JP2003267661A - ロールハンドリング装置 - Google Patents

ロールハンドリング装置

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JP2003267661A
JP2003267661A JP2002069256A JP2002069256A JP2003267661A JP 2003267661 A JP2003267661 A JP 2003267661A JP 2002069256 A JP2002069256 A JP 2002069256A JP 2002069256 A JP2002069256 A JP 2002069256A JP 2003267661 A JP2003267661 A JP 2003267661A
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roll
core hole
shaft
shafts
light emitting
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JP2002069256A
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Shinji Mori
慎治 森
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール1の芯孔3に適切にシャフト5を挿入
したり、芯孔3から適切にシャフト5を抜く。 【解決手段】 一対のシャフト5間で投受光が行なわれ
る投受光センサ12,13を該シャフト5を挟んで上下
にそれぞれ設ける。ロール1の上方からシャフト5を下
降させていき、2対の投受光センサ12,13の光が双
方共に芯孔3内を通過して受光状態になればシャフト5
の挿入位置であると判断できる。シャフト5に吊り下げ
たロール1を下降させていき、2対の投受光センサ1
2,13の光が双方共に芯孔3内を通過して受光状態に
なればシャフト5の抜去位置であると判断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙やビニルシート
などのロールを吊り上げ、所定位置まで搬送して載置す
るロールハンドリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図18は従来のロールハンドリング装置
の正面図であり、図19はその側面図である。ロール3
1は両側に貫通した芯の外周に巻着されている。そのロ
ール31は、図18では床面に設けられた載置台33上
に載置されている。上記ロール31の芯孔32の両側外
方には、その芯孔32に挿入して上記ロール31を吊り
上げるためのシャフト34a、34bが取り付けられた
リフト35が設けられている。そのリフト35によっ
て、上記シャフト34a、34bが上下に昇降するよう
に構成されている。
【0003】上記シャフト34a、34bは、シャフト
スライド手段52(図20参照、図18及び図19では
図示されていない)によって互いに内方へ移動すること
により、上記ロール31の芯孔32の両側から芯孔32
に挿入する。そして、リフト35によりシャフト34
a、34bが上昇すると、そのシャフト34a、34b
が芯孔32に挿入した状態で、ロール31は吊り上げら
れる。
【0004】その後、上記リフトレール36は搬送レー
ル37に沿って移動し、ロール31を目的の載置場所ま
で搬送する。搬送されたロール31は、リフト35によ
って下降し所定の載置場所に載置される。そして、ロー
ル31両側の芯孔32に挿入していたシャフト34a、
34bが、シャフトスライド手段52により芯孔32か
ら引き抜かれ、ロール31の載置が完了する。
【0005】図20は、ロール31の吊り上げや載置の
制御を説明するための従来の制御部のブロックダイヤグ
ラムである。
【0006】ロール31を吊り上げる場合、シャフト3
4a、34bをロール31の芯孔32に挿入させるため
に、オペレータは、吊り上げようとしているロール31
の径と、そのロール31が載置されている場所の高さ
と、ロール31を吊り上げるための吊り上げ指令とをホ
ストコンピュータ50に入力する。そうすると、ホスト
コンピュータ50は、入力されたロール31の径と、ロ
ール31が載置されている場所の高さとに基づいて、ロ
ール31の芯孔32の高さを算出し、その算出した高さ
の情報と上記吊り上げ指令とをリフト制御手段51に送
信する。
【0007】そして、リフト制御手段51がリフト35
を制御し、シャフト34a、34bを、ホストコンピュ
ータ50によって算出された高さに移動させる。その
