JP2003267992A - 抗酸化剤、老化防止剤および/または抗ガン剤 - Google Patents

抗酸化剤、老化防止剤および/または抗ガン剤

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信 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】抗酸化ペプチド、たとえばカルノシン、アンセ
リンの抗酸化能に注目し、筋肉細胞、脳組織の酸化傷
害、老化を防止する抗酸化・老化防止・抗ガン剤を提供
することにある。かかる抗酸化ペプチドの効果を踏まえ
て、大量に、安価に提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は、抗酸化ペプチドと抗酸化性ビタ
ミンとを同時摂取することからなる抗酸化剤、老化防止
剤および/または抗ガン剤である。本発明の抗酸化剤、
老化防止剤および/ または抗ガン剤は、カルノシンもし
くはアンセリンの給源として、それらを含む畜産物抽出
液または同抽出粉末、あるいは得られたカルノシン、ア
ンセリンの標品を用いる。さらに、本発明は、抗酸化ペ
プチドを有効成分として含有する機能性食品または飲料
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カルノシンもしく
はアンセリンまたはグルタチオン単独、またはそれらを
含む抗酸化・老化防止・抗ガン剤、あるいは同食品また
は飲料に関する。
【0002】
【従来の技術】家畜、家禽の筋肉には良質のタンパク質
が多く、栄養学的に重要である。さらにその中に、カル
ノシン、アンセリンが含まれ、生体内で抗酸化能を発揮
していると考えられている。
【0003】「食品科学と栄養学レビュー」(Chan K.
M., and Decker A.: Critical Review in Food Science
and Nutrition, 34, (4) 403-426(1994))には、カル
ノシン、アンセリンの機能として抗酸化能に関する記載
がある。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、カル
ノシン、アンセリンの標品を用いていて、カルノシン、
アンセリンのそれ以上の機能について検討されていな
い。また、その他の抗酸化ペプチドについての検討もな
い。さらに、大量に、安価に取得できる方法の記載もな
い。本発明者は、かかる従来技術の現状と、生体の過酸
化と生活習慣病への関連が認識されることに鑑み創案さ
れたものである。抗酸化ペプチド、たとえばカルノシ
ン、アンセリンの抗酸化能に注目し、ラジカル消去能お
よびガン化抑制能を持ち、さらに長期投与することで脳
組織中のアンセリン濃度を高く保つことによって脳組織
の酸化傷害、老化を防止する抗酸化・老化防止・抗ガン
剤を提供することにある。かかる抗酸化ペプチドの効果
を踏まえて、大量に、安価に提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的に基づき研究
を重ねた結果、抗酸化ペプチド(カルノシン、アンセリ
ン、グルタチオンなど)に抗酸化能、およびラジカル消
去能と細胞ガン化抑制効果があること、長期投与により
加齢ラットの脳組織・神経組織中のアンセリン濃度を高
濃度に維持できることを見出し、本発明の完成に至っ
た。
【0006】本発明の抗酸化ペプチドとは、カルノシ
ン、アンセリン、グルタチオンが挙げられる。畜産物ま
たは畜産副産物を粉砕し、抽出し、分離して得られる抗
酸化ペプチドも含まれる。本発明の添加用抗酸化剤は、
ビタミンC、ビタミンE、ラザロイド、BHA、BHT、ベー
タカロチン、尿酸塩、ビリルビン、ジメルカプトロール
ルテイン、ユビキノール−10、ジチオスレオトール、
メルカプタン類、硫黄化合物(スルファアシド類)、メ
チオニン、システインあるいはN-アセチルシステインの
いずれかである。好ましくは、ビタミンCまたはビタミ
ンEである。
【0007】即ち、本発明の抗酸化剤、老化防止剤およ
び/ または抗ガン剤は、抗酸化ペプチドを有効成分とす
る。本発明は、抗酸化ペプチドがカルノシン、アンセリ
ンおよび/ またはグルタチオンを有効成分として含有す
ることを特徴とする抗酸化剤、老化防止剤および/ また
は抗ガン剤である。本発明の抗酸化剤、老化防止剤およ
び/ または抗ガン剤は、経口剤である。本発明は、抗酸
化ペプチドと抗酸化性ビタミンとを同時摂取することか
らなる抗酸化剤、老化防止剤および/または抗ガン剤で
ある。
【0008】本発明の抗酸化剤、老化防止剤および/ ま
