JP2003266092A - 散気方法及び散気システム - Google Patents

散気方法及び散気システム

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JP2003266092A
JP2003266092A JP2002069178A JP2002069178A JP2003266092A JP 2003266092 A JP2003266092 A JP 2003266092A JP 2002069178 A JP2002069178 A JP 2002069178A JP 2002069178 A JP2002069178 A JP 2002069178A JP 2003266092 A JP2003266092 A JP 2003266092A
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Kenji Yamamura
健治 山村
Kin Tomita
欣 富田
Kazuomi Hondo
和臣 本藤
Masaki Kondo
正樹 近藤
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 散気装置を長期間使用又は停止する際に、散
気孔の目詰まりを十分に防止することが可能な散気方法
及び散気システムを提供すること。 【解決手段】 本発明の散気方法は、有機性排水と生物
汚泥とを含む被処理水中に空気を散気するに際し、被処
理中に配置された散気装置の散気孔から加湿空気を散気
する第1の散気工程と、散気孔から非加湿空気を散気す
る第2の散気工程とを含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水処理等の排水
処理における生物反応槽(曝気槽)での散気方法及び散
気システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】下水等を生物処理する一般的な方法とし
て、活性汚泥処理がある。この活性汚泥処理は、生物反
応槽(曝気槽)に被処理水を貯留し、生物反応槽内に設
けられた散気装置から被処理水中に空気を散気するもの
である。
【0003】散気装置としては、散気孔と呼ばれる小さ
な孔から空気を微細な気泡として噴出するものが知られ
ている。また、空気圧により膨張すると散気孔を生じる
散気膜を利用した、いわゆる散気膜式散気装置の使用も
提案されている(特開2001−504754号公報
等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の散気装置を長期間使用した場合や、停電又は定期点
検のために装置を停止した場合には、散気孔が閉塞して
散気に支障を来すようになり、散気装置を更新する、洗
浄するなどの措置が必要であった。
【0005】なお、上述の散気膜式散気装置の場合、装
置を停止すると散気膜の散気孔が見かけ上消失するた
め、被処理水中の浮遊物が散気孔に沈降又は付着して目
詰まりする現象は比較的抑制されるが、長期間の使用に
よる目詰まりを十分に防止することは必ずしも容易では
なかった。
【0006】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みてなされたものであり、散気装置を長期間使用又は停
止する際に、散気孔の目詰まりを十分に防止することが
可能な散気方法及び散気システムを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の散気方法は、有機性排水と生物汚泥とを含
む被処理水中に空気を散気する方法であって、被処理中
に配置された散気装置の散気孔から加湿空気を散気する
第1の散気工程と、散気孔から非加湿空気を散気する第
2の散気工程とを含むことを特徴とする。
【0008】本発明では、散気装置の散気孔から被処理
水中に空気を散気するに際し、第1の散気工程で散気孔
から加湿空気を散気することによって、被処理水中の浮
遊物が散気孔に付着してもこれらの付着物は加湿空気中
の水分により除去されて被処理水中に戻されるので、散
気孔の外部からの目詰まりを防止することができる。ま
た、加湿空気中の水分が散気装置内で結露すると、散気
装置を構成する部材や流路(配管)等に錆が発生し、そ
の錆が空気により移送されて散気孔に付着し得るが、第
2の散気工程で散気孔から非加湿空気を散気することに
よって、結露した水分が非加湿空気に取り込まれて被処
