JP2003268591A - 電解処理方法及び電解処理装置 - Google Patents

電解処理方法及び電解処理装置

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JP2003268591A
JP2003268591A JP2002066909A JP2002066909A JP2003268591A JP 2003268591 A JP2003268591 A JP 2003268591A JP 2002066909 A JP2002066909 A JP 2002066909A JP 2002066909 A JP2002066909 A JP 2002066909A JP 2003268591 A JP2003268591 A JP 2003268591A
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plating
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electrolytic
resistance structure
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Kazuhide Watanabe
和英 渡辺
Shinji Nomichi
伸治 野路
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Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電層の厚みや膜種、めっき液の電解質等を
変更することなく、基板面内における均一な電解処理を
行えるようにした電解処理方法及び電解処理装置を提供
すること。 【解決手段】 陽極と陰極の一方の電極との接点を持つ
被処理基板Wと被処理基板Wに対峙させた他方の電極1
4との間に満たした電解液10の少なくとも一部に、電
解液10の電気伝導率より低い電気伝導率の高抵抗構造
体22を設けて被処理基板W表面の電解処理を行なう。
高抵抗構造体22としてフッ素系高分子材料を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理基板の表面
にめっきやエッチング等の電解処理を施す電解処理方法
および電解処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電解処理、特に電解めっきは、金属膜の
形成方法として広く利用されている。近年例えば銅の多
層配線用の電解銅めっきや、バンプ形成用の電解金めっ
きなど、半導体産業などでもその有効性(安価、孔埋め
特性など)が注目され利用されつつある。
【0003】図1はいわゆるフェイスダウン方式を採用
して半導体ウエハ等の被処理基板(以下、基板という)
の表面に電解めっきを施すめっき装置の従来の一般的な
構成を示すもので、このめっき装置は、上方に開口し内
部にめっき液100を保持する円筒状のめっき槽102
と、基板Wを着脱自在に下向きに保持して該基板Wをめ
っき槽102の上端開口部を塞ぐ位置に配置する基板保
持部104とを有している。めっき槽102の内部に
は、めっき液100中に浸漬されて陽極電極となる平板
状の陽極板106が水平に配置されている。一方、基板
Wの下面(めっき面)には導電層Sが形成され、この導
電層Sは、その周縁部に陰極電極との接点を有してい
る。
【0004】前記めっき槽102の底部中央には、上方
に向けためっき液の噴流を形成するめっき液噴射管10
8が接続され、めっき槽102の上部外側には、めっき
液受け110が配置されている。
【0005】これにより、めっき槽102の上部に基板
Wを基板保持部104で下向きに保持して配置し、めっ
き液100をめっき槽102の底部から上方に噴出させ
て、基板Wの下面(めっき面)にめっき液100の噴流
を当てつつ、陽極板106(陽極電極)と基板Wの導電
層S(陰極電極)の間にめっき電源112から所定の電
圧を印加することで、基板Wの下面にめっき膜を形成す
るようにしている。この時、めっき槽102をオーバー
フローしためっき液100は、めっき液受け110から
回収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、LSI用のウ
エハや液晶基板は、年々大面積となる傾向にあり、これ
に伴って、基板の表面に形成されるめっき膜の膜厚のバ
ラツキが問題となってきている。つまり、基板に陰極電
位を与えるために、基板に予め形成した導電層の周縁部
に電極との接点を設けているが、基板の面積が大きくな
ると、基板の周辺の接点から基板中央までの導電層の電
気抵抗が大きくなり、基板面内で電位差が生じてめっき
速度に差が出て、めっき膜の膜厚のバラツキに繋がって
しまう。
【0007】すなわち、図3は、直径200mmのシリ
コン基板上に、30nm及び80nmの膜厚の導電層
(銅薄膜)を形成し、図1に示すような従来の一般的な
めっき装置を使用して電解銅めっきを行なった場合の基
板面内における銅めっき膜の膜厚分布を示す図である。
図4は、直径が200mm及び300mmのシリコン基
板上に膜厚100nmの導電層(銅薄膜)を形成し、前
記と同様にして電解銅めっきを行なった場合の基板面内
における銅めっき膜の膜厚分布を示す図である。図3及
び図4から明らかなように、導電層が薄い場合や、基板
直径が大きい場合には、電解めっきによって形成される
銅めっき膜の膜厚分布のバラツキが大きくなり、著しい
場合は基板の中央付近で全く銅膜が形成されないことが
起こる。
【0008】この現象を、電気化学的に説明すると以下
のようになる。図2は、図1に示す従来の一般的な電解
めっき装置の電気的等価回路図である。つまり、共にめ
っき液100中に没した陽極板106(陽極電極)と基
板Wの導電層S(陰極電極)の間にめっき電源112か
ら所定の電圧を印加して、導電層Sの表面にめっき膜を
形成すると、この回路中には、以下のような抵抗成分が
存在する。 R1 電源−陽極間の電源線抵抗および各種接触抵抗 R2 陽極における分極抵抗 R3 めっき液抵抗 R4 陰極(めっき表面)における分極抵抗 R5 導電層の抵抗 R6 陰極電位導入接点−電源間の電源線抵抗および各
種接触抵抗
【0009】図2から明らかなように、導電層Sの抵抗
R5が他の電気抵抗R1〜R4及びR6に比して大きく
なると、この導電層Sの抵抗R5の両端に生じる電位差
が大きくなり、それに伴ってめっき電流に差が生じる。
このように、陰極導入接点から遠い位置ではめっきの膜
成長速度が低下してしまい、導電層Sの膜厚が薄いと抵
抗R5が更に大きくなって、この現象が顕著に現れてし
まう。さらに、この事実は、基板の面内で電流密度が異
なることを意味し、めっきの特性自体(めっき膜の抵抗
率、純度、埋込特性など)が面内で均一とならない。
【0010】なお、基板が陽極になる電解エッチングに
おいても、電流方向が反対となるだけで同様の問題が生
じる。例えば、大口径ウエハの製造プロセスでは、ウエ
ハの中央部のエッチング速度が周縁部に比して遅くな
る。
【0011】これらの問題を回避する方法としては、導
電層の厚さを厚くしたり電気導電率を低くすることが考
えられる。しかし、基板はめっき以外の製造工程でも様
々な制約を受けるばかりでなく、例えば、微細パターン
上にスパッタ法で厚い導電層を形成するとパターン内部
