JP2003263909A - 柱状構造体による採光装置 - Google Patents

柱状構造体による採光装置

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JP2003263909A
JP2003263909A JP2002061392A JP2002061392A JP2003263909A JP 2003263909 A JP2003263909 A JP 2003263909A JP 2002061392 A JP2002061392 A JP 2002061392A JP 2002061392 A JP2002061392 A JP 2002061392A JP 2003263909 A JP2003263909 A JP 2003263909A
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Tetsuji Tatsuoka
哲治 立岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の内周部や採光が十分に行い得ない建物
に対しても屋外光の採光を有効に行うことができ、建物
内を隠すと共に建物の外部からの不審者の侵入を阻止す
ることができ、しかも、ガラス等が破損した場合に、そ
の破損部分のみを交換することができる。 【解決手段】 横断面が多角形状をした透光性を有する
柱状構造体2と、柱状構造体2を、その長手方向の中心
軸周りで回動可能に、かつ複数本並列するように取り外
し自在に取り付けた枠体3と、複数本の柱状構造体2を
一体的に所望角度に回動させる回動機構4とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の壁面、ベラ
ンダ又は通路等に取り付け、屋外光を建物内に採光する
と共に、必要時には遮蔽機能を有する柱状構造体による
採光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のサッシ窓などは、一枚のガラス板
をサッシ枠内に組み付けて扉を構成したものである。そ
して、2枚の扉を窓枠に取り付け、一方の扉を左右方向
又は上下方へ移動させることで窓を開閉できるようにし
ている。
【0003】このような透明又は半透明のガラスが取り
付けられた扉の窓を有する建物では、窓の内側にカーテ
ンなどを配置して、太陽光の室内への入射を阻止した
り、その建物内を見えないようにしている。また、窓の
外側にシャッターなどを配置して外部からの不審者の侵
入を阻止している。
【0004】また、ベランダには、上下横架材の間に間
隔を隔てて並列された複数本の縦芯材に透光性の複数枚
の羽根板材を等間隔に隔設してパネル状にした遮蔽板が
取り付けられている。この遮蔽板は、建物の窓枠外側に
も取り付けられ、外から人に覗かれることを避けるため
の目隠し用のフェンスとして、また面格子として利用さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の2枚の扉を窓枠に取り付けた窓構造では、その扉のガ
ラス板が破損すると、そのガラス板全体を交換しなけれ
ばならず、その修繕費用が大きいという問題があった。
【0006】また、ベランダに取り付けられる遮蔽板
は、建物内を窓の外から見えないようにするものである
ため、太陽光をベランダ部分と室内へ十分に取り入れる
ことができないという問題があった。
【0007】一方、建物への屋外光の採光、特に日射の
取り入れは、主として外壁に設ける窓によって行われる
が、窓に近い外周部分へは十分な採光が可能であるもの
の、窓から遠い内周部にまでは十分な採光ができないと
いう問題もあった。
【0008】本発明は、かかる問題点を解決するために
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、建
物の内周部や採光が十分に行い得ない建物に対しても屋
外光の採光を有効に行うことができ、建物内を隠すと共
に建物の外部からの不審者の侵入を阻止することがで
き、しかも、ガラス等が破損した場合に、その破損部分
のみを交換することができる柱状構造体による採光装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、横断面
