JP2003262011A - 採光パネル - Google Patents

採光パネル

Info

Publication number
JP2003262011A
JP2003262011A JP2002065768A JP2002065768A JP2003262011A JP 2003262011 A JP2003262011 A JP 2003262011A JP 2002065768 A JP2002065768 A JP 2002065768A JP 2002065768 A JP2002065768 A JP 2002065768A JP 2003262011 A JP2003262011 A JP 2003262011A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
back plate
panel
daylighting panel
reinforcing material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002065768A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Fujita
正則 藤田
Reikichi Otsuji
禮吉 大辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Coated Sheet Corp
Original Assignee
Nippon Steel Coated Sheet Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Coated Sheet Corp filed Critical Nippon Steel Coated Sheet Corp
Priority to JP2002065768A priority Critical patent/JP2003262011A/ja
Publication of JP2003262011A publication Critical patent/JP2003262011A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱性能が高くて室内の冷暖房にかかる負担
を軽減することができ、また、ガラス板に比べて軽量で
剛性が高くて施工が行いやすい採光パネルを提供する。 【解決手段】 透明乃至半透明な合成樹脂で形成される
表面板1と裏面板2と補強材3とを備える。表面板1と
裏面板2は空気層4を介して対向配置されると共に補強
材3は空気層4に配置される。表面板1と裏面板2の間
に空気層4を有することによって、断熱性能を高くする
ことができる。また、補強材3と空気層4を有し且つ合
成樹脂により形成することによって、ガラス板に比べて
軽量で剛性を高くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根材または壁材
として使用される透明な採光パネルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、透明乃至半透明な合成樹脂板
やガラス板により採光パネルが形成されている。この採
光パネルは屋根パネルと屋根パネルの間あるいは壁パネ
ルと壁パネルの間に取り付けて使用されるものであり、
これにより、採光パネルを通して太陽光などの光を室内
に取り入れることができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、合成樹脂板や
ガラス板で形成される採光パネルは断熱性能が低く、室
内の冷暖房にかかる負担が大きくなるという問題があっ
た。また、ガラス板の採光パネルは重くて割れやすいた
めに、施工が行いにくいという問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、断熱性能が高くて室内の冷暖房にかかる負担を軽
減することができ、また、ガラス板に比べて軽量で剛性
が高くて施工が行いやすい採光パネルを提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
採光パネルAは、透明乃至半透明な合成樹脂で形成され
る表面板1と裏面板2と補強材3とを備え、表面板1と
裏面板2は空気層4を介して対向配置されると共に補強
材3は空気層4に配置されて成ることを特徴とするもの
であり、表面板1と裏面板2の間に空気層4を有するこ
とによって、断熱性能を高くすることができ、室内の冷
暖房にかかる負担を軽減することができるものである。
また、補強材3と空気層4を有し且つ合成樹脂により形
成することによって、ガラス板に比べて軽量で剛性を高
くすることができ、施工が行いやすくなるものである。
【0006】また、本発明の請求項2に係る採光パネル
Aは、請求項1に加えて、表面板1と裏面板2と補強材
