JP2003263338A - デバック機能内蔵型マイクロコンピュータ - Google Patents

デバック機能内蔵型マイクロコンピュータ

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JP2003263338A
JP2003263338A JP2002063020A JP2002063020A JP2003263338A JP 2003263338 A JP2003263338 A JP 2003263338A JP 2002063020 A JP2002063020 A JP 2002063020A JP 2002063020 A JP2002063020 A JP 2002063020A JP 2003263338 A JP2003263338 A JP 2003263338A
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Toshihiko Morigaki
利彦 森垣
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 論理アドレスと物理アドレスのいずれを用い
てもデバックが可能なデバック機能内蔵型マイクロコン
ピュータの実現を課題とする。 【解決手段】 マイクロコンピュータチップ10内部
に、論理アドレスから物理アドレスへの変換を行うMM
U(メモリマネージメントユニット)4と、バストレー
ス機能やバスブレーク機能を有するDBG(デバックユ
ニット)3とを有するデバック機能内蔵型マイクロコン
ピュータにおいて、MMU4の変換機能のオン、オフを
切り替える設定レジスタ32を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デバック機能内蔵
型マイクロコンピュータに関し、特にアドレスの選択を
可能にしたデバック機能内蔵型マイクロコンピュータに
関する。
【0002】
【従来の技術】プログラムの誤りを発見し、修正作業を
支援する目的から、プログラムをトレースし、指定した
行に来たときや、予め設定したアドレスやデータにアク
セスされたときなどに、プログラムの実行を止めてそれ
を外部に通知したり、その時のメモリの状態や変数の内
容を参照したり変更できるようにするのがデバック機能
である。
【0003】このようなデバック機能を有するデバック
装置(デバックツール)として、従来はインサーキット
エミュレータと呼ばれるものがある。このインサーキッ
トエミュレータを用いたデバックシステムのブロック図
を図2に示す。図2のデバックシステムはユーザターゲ
ットシステム50とこれをデバックするデバックツール
55から構成されている。さらに、ユーザターゲットシ
ステム50はマイクロコンピュータ51と、メモリ52
と、入出力制御回路53から構成されている。デバック
ツール55はデバック用マイクロコンピュータ56とモ
ニタプログラムメモリ57から構成されている。
【0004】このシステムでは、デバック時にはユーザ
ターゲットシステム50のマイクロコンピュータ51を
取り外すか動作が無効になるようにして、この部分にデ
バックツール55のプローブを接続し、ユーザターゲッ
トシステム50上のマイクロコンピュータ51の代わり
にデバックツール55上のデバック用マイクロコンピュ
ータ56を動作させ、デバックツール55上のモニタプ
ログラムメモリ57に記憶されているモニタプログラム
を実行させてユーザプログラムの実行を制御する。
【0005】これにより、デバック用マイクロコンピュ
ータ56はユーザターゲットシステム50上のメモリ5
2に記憶されているデバック対象のプログラムを実行す
ることができ、デバック用マイクロコンピュータ56は
ユーザターゲットシステム50上のマイクロコンピュー
タ51からは得られないトレース情報を出力することが
できる。また、プロセッサバス54の情報のほかマイク
ロコンピュータ51内部の情報などもトレースすること
ができる。しかし、この方法では、ユーザターゲットシ
ステム50上のマイクロコンピュータ51のすべてのピ
ンをデバックツール55に接続する必要があり、信号線
の数が増えてプローブが高価なものになり、プロービン
