JP2003260802A - インクジェット式記録装置 - Google Patents
インクジェット式記録装置Info
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- JP2003260802A JP2003260802A JP2002063946A JP2002063946A JP2003260802A JP 2003260802 A JP2003260802 A JP 2003260802A JP 2002063946 A JP2002063946 A JP 2002063946A JP 2002063946 A JP2002063946 A JP 2002063946A JP 2003260802 A JP2003260802 A JP 2003260802A
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- valve
- jet recording
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型且つ軽量の弁機構によって記録ヘッドへ
のインク供給路を開閉する。 【解決手段】 本インクジェット式記録装置は、インク
貯留部7と記録ヘッド12とを連絡するインク供給路2
4を閉塞可能な弁機構20を備える。弁機構20は、イ
ンク供給路24を内部に形成する非磁性材料から成る弁
箱21と、弁箱21の内部に移動自在に配置された磁性
材料から成る球状弁体22と、弁箱21の外側から球状
弁体22に磁力を及ぼして球状弁体22を移動させる磁
石手段23と、を有する。弁箱21には球状弁体22に
よりインク供給路24を閉鎖できるように弁座25が形
成され、待機位置にある球状弁体22を磁石手段23に
より弁座25の位置に移動させてインク供給路24を閉
鎖する。
のインク供給路を開閉する。 【解決手段】 本インクジェット式記録装置は、インク
貯留部7と記録ヘッド12とを連絡するインク供給路2
4を閉塞可能な弁機構20を備える。弁機構20は、イ
ンク供給路24を内部に形成する非磁性材料から成る弁
箱21と、弁箱21の内部に移動自在に配置された磁性
材料から成る球状弁体22と、弁箱21の外側から球状
弁体22に磁力を及ぼして球状弁体22を移動させる磁
石手段23と、を有する。弁箱21には球状弁体22に
よりインク供給路24を閉鎖できるように弁座25が形
成され、待機位置にある球状弁体22を磁石手段23に
より弁座25の位置に移動させてインク供給路24を閉
鎖する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット式
記録ヘッドに形成された複数のノズル開口から記録媒体
に向けてインク滴を吐出して記録するインクジェット式
記録装置に関する。
記録ヘッドに形成された複数のノズル開口から記録媒体
に向けてインク滴を吐出して記録するインクジェット式
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置は、印刷時の
騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で
形成できるため、昨今においてはカラー印刷を含めた多
くの印刷に使用されている。
騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で
形成できるため、昨今においてはカラー印刷を含めた多
くの印刷に使用されている。
【0003】このようなインクジェット式記録装置は、
一般に、キャリッジ上に搭載されて記録紙等の記録媒体
の幅方向(ヘッド走査方向)に往復移動するインクジェ
ット式記録ヘッドと、記録媒体をヘッド走査方向と直交
する方向(媒体送り方向)に移動させる送り手段と、を
備えている。
一般に、キャリッジ上に搭載されて記録紙等の記録媒体
の幅方向(ヘッド走査方向)に往復移動するインクジェ
ット式記録ヘッドと、記録媒体をヘッド走査方向と直交
する方向(媒体送り方向)に移動させる送り手段と、を
備えている。
【0004】このインクジェット式記録装置において
は、印刷データに対応して記録ヘッドより記録媒体に対
してインク滴を吐出させることで印刷が行われる。そし
て、キャリッジ上に搭載される記録ヘッドを、例えばブ
ラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色のインクの
吐出が可能なものとすることにより、ブラックインクに
よるテキスト印刷ばかりでなく、各インクの吐出割合を
変えることにより、フルカラー印刷を可能としている。
は、印刷データに対応して記録ヘッドより記録媒体に対
してインク滴を吐出させることで印刷が行われる。そし
て、キャリッジ上に搭載される記録ヘッドを、例えばブ
ラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色のインクの
吐出が可能なものとすることにより、ブラックインクに
よるテキスト印刷ばかりでなく、各インクの吐出割合を
変えることにより、フルカラー印刷を可能としている。
【0005】上述した記録ヘッドは、圧力室で加圧した
インクをノズルからインク滴として記録媒体に吐出させ
て印刷を行う関係上、例えばノズル開口からの溶媒の蒸
発に起因するインク粘度の上昇や、インクの固化によ
り、また塵埃の付着、さらには気泡の混入などにより、
印刷不良を起こすという問題がある。