後、シャフトスライド手段52がシャフト34a、34
bをロール31の芯孔32に挿入し、リフト制御手段5
1がリフト35を再度制御して、シャフト34a、34
bを上昇させることにより、ロール31の吊り上げが行
なわれる。
【0008】次に、吊り上げられているロール31を下
降させて所定の場所に載置する場合について説明する。
その場合も、オペレータは、所定の場所に載置させよう
としているロール31の径と、ロール31を載置しよう
としている載置場所の高さと、ロール31を上記載置場
所に載置させるための載置指令とをホストコンピュータ
50に入力する。
【0009】そうすると、ホストコンピュータ50は、
入力されたロール31の径と、ロール31を載置しよう
としている載置場所の高さとに基づいて、ロール31の
芯孔32が位置すべき高さを算出し、その算出した高さ
の情報と上記載置指令とをリフト制御手段51に送信す
る。
【0010】そして、リフト制御手段51がリフト35
を制御し、シャフト34a、34bを、ホストコンピュ
ータ50によって算出された高さに移動させる。その
後、シャフトスライド手段52がシャフト34a、34
bをロール31の芯孔32から引き抜くことにより、ロ
ール31の載置は終了する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のロールハン
ドリング装置では、オペレータから入力された指示に基
づいて、ホストコンピュータ50が、シャフト34a、
34bが位置すべき高さを算出し、その算出した情報を
リフト制御手段51に送信するという通信システムが用
いられている。
【0012】したがって、例えばロール31を吊り上げ
る場合、オペレータは、吊り上げようとするロール31
の径や、ロール31が載置されている場所の高さをホス
トコンピュータ50に入力するのであるが、オペレータ
は間違った値を入力することがある。このように入力ミ
スが発生すると、ホストコンピュータ50によって算出
されたロール31の芯孔32の高さと、実際に載置され
ているロール31の芯孔32の高さとにずれが生じる。
【0013】リフト制御手段51は、ホストコンピュー
タ50によって算出された高さに基づいてリフト35を
制御するので、ホストコンピュータ50によって算出さ
れた芯孔32の高さと、実際に載置されているロール3
1の芯孔32の高さとが異なれば、シャフト34a、3
4bの高さと実際のロール31の芯孔32の高さとが異
なり、シャフト34a、34bは芯孔32に挿入できな
くなる。その結果、シャフト34a、34bがロール3
1の側面に衝突し、ロール31を損傷させるという問題
が発生する。
【0014】また、吊り上げられているロール31を下
降させて所定の場所に載置する場合においても、オペレ
ータは、載置しようとするロール31の径や、ロール3
1を載置しようとする載置場所の高さを間違ってホスト
コンピュータ50に入力することがある。そうすると、
ホストコンピュータ50によって算出されたロール31
の芯孔32の高さと、ロール31を載置場所に載置させ
たときに芯孔32が位置すべき高さとにずれが生じる。
【0015】仮に、ホストコンピュータ50によって算
出された高さが、ロール31を載置場所に載置させたと
きに芯孔32が位置すべき高さよりも高いと、リフト制
御手段51の制御によって下降したシャフト34a、3
4bの高さが、芯孔32が位置すべき高さよりも高くな
るので、シャフト34a、34bをロール31の芯孔3
2から引き抜くと、ロール31が落下するという問題が
発生する。そうすると、ロール31は損傷する。
【0016】また仮に、ホストコンピュータ50によっ
て算出された高さが、ロール31を載置場所に載置させ
たときに芯孔32が位置すべき高さよりも低いと、リフ
ト制御手段51の制御によって下降したシャフト34
a、34bの高さが、芯孔32が位置すべき高さよりも
低くなるので、ロール31を上記載置場所に押し付けて
しまうという問題が発生する。この場合も、ロール31
は損傷する。
【0017】さらに、上記のような通信システムは、デ
ータのやり取りに複雑で高価なシステムとなっている。
【0018】そこで、本発明は、上記課題を考慮し、通
信システムを用いずに、所定の場所に載置されたロール
の芯孔に適切にシャフトを挿入でき、そのロールを確実
に吊り上げることができるロールハンドリング装置を提
供することを目的とする。
【0019】また、本発明は、通信システムを用いず
に、保持しているロールを、損傷させずに所定の載置場
所に適切に載置できるロールハンドリング装置を提供す
ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し上記目
的を達成するため、本発明のロールハンドリング装置