グ動作が不安定になるなどの問題があり、ことに動作周
波数の高いマイクロコンピュータでは問題が多かった。
【0006】図3は、他のデバックツールの従来例を用
いたデバックシステムを示す。この例では、ユーザター
ゲットシステム60上のマイクロコンピュータ61中に
デバックツール68との通信に必要なシリアルインター
フェース64とデバックツール68から送られてくる信
号を解釈して実行するシーケンサ65を内蔵している。
シーケンサ65はデバックツール68から送られてきた
信号にしたがって、ユーザプログラムの実行を一時停止
してレジスタ67にアクセスしたり、バスコントローラ
66を用いてメモリ62や入出力制御回路63にアクセ
スしてユーザプログラムの制御を行う。シリアルインタ
ーフェース64からの信号は直接にはホストコンピュー
タ69に接続できない場合が多いので、デバックツール
68がホストコンピュータ69からのコマンドをマイク
ロコンピュータ61が理解できる信号に変換したり、マ
イクロコンピュータ61からの信号をホストコンピュー
タ69が理解できるデータ形式に変換する。
【0007】この場合では、ユーザターゲットシステム
60上のマイクロコンピュータ61がシーケンサ65を
内蔵していて、シーケンサ65がマイクロコンピュータ
61やシリアルインターフェース64にアクセスするた
め、デバックツール68との接続のロジック回路が複雑
になり、チップ上の面積が大きくなるという問題があっ
た。また、レジスタの追加などが発生した場合にはシー
ケンサ65を変更しない限り対処することができないと
いう問題もあった。
【0008】図4は、他のデバックツールの従来例を用
いたデバックシステムの構成を示すブロック図である。
このデバックシステムはユーザターゲットシステム70
とデバックツール80から構成される。ユーザターゲッ
トシステム70はマイクロコンピュータ71と、メモリ
72と、入出力制御回路73から構成される。マイクロ
コンピュータ71はプロセッサコア74とデバックユニ
ット75から構成される。プロセッサコア74はプロセ
ッサバス76、78を介して、メモリ72や入出力制御
回路73にアクセスしてプログラムを実行する。プロセ
ッサコア74は内部デバックインターフェース77と内
部プロセッサバス78とによってデバックユニット75
と接続され、デバックユニット75は外部デバックイン
ターフェース79によってデバックツール80と接続さ
れている。デバックユニット75は、プロセッサコア7
4とデバックツール80間で、信号の出力形式を変換し
たり、出力タイミングを取ったりする働きを行う。
【0009】このデバックシステムには、ユーザプログ
ラムを実行するノーマルモードと、モニタプログラムを
実行するデバックモードとがある。プロセッサコアがデ
バック例外を発生した場合に、デバックモードに移る。
デバックモードに移るとプロセッサコアはデバックユニ
ットを介してデバック処理ルーチンを実行する。デバッ
ク処理ルーチンによって、ユーザターゲットプログラム
を任意のアドレスでブレークさせたり、シングルステッ
プで実行させることができ、さらに、メモリやレジスタ
のリードやライト、ユーザプログラムの終了アドレスの
指定、ユーザプログラムの実行開始アドレスの指定など
の実行制御機能を実現することができる。また、プロセ
ッサコアがデバック処理ルーチン上のノーマルモードへ
の復帰命令を実行することによって、ノーマルモードへ
復帰し、復帰命令で指定されたアドレスはジャンプし
て、ユーザプログラムの実行を再開する。一方、ノーマ
ルモードでは、デバックシステムはユーザプログラムを
実行する。この時、同時に命令情報、命令アドレス情
報、データ情報、データアドレス情報を選択的にトレー
スすることができる。
【0010】このような方式を採用して、ユーザターゲ
ットシステム70上のマイクロコンピュータ71にデバ
ック機能を有するデバックユニット75を含めるように
したので、デバック機能を実現するにあたり、ユーザタ
ーゲットシステム70とデバックツール80とを結ぶ出
力信号線の本数(ビット幅)を少なくすることができ
る。また、ノーマルモードでは、ユーザターゲットシス
テム70上でマイクロコンピュータ71を動作させなが
