JP2003267180A - 取付性が改善されたインフレータ - Google Patents

取付性が改善されたインフレータ

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JP2003267180A
JP2003267180A JP2002067414A JP2002067414A JP2003267180A JP 2003267180 A JP2003267180 A JP 2003267180A JP 2002067414 A JP2002067414 A JP 2002067414A JP 2002067414 A JP2002067414 A JP 2002067414A JP 2003267180 A JP2003267180 A JP 2003267180A
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Yuzo Goto
雄三 後藤
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    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60R21/261Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow with means other than bag structure to diffuse or guide inflation fluid
    • B60R2021/2612Gas guiding means, e.g. ducts

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インフレータのモジュールケースへの取付方
法の提供。 【解決手段】 下記の組立手順1〜4からなるインフレ
ータのモジュールケースへの取付方法。 手順1:インフレータハウジングを固定手段により固定
する。 手順2:チューブ状接続部材のモジュールケース接続側
開口部に位置決め治具を取り付け、チューブ状接続部材
のディフュザー部接続側開口部をディフュザー部表面に
当接させると共に、チューブ状接続部材の取付方向(デ
ィフュザー部の中心軸とチューブ状接続部材の中心軸と
のなす角度)を調整する。 手順3:ディフュザー部とチューブ状接続部材との接続
部を外側から締付手段により締め付けて固定する。 手順4:位置決め治具を外し、チューブ状接続部材をモ
ジュールケース内に挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグが収容
されたモジュールケースへの取り付けが確実かつ容易で
ある取付性が改善されたインフレータ、前記取り付けに
使用するチューブ状接続部材、前記インフレータとチュ
ーブ状接続部材を使用したエアバッグシステム、インフ
レータとモジュールケースの取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】車両の
衝突時の衝撃から乗員を保護するエアバッグシステムで
は、エアバッグが収容されたモジュールケースにインフ
レータが接続されており、インフレータから膨張媒体を
噴出させることでエアバッグが膨張される。従って、モ
ジュールケースとインフレータとの接続が確実になされ
ていることが必要となるほか、組立作業時には組立易さ
も求められる。
【0003】従来のインフレータ100は、図9に示す
とおり、アルゴン、ヘリウム等のガスが高圧充填された
インフレータハウジング12、インフレータハウジング
12に接続された破壊手段収容室14(インフレータハ
ウジング12と破壊手段収容室14は、一体成形された
1つの部材でも良い。)、破壊手段収容室14に接続さ
れたディフュザー部20とを有しており、ディフュザー
部20の先端部30の表面は曲面(軸方向の断面形状
が、軸方向に対して斜線となる面=斜面)となってい
る。
【0004】エアバッグシステムでは、図10に示すと
おり、インフレータ100とエアバッグ71を収容した
モジュールケース70はチューブ状接続部材50を介し
て接続され、チューブ状接続部材50は、ディフュザー
突出部23とディフュザー本体部22に跨って配置され
たナット60で固定されている。このとき、チューブ状
接続部材50の一端側開口縁(先端部30表面に接する
開口縁)に設けられた幅広部51の内周面及び外周面は
曲面(軸方向の断面形状が、軸方向に対して斜線となる
面=斜面)である。
【0005】図10に示す形態では、ディフュザー部2
0とチューブ状接続部材50の中心軸が一致している
が、モジュールケースの形状や構造は様々であり、車両
への取り付け状態も車種により異なるため、インフレー
タをモジュールケースに取り付ける際、チューブ状接続
部材の中心軸とディフュザー部の中心軸が一致しない方
が望ましい場合もある。その場合には、図8に示すよう
に、チューブ状接続部材50の中心軸がX1又はX2にな
るように取付方向を調整すること、即ちディフュザー部
20の中心軸Xと、チューブ状接続部材50の中心軸X
1又はX2とがなす角度(チューブ状接続部材の取付角度
=チューブ状接続部材の取付方向)を調整することが求
められる。