3は一体成形されて成ることを特徴とするものであり、
表面板1と裏面板2と補強材3とを組み立てる必要がな
く、簡単に製造することができるものである。
【0007】また、本発明の請求項3に係る採光パネル
Aは、請求項1又は2に加えて、表面板1には断面略逆
U字状の山部5と平板状の谷部6とが形成され、山部5
と裏面板2との間には補強材3として板状補強材7が架
け渡され、谷部6と裏面板2との間には補強材3として
ラチス状補強材8が形成されて成ることを特徴とするも
のであり、山部5と裏面板2との間の補強材3を板形状
の板状補強材7で形成することによって、山部5にテク
ス等の固定具を打ち込むにあたって板状補強材7が邪魔
にならないようにすることができ、施工が行いやすくな
るものであり、また、谷部6と裏面板2との間の補強材
をラチス形状のラチス状補強材8で形成することによっ
て、谷部6の部分における剛性を高くすることができ、
強度を高めることができるものである。
【0008】また、本発明の請求項4に係る採光パネル
Aは、請求項1又は2に加えて、表面板1には断面略逆
U字状の山部5と平板状の谷部6とが形成され、山部5
と裏面板2との間には補強材3として断熱材9が充填さ
れ、谷部6と裏面板2との間には補強材3としてラチス
状補強材8が形成されて成ることを特徴とするものであ
り、山部5と裏面板2との間の補強材3を断熱材9で形
成することによって、山部5にテクス等の固定具を打ち
込むにあたって断熱材9を貫通させることができ、断熱
材9が固定具の打ち込みに邪魔にならないようにするこ
とができ、施工が行いやすくなるものであり、また、山
部5における断熱性能を高めることができるものであ
り、さらに、谷部6と裏面板2との間の補強材をラチス
形状のラチス状補強材8で形成することによって、谷部
6の部分における剛性を高くすることができ、強度を高
めることができるものである。
【0009】また、本発明の請求項5に係る採光パネル
Aは、請求項1又は2に加えて、表面板1には断面略逆
U字状の山部5と平板状の谷部6とが形成され、山部5
と裏面板2との間には補強材3として断熱材9が充填さ
れ、谷部6と裏面板2との間には板状補強材7が架け渡
されて成ることを特徴とするものであり、山部5と裏面
板2との間の補強材3を断熱材9で形成することによっ
て、山部5にテクス等の固定具を打ち込むにあたって断
熱材9を貫通させることができ、断熱材9が固定具の打
ち込みに邪魔にならないようにすることができ、施工が
行いやすくなるものであり、また、山部5における断熱
性能を高めることができるものであり、さらに、谷部6
と裏面板2との間の補強材3を板形状の板状補強材7で
形成することによって、谷部6の部分における剛性を高
くすることができ、強度を高めることができるものであ
る。
【0010】また、本発明の請求項6に係る採光パネル
Aは、請求項3又は4に加えて、ラチス状補強材8は裏
面板2に対して45〜60°傾斜して形成されて成るこ
とを特徴とするものであり、通過する光の屈折率を高め
ることができ、光が屈折しやすくなって光の間接光透過
率が大きくなり、室内全体を明るくすることができるも
のである。
【0011】また、本発明の請求項7に係る採光パネル
Aは、請求項1乃至6のいずれかに加えて、紫外線吸収
フィルムが貼着されて成ることを特徴とするものであ
り、紫外線吸収フィルムで紫外線を吸収することがで
き、室内に紫外線が入り込みにくくして安全性を高める
ことができるものである。
【0012】また、本発明の請求項8に係る採光パネル
Aは、請求項1乃至7のいずれかに加えて、隣接する他
のパネルBと略同一の形状に形成されて成ることを特徴
とするものであり、他のパネルBとほぼ同じ施工方法で
施工することができ、施工を簡単に行うことができると
共に他のパネルBとの接続を容易に行うことができるも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0014】図1、2に屋根材として用いられる採光パ
ネルAを示す。この採光パネルAは光が通過可能な透明
乃至半透明の合成樹脂で形成される表面板1と裏面板2
と補強材3とを備えて形成される略板状の樹脂成形品で
ある。透明な合成樹脂としてはポリカーボネート、アク
リロニトリル−アクリレート−スチレン共重合体(AA
S樹脂)、アクリル樹脂など、各種の熱可塑性樹脂や熱
硬化性樹脂を用いることができ、これにより、熱伝導率
及び熱貫流率が低く且つ引張り強度や曲げ剛性及び耐候
性等の物性が高い採光パネルAを形成することができ
る。また、本発明の採光パネルAは押出成形等で形成さ
れるものであって、表面板1と裏面板2と補強材3は一
体成形されるものである。従って、表面板1と裏面板2
と補強材3とを別々に形成した後に接着して組み立てる
ような手間がかからず、簡単に製造することができるも
のであり、しかも、表面板1と補強材3及び裏面板2と
補強材3が継ぎ目なく連続的に形成されて強固に接続さ
れることになり、採光パネルAの剛性を高くすることが
