JP2003268175A - リサイクル材及びリサイクル材を用いた自動車外装部品 - Google Patents

リサイクル材及びリサイクル材を用いた自動車外装部品

Info

Publication number
JP2003268175A
JP2003268175A JP2002072176A JP2002072176A JP2003268175A JP 2003268175 A JP2003268175 A JP 2003268175A JP 2002072176 A JP2002072176 A JP 2002072176A JP 2002072176 A JP2002072176 A JP 2002072176A JP 2003268175 A JP2003268175 A JP 2003268175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
recycled material
bumper
component
polypropylene resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002072176A
Other languages
English (en)
Inventor
Matsujiyu Sugawara
末樹 菅原
Yutaka Kobayashi
豊 小林
Kazuhiro Shii
和浩 四位
Shoji Sato
庄司 佐藤
Mitsuo Murasawa
光男 村沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Yachiyo Industry Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Yachiyo Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd, Yachiyo Industry Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority to JP2002072176A priority Critical patent/JP2003268175A/ja
Publication of JP2003268175A publication Critical patent/JP2003268175A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ポリプロピレン系樹脂製バンパーの廃材を利用
し、実用レベルの物性を備える成形品を成形することが
できるリサイクル材及びこのリサイクル材を成形して得
られる自動車外装部品を提供すること。 【解決手段】廃材にポリプロピレン系樹脂、ゴム、タル
クを加え、溶融混練し、ペレタイズしてリサイクル材を
形成する。各成分の割合は廃材の含有量をa重量%、ポ
リプロピレン系樹脂の含有量をb重量%、ゴムの含有量
をc重量%、タルクの含有量をd重量%とすると、40
重量%≦a重量%≦90重量%、5重量%≦b重量%≦
30重量%、0重量%<c重量%≦15重量%、0重量
%<d重量%≦20重量%である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリプロピレン系
樹脂製バンパーの廃材を再利用して得られるリサイクル
材及びこのリサイクル材を成形して得られる自動車外装
部品に関する。
【0002】
【背景技術】省エネルギーを図るため自動車の軽量化の
ニーズは高まっており、金属製の自動車部品はプラスチ
ック製の自動車部品に代替されるようになってきてい
る。このようなプラスチック製の自動車部品は、自動車
が廃棄される際に、シュレッダーにかけられ、埋め立て
処分されてきたが、近年、環境保護、省資源の観点から
再利用が望まれている。特に、自動車のバンパーは取り
外しやすく、かつ、大きな部品であるため再利用が強く
求められている。プラスチックの再利用方法について
は、種々の方法が提案されており、例えば、特開200
0−159900号公報に示すように、小片化した20
から30重量%の熱可塑性樹脂よりなる回収材に、回収
材よりも分子量が大きいバージン樹脂を70から80重
量%加え溶融混合する再生方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような再
生方法により、自動車のバンパーの廃材を利用してリサ
イクル材を製造した場合、このリサイクル材を用いて製
造された射出成形品は剛性が不足しており、変形を起こ
す等、その物性が実用レベルに達しないという問題があ
った。
【0004】本発明の目的は、ポリプロピレン系樹脂製
バンパーの廃材を利用し、実用レベルの物性を備える成
形品を成形することができるリサイクル材及びこのリサ
イクル材を成形して得られる自動車外装部品を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は以下
の構成を採用して前記目的を達成しようとするものであ
る。具体的には、本発明のリサイクル材は、ポリプロピ
レン系樹脂製バンパーの廃材を再利用して得られるリサ
イクル材であって、(A)前記廃材、及び(B)メルト
フローインデックスが300g/10分以上であり、か
つ立体規則性が97%以上のポリプロピレン系樹脂を含
み、前記廃材の含有量をa重量%、前記ポリプロピレン
樹脂の含有量をb重量%とすると、前記廃材が40重量
