JP2006303699A - 無線通信システム及び帯域割り当て方法 - Google Patents

無線通信システム及び帯域割り当て方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 各移動局から要求された各帯域保証パケットフローの帯域を保証しながら、全体のスループットを向上させること。
【解決手段】 基地局120は、複数の移動局110と通信を行う複数の帯域保証パケットフローを平均無線品質が低い順番に並べるパケットフローリストを作成する手段と、前記パケットフローリストの最上位から下位の方へ順次に前記複数の帯域保証パケットフローの現在の無線品質を調べて当該現在の無線品質と前記複数の帯域保証パケットフローの各々の平均無線品質に基づいて決められる閾値とを比較して当該閾値以上の前記現在の無線品質がある時に当該現在の無線品質の前記帯域保証パケットフローに優先的に帯域を割り当てる第1の帯域割り当て手段と、前記閾値以上の前記現在の無線品質がない時に前記パケットフローリストの最下位の前記帯域保証パケットフローに帯域を割り当てる第2の帯域割り当て手段と、を具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パケット通信を行う無線通信システム及び帯域割り当て方法に係り、特に、基地局において帯域保証が必要なリアルタイム系のパケットを移動局に伝送するための無線通信システム及び帯域割り当て方法に関する。
従来の送信パケットスケジューリング方法としては、特許文献1に開示されている手法が提案されている。この手法では、基地局から複数の移動局への下りデータを多重して送信する共有チャネルの領域を、第1の領域と第2の領域とに分ける。第1の領域は、VoIPなどのリアルタイム系のパケットフローの送信に用いられる。第2の領域は、ノンリアルタイム系のパケットフローの送信に用いられる。
第1の領域では、ラウンドロビン(各パケットフローに公平に順々に帯域を割り当てるスケジューリング方法)により各パケットフローに公平に帯域を割り当てることにより、各移動局が要求する各パケットフローの帯域保証値(データ伝送レート、遅延時間など)の定量的な保証を実現する。第2の領域では、最も無線品質の良いパケットフロー(パケットフローの送信先となる移動局と送信元となる基地局の間の下り伝搬路の無線品質が良い)に帯域を割り当てることにより、セル全体のスループットを向上させる。
ここで、第1の領域における送信パケットスケジューリング方法を、図11を用いて説明する。図11は、従来技術の帯域保証パケットフローの割当順と、共有チャネルにおける各パケットフローへの帯域の割当とその時の各パケットフローの無線品質を説明するための図である。
図11に示されるように、帯域を保証するパケットフローの割当順を無線品質の高い順番(フロー1、フロー2、フロー3の順番)とする。従って、帯域割当周期の最初の割当は、最も無線品質の高いフロー1となる。そして、フロー2、フロー3と無線品質の高い順に帯域が割り当てられる。ここで、帯域割当周期内に割当残期間(第2の領域)が存在するならば、ノンリアルタイム系のパケットフローの帯域割当を行う。
次の帯域割当周期が始まる時には、再び帯域を保証するパケットフローの割当順を、その時の無線品質から決定し(ここでもフロー1、フロー2、フロー3の順)、先ほどと同様の帯域割当処理を行う。
このような手法を用いることにより、全ての帯域保証パケットフローに対して帯域を割り当てることができる。また、その時の無線品質が高いパケットフローから順に帯域を割り当てるので、最も効率の良い送信パラメータ(変調方式、符号化方式など)を用いることができるパケットから順に送信されることになり、ランダムにパケットフローを選択する場合に比べて、全体のスループットを向上させることができる。
特開2004−72379号公報
しかしながら、前記の従来例では、VoIPなどの帯域保証が必要なリアルタイム系のパケットフローのスケジューリング(第1の領域のスケジューリング)において、各移動局から要求された各パケットフローの帯域保証値(データ伝送レート、遅延時間など)を満たしながら、無線品質の高い順(決められた順)で帯域を割り当てており、帯域を割り当てられたパケットフローの無線品質がそのパケットフローの無線品質の平均値よりも低い状況にある場合、平均時よりも悪い送信パラメータ(変調方式、符号化方式など)でパケットを送信することになるため、全体のスループットが低下するという問題がある。
また、従来例では、平均無線品質の低いパケットフローにおいては、その中でも無線品質の低い(送信可能な無線品質以下)タイミングで帯域割当の順番が来た場合、パケットを送信することができないため、そのパケットフローの帯域保証を実現できなくなるという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、各移動局から要求された各帯域保証パケットフローの帯域を保証しながら、全体のスループットを向上させることができる無線通信システム及び帯域割り当て方法を提供することを目的とする。
