021】また、上記半導体ウエハの略全体に略均一
な負荷を与えているので、半導体ウエハにおいて部分的
に応力が集中することがなく、検査合格品となる半導体
ウエハが破壊されるのを阻止できる。
【0022】また、上記荷重の負荷作業を自動化するこ
とにより、割れ強度検査の繰り返し精度を向上させるこ
とができる。
【0023】また、ある基準強度以下の半導体ウエハを
安定して検出するので、検査ミスが少なく、処理能力を
向上させることができる。
【0024】一実施形態の低強度半導体ウエハ検出装置
は、上記半導体ウエハの他方の対角線上の角部を、上記
半導体ウエハの裏面側から支持する第2の支持手段を備
え、上記第2の支持手段は上記半導体ウエハ側とは反対
方向に移動可能になっている。
【0025】上記実施形態の低強度半導体ウエハ検出装
置は、上記荷重の負荷時、半導体ウエハが第2の支持手
段に向かって変形する。このとき、上記第2の支持手段
を半導体ウエハ側とは反対方向に移動させることによ
り、変形した半導体ウエハが第2の支持手段と干渉する
のを防ぐことができる。
【0026】一実施形態の低強度半導体ウエハ検出装置
は、上記荷重負荷手段は、上記半導体ウエハの他方の対
角線上の2つの角部に対して上記荷重を負荷する。
【0027】一実施形態の低強度半導体ウエハ検出装置
は、上記荷重負荷手段による上記荷重の負荷は、上記半
導体ウエハの他方の対角線上の2つの角部に対して略同
時に行う。
【0028】一実施形態の低強度半導体ウエハ検出装置
は、上記第1,第2の支持手段が支持する角部はそれぞ
れ2つである。
【0029】一実施形態の低強度半導体ウエハ検出装置
は、上記荷重負荷手段は上記荷重をオモリまたは流体圧
力により得る。
【0030】また、第2の発明の低強度半導体ウエハの
検出方法は、略四角形状の半導体ウエハの一方の対角線
上の角部を、上記半導体ウエハの裏面側から支持する工
程と、上記半導体ウエハの他方の対角線上の角部に対し
て、上記半導体ウエハの表面側から所定の荷重を負荷す
る工程とを備えたことを特徴としている。
【0031】上記構成の低強度半導体ウエハの検出方法
は、上記半導体ウエハの一方の対角線上の角部を、半導
体ウエハの裏面側から支持すると共に、半導体ウエハの
他方の対角線上の角部に対して、半導体ウエハの表面側
から所定の荷重(例えば機械的強度の基準に対応する荷
重)を負荷する。これにより、上記半導体ウエハが変形
し、半導体ウエハの略全体に略均一な負荷が与えられ
て、半導体ウエハのどの位置に強度が弱い部分が存在し
ても、その弱い部分が確実に検出される。したがって、
ある基準強度以下の半導体ウエハを安定して検出でき
る。
【0032】また、ある基準強度以下の半導体ウエハを
安定して検出するので、ある基準強度以下のウエハを取
り除き、その基準強度を越える半導体ウエハだけを生産
工程に投入できる。
【0033】上記半導体ウエハのどの位置に強度が弱い
部分が存在しても、その弱い部分を確実に検出するの
で、ある基準強度以下の半導体ウエハが検査合格品とな
るのを防止できる。
【0034】また、上記半導体ウエハの略全体に略均一
な負荷を与えているので、半導体ウエハにおいて部分的
に応力が集中することがなく、検査合格品となる半導体
ウエハが破壊されるのを阻止できる。
【0035】また、上記荷重の負荷作業を自動化するこ
とにより、割れ強度検査の繰り返し精度を向上させるこ
とができる。
【0036】また、ある基準強度以下の半導体ウエハを
安定して検出するので、検査ミスが少なく、処理能力を
向上させることができる。
【0037】一実施形態の低強度半導体ウエハの検出方
法は、上記半導体ウエハの他方の対角線上の2つの角部
に対して略同時に上記荷重を負荷する。
【0038】一実施形態の低強度半導体ウエハの検出方
法は、上記荷重の負荷はオモリまたは流体圧力を用いて
行う。
【0039】また、第3の発明の生産システムは、上記
低強度半導体ウエハ検出装置を備え、上記半導体ウエハ
を複数の工程で処理して加工する生産システムであっ
て、上記複数の工程における上記半導体ウエハの破損状
況から破損情報を作成し、この破損情報に応じて上記荷
重を調整することを特徴としている。
【0040】上記構成の生産システムによれば、上記低
強度半導体ウエハ検出装置を備えているので、ある基準
強度以下の半導体ウエハを安定して検出できる。
【0041】また、上記破損情報を管理することによっ
て、検査荷重と工程歩留との関係が把握され、半導体ウ
エハのロット毎に変動する割れ発生状況に即座に対応し
て、最適な検査荷重に変更することができる。つまり、
上記複数の工程の処理結果を検査荷重にフィードバック
することによって、割れ発生状況に即座に対応して、最
適な検査荷重に変更することができる。したがって、検
査荷重の不足で検出できなかった不十分な強度の半導体
ウエハを取り除けるので、各工程で使用する装置が半導
体ウエハの割れで停止する時間を短縮できる。
【0042】また、上記割れ発生状況に即座に対応し
て、最適な検査荷重に変更するので、本来なら良品と判
定されるはずの半導体ウエハが過大な検査荷重で破壊さ
れるのを防止することができる。
【0043】一実施形態の生産システムは、上記複数の
工程のうち上記半導体ウエハが最も多く破損した上記工
程の上記破損情報に応じて上記荷重を調整する。
【0044】一実施形態の生産システムは、上記破損情
報は上記半導体ウエハのロット単位毎に作成される。
【0045】一実施形態の生産システムは、上記低強度
半導体ウエハ検出装置は、上記破損情報を受けるための
通信手段と、上記破損情報に応じて上記荷重を調整する
荷重調整手段とを有する。
【0046】一実施形態の生産システムは、上記荷重調
整手段は、上記荷重を機械的または電気的に変更する。
