JP2003268962A - 二重床 - Google Patents

二重床

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JP2003268962A
JP2003268962A JP2002071450A JP2002071450A JP2003268962A JP 2003268962 A JP2003268962 A JP 2003268962A JP 2002071450 A JP2002071450 A JP 2002071450A JP 2002071450 A JP2002071450 A JP 2002071450A JP 2003268962 A JP2003268962 A JP 2003268962A
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JP
Japan
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floor
rubber
vibration
deformation suppressing
support leg
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JP2002071450A
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English (en)
Inventor
Akira Sakata
昭 坂田
Yoshiaki Sugata
義敬 菅田
Akira Iijima
彰 飯島
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Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】床基盤の上に支持脚を用いて床板材を支持する
二重床において、支持脚を通じて下階に伝播する衝撃音
を遮断するため、支持脚下部に防振ゴムが用いられる。
衝撃音の遮断に対しては、軟らかい防振ゴムほど遮断性
がよい。しかしながら、防振ゴムを軟らかくすると、荷
重に対し床板材が沈み込むという問題が生じる。 【解決手段】防振ゴムの周囲に変形抑制材を該防振ゴム
に接して配置する。変形抑制材は、防振ゴムの変形を押
さえ、床板材の沈み込みを小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床基盤に支持脚を
介し床板材を載設する二重床に係わり、特に支持脚の床
基盤に接する所に用いられる防振ゴムに関する。
【0002】
【従来技術および解決すべき課題】一般的な二重床構造
は、図4の概略側面図に示すように、コンクリートスラ
ブ等の床基盤6の上方に、床板材1を所定高さで支持す
るために、支持脚3を介設するもので、通常支持脚3の
高さは数10mmないし数100mm程度である。
【0003】支持脚3は、床基盤に接する支持脚下部5
と、該支持脚下部5の上部の孔に下端部を挿通する金属
または硬質樹脂製の脚部4で構成され、あるいはさらに
脚部3の上端部を挿通する孔を有する床板受け部2を配
し、その上に床板材1が載設される。
【0004】支持脚下部5には、通常のゴム弾性を有す
る高分子化合物が採用され、例えばブタジエン−スチレ
ン系ゴム、ブチル系ゴム、ニトリル系ゴム等の各種のゴ
ムがある。 支持脚下部5の下面は、床基盤6と接し、
該防振ゴムによって床板材1から床基盤6への振動、音
の伝播が抑制されるが、振動、音の伝播を少なくするた
め、防振ゴムは柔らかいほうがよい。しかしながら、防
振ゴムを柔らかくすると、床板材1に荷重が加わるとき
の防振ゴムの変形が大きく、床面が大きく沈んでしま
う。 床面の沈み込みが大きいと、歩行時に違和感が生
じたり、設置物のがたつき、家具などの重量物による床
の沈み込みが生じるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、床基盤の上
に、床基盤に接する防振ゴムと該防振ゴム上に立設する
脚部とからなる二重床支持脚を介して、床板材を載設す
る二重床において、防振ゴムの周囲に変形抑制材を該防
振ゴムに接して配置してあることを特徴とする二重床で
ある。
【0006】また、本発明は、変形抑制材と防振ゴムと
の接触面積が調整可能であることを特徴とする前記の二
重床である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、図4に示す床板
材1は、構造、材質を特定するものではないが、例えば
木質単板であったり、上面に木質化粧板を貼着した木質
合板(合板は下面側から上面側に向けて多数のスリット
を刻成した場合、防音、防振性能が向上する)、該木質
合板の下に弾性板、例えば樹脂、ゴム等の板状成形体、
遮音シート、あるいは有機・無機の繊維を絡合したマッ
ト状成形体等を積層、一体化して床板材本体を形成し、
更に床板材本体の下にベース板、例えばパーティクルボ
ード、石膏ボード、軽量セメントボード等、上方からの
局部的衝撃を受けても撓み難い板を配設して形成したも
のが一般的である。
【0008】勿論、最上層にリノタイル等の比較的軟質
の材料を配したり、上記木質合板をパーティクルボー
ド、硬質樹脂板等に変換したり、上記緩衝板を異種材料
の多層構成としたりする等、各種の床板材を採用するこ
とができる。
【0009】図1は、本発明に係る二重床の支持脚下部
5の一実施形態を示した図であり、図1(B)は側面
図、図1(A)は平面図である。また、図2は、脚部4
の脚部挿通部10を脚部挿通孔9に挿通した状態での、
図1(A)のa−a’断面図である。
【0010】支持脚3の脚部4は金属または硬質樹脂で
形成される。支持脚下部5は、通常のゴム弾性を有する
高分子化合物、例えばブタジエン−スチレン系ゴム、ブ
チル系ゴム、ニトリルゴム、クロロプレン系ゴム、ウレ