理水中に放出されるので、錆の発生を抑制して散気孔の
内側からの目詰まりを防止することができる。従って本
発明により、散気装置の長期間使用又は停止の際に、散
気孔の目詰まりを十分に防止することができ、散気装置
を長期間にわたって安定的に運転することが可能とな
る。
【0009】また、本発明の散気装置は、有機性排水と
生物汚泥とを含む被処理水を貯留する処理槽と、処理槽
内に配置されており、散気孔が形成された散気装置と、
散気装置に加湿空気又は非加湿空気のいずれかを供給す
る空気供給装置とを備えることを特徴とする。
【0010】この散気装置によれば、上記本発明の散気
方法を有効に実施することができる。
【0011】本発明の散気装置は、空気供給装置が、一
端が散気装置と接続された第1の流路と、第1の流路の
他端に設けられ、第1の流路に空気を送る送風機と、第
1の流路を通る空気の一部又は全部をバイパスして再び
第1の流路に合流させる第2の流路と、第2の流路に設
けられ、該第2の流路を通る空気を加湿する加湿装置
と、第1又は第2の流路を通る空気の流量を調節する流
量調節手段とを備えることを特徴としてもよい。
【0012】この空気供給装置によれば、流量調節手段
の調節により、送風機から第1の流路を通ってそのまま
散気装置に供給される非加湿空気と、第2の流路を通っ
て加湿装置で加湿された後散気装置に供給される加湿空
気との切り替え操作を容易に且つ確実に行うことができ
る。
【0013】また、本発明の散気システムは、加湿装置
が下記(1)〜(3): (1)加圧水噴霧器を備え、第2の流路を通る空気を加
圧噴霧器からの噴霧水と接触させて加湿する加湿装置; (2)スクラバーを備え、第2の流路を通る空気をスク
ラバーからの降水と接触させて加湿する加湿装置;又は (3)水が貯留された密閉槽を備え、第2の流路を通る
空気を密閉槽内の貯留水に吹き込んで加湿する加湿装置 のうちのいずれかであることを特徴としてもよい。これ
らの加湿装置によれば、第2の流路を通る空気を効率よ
く加湿することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の好適な実施形態について説明する。なお、図面中、同
一又は相当する要素には同一符号を付することとし、重
複する説明は省略する。
【0015】図1は本発明の実施形態にかかる散気シス
テムを示す概略構成図である。図1中、活性汚泥処理槽
3には有機性排水と生物汚泥とを含む被処理水が貯留さ
れており、活性汚泥処理槽3内には散気膜式散気装置4
a、4b、4cが配置されている。なお、本発明におい
て、活性汚泥処理槽及び散気装置の数はこれに限定され
るものではない。
【0016】散気装置4a〜4cそれぞれにはラインL
1(第1の流路)から分岐した分岐ラインL3、L4、
L5が接続されている。ラインL1の一端には送風機1
が設けられており、ラインL1の他端(送風機1と反対
側であり且つ分岐ラインL3〜L5の分岐点よりも下流
側の端部)には送風機1を停止したときに放風してライ
ンL1内の空気圧を下げる電動弁V1が設けられてい
る。さらにラインL1、L3〜L5それぞれには送風機
1からの空気の流量を調節する電磁弁V2、V6、V
7、V8が設けられている。なお、詳細は図示しない
が、送風機1の吸気口には導入された空気を除塵するフ
ィルタ(図示せず)、排気口にはオイルミストを除去す
るデミスター(図示せず)がそれぞれ設けられており、
清浄化された非加湿空気がラインL1へと供給されるよ
うになっている。
【0017】このラインL1の分岐ラインL3〜L5の
分岐点よりも上流側にはバイパスラインL2(第2の流
路)が設けられており、バイパスラインL2には加湿装
置2及び加湿装置2の上流側と下流側のそれぞれに設け
られた切替弁V3、V4が設けられている。さらに、ラ
インL1上のバイパスラインL2の2つの分岐点の間に
は切替弁V5が設けられている。
【0018】上記ラインL1〜L5としては、例えばS
S(鉄)あるいはこれに亜鉛メッキを施したもの、SU
S等の材質からなる配管が用いられる。
【0019】このようなラインL1及びバイパスライン
L2により、加湿空気又は非加湿空気を散気装置4a〜
4cのそれぞれに供給する加湿/非加湿空気供給ライン
が実現されている。すなわち、切替弁V3、V4を開い
て切替弁V5を閉じると、バイパスラインL2を通り加
湿装置2で加湿された空気が分岐ラインL3〜L5を介
して散気装置4a〜4cに供給される。また、切替弁V