【0047】一実施形態の低強度半導体ウエハ検出装
置、または、一実施形態の低強度半導体ウエハの検出方
法は、上記半導体ウエハは太陽電池用半導体ウエハであ
る。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。
【0049】まず、図1を用いて、本発明の低強度半導
体ウエハ検出装置による割れ強度検査について説明す
る。図1は上記割れ強度検査における荷重負荷状態を示
す模式図である。
【0050】略四角形の半導体ウエハの一例である太陽
電池用多結晶半導体ウエハ1において、一方の対角線上
の角部1a,1bにおける裏面としての下面は、第1の
支持手段の一例である固定支持ピン8A,8Bで支持す
る。この固定支持ピン8A,8Bは、多結晶半導体ウエ
ハ1の下方に位置するベース板7に取り付けている。
【0051】上記多結晶半導体ウエハ1において、他方
の対角線上の角部1c,1dにおける下面は、第2の支
持手段の一例である可動式支持ピン11A,11Bで支
持する。この可動式支持ピン11A,11Bは、ベース
板7の下方に配置された可動板10に取り付けている。
また、上記可動ピン11A,11Bは、ベース板7に設
けられた貫通穴7a,7bに挿通されている。
【0052】また、上記多結晶半導体ウエハ1におい
て、他方の対角線上の角部1c,1dの上方には、荷重
負荷手段9A,9Bを配置している。この荷重負荷手段
9A,9bは、多結晶半導体ウエハ1に向かって下降し
て、角部1c,1dに対して荷重を負荷する。これによ
り、上記多結晶半導体ウエハ1は押し曲げられて変形す
る。上記荷重負荷手段9A,9Bが下降すると同時に、
図示しない下降手段によって可動式支持ピン11A,1
1Bは、変形した多結晶半導体ウエハ1と干渉しない位
置まで下降する。
【0053】次に、図2(a)を用いて、荷重負荷手段
9A,9Bの一例である荷重負荷ユニット5の構成につい
て説明する。
【0054】図2(a)に示すように、上記荷重負荷ユ
ニット5は、荷重負荷時に上下動作する本体12と、こ
の本体12に取り付けられたスライドブッシュ13とを
備えている。このスライドブッシュ13は、ボールベア
リング等を内蔵し、スライドシャフト14の上下動作を
低摩擦で精度良くガイドする。これにより、上記スライ
ドシャフト14が上下方向にスムーズに可動する。そし
て、上記スライドシャフト14の上端には検査荷重の一
部となるオモリ16を取り付けている。一方、上記スラ
イドシャフト14の下端には、被検査体である多結晶半
導体ウエハ1に接したときに衝撃を吸収するための先端
ゴム15を取付けている。
【0055】次に、図2(b),図2(c)を用いて、
検査荷重を負荷する動作を詳細に説明する。
【0056】図示しない上下動作機構が、図2(b)に
示すように、本体12を図中矢印17の方向に移動させ
る。そうすると、被検査物である多結晶半導体ウエハ1
に、先端ゴム15を介してスライドシャフト14の重量
とオモリ16の重量が検査荷重として負荷されて、多結
晶半導体ウエハ1が変形する。上記本体12の下降動作
と同時に、多結晶半導体ウエハ1の下面に当接していた
可動式支持ピン11A,11Bは、変形した多結晶半導
体ウエハ1と干渉しない位置まで図中矢印18の方向へ
下降する。この段階では検査荷重は、本体12と多結晶
半導体ウエハ1とに分散している。
【0057】そして、図2(c)に示すように、更に本
体12が図中矢印17の方向へ下降すると、多結晶半導
体ウエハ1の曲げ強度が、多結晶半導体ウエハ1に負荷
した検査荷重以上であれば、図中矢印19の方向へオモ
リ16が押し上げるられる。このように、図中矢印19
の方向へオモリ16が押し上げられたときに、全ての検
査荷重が多結晶半導体ウエハ1に負荷され、多結晶半導
体ウエハ1の強度が十分であれば、多結晶半導体ウエハ
1の変形状態が安定する。反対に、上記多結晶半導体ウ
エハ1の強度が不十分、つまり多結晶半導体ウエハ1の
曲げ強度が検査荷重以下であれば、多結晶半導体ウエハ
1の変形が限界を超えて、多結晶半導体ウエハ1は破損
する。この破損した多結晶半導体ウエハ1を低強度ウエ
ハとして検出する。
【0058】図3(a)に、上記多結晶半導体ウエハ1
の割れ強度検査時のウエハ支持位置,荷重負荷位置を示
し、図3(b)に、シミュレーション応力解析による半
導体ウエハ1の割れ強度検査時の応力分布を示す。図3
(b)中の縞模様の線は応力の等圧力線である。
【0059】図3(a)に示すように、上記多結晶半導
体ウエハ1の一方の対角線上の角部1a,1bの下面に
ウエハ支持位置P1,P3を設定し、多結晶半導体ウエ
ハ1の他方の対角線上の角部1c,1dの上面に荷重負
荷位置P2,P4を設定している。このときの応力分布
は、図3(b)に示すようになる。図3(b)から判る
ように、上記多結晶半導体ウエハ1において、部分的に
応力が集中しているところは無く、全体的に比較的に均
一な応力が掛かっている。これにより、被検査体である
多結晶半導体ウエハ1のどの位置に強度が弱い部分が存
在しても安定して検出することができる。
【0060】次に、図8を用いて、上記低強度半導体ウ
エハ検出装置を例えば太陽電池の生産ラインで使用する
場合について説明する。図8に、本発明の実施の一形態
の生産システムによる検査荷重変更指示の系統図を示
す。
【0061】本実施の形態における生産ラインでは、低
強度半導体ウエハ検出装置を最初のウエハ投入工程K1
で使用する。ここでは、エッチング処理工程K2での割
れ発生率の情報を割れ発生率情報、ドーパント薬液塗
布工程K3での割れ発生率情報を割れ発生率情報、拡
散工程K4での割れ発生率の情報を割れ発生率情報、
HF処理工程K5での割れ発生率の情報を割れ発生率情