は、一対のシャフトをロールの芯孔の両側から挿入して
該ロールを昇降可能に吊り下げるロールハンドリング装
置であって、上記一対のシャフト間で投受光が行なわれ
る投受光センサが該シャフトを挟んで上下にそれぞれ設
けられ、該上下の投受光センサの間隔が上記ロールの芯
孔の直径よりも小さく設定されていると共に、上記芯孔
に挿入する前の上記一対のシャフトを上記芯孔に対して
昇降させたとき、上記上下の投受光センサの双方で上記
芯孔内を通過して受光が行なわれたことを条件にして、
該昇降を停止させて、芯孔にシャフトを挿入する命令を
出す制御装置を備えることを特徴とする。
【0021】上記構成によると、上記シャフトがロール
の上方にある状態では、上記2対の投受光センサの光
は、いずれも遮光されていない、受光している状態にあ
る。この状態から上記シャフトを下降させていくと、シ
ャフトの下側に位置する一対の投受光センサの光がロー
ルによって遮られ、受光されない状態になり、ロールの
在席を認識する。この後、継続してシャフトを下降さ
せ、2対の投受光センサの光が双方共に遮られない、受
光可能な状態になると下降を停止させる。このとき、シ
ャフトをロールの芯孔に向けて移動させてもシャフトは
芯孔と干渉しない位置であることが判断できる。この
後、シャフトを芯孔に挿入し、シャフトを上昇させるこ
とにより、ロールを吊り上げることができる。
【0022】また、本発明のロールハンドリング装置
は、ロールの芯孔に挿入していた一対のシャフトを抜去
して該ロールを載置するロールハンドリング装置であっ
て、上記一対のシャフト間で投受光が行なわれる投受光
センサが上記シャフトを挟んで上下にそれぞれ設けら
れ、該上下の投受光センサの間隔が上記ロールの芯孔の
直径よりも小さく設定されていると共に、上記ロールを
吊り下げた一対のシャフトをロールの接地後も継続して
下降させたとき、上記上下の投受光センサの双方で上記
芯孔内を通過して受光が行なわれたことを条件にして、
該下降を停止させ、上記芯孔からシャフトを抜去する命
令を出す制御装置を備えることを特徴とする。
【0023】上記構成によると、上記シャフトがロール
を吊り下げている状態では、上記2対の投受光センサの
内、シャフトの上側の投受光センサの光はロールによっ
て遮光され、受光されていない状態であり、シャフトの
下側の投受光センサの光は芯孔内を通って受光されてい
る状態にある。この状態から上記シャフトを下降させて
いくと、ロールがパレット等に接地してロールの下降が
停止する。引き続きシャフトを下降させると、シャフト
だけがロールに対して下降することになるので、シャフ
トの上側と芯孔との間に隙間が生まれ、シャフトの上側
の投受光センサの光が芯孔内を通過して受光されること
になる。このとき、シャフトの下側の投受光センサも受
光状態であれば、シャフトを挟んだ上下の投受光センサ
の双方が受光状態となり、シャフトを芯孔から抜くよう
に移動させてもシャフトは芯孔と干渉しない位置である
ことが判断できる。この後、シャフトを芯孔から抜くこ
とにより、ロールの載置を終了させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0025】先ず、本実施の形態におけるロールハンド
リング装置のロールハンドリング実行部について説明す
る。図1は、本実施の形態における上記ロールハンドリ
ング実行部の正面図であり、図2はその側面図であっ
て、図3は図1のA−A線視図である。
【0026】図2は、ロール1が載置台2上に載置され
ている状態を示している。上記ロール1は、両側に貫通
した芯孔3を有する芯部4の外周に巻着されている。上
記ロール1の芯孔3に挿入する一組のシャフト5a、5
bは、図1〜図3に示すように、ロール1の両側外方の
シャフトアーム6a、6bそれぞれに設けられている。
このシャフトアーム6a、6bはシャフトスライド手段
7のスライド制御によって水平方向(X方向)に移動す
る。
【0027】上記シャフトアーム6a、6bに固定され
ているシャフト5a、5bは、上記シャフトアーム6
a、6bがX方向に移動することにより、ロール1両側
の芯孔3への挿入方向又は引抜き方向に移動する。シャ
フトスライド手段7は、スライド式昇降リフト8により
上下方向(Y方向)に昇降する。そのスライド式昇降リ
フト8は、上部がリフト搬送レール9に連接されてお
り、そのリフト搬送レール9に沿って上記スライド式昇
降リフト8が水平方向にスライドし、吊り上げたロール
1を所定の載置位置まで搬送ができるようになってい
る。
【0028】なお、図3に示す駆動モータ10は、シャ
フトアーム6a、6bをX方向に移動させるためのシャ
フトスライド手段7を駆動するモータである。また、図
