JP2003269980A - 車両用経路案内装置 - Google Patents

車両用経路案内装置

Info

Publication number
JP2003269980A
JP2003269980A JP2002078518A JP2002078518A JP2003269980A JP 2003269980 A JP2003269980 A JP 2003269980A JP 2002078518 A JP2002078518 A JP 2002078518A JP 2002078518 A JP2002078518 A JP 2002078518A JP 2003269980 A JP2003269980 A JP 2003269980A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road
intersection
vehicle
roads
route
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002078518A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3867599B2 (ja
Inventor
Takamitsu Suzuki
孝光 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2002078518A priority Critical patent/JP3867599B2/ja
Publication of JP2003269980A publication Critical patent/JP2003269980A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3867599B2 publication Critical patent/JP3867599B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用ナビゲーション装置において、交互通
行の道路を一本のリンクで示す道路ネットワークデータ
を用いて経路案内を行うものであっても、交差点からの
退出道路の案内を正確に行う。 【解決手段】 制御回路90のマイクロコンピュータ
が、交差点に接続される各接続道路が、進入道路から見
て、自車が道路構造的に進入不可能である道路(以下、
判定進入不能道路という)であるか否かを判定する。こ
れによって、各接続道路のうち判定進入不能道路を求め
ることができる。この判定進入可能道路を基に、退出道
路の退出方向を判定し、この判定に基づいて音声出力器
40を制御する。これにより、音声出力器40は、音声
出力で判定進入可能道路に基づいた退出道路の方向を案
内することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経路案内を行うた
めの車両用経路案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、車両用ナビゲーション装
置の機能として、乗員の設定した目的地までの経路(ル
ート)を求める経路計算機能と、その求められた経路を
基に、表示や音声等により案内を行う経路案内機能があ
る。
【0003】この経路案内機能の中で、最も基本となる
のは、経路に従って自車が走行できるように、交差点に
おいて退出道路の案内(例えば、右左折案内)を行うこ
とである。この退出道路の案内を行うには、ノードとリ
ンクによって表現される道路ネットワークデーダ(道路
データ)を用いて、交差点を構成する接続道路を正確に
判定することが重要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、接続道路の判
定に用いる道路ネットワークデーダでは、データ量の兼
ね合い等から、交互通行の道路が必ずしも、車線毎に別
々のリンクとして示されていることは限らない。例え
ば、図25(a)に示す交互通行の道路REを、図25
(b)に示すように、2つの車線を示すリンクr1、r
2によって示すケースが少なく、図25(c)に示すよ
うに、交互通行の道路REを一本のリンクreとして示
すケースが多く存在する。
【0005】なお、道路およびリンク、交差点およびノ
ードを対応させるため、道路、交差点の記号をアルファ
ベットの大文字(例えば、符号RE)で示し、リンク、
ノードの記号をアルファベットの小文字(例えば、符号
re)で示す。
【0006】このような交互通行の道路を一本のリンク
で示す道路ネットワークデーダでは、以下のような問題
が生じる。
【0007】例えば、図26(a)に示すごとく、交差
点C内に中央分離帯CBが存在する場合、自車GMが道
路RBから交差点Cに進入する際、この交差点C内の中
央分離帯CBが障害になって、この交差点Cから接続道
路REに進入することができない。すなわち、接続道路
REが、「経路に従って交差点に進入すべき進入道路
(接続道路RE)から見て、自車が道路構造的に進入不
可能である道路」になっている。この場合であっても、
この接続道路REが、図26(c)に示すように、1つ
のノードc(リンク同士が接続されている地点)に接続
された一本のリンクreとして示されることになる。
【0008】これに対して、図25(a)に示すケース
では、交差点C内に中央分離帯CBが存在せず、自車G
Mが接続道路RBから交差点Cに進入する際、この交差
点C内には、接続道路REへの進入を妨げるものがな
い。このことにより、接続道路REは、「進入道路(接
続道路RB)から見て、自車が道路構造的に進入可能で
ある道路」になる。このような接続道路REであって
も、上述のごとく、図25(c)に示すように、1つの
ノードcに接続された一本のリンクreとして示される
ことになる。
【0009】なお、図25(b)、図26(b)に示す
ように、交互通行の道路を二本のリンクで示し、4つの
ノードを有して交差点を構成すれば、4つのノード間の
リンクの有無によって、「進入道路から見て、自車が道
路構造的に進入可能である道路」と、「進入道路から見
て、自車が道路構造的に進入不可能である道路」とを区
別することができるが、データ量が多くなってしまう。
【0010】以上のように、多くのケースでは、交互通
行の道路を一本のリンクとして示す道路ネットワークデ
ーダを用いるので、リンクとノードとの組み合わせだけ
では、「進入道路から見て、自車が道路構造的に進入可
能である道路」と、「進入道路から見て、自車が道路構
造的に進入不可能である道路」とを区別できない。
【0011】このため、単純に、ノードに接続している
全てのリンクが、その交差点に接続している接続道路で
あると判定すると、この判定した接続道路が、必ずし
も、乗員の認識する接続道路と一致せず、接続道路の判
定が、乗員にとって、実状に一致しないものとなる。こ
うした実状と異なる接続道路の判定に基づき、経路に従
って退出道路の案内を行うと、乗員を困惑させることに
なるといった問題があった。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、経路に従って交差点から退出すべき退出道路を案
内する際、交互通行の道路を一本のリンクとして示す道
路デーダを用いるものであっても、退出道路を正確に案
内できるようにした車両用経路案内装置を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、記憶手段(20a)に記憶された道路データに基づ
き、経路中の交互通行の道路に接続される交差点の各接
続道路に対し、経路に従って交差点に進入すべき進入道
路から見て、自車が道路構造的に進入可能であるか否か
を判定する判定手段(110〜140)を有し、各接続
道路のうち、進入道路から見て自車が道路構造的に進入
可能であることを判定手段によって判定された道路に基
づき、経路に従って交差点から退出すべき退出道路を案
内する案内手段(40、61、170、180)と、を
有することを特徴とする。
【0014】ここで、「進入道路から見て自車が道路構
造的に進入可能であることを判定手段によって判定され
た道路」を、単に、判定進入可能道路という。
【0015】以上によれば、判定手段の判定によって、
各接続道路のうち、判定進入可能道路を求めることがで
きる。すなわち、各接続道路のうち、「乗員にとって交
差点に接続していることを認識できる道路」を求めるこ
とができる。このような道路に基づき、退出道路を案内
することにより、退出道路を正確に案内できる。
【0016】具体的には、請求項2に記載の発明のよう
に、接続道路が高速道路であることを高速道路判定手段
が判定し、かつ、接続道路に自車が進入可能であること
を進入可能判定手段が判定した場合には、接続道路を、
進入道路から見て自車が道路構造的に進入可能である道
路と設定することが好ましい。
【0017】請求項3に記載の発明のように、接続道路
が自車にとって分離物を越えずに進行できる道路である
ことを分離進行判定が判定した場合には、当該接続道路
を、進入道路から見て自車が道路構造的に進入可能であ
る道路とすることが好ましい。