本発明の第1のものに係る無線通信システムは、複数の移動局と、前記複数の移動局と無線で通信を行う基地局と、を具備する無線通信システムにおいて、前記基地局が、前記複数の移動局と通信を行う複数の帯域保証パケットフローを平均無線品質が低い順番に並べるパケットフローリストを作成するリスト作成手段と、前記パケットフローリストの最上位から下位の方へ順次に前記複数の帯域保証パケットフローの現在の無線品質を調べて当該現在の無線品質と前記複数の帯域保証パケットフローの各々の平均無線品質に基づいて決められる閾値とを比較して当該閾値以上の前記現在の無線品質がある時に当該現在の無線品質の前記帯域保証パケットフローに優先的に帯域を割り当てる第1の帯域割り当て手段と、前記閾値以上の前記現在の無線品質がない時に前記パケットフローリストの最下位の前記帯域保証パケットフローに帯域を割り当てる第2の帯域割り当て手段と、を具備する構成を採る。
本発明の第2のものに係る基地局は、複数の移動局と、前記複数の移動局と無線で通信を行う基地局と、を具備する無線通信システムにおける基地局であって、前記複数の移動局と通信を行う複数の帯域保証パケットフローを平均無線品質が低い順番に並べるパケットフローリストを作成するリスト作成手段と、前記パケットフローリストの最上位から下位の方へ順次に前記複数の帯域保証パケットフローの現在の無線品質を調べて当該現在の無線品質と前記複数の帯域保証パケットフローの各々の平均無線品質に基づいて決められる閾値とを比較して当該閾値以上の前記現在の無線品質がある時に当該現在の無線品質の前記帯域保証パケットフローに優先的に帯域を割り当てる第1の帯域割り当て手段と、前記閾値以上の前記現在の無線品質がない時に前記パケットフローリストの最下位の前記帯域保証パケットフローに帯域を割り当てる第2の帯域割り当て手段と、を具備する構成を採る。
本発明の第3のものに係る帯域割り当て方法は、複数の移動局と、前記複数の移動局と無線で通信を行う基地局と、具備する無線通信システムにおける帯域割り当て方法であって、前記複数の移動局と通信を行う複数の帯域保証パケットフローを平均無線品質が低い順番に並べるパケットフローリストを作成するリスト作成ステップと、前記パケットフローリストの最上位から下位の方へ順次に前記複数の帯域保証パケットフローの現在の無線品質を調べて当該現在の無線品質と前記複数の帯域保証パケットフローの各々の平均無線品質に基づいて決められる閾値とを比較して当該閾値以上の前記現在の無線品質がある時に当該現在の無線品質の前記帯域保証パケットフローに優先的に帯域を割り当てる第1の帯域割り当てステップと、前記閾値以上の前記現在の無線品質がない時に前記パケットフローリストの最下位の前記帯域保証パケットフローに帯域を割り当てる第2の帯域割り当てステップと、を具備するようにした。
本発明によれば、各移動局から要求された各パケットフローの帯域保証値を満たすように公平に帯域を割り当てながら、他のパケットフローに比べて平均無線品質の低いパケットフローにおいては、その平均値よりも無線品質が高いタイミングで帯域を割り当てることができるため、各移動局から要求された各帯域保証パケットフローの帯域を保証しながら、全体のスループットを向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態1に係る無線通信システム100は、複数の移動局110及び基地局120を具備している。図1においては、複数の移動局110のうちの1つのみが示されている。
移動局110は、送信部111及び受信部112を具備している。送信部111は、品質通知信号及びデータパケットなどの信号を上りチャネルを用いて基地局120に送信する。受信部112は、基地局120から下りチャネルを用いて送信されるデータパケット及びデータパケット制御情報信号などの信号を受信し、信号の解析を行う。
次に、基地局120は、受信部121、送信部122、信号変換部123、無線品質解析部124、無線品質テーブル管理部125、帯域割当順序リスト管理部126、スケジューリング処理部127、バッファ128、スループット測定部129、フロー制御部130、パケット分類部131及び帯域保証フローテーブル管理部132を具備している。
無線品質テーブル管理部125は、無線品質テーブル1251を具備している。帯域保証フローテーブル管理部132は、帯域保証フローテーブル1321を具備している。帯域割当順序リスト管理部126は、帯域割当順序リスト1261を具備している。
図2は、本発明の実施の形態1に係る無線通信システム100の無線品質テーブル管理部125の無線品質テーブル1251を説明するための図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る無線通信システム100の帯域保証フローテーブル管理部132の帯域保証フローテーブル1321を説明するための図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る無線通信システム100の帯域割当順序リスト管理部126の帯域割当順序リスト1261を説明するための図である。
図2に示すように、無線品質テーブル1251は、ユーザID、平均無線品質、無線品質及び閾値の情報を有している。図3に示すように、帯域保証フローテーブル1321は、ユーザID、フローID、送信バイト長、送信間隔及び許容ジッタの情報を有している。図4に示すように、帯域割当順序リスト1261は、割当済みフラグ、閾値フラグ、ユーザID、フローID及び送信バイト長の情報を有している。
次に、本発明の実施の形態1に係る無線通信システム100の基地局120の動作について、図1〜図7を参照して詳細に説明する。
図5は、本発明の実施の形態1に係る無線通信システム100の基地局120の帯域割当周期のスケジューリング手順を示すフロー図である。図6は、本発明の実施の形態1に係る無線通信システム100の基地局120の無線品質テーブルの作成手順を示すフロー図である。図7は、本発明の実施の形態1に係る無線通信システム100の基地局120の帯域保証フローテーブルの作成手順を示すフロー図である。