ら信号をトレースしてデバックできるようにしているの
で、高い周波数でも応答することができ、メモリ72や
入出力装置へのアクセスを容易にして動作中の命令やデ
ータを正確に調べることができる。また、デバックユニ
ット75が介在することによって、ユーザプログラムに
よってデバックツール80のメモリやレジスタの内容が
不正に破壊されることがなく、また、デバックツール8
0によってユーザが使用しているレジスタの内容が不正
に破壊されることもないという利点がある。
【0011】しかし、従来の装置ではデバックにあたっ
て指定するアドレスは、論理アドレスを用いてトレース
を行うか、物理アドレスを用いてトレースを行うかが設
計時に決められており、利用者がデバック時に設定する
ことはできなかった。ここで、論理アドレスとはアプリ
ケーションプログラムの命令で用いられるアドレスであ
り、そのプログラムが実際にロードされて実行されると
きの対応するアドレスを物理アドレスと呼ぶ。例えば、
OS(Operation System:基本ソフトウェア)上で2つ
のアプリケーションプログラムが同時に働いているよう
な場合、同一の物理アドレスに異なった記憶内容を記憶
させることはできないので、一方のプログラムであるプ
ログラム1の論理アドレス100番地は物理アドレス上
の500番地に相当し、他方のプログラム2の論理アド
レス100番地は物理アドレス上の700番地に相当す
るというように、論理アドレスをプログラムごとに対応
する物理アドレスに読み替えて対処する必要がある。O
S上でアプリケーションプログラムを実行している場
合、一般に、OSのデバックには物理アドレスでデバッ
クできるのが好ましく、アプリケーションプログラムの
デバックには論理アドレスでデバックできるのが好まし
い。論理アドレスか物理アドレスかのどちらか一方でし
かバストレースができない場合、OSのデバックまたは
アプリケーションプログラムのデバックの一方ができな
いか、もしくは大変困難になるという問題があった。
【0012】また、従来、論理アドレスと物理アドレス
の対応付けを行い論理アドレスを物理アドレスに変換す
るMMU(メモリマネージメントユニット)を内蔵した
デバック機能内蔵型マイクロコンピュータにおいて、デ
バックモード中のMMUの動作は設計時のコンセプトに
より、常にオンか常にオフかに限られていた。MMUの
動作が常にオフの場合は、デバックに際して常に物理ア
ドレスを指定する必要があった。このため、アプリケー
ションプログラムをデバックする際には論理アドレスと
物理アドレスの対応がとれず、特定の論理アドレスの値
を参照したり、変換することが困難であり問題が多かっ
た。また、MMUの動作が常にオンの場合は、デバック
モード中にMMUの変換テーブルに記載されていないア
ドレスに飛ぶなどのMMU例外が発生し、MMU例外処
理ルーチンにバグが存在したりすると、デバックモード
自体が最悪の場合にはフリーズしてしまうため、デバッ
クができなくなるという問題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来の
デバック機能内蔵型マイクロコンピュータでは、ユーザ
ターゲットシステム上でマイクロコンピュータを動作さ
せながら信号をトレースする場合に、指定するアドレス
をあらかじめ、論理アドレスか物理アドレスかの一方に
決めておく必要があった。また、トレースできるアドレ
スも論理アドレスまたは物理アドレスの一方に限られて
いた。このため、OSのデバックまたはアプリケーショ
ンプログラムのデバックの一方側の遂行に困難を伴うと
いう問題があった。本発明は、比較的簡単な方法でこの
問題を解決して、論理アドレスと物理アドレスを外部の
デバックツールからの指定やデバックプログラムによっ
て選択し、論理アドレスと物理アドレスのいずれを用い
てもデバックが可能で、論理アドレスと物理アドレスの
いずれかを選択してトレースすることが可能なデバック
機能内蔵型マイクロコンピュータの実現を課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、マイクロコンピュータ内部に、論理アド
レスから物理アドレスへの変換を行うアドレス変換手段