【0018】ここで、ある接続道路に対し、進入道路か
ら自車が進入することを禁止するための交通法規が設定
されている場合でも、ある接続道路が自車にとって分離
物を越えずに進行できる道路であることを分離進行判定
が判定するならば、ある接続道路を、判定進入可能道路
とすることが好ましい。
【0019】なお、経路に従って交差点からUターンす
る場合には、進入道路を退出道路とすることが必要にな
る。従って、進入道路を、判定進入可能道路とすること
が必要になる。
【0020】さらに、請求項4に記載の発明のように、
各接続道路のうち進入道路から見て自車が道路構造的に
進入可能であることを判定手段によって判定された道路
に基づき、退出道路の案内を行う必要が有ることを要否
判定手段が判定した場合には、案内手段が、経路に従っ
て退出道路を案内するように構成することが好ましい。
【0021】このように、交差点の各接続道路のうち、
判定進入可能道路に基づき、退出道路の案内を行う必要
が有るか否かを判定するため、この判定を正確に行うこ
とができる。
【0022】具体的には、案内手段としては、請求項5
に記載の発明のように、音声制御手段により、各接続道
路のうち進入道路から見て自車が道路構造的に進入可能
であることを判定手段によって判定された道路に基づき
退出道路を音声出力で案内させるように音声出力手段を
制御することが好ましい。
【0023】これにより、音声出力手段は、判定進入可
能道路に基づいた退出道路の案内を音声出力で行うこと
ができる。
【0024】また、請求項6に記載の発明のように、案
内手段は、表示を行う表示手段(61)と、交差点を含
む道路地図を表示させるとともに、この表示された道路
地図上に経路を表示させるように表示手段を制御する表
示制御手段(180)とを有している。
【0025】ここで、表示手段の道路地図は、各接続道
路のうち進入道路から見て自車が道路構造的に進入可能
であることを判定手段によって判定された道路を表示
し、かつ、進入道路から見て自車が道路構造的に進入不
可能であることを判定手段によって判定された道路が表
示されないようになっている。このことにより、表示手
段の表示によって、判定進入可能道路に基づいた退出道
路の案内を行うことができ、退出道路の案内をより一層
正確に行うことができる。
【0026】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0027】
【発明の実施の形態】図1に、本発明に係る車両用経路
案内装置が適用された車両用ナビゲーション装置の一実
施形態を示す。図1は、車両用ナビゲーション装置の構
成を示すブロック図である。
【0028】図1に示すように、車両用ナビゲーション
装置は、位置検出器10、地図データ入力器20、地図
ディスク20a、操作スイッチ群30、音声出力器4
0、外部メモリ50、表示部60、ヘッドアップディス
プレイ61、リモコンセンサ70、リモコン80、およ
び制御回路90から構成されている。
【0029】位置検出器10は、車両の現在地を検出す
るために、地磁気センサ11、ジャイロスコープ12、
距離センサ13、およびGPS受信機14等を有する。
なお、ステアリングの回転を検出する回転センサ等を用
いてもよい。
【0030】地図データ入力器20は、ハードディス
ク、CD−ROM、DVD−ROM等の地図ディスク
(地図データ記憶媒体)20aから地図データを読み取
る。地図ディスク20aには、地図表示に用いられる道
路地図データ、および経路案内に用いられる地図データ
などが記憶されている。
【0031】ここで、経路案内に用いられる地図データ
としては、道路ネットワークデータが用いられている。
道路ネットワークデータは、道路を示すリンクとリンク
間を接続するノードとを組み合わせて出発地から目的地
までの最適な経路を求めるためのもので、リンクの情報
と、ノードの情報(リンク間を接続する接続情報)とを
有している。リンク情報は、道路種別、道路属性、道路
幅員、道路形状等を示す情報である。ノード情報は、位
置情報(例えば、交差点の位置情報)、信号機の有無、
通行規制、進入規制、中央分離帯(或いは、分離壁)の
有無、中央分離帯(或いは、分離壁)の配置関係などを
示す情報である。ここで、配置関係は、交差点内の中央
分離帯(或いは、分離壁)が、交差点の各接続道路のう
ち、いずれの接続道路の中央分離帯(或いは、分離壁)
に接続されているかを示す情報である。
【0032】但し、本実施形態の道路ネットワークデー
タでは、交互通行道路が一本のリンクで示されている。
【0033】操作スイッチ群30は、ナビゲーションに
必要な各種操作を行うためのもので、表示部50と一体
になったタッチスイッチおよび、画面周囲に配置された
メカニカルなスイッチ等からなる。また、音声出力器4
0は、スピーカから構成されて、走行案内のための音声
や画面操作の説明のために音声を発する。更に、外部メ
モリ50は、メモリカード等から構成されている。
【0034】表示部60は、液晶ディスプレイ等のカラ
ーの表示部であって、例えば、現在地を示す現在地マー
クと、現在地を含む道路地図と、出発地から目的地まで
の経路とを重ねて表示する。また、ヘッドアップディス
プレイ61は、前方ウインドシールドに光を照射して、
経路に従って案内すべき交差点の周辺の道路地図を前方
ウインドシールドに表示させる。
【0035】リモコンセンサ70は、リモコン80から
の信号を赤外線(或いは、電波、超音波)を媒体として
受信する。リモコン80は、操作スイッチ群30と同様
に、ナビゲーションに必要な各種操作を行うためのもの
である。また、制御回路90は、通常のコンピュータと
して構成されており、マイクロコンピュータ、ROM、
RAM、I/Oおよびこれらの構成を接続するためのバ
スラインから構成されている。
【0036】マイクロコンピュータは、道路ネットワー
クデータを用いて、出発地から目的地までの最適な経路
を設定する処理を行う。この経路を設定する手法として
は、ダイクストラ法などが知られている。また、マイク
ロコンピュータは、このようにして設定した経路に対
し、表示部60の道路地図上に経路を表示させたり、そ
の経路に従って交差点から退出すべき方向(以下、退出
方向という)を案内するための道路地図をヘッドアップ
ディスプレイ61によって表示させたり、更に、退出方
向の音声を音声出力部40から発生させるような経路案
内処理を行う。
【0037】ROMは、例えば、FlashROM(不
揮発性メモリ)であって、コンピュータプログラムを格
納するとともに、このコンピュータプログラムの実行に
伴う各種データを格納するワークメモリとして機能す
る。また、RAMは、SRAM、DRAM等から構成さ
れて、地図データ入力器20から取得した地図データを
一時的に格納するとともに、FlashROMと同様に
ワークメモリとして機能する。
【0038】次に、本実施形態の作動について図2を用
いて説明する。図2は、出発地から目的地までの経路の
一例を示す図である。
【0039】先ず、制御回路90のマイクロコンピュー
タは、操作スイッチ群30またはリモコン80により入
力された目的地と、出発地(例えば、位置検出器10で
検出された現在地)と、地図データ入力器20から入力
された道路ネットワークデータとに基づいて、例えば、
図2に示すごとく、出発地から交差点KAA、KBB、
KA、KB、KC、KD、KE…を経由して目的地に至
る経路を設定する。
【0040】マイクロコンピュータが、経路と道路ネッ
トワークデータとに基づいて、接続道路判定処理を行
う。この接続道路判定処理においては、交差点に接続さ
れている各接続道路に対して、進入道路から見て、自車
が道路構造的に進入可能である道路(以下、判定進入可
能道路という)であるか否かを判定するためのものであ
る。このことにより、自車が進入道路から交差点に進入
する際、その乗員(例えば、運転者)にとって、当該交
差点に接続していることを認識できるか否かを判定する
ことができる。当該進入道路とは、経路に従って交差点
に自車が進入すべき道路である。
【0041】以下、接続道路判定処理の詳細について、
図3を用いて説明する。図3は、接続道路判定を示すフ
ローチャートである。
【0042】例えば、交差点から所定距離(例えば、3
00m)内に自車が到達したとき、マイクロコンピュー
タは、位置検出器10で検出された現在地と交差点の位
置情報とに応じて交差点に自車が近づたことを判定し、
図3に示すフローチャートに従って、所定プログラムの
実行を開始する。
【0043】但し、接続道路判定では、交差点に接続さ
れる各接続道路のうち、交差点への自車の進入道路を除
いた各接続道路(退出道路)の全てを判定対象とする。
【0044】先ず、判定対象である各接続道路の全てに
対し、判定進入可能道路の判定が完了したか否かを判定
する(ステップ100)。この判定は、接続道路判定の
実行開始直後に行われるため、NOと判定して、ステッ
プ110に進む。
【0045】ここで、判定対象である各接続道路のう
ち、ある接続道路が高速道路であるか否かについて、あ
る接続道路の道路種別を示すリンクの情報に基づいて、