にボイドが発生し易くなってしまうため、容易に導電層
の厚みを厚くしたり導電層の膜種を変更することはでき
ない。
【0012】また、陰極電位導入用の接点を基板の一面
に配置すれば、基板面内における電位差を小さくするこ
とが可能であるが、電気接点とした部位はLSIとして
使用できないなど現実的でない。更に、めっき液の抵抗
値(図2中の抵抗R3,R2またはR4)を高くするこ
とも有効であるが、めっき液の電解質を変更することは
めっき特性全体の変更を意味し、例えば、めっきする金
属イオン濃度を下げればめっき速度を十分高くとれない
などの制約が出てくる。
【0013】以上のように、基板の周辺部に接点を設
け、基板表面の導電層を用いて電解めっきを行う工程に
おいては、基板のサイズが大きくなるとめっき膜厚が基
板の面内で大きく異なってしまうという問題が発生し、
被処理基板面内での膜厚及びプロセスの均一化が重要な
半導体工業においては、特にこの問題が大きな制約とな
っている。
【0014】本発明は上記に鑑みて為されたもので、導
電層の厚みや膜種、めっき液の電解質等を変更すること
なく、基板面内における均一な電解処理を行えるように
した電解処理方法及び電解処理装置を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明の電解処理方法は、陽極と陰極の一方の電極と
の接点を持つ被処理基板と該被処理基板に対峙させた他
方の電極との間に満たした電解液の少なくとも一部に該
電解液の電気伝導率より低い電気伝導率の高抵抗構造体
を設けて被処理基板表面の電解処理を行なう電解処理方
法において、前記高抵抗構造体としてフッ素系高分子材
料を用いたことを特徴とする。
【0016】これにより、電解液中に没した陽極と陰極
との間の電気抵抗を高抵抗構造体を介することで電解液
のみからなる場合よりも高くして、被処理基板表面の電
気抵抗による電流密度の面内差を小さくすることができ
る。同時に電解処理過程では、高抵抗構造体自体からの
コンタミネーションが無いことが望ましく、このため高
抵抗構造体自体にフッ素系高分子材料を使用することで
コンタミネーションが無く成膜する金属膜中に不純物が
溶け込む恐れがない電解処理を実現した。ここで、被処
理基板を陰極の接点に接触させることで電解めっきを、
被処理基板を陽極の接点に接触させることで電解エッチ
ングを行うことができる。
【0017】また、本発明は、前記フッ素系高分子材料
からなる高抵抗構造体に、シンクロトロン光による微細
加工によって前記他方の電極から被処理基板方向に向け
て多数の貫通孔を設けたことを特徴とする。
【0018】即ち、フッ素系高分子材料からなる高抵抗
構造体への貫通孔の加工には、シンクロトロン(SR)
リング(電子蓄積リング)によって発生するシンクロト
ロン光を用いたSR(シンクロトロン)エッチング技術
を用いる。シンクロトロン光(SR光)とは光速に近い
速度で走っている電子が磁場の力で曲げられたときに電
子軌道の接線方向に放出される強い光のことをいう。こ
のSR光は、強い志向性を持った光であり、真空紫外、
X線の光源としては他の光源と比較して数桁強いもので
ある。このためレーザを照射しても微細な加工ができな
い難加工性材料であるフッ素系高分子材料(例えばPT
FE樹脂(ポリテトラフルオルエチレン樹脂))にこの
シンクロトロン光を利用することによって、フッ素系高
分子材料への微細で高アスペクト比の加工が可能になっ
た。具体的にはこのSR光エッチング技術を用い、PT
FE樹脂板にマスクを通してシンクロトロン光を当てる
と、シンクロトロン光が当たった部分がSR光エッチン
グされて微細な貫通孔構造を作ることができる。本発明
では、このSR光エッチング技術を応用し、フッ素系高
分子材料にマスクを通してシンクロトロン光を当て、多
数の貫通孔が空いたフッ素系高分子材料を製作する。そ
して貫通孔が前記他方の電極から被処理基板方向に貫通
するようにフッ素系高分子材料を配置する。
【0019】このシンクロトロン光による微細加工によ
り、高抵抗構造体の気孔率を制御し、電流も前記他方の
電極と被処理基板間で流れ易く、別の方向には流れにく
くなり、電流密度の制御性が向上できる。
【0020】また本発明は、前記他方の電極と被処理基
板間に電流を流した際の被処理基板表面の状態が所望の
処理状態となるように、前記貫通孔の分布及び/又は内
径を制御することによって、被処理基板表面各部の電解
処理状態を所望の処理状態とすることを特徴とする。
【0021】陽極と被処理基板間に高抵抗構造体を入れ
ることによって、被処理基板上の導電層の抵抗の影響を
小さくし、極力被処理基板表面で電流分布に差がないよ
うにしているが、完全に差を無くすことは難しい。そこ
で、シンクロトロン光による微細加工によって形成され
る該貫通孔の分布及び/又は内径を制御することによっ
て、被処理基板表面の電解処理状態を所望の処理状態に
制御する。例えば電解めっきの場合、被処理基板表面の
膜厚分布を該貫通孔の穴径、或いは穴ピッチで気孔分布
を制御することで、電極間の電流密度を制御し、所望の
膜厚分布を得ることができる。
【0022】また本発明の電解処理装置は、陽極と陰極
の一方の電極との接点を持つ被処理基板と該被処理基板
に対峙させた他方の電極との間に満たした電解液の少な
くとも一部に該電解液の電気伝導率より低い電気伝導率
の高抵抗構造体を設けて被処理基板表面の電解処理を行
なう電解処理装置において、前記高抵抗構造体がフッ素
系高分子材料によって構成されていることを特徴とす
る。
【0023】また本発明は、前記フッ素系高分子材料か
らなる高抵抗構造体には、前記他方の電極から被処理基
板方向に向けて多数の貫通孔が設けられていることを特
徴とする。
【0024】また本発明は、前記高抵抗構造体に、親水
性を持たす表面処理が施され、且つ前記電解液が含有さ
れていることを特徴とする。
【0025】これによって高抵抗構造体に電解液が浸水
し、電極間に電流(イオン)が流れ、電流密度を均一化
し、被処理基板上の膜厚分布を均一にできる。例えば、
親水性を持たす表面処理方法として、エキシマレーザー
の光化学反応によって、親水基や親油基など、特定の官
能基をPTFE樹脂表面に置換する改質法等が報告され
ている。またプラズマを照射することによって、濡れ性
を改善(表面の脱脂、表面の活性化、表面を粗す)する
方法もある。
【0026】また本発明は、前記高抵抗構造体が、少な
くとも二層以上の高抵抗構造体によって構成され、各層
の高抵抗構造体の貫通孔の分布を他層の高抵抗構造体の
貫通孔の分布と異なる分布にしていることを特徴とす
る。
【0027】ここで、通常、銅の電解めっきに際して
は、陽極に特殊な配慮を必要とする。第1に、陽極から
発生する一価の銅イオンを捕獲するために陽極表面に
「ブラックフィルム」と呼ばれるにかわ質の黒色膜を形
成する必要から、陽極材料に含燐銅を用いることであ
る。この黒色膜は、銅、燐、塩素などの複合物と言われ
ているが、二価銅イオンのみをめっき液中に送り込み、
めっき表面の異常析出などの原因になる一価銅イオンを
捕獲する働きをする。そして本発明は、高抵抗構造体を
二層以上にし、ブラックフィルムの欠落物やめっき膜に
不要な異物に対するフィルタ効果を持つ層と、本来の高
抵抗構造体としての層とで高抵抗構造体を構成した。ま
た銅の陽極板がめっきと共に電解消耗しその表面が欠落
することも有るが、このような欠落物に対しても前記フ