2に示すモータ11は、上記スライド式昇降リフト8を
昇降させる手段である。また、図3に示すシャフト挿入
検出用リミットスイッチ14は、シャフト5a、5bが
ロール1の芯孔3に挿入された時、ロール1の芯部4又
はロール1側面に接触するリミットスイッチである。
【0029】また、図2及び図4に示すように、シャフ
トアーム6a、6bのシャフト5a、5bより上方及び
下方には、2対の投受光センサ12、13が設けられて
いる。さらに説明すると、シャフトアーム6aのシャフ
ト5aより上方に上投光側センサ12aが、シャフトア
ーム6aのシャフト5aより下方に下投光側センサ13
aが、シャフトアーム6bのシャフト5bより上方に上
受光側センサ12bが、シャフトアーム6bのシャフト
5bより下方に下受光側センサ13bが、それぞれ設け
られている。
【0030】ここで、上投光側センサ12aから上受光
側センサ12bへの光が遮られている状態をオン状態と
し、上投光側センサ12aから上受光側センサ12bへ
の光が遮られていない状態をオフ状態とする。また同様
に、下投光側センサ13aから下受光側センサ13bへ
の光が遮られている状態をオン状態とし、下投光側セン
サ13aから下受光側センサ13bへの光が遮られてい
ない状態をオフ状態とする。
【0031】また、上記の上投光側センサ12a及び下
投光側センサ13aは、それらの間隔がロール1の芯孔
3の直径より狭くなるように、シャフトアーム6aの上
下に取り付けられている。同様に、上受光側センサ12
b及び下受光側センサ13bは、それらの間隔がロール
1の芯孔3の直径より狭くなるように、シャフトアーム
6bの上下に取り付けられている。さらに、シャフト5
a、5bがロール1を吊り上げたとき、上投光側センサ
12aから上受光側センサ12bへの光がロール1に遮
られてオン状態となるように、上投光側センサ12a及
び上受光側センサ12bは、シャフトアーム6a及びシ
ャフトアーム6bそれぞれに設けられている。
【0032】本実施の形態におけるロールハンドリング
装置のロールハンドリング実行部の構造は上記の通りで
あり、以下に、本実施の形態におけるロールハンドリン
グ装置の動作を説明する。図5から図11はシャフト5
の動作説明図であり、図12から図14は投受光センサ
12、13とロール1の芯孔3との位置関係を説明する
ための図であり、図15及び図16は本実施の形態にお
けるロールハンドリング装置の制御工程を示すフローチ
ャートである。図17は、本実施の形態におけるロール
ハンドリング装置の制御を説明するためのブロック図で
ある。
【0033】先ず、所定の場所に載置されているロール
1を、そのロール1の上方に位置しているシャフト5
a、5bで吊り上げる際の動作を説明する。
【0034】指示受付手段41が、オペレータからロー
ル1の吊り上げ指示を受け付けると、リフト制御手段4
2が、スライド式昇降リフト8を制御して、図5に示す
ように、シャフト5a、5b下降させる(図15のステ
ップ1)。そうすると、図6及び図12に示すように、
先ず、下投光側センサ13aから下受光側センサ13b
への光がロール1の上部に遮られる(図15のステップ
2)。しかしながら、そのときはまだ上投光側センサ1
2aから上受光側センサ12bへの光は遮られていな
い。つまり、下投光側センサ13aから下受光側センサ
13bへの光がロール1の上部に遮られたとき、下側の
投受光センサ13についてはオン状態であるが、上側の
投受光センサ12についてはオフ状態である。
【0035】このように、下側の投受光センサ13につ
いてはオン状態となり、上側の投受光センサ12につい
てはオフ状態となると、リフト制御手段42は、シャフ
ト5a、5bの下降速度を落としてさらにシャフト5
a、5bを下降させる(図15のステップ3)。
【0036】そうすると、図7及び図13に示すよう
に、下投光側センサ13a及び下受光側センサ13bが
ロール1の芯孔3の直径の範囲内の高さに位置して、下
側の投受光センサ13はオフ状態となるが、上投光側セ
ンサ12aから上受光側センサ12bへの光がロール1
の上部に遮られて、上側の投受光センサ12がオン状態
となる(図15のステップ4)。このように、下側の投
受光センサ13がオフ状態となって上側の投受光センサ
12がオン状態になると、リフト制御手段42は、シャ
フト5a、5bの下降速度をさらに落としてシャフト5
a、5bをさらに下降させる(図15のステップ5)。
【0037】その後、図8及び図14に示すように、下
投光側センサ13a及び下受光側センサ13bも、上投
光側センサ12a及び上受光側センサ12bも、ロール
1の芯孔3の直径の範囲内の高さに位置して、下側の投
受光センサ13についても上側の投受光センサ12につ