報、反射防止膜形成工程K6での割れ発生率の情報を
割れ発生率情報、アルミ印刷焼成工程K7での割れ発
生率の情報を割れ発生率情報、裏面電極印刷工程K8
での割れ発生率の情報を割れ発生率情報、表面電極印
刷焼成工程K9での割れ発生率の情報を割れ発生率情報
、半田ディップ工程K10での割れ発生率の情報を割
れ発生率情報としている。これらの割れ発生率情報
〜が多結晶半導体ウエハ1の破損情報に相当する。上
記割れ発生率情報〜のそれぞれが、図示しない通信
手段を介して中央部の集中管理センター(コンピュー
タ)1000に集められる。
【0062】まず、各工程K1,K2,…の装置からの
割れ発生率情報は、多結晶半導体ウエハ1の基準単位毎
(例えば1000枚処理する毎)に集中管理センター1
000に送信される。上記割れ発生率情報における割れ
発生率は、過去の各工程K1,K2,…における生産実
績での割れ発生率と比較されたり、目標とする割れ発生
率と比較されたりする。これにより、上記割れ発生率情
報における割れ発生率と、基準となる割れ発生率との差
が算出される。
【0063】次に、その算出された差に基づいて、割れ
強度検査装置に対して検査荷重の変更指示が通知され
る。そして、上記変更指示に従って、低強度半導体ウエ
ハ検出装置では、多結晶半導体ウエハ1に負荷する荷重
の変更を行い、割れ強度検査を継続する。
【0064】このように、各工程K1,K2,…での割
れ発生率を基に検査荷重の変更を行い、多結晶半導体ウ
エハ1の割れ発生率の変化状況を確認することを繰り返
すことによって、生産ライン全体の工程歩留が向上する
検査荷重を設定することが可能となる。
【0065】図4に、上記生産ラインに使用される実施
例1の低強度半導体ウエハ検出装置を示す。以下の説明
では、図1で示した構成部と同一構成部は、図1におけ
る構成部と同一参照番号を用いる。
【0066】上記実施例1の低強度半導体ウエハ検出装
置は、多結晶半導体ウエハ1の一方の対角線上の2つの
角部1a,1bを、多結晶半導体ウエハ1の下面側から
支持する2つの固定支持ピン8A,8Bと、多結晶半導
体ウエハ1の他方の対角線上の2つの角部1c,1d
を、多結晶半導体ウエハ1の下面側から支持する2つの
可動式支持ピン11A,11Bとを備えている。図4で
は、多結晶半導体ウエハ1の角部1aの背後に多結晶半
導体ウエハ1の角部1bが隠れていると共に、固定支持
ピン8Aの背後に固定支持ピン8Bが隠れている。ま
た、図1で示したように、上記固定支持ピン8A,8B
はベース板7に固定され、可動式支持ピン8A,8Bは
可動板10に固定されている。その可動式支持ピン11
A,11Bは下方に移動可能になっている。つまり、上
記可動式支持ピン11A,11Bは、多結晶半導体ウエ
ハ1から離れる方向に可動する。
【0067】また、上記低強度半導体ウエハ検出装置
は、図4に示すように、多結晶半導体ウエハ1の上方に
配置された荷重負荷ユニット5を備えている。この荷重
負荷ユニット5は、多結晶半導体ウエハ1の他方の対角
線上の2つの角部1c,1dに対して、多結晶半導体ウ
エハ1の上面側から所定の荷重としての検査荷重を負荷
する。そして、上記荷重負荷ユニット5は、荷重負荷時
に上下動作する本体12と、この本体12に取り付けら
れた2つのスライドブッシュ13A,13Bと、このス
ライドブッシュ13A,13Bに案内される2つのスラ
イドシャフト14A,14Bとを有している。このスラ
イドシャフト14A,14Bの上端(多結晶半導体ウエ
ハ1とは反対側の端)には、例えば金属からなるオモリ
16A,16Bをそれぞれ取り付けている。一方、上記
スライドシャフト14A,14Bの下端(多結晶半導体
ウエハ1側の端)には、多結晶半導体ウエハ1に接した
ときに衝撃を吸収するための先端ゴム15A,15Bを
取付けている。また、上記スライドシャフト14A,1
4Bは、このスライドブッシュ13A,13Bに内蔵さ
れたボールベアリング(図示せず)により上下方向にス
ムーズに可動する。また、上記スライドブッシュ13
A,13Bの先端ゴム15A,15Bは、可動式支持ピ
ン11A,11Bに対向する位置に位置している。
【0068】上記構成の低強度半導体ウエハ検出装置に
よれば、まず、多結晶半導体ウエハ1の一方の対角線上
の2つの角部1a,1bを、多結晶半導体ウエハ1の下
面側から2つの固定支持ピン8A,8Bで支持すると共
に、多結晶半導体ウエハ1の他方の対角線上の2つの角
部1c,1dを、多結晶半導体ウエハ1の下面側から2
つの可動式支持ピン11A,11Bで支持する。つま
り、上記固定支持ピン8A,8B及び可動式支持ピン1
1A,11Bによって、多結晶半導体ウエハ1を4点で
水平支持している。そして、上記荷重負荷ユニット5の
本体12を矢印17の方向へ下降動作させると同時に、
可動式支持ピン11A,11Bを矢印18A,18Bの
方向へそれぞれ下降動作させて、可動式支持ピン11
A,11Bを多結晶半導体ウエハ1から離す。そうする
と、上記スライドシャフト14A,14Bの先端ゴム1
5A,15Bが多結晶半導体ウエハ1の角部1c,1d
の上面に接触して、先端ゴム15A,15Bを介してス
ライドシャフト14A,14Bの重量とオモリ16A,
16Bの重量との合計が検査荷重として多結晶半導体ウ
エハ1の角部1c,1dに負荷される。これにより、上
記多結晶半導体ウエハ1の角部1c,1dは下側に向か
ってたわみ変形する。このとき、上記可動式支持ピン1
1A,11Bは、変形した多結晶半導体ウエハ1と干渉
しない位置まで下降している。
【0069】このように、上記多結晶半導体ウエハ1の
角部1a,1bを、多結晶半導体ウエハ1の下面側から
固定支持ピン8A,8Bで支持すると共に、多結晶半導