ィルタとしての機能によって捕獲し、被処理基板のめっ
き表面に付着することを回避する。但し、一層でフィル
タ機能と所望の高抵抗構造体としての機能を持たすこと
が可能で有れば、二層以上にする必要はない。
【0028】更に陽極に溶解性の銅陽極を使う代わり
に、不溶解性の陽極、例えばチタニウム表面に酸化イリ
ジウムを被覆したものを用いることもできる。この場
合、陽極表面では多量の酸素ガスが発生するが、この酸
素ガスも高抵抗構造体によって被処理基板表面に到達し
ないようにすることで、めっき膜の一部が欠落するなど
の不良の発生を無くすことができる。このように、フッ
素系高分子材料からなる高抵抗構造体を電気伝導率の低
い物質としてめっき液中に導入し、なおかつ陽極と陰極
を分離するように一様に配置することで、隔膜効果を得
るようにすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電解処理方法及び
電解処理装置の実施の形態を図面を参照して説明する。
図5は、本発明の第1の実施の形態の電解めっき装置に
適用した電解処理装置の要部概要図を示し、図6は、そ
の電気的等価回路図を示す。これは、直径200mmの
シリコン基板(以下、基板という)を、いわゆるフェイ
スダウン方式で保持して、この表面(下面)に銅めっき
を施すようにしたもので、この基板Wの下面(めっき
面)には、導電層(シード層)Sとしてのスパッタ銅の
薄膜が、例えば100nmの膜厚で形成されている。
【0030】このめっき装置には、例えば硫酸銅をベー
スとしためっき液10を保持する上方に開口したカップ
状のめっき槽12が備えられ、このめっき槽12の底部
には、例えば直径30mmの中央孔14aを有するドー
ナツ形状の陽極板14が設置されている。この陽極板1
4の材質は、例えばリンを0.04重量パーセント含む
銅である。めっき槽12の周囲には、このめっき槽12
の上部からオーバーフローしためっき液10を回収する
めっき液受け16が配置されている。
【0031】基板Wの周辺部に位置して、めっき槽12
の上方には、基板Wの下面周縁部に圧接して、ここから
のめっき液10の流出を阻止するリップシール18と、
このリップシール18の外方に位置し基板Wと接触して
該基板Wに陰極電位を導入する接点20が設けられてい
る。
【0032】めっき槽12の内部には、陽極板14と基
板Wとの間に位置して、めっき液10の電気伝導率より
低い所望の電気伝導率となるように貫通孔24aを設け
たフッ素系高分子材料からなる高抵抗構造体22が配置
されている。この高抵抗構造体22は、この例では、例
えばシンクロトロン光による微細加工した径100μm
の貫通孔24aを多数形成し(図5では図示の都合上、
実際よりも貫通孔24aの数はかなり少なくまた径はか
なり大きく記載されている)、これら多数の貫通孔24
aの内部にめっき液10を含有させることで構成されて
いる。
【0033】フッ素系高分子材料からなる高抵抗構造体
22への貫通孔24aの加工には、シンクロトロン(S
R)リング(電子蓄積リング)によって発生するシンク
ロトロン光を用いたSR(シンクロトロン)エッチング
技術を用いる。シンクロトロン光(SR光)は光速に近
い速度で走っている電子が磁場の力で曲げられたときに
電子軌道の接線方向に放出される強い光のことをいう。
このSR光は、強い志向性を持った光であり、真空紫
外、X線の光源としては他の光源と比較して数桁強いも
のである。このためレーザを照射しても微細な加工がで
きない難加工性材料であるフッ素系高分子材料(例えば
PTFE樹脂(ポリテトラフルオルエチレン樹脂))に
このシンクロトロン光を利用することによって、フッ素
系高分子材料の微細で高アスペクト比の加工が可能にな
った。具体的にはこのSR光エッチング技術を用い、図
10に示すように、電導性基板上のPTFE樹脂板にマ
スクを通してシンクロトロン光を当てると、シンクロト
ロン光が当たった部分がSR光エッチングされて微細な
貫通孔構造を作ることができる。そこで本発明では、図
11に示すように、このSR光エッチング技術を応用
し、フッ素系高分子材料24にマスクを通してシンクロ
トロン光を当て、多数の貫通孔24aが空いたフッ素系
高分子材料24を製作する。
【0034】このフッ素系高分子材料24自体は絶縁体
であるが、図5に示すように貫通孔24aにめっき液1
0を入り込ませ、貫通孔24aの絶縁体全体に占める割
合を制御することで高抵抗構造体22が構成される。こ
のフッ素系高分子材料24の陽極板14の中央孔14a
に対向する位置には、例えば図5,図11に示すように
径100μmの貫通孔24aを他の部分より多く設ける
か、或いは他の部分の貫通孔24aの内径よりも内径の
大きな貫通孔24a(例えば直径2mm)を複数個設け
る。
【0035】これにより、めっき槽12の上部に基板W
を下向きに配置し、めっき液10をめっき槽12の底部
から陽極板14の中央孔14aとフッ素系高分子材料2
4の貫通孔24aを通過させて上方に噴出させ、基板W
の下面(めっき面)にめっき液10の噴流を当てつつ、
陽極板14(陽極電極)と基板Wの導電層S(陰極電
極)の間にめっき電源26(図6参照)から所定の電圧
を印加することで、基板Wの下面にめっき膜が形成され
る。この時、めっき槽12をオーバーフローしためっき
液10は、めっき液受け16から回収される。
【0036】このように微細加工した貫通孔24aが多
数あるフッ素系高分子材料24からなる高抵抗構造体2
2を陽極板14、基板W間に挿入することによって、図
6に示す等価回路に示すように、抵抗Rpが新たな抵抗
として加わることになる。
【0037】このように高抵抗構造体22によって大き
な抵抗Rpが発生すると、基板Wの中央部における抵抗
と周辺部における抵抗の比、すなわち(R2+Rp+R
3+R4)/(R2+Rp+R3+R4+R5)は1に
近づき、導電層Sの抵抗R5による影響を受けなくな
り、基板Wの表面の電気抵抗による電流密度の面内差が
小さくなって、めっき膜の面内均一性が向上する。な
お、図6において、抵抗R1〜R6は、図2に示す抵抗
R1〜R6と同じ抵抗を示している。
【0038】図7は、前述のように、フッ素系高分子材
料24からなる高抵抗構造体22を設置しためっき装置
(本実施形態例)と、設置しなかっためっき装置(従来
例)を使用して、基板Wの表面に銅めっきを施した時の
基板面内におけるめっき膜の膜厚分布を示す。この図7
から、この実施の形態のめっき装置にあっては、基板中
央部分の薄膜化現象が起こらず、均一にめっきされてい
ることが分かる。
【0039】ここで、高抵抗構造体22の抵抗値は、微
細加工によって、貫通孔24aの径、あるいは貫通孔2
4aの分布を変えることによって制御可能である。
【0040】また、この実施の形態では、電解めっきに
ついて説明したが、電流方向を逆転させれば、つまり、
この装置をそのまま用い、電源の極性を反転させること
で電解エッチングが可能であり、この場合、エッチング
の均一性を向上させることができる。
【0041】図8は、本発明の第2の実施の形態の電解
めっき装置に適用した電解処理装置の要部概要図であ
る。このめっき装置は、いわゆるフェイスアップ方式を
採用したもので、基板Wは上向きに基板載せ台30上に
載置されており、基板Wの周辺に位置して、例えばバイ
トンゴム製のリップシール34と、このリップシール3
