JP2003266706A - 接着方法、インクジェットヘッド及びインクジェットヘッドの製造方法 - Google Patents

接着方法、インクジェットヘッド及びインクジェットヘッドの製造方法

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JP2003266706A
JP2003266706A JP2002073355A JP2002073355A JP2003266706A JP 2003266706 A JP2003266706 A JP 2003266706A JP 2002073355 A JP2002073355 A JP 2002073355A JP 2002073355 A JP2002073355 A JP 2002073355A JP 2003266706 A JP2003266706 A JP 2003266706A
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JP
Japan
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base material
adhesive
adhesive layer
ink
viscoelasticity
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Application number
JP2002073355A
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English (en)
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Yasuo Nishi
泰男 西
Takeshi Ito
健 伊藤
Hiroyuki Nomori
弘之 野守
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二つの微細形状部材を接合する際に、接着剤の
にじみを効果的に防止でき、コストアップすることなく
接着層の均一化を図ることができ、基材の熱膨張を抑制
することができる接着方法、インクジェットヘッド及び
インクジェットの製造方法を提供すること。 【解決手段】接着対象となる第1の基材1と第2の基材
2を、接着層を介して接着する方法において、前記第1
の基材1に接着剤を塗布して接着層を形成し、該接着層
をBステージ化した後の該接着剤の粘弾性G′(弾性
項)が25℃において1.0×106〜2×109(P
a)、tanδ=1.3〜0.5であり、前記第1の基
材1上に、前記第2の基材2を、前記接着層を介して重
ねて加圧した後、前記第2の基材2を加圧しながら接着
剤を硬化する際に、前記接着剤の粘弾性G′(弾性項)
が最低値G′=104〜107(Pa)、tanδ=0.
1〜0.8であることを特徴とする接着方法、インクジ
ェットヘッド及びインクジェットヘッドの製造方法

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着方法、インク
ジェットヘッド及びインクジェットの製造方法に関し、
詳しくは、二つの微細形状部材を接合する際に、接着剤
のにじみを効果的に防止でき、コストアップすることな
く接着層の均一化を図ることができ、基材の熱膨張を抑
制することができる接着方法、インクジェットヘッド及
びインクジェットの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、二つの微細形状部材を接合する
際には、高精度の接合技術が要求される。例えば、イン
クジェットヘッドの製造において、百μmピッチで直径
数十μmのノズル穴を配列したノズルプレートと同ピッ
チで巾数十μmのチャネルを形成したチャネル本体を1
対1で接合する際に、現状は、低粘度の接着剤をチャネ
ル本体側に塗布し、接着層をレベリングした後、ノズル
プレートを貼り付けて硬化させている。
【0003】従来、かかる接着の際に、ノズル穴への接
着剤のにじみを防止するために、接着剤を最小量つける
方法が採用されている。しかし、この方法では、接着剤
量のコントロールが難しく、接着剤の補修及び接着剤は
み出しによる射出時の欠陥につながる問題がある。
【0004】また使用する接着剤の粘度が低い場合は、
ノズルプレート設置後プレート面をフラット化するため
の加圧ができない。このため接着剤に均一径のスペーサ
ーを添加することにより、接着層の均一化を図ることが
できるが、コストアップとなる欠点がある。
【0005】更に、接着剤の加熱硬化すると、ノズルプ
レートは熱膨張によって延びるが、その延びを抑制する
ことは困難であるため、あらかじめ延びを考慮したピッ
チに加工が必要となる。しかし、あらかじめ延びを考慮
しようとしても、均等に延びないことがあるため、あら
かじめ延びを考慮したピッチに加工することは困難であ
り、結局ばらつきの要因となる問題がある。更に、チャ
ネルの密度が上がってくると、このばらつきに対応する
ことは不可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、二
つの微細形状部材を接合する際に、接着剤のにじみを効
果的に防止でき、コストアップすることなく接着層の均
一化を図ることができ、基材の熱膨張を抑制することが
できる接着方法、インクジェットヘッド及びインクジェ
ットの製造方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意検討の結果、接合する部材のいずれかに
接着剤を塗工し、加熱もしくは常温で硬化反応を進め、
接合時に適当なタック性が得られ且つ滲みだしの無い半