%≦a重量%≦90重量%、前記ポリプロピレン系樹脂
が5重量%≦b重量%≦30重量%含まれることを特徴
とする。
【0006】ここで、バンパーの廃材とは使用済みのバ
ンパーを廃棄したもののみならず、未使用のバンパーを
廃棄したものを含む意味である。また、本発明のリサイ
クル材には必要に応じて、各種添加剤、強化剤、充填
材、例えば、耐熱安定剤、耐候安定剤、帯電防止剤、滑
剤、造核材、着色剤、ガラス繊維、炭酸カルシウム等を
添加してもよい。ポリプロピレン系樹脂製バンパーの廃
材は、ポリプロピレン系樹脂製バンパーの塗装が剥離さ
れたものであってもよく、塗装が剥離されていないもの
であってもよい。
【0007】ポリプロピレン系樹脂製バンパーはポリプ
ロピレンを主成分とし、ゴム及びタルクが副成分として
添加されているものが一般的である。これらの成分の比
率は任意であるが、このバンパーの物性はメルトフロー
インデックス(MI)が10g/10分(230℃−
2.16kg荷重)より大きく、かつ曲げ弾性率(JI
S K 7203)が800MPaよりも大きいことが
好ましい。MIや曲げ弾性率がこれらの値よりも小さい
場合には、リサイクル材を使用して成形した成形品の物
性が低下することがある。成分(A)の廃材は40重量
%以上、90重量%以下、なかでも50重量%以上、8
0重量%以下の範囲で含有されていることが好ましく、
さらに65重量%以上、75重量%以下の範囲で含有さ
れていることが特に好ましい。40重量%未満では、廃
材の比率が低く、ポリプロピレン系樹脂製バンパーの廃
材の再生効率に劣るものとなる。90重量%を超える
と、このリサイクル材から再生された製品の強度、耐衝
撃性等の物性が劣る。また、90重量%を超えるとリサ
イクル材の流動性が劣るため成形性も悪くなり、特に大
型自動車用のバンパー等の成形が困難となる。
【0008】また、成分(B)のポリプロピレン系樹脂
は、プロピレン単独の重合体、プロピレン−エチレンブ
ロック共重合体、またはこれらの混合等が好適である。
これらの製造方法は一般にポリプロピレン製造に用いら
れている方法を使用することができる。成分(B)のポ
リプロピレン系樹脂の立体規制性はポリプロピレンのホ
モ部について「マクロモレキュルズ(Macromolecule
s)」第8巻、第687頁(1975年)の記載に基づ
き、13C−NMR―400MHzで測定した値である。
【0009】リサイクル材における成分(B)のポリプ
ロピレン系樹脂の含有量は5重量%以上、30重量%以
下であり、好ましくは10重量%以上、20重量%以
下、さらに好ましくは15重量%以上、25重量%以下
である。5重量%未満では流動性が不足し、大型の成形
品、例えば大型自動車用のバンパー等を成形しようとす
る場合にはその成形が困難となる。また、30重量%よ
りも多いと、このリサイクル材を用いて成形した成形品
の耐衝撃性が低下する。
【0010】さらに、成分(B)のポリプロピレン系樹
脂の立体規則性が97%未満である場合には、このリサ
イクル材を使用した成形品の剛性等の物性が不十分とな
る。また、成分(B)のポリプロピレン系樹脂のMIは
230℃―2.16kg荷重の条件で300g/10分
以上であり、好ましくは400g/10分以上、さらに
好ましくは400gから700g/10分である。MI
が300g/10分未満の場合には、リサイクル材の流
動性が劣るものとなる。
【0011】本発明のリサイクル材は以上の様な成分
(A)及び(B)を有するため、充分な流動性を有して
おり、成形性が良好である。また、本発明のリサイクル
材は以上の様な成分(A)及び(B)を有するため、こ
のリサイクル材を用いた成形品を実用レベルの物性(耐
衝撃性、剛性等)を有するものとすることができる。従
って、このリサイクル材を使用して、自動車のバンパー
やサイドシルガーニッシュ等の耐衝撃性を要求される部
品等を成形することが可能となる。
【0012】この際、リサイクル材は、(C)メルトフ
ローインデックスが0.5から10g/10分であり、
かつ密度が0.85から0.88g/cm3であるゴム
を含み、このゴムの含有量をc重量%とすると、ゴムが
0重量%<c重量%≦15重量%含まれることが好まし
い。
【0013】また、成分(C)のゴムはエチレン−炭素
数3以上のαオレフィン共重合体エラストマー(具体的
には、エチレン−プロピレン共重合エラストマー、エチ
レン−ブテン共重合体エラストマー、エチレン−オクテ
ン共重合エラストマー等)が好ましい。また、スチレン
−ジエン共重合体を水素化したエラストマー(具体的に
はスチレン−ブタジエン共重合体を水素化したエラスト
マー、スチレン−イソプレン共重合体を水素化したエラ
ストマー)、ジエン共重合体を水素化したエラストマー
(具体的には、1,2−ブタジエン−1,4ブタジエン
共重合体を水素化したエラストマー、ブタジエン−イソ
プレン共重合体を水素化したエラストマー等)も用いる
ことができる。これらのエラストマー共重合体は一種類
用いてもよく、また、二種類以上組み合わせてもよい。
【0014】成分(C)のゴムの含有量(c重量%)
は、0重量%<c重量%≦15重量%であるが、好まし
くは5重量%以上、10重量%以下である。15重量%
よりも多く添加されると、リサイクル材を使用して成形
品を成形した場合、成形品の剛性が低下する。また、成
分(C)のゴムのMIが0.5g/10分よりも小さい
と、リサイクル材中に均一に分散することが困難とな
り、5g/10分よりも大きいとリサイクル材を用いて