3、V4を閉じて切替弁V5を開くと、送風機1からの
非加湿空気がそのまま分岐ラインL3〜L5を介して散
気装置4a〜4cに供給される。なお、バイパスライン
L2はラインL1から分離可能となっており、加湿装置
2の維持管理の際にも切替弁V3、V4を閉じれば分岐
ラインL3〜L5への空気(非加湿空気)の供給を継続
することができる。
【0020】図2は加湿装置2を含む加湿/非加湿空気
供給ラインの好ましい例を模式的に示したフロー図であ
る。図2に示した加湿/非加湿空気供給ラインにおいて
は、バイパスラインL2に噴霧槽5及びドレン分離槽7
が設けられて加湿装置2が構成されている。より具体的
には、噴霧槽5の内部に配置された加圧水噴霧器6がラ
インL6を介してドレン分離槽7と接続されている。ド
レン分離槽7には、ドレン分離槽7への注水、加湿工程
に伴い減少した水の補充、汚染したドレン水の排出等を
行うための、バルブV9を有するラインL7が接続され
ている。加湿に用いる水は特に制限されないが、上水を
用いることが好ましい(後述する図4及び図5の場合も
同様である)。
【0021】ドレン分離槽7に貯留された水(ドレン
水)は、ラインL6に引き抜かれてフィルタ8での除塵
を経て加圧ポンプ9により加圧水噴霧器6に圧送され
る。噴霧槽5内に送られた空気は、加圧水噴霧器6から
の噴霧水により加湿され、噴霧槽5内で気化せずに水滴
となったドレン水と共にドレン分離槽7に送られる。ド
レン分離槽7で分離された加湿空気は排気口からバイパ
スラインL2に排出され、一方、ドレン水はラインL6
に引き抜かれて噴霧水として繰り返し利用される。ドレ
ン分離槽7の排気口(バイパスラインL2の下流側との
接続部)には、バイパスライン2に排出される加湿空気
中のオイルミストを除去するデミスター10が設けられ
ている。
【0022】このようにして加湿された空気、あるいは
バイパスラインL2を通らない非加湿空気はそれぞれ分
岐ラインL3〜L5を介して散気装置4a〜4cに供給
される。散気装置4a〜4cはそれぞれ同一の構成を有
するため、以下、散気装置4aについてのみ説明する。
【0023】図3は散気装置4aの概略構成を模式的に
示した断面図である。図3において、散気装置4aは、
板状の金属製プレート20aと、プレート20aの一方
の面をシート状に成形した合成樹脂膜で覆うように配置
された散気膜20bとを含んで構成されている。プレー
ト20aの周縁部には、嵌合部21aと、嵌合部21a
の周囲に凹状に形成された連通部21bとを有するプラ
スチックカバー21が設けられており、連通部21bに
おいて散気膜20bの周縁部をプレート2aの上面から
下面にわたって折り返されるように連通させると共に、
嵌合部21aとプレート20aの周縁部とを嵌合させる
ことによって、プレート20aと散気膜20bとが一体
化されている。更に、プレート20aの上下面方向から
プラスチックカバーを挟み込むSUSカバー22により
これらは強固に固定されている。
【0024】また、散気膜20bの所定の位置には開口
部23が設けられており、開口部23に配管24(分岐
ラインL3の端部)が差し込まれて空気導入口20cが
形成されている。散気膜20bの内側において、配管2
4には散気膜20bと同材質のパッキン25及びゴムパ
ッキン26が装着され、更にその先端は支持部材27で
支持されている。また、散気膜20bの外側において、
配管24には散気膜2bと同材質のパッキン25及びS
USパッキン28が装着され、これらをナット29と支
持部材27とで挟み込むことにより配管24がプレート
20aに固定されている。
【0025】散気膜20bは、散気装置4aの内部から
圧力が加わらないときには平滑なシート状で空気を通さ
ないが、空気導入口20cから空気を圧入するとその圧
力により膨張し、複数の細孔(散気孔)を生じるもので
ある。散気膜に用いられる合成樹脂としては、具体的に
は、ポリウレタン樹脂などが挙げられる。また、これら
の合成樹脂をシート状に成形するに際し、その膜厚は
0.2〜1mmの範囲内とするのが好ましい。
【0026】このように本実施形態では、加湿/非加湿
空気供給ラインから供給される加湿空気を散気装置4a
〜4cから散気することにより、被処理水中の浮遊物が
散気装置4a〜4cの散気孔に付着してもその付着物を
効率よく除去することができる。ここで、加湿装置2で
空気を加湿する際には、空気の相対湿度が被処理水の温
度において70%以上(より好ましくは90%以上、さ