硬化状態にコントロールし、その状態を保持し、半硬化
状態の接着層が形成された部材に接合する部材を貼り合
わせ、加熱硬化する時、接着層の半硬化状態をコントロ
ールし硬化させることで上記課題を解決することが可能
となることを見出し、以下の本発明に至った。
【0008】(請求項1)接着対象となる第1の基材と
第2の基材を、接着層を介して接着する方法において、
前記第1の基材に接着剤を塗布して接着層を形成し、該
接着層をBステージ化した後の該接着剤の粘弾性G′
(弾性項)が25℃において1.0×106〜2×109
(Pa)、tanδ=1.3〜0.5であり、前記第1
の基材上に、前記第2の基材を、前記接着層を介して重
ねて加圧した後、前記第2の基材を加圧しながら接着剤
を硬化する際に、前記接着剤の粘弾性G′(弾性項)が
最低値G′=104〜107(Pa)、tanδ=0.1
〜0.8であることを特徴とする接着方法。
【0009】(請求項2)前記接着層に用いる接着剤
は、熱硬化性接着剤であり、該接着剤を塗布した後、そ
の焼成温度よりも低い温度に加熱してBステージ化を行
い、前記第1の基材及び第2の基材に圧力をかけた後、
前記第1の基材及び第2の基材を加熱しながら前記接着
剤を焼成温度に加熱して硬化することを特徴とする請求
項1記載の接着方法。
【0010】(請求項3)前記接着層の平均膜厚が、5
〜15μmの範囲であることを特徴とする請求項1又は
2記載の接着方法。
【0011】(請求項4)前記第1の基材上に、第2の
基材を、前記接着層を介して重ねて加圧した後、加圧加
熱する際の圧力が0.029Mpa以上であることを特
徴とする請求項1、2又は3記載の接着方法。
【0012】(請求項5)チャネル基板からなる第1の
基材とノズルプレートからなる第2の基材を接着層を介
して接合したインクジェットヘッドにおいて、前記第1
の基材に塗布しBステージ化した後の接着剤の粘弾性
G′(弾性項)が25℃において1.0×106〜2×
109(Pa)、tanδ=1.3〜0.5であり、前
記第1の基材上に、前記第2の基材を、前記接着層を介
して重ねて加圧した後、硬化した状態における該接着剤
の粘弾性G′(弾性項)が最低値G′=10 4〜10
7(Pa)、tanδ=0.1〜0.8であることを特
徴とするインクジェットヘッド。
【0013】(請求項6)前記接着層の平均膜厚が、5
〜15μmの範囲であることを特徴とする請求項5記載
のインクジェットヘッド。
【0014】(請求項7)前記第1の基材上に、第2の
基材を、前記接着層を介して重ねて加圧した後、加圧加
熱する際の圧力が0.029Mpa以上であることを特
徴とする請求項5又は6記載のインクジェットヘッド。
【0015】(請求項8)チャネル基板からなる第1の
基材とノズルプレートからなる第2の基材を接着層を介
して接合するインクジェットヘッドの製造方法におい
て、前記第1の基材に接着剤を塗布して接着層を形成
し、該接着層をBステージ化した後の該接着剤の粘弾性
G′(弾性項)が25℃において1.0×106〜2×
109(Pa)、tanδ=1.3〜0.5であり、前
記第1の基材上に、前記第2の基材を、前記接着層を介
して重ねて加圧した後、前記第2の基材を加圧しながら
接着剤を硬化する際に、前記接着剤の粘弾性G′(弾性
項)が最低値G′=104〜107(Pa)、tanδ=
0.1〜0.8であることを特徴とするインクジェット
ヘッドの製造方法。
【0016】(請求項9)前記接着層に用いる接着剤
は、熱硬化性接着剤であり、該接着剤を塗布した後、そ
の焼成温度よりも低い温度に加熱して前記Bステージ化
を行い、前記第1の基材及び第2の基材に圧力をかけた
後、前記第1の基材及び第2の基材を加熱しながら前記
接着剤を焼成温度に加熱して硬化することを特徴とする
請求項8記載のインクジェットヘッドの製造方法。
【0017】(請求項10)前記接着層の平均膜厚が、
5〜15μmの範囲であることを特徴とする請求項8又
は9記載のインクジェットヘッドの製造方法。
【0018】(請求項11)前記第1の基材上に、第2
の基材を、前記接着層を介して重ねて加圧した後、加圧
加熱する際の圧力が0.029Mpa以上であることを
特徴とする請求項8、9又は10記載のインクジェット
ヘッドの製造方法。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】(接着方法)本発明の接着方法の一例を図
面に基づいて説明する。
【0021】図1は、接着対象となる第1の基材100
と第2の基材200が示されており、図2は、第1の基
材100に接着剤を塗布して接着層101が形成された
状態が示されている。
【0022】接着対象となる第1の基材100と第2の
基材200は、微細形状部材であり、これらの微細形状
部材を接合する際に本発明の効果を発揮し得る。
【0023】本発明では、第1の基材100に接着剤を
塗布して接着層101を形成した後、接着層101をB
ステージ化する。本発明において、Bステージ化とは、
硬化(重合反応)がある程度進行したところで一旦重合
反応の進行を停止させ、常温ではほとんど硬化が進まな
くなる安定な状態となることをいい、接着剤の半硬化状
態を指す。
【0024】Bステージ化の具体的な方法としては、例
えば接着剤塗布済みの第1の基板を治具にセットして、
約85℃に制御されたオーブンに投入し一定時間保持す
ることにより、接着層をBステージ化する方法がある
が、これに限定されず、常温から約85℃にテーパー昇
温し、一定時間保持する方法でも構わない。
【0025】本発明において、Bステージ化した後の接
着剤の粘弾性G′(弾性項)は、25℃において1.0
×106〜2×109(Pa)、tanδ=1.3〜0.