成形した成形品の物性が低下する。さらに、成分(C)
のゴムの密度はJIS K7112の測定条件で0.8
5から0.88g/cm3である。0.85g/cm3
満の場合にはリサイクル材を使用して成形した成形品の
剛性が低下し、密度が0.88g/cm3を超えると成
形品の耐衝撃性が低下する。
【0015】さらに、前記リサイクル材は(D)タルク
を含み、このタルクの含有量をd重量%とすると、タル
クが0重量%<d重量%≦20重量%含まれることが好
ましい。
【0016】成分(D)のタルクの含有量(d重量%)
は0重量%<d重量%≦20重量%であるが、特に好ま
しくは5重量%以上、15重量%以下である。20重量
%以上ではリサイクル材の比重が重くなりすぎてしま
い、流動性が低下し、成形性が悪くなる虞がある。ま
た、このタルクは最大粒径が100μm以下のものが好
ましく、特に70μm以下のものが好ましい。これ以上
の粒径のタルクを使用すると、耐衝撃性が悪化する可能
性がある。
【0017】この際、リサイクル材は、メルトフローイ
ンデックスが15g/10分以上であり、かつ曲げ弾性
率が1400MPa以上であることが好ましい。なかで
もMIが18g/10分以上であり、かつ、曲げ弾性率
が1450MPa以上であることが好ましい。MIが1
5g/10分よりも小さい場合には、流動性が不足する
ため、このリサイクル材を用いて成形品を製造すること
が困難となる可能性がある。なかでも大型自動車の外装
品の成形が困難となる虞がある。また、曲げ弾性率が1
400MPaよりも小さいと、剛性が不足するため、リ
サイクル材を用いた成形品が変形してしまう虞がある。
本発明のリサイクル材はMIが15g/10分以上であ
るため、成形性に優れたものとすることができる。ま
た、リサイクル材の曲げ弾性率が1400MPa以上で
あるため、このリサイクル材を用いた成形品の剛性等を
確保することができる。
【0018】さらに、成分(A)の前記廃材は、前記ポ
リプロピレン系樹脂製バンパーの塗装重量の99重量%
以上が剥離されたものであることのことが好ましく、特
に99.9重量%以上剥離されたものであることが好ま
しい。塗装の剥離方法に特に制限はなく、例えば、国際
公開番号WO99/47318の塗装除去方法等があげ
られる。塗装が剥離されていない廃材、顔料で原着され
た廃材、塗装の剥離が99重量%未満である廃材を使用
してもよいが、この場合、リサイクル材が着色してしま
うため、リサイクル材の用途が限定されてしまったり、
塗装等の後処理が必要となったりしてしまう。これに対
し、塗装重量の99重量%が剥離されたものを使用する
ことで、リサイクル材の用途が限定されず、後処理等の
手間も省くことができる。
【0019】本発明の自動車外装部品は上述したリサイ
クル材を成形して得られることを特徴とする。自動車外
装部品としては、特に制限はないが、バンパー、サイド
モール、マットガード、タイヤカバー、フロントグリ
ル、サイドシルガーニッシュ、二輪車のカウル、バギー
カーのボディ等があげられる。上述したリサイクル材を
使用しているため、自動車外装部品は耐衝撃性等に優れ
たものとすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はポリプロピレン系樹脂製
バンパーの廃材を再利用してリサイクル材を製造し、こ
のリサイクル材を成形して自動車外装部品であるバンパ
ーを成形する工程を示した工程図である。
【0021】工程1では、ポリプロピレン系樹脂製バン
パーの廃材を回収し、洗浄入りの水で洗浄して大まかに
汚れを落とす。ポリプロピレン系樹脂製バンパーはポリ
プロピレンを主成分とし、ゴム及びタルクが副成分とし
て添加されているものである。このバンパーの物性はM
Iが10g/10分(230℃−2.16kg荷重)よ
り大きく、かつ曲げ弾性率(JIS K 7203)が
800MPaよりも大きいことが好ましい。MIや曲げ
弾性率がこれらの値よりも小さい場合には、リサイクル
材を使用して成形した自動車外装部品の物性が低下する
虞があるからである。次に、ポリプロピレン系樹脂製バ
ンパーの廃材を粉砕機等により例えば、1cm程度のフ
レークに粉砕する。
【0022】工程2において、このフレークの塗装を塗
装重量の99重量%以上、例えば99.99重量%を剥
離する。具体的な塗装の剥離方法及びその剥離率の確認
方法は以下の通りである。 (剥離方法)塗装済みバンパーのフレーク約30kg
(この重量をW1とする)をヒータ及び攪拌翼が設けら
れた反応層に入れる。次に、15%水酸化ナトリウム水
溶液約60kgをこの反応層に入れる。520rpmで
攪拌しながら85℃に昇温し、その状態を約20時間保
持する。その後、反応層内のフレークの一部を取り出し
て光学式顕微鏡で観察し、フレークの中央にわずかに点
状の塗膜が残る程度まで剥離が完了したことが確認され
たら降温しながら攪拌を止める。次に1/8インチメッ
シュで濾過し、濾液を再度1/16インチメッシュで濾
過する。1/8インチメッシュ及び1/16インチメッ
シュで得られた物質(廃材)を充分に洗浄し、この物質
のpHが6から7になった時点で充分に乾燥させる。
(この時の物質の重量をW2とする。) これにより、塗装が剥離された廃材を得ることができ
る。
【0023】(塗装の剥離率の確認)塗装済みバンパー
のフレーク約200g(W3)を常温のキシレンを満た
したリアクター内に攪拌しながら入れ、この状態を24
時間保持して完全にフレークを溶解する。リアクター内
の固形物(塗膜)を1/8インチメッシュで濾過し、こ
