JP2003264869A - 移動局、基地局、通信システム及び通信方法 - Google Patents

移動局、基地局、通信システム及び通信方法

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JP2003264869A JP2002061150A JP2002061150A JP2003264869A JP 2003264869 A JP2003264869 A JP 2003264869A JP 2002061150 A JP2002061150 A JP 2002061150A JP 2002061150 A JP2002061150 A JP 2002061150A JP 2003264869 A JP2003264869 A JP 2003264869A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局が移動局に対して与える通信の機会を
増加させ、通信領域の端における移動局が行う通信のス
ループットを増大し、移動局が行う通信のスループット
の目標値を達成できる通信領域を拡大することを目的と
する。 【解決手段】 移動局3の制御部38が、複数の通信領
域におけるトラヒック量に基づいて、通信領域の中か
ら、移動局3が通信を行う通信領域を選択する。移動局
3の無線部32が、制御部38が選択した移動局3が通
信を行う通信領域を含む制御信号を、上りチャネルにお
いて多重して基地局2a〜2cに送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動局、基地局、
移動局と基地局とが通信を行う通信システム、その通信
システムを用いた通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、W−CDMA(Wideband Code
Division Multiple Access)方式では、移動局が、下
りリンク、上りリンクにおいて同一周波数帯域であっ
て、拡散符号の異なる複数のセクタ又はセルにおいて、
信号を受信、送信するソフトハンドオーバを行うことに
より、瞬断のない連続した通信であって、高品質の通信
を行っている。しかし、下りリンクにおけるソフトハン
ドオーバでは、複数の基地局が同一情報の個別物理チャ
ネルを送信するため、干渉が増大する。そのため、下り
リンクにおけるソフトハンドオーバでは、上りリンクに
比べて、ソフトハンドオーバを行うことにより得られる
サイトダイバーシチの効果が少ない。そこで、ソフトハ
ンドオーバを行っている基地局の中で、最も受信信号電
力対干渉電力比や受信信号電力の大きな1つの基地局
(以下「最適基地局」という)のみがデータの送信を行
うようにし、この最適基地局を高速に切り替えていくS
SDT(Site Selection Diversity Transmission
Power Control)法が提案されている(SSDT―Site Se
lection Diversity Transmission Power Control
for CDMA Forward Link(H.Furukawa,K.Hamabe,
and A.Ushirokawa:IEEE Journal on selected
areas in communications,vol.18,no.8,pp.
1546―1554,August 2000)。
【0003】一方、近年のインターネットの急速な普
及、情報の多元化、情報の大容量化、次世インターネッ
トの発展等を考慮すると、移動通信システムにおいて、
2Mbpsを超える情報伝送速度を実現する無線アクセ
ス方式の開発は急務となっている。特に、下り方向の無
線リンクにおいては、データベースやウェブサイトから
の画像、ファイル、ビデオ等の動画のダウンロード等、
高速、大容量が要求されるトラヒックが増加すると考え
られる。そのため、そのような高速、大容量のトラヒッ
クに適した高速のパケット伝送技術が必要不可欠であ
る。
【0004】以上のような背景から、IS―95の無線
インターフェースを基にして最大情報伝送速度2.4M
bpsの高速パケット伝送を実現する方式が提案されて
いる「CDMA/HDR:A Bandwidth―Efficient High―Sp
eed Wireless Data Services for Nomadic Users
(P.Bender,P.Black,M.Grob,R.Padovani,N.S
hindhushyana,and A.Viterbi:IEEE Communication
Magazine,Vol.38,no.7,pp.70―77,Jul
y 2000)」。又、3GPP(3rd Generation P
artnership Project)においても、W−CDMA無線
インターフェースを拡張した最大情報伝送速度10Mb
ps程度の高速パケット伝送の実現について検討が行わ
れている。
【0005】このような高速パケット伝送には、「Symb
ol Rate and Modulation Level―Controlled Adap
tive Modulation/TDMA/TDD system for High―Bi
t―Rate Wireless Data Transmission(T.Ue,S.S
ampei,and N.Morinaga:IEEE Transaction.VT,p
p.1134―1147,Vol.47,no.4,Nov.1
988)」等に提案されているチャネル符号化等の適応
無線リンク制御(リンクアダプテーション)に基づく適
応変復調・誤り訂正といった技術の適用が検討されてい
る。適応無線リンク制御に基づく適応変復調・誤り訂正
とは、高速データ伝送を効率的に行うために、各ユーザ
の伝搬環境に応じてデータ変調多値数、拡散率(SF:
Spreading factor)、マルチコード多重数、誤り訂正
の符号化率を切り替える方式である。例えば、データ変
調については、伝搬環境が良好になるに従って、現在の
W−CDMAで用いられるQPSK(Quadrature Phas
e Shift Keying)変調から、より高い効率の多値変
調、8PSK変調、16QAM(Quadrature Amplitud
e Modulation)変調、64QAM変調に切り替えるこ
とで、通信システムの最大スループット(伝送速度)を
増大させることができる。又、高速パケット伝送には、
「Automatic―Repeat―Request Error ControlScheme
s(S.Lin,D.Costello,Jr.,and M.Miller:IEEE
Communication.Magazine.Vol.12,no.12,p
p.5―17,Dec.1984)」等に提案されている自
動再送要求(ARQ:Automatic Repeat reQuest)
等の技術の適用も検討されている。
【0006】このような高速パケット伝送で、パケット
を高速で伝送するために使用される高速パケットチャネ
ルは、複数の移動局で使用する共有チャネルであるた
め、その送信電力は、音声伝送等に使用されるユーザ毎
に個別の個別物理チャネルに比較して非常に大きくな
る。そのため、上記した常に一つの最適基地局のみがデ
ータの送信を行うSSDT法は、複数の基地局が同時に
データの送信を行うソフトハンドオーバに比べて、他の
セルやセクタへの干渉を低減させるためには、非常に有
効な技術である。従って、高速パケット伝送では、セル
やセクタ等の通信領域の端における移動局が行う通信の
スループットの向上や、移動局が行う通信のスループッ
トの目標値を達成できるセルやセクタ等の通信領域の拡
大、いわゆるセルカバレッジの拡大のために、高速に最
適基地局を切り替えていくSSDT法の適用が検討され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
移動局が共有チャネルである高速パケットチャネルを用
いてパケット伝送を行う高速パケット伝送においては、
各基地局が複数の移動局に対する高速パケットチャネル
の割り当てを行う。そのため、瞬時において高速パケッ
トチャネルを用いたデータの受信、送信の機会、即ち、
通信の機会が与えられている移動局は、基本的には1ユ
ーザか少数ユーザである。
【0008】よって、上記したSSDT法を用いて、受
信信号電力や受信信号電力対干渉電力比に基づいて、最
適基地局、即ち、その基地局がカバーするセルやセクタ
等の最適な通信領域を選択したとしても、移動局が、そ
の通信領域において、基地局に高速パケットチャネルを
割り当ててもらい、パケットの受信や送信、即ち、通信
を行う機会を与えてもらい、通信を必ず行うことができ
るとは限らない。その結果、特に、セルやセクタ等の通
信領域の端に存在する移動局が行う通信のスループット
は低下し、移動局が行う通信のスループットの目標値を
達成できるセルやセクタ等の通信領域の拡大、いわゆる
セルカバレッジの拡大を図ることができない。
【0009】特に、選択したセルやセクタ等の通信領域
におけるトラヒック量が多い場合、その通信領域におい
て通信を行おうとする移動局に与えられる通信の機会
は、大きく制限されてしまう。即ち、基地局が移動局に
対して通信の機会(サービス)を与える頻度が低下し、
通信の機会が与えられなかった移動局のスループットが
低下してしまう。更に、複数の基地局が、移動局におけ
る受信信号電力や受信信号電力対干渉電力比等に基づい
て、複数の移動局について通信領域を選択する場合、基
地局における制御負荷が大きくなってしまう。そのた
め、基地局が移動局と通信を行うために行っている制御
の効率も低下してしまう。その結果、通信領域の端にお
ける移動局が行う通信のスループットは低下し、セルカ
バレッジの拡大を図ることができない。
【0010】そこで、本発明は、基地局が移動局に対し
て与える通信の機会を増加させ、通信領域の端における
移動局が行う通信のスループットを増大し、移動局が行
う通信のスループットの目標値を達成できる通信領域を
拡大することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る移動局は、
基地局と通信を行う移動局であって、基地局から送信さ
れる信号を受信する受信手段と、受信手段が信号を受信
可能な複数の通信領域におけるトラヒック量に基づい
て、複数の通信領域の中から通信を行う通信領域を選択
する選択手段と、選択手段が選択した通信を行う通信領
域を基地局に通知する通知手段とを備えることを特徴と
する。ここで、通信領域とは、移動局が基地局から送信
される信号を受信可能であり、基地局と通信を行うこと
が可能な領域、即ち、基地局がカバーする無線エリアを
いう。通信領域の単位には、一つの基地局がカバーする
無線エリアであるセルや、そのセルを更に分割したセク
タ等がある。又、通信領域におけるトラヒック量とは、
通信領域で行われている通信の量をいう。トラヒック量
としては、例えば、その通信領域において基地局と通信
を行っている移動局の数や、基地局、移動局間で送受信
されているデータ量、即ち、基地局、移動局間で設定さ
れているデータの送受信を行うチャネルの利用割合や、
基地局が保持している移動局に送信する全データ量や、
基地局が保持しているデータの送信先となる移動局の数
等の指標を用いて表すことができる。
【0012】このような本発明に係る移動局によれば、
受信手段が基地局から送信される信号を受信することに
より、移動局は信号を受信可能な通信領域を把握するこ