体ウエハ1の角部1c,1dに対して、多結晶半導体ウ
エハ1の上面側から検査荷重を荷重負荷ユニット5で負
荷することにより、多結晶半導体ウエハ1が変形し、多
結晶半導体ウエハ1の略全体に略均一な負荷が与えられ
る。したがって、上記多結晶半導体ウエハ1のどの位置
に強度が弱い部分が存在しても、その弱い部分が確実に
検出される。その結果、ある基準強度以下の多結晶半導
体ウエハ1を安定して検出できる。
【0070】具体的には、上記多結晶半導体ウエハ1の
曲げ強度が検査荷重よりも強い場合は、オモリ16A,
16Bを矢印19A,19Bの方向へ押し上げる。上記
スライドシャフト14Aがオモリ16Aを押し上げる動
作と、スライドシャフト14Bがオモリ16Bを押し上
げる動作とが独立して行われるように、スライドシャフ
ト14A,14Bとスライドシャフト14A,14Bと
を構成している。
【0071】反対に、上記多結晶半導体ウエハ1の曲げ
強度が検査荷重よりも弱い場合は、多結晶半導体ウエハ
1が破損する。このとき、上記多結晶半導体ウエハ1の
略全体に略均一な負荷が与えられるので、多結晶半導体
ウエハ1のどの位置に強度が弱い部分が存在しても、多
結晶半導体ウエハ1が確実に破損する。
【0072】このように、上記多結晶半導体ウエハ1が
破損するかしないかにより、多結晶半導体ウエハ1の強
度がある基準強度以上であるか否かを判定できる。
【0073】また、ある基準強度以下の多結晶半導体ウ
エハ1を安定して検出するので、ある基準強度以下のウ
エハを取り除き、その基準強度を越える多結晶半導体ウ
エハ1だけを各工程K1,K2,…に投入できる。
【0074】また、上記多結晶半導体ウエハ1のどの位
置に強度が弱い部分が存在しても、その弱い部分を確実
に検出するので、ある基準強度以下の多結晶半導体ウエ
ハ1が検査合格品となるのを防止できる。
【0075】また、上記多結晶半導体ウエハ1の略全体
に略均一な負荷を与えているので、多結晶半導体ウエハ
1において部分的に応力が集中することがなく、検査合
格品となる多結晶半導体ウエハ1が破壊されるのを阻止
できる。
【0076】また、上記荷重負荷ユニット5により検査
荷重の負荷を自動的に行うので、検査の繰り返し精度を
向上させることができる。
【0077】また、ある基準強度以下の多結晶半導体ウ
エハ1を安定して検出するので、検査ミスが少なく、処
理能力を向上させることができる。
【0078】また、上記低強度半導体ウエハ検出装置
は、各工程K1,K2,…からの割れ発生率情報〜
に基づいて、各工程K1,K2,…の処理装置内におけ
る多結晶半導体ウエハ1の割れ発生率を把握できる。こ
れにより、上記多結晶半導体ウエハ1のロット毎に変動
するウエハ割れの発生状況に即座に対応して、最適な検
査荷重に変更することができる。
【0079】具体的には、例えば、強度検査を実施した
後、各工程K1,K2,…の処理装置内の割れ発生率が
上昇している場合は、事前に設定した上限値までの範囲
で、検査荷重の一部となるオモリ16A,16Bを段階
的に重いものに交換して行く。つまり、上記処理装置に
投入する多結晶半導体ウエハ1の強度のしきい値を上げ
て行く。これにより、上記多結晶半導体ウエハ1のロッ
ト毎に変動するウエハ割れの発生状況に即座に対応し
て、最適な検査荷重に変更できる。したがって、上記多
結晶半導体ウエハ1のロット毎に変動しても、各工程K
1,K2,…の処理装置内で発生する多結晶半導体ウエ
ハ1の割れを低減する効果を得ることができる。
【0080】逆に、上記強度検査を実施した後、各工程
K1,K2,…の処理装置内の割れ発生率が減少してい
る場合は、事前に設定した荷重の下限値までの範囲で、
検査荷重の一部となるオモリ16A,16Bを段階的に
軽いもの交換して行く。つまり、上記処理装置に投入す
る多結晶半導体ウエハ1の強度のしきい値を下げて行
く。これにより、上記多結晶半導体ウエハ1のロット毎
に変動する割れ発生状況に即座に対応して、最適な検査
荷重に変更し、多結晶半導体ウエハ1に過剰に負荷を掛
けることを防止する。したがって、上記多結晶半導体ウ
エハ1のロット毎に変動しても、良品率を向上させる効
果を得ることができる。
【0081】このように、実施した強度検査の検査荷重
と、各工程K1,K2,…の処理装置内で発生した割れ
発生率との変化の関係によって、検査荷重を最適値に調
整し、最も効率が良い強度検査を実施することができ
る。
【0082】図5に、上記生産ラインに使用される実施
例2の低強度半導体ウエハ検出装置を示す。図5におい
て、図4に示した構成部と同一構成部には、図4におけ
る構成部と同一参照番号を付して説明を省略する。
【0083】上記実施例2の低強度半導体ウエハ検出装
置は、図5に示すように、多結晶半導体ウエハ1の上方
に配置された荷重負荷ユニット55を備えている。この
荷重負荷ユニット55では、スライドシャフト14Aと
スライドシャフト14Bとが連結棒20で機械的に連結
されている。これにより、上記多結晶半導体ウエハ1の
角部1cと多結晶半導体ウエハ1の角部1dとに対し
て、検査荷重を略同時に負荷することができる。
【0084】また、上記スライドシャフト14Aとスラ
イドシャフト14Bとが連結棒20で機械的に連結され
ていることにより、スライドシャフト14Aがオモリ1
6Aを押し上げる動作と、スライドシャフト14Bがオ
モリ16Bを押し上げる動作とが略同時に行われる。
【0085】上記実施例1の低強度半導体ウエハ検出装
置が、実施例1の低強度半導体ウエハ検出装置と同様の
効果を奏するのは言うまでもない。
【0086】例えば金属からなるオモリ16A,16B
を用いていたが、金属以外の材料からなるオモリ16
A,16Bを用いてもよい。
【0087】図6に、上記生産ラインに使用される実施