の固形物をキシレンで洗浄した後、乾燥させる。(この
時の固形物の重量をW4とする。) 剥離率Xは以下の式で導き出すことができる。
【0024】
【数】(W4/W3):(W2/W1)=100:X
【0025】次に工程3において、工程2で得られた廃
材にポリプロピレン系樹脂、ゴム、タルクを加え、溶融
混練し、ペレタイズしてリサイクル材を形成する。各成
分の割合は廃材の含有量をa重量%、ポリプロピレン系
樹脂の含有量をb重量%、ゴムの含有量をc重量%、タ
ルクの含有量をd重量%とすると、40重量%≦a重量
%≦90重量%、5重量%≦b重量%≦30重量%、0
重量%<c重量%≦15重量%、0重量%<d重量%≦
20重量%である。
【0026】ポリプロピレン系樹脂はメルトフローイン
デックスが300g/10分以上であり、かつ立体規則
性が97%以上のものを使用する。また、ゴムはメルト
フローインデックスが0.5から5g/10分であり、
かつ密度が0.85から0.88g/cm3のものを使
用する。さらにタルクは最大粒径が100μm以下のも
のを使用する。
【0027】また、必要に応じて、上述した成分以外に
各種添加剤、強化剤、充填材、例えば、耐熱安定剤、耐
候安定剤、帯電防止剤、滑剤、造核材、着色剤、ガラス
繊維、炭酸カルシウム等を添加してもよい。これらの成
分を溶融混練する方法は、特に制限はなく、従来からポ
リプロピレン樹脂組成物に慣用されている方法を用いる
ことができる。
【0028】このようにして得られたリサイクル材は、
メルトフローインデックスが15g/10分以上であ
り、かつ曲げ弾性率が1400MPa以上となる。
【0029】次に工程4において、リサイクル材を用い
て射出成形を行い、自動車外装部品であるバンパーを成
形する。図2には、バンパーを製造するための射出成形
機1が示されている。この射出成形機1は、射出成形機
本体11と、金型12とを備える。射出成形機本体11
は、リサイクル材を可塑化して金型12に射出するもの
であり、ヒータ111Aを有するシリンダ111と、こ
のシリンダ111内に配置されるスクリュウ112と、
シリンダ111内にリサイクル材を投入するホッパ11
3と、スクリュウ112を回転させる油圧装置114
と、シリンダ111及び金型12をつなぐノズル115
とを備えている。
【0030】ホッパ113から投入され、シリンダ11
1のヒータ111Aにより加熱されたリサイクル材は、
スクリュウ112により可塑化され、ノズル115側へ
と移動し、ノズル115を介して金型12内へ高圧で射
出される。金型12内のバンパーが冷却、固化したら、
金型12を開き取り出す。このようにして得られたバン
パーは剛性、耐衝撃性に優れたものとなる。
【0031】従って、本実施形態によれば、以下の効果
を奏することができる。リサイクル材中の廃材が40重
量%未満では、廃材の比率が低く、ポリプロピレン系樹
脂製バンパーの廃材の再生効率に劣るものとなる。90
重量%を超えると、このリサイクル材から成形されたバ
ンパーの強度、耐衝撃性等の物性が劣る。また、90重
量%を超えるとリサイクル材の流動性が劣るため成形性
も悪くなる。これに対し、本実施形態のリサイクル材は
廃材を40重量%以上、90重量%以下有しており、ポ
リプロピレン系樹脂製バンパーの廃材の再生効率を高く
することができ、かつ、成形性よいものとすることがで
きる。また、廃材の含有率が90重量%以下であるた
め、リサイクル材から再生されたバンパーの強度、耐衝
撃性等の物性を実用レベルとすることができる。
【0032】また、リサイクル材中のポリプロピレン系
樹脂の含有量が5重量%未満では流動性が不足し、30
重量%よりも多いと、このリサイクル材を用いて成形し
たバンパーの耐衝撃性が低下する。これに対し、本実施
形態では含有量を5重量%以上、30重量%以下として
いるためこのような問題が生じない。さらに、本実施形
態では、99.99重量%塗装が剥離された廃材を使用
してリサイクル材を製造しており、リサイクル材が着色
されてしまうことがないので、リサイクル材の用途が限
定されない。また、塗装されたままの廃材を使用した場
合にはリサイクル材を用いた成形品を形成した後に塗装
等の後処理を施す必要が生じる場合があるが、本実施形
態では、99.99重量%塗装が剥離された廃材を使用
しているので、このような手間も省くことができる。
【0033】また、ポリプロピレン系樹脂の立体規則性
が97%未満である場合には、このリサイクル材を使用
したバンパーの剛性等の物性が不十分となるが、本実施
形態では、ポリプロピレン系樹脂の立体規則性が97%
であるため、バンパーの剛性を充分なものとすることが
できる。さらに、ポリプロピレン系樹脂のMIが300
g/10分未満の場合には、リサイクル材の流動性が劣
るものとなるが、本実施形態ではMIが300g/10
分以上のポリプロピレン系樹脂を使用しているため、リ
サイクル材の流動性を確保することができ、成形性のよ
いものとすることができる。
【0034】リサイクル材のゴムの含有量が15重量%
よりも多い場合には、リサイクル材から形成されたバン
パーの剛性が低下する。本実施形態ではゴムの含有量
(c重量%)は0重量%<c重量%≦15重量%である
ため、バンパーの剛性が低下することなく、実用レベル
に達するものとすることができる。また、ゴムのMIが
0.5g/10分よりも小さいと、リサイクル材中に均
一に分散することが困難となり、5g/10分よりも大
きいと物性が低下するが、リサイクル材にはMIが0.