インクをノズルからインク滴として記録媒体に吐出させ
て印刷を行う関係上、例えばノズル開口からの溶媒の蒸
発に起因するインク粘度の上昇や、インクの固化によ
り、また塵埃の付着、さらには気泡の混入などにより、
印刷不良を起こすという問題がある。
【0006】このため、記録ヘッドのノズル開口に目詰
まりが生じた場合、またはインクカートリッジを交換し
た場合などには、キャッピング手段により記録ヘッドの
ノズル形成面を封止し、吸引ポンプからの負圧によりノ
ズル開口からインクを吸引排出させることで、ノズル開
口等におけるインク固化による目詰まりや、インク流路
内への気泡の混入によるインク吐出不良を解消するクリ
ーニング操作を実行する機能が、一般にインクジェット
式記録装置には具備されている。
まりが生じた場合、またはインクカートリッジを交換し
た場合などには、キャッピング手段により記録ヘッドの
ノズル形成面を封止し、吸引ポンプからの負圧によりノ
ズル開口からインクを吸引排出させることで、ノズル開
口等におけるインク固化による目詰まりや、インク流路
内への気泡の混入によるインク吐出不良を解消するクリ
ーニング操作を実行する機能が、一般にインクジェット
式記録装置には具備されている。
【0007】このクリーニング操作を実行する場合にお
いては、例えばインクカートリッジから記録ヘッドのノ
ズル開口に至るインク流路内に、なるべく早いインクの
流れを発生させることが効果的であり、これにより増粘
したインクと共に、流路内に存在する気泡も排出するこ
とができる。
いては、例えばインクカートリッジから記録ヘッドのノ
ズル開口に至るインク流路内に、なるべく早いインクの
流れを発生させることが効果的であり、これにより増粘
したインクと共に、流路内に存在する気泡も排出するこ
とができる。
【0008】しかしながら、今後実施されるインクジェ
ット式記録装置の高速化に伴うヘッドノズル数の増加に
よって、現状のポンプでは充分なインク流速を得ること
はできなくなると予想される。その為、クリーニング操
作時においてインクの流速を増大させるには、大きな負
圧を得るために吸引ポンプの能力を増大させる必要があ
る。これにはポンプの大型化と共に、ポンプを駆動する
モータも大型のものを使用せざるを得ず、必然的にコス
トの上昇および装置全体の大型化は免れない。
ット式記録装置の高速化に伴うヘッドノズル数の増加に
よって、現状のポンプでは充分なインク流速を得ること
はできなくなると予想される。その為、クリーニング操
作時においてインクの流速を増大させるには、大きな負
圧を得るために吸引ポンプの能力を増大させる必要があ
る。これにはポンプの大型化と共に、ポンプを駆動する
モータも大型のものを使用せざるを得ず、必然的にコス
トの上昇および装置全体の大型化は免れない。
【0009】さらに、記録ヘッドから大量のインクを排
出させることになるために、インクカートリッジの寿命
も短くなり、ユーザに対してランニングコストの増大を
強いる結果を招くという問題がある。
出させることになるために、インクカートリッジの寿命
も短くなり、ユーザに対してランニングコストの増大を
強いる結果を招くという問題がある。
【0010】そこで、インクカートリッジから記録ヘッ
ドに至るインク流路内に開閉可能なバルブユニットを配
置し、クリーニング操作にあたっては、バルブユニット
を閉弁状態としてキャッピング手段内に負圧を印加し、
キャッピング手段内の負圧が上昇した時点でバルブユニ
ットを開弁させることで、記録ヘッド内のインクの流速
を瞬間的に高めるように構成した記録装置が提案されて
いる(例えば、特願平11−101764号)。
ドに至るインク流路内に開閉可能なバルブユニットを配
置し、クリーニング操作にあたっては、バルブユニット
を閉弁状態としてキャッピング手段内に負圧を印加し、
キャッピング手段内の負圧が上昇した時点でバルブユニ
ットを開弁させることで、記録ヘッド内のインクの流速
を瞬間的に高めるように構成した記録装置が提案されて
いる(例えば、特願平11−101764号)。
【0011】この構成によれば、大きな負圧を得るため
の格別な吸引ポンプを備えることなく、記録ヘッドのノ
ズル開口近傍において固化または増粘したインクを比較
的容易に排出させることができるものと考えられる。そ
して、ノズル開口からの吸引作用が瞬間的になされるの
で、結果として比較的少ないインクの排出量でクリーニ
ング効果を得ることが可能であると考えられる。
の格別な吸引ポンプを備えることなく、記録ヘッドのノ
ズル開口近傍において固化または増粘したインクを比較
的容易に排出させることができるものと考えられる。そ
して、ノズル開口からの吸引作用が瞬間的になされるの
で、結果として比較的少ないインクの排出量でクリーニ
ング効果を得ることが可能であると考えられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来提
案におけるバルブユニットは、その機構が複雑であり、
しかもソレノイドバルブのような大型のバルブを用いて
いるために、バルブユニット全体の寸法及び重量が必然
的に大きくなってしまう。特に、複数種類のインクを吐
出可能なインクジェット式記録装置の場合、インク種毎
にバルブユニットを配置してそれらを選択的に駆動させ
ようとすると、機構がますます複雑となって、大型化及
び大重量化が引き起こされるという問題があった。
案におけるバルブユニットは、その機構が複雑であり、
しかもソレノイドバルブのような大型のバルブを用いて