5である。
【0026】本発明において、粘弾性測定は連続的な正
弦波の変形を測定対象物に与えてその応答を求めること
ができ、「レオメトリック・サイエンティフィク・エフ
・イー社のアレス粘弾性測定システム:2K STD」
を用いて測定できる。
【0027】複素弾性率(Complex Modulus) G*は以下
の式で求められる。 G*=τ0*/γ0 (τ0*:応力、γ0 :歪み) 弾性項=貯蔵弾性率(Storage Modulus):G′=τ′/γ0=G*cosδ 粘性項=損失弾性率(Loss Modulus):G″=τ″/γ0=G*sinδ
【0028】Tanδは、以下の式で求められる。 Tanδ=粘性成分/弾性成分
【0029】本発明では、図3のように、前記第1の基
材100上に前記第2の基材200を、前記接着層10
1を介して重ねて加圧した後、前記第2の基材200を
加圧しながら接着層101を硬化する際に、前記接着剤
の粘弾性G′(弾性項)が最低値G′=104〜10
7(Pa)、tanδ=0.1〜0.8であることを特
徴とする。
【0030】即ち、第1の基材100に塗布された接着
層に、第2の基材を貼り付け、第1の基材の上から均一
に圧力をかけ、第2の基材面を密着フラット化させて
も、接着層の弾性があり、変形が少なく、且つ粘着性が
十分な、半硬化状態であれば、本発明の課題を解決でき
る。
【0031】本発明において用いる接着剤は、熱硬化性
接着剤であることが好ましい。例えばエポキシ系、ユリ
ア系、メラミン系、フェノール系、レゾルシノール系、
ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリイミド系の熱硬
化性接着剤が挙げられる。
【0032】本発明では、上記のように接着剤を塗布し
た後、その焼成温度よりも低い温度に加熱して接着層を
前記Bステージ化することが好ましい。Bステージ温度
が高くなると、反応の速度が速くなり、Bステージ状態
を再現性、均一性の面でコントロールすることが難しく
なる。
【0033】次いで、前記第1の基材及び第2の基材に
圧力をかけた後、前記第1の基材及び第2の基材を加熱
しながら前記接着剤を焼成温度に加熱して硬化すること
が本発明の効果をより効果的に発揮する上で好ましい。
【0034】本発明において、第1の基材100と第2
の基材200を接着後の接着層の平均膜厚は、5〜15
μmの範囲であることが第2の基材の延び抑制の観点か
ら好ましい。
【0035】また前記第1の基材100上に、第2の基
材200を、前記接着層101を介して重ねて加圧した
後、加圧加熱する際の圧力が、0.029Mpa以上で
あることが、硬化時の接着剤による第1の基材100と
第2の基材200の密着性の確保の観点から好ましい。
【0036】(インクジェットヘッド及びその製造方
法)次に、本発明のインクジェットヘッド及びその製造
方法の一例を図4及び図5に基づいて説明する。
【0037】図4はインクジェットヘッドの概要を示す
部分破断斜視図であり、図5は同ヘッドの縦断面図であ
る。図4において、1はチャネル基板からなる第1の基
材、2はノズルプレートからなる第2の基材である。ま
た同図において、3はカバー基板、4はバックプレー
ト、5はインクマニホールドである。
【0038】チャネル基板1には、円盤状の砥石(ダイ
シングブレード)等の公知の研削機を用いて所定ピッチ
で互いに平行な複数列の溝を加工することにより、イン
クが貯溜されるインク流路となるインクチャネル11と
インクが貯溜されない空気チャネル12とからなるチャ
ネル部10が形成され、それら各チャネル部10間に隔
壁13が形成されている。
【0039】このインクチャネル11の巾は、20〜1
00μmの範囲であり、隔壁13の壁厚さは20〜10
0μmであり、非常に微細な形状である。またノズルプ
レート2の厚みは、20〜100μmの範囲であり、ノ
ズル穴の直径は、10〜40μmの範囲であり、これも
非常に微細な形状である。かかる微細形状部材を接合す
る際に、本発明は効果を発揮する。
【0040】従来のインクチャネル11とノズルプレー
ト2の接着は、インクチャネルとの接合面であるインク
チャネル側面に接着剤を3〜20μmの厚みで塗布を行
う。塗布方法は、スクリーン印刷法、フレキソ印刷、転
写法等が採用される。次に顕微鏡及び精密位置決め治具
にてインクチャネルとノズル穴が正規の位置に来るよう
に位置合わせ後貼り付ける。しかし、接着剤の量が適当
でなかったり、あるいは、均一でない場合、貼り合せ後
から接着剤硬化の工程において、接着剤のシール不足、
あるいはノズル穴への染み出し不良が発生する。又接着