4の外方に位置し基板Wの導電層Sと接触して該基板W
に陰極電位を導入する接点36が設けられている。リッ
プシール34は、例えば10mmの高さを持って、めっ
き液10を保持できるようになっている。基板載せ台3
0の上方に保持具32が配置され、この保持具32に陽
極板38とフッ素系高分子材料42からなる高抵抗構造
体40が所定間隔離間して保持固定されている。このフ
ッ素系高分子材料42は、この例では、例えばシンクロ
トロン光による微細加工した径100μmの貫通孔が多
数あり、内部にめっき液10を含有させることで高抵抗
構造体40を構成するようになっている。また、陽極板
38は、保持具32と高抵抗構造体40により完全に被
覆された構造となっている。なお、高抵抗構造体40
は、めっき液の蓄えられた別の槽(図示せず)で予めめ
っき液を含浸させておくことが望ましい。
【0042】そして、基板Wの上面と高抵抗構造体40
の下面との間に、隙間S1を設定した第1めっき室44
が、高抵抗構造体40の上面と陽極板38の下面との間
に、隙間S2を設定した第2めっき室46がそれぞれ設
けられており、これらの各めっき室44,46には、め
っき液10が導入される。このめっき液10の導入方法
としては、リップシール34と高抵抗構造体40の端面
との隙間から導入したり、めっき液注入口39から陽極
板38に設けた貫通孔38aを介して高抵抗構造体40
の裏側(上部)に加圧しためっき液10を導入するなど
の方法が採られる。なお、この実施の形態において、電
解めっき中に基板Wと基板載せ台30、若しくは、陽極
板38と高抵抗構造体40を回転させるように構成して
も良い。
【0043】この実施の形態のめっき装置を使用して基
板Wの上面(めっき面)に銅めっきを施した銅めっき膜
の膜厚は、フッ素系高分子材料42から構成される高抵
抗構造体40を設けることで、前記実施の形態と同様に
膜厚の面内均一性の向上を図ることができる。
【0044】この実施の形態にあっては、陽極板38を
高抵抗構造体40と保持具32により完全に被覆し、陽
極板38と高抵抗構造体40との間にめっき液10が満
たされる構造となっているが、このように構成するとと
もに、フッ素系高分子材料42の貫通孔の径や貫通孔の
分布を適宜選択することで、基板W表面各部の銅めっき
膜の膜厚のコントロールが図れるという従来にはない新
たな効果を得ることができる。
【0045】ところで、通常、銅の電解めっきに際して
は、陽極に特殊な配慮をする必要がある。第1に、陽極
から発生する一価の銅イオンを捕獲するために陽極表面
に「ブラックフィルム」と呼ばれるにかわ質の黒色膜を
形成する必要から、陽極材料に含燐銅を用いることであ
る。この黒色膜は、銅、燐、塩素などの複合物と言われ
ているが、二価銅イオンのみをめっき液中に送り込み、
めっき表面の異常析出などの原因になる一価銅イオンを
捕獲する働きをする。
【0046】図9は、本発明の第3の実施の形態の電解
めっき装置に適用した電解処理装置を示す要部概要図で
ある。このめっき装置は、いわゆるフェイスアップ方式
を採用したもので、図7に示す第2の実施の形態の電解
めっき装置と構成はほぼ同じであり、同一部分には同一
符号を付す。そして第2の実施の形態例と相違するの
は、高抵抗構造体40を二層のフッ素系高分子材料42
−1,2からなる高抵抗構造体40−1,2で構成し、
両高抵抗構造体40−1,2の何れか一方の層を陽極板
38の表面に形成したブラックフィルム45の欠落物や
めっき膜に不要な異物に対するフィルタ効果を持つ層と
し、他方の層を本来の高抵抗構造体の層としたことであ
る。なお高抵抗構造体は三層以上であってもよい。さら
に、銅の陽極板38がめっきと共に電解消耗しその表面
が欠落することも有るが、この欠落物に対しても本実施
の形態例によればフィルタとしての機能によって少なく
とも二層以上の高抵抗構造体で捕獲し、欠落物が基板W
のめっき表面に付着することを回避できる。但し、一層
でフィルタ機能と所望の高抵抗構造体としての機能を持
たすことが可能で有れば、二層にする必要はない。
【0047】ところで上記実施の形態例において、陽極
板14(38)に溶解性の銅陽極を使う代わりに、不溶
解性の陽極、例えばチタニウム表面に酸化イリジウムを
被覆したものを用いることもできる。この場合、陽極板
14(38)表面では多量の酸素ガスが発生するが、こ
の酸素ガスは陽極板14(38)と基板W間に介在する
高抵抗構造体22(40)によって基板W表面に到達し
ないようにすることができ、これによってめっき膜の一
部が欠落するなどの不良の発生を無くすことができる。
特に図9に示すように高抵抗構造体40−1,2を二層
以上にすれば、より効果的である。このように、高抵抗
構造体をめっき液中に導入し、なおかつ陽極と陰極を分
離するように一様に配置することで、隔膜効果を得るよ
うにすることもできる。
【0048】図12は、前述の電解処理装置を備えた基
板処理装置の全体を示す平面図で、図12に示すよう
に、この基板処理装置には、同一設備内に位置して、内
部に複数の基板Wを収納する2基のロード・アンロード
部210と、めっき処理及びその付帯処理を行う2基の
めっきユニット212と、ロード・アンロード部210
とめっきユニット212との間で基板Wの受渡しを行う
搬送ロボット214と、めっき液タンク216を有する
めっき液供給設備218が備えられている。
【0049】前記めっきユニット212には、図13に
示すように、めっき処理及びその付帯処理を行う基板処
理部220が備えられ、この基板処理部220に隣接し
て、めっき液を溜めるめっき液トレー222が配置され
ている。また、回転軸224を中心に揺動する揺動アー
ム226の先端に保持されて前記基板処理部220とめ
っき液トレー222との間を揺動する円板状の電極部2
28を有する電極アーム部230が備えられている。更
に、基板処理部220の側方に位置して、プレコート・
回収アーム232と、純水やイオン水等の薬液、更には
気体等を基板に向けて噴射する固定ノズル234が配置
されている。この実施の形態にあっては、3個の固定ノ
ズル234が備えられ、その内の1個を純水の供給用に
用いている。
【0050】前記基板処理部220には、図14及び図
15に示すように、被めっき面を上向きにして基板Wを
保持する基板保持部236と、この基板保持部236の
上方に該基板保持部236の周縁部を囲繞するように配
置されたカソード部238が備えられている。更に、基
板保持部236の周囲を囲繞して処理中に用いる各種薬
液の飛散を防止する有底略円筒状のカップ240が、エ
アシリンダ242を介して上下動自在に配置されてい
る。
【0051】ここで、前記基板保持部236は、エアシ
リンダ244によって、下方の基板受渡し位置Aと、上
方のめっき位置Bと、これらの中間の前処理・洗浄位置
Cとの間を昇降し、回転モータ246及びベルト248
を介して、任意の加速度及び回転速度で前記カソード部
238と一体に回転するように構成されている。この基
板受渡し位置Aに対向して、めっきユニット212のフ
レーム側面の搬送ロボット214側には、図17に示す
ように、基板搬出入口250が設けられ、また基板保持
部236がめっき位置Bまで上昇した時に、基板保持部
236で保持された基板Wの周縁部に下記のカソード部
238のシール材290とカソード電極288が当接す
るようになっている。一方、前記カップ240は、その
上端が前記基板搬出入口250の下方に位置し、図15