受信部121は、移動局110から上りチャネルを用いて送信される無線品質通知信号及びデータパケットなどの信号を受信し、それらの信号を信号変換部123に転送する。
送信部122は、信号変換部123から転送されてくるデータパケット及びデータパケット制御情報信号などの信号を下りチャネルを用いて、移動局110に送信する。
信号変換部123は、受信部121から転送されてくる信号の変換処理(逆拡散処理、復調処理及び復号処理など)を行い、データパケットを上りデータとして上位装置に出力し、無線品質通知信号を無線品質解析部124に転送する。また、信号変換部123は、スケジューリング処理部127から転送されてくるデータパケット制御情報信号、及び、バッファ128から転送されてくるデータパケットの変換処理(拡散処理、変調処理及び符号化処理など)を行って送信部122に転送する。
無線品質解析部124は、信号変換部123から転送されてくる無線品質通知信号の解析を行って、無線品質更新信号とその無線品質通知信号を送信した移動局110を識別するユーザID、その移動局110の現在の無線品質を示す無線品質情報を無線品質テーブル管理部125に通知する。
無線品質テーブル管理部125は、無線品質解析部124から無線品質更新信号が通知された場合、その無線品質更新信号に付随したユーザIDに対応するテーブルエントリが、図2に示す無線品質テーブル1251に既に存在する時に、そのテーブルエントリの平均無線品質、無線品質及び閾値を、それぞれ算出した新規の平均無線品質、通知された無線品質情報、及び、算出した新規の閾値に更新する。ここで、新規の平均無線品質(過去N回の無線品質情報の平均値)及び新規閾値{新規平均無線品質+X(Xは、パケットフローのデータ種別によって決まる値)}は、通知された無線品質情報とテーブルエントリ内の平均無線品質から算出される。なお、前記閾値の代わりに、無線品質の累積確率値(過去の無線品質の統計より品質の高い方からY%に入る値)を用いてもよい。
また、無線品質テーブル管理部125は、無線品質更新信号に付随したユーザIDに対応するテーブルエントリが無線品質テーブル1251に存在しない時に、通知されたユーザID、通知された無線品質情報、及び、算出した閾値とした新規テーブルエントリを生成する。ここで、閾値(無線品質情報+X)は、通知された無線品質情報から算出される。
帯域割当順序リスト管理部126は、帯域保証フローテーブル管理部132の帯域保証フローテーブル1321における各エントリの送信間隔及び許容ジッタから今回の帯域割当周期で送信すべきフローを選択する。帯域割当順序リスト管理部126は、例えば、許容ジッタが帯域割当周期以上であって送信間隔が帯域割当周期のN倍のフローをN回に1回選択する。許容ジッタが帯域割当周期未満の帯域保証パケットフローが存在する場合には、選択帯域保証パケットフローを分割する必要があるが、ここでは簡単化のため、全ての帯域保証パケットフローの許容ジッタを帯域割当周期以上とする。
帯域割当順序リスト管理部126は、選択された各フローに対応するユーザIDを持つ移動局110の平均無線品質を、無線品質テーブル管理部125の無線品質テーブル1251から取得し、各フローの平均無線品質の低い順に帯域割当順序リスト1261を作成する。
そして、帯域割当順序リスト管理部126は、無線品質テーブル1251のユーザID、無線品質及び閾値に基づいて、帯域割当順序リスト1261の各選択帯域保証パケットフローの現在の無線品質が閾値以上となっているかどうかを認識し、閾値以上となる各選択帯域保証パケットフローの閾値フラグを1に設定し、かつ、閾値未満となる各選択帯域保証パケットフローの閾値フラグを0に設定する。また、帯域割当順序リスト管理部126は、スケジューリング処理部127からフロー割当通知信号が通知された場合には、そのフロー割当通知信号に付随したフローIDに対応する選択帯域保証パケットフローの割当済みフラグを1に設定する。
スケジューリング処理部127は、帯域割当順序リスト管理部126の帯域割当順序リスト1261の割当済みフラグ及び閾値フラグを確認し、割当済みフラグが0であり、かつ、閾値フラグが1である選択帯域保証パケットフローの中から、最も上位(平均無線品質が低い)にある選択帯域保証パケットフローに帯域を割り当てる。
割当済みフラグが0の選択帯域保証パケットフローが存在し、かつ閾値フラグが1の選択帯域保証パケットフローが存在しない場合には、最も下位(平均無線品質が高い)にある選択帯域保証パケットフローに帯域を割り当てる。
スケジューリング処理部127は、割当済みフラグが0である選択帯域保証パケットフローが存在せず、かつ、帯域割当周期内に割当残期間が存在する場合には、帯域保証パケットフロー以外のパケットフローに帯域を割り当てる。スケジューリング処理部127は、選択帯域保証パケットフローに帯域を割り当てた場合には、フロー割当通知信号と、そのフロー割当通知信号に付随して割り当てた選択帯域保証パケットフローのフローIDとを帯域割当順序リスト管理部126に通知する。
次に、スケジューリング処理部127は、帯域を割り当てるパケットが決定すると、そのパケットフローのユーザIDに対応する無線品質を無線品質テーブル管理部125の無線品質テーブル1251から取得し、その無線品質に応じた送信パラメータ(変調方式、符号化方式など)を選択する。そして、スケジューリング処理部127は、その送信パラメータを格納したデータパケット制御信号を信号変換部123に通知する。そして、スケジューリング処理部127は、バッファ128から帯域を割り当てたパケットフローのパケットの読み出しを行う。