判定する。ある接続道路が高速道路であることを判定し
た場合には(ステップ110:YES)、この高速道路
であることを判定されたある接続道路に対し、進入道路
から自車が進入できるか否かについて、進入規制(これ
は、交差点から接続道路に進入できるか否かを示す規制
を示す)を示すノードの情報に基づいて、判定する(ス
テップ120)。
【0046】次に、ある接続道路に対し、進入道路から
自車が進入できることを判定した場合には(ステップ1
20:YES)、この進入道路から自車が進入できるこ
とが判定される、ある接続道路を、“進入道路からみて
考慮すべき道路”として設定する(ステップ150)。
一方、ある接続道路に対し、進入道路から自車が進入で
きないことが判定された場合には(ステップ120:N
O)、ある接続道路に対し、進入道路から見て、自車が
道路構造的に進入不可能である道路(以下、判定進入不
能道路という)であることを設定することになる。な
お、ステップ150にて、ある接続道路を“進入道路か
らみて考慮すべき道路”として設定することは、案内対
象道路として設定することである。
【0047】また、ステップ110において、ある接続
道路(判定対象)が一般道であることを判定した場合に
は(ステップ110:NO)、交差点内において接続道
路の間を道路構造的に分離する中央分離帯(或いは、分
離壁)が存在するか否かについて、交差点内における中
央分離帯(或いは、分離壁)の有無を示すノード情報に
基づき、判定する(ステップ130)。
【0048】ここで、交差点内に中央分離帯が存在する
ことを判定した場合には(ステップ130:YES)、
進入道路から見て、ある接続道路が自車にとって中央分
離帯(或いは、分離壁)を越えずに進行できる道路であ
るか否かについて、中央分離帯(或いは、分離壁)の配
置関係を示すノードの情報に基づき判定する(ステップ
140)。
【0049】ここで、配置関係は、上述のごとく、交差
点内の中央分離帯(或いは、分離壁)が、交差点の各接
続道路のうち、いずれの接続道路の中央分離帯(或い
は、分離壁)に接続されているかを示す情報である。
【0050】そして、ステップ140において、このよ
うなノードの情報を基づき、進入道路から見て、ある接
続道路が自車にとって中央分離帯(或いは、分離壁)を
越えずに進行できる道路であることを判定した場合には
(ステップ140:YES)、ステップ150に進ん
で、ある接続道路を“進入道路からみて考慮すべき道
路”として設定することなる。
【0051】これに対して、進入道路から見て、ある接
続道路が自車にとって中央分離帯(或いは、分離壁)を
越えずに進行できない道路であることを判定した場合に
は(ステップ140:NO)、ある接続道路に対し、判
定進入不能道路であることを設定することになる。
【0052】さらに、ステップ130において、交差点
内に中央分離帯(或いは、分離壁)が存在しないことを
判定した場合には(ステップ130:NO)、ステップ
150に進んで、ある接続道路を“進入道路からみて考
慮すべき道路”として設定する。
【0053】以上のような判定処理(ステップ110〜
150)を、判定対象である各接続道路のうち、ある接
続道路以外の残りの接続道路に対しても実施し、残りの
接続道路の全てに対する判定処理(ステップ110〜1
50)が終了したことを判定すると(ステップ100:
YES)、判定対象の各接続道路のうち“進入道路から
みて考慮すべき道路”と判定した接続道路と進入道路と
を判定進入可能道路として設定する(ステップ16
0)。なお、進入道路を判定進入可能道路として設定す
る理由は、経路によっては、交差点からUターンして進
入道路に進入する場合もあり得るからである。
【0054】以上の接続道路判定処理より、「判定進入
可能道路」として、自車が進入道路から交差点に進入す
る際、その乗員(例えば、運転者)にとって、当該交差
点に接続していることを認識できる道路を取得すること
ができる。これに伴い、各接続道路の各「判定進入可能
道路」として、乗員の認識に一致した当該交差点の形状
を取得できることになる。
【0055】次に、以上のように設定された各「判定進
入可能道路」を基に、図4に示す交差点の案内処理を行
う。
【0056】すなわち、当該交差点の各接続道路のうち
各「判定進入可能道路」における、道路種別、道路属
性、道路幅員、道路形状などを示すリンクの情報に基づ
き、当該交差点が、乗員(例えば、運転者)にとって、
退出道路の案内を行う必要の有るものであるか否か、す
なわち、当該交差点における案内要否を判定する(ステ
ップ169)。このことより、乗員の認識に一致した当
該交差点の形状を基に、退出道路の案内要否の判定を行
うことができる。
【0057】そして、ステップ169において、当該交
差点が、乗員にとって、退出道路の案内を行う必要が有
るものであることを判定された場合には、当該交差点の
各接続道路のうち各「判定進入可能道路」の道路形状を
基に、退出道路の方向を判定する。従って、乗員の認識
する退出道路の方向と一致する方向を判定結果として取
得できる。これに伴い、この判定結果を基に、音声出力
器40を制御すると(ステップ170)、音声出力器4
0が、判定結果に対応した退出道路の方向を音声出力す
ることができる。
【0058】次に、「判定進入可能道路」の道路形状
(これは、接続道路の位置情報を示すリンクの情報であ
る)と、地図データ入力器20で読み取られた道路地図
データと、上記設定された経路とを基に、「判定進入不
能道路」を除いた交差点の周辺道路地図を表示させ、か
つ、この周辺道路地図上に経路(進入道路から退出道路
に沿って)を表示させるようにヘッドアップディスプレ
イ61を制御する。このことにより、ヘッドアップディ
スプレイ61は、以下のごとく、前方ウインドシールド
に表示する(ステップ180)。
【0059】すなわち、ヘッドアップディスプレイ61
は、交差点の周辺道路地図において、判定進入可能道路
を表示するものの、「判定進入不能道路」を表示しな
い。従って、ヘッドアップディスプレイ61によって表
示される交差点の形状は、乗員の認識に一致したものに
なる。また、ヘッドアップディスプレイ61は、このよ
うな周辺道路地図上に経路を表示する。
【0060】次に、交差点KAA、KBB、KA、K
B、KC、KD、KEとして具体例を図示し、マイクロ
コンピュータにおける各交差点の接続道路判定を具体例
毎に分けて説明する。
【0061】(交差点KAA)次に、交差点KAAに対
する接続道路判定について図5〜図7を用いて説明す
る。図5は、交差点KAAおよびこの交差点KAAの各
接続道路を示す図、図6は、図5に示す交差点KAAお
よび各接続道路に対応するノードおよび各リンクに加え
て、ノード情報、リンク情報を示す図である。
【0062】図5に示すように、交差点KAAには、交
互通行の接続道路RRD1〜RRD4が接続されてお
り、図6に示すノードkaaは交差点KAAを示し、リ
ンクrrd1〜rrd4は接続道路RRD1〜RRD4
を示している。
【0063】以下、自車GMの交差点KAAへの進入道
路として、接続道路RRD3が設定されており、かつ、
接続道路RRD2を最初の判定対象とする一例について
説明する。
【0064】図5に示すように、交差点KAA内に中央
分離帯(或いは分離壁)が存在しない場合、接続道路R
RD2を、“進入道路からみて考慮すべき道路”、すな
わち、判定進入可能道路として設定する(ステップ16
0)。同様に、接続道路RRD3、RRD4に対して
も、判定進入可能道路として設定し、進入道路である接
続道路RRD1を判定進入可能道路として設定する(ス
テップ160)。このことにより、接続道路RRD1〜
RRD4の全てが判定進入可能道路として設定されるこ
とになる。
【0065】このように設定された接続道路RRD1〜
RRD4おいてリンクrrd1〜rrd4の情報に示さ
れる道路形状など(図6中、道路の座標を示す(xa
5、ya5)、(xa6、ya6)…)に基づき、交差
点KAAが、乗員(例えば、運転者)にとって、退出道
路の案内を行うべきものである否かを判定する(ステッ
プ169)。
【0066】例えば、図5において、接続道路RRD3
が退出道路として設定されて、かつ、進入道路(接続道
路RRD1)を基準とする所定角度範囲Λ内にて、退出
道路としての接続道路RRD3以外に、判定進入可能道
路としての接続道路RRD4が位置する場合、ステップ
169にてYESとして、交差点KAAを、退出道路の
案内を行うべきものと判定する。
【0067】ここで、所定角度範囲Λは、乗員の視野角
度を基準に設定されたもので、図6に示すごとく、リン
クrrd1(進入道路としての接続道路RRD1)の延
長線(図6中鎖線)に対して、ノードkaa(交差点K
AA)を中心とする時計回りの角度θの領域と反時計回
りの角度θの領域とを併せた角度範囲である(Λ=θ+
θ)。
【0068】以上のように、ステップ169にて交差点
KAAが退出道路の案内を行うべきものであると判定す
ると、リンクrrd1〜rrd4の情報に示される道路
形状に基づき、退出道路(接続道路RRD3)の退出方
向として左方向と判定する。この判定結果に基づいて、
