JP2003262298A - 構造体及び中空形材 - Google Patents
構造体及び中空形材Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T30/00—Transportation of goods or passengers via railways, e.g. energy recovery or reducing air resistance
Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
域20近傍のリブ13の板厚方向両面には円弧R3、R
4がある。リブ13と円弧R3は滑らかに接続されてい
る。R3とR4は径が等しい。リブ13と円弧R3の接
続部15とリブ13と円弧R4の接続部16におけるリ
ブ13の長手方向の位置は、実質的に一致する。構造体
に面外せん断荷重が作用した場合、結節領域20近傍の
リブ13に発生する局部的な大変形や高応力が低減され
るため、構造体の剛性と強度が向上する。これは、円弧
R3、R4をリブ13の板厚中心軸に対象な形状として
付加することにより結節領域20近傍のリブ13の曲げ
変形が抑制され、リブ13と径の大きな円弧R3、R4
を滑らかに接続することにより結節領域20近傍のリブ
13に発生する応力集中が低減されたことによる。
Description
を構成する中空形材に関するものである。例えば、アル
ミニウム合金製の鉄道車両や建築物等の構造体及びそれ
らを構成する中空形材に好適である。
する複数のリブによって構成されている。この一例は、
特開平11−58564号公報に示されている。この文
献の図1には、中空形材の剛性と強度を向上させること
を目的とした面板とリブの結節領域に関する形状が示さ
れている。
る構造体の一例として鉄道車両を考えた場合、中空形材
には主に引張り、面外曲げ、面外せん断の各荷重が単独
でもしくは複合して作用する。これらの荷重が作用した
ときの中空形材の変形や応力の発生状況は、作用する荷
重の種類、大きさやその組み合わせに依存する。
した場合には、面板とリブの結節領域近傍の面板に最大
応力が発生する。該部位に発生する局部的な大変形や高
応力が、構造体全体の剛性や強度を低下させる一因とな
っている。
には、面板とリブの結節領域近傍のリブに最大応力が発
生する。該部位に発生する局部的な大変形や高応力が、
構造体全体の剛性や強度を低下させる一因となってい
る。ここで、前記特開平11−58564号公報では、
面板とリブの結節領域におけるオフセット量を適切な値
にすることで中空形材の剛性と強度を向上させている。
法であるオフセット量を0とした場合でも、依然として
面板とリブの結節領域近傍の面板やリブに局部的な大変
形や高応力が発生し、構造体の剛性や強度を低下させて
いる。本発明の目的は、軽量でかつ高剛性、高強度な構
造体を提供することにある。
と、二枚の面板の間をトラス状に接続した複数のリブ
と、から構成された中空形材同士を接合した構造体にお
いて、前記面板と前記リブが接続される部位である結節
領域近傍の前記リブ(または一方の面板)の板厚は該リ
ブ(面板)の他の部位の板厚と比較して厚くなってお
り、該厚くなった部分は前記リブ(面板)の両面に厚く
なっており、該両面の厚くなった部分の厚さは両面にお
いて実質的に同一であり、該厚くなった部分の端部と前
記リブ(面板)とはそれぞれ円弧で接続されており、該
円弧は前記リブ(面板)側に向けて凸の円弧状であり、
該円弧によって前記リブ(面板)の板厚は前記結節領域
に近づくに従って徐々に増加しており、前記二つの円弧
は径が実質的に等しいこと、によって達成できる。
り説明する。車体100は、床を構成する台枠101、
屋根を構成する屋根構体102、側面を構成する側構体
103、長手方向の端部を構成する妻構体104から成
る。台枠101、屋根構体102、側構体103は、そ
れぞれ複数の押出形材を接合することにより製作され
る。押出形材の長手方向は、車体の長手方向と一致して
いる。押出形材は、アルミニウム合金製である。
成を説明する。他の中空形材も同様の構成である。
トラス状に配置した複数のリブ13から成る。二枚の面
板11,12は、実質的に平行である。リブ13のピッ
チは、同一である。面板11,12の板厚は、同一であ
る。リブ13の板厚は、同一である。
構成を説明する。面板11とリブ13の結節領域近傍も
同様の構成である。
在する。リブ13とリブ13の間には、円弧R2が存在
する。リブ13と円弧R1の間には、円弧R3が存在す
る。リブ13と円弧R2の間には、円弧R4と直線14
が存在する。直線14は円弧R2と円弧R4の間に位置
する。直線14は、リブ13と実質的に平行であり、リ
ブ13の内面側(中空形材10の板厚方向中央側)の直
線よりも内面側に位置している。面板12、円弧R1、
R3、リブ13は、滑らかに接続されている。リブ13
と円弧R4は、滑らかに接続されている。直線部14と
円弧R2は、滑らかに接続されている。円弧R3は、円
弧R1より径が大きい。円弧R4は、円弧R2より径が
大きい。円弧R3と円弧R4は、径が等しい。リブ13
と円弧R3の接続部15とリブ13と円弧R4の接続部
16におけるリブ13の長手方向の位置は、実質的に一
致する。
構造体に面外せん断荷重が作用した場合、面板12とリ
ブ13の結節領域20近傍のリブ13に発生する局部的
な大変形や高応力が低減されるため、構造体の剛性と強
度が向上する。この主な理由は、円弧R3、R4をリブ
13の板厚中心軸に対象な形状として付加することによ
り結節領域20近傍のリブ13の曲げ変形が抑制された
こと、リブ13と径の大きな円弧R3、R4を滑らかに
接続することにより結節領域20近傍のリブ13に発生
する応力集中が低減されたこと、にあると考える。
る。これは、図1〜3で示した実施例において、面板1
2とリブ13の結節領域20近傍の構成が異なる例であ
る。
構成を説明する。面板11とリブ13の結節領域近傍も
同様の構成である。
存在する。リブ13とリブ13の間には、円弧R2が存
在する。面板12と面板12の間には、直線14が存在
する。面板12と円弧R1の間には、円弧R3が存在す
る。面板12と直線14の間には、円弧R4が存在す