に仮想線で示すように、上昇した時に前記基板搬出入口
250を塞いでカソード部238の上方に達するように
なっている。
【0052】前記めっき液トレー222は、めっきを実
施していない時に、電極アーム部230の本発明で用い
る高抵抗構造体310及びアノード298をめっき液で
湿潤させるためのもので、図16に示すように、この高
抵抗構造体310が収容できる大きさに設定され、図示
しないめっき液供給口とめっき液排水口を有している。
また、フォトセンサがめっき液トレー222に取り付け
られており、めっき液トレー222内のめっき液の満
水、即ちオーバーフローと排水の検出が可能になってい
る。めっき液トレー222の底板は着脱が可能であり、
めっき液トレー222の周辺には、図示しない局所排気
口が設置されている。
【0053】前記電極アーム部230は、図18及び図
19に示すように、上下動モータ254と図示しないボ
ールねじを介して上下動し、旋回モータ256を介し
て、前記めっき液トレー222と基板処理部220との
間を旋回(揺動)するようになっている。
【0054】また、プレコート・回収アーム232は、
図20に示すように、上下方向に延びる支持軸258の
上端に連結されて、ロータリアクチュエータ260を介
して旋回(揺動)し、エアシリンダ262(図17参
照)を介して上下動するように構成されている。このプ
レコート・回収アーム232には、その自由端側にプレ
コート液吐出用のプレコートノズル264が、基端側に
めっき液回収用のめっき液回収ノズル266がそれぞれ
保持されている。そして、プレコートノズル264は、
例えばエアシリンダによって駆動するシリンダに接続さ
れて、プレコート液がプレコートノズル264から間欠
的に吐出され、、また、めっき液回収ノズル266は、
例えばシリンダポンプまたはアスピレータに接続され
て、基板上のめっき液がめっき液回収ノズル266から
吸引されるようになっている。
【0055】前記基板保持部236は、図21乃至図2
3に示すように、円板状のステージ268を備え、この
ステージ268の周縁部の円周方向に沿った6カ所に、
上面に段差部を有する台座272を備え基板Wを水平に
載置して保持する支持腕270が立設されている。この
支持腕270の内の1つは、爪を有しておらず、この爪
を有さない支持腕270に対向する支持腕270の上端
には、基板Wの端面に当接し回動して基板Wを前記爪を
有さない支持腕270の台座272の段差部に押付ける
押付け片274が回動自在に支承されている。また、他
の4個の支持腕270の上端には、回動して基板Wをこ
の上方から下方に押付けるチャック爪276が回動自在
に支承されている。
【0056】ここで、前記押付け片274及びチャック
爪276の下端は、コイルばね278を介して下方に付
勢した押圧棒280の上端に連結されて、この押圧棒2
80の下動に伴って押付け片274及びチャック爪27
6が内方に回動して閉じるようになっており、ステージ
268の下方には前記押圧棒280に下面に当接してこ
れを上方に押上げる支持板282が配置されている。
【0057】これにより、基板保持部236が図15に
示す基板受渡し位置Aに位置する時、押圧棒280は支
持板282に当接し上方に押上げられて、押付け片27
4及びチャック爪276が外方に回動して開き、ステー
ジ268を上昇させると、押圧棒280がコイルばね2
78の弾性力で下降して、押付け片274及びチャック
爪276が内方に回転して閉じるようになっている。
【0058】前記カソード部238は、図24及び図2
5に示すように、前記支持板282(図15及び図23
等参照)の周縁部に立設した支柱284の上端に固着し
た環状の枠体286と、この枠体286の下面に内方に
突出させて取付けた、この例では6分割されたカソード
電極288と、このカソード電極288の上方を覆うよ
うに前記枠体286の上面に取付けた環状のシール材2
90とを有している。このシール材290は、その内周
縁部が内方に向け下方に傾斜し、かつ徐々に薄肉となっ
て、内周端部が下方に垂下するように構成されている。
【0059】これにより、図15に示すように、基板保
持部236がめっき位置Bまで上昇した時に、この基板
保持部236で保持した基板Wの周縁部にカソード電極
288が押付けられて通電し、同時にシール材290の
内周端部が基板Wの周縁部上面に圧接し、ここを水密的
にシールして、基板の上面(被めっき面)に供給された
めっき液が基板Wの端部から染み出すのを防止するとと
もに、めっき液がカソード電極288を汚染することを
防止するようになっている。
【0060】なお、この実施の形態において、カソード
部238は、上下動不能で基板保持部236と一体に回
転するようになっているが、上下動自在で、下降した時
にシール材290が基板Wの被めっき面に圧接するよう
に構成しても良い。
【0061】前記電極アーム部230の電極部228
は、図26乃至図28に示すように、揺動アーム226
の自由端にボールベアリング292を介して連結したハ
ウジング294と、このハウジング294の周囲を囲繞
する中空の支持枠296と、前記ハウジング294と支
持枠296で周縁部を挟持して固定したアノード298
とを有し、このアノード298は、前記ハウジング29
4の開口部を覆って、ハウジング294の内部に吸引室
300が形成されている。この吸引室300の内部に
は、めっき液供給設備218(図12参照)から延びる
めっき液供給管302に接続され直径方向に延びるめっ
き液導入管304がアノード298の上面に当接して配
置され、更に、ハウジング294には、吸引室300に
連通するめっき液排出管306が接続されている。
【0062】前記めっき液導入管304は、マニホール
ド構造とすると被めっき面に均一なめっき液を供給する
のに有効である。即ち、その長手方向に連続して延びる
めっき液導入路304aと該導入路304aに沿った所
定のピッチで、下方に連通する複数のめっき液導入孔3
04bが設けられ、また、アノード298の該めっき液
導入孔304bに対応する位置に、めっき液注入孔29
8aが設けられている。更に、アノード298には、そ
の全面に亘って上下に連通する多数の通孔298bが設
けられている。これにより、めっき液供給管302から
めっき液導入管304に導入されためっき液は、めっき
液導入孔304b及びめっき液注入孔298aからアノ
ード298の下方に達し、またアノード298をめっき
液中に浸した状態で、めっき液排出管306を吸引する
ことで、アノード298の下方のめっき液は、通孔29
8bから吸引室300を通過して該めっき液排出管30
6から排出されるようになっている。
【0063】そして、前記電極部228は、基板保持部
236がめっき位置C(図15参照)にある時に、基板
保持部236で保持された基板Wと高抵抗構造体310
との隙間が、例えば0.5〜3mm程度となるまで下降
し、この状態で、めっき液供給管302からめっき液を
供給して、高抵抗構造体310にめっき液を含ませなが
ら、基板Wの上面(被めっき面)とアノード298との
間をめっき液で満たし、これによって、基板Wの被めっ
き面にめっきが施される。
【0064】次に、前記基板処理装置の動作について説
明する。先ず、ロード・アンロード部210からめっき
処理前の基板Wを搬送ロボット214で取出し、被めっ
き面を上向きにした状態で、フレームの側面に設けられ