剤は、硬化前は流動性があるため、ノズルプレートの平
面性及び密着性をあげるための加圧は困難であり、又硬
化時の熱膨張率が異なるため、あらかじめ熱膨張量を想
定し穴パターンを加工する必要がある。本発明はかかる
従来の欠点を解決した技術である。
【0041】即ち、本発明では、第1の基材1に接着層
を塗設した後、接着層をBステージ化する。本発明にお
いて、Bステージ化とは、硬化(重合反応)がある程度
進行したところで一旦重合反応の進行を停止させ、常温
ではほとんど硬化が進まなくなる安定な状態となること
をいい、接着剤の半硬化状態を指す。
【0042】具体的なBステージ化法としては、たとえ
ば接着剤塗布済みのチャネル基板を治具にセットして、
約85℃に制御されたオーブンに投入し一定時間保持す
ることにより、接着層をBステージ化する方法以外に、
常温から約85℃にテーパー昇温し、一定時間保持する
方法でも構わない。
【0043】このBステージ状態の良好な状態は、ノズ
ルプレートを適度に保持できるタック性を持ちかつ、ノ
ズルプレートの密着性及び平滑性をあげるプレス工程、
及び硬化工程で流動を適度に抑制しノズル穴に接着剤が
流入しない状態が好ましい。
【0044】本発明において、Bステージ化した後の接
着剤の粘弾性G′(弾性項)は、25℃において1.0
×106〜2×109(Pa)、tanδ=1.3〜0.
5である。
【0045】更に本発明においては、前記第1の基材1
上に前記第2の基材2を、前記接着層を介して重ねて加
圧した後硬化した状態における該接着剤の粘弾性G′
(弾性項)が最低値G′=104〜107(Pa)、ta
nδ=0.1〜0.8である。
【0046】即ち、第1の基材1に塗設された接着層
に、第2の基材2を貼り付け、第1の基材1の上から均
一に圧力をかけ、第2の基材2面を密着フラット化させ
ても、接着層の弾性があり変形が少なく、且つ粘着性が
十分な、半硬化状態であれば、本発明の課題を解決でき
る。
【0047】本発明において用いる接着剤は、熱硬化性
接着剤であることが好ましい。例えばエポキシ系、ユリ
ア系、メラミン系、フェノール系、レゾルシノール系、
ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリイミド系の熱硬
化性接着剤が挙げられる。
【0048】本発明では、上記のように接着剤を塗布し
た後、その焼成温度よりも低い温度に加熱して前記Bス
テージ化を行うことが好ましい。Bステージ温度が高く
なると、反応の速度が速くなり、Bステージ状態を再現
性、均一性の面でコントロールすることが難しくなる。
【0049】次いで、前記第1の基材1及び第2の基材
2に圧力をかけた後、前記第1の基材1及び第2の基材
2を加熱しながら前記接着剤を焼成温度に加熱して硬化
することが本発明の効果をより効果的に発揮する上で好
ましい。
【0050】本発明において、第1の基材1と第2の基
材2を接着後の接着層の平均膜厚は、5〜15μmの範
囲であることが第2の基材(ノズルプレート)の延びの
抑制の観点から好ましい。
【0051】また前記第1の基材1上に、第2の基材2
を、前記接着層を介して重ねて加圧した後、加圧加熱す
る際の圧力が0.029Mpa以上であることが、硬化
時の接着剤による第1の基材1と第2の基材2の密着性
の確保の観点から好ましい。
【0052】以下、本発明のインクジェットヘッド及び
その製造方法について更に詳述する。
【0053】第1の基材であるチャネル基板1に用いら
れる圧電材料としては、電界を加えることにより変形を
生じる公知の圧電材料を用いることができ、有機材料か
らなる基板、非金属製の基板等がある。特に、非金属製
のチャネル基板が好ましく、成形、焼成等の工程を経て
形成される圧電セラミックス基板、又は成形、焼成を必
要としないで形成される基板等がある。有機材料からな
る基板に用いられる有機材料としては、ポリフッ化ビニ
リデン等の有機ポリマーや、有機ポリマーと無機物との
ハイブリッド材料等が挙げられる。
【0054】非金属製のチャネル基板において、成形、
焼成等の工程を経て形成される圧電セラミックス基板と
しては、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)が好ましい。
さらにBaTiO3、ZnO、LiNbO3、LiTaO
3等を用いてもよい。PZTとしては、PZT(PbZ
rO3−PbTiO3)と、第三成分添加PZTがある。
添加する第三成分としてはPb(Mg1/2Nb2/3
3、Pb(Mn1/3Sb 2/3)O3、Pb(Co1/3
2/3)O3等がある。また、非金属製のチャネル基板に