【0006】しかし、上記のとおり、チューブ状接続部
材50の一端側開口縁に設けられた幅広部51の曲面を
ディフュザー部20の先端部30の曲面に当接して固定
させるため、チューブ状接続部材50の取付角度が自ず
から決まってしまい、所望角度に調整することが困難と
なるほか、取付時にチューブ状接続部材50の幅広部5
1が当接する先端部30表面の加工精度が粗い場合に
は、チューブ状接続部材の取付角度が本来意図した角度
と異なった角度に規制されてしまうことがある。更に、
チューブ状接続部材50は、車種によっては0.5〜1
m程度のものも使用されるため、基部(ディフュザー部
20側)の小さなずれが先端部(モジュールケース70
側)の大きなずれを引き起こすため、上記した角度調整
の困難性はより大きくなる。
【0007】また従来、インフレータ100をモジュー
ルケース70に取り付ける場合は、次の組立手順によ
る。まず、インフレータ100をインフレータハウジン
グ12において固定する。次に、チューブ状接続部材5
0の幅広部51を先端部30に当接させ、チューブ状接
続部材50の方向を調整した後、ディフュザー部20と
ナット60とを螺子合わせて、チューブ状接続部材50
をディフュザー部20に固定する。その後、モジュール
ケース70内にチューブ状接続部材50を挿入する。
【0008】しかし、このような組立手順では、ディフ
ュザー部20とナット60とを螺子合わせて固定する際
に加えられる力により、一旦調整したチューブ状接続部
材50の取付角度がずれてしまい、再調整が必要になる
ことがある。このように角度がずれたままで無理に挿入
しようとすれば、チューブ状接続部材50により押圧さ
れたモジュールケース70が変形を生じることもある。
【0009】以上のとおり、従来のインフレータでは、
種々の理由によりモジュールケースに取り付ける際の作
業性が悪く、従来の取付方法では、やはりモジュールケ
ースに取り付ける際の作業性が悪い場合があり、改善が
要望されている。
【0010】本発明の課題は、エアバッグが収容された
モジュールケースへの取り付けが確実かつ容易である取
付性が改善されたインフレータ、前記取り付けに使用す
るチューブ状接続部材、前記インフレータとチューブ状
接続部材を使用したエアバッグシステム、インフレータ
とモジュールケースの取付方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】(1)第1の解決手段 請求項1に係る発明は、上記課題の解決手段として、エ
アバッグの膨張媒体として加圧媒質が充填されたインフ
レータハウジングと、インフレータハウジングに固着さ
れ、作動時に加圧媒質を外部に放出するためのガス排出
口を備えたディフュザー部を有するインフレータであ
り、インフレータをエアバッグが収容されたモジュール
ケースに取り付けるとき、ディフュザー部とモジュール
ケースがチューブ状接続部材を介して取付けられるもの
であり、取付時にチューブ状接続部材の一端側開口縁が
当接するディフュザー部表面が、凸状球面、凹状球面又
は凹状曲面である取付性が改善されたインフレータを提
供する。
【0012】上記発明では、ディフュザー部が、インフ
レータハウジングとの接続部、本体部及びガス排出口を
有する突出部を有しており、取付時にチューブ状接続部
材の一端側開口縁が当接する本体部の先端部表面が、凸
状球面、凹状球面又は凹状曲面であるものが好ましい。
【0013】このように、ディフュザー部表面、好まし
くはディフュザー部の本体部の先端部表面を凸状球面、
凹状球面又は凹状曲面にすることにより、チューブ状接
続部材の一端側開口縁を特定形状に設定する必要が無
く、加工精度が十分でない場合であっても、チューブ状
接続部材の取付方向を所望方向に調整することが容易と
なる。
【0014】(2)第2の解決手段 請求項3に係る発明は、上記課題の解決手段として、請
求項1又は2記載のインフレータをエアバッグが収容さ
れたモジュールケースに取り付ける際に使用するチュー
ブ状接続部材であり、取付時において、凸状球面、凹状
球面又は凹状曲面であるディフュザー部表面に当接する
チューブ状接続部材の一端側開口縁が、外側に拡張され
るか又は内側に縮小された幅広部を有しており、前記幅
広部の内周面又は外周面が曲面又は球面であるチューブ
状接続部材を提供する。
【0015】このようにチューブ状接続部材の一端側開
口縁に設けられた幅広部内周面を曲面又は球面にするこ
とにより、前記幅広部の内周面又は外周面の加工精度が
不十分で、表面が粗い場合であっても、チューブ状接続
部材の取付方向を所望方向(例えば、図8に示すX1
はX2方向)に調整することができる。
【0016】上記発明では、下記のとおり、ディフュザ
ー部表面と、チューブ状接続部材一端側開口縁の幅広部
の形状を関連づけることにより、取付時におけるチュー
ブ状接続部材の取付方向を所望方向に調整することが容
易となる。
【0017】取付時にチューブ状接続部材の一端側開
口縁の幅広部が当接するディフュザー部表面(好ましく
は本体部の先端部表面)が凸状球面であるとき、幅広部
の内周面が曲面又は凹状球面であること。
【0018】取付時にチューブ状接続部材の一端側開
口縁の幅広部が当接するディフュザー部表面(好ましく
は本体部の先端部表面)が凹状球面であるとき、幅広部