が多角形をした透光性を有する柱状構造体(2)と、該
柱状構造体(2)を、その長手方向の中心軸周りで回動
可能に、かつ複数本並列するように取り外し自在に取り
付けた枠体(3)と、前記複数本の柱状構造体(2)を
一体的に所望角度に回動させる回動機構(4)と、を備
えた、ことを特徴とする柱状構造体による採光装置が提
供される。
【0010】前記柱状構造体(2)は、横断面が三角形
状を有し、その一側面に反射部材(6)を長手方向に被
覆したものである。前記反射部材(6)は鏡面を有する
金属板である。前記柱状構造体(2)は、横断面が三角
形状を有し、その一側面に偏光部材を長手方向に被覆し
たものである。前記柱状構造体(2)の横断面は、略二
等辺三角形状、正三角形状又は四角形状が好ましい。更
に、前記柱状構造体(2)は、横断面が略円弧形状を有
し、その湾曲面に反射部材(6)を被覆したものであ
る。
【0011】前記枠体(3)は、建物のベランダ(5)
を構成する縦パネルに取り付け、又は建物の窓に取り付
けることができる。
【0012】上記構成の採光装置(1)では、枠体
(3)内の隣り合う柱状構造体(2)を隙間なく整列さ
せることで、採光窓又は遮蔽板を構成することができ
る。所定角度からは太陽光(L)を取り入れる採光窓と
して機能し、別の角度では外から建物内部を見ることが
できない遮蔽板として機能する。一方、各柱状構造体
(2)は、回動機構(4)によって、隣接する柱状構造
体(2)の間隙が形成されるように並べ、通風空間が形
成され、風通しがよくなる(W)。なお、柱状構造体
(2)が破損した場合には、その破損した柱状構造体
(2)のみを容易に交換することができる。
【0013】枠体(3)内において、柱状構造体(2)
の反射部材(6)を用いて、プリズムのように機能する
柱状構造体(2)の一側面を建物の室内側に向くように
傾斜させる。このときは太陽の動きに追従するように、
回動機構(4)によって反射部材(6)の最適な角度に
可変させる。この柱状構造体(2)の傾斜によって、太
陽光(L)を室内に十分に取り入れることができる。
【0014】前記柱状構造体(2)の一側面に偏光部材
を長手方向に被覆したものは、この偏光部材の一側面を
建物の外側に向けておくことで、外から建物内部に入り
込む日差しを和らげることができる。
【0015】横断面を略正三角形状に形成した柱状構造
体(2)は、回動機構(4)によって回動させることに
より、太陽光の透過と遮蔽を60度回動させるだけで容
易に可変させることができる。また、横断面を略二等辺
三角形状に形成した柱状構造体(2)は、回動機構
(4)によって回動させることにより、隣接する柱状構
造体(2)の間隔を広くとることができ、通風量を高め
ることができる(W)。
【0016】複数本の柱状構造体(2)を並列した前記
枠体(3)は、建物のベランダ(5)の縦パネルに取り
付け、各柱状構造体(2)を一体的に所望角度に回動さ
せることにより、ベランダ(5)内を遮蔽し、中が覗か
れないようにする。一方、各柱状構造体(2)の反射部
材(6)を用いて、太陽光(L)をベランダ(5)部分
は勿論のこと室内にまで十分に取り入れることができ
る。
【0017】複数本の柱状構造体(2)を並列した前記
枠体(3)は、建物の窓に取り付け、各柱状構造体
(2)を一体的に所望角度に回動させることにより、一
枚のガラス板の左右方向へ移動させるのと同様な窓の開
閉やシャッターの開閉と同様に機能する。特に、この反
射部材(6)に鉄板を用いれば、シャッターとしての機
能を有するので、建築物の外部からの不審者の侵入を阻
止することができる。
【0018】更に、本発明によれば、横断面が略円形状
であり、その一側面に反射部材(6)を形成した透光性
を有する柱状構造体(2)と、該柱状構造体(2)を、
その長手方向の中心軸周りで回動可能に、かつ複数本並
列するように取り外し自在に取り付けられた枠体(3)
と、前記各柱状構造体(2)を一体的に所望角度に回動
させる回動機構(4)と、を備えた、ことを特徴とする
柱状構造体による採光装置が提供される。前記柱状構造
体(2)は、その横断面が略楕円形状又は略楕円形状を
したものが好ましい。