いるために、バルブユニット全体の寸法及び重量が必然
的に大きくなってしまう。特に、複数種類のインクを吐
出可能なインクジェット式記録装置の場合、インク種毎
にバルブユニットを配置してそれらを選択的に駆動させ
ようとすると、機構がますます複雑となって、大型化及
び大重量化が引き起こされるという問題があった。
【0013】このように従来提案のバルブユニットは大
型且つ大重量であるために、例えばインクジェット式記
録装置のキャリッジにバルブユニットを配置すると、キ
ャリッジ全体が大型化してしまうばかりでなく、キャリ
ッジの総重量が増大することにより、キャリッジを移動
させた際にキャリッジ駆動機構のギヤ等において滑りが
発生し、キャリッジの動作においていわゆる脱調現象が
引き起こされるという問題がある。
型且つ大重量であるために、例えばインクジェット式記
録装置のキャリッジにバルブユニットを配置すると、キ
ャリッジ全体が大型化してしまうばかりでなく、キャリ
ッジの総重量が増大することにより、キャリッジを移動
させた際にキャリッジ駆動機構のギヤ等において滑りが
発生し、キャリッジの動作においていわゆる脱調現象が
引き起こされるという問題がある。
【0014】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たものであって、その目的とするところは、小型且つ軽
量の弁機構によって記録ヘッドへのインク供給路を開閉
することができるインクジェット式記録装置を提供する
ことを目的とする。
たものであって、その目的とするところは、小型且つ軽
量の弁機構によって記録ヘッドへのインク供給路を開閉
することができるインクジェット式記録装置を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によるインクジェット式記録装置は、ノズル
開口に連通する圧力室に対応して設けられた圧力発生素
子により、前記圧力室内のインクに圧力変動を生じさせ
て前記ノズル開口からインク滴を吐出させるインクジェ
ット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドに供給されるイン
クを貯留するインク貯留部と、前記インク貯留部と前記
記録ヘッドとを連絡するインク供給路を閉塞可能な弁機
構と、を備え、前記弁機構は、前記インク供給路の少な
くとも一部を内部に形成する、非磁性材料から成る弁箱
と、前記弁箱の内部に移動自在に配置された、磁性材料
から成る球状弁体と、前記弁箱の外側から前記球状弁体
に磁力を及ぼして前記球状弁体を移動させる磁石手段
と、を有し、前記弁箱には前記球状弁体により前記イン
ク供給路を閉鎖できるように弁座が形成されており、前
記インク供給路の開放時の位置である待機位置にある前
記球状弁体を前記磁石手段により前記弁座の位置に移動
させて前記インク供給路を閉鎖することを特徴とする。
に、本発明によるインクジェット式記録装置は、ノズル
開口に連通する圧力室に対応して設けられた圧力発生素
子により、前記圧力室内のインクに圧力変動を生じさせ
て前記ノズル開口からインク滴を吐出させるインクジェ
ット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドに供給されるイン
クを貯留するインク貯留部と、前記インク貯留部と前記
記録ヘッドとを連絡するインク供給路を閉塞可能な弁機
構と、を備え、前記弁機構は、前記インク供給路の少な
くとも一部を内部に形成する、非磁性材料から成る弁箱
と、前記弁箱の内部に移動自在に配置された、磁性材料
から成る球状弁体と、前記弁箱の外側から前記球状弁体
に磁力を及ぼして前記球状弁体を移動させる磁石手段
と、を有し、前記弁箱には前記球状弁体により前記イン
ク供給路を閉鎖できるように弁座が形成されており、前
記インク供給路の開放時の位置である待機位置にある前
記球状弁体を前記磁石手段により前記弁座の位置に移動
させて前記インク供給路を閉鎖することを特徴とする。
【0016】また、好ましくは、前記弁箱は、前記球状
弁体を前記弁座の位置に保持する前記磁石手段の磁力が
消失した場合に前記球状弁体が重力によって前記弁座の
位置から前記待機位置に移動するような形状に構成され
ている。
弁体を前記弁座の位置に保持する前記磁石手段の磁力が
消失した場合に前記球状弁体が重力によって前記弁座の
位置から前記待機位置に移動するような形状に構成され
ている。
【0017】また、好ましくは、前記弁座は、前記イン
ク供給路の一部を形成する略垂直な壁面に形成されてお
り、前記待機位置は前記弁座の位置よりも下方にある。
ク供給路の一部を形成する略垂直な壁面に形成されてお
り、前記待機位置は前記弁座の位置よりも下方にある。
【0018】また、好ましくは、前記磁石手段は電磁石
を有する。
を有する。
【0019】また、好ましくは、前記磁石手段は、前記
球状弁体を前記弁座の位置に移動させるように作用する
磁力を発生させる第1磁石と、前記球状弁体を前記待機
位置に移動させるように作用する磁力を発生させる第2
磁石と、を有する。
球状弁体を前記弁座の位置に移動させるように作用する
磁力を発生させる第1磁石と、前記球状弁体を前記待機
位置に移動させるように作用する磁力を発生させる第2
磁石と、を有する。
【0020】また、好ましくは、前記第1磁石及び前記
第2磁石の一方が電磁石であり他方が永久磁石である。
第2磁石の一方が電磁石であり他方が永久磁石である。
【0021】また、好ましくは、前記第1磁石及び前記
第2磁石の両方が電磁石である。