たは抗ガン剤は、カルノシンもしくはアンセリンの給源
として、それらを含む畜産物抽出液または同抽出粉末、
あるいは得られたカルノシン、アンセリンの標品を用い
る。さらに、本発明は、抗酸化ペプチドを有効成分とし
て含有する機能性食品または飲料である。本発明は、添
加用抗酸化剤、特にビタミンC、E との同時摂取によ
って筋肉組織あるいは脳組織または神経組織の老化防止
能を上昇させる抗酸化剤、老化防止剤、および/または
抗ガン剤である。
【0009】本発明は、カルノシン、アンセリンおよび
/ またはグルタチオンを有効成分として含有することを
特徴とする抗酸化・老化防止・抗ガン能をもつ機能性食
品または飲料である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の抗酸化・老化防止・抗ガ
ン能をもつ機能性食品または飲料を以下に具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0011】本発明において使用される抗酸化ペプチド
は、畜産物および/または畜産副産物(以下畜産物原
料)(家禽肉、牛、馬、豚、その他の獣肉あるいはそれ
らの内臓などを含む)を粉砕し、抽出、分離、濃縮した
もの、さらに粉末化したものである。
【0012】畜産物原料からの抽出法としては粉砕ある
いは細切した原料から水あるいは熱水、さらに有機溶媒
(アルコールなど)を使用でき、抽出あるいは煮沸抽出
できる装置であればいずれも使用可能である。濃縮につ
いては、イオン交換法、膜濃縮法、凍結乾燥法、減圧加
熱濃縮法、常圧加熱濃縮法、噴霧乾燥法などの方法によ
り濃縮する。
【0013】濃縮液中に含まれる脂肪を、遠心分離法、
膜ろ過法、有機溶媒法などの方法を用いて除去する。脂
肪中のビタミンEの有益性に着目して脱脂しないで使用
してもよい。これらは濃縮したものでも、粉末化したも
のか、カルノシン、アンセリン、グルタチオンを精製し
たものでもよい。
【0014】抗酸化能 ヒアルロン酸の酸化分解により低分子化し、それに伴っ
て粘度が低下するが、抗酸化ペプチドを添加することに
よってヒアルロン酸の酸化分解が抑制され、その結果、
粘度低下が抑制された。この抑制率によって抗酸化能を
表した。得られた抗酸化能を生かして、食塩、砂糖など
の調味料、乳化剤、増粘剤、香料、栄養強化剤および薬
効物質等を添加することにより、抗酸化能を持つ機能性
食品または飲料とする。
【0015】ラジカル消去能 DPPH は紫色のラジカルであり、抗酸化性物質から水素
を引き抜き、自身は還元されて紫色が褪色する。この褪
色率を測定し、抗酸化性物質の水素結合能(ラジカル消
去能)を評価した。特にカルノシンは強いラジカル消去
能を持つので、これに食塩、砂糖などの調味料、乳化
剤、増粘剤、香料、栄養強化剤および薬効物質等を添加
することにより、抗酸化能(ラジカル消去能)を持つ機
能性食品または飲料とする
【0016】ガン化抑制能 マウス細胞に発ガンプロモーターTPA を加え、細胞ガン
化を誘導し、2週間培養後のガン化細胞のコロニー数を
計測することでガン化誘導実験を行った。この時、測定
用試料を同時に添加し、試料不添加時のコロニー数に対
するカルノシン添加時のコロニー数を比較し、細胞ガン
化抑制率とした。この方法で測定したところ、抗酸化ペ
プチドは生理的濃度においてかなり高いガン化抑制率を
示した。これに食塩、砂糖などの調味料、乳化剤、増粘
剤、香料、栄養強化剤および薬効物質等を添加すること
により、ガン化抑制能を持つ機能性食品または飲料とす
【0017】カルノシン投与と加齢、老化に伴う組織中
の濃度変動 5週令のラット(ウイスター、雄)を6ヶ月間、カルノ
シン(0.1%) およびビタミン E (0.05%) を添加した精製
飼料で飼育した。筋肉組織、脳(中枢神経)組織および
眼球のカルノシン、アンセリンおよびグルタチオンの定
量を行った。これらペプチドの定量はダブシル化試薬を
用いて誘導体し、HPLC で定量した。筋肉および脳組織
中のカルノシンは加齢に伴って減少する傾向があり、こ
れはカルノシン投与によっても変わらなかった。しか
し、カルノシン投与時の組織中のアンセリン含量は筋肉
で若齢期と同程度まで回復する傾向が認められ、これは
カルノシンとビタミンE 同時投与により強く認められ
た。この時の脳組織のアンセリン濃度は、カルノシン投
与によってかなりの高濃度を維持し、ビタミン E 同時
投与でより高濃度を維持した。このことから、カルノシ
ン投与によって、特に脳組織中のアンセリン濃度が高く
維持され、脳組織の酸化傷害を防いでいると考えられ、