【0019】この構成では、柱状構造体(2)の横断面
に短径部分と長径部分があるために、柱状構造体(2)
の回転角度に応じて隣接する柱状構造体(2)間に大き
な隙間が形成されるので、容易に通風空間を形成するこ
とができる。また、横断面が略円形状の柱状構造体
(2)は、そのレンズ効果で太陽の入射光を様々変化さ
せることが可能であり、この柱状構造体(2)の内径や
その形状の変化に応じて光量を調節することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面を参照して説明する。図1は本発明の柱状構造
体による採光装置を示す斜視図である。図2は1本の柱
状構造体を示す部分拡大斜視図である。図3は採光装置
をベランダの縦パネルに取り付けた実施形態を示す斜視
図である。本発明の採光装置1は、透光性を有する柱状
構造体2と、この柱状構造体2をその長手方向の中心軸
周りで回動可能に、かつ複数本並列するように取り外し
自在に取り付けた枠体3と、回動機構4とを備えたもの
である。本発明の採光装置1は、建物の窓構造として利
用するものである。しかし、図3に示すように、採光装
置1を建物のベランダ5の縦パネルに2枚の採光装置1
を取り付けて使用することができる。
【0021】柱状構造体2は、横断面が多角形状をした
透光性を有する構造体である。各柱状構造体2は、強化
ガラスや強化プラスチック等の透光性を有する柱状体か
ら成り、その長手方向の一側面に反射部材6としての金
属板が貼り付けられている。反射部材6は鏡面を有する
金属板である。図2に示す柱状構造体2は、その横断面
が略三角形状にしたものである。
【0022】これらの柱状構造体2の両端部には、その
長手方向に中心軸7,8をそれぞれ突設してある。各中
心軸7,8は、枠体3を構成するフレーム板3aと、後
述する回動機構4のリンク9が取り付けられたホルダと
にそれぞれ挿入されている。
【0023】柱状構造体2は、フレーム板3aに対して
着脱自在に取り付けられており、柱状構造体2をスプリ
ング(図示していない)の弾性力に抗して一方に押し付
けた後、柱状構造体2の中心軸8をホルダから抜くこと
で、柱状構造体2を枠体3から容易に取り出すことがで
きる。また、逆に操作することで、柱状構造体2を枠体
3に取り付けることができる。
【0024】この回動機構4は、図1に示すように、枠
体3内の柱状構造体2を回動させるために、枠体3のフ
レーム板3aの何れから突出させた中心軸7をそれぞれ
突設してある。各中心軸7,8の近傍に突出させた可動
軸にリンク9を掛け止めたものである。このリンク9を
柱状構造体2の並列方向に可動させることにより、柱状
構造体2を回動させる。
【0025】なお、このようなリンク9による柱状構造
体2を回動させる手段に代えて、ギアとウオームギア
(図示していない)とで構成することも可能である。ま
た、その他の回動手段により柱状構造体2を回動させる
ことが可能である。更に、上述したリンク9の駆動手段
も手動に限らずモータやソレノド等を用いることも可能
である。
【0026】この実施形態の柱状構造体による採光装置
1によれば、何れかの柱状構造体2が破損した場合に
は、破損部分に該当する柱状構造体2のみを取り換える
だけで、修繕作業が済むので修繕費用の低減化を図るこ
とができる。
【0027】図4は本発明の柱状構造体の動作状態を示
す説明断面図であり、(a)は完全に遮蔽した状態、
(b)は太陽光を取り入れるように回動させた状態、
(c)は通気可能に隙間を形成した状態である。本発明
の採光装置1は、図4(a)に示すように、隣り合う柱
状構造体2を、その金属板の反射部材6が一枚板のよう
に隙間なく整列するように回動させることで、ベランダ
5の内部を隠し、この状態では外から建物内部を見るこ
とができない遮蔽板として機能する。
【0028】次に、図4(b)に示すように、隣り合う
柱状構造体2を、その金属板の反射部材6が枠体3の上
下方向に対して約60度に傾斜させ、それぞれ平行に並
列させ、同時に柱状構造体2の透光体の一側面は一枚板
のように隙間なく整列するように回動させることで、各
柱状構造体2はプリズムとして機能し太陽光Lを取り入
れる採光窓として機能する。このときは、柱状構造体2