タン系ゴム、シリコーン系ゴム等の各種のゴムで作製さ
れる防振ゴム8の周囲に変形抑制材7を配置したもので
ある。防振ゴム8の硬度は適宜設計すればよいが、床上
からの衝撃振動を緩和するうえで、Hs50°以下とす
るのが好ましい。更に好ましくはHs10°〜30°の
範囲とする。
【0011】支持脚下部5のサイズは特定しないが、全
高は20mmないし60mm程度とする。径(水平方向
の広がり)は、約30mm〜50mm程度とすることが
好ましい。
【0012】防振ゴム8には、脚部4を挿入する脚部挿
通孔9を有し、該脚部挿通孔9に脚部4の脚部挿通部1
0を挿通する。また、防振ゴム8には、側面と上面との
全部あるいは一部に、変形抑制材7を防振ゴムに接する
ように配置する。
【0013】さらに、図3に示すように、変形抑制材7
は、防振ゴムと接する範囲を調整できるようにしておく
ことは、防振ゴムの硬度や形状を変えないで、衝撃音の
遮断性能や沈み込みの調整ができるので、望ましい。
【0014】変形抑制材7は、硬質樹脂、軟質樹脂、木
材あるいは金属などで作製することができる。またガラ
ス繊維強化樹脂などを用いてもよい。
【0015】
【実施例】実施例1 図4に示す二重床を、床基盤6に以下の構成で作製し
た。
【0016】床板材1:木質化粧板/木質合板/パーテ
ィクルボードを積層して床板材1を形成した。床板材1
の総厚みは40mmである。
【0017】支持脚3:脚部4は合成樹脂で形成し、支
持脚下部5の防振ゴム8にはゴム硬度Hs10°のゴム
を採用した。
【0018】支持脚下部5の外観形状は図1に示したも
のと同様な形状であり、外径は50mm、高さは30m
mである。また、変形抑制材7を厚み4mmの合成樹脂
板で作製した。支持脚全長(高さ)は約50mmとし
た。
【0019】この二重床について、JIS A 141
8−1に基づいて床衝撃音遮断性能試験(軽量衝撃音の
遮断性能)を実施したところ、250Hzにおいて、床
基盤6の場合よりも、22dBの改善が認められた。ま
た、床中央部の支持脚4が位置する床面に50cm2
たり1000Nの荷重を加える床荷重試験では、変位量
が0.8mmと小さく、床衝撃音の遮断性能と床面の沈
み込みは、十分満足するものであることが確認できた。
【0020】実施例2 変形抑制材7と防振ゴム8との接する面積を変えた以外
は実施例1と同様にして、図4に示す二重床を作製し
た。
【0021】支持脚下部5にの外観形状は、図3に示し
たものと同様な形状であり、外径は、d1=20mm、
d2=50mm、高さは30mmである。防振ゴム8の
下辺から上方に、変形抑制材7を5mm移動して、変形
抑制材7を防振ゴム8に配置した。
【0022】この二重床について、実施例1と同様に、
JIS A 1418−1に基づいて床衝撃音遮断性能
試験(軽量衝撃音の遮断性能)を実施したところ、25
0Hzにおいて、床基盤6の場合よりも、22dBの改
善が認められた。また、床中央部の支持脚4が位置する
床面に50cm2当たり1000Nの荷重を加える床荷
重試験では、変位量が2.1mmであり、床衝撃音の遮
断性能と床面の沈み込みは、十分満足するものであっ
た。
【0023】比較例1 変形抑制材7を用いない他は実施例1と同様にして、図
7に示す二重床を作製した。
【0024】この二重床について、実施例1と同様に、
JIS A 1418−1に基づいて床衝撃音遮断性能
試験(軽量衝撃音の遮断性能)を実施したところ、25
0Hzにおいて、床基盤6の場合よりも、22dBの改
善が認められ、床衝撃音の遮断性能は実施例と同様の性
能であった。しかし、床中央部の支持脚4が位置する床
面に50cm2当たり1000Nの荷重を加える床荷重
試験では、変位量が9.1mmと大きく、床面の沈み込
みは、満足する性能ではなかった。
【0025】
【発明の効果】本発明の二重床は、従来の二重床に比較
し、振動、音の伝播が小さく、床の沈み込みの小さい二
重床を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る変形抑制材の1実施形態を示した
図であり、図1(A)は平面図、図1(B)は測面図で
ある。
【図2】支持脚を挿通孔に挿通した状態での、図1のa
−a’断面図である。
【図3】本発明に係る変形抑制材の別の実施形態を示す
断面図である。
【図4】一般的な二重床構造を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 床板材 2 床板受け部 3 支持脚 4 脚部 5 支持脚下部 6 床基盤 7 変形抑制材 8 防振ゴム 9 脚部挿通孔 10 脚部挿通部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯島 彰 東京都千代田区神田錦町3丁目7番1 セ ントラル硝子 株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DF06 EA01 FA11 GA12 GA62 GA65 HD11 HE01 KA08 LA08 3J048 AA01 BA03 BD05 DA01 EA38

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床基盤の上に、床基盤に接する防振ゴムと
    該防振ゴム上に立設する脚部とからなる二重床支持脚を
    介して、床板材を載設する二重床において、防振ゴムの
    周囲に変形抑制材を該防振ゴムに接して配置する構造で
    あることを特徴とする二重床。
  2. 【請求項2】変形抑制材と防振ゴムとの接触面積が調整
    可能であることを特徴とする請求項1に記載の二重床。
JP2002071450A 2002-03-15 2002-03-15 二重床 Abandoned JP2003268962A (ja)

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