バッファ128は、パケットフローごとにパケットを格納するキューを持ち、パケット分類部131の制御に従って各キューにパケットを書込み、かつ、スケジューリング処理部127の制御に従って各キューからパケットの読み出しを行う。バッファ128から読み出されるデータパケットは、信号変換部123に転送される。
スループット測定部129は、パケットフローごとに、バッファ128から読み出されるデータパケットのスループットを測定し、その結果である出力スループット情報とそれに対応するフローIDと、そのパケットフローのキューの残量を示すキュー残量情報と、をフロー制御部130に通知する。
フロー制御部130は、スループット測定部129から通知されるフローID、出力スループット情報及びキュー残量情報に従って、各キューのバッファ溢れが発生しないように上位装置に対してフロー制御データを通知する。
パケット分類部131は、上位装置から入力されるデータパケットをフローIDに従って分類し、パケットフローごとに分けられたキューにパケットの書込みを行う。
帯域保証フローテーブル管理部132は、上位装置から通知される帯域保証フロー通知制御データに従って、帯域保証フローテーブル1321のテーブルエントリの生成及び削除を行う。帯域保証フローテーブル管理部132は、通知された帯域保証フロー通知制御データの種別が要求であり、その要求された帯域保証パケットフローを受け付けたとしても、全ての帯域保証パケットフローの伝送に必要な帯域リソースが存在するならば、その要求された帯域保証パケットフローに対応する新規テーブルエントリを、帯域保証フローテーブル1321に生成する。
また、帯域保証フローテーブル管理部132は、通知された帯域保証フロー通知制御データの種別が終了ならば、その終了要求された帯域保証パケットフローに対応するテーブルエントリを帯域保証フローテーブル1321から削除する。
次に、本発明の実施の形態1に係る無線通信システム100の基地局120の帯域割当周期のスケジューリング手順について、図5を参照して説明する。
基地局120において、帯域割当周期の開始時に、帯域割当順序リスト管理部126は、帯域保証フローテーブル管理部132の帯域保証フローテーブル1321と無線品質テーブル管理部125の無線品質テーブル1251から、選択した各帯域保証パケットフローの送信間隔及び許容ジッタより、今回の帯域割当周期で送信する必要があるフローを選択する。帯域割当順序リスト管理部126は、例えば、許容ジッタが帯域割当周期以上であり、かつ、送信間隔が帯域割当周期のN倍であるフローをN回に1回だけ選択する。
許容ジッタが帯域割当周期未満である帯域保証パケットフローが存在する場合には、選択帯域保証パケットフローを分割する必要があるが、ここでは簡単化のため、全ての帯域保証パケットフローの許容ジッタは帯域割当周期以上とする。
帯域割当順序リスト管理部126は、帯域保証パケットフローを平均無線品質の低い順に並べる帯域割当順序リスト1261を作成する。ここで、帯域割当順序リスト管理部126は、全選択帯域保証パケットフローの割当済みフラグを0に設定し、かつ、閾値フラグを無線品質テーブル1251の無線品質と閾値から決まる値に設定する(無線品質Q≧閾値Xならば閾値フラグ=1である)(ステップS501)。
続いて、帯域割当順序リスト管理部126は、帯域割当順序リスト1261に未割当のフロー(割当済みフラグ=0)が存在するならば、帯域割当順序リスト1261の最上位(最低平均無線品質)の未割当フローを割当候補フローMとする(ステップST502、ST503)。
次に、帯域割当順序リスト管理部126は、割当候補フローMの閾値フラグが1(無線品質Qm≧Xm)ならば、割当候補フローMに帯域を割り当て、割当候補フローMの割当済みフラグを1に設定する(ステップST504、ST505)。
また、帯域割当順序リスト管理部126は、割当候補フローMの閾値フラグが0(無線品質Qm<Xm)ならば、さらに下位の未割当フローが存在するかどうかを確認し(ステップST504、ST507)、存在しない場合には、割当候補フローMに帯域を割り当て、割当候補フローMの割当済みフラグを1に設定する(ステップST505)。
また、帯域割当順序リスト管理部126は、下位の未割当フローが存在する場合には、帯域割当順序リスト1261の1つ下位の未割当フロー(割当済みフラグ=0)を新たな割当候補フローMとする(ステップST508)。そして、帯域割当順序リスト管理部126は、同様の処理を、帯域が割り当てられる選択帯域保証パケットフローが決まるまで繰り返す(ステップST504、ST505、ST507、ST508)。
帯域割当順序リスト管理部126は、帯域を割り当てる選択帯域保証パケットフローが決定した後に、無線品質テーブル1251の無線品質と閾値より、帯域割当順序リスト1261の全閾値フラグを更新する(無線品質Q≧閾値Xならば閾値フラグ=1とする)(ステップST506)。
ここまでの処理を、帯域割当順序リスト管理部126は、帯域割当順序リスト1261の全選択帯域保証パケットフローの帯域割当が行われるまで繰り返す(ステップST502〜ST508)。
そして、帯域割当順序リスト管理部126は、帯域割当順序リスト1261に未割当のフローが無くなった場合には、帯域割当周期に割当残期間が存在するかどうかを確認する(ステップST502、ST509)。帯域割当順序リスト管理部126は、割当残期間が存在する場合には、バッファ128に帯域保証パケットフロー以外のパケットが存在するかどうかを確認する(ステップST510)。