おいて、成形、焼成を必要としないで形成される基板と
して、例えば、ゾル−ゲル法、積層基板コーティング法
等で形成することができる。
【0055】チャネル基板1は、2枚のチャネル基板1
a、1bを分極方向を互いに反対に向けて上下に接合し
てなる。2枚のチャネル基板1a、1bを接合する手段
としては、エポキシ系接着剤等を用いて接合する。接着
剤層の硬化後の厚み(乾燥膜厚)は、1〜100μmの
範囲が好ましい。
【0056】チャネル溝加工後に、各隔壁13の壁面に
金属電極6を形成する。この金属電極6の形成方法とし
ては、蒸着法、スパッタ法、めっき法等の公知の手段を
用いることができる。隔壁13は分極方向の異なる2枚
のチャネル基板1a、1bからなるため、各金属電極6
は、それら両基板1a、1bを駆動させるべく、少なく
とも各隔壁13を構成しているチャネル基板1a及び1
bに亘る側面の全面に形成する。
【0057】かかる金属電極6を形成し得る金属として
は、Au、Pt、Ag、Ni、Co、Cu、Al等を主
成分とするものがあるが、NiやCuを主成分とするも
のが好ましく、特に好ましくはNiを主成分とするもの
である。めっき法により金属電極6を形成する場合のめ
っきは、特に、無電解めっきであることが好ましい。無
電解めっきによれば、より均一且つピンホールフリーの
金属皮膜を簡易に形成することができる。
【0058】無電解めっきによる電極形成においては、
Ni−Pめっき又はNi−Bめっきを単独で使用しても
よいし、あるいはNi−PとNi−Bを重層してもよ
い。Ni−PめっきはP含量が高くなると電気抵抗が増
大するので、P含量は1〜数%程度がよい。Ni−Bめ
っきのB含量は普通1%以下なので、Ni−PよりNi
含量が多く、電気抵抗が低く、且つ外部配線との接続性
が良いため、Ni−PよりNi−Bの方が好ましいが、
Ni−Bは高価なのでNi−PとNi−Bを組み合わせ
ることも好ましい。Ni−P又はNi−Bからなる無電
解めっき法により形成された金属電極6は、析出が均一
に行われ、その結果平滑な表面性を有している。めっき
膜の厚みは0.5〜5μmの範囲が好ましい。
【0059】なお、金属電極6は、隔壁13に例えばN
i−Bからなる無電解めっきによりめっき膜を形成した
上に、更にNi−Pからなる無電解めっき処理を施すよ
うにして形成することもできる。この場合、更にそれぞ
れのめっき金属を異ならせるようにすることもできる。
また、隔壁13に無電解めっきによりめっき膜を形成し
た後、そのめっき膜上に金めっき等の電解めっき処理を
行うようにしてもよい。更に、隔壁13にスパッタ法や
蒸着法等により金属皮膜を形成した後に、該金属皮膜上
に電解めっき処理を行ってめっき膜を形成することによ
り金属電極6を形成するようにしてもよい。
【0060】次いで、以上のようにして形成されたチャ
ネル基板1の上面に、カバー基板3を貼り合わせる。こ
のカバー基板3としては、チャネル基板1と同じ圧電素
子板を脱分極して使用すると、貼り合せた時にソリ、変
形、熱膨張係数の差による剥離等が起こらないために好
ましい。また、チャネル基板1と同じ程度の熱膨張係数
を持つ非圧電性基板であってもよい。非圧電性基板とし
ては、例えば成形、焼成等の工程を経て形成されるセラ
ミックス基板、または成形、焼成を必要としないで形成
される基板等があり、焼成等の工程を経て形成されるセ
ラミックス基板として、例えばAl23、SiO2、そ
れらの混合、混融体、さらにZrO2、BeO、Al
N、SiC等を用いることができる。その他、有機材料
からなる基板であってもよく、有機ポリマーや有機ポリ
マーと無機物のハイブリッド材料等を用いてもよい。
【0061】チャネル基板1とカバー基板3とは接着剤
を用いて接着される。接着剤としては、例えばエポキシ
系接着剤が挙げられるが、特に限定されるわけではな
い。
【0062】このようにしてチャネル基板1の上面にカ
バー基板3を接合した後は、チャネル部10のうち、少
なくともインクチャネル11内に、金属電極6を保護す
る絶縁性の保護膜を形成することが好ましい。絶縁性の
保護膜としては、公知の種々の材料を用いた絶縁性の保
護膜を適用することができるが、特にパリレン膜を用い
ることが好ましい。本実施の形態においても絶縁性の保
護膜としてパリレン膜7を用いた。パリレン膜7を形成
するとインクとして水系インクを使用することが可能と
なる。このパリレン膜7の形成法としては、固体のジパ
ラキシリレンダイマーを蒸着源とするCVD法(Chemic
al Vapour Deposition:気相合成法)による公知の方法
