JP2003269910A - 平面度測定用シヤリング干渉計 - Google Patents

平面度測定用シヤリング干渉計

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JP2003269910A
JP2003269910A JP2002118585A JP2002118585A JP2003269910A JP 2003269910 A JP2003269910 A JP 2003269910A JP 2002118585 A JP2002118585 A JP 2002118585A JP 2002118585 A JP2002118585 A JP 2002118585A JP 2003269910 A JP2003269910 A JP 2003269910A
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light
optical
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frequency
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JP2002118585A
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Norito Suzuki
範人 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円弧状あるいは渦巻状の曲線の走引で平面
度をナノメータからサブナノメータの感度で測定する装
置を提供する。 【構成】 直交2周波レーザ光を2つの光路に分割
し、各々の光路に旋光素子と偏光を2つの進行方向に分
岐する素子をもうけ該素子を通過した2つの光路の2組
の偏光を3本の光束になるように合波すると共に前記の
素子を通過する偏光の方位を変化させて3本の光束の進
行方向を制御して任意の曲線上に3点がおかれる3点シ
ヤリングヘテロダイン干渉計を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は真の平面からずれ即
ち平面度をナノメータからサブナノメータの感度で測定
する装置の提供に関するものである。 【0002】 【従来の技術】ヘテロダイン干渉計で基準面を用いるこ
となく(真の基準平面は存在しない)平面度を測定する
方法として原理的には偏光変位素子を用いる3点シヤリ
ングヘテロダイン干渉計が開発されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】偏光変位素子を用いる
3点シヤリングヘテロダイン干渉計は測定点の走引が直
線に限られていた。それに対し例えば円板状の試料の表
面を測定する場合、円弧状や渦巻き状の走引が可能なこ
とが望まれる。そのためには3点シヤリングヘテロダイ
ン干渉計の3点を円弧上や渦巻状の曲線上に並べること
が必要となる。また渦巻の曲線上に並べる場合、3点を
常に曲率半径が変化する曲線上におく必要がある。この
ような並べ方は前記の偏光変位素子を用いる方法が実現
することは不可能である。 【0004】本発明は3点シヤリングヘテロダイン干渉
計の3点を任意の曲率を有する曲線上におく手段を提供
しようとするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】偏光方位が直交しかつ周
波数の異なる直交2周波レーザ光を2つの光路に分割
し、それぞれの光路の周波数がfとfの2周波偏光
を旋光機能を有する素子と偏光方位によって進行方向を
2つに分岐させる機能を持つ素子を通過させた後一方の
光路の周波数がfの偏光の光束と他方の光路の周波数
がfの偏光の光束の進行方向が一致するごとく、前記
の2つの光路の光を合波して、この合波光をレンズで集
光すると上記以外の偏光の光束の集光を加え、レンズの
焦点に合計3個の結像点ができる。但し入射レーザ光の
平行性は完全であると見做している。 【0006】この3個の点の中央の点は周波数がf
の偏光が重なった光であり、両側の点は、それぞれ
周波数がfおよびfの偏光である。そして図1のよ
うに両側の点と中央の点を結んだ2つの線の間の角度は
前記の2組の旋光機能を有する素子と進行方向を2つに
分岐する素子の方位すなわち分岐方向を変化させること
により変化させることが出来る。すなわち3点を任意の
曲線の上におくことができる。旋光機能を有する素子と
しては、2分の1波長板、複数の4分の1波長板を合成
したもの、フアラデー素子光路長を変えるため楔形のプ
リズムを2つ重ねた旋光子等がある。偏光方位によって
光の進行方向を分岐する素子としては図2に示す如きロ
シヨンプリズム型の素子がある。本来ロシヨンプリズム
は元来分岐された一方の光を除去して偏光子として用い
られるものであるが、こゝでは光を分岐するために使用
している。ロシヨンプリズムが分岐する固有偏光の一つ
は常光線oで入射光の方向に直進するが他は異常光線e
で進行方向は入射光の方向とは異なる。本発明ではロシ
ヨンプリズムを回転する必要がある。その場合、回転軸
の方向が常光線oの方向であるときは図2(a)の形で
よいが回転軸の方向が異常光線eの方向であるときは図
2(b)のようにする必要がある。図中の矢印は光学軸
の方位を示している。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図3を用いて説明する。直交2周波レーザ光源22の
光は光アイソレータ21を通りビーム分割器8で2つの
光路A、Bに分割される。分割された光はそれぞれビー
ム分割器9、10を通った後旋光機能を有する素子3、
4を通ることにより偏光方位が変化調整されロシヨンプ
リズム1、2で常光線oと異常光線eにより進行方向が
2つに分岐される。分岐された光は共にビーム分割器5
で合波されるが、ロシヨンプリズム1の常光線oの光束
とロシヨンプリズム2の異常光線eの光束が合致するよ
うに(あるいはその逆)合波、重ね合わせを行なう。こ
の重ね合わされた光束がレンズ40で収束され、レンズ
40の焦点におかれた試料面26上に中央の点像をつく
る。ロシヨンプリズムの他方の偏光の光束は同レンズ4
0により試料面上の両側の点像となる。従って、中央の
点像は2つの周波数、偏光方位の異なる光から成る。ロ
シヨンプリズムを回転して両側の像点の位置を変化させ
る場合ロシヨンプリズム1は常光線o、ロシヨンプリズ
ム2は異常光線eを軸にして回転を行なう。両側の像は
単一の偏光単一の周波数の光である。 【0008】今、レンズ40と2つのロシヨンブリズム
の実効的な光の分岐点までの距離をレンズ40の焦点距
離Fに等しくとりさらにレンズ40と試料面26との距
離も焦点距離Fに等しくとると、3本のレンズにより収
束する光束の中心軸は平行となり試料面上に収束し点像
をつくる。こゝで試料面の法線が入射光とほゞ一致して
いると(レーザ光束のビーム径がDであればD/Fラヂ
アンに比して角度ずれが十分小さければ)試料面の反射
光は入射光の光路を逆行する。 【0009】この逆行する反射光をビーム分割器9、1
0で取り出し結像レンズ6、7でピンホール11、12
のあ面上に結像させる。この結像光には光路A側のピン
ホール11のある面上に光路B側の反射光等、不要ない
くつかの点像がつくられるのでそれらを除去し必要な
光、つまり光路A側の入射光の光路を逆行した光のみを
ピンホール11に通し、光路Bを往復した光のみをピン
ホール12に通すようになっている。ピンホール11を
通った直交2周波光のヘテロダイン信号は偏光子24と
検知器13により第1の光ビートとして検出される。
同様にピンホール12を通った光のヘテロダイン信号
は、偏光子25と検知器14により第2の光ビートとし
て得られる。これらの光ビート信号とガラス板23の反
射光の光ビート信号(参照光ビート信号)との位相差が
位相差計19、20で求められる。第1の光ビートと参
照光ビートの位相差からは試料面上の点cと点bの間の
光路差が、第2の光ビートと参照光ビートの位相差から
点aと点bの間の光路差が求められる。そしてこの2組
の位相差即ち2組の光路差から、3点シヤリング干渉計
の原理により試料面を走引したとき、走引機構の変動と
試料面の凹凸を分離して計ることが出来る。(特願平1
1−376485) 【0010】試料が円板の面である場合、試料を回転し
て渦巻状に走引すると効率がよいが回転中心と測定点の
距離に応じてロシヨンブリズム1、2は回転機構30、
31で、旋光機能を有する素子3、4は回転機構(2分
の1波長板の場合)磁界の強さ(フアデー素子の場
合)、楔形プリズムの光路長変化機構(旋光子の場合)
等の駆動機構32、33で駆動してa、b、cの3点を
正確に渦巻曲線上に置くよう計算器制御等の制御を行な
う。 【0011】3点シヤリングヘテロダイン干渉計には初
期値決定問題が残されているが、被測定面の最低空間周
波数成分が零となるよう初期値を決める。 【0012】 【発明の効果】3点シヤリングヘテロダイン干渉計の3
点を任意の曲線上におくことにより、数多く考えられる
円板状の試料の面精度のナノメータ、サブナノメータレ
ベルの測定が効率よく行なわれる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の3点の説明図である。 【図2】 ロシヨンプリズムの説明図であ
る。 【図3】 本発明の実施の形態を示す図で
ある。 【符号の説明】 1、2 ロシヨンプリズム 3、4 旋光機能を有する素子(1/2
波長板) 6、7 結像レンズ 5、8、9、10 ビーム分割器 11、12 ピンホール 13、14、15 検知器 16、17、18 増幅器 19、20 位相差計 21 光アイソレータ 22 直交2周波レーザ光源 23 ガラス板 24、25、27 偏光子 26 試料面 30、31 ロシヨンプリズムの回転機構 32、33 旋光機能を有する素子の駆動機
構 40 集光レンズ F 集光レンズの焦点距離 A、B 光路 a、b、c 集光点像