例3の低強度半導体ウエハ検出装置を示す。図6におい
て、図4に示した構成部と同一構成部には、図4におけ
る構成部と同一参照番号を付して説明を省略する。
【0088】上記実施例3の低強度半導体ウエハ検出装
置は、検査荷重をエアー圧力にて得る荷重負荷ユニット
65を備えている。この荷重負荷ユニット65は、エア
ー圧力を多結晶半導体ウエハ1の角部1c,1dに負荷
する低摩擦シリンダ21A,21Bを有している。上記
検査荷重は、低摩擦シリンダ21A,21Bに供給され
るエアー圧力に低摩擦シリンダ21A,21Bの受圧面
積を乗じて算出される。上記エアー圧力を得るための圧
縮エアはエアー源24から低摩擦シリンダ21A,21
Bに供給されている。
【0089】上記構成の低強度半導体ウエハ検出装置に
よれば、エアー源24が送出した圧縮エアーは、ハイリ
リーフタイプの圧力調整器23で調圧された後、2分岐
ユニット22で分岐され低摩擦シリンダ21A,21B
へ供給される。そうすると、上記低摩擦シリンダ21A
のロッド64Aと、低摩擦シリンダ21Bのロッド64
Bとが同期して下降動作を行う。これと同時に、上記可
動式支持ピン11A,11Bを矢印18A,18Bの方
向へそれぞれ下降動作させて、可動式支持ピン11A,
11Bを多結晶半導体ウエハ1から離す。上記ロッド6
4A,64Bが同期して下降動作することにより、先端
ゴム15A,15Bを介して検査荷重が、多結晶半導体
ウエハ1の角部1cと、多結晶半導体ウエハ1の角部1
dとに対して略同時にかつバランスよく負荷される。そ
の結果、上記多結晶半導体ウエハ1の角部1c,1dは
下側に向かってたわみ変形する。このとき、上記可動式
支持ピン11A,11Bは、変形した多結晶半導体ウエ
ハ1と干渉しない位置まで下降している。
【0090】このように、上記多結晶半導体ウエハ1の
角部1a,1bを、多結晶半導体ウエハ1の下面側から
固定支持ピン8A,8Bで支持すると共に、多結晶半導
体ウエハ1の角部1c,1dに対して、多結晶半導体ウ
エハ1の上面側から検査荷重を荷重負荷ユニット65で
負荷することにより、多結晶半導体ウエハ1が変形し、
多結晶半導体ウエハ1の略全体に略均一な負荷が与えら
れる。したがって、上記多結晶半導体ウエハ1のどの位
置に強度が弱い部分が存在しても、その弱い部分が確実
に検出される。その結果、ある基準強度以下の多結晶半
導体ウエハ1を安定して検出できる。
【0091】具体的には、上記多結晶半導体ウエハ1の
曲げ強度が検査荷重よりも強い場合は、低摩擦シリンダ
21A,21Bのロッド64A,64Bが矢印19A,
19Bの方向へ押し上げられる。
【0092】反対に、上記多結晶半導体ウエハ1の曲げ
強度が検査荷重よりも弱い場合は、多結晶半導体ウエハ
1が破損する。このとき、上記多結晶半導体ウエハ1の
略全体に略均一な負荷が与えられるので、多結晶半導体
ウエハ1のどの位置に強度が弱い部分が存在しても、多
結晶半導体ウエハ1が確実に破損する。
【0093】このように、上記多結晶半導体ウエハ1が
破損するかしないかにより、多結晶半導体ウエハ1があ
る基準強度以上の強度を有しているか否かを判定でき
る。
【0094】また、ある基準強度以下の多結晶半導体ウ
エハ1を安定して検出するので、ある基準強度以下のウ
エハを取り除き、その基準強度を越える多結晶半導体ウ
エハ1だけを各工程K1,K2,…に投入できる。
【0095】また、上記多結晶半導体ウエハ1のどの位
置に強度が弱い部分が存在しても、その弱い部分を確実
に検出するので、ある基準強度以下の多結晶半導体ウエ
ハ1が検査合格品となるのを防止できる。
【0096】また、上記多結晶半導体ウエハ1の略全体
に略均一な負荷を与えているので、多結晶半導体ウエハ
1において部分的に応力が集中することがなく、検査合
格品となる多結晶半導体ウエハ1が破壊されるのを阻止
できる。
【0097】また、上記荷重負荷ユニット65により検
査荷重の負荷を自動的に行うので、検査の繰り返し精度
を向上させることができる。
【0098】また、ある基準強度以下の多結晶半導体ウ
エハ1を安定して検出するので、検査ミスが少なく、処
理能力を向上させることができる。
【0099】また、上記低強度半導体ウエハ検出装置
は、各工程K1,K2,…からの割れ発生率情報〜
に基づいて、各工程K1,K2,…の処理装置内におけ
る多結晶半導体ウエハ1の割れ発生率を把握できる。こ
れにより、上記多結晶半導体ウエハ1のロット毎に変動
するウエハ割れの発生状況に即座に対応して、最適な検
査荷重に変更することができる。
【0100】具体的には、例えば、強度検査を実施した
後、各工程K1,K2,…の処理装置内の割れ発生率が
上昇している場合は、事前に設定した上限値までの範囲
で、低摩擦シリンダ21A,21Bに供給するエアー圧
力を圧力調整器23で徐々に強くして行く。つまり、上
記処理装置に投入する多結晶半導体ウエハ1の強度のし
きい値を上げて行く。これにより、上記多結晶半導体ウ
エハ1のロット毎に変動するウエハ割れの発生状況に即
座に対応して、最適な検査荷重に変更できる。したがっ
て、上記多結晶半導体ウエハ1のロット毎に変動して
も、各工程K1,K2,…の処理装置内で発生する多結
晶半導体ウエハ1の割れを低減する効果を得ることがで
きる。
【0101】逆に、上記強度検査を実施した後、各工程
K1,K2,…の処理装置内の割れ発生率が減少してい
る場合は、事前に設定した荷重の下限値までの範囲で、
低摩擦シリンダ21A,21Bに供給するエアー圧力を
圧力調整器23で徐々に低くして行く。つまり、上記処
理装置に投入する多結晶半導体ウエハ1の強度のしきい
値を下げて行く。これにより、上記多結晶半導体ウエハ
1のロット毎に変動する割れ発生状況に即座に対応し