を用いることができる。即ち、ジパラキシリレンダイマ
ーが気化、熱分解して発生したジラジカルパラキシリレ
ンが、基板上に吸着し重合反応して被膜を形成する。
【0063】パリレン膜7の膜厚は、1.0μmよりも
薄いと十分な絶縁性を維持することが困難となる。ま
た、膜厚が増加するに従って、膜自体の剛性により隔壁
13の動きを規制するようになるため、パリレン膜7の
膜厚は1.0〜10μmとすることが望まれるが、特に
1.0〜5.0μmの範囲にあるときは、パリレン膜7
は十分に薄い膜としてインクチャネル11内に形成され
るため、インクチャネル11内の有効断面積を減少させ
ることがなく、十分なインク吐出感度及びインク吐出特
性を得ることができる。より好ましい膜厚の範囲は、
1.0〜3.0μmである。
【0064】かかるパリレン膜7を形成したインクチャ
ネル11内に貯溜されたインクに気泡が混入すると、気
泡がパリレン膜7に付着してこびりつき、抜けにくい。
このためパリレン膜7の表面を酸素プラズマ処理して、
親水化することが好ましい。
【0065】次いで、チャネル基板1の前端面に、イン
クを吐出するためのノズル孔21を有するノズルプレー
ト(第2の基材)2を、接着剤を用いて接合する。
【0066】本発明は、この接合、接着の条件を規定す
るものであり、その内容は上述のとおりである。
【0067】また、チャネル基板1の後端面には、イン
ク導入孔41を有するバックプレート4を介して、イン
クチャネル11内にインクを供給するインクマニホール
ド5をエポキシ系接着剤等の接着剤を用いて接合し、イ
ンクジェットヘッドを構成する。
【0068】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳述する。
【0069】実施例1 図4に示すインクジェットヘッドの製造において本発明
を適用した。図4に示すインクジェットヘッドは、チャ
ネル基板からなる第1の基材1と、ノズルプレートから
なる第2の基材2と、カバー基板3と、バックプレート
4と、インクマニホールド5とからなる。
【0070】チャネル基板1は複数のインク溝であるイ
ンクチャネル11と空気チャネル12とを交互に形成し
たチャネル部10と、それら各チャネル部10間の隔壁
13とによって構成されている。ノズルプレート2は、
インクチャネル11に対応するノズル穴を有する。カバ
ー基板3は、複数のインクチャネル11と空気チャネル
12の上部を覆う。インクマニホールド5はインク溝に
インクを分配する。
【0071】チャネル基板からなる第1の基材1に対し
て、ノズルプレートからなる第2の基材2、カバー基板
3、バックプレート4、インクマニホールド5が接着剤
で接着されている。
【0072】本実施例は、チャネル基板からなる第1の
基材1と、ノズルプレートからなる第2の基材2の接着
に適用した例である。
【0073】下記接着剤をスクリーン印刷機(ニューロ
ング社製「LS−150」)を使用して、インク溝(イ
ンクチャネル)のノズルプレート貼り合せ面に膜厚10
μmで塗布した。
【0074】(接着剤) 熱硬化型1液性エポキシ接着剤 ジシアンジアミド(DICY) ジシアンジアミド誘導体 芳香族アミン 脂環族アミンの一部
【0075】接着剤塗布済みのチャネル基板を治具にセ
ットして、85℃に制御されたオーブン(ヤマト科学
(株)製 DN400)に投入し一定時間保持すること
により、接着層のBステージ化を行う。
【0076】85℃での保持時間を変化させることによ
り、粘弾性の異なるサンプルB,C1,C2,Dを作成
した。粘弾性測定機としては、レオメトリック・サイエ
ンティフィク・エフ・イー社のアレス粘弾性測定システ
ム「2K STD」を使用した。
【0077】(サンプルの種類) (1)Bステージを経由しない現行条件のサンプルA (2)Bステージ後の接着剤の粘弾性G′が25℃時1
5、Tanδ=0.4のサンプルB (3)Bステージ後の接着剤の粘弾性G′が25℃時1
7、Tanδ=1.0のサンプルC1 (4)Bステージ後の接着剤の粘弾性G′が25℃時1
7、Tanδ=1.0のサンプルC2 (5)Bステージ後の接着剤の粘弾性G′が25℃時3
×109、Tanδ=1.3のサンプルD
【0078】次に、上記AからDの5種類のサンプル
に、ノズルプレート貼り合せ治具を使用し、ノズルプレ
ートのノズル穴とインク溝の位置関係が正規な位置にな
るように張り合わせた。
【0079】更にBステージ化された接着層を持つBか
らDのサンプルは、プレス機(電動プレス機:テクノサ
プライ社製「G−12RS」)と治具を使用して、ノズ
ルプレート面をインク溝長手方向と平行に均一に、0.