帯域割当順序リスト管理部126は、帯域保証パケットフロー以外のパケットが存在する場合には、最も無線品質の高い移動局宛のパケットに帯域を割り当てる(ステップST510、ST511)。帯域割当順序リスト管理部126は、同様の処理を、帯域割当周期内の割当残期間が無くなるまで繰り返す(ステップST509〜ST511)。
次に、本発明の実施の形態1に係る無線通信システム100の基地局120の無線品質テーブルの作成手順について、図6を参照して説明する。
基地局120において、移動局110から無線品質通知信号の受信後に、無線品質テーブル管理部125は、無線品質テーブル1251に受信した無線品質通知信号の送信元となる移動局110(ユーザIDにより識別)のテーブルエントリが存在するかどうかを確認する(ステップST601、ST602)。
無線品質テーブル管理部125は、受信した無線品質通知信号の送信元となる移動局110のテーブルエントリが存在する場合には、そのテーブルエントリ内の平均無線品質と受信した無線品質通知信号から取得できる無線品質情報に基づいて、そのテーブルエントリの平均無線品質、無線品質及び閾値を、それぞれ算出した新規の平均無線品質(過去N回の無線品質情報の平均値)、取得した無線品質情報、及び、算出した新規の閾値(新規平均無線品質+X)に更新する(ステップST603)。ここで、新規の平均無線品質及び新規の閾値は、そのテーブルエントリ内の平均無線品質と受信した無線品質通知信号から取得できる無線品質情報に基づいて算出される。
無線品質テーブル管理部125は、受信した無線品質通知信号の送信元となる移動局110のテーブルエントリが存在しない場合には、無線品質テーブル1251に、ユーザID、平均無線品質、無線品質及び閾値を、それぞれ受信した無線品質通知信号から取得できるユーザID、無線品質情報、無線品質情報、及び、算出した閾値とした新規テーブルエントリを生成する(ステップST604)。ここで、閾値は、受信した無線品質通知信号から取得できる無線品質情報に基づいて算出される。
次に、本発明の実施の形態1に係る無線通信システム100の基地局120の帯域保証フローテーブルの作成手順について、図7を参照して説明する。
基地局120において、上位装置から帯域保証フロー通知制御データの受信後に、帯域保証フローテーブル管理部132は、受信した帯域保証フロー通知制御データの種別が要求であるか終了であるかの判定を行う(ステップST701、ST702)。
帯域保証フローテーブル管理部132は、種別が要求である場合、その要求された帯域保証パケットフローを受け付けたとしても、全ての帯域保証パケットフローの伝送に必要な帯域リソースが存在するならば、その要求された帯域保証パケットフローに対応する新規テーブルエントリを帯域保証フローテーブル1321に生成する(ステップST703、ST704)。
帯域保証フローテーブル管理部132は、その要求された帯域保証パケットフローを受け付けた場合、全ての帯域保証パケットフローを伝送するのに必要な帯域リソースが足りなくなる時にその要求を受け付けない(ステップST703)。
帯域保証フローテーブル管理部132は、種別が終了である場合、その終了要求された帯域保証パケットフローに対応するテーブルエントリを帯域保証フローテーブル1321から削除する(ステップST705)。
次に、本発明の本発明の実施の形態1に係る無線通信システム100の基地局120における帯域保証パケットフローの割当の動作の1例について、説明する。
図8は、本発明の本発明の実施の形態1に係る無線通信システム100の基地局120における帯域保証パケットフローの割当の動作の1例を説明するための図である。詳細には、図8は、本発明の実施の形態1に係る無線通信システム100の基地局120における帯域保証パケットフローの割当順番と、共有チャネルにおける各パケットフローへの帯域の割当と、その時の各パケットフローの無線品質と、を説明するための図である。
図8に示されるように、帯域を保証するパケットフローの優先割当順は、平均無線品質の低い順番(例えば、フロー3、フロー2、フロー1の順番)とされる。
帯域割当周期の最初の割当では、最も平均無線品質の低いフロー3からフロー2、フロー1の順に、平均無線品質から決まる閾値(平均無線品質+X)と現在の無線品質を比較し、最初に閾値以上となるフロー2に帯域が割り当てられる。
次の割当では、先ほど割り当てたフロー2を除いたフローの中から、最も平均無線品質の低いフロー3、フロー1の順に、平均無線品質から決まる閾値と現在の無線品質を比較し、最初に閾値以上となるフロー3に帯域が割り当てられる。
さらに次の割当では、先ほど割り当てたフロー2及びフロー3を除いたフローの中から、最も平均無線品質の低いフロー1から順に(ここではフロー1のみ)、平均無線品質から決まる閾値と現在の無線品質を比較し、最初に閾値以上となるフロー1に帯域が割り当てられる。この場合には、フロー1以外のパケット送信候補となる帯域保証パケットフローが存在しないため、現在の無線品質が閾値以下でもフロー1に帯域が割り当てられる。
以上の処理により、全帯域保証パケットフローに帯域が割り当てられた時に、帯域保証パケットフローに対する帯域割当が終了する。ここで、帯域割当周期内に割当残期間が存在するならば、帯域保証パケットフロー以外のパケットに対する帯域の割当がを行なわれる。