らに好ましくは水蒸気の飽和状態または過飽和状態)と
なるように制御することが好ましい。相対湿度が前記の
条件を満たすように空気を加湿することによって、付着
物の除去効率を高めることができる。
【0027】また、生物処理などにおいては、被処理水
の温度は通常15〜25℃と比較的低く、他方、加湿装
置2に供給される空気の温度は、加圧により被処理水の
温度よりも高くなりやすい。このとき、加湿装置2の入
口側における温度で空気を飽和状態又は過飽和状態まで
加湿すると、空気の冷却により結露する水が散気装置4
a〜4cやラインL3a〜L3cに滞留して、特にライ
ンの配管接合部において錆が発生しやすくなるが、切替
弁V3〜V5の切り替えにより非加湿空気を散気装置4
a〜4cに供給することによって、結露した水が非加湿
空気に取り込まれて散気装置4a〜4cから散気される
ので、錆の発生あるいは更に錆による散気孔の閉塞を防
止することができる。
【0028】また、加湿空気と非加湿空気との双方を用
いることにより散気孔の目詰まりが防止される点につい
ては上述の通りであるが、本実施形態においては散気膜
式散気装置4a〜4cを用いているので、装置の運転停
止時における散気孔の目詰まりをより確実に防止するこ
とができる。すなわち、装置の運転停止時には散気膜2
0bは平滑なシート状となり、散気孔は見かけ上消失す
る。従って、被処理水中に含まれる浮遊物などが散気膜
20b上に付着・堆積しても、これらによる散気孔の目
詰まりを防止することができる。
【0029】なお、本発明は上記の実施形態に限定され
るものではない。例えば図2には加圧水噴霧型の加湿装
置を用いた乾燥/加湿空気供給ラインを示したが、スク
ラバー型加湿装置、空気吹き込み型加湿装置などを用い
て乾燥/加湿空気供給ラインを構成してもよい。
【0030】図4に示した乾燥/加湿空気供給ラインは
スクラバー式の加湿装置2を備えるものである。バイパ
スラインL2に設けられた散水槽11内の上部には散水
器12が配置されており、散水器12はラインL6を介
して散水槽11の下部に接続されている。また、散水槽
11の空気導入口(バイパスラインL2の上流側との接
続部)は散水槽11の下部、排気口(バイパスラインL
2の下流側との接続部)は散水槽11の上部に設けられ
ている。
【0031】散水槽11に貯留された水は、ラインL6
に引き抜かれてフィルタ8で除塵された後、ポンプ9に
より散水器12に供給されて散水(降水)される。一
方、散水槽11内に導入された空気は、散水器12から
の降水と対向流となるように流れて、当該降水との接触
により加湿されて排気口からバイパスラインL2に排出
される。
【0032】図5に示した乾燥/加湿空気供給ラインに
おいて、加湿装置2は内部に水が貯留された密閉タンク
13を含んで構成されている。バイパスラインL2の上
流側は貯留水中に導かれており、貯留水に空気を吹き込
むことで加湿が行われ、加湿空気は排出口からバイパス
ラインL2に排出される。なお、貯留水に空気を吹き込
む際には、図示のようにバイパスラインL2から直接空
気を吹き込んでもよく、バイパスラインL2の端部に散
気装置を設けて空気を微細な気泡として吐出させてもよ
い。
【0033】また、図1に示した散気システムは散気膜
式散気装置4a〜4cを備えるものであるが、本発明に
かかる散気装置は散気孔から空気を噴出するものであれ
ば特に制限されず、例えば下記(1)〜(3): (1)多孔質のセラミックを板状に成形したもの(散気
板)をコンクリート又は合成樹脂製のホルダー(上面が
開口した容器)の上面に固定し、ホルダーに空気を圧入
して散気板を通過させることにより気泡を発生させる散
気装置 (2)多孔質のセラミックを円筒中空状に成形したもの
(散気筒)の中空部に空気主管からの枝管を接続し、散
気筒の中空部に空気を圧入して散気筒の壁を通過させる
ことにより気泡を発生させる散気装置 (3)外周に通気溝が形成された支持管と、該通気溝を
覆うように支持管の外周に取り付けられておりスリット
が形成されたゴムメンブレンとを備え、支持管の通気溝
を介してゴムメンブレンに空気を供給し、ゴムメンブレ
ンのスリットから気泡を発生させる散気装置 のうちのいずれか1種又は2種以上の散気装置を用いて
もよい。
【0034】また、図2、4、5に示した加湿/非加湿
空気供給ラインでは、切替弁V3〜V5の調節により加
湿空気と非加湿空気との切り替えが行われるが、これら
の切替弁の代わりに電磁弁を用いてもよい。なお、電磁