これは即ち、老化防止に極めて有効である。
【0018】前記抗酸化、抗ガン能を持つ機能性食品素
材は食品の材料として使用することにより、抗酸化能、
ラジカル除去効果および細胞ガン化抑制効果を有し、さ
らに加齢時の脳組織中のアンセリンなど抗酸化性ペプチ
ド含量を高める機能性食品を製造することができる。こ
のような食品として、たとえば、菓子類、パン類、麺
類、調味料、スープ類、ソフトドリンクおよびアルコー
ル飲料などを挙げることができ、その他特に制限される
ことはない。
【0019】前記機能性食品素材は、前記食品に使用す
る通常の材料の一部又は全部を前記の機能性食品素材で
置き換えることにより使用する。その他前記食品素材は
製造上の特徴からうまみ成分を多く持ち、調味料として
の利用が多く期待される。なお、前記機能性食品素材を
原料として製造された食品および飲料が有する抗酸化
能、ラジカル消去能、発ガン抑制能および加齢時の脳組
織中の抗酸化ペプチド・アンセリン濃度上昇作用は、通
常は、前記食品素材の使用量が多いほど大きくなる。
【0020】[実施例1] 抗酸化能 カルノシン、アンセリンの抗酸化能をヒアルロン酸の酸
化分解抑制法によって定量した。この方法はヒアルロン
酸が酸化による(過酸化水素発生ヒドロキシラジカルに
よる)分解・切断を抗酸化剤によって抑制されることに
より、抗酸化能を測定する方法である。
【0021】本発明により得た、カルノシン、アンセリ
ンを用いてヒアルロン酸の酸化分解抑制率を図1に示し
た。これら両ペプチドは0.5 mM で80%弱の抗酸化能
を示した。このことから生理的濃度20mMにおいて高
い抗酸化力を持つことがわかる。
【0022】[実施例2] ラジカル消去能 カルノシン、アンセリン両ペプチドのラジカル消去能は
DPPH ラジカルの消去法で行った。DPPH は紫色のラジ
カルであり、抗酸化性物質から水素を引き抜き、自身は
還元されて紫色が褪色する。この褪色率を測定し、抗酸
化性物質の水素結合能(ラジカル消去能)を評価する。
【0023】図2にラジカル消去能を示した。カルノシ
ンが3mM以上では75%以上のラジカル消去能を示し
た。アンセリンのラジカル消去能はこの濃度ではそれほ
ど強くなかったが、濃度を増やすと共に消去能が増加し
た。このことから特にカルノシンは強いラジカル消去能
を持つことが認められた。また、アンセリンは生理的濃
度(約20mM)において強いラジカル消去能を持つ。
【0024】[実施例3] 発ガン抑制能 カルノシン、アンセリンの発ガン抑制能の検討を行っ
た。細胞ガン化実験はマウス細胞に発ガンプロモーター
TPA を加え、細胞ガン化を誘導し、2週間培養後のガン
化債オブのコロニー数を計測することで行った。また、
発ガンプロモーターを加えたとき、カルノシンを濃度2
0mMとなるように培養細胞に添加し、2週間培養後の
ガン化細胞のコロニー数を計測した。そしてカルノシン
不添加時のコロニー数に対するカルノシン添加時のコロ
ニー数の比率を細胞ガン化率とした。細胞ガン化抑制試
験の結果を図3に示す。カルノシンの添加量が20mM
である時の細胞ガン化抑制率は75%である。アンセリ
ンについても同様な結果を得た。カルノシン、アンセリ
ンは細胞ガン化を著しく抑制することが認められる。
【0025】[実施例4] 抗酸化ペプチドの組織中
の濃度 ラットの組織中に存在する抗酸化ペプチド濃度を検討し
た。ラット体内の筋肉組織および脳組織中のカルノシン
濃度は、はそれぞれ、15mg/kgと25mg/kg
である。アンセリンの濃度はそれぞれ、320mg/k
gと110mg/kgである。発ガン抑制を示す上記濃
度は充分に実用的濃度であることが認められる。即ち、
カルノシンおよびアンセリンは実際の体内の濃度におい
て発ガン抑制効果を発揮している。
【0026】[実施例5] カルノシン投与によるラ
ット脳中のアンセリン含量の増加 カルノシン、アンセリンの加齢、老化に伴う濃度変動に
ついて検討した。5週令のラット(ウイスター、雄、各
群6匹)を6ヶ月間、カルノシン(0.1%) およびビタミ
ン E (0.05%) を添加した精製飼料で飼育した。カルノ
シン、アンセリンおよびグルタチオンの定量はダブシル
化試薬を用いて誘導体し、HPLC で定量した。
【0027】実施例5において、筋肉および脳組織中の
カルノシンは加齢に伴って減少する傾向があり、これは
カルノシン投与によっても変わらなかった(図4,
5)。しかし、カルノシン投与によって筋肉中のアンセ
リン濃度は若齢期と同程度まで回復する傾向が認めら
れ、またカルノシン投与時にビタミンE 同時投与により
より強く認められた。
【0028】実施例5において、6ヶ月間のカルノシン