第2磁石の両方が電磁石である。
【0022】また、好ましくは、前記球状弁体は鉄球を
有する。
有する。
【0023】また、好ましくは、前記球状弁体の表面に
弾性部材が設けられている。
弾性部材が設けられている。
【0024】また、好ましくは、前記弁座に弾性部材が
設けられている。
設けられている。
【0025】また、好ましくは、前記インク貯留部は複
数種類のインクを貯留しており、前記弁機構は、インク
種毎に形成された複数の前記インク供給路のそれぞれに
配置されている。
数種類のインクを貯留しており、前記弁機構は、インク
種毎に形成された複数の前記インク供給路のそれぞれに
配置されている。
【0026】また、好ましくは、複数の前記インク供給
路に配置された複数の前記弁機構のそれぞれの開閉状態
を独立に切り換え可能である。
路に配置された複数の前記弁機構のそれぞれの開閉状態
を独立に切り換え可能である。
【0027】また、好ましくは、複数の前記インク供給
路に配置された複数の前記弁機構のすべての開閉状態を
同時に切り換え可能である。
路に配置された複数の前記弁機構のすべての開閉状態を
同時に切り換え可能である。
【0028】また、好ましくは、前記記録ヘッドと一体
にヘッド走査方向に走査されるキャリッジをさらに備
え、前記インク貯留部は、前記キャリッジに着脱自在に
搭載されるインクカートリッジであり、前記弁機構は前
記キャリッジに設けられている。
にヘッド走査方向に走査されるキャリッジをさらに備
え、前記インク貯留部は、前記キャリッジに着脱自在に
搭載されるインクカートリッジであり、前記弁機構は前
記キャリッジに設けられている。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
インクジェット式記録装置について、図面を参照して説
明する。
インクジェット式記録装置について、図面を参照して説
明する。
【0030】本実施形態によるインクジェット式記録装
置は、ノズル開口に連通する圧力室に対応して設けられ
た圧力発生素子により、圧力室内のインクに圧力変動を
生じさせてノズル開口からインク滴を吐出させるインク
ジェット式記録ヘッドを備えている。圧力発生素子とし
ては、例えば圧電振動子を用いることができる。
置は、ノズル開口に連通する圧力室に対応して設けられ
た圧力発生素子により、圧力室内のインクに圧力変動を
生じさせてノズル開口からインク滴を吐出させるインク
ジェット式記録ヘッドを備えている。圧力発生素子とし
ては、例えば圧電振動子を用いることができる。
【0031】図1及び図2は、本実施形態によるインク
ジェット式記録装置の概略構成を示した斜視図である。
図1中符号1はキャリッジであり、このキャリッジ1は
キャリッジモータ2により駆動されるタイミングベルト
3を介して、ガイド部材4に案内されてプラテン5の軸
方向に往復移動されるように構成されている。プラテン
5は、記録紙6(記録媒体の一種)をその裏面から支持
して記録ヘッド12に対する記録紙6の位置を規定す
る。
ジェット式記録装置の概略構成を示した斜視図である。
図1中符号1はキャリッジであり、このキャリッジ1は
キャリッジモータ2により駆動されるタイミングベルト
3を介して、ガイド部材4に案内されてプラテン5の軸
方向に往復移動されるように構成されている。プラテン
5は、記録紙6(記録媒体の一種)をその裏面から支持
して記録ヘッド12に対する記録紙6の位置を規定す
る。
【0032】キャリッジ1、キャリッジモータ2、タイ
ミングベルト3、及びガイド部材4は、インクジェット
式記録ヘッド12をキャリッジ1と共にヘッド走査方向
に走査させるキャリッジ機構を構成している。
ミングベルト3、及びガイド部材4は、インクジェット
式記録ヘッド12をキャリッジ1と共にヘッド走査方向
に走査させるキャリッジ機構を構成している。
【0033】インクジェット式記録ヘッド12は、キャ
リッジ1の記録紙6に対向する側に搭載されている。ま
た、キャリッジ1には、記録ヘッド12にインクを供給
するインクカートリッジ(インク貯留部)7,8が着脱
可能に装着されている。インクカートリッジ7はブラッ
クのインクを貯蔵しており、インクカートリッジ8はシ
アン、イエロー、マゼンタのインクを貯蔵している。
リッジ1の記録紙6に対向する側に搭載されている。ま
た、キャリッジ1には、記録ヘッド12にインクを供給
するインクカートリッジ(インク貯留部)7,8が着脱
可能に装着されている。インクカートリッジ7はブラッ
クのインクを貯蔵しており、インクカートリッジ8はシ
アン、イエロー、マゼンタのインクを貯蔵している。
【0034】インクジェット式記録装置の非印刷領域で
あるホームポジション(図1中、右側)にはキャップ部材
13が配置されており、このキャップ部材13はキャリ
ッジ1に搭載された記録ヘッド12がホームポジション
に移動した時に、記録ヘッド12のノズル形成面に押し
当てられてノズル形成面との間に密閉空間を形成するよ
うに構成されている。そして、キャップ部材13の下方
には、キャップ部材13により形成された密閉空間に負
圧を与えるためのポンプユニット10が配置されてい
る。
あるホームポジション(図1中、右側)にはキャップ部材
13が配置されており、このキャップ部材13はキャリ
ッジ1に搭載された記録ヘッド12がホームポジション
に移動した時に、記録ヘッド12のノズル形成面に押し
当てられてノズル形成面との間に密閉空間を形成するよ
うに構成されている。そして、キャップ部材13の下方