1Mpaとなるように加圧してBステージ化した接着層
とノズルプレートを密着させ平滑性をあげた。
【0080】サンプルAは、加圧無しで100℃に温度
制御されたオーブンに投入し、接着層を1hrで完全硬
化させた。
【0081】又サンプルBからDは、加圧治具を用い
て、0.1Mpaの圧力でノズルプレートを均一に加圧
しながら、最終硬化過程の粘弾性G′の最小値が下記条
件になるような昇温パターンを経由した後、100℃1
hrで完全硬化した。
【0082】(最終硬化過程の粘弾性G′の最小値) 最終硬化時Bステージ後の接着剤の最小粘弾性G′が
25℃時104、Tanδ=0.3のサンプルB 最終硬化時Bステージ後の接着剤の最小粘弾性G′が
25℃時106、Tanδ=0.7のサンプルC1 最終硬化時Bステージ後の接着剤の最小粘弾性G′が
25℃時9.0×103、Tanδ=0.09のサンプ
ルC2 最終硬化時Bステージ後の接着剤の最小粘弾性G′が
25℃時2×108、Tanδ=1.1のサンプルD
【0083】(評価) 接着剤のにじみ、接着層の均一性、接着力及び
基材の熱膨張の抑制について、以下の評価基準に従って
評価し、その結果を表1に示す。
【0084】(評価基準) 接着剤のにじみ ○:接着剤がノズル穴の外周で止まる ×:接着剤がノズル穴内に進入している
【0085】接着層の均一性 測定器:KOSAKA社製接触式表面粗さ計「SEF−
30H」 ○:うねり深さ0μ(測定不可) ×:うねり深さ3μ以上
【0086】接着力 測定法:90度引き剥がし粘着力測定装置を用いて測定
した。 測定法はJIS Z 0237に従った。 ノズル巾:3mm 接着力は、30g/巾が必要
【0087】 基材の熱膨張の抑制 顕微鏡:NIKON HEAD PHOT-MH、移動測定機:NIKON MC-
102を用い、基材の延びを以下の式から求めた。
【0088】基材の延び=硬化後両端ノズル穴間距離−
硬化前両端ノズル穴間距離 本実施例に使用したノズルプレート 両端ノズル間距離:20.32 ノズル個数:128個 基材延び:10μm未満が必要
【0089】
【表1】
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、二つの微細形状部材を
接合する際に、接着剤のにじみを効果的に防止でき、コ
ストアップすることなく接着層の均一化を図ることがで
き、基材の熱膨張を抑制することができる接着方法、イ
ンクジェットヘッド及びインクジェットの製造方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接着方法の一例を示す図
【図2】本発明の接着方法の一例を示す図
【図3】本発明の接着方法の一例を示す図
【図4】インクジェットヘッドの部分破断斜視図
【図5】インクジェットヘッドの部分断面図
【符号の説明】
1:チャネル基板 2:ノズルプレート 3: カバー基板 4:バックプレート 5:インクマニホールド 6:金属電極 7:パリレン膜 10:チャネル部 11:インクチャネル 12:空気チャネル 13:隔壁
フロントページの続き (72)発明者 野守 弘之 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2C057 AF93 AG12 AG44 AP02 AP25 AP90

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接着対象となる第1の基材と第2の基材
    を、接着層を介して接着する方法において、 前記第1の基材に接着剤を塗布して接着層を形成し、該
    接着層をBステージ化した後の該接着剤の粘弾性G′
    (弾性項)が25℃において1.0×106〜2×109
    (Pa)、tanδ=1.3〜0.5であり、 前記第1の基材上に、前記第2の基材を、前記接着層を
    介して重ねて加圧した後、前記第2の基材を加圧しなが
    ら接着剤を硬化する際に、前記接着剤の粘弾性G′(弾
    性項)が最低値G′=104〜107(Pa)、tanδ
    =0.1〜0.8であることを特徴とする接着方法。
  2. 【請求項2】前記接着層に用いる接着剤は、熱硬化性接
    着剤であり、該接着剤を塗布した後、その焼成温度より
    も低い温度に加熱してBステージ化を行い、前記第1の