5g/10分から5g/10分のゴムを使用しているた
め、リサイクル材中に均一に分散させることができ、ま
た、充分な物性も確保することができる。さらに、ゴム
の密度が0.85g/cm3未満の場合にはリサイクル
材を使用して成形したバンパーの剛性が低下し、密度が
0.88g/cm3を超えるとバンパーの耐衝撃性が低
下する。本実施形態では、ゴムの密度を0.85から
0.88g/cm3としているため、リサイクル材から
形成されるバンパーの剛性や耐衝撃性が低下することが
ない。
【0035】また、リサイクル材中のタルクの含有量
(d重量%)は0重量%<d重量%≦20重量%であ
り、リサイクル材の比重が重くなりすぎてしまうことが
ないので、充分な流動性及び成形性を有することが可能
となり、大型自動車の自動車外装部品の成形にも適した
ものとすることができる。また、このタルクは最大粒径
が100μm以下のものを使用しているため、耐衝撃性
が悪化する虞もない。
【0036】また、リサイクル材は、MIが15g/1
0分以上であり、充分な流動性を有しているため、容易
に射出成形を行うことができる。また、リサイクル材の
曲げ弾性率は1400MPa以上であり、充分な剛性を
有しているので、このリサイクル材を用いたバンパーが
変形してしまうことがない。
【0037】以上のようなリサイクル材を用いて射出成
形されたバンパーは剛性があり、耐衝撃性に優れたもの
であるため実用性のあるものとすることができる。従っ
て、廃棄されたバンパーを使用して実用レベルの物性を
有する新たなバンパーを形成することができ、省資源及
び環境保護に貢献することができる。
【0038】なお、本発明は前述の実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での
変形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、
前記実施の形態では、廃棄されたバンパーの塗装を剥離
した廃材を使用していたが、本発明では塗装は剥離しな
くてもよい。このようにすれば、塗装を剥離する手間を
省くことができ、廃棄されたバンパーのリサイクルに係
るコストを低減することができる。また、前記実施形態
ではリサイクル材はゴムやタルクを含有するものとした
が、ゴムやタルクは必要に応じてリサイクル材に含有さ
せればよく、リサイクル材をゴムやタルクを含有しない
ものとしてもよい。
【0039】また、前記実施形態では、リサイクル材を
射出成形してバンパーを形成したが、これに限らず、ブ
ロー成形等によって形成してもよい。また、前記実施形
態では、リサイクル材を用いてバンパーを形成したが、
バンパー以外の自動車外装部品、例えば、サイドモー
ル、マットガード、タイヤカバー、フロントグリル、サ
イドシルガーニッシュ、二輪車のカウル、バギーカーの
ボディ等を成形してもよい。
【0040】さらに、自動車外装部品に限らず他の部品
を成形してもよい。ただし、本発明のリサイクル材を用
いて成形される成形品は耐衝撃性等が優れているため、
このような物性を必要とするものに適用されることが好
ましい。
【0041】本発明の効果を確かめるために、次のよう
な実験を行った。
【0042】(実施例1) [リサイクル材の成分]リサイクル材の成分は次の通りで
ある。 成分(A) 平成5年新車登録の乗用車から回収したポリプロピレン
系樹脂製バンパー(ポリプロピレン、タルク、エチレン
プロピレンゴム(EPR)を成分とする)の廃材であっ
て、塗装が前記実施形態に記載した剥離方法により9
9.99重量%剥離された廃材 成分(B) MI=500g/10分、立体規則性99.4%のポリ
プロピレン樹脂(出光石油化学(株)社製 製品名H5
0000) 成分(C) MI(190℃−2.16kg荷重)=1.2g/10
分、密度0.86g/cm3 のエチレン−ブテン共重
合エラストマー(JSR(株)製 製品名EBM302
1P) (その他の成分)酸化防止剤 イルガノックス1010
(チバスペシャリティ(株) 約0.1重量% サノールLS770 約0.2重量% 核剤 旭電化(株) NA11 約0.1重量%
【0043】[実験操作]成分(A)約75重量%、成分
(B)約15重量%、成分(C)約10重量%、その他
の成分を神戸製鋼所製NCM65混練押出機を用いて、
樹脂温度215℃、スクリュー回転数850rpmで溶
融混練し、造粒してリサイクル材(ペレット)を得た。
次に、450t射出成形機を用いて 、樹脂温度200
℃、射出圧5MPaで 製品厚み3mmの平板を作成し
た。
【0044】[評価]平板の一部を切り出して、引張試験
(伸び JIS K 7113)、曲げ弾性率(JIS
K 7203)を評価した。また、耐衝撃性試験用サン
プルを打ち抜いて作成し、耐衝撃性(−30℃アイゾッ
ド衝撃)の評価を行った。さらに、スパイラルフロー長
(渦巻き状管の断面は10mm×2.5mm、樹脂温度
210℃、1次圧784.5N/cm(80kgf/
cm)の評価も行った。また、前記造粒したペレット
のMI(230℃−2.16kg荷重)を評価した。
【0045】(実施例2) [リサイクル材の成分]実施例1と同様の成分である。 [実験操作]成分(A)約65重量%、成分(B)約25
重量%、成分(C)約10重量%、その他の成分を実施
例1と同様の方法で溶融混練し、造粒して、ペレットを
得た。 また、実施例1と同様に製品厚み3mmの平板
を作成した。 [評価]実施例1と同様の評価を行った。