る。直線14は、面板12と実質的に平行であり、面板
12の外面側(中空形材10の板厚方向外側)の直線よ
りも外面側に位置している。面板12、円弧R3、R
1、リブ13は、滑らかに接続されている。面板12と
円弧R4は、滑らかに接続されている。円弧R3は、円
弧R1より径が大きい。円弧R3と円弧R4は、径が等
しい。面板12と円弧R3の接続部15と面板12と円
弧R4の接続部16における面板12の長手方向の位置
は、実質的に一致する。
構造体に引張荷重もしくは面外曲げ荷重が作用した場
合、面板12とリブ13の結節領域20近傍の面板12
に発生する局部的な大変形や高応力が低減されるため、
構造体の剛性と強度が向上する。この主な理由は、円弧
R3、R4を面板12の板厚中心軸に対象な形状として
付加することにより結節領域20近傍の面板12の曲げ
変形が抑制されたこと、面板12と径の大きな円弧R
3、R4を滑らかに接続することにより結節領域20近
傍の面板12に発生する応力集中が低減されたこと、に
あると考える。
領域の近傍の面板12の板厚を増加させるものであった
が、両面の面板11、12の板厚を上記のように増加さ
せることができる。
各請求項に記載の文言あるいは課題を解決するための手
段の項に記載の文言に限定されず、当業者がそれから容
易に置き換えられる範囲に及ぶものである。
部的な大変形や高応力を有効に低減でき、軽量で高剛
性、高強度な構造体を提供できる。
Claims (4)
- 【請求項1】 二枚の面板と、二枚の面板の間をトラス
状に接続した複数のリブと、から構成された中空形材同
士を接合した構造体において、 前記面板と前記リブが接続される部位である結節領域近
傍の前記リブの板厚は該リブの他の部位の板厚と比較し
て厚くなっており、 該厚くなった部分は前記リブの両面に厚くなっており、
該両面の厚くなった部分の厚さは両面において実質的に
同一であり、 該厚くなった部分の端部と前記リブとはそれぞれ円弧で
接続されており、該円弧は前記リブ側に向けて凸の円弧
状であり、該円弧によって前記リブの板厚は前記結節領
域に近づくに従って徐々に増加しており、 前記二つの円弧は径が実質的に等しいこと、 を特徴とする構造体。 - 【請求項2】 第1の面板と第2の面板と、該第1の面
板と第2の面板との間をトラス状に接続した複数のリブ
と、から構成された中空形材同士を接合した構造体にお
いて、 前記面板と前記リブが接続される部位である結節領域近
傍の前記第1の面板の板厚は該面板の他の部位の板厚と
比較して厚くなっており、 該厚くなった部分は前記第1の面板の両面に厚くなって
おり、該両面の厚くなった部分の厚さは両面において実
質的に同一であり、 該厚くなった部分の端部と前記第1の面板とはそれぞれ
円弧で接続されており、該円弧は前記第1の面板側に向
けて凸の円弧状であり、該円弧によって前記第1の面板
の板厚は前記結節領域に近づくに従って徐々に増加して
おり、 前記二つの円弧は径が実質的に等しいこと、 を特徴とする構造体。 - 【請求項3】 二枚の面板と、二枚の面板の間をトラス
状に接続した複数のリブと、から構成された中空形材に
おいて、 前記面板と前記リブが接続される部位である結節領域近
傍の前記リブの板厚は該リブの他の部位の板厚と比較し
て厚くなっており、 該厚くなった部分は前記リブの両面に厚くなっており、
該両面の厚くなった部分の厚さは両面において実質的に
同一であり、 該厚くなった部分の端部と前記リブとはそれぞれ円弧で
接続されており、該円弧は前記リブ側に向けて凸の円弧
状であり、該円弧によって前記リブの板厚は前記結節領
域に近づくに従って徐々に増加しており、 前記二つの円弧は径が実質的に等しいこと、 を特徴とする中空形材。 - 【請求項4】 第1の面板と第2の面板と、該第1の面
板と第2の面板との間をトラス状に接続した複数のリブ
と、から構成された中空形材において、 前記面板と前記リブが接続される部位である結節領域近
傍の前記第1の面板の板厚は該面板の他の部位の板厚と
比較して厚くなっており、 該厚くなった部分は前記第1の面板の両面に厚くなって
おり、該両面の厚くなった部分の厚さは両面において実
質的に同一であり、 該厚くなった部分の端部と前記第1の面板とはそれぞれ
円弧で接続されており、該円弧は前記第1の面板側に向
けて凸の円弧状であり、該円弧によって前記第1の面板
の板厚は前記結節領域に近づくに従って徐々に増加して
おり、 前記二つの円弧は径が実質的に等しいこと、 を特徴とする中空形材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002062236A JP4163881B2 (ja) | 2002-03-07 | 2002-03-07 | 中空形材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002062236A JP4163881B2 (ja) | 2002-03-07 | 2002-03-07 | 中空形材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003262298A true JP2003262298A (ja) | 2003-09-19 |
JP4163881B2 JP4163881B2 (ja) | 2008-10-08 |
Family
ID=29196106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002062236A Expired - Lifetime JP4163881B2 (ja) | 2002-03-07 | 2002-03-07 | 中空形材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4163881B2 (ja) |
-
2002
- 2002-03-07 JP JP2002062236A patent/JP4163881B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4163881B2 (ja) | 2008-10-08 |
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