音声を出力させるように音声出力器40を制御すると
(ステップ170)、音声出力器40が音声出力で交差
点KAAから左方向に進むように乗員に案内することが
できる。
【0069】これに伴い、リンクrrd1〜rrd4の
情報に示される道路形状と、地図データ入力器20で読
み取られた道路地図データと、上記設定された経路とを
基に、判定進入可能道路としての接続道路RRD2〜R
RD4を含む交差点KAAの周辺道路地図を表示させる
とともに、この周辺道路地図上に経路Lを表示させるよ
うにヘッドアップディスプレイ61を制御する(ステッ
プ180)。
【0070】このため、ヘッドアップディスプレイ61
は、周辺道路地図において、図7に示すように、判定進
入可能道路としての接続道路RRD2〜RRD4と、こ
の周辺道路地図上の経路Lとを前方ウインドシールドに
表示することになる。
【0071】(交差点KBB)次に、交差点KBBに対
する接続道路判定について図8、図9を用いて説明す
る。図8は、交差点KBBおよびこの交差点KBBの各
接続道路を示す図、図9は、図8に示す交差点KBBお
よび各接続道路に対応するノードおよび各リンクに加え
て、ノード情報、リンク情報を示す図である。
【0072】図8に示す交差点KBBは、図5に示す交
差点KAA内に中央分離帯CBが追加されているものと
実質的に同様である。ここで、図8に示す接続道路(進
入道路)RRD5が図5に示す接続道路(進入道路)R
D1に相当し、図8に示す接続道路RRD6〜RRD8
が図5に示すRRD2〜RRD4に相当し、図9に示す
リンクrrd5〜rrd8が図6に示すリンクrrd1
〜rrd4に相当し、図9に示すノードkbbが図6に
示すノードkaaに相当する。
【0073】このようなケースでは、図9に示すノード
kbbの情報(中央分離帯の配置関係=rrd5〜rr
d7)において、交差点KBB内の中央分離帯CBが、
接続道路RRD5、RRD7の間にてこれら接続道路の
中央分離帯CBに接続されるように設置されていること
が設定されている。このため、接続道路RRD5を進入
道路とすると、交差点KBB内の中央分離帯CBが障害
になって、自車GMが交差点KBBから接続道路RRD
8に進入できない。従って、進入道路(接続道路RRD
5)から見て、接続道路RRD8が自車GMにとって交
差点KBB内の中央分離帯CBを越えずに進入できない
道路となる。このような接続道路RRD8を判定進入不
能道路であると判定する(ステップ140:NO)。
【0074】また、進入道路(接続道路RRD5)から
見て、接続道路RRD6が自車GMにとって交差点KB
B内の中央分離帯CBを越えずに進入できる道路となる
ため、接続道路RRD6を判定進入可能道路として設定
する(ステップ160)。同様に、接続道路RRD7を
判定進入可能道路として判定し、進入道路としての接続
道路RRD5をも判定進入可能道路として設定する(ス
テップ160)。
【0075】以上により、接続道路RRD5〜RRD7
が判定進入可能道路として設定されることになる。この
設定された接続道路RRD5〜RRD7において、リン
クrrd5〜rrd7の情報に示される道路形状(図9
中、道路の座標を示す(xa9、ya9)、(xa1
0、ya10)…)などに基づき、交差点KBBが、乗
員にとって、退出道路の案内を行うべきものである否か
を判定する(ステップ169)。
【0076】例えば、図9において、接続道路RRD7
が退出道路として設定されて、かつ、進入道路(接続道
路RRD5)を基準とする所定角度範囲Λ内にて、判定
進入可能道路として接続道路RRD7だけが位置する場
合には、ステップ169にてNOとして、交差点KBB
を、退出道路の案内を行う必要がないものと判定するこ
とになる。
【0077】ここで、所定角度範囲Λは、乗員の視野角
度を基準に設定されたもので、図9に示すごとく、リン
クrrd6(進入道路としての接続道路RRD6)の延
長線に対して、ノードkbb(交差点KBB)を中心と
する時計回りの角度θと反時計回りの角度θとを併せた
角度範囲である(Λ=θ+θ)。
【0078】以上のように、交差点KBBを退出道路の
案内を行う必要がないものと判定した場合には、音声出
力器40およびヘッドアップディスプレイ61による交
差点KBBでの案内を行わない。
【0079】(交差点KA)次に、交差点KAに対する
接続道路判定につき図10〜図12を用いて説明する。
図10は、交差点KAおよびこの交差点KAの各接続道
路を示す図、図11は、図10に示す交差点KAおよび
各接続道路に対応するノードおよび各リンクに加えて、
ノード情報、リンク情報を示す図である。
【0080】図10に示すように、交差点KAには、交
互通行の接続道路RD1〜RD4が接続されており、図
11に示すノードkaは交差点KAを示し、リンクrd
1〜rd4は接続道路RD1〜RD4を示している。
【0081】以下、自車GMの交差点KAへの進入道路
として、接続道路RD1が設定されており、かつ、接続
道路RD2を最初の判定対象とする一例について説明す
る。
【0082】図10に示すように、交差点KA内に中央
分離帯(或いは、分離壁)が存在しない場合、接続道路
RD2を、“進入道路からみて考慮すべき道路”、すな
わち、判定進入可能道路として設定する(ステップ16
0)。同様に、接続道路RD3、RD4に対しても、判
定進入可能道路として設定し、進入道路である接続道路
RD1を判定進入可能道路として設定する(ステップ1
60)。このことにより、接続道路RD1〜RD4の全
てが判定進入可能道路として設定されることになる。
【0083】このように設定されに接続道路RD1〜R
D4おいてリンクrd1〜rd4の情報に示される道路
形状など(図11中、道路の座標を示す(x1、y
1)、(x2、y2)…)に基づき、交差点KAが、乗
員(例えば、運転者)にとって、退出道路の案内を行う
べきものである否かを判定する(ステップ169)。
【0084】例えば、図10において、接続道路RD3
が退出道路として設定されて、かつ進入道路(接続道路
RD1)を基準とする所定角度範囲Λ外にて、退出道路
としての接続道路RD3が位置する場合には、交差点K
Aが、退出道路の案内を行うべきものであると判定する
(ステップ169:YES)。
【0085】ここで、所定角度範囲Λは、乗員の視野角
度を基準に設定されたもので、図11に示すごとく、リ
ンクrd1(進入道路としての接続道路RD1)の延長
線に対して、ノードka(交差点KA)を中心とする時
計回りの角度θおよび反時計回りの角度θを併せた角度
範囲である(Λ=θ+θ)。
【0086】以上のように、ステップ169にて交差点
KAが退出道路の案内を行うべきものであると判定する
と、リンクrd1〜rd4の情報に示される道路形状
(図11中、道路の座標示す(x1、y1)、(x2、
y2)…)に基づいて、退出道路の退出方向として左方
向と判定する。この判定結果に基づいて、音声を出力さ
せるように音声出力器40を制御すると(ステップ17
0)、音声出力器40が音声出力で交差点KAから左方
向に進行させるように乗員に案内することができる。
【0087】これに伴い、リンクrd1〜rd4の情報
に示される道路形状と、地図データ入力器20で読み取
られた道路地図データと、上記設定された経路とを基
に、判定進入可能道路としての接続道路RD2〜RD4
を含む交差点KAの周辺道路地図を表示させるととも
に、この周辺道路地図上に経路Lを表示させるようにヘ
ッドアップディスプレイ61を制御する(ステップ18
0)。
【0088】このため、ヘッドアップディスプレイ61
は、周辺道路地図において、図12に示すように、判定
進入可能道路としての接続道路RD2〜RD4と、この
周辺道路地図上の経路Lとを前方ウインドシールドに表
示することになる。
【0089】(交差点KB)上記交差点KAのケースで
は、接続道路RD2〜RD4の全てが、判定進入可能道
路として判定される例について説明したが、以下のケー
スにおいては、一部の接続道路が判定進入不能道路と判
定される例について図13〜図15を用いて説明する。
【0090】図13は、交差点KB、およびこの交差点
KBの各接続道路を示す図、図14は、図13に示す交
差点KB、および各接続道路に対応するノードおよび各
リンクに加えて、ノード情報、リンク情報を示す図であ
る。
【0091】図13に示すように、交差点KBは、図1
0に示す交差点KA内に中央分離帯CBが追加されたも
のと実質的に同様な構成である。ここで、図13に示す
接続道路(進入道路)RD5が図10に示す接続道路
(進入道路)RD1に相当し、図13に示す接続道路R
D6〜RD8が図10に示すRD2〜RD4に相当し、
図14に示すリンクrd5〜rd8が図11に示すリン
クrd1〜rd4に相当し、図14に示すノードkbが
図11に示すノードkaに相当する。
【0092】このようなケースでは、図14に示すノー
ドkbの情報(中央分離帯の配置関係=rd5〜rd
6)において、交差点KB内の中央分離帯CBが、接続
道路RD5、RD6の間にてこれら接続道路の中央分離
帯CB間を接続するように設置されていることが設定さ
れている。この場合、接続道路RD5を進入道路とする