た基板搬出入口250から一方のめっきユニット212
の内部に搬送する。この時、基板保持部236は、下方
の基板受渡し位置Aにあり、搬送ロボット214は、そ
のハンドがステージ268の真上に到達した後に、ハン
ドを下降させることで、基板Wを支持腕270上に載置
する。そして、搬送ロボット214のハンドを前記基板
搬出入口250を通って退去させる。
【0065】搬送ロボット214のハンドの退去が完了
した後、カップ240を上昇させ、同時に基板受渡し位
置Aにあった基板保持部236を前処理・洗浄位置Cに
上昇させる。この時、この上昇に伴って、支持腕270
上に載置された基板は、台座272と押付け片274で
位置決めされ、チャック爪276で確実に把持される。
【0066】一方、電極アーム部230の電極部228
は、この時点ではめっき液トレー222上の通常位置に
あって、高抵抗構造体310あるいはアノード298が
めっき液トレー222内に位置しており、この状態でカ
ップ240の上昇と同時に、めっき液トレー222及び
電極部228にめっき液の供給を開始する。そして、基
板のめっき工程に移るまで、新しいめっき液を供給し、
併せてめっき液排出管306を通じた吸引を行って、高
抵抗構造体310に含まれるめっき液の交換と泡抜きを
行う。なお、カップ240の上昇が完了すると、フレー
ム側面の基板搬出入口250はカップ240で塞がれて
閉じ、フレーム内外の雰囲気が遮断状態となる。
【0067】カップ240が上昇するとプレコート処理
に移る。即ち、基板Wを受け取った基板保持部236を
回転させ、待避位置にあったプレコート・回収アーム2
32を基板と対峙する位置へ移動させる。そして、基板
保持部236の回転速度が設定値に到達したところで、
プレコート・回収アーム232の先端に設けられたプレ
コートノズル264から、例えば界面活性剤からなるプ
レコート液を基板の被めっき面に吐出する。この時、基
板保持部236が回転しているため、プレコート液は基
板Wの被めっき面の全面に行き渡る。次に、プレコート
・回収アーム232を待避位置へ戻し、基板保持部23
6の回転速度を増して、遠心力により基板Wの被めっき
面のプレコート液を振り切って乾燥させる。
【0068】プレコート完了後にめっき処理に移る。先
ず、基板保持部236を、この回転を停止、若しくは回
転速度をめっき時速度まで低下させた状態で、めっきを
施すめっき位置Bまで上昇させる。すると、基板Wの周
縁部はカソード電極288に接触して通電可能な状態と
なり、同時に基板Wの周縁部上面にシール材290が圧
接して、基板Wの周縁部が水密的にシールされる。
【0069】一方、搬入された基板Wのプレコート処理
が完了したという信号に基づいて、電極アーム部230
をめっき液トレー222上方からめっきを施す位置の上
方に電極部228が位置するように水平方向に旋回さ
せ、この位置に到達した後に、電極部228をカソード
部238に向かって下降させる。この時、高抵抗構造体
310を基板Wの被めっき面に接触することなく、0.
5〜3mm程度に近接した位置とする。電極部228の
下降が完了した時点で、めっき電流を投入し、めっき液
供給管302からめっき液を電極部228の内部に供給
して、アノード298を貫通しためっき液注入孔298
aより高抵抗構造体310にめっき液を供給する。これ
によってめっき液が、高抵抗構造体310と基板Wの被
めっき面との間の隙間に満たされ、基板Wの被めっき面
に銅めっきが施される。この時、基板保持部236を低
速で回転させても良い。
【0070】めっき処理が完了すると、電極アーム部2
30を上昇させ旋回させてめっき液トレー222の上方
へ戻し、通常位置へ下降させる。次に、プレコート・回
収アーム232を待避位置から基板Wに対峙する位置へ
移動させて下降させ、めっき液回収ノズル266から基
板W上のめっきの残液を回収する。このめっき残液の回
収が終了した後、プレコート・回収アーム232を待避
位置へ戻し、基板の被めっき面のリンスのために、純水
用の固定ノズル234から基板Wの中央部に純水を吐出
し、同時に基板保持部236をスピードを増して回転さ
せて基板Wの表面のめっき液を純水に置換する。このよ
うに、基板Wのリンスを行うことで、基板保持部236
をめっき位置Bから下降させる際に、めっき液が跳ね
て、カソード部238のカソード電極288が汚染され
ることが防止される。
【0071】リンス終了後に水洗工程に入る。即ち、基
板保持部236をめっき位置Bから前処理・洗浄位置C
へ下降させ、純水用の固定ノズル234から純水を供給
しつつ基板保持部236及びカソード部238を回転さ
せて水洗を実施する。この時、カソード部238に直接
供給した純水、又は基板Wの面から飛散した純水によっ
てシール材290及びカソード電極288も基板Wと同
時に洗浄することができる。
【0072】水洗完了後にドライ工程に入る。即ち、固
定ノズル234からの純水の供給を停止し、更に基板保
持部236及びカソード部238の回転スピードを増し
て、遠心力により基板表面の純水を振り切って乾燥させ
る。併せて、シール材290及びカソード電極288も
乾燥させる。ドライ工程が完了すると基板保持部236
及びカソード部238の回転を停止させ、基板保持部2
36を基板受渡し位置Aまで下降させる。すると、チャ
ック爪276による基板Wの把持が解かれ、基板Wは、
支持腕270の上面に載置された状態となる。これと同
時に、カップ240も下降させる。
【0073】以上でめっき処理及びそれに付帯する前処
理や洗浄・乾燥工程の全工程を終了し、搬送ロボット2
14は、そのハンドを基板搬出入口250から基板Wの
下方に挿入し、そのまま上昇させることで、基板保持部
236から処理後の基板Wを受取る。そして、搬送ロボ
ット214は、この基板保持部236から受取った処理
後の基板Wをロード・アンロード部210に戻す。
【0074】図30は、前述の電解処理装置を備えた他
の基板処理装置の平面配置図である。図示するように、
この基板処理装置は、半導体基板を収容した基板カセッ
トの受け渡しを行う搬入・搬出エリア520と、プロセ
ス処理を行うプロセスエリア530と、プロセス処理後
の半導体基板の洗浄及び乾燥を行う洗浄・乾燥エリア5
40を具備する。洗浄・乾燥エリア540は、搬入・搬
出エリア520とプロセスエリア530の間に配置され
ている。搬入・搬出エリア520と洗浄・乾燥エリア5
40には隔壁521を設け、洗浄・乾燥エリア540と
プロセスエリア530の間には隔壁523を設けてい
る。
【0075】隔壁521には、搬入・搬出エリア520
と洗浄・乾燥エリア540との間で半導体基板を受け渡
すための通路(図示せず)を設け、該通路を開閉するた
めのシャッター522を設けている。また、隔壁523
にも洗浄・乾燥エリア540とプロセスエリア530と
の間で半導体基板を受け渡すための通路(図示せず)を
設け、該通路を開閉するためのシャッター524を設け
ている。洗浄・乾燥エリア540とプロセスエリア53
0は独自に給排気できるようになっている。
【0076】上記構成の半導体基板配線用の基板処理装
置はクリーンルーム内に設置され、各エリアの圧力は、 (搬入・搬出エリア520の圧力)>(洗浄・乾燥エリ
ア540の圧力)>(プロセスエリア530の圧力) に設定され、且つ搬入・搬出エリア520の圧力は、ク
リーンルーム内圧力より低く設定される。これにより、