の透光体の一側面は一枚板のように隙間なく整列してい
るので、外部からの風等の侵入は阻止することができ
る。
【0029】しかも、道路を歩行する人の視線より上方
に位置するベランダ5に取り付けられた採光装置1は、
その反射部材6が遮蔽板として機能するので、下方斜め
からの歩行者が覗くことを阻止することができる。即
ち、本発明の採光装置1は所定角度から太陽光Lを取り
入れる採光窓として機能する一方で、別の角度では外か
ら建物内部を見ることができない遮蔽板としての両者の
機能を合わせ持つ。
【0030】更に、本発明の柱状構造体2はプリズムの
ように機能するので、柱状構造体2の一側面を建物の室
内側に向くように傾斜させ、太陽の動きに追従するよう
に、回動機構4によって反射部材6の最適な角度に可変
させることができる。この柱状構造体2の傾斜によっ
て、動く太陽光Lを室内に十分に取り入れることができ
る。
【0031】隣り合う柱状構造体2は、図4(c)に示
すように、その金属板の反射部材6が枠体3の上下方向
に対して垂直になるように回動させると、隣接する柱状
構造体2に間隙が形成される。この間隙は通風空間とな
り、外部からの風通しがよくなる(波線W参照)。この
ときも風の向きによって、ベランダ5内に取り込む風を
斜め下向き又は斜め上向きに自由に可変させることがで
きる。
【0032】図5は柱状構造体の横断面を二等辺三角形
にした他の実施の形態を示す説明断面図であり、(a)
は完全に遮蔽した状態、(b)は太陽光を取り入れるよ
うに回動させた状態、(c)は通気可能に隙間を形成し
た状態である。柱状構造体2の横断面は、必ずしも正三
角形にする必要はなく、略二等辺三角形状に形成したも
の、直角三角形状に形成したものであってもよい。三辺
の長さが異なればこの柱状構造体2を回動機構4によっ
て回動させたときに、隣接する柱状構造体2の間隔を広
くとることができ、通風量を高めることができる(図5
(b)、(c)参照)。
【0033】また、一番長い辺に反射部材6を形成する
ことによって、完全に遮蔽できると共に、広い反射面を
有する反射部材6を形成することで、採光効率を高める
ことができる(図5(a)、(b)参照)。その一方
で、短い辺に反射部材6を形成することによって、部分
的に遮蔽することで、変化に富んだベランダ5の遮蔽板
を形成することができる。横断面を二等辺三角形にした
柱状構造体2は、正三角形状のものと異なり、太陽光L
の他に風Wも取り入れることができる。
【0034】更に、上述した反射部材6に代えて柱状構
造体2の一側面に偏光部材(図示していない)を長手方
向に被覆することも可能である。この偏光部材の一側面
を建物の外側に向けておくことで、外から建物内部に入
り込む日差しを和らげることができる。
【0035】本発明の採光装置1を建物のベランダ5に
取り付けるだけではなく、複数本の柱状構造体2を並列
した枠体3を建物の窓に取り付け、各柱状構造体2を一
体的に所望角度に回動させることも可能である。並列さ
せた柱状構造体2は、一枚のガラス板の左右方向へ移動
させるのと同様に窓の開閉やシャッターの開閉と同様に
機能する。特に、この反射部材6に鉄板を用いれば、建
物の外部からの不審者の侵入を阻止する機能を発揮する
ことができる。
【0036】図6は柱状構造体の横断面を略円弧形状に
した他の実施の形態を示す説明断面図である。柱状構造
体2の横断面は、略円弧形状に形成したものであっても
よい。この柱状構造体2の長手方向の湾曲面に反射部材
6を被覆する。この構造では、太陽光Lを室内に十分に
取り入れることができると共に、湾曲面の反射部材6で
外から建物内部に入り込む日差しを和らげることができ
る。
【0037】図7は柱状構造体の横断面を略四角形状に
した他の実施の形態を示す説明断面図である。図8は略
正方形状の透光板を積層した柱状構造体した他の実施の
形態を示す正面図である。柱状構造体2の横断面を略四
角形状にしたものは、隣接する柱状構造体2の接触面が
広くなるので密閉性を高めることができる。また、この
柱状構造体2は略正方形状の透光板10を積層し、その
両端から固定することにより、柱状構造体2を構成する
ことができる。このように透光板10を積層すると、個
々に交換することができる。