と、交差点KB内の中央分離帯CBが障害になって、自
車GMが交差点KBから接続道路RD8に進入できな
い。従って、進入道路(接続道路RD5)から見て、接
続道路RD8が自車GMにとって交差点KB内の中央分
離帯CBを越えずに進入できない道路となるため、この
ような接続道路RD8を判定進入不能道路であると判定
する(ステップ140:NO)。
【0093】また、交差点KB内において、接続道路R
D6に進入するのに障害となるものがなく、進入道路
(接続道路RD5)から見て、接続道路RD6が自車G
Mにとって交差点KB内の中央分離帯CBを越えずに進
入できる道路となるため、接続道路RD6を判定進入可
能道路として設定する(ステップ160)。同様に、接
続道路RD7を判定進入可能道路として判定し、進入道
路としての接続道路RD5をも判定進入可能道路として
設定する(ステップ160)。このことにより、接続道
路RD5〜RD7が判定進入可能道路として設定される
ことになる。
【0094】このように設定されに接続道路RD5〜R
D7おいてリンクrd5〜rd7の情報に示される道路
形状(図14中、道路の座標を示す(x9、y9)、
(x10、y10)…)に基づいて、交差点KBが、乗
員(例えば、運転者)にとって、退出道路の案内を行う
べきものである否かを判定する(ステップ169)。
【0095】例えば、図13において、接続道路RD7
が退出道路として設定されて、かつ、リンクrd5〜r
d7の情報に示される道路形状に基づき、進入道路(接
続道路RD5)を基準とする所定角度範囲Λ外にて、退
出道路としての接続道路RD7が位置する場合には、ス
テップ169にてYESとして、交差点KBを、退出道
路の案内を行うべきものであると判定する。
【0096】ここで、所定角度範囲Λは、乗員の視野角
度を基準に設定されたもので、図14に示すごとく、リ
ンクrd5(接続道路RD5)の延長線に対して、ノー
ドkb(交差点KB)を中心とする時計回りの角度θお
よび反時計回りの角度θを併せた角度範囲である(Λ=
θ+θ)。
【0097】以上のように、ステップ169にて交差点
KBが退出道路の案内を行うべきものであると判定する
と、リンクrd5〜rd7の情報に示される道路形状
(図14中、道路の座標を示す(x9、y9)、(x1
0、y10)…)に基づいて、退出道路の退出方向とし
て左方向と判定する。この判定結果に基づき、音声を出
力させるように音声出力器40を制御すると(ステップ
170)、交差点KAの場合と同様に、音声出力器40
が音声出力で交差点KBから左方向に進行させるように
乗員に案内することができる。
【0098】次に、接続道路RD8(判定進入不能道
路)を除く接続道路RD5〜RD7を含む交差点KBの
周辺道路地図を表示させるとともに、この周辺道路地図
上に経路Lを表示させるようにヘッドアップディスプレ
イ61を制御すると(ステップ180)、ヘッドアップ
ディスプレイ61は、周辺道路地図において、図15に
示すように、接続道路RD5〜RD7と、この周辺道路
地図上の経路Lとを前方ウインドシールドに表示し、か
つ、前方ウインドシールドに接続道路RD8を表示しな
い。
【0099】なお、交差点KBのケースでは、判定進入
可能道路に関わりなく退出方向を判定しても、退出方向
として左方向と判定することになる。従って、この判定
結果と、上述のごとく判定進入可能道路に基づいて判定
した退出方向とが一致することになる。これに対して、
判定進入可能道路に関わりなく判定した場合と、判定進
入可能道路に基づいて判定した場合とで、異なる退出方
向を判定する具体例については、後述する。
【0100】(交差点KC)次に、接続道路に対して一
方通行の交通規制が交通法規で設定されている具体例に
ついて図16〜図18を用いて説明する。
【0101】図16に示すように、交差点KCには、交
互通行の接続道路RD9、RD10が接続されていると
ともに、一方通行の接続道路RD11、RD12が接続
されている。図17に示すノードkcは交差点KCを示
し、リンクrd9〜rd12は接続道路RD9〜RD1
2を示している。
【0102】図16において、進入道路として接続道路
RD9が設定されている場合、交差点KC内に中央分離
帯(或いは、分離壁)が存在しないので、接続道路1
0、11を判定進入可能道路であると設定する(ステッ
プ160)。そして、図17に示すノードkcの情報
(通行規制=rd9→rd12×)では、接続道路RD
9から接続道路12に進入することが交通法規で禁止さ
れていることが設定されている。このような場合であっ
ても、交差点KC内に中央分離帯(或いは、分離壁)が
存在しないので、接続道路12を判定進入可能道路であ
ると設定する(ステップ160)。
【0103】これに加えて、進入道路である接続道路R
D9が判定進入可能道路であると設定する(ステップ1
60)。このことにより、接続道路RD9〜12の全て
が判定進入可能道路であると判定されることになる。
【0104】このように設定されに接続道路RD9〜R
D12おいてリンクrd9〜rd12の道路形状(図1
7中、道路の座標を示す(x17、y17)、(x1
8、y18)…)などに基づき、交差点KCが、乗員
(例えば、運転者)にとって、退出道路の案内を行うべ
きものである否かを判定する(ステップ169)。
【0105】例えば、図16において、接続道路RD1
1が退出道路として設定されて、かつ、進入道路(接続
道路RD9)を基準とする所定角度範囲Λ内にて、退出
道路としての接続道路RD10以外に、判定進入可能道
路としての接続道路RD11が位置する場合には、交差
点KCを、退出道路の案内を行うべきものであると判定
する(ステップ169:YES)。
【0106】ここで、所定角度範囲Λは、乗員の視野角
度を基準に設定されたもので、図17に示すごとく、リ
ンクrd9(接続道路RD9)の延長線に対して、ノー
ドkc(交差点KC)を中心とする時計回りの角度θお
よび反時計回りの角度θを併せた角度範囲である(Λ=
θ+θ)。
【0107】以上のように、ステップ169にて交差点
KCが退出道路の案内を行うべきものであると判定する
と、リンクrd9〜rd12の道路形状に基づき、退出
道路の退出方向として左方向と判定する。この判定結果
に基づいて、音声を出力させるように音声出力器40を
制御すると(ステップ170)、音声出力器40が音声
出力にて交差点KCから左方向に進行させるように乗員
に案内することができる。
【0108】これに伴い、接続道路RD9〜RD12を
含む交差点KCの周辺道路地図を表示させるとともに、
この周辺道路地図上に経路Lを表示させるようにヘッド
アップディスプレイ61を制御する(ステップ18
0)。このため、ヘッドアップディスプレイ61は、周
辺道路地図において、図18に示すように、判定進入可
能道路としての接続道路RD9〜RD12と、この周辺
道路地図上の経路Lとを前方ウインドシールドに表示す
ることになる。
【0109】(交差点KD)交差点KDのケースでは、
判定進入可能道路に関わりなく退出方向を判定した場合
と、判定進入可能道路に基づき退出方向を判定した場合
とで、判定の退出方向が不一致になる具体例について図
19〜図21を用いて説明する。
【0110】図19に示すように、交差点KDには、交
互通行の接続道路RD14〜RD17が接続されてお
り、図20に示すノードkdは交差点KDを示し、リン
クrd14〜rd17は接続道路RD14〜RD17を
示している。
【0111】図19に示すように、交差点KD内には、
中央分離帯CBが存在している。また、図20に示すノ
ードkeの情報(中央分離帯の配置関係=rd14〜r
d16)において、交差点KD内の中央分離帯CBが、
接続道路RD14、RD16の間にてこれら接続道路の
中央分離帯に接続されているように設置されていること
が設定されている。このため、接続道路RD14を進入
道路とすると、交差点KD内の中央分離帯CBが障害に
なって、自車GMが交差点KDから接続道路RD17に
進入できない。従って、自車GMが進入道路(接続道路
RD14)から見て、接続道路RD17が自車GM交差
点KD内の中央分離帯CBを越えずに進入できない道路
となる。このため、接続道路RD17を判定進入不能道
路であると判定する(ステップ140:NO)。これに
加えて、接続道路RD14〜RD16を、交差点KBの
ケースと同様に、判定進入可能道路として設定する(ス
テップ160)。
【0112】このように設定された接続道路RD14〜
RD16においてリンクrd14〜rd16の情報に示
される道路形状(図20中、道路の座標を示す(x3
7、y37)、(x38、y38)…)などに基づき、
交差点KDが、乗員(例えば、運転者)にとって、退出
道路の案内を行うべきものである否かを判定する(ステ
ップ169)。
【0113】例えば、図19において、接続道路RD1
6が退出道路として設定されて、かつ、進入道路(接続
道路RD14)を基準とする所定角度範囲Λ内にて、退
出道路としての接続道路RD16以外に、判定進入可能
道路として接続道路RD15とが存在する場合には、ス
テップ169にてYESとして、交差点KDを、退出道