て、最適な検査荷重に変更し、多結晶半導体ウエハ1に
過剰に負荷を掛けることを防止する。したがって、上記
多結晶半導体ウエハ1のロット毎に変動しても、良品率
を向上させる効果を得ることができる。
【0102】このように、実施した強度検査の検査荷重
と、各工程K1,K2,…の処理装置内で発生した割れ
発生率との変化の関係によって、検査荷重を最適値に調
整し、最も効率が良い強度検査を実施することができ
る。
【0103】上記実施例3の低強度半導体ウエハ検出装
置では、検査荷重をエアー圧力にて得ていたが、検査荷
重を水圧や油圧等により得てもよい。要するに、上記検
査荷重は流体圧力により得てもよい。
【0104】図7に、上記生産ラインに使用される実施
例4の低強度半導体ウエハ検出装置を示す。図7におい
て、図4に示した構成部と同一構成部には、図4におけ
る構成部と同一参照番号を付して説明を省略する。
【0105】上記低強度半導体ウエハ検出装置は、多結
晶半導体ウエハ1の上方に配置された荷重負荷ユニット
75を備えている。この荷重負荷ユニット75は、本体
12と、この本体12に取り付けれたステッピングモー
タ駆動の直動ユニット25A,25Bとを有している。
この直動ユニット25A,25Bは、コントローラユニ
ット27によって制御されるドライブユニット26A,
26Bで駆動する。
【0106】上記構成の低強度半導体ウエハ検出装置
は、上記固定支持ピン8A,8B及び可動式支持ピン1
1A,11Bによって、多結晶半導体ウエハ1を4点で
水平支持している。そして、上記直動ユニット25A,
25Bによってロッド74A,74Bを矢印方向17
A,17Bへ下降動作させると同時に、可動式支持ピン
11A,11Bを矢印18A,18Bの方向へそれぞれ
下降動作させて、可動式支持ピン11A,11Bを多結
晶半導体ウエハ1から離す。このとき、上記コントロー
ラユニット27でドライブユニット26A,26Bを制
御して、直動ユニット25Aの下降動作と直動ユニット
25Bの下降動作とを同期させる。これにより、上記ロ
ッド74A,74Bの先端に取り付けられた先端ゴム1
5A,15Bが、多結晶半導体ウエハ1の角部1c,1
dに略同時に接触する。そうすると、上記多結晶半導体
ウエハ1の角部1cと、多結晶半導体ウエハ1の角部1
dとに対して、検査荷重が略同時にかつバランスよく負
荷される。その結果、上記多結晶半導体ウエハ1の角部
1c,1dは下側に向かってたわみ変形する。このと
き、上記可動式支持ピン11A,11Bは、変形した多
結晶半導体ウエハ1と干渉しない位置まで下降してい
る。
【0107】このように、上記多結晶半導体ウエハ1の
角部1a,1bを、多結晶半導体ウエハ1の下面側から
固定支持ピン8A,8Bで支持すると共に、多結晶半導
体ウエハ1の角部1c,1dに対して、多結晶半導体ウ
エハ1の上面側から検査荷重を荷重負荷ユニット75で
負荷することにより、多結晶半導体ウエハ1が変形し、
多結晶半導体ウエハ1の略全体に略均一な負荷が与えら
れる。したがって、上記多結晶半導体ウエハ1のどの位
置に強度が弱い部分が存在しても、その弱い部分が確実
に検出される。その結果、ある基準強度以下の多結晶半
導体ウエハ1を安定して検出できる。
【0108】具体的には、上記多結晶半導体ウエハ1の
曲げ強度が検査荷重よりも強い場合は、多結晶半導体ウ
エハ1は破損しない。
【0109】反対に、上記多結晶半導体ウエハ1の曲げ
強度が検査荷重よりも弱い場合は、多結晶半導体ウエハ
1が破損する。このとき、上記多結晶半導体ウエハ1の
略全体に略均一な負荷が与えられるので、多結晶半導体
ウエハ1のどの位置に強度が弱い部分が存在しても、多
結晶半導体ウエハ1が確実に破損する。
【0110】このように、上記多結晶半導体ウエハ1が
破損するかしないかにより、多結晶半導体ウエハ1があ
る基準強度以上の強度を有しているか否かを判定でき
る。
【0111】また、ある基準強度以下の多結晶半導体ウ
エハ1を安定して検出するので、ある基準強度以下のウ
エハを取り除き、その基準強度を越える多結晶半導体ウ
エハ1だけを各工程K1,K2,…に投入できる。
【0112】また、上記多結晶半導体ウエハ1のどの位
置に強度が弱い部分が存在しても、その弱い部分を確実
に検出するので、ある基準強度以下の多結晶半導体ウエ
ハ1が検査合格品となるのを防止できる。
【0113】また、上記多結晶半導体ウエハ1の略全体
に略均一な負荷を与えているので、多結晶半導体ウエハ
1において部分的に応力が集中することがなく、検査合
格品となる多結晶半導体ウエハ1が破壊されるのを阻止
できる。
【0114】また、上記荷重負荷ユニット75により検
査荷重の負荷を自動的に行うので、検査の繰り返し精度
を向上させることができる。
【0115】また、ある基準強度以下の多結晶半導体ウ
エハ1を安定して検出するので、検査ミスが少なく、処
理能力を向上させることができる。
【0116】また、上記低強度半導体ウエハ検出装置
は、各工程K1,K2,…からの割れ発生率情報〜
に基づいて、各工程K1,K2,…の処理装置内におけ
る多結晶半導体ウエハ1の割れ発生率を把握できる。こ
れにより、上記多結晶半導体ウエハ1のロット毎に変動
するウエハ割れの発生状況に即座に対応して、最適な検
査荷重に変更することができる。
【0117】具体的には、例えば、強度検査を実施した
後、各工程K1,K2,…の処理装置内の割れ発生率が
上昇している場合は、事前に設定した最大値までの範囲
で、先端ゴム15A,15Bを矢印15A,15Bの方
向に移動させる量を徐々に大きくして、多結晶半導体ウ
エハ1に与える負荷を徐々に大きくして行く。つまり、
上記処理装置に投入する多結晶半導体ウエハ1の強度の
しきい値を上げて行く。これにより、上記多結晶半導体
