JP2003268679A - 蓄熱性を有する糸及びそれを用いた織物 - Google Patents

蓄熱性を有する糸及びそれを用いた織物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】外気温が高過ぎたり低過ぎたりしても快適と感
じられる体温を長時間安定化せしめることが可能で、通
常の布帛と全く同じ風合いと着心地を醸し出すことが可
能な糸及び織物を提供する。 【解決手段】蓄熱材を内包するマイクロカプセルの組成
物が塗工又は含浸された繊維を撚り合わされて得られる
蓄熱性能を有する糸を作製し、更にその糸を編み込んで
織物とする。蓄熱材の融点は0〜60℃の範囲が好まし
く、マイクロカプセルの体積平均粒子径は10μm以下
が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蓄熱性を有する糸及
びそれを用いた織物に関するものであり、この織物を用
いて加工された被服材料を身体につけることにより予め
蓄熱材に蓄えられた熱が体温を蓄熱したり放熱すること
により適度の体温に安定し得るため、快適さが感じられ
る被服材料を提供することが可能となる。その他織物と
してカーペット、カーテン、寝具などにも加工が可能で
体温及び室温調節機能を有する各種被服材料や保温保冷
用布帛を得ることが可能となる。
【0002】
【従来の技術】繊維に蓄熱性能や保温性能を保持させる
方法として、特開平1−132816号公報では周期律
表第4族に属する遷移金属の炭化物粉末を溶融紡糸する
方法や、特開平8−170218号公報ではフタロシア
ニン化合物を含有した繊維の提案が成されている。ま
た、特開平6−200417号公報では鞘部が熱可塑性
重合体、芯部が潜熱蓄熱材から成る複合繊維が衣料用に
適した蓄熱材入り繊維が提案されている。しかしながら
これらの方法ではかなりのコストアップにつながるばか
りか風合いや着心地の点で充分なものは得られなかっ
た。
【0003】また、人体から発する熱を蓄えたり放熱す
ることを防いだりする目的で、繊維自体に蓄熱材を内包
したマイクロカプセルを塗工または含浸した布帛類の提
案がなされている(特開昭64−85374号、特開平
9−78470号、同10−295407号公報等)。
このような布帛類を用いたジャケット、手袋、ブーツ等
は蓄熱性があるために保温性に優れた効果を発揮するも
のであり、人体より発する熱をカプセル内の蓄熱材に蓄
えることにより体温調節機能を意図するものである。
【0004】その中で蓄熱材を内包するマイクロカプセ
ルが合成ポリマーの中に練り込まれた繊維が特公平5−
55607号公報で提案されており可逆的熱貯蔵性を示
すと記載されている。しかしながら、充分な強度を有す
る繊維にするためには合成ポリマー中に練り込まれるマ
イクロカプセルの含有比率も自ずと低い割合に成らざる
を得ず、結果的に蓄熱性能の乏しい繊維しか得られなか
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、外気
温が高過ぎたり低過ぎたりしても、人間が快適と感じら
れる体温を長時間安定化せしめることが可能で、通常の
布帛と全く同じ風合いと着心地を醸し出すことが可能な
糸及び織物を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、蓄熱材
を内包するマイクロカプセルの組成物が塗工又は含浸さ
れた繊維が撚り合わされて得られる糸、及びその糸を用
いて得られる織物を用いることにより達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】通常、「糸」とは動物性あるいは
植物性の繊維を細く撚り合わせて伸ばしたものを意味し
絹糸のような細長い繊維を引き揃えて撚り合わせたフィ
ラメント糸と、綿や羊毛のような短い繊維を紡いだ紡績
糸に大別される。本発明の糸の製法は 1.シート状支持体にマイクロカプセルを塗工又は含浸
する工程、2.塗工又は含浸されたシートを短冊状に細
長く裁断しそれらを撚り合わせて糸を作る工程、3.そ
の糸を編み上げて織物にする工程、の3工程から得られ
る。
【0008】1.のマイクロカプセルの塗工又は含浸の