路の案内を行うべきものであると判定する。
【0114】ここで、所定角度範囲Λは、乗員の視野角
度を基準に設定されたもので、図20に示すごとく、リ
ンクrd14(接続道路RD14)の延長線に対して、
ノードkd(交差点KD)を中心とする時計回りの角度
θおよび反時計回りの角度θを併せた角度範囲である
(Λ=θ+θ)。
【0115】以上のように、ステップ169にて交差点
KDが退出道路の案内を行うべきものであると判定する
と、リンクrd14〜rd16の情報に示される道路形
状(図20中、道路の座標を示す(x37、y37)、
(x38、y38)…)に基づいて、退出道路の退出方
向を以下のように判定する。
【0116】先ず、判定進入可能道路に関わりなく、交
差点KDからの退出道路の退出方向を判定した場合、接
続道路RD16が、進入道路としての接続道路14以外
の接続道路15、16、17のうち中央に位置するた
め、退出方向として直進と判定することになる。
【0117】これに対して、本実施形態では、交差点K
Dは、判定進入不能道路である接続道路RD17を除く
と、接続道路RD14〜RD16から構成されるY字状
の三差路になる。このY字状の三差路において、退出道
路である接続道路RD16は、進入道路としての接続道
路14以外の接続道路15、16のうち右側に位置す
る。従って、退出道路の退出方向としては、右方向と判
定する。この判定結果に基づいて、音声を出力させるよ
うに音声出力器40を制御すると(ステップ170)、
音声出力器40が音声出力で交差点KEから右方向に進
行するように乗員に案内することができる。
【0118】これに伴い、リンクrd14〜rd16の
情報に示される道路形状と、地図データ入力器20で読
み取られた道路地図データと、上記設定された経路とを
基に、判定進入可能道路としての接続道路RD14〜R
D16を含む交差点KEの周辺道路地図を表示させると
ともに、この周辺道路地図上に経路Lを表示させるよう
にヘッドアップディスプレイ61を制御する(ステップ
180)。
【0119】このため、ヘッドアップディスプレイ61
は、図21に示すように、周辺道路地図において、判定
進入可能道路としての接続道路RD14〜RD17と、
この周辺道路地図上の経路Lとを前方ウインドシールド
に表示し、前方ウインドシールドに接続道路RD18を
表示しない。
【0120】(交差点KE)次に、高速道路のインター
チェンジ内に存在する交差点KEについて図22〜図2
4を用いて説明する。
【0121】図22に示すように、交差点KEには、接
続道路H2〜H6が接続されており、接続道路H2は、
交互通行の道路であって、ゲートRKに対して、高速道
路の本車線HW側に存在している。接続道路H3は、交
差点KEから高速道路の本車線HWの下り車線に進入す
るための道路で、接続道路H4は、交差点KEから高速
道路の本車線HWの上り車線に進入するための道路であ
る。接続道路H5は、高速道路の本車線HWの上り車線
から交差点KEに進入するための道路で、接続道路H6
は、高速道路の本車線HWの下り車線から交差点KEに
進入するための道路である。
【0122】また、図23に示すノードkdは図22に
示す交差点KEを示し、図23に示すリンクh2〜h6
は図22に示す接続道路H2〜H6を示している。以下
に、交差点KEの進入道路として接続道路H2が設定さ
れている場合について説明する。
【0123】図23に示すように、リンクh3〜h6の
情報の道路種別において、接続道路H3〜H6が高速道
路であることが設定されている。さらに、ノードkeの
情報の通行規制(h2→h5、h6×)において、接続
道路H2から交差点KEに進入する際、この交差点KE
から接続道路H5、H6への進入禁止が設定されてい
る。
【0124】このため、接続道路H5、H6を判定進入
不能道路であると判定する(ステップ120:NO)。
また、接続道路H3、H4に対しては、通行規制が設定
されておらず、接続道路H3、H4を判定進入可能道路
であると判定する(ステップ160)。これとともに、
進入道路である接続道路H2を判定進入可能道路である
と判定する(ステップ160)。これにより、接続道路
H5、H6を除いた接続道路H2〜H4が判定進入可能
道路であることが判定されることになる。
【0125】このように設定された接続道路H2〜H4
においてリンクh2〜h4(図23参照)の情報に示さ
れる道路種別、道路属性などに基づき、交差点KEが、
乗員(例えば、運転者)にとって、退出道路の案内を行
うべきものである否かを判定する(ステップ169)。
【0126】例えば、接続道路H2〜H4のリンクh2
〜h4の情報において、道路種別として高速道が設定さ
れて、かつ、道路属性として取付道(一般道と高速道の
本線とを接続する道路)が設定されている場合には、交
差点KEが、退出道路の案内を行うべきものであると判
定する(ステップ169:YES)。
【0127】以上のように、ステップ169にて交差点
KEが退出道路の案内を行うべきものであると判定する
と、リンクh2〜h5の情報に示される道路形状(図2
3中、道路の座標を示す(x27、y27)、(x2
8、y28)…)に基づいて、退出道路の退出方向を以
下のように判定する。
【0128】先ず、接続道路H4が退出道路として設定
されている場合、判定進入可能道路に関わりなく、交差
点KEからの退出道路の退出方向を判定すると、接続道
路H4、H5が、進入道路としての接続道路H2以外の
接続道路H3、H4、H5、H6のうち中央に位置し、
かつ、接続道路H4が接続道路H5の左方向に位置する
ので、退出方向として斜め左方向と判定することにな
る。
【0129】これに対して、本実施形態において、接続
道路H2(進入道路)を除く接続道路H3、H4のう
ち、退出道路としての接続道路H4が右方向に位置する
ため、右方向と判定する。この判定結果に基づいて、音
声を出力させるように音声出力器40を制御すると(ス
テップ170)、音声出力器40が音声出力で交差点K
Eから右方向に進行させるように乗員に案内することが
できる。
【0130】これに伴い、リンクh2〜rd4の情報に
示される道路形状と、地図データ入力器20で読み取ら
れた道路地図データと、上記設定された経路とを基に、
判定進入可能道路としての接続道路H2〜H4を含む交
差点の周辺道路地図を表示させるとともに、この周辺道
路地図上に経路Lを表示させるようにヘッドアップディ
スプレイ61を制御する(ステップ180)。このた
め、ヘッドアップディスプレイ61は、周辺道路地図に
おいて、図24に示すように、判定進入可能道路として
の接続道路H2〜H4と、この周辺道路地図上の経路L
とを前方ウインドシールドに表示し、かつ、接続道路H
5、H6を前方ウインドシールドに表示しないようにな
る。
【0131】以上説明した本実施形態によれば、交差点
の各接続道路のうち、判定進入可能道路を判定する。す
なわち、各接続道路のうち、「乗員にとって交差点に接
続していることを認識できる道路」を求めることができ
る。このような道路に基づき、音声出力によって、退出
道路を案内することにより、退出道路を正確に案内でき
る。
【0132】また、ヘッドアップディスプレイ61によ
り表示される交差点の周辺道路地図において、判定進入
可能道路が表示されるものの、判定進入不能道路は表示
されない。このような周辺道路地図上において、進入道
路から退出道路に沿って経路矢印Lが表示されるため、
より正確に、退出道路を案内できる。
【0133】これに加えて、表示部60によって、交差
点の全ての接続道路を示す道路地図と、この道路地図上
の経路Lとを表示させれば、交差点に接続されている全
ての接続道路と、この全ての接続道路のうち判定進入可
能道路との両方を、乗員に表示にて報知させることがで
きるので、乗員に対して最適な経路案内を行うことがで
きる。
【0134】また、交差点の各接続道路のうち各「判定
進入可能道路」に基づき、当該交差点における案内要否
を判定しているので、この案内要否を判定を正確に行う
ことができる。
【0135】なお、上記実施形態では、インターチェン
ジ内の交差点KEにゲートRK側から進入する場合の接
続道路判定処理の例について説明したが、これに限ら
ず、高速道路の本車線HWから交差点KEに進入する場
合の接続道路判定処理を行うようにしてもよい。更に、
高速道路内の交差点としては、インターチェンジ内のも
に限らず、高速道路内であれば、各種の交差点を適用し
てもよい。
【0136】さらに、上記実施形態において、ヘッドア
ップディスプレイ61を用いて、判定進入可能道路と判
定された接続道路に基づき退出道路を案内するようにし
た例について説明したが、これに限らず、各種の表示部
を採用してもよい。例えば、表示部60によって二画面
表示を行って、一方で判定進入可能道路に関わりなく、
交差点の全ての接続道路を示すための道路地図を表示さ
せて、他方で、判定進入可能道路に基づき退出道路を案
内するための交差点の周辺道路地図を表示させるように
してもよい。
【0137】さらに、上記実施形態では、判定進入可能
道路に基づき退出道路を案内するために、ヘッドアップ
ディスプレイ61および音声出力部40を用いた例につ