できるものである。尚、表面板1と裏面板2と補強材3
とを別々に形成した後に接着してもよい。
【0015】表面板1と裏面板2は間隙を介して採光パ
ネルAの厚み方向に対向配置されるものであり、表面板
1と裏面板2の間の間隙が空気層4として形成されてい
る。また、補強材3はこの空気層4内に設けられてい
る。表面板1は複数個の山部5と複数個の谷部6が形成
されている。山部5は、平坦面5a及び平坦面5aの両
端に連設された脚片5bとで断面略逆U字状に形成され
且つ採光パネルAの軒棟方向(採光パネルAを施工した
際に屋根の軒棟方向と平行な方向であって、水が流れる
方向)に長く形成されている。また、谷部6は、その端
部が脚片5bに連続するように形成され且つ採光パネル
Aの軒棟方向に長い平板状に形成されている。従って、
複数個の山部5と複数個の谷部6とは採光パネルAの軒
棟方向と直交する方向に交互に連なって形成されてい
る。また、裏面板2は平板状に形成されており、上記表
面板1の谷部6及び平坦面5aとほぼ平行に形成されて
いる。
【0016】補強材3としては板状補強材7とラチス状
補強材8が形成されている。板状補強材7は山部5と裏
面板2の間において空気層4に配置されるものであっ
て、山部5の長手方向とほぼ同じ長さに形成される帯板
材である。また、板状補強材7の面方向は、裏面板2の
面方向と谷部6の面方向と平坦面5aの面方向と直交す
るように形成されている。また、板状補強材7の上端は
山部5の平坦部5aに連続するように形成されていると
共に板状補強材7の下端は裏面板2に連続するように形
成されている。従って、板状補強材7は山部5と裏面板
2の間に架け渡されている。また、一つの山部5と裏面
板2との間には一対の板状補強材7が間隙15を介して
対向配置されている。
【0017】ラチス状補強材8は複数個の傾斜片8aを
連ねることによりラチス形状(ジグザク形状)に形成さ
れるものであって、傾斜片8aの上端は谷部6aに連続
するように形成されていると共に傾斜片8aの下端は裏
面板2に連続するように形成されている。また、ラチス
状補強材8の端部に位置する傾斜片8aの下端は板状補
強材7の下端と連続するように形成されている。従っ
て、ラチス状補強材8の傾斜片8aは谷部6と裏面板2
に架け渡されており、且つラチス状補強材8は谷部6と
裏面板2の間において空気層4に配置されている。
【0018】ラチス状補強材8の傾斜片8aは裏面板2
に対して45〜60°傾斜して形成されるのが好まし
い。すなわち、傾斜片8aと裏面板2がなす角のうち小
さい方の角度(進入角度)θが45〜60°であるのが
好ましい。このようにラチス状補強材8の傾斜片8aを
傾斜させることによって、採光パネルAを通して室内に
進入してくる光の屈折率を高めることができ、光が屈折
しやすくなって光の間接光透過率が大きくなり、室内全
体(部屋全体)を明るくすることができるものである。
また、本発明の採光パネルAの直接光透過率は落ちる
が、作業面が直接照らされると眩しくなり、作業性に適
さない場合があるが、本発明の採光パネルAではこのよ
うな問題が生じにくくなるものである。また、傾斜片8
aを上記角度で傾斜させることにより、最小の断面積
(重量)で高い剛性を有する採光パネルAを形成するこ
とができるものである。
【0019】採光パネルAの軒側端部には被せ片16が
設けられている。被せ片16は表面板1の断面形状と同
一に形成されるものであって、表面板1の軒側端部に延
設されている。また、採光パネルAの一方の側端部(軒
棟方向と直交する方向の端部)には接続片17が設けら
れていると共に採光パネルAの他方の側端部には接続部
18が設けられている。これら被せ片16、接続片1
7、接続部18も表面板1と裏面板2と補強材3ととも
に一体成形されるものである。尚、表面板1及び裏面板
2の厚みは1mm程度、補強材3の厚みは0.4mm程
度に形成されるが、これに限定されるものではない。
【0020】上記のように形成される採光パネルAは他
の屋根パネルBと一緒に母屋や梁等の建物の構造材に取
り付けられると共に採光パネルAと他の屋根パネルBを
接続することによって、図16に示すように屋根を形成
するものであるが、採光パネルAの断面形状はこれと一
緒に施工される他の屋根パネルBの断面形状とほぼ同一
に形成するのが好ましい。すなわち、他の屋根パネルB
としては、表面板31と裏面板32を鋼板やめっき鋼板
等の金属板で形成すると共に表面板と裏面板の間にロッ
クウールやグラスウールやウレタンフォームなどの断熱
材33を充填することにより形成される断熱パネルを用
いることができるが、採光パネルAの表面板1と裏面板
2の形状を他の屋根パネルBの表面板31と裏面板32
の形状と同一に形成すると共に採光パネルAの厚みと他
の屋根パネルBの厚みとを同一に形成するなどして、採
光パネルAの断面形状と他の屋根パネルBの断面形状と
ほぼ同一に形成するものである。このように採光パネル