【0038】図9は本発明の柱状構造体による採光装置
の他の実施形態を示す平断面概略図であり、(a)は完
全に遮蔽した状態、(b)は太陽光を取り入れるように
回動させた状態である。枠体2に等間隔で取り付けられ
る柱状構造体2は、その横断面が三角形状や四角形状の
ものに限定されない。例えば、柱状構造体2の横断面が
略円形状をした略透明の略円柱を用いることができる。
この略円柱状の柱状構造体2にその長手方向の一側に反
射部材6を形成したものである。複数本の柱状構造体2
が、枠体3内においてその長手方向の中心軸周りで回転
可能に、かつ隙間なく並列するように取り外し自在に取
り付けられたものである。これらの柱状構造体2を一体
に所望角度回転させる回転機構(図示していない)を備
えたものである。
【0039】図10は柱状構造体の他の実施の形態を示
す平断面概略図であり、(a)は横断面が略楕円形状に
形成したもの、(b)は横断面が略長円形状に形成した
ものである。柱状構造体2は、その横断面が略円形状以
外に、略楕円形状又は略長円形状に形成した柱状構造体
2を採用することができる。この略楕円形状又は略長円
形状に形成した柱状構造体2では、横断面に短径部分と
長径部分があるために、上述したように、柱状構造体2
の回転角度に応じて隣接する柱状構造体2間に大きな隙
間が形成されるので、容易に通風空間を形成することが
できる。
【0040】横断面が略円形状、略楕円形状又は略長円
形状に形成した柱状構造体2は、そのレンズ効果で太陽
の入射光を様々変化させることが可能である。更に、こ
の柱状構造体2の内径やその形状の変化に応じて光量を
調節することができる。
【0041】なお、本発明は上述した発明の実施の形態
に限定されず、並列する透光性を有する柱状構造体2で
構成し、この柱状構造体2を回動させ、更に隣接する柱
状構造体2間に大きな隙間を形成することにより、ガラ
ス窓を閉じた状態、窓を開放した状態、更にシャッター
を閉じた状態を瞬時に変更させる構造であれば、図示し
た構成に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変更できることは勿論である。
【0042】また、図指例では柱状構造体2を横方向に
並列させた状態を示しているが、上述した構成に限定さ
れず、柱状構造体2を縦方向に並列又は傾斜して並列さ
せることも可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明の柱状構造体による採光装置は、
透光性を有する柱状構造体の向きを可変させることで、
所定角度からは太陽光を取り入れる採光窓として機能
し、別の角度では外から建物内部を見ることができない
遮蔽板として機能させると共に、柱状構造体間に隙間を
発生させ、風通しを良くすることができる。
【0044】更に、柱状構造体が破損した場合には、そ
の破損した柱状構造体だけを交換することができるの
で、修繕費用の低減化を図ることができる。偏光ガラス
部材で柱状構造体の一側面を覆う構成とするで、外から
建物内に入り込む日差しを和らげることができる、等の
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の柱状構造体による採光装置を示す斜視
図である。
【図2】1本の柱状構造体を示す部分拡大斜視図であ
る。
【図3】採光装置をベランダの縦パネルに取り付けた実
施形態を示す斜視図である。
【図4】本発明の柱状構造体の動作状態を示す説明断面
図であり、(a)は完全に遮蔽した状態、(b)は太陽
光を取り入れるように回動させた状態、(c)は通気可
能に隙間を形成した状態である。
【図5】柱状構造体の横断面を二等辺三角形にした他の
実施の形態を示す説明断面図であり、(a)は完全に遮
蔽した状態、(b)は太陽光を取り入れるように回動さ
せた状態、(c)は通気可能に隙間を形成した状態であ
る。
【図6】柱状構造体の横断面を略円弧形状にした他の実
施の形態を示す説明断面図である。
【図7】柱状構造体の横断面を略四角形状にした他の実
施の形態を示す説明断面図である。
【図8】略正方形状の透光板を積層した柱状構造体した
他の実施の形態を示す正面図である。
【図9】本発明の柱状構造体による採光装置の他の実施