の内周面が凸状球面であること。
【0019】取付時にチューブ状接続部材の一端側開
口縁の幅広部が当接するディフュザー部表面(好ましく
は本体部の先端部表面)が凹状曲面であるとき、幅広部
の内周面が凸状球面であること。
【0020】上記発明では、チューブ状接続部材の幅広
部近傍の外周面に突起部を有していることが好ましい。
このような突起部を設けた場合、締付手段による固定効
果が高められる。
【0021】(3)第3の解決手段 請求項8に係る発明は、上記課題の解決手段として、請
求項1又は2記載のインフレータと、衝撃を感知して前
記インフレータを作動させる衝撃センサと、前記インフ
レータで発生するガスを導入して膨張するエアバッグ
と、前記エアバッグを収容するモジュールケースとを含
むエアバッグシステムであり、インフレータのディフュ
ザー部と、エアバッグが収容されたモジュールケース
が、請求項3〜7のいずれか1記載のチューブ状接続部
材を介して接続されているエアバッグシステムを提供す
る。
【0022】このようなエアバッグシステムは、インフ
レータとモジュールケースとの取付性が良いので組立作
業が容易であり、モジュールケースの変形等が生じるこ
とはない。
【0023】上記発明では、インフレータのディフュザ
ー部と、請求項3〜7のいずれか1記載のチューブ状接
続部材との接続部が外側から固定されているものが好ま
しい。
【0024】上記発明では、ディフュザー部の外周面に
雄ネジ部が形成され、締付手段の内周面に雌ネジ部が形
成されており、ディフュザー部と締付手段を螺子合わせ
ることで固定されているものが好ましい。
【0025】上記発明では、締付手段が、チューブ状接
続部材の外表面の凸形状に対応した凹形状の内表面を有
しているものが好ましい。このような締付手段を使用す
ることにより、取付時におけるチューブ状接続部材の取
付方向の調整が容易となる。
【0026】(4)第4の解決手段 請求項12に係る発明は、上記課題の解決手段として、
請求項1又は2記載のインフレータを、請求項3〜7の
いずれか1記載のチューブ状接続部材を用いてエアバッ
グが収容されたモジュールケースに取り付ける方法であ
り、下記の組立手順1〜4により取り付けるインフレー
タの取付方法を提供する。
【0027】手順1:インフレータハウジングを固定手
段により固定する。
【0028】手順2:チューブ状接続部材のモジュール
ケース接続側開口部に位置決め治具を取り付け、チュー
ブ状接続部材のディフュザー部接続側開口部をディフュ
ザー部表面に当接させると共に、チューブ状接続部材の
取付方向(ディフュザー部の中心軸とチューブ状接続部
材の中心軸とのなす角度)を調整する。
【0029】手順3:ディフュザー部とチューブ状接続
部材との接続部を外側から締付手段により締め付けて固
定する。
【0030】手順4:位置決め治具を外し、チューブ状
接続部材をモジュールケース内に挿入する。
【0031】上記したインフレータの取付方法によれ
ば、手順2においてチューブ状接続部材の中心軸の方向
を所望方向に調整できるので、モジュールケース内の取
り付け作業が容易となる。更に、手順2において位置決
め治具を取り付けることにより、チューブ状接続部材の
取付方向を固定できる。また、手順3において締付手段
により締め付けて固定した場合でも、締め付け時に加え
られる力により、手順2で調整したチューブ状接続部材
の取付方向がずれることが防止される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、明細書に添付した図面によ
り、上記の第1〜第4の解決手段を含む実施の形態につ
いて説明する。
【0033】(1)実施の形態1 図1は、インフレータ10、チューブ状接続部材50及
び締付手段60の接続状態を説明するための部分平面図
である。図1に示すインフレータ10は、ディフュザー
部20の表面(本体部22の先端部30表面)の形状
と、スクリーン26を設けていることが図9に示すイン
フレータ100と異なり、図示していない他の部分及び
内部構造は図9のインフレータ100と同一であるの
で、図1、図9により説明する。
【0034】インフレータ10は、アルゴン、ヘリウム
等のガスが高圧充填されたインフレータハウジング1
2、インフレータハウジング12に接続された破壊手段
収容室14(インフレータハウジング12と破壊手段収
容室14は、一体成形された1つの部材でも良い。)、
破壊手段収容室14の側面に設けられた開口部に接続さ
れたディフュザー部20とを有している。インフレータ
ハウジング12と破壊手段収容室14との間は破裂板で
閉塞されており、破壊手段収容室14には破裂板を破壊
するための電気式点火器が収容されている。なお、図9
に示す形態のもののほか、インフレータハウジング12
の中心軸の延長上にディフュザー部20が設けられたも
のでも良い。
【0035】ディフュザー部20は、ガスの排出方向を
インフレータハウジング12と同軸方向にするための部
材であり、インフレータハウジング12の中心軸とディ
フュザー部20の中心軸が一致するようにして取り付け
られている。ディフュザー部20は、接続部(ディフュ
ザー接続部)21、本体部(ディフュザー本体部)2
2、所要数のガス排出口25を有する突出部(ディフュ
ザー突出部)23とを有している。ディフュザー突出部