Aの断面形状と他の屋根パネルBの断面形状とほぼ同一
に形成することによって、採光パネルAの周囲に配設さ
れる他の屋根パネルBとの接続(接合)を容易に行うこ
とができるものであり、また、他の屋根パネルBとほぼ
同じ施工方法で施工することができ、簡単に施工するこ
とができると共に採光パネルAの水勾配と他の屋根パネ
ルBの水勾配とを同じにすることができて屋根の外観を
向上させることができるものである。しかも、他の屋根
パネルB同士の防水構造と同じようにして採光パネルA
と他の屋根パネルBの防水構造を形成することができ、
特別な防水構造を用意する必要がなくなるものである。
さらに、採光パネルAと他の屋根パネルBの接続部分に
おいて、採光パネルAは表面板1と裏面板2の複層で形
成されるために、裏面板2により二次的な止水効果を期
待することができる。
【0021】本発明の採光パネルAを施工するにあたっ
ては次のようにして行う。まず、採光パネルAを建物の
構造材の上に載置すると共に図4に示すように採光パネ
ルAよりも軒側に取り付けられている他の屋根パネルB
の棟側端部に採光パネルAの被せ片16を被せるように
する。この時、他の屋根パネルBの棟側端部の表面には
シーリングテープ等の防水材20を設けるようにするも
のであり、他の屋根パネルBの棟側端部の表面と被せ片
16の間に防水材20を介在させて防水性を高めるもの
である。次に、採光パネルAの表面側から構造材に至る
までテクス等の固定具21を打ち込んで採光パネルAを
構造材に固定する。図3に示すように、固定具21は山
部5の部分において採光パネルAを貫通するように打ち
込まれるものであるが、この時、固定具21は対向配置
された板状補強材7の間の間隙15を通過するものであ
り、板状補強材7が固定具21の打ち込みに邪魔になら
ないようにすることができるものである。また、上記の
ように採光パネルAを固定すると、採光パネルAの軒側
端面と他の屋根パネルBの棟側端面とが密着するもので
あり、これにより、採光パネルAの空気層4の軒側開口
が他の屋根パネルBにより閉塞されるものである。
【0022】次に、固定した採光パネルAの棟側におい
て他の屋根パネルBを取り付ける。この時、図5に示す
ように、採光パネルAの棟側端部の表面には上記と同様
の防水材20を設けるようにするものであり、採光パネ
ルAの表面と他の屋根パネルBの被せ片23の間に防水
材20を介在させて防水性を高めるものである。また、
上記のように採光パネルAの棟側に他の屋根パネルBを
固定すると、採光パネルAの棟側端面と他の屋根パネル
Bの軒側端面とが密着するものであり、これにより、採
光パネルAの空気層4の棟側開口が他の屋根パネルBに
より閉塞されるものである。
【0023】さらに、固定した採光パネルAの両側方に
も他の屋根パネルBを取り付ける。採光パネルAの一方
の側端部では図6に示すように、パッキン材26を介し
て採光パネルAの接続部18と他の屋根パネルBとの側
端部とを当接させると共に他の屋根パネルBの接続片2
7を採光パネルAの接続部18の上に被せ、この後、接
続片27及び接続部18を貫通するようにして固定具2
1を建物の構造材に打入する。また、採光パネルAの他
方の側端部では図7に示すように、パッキン材26を介
して採光パネルAの接続片17側の端部と他の屋根パネ
ルBとの接続部28とを当接させると共に採光パネルA
の接続片17を採光パネルAの接続部28の上に被せ、
この後、接続片17及び接続部28を貫通するようにし
て固定具21を建物の構造材に打入する。
【0024】上記のようにして採光パネルAとともに複
数枚の他の屋根パネルBを並べることによって、採光機
能を有する屋根を形成することができる。そして、採光
パネルAの空気層4の軒側開口と棟側開口とは他の屋根
パネルBによって閉塞されるために空気層4の空気が移
動するのを阻止することができ、採光パネルAの部分で
の断熱性を高くすることができるものである。
【0025】図8に本発明の採光パネルAの他例を示
す。この採光パネルAは図1に示すものにおいて板状補
強材7を設けていないものであり、その代わりに、山部
5と裏面板2との間の空気層4には補強材3として断熱
材9が充填されている。また、接続部18の内部にも断
熱材9が充填されている。その他の構成は図1のものと
同様に形成されている。断熱材9としてはロックウール
やグラスウールを挿入しても良いし、あるいはウレタン
フォームやフェノールフォーム等の発泡樹脂を注入発泡
させて形成しても良い。発泡樹脂を注入発泡させる場合
は表面板1と裏面板2とを断熱材9で接着することがで
きるものである。このように形成される採光パネルAも
図4、5及び図9乃至11及び図16に示すように、上
記の実施の形態と同様にして施工することができる。
【0026】そして、この採光パネルAでは山部5と裏
面板2との間の補強材3を断熱材9で形成することによ
って、山部5にテクス等の固定具を打ち込むにあたって
断熱材9を貫通させることができ、断熱材9が固定具の