とができる。又、選択手段が、その複数の通信領域にお
けるトラヒック量に基づいて、通信領域の中から、通信
を行う通信領域を選択する。そのため、移動局は、通信
領域におけるトラヒック量を考慮して、通信の機会を与
えてもらい易い通信領域を、通信を行う通信領域として
選択することができる。又、通知手段が、選択手段が選
択した通信を行う通信領域を基地局に通知する。そのた
め、基地局は、通知された通信領域を用いて、移動局と
の通信を制御することができる。即ち、基地局が、複数
の移動局について移動局が通信を行う通信領域を選択す
る制御を行う必要がなく、基地局における制御負荷を移
動局に分散させることができる。よって、基地局が移動
局と通信を行うために行っている制御の効率を向上させ
ることができる。
【0013】その結果、基地局が移動局に対して与える
通信の機会を増加させることができ、即ち、基地局のサ
ービススループットを増加させることができ、移動局
が、その通信領域において、通信を行う機会が増加す
る。又、基地局の制御効率も向上する。そのため、通信
領域の端に存在する移動局が行う通信のスループットを
増大でき、移動局が行う通信のスループットの目標値を
達成できる通信領域の拡大、いわゆるセルカバレッジの
拡大を図ることができる。
【0014】受信手段は、基地局から制御チャネルを用
いて送信される複数の通信領域におけるトラヒック量を
含む制御信号を受信し、選択手段は、その受信手段が受
信した制御信号に含まれるトラヒック量に基づいて、通
信を行う通信領域を選択することができる。これによれ
ば、移動局は、基地局から制御チャネルを用いて送信さ
れるトラヒック量を利用でき、移動局自らがトラヒック
量を求める必要がないため、移動局における制御負荷
を、少しだけ基地局に分散させることができる。そのた
め、基地局の制御効率を向上させつつ、移動局における
通信領域の選択等の制御効率も向上させることができ、
移動局が行う通信のスループットの増大に寄与すること
ができる。
【0015】又、移動局は、受信手段が受信した信号の
受信電力に基づいて、複数の通信領域におけるトラヒッ
ク量を推定する推定手段を備え、選択手段は、推定手段
が推定したトラヒック量に基づいて、通信を行う通信領
域を選択するようにしてもよい。これによれば、推定手
段は、基地局から送信される信号の受信電力に基づいて
トラヒック量を推定し、選択手段は、その推定手段が推
定したトラヒック量に基づいて、通信を行う通信領域を
選択することができる。そのため、移動局側で、トラヒ
ック量の推定、通信領域の選択を全て行うことができ、
基地局の制御負荷を更に低減させることができる。又、
選択手段が、複数の通信領域におけるトラヒック量を把
握するための制御信号等を別途用いる必要がなく、制御
のために無線リソースを消費しないため、無線リソース
をデータの送信に利用することができる。その結果、移
動局が行う通信のスループットを更に増大させることが
できる。
【0016】更に、選択手段は、受信手段が受信した信
号の受信品質及び複数の通信領域におけるトラヒック量
に基づいて、通信を行う通信領域を選択することが好ま
しい。これによれば、選択手段は、通信領域におけるト
ラヒック量だけでなく受信品質をも考慮して、通信を行
う通信領域を選択することができる。そのため、移動局
は、受信品質が良好な通信領域において通信を行うこと
ができ、データの送受信に成功する確率を向上できる。
よって、移動局が行う通信のスループットを更に向上さ
せることができる。
【0017】又、本発明に係る基地局は、移動局と通信
を行う基地局であって、通信領域におけるトラヒック量
を含む制御信号を、制御チャネルを用いて移動局に送信
する送信手段と、送信手段が送信した制御信号に含まれ
るトラヒック量に基づいて、移動局が複数の通信領域の
中から選択した通信を行う通信領域において、移動局が
通信を行うように制御する制御手段とを備えることを特
徴とする。
【0018】このような基地局によれば、送信手段が移
動局に通信領域におけるトラヒック量を含む制御信号を
送信するため、移動局は、その制御信号に含まれるトラ
ヒック量を利用して、通信を行う通信領域を選択するこ
とができる。そのため、移動局は、通信領域におけるト
ラヒック量を考慮して、通信の機会を与えてもらい易い
通信領域を、通信を行う通信領域として選択することが
できる。又、移動局自らがトラヒック量を求める必要が
ないため、移動局における制御負荷を、少しだけ基地局
に分散させることができる。更に、制御手段が、移動局
がトラヒック量に基づいて選択した通信を行う通信領域
において、移動局が通信を行うよう制御するため、基地
局が、複数の移動局について移動局が通信を行う通信領
域を選択する制御を行う必要がなく、基地局における制
御負荷を移動局に分散させることができる。よって、基
地局が移動局と通信を行うために行っている制御の効率
を向上させることができる。
【0019】その結果、基地局が移動局に対して与える
通信の機会を増加させ、いわゆる基地局のサービススル
ープットを増加させることができ、移動局が、その通信
領域において、通信を行う機会が増加する。又、基地
局、移動局の制御効率も向上する。そのため、通信領域
の端に存在する移動局が行う通信のスループットを増大
でき、移動局が行う通信のスループットの目標値を達成
できる通信領域の拡大、いわゆるセルカバレッジの拡大
を図ることができる。
【0020】又、本発明に係る他の移動局は、基地局と
通信を行う移動局であって、基地局から送信される信号
を受信する受信手段と、その受信手段が受信した信号の
受信品質として、短い周期における受信品質の平均値と
長い周期における受信品質の平均値との比を算出する算
出手段と、算出手段が算出した短い周期における受信品
質の平均値と長い周期における受信品質の平均値との比
に基づいて、複数の通信領域の中から通信を行う通信領
域を選択する選択手段とを備えることを特徴とする。
【0021】又、本発明に係る他の基地局は、移動局と
通信を行う基地局であって、移動局が基地局から送信さ
れる信号を受信した信号の受信品質として、短い周期に
おける受信品質の平均値と長い周期における受信品質の
平均値との比を算出する算出手段と、算出手段が算出し
た短い周期における受信品質の平均値と長い周期におけ
る受信品質の平均値との比に基づいて、複数の通信領域
の中から、移動局が通信を行う通信領域を選択する選択
手段とを備えることを特徴とする。
【0022】このような移動局や基地局によれば、算出
手段が、基地局から送信される信号を移動局が受信した
信号の受信品質として、短い周期における受信品質の平
均値と長い周期における受信品質の平均値との比を算出
し、選択手段がその比を用いて、通信領域を選択する。
基地局は、どの移動局にデータを送信するか、どの移動
局からのデータを受信するかを選択し、その選択した移
動局にチャネルを割り当てる。基地局は、チャネルを割
り当てる移動局を、短い周期における受信品質の平均値
と長い周期における受信品質の平均値との比を基準とし
て選択する。そのため、選択手段が、チャネル割り当て
の基準と同様の基準を用いて、通信を行う通信領域を選
択することにより、チャネルを割り当ててもらい易い通
信領域、即ち、通信の機会を与えてもらい易い通信領域
を、通信を行う通信領域として選択することができる。
【0023】その結果、基地局が移動局に対して与える
通信の機会を増加させることができ、即ち、基地局のサ
ービススループットを増加させることができ、移動局
が、その通信領域において、通信を行う機会が増加す
る。そのため、通信領域の端に存在する移動局が行う通
信のスループットを増大でき、移動局が行う通信のスル
ープットの目標値を達成できる通信領域の拡大、いわゆ
るセルカバレッジの拡大を図ることができる。尚、移動
局が、短い周期における受信品質の平均値と長い周期に
おける受信品質の平均値との比の算出し、通信を行う通
信領域の選択を行う場合には、基地局の制御負荷を分散
し、基地局の制御効率を向上させることができるため、
更に、移動局が行う通信のスループットを増大させるこ
とができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態
に係る通信システム1の構成を示す説明図である。図1
に示すように、通信システム1は、複数の基地局2a,
2b,2cと、複数の移動局3とから構成される。基地
局2a〜2cと、移動局3とは、データの送受信を行
い、通信を行う。移動局3は、基地局2a〜2cがカバ
ーするセルやセクタ等の無線エリア、即ち、移動局3が
基地局2a〜2cから送信される信号を受信可能な通信
領域において、基地局2a〜2cとデータの送受信を行
って、通信を行う。
【0025】図2は、本発明の実施の形態に係る基地局
2a〜2cの構成を示すブロック図である。図2に示す
ように、基地局2a〜2cは、アンテナ21と、無線部
22と、ベースバンド処理部23と、バッファ24と、
ネットワークインタフェース部25と、制御部26とか
ら構成される。基地局2は、高速でパケットの送信を行
うことにより、移動局3と通信を行う。アンテナ21
は、無線部22から伝送されたパケットや制御信号を移
動局3に送信したり、移動局3から受信したパケットや
制御信号を、無線部22に伝送したりする。無線部22
は、ベースバンド処理部23から伝送されたパケットや
制御信号をアンテナ21を介して、移動局3に送信した
り、アンテナ21を介して、移動局3から送信されたパ
ケットや制御信号を受信し、ベースバンド処理部23に
伝送したりする。
【0026】無線部22は、基地局2a〜2cがカバー
する通信領域におけるトラヒック量を含む制御信号を、
制御チャネルを用いて移動局3に送信する送信手段とし
ても機能する。ここで、無線部22は、基地局2a〜2
cから移動局3に向けて、様々な制御情報を含む制御信
号を送信する下り方向の制御チャネルを用いて、移動局
3に制御情報を送信している。下り方向の制御チャネル
には、下り共通制御チャネル、下り共有制御チャネル、
共通パイロットチャネル等がある。又、無線部22は、
基地局2a〜2cから移動局3に向けて、データを含む
パケットを送信する下り方向の高速パケットチャネルを
用いて、移動局3にデータを送信している。
【0027】下り共通制御チャネルは、各移動局3に対
して、共通の制御情報の制御信号を送信するチャネルで
ある。そのため、下り共通制御チャネルは、全ての移動
局3に対して同一であり、移動局3毎に変化しない通信
領域におけるトラヒック量を送信するために有効であ
る。よって、無線部22は、下り共通制御チャネルを用
いて、各基地局2a〜2cが自分がカバーする通信領域
におけるトラヒック量を送信することが好ましい。
【0028】又、下り共有制御チャネルは、複数の移動
局3が共有して使用する制御信号を送信するチャネルで
ある。そのため、各移動局3が、下り共有制御チャネル
で送信される制御情報を、取得することができる。よっ
て、下り共有制御チャネルは、全ての移動局3が必要と
する通信領域におけるトラヒック量を送信するために有
効である。従って、無線部22は、下り共有制御チャネ
ルを用いて、各基地局2a〜2cが自分がカバーする通
信領域におけるトラヒック量を送信することが好まし
い。尚、無線部22は、制御部26の制御に従って、通
信領域におけるトラヒック量を、下り共通制御チャネル
や下り共有制御チャネル等の制御チャネルを用いて、移
動局3に送信する。
【0029】又、共通パイロットチャネルは、各移動局