いてもオフ状態となる(図15のステップ6)。このよ
うに下側の投受光センサ13、上側の投受光センサ12
ともにオフ状態となると、リフト制御手段42は、シャ
フト5a、5bの下降を停止する(図15のステップ
7)。そして、その停止位置で、シャフトスライド手段
7は、図9に示すように、シャフト5a、5bをロール
1の芯孔3に挿入する(図15のステップ8)。
【0038】そして、シャフト5a、5bがロール1の
芯孔3に挿入すると、リフト制御手段42が、スライド
式昇降リフト8を制御して、図10に示すように、シャ
フト5a、5bを上昇させ、ロール1を吊り上げる(図
14のステップ9)。
【0039】上述したように、本実施の形態のロールハ
ンドリング装置を用いると、所定の場所に載置されたロ
ール1の芯孔3に適切にシャフト5a、5bを挿入でき
る。そして、そのロール1を確実に吊り上げることがで
きる。また、シャフト5a、5bをロール1に衝突させ
て、ロール1を損傷させるという問題も防止できる。
【0040】次に、上記のようにして吊り上げられたロ
ール1を、所定の載置場所に載置する際の動作を説明す
る。
【0041】図10に示すように、ロール1がシャフト
5a、5bにより吊り上げられた状態のとき、上投光側
センサ12aから上受光側センサ12bへの光はロール
1の上部に遮られて、上側の投受光センサ12はオン状
態になっている。このとき、図12に示すように、下投
光側センサ13aから下受光側センサ13bへの光は遮
られることなく、下側の投受光センサ13はオフ状態で
ある。
【0042】そして、指示受付手段41が、オペレータ
からロール1の載置指示を受け付けると、リフト制御手
段42は、スライド式昇降リフト8を制御して、シャフ
ト5a、5bを下降させる(図16のステップ11)。
そうすると、ロール1は、図11に示すように、載置台
2上に載置される(図16のステップ12)。このよう
にロール1が載置台2上に載置されても、その載置時に
おいては、まだ上側の投受光センサ12はオン状態であ
る。そこで、リフト制御手段42は、スライド式昇降リ
フト8を制御して、シャフト5a、5bをさらに下降さ
せる(図16のステップ13)。
【0043】そうすると、図9及び図13に示すよう
に、下投光側センサ13a及び下受光側センサ13b
も、上投光側センサ12a及び上受光側センサ12b
も、ロール1の芯孔3の直径の範囲内の高さに位置し
て、下側の投受光センサ13についても上側の投受光セ
ンサ12についてもオフ状態となる(図16のステップ
14)。このように下側の投受光センサ13、上側の投
受光センサ12ともにオフ状態となると、リフト制御手
段42は、シャフト5a、5bの下降を停止する(図1
6のステップ15)。そして、その停止位置で、シャフ
トスライド手段7は、シャフト5a、5bをロール1の
芯孔3から引き抜く(図16のステップ16)。
【0044】このように、本実施の形態のロールハンド
リング装置を用いると、シャフト5a、5bで保持して
いるロール1を、落とすことなく、また載置台2に押し
付けることなく、載置台2に適切に載置できる。そし
て、ロール1を損傷することを防止できる。
【0045】なお、上述した実施の形態では、上投光側
センサ12aはシャフトアーム6aのシャフト5aより
上方に設けられ、上受光側センサ12bはシャフトアー
ム6bのシャフト5bより上方に設けられるとしたが、
上投光側センサ12aと上受光側センサ12bは入れ替
えて配置してもよい。その場合であっても、上述した本
実施の効果は得られる。同様に、下投光側センサ13a
と下受光側センサ13bを入れ替えて配置してもよい。
【0046】また、上投光側センサ12a、上受光側セ
ンサ12b、下投光側センサ13a、及び下受光側セン
サ13bとして、透過型光電センサを用いてもよい。
【0047】また、上述した実施の形態では、ロール1
を吊り上げる際、そのロール1の上方にシャフト5a、
5bが位置していて、そのシャフト5a、5bが下降し
てきてロール1の芯孔3に挿入する例を説明した。ロー
ル1の下方にシャフト5a、5bが位置している場合
は、上記の説明とシャフト5a、5bの移動方向が上下
逆になり、シャフト5a、5bがロール1の芯孔3に挿
入し、ロール1を吊り上げることになる。
【0048】すなわち、ロール1の下方に位置している
シャフト5a、5bが上昇し、はじめに上側の投受光セ
ンサ12についてオン状態になり、下側の投受光センサ
13についてはオフ状態になる。その後、シャフト5
a、5bがさらに上昇し、上側の投受光センサ12につ
いても、下側の投受光センサ13についてもオフ状態と
なったときに、シャフト5a、5bの上昇が停止し、そ
の停止位置でシャフト5a、5bがロール1の芯孔3に