打ち込みに邪魔にならないようにすることができ、施工
が行いやすくなるものであり、また、断熱材9によって
山部5における断熱性能を高めることができるものであ
り、さらに、断熱材9によって山部5を支えて山部5の
強度を高めることができるものである。
【0027】図12に本発明の採光パネルAの他例を示
す。この採光パネルAは図8に示すものにおいてラチス
状補強材8を設けていないものであり、その代わりに、
谷部6と裏面板2との間には板状補強材7が形成されて
いる。その他の構成は図8のものと同様に形成されてい
る。このように形成される採光パネルAも図4、5及び
図13乃至16に示すように、上記の実施の形態と同様
にして施工することができる。
【0028】そして、この採光パネルAでは山部5と裏
面板2との間の補強材3を断熱材9で形成することによ
って、山部5にテクス等の固定具を打ち込むにあたって
断熱材9を貫通させることができ、断熱材9が固定具の
打ち込みに邪魔にならないようにすることができ、施工
が行いやすくなるものであり、また、断熱材9によって
山部5における断熱性能を高めることができるものであ
り、さらに、断熱材9によって山部5を支えて山部5の
強度を高めることができるものである。また、谷部6と
裏面板2との間の補強材3を板形状の板状補強材7で形
成することによって、谷部6の部分における剛性を高く
することができ、強度を高めることができるものであ
る。
【0029】上記いずれの実施の形態においても、表面
板1や裏面板2の表面などに紫外線吸収フィルムを貼着
することができる。紫外線吸収フィルムはアクリル樹脂
フィルム等の樹脂フィルムにベンゾトリアゾール系紫外
線吸収剤等の紫外線吸収剤を添加して形成されるもので
ある。この紫外線吸収フィルムを採光パネルAに貼着し
て設けることによって、紫外線吸収フィルムで紫外線を
吸収することができ、室内に紫外線が入り込みにくくし
て人体への紫外線の影響を少なくすることができて安全
性を高めることができるものである。紫外線吸収フィル
ムとしては、例えば、関西ロフトセイルクラフト(製造
会社名)が製造する「D4セイル」(商品名)を用いる
ことができるが、これに限定されるものではない。
【0030】尚、上記いずれの実施の形態においても、
空気層4は表面板1と裏面板2との間に一層だけ設けた
が、これに限らず、採光パネルAの厚み方向に空気層4
を区切って複数層の空気層4に形成しても良い。また、
上記では屋根材として用いる採光パネルAについて説明
したが、これに限らず、上記のような採光パネルAを壁
材として用いても良い。
【0031】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1の発明
は、透明乃至半透明な合成樹脂で形成される表面板と裏
面板と補強材とを備え、表面板と裏面板は空気層を介し
て対向配置されると共に補強材は空気層に配置されて成
ることを特徴とするものであり、表面板と裏面板の間に
空気層を有することによって、断熱性能を高くすること
ができ、室内の冷暖房にかかる負担を軽減することがで
きるものである。また、補強材と空気層を有し且つ合成
樹脂により形成することによって、ガラス板に比べて軽
量で剛性を高くすることができ、施工が行いやすくなる
ものである。
【0032】また本発明の請求項2の発明は、表面板と
裏面板と補強材は一体成形されて成ることを特徴とする
ものであり、表面板と裏面板と補強材とを組み立てる必
要がなく、簡単に製造することができるものである。
【0033】また、本発明の請求項3の発明は、表面板
には断面略逆U字状の山部と平板状の谷部とが形成さ
れ、山部と裏面板との間には補強材として板状補強材が
架け渡され、谷部と裏面板との間には補強材としてラチ
ス状補強材が形成されて成ることを特徴とするものであ
り、山部と裏面板との間の補強材を板形状の板状補強材
で形成することによって、山部にテクス等の固定具を打
ち込むにあたって板状補強材が邪魔にならないようにす
ることができ、施工が行いやすくなるものであり、ま
た、谷部と裏面板との間の補強材をラチス形状のラチス
状補強材で形成することによって、谷部の部分における
剛性を高くすることができ、強度を高めることができる
ものである。
【0034】また、本発明の請求項4の発明は、表面板
には断面略逆U字状の山部と平板状の谷部とが形成さ
れ、山部と裏面板との間には補強材として断熱材が充填
され、谷部と裏面板との間には補強材としてラチス状補
強材が形成されて成ることを特徴とするものであり、山
部と裏面板との間の補強材を断熱材で形成することによ
って、山部にテクス等の固定具を打ち込むにあたって断
熱材を貫通させることができ、断熱材が固定具の打ち込
みに邪魔にならないようにすることができ、施工が行い
やすくなるものであり、また、山部における断熱性能を
高めることができるものであり、さらに、谷部と裏面板
との間の補強材をラチス形状のラチス状補強材で形成す