プロセスエリア530から洗浄・乾燥エリア540に空
気が流出しないようにし、洗浄・乾燥エリア540から
搬入・搬出エリア520に空気が流出しないようにし、
さらに搬入・搬出エリア520からクリーンルーム内に
空気が流出しないようにしている。
【0077】搬入・搬出エリア520には、半導体基板
を収容した基板カセットを収納するロードユニット52
0aとアンロードユニット520bが配置されている。
洗浄・乾燥エリア540には、めっき処理後の処理を行
う各2基の水洗部541、乾燥部542が配置されると
共に、半導体基板の搬送を行う搬送部(搬送ロボット)
543が備えられている。ここに水洗部541として
は、例えば前端にスポンジがついたペンシル型のものや
スポンジ付きローラ形式のものが用いられる。乾燥部5
42としては、例えば半導体基板を高速でスピンさせて
脱水、乾燥させる形式のものが用いられる。
【0078】プロセスエリア530内には、半導体基板
のめっきの前処理を行う前処理槽531と、銅めっき処
理を行うめっき装置(本発明の電解処理装置を用いてな
るめっき装置)532が配置されると共に、半導体基板
の搬送を行う搬送部(搬送ロボット)533が備えられ
ている。
【0079】図31は、基板処理装置内の気流の流れを
示す。洗浄・乾燥エリア540においては、配管546
より新鮮な外部空気が取込まれ、高性能フィルタ544
を通してファンにより押込まれ、天井540aよりダウ
ンフローのクリーンエアとして水洗部541、乾燥部5
42の周囲に供給される。供給されたクリーンエアの大
部分は、床540bより循環配管545により天井54
0a側に戻され、再び高性能フィルタ544を通してフ
ァンにより押込まれて、洗浄・乾燥エリア540内に循
環する。一部の気流は、水洗部541及び乾燥部542
内からダクト552を通って排気される。
【0080】プロセスエリア530は、ウエットゾーン
といいながらも、半導体基板表面にパーティクルが付着
することは許されない。このためプロセスエリア530
内に天井530aより、ファンにより押込まれて高性能
フィルタ533を通してダウンフローのクリーンエアを
流すことにより、半導体基板にパーティクルが付着する
ことを防止している。
【0081】しかしながら、ダウンフローを形成するク
リーンエアの全流量を外部からの給排気に依存すると、
膨大な給排気量が必要となる。このため、室内を負圧に
保つ程度の排気のみをダクト553よりの外部排気と
し、ダウンフローの大部分の気流を、配管534、53
5を通した循環気流でまかなうようにしている。
【0082】循環気流とした場合に、プロセスエリア5
30を通過したクリーンエアは、薬液ミストや気体を含
むため、これをスクラバ536及びミトセパレータ53
7,538を通して除去する。これにより天井530a
側の循環ダクト534に戻ったエアは、薬液ミストや気
体を含まないものとなり、再びファンにより押込まれて
高性能フィルタ533を通ってプロセスエリア530内
にクリーンエアとして循環する。
【0083】床部530bよりプロセスエリア530内
を通ったエアの一部は、ダクト553を通って外部に排
出され、薬液ミストや気体を含むエアがダクト553を
通って外部に排出される。天井530aのダクト539
からは、これらの排気量に見合った新鮮な空気がプロセ
スエリア530内に負圧に保った程度に供給される。
【0084】上記のように搬入・搬出エリア520、洗
浄・乾燥エリア540及びプロセスエリア530のそれ
ぞれの圧力は、 (搬入・搬出エリア520の圧力)>(洗浄・乾燥エリ
ア540の圧力)>(プロセスエリア530の圧力) に設定されている。従って、シャッター522,524
(図30参照)を開放すると、これらのエリア間の空気
の流れは、図31に示すように、搬入・搬出エリア52
0、洗浄・乾燥エリア540及びプロセスエリア530
の順に流れる。また、排気はダクト552及び553を
通して、図33に示すように、集合排気ダクト554に
集められる。
【0085】図33は、基板処理装置がクリーンルーム
内に配置された一例を示す外観図である。搬入・搬出エ
リア520のカセット受渡し口555と操作パネル55
6のある側面が仕切壁557で仕切られたクリーンルー
ムのクリーン度の高いワーキングゾーン558に露出し
ており、その他の側面は、クリーン度の低いユーティリ
ティゾーン559に収納されている。
【0086】上記のように、洗浄・乾燥エリア540と
搬入・搬出エリア520とプロセスエリア530の間に
配置し、搬入・搬出エリア520と洗浄・乾燥エリア5
40の間及び洗浄・乾燥エリア540とプロセスエリア
530の間にはそれぞれ隔壁521,523を設けたの
で、ワーキングゾーン558から乾燥した状態でカセッ
ト受渡し口555を通して半導体基板配線用の基板処理
装置内に搬入される半導体基板は、基板処理装置内でめ
っき処理され、洗浄・乾燥した状態でワーキングゾーン
558に搬出されるので、半導体基板面にはパーティク
ルやミストが付着することなく、且つクリーンルーム内
のクリーン度の高いワーキングゾーン558をパーティ
クルや薬液や洗浄液ミストで汚染することはない。
【0087】なお、図30及び図31では、基板処理装
置が搬入・搬出エリア520、洗浄・乾燥エリア54
0、プロセスエリア530を具備する例を示したが、プ
ロセスエリア530内又はプロセスエリア530に隣接
してCMP装置を配置するエリアを設け、該プロセスエ
リア530又はCMP装置を配置するエリアと搬入・搬
出エリア520の間に洗浄・乾燥エリア540を配置す
るように構成しても良い。要は、半導体基板配線用の基
板処理装置に半導体基板が乾燥状態で搬入され、めっき
処理の終了した半導体基板が洗浄され、乾燥した状態で
排出される構成であればよい。
【0088】上記例では、基板処理装置を半導体基板配
線用のめっき装置を例に説明したが、基板は半導体基板
に限定されるものではなく、まためっき処理する部分も
基板面上に形成された配線部に限定されるものではな
い。また、上記例では銅めっきを例に説明したが、銅め
っきに限定されるものではない。
【0089】図34は、半導体基板配線用の他の基板処
理装置の平面構成を示す図である。図示するように、半
導体基板配線用の基板処理装置は、半導体基板を搬入す
る搬入部601、銅めっきを行う銅めっき装置(本発明
の電解処理装置を用いてなるめっき装置)602、水洗
浄を行う水洗槽603,604、化学機械研磨(CM
P)を行うCMP部605、水洗槽606,607、乾
燥槽608及び配線層形成が終了した半導体基板を搬出
する搬出部609を具備し、これら各槽に半導体基板を
移送する図示しない基板移送手段が1つの装置として配
置され、半導体基板配線用の基板処理装置を構成してい
る。
【0090】上記配置構成の基板処理装置において、基
板移送手段により、搬入部601に載置された基板カセ
ット601−1から、配線層が形成されていない半導体
基板を取り出し、銅めっき装置602に移送する。該銅
めっき装置602において、配線溝や配線孔(コンタク
トホール)からなる配線部を含む半導体基板Wの表面上
に銅めっき層を形成する。
【0091】前記銅めっき装置602で銅めっき層の形
成が終了した半導体基板Wを、基板移送手段で水洗槽6
03及び水洗槽604に移送し、水洗を行う。続いて該
水洗浄の終了した半導体基板Wを基板移送手段でCMP
部605に移送し、該CMP部605で、銅めっき層か