【0046】(実施例3) [リサイクル材の成分]実施例1と同様の成分である。 [実験操作]成分(A)約55重量%、成分(B)約45
重量%、成分(C)約10重量%として、造粒した以外
は実施例1と同様である。 [評価]実施例1と同様の評価を行った。
【0047】(実施例4) [リサイクル材の成分]実施例4では、実施例1で使用し
た成分に以下の成分を追加した。 成分(D)平均粒径0.2μm、最大粒径70μmのタ
ルク(浅田製粉(株)製 製品名JM209)[実験操作]
成分(A)約60重量%、成分(B)約20重量%、成
分(C)約10重量%、成分(D)約10重量%、その
他の成分を実施例1と同様の方法で造粒した。また、実
施例1と同様に製品厚み3mmの平板を作成した。さら
に、三菱重工業(株)MM成形機を用いて、造粒したペレ
ットから肉厚3mm、最大流動長1000mmの大型バ
ンパーを作成した。 [評価]実施例1と同様の評価に加え、バンパーの外観の
評価及びバンパーの一部を切り出して平板の評価と同様
の評価を行った。
【0048】[実施例1から実施例4の評価]実施例1か
ら実施例4の評価を表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】実施例1から4で得られた平板の諸物性
(引張、曲げ弾性率、耐衝撃性、スパイラルフロー長)
は実用レベルの物性であった。また、ペレットは充分な
流動性を有していることがわかった。さらに、実施例4
では、バンパーの型転写性は良好であり、バンパー表面
は、金型キャビティ面の通り、平滑であった。また、バ
ンパーの物性も実用レベルの物性であった。
【0051】次に、前記実施例の効果を確認するために
行った比較例について説明する。 (比較例1) [リサイクル材の成分]実施例1で使用した成分(B)の
代わりに次の成分を使用した。 成分(B’) MI=100g/10分、立体規則性98.0%のポリ
プロピレン樹脂(Sunoco製 製品名 F1000
HC) [実験操作]実施例1で使用した成分(B)の代わりに成
分B’約15重量%使用した以外は実施例1と同じであ
る。 [評価]実施例1と同様の評価を行った。
【0052】(比較例2) [リサイクル材の成分]実施例1で使用した成分(B)の
代わりに次の成分を使用した。 成分(B’’) MI=20g/10分、立体規則性96.0%のポリプ
ロピレン樹脂(出光石油化学(株)社製 製品名J20
00GP) [実験操作]実施例1で使用した成分(B)の代わりに成
分(B’’)約15重量%使用した以外は実施例1と同
じである。 [評価]実施例1と同様の評価を行った。
【0053】(比較例3) [リサイクル材の成分]実施例1で使用した成分(C)の
代わりに次の成分を使用した。 成分(C’) MI(190℃−2.16kg荷重)=0.3g/10
分、密度0.86g/cm3 のエチレン−ブテン共重
合エラストマー(JSR(株)製 製品名EBM301
1P) [実験操作]実施例1で使用した成分(C)の代わりに成
分(C’)約10重量%使用した以外は実施例1と同じ
である。 [評価]実施例1と同様の評価を行った。
【0054】(比較例4) [リサイクル材の成分]実施例4で使用した成分(B)の
代わりに成分(B’)を使用した。 [実験操作]実施例4で使用した成分(B)の代わりに成
分(B’)約20重量%使用した以外は実施例4と同じ
である。 [評価]ペレットのMIを測定した。また、バンパーの外
観の評価及びバンパーの一部を切り出して平板の評価と
同様の評価を行った。
【0055】[比較例1から4の評価及び実施例1から
4との比較]比較例1から4の評価を表2に示す。
【0056】
【表2】
【0057】比較例1から4では、実施例1から4に比
べ、ペレットの流動性が低いことが明らかとなった。ま
た、比較例1から3で得られた平板は実用レベルの物性
を有していなかった。さらに、実施例4で得られたバン
パーの表面には、金型キャビティ面にない凹凸が認めら
れ、外観不良であった。又、流動末端部位で、型転写性
が悪い部分があった。実施例1から4では、平板及びバ
ンパーは実用レベルの物性を備え、またMIも充分な値
であり、本発明の効果が顕著に示された。
【0058】
【発明の効果】このような本発明によればポリプロピレ
ン系樹脂製バンパーの廃材を利用し、実用レベルの物性
を備える成形品を成形することができるリサイクル材及
びこのリサイクル材を成形して得られる自動車外装部品
を提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるバンパーの製造工程
を示した工程図である。
【図2】前記製造方法に使用される射出成形機を示す模
式図である。
【符号の説明】
1 射出成形機 11 射出成形機本体 12 金型 111 シリンダ 111A ヒータ 112 スクリュウ 113 ホッパ 114 油圧装置 115 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 21:00) B29K 23:00 B29K 23:00 (72)発明者 四位 和浩 栃木県塩谷郡氏家町押上1959−5 (72)発明者 佐藤 庄司 栃木県塩谷郡氏家町押上1959−5 (72)発明者 村沢 光男 埼玉県狭山市柏原笹久保393−2 Fターム(参考) 4F071 AA10 AA20 AA82 AA88 AB30 AE17 AF20 AH07 BA01 BB05 BC07 4F301 AA14 AB02 AB03 BF02 BF32 4J002 AC023 AC083 BB053 BB111 BB122 BB151 BB153 BP022 DJ046 FD016 GN00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリプロピレン系樹脂製バンパーの廃材