弁を用いる場合には、2つの流路における空気の流量比
を調節することによって、加湿空気と非加湿空気とを所
定の割合で混合して散気装置に供給することもできる。
【0035】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の散気方法及
び散気システムによれば、加湿空気と非加湿空気との双
方を散気装置に供給して散気することによって、散気装
置を長期間使用又は停止する際に、散気孔の目詰まりを
十分に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の散気システムの好適な一実施形態を示
す概略構成図である。
【図2】本発明にかかる加湿/非加湿空気供給ラインの
一例を示すフロー図である。
【図3】本発明にかかる散気膜式散気装置の一例を示す
概略構成図である。
【図4】本発明にかかる加湿/非加湿空気供給ラインの
他の例を示すフロー図である。
【図5】本発明にかかる加湿/非加湿空気供給ラインの
他の例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1…送風機、2…加湿装置、3…活性汚泥処理槽、4a
〜4c…散気装置、5…噴霧槽、6…加圧水噴霧器、7
…ドレン分離槽、8…フィルタ、9…ポンプ、10…デ
ミスター、11…散水槽、12…スクラバー、13…密
閉タンク、20a…プレート、20b…散気膜、20c
…空気導入口、21…プラスチックカバー、21a…嵌
合部、21b…連通部、22…SUSカバー、23…開
口部、24…配管、25…パッキン、26…ゴムパッキ
ン、27…支持部材、28…SUSパッキン、29…ナ
ット、L1〜L7…ライン、V1、V2、V6、V7、
V8…電磁弁、V3〜V5、V9…切替弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本藤 和臣 神奈川県平塚市久領堤1番15号 住友重機 械工業株式会社平塚事業所内 (72)発明者 近藤 正樹 東京都品川区北品川五丁目9番11号 住友 重機械工業株式会社内 Fターム(参考) 3L055 AA01 BB01 4D029 AA01 AB07 BB10 DD01 4G035 AB08 AB54 AC15 AE13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機性排水と生物汚泥とを含む被処理水
    中に空気を散気する方法であって、 前記被処理水中に配置された散気装置の散気孔から加湿
    空気を散気する第1の散気工程と、 前記散気孔から非加湿空気を散気する第2の散気工程と
    を含むことを特徴とする散気方法。
  2. 【請求項2】 有機性排水と生物汚泥とを含む被処理水
    を貯留する処理槽と、前記処理槽内に配置されており、
    散気孔が形成された散気装置と、前記散気装置に加湿空
    気又は非加湿空気のいずれかを供給する空気供給装置と
    を備えることを特徴とする散気システム。
  3. 【請求項3】 前記空気供給装置は、一端が前記散気装
    置と接続された第1の流路と、前記第1の流路の他端に
    設けられ、前記第1の流路に空気を送る送風機と、前記
    第1の流路を通る空気の一部又は全部をバイパスして再
    び前記第1の流路に合流させる第2の流路と、前記第2
    の流路に設けられ、該第2の流路を通る空気を加湿する
    加湿装置と、前記第1又は第2の流路を通る空気の流量
    を調節する流量調節手段とを備えることを特徴とする、
    請求項2に記載の散気システム。
  4. 【請求項4】 前記加湿装置が、加圧水噴霧器を備え、
    前記第2の流路を通る空気を前記加圧噴霧器からの噴霧
    水と接触させて加湿するものであることを特徴とする、
    請求項3に記載の散気システム。
  5. 【請求項5】 前記加湿装置が、スクラバーを備え、前
    記第2の流路を通る空気を前記スクラバーからの降水と
    接触させて加湿するものであることを特徴とする、請求
    項3に記載の散気システム。
  6. 【請求項6】 前記加湿装置が、水が貯留された密閉槽
    を備え、前記第2の流路を通る空気を前記密閉槽内の貯
    留水に吹き込んで加湿することを特徴とする、請求項3
    に記載の散気システム。
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