投与によって脳組織中のアンセリン濃度はかなりの高濃
度となり、この傾向はさらにビタミン E 同時投与で強
く見られた。このことは脳(中枢神経)組織中の酸化障
害防止能が増加していることを示すものであり、老化防
止効果として認められる。
【0029】他の還元性ペプチドであるグルタチオンの
変化についても検討した。脳組織中のグルタチオン濃度
は加齢によって減少するが、カルノシン投与によって回
復傾向が見られ、ビタミン E 同時投与によって若齢期
以上の高濃度を示すようになった。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明により、次の
ような効果が得られた。カルノシン、アンセリンの抗酸
化能に注目し、ラジカル消去能およびガン化抑制能を持
つ。さらに長期投与することで脳組織中のアンセリン濃
度を高く保つことによって脳組織の酸化傷害、老化を防
止する抗酸化・老化防止・抗ガン剤を提供できる。カル
ノシン投与、特にビタミン E 同時投与によって、筋肉
組織でも回復傾向が見られたが、特に中枢神経、脳組織
においてアンセリンの著しい濃度上昇が見られた。この
ことは脳組織の酸化傷害を防止するために重要なアンセ
リンを高濃度に上昇させ、加齢に伴う脳組織の酸化傷害
を防止していると考えられる。かかる抗酸化ペプチドの
効果を踏まえて、大量に、安価に提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカルノシン、アンセリンの抗酸化率を
示すグラフである。
【図2】本発明のカルノシン、アンセリンのラジカル消
去能を示すグラフである。
【図3】本発明のカルノシン、アンセリンの細胞ガン化
抑制能を示すグラフである。
【図4】本発明のカルノシン、アンセリン、グルタチオ
ンの筋肉内の抗酸化ペプチドの濃度変化を示すグラフで
ある。
【図5】本発明のカルノシン、アンセリン、グルタチオ
ンの脳組織内の抗酸化ペプチドの濃度変化を示すグラフ
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 38/00 A61P 35/00 A61P 17/16 39/06 35/00 C07K 5/027 39/06 A61K 37/02 C07K 5/027 A23L 2/00 F Fターム(参考) 4B017 LC03 LK15 4B018 MD20 ME06 ME08 ME10 MF01 4C084 AA02 BA14 CA17 MA52 NA14 ZA891 ZB211 ZB261 4C087 AA01 AA02 BB33 CA11 MA52 NA14 ZA89 ZB21 ZB26 4H045 AA10 AA30 BA11 BA12 CA40 EA01 EA20 FA71

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】畜産物または畜産副産物を粉砕し、抽出
    し、分離してなる抗酸化ペプチド。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の抗酸化ペプチドを有効成
    分とする抗酸化剤、老化防止剤および/ または抗ガン
    剤。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の抗酸化ペプチドがカルノ
    シン、アンセリンおよび/ またはグルタチオンである請
    求項2記載の抗酸化剤、老化防止剤および/ または抗ガ
    ン剤。
  4. 【請求項4】経口剤であることを特徴とする請求項2ま
    たは3に記載の抗酸化剤、老化防止剤および/ または抗
    ガン剤。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の抗酸化ペプチドと添加用
    抗酸化剤とを同時摂取することからなる抗酸化剤、老化
    防止剤および/または抗ガン剤。
  6. 【請求項6】カルノシンもしくはアンセリンの給源とし
    て、それらを含む畜産物抽出液または同抽出粉末、ある
    いは得られたカルノシン、アンセリンの標品を用いるこ
    とを特徴とする請求項2から請求項5に記載の抗酸化
    剤、老化防止剤および/ または抗ガン剤。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の抗酸化ペプチドを有効成
    分として含有する機能性食品または飲料。
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