3に対して、共通のパイロット信号を送信するための専
用のチャネルである。パイロット信号は、移動局3がチ
ャネル推定を行うために必要な移動局3において既知の
信号である。又、高速パケットチャネルは、基地局2a
〜2cから移動局3に向けて、データを含むパケットを
送信するための各移動局3が共有して使用する下り共有
チャネルである。尚、無線部22は、制御部26のチャ
ネル割り当てに従って、データを含むパケットを、高速
パケットチャネルを用いて移動局3に送信する。
【0030】尚、無線部22が、高速パケットチャネル
を用いてデータを含むパケットを送信する際に、所定の
方向に向けてパケットを送信する指向性ビーム送信を行
う場合がある。その場合には、共通パイロットチャネル
として、第1共通パイロットチャネルと、第2共通パイ
ロットチャネルの2種類の共通パイロットチャネルが用
いられる。第1共通パイロットチャネルは、パイロット
信号を送信するために用いられるが、無指向性ビームで
送信される。第2共通パイロットチャネルは、パイロッ
ト信号を送信するために用いられるが、指向性ビームで
送信される。
【0031】無線部22は、上りチャネルを介して、移
動局3から送信される制御信号を受信する受信手段とし
ても機能する。移動局3から送信される制御信号には、
移動局3が選択した移動局3が通信を行う通信領域を示
すデータが含まれる。通信領域を示すデータとしては、
通信領域をカバーしている基地局2a〜2cのアドレス
や基地局ID等の基地局2a〜2cを識別可能な基地局
2a〜2cに固有の識別データや、セルIDやセクタI
D等、通信領域を識別可能な通信領域であるセルやセク
タに固有の識別データ等がある。
【0032】ここで、無線部22は、移動局3から基地
局2a〜2cに向けて、制御情報を含む制御信号やデー
タを含むパケットが送信される上り方向の上りチャネル
を用いて、移動局3から制御情報やデータを含むパケッ
トを受信する。上りチャネルには、移動局3毎に個別の
個別チャネルや、複数の移動局3で共有して使用する共
有チャネルがある。更に、個別チャネルには、個別物理
データチャネルや、個別物理制御チャネル等がある。共
有チャネルや個別物理データチャネルは、制御信号やデ
ータを含むパケットの送信に用いられ、個別物理制御チ
ャネルは、制御信号の送信に用いられる。
【0033】ベースバンド処理部23は、移動局3に送
信するパケットや制御信号に対して信号処理を行って、
無線部22に伝送する。ベースバンド処理部23は、例
えば、送信するパケットや制御信号に対して、誤り訂正
符号化、データ変調、拡散変調等の信号処理を行う。ベ
ースバンド処理部23は、送信するパケットをバッファ
24から取得する。ベースバンド処理部23は、送信す
る制御信号を制御部26から伝送される。
【0034】又、ベースバンド処理部23は、無線部2
2が移動局3から受信したパケットや制御信号に対して
信号処理を行う。ベースバンド処理部23は、例えば、
受信したデータパケットや制御信号に対して、誤り訂正
復号、データ復調、逆拡散等の信号処理を行う。ベース
バンド処理部23は、受信したパケットをバッファ24
に格納する。又、ベースバンド処理部23は、受信した
制御信号を制御部26に伝送する。
【0035】バッファ24は、移動局3に送信するパケ
ットや移動局3から送信されたパケットを保持する。ネ
ットワークインタフェース部25は、バッファ24から
移動局3が送信したパケットを取得し、ネットワーク4
を介して伝送する。又、ネットワークインタフェース部
25は、ネットワーク4を介して取得した移動局3に送
信するパケットを、バッファ24に格納する。
【0036】制御部26は、無線部22やベースバンド
処理部23、ネットワークインタフェース部25の制御
を行う。制御部26は、無線部22を制御して、無線部
22に、通信領域におけるトラヒック量を、下り共通制
御チャネルや下り共有制御チャネル等の制御チャネルを
用いて送信させる。具体的には、制御部26は、トラヒ
ック量を含む制御信号を生成し、ベースバンド処理部2
3に伝送する。無線部22は、ベースバンド処理部23
を介して、制御部26が生成した制御信号を取得し、そ
の制御信号を、下り共通制御チャネルや下り共有制御チ
ャネル等の制御チャネルを用いて送信する。
【0037】制御部26は、トラヒック量として、例え
ば、その通信領域において基地局2a〜2cと通信を行
っている移動局3の数や、基地局2a〜2cと移動局3
間で送受信されているデータ量、即ち、高速パケットチ
ャネルの利用割合や、基地局2a〜2cがバッファ24
に保持している移動局3に送信する全パケット数や、基
地局2a〜2cがバッファ24に保持しているパケット
の送信先となる移動局3の数等を含む制御信号を生成す
る。
【0038】トラヒック量として、通信領域において基
地局2a〜2cと通信を行っている移動局3の数や、高
速パケットチャネルの利用割合を用いる場合、通信を行
っている移動局3の数は、無線部22が接続している移
動局3の数であり、高速パケットチャネルの利用割合
は、無線部22が送信する高速パケットチャネルの利用
割合等であるため、無線部22において既知である。そ
のため、無線部22は、制御部26に、無線部22が接
続している移動局3の数や、無線部22が送信する高速
パケットチャネルの利用割合を、伝送する。そして、制
御部26が、無線部22から伝送された移動局3の数
や、高速パケットチャネルの利用割合を含む制御信号を
生成し、ベースバンド処理部23に伝送する。
【0039】又、トラヒック量として、基地局2a〜2
cがバッファ24に保持している移動局3に送信する全
パケット数や、基地局2a〜2cがバッファ24に保持
しているパケットの送信先となる移動局3の数を用いる
場合は、制御部26が、バッファ24を参照して、全パ
ケット数や、パケットの送信先となる移動局3の数を取
得する。そして、制御部26が、取得した全パケット数
や、パケットの送信先となる移動局3の数を含む制御信
号を生成し、ベースバンド処理部23に伝送する。
【0040】又、制御部26は、移動局3が選択した通
信領域において、その移動局3がデータの送受信を行っ
て、通信を行うように制御する制御手段としても機能す
る。制御部26は、ベースバンド処理部23から制御信
号を伝送されることにより、ベースバンド処理部23を
介して、無線部22が移動局3から受信した制御信号を
取得する。制御部26は、制御信号から、その制御信号
に含まれる移動局3が選択した通信を行う通信領域を示
すデータを取得する。制御部26は、通信領域を示すデ
ータが、その基地局2a〜2cがカバーする通信領域を
示している場合には、即ち、通信領域を示すデータが、
その通信領域をカバーしている基地局2a〜2cのアド
レスや基地局ID、セルIDやセクタIDであった場合
には、その移動局3に対して、高速パケットチャネルを
介して移動局3に対するパケットを送信するように、ベ
ースバンド処理部23と、無線部22とを制御する。
【0041】具体的には、制御部26は、その移動局3
に対するパケットの送信に、高速パケットチャネルを割
り当てる。制御部26は、その高速パケットチャネルの
割り当て結果を無線部22に伝送し、無線部22にその
チャネル割り当てに従ってパケットを送信するよう指示
する。又、制御部26は、ベースバンド処理部23に、
その移動局3に対するパケットを、バッファ24から取
得し、信号処理を行って無線部22に伝送するよう指示
する。これにより、ベースバンド処理部23が、その移
動局3に対するパケットを信号処理して、無線部21に
伝送し、無線部22が制御部26から指示されたチャネ
ル割り当てに従って、高速パケットチャネルを用いてパ
ケットを移動局に送信する。又、制御部26は、移動局
3から基地局2a〜2cに対するパケットの送信につい
ても、上りチャネルの割り当てを行う。
【0042】一方、制御部26は、通信領域を示すデー
タが、その基地局2a〜2cがカバーする通信領域を示
していない場合には、その移動局3に対してパケットを
送信しないことを決定し、ベースバンド処理部23や無
線部22に対しては、特に何も行わない。
【0043】図3は、本発明の実施の形態に係る移動局
3の構成を示すブロック図である。図3に示すように、
移動局3は、アンテナ31と、無線部32と、ベースバ
ンド処理部33と、入力部34と、出力部35と、カー
ドインタフェース部36と、バッファ37と、制御部3
8とから構成される。移動局3は、基地局2a〜2c
と、パケットの送受信を行って通信を行う。
【0044】アンテナ31は、無線部32から伝送され
たパケットや制御信号を基地局2a〜2cに送信した
り、基地局2a〜2cから受信したパケットや制御信号
を、無線部32に伝送したりする。無線部32は、ベー
スバンド処理部33から伝送されたパケットや制御信号
をアンテナ31を介して、基地局2a〜2cに送信す
る。
【0045】無線部32は、移動局3が選択した通信を
行う通信領域を基地局2a〜2cに通知する通知手段と
して機能する。具体的には、無線部32は、上記した個
別チャネルや共有チャネル等の上りチャネルを用いて、
移動局3が選択した通信を行う通信領域を示すデータ、
例えば、基地局2a〜2cのアドレスや基地局ID、セ
ルIDやセクタID等を含む制御信号を、基地局2a〜
2cに送信して通知する。無線部32は、通信領域を示
すデータを含む制御信号を、他の制御信号やデータを含
むパケットと、上りチャネルにおいて多重して送信す
る。制御信号の多重方法としては、時間多重や符号多重
等を用いることができる。無線部32は、制御部38の
制御に従って、選択した通信領域を示すデータを含む制
御信号を、上りチャネルを用いて、基地局2a〜2cに
通知する。又、無線部32は、共有チャネルや個別物理
データチャネルを用いて、データを含むパケットを、基
地局2a〜2cに送信する。
【0046】又、無線部32は、アンテナ31を介し
て、基地局2a〜2cから送信されたパケットを含む信
号や制御信号等の信号を受信する受信手段であり、受信
したパケットを含む信号や制御信号を、ベースバンド処
理部33に伝送する。無線部22は、上記した下り共通
制御チャネルや下り共有制御チャネルを介して、トラヒ
ック量を含む制御信号を受信する。又、無線部32は、
基地局2a〜2cから共通パイロットチャネルを用いて
送信されたパイロット信号や、高速パケットチャネルを
用いて送信されたデータを含むパケットを受信する。
又、無線部32は、基地局2a〜2cから送信される制
御チャネルや高速パケットチャネル等のチャネルを受信
した受信電力を測定し、制御部38に伝送する。
【0047】ベースバンド処理部33は、基地局2a〜
2cに送信するデータを、入力部34やカードインタフ
ェース部36から取得し、そのデータを含むパケットを
生成する。又、ベースバンド処理部33は、生成したパ
ケットや制御信号に対して信号処理を行って、無線部3
2に伝送する。ベースバンド処理部33は、例えば、送
信するパケットや制御信号に対して、誤り訂正符号化、
データ変調、拡散変調等の信号処理を行う。ベースバン
ド処理部33は、生成したパケットをバッファ37に格
納し、そのパケットを送信する際にバッファ37から取
得する。ベースバンド処理部33は、送信する制御信号
を制御部38から伝送される。
【0048】又、ベースバンド処理部33は、無線部3
2が基地局2a〜2cから受信したパケットや制御信号
に対して信号処理を行う。ベースバンド処理部33は、
例えば、受信したデータパケットや制御信号に対して、