には、キャップ部材13により形成された密閉空間に負
圧を与えるためのポンプユニット10が配置されてい
る。
【0035】キャップ部材13の印刷領域側の近傍に
は、ゴムなどの弾性板を備えたワイピング手段11が記
録ヘッド12の移動軌跡に対して例えば水平方向に進退
できるように配置されていて、キャリッジ1がキャップ
部材13側に往復移動するに際して、必要に応じて記録
ヘッド12のノズル形成面を払拭することができるよう
に構成されている。
は、ゴムなどの弾性板を備えたワイピング手段11が記
録ヘッド12の移動軌跡に対して例えば水平方向に進退
できるように配置されていて、キャリッジ1がキャップ
部材13側に往復移動するに際して、必要に応じて記録
ヘッド12のノズル形成面を払拭することができるよう
に構成されている。
【0036】本実施形態によるインクジェット式記録装
置は、さらに、記録ヘッド12により印刷(記録)が行
われる記録紙6をヘッド走査方向に対して直交する媒体
送り方向に間欠的に搬送する媒体送り機構を備えてい
る。
置は、さらに、記録ヘッド12により印刷(記録)が行
われる記録紙6をヘッド走査方向に対して直交する媒体
送り方向に間欠的に搬送する媒体送り機構を備えてい
る。
【0037】次に、図3を参照して本実施形態によるイ
ンクジェット式記録装置における弁機構について説明す
る。
ンクジェット式記録装置における弁機構について説明す
る。
【0038】図3はキャリッジ1に設けられた複数の弁
機構20の一つを拡大して示した断面図であり、弁機構
20は、非磁性材料から成る弁箱21と、この弁箱20
の内部に移動自在に配置された磁性材料から成る球状弁
体22と、弁箱21の外側から球状弁体22に磁力を及
ぼして球状弁体22を移動させる電磁石23とを備えて
いる。弁箱21の内部は、カートリッジ7と記録ヘッド
12とを連絡するインク供給路24の一部を形成してい
る。
機構20の一つを拡大して示した断面図であり、弁機構
20は、非磁性材料から成る弁箱21と、この弁箱20
の内部に移動自在に配置された磁性材料から成る球状弁
体22と、弁箱21の外側から球状弁体22に磁力を及
ぼして球状弁体22を移動させる電磁石23とを備えて
いる。弁箱21の内部は、カートリッジ7と記録ヘッド
12とを連絡するインク供給路24の一部を形成してい
る。
【0039】球状弁体22は例えば鉄球で形成されてお
り、鉄球の表面に弾性部材を被覆しても良く、この場合
の弾性部材は磁性材料である必要はない。
り、鉄球の表面に弾性部材を被覆しても良く、この場合
の弾性部材は磁性材料である必要はない。
【0040】弁箱21の略垂直な壁面には、略円錐面状
を成すように弁座25が形成されており、この弁座25
には好ましくは弾性部材が設けられている。電磁石23
は、弁座25を形成する円錐面の軸心と同心に配置され
ている。弁座25の位置から略水平方向の外側に向けて
弁箱21から配管26が延びており、配管26の内部は
弁箱21の内部に連通してインク供給路24の一部を形
成している。
を成すように弁座25が形成されており、この弁座25
には好ましくは弾性部材が設けられている。電磁石23
は、弁座25を形成する円錐面の軸心と同心に配置され
ている。弁座25の位置から略水平方向の外側に向けて
弁箱21から配管26が延びており、配管26の内部は
弁箱21の内部に連通してインク供給路24の一部を形
成している。
【0041】図3(a)は開放状態の弁機構20を示し
ており、この状態においては、球状弁体22はインク供
給路24を開放する待機位置にある。この待機位置は弁
座25の位置よりも下方に形成された待機空間27内に
ある。弁機構20が開放状態にあるときは図3(a)に
矢印で示した方向にインクが流れ得る。
ており、この状態においては、球状弁体22はインク供
給路24を開放する待機位置にある。この待機位置は弁
座25の位置よりも下方に形成された待機空間27内に
ある。弁機構20が開放状態にあるときは図3(a)に
矢印で示した方向にインクが流れ得る。
【0042】そして、弁機構20を閉鎖する場合には、
電磁石23に通電して球状弁体22に磁力を作用させ、
待機位置にある球状弁体22を、図3(b)に示したよ
うに電磁吸引力によって弁座25の位置に移動させる。
これにより、弁箱21の内部と配管26の内部とが遮断
され、インク供給路24を閉鎖してインクの流れを阻止
することができる。
電磁石23に通電して球状弁体22に磁力を作用させ、
待機位置にある球状弁体22を、図3(b)に示したよ
うに電磁吸引力によって弁座25の位置に移動させる。
これにより、弁箱21の内部と配管26の内部とが遮断
され、インク供給路24を閉鎖してインクの流れを阻止
することができる。
【0043】次に、閉鎖状態にある弁機構20を再び開
放する場合には、電磁石23への通電を遮断して球状弁
体22に対する電磁吸引力を消失させる。すると、球状
弁体22はその自重によって弁座25の位置(図3
(b))から待機位置(図3(a))へと落下して移動
する。これにより、インク供給路24が開通してインク
が流れ得るようになる。
放する場合には、電磁石23への通電を遮断して球状弁
体22に対する電磁吸引力を消失させる。すると、球状
弁体22はその自重によって弁座25の位置(図3
(b))から待機位置(図3(a))へと落下して移動
する。これにより、インク供給路24が開通してインク
が流れ得るようになる。
【0044】また、図4に示したように弁機構20は、