工程で用いられる支持体としては、例えば、セルロース
繊維からなるシート、ナイロン繊維、ポリエステル繊
維、ポリエチレン繊維等の合成あるいは天然繊維が用い
られる。これらのシートの厚みは特に限定はされない
が、織物に加工し更に被服材料まで加工した場合に剛直
感がなく着心地の良い感触が得られるためになるべく薄
く、しかもしなやかな素材を用いることが好ましい。具
体的には厚みが5〜100μm、好ましくは10〜30
μmのセルロース繊維を用いた支持体が好ましい。この
範囲以下であると強度に乏しく塗工又は含浸操作が困難
になるため好ましくない。
【0009】これらのシートにマイクロカプセルを塗工
又は含浸する装置としては、エアーナイフコーター、ブ
レードナイフコーター、カーテンコーターなどの紙塗工
用のコーターを用いてシートの片面又は両面に塗工した
り、ディップコーター、ロールコーター等の含浸が可能
なコーターを用いて支持体全体に含浸してもも良い。乾
燥は熱風乾燥、高周波乾燥などの加熱手段が用いられ、
マイクロカプセルや支持体に劣化を与えない程度の温度
で乾燥される。
【0010】支持体に塗工又は含浸されるマイクロカプ
セルの固形重量は、支持体の厚みにも影響されるが、1
〜100g/m2、好ましくは5〜50g/m2の範囲で
塗工又は含浸される。この範囲以下であると蓄熱性能に
乏しく、この範囲以上であると撚糸操作が困難になった
り織物の風合いに悪影響を与えるため好ましくない。
【0011】支持体に塗工又は含浸する際には必要であ
ればマイクロカプセルとともに適当なバインダーが添加
される。使用されるバインダーの具体例としては、結着
能及び皮膜形成能を有する従来より公知の天然高分子物
質、天然高分子変性品(半合成品)、及び合成品を用い
ることができる。バインダーに用いる天然高分子物質と
しては、でんぷん類、ゼラチン、カゼイン等、半合成品
としては、メチルセルロース、エチルセルロース、メチ
ルエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、可
溶化でんぷんの様な酸分解でんぷん、また、合成品とし
ては、ポリビニルアルコール、アクリル酸エステル、ポ
リエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、及びビ
ニルピロリドン酢酸ビニル共重合体の親水性高分子や、
ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、スチレンブタジエン共
重合体、カルボキシ変性スチレンブタジエン共重合体、
アクリロニトリルブタジエン共重合体、アクリル酸メチ
ルブタジエン共重合体、及びエチレン酢酸ビニル共重合
体等のラテックス類等が挙げられるがポリウレタン樹脂
が比較的柔らかく且つ臭いがなく接着性も強いので特に
好ましい。
【0012】2.の撚糸工程では、1.で得られた塗工
又は含浸されたシートを約0.5〜10mmの幅の短冊
状に裁断し、そのシート片を1m辺り300〜2000
回撚りを入れることにより強靱さが増した糸を作ること
が可能となる。この場合撚り合わせる短冊状シートは1
種類だけでなく、異なった種類のマイクロカプセルが塗
工又は含浸された複数の短冊状シートと組み合わせて撚
り上げても良い。これら撚糸工程は各種紡績機械によっ
て目的に応じた太さ、長さに加工される。1.の塗工又
は含浸工程、及び又は2.の撚糸工程の際に、マイクロ
カプセルと共に、各種抗菌剤、消臭剤、香料、着色剤、
発色剤、放吸湿材、光触媒、無機及び有機系の光−熱変
換材料、断熱材、吸音材、
【0013】3.の織物とは、縦方向の糸と横方向の糸
が一定の規則的なルールで組み合わされた布帛状の構造
物を意味する。通常縦糸と横糸の太さは用途や糸の性質
により変化し冬用及び強度を有するものであれば太めの
糸を、夏向き及び薄手の風合いが必要であれば細目の糸
が用いられる。縦糸と横糸は、のり付け、整経、たて
巻、管巻き、製織の各工程を経て織物製品が完成する。
本発明の織物は通常の横編み機、丸編み機、ラッシェル
機、トリコット編み機等の織物産業で用いられている各
種織機を用いて編み込まれる。
【0014】本発明で用いられるマイクロカプセルの製