と、バストレース機能やバスブレーク機能を有するデバ
ック手段とを有するデバック機能内蔵型マイクロコンピ
ュータにおいて、前記アドレス変換手段の変換機能のオ
ン、オフを切り替えるアドレス変換機能選択手段を具備
することを特徴とする。これにより、物理アドレスでの
デバックと論理アドレスでのデバックとを切り替えて行
うことができ、OSのデバックでもアプリケーションプ
ログラムのデバックでも容易に実現することができる。
【0015】また、マイクロコンピュータ内部に、論理
アドレスから物理アドレスへの変換を行うアドレス変換
手段と、バストレース機能やバスブレーク機能を有する
デバック手段とを有するデバック機能内蔵型マイクロコ
ンピュータにおいて、前記デバック手段によるアドレス
バストレースの際に論理アドレスバスまたは物理アドレ
スバスのどちらかを選択するアドレスバス選択手段を具
備することを特徴とする。これにより、アドレスバスト
レースの際に論理アドレスバスまたは物理アドレスを選
択してトレースすることができ、OSにもアプリケーシ
ョンプログラムにもそれぞれ適したアドレスバストレー
スを選ぶことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるデバック機
能内蔵型マイクロコンピュータを添付図面を参照にして
詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明のデバック機能内蔵型マイ
クロコンピュータの一実施の形態を用いたデバックシス
テムの主要部の構成図である。図1において、符号1は
CPU、符号2はBCU(バスコントロールユニッ
ト)、符号3はDBG(デバックユニット)、符号4は
MMU(メモリマネージメントユニット)、符号5はメ
モリ、符号6は外部デバックツール、符号7はデバック
用パソコンである。CPU1、BCU2、DBG3およ
びMMU4はマイクロコンピュータのチップ10の内部
に構成されている。
【0018】CPU1はメモリ5にアクセスしメモリ5
に記憶されたプログラムにしたがって命令を実行する。
BCU2はメモリ5や周辺装置などからの信号を切り替
えてCPU1に接続し、CPU1からの信号を切り替え
てメモリ5や周辺装置などに出力する。DBG3は、信
号の出力形式を変換したり、出力タイミングを取ったり
する働きを行い、外部デバックツール6、デバック用パ
ソコン7のデバック動作を助ける。MMU4は論理アド
レス空間と物理アドレス空間の対応づけを行う。
【0019】CPU1とBCU2間は、論理アドレスバ
ス11とデータバス12とで接続されている。さらに、
図示しない命令アドレスバス、命令バス、リード/ライ
ト信号などがCPU1とBCU2間を接続しているが本
発明と直接関係がないのでここでは省略する。また、B
CU2とメモリ4間は、物理アドレスバス13とデータ
バス14で接続されている。さらに、図示しないリード
/ライト信号も接続されているが本発明と直接関係がな
いのでここでは省略する。物理アドレスバス13とデー
タバス14の接続先をメモリ4で代表したが、メモリ4
以外に図示しない入出力インタフェースを介して周辺ユ
ニット、外部メモリにも接続され、これらとの間でアド
レス、データを送り、データを受け取ることができる。
【0020】DBG3には、MUX(マルチプレクサ)
31とデバック機能の選択を指定する設定レジスタ32
が設けられている。MUX(マルチプレクサ)31から
外部デバックツール6へはデバックでトレースした信号
がトレースデータ外部出力15として出力される。ま
た、設定レジスタ32への選択情報の入力はデバック用
パソコン7から外部デバックツール6を経てレジスタ設
定信号16で行うか、デバック用プログラムでの指定に
よって行う。設定レジスタ32によるデバック機能の選
択には、MMU4の動作選択と、MUX31から外部デ
バックツール6への出力信号の選択が含まれる。
【0021】ところで先に述べたように、従来のMMU
を内蔵したデバック機能内蔵型マイクロコンピュータに
おいては、デバックモード中のMMUの動作は設計時の
コンセプトにより、常にオンか常にオフかに限られてい
た。本発明では、MMU4の動作を設定レジスタ32に
入力された選択情報によって次の3通りに切り替えるこ