複数種類のインク種、つまりブラック(Bk)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のそれぞれに
対応して配置されており、制御部28によって複数の弁
機構20のそれぞれの開閉状態を独立に切り換えること
ができる。このため、本実施形態によるインクジェット
式記録装置においては、特定のインク種に対応するノズ
ル開口及びインク供給路24のみを対象とする選択クリ
ーニングを実施することができる。
複数種類のインク種、つまりブラック(Bk)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のそれぞれに
対応して配置されており、制御部28によって複数の弁
機構20のそれぞれの開閉状態を独立に切り換えること
ができる。このため、本実施形態によるインクジェット
式記録装置においては、特定のインク種に対応するノズ
ル開口及びインク供給路24のみを対象とする選択クリ
ーニングを実施することができる。
【0045】また、一変形例としては、図5に示したよ
うに単一の電磁石23を複数の球状弁体22に対して共
用させることにより、複数の球状弁体22のすべてを同
時に操作するようにして、複数の弁機構20のすべての
開閉状態を同時に切り換え可能としても良い。このよう
にすれば、装置の構造を簡素化できると共に、クリーニ
ングのシーケンスについても簡素化することができる。
うに単一の電磁石23を複数の球状弁体22に対して共
用させることにより、複数の球状弁体22のすべてを同
時に操作するようにして、複数の弁機構20のすべての
開閉状態を同時に切り換え可能としても良い。このよう
にすれば、装置の構造を簡素化できると共に、クリーニ
ングのシーケンスについても簡素化することができる。
【0046】以上述べたように本実施形態によるインク
ジェット式記録装置によれば、弁機構20は電磁石23
の磁力によって球状弁体22を移動させることによりそ
の開閉状態を切り換え可能であるためにその構造が簡素
であってその寸法及び重量が小さいので、本実施形態の
ように複数種類のインク種のそれぞれに対応させて複数
の弁機構20をキャリッジ1に配置した場合でも、キャ
リッジ1の大型化及び大重量化を抑制することが可能で
ある。
ジェット式記録装置によれば、弁機構20は電磁石23
の磁力によって球状弁体22を移動させることによりそ
の開閉状態を切り換え可能であるためにその構造が簡素
であってその寸法及び重量が小さいので、本実施形態の
ように複数種類のインク種のそれぞれに対応させて複数
の弁機構20をキャリッジ1に配置した場合でも、キャ
リッジ1の大型化及び大重量化を抑制することが可能で
ある。
【0047】また、図3から分かるように本実施形態に
おける弁機構20は、インク供給路24の路壁の外側か
ら磁力によって球状弁体22を移動させるものであるか
ら、球状弁体22を駆動するための部材をインク供給路
24の路壁に貫通させる必要がなく、そのような路壁貫
通部材のための複雑なシール機構が不要である。
おける弁機構20は、インク供給路24の路壁の外側か
ら磁力によって球状弁体22を移動させるものであるか
ら、球状弁体22を駆動するための部材をインク供給路
24の路壁に貫通させる必要がなく、そのような路壁貫
通部材のための複雑なシール機構が不要である。
【0048】次に、本発明の他の実施形態によるインク
ジェット式記録装置について図6を参照して説明する。
なお、本実施形態は上述した実施形態における弁機構の
構成を一部変更したものであり、以下では上記実施形態
と異なる部分について説明する。
ジェット式記録装置について図6を参照して説明する。
なお、本実施形態は上述した実施形態における弁機構の
構成を一部変更したものであり、以下では上記実施形態
と異なる部分について説明する。
【0049】図6に示したように本実施形態における弁
機構30は、図3に示した球状弁体22と同様の球状弁
体32を有しているが、弁箱31の形状が図3に示した
弁機構20の弁箱21とは異なる。すなわち、この弁箱
31の内部には、略垂直方向に延びるインク供給路34
と、このインク供給路34の途中から略水平方向に延び
る待機空間37とが形成されている。図6(a)に示し
たように弁機構30が開放状態にある場合には球状弁体
32が待機空間37内に位置している。また、弁機構3
0の弁座35は、略垂直方向の軸心を有する円錐面状に
形成されている。
機構30は、図3に示した球状弁体22と同様の球状弁
体32を有しているが、弁箱31の形状が図3に示した
弁機構20の弁箱21とは異なる。すなわち、この弁箱
31の内部には、略垂直方向に延びるインク供給路34
と、このインク供給路34の途中から略水平方向に延び
る待機空間37とが形成されている。図6(a)に示し
たように弁機構30が開放状態にある場合には球状弁体
32が待機空間37内に位置している。また、弁機構3
0の弁座35は、略垂直方向の軸心を有する円錐面状に
形成されている。
【0050】また、弁機構30は、第1電磁石33A及
び第2電磁石33Bを備えており、第1電磁石33Aは
球状弁体32を弁座35の位置に移動させるように作用
する磁力を発生させ、第2電磁石33Bは球状弁体32
を待機空間37内の待機位置に移動させるように作用す
る磁力を発生させる。第1電磁石33Aは弁座35を形
成する円錐面の軸心と同心に配置されている。第2電磁
石33Bは待機空間37を内部に形成する弁箱31の凸
部の先端外側に配置されている。