誤り訂正復号、データ復調、逆拡散等の信号処理を行
う。ベースバンド処理部33は、受信したパケットに含
まれるデータを出力部35に出力する。又、ベースバン
ド処理部33は、受信したパケットに含まれるデータを
カードインタフェース部36に伝送する。又、ベースバ
ンド処理部33は、受信した制御信号を制御部38に伝
送する。
【0049】入力部34は、移動局3が送信するデータ
を、ベースバンド処理部33に入力する。出力部35
は、移動局が受信したデータを、ベースバンド処理部3
3から出力される。カードインタフェース部36は、例
えば、パーソナルコンピュータ等の外部装置から、PC
カード等のデータ伝送専用のカードを介して、移動局が
送信するデータを取得する。カードインタフェース部3
6は、取得したデータをベースバンド処理部33に伝送
する。又、カードインタフェース部36は、移動局が受
信したデータを、ベースバンド処理部33から伝送され
る。カードインタフェース部36は、パーソナルコンピ
ュータ等の外部装置に、データ伝送専用のカードを介し
て、移動局が受信したデータを伝送する。バッファ37
は、基地局2a〜2cに送信するパケットを保持する。
【0050】制御部38は、無線部32やベースバンド
処理部33の制御を行う。制御部38は、移動局3が通
信を行う通信領域を選択する選択手段として機能する。
制御部38は、複数の通信領域におけるトラヒック量に
基づいて、通信を行う通信領域を選択することができ
る。例えば、制御部38は、最もトラヒック量の小さい
通信領域を、通信を行う通信領域として選択する。
【0051】制御部38は、例えば、以下に示す方法に
より、各通信領域におけるトラヒック量を把握すること
ができる。制御部38は、ベースバンド処理部33から
制御信号を伝送されることにより、ベースバンド処理部
33を介して、無線部32が基地局2a〜2cから、下
り共通制御チャネルや下り共有制御チャネルを介して受
信した制御信号を取得する。制御部38は、その制御信
号から、その制御信号に含まれる各通信領域におけるト
ラヒック量を取得することにより、トラヒック量を把握
できる。制御部38は、例えば、各通信領域において基
地局2a〜2cと通信を行っている移動局3の数や、高
速パケットチャネルの利用割合や、基地局2a〜2cが
バッファ24に保持している移動局3に送信する全パケ
ット数や、基地局2a〜2cがバッファ24に保持して
いるパケットの送信先となる移動局3の数等を、その通
信領域におけるトラヒック量として取得する。
【0052】又、制御部38は、無線部32が基地局2
a〜2cから送信された信号を受信した受信電力に基づ
いて、通信領域におけるトラヒック量を推定する推定手
段としても機能する。図4は、本発明の実施の形態に係
る移動局3が受信した信号の受信電力を示すグラフ図で
ある。上記したように、基地局2a〜2cからは、デー
タを含むパケットを送信する高速パケットチャネルと、
制御情報を含む制御信号を送信する複数の制御チャネル
が送信される。ここでは、基地局2a,2bを例にとっ
て説明する。図4(a)は、無線部32が、基地局2a
から送信されたチャネルを受信した受信電力を示し、
(b)は、無線部32が、基地局2bから送信されたチ
ャネルを受信した受信電力を示している。図4におい
て、縦軸は移動局2が受信した受信電力を表し、横軸は
時間を表している。
【0053】基地局2a,2bの無線部22は、高速パ
ケットチャネルを、非常に大きな送信電力で送信する。
無線部22は、制御チャネルを、小さい送信電力で送信
する。そのため、あるタイミングの時に、基地局2a,
2bにおいて送信すべきパケットがない場合、即ち、そ
の基地局2a,2bがカバーする通信領域におけるトラ
ヒック量が小さい場合には、無線部22から高速パケッ
トチャネルが送信されない。そのため、移動局3の無線
部32は、小さい送信電力で送信された制御チャネルの
みを受信するため、移動局3が受信したチャネルの受信
電力は、制御チャネルを受信した受信電力10のみとな
り、小さくなる。
【0054】一方、あるタイミングの時に、基地局2
a,2bにおいて送信すべきパケットがある場合、即
ち、その基地局2a,2bがカバーする通信領域におけ
るトラヒック量が大きい場合には、無線部22から高速
パケットチャネルが送信される。そのため、移動局3の
無線部32は、小さい送信電力で送信された制御チャネ
ルと、大きい送信電力で送信された高速パケットチャネ
ルを受信するため、移動局3が受信したチャネルの受信
電力は、制御チャネルを受信した受信電力10と、高速
パケットチャネルを受信した受信電力9とを合計したも
のとなり、非常に大きくなる。
【0055】そのため、制御部38は、無線部32から
チャネルを受信した受信電力を取得し、その受信電力を
用いて通信領域におけるパケット量を推定することがで
きる。具体的には、制御部38は、受信電力が小さい場
合には、高速パケットチャネルが送信されていないた
め、その通信領域のトラヒック量は小さいと推定する。
一方、制御部38は、受信電力が大きい場合には、高速
パケットチャネルが送信されているため、その通信領域
のトラヒック量は大きいと推定する。
【0056】或いは、制御部38は、制御チャネルを受
信した受信電力10に含まれる共通パイロットチャネル
を受信した受信電力と、その他のチャネルを受信した受
信電力との比を算出する。高速パケットチャネルを受信
した大きな受信電力9と、パイロットチャネルを受信し
た小さな受信電力との比は大きくなるはずである。その
ため、制御部38は、共通パイロットチャネルを受信し
た受信電力と、その他のチャネルを受信した受信電力と
の比が小さい場合には、パイロットチャネル以外のその
他のチャネルの中に、高速パケットチャネルが含まれて
おらず、その通信領域のトラヒック量は小さいと推定す
ることができる。一方、制御部38は、共通パイロット
チャネルを受信した受信電力と、その他のチャネルを受
信した受信電力との比が大きい場合には、パイロットチ
ャネル以外のその他のチャネルの中に、高速パケットチ
ャネルが含まれており、その通信領域のトラヒック量は
大きいと推定することができる。
【0057】図4の場合、タイミング5,7において
は、移動局3が基地局2aからのチャネルを受信した受
信電力は、制御チャネルを受信した受信電力10と、高
速パケットチャネルを受信した受信電力9とを合計した
ものとなり、非常に大きくなる。又、制御チャネルを受
信した受信電力10に含まれる共通パイロットチャネル
を受信した受信電力と、高速パケットチャネルを受信し
た受信電力9を含むその他のチャネルを受信した受信電
力との比も大きくなる。よって、制御部38は、基地局
2aがカバーする通信領域のトラヒック量は大きいと推
定できる。一方、タイミング5,7においては、移動局
3が基地局2bからのチャネルを受信した受信電力は、
制御チャネルを受信した受信電力10のみとなり、小さ
くなる。又、制御チャネルを受信した受信電力10に含
まれる共通パイロットチャネルを受信した受信電力と、
制御チャネル受信した受信電力10に含まれるその他の
チャネルを受信した受信電力との比も小さくなる。よっ
て、制御部38は、基地局2bがカバーする通信領域の
トラヒック量は小さいと推定できる。従って、タイミン
グ5,7においては、制御部38は、推定したトラヒッ
ク量の小さい基地局2bの通信領域を、通信を行う通信
領域として選択することができる。
【0058】同様にして、タイミング6,8の時には、
反対に、制御部38は、基地局2aがカバーする通信領
域のトラヒック量が小さいと推定でき、制御部38は、
推定したトラヒック量の小さい基地局2aの通信領域
を、通信を行う通信領域として選択することができる。
【0059】又、制御部38は、通信領域におけるトラ
ヒック量に加えて、無線部32が受信した信号の受信品
質を考慮して、通信を行う通信領域を選択することがで
きる。例えば、制御部38は、無線部32が受信した共
通パイロットチャネルの受信品質を求める。具体的に
は、制御部38は、無線部32から共通パイロットチャ
ネルを受信した受信電力を取得し、その受信電力に基づ
いて、パイロット信号の受信信号電力や、パイロット信
号の受信信号電力と、干渉波電力との比である受信信号
電力対干渉波電力比等の受信品質を求める。尚、求める
受信品質は、瞬時の受信信号電力や受信信号電力対干渉
波電力比であってもよく、平均的な受信信号電力や受信
信号電力対干渉波電力比であってもよい。
【0060】制御部38は、予め定められた、最も良好
な受信品質からの受信品質の範囲のしきい値を保持して
おく。制御部38は、求めた受信品質が最も良好な通信
領域から、予め定められたしきい値以内の受信品質を持
つ通信領域を、通信を行う通信領域の候補として選択す
る。制御部38は、選択した通信領域の候補の中から、
通信領域におけるトラヒック量が最も小さい通信領域
を、通信を行う通信領域として選択する。
【0061】或いは、制御部38は、予め定められた、
最も小さいトラヒック量からのトラヒック量の範囲のし
きい値を保持しておいてもよい。この場合、制御部38
は、トラヒック量が最も小さい通信領域から、予め定め
られたしきい値以内のトラヒック量を持つ通信領域を、
通信を行う通信領域の候補として選択する。制御部38
は、選択した通信領域の候補の中から、通信領域におけ
る受信品質が最も良好な通信領域を、通信を行う通信領
域として選択する。
【0062】尚、上記したように、基地局2a〜2cの
無線部22が、高速パケットチャネルを用いてデータを
含むパケットを送信する際に、指向性ビーム送信を行う
場合には、共通パイロットチャネルとして、第1共通パ
イロットチャネルと、第2共通パイロットチャネルの2
種類の共通パイロットチャネルが用いられる。第1共通
パイロットチャネルは、上記したように無指向性ビーム
送信される。そのため、第1共通パイロットチャネルを
用いて求めた受信品質は、指向性ビーム送信を行う高速
パケットチャネルの受信品質と一致しない。よって、第
1共通パイロットチャネルを用いて求めた受信品質は、
通信を行う通信領域を選択するために用いる受信品質と
しては、好ましくない。
【0063】一方、指向性ビームで送信される第2共通
パイロットチャネルを用いて求めた受信品質は、指向性
ビーム送信を行う高速パケットチャネルの受信品質と一
致する。そのため、制御部38は、第2共通パイロット
チャネルを用いて求めた受信品質を用いて、通信を行う
通信領域を選択することが好ましい。これによれば、高
速パケットチャネルが指向性ビーム送信されることを考
慮した受信品質に基づいて、通信を行う通信領域を選択
することができる。
【0064】基地局2a〜2cの制御部26は、上記し
たように、基地局2a〜2cから移動局3に対するパケ
ットの送信や、移動局3から基地局2a〜2cに対する
パケットの送信について、チャネル割り当てを行う。こ
のチャネル割り当ての方法として、短い周期における移
動局3の受信品質の平均値と、長い周期における移動局
3の受信品質の平均値との比が最も大きい移動局3を選
択するというチャネル割り当てのアルゴリズムを用いて
チャネル割り当てを行う方法がある。このチャネル割り
当ての方法を、Proportional Fairnessスケジューリン
グという「DataThroughput of CDMA―HDR a High
Efficiency―High Data Rate Personal Communicat
ion Wireless System(A.Jalali,R.Padovani,R.