法及び内包される化合物の種類は限定はされないが、本
発明の固形化物の利用方法として蓄熱材を内包する空調
用蓄熱材が特に好ましい例として挙げられる。蓄熱材を
マイクロカプセル化する方法としては、複合エマルジョ
ン法によるカプセル化法(特開昭62−1452号公
報)、蓄熱材粒子の表面に熱可塑性樹脂を噴霧する方法
(同62−45680号公報)、蓄熱材粒子の表面に液
中で熱可塑性樹脂を形成する方法(同62−14933
4号公報)、蓄熱材粒子の表面でモノマーを重合させ被
覆する方法(同62−225241号公報)、界面重縮
合反応によるポリアミド皮膜マイクロカプセルの製法
(特開平2−258052号公報)等に記載されている
方法を用いることができる。
【0015】カプセル膜材としては特に限定されない
が、界面重合法、インサイチュー法等の手法で得られ
る、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリアミ
ド、ポリアクリルアミド、エチルセルロース、ポリウレ
タン、アミノプラスト樹脂、またゼラチンとカルボキシ
メチルセルロース若しくはアラビアゴムとのコアセルベ
ーション法を利用した合成あるいは天然の樹脂が用いら
れるが、物理的、化学的に安定で、脂肪族系炭化水素化
合物でも良好な品質のマイクロカプセルが得られるイン
サイチュー法による尿素ホルマリン樹脂、メラミンホル
マリン樹脂皮膜を用いたマイクロカプセルが特に好まし
い。マイクロカプセル分散液のpHは特に限定されない
が10以下が好ましい。
【0016】本発明で用いられる蓄熱材の必要条件とし
て、人間の皮膚温付近の25〜37℃付近に設定される
ことが特に好ましいが、外部から強制的に冷熱又は温熱
を付与して蓄熱性能を有する被服材料を得るためには0
〜60℃の範囲の融点が好ましい範囲である。具体的に
は、炭素数が約13〜40までのノルマルパラフィン、
セチルアルコール、ステアリルアルコールなどのアルコ
ール化合物、ステアリン酸等のカルボン酸化合物、ラウ
リン酸メチル、ミリスチン酸ミリスチル等のエステル化
合物等が挙げられ、更に融解熱量は80kJ/kg以上
であること、強い毒性や臭気がなく安価であること、な
どが条件として挙げられる。
【0017】マイクロカプセルの粒子径の設定は、乳化
剤の種類、界面活性剤の濃度、乳化時の乳化液の温度、
乳化比(水相と油相の体積比率)、乳化機、分散機等の
微粒化装置の種類や運転条件(攪拌回転数、時間等)を
変更することにより所望の値に設定することができる
が、糸に撚り合わせた場合に破壊が少ないように1〜1
0μmの範囲に設定することが好ましい。本発明の粒子
径は、ベックマンコールター社製コールターカウンタ
ー、マルチサイザーを用いて測定した体積平均粒子径を
示す。
【0018】かくして得られた織物は帽子、下着、セー
ター、ズボン等の被服材料や靴の中敷きなどに加工さ
れ、体温と蓄熱材との熱交換効果により体温の安定化が
図られるため気温の急激な変化や激しい運動に対しても
快適な着心地が得られる被服材料を提供することが可能
となる。また、本発明の蓄熱性を有する糸を用いて、カ
ーペット、カーテン、畳、建築用内装材、寝具、ショー
ル等にも加工が可能である。
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す。実施例中の部
数は固形質量部を表す。また、融点及び融解熱量は示差
熱熱量計(米国パーキンエルマー社製、DSC−7型)
を用いて測定した。
【0020】実施例1 蓄熱材マイクロカプセルの製法 メラミン粉末12重量部に37%ホルムアルデヒド水溶
液15.4重量部と水40重量部を加え、pHを8に調
整した後、約70℃まで加熱してメラミン−ホルムアル
デヒド初期縮合物水溶液を得た。pHを4.5に調整し
た10%スチレン−無水マレイン酸共重合体のナトリウ
ム塩水溶液100重量部中に、蓄熱材として、ノルマル
オクタデカン70重量部とノルマルノナデカン10部の
混合液(融点約30℃)を激しく撹拌しながら添加し、
粒子径が3.0μmになるまで乳化を行なった。
【0021】得られた乳化液に、上記メラミン−ホルム
アルデヒド初期縮合物水溶液全量を添加し70℃で2時
間撹拌を施した後、pHを9まで上げて水を添加して乾