挿入する。そして、シャフト5a、5bでロール1を吊
り上げるのである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、通信システムを用いずに、所定の場所に
載置されたロールの芯孔に適切にシャフトを挿入でき、
そのロールを確実に吊り上げることができるロールハン
ドリング装置を提供することができる。
【0050】また、本発明は、通信システムを用いず
に、保持しているロールを、損傷させずに所定の載置場
所に適切に載置できるロールハンドリング装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のロールハンドリング装置
の正面図
【図2】本発明の実施の形態のロールハンドリング装置
の側面図
【図3】図1のA−A線視図
【図4】投受光センサの位置関係を示す説明図
【図5】シャフトの下降状態を示す動作説明図
【図6】下投受光センサがオンとなった状態を示すシャ
フトの動作説明図
【図7】上投受光センサがオンとなった状態を示すシャ
フトの動作説明図
【図8】両投受光センサがオフとなった状態を示すシャ
フトの動作説明図
【図9】シャフトをロール芯孔に挿入した状態を示す図
【図10】ロールを吊り上げた状態又はロールを載置方
向に下降している状態を示すシャフトの動作説明図
【図11】ロールを載置したときの動作説明図
【図12】下投受光センサがオンの状態を示す投受光セ
ンサとロール芯孔との関係を示す図
【図13】上投受光センサがオンの状態を示す投受光セ
ンサとロール芯孔との関係を示す図
【図14】両投受光センサがオフの状態を示す投受光セ
ンサとロール芯孔との関係を示す図
【図15】ロール吊り上げ制御工程を示すフォローチャ
ート
【図16】ロール載置御工程を示すフォローチャート
【図17】本実施の形態におけるロールハンドリング装
置の制御を説明するためのブロック図
【図18】従来のロールハンドリング装置の正面図
【図19】図18の側面図
【図20】従来のロールハンドリング装置の制御を説明
するためのブロック図
【符号の説明】
1 ロール 3 ロール芯孔 5 シャフト 7 シャフトスライド手段 8 リフト 12、13 投受光センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のシャフトをロールの芯孔の両側か
    ら挿入して該ロールを昇降可能に吊り下げるロールハン
    ドリング装置において、 前記一対のシャフト間で投受光が行なわれる投受光セン
    サが該シャフトを挟んで上下にそれぞれ設けられ、該上
    下の投受光センサの間隔が前記ロールの芯孔の直径より
    も小さく設定されていると共に、 前記芯孔に挿入する前の前記一対のシャフトを前記芯孔
    に対して昇降させたとき、前記上下の投受光センサの双
    方で前記芯孔内を通過して受光が行なわれたことを条件
    にして、該昇降を停止させて、芯孔にシャフトを挿入す
    る命令を出す制御装置を備えることを特徴とするロール
    ハンドリング装置。
  2. 【請求項2】 ロールの芯孔に挿入していた一対のシャ
    フトを抜去して該ロールを載置するロールハンドリング
    装置において、 前記一対のシャフト間で投受光が行なわれる投受光セン
    サが前記シャフトを挟んで上下にそれぞれ設けられ、該
    上下の投受光センサの間隔が前記ロールの芯孔の直径よ
    りも小さく設定されていると共に、 前記ロールを吊り下げた一対のシャフトをロールの接地
    後も継続して下降させたとき、前記上下の投受光センサ
    の双方で前記芯孔内を通過して受光が行なわれたことを
    条件にして、該下降を停止させ、前記芯孔からシャフト
    を抜去する命令を出す制御装置を備えることを特徴とす
    るロールハンドリング装置。
JP2002069256A 2002-03-13 2002-03-13 ロールハンドリング装置 Withdrawn JP2003267661A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101114928B1 (ko) 2009-08-07 2012-03-06 주식회사 포스코아이씨티 리프팅 장치
KR101119003B1 (ko) 2004-10-07 2012-03-09 재단법인 포항산업과학연구원 코일 천정크레인의 이송제어방법
JP2017206371A (ja) * 2016-05-20 2017-11-24 日鉄住金物流株式会社 コイルリフター

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