Pankaj:Proc.of IEEE VTC2000―Spring,pp.
1854―1858,May 2000)」。
【0065】基地局2a〜2cの制御部26が、チャネ
ル割り当ての方法として、上記チャネル割り当てのアル
ゴリズムを用いるProportional Fairnessスケジューリ
ングを行う場合、制御部38は、無線部32が受信した
信号の短い周期における受信品質の平均値と、長い周期
における受信品質の平均値との比に基づいて、通信を行
う通信領域を選択してもよい。この場合、制御部38
は、無線部32が受信した信号の受信品質として、短い
周期における受信品質の平均値と、長い周期における受
信品質の平均値との比を算出する算出手段としても機能
する。
【0066】制御部38は、例えば、無線部32が受信
した共通パイロットチャネルの受信品質として、短い周
期における受信品質の平均値と、長い周期における受信
品質の平均値との比を算出する。具体的には、制御部3
8は、無線部32から共通パイロットチャネルを受信し
た受信電力を取得し、その受信電力に基づいて、パイロ
ット信号の受信信号電力や、パイロット信号の受信信号
電力と、干渉波電力との比である受信信号電力対干渉波
電力比等の受信品質を求める。制御部38は、求めた受
信品質を基に、短い周期(短周期)における受信品質の
平均値と、長い周期(長周期)における受信品質の平均
値とを算出し、両者の比を算出する。そして、制御部3
8は、算出した短い周期における受信品質の平均値と、
長い周期における受信品質の平均値との比が最も大きい
通信領域を、通信を行う通信領域として選択する。
【0067】尚、上記したように、基地局2a〜2cの
無線部22が、高速パケットチャネルを用いてデータを
含むパケットを送信する際に、指向性ビーム送信を行う
場合には、高速パケットチャネルと同様の方向に向けて
パケットを送信する指向性ビーム送信される第2共通パ
イロットチャネルを用いて、短い周期における受信品質
の平均値と、長い周期における受信品質の平均値とを算
出し、両者の比を算出するようにする。これによれば、
高速パケットチャネルが指向性ビーム送信されることを
考慮した受信品質に基づいて、通信を行う通信領域を選
択することができる。
【0068】又、制御部38は、無線部32が受信した
信号の短い周期における受信品質の平均値と、長い周期
における受信品質の平均値との比に基づいて、通信を行
う通信領域を選択する場合にも、通信領域におけるトラ
ヒック量を考慮して、通信を行う通信領域を選択するこ
とができる。例えば、制御部38は、信号の短い周期に
おける受信品質の平均値と、長い周期における受信品質
の平均値との比の値が最も大きい値からの比の値の範囲
のしきい値を保持しておく。制御部38は、求めた比の
値が最も大きい通信領域から、予め定められたしきい値
以内の比の値を持つ通信領域を、通信を行う通信領域の
候補として選択する。制御部38は、選択した通信領域
の候補の中から、通信領域におけるトラヒック量が最も
小さい通信領域を、通信を行う通信領域として選択す
る。
【0069】或いは、制御部38は、予め定められた、
最も小さいトラヒック量からのトラヒック量の範囲のし
きい値を保持しておいてもよい。この場合、制御部38
は、トラヒック量が最も小さい通信領域から、予め定め
られたしきい値以内のトラヒック量を持つ通信領域を、
通信を行う通信領域の候補として選択する。制御部38
は、選択した通信領域の候補の中から、信号の短い周期
における受信品質の平均値と、長い周期における受信品
質の平均値との比が最も大きい通信領域を、通信を行う
通信領域として選択する。
【0070】制御部38は、選択した通信を行う通信領
域を示すデータを含む制御信号を生成する。制御部38
は、無線部32を制御して、無線部32に、選択した通
信を行う通信領域を示すデータを含む制御信号を、共通
チャネルや個別チャネル等の上りチャネルを用いて送信
させる。具体的には、制御部38は、選択した通信領域
を示すデータを含む制御信号を生成し、ベースバンド処
理部33に伝送する。無線部32は、ベースバンド処理
部33を介して、制御部38が生成した制御信号を取得
し、その制御信号を、共通チャネルや個別チャネル等の
上りチャネルにおいて多重して、基地局2a〜2cに送
信する。
【0071】次に、このような通信システム1を用いて
行う通信方法について説明する。以下、図5〜図11に
おいては、基地局2cの図示を省略しているが、基地局
2cは、基地局2a,2bと同様の動作を行う。又、図
5〜図11においては、通信領域の単位がセルの場合を
例にとって説明する。図5は、移動局3が、基地局2a
〜2cから制御チャネルを用いて送信される制御信号に
含まれる通信領域におけるトラヒック量に基づいて、通
信を行う通信領域を選択する場合の通信方法の手順を示
すフロー図である。まず、基地局2a〜2cの無線部2
2は、下り共通制御チャネルや下り共有制御チャネルを
用いて、各基地局2a〜2cがカバーするセルのトラヒ
ック量を含む制御信号を移動局3に送信する(S10
1)。
【0072】移動局3の無線部32は、各基地局2a〜
2cから下り共通制御チャネルや下り共有制御チャネル
を用いて送信されたトラヒック量を含む制御信号を受信
する(S102)。移動局3の制御部38は、ベースバ
ンド処理部33を介して、無線部32が受信した制御信
号を取得し、その制御信号から各セルにおけるトラヒッ
ク量を取得する。そして、制御部38は、最もトラヒッ
ク量の小さいセルを、通信を行うセルとして選択する。
ここでは、通信領域の単位がセルであるため、選択した
セルをカバーする基地局2a〜2cを選択することにな
る(S103)。移動局3の制御部38が、選択した基
地局2a〜2cの識別データを含む制御信号を生成し、
無線部32が、その制御信号を上りチャネルにおいて多
重して、各基地局2a〜2cに送信する(S104)。
【0073】各基地局2a〜2cでは、移動局3から上
りチャネルを用いて送信された移動局3が選択した基地
局2a〜2cの識別データを含む制御信号を、無線部2
2が受信し、ベースバンド処理部23がデータ復調処理
を行う(S105)。各基地局2a〜2cの制御部26
は、制御信号に含まれる基地局2a〜2cの識別データ
が、基地局自身(自基地局)を示しているかを判断す
る。即ち、その基地局2a〜2cがカバーするセルを示
しているかを判断する(S106)。
【0074】ステップ(S106)において、各基地局
2a〜2cの制御部26は、制御信号に含まれる基地局
2a〜2cの識別データが自基地局を示している場合に
は、パケットを送信すると決定し、移動局3に対するパ
ケットの送信に高速パケットチャネルを割り当てて、無
線部22がパケットを送信する(S107)。一方、ス
テップ(S106)において、各基地局2a〜2cの制
御部26は、制御信号に含まれる基地局2a〜2cの識
別データが自基地局を示してない場合には、パケットを
送信しないと決定する(S108)。このようにして、
移動局3から選択されたセルをカバーする基地局2a〜
2cからのみ、パケットを送信する。
【0075】図6は、移動局3が、基地局2a〜2cか
ら送信された信号を受信した受信電力に基づいて、通信
領域におけるトラヒック量を推定して、通信を行う通信
領域を選択する場合の通信方法の手順を示すフロー図で
ある。まず、基地局2a〜2cの無線部22は、下り方
向の制御チャネルや高速パケットチャネル等のチャネル
を移動局3に送信する(S201)。
【0076】移動局3の無線部32は、各基地局2a〜
2cからのチャネルを受信した受信電力を測定し、制御
部38に伝送する。或いは、制御部38が、無線部32
から伝送された受信電力から、共通パイロットチャネル
を受信した受信電力と、その他のチャネルを受信した受
信電力との比を算出する(S202)。制御部38は、
受信電力の小さいセルや、共通パイロットチャネルを受
信した受信電力と、その他のチャネルを受信した受信電
力との比が小さいセルを、そのセルのトラヒック量は小
さいと推定して、通信を行うセルとして選択する。ここ
では、通信領域の単位がセルであるため、選択したセル
をカバーする基地局2a〜2cを選択することになる
(S203)。以下、ステップ(S204)〜ステップ
(S208)は、ステップ(S104)〜ステップ(S
108)と実質的に同様である。そのため、ここでは説
明を省略する。
【0077】図7は、移動局3が、通信領域におけるト
ラヒック量及び信号の受信品質に基づいて、通信を行う
通信領域を選択する場合の通信方法の手順を示すフロー
図である。まず、基地局2a〜2cの無線部22は、下
り共通制御チャネルや下り共有制御チャネルを用いて、
各基地局2a〜2cがカバーするセルのトラヒック量を
含む制御信号を移動局3に送信する(S301)。又、
基地局2a〜2cの無線部22は、共通パイロットチャ
ネルを用いて、パイロット信号を移動局3に送信する
(S302)。
【0078】移動局3の無線部32は、各基地局2a〜
2cからの共通パイロットチャネルを受信し、受信した
共通パイロットチャネルの受信電力を測定して、制御部
38に伝送する。制御部38は、各基地局2a〜2cが
カバーするセルにおけるパイロット信号の受信信号電力
や、受信信号電力対干渉波電力比等の受信品質を求める
(S303)。制御部38は、求めた受信品質が最も良
好なセルをカバーする基地局2a〜2cから、予め定め
られたしきい値以内の受信品質を持つセルをカバーする
基地局2a〜2cを、通信を行うセルをカバーする基地
局2a〜2cの候補として選択する(S304)。制御
部38は、選択した基地局2a〜2cの候補の中から、
ステップ(S301)で送信された制御信号に含まれる
トラヒック量が最も小さいセルを、通信を行うセルとし
て選択する。ここでは、通信領域の単位がセルであるた
め、選択したセルをカバーする基地局2a〜2cを選択
することになる(S305)。以下、ステップ(S30
6)〜ステップ(S310)は、ステップ(S104)
〜ステップ(S108)と実質的に同様である。そのた
め、ここでは説明を省略する。
【0079】図8は、基地局2a〜2cが、指向性ビー
ムで送信する場合に、移動局3が通信領域におけるトラ
ヒック量及び信号の受信品質に基づいて、通信を行う通
信領域を選択する場合の通信方法の手順を示すフロー図
である。まず、基地局2a〜2cの無線部22は、セル
のトラヒック量を含む制御信号を移動局3に送信する
(S401)。又、基地局2a〜2cの無線部22は、
第1共通パイロットチャネル、第2共通パイロットチャ
ネルを用いて、パイロット信号を移動局3に送信する
(S402)。
【0080】移動局3の無線部32は、各基地局2a〜
2cからの第1共通パイロットチャネル、第2共通パイ
ロットチャネルを受信する。無線部32は、指向性ビー
ムで送信される第2共通パイロットチャネルの受信電力
を測定して、制御部38に伝送する。制御部38は、各
基地局2a〜2cがカバーするセルにおける第2共通パ
イロットチャネルで送信されたパイロット信号の受信信
号電力や、受信信号電力対干渉波電力比等の受信品質を
求める(S403)。制御部38は、第2共通パイロッ
トチャネルを用いて求めた受信品質が最も良好なセルを
カバーする基地局2a〜2cから、予め定められたしき
い値以内の受信品質を持つセルをカバーする基地局2a
〜2cを、通信を行うセルをカバーする基地局2a〜2
cの候補として選択する(S404)。以下、ステップ
(S405)〜ステップ(410)は、ステップ(S3
05)〜ステップ(S310)と実質的に同様である。
そのため、ここでは説明を省略する。
【0081】図9は、基地局2a〜2cが、所定のチャ
ネル割り当てのアルゴリズムを用いるProportional Fa