    基材及び第2の基材に圧力をかけた後、前記第1の基材
    及び第2の基材を加熱しながら前記接着剤を焼成温度に
    加熱して硬化することを特徴とする請求項1記載の接着
    方法。
  3. 【請求項3】前記接着層の平均膜厚が、5〜15μmの
    範囲であることを特徴とする請求項1又は2記載の接着
    方法。
  4. 【請求項4】前記第1の基材上に、第2の基材を、前記
    接着層を介して重ねて加圧した後、加圧加熱する際の圧
    力が0.029Mpa以上であることを特徴とする請求
    項1、2又は3記載の接着方法。
  5. 【請求項5】チャネル基板からなる第1の基材とノズル
    プレートからなる第2の基材を接着層を介して接合した
    インクジェットヘッドにおいて、 前記第1の基材に塗布しBステージ化した後の接着剤の
    粘弾性G′(弾性項)が25℃において1.0×106
    〜2×109(Pa)、tanδ=1.3〜0.5であ
    り、 前記第1の基材上に、前記第2の基材を、前記接着層を
    介して重ねて加圧した後、硬化した状態における該接着
    剤の粘弾性G′(弾性項)が最低値G′=10 4〜107
    (Pa)、tanδ=0.1〜0.8であることを特徴
    とするインクジェットヘッド。
  6. 【請求項6】前記接着層の平均膜厚が、5〜15μmの
    範囲であることを特徴とする請求項5記載のインクジェ
    ットヘッド。
  7. 【請求項7】前記第1の基材上に、第2の基材を、前記
    接着層を介して重ねて加圧した後、加圧加熱する際の圧
    力が0.029Mpa以上であることを特徴とする請求
    項5又は6記載のインクジェットヘッド。
  8. 【請求項8】チャネル基板からなる第1の基材とノズル
    プレートからなる第2の基材を接着層を介して接合する
    インクジェットヘッドの製造方法において、 前記第1の基材に接着剤を塗布して接着層を形成し、該
    接着層をBステージ化した後の該接着剤の粘弾性G′
    (弾性項)が25℃において1.0×106〜2×109
    (Pa)、tanδ=1.3〜0.5であり、 前記第1の基材上に、前記第2の基材を、前記接着層を
    介して重ねて加圧した後、前記第2の基材を加圧しなが
    ら接着剤を硬化する際に、前記接着剤の粘弾性G′(弾
    性項)が最低値G′=104〜107(Pa)、tanδ
    =0.1〜0.8であることを特徴とするインクジェッ
    トヘッドの製造方法。
  9. 【請求項9】前記接着層に用いる接着剤は、熱硬化性接
    着剤であり、該接着剤を塗布した後、その焼成温度より
    も低い温度に加熱して前記Bステージ化を行い、前記第
    1の基材及び第2の基材に圧力をかけた後、前記第1の
    基材及び第2の基材を加熱しながら前記接着剤を焼成温
    度に加熱して硬化することを特徴とする請求項8記載の
    インクジェットヘッドの製造方法。
  10. 【請求項10】前記接着層の平均膜厚が、5〜15μm
    の範囲であることを特徴とする請求項8又は9記載のイ
    ンクジェットヘッドの製造方法。
  11. 【請求項11】前記第1の基材上に、第2の基材を、前
    記接着層を介して重ねて加圧した後、加圧加熱する際の
    圧力が0.029Mpa以上であることを特徴とする請
    求項8、9又は10記載のインクジェットヘッドの製造
    方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012116054A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Toshiba Tec Corp インクジェットヘッドの製造方法およびインクジェットヘッド
KR20180001678A (ko) * 2016-06-27 2018-01-05 한국기계연구원 미세채널소자
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KR101914395B1 (ko) 2017-12-29 2018-11-01 한국기계연구원 국부 가압형 미세채널소자

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