ることによって、谷部の部分における剛性を高くするこ
とができ、強度を高めることができるものである。
【0035】また、本発明の請求項5の発明は、表面板
には断面略逆U字状の山部と平板状の谷部とが形成さ
れ、山部と裏面板との間には補強材として断熱材が充填
され、谷部と裏面板との間には板状補強材が架け渡され
て成ることを特徴とするものであり、山部と裏面板との
間の補強材を断熱材で形成することによって、山部にテ
クス等の固定具を打ち込むにあたって断熱材を貫通させ
ることができ、断熱材が固定具の打ち込みに邪魔になら
ないようにすることができ、施工が行いやすくなるもの
であり、また、山部における断熱性能を高めることがで
きるものであり、さらに、谷部と裏面板との間の補強材
を板形状の板状補強材で形成することによって、谷部の
部分における剛性を高くすることができ、強度を高める
ことができるものである。
【0036】また、本発明の請求項6の発明は、ラチス
状補強材は裏面板に対して45〜60°傾斜して形成さ
れて成ることを特徴とするものであり、通過する光の屈
折率を高めることができ、光が屈折しやすくなって光の
間接光透過率が大きくなり、室内全体を明るくすること
ができるものである。
【0037】また、本発明の請求項7の発明は、紫外線
吸収フィルムが貼着されて成ることを特徴とするもので
あり、紫外線吸収フィルムで紫外線を吸収することがで
き、室内に紫外線が入り込みにくくして安全性を高める
ことができるものである。
【0038】また、本発明の請求項8の発明は、隣接す
る他のパネルと略同一の形状に形成されて成ることを特
徴とするものであり、他のパネルとほぼ同じ施工方法で
施工することができ、施工を簡単に行うことができると
共に他のパネルとの接続を容易に行うことができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す断面図であ
る。
【図2】同上の(a)は平面図、(b)は底面図、
(c)は右側面図、(d)は左側面図である。
【図3】同上の施工方法を示す一部の断面図である。
【図4】同上の施工方法を示す一部の斜視図である。
【図5】同上の施工方法を示す一部の斜視図である。
【図6】同上の接続構造を示す一部の断面図である。
【図7】同上の接続構造を示す一部の断面図である。
【図8】同上の他の実施の形態の一例を示す断面図であ
る。
【図9】同上の施工方法を示す一部の断面図である。
【図10】同上の接続構造を示す一部の断面図である。
【図11】同上の接続構造を示す一部の断面図である。
【図12】同上の他の実施の形態の一例を示す断面図で
ある。
【図13】同上の施工方法を示す一部の断面図である。
【図14】同上の接続構造を示す一部の断面図である。
【図15】同上の接続構造を示す一部の断面図である。
【図16】同上の施工状態を示す一部の斜視図である。
【符号の説明】
1 表面板 2 裏面板 3 補強材 4 空気層 5 山部 6 谷部 7 板状補強材 8 ラチス状補強材 9 断熱材 A 採光パネル B パネル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明乃至半透明な合成樹脂で形成される
    表面板と裏面板と補強材とを備え、表面板と裏面板は空
    気層を介して対向配置されると共に補強材は空気層に配
    置されて成ることを特徴とする採光パネル。
  2. 【請求項2】 表面板と裏面板と補強材は一体成形され
    て成ることを特徴とする請求項1に記載の採光パネル。
  3. 【請求項3】 表面板には断面略逆U字状の山部と平板
    状の谷部とが形成され、山部と裏面板との間には補強材
    として板状補強材が架け渡され、谷部と裏面板との間に
    は補強材としてラチス状補強材が形成されて成ることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の採光パネル。
  4. 【請求項4】 表面板には断面略逆U字状の山部と平板
    状の谷部とが形成され、山部と裏面板との間には補強材
    として断熱材が充填され、谷部と裏面板との間には補強
    材としてラチス状補強材が形成されて成ることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の採光パネル。
  5. 【請求項5】 表面板には断面略逆U字状の山部と平板
    状の谷部とが形成され、山部と裏面板との間には補強材
    として断熱材が充填され、谷部と裏面板との間には板状
    補強材が架け渡されて成ることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の採光パネル。
  6. 【請求項6】 ラチス状補強材は裏面板に対して45〜
    60°傾斜して形成されて成ることを特徴とする請求項
    3又は4に記載の採光パネル。