23の内部には、ガス排出口25を内側から覆うように
して、異物(破壊された破裂板の破片)を除去するため
のフィルタ26が設けられている。
【0036】ディフュザー本体部22の先端部30の表
面は、凸状球面(軸方向の断面形状が凸状円弧となる
面)となっており、先端部30近傍の外周面には、雄ネ
ジ部が形成されている。
【0037】ディフュザー本体部22の先端部30の表
面に当接されたチューブ状接続部材50の開口縁は、外
側に拡張された幅広部51を有しており、幅広部51の
内周面は曲面(軸方向の断面形状が、軸方向に対して斜
線となる面=斜面)となっている。幅広部51の幅は同
一であるが、異なっていても良い。幅広部51の幅を異
ならせる場合には、例えば、半周部分の幅を残部の半周
部分の幅よりも狭くすることができる。このように、幅
広部51の半周部分の幅を狭くした場合、幅を狭くした
幅広部51の方向にチューブ状接続部材50を傾けやす
くなるので、取付方向の調整が容易となる。以下の図2
〜図7の実施形態においても同様にすることができる。
【0038】ディフュザー本体部22の先端部30の凸
状球面における円弧の長さL1と、幅広部51の内周面
の曲面における直線の長さL2は、図10に示すよう
に、ディフュザー部20とチューブ状接続部材50の中
心軸が一致する場合には、L1≧L2であるが、図8に示
すように、X1又はX2方向等の所望の方向(所望の角
度)に調整する場合には、L1>L2であることが望まし
い。
【0039】ナット60は、チューブ状接続部材50と
ディフュザー本体部22との接続部分を固定するための
締付手段である。ナット60は、チューブ状接続部材5
0の幅広部51の凸形状に対応した段差部61を有し、
段差部61を境にして厚肉部62と薄肉部63とに分け
られており、薄肉部63には雌ネジ部が設けられてい
る。
【0040】ナット60の段差部61には、チューブ状
接続部材50の幅広部51の外周面が当接されるが、チ
ューブ状接続部材50の取付方向によって、段差部61
と幅広部51の当接状態が変化する。このため、段差部
61を含む内周面の形状は、予め定められた当接状態に
対応できるように、チューブ状接続部材50の外周面と
厚肉部62の内周面との間の隙間を調整したり、段差部
61の段差に窪みを付けたりして、変化に対応できる余
裕(遊び空間)を持たせることが望ましい。図1のイン
フレータ10では、ディフュザー本体部22の先端部3
0が凸状球面で、幅広部51の内周面が曲面であるた
め、接触面積が小さくなっており、チューブ状接続部材
50をごく僅か傾けることで取付方向を調整できるの
で、ナット60の内表面の加工の程度(遊び空間)は小
さくても良い。遊び空間に相当する箇所は、段差部61
と幅広部51の当接状態の変化に対応できるように、可
撓性部材(ゴム等)や可塑性部材で被覆されていても良
いし、遊び空間に相当する部分を可撓性部材(ゴム等)
や可塑性部材で形成しても良い。
【0041】ディフュザー本体部22とチューブ状接続
部材50との接続部は、ナット60の雌ネジ部と本体部
22の雄ネジ部とを螺子合わせることで固定されてい
る。
【0042】図1に示す形態では、ディフュザー本体部
22の先端部30が凸状球面であり、チューブ状接続部
材50の幅広部51が曲面であるため、チューブ状接続
部材50の取付方向の調整が容易となり(更に所望によ
り、上記したL1≧L2又はL 1>L2の関係に調整される
ことにより)、図10に示すように、ディフュザー部2
0の中心軸とチューブ状接続部材50の中心軸が一致す
る方向のほか、図8に示すように、X1又はX2方向等の
所望の方向に調整できる。
【0043】更にナット60をねじ込んでディフュザー
部20とチューブ状接続部材50とを固定する際、ナッ
ト60の段差部61により幅広部51の外周面が軸方向
に押圧されるので、より強固に固定される。
【0044】(2)実施の形態2 図2は、インフレータ10、チューブ状接続部材50及
び締付手段60の接続状態を説明するための部分平面図
である。図2に示すインフレータ10は、図1のインフ
レータ10と同じものである。
【0045】ディフュザー本体部22の先端部30の表
面に当接されたチューブ状接続部材50の開口縁は、外
側に拡張された幅広部51を有しており、幅広部51の
内周面は、先端部30の凸状球面に対応した凹状球面
(軸方向の断面形状が凹状円弧となる面)となってい
る。
【0046】ディフュザー本体部22の先端部30の凸
状球面(軸方向の断面形状が凸状円弧となる面)におけ
る円弧の長さL1と、幅広部51の内周面の凹状球面に
おける円弧の長さL2は、図10に示すように、ディフ
ュザー部20とチューブ状接続部材50の中心軸が一致
する場合には、L1≧L2であるが、図8に示すように、
1又はX2方向等の所望の方向(所望の角度)に調整す
る場合には、L1>L2であることが望ましい。
【0047】ナット60は、チューブ状接続部材50の
幅広部51の形状に対応し、かつ前記拡張部との当接状
態の変化に対応できる形状の段差部61を有し、段差部
61を境にして厚肉部62と薄肉部63とに分けられて
おり、薄肉部62には雌ネジ部が設けられている。
【0048】ディフュザー本体部22とチューブ状接続
部材50との接続部は、ナット60の雌ネジ部と本体部