    を再利用して得られるリサイクル材であって、(A)前
    記廃材、及び(B)メルトフローインデックスが300
    g/10分以上であり、かつ立体規則性が97%以上の
    ポリプロピレン系樹脂を含み、 前記廃材の含有量をa重量%、前記ポリプロピレン樹脂
    の含有量をb重量%とすると、 前記廃材が40重量%≦a重量%≦90重量%、 前記ポリプロピレン系樹脂が5重量%≦b重量%≦30
    重量%含まれることを特徴とするリサイクル材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のリサイクル材におい
    て、(C)メルトフローインデックスが0.5から10
    g/10分であり、かつ密度が0.85から0.88g
    /cm3であるゴムを含み、 このゴムの含有量をc重量%とすると、 このゴムが0重量%<c重量%≦15重量%含まれるこ
    とを特徴とするリサイクル材。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のリサイクル材
    において、 (D)タルクを含み、 このタルクの含有量をd重量%とすると、 このタルクが0重量%<d重量%≦20重量%含まれる
    ことを特徴とするリサイクル材。
  4. 【請求項4】 請求項1から3の何れかに記載のリサイ
    クル材において、 メルトフローインデックスが15g/10分以上であ
    り、かつ曲げ弾性率が1400MPa以上であることを
    特徴とするリサイクル材。
  5. 【請求項5】 請求項1から4の何れかに記載のリサイ
    クル材において、 前記廃材は、前記ポリプロピレン系樹脂製バンパーの塗
    装重量の99重量%以上が剥離されたものであることを
    特徴とするリサイクル材。
  6. 【請求項6】 請求項1から5の何れかに記載のリサイ
    クル材を成形して得られることを特徴とする自動車外装
    部品。
JP2002072176A 2002-03-15 2002-03-15 リサイクル材及びリサイクル材を用いた自動車外装部品 Pending JP2003268175A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002072176A JP2003268175A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 リサイクル材及びリサイクル材を用いた自動車外装部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002072176A JP2003268175A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 リサイクル材及びリサイクル材を用いた自動車外装部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003268175A true JP2003268175A (ja) 2003-09-25

Family

ID=29202236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002072176A Pending JP2003268175A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 リサイクル材及びリサイクル材を用いた自動車外装部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003268175A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008101118A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Jsr Corp 樹脂組成物、及び成形品
JP2009173947A (ja) * 2003-10-17 2009-08-06 Ube Ind Ltd 不溶物が混在する車用バンパーの粉砕物を原料とする車内装用樹脂組成物及びその成形物
JP2013215919A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Kojima Sangyo Kk 樹脂材再生方法
JP2013245301A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Sharp Corp 熱可塑性樹脂成形体、その製造方法および熱可塑性樹脂の再資源化方法
KR101518662B1 (ko) * 2014-01-24 2015-05-07 김성배 engage와 핵제를 사용한 물성 보강 재생 PP의 친환경적 생산 방법
JP2017528575A (ja) * 2014-09-17 2017-09-28 イメリーズ ミネラルズ リミテッド ポリマー組成物
JP2021127391A (ja) * 2020-02-13 2021-09-02 株式会社Tbm 無機物質粉末含有ポリオレフィン系樹脂成形体の製造方法