次の帯域割当周期が始まる時には、再び帯域を保証するパケットフローの優先割当順を、平均無線品質から決定し(ここでもフロー3、フロー2、フロー1の順)、先ほどと同様の帯域割当処理(今回は、フロー3、フロー1、フロー2の順に割り当てられる)が行なわれる。
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、基地局120は、各移動局110から要求された各帯域保証パケットフローの帯域保証値を満たすように公平に帯域を割り当てながら、他の帯域保証パケットフロー(移動局110)に比べて平均無線品質の低い帯域保証パケットフロー(移動局110)においては、その平均値よりも無線品質が高いタイミングで帯域を割り当てることができるため、各移動局110から要求された各帯域保証パケットフローの帯域を保証しながら、全体のスループットを向上させることができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の実施の形態2に係る無線通信システムは、本発明の実施の形態1に係る無線通信システム100と同じ構成要素を具備している。
次に、本発明の実施の形態1に係る無線通信システム100の動作とは異なる本発明の実施の形態2に係る無線通信システムの動作について、説明する。
図9は本発明の実施の形態2に係る無線通信システムの動作の1例を説明するための図である。詳細には、図9は、本発明の実施の形態2に係る無線通信システムにおける帯域保証パケットフローの割当順番と、共有チャネルにおける各パケットフローへの帯域の割当と、その時の各パケットフローの無線品質と、を説明するための図である。
図9に示されるように、帯域を保証するパケットフローの優先割当順番は、平均無線品質の低い順番(フロー3、フロー2、フロー1の順番)とされる。
帯域割当順序リスト管理部126は、帯域割当周期の最初の割当では、最も平均無線品質の低いフロー3からフロー2、フロー1の順に、平均無線品質から決まる閾値(平均無線品質+X)と現在の無線品質を比較し、最初に閾値以上となるフロー2に帯域を割り当てる。
次の割当では、帯域割当順序リスト管理部126は、先ほど割り当てたフロー2を除いたフローの中から、最も平均無線品質の低いフロー3、フロー1の順に、平均無線品質から決まる閾値と現在の無線品質を比較する。ここで、帯域割当順序リスト管理部126は、フロー3、フロー1の両方ともの現在の無線品質がそれぞれの閾値以下であり、ここで割り当てなくても残りの帯域割当周期で割り当てることができる帯域リソースが存在するため、帯域保証パケットフロー以外のパケットに対して帯域割当を行う。
次の割当でも、帯域割当順序リスト管理部126は、先ほど割り当てたフロー2を除いたフローの中から、最も平均無線品質の低いフロー3、フロー1の順に、平均無線品質から決まる閾値と現在の無線品質を比較し、最初に閾値以上となるフロー1に帯域を割り当てる。
さらに次の割当では、帯域割当順序リスト管理部126は、先ほど割り当ててフロー2、フロー1を除いたフローの中から、最も平均無線品質の低いフロー3から順に(ここではフロー3のみ)、平均無線品質から決まる閾値と現在の無線品質を比較し、最初に閾値以上となるフロー3に帯域を割り当てる。
以上の処理により、帯域割当順序リスト管理部126は、全帯域保証パケットフローに帯域を割り当てるため、帯域保証パケットフローに対する帯域割当を終了する。
ここで、帯域割当順序リスト管理部126は、帯域割当周期内に割当残期間が存在するならば、帯域保証パケットフロー以外のパケットに対する帯域割当を行う。
次の帯域割当周期が始まる時には、再び帯域を保証するパケットフローの優先割当順番を、平均無線品質から決定する。ここでも、フローの割当順番は、フロー3、フロー2、フロー1の順番である。
最初と2回目の割当では、帯域割当順序リスト管理部126は、現在の無線品質がそれぞれの閾値以上となるフローが存在しないため、帯域保証パケットフロー以外のパケットに対して帯域割当を行う。
次の割当でも、帯域割当順序リスト管理部126は、現在の無線品質がそれぞれの閾値以上となるフローは存在しないが、ここで帯域保証パケットフローのいずれかに帯域を割り当てないと、残り全ての帯域保証パケットフローを、この帯域割当周期内で割り当てることができなくなるため、最も平均無線品質の高いフロー1に帯域を割り当てる。
さらに次の割当でも、帯域割当順序リスト管理部126は、先ほど割り当てたフロー1を除くフローの中で、現在の無線品質がそれぞれの閾値以上となるフローは存在しないが、ここで残りの帯域保証パケットフロー(フロー2、フロー3)のいずれかに帯域を割り当てないと、残り全ての帯域保証パケットフローを、この帯域割当周期内で割り当てることができなくなるため、残りの帯域保証パケットフロー(フロー2、フロー3)の中から、最も平均無線品質の高いフロー2に帯域を割り当てる。
最後の割当でも、帯域割当順序リスト管理部126は、残ったフロー3の現在の無線品質は閾値以上となっていないが、ここでフロー3に帯域を割り当てないと、この帯域割当周期内でフロー3に帯域を割り当てることができなくなるため、フロー3に帯域を割り当てる。
次に、本発明の実施の形態2に係る無線通信システムにおける基地局の動作について、図10を参照して説明する。
図10は、本発明の実施の形態2に係る無線通信システムにおける基地局の帯域割当周期のスケジューリング手順を説明するためのフロー図である。