22の雄ネジ部とを螺子合わせることで固定されてい
る。
【0049】図2に示す形態では、ディフュザー本体部
22の先端部30が凸状球面であり、チューブ状接続部
材50の幅広部51の内周面が凹状球面であるため(更
に所望により、上記したL1≧L2又はL1>L2の関係に
調整されることにより)、チューブ状接続部材50の幅
広部51を当接した際、幅広部51の内周面(凹状球
面)に先端部30の凸状球面が接した状態で摺り動かせ
ば良いので、チューブ状接続部材50の取付方向の調整
が容易となる。このため、図10に示すように、ディフ
ュザー部20の中心軸とチューブ状接続部材50の中心
軸が一致する方向のほか、図8に示すように、X1又は
2方向等の所望の方向に調整できる。
【0050】更にナット60をねじ込んでディフュザー
部20とチューブ状接続部材50とを固定する際、ナッ
ト60の段差61により幅広部51の外周面が軸方向に
押圧されるので、より強固に固定される。
【0051】(3)実施の形態3 図3は、インフレータ10、チューブ状接続部材50及
び締付手段60の接続状態を説明するための部分平面図
である。図3に示すインフレータ10は、図1に示すイ
ンフレータ10と同じものである。
【0052】ディフュザー本体部22の先端部30の表
面に当接されたチューブ状接続部材50の開口縁は、内
側に縮小された幅広部51を有しており、幅広部51の
内周面は曲面(軸方向の断面形状が、軸方向に対して斜
線となる面=斜面)となっている。チューブ状接続部材
50は、幅広部51に近接した外周面に突起部52を有
している。
【0053】ディフュザー本体部22の先端部30の凸
状球面(軸方向の断面形状が凸状円弧となる面)におけ
る円弧の長さL1と、幅広部51の内周面の曲面におけ
る直線の長さL2は、図10に示すように、ディフュザ
ー部20とチューブ状接続部材50の中心軸が一致する
場合には、L1≧L2であるが、図8に示すように、X 1
又はX2方向等の所望の方向(所望の角度)に調整する
場合には、L1>L2であることが望ましい。
【0054】ナット60は、チューブ状接続部材50の
幅広部51の外周面に設けられた突起部52の形状に対
応した段差部61を有し、段差部61を境にして厚肉部
62と薄肉部63とに分けられており、薄肉部63には
雌ネジ部が設けられている。
【0055】ディフュザー本体部22とチューブ状接続
部材50との接続部は、ナット60の雌ネジ部と本体部
22の雄ネジ部とを螺子合わせることで固定されてい
る。
【0056】図3に示す形態では、ディフュザー本体部
22の先端部30が凸状球面であり、チューブ状接続部
材50の幅広部51の内周面が曲面であるため、実施形
態1と同様にチューブ状接続部材50の取付方向の調整
が容易となり(更に所望により、上記したL1≧L2又は
1>L2の関係に調整されることにより)、図10に示
すように、ディフュザー部20の中心軸とチューブ状接
続部材50の中心軸が一致する方向のほか、図8に示す
ように、X1又はX2方向等の所望の方向に調整できる。
【0057】更にナット60をねじ込んでディフュザー
部20とチューブ状接続部材50とを固定する際、ナッ
ト60の段差61により突起部52が軸方向に押圧され
るので、より強固に固定される。
【0058】(4)実施の形態4 図4は、インフレータ10、チューブ状接続部材50及
び締付手段60の接続状態を説明するための部分平面図
である。図4に示すインフレータ10は、図1に示すイ
ンフレータ10と同じものである。
【0059】ディフュザー本体部22の先端部30の表
面に当接されたチューブ状接続部材50の開口縁は、内
側に縮小された幅広部51を有しており、幅広部51の
内周面は凹状球面(軸方向の断面形状が凹状円弧となる
面)となっている。チューブ状接続部材50は、幅広部
51に近接した外周面に突起部52を有している。
【0060】ディフュザー本体部22の先端30の凸状
球面(軸方向の断面形状が凸状円弧となる面)における
円弧の長さL1と、幅広部51の内周面の凹状球面にお
ける円弧の長さL2は、図10に示すように、ディフュ
ザー部20とチューブ状接続部材50の中心軸が一致す
る場合には、L1≧L2であるが、図8に示すように、X
1又はX2方向等の所望の方向(所望の角度)に調整する
場合には、L1>L2であることが望ましい。
【0061】ナット60は、チューブ状接続部材50の
突起部52の形状に対応する段差部61を有し、段差部
61を境にして厚肉部62と薄肉部63とに分けられて
おり、薄肉部62には雌ネジ部が設けられている。
【0062】ディフュザー本体部22とチューブ状接続
部材50との接続部は、ナット60の雌ネジ部と本体部
22の雄ネジ部とを螺子合わせることで固定されてい
る。
【0063】図4に示す形態では、ディフュザー本体部
22の先端30が凸状球面であり、チューブ状接続部材
50の幅広部51の内周面が凹状球面であるため(更に
所望により、上記したL1≧L2又はL1>L2の関係に調
整されることにより)、チューブ状接続部材50の幅広
部51を当接する際、実施形態2と同様にチューブ状接
続部材50の取付方向の調整が容易となり、図10に示
すように、ディフュザー部20の中心軸とチューブ状接
続部材50の中心軸が一致する方向のほか、図8に示す