JP2021143234A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 株式会社Tbm 無機物質粉末含有ポリオレフィン系樹脂成形体の製造方法
KR20230075523A (ko) * 2020-10-28 2023-05-31 바셀 폴리올레핀 이탈리아 에스.알.엘 재활용 폴리올레핀으로부터 획득되는 폴리올레핀 조성물

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009173947A (ja) * 2003-10-17 2009-08-06 Ube Ind Ltd 不溶物が混在する車用バンパーの粉砕物を原料とする車内装用樹脂組成物及びその成形物
JP2008101118A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Jsr Corp 樹脂組成物、及び成形品
JP2013215919A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Kojima Sangyo Kk 樹脂材再生方法
JP2013245301A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Sharp Corp 熱可塑性樹脂成形体、その製造方法および熱可塑性樹脂の再資源化方法
KR101518662B1 (ko) * 2014-01-24 2015-05-07 김성배 engage와 핵제를 사용한 물성 보강 재생 PP의 친환경적 생산 방법
JP2017528575A (ja) * 2014-09-17 2017-09-28 イメリーズ ミネラルズ リミテッド ポリマー組成物
JP2021127391A (ja) * 2020-02-13 2021-09-02 株式会社Tbm 無機物質粉末含有ポリオレフィン系樹脂成形体の製造方法
JP2021143234A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 株式会社Tbm 無機物質粉末含有ポリオレフィン系樹脂成形体の製造方法
KR20230075523A (ko) * 2020-10-28 2023-05-31 바셀 폴리올레핀 이탈리아 에스.알.엘 재활용 폴리올레핀으로부터 획득되는 폴리올레핀 조성물
KR102625377B1 (ko) * 2020-10-28 2024-01-15 바셀 폴리올레핀 이탈리아 에스.알.엘 재활용 폴리올레핀으로부터 획득되는 폴리올레핀 조성물

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2031317C (en) Recyclable bumper system
JP4800366B2 (ja) 繊維状無機充填材含有樹脂組成物ペレット
EP3438180A1 (en) Energy absorber
JP3173993B2 (ja) 複合樹脂の製造方法
JP2003268175A (ja) リサイクル材及びリサイクル材を用いた自動車外装部品
KR20160144185A (ko) 재생 수지를 이용한 abs 수지 조성물 및 이의 제조방법
JP4885185B2 (ja) プロピレン重合体組成物成形体の製造方法
JP5209178B2 (ja) 樹脂組成物
Coran Thermoplastic elastomeric rubber-plastic blends
JP2001030237A (ja) ゴム−熱可塑性樹脂複合材の製造方法
JP3616565B2 (ja) 等価成形品成形用熱可塑性樹脂および等価再生方法
JP4449538B2 (ja) 不溶物が混在する車用バンパーの粉砕物を原料とする車内装用樹脂組成物及びその成形物
JPH08164588A (ja) 複合プラスチック成形品
JP2001138339A (ja) プラスチック成形機・押出機用洗浄用樹脂組成物。
JP4182702B2 (ja) リサイクル樹脂製品の製造方法及び自動車用樹脂部品
JP2000062114A (ja) 成形体およびその製造方法
JPH1148317A (ja) 合成樹脂製中空成形体
US5817420A (en) Multilayer resin molding utilizing coated resin moldings
JP2002146153A (ja) ポリプロピレン樹脂組成物
JPH05200749A (ja) 熱硬化性樹脂塗膜付ポリプロピレン複合材の再生処理方法
JP3120711B2 (ja) 繊維強化熱可塑性樹脂組成物の製造法
JP3156935B2 (ja) 塗装ポリプロピレン系樹脂製バンパーの再生方法
JP2000281846A (ja) 塗装済樹脂の再利用方法
JP2000053779A (ja) 緩衝材
KR101134379B1 (ko) 에어백 기포지의 재활용을 위한 첨가제 및 에어백 기포지를 재활용한 수지조성물과, 에어백 기포지의 재활용 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041001

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050307

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070123

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070522