とができるようにした。 1)MMU4の動作をオフにし、デバックモード中のメ
モリ5へのアクセスは全て物理アドレスで行う。 2)MMU4の動作をオンにし、デバックモード中のメ
モリアクセスにおいて、MMU4の変換テーブル内にあ
るアドレスに対しては論理アドレスを物理アドレスに変
換してメモリアクセスを行う。MMU4の変換テーブル
内にないアドレスに対しては、強制的に特定の番地へダ
ミーのアクセスを行う。この時、読み出しの場合は特定
の値を返す。特定の値を例えば“33333333h”
とすると、バイトアクセスの場合は“33h”、ハーフ
ワードアクセスの場合は“3333h”、ワードアクセ
スの場合は“33333333h”になる。書き込みの
場合は書き込みデータは消滅する。 3)MMU4の動作をオンにし、デバックモード中のメ
モリアクセスにおいて、MMU4の変換テーブル内にあ
るアドレスに対しては論理アドレスを物理アドレスに変
換してメモリアクセスを行う。MMU4の変換テーブル
内にないアドレスに対しては、CPU1に対してMMU
例外を発生させる。MMU4動作のオン、オフは、スイ
ッチ回路、スイッチ素子、プログラム上の分岐などによ
って実現することができるがとくに限定されるものでは
ない。
【0022】このようにすることで、 1)の場合は、デバックモード中は全て物理アドレスと
してアクセスするので、OSなどの物理アドレス上で動
作するプログラムのデバックに有効になる。 2)の場合は、論理アドレスから物理アドレスへの変換
が可能で、論理アドレスでデバックができる。MMU例
外処理ルーチンにバグが含まれているような場合でも、
MMU例外発生によるフリーズなどの現象を避けること
ができる。 3)の場合は、2)の場合と同様に論理アドレスから物
理アドレスへの変換が可能であるため、物理アドレスを
気にすることなく、論理アドレスでデバックが可能であ
る。したがって、OS上で動作するアプリケーションな
どのデバックに有効である。ただし、MMU例外処理ル
ーチンにバグが含まれていた場合、最悪の場合にはデバ
ックモードがフリーズし、デバック不能に陥る場合があ
る。
【0023】以上、設定レジスタ32によるMMU4の
動作選択について述べたが、設定レジスタ32によって
DBG3からの出力信号も選択することができる。論理
アドレスバス11、データバス12、物理アドレスバス
13上の信号はDBG3に引き込まれ、設定レジスタ3
2の選択情報の指定によりDBG3内のマルチプレクサ
31で選択されて、外部デバックツール6にトレースデ
ータ外部出力15として転送される。したがって、デー
タ、論理アドレス、物理アドレスを選択して呼び出すこ
とができる。
【0024】従来のデバック機能内蔵型マイクロコンピ
ュータにおいては、デバックモード中トレースできるア
ドレスは設計時に論理アドレスか物理アドレスかの一方
に指定されており、利用者が選択することはできなかっ
た。本発明では、論理アドレス、物理アドレスの切り替
えがこのように選択ができることにより、OS上でアプ
リケーションプログラムを実行しているような場合にお
いても、OSのデバックとOS上で働くアプリケーショ
ンプログラムのデバックをそれぞれ問題なく行うことが
できる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、アドレス変換手段の変換機能
のオン、オフを切り替えるアドレス変換機能選択手段を
設ける。これにより、論理アドレスと物理アドレスのい
ずれを用いてもデバックが容易に行えるデバック機能内
蔵型マイクロコンピュータを実現することができる。
【0026】本発明は、アドレス変換手段の変換機能が
オンの場合に、アドレス変換手段の変換表にないアドレ
スが指定された場合は、強制的に特定のアドレスへアク
セスする。また、本発明は、アドレス変換手段の変換機
能がオンの場合に、アドレス変換手段の変換表にないア
ドレスが指定された場合は、CPUに対して例外処理を
実行させる。これにより、アドレス変換手段が処理でき
ない例外が発生したときも、対処することができる。
【0027】本発明は、デバック手段によるアドレスバ
ストレースの際にトレースするバスを論理アドレスバス