irnessスケジューリングを行う場合の通信方法の手順を
示すフロー図である。まず、基地局2a〜2cの無線部
は、共通パイロットチャネルを用いて、パイロット信号
を移動局3に送信する(S501)。移動局3の無線部
32は、各基地局2a〜2cからの共通パイロットチャ
ネルを受信し、受信した共通パイロットチャネルの受信
電力を測定して、制御部38に伝送する。制御部38
は、各基地局2a〜2cがカバーするセルにおけるパイ
ロット信号の受信信号電力や、受信信号電力対干渉波電
力比等の受信品質を求める(S502)。
【0082】制御部38は、求めた受信品質に基づい
て、短い周期(短周期)における受信品質の平均値を求
め(S503)、長い周期(長周期)における受信品質
の平均値を求める(S504)。制御部38は、ステッ
プ(S503),(S504)において求めた短い周期
(短周期)における受信品質の平均値と、長い周期(長
周期)における受信品質の平均値との比を算出し、その
比が最も大きいセルを通信を行う通信領域として選択す
る。ここでは、通信領域の単位がセルであるため、選択
したセルをカバーする基地局2a〜2cを選択すること
になる(S505)。以下、ステップ(S506)〜ス
テップ(S510)は、ステップ(S104)〜ステッ
プ(S108)と実質的に同様である。そのため、ここ
では説明を省略する。
【0083】図10は、基地局2a〜2cが、高速パケ
ットチャネルを指向性ビーム送信し、かつ、所定のチャ
ネル割り当てのアルゴリズムを用いるProportional Fa
irnessスケジューリングを行う場合の通信方法の手順を
示すフロー図である。まず、基地局2a〜2cの無線部
は、第1共通パイロットチャネル、第2共通パイロット
チャネルを用いて、パイロット信号を移動局3に送信す
る(S601)。移動局3の無線部32は、各基地局2
a〜2cからの第1共通パイロットチャネル、第2共通
パイロットチャネルを受信する。無線部32は、高速パ
ケットチャネルと同様に指向性ビーム送信される第2共
通パイロットチャネルの受信電力を測定して、制御部3
8に伝送する。制御部38は、各基地局2a〜2cがカ
バーするセルにおける第2共通パイロットチャネルで送
信されたパイロット信号の受信信号電力や、受信信号電
力対干渉波電力比等の受信品質を求める(S602)。
【0084】制御部38は、第2共通パイロットチャネ
ルを用いて求めた受信品質に基づいて、短い周期(短周
期)における受信品質の平均値を求め(S603)、長
い周期(長周期)における受信品質の平均値を求める
(S604)。制御部38は、ステップ(S603),
(S604)において求めた第2共通パイロットチャネ
ルの短い周期(短周期)における受信品質の平均値と、
長い周期(長周期)における受信品質の平均値との比を
算出し、その比が最も大きいセルを通信を行う通信領域
として選択する。ここでは、通信領域の単位がセルであ
るため、選択したセルをカバーする基地局2a〜2cを
選択することになる(S605)。以下、ステップ(S
606)〜ステップ(S610)は、ステップ(S10
4)〜ステップ(S108)と実質的に同様である。そ
のため、ここでは説明を省略する。
【0085】図11は、基地局2a〜2cが、所定のチ
ャネル割り当てのアルゴリズムを用いるProportional
Fairnessスケジューリングを行う場合に、移動局3が、
通信領域におけるトラヒック量を考慮して、通信を行う
通信領域を選択する場合の通信方法の手順を示すフロー
図である。まず、基地局2a〜2cの無線部22は、下
り共通制御チャネルや下り共有制御チャネルを用いて、
各基地局2a〜2cがカバーするセルのトラヒック量を
含む制御信号を移動局3に送信する(S701)。又、
基地局2a〜2cの無線部22は、共通パイロットチャ
ネルを用いて、パイロット信号を移動局3に送信する
(S702)。
【0086】移動局3の無線部32は、トラヒック量を
含む制御信号を受信し、制御部38は、その制御信号か
ら各セルにおけるトラヒック量を取得する。そして、制
御部38は、最もトラヒック量の小さいセルから、予め
定められたしきい値以内のトラヒック量を持つセルをカ
バーする基地局2a〜2cを、通信を行うセルをカバー
する基地局2a〜2cの候補として選択する(S70
3)。制御部38が選択した候補の基地局2a〜2cに
ついて、無線部32が、各基地局2a〜2cから受信し
た共通パイロットチャネルの受信電力を測定して、制御
部38に伝送する。制御部38は、各候補の基地局2a
〜2cがカバーするセルにおけるパイロット信号の受信
信号電力や、受信信号電力対干渉波電力比等の受信品質
を求める(S704)。
【0087】制御部38は、求めた各候補の基地局2a
〜2cがカバーするセルにおける受信品質に基づいて、
短い周期(短周期)における受信品質の平均値を求め
(S705)、長い周期(長周期)における受信品質の
平均値を求める(S706)。制御部38は、ステップ
(S705),(S706)において求めた各候補の基
地局2a〜2cがカバーするセルにおける短い周期(短
周期)における受信品質の平均値と、長い周期(長周
期)における受信品質の平均値との比を算出し、その比
が最も大きいセルを通信を行う通信領域として選択す
る。ここでは、通信領域の単位がセルであるため、選択
したセルをカバーする基地局2a〜2cを選択すること
になる(S707)。以下、ステップ(S708)〜ス
テップ(S712)は、ステップ(S104)〜ステッ
プ(S108)と実質的に同様である。そのため、ここ
では説明を省略する。
【0088】このような本発明の実施の形態に係る通信
システム1、基地局2a〜2c、移動局3及び通信方法
によれば、移動局3の無線部32が基地局2a〜2cの
無線部22から送信される信号を受信することにより、
移動局3は信号を受信可能な通信領域を把握することが
できる。又、制御部38が、その複数の通信領域におけ
るトラヒック量に基づいて、通信領域の中から、通信を
行う通信領域を選択する。そのため、移動局3は、通信
領域におけるトラヒック量を考慮して、通信の機会を与
えてもらい易い通信領域を、通信を行う通信領域として
選択することができる。又、無線部32が、制御部38
が選択した通信を行う通信領域を含む制御信号を、上り
チャネルにおいて多重して基地局2a〜2cに送信し、
通知する。そのため、基地局2a〜2cの制御部26
は、通知された通信領域を用いて、移動局3との通信を
制御することができる。即ち、基地局2a〜2cが、複
数の移動局3について移動局3が通信を行う通信領域を
選択する制御を行う必要がなく、基地局2a〜2cにお
ける制御負荷を移動局3に分散させることができる。よ
って、基地局2a〜2cが移動局3と通信を行うために
行っている制御の効率を向上させることができる。
【0089】その結果、基地局2a〜2cが移動局3に
対して与える通信の機会を増加させることができ、即
ち、基地局2a〜2cのサービススループットを増加さ
せることができ、移動局3が、その通信領域において、
通信を行う機会が増加する。又、基地局2a〜2cの制
御効率も向上する。そのため、通信領域の端に存在する
移動局3が行う通信のスループットを増大でき、移動局
3が行う通信のスループットの目標値を達成できる通信
領域の拡大、いわゆるセルカバレッジの拡大を図ること
ができる。
【0090】又、移動局3の制御部38は、トラヒック
量の小さい通信領域を、通信を行う通信領域として選択
し、基地局2a〜2cの制御部26がその選択された通
信領域において移動局3が通信を行うよう制御する。そ
のため、各通信領域にトラヒック量を分散させることが
でき、複数の通信領域全てにおいてトラヒック量が小さ
い場合や、各通信領域のトラヒック量に偏りがある場合
に、各基地局2a〜2cがそれぞれ移動局3に対して与
える通信の機会を増加させることができ、即ち、基地局
2a〜2cのサービススループットを増加させることが
できる。
【0091】又、無線部32は、基地局2a〜2cから
下り共通制御チャネルや下り共有制御チャネルを用いて
送信される複数の通信領域におけるトラヒック量を含む
制御信号を受信し、制御部26は、その制御信号に含ま
れるトラヒック量に基づいて、通信を行う通信領域を選
択することができる。そのため、移動局3は、基地局2
a〜2cから送信されるトラヒック量を利用でき、移動
局3自らがトラヒック量を求める必要がないため、移動
局3における制御負荷を、少しだけ基地局2a〜2cに
分散させることができる。そのため、基地局2a〜2c
の制御効率を向上させつつ、移動局3における通信領域
の選択等の制御効率も向上させることができ、移動局3
が行う通信のスループットの増大に寄与することができ
る。
【0092】又、移動局3の制御部38は、無線部32
が受信した信号の受信電力に基づいて、複数の通信領域
におけるトラヒック量を推定し、その推定したトラヒッ
ク量に基づいて、通信を行う通信領域を選択できる。そ
のため、移動局3側で、トラヒック量の推定、通信領域
の選択を全て行うことができ、基地局2a〜2cの制御
負荷を更に低減させることができる。又、制御部38
が、複数の通信領域におけるトラヒック量を把握して、
通信領域を選択するための制御信号等を別途用いること
なく、トラヒック量に基づいた通信領域の選択を行うこ
とができる。更に、制御信号のために無線リソースを消
費しないため、無線リソースをデータの送信に利用する
ことができる。その結果、移動局3が行う通信のスルー
プットを更に増大させることができる。
【0093】更に、制御部38は、通信領域におけるト
ラヒック量だけでなく受信品質をも考慮して、通信を行
う通信領域を選択することができる。例えば、制御部3
8は、ある程度の受信品質を持つ通信領域の中から、ト
ラヒック量の小さい通信領域を選択したり、ある程度ト
ラヒック量の小さい通信領域の中から、受信品質の良好
な通信領域を選択したりできる。そのため、移動局3
は、通信領域におけるトラヒック量が小さく通信の機会
を与えてもらい易い通信領域であって、かつ、受信品質
が良好な通信領域を選択することができる。よって、基
地局2a〜2cが移動局3に対して与える通信の機会を
増加させることができ、即ち、基地局2a〜2cのサー
ビススループットを増加させることができ、かつ、移動
局3が、データの送受信に成功する確率を向上できる。
よって、移動局3が行う通信のスループットを更に向上
させることができる。
【0094】又、基地局2a〜2cの無線部22が、高
速パケットチャネルを用いてデータを含むパケットを送
信する際に、指向性ビーム送信を行う場合には、制御部
38は、高速パケットチャネルと同様の方向に向けてパ
ケットを送信する指向性ビーム送信される第2共通パイ
ロットチャネルを用いて、受信品質を求める。これによ
れば、求めた受信品質は、指向性ビーム送信を行う高速
パケットチャネルの受信品質と一致する。そのため、制
御部38は、第2共通パイロットチャネルを用いて求め
た受信品質を用いて、通信を行う通信領域を選択するこ
とにより、高速パケットチャネルが指向性ビーム送信さ
れることを考慮した受信品質に基づいて、通信を行う通
信領域を選択することができる。
【0095】又、基地局2a〜2cの制御部26が、短
い周期における移動局3の受信品質の平均値と、長い周
期における移動局3の受信品質の平均値との比が最も大
きい移動局3を選択するというチャネル割り当てのアル
ゴリズムを用いてチャネル割り当てを行うProportional
Fairnessスケジューリングを行う場合、制御部38
は、無線部32が受信した信号の短い周期における受信
品質の平均値と、長い周期における受信品質の平均値と
の比に基づいて、通信を行う通信領域を選択することが