ウエハ1のロット毎に変動するウエハ割れの発生状況に
即座に対応して、最適な検査荷重に変更できる。したが
って、上記多結晶半導体ウエハ1のロット毎に変動して
も、各工程K1,K2,…の処理装置内で発生する多結
晶半導体ウエハ1の割れを低減する効果を得ることがで
きる。
【0118】逆に、上記強度検査を実施した後、各工程
K1,K2,…の処理装置内の割れ発生率が減少してい
る場合は、事前に設定した最小値までの範囲で、先端ゴ
ム15A,15Bを矢印15A,15Bの方向に移動さ
せる量を徐々に小さくして、多結晶半導体ウエハ1に与
える負荷を徐々に小さくして行く。つまり、上記処理装
置に投入する多結晶半導体ウエハ1の強度のしきい値を
下げて行く。これにより、上記多結晶半導体ウエハ1の
ロット毎に変動する割れ発生状況に即座に対応して、最
適な検査荷重に変更し、多結晶半導体ウエハ1に過剰に
負荷を掛けることを防止する。したがって、上記多結晶
半導体ウエハ1のロット毎に変動しても、良品率を向上
させる効果を得ることができる。
【0119】このように、実施した強度検査の検査荷重
と、各工程K1,K2,…の処理装置内で発生した割れ
発生率との変化の関係によって、検査荷重を最適値に調
整し、最も効率が良い強度検査を実施することができ
る。
【0120】上記実施の形態では、太陽電池用多結晶半
導体ウエハ1が検査対象であったが、例えばレーザ用半
導体ウエハが検査対象であってもよい。つまり、検査対
象である半導体ウエハは、本実施の形態に限定されるも
のではない。
【0121】また、上記生産システムでは、複数の工程
のうち上記半導体ウエハが最も多く破損した工程の破損
情報に応じて、検査荷重を調整するのが好ましい。
【0122】また、上記生産システムにおいて、割れ発
生率情報〜は半導体ウエハのロット単位毎に作成す
るのが好ましい。
【0123】また、上記低強度半導体ウエハ検出装置
は、割れ発生率情報〜を受けるための通信手段と、
割れ発生率情報〜に応じて検査荷重を調整する荷重
調整手段とを有してもよい。
【0124】
【発明の効果】以上より明らかなように、第1の発明の
低強度半導体ウエハ検出装置は、半導体ウエハの一方の
対角線上の角部を、上記半導体ウエハの裏面側から第1
の支持手段で支持すると共に、半導体ウエハの他方の対
角線上の角部に対して、上記半導体ウエハの表面側から
所定の荷重を荷重負荷手段で負荷するので、半導体ウエ
ハの略全体に略均一な負荷が与えられ、半導体ウエハの
どの位置に強度が弱い部分が存在しても、その弱い部分
が確実に検出される。したがって、ある基準強度以下の
半導体ウエハを安定して検出できる。
【0125】また、第2の発明の低強度半導体ウエハの
検出方法は、半導体ウエハの一方の対角線上の角部を、
上記半導体ウエハの裏面側から支持すると共に、半導体
ウエハの他方の対角線上の角部に対して、上記半導体ウ
エハの表面側から所定の荷重を負荷するので、半導体ウ
エハの略全体に略均一な負荷が与えられて、半導体ウエ
ハのどの位置に強度が弱い部分が存在しても、その弱い
部分が確実に検出される。したがって、ある基準強度以
下の半導体ウエハを安定して検出できる。
【0126】また、第3の発明の生産システムは、上記
低強度半導体ウエハ検出装置を備えているので、ある基
準強度以下の半導体ウエハを安定して検出できる。
【0127】また、上記破損情報を集中管理することに
よって、検査荷重と工程歩留との関係が把握されるの
で、半導体ウエハのロット毎に変動する割れ発生状況に
即座に対応して、最適な検査荷重に変更することができ
る。したがって、検査荷重の不足で検出できなかった不
十分な強度の半導体ウエハを取り除けて、設備稼働率と
工程歩留とを向上させることができる。
【0128】また、上記割れ発生状況に即座に対応し
て、最適な検査荷重に変更するので、本来なら良品と判
定されるはずの半導体ウエハが過大な検査荷重で破壊さ
れるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の低強度半導体ウエハ検出装置
による割れ強度検査における荷重負荷状態を示す模式図
である。
【図2】 図2(a)は上記低強度半導体ウエハ検出装
置の荷重負荷ユニットの概略構成図であり、図2
(b),(c)は上記荷重負荷ユニットの動作を説明す
るための図である。
【図3】 図3(a)は上記低強度半導体ウエハ検出装
置による割れ強度検査時のウエハ支持位置,荷重負荷位
置を示す図であり、図3(b)はシミュレーション応力
解析による応力分布を示す図である。
【図4】 図4は本発明の実施例1の低強度半導体ウエ
ハ検出装置の要部の概略構成図である。
【図5】 図5は本発明の実施例2の低強度半導体ウエ
ハ検出装置の要部の概略構成図である。
【図6】 図6は本発明の実施例3の低強度半導体ウエ
ハ検出装置の要部の概略構成図である。
【図7】 図7は本発明の実施例4の低強度半導体ウエ
ハ検出装置の要部の概略構成図である。
【図8】 図8は本発明の実施の一形態の生産システム
による検査荷重変更指示の系統図である。
【図9】 図9は手動式割れ強度検査を説明するための
図である。
【図10】 図10(a)は上記手動式割れ強度検査時
のウエハ支持位置,荷重負荷位置を示す図であり、図1
0(b)はシミュレーション応力解析による応力分布を
示す図である。
【符号の説明】
1 多結晶半導体ウエハ 1a,1b,1c,1d 角部 8A,8B 固定支持ピン 5,55,65,75 荷重負荷ユニット
フロントページの続き (72)発明者 岩田 充浩 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2G061 AA07 AB01 BA04 CA05 CB01 DA01 EA01 EA05 4M106 AA01 CA70 DH60 DJ38