ように、X1又はX2方向等の所望の方向に調整できる。
【0064】更にナット60をねじ込んでディフュザー
部20とチューブ状接続部材50とを固定する際、ナッ
ト60の段差部62により突起部52が軸方向に押圧さ
れるので、より強固に固定される。
【0065】(5)実施の形態5 図5は、インフレータ10、チューブ状接続部材50及
び締付手段60の接続状態を説明するための部分平面図
である。図5に示すインフレータ10は、ディフュザー
本体部22の先端部30の形状が異なるほかは、図1に
示すインフレータ10と同じものである。
【0066】ディフュザー本体部22の先端部30の表
面は凹状球面(軸方向の断面形状が凹状円弧となる面)
となっている。ディフュザー本体部22の先端部30近
傍の周面には、雄ネジ部が形成されている。
【0067】ディフュザー本体部22の先端部30の表
面に当接されたチューブ状接続部材50の開口縁は、外
側に拡張された幅広部51を有しており、幅広部51の
内周面は凸状球面(軸方向の断面形状が凸状円弧となる
面)となっている。
【0068】ディフュザー本体部22の先端30の凹状
球面における円弧の長さL1と、幅広部51の内周面の
凸状球面における円弧の長さL2は、図10に示すよう
に、ディフュザー部20とチューブ状接続部材50の中
心軸が一致する場合には、L 1≧L2であるが、図8に示
すように、X1又はX2方向等の所望の方向(所望の角
度)に調整する場合には、L1>L2であることが望まし
い。
【0069】ナット60は、チューブ状接続部材50の
幅広部51の形状に対応し、かつ前記拡張部との当接状
態の変化に対応できる形状の段差部61を有し、段差部
61を境にして厚肉部62と薄肉部63とに分けられて
おり、薄肉部63には雌ネジ部が設けられている。
【0070】ディフュザー本体部22とチューブ状接続
部材50との接続部は、ナット60の雌ネジ部と本体部
22の雄ネジ部とを螺子合わせることで固定されてい
る。
【0071】図5に示す形態では、ディフュザー本体部
22の先端部30が凹状球面であり、チューブ状接続部
材50の幅広部51の内周面が凸状球面であるため(更
に所望により、上記したL1≧L2又はL1>L2の関係に
調整されることにより)、チューブ状接続部材50の幅
広部51を当接する際、実施形態2と同様にチューブ状
接続部材50の取付方向の調整が容易となり、図10に
示すように、ディフュザー部20とチューブ状接続部材
50の中心軸が一致する方向のほか、図8に示すよう
に、X1又はX2方向等の所望の方向に調整できる。
【0072】更にナット60をねじ込んでディフュザー
部20とチューブ状接続部材50とを固定する際、ナッ
ト60の段差61により幅広部51の外周面が軸方向に
押圧されるので、より強固に固定される。
【0073】(6)実施の形態6 図6は、インフレータ10、チューブ状接続部材50及
び締付手段60の接続状態を説明するための部分平面図
である。図6に示すインフレータ10は、ディフュザー
本体部22の先端部30の形状が異なるほかは、図1に
示すインフレータ10と同じものである。
【0074】ディフュザー本体部22の先端部30は、
平面31と曲面(斜面)32を組み合わせた形状となっ
ており、先端部30近傍の周面には、雄ネジ部が形成さ
れている。ディフュザー部20の中心軸と曲面32との
なす角度は45°に設定されている。ここで、平面31
と曲面32の合計長さがL1に相当する。
【0075】ディフュザー本体部22の先端部30の表
面に当接されたチューブ状接続部材50の開口縁は、内
側に縮小された幅広部51を有しており、幅広部51の
外周面は凸状球面(軸方向の断面形状が凸状円弧となる
面)となっている。チューブ状接続部材50は、幅広部
51に近接した外周面に突起部52を有している。
【0076】ナット60は、チューブ状接続部材50の
突起部52の形状に対応する段差部61を有し、段差部
61を境にして厚肉部62と薄肉部63とに分けられて
おり、薄肉部63には雌ネジ部が設けられている。
【0077】平面31と曲面32の合計長さL1と幅広
部51の外周面の凸状球面における円弧の長さL2は、
1>L2である。
【0078】ディフュザー本体部22とチューブ状接続
部材50との接続部は、ナット60の雌ネジ部と本体部
22の雄ネジ部とを螺子合わせることで固定されてい
る。
【0079】図6に示す形態では、ディフュザー本体部
22の先端部30が曲面32であり、チューブ状接続部
材50の幅広部51の外周面が凸状球面であるため、実
施形態1と同様にチューブ状接続部材50の取付方向の
調整が容易となり、更にL1>L2であることにより、図
10に示すように、ディフュザー部20とチューブ状接
続部材50の中心軸が一致する方向のほか、図8に示す
ように、X1又はX2方向等の所望の方向に調整できる。
【0080】またナット60をねじ込んでディフュザー
部20とチューブ状接続部材50とを固定する際、ナッ
ト60の段差61により突起部52が軸方向に押圧され
るので、より強固に固定される。
【0081】(7)実施の形態7 図7は、インフレータ10部、チューブ状接続部材50
及び締付手段60の接続状態を説明するための部分平面
図である。図7に示すインフレータ10は、図6に示す
インフレータ10と同じものであり、チューブ状接続部