できる。即ち、制御部38は、チャネル割り当ての基準
と同様の基準を用いて、通信を行う通信領域を選択する
ことができる。
【0096】よって、制御部38は、チャネルを割り当
ててもらい易い通信領域、即ち、通信の機会を与えても
らい易い通信領域を、通信を行う通信領域として選択す
ることができる。その結果、基地局2a〜2cが、移動
局3に対するパケットの送信に、高速パケットチャネル
を割り当てる機会を増大することができ、基地局2a〜
2cが移動局3に対して与える通信の機会を増加させる
ことができる。そのため、通信領域の端に存在する受信
品質のあまり良好でない移動局が行う通信のスループッ
トを増大でき、いわゆるセルカバレッジの拡大を図るこ
とができる。更に、移動局3が、短い周期における受信
品質の平均値と長い周期における受信品質の平均値との
比の算出し、通信を行う通信領域の選択を行うため、基
地局2a〜2cの制御負荷を分散し、基地局の2a〜2
c制御効率を向上させることができるため、更に、移動
局3が行う通信のスループットを増大させることができ
る。
【0097】(変更例)本発明は、上記実施の形態に限
定されるものではなく、種々の変更が可能である。上記
実施の形態では、通信領域の単位としてセルを用いて説
明したが、通信領域の単位としてセクタを用い、通信を
行う通信領域としてセクタを選択する場合について説明
する。図12は、本発明の変更例に係る基地局202の
構成を示すブロック図である。基地局202は、アンテ
ナ21と、無線部222と、ベースバンド処理部23
と、バッファ24と、ネットワークインタフェース部2
5と、制御部226とから構成される。アンテナ21
と、ベースバンド処理部23と、バッファ24と、ネッ
トワークインタフェース部25は、上記実施の形態と同
様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0098】無線部222は、セクタ単位でデータや制
御信号の送受信を行うために、各セクタに存在する移動
局3にデータや制御信号の送信を行う送信手段として機
能し、各セクタに存在する移動局3からのデータや制御
信号の受信を行う受信手段として機能する複数の送信セ
クタ222a,222bを備えている。即ち、各送信セ
クタ222a,222bは、各セクタをカバーする。図
12では、送信セクタ222a,222bは、2つしか
図示されていないが、基地局202がカバーするセルを
分割したセクタの個数だけ設けられる。送信セクタ22
2a,222bは、制御部226から移動局3に対して
パケットを送信するよう指示を受けると、即ち、パケッ
トの送信機能をONするように指示を受けると、パケッ
トの送信を行う。一方、送信セクタ222a,222b
は、制御部226から移動局3に対してパケットを送信
しないよう指示を受けると、即ち、パケットの送信機能
をOFFするように指示を受けると、パケットの送信を
行わない。
【0099】送信セクタ222a,222bは、セクタ
単位で下り方向の制御チャネルや高速パケットチャネル
の送信等を行う以外は、上記実施の形態に係る無線部2
2と実質的に同様の機能を果たす。制御部226は、セ
クタ単位で通信領域におけるトラヒック量を含む制御信
号の生成を行ったり、セクタ単位で、移動局3が選択し
た通信領域において、移動局3が通信を行うように制御
したりする以外は、上記実施の形態に係る制御部26と
実質的に同様である。
【0100】具体的には、制御部226は、移動局3か
ら送信される制御信号に含まれる移動局3が選択した通
信領域を示すデータに該当するセクタをカバーする送信
セクタ222a,222bに対して、移動局3にパケッ
トを送信するよう指示をする。即ち、制御部226は、
送信セクタ222a,222bに対してパケットの送信
機能をONするように指示をする。一方、制御部226
は、移動局3から送信される制御信号に含まれる移動局
3が選択した通信領域を示すデータに該当しないセクタ
をカバーする送信セクタ222a,222bに対して
は、移動局3にパケットを送信しないよう指示をする。
即ち、制御部226は、送信セクタ222a,222b
に対してパケットの送信機能をOFFするように指示を
する。このようにして、制御部226は、セクタ単位
で、移動局3が選択した通信領域において、移動局3が
通信を行うように制御する。
【0101】図13は、本発明の変更例に係る通信方法
の手順を示すフロー図である。図13においては、基地
局202の制御部226やベースバンド処理部23等、
送信セクタ222a,222b以外の構成が行う手順
は、まとめて基地局202の手順として図示し、特に、
送信セクタ222a,222bが行う手順は、分けて図
示する。まず、各送信セクタ222a,222bは、下
り共通制御チャネルや下り共有制御チャネルをそれぞれ
用いて、送信セクタ222a,222bがカバーするセ
クタのトラヒック量を含む制御信号を移動局3に送信す
る(S801)。又、各送信セクタ222a,222b
は、共通パイロットチャネルを用いて、パイロット信号
をそれぞれ移動局3に送信する(S802)。
【0102】移動局3の無線部32は、各送信セクタ2
22a,222bからの共通パイロットチャネルを受信
し、受信した共通パイロットチャネルの受信電力を測定
して、制御部38に伝送する。制御部38は、各送信セ
クタ222a,222bがカバーするセクタにおけるパ
イロット信号の受信信号電力や、受信信号電力対干渉波
電力比等の受信品質を求める(S803)。制御部38
は、求めた受信品質が最も良好なセクタをカバーする送
信セクタ222a,222bから、予め定められたしき
い値以内の受信品質を持つセクタをカバーする送信セク
タ222a,222bを、通信を行うセクタをカバーす
る送信セクタ222a,222bの候補として選択する
(S804)。制御部38は、選択した送信セクタ22
2a,222bの候補の中から、ステップ(S801)
で送信された制御信号に含まれるトラヒック量が最も小
さいセクタを、通信を行うセクタとして選択する。ここ
では、通信領域の単位がセクタであるため、選択したセ
クタをカバーする送信セクタ222a,222bを選択
することになる(S805)。
【0103】移動局3の制御部38が、選択した送信セ
クタ222a,222bがカバーするセクタのセクタI
Dを含む制御信号を生成し、無線部32が、その制御信
号を上りチャネルにおいて多重して、各基地局202に
送信する(S806)。各基地局202では、移動局3
から上りチャネルを用いて送信された移動局3が選択し
たセクタIDを含む制御信号を、無線部222が受信
し、ベースバンド処理部23がデータ復調処理を行う
(S807)。各基地局202の制御部226は、制御
信号に含まれるセクタIDに該当するセクタをカバーす
る送信セクタ222a,222bに対して、パケットの
送信機能をONするように指示し、制御信号に含まれる
セクタIDに該当しないセクタをカバーする送信セクタ
222a,222bに対しては、パケットの送信機能を
OFFするように指示をする(S808)。
【0104】各送信セクタ222a,222bは、基地
局202の制御部226から移動局3に対してパケット
を送信するよう指示を受けたか否かを判断する(S80
9)。各送信セクタ222a,222bは、ステップ
(S809)において、パケットを送信するよう指示を
受けた場合には、パケットの送信を行う(S810)。
一方、各送信セクタ222a,222bは、ステップ
(S809)において、パケットを送信しないよう指示
を受けた場合には、パケットの送信を行わない(S81
0)。このように、通信領域の単位がセクタの場合に
も、同様に、移動局3は、通信の機会を与えてもらい易
い通信領域を、通信を行う通信領域として選択すること
ができる。よって、基地局202のサービススループッ
トを増加させることができ、移動局3が、その通信領域
において、通信を行う機会が増加する。そのため、通信
領域の端に存在する移動局3が行う通信のスループット
を増大できる。
【0105】尚、本変更例に係る通信方法では、制御信
号に含まれるセクタにおけるトラヒック量や、セクタに
おける受信品質に基づいて、セクタを選択したが、上記
実施の形態に係る通信方法と同様に、セクタにおけるト
ラヒック量を推定してセクタを選択したり、短周期の受
信品質の平均値と長周期の受信品質の平均値との比を基
準にしてセクタを選択したりできる。
【0106】又、基地局2a〜2cの制御部26が、チ
ャネル割り当ての方法として、上記チャネル割り当ての
アルゴリズムを用いるProportional Fairnessスケジュ
ーリングを行う場合に、上記実施の形態では、移動局3
が通信を行う通信領域を選択したが、基地局2a〜2c
が、通信を行う通信領域を選択してもよい。この場合、
移動局3の制御部38は、求めたパイロット信号の受信
信号電力や、パイロット信号の受信信号電力と、干渉波
電力との比である受信信号電力対干渉波電力比等の受信
品質に関する受信品質情報を含む制御信号を生成し、無
線部32に基地局2a〜2cに送信させる。そして、移
動局3の無線部32が、基地局2a〜2cに受信品質情
報を含む制御信号を送信する。基地局2a〜2cの無線
部22は、受信品質情報を含む制御信号を受信し、ベー
スバンド処理部23を介して、制御部26に伝送する。
【0107】制御部26は、制御信号に含まれる受信品
質情報を取得し、その受信品質情報を用いて、移動局3
が受信した信号の短い周期における受信品質の平均値
と、長い周期における受信品質の平均値とを算出し、両
者の比を算出する算出手段として機能する。制御部26
は、その算出した移動局3が受信した信号の短い周期に
おける受信品質の平均値と、長い周期における受信品質
の平均値との比に基づいて、その比が最も大きい通信領
域を、その移動局3が通信を行う通信領域として選択す
る選択手段としても機能する。基地局2a〜2cの制御
部26は、選択した通信領域をカバーする基地局2a〜
2cが自基地局であった場合には、その移動局3に対す
るパケットを送信するために、高速パケットチャネルに
割り当てを行って、無線部22がパケットの送信を行
う。一方、基地局2a〜2cの制御部26は、選択した
通信領域をカバーする基地局2a〜2cが自基地局では
ない場合には、何もしない。
【0108】又、上記実施の形態において、図6に示し
た移動局3が、基地局2a〜2cから送信された信号を
受信した受信電力に基づいて、通信領域におけるトラヒ
ック量を推定して、通信を行う通信領域を選択する場合
の通信方法においても、移動局3が受信した信号の受信
品質を考慮して、受信品質がある程度良好な通信領域の
中から、推定したトラヒック量の小さい通信領域を、通
信を行う通信領域として選択したり、推定したトラヒッ
ク量がある程度小さい通信領域の中から、受信品質が良
好な通信領域を、通信を行う通信領域として選択したり
することができる。
【0109】又、図7、図8、図12に示した通信方法
では、移動局3が受信した信号の受信品質を先に考慮し
て、通信を行う通信領域の候補を選択し、その候補の中
からトラヒック量の小さい通信領域を、通信を行う通信
領域として選択したが、先にトラヒック量を考慮して、
通信を行う通信領域の候補を選択し、その候補の中から
受信品質の良好な通信領域を、通信を行う通信領域とし
て選択してもよい。同様に、図11に示した通信方法で
は、先にトラヒック量を考慮して、通信を行う通信領域
の候補を選択し、その候補の中から短周期における受信
品質の平均値と長周期の受信品質の平均値との比が大き
い通信領域を、通信を行う通信領域として選択したが、
先に短周期における受信品質の平均値と長周期の受信品
質の平均値との比が大きい通信領域の候補を選択し、そ