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略四角形状の半導体ウエハの機械的強度
    を検査する低強度半導体ウエハ検出装置であって、 上記半導体ウエハの一方の対角線上の角部を、上記半導
    体ウエハの裏面側から支持する第1の支持手段と、 上記半導体ウエハの他方の対角線上の角部に対して、上
    記半導体ウエハの表面側から所定の荷重を負荷する荷重
    負荷手段とを備えたことを特徴とする低強度半導体ウエ
    ハ検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の低強度半導体ウエハ検
    出装置において、 上記半導体ウエハの他方の対角線上の角部を、上記半導
    体ウエハの裏面側から支持する第2の支持手段を備え、 上記第2の支持手段は上記半導体ウエハ側とは反対方向
    に移動可能になっていることを特徴とする低強度半導体
    ウエハ検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の低強度半導体
    ウエハ検出装置において、 上記荷重負荷手段は、上記半導体ウエハの他方の対角線
    上の2つの角部に対して上記荷重を負荷することを特徴
    とする低強度半導体ウエハ検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の低強度半導体ウエハ検
    出装置において、 上記荷重負荷手段による上記荷重の負荷は、上記半導体
    ウエハの他方の対角線上の2つの角部に対して略同時に
    行うことを特徴とする低強度半導体ウエハ検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    低強度半導体ウエハ検出装置において、 上記第1,第2の支持手段が支持する角部はそれぞれ2
    つであることを特徴とする低強度半導体ウエハ検出装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の
    低強度半導体ウエハ検出装置において、 上記荷重負荷手段は上記荷重をオモリまたは流体圧力に
    より得ることを特徴とする低強度半導体ウエハ検出装
    置。
  7. 【請求項7】 略四角形状の半導体ウエハの一方の対角
    線上の角部を、上記半導体ウエハの裏面側から支持する
    工程と、 上記半導体ウエハの他方の対角線上の角部に対して、上
    記半導体ウエハの表面側から所定の荷重を負荷する工程
    とを備えたことを特徴とする低強度半導体ウエハの検出
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の低強度半導体ウエハの
    検出方法において、 上記半導体ウエハの他方の対角線上の2つの角部に対し
    て略同時に上記荷重を負荷することを特徴とする低強度
    半導体ウエハの検出方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の低強度半導体
    ウエハの検出方法において、 上記荷重の負荷はオモリまたは流体圧力を用いて行うこ
    とを特徴とする低強度半導体ウエハの検出方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至6のいずれか1つに記載
    の低強度半導体ウエハ検出装置を備え、上記半導体ウエ
    ハを複数の工程で処理して加工する生産システムであっ
    て、 上記複数の工程における上記半導体ウエハの破損状況か
    ら破損情報を作成し、この破損情報に応じて上記荷重を
    調整することを特徴とする生産システム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の生産システムにお
    いて、 上記複数の工程のうち上記半導体ウエハが最も多く破損
    した上記工程の上記破損情報に応じて上記荷重を調整す
    ることを特徴とする生産システム。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に記載の生産シ
    ステムにおいて、 上記破損情報は上記半導体ウエハのロット単位毎に作成
    されることを特徴とする生産システム。
  13. 【請求項13】 請求項10乃至12のいずれか1つに
    記載の生産システムにおいて、 上記低強度半導体ウエハ検出装置は、上記破損情報を受
    けるための通信手段と、上記破損情報に応じて上記荷重
    を調整する荷重調整手段とを有することを特徴とする生
    産システム。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の生産システムにお
    いて、 上記荷重調整手段は、上記荷重を機械的または電気的に
    変更することを特徴とすることを特徴とする生産システ
    ム。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至6のいずれか1つに記載
    の低強度半導体ウエハ検出装置、または、請求項7乃至
    9のいずれか1つに記載の低強度半導体ウエハの検出方
    法において、 上記半導体ウエハは太陽電池用半導体ウエハであること
    を特徴とする低強度半導体ウエハ検出装置、または、低
    強度半導体ウエハの検出方法。
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