または物理アドレスバスのどちらかから選択するアドレ
スバス選択手段を設ける。これにより、OSのデバック
とOS上で働くアプリケーションプログラムのデバック
をそれぞれ問題なく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のデバック機能内蔵型マイクロコンピ
ュータを用いたデバックシステムの構成図。
【図2】 従来のデバックシステムのブロック図。
【図3】 従来のデバックシステムのブロック図。
【図4】 従来のデバックシステムのブロック図。
【符号の説明】
1 CPU 2 BCU(バスコントロールユニット) 3 DBG(デバックユニット) 4 MMU(メモリマネージメントユニット) 5 メモリ 6 外部デバックツール 7 デバック用パソコン 10 マイクロコンピュータチップ 11 論理アドレスバス 12、14 データバス 13 物理アドレスバス 15 トレースデータ外部出力 16 レジスタ設定信号 22 信号選択回路 31 マルチプレクサ 32 設定レジスタ 50、60、70 ユーザターゲットシステム 51、61、71 マイクロコンピュータ 52、62、72 メモリ 53、63、73 入出力制御回路 54、76 プロセッサバス 55、68、80 デバックツール 56 デバック用マイクロコンピュータ 57 モニタプログラムメモリ 64 シリアルインタフェース 65 シーケンサ 66 バスコントローラ 67 レジスタ 69 ホストコンピュータ 74 プロセッサコア 75 デバックユニット 77 内部デバックインタフェース 78 内部プロセッサバス 79 外部デバックインタフェース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロコンピュータ内部に、論理アド
    レスから物理アドレスへの変換を行うアドレス変換手段
    と、バストレース機能やバスブレーク機能を有するデバ
    ック手段とを有するデバック機能内蔵型マイクロコンピ
    ュータにおいて、 前記アドレス変換手段の変換機能のオン、オフを切り替
    えるアドレス変換機能選択手段を具備することを特徴と
    するデバック機能内蔵型マイクロコンピュータ。
  2. 【請求項2】 前記アドレス変換手段の変換機能がオン
    の場合に、前記アドレス変換手段の変換表にないアドレ
    スが指定された場合は強制的に特定のアドレスへアクセ
    スすることを特徴とする請求項1に記載のデバック機能
    内蔵型マイクロコンピュータ。
  3. 【請求項3】 前記アドレス変換手段の変換機能がオン
    の場合に、前記アドレス変換手段の変換表にないアドレ
    スが指定された場合はCPUに対して例外処理を実行さ
    せることを特徴とする請求項1に記載のデバック機能内
    蔵型マイクロコンピュータ。
  4. 【請求項4】 マイクロコンピュータ内部に、論理アド
    レスから物理アドレスへの変換を行うアドレス変換手段
    と、バストレース機能やバスブレーク機能を有するデバ
    ック手段とを有するデバック機能内蔵型マイクロコンピ
    ュータにおいて、 前記デバック手段によるアドレスバストレースの際に論
    理アドレスバスまたは物理アドレスバスのどちらかを選
    択するアドレスバス選択手段を具備することを特徴とす
    るデバック機能内蔵型マイクロコンピュータ。
JP2002063020A 2002-03-08 2002-03-08 デバック機能内蔵型マイクロコンピュータ Withdrawn JP2003263338A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007304640A (ja) * 2006-05-08 2007-11-22 Nec Corp バストレース方式

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007304640A (ja) * 2006-05-08 2007-11-22 Nec Corp バストレース方式

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