燥固形分濃度40%の蓄熱材マイクロカプセル分散液を
得た。このマイクロカプセル分散液100部に対し、固
形分濃度40%のポリウレタン樹脂エマルジョン20部
を添加し蓄熱材マイクロカプセル分散液を得た。
【0022】このマイクロカプセル分散液を、坪量12
g/m2のセルロース繊維シートにエアーナイフコータ
ーを用いて10g/m2の塗工シートを得た。この塗工
シートを幅4mm幅に短冊状に裁断し、1m辺り110
0回の撚りを入れてマイクロカプセルとセルロース繊維
から成る糸が得られた。更にこの糸を平織りすることに
より蓄熱性能を有する織物が得られた。
【0023】実施例2 蓄熱材としてミリスチン酸ミリスチル(融点40℃、融
解熱量176kJ/kg)80部に多価イソシアネート
としてポリメリックジフェニルメタンジイソシアネート
(住友バイエルウレタン(株)製芳香族イソシアネー
ト、商品名44V20)10部を50℃で溶解した蓄熱
材を、5%(w/w)ポリビニルアルコール(クラレ(株)
製、商品名ポバール117)水溶液100部中に体積平
均粒子径が8μmになるまで室温で強攪拌を施した。次
にこの乳化液に3%ジエチレントリアミン水溶液60部
を添加した後65℃で加熱と攪拌を1時間施してポリウ
レア皮膜を有する固形分濃度40%のミリスチン酸ミリ
スチルのマイクロカプセル分散液を得た。
【0024】このマイクロカプセル分散液100部に実
施例1と同様のポリウレタン樹脂エマルジョン10部を
添加し蓄熱材マイクロカプセル分散液を得た。このマイ
クロカプセル分散液を厚さ0.12mm、坪量22g/
2のポリエステル繊維を用いた乾式製法による不織布
に固形重量で20g/m2のマイクロカプセル組成物が
付着するようにディップコーターを用いて含浸した。こ
の含浸されたシートを幅約5mmに短冊状に裁断し実施
例1と同様に平織りして蓄熱性能を有する織物が得られ
た。この織物を10枚重ね合わせ綿製の袋に充填したと
ころ、予め40℃以上に加熱しておくことにより熱源か
ら解放しても長時間暖かさが持続する蓄熱タイプの絨毯
あるいは座布団が得られた。
【0025】
【発明の効果】実施例からも明らかなように、本発明の
ごとく蓄熱材マイクロカプセルを塗工又は含浸されたシ
ートを短冊状に裁断した後撚糸し、更に織物に加工する
ことにより、通気性、風合い、着心地ともに良好な通常
の織物と全く変わらない布帛が得られる。本発明の織物
は多量の冷熱又は温熱を蓄えることが可能であるため、
被服材料に加工した場合に体より発せられる熱を蓄えた
り放出したりして、体表面の温度を適温に保持すること
が可能となる。また、強制的に冷やしたり加熱したりす
ることにより長時間涼しい、あるいは暖かさが長時間持
続する被服材利用や温熱、冷熱器具が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4L031 AB32 CA07 DA00 4L033 AA02 AA07 AA08 AB05 AC15 BA01 BA11 BA17 BA21 CA33 CA36 CA50 4L036 MA05 MA08 MA37 MA39 MA40 PA26 UA06 4L048 AA07 AA21 AA56 AB27 AC00 BA01 CA00 DA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄熱材を内包するマイクロカプセルの組
    成物が塗工又は含浸された繊維が撚り合わされて得られ
    る蓄熱性を有する糸及びそれを用いた織物。
  2. 【請求項2】 蓄熱材の融点が0〜60℃の範囲である
    請求項1記載の蓄熱性を有する糸及び織物。
  3. 【請求項3】 蓄熱材を内包するマイクロカプセルの体
    積平均粒子径が1〜10μm以下である請求項1記載の
    蓄熱性を有する糸及びそれを用いた織物。
  4. 【請求項4】 蓄熱材を内包するマイクロカプセルの組
    成物が蓄熱材を内包するマイクロカプセルとポリウレタ
    ン樹脂を含むことを特徴とする請求項1記載の蓄熱性を
    有する糸及びそれを用いた織物。
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