材50及びナット60は、図5に示すものと同じであ
る。
【0082】図7に示す形態では、ディフュザー本体部
22の先端部30が曲面32であり、チューブ状接続部
材50の幅広部51の外周面が凸状球面であるため、実
施形態1と同様にチューブ状接続部材50の取付方向の
調整が容易となり、更にL1>L2であることにより、図
10に示すように、ディフュザー部20の中心軸とチュ
ーブ状接続部材50の中心軸が一致する方向のほか、図
8に示すように、X 1又はX2方向等の所望の方向に調整
できる。
【0083】またナット60をねじ込んでディフュザー
部20とチューブ状接続部材50とを固定する際、ナッ
ト60の段差61により幅広部51が軸方向に押圧され
るので、より強固に固定される。
【0084】(8)実施の形態8 エアバッグシステムは、インフレータと、衝撃を感知し
て前記ガス発生器を作動させる衝撃センサと、前記ガス
発生器で発生するガスを導入して膨張するエアバッグ
と、前記エアバッグを収容するモジュールケースとを含
むものであり、例えば、特開平11−334517号公
報の図17に示されたものと同じ構成にすることができ
る。
【0085】エアバッグシステムでは、例えば図10に
示すようにしてインフレータとモジュールケースが接続
されており、インフレータ、チューブ状接続部材及び締
付手段の組み合わせは、図1〜図7に示す形態を適用で
きる。
【0086】(9)実施の形態9 図8により、組立手順1〜4によるインフレータの取付
方法を説明する。まず、手順1において、インフレータ
10(インフレータハウジング12)を固定手段により
固定する。
【0087】次に、手順2において、チューブ状接続部
材50のモジュールケース接続側開口部に位置決め治具
65を取り付け、チューブ状接続部材のディフュザー部
接続側開口部をディフュザー本体部22の先端部30の
表面に当接させると共に、チューブ状接続部材50の取
付方向を調整する。
【0088】この手順2では、チューブ状接続部材50
のディフュザー部接続側開口部をディフュザー本体部2
2の先端部30の表面に当接させると共に、チューブ状
接続部材50の中心軸の方向を調整した後に、チューブ
状接続部材50のモジュールケース接続側開口部に位置
決め治具65を取り付けることもできる。
【0089】位置決め治具65は、次の手順3におい
て、締付手段(ナット)60で固定する際に加えられる
力により、チューブ状接続部材50の取付方向にずれが
生じることを防止するためのものであるから、チューブ
状接続部材50のモジュールケース接続側開口部内に嵌
め込んだり、外側から被せたりして支持できる構造のも
のであれば良い。
【0090】次に、手順4において、ディフュザー部2
0とチューブ状接続部材50との接続部を外側から締付
手段60により固定する。
【0091】位置決め治具65を使用しないと、締付手
段60により締め付けるときに加えられる力により、チ
ューブ状接続部材50が所望の取付方向からずれてしま
うことがある。しかし、位置決め治具65をチューブ状
接続部材50のモジュールケース接続側開口部55内に
嵌め込んで支持することにより、締付時においてもチュ
ーブ状接続部材50の取付方向にずれを生じることがな
い。
【0092】次に、手順5において、位置決め治具65
を外し、チューブ状接続部材50をモジュールケース7
0内に挿入する。
【0093】本発明のインフレータ、チューブ状接続部
材、エアバッグシステム及びインフレータの取付方法
は、運転席のエアバッグ用インフレータ、助手席のエア
バッグ用インフレータ、サイドエアバッグ用インフレー
タ、カーテン用インフレータ、ニーボルスター用インフ
レータ、インフレータブルシートベルト用インフレー
タ、チューブラーシステム用インフレータ、プリテンシ
ョナー用インフレータ等の各種インフレータ、これらの
インフレータを含むエアバッグシステムに適用できる。
【0094】
【発明の効果】本発明のインフレータとチューブ状接続
手段とを組み合わせ、インフレータをモジュールケース
に取り付けることにより、チューブ状接続部材の取付方
向を所望の方向に調整できる。このため、インフレータ
の取り付け作業が容易になり、作業性が大幅に向上され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインフレータのモジュールケースへ
の取付方法の説明図。
【図2】 他実施形態のインフレータのモジュールケー
スへの取付方法の説明図。
【図3】 他実施形態のインフレータのモジュールケー
スへの取付方法の説明図。
【図4】 他実施形態のインフレータのモジュールケー
スへの取付方法の説明図。
【図5】 他実施形態のインフレータのモジュールケー
スへの取付方法の説明図。
【図6】 他実施形態のインフレータのモジュールケー
スへの取付方法の説明図。
【図7】 他実施形態のインフレータのモジュールケー
スへの取付方法の説明図。
【図8】 本発明の取付方法の説明図。
【図9】 従来のインフレータの平面図。
【図10】 インフレータのモジュールケースへの従来
の取付方法の説明図。
【符号の説明】