  7. 【請求項7】 紫外線吸収フィルムが貼着されて成るこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の採光
    パネル。
  8. 【請求項8】 隣接する他のパネルと略同一の形状に形
    成されて成ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれ
    かに記載の採光パネル。
JP2002065768A 2002-03-11 2002-03-11 採光パネル Withdrawn JP2003262011A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002065768A JP2003262011A (ja) 2002-03-11 2002-03-11 採光パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002065768A JP2003262011A (ja) 2002-03-11 2002-03-11 採光パネル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003262011A true JP2003262011A (ja) 2003-09-19

Family

ID=29197912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002065768A Withdrawn JP2003262011A (ja) 2002-03-11 2002-03-11 採光パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003262011A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4114597A (en) Unitary solar collector
AU2010316644B2 (en) A composite insulating panel
US20110162299A1 (en) Modular unit for creating load-bearing structures, for use as a construction and/or support for a solar carpet
WO2009150639A1 (en) An insulating panel
CN210216943U (zh) 近零能耗工业建筑屋面系统
US4051833A (en) Reinforced structural panel with integral solar energy collecting array and method of producing and assembling same
GB2464331A (en) Glazing
CN111456261A (zh) 一种高效节能房
JP2003262011A (ja) 採光パネル
US20080289290A1 (en) Roofing System for Buildings
SK72499A3 (en) Sendwich elements for the building of walls or roofs
EP2764175A1 (en) A multiwall sheet, methods of making, and articles comprising the multiwall sheet
JP4490729B2 (ja) 採光部材と、その取付け構造
WO2009050688A1 (en) A translucent panel
EP0335321B1 (en) Adaptive architectural cover panel system
JP2954619B2 (ja) 建築用パネル
EP4379160A1 (en) Roof window comprising polymer profiles with metal reinforcement
US4520796A (en) Lightweight solar collector
KR101379011B1 (ko) 라인 커튼 루프 시스템
CN214215064U (zh) 一种中空阳光板
CN210508065U (zh) 塑金中空三腔防腐保温隔热屋面瓦
CN213087231U (zh) 一种直立锁边金属屋面板
EP4379161A1 (en) Roof window comprising polymer profile comprising a skin layer
US20230407643A1 (en) Cladding panel that collects and/or emits thermal energy
JPH11190106A (ja) 縦葺き外装構造

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607