基地局120においては、帯域割当周期の開始時に、帯域割当順序リスト管理部126は、帯域保証フローテーブル管理部132の帯域保証フローテーブル1321と無線品質テーブル管理部125の無線品質テーブル1251から、選択した各帯域保証パケットフローの送信間隔及び許容ジッタより、今回の帯域割当周期で送信する必要があるフローを選択する。帯域割当順序リスト管理部126は、例えば、許容ジッタが帯域割当周期以上であって送信間隔が帯域割当周期のN倍のフローをN回に1回選択する。
許容ジッタが帯域割当周期未満の帯域保証パケットフローが存在する場合には、選択帯域保証パケットフローを分割する必要があるが、ここでは簡単化のため、全ての帯域保証パケットフローの許容ジッタは帯域割当周期以上とする。
帯域割当順序リスト管理部126は、帯域保証パケットフローを平均無線品質の低い順に並べる帯域割当順序リスト1261を作成する。ここで、帯域割当順序リスト管理部126は、全選択帯域保証パケットフローの割当済みフラグを0に設定し、かつ、閾値フラグを無線品質テーブル1251の無線品質と閾値から決まる値に設定する(無線品質Q≧閾値Xならば閾値フラグ=1)(ステップST1001)。
続いて、帯域割当順序リスト管理部126は、帯域割当順序リスト1261に未割当のフロー(割当済みフラグ=0)が存在するならば、帯域割当順序リスト1261の最上位(最低の平均無線品質)の未割当フローを割当候補フローMとする(ステップST1002、ST1003)。
帯域割当順序リスト管理部126は、割当候補フローMの閾値フラグが1(無線品質Qm≧Xm)ならば、割当候補フローMに帯域を割り当て、割当候補フローMの割当済みフラグを1に設定する(ステップST1004、ST1005)。
帯域割当順序リスト管理部126は、割当候補フローMの閾値フラグが0(無線品質Qm<Xm)ならば、さらに下位の未割当フローが存在するかどうかを確認し(ステップST1004、ST1007)、存在しない場合には、未割当フローに必要な最大帯域リソースの合計値と今回決定する帯域割当の最大帯域リソース値の和が残り帯域割当周期よりも大きければ、割当候補フローMに帯域を割り当て、割当候補フローMの割当済みフラグを1に設定する(ステップST1009、ST1005)。
帯域割当順序リスト管理部126は、未割当フローに必要な最大帯域リソースの合計値と今回決定する帯域割当の最大帯域リソース値の和が残り帯域割当周期以下ならば、その割当候補フローMに帯域を割り当てず、バッファ128に帯域保証パケットフロー以外のパケットが存在するかどうかを確認し、存在する場合には、最も無線品質の高い移動局宛のパケットに帯域を割り当てる(ステップST1009、ST1011、ST1012)。
帯域割当順序リスト管理部126は、割当候補フローMの閾値フラグが0(無線品質Qm<Xm)で、さらに下位の未割当フローが存在する場合には(ステップST1004、ST1007)、帯域割当順序リスト1261の1つ下位の未割当フロー(割当済みフラグ=0)を新たな割当候補フローMとする(ステップST1008)。そして、帯域割当順序リスト管理部126は、同様の処理を、帯域が割り当てられるパケットが決まるまで繰り返す(ステップST1004、ST1005、ST1007、ST1008、ST1010〜ST1012)。
帯域割当順序リスト管理部126は、帯域を割り当てる帯域保証パケットフローが決定した後には、無線品質テーブル1251の無線品質と閾値より、帯域割当順序リスト1261の全閾値フラグを更新する(無線品質Q≧閾値Xならば閾値フラグ=1)(ステップST1006)。
帯域割当順序リスト管理部126は、ここまでの処理を、帯域割当順序リスト1261の全帯域保証パケットフローの帯域割当が行われるまで繰り返す(ステップST1002〜ST1012)。
そして、帯域割当順序リスト管理部126は、帯域割当順序リスト1261に未割当のフローが無くなった場合には、帯域割当周期に割当残期間が存在するかどうかを確認する(ステップST1002、ST1010)、割当残期間が存在する場合には、バッファ128に帯域保証パケットフロー以外のパケットが存在するかどうかを確認し、存在する場合には、最も無線品質の高い移動局宛のパケットに帯域を割り当てる(ステップST1011、ST1012)。そして、帯域割当順序リスト管理部126は、同様の処理を、帯域割当周期内の割当残期間が無くなるまで繰り返す(ステップST1002、ST1006、ST1010〜ST1012)。
以上のように、基地局120は、各移動局110から要求された各帯域保証パケットフローの帯域保証値を満たすように公平に帯域を割り当てながら、他の帯域保証パケットフロー(移動局110)に比べて平均無線品質の低い帯域保証パケットフロー(移動局110)においては、その平均値よりも無線品質が高いタイミングで帯域を割り当てることができるため、各移動局110から要求された各帯域保証パケットフローの帯域を保証しながら、セル全体のスループットを向上させることができる。
なお、本発明は、前述の実施の形態に限定されない。前記実施の形態においては、帯域保証パケットフローの優先割当順を決める帯域保証フローテーブルは、帯域割当周期ごとに生成したが、帯域割当周期とは異なる周期ごとに生成してもよい。また、前記実施の形態においては、閾値=平均無線品質+X(固定値)としたが、Xをパケットフローのデータ種別により変更し、また、閾値の求め方を過去の無線品質の統計により品質の高い方からY%に入る値としてもよい。
また、前記実施の形態においては、平均無線品質の算出方法を、過去N回(固定値)の無線品質情報の平均値としたが、この回数をパケットフローのデータ種別及び送信先となる移動局の移動速度(ドップラー周波数)により変更してもよい。