いて説明したが、これに限らず、ヘッドアップディスプ
レイ61および音声出力部40の一方だけを用いてもよ
い。
【0138】また、上記実施形態では、交差点から所定
距離内に自車が到達したとき、マイクロコンピュータが
接続道路判定処理の実行を開始するようにした例につい
て説明したが、操作スイッチ群30またはリモコン80
により接続道路判定処理の実行を開始させるようにして
もよい。さらに、接続道路判定処理と案内処理とを連続
的に行う必要がなく、接続道路判定処理を予め実施した
上で、交差点から所定距離内に自車が到達したとき、案
内処理を行うようにしてもよい。
【0139】さらに、上記実施形態では、音声出力部4
0によって、退出道路の方向を報知させるようにした例
について説明したが、これに限らず、各種の表示部によ
って退出道路の方向を表示させるようにしてもよい。
【0140】また、上記実施形態では、車両用経路案内
装置を車両用ナビゲーション装置に適用した例について
説明したが、これに限らず、車両用で経路を案内するも
のであるならば、ポータブル型ナビゲーション装置、携
帯電話、PHS、情報通信端末等の各種の電子機器に適
用してもよい。
【0141】さらに、上記実施形態では、交差点内の構
造的分離物として中央分離帯を適用した例について説明
したが、これに限らず、車線間を物理的に遮蔽する遮蔽
壁を適用してもよい。
【0142】また、上記実施形態では、交差点の接続道
路について「判定進入可能道路」の判定を行った後に、
交差点で案内を行うべきか否かを判定した例について説
明したが、これに限らず、交差点で案内を行うべきか否
かを判定し、この交差点が案内を行うべきものと判定さ
れたとき、この交差点の接続道路について「判定進入可
能道路」の判定を行うようにしてもよい。
【0143】以下、上記実施形態と特許請求項の範囲の
構成との対応関係について説明すると、ステップ110
〜140が判定手段に相当し、音声出力器40、ヘッド
アップディスプレイ61、ステップ170、180が案
内手段に相当し、ステップ110が高速道路判定手段に
相当し、ステップ120が進入可能判定手段に相当し、
ステップ130、140が構造的進入判定手段に相当
し、ステップ130が、分離物判定手段に相当し、ステ
ップ140が分離進行判定に相当し、音声出力器40が
音声出力手段に相当し、ステップ169が要否判定手段
に相当し、ステップ170が音声制御手段に相当し、ヘ
ッドアップディスプレイ61が表示手段に相当し、ステ
ップ180が表示制御手段に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の車両用ナビゲーショ
ン装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す制御回路における経路設定処理の説
明図である。
【図3】制御回路における接続道路判定処理を示すフロ
ーチャートである。
【図4】制御回路における案内処理を示すフローチャー
トである。
【図5】接続道路判定処理の具体例を示す説明図であ
る。
【図6】接続道路判定処理の具体例を示す説明図であ
る。
【図7】図1に示すヘッドアップディスプレイの表示例
を示す図である。
【図8】接続道路判定処理の具体例を示す説明図であ
る。
【図9】接続道路判定処理の具体例を示す説明図であ
る。
【図10】接続道路判定処理の具体例を示す説明図であ
る。
【図11】接続道路判定処理の具体例を示す説明図であ
る。
【図12】図1に示すヘッドアップディスプレイの表示
例を示す図である。
【図13】接続道路判定処理の具体例を示す説明図であ
る。
【図14】接続道路判定処理の具体例を示す説明図であ
る。
【図15】図1に示すヘッドアップディスプレイの表示
例を示す図である。
【図16】接続道路判定処理の具体例を示す説明図であ
る。
【図17】接続道路判定処理の具体例を示す説明図であ
る。
【図18】図1に示すヘッドアップディスプレイの表示
例を示す図である。
【図19】接続道路判定処理の具体例を示す説明図であ
る。
【図20】接続道路判定処理の具体例を示す説明図であ
る。
【図21】図1に示すヘッドアップディスプレイの表示
例を示す図である。
【図22】接続道路判定処理の具体例を示す説明図であ
る。
【図23】接続道路判定処理の具体例を示す説明図であ
る。
【図24】図1に示すヘッドアップディスプレイの表示
例を示す図である。
【図25】従来において退出道路の案内の問題を説明す
るための図である。
【図26】従来において退出道路の案内の問題を説明す
るための図である。
【符号の説明】
40…音声出力器、90…制御回路。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB02 HB05 HB22 HC08 HC14 HC31 HD03 HD07 2F029 AA02 AB01 AB07 AB13 AC02 AC04 AC08 AC14 AC18 5H180 AA01 BB05 BB12 BB13 FF04 FF05 FF22 FF25 FF27 FF33

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地点間の道路を示すリンクの情報とリン
    ク間の接続情報とを有し、かつ、交互通行の道路を一本
    のリンクで示す道路データを記憶する記憶手段(20
    a)を有し、 前記記憶された道路データに基づき、目的地に至る経路
    を設定し、この設定された経路の案内を行う車両用経路
    案内装置であって、 前記記憶された道路データに基づき、前記経路中の交互
    通行の道路に接続される交差点の各接続道路に対し、前
    記経路に従って前記交差点に進入すべき進入道路から見
    て、自車が道路構造的に進入可能であるか否かを判定す
    る判定手段(110〜140)を有し、 前記各接続道路のうち、前記進入道路から見て前記自車
    が道路構造的に進入可能であることを前記判定手段によ
    って判定された道路に基づき、前記経路に従って前記交
    差点から退出すべき退出道路を案内する案内手段(4
    0、61、170、180)と、を有することを特徴と
    する車両用経路案内装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、 前記交差点に接続される接続道路が高速道路であるか否
    かを判定する高速道路判定手段(110)と、 前記接続道路に対し、前記進入道路から前記自車が進入
    可能であるか否かを判定する進入可能判定手段(12
    0)とを有し、 前記接続道路が高速道路であることを前記高速道路判定
    手段が判定し、かつ、前記接続道路に前記自車が進入可
    能であることを前記進入可能判定手段が判定した場合に
    は、前記接続道路を、前記進入道路から見て前記自車が
    道路構造的に進入可能である道路とすることを特徴とす
    る請求項1に記載の車両用経路案内装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、 前記交差点内において前記接続道路の間を道路構造的に
    分離する分離手段(CB)が存在するか否かを判定する
    分離物判定手段(130)と、 前記交差点内において前記接続道路の間を道路構造的に
    分離する分離手段(CB)が存在することを前記分離物
    判定手段が判定したとき、前記接続道路が前記自車にと
    って前記分離物を越えずに進行できる道路であるか否か
    を判定する分離進行判定(140)とを有し、 前記接続道路が前記自車にとって前記分離物を越えずに
    進行できる道路であることを前記分離進行判定が判定し
    た場合には、前記接続道路を、前記進入道路から見て前
    記自車が道路構造的に進入可能である道路とすることを
    特徴とする請求項1に記載の車両用経路案内装置。
  4. 【請求項4】 前記各接続道路のうち前記進入道路から
    見て前記自車が道路構造的に進入可能であることを前記
    判定手段によって判定された道路に基づき前記退出道路
    の案内を行う必要が有るか否かを判定する要否判定手段
    (169)とを有し、 前記退出道路の案内を行う必要が有ることを前記要否判
    定手段が判定した場合には、前記案内手段が、前記経路
    に従って前記退出道路を案内することを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1つに記載の車両用経路案内装置。
  5. 【請求項5】 前記案内手段は、 音声出力するための音声出力手段(40)と、 前記各接続道路のうち前記進入道路から見て前記自車が
    道路構造的に進入可能であることを前記判定手段によっ
    て判定された道路に基づき前記退出道路を前記音声出力
    で案内させるように前記音声出力手段を制御する音声制
    御手段(170)とを有することを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれか1つに記載の車両用経路案内装置。