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 周波数がfとfであり偏光方向が直交する直交2周
    波レーザ光を2つの光路すなわち、A光路とB光路に分
    割しそれぞれの光路の光を2組の旋光を行ないかつ旋光
    量を変化させ得る機構を具えた素子と、直交する偏光に
    対し偏光方位により2つの進行方向に分岐する機能を有
    しかつ分岐方向を変化させ得る機構を具えた素子を通過
    せしめたのち、A光路の光のうちの周波数がfである
    偏光とB光路の光のうちの周波数がfである偏光の光
    束が合致する如く合波して得られる光束、つまりA光路
    の光のうち周波数がfである偏光の光束と、前記の光
    束が合致した周波数がfおよびfである2つの偏光
    を持つ光束とB光路の光のうち周波数がfである偏光
    の光束とから成る3つの進行方向の異なる平行光束をつ
    くる手段と、該3つの平行光束を、中心軸が平行である
    如き、3つの収束する光束に変換する手段と該光東の収
    束点(焦点)に試料平面をおき光路Aおよび光路Bを逆
    行する試料平面の反射光の偏光を重ね合わせ2組の光ビ
    ートをつくり該2組の光ビートと光源の光の光ビートと
    の位相差を求める手段を有することを特徴とする平面度
    測定用シヤリングヘテロダイン干渉計
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