び第2電磁石33Bを備えており、第1電磁石33Aは
球状弁体32を弁座35の位置に移動させるように作用
する磁力を発生させ、第2電磁石33Bは球状弁体32
を待機空間37内の待機位置に移動させるように作用す
る磁力を発生させる。第1電磁石33Aは弁座35を形
成する円錐面の軸心と同心に配置されている。第2電磁
石33Bは待機空間37を内部に形成する弁箱31の凸
部の先端外側に配置されている。
【0051】そして、本実施形態において、図6(a)
に示した開放状態にある弁機構30を閉鎖する際には、
第1電磁石33Aに通電すると共に第2電磁石33Bに
は通電しないようにして、第1電磁石33Aの電磁吸引
力によって球状弁体22を待機位置(図6(a))から
閉鎖位置(図6(b))へと移動させる。
に示した開放状態にある弁機構30を閉鎖する際には、
第1電磁石33Aに通電すると共に第2電磁石33Bに
は通電しないようにして、第1電磁石33Aの電磁吸引
力によって球状弁体22を待機位置(図6(a))から
閉鎖位置(図6(b))へと移動させる。
【0052】また、閉鎖状態にある弁機構30を開放状
態に切り換える際には、第2電磁石33Bに通電すると
共に第1電磁石33Aには通電しないようにして、第2
電磁石33Bによる電磁吸引力によって球状弁体22を
閉鎖位置(図6(b))から待機位置(図6(a))へ
と移動させる。
態に切り換える際には、第2電磁石33Bに通電すると
共に第1電磁石33Aには通電しないようにして、第2
電磁石33Bによる電磁吸引力によって球状弁体22を
閉鎖位置(図6(b))から待機位置(図6(a))へ
と移動させる。
【0053】なお、一変形例としては、第1電磁石33
A及び第2電磁石33Bのいずれか一方を永久磁石とす
ることもできる。例えば第2電磁石33Bを永久磁石に
置換した場合には、この永久磁石による電磁吸引力より
も強い電磁吸引力を第1電磁石33Aによって球状弁体
32に作用させることにより弁機構30を開放状態から
閉鎖状態に切り換えるようにする。
A及び第2電磁石33Bのいずれか一方を永久磁石とす
ることもできる。例えば第2電磁石33Bを永久磁石に
置換した場合には、この永久磁石による電磁吸引力より
も強い電磁吸引力を第1電磁石33Aによって球状弁体
32に作用させることにより弁機構30を開放状態から
閉鎖状態に切り換えるようにする。
【0054】本実施形態によれば、上述した実施形態と
同様の効果が得られると共に、弁機構30の開閉動作の
確実性を高めることができる。
同様の効果が得られると共に、弁機構30の開閉動作の
確実性を高めることができる。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように本発明によるインクジ
ェット式記録装置によれば、弁箱の外側から磁力により
球状弁体を移動させて開閉することができる弁機構をイ
ンク供給路に設けたので、小型且つ軽量の弁機構によっ
て記録ヘッドのインク供給路を開閉することができる。
ェット式記録装置によれば、弁箱の外側から磁力により
球状弁体を移動させて開閉することができる弁機構をイ
ンク供給路に設けたので、小型且つ軽量の弁機構によっ
て記録ヘッドのインク供給路を開閉することができる。
【図1】本発明の一実施形態によるインクジェット式記
録装置の概略構成を示した斜視図。
録装置の概略構成を示した斜視図。
【図2】本発明の一実施形態によるインクジェット式記
録装置の概略構成を示した他の斜視図。
録装置の概略構成を示した他の斜視図。
【図3】図1及び図2に示したインクジェット式記録装
置の弁機構を拡大して示した断面図であり、(a)は開
放状態を示し、(b)は閉鎖状態を示す。
置の弁機構を拡大して示した断面図であり、(a)は開
放状態を示し、(b)は閉鎖状態を示す。
【図4】図1及び図2に示したインクジェット式記録装
置の複数の弁機構及びその制御部を示したブロック図。
置の複数の弁機構及びその制御部を示したブロック図。
【図5】図4に示したインクジェット式記録装置の一変
形例による複数の弁機構及びその制御部を示したブロッ
ク図。
形例による複数の弁機構及びその制御部を示したブロッ
ク図。
【図6】本発明の他の実施形態によるインクジェット式
記録装置の弁機構を拡大して示した断面図であり、
(a)は開放状態を示し、(b)は閉鎖状態を示す。
記録装置の弁機構を拡大して示した断面図であり、
(a)は開放状態を示し、(b)は閉鎖状態を示す。
1 キャリッジ
6 記録紙(記録媒体)
7,8 インクカートリッジ
12 インクジェット式記録ヘッド
20,30 弁機構
21,31 弁箱
22,32 球状弁体
23,33A,33B 電磁石
24,34 インク供給路
25,35 弁座
26 配管
27,37 待機空間
28 制御部
Claims (14)
- 【請求項1】ノズル開口に連通する圧力室に対応して設
けられた圧力発生素子により、前記圧力室内のインクに
圧力変動を生じさせて前記ノズル開口からインク滴を吐
出させるインクジェット式記録ヘッドと、 前記記録ヘッドに供給されるインクを貯留するインク貯
留部と、 前記インク貯留部と前記記録ヘッドとを連絡するインク
供給路を閉塞可能な弁機構と、を備え、 前記弁機構は、前記インク供給路の少なくとも一部を内
部に形成する、非磁性材料から成る弁箱と、前記弁箱の
内部に移動自在に配置された、磁性材料から成る球状弁
体と、前記弁箱の外側から前記球状弁体に磁力を及ぼし
て前記球状弁体を移動させる磁石手段と、を有し、前記
弁箱には前記球状弁体により前記インク供給路を閉鎖で