  6. 【請求項6】 前記案内手段は、 表示を行う表示手段(61)と、 前記交差点を含む道路地図を表示させるとともに、この
    表示された道路地図上に前記経路を表示させるように前
    記表示手段を制御する表示制御手段(180)とを有
    し、 前記表示手段の道路地図は、前記各接続道路のうち前記
    進入道路から見て前記自車が道路構造的に進入可能であ
    ることを前記判定手段によって判定された道路を表示
    し、かつ、前記進入道路から見て前記自車が道路構造的
    に進入不可能であることを前記判定手段によって判定さ
    れた道路が表示されないようになっていることを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれか1つに記載の車両用経路
    案内装置。
JP2002078518A 2002-03-20 2002-03-20 車両用経路案内装置 Expired - Fee Related JP3867599B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002078518A JP3867599B2 (ja) 2002-03-20 2002-03-20 車両用経路案内装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002078518A JP3867599B2 (ja) 2002-03-20 2002-03-20 車両用経路案内装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003269980A true JP2003269980A (ja) 2003-09-25
JP3867599B2 JP3867599B2 (ja) 2007-01-10

Family

ID=29206071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002078518A Expired - Fee Related JP3867599B2 (ja) 2002-03-20 2002-03-20 車両用経路案内装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3867599B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005234419A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Mba:Kk 地図情報作成装置、地図情報作成方法及びナビゲーション装置
US7050905B2 (en) * 2000-12-21 2006-05-23 Nokia Corporation Navigation system with updating segments
CN109559540A (zh) * 2017-09-26 2019-04-02 本田技研工业株式会社 周边监视装置、周边监视方法及存储介质

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10227649A (ja) * 1997-02-18 1998-08-25 Alpine Electron Inc ナビゲーション装置
JPH1183520A (ja) * 1997-09-02 1999-03-26 Denso Corp 車両用走行経路案内装置
JPH11108679A (ja) * 1997-10-02 1999-04-23 Sumitomo Electric Ind Ltd 経路案内装置
JP2001084487A (ja) * 1999-09-14 2001-03-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車載用ナビゲーション装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10227649A (ja) * 1997-02-18 1998-08-25 Alpine Electron Inc ナビゲーション装置
JPH1183520A (ja) * 1997-09-02 1999-03-26 Denso Corp 車両用走行経路案内装置
JPH11108679A (ja) * 1997-10-02 1999-04-23 Sumitomo Electric Ind Ltd 経路案内装置
JP2001084487A (ja) * 1999-09-14 2001-03-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車載用ナビゲーション装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7050905B2 (en) * 2000-12-21 2006-05-23 Nokia Corporation Navigation system with updating segments
JP2005234419A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Mba:Kk 地図情報作成装置、地図情報作成方法及びナビゲーション装置
JP4535745B2 (ja) * 2004-02-23 2010-09-01 株式会社エムビーエイ 地図情報作成装置
CN109559540A (zh) * 2017-09-26 2019-04-02 本田技研工业株式会社 周边监视装置、周边监视方法及存储介质
JP2019061432A (ja) * 2017-09-26 2019-04-18 本田技研工業株式会社 周辺監視装置、周辺監視方法及びプログラム
CN109559540B (zh) * 2017-09-26 2021-09-28 本田技研工业株式会社 周边监视装置、周边监视方法及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP3867599B2 (ja) 2007-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4645516B2 (ja) ナビゲーション装置及びプログラム
JP4651718B2 (ja) ナビゲーション装置
JP5704086B2 (ja) カーナビゲーションシステム
JP4647009B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2007316018A (ja) 車両用ナビゲーション装置
JP2006240449A (ja) 運転支援装置
JP2006251888A (ja) 車両用運転支援装置及び車両用ナビゲーション装置
JP4888703B2 (ja) 車両用ナビゲーション装置
JP2006053109A (ja) 車両用ナビゲーション装置及び車両用ナビゲーション装置の経路案内方法
JP2007147317A (ja) 車両用経路案内装置
JP2004317418A (ja) 車両用地図表示装置
JP4380017B2 (ja) ナビゲーション装置及び記録媒体
JP2000112343A (ja) ナビゲーション用立体表示方法及びナビゲーション装置
JP3874052B2 (ja) ナビゲーション装置およびそのプログラムを記録した記憶媒体
JP2011174755A (ja) 車載装置
JP3409657B2 (ja) 車両用ナビゲーション装置及び記憶媒体
JP2003269980A (ja) 車両用経路案内装置
JP2006064661A (ja) ナビゲーション装置
JP4261967B2 (ja) 車両用ナビゲーション装置並びに該装置用プログラム及び記録媒体
JP2001208556A (ja) 地図表示装置
JPH08304094A (ja) ナビゲーション装置
JP3951952B2 (ja) ナビゲーション装置
JP4026646B2 (ja) 車両用案内装置、及び折り返し地点の案内方法
JPH0749243A (ja) 交差点案内装置
JP2000171263A (ja) 車両用ナビゲーション装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101020

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101020

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111020

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121020

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121020

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131020

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees