JP2003263029A - 現像装置の再使用方法、現像装置および画像形成装置 - Google Patents

現像装置の再使用方法、現像装置および画像形成装置

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JP2003263029A
JP2003263029A JP2002064854A JP2002064854A JP2003263029A JP 2003263029 A JP2003263029 A JP 2003263029A JP 2002064854 A JP2002064854 A JP 2002064854A JP 2002064854 A JP2002064854 A JP 2002064854A JP 2003263029 A JP2003263029 A JP 2003263029A
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Soichiro Nishimura
惣一郎 西村
Fumikazu Sato
史和 佐藤
Mitsuru Horinoe
満 堀ノ江
Masatoshi Sakaguchi
雅敏 坂口
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置の再使用時において、現像装置から
の現像剤の漏れを防止して再使用することのできる、現
像装置の再使用方法、その方法に用いられる現像装置お
よび画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 使用済みの現像カートリッジ24を、一
旦回収して、この使用済みの現像カートリッジ24に、
現像カートリッジ24の前の使用時に使用されたトナー
よりも流動特性が低く、かつ、球形化処理されていない
粉砕トナーよりも流動特性の高いトナーを再充填して再
使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタな
どに用いられる現像装置の再使用方法、その現像装置お
よびレーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザプリンタなどの電子写
真方式の画像形成装置には、トナーが充填される現像カ
ートリッジが、着脱自在に装着されている。
【0003】このような現像カートリッジには、充填室
と現像室とに画成されており、充填室には、トナーが充
填され、回転駆動されるアジテータが設けられており、
現像室には、互いに接触状に対向配置される供給ローラ
および現像ローラと、現像ローラの表面に圧接される層
厚規制ブレードとが設けられている。
【0004】そして、現像カートリッジは、レーザプリ
ンタに装着され、レーザプリンタからの動力が、ギヤの
連結などによって入力されると、アジテータの回転駆動
により、充填室内に充填されているトナーが現像室内に
搬送され、現像室内において、そのトナーは、供給ロー
ラの回転によって現像ローラに供給される。この時、ト
ナーは、供給ローラと現像ローラとの間で摩擦帯電され
る。さらに、現像ローラの表面上に供給されたトナー
は、現像ローラの回転に伴って、層厚規制ブレードと現
像ローラとの間に進入し、一定の厚さの薄層として現像
ローラの表面上に担持される。
【0005】そして、このような現像カートリッジは、
レーザプリンタにおいて、現像ローラと感光ドラムとが
対向するように配置されている。現像ローラの表面上に
薄層として担持されたトナーは、感光ドラムと対向した
時に、その感光ドラムの表面上に形成されている静電潜
像を現像して、可視像を形成する。そして、その可視像
が転写ローラによって用紙に転写されることで、用紙に
所定の画像が形成される。
【0006】また、このような現像カートリッジは、上
述したように、レーザプリンタに装着されて使用される
ことにより充填室内のトナーが使用される。そして、ト
ナーエンプティとなると、レーザプリンタはトナーエン
プティを表示し、ユーザに対して現像カートリッジの交
換を促すので、ユーザは、その使用された現像カートリ
ッジを取り外して、新たな現像カートリッジを装着する
ようにしている。
【0007】しかるに、近年、このような現像カートリ
ッジの交換において、リサイクルの観点より、使用済み
の現像カートリッジをそのまま廃棄せずに、再び、その
使用済みの現像カートリッジにトナーを再充填して、再
使用することが普及しつつある。
【0008】また、このようなレーザプリンタにおい
て、近年、高画質化を図るべく、トナーとして、懸濁重
合トナーや乳化重合トナーなどの重合トナーが用いられ
るようになってきている。この重合トナーは、重合法に
よって製造されるため、粉砕法によって製造される粉砕
トナーに比べて球形に近く、流動性が極めて良好である
ために、非常に高画質の画像を得ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような重
合トナーを、使用済みの現像カートリッジに再充填する
と、再使用時に現像カートリッジからの漏れを生ずる場
合がある。すなわち、現像カートリッジには、現像ロー
ラの軸方向両端部に、現像ローラの表面と摺擦して、現
像ローラと現像カートリッジの筐体との間からのトナー
の漏れを防止するためのシール部材が設けられている。
しかしながら、このシール部材が、前の使用時に、回転
駆動される現像ローラとの摺擦によって摩耗して、シー
ル性が低下するため、再充填時に、上記したように、流
動性が極めて良好な重合トナーを充填すると、そのシー
ル性が低下したシール部材と現像ローラとの間から、現
像カートリッジの外側にトナーの漏れを生じてしまう場
合がある。
【0010】そこで、本発明は、このような事情に鑑み
なされたもので、その目的とするところは、現像装置の
再使用時において、現像装置からの現像剤の漏れを防止
して再使用することのできる、現像装置の再使用方法、
その方法に用いられる現像装置および画像形成装置を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、現像剤を担持する現像剤
担持体を備える現像装置が使用されて、現像剤としての
懸濁重合トナーが使用された後に、その現像装置に現像
剤を再充填して現像装置を再使用する方法であって、再
使用する現像装置に、使用された懸濁重合トナーに含有
されている外添剤の含有量よりも、少ない含有量で外添
剤が含有されている懸濁重合トナーを再充填することを
特徴としている。
【0012】このような方法によると、現像装置の再使
用時には、現像装置の前の使用時に使用された懸濁重合
トナーよりも外添剤の含有量が少ない懸濁重合トナーが
再充填されるので、現像装置の再使用時の現像剤は、現
像装置の前の使用時の現像剤よりも流動性が低下するた
め、現像装置の再使用時に、現像装置の前の使用により
シール性が低下したシール部材と現像剤担持体との間か
ら、現像装置の外側に現像剤が漏れることを防止するこ
とができる。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、現像剤を
担持する現像剤担持体を備える現像装置が使用されて、
現像剤としての懸濁重合トナーが使用された後に、その
現像装置に現像剤を再充填して現像装置を再使用する方
法であって、再使用する現像装置に、乳化重合トナーを
再充填することを特徴としている。
【0014】このような方法によると、現像装置の再使
用時には、乳化重合トナーが再充填されるので、現像装
置の再使用時の現像剤は、現像装置の前の使用時の懸濁
重合トナーよりも流動性が低下するため、現像装置の再
使用時に、現像装置の前の使用によりシール性が低下し
たシール部材と現像剤担持体との間から、現像装置の外
側に現像剤が漏れることを防止することができる。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、現像剤を
担持する現像剤担持体を備える現像装置が使用されて、
現像剤としての懸濁重合トナーが使用された後に、その
現像装置に現像剤を再充填して現像装置を再使用する方
法であって、再使用する現像装置に、球形化処理された
粉砕トナーを再充填することを特徴としている。
【0016】このような方法によると、現像装置の再使
用時には、球形化処理された粉砕トナーが再充填される
ので、現像装置の再使用時の現像剤は、現像装置の前の
使用時の懸濁重合トナーよりも流動性が低下するため、
現像装置の再使用時に、現像装置の前の使用によりシー
ル性が低下したシール部材と現像剤担持体との間から、
現像装置の外側に現像剤が漏れることを防止することが
できる。
【0017】また、請求項4に記載の発明は、現像剤を
担持する現像剤担持体を備える現像装置が使用されて、
現像剤としての乳化重合トナーが使用された後に、その
現像装置に現像剤を再充填して現像装置を再使用する方
法であって、再使用する現像装置に、使用された乳化重
合トナーに含有されている外添剤の含有量よりも、少な
い含有量で外添剤が含有されている乳化重合トナーを再
充填することを特徴としている。
【0018】このような方法によると、現像装置の再使
用時には、現像装置の前の使用時に使用された乳化重合
トナーよりも外添剤の含有量が少ない乳化重合トナーが
再充填されるので、現像装置の再使用時の現像剤は、現
像装置の前の使用時の現像剤よりも流動性が低下するた
め、現像装置の再使用時に、前の使用によりシール性が
低下したシール部材と現像剤担持体との間から、現像装
置の外側に現像剤が漏れることを防止することができ
る。
【0019】また、請求項5に記載の発明は、現像剤を
担持する現像剤担持体を備える現像装置が使用されて、
現像剤としての乳化重合トナーが使用された後に、その
現像装置に現像剤を再充填して現像装置を再使用する方
法であって、再使用する現像装置に、球形化処理された
粉砕トナーを再充填することを特徴としている。
【0020】このような方法によると、現像装置の再使
用時には、球形化処理された粉砕トナーが再充填される
ので、現像装置の再使用時の現像剤は、現像装置の前の
使用時の乳化重合トナーよりも流動性が低下するため、
現像装置の再使用時に、現像装置の前の使用によりシー
ル性が低下したシール部材と現像剤担持体との間から、
現像装置の外側に現像剤が漏れることを防止することが
できる。
【0021】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
ないし5のいずれかに記載の発明において、前記現像装
置は、前記現像剤担持体に摺擦され、前記現像装置から
の現像剤の漏れを防止するためのシール部材を備え、前
記現像装置の使用後に、前記シール部材を交換すること
なく前記現像装置内を清掃し、その後、現像剤を再充填
して再使用することを特徴としている。
【0022】このような方法によると、シール部材を交
換することなく現像装置内を清掃するのみで、現像剤を
再充填して再使用するので、シール部材の交換のための
コストおよび手間を低減して、効率のよい再充填作業を
達成することができる。しかも、この方法では、たと
え、シール部材のシール性が現像装置の前の使用により
低下していても、現像装置の再使用時に、そのシール部
材と現像剤担持体との間から、現像装置の外側に現像剤
が漏れることを防止することができるので、現像剤を簡
易に再充填しつつ、良好に再使用することができる。
【0023】また、請求項7に記載の発明は、現像剤を
担持する現像剤担持体を備え、現像剤としての懸濁重合
トナーが使用された後に、現像剤が再充填されて再使用
される現像装置であって、使用された懸濁重合トナーに
含有されている外添剤の含有量よりも、少ない含有量で
外添剤が含有されている懸濁重合トナーが再充填されて
いることを特徴としている。
【0024】このような構成によると、一旦使用して再
使用される現像装置には、現像装置の前の使用時に使用
された懸濁重合トナーよりも外添剤の含有量が少ない懸
濁重合トナーが再充填されているので、現像装置の再使
用時の現像剤は、現像装置の前の使用時の現像剤よりも
流動性が低下するため、現像装置の再使用時に、現像装
置の前の使用によりシール性が低下したシール部材と現
像剤担持体との間から、現像装置の外側に現像剤が漏れ
ることを防止することができる。
【0025】また、請求項8に記載の発明は、現像剤を
担持する現像剤担持体を備え、現像剤としての懸濁重合
トナーが使用された後に、現像剤が再充填されて再使用
される現像装置であって、乳化重合トナーが再充填され
ていることを特徴としている。
【0026】このような構成によると、一旦使用して再
使用される現像装置には、乳化重合トナーが再充填され
ているので、現像装置の再使用時の現像剤は、現像装置
の前の使用時の懸濁重合トナーよりも流動性が低下する
ため、現像装置の再使用時に、現像装置の前の使用によ
りシール性が低下したシール部材と現像剤担持体との間
から、現像装置の外側に現像剤が漏れることを防止する
ことができる。
【0027】また、請求項9に記載の発明は、現像剤を
担持する現像剤担持体を備え、現像剤としての懸濁重合
トナーが使用された後に、現像剤が再充填されて再使用
される現像装置であって、球形化処理された粉砕トナー
が再充填されていることを特徴としている。
【0028】このような構成によると、一旦使用して再
使用される現像剤には、球形化処理された粉砕トナーが
再充填されているので、現像装置の再使用時の現像剤
は、現像装置の前の使用時の懸濁重合トナーよりも流動
性が低下するため、現像装置の再使用時に、現像装置の
前の使用によりシール性が低下したシール部材と現像剤
担持体との間から、現像装置の外側に現像剤が漏れるこ
とを防止することができる。
【0029】また、請求項10に記載の発明は、現像剤
を担持する現像剤担持体を備え、現像剤としての乳化重
合トナーが使用された後に、現像剤が再充填されて再使
用される現像装置であって、使用された乳化重合トナー
に含有されている外添剤の含有量よりも、少ない含有量
で外添剤が含有されている乳化重合トナーが再充填され
ていることを特徴としている。
【0030】このような構成によると、一旦使用して再
使用される現像装置には、現像装置の前の使用時に使用
された乳化重合トナーよりも外添剤の含有量が少ない乳
化重合トナーが再充填されているので、現像装置の再使
用時の現像剤は、現像装置の前の使用時の現像剤よりも
流動性が低下するため、現像装置の再使用時に、現像装
置の前の使用によりシール性が低下したシール部材と現
像剤担持体との間から、現像装置の外側に現像剤が漏れ
ることを防止することができる。
【0031】また、請求項11に記載の発明は、現像剤
を担持する現像剤担持体を備え、現像剤としての乳化重
合トナーが使用された後に、現像剤が再充填されて再使
用される現像装置であって、球形化処理された粉砕トナ
ーが再充填されていることを特徴としている。
【0032】このような構成によると、一旦使用して再
使用される現像装置には、球形化処理された粉砕トナー
が再充填されているので、現像装置の再使用時の現像剤
は、現像装置の前の使用時の乳化重合トナーよりも流動
性が低下するため、現像装置の再使用時に、現像装置の
前の使用によりシール性が低下したシール部材と現像剤
担持体との間から、現像装置の外側に現像剤が漏れるこ
とを防止することができる。
【0033】また、請求項12に記載の発明は、請求項
7ないし11のいずれかに記載の発明において、前記現
像装置は、前記現像剤担持体に摺擦され、前記現像装置
からの現像剤の漏れを防止するためのシール部材を備
え、前記現像装置の使用後に、前記シール部材が交換さ
れることなく前記現像装置内が清掃され、その後、現像
剤が再充填され再使用されることを特徴としている。
【0034】このような構成によると、再使用される現
像装置には、シール部材を交換することなく現像装置内
を清掃するのみで、現像剤が再充填されているので、シ
ール部材の交換のためのコストおよび手間が低減され、
効率のよい再充填作業が達成されている。しかも、この
構成では、たとえ、シール部材のシール性が現像装置の
前の使用により低下していても、現像装置の再使用時
に、そのシール部材と現像剤担持体との間から、現像装
置の外側に現像剤が漏れることを防止することができる
ので、現像剤が簡易に再充填されつつ、良好に再使用す
ることができる。
【0035】また、請求項13に記載の発明は、請求項
7ないし12のいずれかに記載の発明において、現像剤
担持体が、新たな現像剤担持体に交換されていることを
特徴としている。
【0036】このような構成によると、現像装置の再使
用時には、新たな現像剤担持体によって、再充填された
現像剤が担持されるので、良好な現像による優れた画質
の画像形成を達成することができる。
【0037】また、請求項14に記載の発明は、請求項
13に記載の発明において、現像装置の使用時に設けら
れていた現像剤担持体の単位面積当たりの担持量より
も、単位面積当たりの担持量が小さい現像剤担持体に、
交換されていることを特徴としている。
【0038】このような構成によると、現像装置の再使
用時には、現像装置の前の使用時よりも、現像剤担持体
における単位面積当たりの現像剤の担持量が少なくなる
ので、より一層、現像装置の再使用時におけるシール部
材と現像剤担持体との間からの現像装置の外側への現像
剤の漏れを防止することができる。
【0039】また、請求項15に記載の発明は、請求項
13または14に記載の発明において、現像装置の使用
時に設けられていた現像剤担持体の外径よりも、大きい
外径の現像剤担持体に交換されていることを特徴として
いる。
【0040】このような構成によると、現像装置の再使
用時には、外径が、現像装置の前の使用時の現像剤担持
体よりも大きい現像剤担持体に交換されているので、現
像装置の再使用時には、シール部材や、現像剤担持体の
表面に現像剤の薄層を形成するための層厚規制部材との
圧接力が、より大きくなる。そのため、シール部材との
間の現像剤の漏れをより一層防止でき、また、現像剤担
持体における単位面積当たりの現像剤の担持量をより少
なくすることができる。その結果、より一層、再使用時
における現像装置の外側への現像剤の漏れを防止するこ
とができる。
【0041】また、請求項16に記載の発明は、請求項
7ないし15のいずれかに記載の発明において、前記現
像剤担持体の軸方向両端部の筐体の両側壁には、一方の
側壁側に、前記現像剤担持体を駆動するための駆動機構
が設けられ、他方の側壁側に、現像剤を給排するための
蓋が設けられていることを特徴としている。
【0042】このような構成によると、駆動機構の反対
側の側壁に設けられている蓋を開閉することによって、
現像剤を再充填することができる。そのため、駆動機構
が現像剤で汚されることなく良好な再充填が確保される
ので、現像装置の再使用時における現像装置の確実な作
動を達成することができる。
【0043】また、請求項17に記載の発明は、請求項
7ないし16のいずれかに記載の発明において、再充填
時において、使用された現像剤の残量が、前記現像剤担
持体の軸方向長さ当たり、0.7g/cm以下であるこ
とを特徴としている。
【0044】このような構成によると、再充填時には、
現像装置の前の使用時に使用された現像剤の残量が、現
像剤担持体の軸方向長さ当たり、0.7g/cm以下で
あるため、たとえ、現像装置の前の使用時に使用された
現像剤が残存した状態で現像剤を再充填しても、画像形
成において、画像のかぶりが生ずることを防止すること
ができ、現像装置の再使用時において良好な画像形成を
達成することができる。
【0045】また、請求項18に記載の発明は、請求項
7ないし17のいずれかに記載の発明において、現像剤
が充填される充填室と、前記現像剤担持体に現像剤を供
給するための供給手段と、前記充填室から前記供給手段
に現像剤を搬送するための搬送手段と、前記現像剤担持
体の表面に圧接され、前記現像剤担持体の表面に現像剤
の薄層を形成するための層厚規制部材とを備えているこ
とを特徴としている。
【0046】このような構成によると、充填室内に充填
される現像剤が、搬送手段によって供給手段に搬送さ
れ、供給手段から現像剤担持体に供給される。そして、
現像剤担持体に供給された現像剤は、層厚規制部材によ
って、薄層として現像担持体上に担持される。そのた
め、現像剤担持体において、確実に現像剤を担持させる
ことができる。
【0047】また、請求項19に記載の発明は、請求項
18に記載の発明において、前記層厚規制部材の前記現
像剤担持体との接触部分が、シリコーンゴムにより形成
されていることを特徴としている。
【0048】このような構成によると、層厚規制部材の
現像剤担持体との接触部分が、シリコーンゴムにより形
成されているので、現像剤担持体上に、現像剤を良好に
帯電させた状態で担持させることができる。
【0049】また、請求項20に記載の発明は、画像形
成装置であって、請求項7ないし19のいずれかに記載
の現像装置を備えていることを特徴としている。
【0050】このような現像装置が再使用されること
で、現像装置の外側への現像剤の漏れが防止されなが
ら、良好な画質の画像形成が達成されるので、現像装置
の交換のためのコストの低減を図りつつ、良好な画像形
成を達成することができる。
【0051】また、請求項21に記載の発明は、請求項
20に記載の発明において、前記現像剤担持体に担持さ
れる現像剤により現像される現像剤像を担持する像担持
体と、前記像担持体に担持される現像剤像を、記録媒体
に転写するための転写手段とを備え、前記転写手段によ
って転写された後に前記像担持体上に残存する現像剤
を、前記現像剤担持体によって回収するクリーナレス現
像が採用されていることを特徴としている。
【0052】クリーナレス現像によれば、転写後の像担
持体に残存する現像剤を除去するための格別の部材およ
び貯留部が不要となり、装置構成の簡略化を図ることが
できる。
【0053】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の現像装置として
の現像カートリッジが装着される、画像形成装置として
のレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図であ
る。図1において、このレーザプリンタ1は、電子写真
方式により画像を形成するレーザプリンタとして構成さ
れており、本体ケーシング2内に、記録媒体としての用
紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙
3に所定の画像を形成するための画像形成部5などを備
えている。
【0054】フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底
部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレ
イ6の一端側端部に設けられる給紙機構部7と、給紙ト
レイ6内に設けられた用紙押圧板8と、給紙機構部7に
対し用紙3の搬送方向の下流側(以下、用紙3の搬送方
向上流側または下流側を、単に、上流側または下流側と
いう場合がある。)に設けられる第1搬送ローラ9およ
び第2搬送ローラ10と、これら第1搬送ローラ9およ
び第2搬送ローラ10に対し用紙3の搬送方向の下流側
に設けられるレジストローラ11とを備えている。
【0055】給紙トレイ6は、用紙3を積層状に収容し
得る上面が開放されたボックス形状をなし、本体ケーシ
ング2の底部に対して水平方向に着脱可能とされてい
る。
【0056】給紙機構部7は、給紙ローラ12と、その
給紙ローラ12に対向する分離パット13とを備えてお
り、分離パット13の裏側には、ばね13aが配置さ
れ、そのばね13aの付勢力によって、分離パット13
が給紙ローラ12に押圧されている。
【0057】用紙押圧板8は、用紙3を積層状にスタッ
ク可能とされ、給紙ローラ12に対して遠い方の端部に
おいて揺動可能に支持されることによって、近い方の端
部を上下方向に移動可能とし、また、その裏側から図示
しないばねによって上方向に付勢されている。そのた
め、用紙押圧板8は、用紙3の積層量が増えるに従っ
て、給紙機構部7に対して遠い方の端部を支点として、
ばねの付勢力に抗して下向きに揺動される。そして、用
紙押圧板8上の最上位にある用紙3は、用紙押圧板8の
裏側から図示しないばねによって給紙ローラ12に向か
って押圧され、その給紙ローラ12の回転によって給紙
ローラ12と分離パット13とで挟まれた後、それらの
協動により、1枚毎に分離されて給紙される。給紙され
た用紙3は、第1搬送ローラ9および第2搬送ローラ1
0によってレジストローラ11に送られる。
【0058】レジストローラ11は、1対のローラから
構成されており、用紙3を所定のレジスト後に、画像形
成位置に送るようにしている。なお、画像形成位置は、
用紙3に感光ドラム23上のトナー像を転写する転写位
置、すなわち、本実施形態では感光ドラム23と転写ロ
ーラ25との接触位置である。
【0059】また、このレーザプリンタ1のフィーダ部
4は、さらに、任意のサイズの用紙3が積層されるマル
チパーパストレイ14と、マルチパーパストレイ14上
に積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス給
紙機構部15と、マルチパーパス搬送ローラ16とを備
えている。
【0060】マルチパーパス給紙機構部15は、マルチ
パーパス給紙ローラ15aと、そのマルチパーパス給紙
ローラ15aに対向するマルチパーパス分離パット15
bとを備えており、マルチパーパス分離パット15bの
裏側には、ばね15cが配置され、そのばね15cの付
勢力によって、マルチパーパス分離パット15bがマル
チパーパス給紙ローラ15aに押圧されている。
【0061】そして、マルチパーパストレイ14上に積
層される最上位の用紙3は、マルチパーパス給紙ローラ
15aの回転によってマルチパーパス給紙ローラ15a
とマルチパーパス分離パット15bとで挟まれた後、そ
れらの協動により、1枚毎に分離されて、レジストロー
ラ11に向けて給紙される。
【0062】画像形成部5は、スキャナ部17、プロセ
ス部18、定着部19などを備えている。
【0063】スキャナ部17は、本体ケーシング2内の
上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆
動されるポリゴンミラー20、レンズ21aおよび21
b、反射鏡22などを備えており、レーザ発光部からの
発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、
鎖線で示すように、ポリゴンミラー20、レンズ21
a、反射鏡22、レンズ21bの順に通過あるいは反射
させて、後述するプロセス部18の感光ドラム23の表
面上に高速走査にて照射させている。
【0064】プロセス部18は、スキャナ部17の下方
に配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着
されるように構成されている。このプロセス部18は、
ドラムカートリッジ38内に、像担持体としての感光ド
ラム23と、現像装置としての現像カートリッジ24
と、転写手段としての転写ローラ25と、スコロトロン
型帯電器37とを備えている。
【0065】現像カートリッジ24は、ドラムカートリ
ッジ38に対して着脱自在に装着される。なお、ドラム
カートリッジ38が、レーザプリンタ1の本体ケーシン
グ2から離脱している時においても、装着されている時
においても、現像カートリッジ24はドラムカートリッ
ジ38に対して装着可能である。そして、図2に示すよ
うに、現像カートリッジ24の筐体24a内は、現像剤
としてのトナーが充填される充填室26aと、現像室2
6bとが区画形成されており、その間の隔壁にトナー供
給口39が開口形成されている。
【0066】充填室26a内には、アジテータ40が回
転可能に設けられるとともに、正帯電性の非磁性1成分
のトナーが充填されている。アジテータ40は、充填室
26a内の中心に回転可能に支持される回転軸40a
と、その回転軸40aの周りに設けられる攪拌羽根40
bと、その攪拌羽根40bの遊端部に貼着されるフィル
ム部材40cとを備えている。そして、後述するギヤ機
構部59からの動力によって、回転軸40aが回転駆動
され、攪拌羽根40bの回転により、フィルム部材40
cが充填室26a内のトナーを掻き上げて現像室26b
に搬送するように構成されている。なお、このアジテー
タ40の回転軸40aには、攪拌羽根40bと反対側
に、後述する窓62を清掃するためのクリーナ63が設
けられている。
【0067】現像室26b内には、現像剤担持体として
の現像ローラ27、層厚規制部材としての層厚規制ブレ
ード28および供給手段としての供給ローラ29が設け
られている。
【0068】供給ローラ29は、トナー供給口39の下
方において、矢印方向(時計方向)に回転可能に配設さ
れている。この供給ローラ29は、金属製のローラ軸
に、導電性のスポンジ材料からなるローラが被覆されて
いる。
【0069】現像ローラ27は、供給ローラ29の側方
において、矢印方向(時計方向)に回転可能に配設され
ている。この現像ローラ27は、金属製のローラ軸に、
導電性の弾性材料からなるローラが被覆されており、よ
り具体的には、現像ローラ27のローラは、カーボン微
粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーン
ゴムからなるローラの表面に、フッ素が含有されている
ウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆さ
れている。また、現像ローラ27には、感光ドラム23
に対して、所定の現像バイアスが印加されている。な
お、これら供給ローラ29と現像ローラ27とは、その
それぞれがある程度圧縮するような状態で互いに当接さ
れている。
【0070】また、現像ローラ27の近傍には、層厚規
制ブレード28が配設されている。この層厚規制ブレー
ド28は、現像ローラ27の上方において、その現像ロ
ーラ27の軸方向に沿って対向状に配置されている。
【0071】この層厚規制ブレード28は、板ばね部材
28aと、その板ばね部材28aの先端部に設けられ、
現像ローラ27と接触される接触部分としての絶縁性の
シリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部28b
と、板ばね部材28aの裏面に設けられるバックアップ
部材28cと、板ばね部材28aの後端部を現像カート
リッジ24の筐体24aに支持させるためのサポート部
材28dとを備えている。そして、この層厚規制ブレー
ド28は、板ばね部材28aがサポート部材28dによ
って筐体24aに支持された状態で、押圧部28bが、
バックアップ部材28cによって押圧される板ばね部材
28aの弾性力によって現像ローラ27上に圧接されて
いる。
【0072】なお、このように、層厚規制ブレード28
の押圧部28bをシリコーンゴムによって形成すること
により、現像ローラ27上に、トナーを良好に帯電させ
た状態で担持させることができる。
【0073】また、この現像カートリッジ24は、図3
にも示すように、その筐体24aにおける現像ローラ2
7が配設される側が開放されており、筐体24aの両側
壁56には、筐体24aの開放側から現像ローラ27の
ローラ軸を装着支持するための支持孔57が形成されて
いる。この支持孔57は、両側壁56の開放側端部から
連続する凹溝状に形成されている。
【0074】また、これら両側壁56の内側には、両側
壁56に隣接して、現像ローラ27の軸方向両端部にお
けるトナーの漏れを防止するためのシール部材としての
サイドシール58が貼着されている。このサイドシール
58は、スポンジ部材の上にフェルト部材が貼着されて
おり、このサイドシール58の上に、現像ローラ27の
軸方向両端部が摺動可能に載置される。また、このサイ
ドシール58に隣接する内側には、サイドシール58と
同様に、トナーの漏れを防止するためのロアサイドシー
ル64が貼着されている。
【0075】なお、図3においては、現像ローラ27の
軸方向一端部のみが示されているが、軸方向他端部も同
様の構成とされている。
【0076】また、この現像カートリッジ24は、図4
にも示すように、筐体24aにおける現像ローラ27の
軸方向両端部が支持される両側壁56において、その一
方の側壁56a側には、現像ローラ27やアジテータ4
0を駆動するための駆動機構としてのギヤ機構部59が
設けられ、他方の側壁56b側には、充填室26aを開
放および閉鎖するための蓋としてのトナーキャップ60
が設けられている。
【0077】ギヤ機構部59は、側壁56aに支持され
るホルダープレート61に、現像ローラ27のローラ軸
に連結される現像ローラ駆動ギヤ59a、供給ローラ2
9のローラ軸に連結される供給ローラ駆動ギヤ59b、
これら現像ローラ駆動ギヤ59aおよび供給ローラ駆動
ギヤ59bに噛合する第1中間ギヤ59c、第1中間ギ
ヤ59cに噛合する第2中間ギヤ59d、第2中間ギヤ
59dに噛合し、アジテータ40の回転軸40aに連結
されるアジテータ駆動ギヤ59eが回転可能に支持され
ている。そして、現像カートリッジ24がレーザプリン
タ1に装着されて、第1中間ギヤ59cに、レーザプリ
ンタ1に設けられた図示しないモータからの動力が入力
されると、第1中間ギヤ59cと噛合する現像ローラ駆
動ギヤ59aおよび供給ローラ駆動ギヤ59bを介し
て、現像ローラ27および供給ローラ29がそれぞれ回
転駆動され、また、第1中間ギヤ59cと噛合する第2
中間ギヤ59dおよび第2中間ギヤ59dと噛合するア
ジテータ駆動ギヤ59eを介して、アジテータ40が回
転駆動される。
【0078】また、トナーキャップ60は、他方の側壁
56bに形成される開口部を開閉して、後述するトナー
の再充填時において、現像カートリッジ24の前の使用
時に使用されたトナーを充填室26aから排出して、再
充填するトナーを充填室26aに供給するために用いら
れる。
【0079】そして、図2に示すように、充填室26a
内のトナーは、アジテータ40の矢印方向(反時計方
向)への回転により、攪拌されて、トナー供給口39か
ら現像室26bに搬送される。なお、充填室26aの側
壁56には、図示しない光センサの光を透過させるため
の窓62が形成されており、この窓62がアジテータ4
0に支持されているクリーナ63によって清掃される。
この窓62は、トナーの残量を検知するために用いら
れ、充填室26aにトナーが充填されている状態では、
光センサの光が透過せず、充填室26aのトナーの残量
が少なくなると、レーザプリンタ1は光センサの光が透
過して、本体ケーシング2に設けられる図示しない操作
パネル上に、トナーエンプティを表示する。
【0080】次いで、トナー供給口39から現像室26
bに搬送されるトナーは、供給ローラ29の回転によ
り、現像ローラ27に供給され、この時、供給ローラ2
9と現像ローラ27との間で正に摩擦帯電され、次に、
現像ローラ27上に供給されたトナーは、現像ローラ2
7の回転に伴って、層厚規制ブレード28の押圧部28
bと現像ローラ27との間に進入し、一定厚さの薄層と
して現像ローラ27上に確実に担持される。
【0081】感光ドラム23は、図1に示すように、現
像ローラ27の側方位置において、その現像ローラ27
と対向するような状態で矢印方向(反時計方向)に回転
可能に配設されている。この感光ドラム23は、ドラム
本体が接地されるとともに、その表面部分がポリカーボ
ネートなどから構成される正帯電性の感光層により形成
されている。
【0082】スコロトロン型帯電器37は、感光ドラム
23の上方に、感光ドラム23に接触しないように、所
定の間隔を隔てて配設されている。このスコロトロン型
帯電器37は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコ
ロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電
器であり、感光ドラム23の表面を一様に正極性に帯電
させるように構成されている。
【0083】そして、感光ドラム23の表面は、その感
光ドラム23の回転に伴なって、まず、スコロトロン型
帯電器37により一様に正帯電された後、スキャナ部1
7からのレーザビームの高速走査により露光され、所定
の画像データに基づく静電潜像が形成される。
【0084】次いで、現像ローラ27の回転により、現
像ローラ27上に担持されかつ正帯電されているトナー
が、感光ドラム23に対向して接触する時に、感光ドラ
ム23の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様
に正帯電されている感光ドラム23の表面のうち、レー
ザビームによって露光され電位が下がっている露光部分
に供給され、選択的に担持されることによって可視像化
され、これによって反転現像が達成される。
【0085】転写ローラ25は、感光ドラム23の下方
において、この感光ドラム23に対向するように配置さ
れ、ドラムカートリッジ38に回転可能に支持されてい
る。この転写ローラ25は、金属製のローラ軸に、導電
性のゴム材料からなるローラが被覆されており、転写時
には、感光ドラム23に対して所定の転写バイアスが印
加されるように構成されている。そのため、感光ドラム
23の表面上に担持された可視像は、用紙3が感光ドラ
ム23と転写ローラ25との間を通る間に用紙3に転写
される。可視像が転写された用紙3は、搬送ベルト30
を介して、定着部19に搬送される。
【0086】定着部19は、プロセス部18の側方下流
側に配設され、加熱ローラ31、加熱ローラ31を押圧
する押圧ローラ32、および、これら加熱ローラ31お
よび押圧ローラ32の下流側に設けられる搬送ローラ3
3を備えている。
【0087】加熱ローラ31は、金属製で加熱のための
ハロゲンランプを備えており、プロセス部18において
用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ3
1と押圧ローラ32との間を通過する間に熱定着させ、
その後、その用紙3を定着部19の搬送ローラ33によ
って、本体ケーシング2に設けられた搬送ローラ34お
よび排紙ローラ35に搬送するようにしている。搬送ロ
ーラ34に送られた用紙3は、その後、排紙ローラ35
によって排紙トレイ36上に排紙される。
【0088】また、このレーザプリンタ1では、転写ロ
ーラ25によって用紙3に転写された後に感光ドラム2
3の表面上に残存する残存トナーを現像ローラ27によ
って回収する、いわゆるクリーナレス現像方式によって
残存トナーを回収している。このようなクリーナレス現
像方式によって残存トナーを回収すれば、ブレードなど
の残存トナーを除去するための格別の部材および廃トナ
ーの貯留部が不要となり、装置構成の簡略化を図ること
ができる。
【0089】また、このレーザプリンタ1には、用紙3
の両面に画像を形成するための再搬送ユニット41を備
えている。この再搬送ユニット41は、反転機構部42
と、再搬送トレイ43とが、一体的に構成され、本体ケ
ーシング2における後部側から、反転機構部42が外付
けされるとともに、再搬送トレイ43がフィーダ部4の
上方に挿入されるような状態で、着脱自在に装着されて
いる。
【0090】反転機構部42は、本体ケーシング2の後
壁に外付けされ、略断面矩形状のケーシング44に、反
転ローラ46および再搬送ローラ47を備えるととも
に、上端部から、反転ガイドプレート48を上方に向か
って突出させている。
【0091】なお、搬送ローラ33の下流側には、一方
の面に画像が形成され搬送ローラ33によって搬送され
てきた用紙3を、搬送ローラ34に向かう方向(実線の
状態)と、後述する反転ローラ46に向かう方向(仮想
線の状態)とに選択的に切り換えるためのフラッパ45
が設けられている。このフラッパ45は、本体ケーシン
グ2の後部において回動可能に支持されており、搬送ロ
ーラ33の下流側近傍に配置され、図示しないソレノイ
ドの励磁または非励磁により、一方の面に画像が形成さ
れ搬送ローラ33によって搬送されてきた用紙3を、搬
送ローラ34に向かう方向(実線の状態)と、後述する
反転ローラ46に向かう方向(仮想線の状態)とに選択
的に切り換えることができるように揺動可能に設けられ
ている。
【0092】反転ローラ46は、フラッパ45の下流側
であって、ケーシング44の上部に配置され、1対のロ
ーラからなり、正方向および逆方向に回転の切り換えが
できるように構成されている。この反転ローラ46は、
まず正方向に回転して、用紙3を反転ガイドプレート4
8に向けて搬送し、その後、逆方向に回転して、用紙3
を反転方向に搬送できるように構成されている。
【0093】再搬送ローラ47は、反転ローラ46の下
流側であって、ケーシング44における反転ローラ46
のほぼ真下に配置され、1対のローラからなり、反転ロ
ーラ46によって反転された用紙3を、再搬送トレイ4
3に搬送できるように構成されている。
【0094】また、反転ガイドプレート48は、ケーシ
ング44の上端部から、さらに上方に向かって延びる板
状部材からなり、反転ローラ46により送られる用紙3
をガイドするように構成されている。
【0095】そして、用紙3の両面に画像を形成する場
合には、この反転機構部42において、まず、フラッパ
45が、用紙3を反転ローラ46に向かわせる方向に切
り換えられ、この反転機構部42に、一方の面に画像が
形成された用紙3が受け入れられる。その後、その受け
入れられた用紙3が反転ローラ46に送られてくると、
反転ローラ46は、用紙3を挟んだ状態で正回転して、
この用紙3を一旦反転ガイドプレート48に沿って、外
側上方に向けて搬送し、用紙3の大部分が外側上方に送
られ、用紙3の後端が反転ローラ46に挟まれた時に、
正回転を停止する。次いで、反転ローラ46は、逆回転
して、用紙3を、前後逆向きの状態で、ほぼ真下に向か
うようにして、再搬送ローラ47に搬送する。なお、反
転ローラ46を正回転から逆回転させるタイミングは、
定着部19の下流側に設けられる用紙通過センサ56
が、用紙3の後端を検知した時から所定時間を経過した
時となるように制御されている。また、フラッパ45
は、用紙3の反転ローラ46への搬送が終了すると、元
の状態、すなわち、搬送ローラ33から送られる用紙3
を搬送ローラ34に送る状態に切り換えられる。
【0096】次いで、再搬送ローラ47に逆向きに搬送
されてきた用紙3は、その再搬送ローラ47によって、
次に述べる再搬送トレイ43に搬送される。
【0097】再搬送トレイ43は、用紙3が供給される
用紙供給部49、トレイ本体50および斜行ローラ51
を備えている。
【0098】用紙供給部49は、反転機構部42の下側
において本体ケーシング2の後部に外付けされ、湾曲形
状の用紙案内部材52を備えている。この用紙供給部4
9では、反転機構部42の再搬送ローラ47からほぼ鉛
直方向で送られてくる用紙3を、用紙案内部材52によ
って、略水平方向に向けて案内し、トレイ本体50に向
けて略水平方向で送り出すようにしている。
【0099】トレイ本体50は、略矩形板状をなし、給
紙トレイ6の上方において、略水平方向に設けられてお
り、その上流側端部が、用紙案内部材52に連結される
とともに、その下流側端部が、トレイ本体50から第2
搬送ローラ10に用紙3を案内するためにその下流側端
部が給紙搬送経路65の途中に接続されている再搬送経
路53の上流側端部に連結されている。
【0100】また、トレイ本体50の用紙3の搬送方向
途中には、用紙3を、図示しない基準板に当接させなが
ら搬送するための斜行ローラ51が、用紙3の搬送方向
において所定の間隔を隔てて2つ配置されている。
【0101】各斜行ローラ51は、トレイ本体50の幅
方向一端部に設けられる図示しない基準板の近傍に配置
され、その軸線が用紙3の搬送方向と略直交する方向に
配置される斜行駆動ローラ54と、その斜行駆動ローラ
54と用紙3を挟んで対向し、その軸線が、用紙3の搬
送方向と略直交する方向から、用紙3の送り方向が基準
面に向かう方向に傾斜する方向に配置される斜行従動ロ
ーラ55とを備えている。
【0102】そして、用紙供給部49からトレイ本体5
0に送り出された用紙3は、斜行ローラ51によって、
その用紙3の幅方向一端縁が基準板に当接されながら、
再搬送経路53を介して、再び、表裏が反転された状態
で、画像形成位置に向けて搬送される。そして、画像形
成位置に搬送された用紙3は、その裏面が、感光ドラム
23と対向接触され、可視像が転写された後、定着部1
9において定着され、両面に画像が形成された状態で、
排紙トレイ36上に排紙される。
【0103】そして、このようなレーザプリンタ1に装
着される現像カートリッジ24は、画像形成によって充
填室26a内のトナーが使用された後に、その使用済み
の現像カートリッジ24がそのまま廃棄されることな
く、その現像カートリッジ24にトナーを再充填して、
再使用するようにしている。なお、再使用とは、一旦、
現像に使用した後に再度現像に使用することである。
【0104】次に、そのような現像カートリッジ24の
再使用方法について詳述する。
【0105】まず、この現像カートリッジ24の前の使
用時には、現像カートリッジ24の充填室26a内に、
懸濁重合トナーが充填されている。
【0106】懸濁重合トナーは、たとえば、スチレンな
どのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1
〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタア
クリレートなどのアクリル系単量体などの重合性単量体
を、重合開始剤、カーボンブラックなどの着色剤、必要
に応じて、架橋剤、荷電制御剤、その他の添加剤ととも
に、重合媒体中に溶解または分散し、次いで、これを、
たとえば、水相中において攪拌分散しながら、懸濁重合
することにより得られる重合トナーの1つであって、ほ
ぼ真球形状で、流動性の良好なトナーとして用いられ
る。
【0107】このような懸濁重合トナーには、流動性の
向上を図るべく、トナー母粒子に、シリカ、酸化チタ
ン、酸化アルミニウムなどの外添剤が、被覆率60〜1
20%で添加されている。また、懸濁重合トナーの平均
粒径は、約6〜10μm程度であり、その流動特性が、
約90以上のものが用いられる。
【0108】なお、流動特性は、ホソカワミクロン株式
会社製のテスターPTR型で、目開きの異なる3段の篩
(1段目:目開き150μm、2段目:目開き75μ
m、3段目:目開き45μm)を用いて測定した値とさ
れる。より具体的には、その値は、テスターにトナー4
gを入れ、一定振動を一定時間(15秒間)与えた後、
各段の篩上に残留したトナー重量を測定し、下記式より
算出することができる。
【0109】 X1=1段目篩上トナー重量/4g×100 X2=2段目篩上トナー重量/4g×100×3/5 X3=3段目篩上トナー重量/4g×100×1/5 流動特性=100−(X1+X2+X3) そして、現像カートリッジ24の使用により、このよう
な懸濁重合トナーが使用されて、トナーエンプティが表
示されると、ユーザによって、現像カートリッジ24の
交換がなされる。
【0110】そして、レーザプリンタ1から取り外され
た使用済みの現像カートリッジ24を、一旦回収して、
この使用済みの現像カートリッジ24に、現像カートリ
ッジ24の前の使用時に使用された懸濁重合トナーより
も流動性が低く、かつ、球形化処理されていない粉砕ト
ナーよりも流動性の高い、60〜85の流動特性、好ま
しくは、70〜80の流動特性を有するトナーを再充填
する。
【0111】より具体的には、この方法では、現像カー
トリッジ24の前の使用時に使用された懸濁重合トナー
に代えて、再充填時には、現像カートリッジ24の前の
使用時に使用された懸濁重合トナーに含有されている外
添剤の含有量よりも、少ない含有量で外添剤が含有され
ている懸濁重合トナーを再充填するか、乳化重合トナー
を再充填するか、あるいは、球形化処理された粉砕トナ
ーを再充填する。
【0112】現像カートリッジ24の前の使用時に使用
された懸濁重合トナーに含有されている外添剤の含有量
よりも、少ない含有量で外添剤が含有されている懸濁重
合トナーは、たとえば、外添剤の被覆率が20〜50%
のものが用いられる。このような被覆率で外添剤が添加
されると、その流動特性が、75〜85とされる。
【0113】なお、流動特性は、「第39回 粉体に関
する討論会講演論文集」の109〜113頁に記載され
るように、外添剤の被覆率の増加に伴なって向上する傾
向が知られている。
【0114】また、乳化重合トナーは、たとえば、上記
した重合性単量体、重合開始剤、着色剤、必要に応じ
て、架橋剤、荷電制御剤、その他の添加剤を、重合媒体
中に溶解または分散し、次いで、これを、たとえば、界
面活性剤が配合される水相中において攪拌乳化しなが
ら、乳化重合することにより得られる重合トナーの1つ
であって、ほぼ真球形状から不定形状までの任意の形状
のトナーとして用いられる。また、このような乳化重合
トナーにも、上記と同様に、流動性の向上を図るべく、
トナー母粒子に、上記した外添剤が、被覆率60〜12
0%で添加されている。また、乳化重合トナーの平均粒
径は、約6〜10μm程度であり、その流動特性が、7
0〜85のものが用いられる。
【0115】また、球形化処理された粉砕トナーは、天
然樹脂あるいは合成樹脂からなる結着樹脂に、カーボン
ブラックなどの着色剤を分散混練させた後に、粉砕およ
び分級することにより得られる粉砕トナーを、ホソカワ
ミクロン株式会社製のメカノフュージョンAMS型にて
球形化処理されたトナーであって、不定形状であるが、
球形化処理されていない粉砕トナーよりは流動性が良好
なトナーとして用いられる。このような球形化処理され
た粉砕トナーは、その平均粒径が、約6〜10μm程度
であり、その流動特性が、60〜70のものが用いられ
る。なお、上記粉砕および分級により得られる粉砕トナ
ーを、熱処理によって球形化処理した粉砕トナーは、そ
の平均粒径が、約6〜10μm程度であり、その流動特
性が、70〜80である。
【0116】そして、このようなトナーを再充填するに
は、まず、回収された現像カートリッジ24のトナーキ
ャップ60を取り外し、充填室26aに現像カートリッ
ジ24の前の使用時に使用されたトナーの残りを、その
トナーキャップ60を取り外した開口部から抜き取るこ
とによって、現像カートリッジ24内を簡単に清掃す
る。この抜き取りによる清掃においては、現像カートリ
ッジ24の前の使用時に使用されたトナーの残量が、現
像ローラ27の軸方向長さ当たり、0.7g/cm以下
となるまで抜き取るようにする。たとえば、現像カート
リッジ24の前の使用時に使用されたトナーをこの量ま
で抜き取ることにより、たとえ、現像カートリッジ24
の前の使用時に使用されたトナーが残存した状態で、ト
ナーを再充填しても、現像カートリッジ24の再使用時
の画像形成において、画像のかぶりが生ずることを防止
することができる。
【0117】その後、上記したトナーを、トナーキャッ
プ60を取り外した開口部から再充填して、その後、そ
の開口部にトナーキャップ60を取り付けることによっ
て開口部を閉鎖し、再充填の作業を完了する。
【0118】このようにしてトナーを再充填すれば、サ
イドシール58を交換することなく、現像カートリッジ
24内を簡単に清掃するのみであるため、サイドシール
58の交換のためのコストおよび手間を低減することが
でき、効率のよい再充填作業を達成することができる。
【0119】しかも、この現像カートリッジ24では、
筐体24aにおけるギヤ機構部59が設けられている側
の側壁56aと反対側の側壁56b側に設けられている
トナーキャップ60を開閉するので、たとえ、現像カー
トリッジ24を、振ったり、吸引して、現像カートリッ
ジ24の前の使用時に使用されたトナーを抜き取って
も、ギヤ機構部59をトナーで汚すことなく良好な再充
填を確保することができるので、現像カートリッジ24
の再使用時における現像ローラ27、供給ローラ29お
よびアジテータ40の確実な作動を達成することができ
る。
【0120】なお、このようなトナーの再充填時には、
交換が容易である現像ローラ27を、新たな現像ローラ
27に交換してもよい。現像ローラ27の交換は、前に
使用された現像ローラ27のローラ軸を各支持孔57か
ら取り外した後に、新たな現像ローラ27のローラ軸を
再び各支持孔57に支持させて、現像ローラ27のロー
ラをサイドシール58上に載置すればよい。
【0121】このようにして新たな現像ローラ27に交
換しておけば、現像カートリッジ24の再使用時には、
新たな現像ローラ27に再充填されたトナーを担持させ
て、良好な現像による優れた画質の画像形成を達成する
ことができる。
【0122】また、このような現像ローラ27の交換に
おいては、前の使用時に用いられた現像ローラ27の単
位面積当たりの現像剤の担持量(M/A)よりも、単位
面積当たりの現像剤の担持量(M/A)が小さい現像ロ
ーラ27に交換することが好ましい。このような現像ロ
ーラ27に交換すれば、現像カートリッジ24の再使用
時には、前の使用時よりも、現像ローラ27に担持され
るトナーの単位面積当たりの担持量(M/A)が少なく
なるので、現像カートリッジ24の再使用時におけるサ
イドシール58と現像ローラ27との間からの現像カー
トリッジ24の外側への現像剤の漏れを防止することが
できる。
【0123】より具体的に、前の使用時に用いられた現
像ローラ27の単位面積当たりの現像剤の担持量(M/
A)よりも、再使用時の現像ローラ27の単位面積当た
りの現像剤の担持量(M/A)を小さくするには、たと
えば、前の使用時に用いられた現像ローラ27の表面粗
さよりも、表面粗さが小さい現像ローラ27に交換する
か、あるいは、前の使用時に用いられた現像ローラ27
の硬度よりも、硬度の大きい現像ローラ27に交換す
る。
【0124】前の使用時に用いられた現像ローラ27の
表面粗さよりも、表面粗さが小さい現像ローラ27に交
換する場合には、たとえば、前の使用時に用いられた現
像ローラ27の表面粗さ(十点平均粗さRz)が、5〜
7μmである場合には、たとえば、表面粗さ(十点平均
粗さRz)が、2〜3μmの現像ローラ27に交換す
る。
【0125】また、前の使用時に用いられた現像ローラ
27の硬度よりも、硬度の大きい現像ローラ27に交換
する場合には、たとえば、前の使用時に用いられた現像
ローラ27の硬度(JIS A)が、30〜50度であ
る場合には、たとえば、硬度(JIS A)が、50度
以上の現像ローラ27に交換する。
【0126】さらに、前の使用時に用いられた現像ロー
ラ27の外径よりも、大きい外径の現像ローラ27に交
換してもよい。このような現像ローラ27に交換すれ
ば、再使用時には、現像ローラ27と、サイドシール5
8や層厚規制ブレード28の押圧部28bとの圧接力
が、より大きくなる。そのため、サイドシール58との
間のトナーの漏れを防止でき、また、層厚規制ブレード
28の押圧部28bによる圧接によって、現像ローラ2
7における単位面積当たりのトナーの担持量(M/A)
を少なくすることができる。その結果、再使用時におけ
る現像カートリッジ24の外側へのトナーの漏れを良好
に防止することができる。より具体的には、たとえば、
前の使用時に用いられた現像ローラ27の外径が、20
mmである場合には、たとえば、外径が、20.2〜2
0.4mmの現像ローラ27に交換する。
【0127】そして、このようにしてトナーが再充填さ
れた現像カートリッジ24を、再びレーザプリンタ1に
装着して再使用する。
【0128】この現像カートリッジ24の再使用時に
は、サイドシール58が、前の使用時において、回転駆
動される現像ローラ27との摺擦によって摩耗してシー
ル性が低下しているため、前の使用時において使用され
たトナーと、同じトナーが再充填されていると、そのシ
ール性が低下したサイドシール58と、現像ローラ27
との間から、トナーが現像カートリッジ24の外側に漏
れてしまう場合がある。
【0129】一方、トナーの再充填時に、たとえば、粉
砕トナーを充填すれば、あまり流動性がなく、再使用時
における現像カートリッジ24からのトナーの漏れを防
止することができるが、その反面、高画質の画像を形成
することができなくなる。
【0130】しかるに、この方法によれば、現像カート
リッジ24の再使用時には、60〜85の流動特性を有
するトナーが再充填されているので、流動性が極めて良
好という程でもないため、たとえ、再充填時において新
たなサイドシール58に交換しなくても、再使用時に、
前の使用によりシール性が低下したサイドシール58と
現像ローラ27との間から、現像カートリッジ24の外
側にトナーが漏れることを防止することができる。しか
も、球形化処理されていない粉砕トナーよりも、流動性
が良好であるため、画質の低下を抑制して、良好な画像
形成を達成することができる。
【0131】より具体的には、たとえば、現像カートリ
ッジ24の前の使用時に使用された懸濁重合トナーに代
えて、前の使用時に使用された懸濁重合トナーに含有さ
れている外添剤の含有量よりも、少ない含有量で外添剤
が含有されている懸濁重合トナーを再充填した場合に
は、現像カートリッジ24の前の使用時に使用されたト
ナーよりも、再充填されたトナーの流動性が低下するた
め、現像カートリッジ24の再使用時に、前の使用によ
りシール性が低下したサイドシール58と現像ローラ2
7との間から、現像カートリッジ24の外側にトナーが
漏れることを防止することができ、しかも、現像カート
リッジ24の再使用時のトナーが懸濁重合トナーである
ため、球形化処理されていない粉砕トナーよりも、流動
性が良好であるため、画質の低下を抑制して、良好な画
像形成を達成することができる。
【0132】また、たとえば、現像カートリッジ24の
前の使用時に充填された懸濁重合トナーに代えて、乳化
重合トナーを再充填した場合には、現像カートリッジ2
4の前の使用時に使用されたトナーよりも、再充填され
たトナーの流動性が低下するため、現像カートリッジ2
4の再使用時に、前の使用によりシール性が低下したサ
イドシール58と現像ローラ27との間から、現像カー
トリッジ24の外側にトナーが漏れることを防止するこ
とができ、しかも、現像カートリッジ24の再使用時の
トナーが乳化重合トナーであるため、球形化処理されて
いない粉砕トナーよりも、流動性が良好であるため、画
質の低下を抑制して、良好な画像形成を達成することが
できる。
【0133】また、たとえば、現像カートリッジ24の
前の使用時に充填された懸濁重合トナーに代えて、球形
化処理された粉砕トナーを再充填した場合には、前の使
用時に使用されたトナーよりも、再充填されたトナーの
流動性が低下するため、現像カートリッジ24の再使用
時に、前の使用によりシール性が低下したサイドシール
58と現像ローラ27との間から、現像カートリッジ2
4の外側にトナーが漏れることを防止することができ、
しかも、現像カートリッジ24の再使用時のトナーが球
形化処理された粉砕トナーであるため、球形化処理され
ていない粉砕トナーよりも、流動性が良好であるため、
画質の低下を抑制して、良好な画像形成を達成すること
ができる。
【0134】上記のことは、表1に示す実験結果から明
らかである。すなわち、表1には、再使用時に充填する
トナーとして各種トナー(7種類)を用いて、再使用時
に印刷デューティー5%で6000枚印刷した後のトナ
ー漏れ状況を、各トナーにつき10台の現像カートリッ
ジ24を用いて観察した結果が示されている。表1に示
すように、前の使用時と同じトナー(懸濁重合トナー
)を用いた場合には、10台中3台につき新品の現像
カートリッジ24以上の漏れ量が観測された。
【0135】一方、前の使用時のトナーよりも流動特性
の低いトナーを用いた場合には、漏れ量は僅かであり、
新品の現像カートリッジ24を用いた場合と同程度であ
って、再使用時のトナーとして適することがわかる。な
お、球形化処理されていない粉砕トナーを用いた場合に
は、10台中10台につき3000枚程度印刷時に、画
像に縦筋が入るという、画像の乱れを発生して、再使用
時のトナーとしては不適であった。
【0136】
【表1】 なお、この現像カートリッジ24の層厚規制ブレード2
8は、押圧部28bがシリコーンゴムにより形成されて
いるので、摩耗により削れ易いため、再充填されるトナ
ーが球形化処理されていない粉砕トナーであると、層厚
規制ブレード28の耐久性能が著しく低下するが、上記
したように、再充填されるトナーは、粉砕トナーよりも
流動性が良好であるため、層厚規制ブレード28の耐久
性能の著しい低下を抑制して、再使用時の良好な画像形
成を確保することができる。
【0137】また、このレーザプリンタ1では、上記し
たように、転写ローラ25によって用紙3に転写された
後に感光ドラム23の表面上に残存する残存トナーを現
像ローラ27によって回収するクリーナレス現像方式が
採用されているので、転写後にあまりに多量のトナーが
残存すると、回収しきれない場合がある。
【0138】しかし、この方法では、再充填されるトナ
ーの流動性が球形化処理されていない粉砕トナーよりも
流動性が良好であるため、そのように多量のトナーが残
存することを防止することができるので、現像カートリ
ッジ24の再使用時にも、良好なクリーナレス現像を達
成することができる。
【0139】そして、このようにして再使用される現像
カートリッジ24が装着されるレーザプリンタ1では、
現像カートリッジ24の外側へのトナーの漏れを防止し
つつ、良好な画質の画像形成を達成することができるの
で、現像カートリッジ24の交換のためのコストの低減
を図りつつ、良好な画像形成を達成することができる。
【0140】また、上記の方法においては、再充填され
る前の使用時には、現像カートリッジ24の充填室26
aに懸濁重合トナーが充填されていたが、たとえば、乳
化重合トナーが充填されていてもよい。
【0141】すなわち、現像カートリッジ24の充填室
26aに、乳化重合トナーが充填されていた場合には、
トナーの再充填時には、前の使用時に使用された乳化重
合トナーよりも流動性が低く、かつ、球形化処理されて
いない粉砕トナーよりも流動性の高い、60〜80の流
動特性、好ましくは、65〜75の流動特性を有するト
ナーを充填する。
【0142】より具体的には、この方法では、前の使用
時に使用された乳化重合トナーに代えて、トナーの再充
填時には、前の使用時に使用された乳化重合トナーに含
有されている外添剤の含有量よりも、少ない含有量で外
添剤が含有されている乳化重合トナーを再充填するか、
あるいは、球形化処理された粉砕トナーを再充填する。
【0143】前の使用時に使用された乳化重合トナー
(被覆率60〜120%)に含有されている外添剤の含
有量よりも、少ない含有量で外添剤が含有されている乳
化重合トナーは、たとえば、外添剤の被覆率が20〜5
0%のものが用いられる。このような被覆率で外添剤が
添加されると、その流動特性が、70〜80とされる。
【0144】また、球形化処理された粉砕トナーは、上
記と同様に、粉砕トナーを、ホソカワミクロン株式会社
製のメカノフュージョンAMS型にて球形化処理したト
ナーであって、その平均粒径が、約6〜10μm程度で
あり、その流動特性が、60〜70のものが用いられ
る。
【0145】また、上記と同様に、粉砕トナーを熱処理
によって球形化処理した粉砕トナーは、その平均粒径
が、約6〜10μm程度であり、その流動特性が、70
〜80である。
【0146】このような方法によっても、再使用時に
は、60〜80の流動特性を有するトナーが再充填され
ているので、流動性が極めて良好という程でもないた
め、たとえ、トナーの再充填時において新たなサイドシ
ール58に交換しなくても、現像カートリッジ24の再
使用時に、前の使用によりシール性が低下したサイドシ
ール58と現像ローラ27との間から、現像カートリッ
ジ24の外側にトナーが漏れることを防止することがで
きる。しかも、球形化処理されていない粉砕トナーより
も、流動性が良好であるため、画質の低下を抑制して、
良好な画像形成を達成することができる。
【0147】より具体的には、たとえば、前の使用時に
充填された乳化重合トナーに代えて、前の使用時に充填
された乳化重合トナーに含有されている外添剤の含有量
よりも、少ない含有量で外添剤が含有されている乳化重
合トナーを再充填した場合には、現像カートリッジ24
の前の使用時に使用されたトナーよりも、再充填された
トナーの流動性が低下するため、現像カートリッジ24
の再使用時に、前の使用によりシール性が低下したサイ
ドシール58と現像ローラ27との間から、現像カート
リッジ24の外側にトナーが漏れることを防止すること
ができ、しかも、再使用時のトナーが乳化重合トナーで
あるため、球形化処理されていない粉砕トナーよりも、
流動性が良好であるため、画質の低下を抑制して、良好
な画像形成を達成することができる。
【0148】また、たとえば、前の使用時に充填された
乳化重合トナーに代えて、球形化処理された粉砕トナー
を再充填した場合には、前の使用時に使用されたトナー
よりも、再充填されたトナーの流動性が低下するため、
現像カートリッジ24の再使用時に、前の使用によりシ
ール性が低下したサイドシール58と現像ローラ27と
の間から、現像カートリッジ24の外側にトナーが漏れ
ることを防止することができ、しかも、現像カートリッ
ジ24の再使用時のトナーが球形化処理された粉砕トナ
ーであるため、球形化処理されていない粉砕トナーより
も、流動性が良好であるため、画質の低下を抑制して、
良好な画像形成を達成することができる。
【0149】上記のことは、表2に示す実験結果から明
らかである。すなわち、表2には、再使用時に充填する
トナーとして各種トナー(5種類)を用いて、再使用時
に印刷デューティー5%で6000枚印刷した後のトナ
ー漏れ状況を、各トナーにつき10台の現像カートリッ
ジ24を用いて観察した結果が示されている。表2に示
すように、前の使用時と同じトナー(乳化重合トナー
)を用いた場合には、10台中3台につき新品の現像
カートリッジ24以上の漏れ量が観測された。
【0150】一方、前の使用時のトナーよりも流動特性
の低いトナーを用いた場合には、漏れ量は僅かであり、
新品の現像カートリッジ24を用いた場合と同程度であ
って、再使用時のトナーとして適することがわかる。な
お、球形化処理されてない粉砕トナーを用いた場合に
は、10台中10台につき4000枚程度印刷時に、画
像に縦筋が入るという、画像の乱れを発生して、再使用
時のトナーとしては不適であった。
【0151】
【表2】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、現像装置の再使用時には、前の使用時の懸
濁重合トナーよりも外添剤の含有量が少ない懸濁重合ト
ナーが再充填されるので、現像装置の再使用時におい
て、現像装置の外側に現像剤が漏れることを防止するこ
とができる。
【0152】請求項2に記載の発明によれば、現像装置
の再使用時には、乳化重合トナーが再充填されるので、
現像装置の再使用時において、現像装置の外側に現像剤
が漏れることを防止することができる。
【0153】請求項3に記載の発明によれば、現像装置
の再使用時には、球形化処理された粉砕トナーが再充填
されるので、現像装置の再使用時において、現像装置の
外側に現像剤が漏れることを防止することができる。
【0154】請求項4に記載の発明によれば、現像装置
の再使用時には、前の使用時の乳化重合トナーよりも外
添剤の含有量が少ない乳化重合トナーが再充填されるの
で、現像装置の再使用時において、現像装置の外側に現
像剤が漏れることを防止することができる。
【0155】請求項5に記載の発明によれば、現像装置
の再使用時には、球形化処理された粉砕トナーが再充填
されるので、現像装置の再使用時において、現像装置の
外側に現像剤が漏れることを防止することができる。
【0156】請求項6に記載の発明によれば、シール部
材の交換のためのコストおよび手間を低減して、効率の
よい再充填作業を達成することができる。しかも、この
方法では、現像装置の再使用時に、そのシール部材と現
像剤担持体との間から、現像装置の外側に現像剤が漏れ
ることを防止することができるので、現像剤を簡易に再
充填しつつ、良好に再使用することができる。
【0157】請求項7に記載の発明によれば、再使用さ
れる現像装置には、前の使用時の懸濁重合トナーよりも
外添剤の含有量が少ない懸濁重合トナーが再充填されて
いるので、現像装置の再使用時において、現像装置の外
側に現像剤が漏れることを防止することができる。
【0158】請求項8に記載の発明によれば、再使用さ
れる現像装置には、乳化重合トナーが再充填されている
ので、現像装置の再使用時において、現像装置の外側に
現像剤が漏れることを防止することができる。
【0159】請求項9に記載の発明によれば、再使用さ
れる現像剤には、球形化処理された粉砕トナーが再充填
されているので、現像装置の再使用時において、現像装
置の外側に現像剤が漏れることを防止することができ
る。
【0160】請求項10に記載の発明によれば、再使用
される現像装置には、前の使用時の乳化重合トナーより
も外添剤の含有量が少ない乳化重合トナーが再充填され
ているので、現像装置の再使用時において、現像装置の
外側に現像剤が漏れることを防止することができる。
【0161】請求項11に記載の発明によれば、再使用
される現像装置には、球形化処理された粉砕トナーが再
充填されているので、現像装置の再使用時において、現
像装置の外側に現像剤が漏れることを防止することがで
きる。
【0162】請求項12に記載の発明によれば、シール
部材の交換のためのコストおよび手間が低減され、効率
のよい再充填作業が達成されている。しかも、現像装置
の再使用時に、そのシール部材と現像剤担持体との間か
ら、現像装置の外側に現像剤が漏れることを防止するこ
とができるので、現像剤が簡易に再充填されつつ、良好
に再使用することができる。
【0163】請求項13に記載の発明によれば、良好な
現像による優れた画質の画像形成を達成することができ
る。
【0164】請求項14に記載の発明によれば、より一
層、再使用時における現像装置の外側への現像剤の漏れ
を防止することができる。
【0165】請求項15に記載の発明によれば、シール
部材との間の現像剤の漏れをより一層防止でき、また、
現像剤担持体における単位面積当たりの現像剤の担持量
をより少なくすることができ、その結果、より一層、現
像装置の再使用時における現像装置の外側への現像剤の
漏れを防止することができる。
【0166】請求項16に記載の発明によれば、駆動機
構が現像剤で汚されることなく良好な現像剤の再充填が
確保されるので、現像装置の再使用時における現像装置
の確実な作動を達成することができる。
【0167】請求項17に記載の発明によれば、現像装
置の再使用時において、画像のかぶりが生ずることを防
止して、良好な画像形成を達成することができる。
【0168】請求項18に記載の発明によれば、現像剤
担持体において、確実に現像剤を担持させることができ
る。
【0169】請求項19に記載の発明によれば、層厚規
制部材の耐久性能の著しい低下を抑制して、現像装置の
再使用時の良好な画像形成を確保することができる。
【0170】請求項20に記載の発明によれば、現像装
置の交換のためのコストの低減を図りつつ、良好な画像
形成を達成することができる。
【0171】請求項21に記載の発明によれば、再充填
される現像剤が、粉砕トナーよりも流動性が良好である
ため、現像装置の再使用時にも、良好なクリーナレス現
像を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置としての、レーザプリン
タの一実施形態を示す要部側断面図である。
【図2】図1に示すレーザプリンタの現像カートリッジ
を示す要部側断面図である。
【図3】図2に示す現像カートリッジにおいて、現像ロ
ーラの軸方向端部のサイドシールの近傍を示す要部斜視
図である(但し、現像ローラは装着されていない)。
【図4】図2に示す現像カートリッジを示す、(a)は
平面図、(b)は右側面図、(c)は左側面図である。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ 3 用紙 23 感光ドラム 24 現像カートリッジ 24a 筐体 25 転写ローラ 26a 充填室 27 現像ローラ 28 層厚規制ブレード 28b 押圧部 29 供給ローラ 40 アジテータ 56 側壁 58 サイドシール 59 ギヤ機構部 60 トナーキャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/08 505 G03G 9/08 9/08 371 371 15/00 550 9/087 15/08 507Z 15/00 550 507E 9/08 381 384 (72)発明者 堀ノ江 満 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 坂口 雅敏 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA08 AB04 AB06 AB10 2H077 AA12 AA14 AA20 AB03 AB13 AB15 AC04 AD02 AD06 AD13 AD17 BA08 GA01 2H171 FA04 GA19 JA06 JA14 JA34 LA01 QB35 QB38 WA07 WA12 WA17

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を担持する現像剤担持体を備える
    現像装置が使用されて、現像剤としての懸濁重合トナー
    が使用された後に、その現像装置に現像剤を再充填して
    現像装置を再使用する方法であって、 再使用する現像装置に、使用された懸濁重合トナーに含
    有されている外添剤の含有量よりも、少ない含有量で外
    添剤が含有されている懸濁重合トナーを再充填すること
    を特徴とする、現像装置の再使用方法。
  2. 【請求項2】 現像剤を担持する現像剤担持体を備える
    現像装置が使用されて、現像剤としての懸濁重合トナー
    が使用された後に、その現像装置に現像剤を再充填して
    現像装置を再使用する方法であって、 再使用する現像装置に、乳化重合トナーを再充填するこ
    とを特徴とする、現像装置の再使用方法。
  3. 【請求項3】 現像剤を担持する現像剤担持体を備える
    現像装置が使用されて、現像剤としての懸濁重合トナー
    が使用された後に、その現像装置に現像剤を再充填して
    現像装置を再使用する方法であって、 再使用する現像装置に、球形化処理された粉砕トナーを
    再充填することを特徴とする、現像装置の再使用方法。
  4. 【請求項4】 現像剤を担持する現像剤担持体を備える
    現像装置が使用されて、現像剤としての乳化重合トナー
    が使用された後に、その現像装置に現像剤を再充填して
    現像装置を再使用する方法であって、 再使用する現像装置に、使用された乳化重合トナーに含
    有されている外添剤の含有量よりも、少ない含有量で外
    添剤が含有されている乳化重合トナーを再充填すること
    を特徴とする、現像装置の再使用方法。
  5. 【請求項5】 現像剤を担持する現像剤担持体を備える
    現像装置が使用されて、現像剤としての乳化重合トナー
    が使用された後に、その現像装置に現像剤を再充填して
    現像装置を再使用する方法であって、 再使用する現像装置に、球形化処理された粉砕トナーを
    再充填することを特徴とする、現像装置の再使用方法。
  6. 【請求項6】 前記現像装置は、前記現像剤担持体に摺
    擦され、前記現像装置からの現像剤の漏れを防止するた
    めのシール部材を備え、 前記現像装置の使用後に、前記シール部材を交換するこ
    となく前記現像装置内を清掃し、その後、現像剤を再充
    填して再使用することを特徴とする、請求項1ないし5
    のいずれかに記載の現像装置の再使用方法。
  7. 【請求項7】 現像剤を担持する現像剤担持体を備え、
    現像剤としての懸濁重合トナーが使用された後に、現像
    剤が再充填されて再使用される現像装置であって、 使用された懸濁重合トナーに含有されている外添剤の含
    有量よりも、少ない含有量で外添剤が含有されている懸
    濁重合トナーが再充填されていることを特徴とする、現
    像装置。
  8. 【請求項8】 現像剤を担持する現像剤担持体を備え、
    現像剤としての懸濁重合トナーが使用された後に、現像
    剤が再充填されて再使用される現像装置であって、 乳化重合トナーが再充填されていることを特徴とする、
    現像装置。
  9. 【請求項9】 現像剤を担持する現像剤担持体を備え、
    現像剤としての懸濁重合トナーが使用された後に、現像
    剤が再充填されて再使用される現像装置であって、 球形化処理された粉砕トナーが再充填されていることを
    特徴とする、現像装置。
  10. 【請求項10】 現像剤を担持する現像剤担持体を備
    え、現像剤としての乳化重合トナーが使用された後に、
    現像剤が再充填されて再使用される現像装置であって、 使用された乳化重合トナーに含有されている外添剤の含
    有量よりも、少ない含有量で外添剤が含有されている乳
    化重合トナーが再充填されていることを特徴とする、現
    像装置。
  11. 【請求項11】 現像剤を担持する現像剤担持体を備
    え、現像剤としての乳化重合トナーが使用された後に、
    現像剤が再充填されて再使用される現像装置であって、 球形化処理された粉砕トナーが再充填されていることを
    特徴とする、現像装置。
  12. 【請求項12】 前記現像装置は、前記現像剤担持体に
    摺擦され、前記現像装置からの現像剤の漏れを防止する
    ためのシール部材を備え、 前記現像装置の使用後に、前記シール部材が交換される
    ことなく前記現像装置内が清掃され、その後、現像剤が
    再充填され再使用されることを特徴とする、請求項7な
    いし11のいずれかに記載の現像装置。
  13. 【請求項13】 現像剤担持体が、新たな現像剤担持体
    に交換されていることを特徴とする、請求項7ないし1
    2のいずれかに記載の現像装置。
  14. 【請求項14】 現像装置の使用時に設けられていた現
    像剤担持体の単位面積当たりの担持量よりも、単位面積
    当たりの担持量が小さい現像剤担持体に、交換されてい
    ることを特徴とする、請求項13に記載の現像装置。
  15. 【請求項15】 現像装置の使用時に設けられていた現
    像剤担持体の外径よりも、大きい外径の現像剤担持体に
    交換されていることを特徴とする、請求項13または1
    4に記載の現像装置。
  16. 【請求項16】 前記現像剤担持体の軸方向両端部の筐
    体の両側壁には、一方の側壁側に、前記現像剤担持体を
    駆動するための駆動機構が設けられ、他方の側壁側に、
    現像剤を給排するための蓋が設けられていることを特徴
    とする、請求項7ないし15のいずれかに記載の現像装
    置。
  17. 【請求項17】 再充填時において、使用された現像剤
    の残量が、前記現像剤担持体の軸方向長さ当たり、0.
    7g/cm以下であることを特徴とする、請求項7ない
    し16のいずれかに記載の現像装置。
  18. 【請求項18】 現像剤が充填される充填室と、前記現
    像剤担持体に現像剤を供給するための供給手段と、前記
    充填室から前記供給手段に現像剤を搬送するための搬送
    手段と、前記現像剤担持体の表面に圧接され、前記現像
    剤担持体の表面に現像剤の薄層を形成するための層厚規
    制部材とを備えていることを特徴とする、請求項7ない
    し17のいずれかに記載の現像装置。
  19. 【請求項19】 前記層厚規制部材の前記現像剤担持体
    との接触部分が、シリコーンゴムにより形成されている
    ことを特徴とする、請求項18に記載の現像装置。
  20. 【請求項20】 請求項7ないし19のいずれかに記載
    の現像装置を備えていることを特徴とする、画像形成装
    置。
  21. 【請求項21】 前記現像剤担持体に担持される現像剤
    により現像される現像剤像を担持する像担持体と、前記
    像担持体に担持される現像剤像を、記録媒体に転写する
    ための転写手段とを備え、 前記転写手段によって転写された後に前記像担持体上に
    残存する現像剤を、前記現像剤担持体によって回収する
    クリーナレス現像が採用されていることを特徴とする、
    請求項20に記載の画像形成装置。
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