の候補の中からトラヒック量の小さい通信領域を、通信
を行う通信領域として選択してもよい。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基地局が移動局に対して与える通信の機会を増加させ、
通信領域の端における移動局が行う通信のスループット
を増大し、移動局が行う通信のスループットの目標値を
達成できる通信領域を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る通信システムの構成
を示す説明図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る基地局の構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る移動局の構成を示す
ブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る移動局が受信した信
号の受信電力を示すグラフ図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る制御信号に含まれる
通信領域におけるトラヒック量に基づいて、通信を行う
通信領域を選択する場合の通信方法の手順を示すフロー
図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る通信領域におけるト
ラヒック量を推定して、通信を行う通信領域を選択する
場合の通信方法の手順を示すフロー図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る通信領域におけるト
ラヒック量及び信号の受信品質に基づいて、通信を行う
通信領域を選択する場合の通信方法の手順を示すフロー
図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る高速パケットチャネ
ルを指向性ビーム送信する場合に、通信領域におけるト
ラヒック量及び信号の受信品質に基づいて、通信を行う
通信領域を選択する場合の通信方法の手順を示すフロー
図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る所定のチャネル割り
当てのアルゴリズムを用いるスケジューリングを行う場
合の通信方法の手順を示すフロー図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る高速パケットチャ
ネルを指向性ビーム送信し、所定のチャネル割り当ての
アルゴリズムを用いるスケジューリングを行う場合の通
信方法の手順を示すフロー図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る所定のチャネル割
り当てのアルゴリズムを用いるスケジューリングを行う
場合に、通信領域におけるトラヒック量を考慮して通信
を行う通信領域を選択する場合の通信方法の手順を示す
フロー図である。
【図12】本発明の変更例に係る基地局の構成を示すブ
ロック図である。
【図13】本発明の変更例に係る通信方法の手順を示す
フロー図である。
【符号の説明】
1 通信システム 2a,2b,2c,202 基地局 3 移動局 4 ネットワーク 21 アンテナ 22,222 無線部 23 ベースバンド処理部 24 バッファ 25 ネットワークインタフェース部 26,226 制御部 31 アンテナ 32 無線部 33 ベースバンド処理部 34 入力部 35 出力部 36 カードインタフェース部 37 バッファ 38 制御部 222a,222b 送信セクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐和橋 衛 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K022 EE01 EE21 EE31 5K033 AA01 CB06 DA02 DA19 EA02 EA06 5K067 AA13 AA22 CC08 DD43 DD44 DD48 EE02 EE10 EE24 HH21 HH22 JJ13 JJ73 KK02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と通信を行う移動局であって、 前記基地局から送信される信号を受信する受信手段と、 該受信手段が前記信号を受信可能な複数の通信領域にお
    けるトラヒック量に基づいて、前記複数の通信領域の中
    から通信を行う通信領域を選択する選択手段と、 該選択手段が選択した前記通信を行う通信領域を前記基
    地局に通知する通知手段とを備えることを特徴とする移
    動局。
  2. 【請求項2】 前記受信手段は、前記基地局から制御チ
    ャネルを用いて送信される前記複数の通信領域における
    トラヒック量を含む制御信号を受信し、 前記選択手段は、前記受信手段が受信した制御信号に含
    まれるトラヒック量に基づいて、前記通信を行う通信領
    域を選択することを特徴とする請求項1に記載の移動
    局。
  3. 【請求項3】 前記受信手段が受信した信号の受信電力
    に基づいて、前記複数の通信領域におけるトラヒック量
    を推定する推定手段を備え、 前記選択手段は、前記推定手段が推定したトラヒック量
    に基づいて、前記通信を行う通信領域を選択することを
    特徴とする請求項1に記載の移動局。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、前記受信手段が受信し
    た信号の受信品質及び前記複数の通信領域におけるトラ
    ヒック量に基づいて、前記通信を行う通信領域を選択す
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    移動局。
  5. 【請求項5】 基地局と通信を行う移動局であって、 前記基地局から送信される信号を受信する受信手段と、 該受信手段が受信した信号の受信品質として、短い周期
    における受信品質の平均値と長い周期における受信品質
    の平均値との比を算出する算出手段と、 該算出手段が算出した前記短い周期における受信品質の
    平均値と長い周期における受信品質の平均値との比に基
    づいて、前記受信手段が前記信号を受信可能な複数の通
    信領域の中から通信を行う通信領域を選択する選択手段
    とを備えることを特徴とする移動局。
  6. 【請求項6】 移動局と通信を行う基地局であって、 前記移動局が前記基地局から送信される信号を受信可能
    な通信領域におけるトラヒック量を含む制御信号を、制
    御チャネルを用いて前記移動局に送信する送信手段と、 該送信手段が送信した制御信号に含まれるトラヒック量
    に基づいて、前記移動局が前記複数の通信領域の中から
    選択した通信を行う通信領域において、前記移動局が通
    信を行うように制御する制御手段とを備えることを特徴
    とする基地局。
  7. 【請求項7】 移動局と通信を行う基地局であって、 前記移動局が前記基地局から送信される信号を受信した
    信号の受信品質として、短い周期における受信品質の平
    均値と長い周期における受信品質の平均値との比を算出
    する算出手段と、 該算出手段が算出した前記短い周期における受信品質の
    平均値と長い周期における受信品質の平均値との比に基
    づいて、前記移動局が前記信号を受信可能な複数の通信
    領域の中から、前記移動局が通信を行う通信領域を選択
    する選択手段とを備えることを特徴とする基地局。
  8. 【請求項8】 基地局と、該基地局と通信を行う移動局
    とを備える通信システムであって、 前記移動局は、 前記基地局から送信される信号を受信する受信手段と、 該受信手段が前記信号を受信可能な複数の通信領域にお
    けるトラヒック量に基づいて、前記複数の通信領域の中
    から通信を行う通信領域を選択する選択手段と、 該選択手段が選択した通信を行う通信領域を前記基地局
    に通知する通知手段とを備え、 前記基地局は、 該通知手段により通知された前記移動局が前記複数の通
    信領域の中から選択した通信を行う通信領域において、
    前記移動局が通信を行うように制御する制御手段とを備
    えることを特徴とする通信システム。
  9. 【請求項9】 基地局と、該基地局と通信を行う移動局
    とを備える通信システムであって、 前記移動局が前記基地局から送信される信号を受信した
    信号の受信品質として、短い周期における受信品質の平
    均値と長い周期における受信品質の平均値との比を算出
    する算出手段と、 該算出手段が算出した前記短い周期における受信品質の
    平均値と長い周期における受信品質の平均値との比に基
    づいて、前記移動局が前記信号を受信可能な複数の通信
    領域の中から、前記移動局が通信を行う通信領域を選択
    する選択手段とを備えることを特徴とする通信システ
    ム。
  10. 【請求項10】 基地局と、該基地局と通信を行う移動
    局とを備える通信システムを用いた通信方法であって、 前記移動局が、前記基地局から送信される信号を受信可
    能な複数の通信領域におけるトラヒック量に基づいて、
    前記複数の通信領域の中から前記移動局が通信を行う通
    信領域を選択し、該選択した通信を行う通信領域を前記
    基地局に通知し、 前記基地局が、前記移動局から通知された該移動局が前
    記複数の通信領域の中から選択した通信を行う通信領域
    において、前記移動局が通信を行うよう制御することを
    特徴とする通信方法。
  11. 【請求項11】 前記基地局が、前記通信領域における
    トラヒック量を含む制御信号を制御チャネルを用いて前
    記移動局に送信し、 該移動局が、前記基地局から送信される前記複数の通信
    領域におけるトラヒック量を含む制御信号を受信し、該
    受信した制御信号に含まれるトラヒック量に基づいて、
    前記通信を行う通信領域を選択することを特徴とする請
    求項10に記載の通信方法。
  12. 【請求項12】 前記移動局が、受信した前記信号の受
    信電力に基づいて、前記複数の通信領域におけるトラヒ
    ック量を推定し、該推定したトラヒック量に基づいて、
    前記通信を行う通信領域を選択することを特徴とする請
    求項10に記載の通信方法。
  13. 【請求項13】 前記移動局が、受信した前記信号の受
    信品質及び前記複数の通信領域におけるトラヒック量に
    基づいて、前記通信を行う通信領域を選択することを特
    徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載の通信方
    法。
  14. 【請求項14】 基地局と、該基地局と通信を行う移動
    局とを備える通信システムを用いた通信方法であって、 前記移動局が前記基地局から送信される信号を受信した
    信号の受信品質として、短い周期における受信品質の平
    均値と長い周期における受信品質の平均値との比を算出
    し、 該算出した前記短い周期における受信品質の平均値と長
    い周期における受信品質の平均値との比に基づいて、前
    記移動局が前記信号を受信可能な複数の通信領域の中か
    ら、前記移動局が通信を行う通信領域を選択することを
    特徴とする通信方法。
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