ら配線溝や配線孔に形成した銅めっき層を残して半導体
基板Wの表面上の銅めっき層を除去する。
【0092】続いて上記のように銅めっき層から配線溝
や配線孔からなる配線部に形成した銅めっき層を残して
半導体基板Wの表面上の不要の銅めっき層の除去が終了
した半導体基板Wを、基板移送手段で水洗槽606及び
水洗槽607に送り、水洗浄し、更に水洗浄の終了した
半導体基板Wは乾燥槽608で乾燥させ、乾燥の終了し
た半導体基板Wを配線層の形成の終了した半導体基板と
して、搬出部609の基板カセット609−1に格納す
る。
【0093】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、電解液中に没した陽極と陰極との間の電気抵抗を
高抵抗構造体を介して電解液のみからなる場合よりも高
くして、被処理基板表面の電気抵抗による電流密度の面
内差を小さくすることができ、これによって、電解処理
による被処理基板の面内均一性をより高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電解めっき装置の概要図である。
【図2】図1に示す電解めっき装置の電気的等価回路図
である。
【図3】図1に示す電解めっき装置を使用して異なる膜
厚の導電層を形成した基板に銅の電解めっきを施した時
の基板面内におけるめっき膜の膜厚分布を示す図であ
る。
【図4】図1に示す電解めっき装置を使用して異なる大
きさの基板に銅の電解めっきを施した時の基板面内にお
けるめっき膜の膜厚分布を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の電解めっき装置に
適用した電解処理装置の要部概要図である。
【図6】図5に示す電解めっき装置の電気的等価回路図
である。
【図7】図5に示す電解めっき装置と従来の電解めっき
装置でめっきを施した時の基板面内におけるめっき膜の
膜厚分布を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の電解めっき装置に
適用した電解処理装置の要部概要図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の電解めっき装置に
適用した電解処理装置の要部概要図である。
【図10】SR光エッチング技術によってPTFE樹脂
板に貫通孔を設ける方法を示す概略図である。
【図11】フッ素系高分子材料24を示す図であり、図
11(a)は概略斜視図、図11(b)は要部拡大断面
図である。
【図12】本発明の電解処理装置を備えた基板処理装置
の全体を示す平面図である。
【図13】めっきユニット212を示す平面図である。
【図14】図13のA−A線断面図である。
【図15】基板保持部236とカソード部238の拡大
断面図である。
【図16】図13の正面図である。
【図17】図13の右側面図である。
【図18】図13の背面図である。
【図19】図13の左側面図である。
【図20】プレコート・回収アーム232を示す正面図
である。
【図21】基板保持部236の平面図である。
【図22】図21のB−B線断面図である。
【図23】図21のC−C線断面図である。
【図24】カソード部238の平面図である。
【図25】図24のD−D線断面図である。
【図26】電極アーム部230の平面図である。
【図27】図26の縦断正面図である。
【図28】図26のE−E線断面図である。
【図29】図28の一部を拡大して示す拡大図である。
【図30】本発明の電解処理装置を備えた他の基板処理
装置の平面配置図である。
【図31】図30に示す基板処理装置内の気流の流れを
示す図である。
【図32】図30に示す基板処理装置の各エリア間の空
気の流れを示す図である。
【図33】図30に示す基板処理装置をクリーンルーム
内に配置した一例を示す外観図である。
【図34】他の基板処理装置の平面構成図である。
【符号の説明】
W 基板(被処理基板) S 導電層(シード層) 10 めっき液(電解液) 12 めっき槽 14 陽極板 16 めっき液受け 18 リップシール 20 接点 22 高抵抗構造体 24 フッ素系高分子材料 24a 貫通孔 26 めっき電源 30 基板載せ台 32 保持具 34 リップシール 36 接点 38 陽極板 38a 貫通孔 39 めっき液注入口 40 高抵抗構造体 42 フッ素系高分子材料 S1 隙間 44 第1めっき室 S2 隙間 46 第2めっき室 40−1,2 高抵抗構造体 42−1,2 フッ素系高分子材料 45 ブラックフィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K024 AA09 AB02 AB15 BA11 BB12 BC10 CA06 CB06 CB07 CB21 CB26 DA04 DB10 GA16 4M104 BB09 DD52

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極と陰極の一方の電極との接点を持つ
    被処理基板と該被処理基板に対峙させた他方の電極との
    間に満たした電解液の少なくとも一部に該電解液の電気
    伝導率より低い電気伝導率の高抵抗構造体を設けて被処
    理基板表面の電解処理を行なう電解処理方法において、 前記高抵抗構造体としてフッ素系高分子材料を用いたこ
    とを特徴とする電解処理方法。
  2. 【請求項2】 前記フッ素系高分子材料からなる高抵抗
    構造体には、シンクロトロン光による微細加工によって
    前記他方の電極から被処理基板方向に向けて多数の貫通
    孔を設けていることを特徴とする請求項1記載の電解処
    理方法。
  3. 【請求項3】 前記他方の電極と被処理基板間に電流を
    流した際の被処理基板表面の状態が所望の処理状態とな
    るように、前記貫通孔の分布及び/又は内径を制御する
    ことによって、被処理基板表面各部の電解処理状態を所
    望の処理状態とすることを特徴とする請求項2記載の電
    解処理方法。
  4. 【請求項4】 陽極と陰極の一方の電極との接点を持つ
    被処理基板と該被処理基板に対峙させた他方の電極との
    間に満たした電解液の少なくとも一部に該電解液の電気
    伝導率より低い電気伝導率の高抵抗構造体を設けて被処
    理基板表面の電解処理を行なう電解処理装置において、 前記高抵抗構造体がフッ素系高分子材料によって構成さ
    れていることを特徴とする電解処理装置。
  5. 【請求項5】 前記フッ素系高分子材料からなる高抵抗
    構造体には、前記他方の電極から被処理基板方向に向け
    て多数の貫通孔が設けられていることを特徴とする請求
    項4記載の電解処理装置。
  6. 【請求項6】 前記高抵抗構造体には、親水性を持たす
    表面処理が施され、且つ前記電解液が含有されているこ
    とを特徴とする請求項5記載の電解処理装置。
  7. 【請求項7】 前記高抵抗構造体は、少なくとも二層以
    上の高抵抗構造体によって構成され、各層の高抵抗構造
    体の貫通孔の分布を他層の高抵抗構造体の貫通孔の分布
    と異なる分布にしていることを特徴とする請求項5記載
    の電解処理装置。
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