形態を示す平断面概略図であり、(a)は完全に遮蔽し
た状態、(b)は太陽光を取り入れるように回動させた
状態である。
【図10】柱状構造体の他の実施の形態を示す平断面概
略図であり、(a)は横断面が略楕円形状に形成したも
の、(b)は横断面が略長円形状に形成したものであ
る。
【符号の説明】
1 採光装置 2 柱状構造体 3 枠体 4 回動機構 5 ベランダ(縦パネル) 6 反射部材 7,8 中心軸 9 リンク

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横断面が多角形をした透光性を有する柱
    状構造体(2)と、該柱状構造体(2)を、その長手方
    向の中心軸周りで回動可能に、かつ複数本並列するよう
    に取り外し自在に取り付けた枠体(3)と、 前記複数本の柱状構造体(2)を一体的に所望角度に回
    動させる回動機構(4)と、を備えた、ことを特徴とす
    る柱状構造体による採光装置。
  2. 【請求項2】 前記柱状構造体(2)は、横断面が略三
    角形状を有し、その一側面に反射部材(6)を長手方向
    に被覆したものである、ことを特徴とする請求項1の柱
    状構造体による採光装置。
  3. 【請求項3】 前記反射部材(6)は鏡面を有する金属
    板である、ことを特徴とする請求項2の柱状構造体によ
    る採光装置。
  4. 【請求項4】 前記柱状構造体(2)は、横断面が三角
    形状を有し、その一側面に偏光部材を長手方向に被覆し
    たものである、ことを特徴とする請求項1の柱状構造体
    による採光装置。
  5. 【請求項5】 前記柱状構造体(2)の横断面が略正三
    角形状である、ことを特徴とする請求項2又は4の柱状
    構造体による採光装置。
  6. 【請求項6】 前記柱状構造体(2)の横断面が略二等
    辺三角形状である、ことを特徴とする請求項2又は4の
    柱状構造体による採光装置。
  7. 【請求項7】 前記柱状構造体(2)は、横断面が略円
    弧形状を有し、その湾曲面に反射部材(6)を被覆した
    ものである、である、ことを特徴とする請求項1又は3
    の柱状構造体による採光装置。
  8. 【請求項8】 前記柱状構造体(2)の横断面が略四角
    形状である、ことを特徴とする請求項1又は3の柱状構
    造体による採光装置。
  9. 【請求項9】 前記枠体(3)を、建物のベランダ
    (5)を構成する縦パネルに取り付けた、ことを特徴と
    する請求項1の柱状構造体による採光装置。
  10. 【請求項10】 前記枠体(3)を建物の窓に取り付け
    た、ことを特徴とする請求項1の柱状構造体による採光
    装置。
  11. 【請求項11】 横断面が略円形状であり、その一側面
    に反射部材(6)を形成した透光性を有する柱状構造体
    (2)と、該柱状構造体(2)を、その長手方向の中心
    軸周りで回動可能に、かつ複数本並列するように取り外
    し自在に取り付けた枠体(3)と、 前記各柱状構造体(2)を一体的に所望角度に回動させ
    る回動機構(4)と、を備えた、ことを特徴とする柱状
    構造体による採光装置。
  12. 【請求項12】 前記柱状構造体(2)は、その横断面
    が略楕円形状をしたものである、ことを特徴とする請求
    項11の柱状構造体による採光装置。
  13. 【請求項13】 前記柱状構造体(2)は、その横断面
    が略楕円形状をしたものである、ことを特徴とする請求
    項11の柱状構造体による採光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009266794A (ja) * 2007-11-29 2009-11-12 Ishikawa Kogaku Zokei Kenkyusho:Kk 太陽光照明器
JP2015018773A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 株式会社Lixil 太陽光照明装置

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