きるように弁座が形成されており、前記インク供給路の
開放時の位置である待機位置にある前記球状弁体を前記
磁石手段により前記弁座の位置に移動させて前記インク
供給路を閉鎖することを特徴とするインクジェット式記
録装置。 - 【請求項2】前記弁箱は、前記球状弁体を前記弁座の位
置に保持する前記磁石手段の磁力が消失した場合に前記
球状弁体が重力によって前記弁座の位置から前記待機位
置に移動するような形状に構成されていることを特徴と
する請求項1記載のインクジェット式記録装置。 - 【請求項3】前記弁座は、前記インク供給路の一部を形
成する略垂直な壁面に形成されており、前記待機位置は
前記弁座の位置よりも下方にあることを特徴とする請求
項1又は2に記載のインクジェット式記録装置。 - 【請求項4】前記磁石手段は電磁石を有することを特徴
とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のインクジ
ェット式記録装置。 - 【請求項5】前記磁石手段は、前記球状弁体を前記弁座
の位置に移動させるように作用する磁力を発生させる第
1磁石と、前記球状弁体を前記待機位置に移動させるよ
うに作用する磁力を発生させる第2磁石と、を有するこ
とを特徴とする請求項1記載のインクジェット式記録装
置。 - 【請求項6】前記第1磁石及び前記第2磁石の一方が電
磁石であり他方が永久磁石であることを特徴とする請求
項5記載のインクジェット式記録装置。 - 【請求項7】前記第1磁石及び前記第2磁石の両方が電
磁石であることを特徴とする請求項5記載のインクジェ
ット式記録装置。 - 【請求項8】前記球状弁体は鉄球を有することを特徴と
する請求項1乃至7のいずれか一項に記載のインクジェ
ット式記録装置。 - 【請求項9】前記球状弁体の表面に弾性部材が設けられ
ていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項
に記載のインクジェット式記録装置。 - 【請求項10】前記弁座に弾性部材が設けられているこ
とを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の
インクジェット式記録装置。 - 【請求項11】前記インク貯留部は複数種類のインクを
貯留しており、 前記弁機構は、インク種毎に形成された複数の前記イン
ク供給路のそれぞれに配置されていることを特徴とする
請求項1乃至10のいずれか一項に記載のインクジェッ
ト式記録装置。 - 【請求項12】複数の前記インク供給路に配置された複
数の前記弁機構のそれぞれの開閉状態を独立に切り換え
可能であることを特徴とする請求項11記載のインクジ
ェット式記録装置。 - 【請求項13】複数の前記インク供給路に配置された複
数の前記弁機構のすべての開閉状態を同時に切り換え可
能であることを特徴とする請求項11記載のインクジェ
ット式記録装置。 - 【請求項14】前記記録ヘッドと一体にヘッド走査方向
に走査されるキャリッジをさらに備え、 前記インク貯留部は、前記キャリッジに着脱自在に搭載
されるインクカートリッジであり、 前記弁機構は前記キャリッジに設けられていることを特
徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載のイン
クジェット式記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002063946A JP2003260802A (ja) | 2002-03-08 | 2002-03-08 | インクジェット式記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002063946A JP2003260802A (ja) | 2002-03-08 | 2002-03-08 | インクジェット式記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003260802A true JP2003260802A (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=28670955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002063946A Withdrawn JP2003260802A (ja) | 2002-03-08 | 2002-03-08 | インクジェット式記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003260802A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101484968B1 (ko) * | 2014-08-28 | 2015-01-21 | 김정호 | 잉크젯 프린터의 잉크 역류 차단장치 |
-
2002
- 2002-03-08 JP JP2002063946A patent/JP2003260802A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101484968B1 (ko) * | 2014-08-28 | 2015-01-21 | 김정호 | 잉크젯 프린터의 잉크 역류 차단장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050510 |