本発明は、各移動局から要求された各帯域保証パケットフローの帯域を保証しながら、全体のスループットを向上させることができる効果を有し、無線通信システム及び帯域割り当て方法に有用である。
本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの無線品質テーブル管理部の無線品質テーブルを説明するための図 本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの帯域保証フローテーブル管理部の帯域保証フローテーブルを説明するための図 本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの帯域割当順序リスト管理部の帯域割当順序リストを説明するための図 本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの基地局の帯域割当周期のスケジューリング手順を示すフロー図 本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの基地局の無線品質テーブルの作成手順を示すフロー図 本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの基地局の帯域保証フローテーブルの作成手順を示すフロー図 本発明の本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの基地局における帯域保証パケットフローの割当の動作の1例を説明するための図 本発明の実施の形態2に係る無線通信システムの動作の1例を説明するための図 本発明の実施の形態2に係る無線通信システムにおける基地局の帯域割当周期のスケジューリング手順を説明するためのフロー図 従来技術の帯域保証パケットフローの割当順と、共有チャネルにおける各パケットフローへの帯域の割当とその時の各パケットフローの無線品質を説明するための図
符号の説明
100 無線通信システム
110 移動局
111、122 送信部
112、121 受信部
120 基地局
123 信号変換部
124 無線品質解析部
125 無線品質テーブル管理部
126 帯域割当順序リスト管理部
127 スケジューリング処理部
128 バッファ
129 スループット測定部
130 フロー制御部
131 パケット分類部
132 帯域保証フローテーブル管理部
1251 無線品質テーブル
1261 帯域割当順序リスト
1321 帯域保証フローテーブル

Claims (3)

  1. 複数の移動局と、前記複数の移動局と無線で通信を行う基地局と、を具備する無線通信システムにおいて、
    前記基地局は、
    前記複数の移動局と通信を行う複数の帯域保証パケットフローを平均無線品質が低い順番に並べるパケットフローリストを作成するリスト作成手段と、
    前記パケットフローリストの最上位から下位の方へ順次に前記複数の帯域保証パケットフローの現在の無線品質を調べて当該現在の無線品質と前記複数の帯域保証パケットフローの各々の平均無線品質に基づいて決められる閾値とを比較して当該閾値以上の前記現在の無線品質がある時に当該現在の無線品質の前記帯域保証パケットフローに優先的に帯域を割り当てる第1の帯域割り当て手段と、
    前記閾値以上の前記現在の無線品質がない時に前記パケットフローリストの最下位の前記帯域保証パケットフローに帯域を割り当てる第2の帯域割り当て手段と、
    を具備する無線通信システム。
  2. 複数の移動局と、前記複数の移動局と無線で通信を行う基地局と、を具備する無線通信システムにおける基地局であって、
    前記複数の移動局と通信を行う複数の帯域保証パケットフローを平均無線品質が低い順番に並べるパケットフローリストを作成するリスト作成手段と、
    前記パケットフローリストの最上位から下位の方へ順次に前記複数の帯域保証パケットフローの現在の無線品質を調べて当該現在の無線品質と前記複数の帯域保証パケットフローの各々の平均無線品質に基づいて決められる閾値とを比較して当該閾値以上の前記現在の無線品質がある時に当該現在の無線品質の前記帯域保証パケットフローに優先的に帯域を割り当てる第1の帯域割り当て手段と、
    前記閾値以上の前記現在の無線品質がない時に前記パケットフローリストの最下位の前記帯域保証パケットフローに帯域を割り当てる第2の帯域割り当て手段と、
    を具備する基地局。
  3. 複数の移動局と、前記複数の移動局と無線で通信を行う基地局と、を具備する無線通信システムにおける帯域割り当て方法であって、
    前記複数の移動局と通信を行う複数の帯域保証パケットフローを平均無線品質が低い順番に並べるパケットフローリストを作成するリスト作成ステップと、
    前記パケットフローリストの最上位から下位の方へ順次に前記複数の帯域保証パケットフローの現在の無線品質を調べて当該現在の無線品質と前記複数の帯域保証パケットフローの各々の平均無線品質に基づいて決められる閾値とを比較して当該閾値以上の前記現在の無線品質がある時に当該現在の無線品質の前記帯域保証パケットフローに優先的に帯域を割り当てる第1の帯域割り当てステップと、
    前記閾値以上の前記現在の無線品質がない時に前記パケットフローリストの最下位の前記帯域保証パケットフローに帯域を割り当てる第2の帯域割り当てステップと、
    を具備する帯域割り当て方法。
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