10 インフレータ 12 インフレータハウジング 14 破壊手段収容室 20 ディフュザー部 21 接続部 22 本体部 23 突出部 25 ガス排出口 30 ディフュザー本体部の先端部表面 60 締付手段 70 モジュールケース 71 エアバッグ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグの膨張媒体として加圧媒質が
    充填されたインフレータハウジングと、インフレータハ
    ウジングに固着され、作動時に加圧媒質を外部に放出す
    るためのガス排出口を備えたディフュザー部を有するイ
    ンフレータであり、インフレータをエアバッグが収容さ
    れたモジュールケースに取り付けるとき、ディフュザー
    部とモジュールケースがチューブ状接続部材を介して取
    付けられるものであり、取付時にチューブ状接続部材の
    一端側開口縁が当接するディフュザー部表面が、凸状球
    面、凹状球面又は凹状曲面である取付性が改善されたイ
    ンフレータ。
  2. 【請求項2】 ディフュザー部が、インフレータハウジ
    ングとの接続部、本体部及びガス排出口を有する突出部
    を有しており、取付時にチューブ状接続部材の一端側開
    口縁が当接する本体部の先端部表面が、凸状球面、凹状
    球面又は凹状曲面である請求項1記載の取付性が改善さ
    れたインフレータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のインフレータをエ
    アバッグが収容されたモジュールケースに取り付ける際
    に使用するチューブ状接続部材であり、取付時におい
    て、凸状球面、凹状球面又は凹状曲面であるディフュザ
    ー部表面に当接するチューブ状接続部材の一端側開口縁
    が、外側に拡張されるか又は内側に縮小された幅広部を
    有しており、前記幅広部の内周面又は外周面が曲面又は
    球面であるチューブ状接続部材。
  4. 【請求項4】 取付時にチューブ状接続部材の一端側開
    口縁の幅広部が当接するディフュザー部表面が凸状球面
    であるとき、前記幅広部の内周面が曲面又は凹状球面で
    ある請求項3記載のチューブ状接続部材。
  5. 【請求項5】 取付時にチューブ状接続部材の一端側開
    口縁の幅広部が当接するディフュザー部表面が凹状球面
    であるとき、前記幅広部の内周面が凸状球面である請求
    項3記載のチューブ状接続部材。
  6. 【請求項6】 取付時にチューブ状接続部材の一端側開
    口縁の幅広部が当接するディフュザー部表面が凹状曲面
    であるとき、前記幅広部の内周面が凸状球面である請求
    項3記載のチューブ状接続部材。
  7. 【請求項7】 チューブ状接続部材の一端側開口縁近傍
    の外周面に突起部を有している請求項3〜6のいずれか
    1記載のチューブ状接続部材。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2記載のインフレータと、
    衝撃を感知して前記インフレータを作動させる衝撃セン
    サと、前記インフレータで発生するガスを導入して膨張
    するエアバッグと、前記エアバッグを収容するモジュー
    ルケースとを含むエアバッグシステムであり、 インフレータのディフュザー部と、エアバッグが収容さ
    れたモジュールケースが、請求項3〜7のいずれか1記
    載のチューブ状接続部材を介して接続されているエアバ
    ッグシステム。
  9. 【請求項9】 インフレータのディフュザー部と、請求
    項3〜7のいずれか1記載のチューブ状接続部材との接
    続部が、締付手段により外側から固定されている請求項
    8記載のエアバッグシステム。
  10. 【請求項10】 ディフュザー部の外周面に雄ネジ部が
    形成され、締付手段の内周面に雌ネジ部が形成されてお
    り、ディフュザー部と締付手段を螺子合わせることで固
    定されている請求項9記載のエアバッグシステム。
  11. 【請求項11】 締付手段が、チューブ状接続部材の外
    表面側の凸形状に対応した凹形状の内表面を有している
    請求項9又は10記載のエアバッグシステム。
  12. 【請求項12】 請求項1又は2記載のインフレータ
    を、請求項3〜7のいずれか1記載のチューブ状接続部
    材を用いてエアバッグが収容されたモジュールケースに
    取り付ける方法であり、下記の組立手順1〜4により取
    り付けるインフレータの取付方法。 手順1:インフレータハウジングを固定手段により固定
    する。 手順2:チューブ状接続部材のモジュールケース接続側
    開口部に位置決め治具を取り付け、チューブ状接続部材
    のディフュザー部接続側開口部をディフュザー部表面に
    当接させると共に、チューブ状接続部材の取付方向(デ
    ィフュザー部の中心軸とチューブ状接続部材の中心軸と
    のなす角度)を調整する。 手順3:ディフュザー部とチューブ状接続部材との接続
    部を外側から締付手段により締め付けて固定する。 手順4:位置決め治具を外し、チューブ状接続部材をモ
    ジュールケース内に挿入する。
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